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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

栗本鐵工所

Kurimoto,Ltd.5602 · Prime · 鉄鋼

鋳鉄管・バルブから産業機械まで手掛ける総合エンジニアリング企業。上下水道や産業インフラを支える鋳造技術が強み。

概要

1909年創業の栗本鐵工所は、大阪に本社を置く鉄鋼メーカーである。上下水道用のダクタイル鉄管やバルブ、産業機械、建設資材を製造・販売し、売上高約1,267億円、従業員2,238名の連結グループを形成する。東京証券取引所プライム市場に上場しており、安定的な収益基盤を持つ。

上下水道インフラを支えるパイプシステムとバルブ

ライフライン事業は売上高の約半分を占める主力分野である。水道用ダクタイル鉄管は高強度・高靭性で耐食性・耐震性に優れ、地方自治体や水道事業体の本管・配水管に使われる。軽量鋼管や各種バルブも製造し、子会社の栗本商事、ヤマトガワ、北海道管材が特約販売店として販売網を構築する。2025年度の同事業売上高は659億6,000万円で、営業利益47億3,200万円を計上した。

化学プラントから鍛造機械まで手掛ける機械システム

機械システム事業は化学プラント用機器、アスファルト・コンクリート破砕プラント、鍛造機械などを手掛ける。子会社の八洲化工機が化学・医薬関連機械、三協機械が破砕プラント、ケイエステックが鍛造機械を担当する。2025年度の売上高は274億4,800万円と前年比減少したが、営業利益12億5,900万円を確保した。自動車産業向けの熱間鍛造プレスなども供給している。

建設現場向け資材と施工サービスを展開

産業建設資材事業は鉄筋トラス、コンクリート補修補強材、サニタリー配管などを製造販売する。子会社の日本カイザーが鉄筋トラス、ゼンテックが補修工事、ツカサ工業がサニタリー配管を手掛ける。建設業界の労働環境改善に伴う現場進捗遅れの影響を受けたが、2025年度売上高は347億1,700万円と増加した。化成品部門では電力向けや小水力発電用導水管の販売が好調である。

22社の子会社で構成されるグループ体制

栗本鐵工所は連結子会社22社で構成される。ライフライン分野では栗本商事、ヤマトガワ、北海道管材が販売を、クリモトロジスティクスが物流を担う。機械分野では本山製作所(バルブ)、ケイエステック(鍛造機械)、米国のKurimoto USAやReadco Kurimotoが活動する。建材分野では日本カイザー、ゼンテック、ツカサ工業などが加わる。非連結子会社として台湾の栗光股份有限公司や上海の栗鉄貿易有限公司がある。

業界の中での役割は上下水道インフラ向けダクタイル鉄管・バルブ、産業機械、建設資材の総合サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,281億円
営業利益
81億円
営業利益率
6.3%
純利益
67億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ライフラ イン事業660億円51.5%47億円7.1%
産業建設 資材事業347億円27.1%24億円6.9%
機械シス テム事業274億円21.4%13億円4.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01上下水道・ライフライン主力

上下水道向けダクタイル鉄管・軽量鋼管・バルブ等を製造販売。連結子会社の栗本商事、ヤマトガワ、北海道管材が特約販売店として販売網を構成。水道管路設計・施工・管理も子会社が担う。

主要顧客地方自治体、水道事業体

主な製品・サービス3
ダクタイル鉄管
鋳鉄に球状黒鉛を析出させた高強度・高靭性の鉄管。上下水道の本管や配水管に使用される。耐食性・耐震性に優れる。
軽量鋼管
軽量で高強度な鋼管。水道配管や構造材として使用。
バルブ
流体の制御に用いる弁。水道用バルブ、ガス用バルブ、産業用バルブ等多種。子会社本山製作所がバルブの製造販売を担当。

02産業機械・プラント準主力

化学プラント・医薬関連機械、破砕プラント、鍛造機械等の産業機械を設計・製造・販売。子会社八洲化工機が化学・医薬関連機械、三協機械がアスファルト・コンクリート破砕プラント、ケイエステックが鍛造機械を担当。

主要顧客化学メーカー、建設会社、金属加工メーカー

主な製品・サービス3
化学プラント用機器
化学・医薬品製造プロセスで使用する反応器、蒸留塔、熱交換器などの機器。設計・製造からメンテナンスまで一貫対応。
アスファルト・コンクリート破砕プラント
建設発生材を破砕・選別し、再生骨材を製造するプラント。環境負荷低減に貢献。
鍛造機械
金属をハンマーやプレスで成形する機械。自動車部品や産業機械部品の製造に使用。

03建設・建設資材副次

建設現場向けに鉄筋トラス、コンクリート補修補強材、道路設備工事等を提供。子会社日本カイザーが鉄筋トラス、ゼンテックがコンクリート補修・環境対策工事、ツカサ工業がサニタリー配管を製造販売。

主要顧客ゼネコン、建設業者

主な製品・サービス3
鉄筋トラス
鉄筋をトラス状に組んだプレハブ部材。コンクリートスラブの補強等に使用。施工の省力化に貢献。
コンクリート補修補強材
劣化したコンクリート構造物を補修・補強する材料。橋梁、建築物等に使用。
サニタリー配管
食品工場や医薬品工場など衛生管理が必要な設備向けの配管。ステンレス鋼製で清浄性に優れる。

製品と技術

ダクタイル鉄管:上下水道の本管を支える高強度鋳鉄管

ダクタイル鉄管は、鋳鉄に球状黒鉛を析出させて強度と靭性を高めた製品である。耐食性・耐震性に優れ、上下水道の本管や配水管に広く使用される。栗本鐵工所は加賀屋工場などで生産し、CO2排出削減と生産合理化に向けた設備投資を進めている。子会社の栗本商事、ヤマトガワ、北海道管材が特約販売店として販売し、地方自治体や水道事業体が主要顧客である。

バルブ:流体制御の多様なニーズに対応

バルブ事業は水道用、ガス用、産業用など多種の弁を手掛ける。1969年に泉北工場で製造を開始し、現在は子会社の本山製作所が製造販売を担当する。2025年度のバルブシステム部門は前年の大型案件の反動減により減収となったが、ライフライン事業全体では堅調な需要に支えられた。流体の制御技術は上下水道から化学プラントまで幅広い分野で活用されている。

