概要
日本精線は1951年設立の特殊鋼線材専門メーカーである。大阪市に本社を置き、ステンレス鋼線、金属繊維(ナスロン®)、ダイヤモンド工具を製造・販売する。2026年3月期の連結売上高は466億円、従業員数815名。自動車、産業機械、建設機械向けを中心に、超微細線や耐熱合金線などの高付加価値品の開発に強みを持つ。株式は東京証券取引所プライム市場に上場(1962年)。大同特殊鋼を親会社とする。
伸線加工事業を中核とする3セグメント体制
日本精線グループは、日本・タイ・中国・韓国の生産拠点で構成される。セグメントは日本、タイ、中国・韓国の3つに区分される。日本セグメントはステンレス鋼線、金属繊維(ナスロン®)、ダイヤモンド工具の製造販売を担い、2025年度の売上高は415億円と全体の約9割を占める。タイのTHAI SEISEN CO.,LTD.はステンレス鋼線を生産し、中国の耐素龍精密濾機(常熟)はナスロンフィルター、韓国ナスロンは販売支援を担当する。原材料は親会社の大同特殊鋼が主要供給元である。
2025年度の業績と変動要因
2026年3月期の連結売上高は466億円(前期比0.3%減)、営業利益31億円(同32.8%減)、純利益21億円(同33.9%減)であった。減益の主因は、太陽光発電パネル向けステンレス極細線の需要低迷である。一方、金属繊維(ナスロン)部門は半導体向け超精密ガスフィルターが堅調に推移した。中国の連結子会社(大同不銹鋼大連)は2025年11月に解散し、清算手続き中である。総資産567億円、自己資本比率75.4%と財務基盤は安定している。
中期経営計画とサステナビリティ目標
2024年4月より中期経営計画「NSG26」(最終年度2027年3月期)を開始した。目標は売上高500億円、経常利益52億円、ROE8%以上、配当性向50%程度。同時に2030年までにCO2排出量を2013年度比30%削減し、2050年カーボンニュートラルを目指す。高機能・独自製品の開発深化、生産基盤強化、水素回収技術の深化、ESG経営を基本方針としている。
業界の中での役割は特殊鋼伸線加工メーカー、金属繊維メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 413億円 | 88.8% | 28億円 | 6.8% |
| タイ | 39億円 | 8.4% | 1億円 | 2.6% |
| 中国・韓国 | 13億円 | 2.8% | 2億円 | 15.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01伸線加工主力
ステンレス鋼線の製造販売。当社、タイ子会社、中国子会社が製造。大同特殊鋼が原材料の主要供給元。また、ダイヤモンド工具も製造販売。
- ステンレス鋼線
- さまざまな用途向けに製造されるステンレス製の線材。ばね、ワイヤーロープ、メッシュ等に加工される。
- ダイヤモンド工具
- ダイヤモンドを利用した切断・研磨工具。当社およびタイ子会社で製造。
- 金属繊維(ナスロン)
- 極細のステンレス繊維。フィルター、導電性布地、耐熱材等に使用。当社および中国子会社で製造。
製品と技術
ステンレス鋼線 – ばねから極細まで多様なラインアップ
ステンレス鋼線は日本精線の主力製品であり、ばね用、ねじ用、金網用などに加工される。ばね用材は高強度・高耐熱・超非磁性などの要求に応じたオーダーメイド品を提供。特に線径100μm未満の極細線は7μmまで細径化されており、太陽光発電パネルのスクリーン印刷や電子部品の製造プロセスで使用される。医療機器や水素社会向けの素材としても期待されている。
金属繊維(ナスロン®)と超精密ガスフィルター
ナスロン®は日本精線が独自開発したステンレス鋼繊維で、線径1~50μmと極細でありながら金属の特性を保持する。ニットやフェルト状に加工可能で、高強度・高耐熱・耐食性に優れる。これを応用した超精密ガスフィルター(NASclean®)は、半導体・フラットパネルディスプレイ・太陽電池パネルの製造工程で使用されるガスの濾過に用いられ、データ処理の高速化や省電力化に貢献する。
ダイヤモンド工具と周辺事業