産業機械:化学プラント用機器と鍛造機械

化学プラント用機器は、反応器、蒸留塔、熱交換器などを設計・製造する。子会社の八洲化工機が化学・医薬関連機械を手掛け、メンテナンスも一貫対応する。鍛造機械は子会社ケイエステックが製造し、自動車部品や産業機械部品の成形に使われる。2025年度の機械システム事業は進行基準案件の減少で減収となったが、素形材部門は順調に推移した。

建設資材:鉄筋トラスとコンクリート補修材で現場を支える

鉄筋トラスは、コンクリートスラブの補強に用いるプレハブ部材で、子会社日本カイザーが製造販売する。施工の省力化に貢献する。コンクリート補修補強材は、子会社ゼンテックが提供し、劣化した橋梁や建築物の補修・補強工事を行う。サニタリー配管はツカサ工業が手掛け、食品工場や医薬品工場向けの清浄性に優れたステンレス鋼製配管を供給する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鋳鉄管で国内首位、安定収益

栗本鐵工所は鋳鉄管(ダクタイル鋳鉄管)で国内トップシェア。上下水道分野に強く、公共投資の影響を受けやすい。売上高は1,250億円超で安定推移、営業利益率も6%超と堅調。日本製鉄やJFEホールディングスなどの大手鉄鋼メーカーとは異なり、ニッチな鋳鉄管に特化している。同業の合同製鐵や中山製鋼所と比べ、専門性の高さが強み。

強み

  • 国内ダクタイル鋳鉄管市場で最大手、ブランド力と信頼性が高い。
  • 上下水道インフラ向けは長期安定需要があり、公共事業に支えられる。
  • 鋳造技術に強み、耐食性・耐久性に優れた製品を提供。
  • 原料から製品まで一貫生産、コスト競争力と品質管理に優れる。

課題

  • 国内の公共事業費削減が直撃しやすく、受注変動リスクあり。
  • 国内の新設需要は減少傾向、リプレース需要に依存する展開。
  • 海外比率が低く、成長市場への展開が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が栗本鐵工所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16284日精エー・エス・ビー機械1,261億円14.8倍
26741日本信号1,229億円9.7倍
37721東京計器1,159億円27.9倍
46455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
56209リケンNPR1,114億円7.6倍
65602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
76104芝浦機械1,105億円102.1倍
86258平田機工1,097億円17.1倍
96349小森コーポレーション1,074億円14.5倍
108125ワキタ1,016億円28.0倍
116287サトー943億円17.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

合資会社として創業し水道用鋳鉄管の製造を開始した1909年

1909年2月、創設者の栗本勇之助が大阪市の千島工場に合資会社栗本鐵工所を設立し、水道及びガス用鋳鉄管の製造を始めた。これが現在の事業の出発点となる。当時は鋳鉄管が上下水道の主要材料であり、社会インフラ整備の需要に応えた。

株式会社化と機械部門への進出 (1934〜1940年)

1934年5月、資本金250万円で株式会社に組織変更し、機械部を新設して産業機械、製缶、鋳鉄、鋳鋼の製造を開始した。1938年には住吉工場を新設し製缶・機械工場を建設。1940年11月には明光重工業を合併し加賀屋工場とした。この時期に鉄鋼一貫メーカーとしての基盤を固めた。

戦後の軽量鋼管事業参入と工場拡充 (1960〜1970年代)

1960年11月に松戸工場を新設し軽量鋼管の製造を開始。1968年には交野工場を建設し軽量鋼管設備を移設。1969年には泉北工場でバルブ製造を始め、1971年には埼玉工場、1972年には堺工場(のち大阪臨海工場)を新設し鉄構製品に進出した。1976年には名取製作所を合併し埼玉工場とした。1969年には本社を現在地の大阪市西区北堀江に移転している。

新工場建設と物流拠点整備の拡大期 (1984〜2001年)

1984年、札幌工場を新設し軽量鋼管の製造を開始。同年南港製品センターを開設しダクタイル鉄管の物流センターとした。1987年には新日本パイプを合併し小口径ダクタイル鉄管の製造を開始。1989年には堺築港工場を開設。1991年広島工場、1998年仙台工場、2000年知多工場、2001年古河工場と全国に軽量鋼管の生産拠点を拡大した。また1998年には関東物流センターを開設している。

事業再編と不採算工場の閉鎖を進めた2000年代

2002年3月に千島工場、同年10月に広島工場、2003年3月に松戸工場、2005年9月に埼玉工場、2006年12月に南港製品センター、2007年3月に泉北工場を閉鎖した。2007年11月には橋梁関連事業を栗本橋梁エンジニアリングに分割承継し、2009年8月に売却。2008年10月に環境事業を譲渡、2010年1月に水門事業を譲渡するなど選択と集中を進めた。2009年には複数の子会社を吸収合併しグループ再編を行った。

中期経営計画とプライム市場移行による成長戦略 (2010年代以降)

2016年3月にクリモトコンポジットセンターを開設。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行した。2024年4月には中期3カ年経営計画を策定し、安定収益事業の強化と成長分野への投資を掲げた。2025年度の売上高は1,281億円、営業利益80億円と計画を上回る実績を達成し、持続的な成長を目指している。

年表40件を開く

1900年代

  • 1909年2月創設者・故栗本勇之助が合資会社栗本鐵工所を千島工場に創設し、水道及びガス用鋳鉄管の製造開始。

1930年代

  • 1934年5月商号変更組織を株式会社(資本金250万円)に変更するとともに、機械部を新設して、産業機械、製缶、鋳鉄、鋳鋼の製造開始。
  • 1938年3月住吉工場を新設し、製缶工場及び機械工場を建設。

1940年代

  • 1940年11月M&A傍系会社、明光重工業㈱を合併し、加賀屋工場とする。
  • 1949年5月上場東京・大阪各証券取引所市場第一部に上場。

1960年代

  • 1960年11月松戸工場を新設し、軽量鋼管の製造開始。
  • 1968年9月交野工場を建設し、住吉工場の軽量鋼管設備を移設。
  • 1969年3月クリモトビルを新築して、本社を現在地に移転。
  • 1969年5月泉北工場を建設し、バルブの製造開始。

1970年代

  • 1971年8月埼玉工場を建設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 1972年12月堺工場(後に大阪臨海工場と名称を変更)を新設し、鉄構製品の製造を開始。
  • 1976年4月M&A㈱名取製作所を合併し、埼玉工場を含めて名取工場(後に埼玉工場と名称を変更)とし、鉄構製品の製造を開始。

1980年代

  • 1984年1月札幌工場を新設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 1984年8月南港製品センターを開設し、ダクタイル鉄管の物流センターとする。
  • 1987年4月M&A新日本パイプ㈱を合併し、堺工場とし、小口径ダクタイル鉄管の製造を開始。
  • 若宮工場(後に福岡工場と名称を変更)を開設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 1989年8月堺築港工場を開設し、物流基地と鉄構製品の組立工場とする。

1990年代

  • 1991年10月広島工場を開設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 1998年7月関東物流センターを開設し、ダクタイル鉄管の物流センターとする。
  • 1998年8月仙台工場を開設し、軽量鋼管の製造を開始。

2000年代

  • 2000年5月知多工場を開設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 2001年10月古河工場を開設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 2002年3月千島工場を閉鎖。
  • 2002年10月広島工場を閉鎖。
  • 2002年11月岡山工場を開設し、軽量鋼管の製造を開始。
  • 2003年3月松戸工場を閉鎖。
  • 2004年3月M&A栗本建材㈱を吸収合併。
  • 2005年9月埼玉工場を閉鎖。
  • 2006年12月南港製品センターを閉鎖。
  • 2007年3月泉北工場を閉鎖。
  • 2007年11月橋梁関連事業を栗本橋梁エンジニアリング㈱へ分割承継。
  • 2008年10月環境事業を㈱クリモトテクノスへ事業譲渡。
  • 2009年3月M&Aクリモトファイナンス㈱を吸収合併。
  • 2009年4月M&Aピー・エス・ティ㈱を吸収合併。
  • 2009年8月栗本橋梁エンジニアリング㈱を売却。
  • 2009年10月M&A栗本化成工業㈱・クリモトメック㈱・栗本細野㈱を吸収合併。

2010年代

  • 2010年1月水門事業を事業譲渡。
  • 2014年3月旧堺築港工場(遊休資産)譲渡。
  • 2016年3月クリモトコンポジットセンターを開設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで130,000百万円
  • 営業利益2026年度まで8,000百万円
  • 売上高営業利益率2026年度まで6.2%
  • ROE2026年度まで3年間継続して7%以上
  • 配当性向各年度まで50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    変革成長準備期間の位置づけ

    2024~2026年度を2030年にありたい姿の実現に向けた変革成長準備期間とし、安定収益事業の収益力強化と成長牽引事業への積極的投資で成長を推進するとともに、資本コストを意識した経営とサステナビリティ経営を継続する。

  2. 02

    パイプシステム事業のソリューション強化

    上水道市場の変化に対応し、資材の製造・販売から工事・サービスを含むソリューション提供へビジネスモデルを転換する。管路設計・施工の一括発注に対応できるDBM要員を強化し、生産部門では高効率化と技術継承を進め、農水・下水・民間・防衛・海外への販売拡大を図る。

  3. 03

    機械システム事業でのコア技術活用

    自動車産業の変革や建設廃材問題に対し、鍛造プレス機や混練機、破砕機などのコア技術を活かし、二次電池や再生骨材製造設備など脱炭素・循環型社会に貢献する最適なシステムを提供する。

  4. 04

    産業建設資材事業のメンテナンス市場開拓

    道路・橋梁の維持メンテナンス市場でビジネス拡大を推進。補修・メンテナンス用設備や周辺資材の製造販売に加え、施工会社を活用したソリューションのラインナップ拡充により国土強靱化に貢献し事業拡大を目指す。

  5. 05

    財務戦略による企業価値向上

    キャピタル・アロケーション方針に基づき、営業キャッシュフローや資産売却、必要に応じた借入により成長投資・DX投資・M&Aを推進。資産縮減や自己株式取得で資本効率を高め、配当性向50%以上を目標に株主還元を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,238人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は842万円で、9期前と比べて+22.0%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は21.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,981
2018年3月2,137
2019年3月69044.420.52,108
2020年3月69245.121.02,116
2021年3月70944.821.12,113
2022年3月70545.020.92,120
2023年3月72645.220.92,107
2024年3月80345.521.12,121
2025年3月82645.821.22,182362
2026年3月84245.721.02,238362

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 17 / 海外 0、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東物流センター — 千葉県市川市4,438百万円
住吉工場 — 大阪市住之江区3,921百万円
ライフライン事業 機械システム事業
加賀屋工場 — 大阪市住之江区3,853百万円
ライフライン事業
その他2,895百万円
湖東工場 — 滋賀県東近江市2,878百万円
産業建設資材事業 全社(共通)
堺工場 — 堺市西区2,439百万円
ライフライン事業
古河工場 — 茨城県古河市1,800百万円
交野工場 — 大阪府交野市1,255百万円
知多工場 — 愛知県知多市805百万円
滋賀工場 — 滋賀県愛知郡560百万円
産業建設資材事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    栗本商事㈱(注)3,4
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クリモトロジスティクス㈱
    堺市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンキャステリング㈱
    福岡県田川郡 · 連結子会社
    議決権69.7%
  • 国内
    ヤマトガワ㈱(注)3,4
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱本山製作所
    宮城県黒川郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ケイエステック
    富山県中新川郡 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    北海道管材㈱(注)2
    札幌市北区 · 連結子会社
    議決権73.3%
  • 国内
    八洲化工機㈱
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本カイザー㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クリモトビジネスアソシエイツ
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クリモトポリマー㈱
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ゼンテック
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • クリモトパイプエンジニアリング㈱大阪市住之江区100%
  • 三協機械㈱埼玉県川口市100%
  • ツカサ工業㈱大阪府泉佐野市100%
  • Kurimoto USA,Inc.アメリカ合衆国 デラウェア州 ウィルミントン市100%
  • Readco Kurimoto,LLC (注)2アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ヨーク郡ヨーク市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    川沿アンダーパス制水扉整備(札幌道路事務所)
    国土交通省 · 2017-10-03
    268万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,281億円営業利益81億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.1%、利益が+2.5%。

売上高
+1.1%
1,281億円
営業利益
+2.5%
81億円
純利益
-2.9%
67億円
営業利益率
6.3%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,310億円1,281億円
営業利益85億円81億円
純利益75億円67億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は291億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.1%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3339
2024年1Q277124.39
2024年2Q323257.720
2024年3Q353329.121
2024年4Q3065
2025年2Q589305.125
2025年4Q678497.244
2026年2Q585325.530
2026年4Q696497.037
2027年1Q291186.223

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は982億円から1,281億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9825529
2014年3月1,0374737
2015年3月9842616
クリモトコンポジットセンターを開設。
2016年3月1,0202922
2017年3月1,0163041
2018年3月1,0713124
2019年3月1,0883221
2020年3月1,0994428
2021年3月1,1664632
2022年3月1,0604229
2023年3月1,2486947
2024年3月1,2597855
2025年3月1,26779856.269
2026年3月1,28181836.367

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,281億円のうち、営業利益として残るのは81億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は67億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.5%941億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%259億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%81億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
7.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが71億円、投資CFが−26億円で、差し引きのフリーCFは45億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は184億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月51−15−4336191
2014年3月7424−4398246
2015年3月34−47−48−13187
2016年3月27−8−3619170
2017年3月69−23−3346182
2018年3月95−7−4388231
2019年3月41−19−4222215
2020年3月56−40−2816203
2021年3月59−40−1819204
2022年3月28−2553213
2023年3月51−17−4534203
2024年3月103−27−8676193
2025年3月−23−3622−59157
2026年3月71−26−1845184

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,556億円。このうち返さなくてよい自己資本が954億円で、自己資本比率は60.7%(業種中央値60.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,29945984035.1
2014年3月1,29045383734.8
2015年3月1,27949678338.4
2016年3月1,24448775738.8
2017年3月1,29256173143.0
2018年3月1,35159176043.2
2019年3月1,36558977642.6
2020年3月1,34258975343.1
2021年3月1,34565169447.6
2022年3月1,39767672147.5
2023年3月1,45273072249.3
2024年3月1,51282768554.1
2025年3月1,51588762957.9
2026年3月1,55695460160.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
185億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
415億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
106億円
在庫として抱えている分
負債合計
601億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率38社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率38社中20位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.4%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.7%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,727で、1年前と比べて+9.4%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥1,727-2.8%1ヶ月+13.3%1年+9.4%時価総額1,105億円
過去52週の値幅
安値¥1,329高値¥2,044

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.6倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR1.11倍
配当利回り3.47%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月上旬に急伸し、8月6日には144.97万株の大量出来高を伴って1704円まで上昇しました。直近は25日移動平均線1584円に対して約9%上回る水準で推移し、1カ月で16.82%上昇しています。52週高値2044円にはまだ約15%の距離がある一方、52週安値1329円からは約30%上昇しました。週足では明確な上昇基調が続き、上値追いの展開となっていますが、RSIが75.06と買われすぎ圏にあるため、短期的な調整リスクも意識されます。出来高は急騰後にやや落ち着きつつも高水準を維持しており、需給は引き続き強い状態です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは15.7倍と業界平均93.2倍を大幅に下回り、PBRも1.1倍と割安水準ですが、ROEは7.4%と低く収益性が懸念されます。配当利回りは3.47%で業界平均3.21%を上回り、配当性向58%と安定配当を継続。今期予想PERは14倍と低下見込み。一方で売上高は横ばいで成長性が乏しく、割安感はあるが収益力の改善が課題。総合的にほぼ妥当と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.6倍114.6倍
PER (予想)14.0倍
PBR1.11倍0.75倍
ROE7.4%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共インフラ老朽化に伴う更新需要と、収益性の改善余地が投資論点。強気派は、上下水道管の更新サイクルが今後数年にわたり安定需要をもたらし、高炉メーカーとの価格競争が緩和すれば利益が伸びると見る。弱気派は、建設コスト高と公共投資の抑制リスク、鉄鋼市況の変動を挙げ、現状の評価はやや割高と主張する。

プラスに働く材料7
  • インフラ更新需要

    老朽化した上下水道管の更新需要は今後も堅調と見込まれる

  • 営業利益率が改善

    24年3月期の営業利益率は6.24%と前年から上昇傾向

  • 安定配当

    配当利回り3.47%と高く、株主還元に積極的

  • 営業利益79億円→81億円へ2億円増益2026年3月期影響

    営業利益は前期79億円から81億円へ2億円増加。営業利益率6.32%

  • 予想PER14倍と実績比改善決算発表後影響

    実績PER15.66倍に対し予想PER14倍。来期の利益増を市場が織り込む

  • 配当利回り3.47%を確保通年影響

    配当利回り3.47%。純利益67億円を踏まえ安定した還元が期待できる

  • 売上高1281億円と2期連続増収2026年3月期影響

    売上高は1267億円から1281億円へ14億円増加。増収率1.1%

マイナスに働く材料7
  • 鉄鋼市況の影響

    原材料価格や鋼材需要の変動で利益が左右されやすい

  • 公共投資依存

    需要の多くは公共工事に依存し、予算削減リスクがある

  • 成長性は限定的

    売上高は1,200億円台で横ばい傾向が続いている

  • 純利益69億円→67億円へ減益2026年3月期影響

    純利益は前期69億円から67億円へ2億円減少。増収にもかかわらず減益

  • ROE7.4%と資本効率の低さ継続影響

    ROEは7.4%とPBR1.11倍を支えるには低く、改善がなければ評価が上がらない

  • 売上高増収率1.1%と低成長2026年3月期影響

    売上高は14億円増の1281億円、増収率1.1%にとどまる

  • 1年株価+18.15%の高値警戒継続影響

    過去1年で株価は18.15%上昇。短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
鋳鉄管の出荷量
主力製品の需要動向を直接反映するため
受注残高
将来の売上高を予測する上で重要
営業利益率
価格転嫁やコスト管理の成果を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+1.1%いまの株価に対する利回りは3.47%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.47%
いまの株価に対して
配当性向
58.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1013.0
2018年3月1220.037.0
2019年3月120.045.1
2020年3月120.039.1
2021年3月120.051.7
2022年3月1416.759.0
2023年3月1828.636.9
2024年3月3488.959.0
2025年3月5767.675.2
2026年3月581.158.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ26,363人。区分でいちばん多いのは金融機関41.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.4%を占め、残る50.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関47.547.347.945.143.541.5
個人・その他30.032.830.325.827.339.4
外国法人12.410.212.019.918.710.0
事業法人7.98.27.77.27.78.0
自己株式6.76.76.55.05.04.5
証券会社2.21.42.11.92.81.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.25
02太陽生命保険株式会社7.88
03日本生命保険相互会社5.30
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.22
05株式会社りそな銀行3.47
06株式会社みずほ銀行2.83
07クリモト従業員持株会2.45
08岩谷産業株式会社2.26
09BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURGFUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.16
10株式会社奥村組1.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+404%、1株純資産は14期で+351%。直近期のROEは7.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月223456.614.019.6
2014年3月283408.38.014.4
2015年3月123803.318.635.7
2016年3月1703,7344.59.123.6
2017年3月3264,4417.96.713.0
2018年3月1924,6584.210.637.0
2019年3月1664,6343.68.845.1
2020年3月2234,7514.88.539.1
2021年3月2605,2465.26.751.7
2022年3月481,0874.56.659.0
2023年3月771,1736.95.236.9
2024年3月901,3497.19.059.0
2025年3月1141,4468.28.075.2
2026年3月1101,5557.413.858.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額289百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
菊本一高代表取締役社長70
織田晃敏取締役常務執行役員 財務・DX推進担当65
吉永泰治取締役常務執行役員 設備・生産・物流・CSR(安全・品質・環境)担当66
浦地好博取締役上席執行役員 グループガバナンス・法務・監査・海外担当64
丸谷等取締役上席執行役員 技術開発室・知財・コンポジットPJ担当64
藤本容志取締役上席執行役員 人事・総務担当60
佐藤友彦取締役71
澤井清取締役72
白井久美子取締役63
藤本幸隆監査役 常勤66
有田真紀監査役 非常勤58
安原貴彦監査役 非常勤63
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
村田実73
道幸靜児68
中西総一郎上席執行役員
栗本健上席執行役員
松村信上席執行役員
大野博史上席執行役員
野口安次執行役員
硲昌也執行役員
野口博嗣執行役員
阿部隆執行役員
山崎晃史執行役員
中川康司執行役員
新宮良明69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7145541722833
社外取締役428287
監査役1191919
社外監査役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容954字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社22社で構成され、ライフライン事業、機械システム事業、産業建設資材事業の製品の製造販売を主な内容として事業活動を展開しております。 なお、当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 ライフライン事業……………主に当社が製造販売する他、一部については、連結子会社栗本商事㈱、ヤマトガワ㈱、北海道管材㈱が特約販売店として販売しております。 機械システム事業……………主に当社が製造販売しております。 産業建設資材事業……………主に当社が製造販売する他、一部については、連結子会社栗本商事㈱が特約販売店として販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 非連結子会社3社は重要性が乏しいため記載を省略しております。 連結子会社及び非連結子会社は次のとおりであります。 連結子会社 栗本商事㈱   ダクタイル鉄管・軽量鋼管その他の販売 クリモトロジスティクス㈱   ダクタイル鉄管他の運送業務 ジャパンキャステリング㈱   鋳鉄・鋳鋼品・各種鋳物の製造・販売 ヤマトガワ㈱   ダクタイル鉄管・合成樹脂製品・各種鋼管の販売 ㈱本山製作所   バルブ等の製造・販売 ㈱ケイエステック   鍛造機械等の製造・販売 北海道管材㈱   ダクタイル鉄管他の販売 八洲化工機㈱   各種化学、医薬関連機械の設計・製造・販売及びメンテナンス 日本カイザー㈱   鉄筋トラス等の製造・販売 ㈱クリモトビジネスアソシエイツ   各種業務請負業・不動産賃貸及び損害保険代理業務 クリモトポリマー㈱   合成樹脂製品の製造・販売 ㈱ゼンテック   コンクリート補修・補強、環境対策、道路設備工事 クリモトパイプエンジニアリング㈱   水道管路設計・施工・管理等 三協機械㈱   アスファルト・コンクリート破砕プラントの製造・販売 ツカサ工業㈱   サニタリー配管の製造・販売 Kurimoto USA,Inc.   産業機械等の工事・修理 Readco Kurimoto,LLC   産業機械製造・販売 非連結子会社 栗光股份有限公司   バルブ等の製造・販売 栗鉄(上海)貿易有限公司   バルブ、機械設備、鋼鉄、非金属製品の卸売り等 ほか3社
経営方針・対処すべき課題3,613字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、1909年の創業以来117年にわたって、お客様満足第一の製品の供給とサービスの提供により、社会のインフラ整備、ライフラインや産業設備の拡充に取り組んでまいりました。引き続き、一層価値ある企業グループであるために、創業から築き上げてきたお客様との信頼関係と豊富な納入実績に裏打ちされたソリューション、提案力という当社グループの強みを活かし、企業理念ならびに経営理念を実践いたします。また、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」に、「未来もよし」を加えた「四方よし」の精神で、当社グループの2030年にありたい姿である「将来にわたって社会へ貢献できる企業グループ」を目指してまいります。 経営理念やありたい姿の実現に向け、「サステナビリティ基本方針」「ダイバーシティ方針」「株主還元方針」を経営方針として定め、サーキュラーエコノミーと持続的成長の両立を可能とするビジネスコンセプトの推進に取り組んでまいります。~モノづくりから価値づくりへ~をキーワードに社会課題の解決や顧客価値の創造に取り組み、最適なサステナビリティを推進する循環型ビジネスモデルの構築を目指してまいります。 ① 社是 当社の社是は、クリモトグループの精神、心の拠り所であり、経営者・従業員すべての人々にとって、あらゆる理念や、方針の土台となるものです。 一、技術並びに経営の革新に努める 一、英知を育て、衆知を集める 一、有効性に徹する われらはこの基本的理念に従い、栗本人としての親和を深め、企業の発展を通じてわれらの福祉向上と人類の幸福に貢献しよう。 ② 企業理念 企業理念は、企業全体の目的、方向性、存在意義を表現したもので企業普遍の考え方を示したものです。 1.私達は水と大気と生命(いのち)の惑星、地球を大切にし、人間社会のライフラインを守ります。 2.私達は「安心」という価値を提供し、社会と顧客の信頼に応えます。 3.私達は顧客の声をよく聴き、顧客から学び、独自の技術を深め、新しい技術を加え、顧客にオリジナルな「最適システム」を提案します。 4.私達はモノづくりを通して、社員の幸せと人間社会の幸せを目指します。 5.私達はこれらの実践のため、コンプライアンス経営を徹底し、継承と変革の調和を計り、個性と創意を尊重し、企業の発展と社会への貢献に努めます。 ③ 経営理念 経営理念は、経営者が経営環境に応じて定める、目指すべき将来の姿を描いたものです。 私たちは、全てのステークホルダーの期待と信頼に応え、常に最適なシステムを提供し、『夢ある未来』を創造します。 経営者が経営環境に応じて定める、目指すべき将来の姿を描いたこの経営理念に基づき、これからのクリモトに求められる事業活動は、社会インフラ分野・産業インフラ分野へ最適なシステムを提供することとしています。 事業を通じた持続可能な社会の実現に貢献し、これからも社会から必要とされ続ける企業グループを目指してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、2024年4月に、経営の基本方針に基づいた中期3カ年経営計画を策定いたしました。本中期経営計画期間である2024年~2026年度を、2030年にありたい姿の実現に向けた変革成長準備期間と位置づけ、①安定収益事業の収益力強化と成長牽引事業への積極的投資で「成長」を推進するとともに、②資本コストや株価を意識した経営の実現に向け積極的な対応を図り、③サステナビリティ経営を継続して進めることといたしております。 なお、中期経営計画期間における定量目標ならびに実績は以下に記載のとおりです。 本中期経営計画中間年となる2025年度連結実績は、営業活動の強化等グループ一丸となって企業価値の更なる向上と経営基盤の強化に向けた事業展開を進めたことにより、売上高および営業利益について、期初の計画値を上回ることができました。 中期3ヵ年経営計画期間における定量目標 2024年度計画   2024年度実績   2025年度計画   2025年度実績   2026年度計画 売上高       (百万円)   124,000   126,669   125,000   128,126   130,000 営業利益        (百万円)   7,000   7,930   7,500   8,059   8,000 売上高営業利益率  (%)   5.6   6.3   6.0   6.3   6.2 ROE  (%)   (注)   8.2   (注)   7.4   (注) (注)3年間継続して7%以上 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (ライフライン事業) パイプシステム部門の主要市場である上水道市場では、施設老朽化や耐震化の遅れ等の課題解決に向け、管路設計・施工の一括発注が増加傾向にあるなど、事業環境が変化しております。このため、当社グループにおいても、従来から行っている資材の製造・販売といったビジネスモデルに加えて、工事・サービスも含めたソリューションの提供を行うビジネスモデルの確立に向け、管路設計・施工の一括発注に対応できるDBM(デザインビルドメンテナンス)要員の強化を行っております。生産分野においては、CO2排出削減も視野に戦略的構造改革による「高効率化」「技術・技能の継承」を進めるとともに、農水・下水、民間市場や防衛といった分野に加え、海外販売への対応も拡大し、今後の事業拡大を推進してまいります。 (機械システム事業) 当事業にて、熱間鍛造プレスなどを供給している自動車産業は、「CASE」に代表されるような世界規模の大きな変革の時を迎えております。また建設市場では高度経済成長期に建設された構造物の老朽化により、コンクリート廃材が大量に発生するなど社会問題化しております。当社グループにおきましては、鍛造プレス機や混練・混合機、破砕機などの産業設備の製造技術といった当社グループ保有のコア技術を活かし、二次電池ならびに再生骨材などの製造設備へ最適なシステムを提供することで、様々な分野において、脱炭素社会や循環型社会の実現へ貢献してまいります。 (産業建設資材事業) 建築、下水道、電力、鉄道など様々な市場へ資材を提供している当事業では、グループ経営の新たな柱となる事業を模索しており、特に需要増大が期待される道路・橋梁の維持メンテナンス市場でのビジネス拡大を推進しております。国土強靱化の流れの中、道路や橋梁本体の補修・メンテナンスのみならず、メンテナンス用設備やその周辺資材へのニーズは増加傾向にあるため、当社グループは、多種多様な周辺資材の製造・販売を行うとともに、施工会社も有していることから、提供するソリューションのラインナップ拡充により、国土強靱化へ貢献すると共に事業拡大を目指してまいります。 いずれの事業におきましても、当社グループが主に行ってきた資材や設備の製造・販売といったモノづくりから、社会課題の解決や顧客価値の創造に取り組む価値づくりへ、経営理念で謳う「最適システムの提供」により、広く社会に貢献してまいります。 (財務戦略) 当社グループは、「成長牽引事業への積極的投資」に加え、「資本収益性の改善」と「資本コストの低減」により企業価値向上への取り組みを推進してまいります。 「成長牽引事業への積極的投資」につきましては、キャピタル・アロケーション方針に基づき、「安定収益事業」をベースとした、営業キャッシュフローをメインに、投資有価証券をはじめとした資産売却に加え、必要に応じて有利子負債を活用することで、「成長牽引事業」への投資拡大、また、経営・生産等の効率化を推進する「DX投資」、事業規模の拡大を目指した「M&Aの実行」など成長戦略投資を推進してまいります。 「資本収益性の改善」につきましては、前述の「成長牽引事業への積極的投資」により、利益の最大化、利益効率の向上を図ります。 「資本コストの低減」につきましては、投資有価証券をはじめとした資産の縮減、自己株式の取得などにより資本効率を高めてまいります。 また、企業価値を高める一環として、株主還元策を強化し中期3ヵ年経営計画期間の各年度の配当性向を50%以上とし「PBR」、「PER」の向上を推進します。 以上により、中期3ヵ年経営計画期間における経営効率目標として掲げた、ROE7%以上の確実な継続と、安定的なROE8%以上の実現、さらに、PBR1倍超を目指します。
事業等のリスク1,950字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 リスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があるため、当社グループは事業の継続性を確保する観点から経営戦略と一体となったリスク管理を実践しております。また、当社グループはこれらリスクの発生回避及び発生した場合の迅速な対応に努める所存であり、リスク管理体制等についての詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①経済状況の変動リスク 当社グループの事業は、国際情勢・国内経済・為替・疫病の蔓延等、当社グループに起因しない外部環境の変動が、受注量や原材料調達コストの増減等で当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ②見積り前提条件の変動リスク 当社グループは連結財務諸表を作成するに際して、棚卸資産の評価、工事原価、有価証券の減損、固定資産の減損、売上債権の回収可能性、繰延税金資産に対する評価性引当額、従業員の退職給付制度に関して見積りを行っております。これらの見積りは将来に関する一定の前提に基づいており、その前提が実際の結果と相違する場合には、予期せぬ追加的な費用計上が必要となり、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ③有価証券の損失計上リスク 当社グループの保有する有価証券については、その大半が市場性のある株式であるため、経済状況、株式市場の動向によっては譲渡及び評価損失等が発生し、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ④固定資産の損失計上リスク 当社グループの保有する固定資産については、今後の事業の収益性や市況等の動向によっては譲渡及び評価損失等が発生し、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ⑤環境汚染、公害等のリスク 当社グループの現在及び過去における事業活動において、有害物質の排出・漏洩、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等を引き起こした場合、その是正措置をとることによって当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ⑥訴訟その他のリスク 当社グループと取引企業との取引において、取引先の予期せぬ倒産等で債権回収に支障が生じた場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループを対象とした訴訟において、当社グループの主張や予測と異なる結果となった場合、あるいは当社グループに対して巨額の損害賠償請求や事業の遂行に長期的な制限が加えられた場合等、重大な法的責任の発生及び規制当局による措置は、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ⑦自然災害、事故災害のリスク 地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、当社グループの拠点における設備等の損壊や電力、ガス、水の供給困難により、一部または全部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延する可能性があります。また、損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生し、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ⑧コンプライアンス違反のリスク 当社グループは、日本及び世界各国の各種法令、行政による許認可や規制に基づき、その遵守に努めております。しかし、各種法令に対する理解が不十分、もしくは改正等への対応が適切でない場合には、各種法令違反と認定され、課徴金支払命令等による損失計上やそれに伴う社会的信頼の低下等によって、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 ⑨海外情勢の変動等に伴うリスク 当社グループは、原材料及びエネルギーの調達や製品の販売等において、海外の経済環境及び国際情勢の影響を受けております。特に、中東地域をはじめとする産油国の政情不安や国際紛争の発生・長期化、各国の政治・経済政策の変化等により、原油価格の高騰や原材料価格の上昇、国際的な供給網の混乱等が生じる可能性があります。 これら海外情勢の変動により、原材料調達コストの増加や製品価格への転嫁の遅れ、需要の減退等が生じた場合、当社グループの事業、業績及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,259字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態の状況 ①事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a.事業全体の状況 流動資産 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末と比べて3,256百万円減少し89,645百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が増加した一方で、売上債権や棚卸資産が減少したことなどによります。 今後は売上債権及び棚卸資産の回転率を上げ、キャッシュコンバージョンサイクル等も意識した資産効率の良い経営を目指してまいります。 固定資産 当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末と比べて7,304百万円増加し65,941百万円となりました。主な要因は、現在加賀屋工場にて実施しているCO2排出量削減とダクタイル鉄管の生産合理化に向けた設備投資等に係る有形固定資産の増加3,515百万円、及び金融市場活況化の影響を受けた株価上昇による投資有価証券の増加2,195百万円等です。 今後は維持・更新および生産合理化に向けた設備投資の他、中期3ヵ年経営計画に基づき、「成長牽引事業」やDX戦略実現のための情報システムの整備に対し、投資を行ってまいります。 流動負債 当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末と比べて9,944百万円減少し47,292百万円となりました。短期借入金が4,310百万円減少したことに加え、取適法対応による仕入債務の減少等が主な要因です。 固定負債 当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末と比べて7,233百万円増加し12,856百万円となりました。設備投資に向けた長期借入金の調達実施および繰延税金負債の増加が主な要因です。 純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比べて6,759百万円増加し95,438百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益の計上等が主な要因です。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 ライフライン事業セグメント関連 ライフラインセグメント関連は、当連結会計年度末のセグメント資産につきましては、前連結会計年度末と比べて6,767百万円増加し、67,974百万円となりました。その主な要因は、増収に伴う現金及び預金、売上債権の増加、および設備投資に伴う有形固定資産の増加等によるものです。 機械システム事業セグメント関連 機械システムセグメント関連は、当連結会計年度末のセグメント資産につきましては、前連結会計年度末と比べて2,403百万円減少し、25,241百万円となりました。その主な要因は、減収に伴う売上債権の減少、および関係会社における固定資産減損等によるものです。 産業建設資材事業セグメント関連 産業建設資材セグメント関連は、当連結会計年度末のセグメント資産につきましては、前連結会計年度末と比べて2,375百万円減少し、29,261百万円となりました。 その主な要因は、回収が進んだことによる売上債権の減少等によるものです。 (2) 経営成績の状況 ①事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a.事業全体の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、日経平均株価が過去最高値を更新するなど金融市場においては活況となる一方で、中東情勢などの地政学的問題に伴う原材料調達リスク、エネルギーなどの物価上昇リスク、老朽化したインフラ設備更新の緊急性が顕在化するなど、様々な社会的課題が浮き彫りになる中で推移しました。 このような状況のもとで、当社グループは中期3ヵ年経営計画に基づき、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、収益力強化に向けた施策の着実な実行に取り組んでまいりました。 当社グループの当連結会計年度の業績は、「機械システム事業」において売上高が減少しましたが、「ライフライン事業」「産業建設資材事業」において売上高が増加したことにより、前連結会計年度比1,457百万円増収の128,126百万円となりました。 損益面につきましては、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上高の増加および売上総利益率の改善により、営業損益では、前連結会計年度比129百万円増益の8,059百万円の利益、経常損益は、受取配当金の減少、支払利息の増加などにより前連結会計年度比158百万円減益の8,319百万円の利益、親会社株主に帰属する当期純損益は、投資有価証券売却益が計上された一方で、関係会社における減損損失、法人税等の計上などにより、前連結会計年度比204百万円減益の6,701百万円の利益となりました。 今後も引きつづき企業価値の向上と持続的な成長を達成に向け、事業を推進してまいります。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 ライフライン事業セグメント関連 「ライフライン事業」は、売上高につきましては、バルブシステム部門において前年同期に計上された大型案件の反動減により売上高が減少したものの、パイプシステム部門において水道用ダクタイル鉄管の出荷が堅調に推移したことなどにより、前連結会計年度比3,754百万円増収の65,960百万円となりました。 営業損益につきましては、増収による利益増などにより、前連結会計年度比703百万円増益の4,732百万円の利益となりました。 今後は、当セグメントでは上水道市場における管路の老朽化や人口減少に伴う社会構造変化などの社会の課題に向けて、資材供給だけではなく設計、施工、メンテナンスといったソリューションビジネスの拡大を図るとともに、農水・下水・防衛・民間市場のライフライン更新事業への対応拡大により「最適な水環境システムメーカー」として更なる進化を目指します。また、戦略的構造改革による「高効率化」「技術・技能の継承」を推進することで収益性の向上を図ってまいります。 機械システム事業セグメント関連 「機械システム事業」は、売上高につきましては、素形材部門においては順調に推移しましたが、機械部門において前年同期に計上された進行基準案件などが減少したことなどにより、前連結会計年度比3,510百万円減収の27,448百万円となりました。 営業損益につきましては、減収による利益減などにより、前連結会計年度比487百万円減益の1,259百万円の利益となりました。 今後は、当セグメントでは、産業設備の製造技術等保有するコア技術を活かし、日本国内はもとより世界各国における様々な分野において、商材の拡販ならびに最適システムを提案し、脱炭素社会や循環型社会の実現へ貢献してまいります。 産業建設資材事業セグメント関連 「産業建設資材事業」は、売上高につきましては、建材部門において建設業界における労働環境改善等の影響による現場進捗遅れ等により売上高が減少したものの、化成品部門において電力関係および小水力発電向け導水管などの売上高が順調に推移したことなどにより、前連結会計年度比1,213百万円増収の34,717百万円となりました。 営業損益につきましては、グループ会社において前年同期に計上された大型案件の反動減の影響などにより、前連結会計年度比180百万円減益の2,404百万円の利益となりました。 今後は、当セグメントでは、国土強靭化の流れの中、成長牽引事業と位置づけている道路・橋梁周辺分野において、維持メンテナンス市場でのビジネス拡大を図るとともに、新素材などの開発によって新たな事業領域への進出を加速してまいります。 c.目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは2026年3月期の目標とする経営指標を「連結売上高125,000百万円」「連結営業利益7,500百万円」としておりましたが、売上高、営業利益ともに目標を上回る結果となりました。営業利益増加の主な要因は、原材料費の高騰の他、管理販売費増加などの影響はあったものの、売上高の増加に加え、製造原価でのコスト低減などによるものです。 当社グループでは、2030年にありたい姿である「将来にわたって社会へ貢献できる企業グループ」を目指して、資本コスト経営ならびにサステナビリティ経営の推進を図り、全てのステークホルダーの期待に応えるべく、2024年度を初年度とする中期3ヵ年経営計画を策定いたしております。 本計画期間である2024年~2026年度を、2030年にありたい姿に向けた変革成長準備期間と位置づけ、①安定収益事業の収益力強化と成長牽引事業への積極的投資で「成長」を推進するとともに、②資本コストや株価を意識した経営の実現に向け積極的な対応を図り、③サステナビリティ経営を継続して進めることといたしております。 次期の連結業績につきましては、ライフライン事業や産業建設資材事業の内の道路・橋梁周辺分野など国内公共事業関連の官需分野では、資機材、労務費等の物価上昇の影響等が継続することが想定されるものの、インフラの更新、耐震化需要等を背景に底堅く推移するものと見込んでおります。一方、民需分野の機械システムは事業、脱炭素・資源循環等の社会的要請を背景とした中長期的な市場成長が見込まれ、将来にわたって成長を牽引できる事業であるものの、受注環境の停滞や原価上昇の影響等を受け、売上高は鈍化しており、収益面での回復には時間を要するものを見込んでおります。このような状況に鑑み、2026年度通期の業績見込値は売上高130,000百万円、営業利益8,000百万円としております。 なお、今後の事業環境の変化に伴い、業績見込値の変動が明らかになった場合は速やかに公表いたします。 (3) キャッシュ・フローの状況 ①現金及び現金同等物 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より2,732百万円増加し18,395百万円となりました。 ②営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、7,112百万円の収入となりました。これは税金等調整前当期純利益9,866百万円及び減価償却費等の非資金項目に加え、売上債権の減少、棚卸資産の減少、仕入債務の減少、法人税等の支払等によるものであります。 ③投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,592百万円の支出となりました。これは投資有価証券の売却、有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出等によるものであります。 ④財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,804百万円の支出となりました。これは短期借入金の返済、配当金の支払い等によるものであります。 ⑤資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な資金需要は、主に製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備新設、更新等に係る投資であります。 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達をすることとしており、事業運営上必要な流動性と資金を安定的に確保することを基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、23,560百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、18,395百万円となっております。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   47.5   49.3   54.1   57.9   60.7 時価ベースの自己資本比率(%)   14.7   18.3   34.4   38.5   62.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   8.6   4.1   1.4   △8.3   3.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   18.3   33.1   72.7   △10.0   27.8 (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。 3 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。又、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (4) 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) ライフライン事業   56,263   1.8 機械システム事業   20,305   △9.8 産業建設資材事業   26,083   △10.8 合計   102,653   △4.1 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 金額は、売価換算額によります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) ライフライン事業   71,629   13.3   20,849   37.3 機械システム事業   26,869   4.7   17,920   △3.1 産業建設資材事業   33,886   △1.5   6,204   △11.8 合計   132,385   7.4   44,974   10.5 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) ライフライン事業   65,960   6.0 機械システム事業   27,448   △11.3 産業建設資材事業   34,717   3.6 合計   128,126   1.2 (注)  セグメント間の取引については相殺消去しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ①繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性の評価については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能と認められない金額については、評価性引当額を計上しています。 なお、当社及び一部の国内子会社は、グループ通算制度を適用しているため、繰延税金資産の回収可能性の判断については、グループ通算制度を適用しているグループ全体の課税所得の見積りにより判断しています。 当該見積りについて、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 繰延税金資産の内訳等については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(税効果会計関係)」に記載のとおりであります。 ②退職給付債務の算定 当社及び一部の子会社は、従業員の退職給付制度として、確定給付制度を採用しております。退職給付債務に係る負債及び退職給付費用は、数理計算上使用される前提条件に基づいて算定しております。 これらの前提条件には、割引率や年金資産の長期期待運用収益率等の多くの見積りが存在します。当該見積りについて、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付債務に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の前提条件は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 ③工事契約における収益認識 工事契約における一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。 工事契約における収益認識にあたっては、収益を認識する基となる工事原価総額及び進捗度の合理的な見積りが可能であることが前提となります。当該見積りについて将来の事業環境の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する収益の金額に重要な影響を与える可能性があります。

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開示資料

出典

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