ダイヤモンド工具は当社およびタイ子会社で製造販売される。切断・研磨用途に使用され、材料は当社がタイ子会社に供給し、製品は当社が仕入れて販売する。また、金属繊維フィルター関連では、韓国ナスロンが販売支援を行っている。なお、ダイヤモンド工具は伸線加工事業の一環として位置づけられているが、売上高に占める割合はステンレス鋼線やナスロンに比べ小さい。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉄鋼のなかでの位置
精密ステンレス鋼線で国内トップクラスの専業メーカー
当社はステンレス鋼線材・線製品の専業メーカーで、特に精密・細線分野で高いシェアを持つ。鉄鋼大手の日本製鉄やJFEホールディングスは鋼材全般を手掛けるのに対し、当社は線材に特化し、自動車・電子部品向けに強みを発揮。合同製鐵も線材を扱うが、製品構成が異なる。最近の業績は増収傾向だが、営業利益率は10%前後とやや低めで、原材料価格変動の影響を受けやすい。業界内ではニッチ領域での競争優位がある。
強み
- 極細のステンレス鋼線の製造技術に優れ、電子部品や医療機器向けで競争力が高い。
- 自動車・電子部品メーカーとの取引が長く、安定した需要基盤を有する。
- 厳格な品質管理システムを導入し、高い歩留まりと信頼性を実現。
- 顧客ニーズに細かく対応可能なフレキシブルな生産体制を持っている。
課題
- ニッケルなどステンレス原料の価格変動が収益を圧迫するリスクがある。
- 国内鉄鋼市場は縮傾向にあり、需要の拡大が見込みにくい。
- 日本製鉄など大手が同分野に参入した場合、価格競争が激化する可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が日本精線
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5410合同製鐵 | 530億円 | 5.6倍 |
| 2 | 5445東京鐵鋼 | 523億円 | 6.5倍 |
| 3 | 5541大平洋金属 | 504億円 | 17.6倍 |
| 4 | 5976高周波熱錬 | 492億円 | 37.8倍 |
| 5 | 5757CKサンエツ | 455億円 | 11.9倍 |
| 6 | 5659日本精線 | 436億円 | 19.9倍 |
| 7 | 5408中山製鋼所 | 402億円 | 14.0倍 |
| 8 | 5632三菱製鋼 | 370億円 | 11.7倍 |
| 9 | 5902ホッカンホールディングス | 362億円 | 10.1倍 |
| 10 | 5357ヨータイ | 347億円 | 13.2倍 |
| 11 | 7952河合楽器製作所 | 318億円 | 26.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
三信特殊線工業から日本精線へ(1951-1962)
1951年6月、大阪市旭区に三信特殊線工業株式会社として創業。ステンレス鋼線の製造を目的とした。1953年に日本冶金工業の資本参加を得て系列化。1956年10月、商号を日本精線株式会社と改称し、本社を大阪市北区の新阪神ビルに移転。1962年3月には東京・大阪両証券取引所市場第二部に株式を上場し、同年5月に枚方工場を完成させて操業を開始した。
枚方工場を拠点に生産体制を強化(1962-1988)
1962年に枚方工場が稼働後、1969年には本社を同じ枚方市内に移転し生産と管理を一体化した。1980年には東京支店を開設し販売網を強化。1984年にナスロン・フィルター工場、1985年に硬質線工場を枚方工場内に完成させ、高付加価値製品の拡充を図った。1994年には本社を大阪市中央区高麗橋の現在地に移転している。
タイ・中国・韓国への生産拠点展開(1988-2008)
1988年5月、タイにTHAI SEISEN CO.,LTD.を設立し海外進出の第一歩を踏み出した。2003年11月、大同特殊鋼が筆頭株主となり同グループ入り。同年ISO14001を取得。2006年5月、中国江蘇省に耐素龍精密濾機(常熟)有限公司を設立。2007年10月には大同ステンレスを吸収合併。2008年9月に韓国ナスロン株式会社を設立し、東アジアでの販売・生産体制を整えた。
大同特殊鋼グループ化と品質認証の拡充(2003-2009)
2003年11月、大同特殊鋼が筆頭株主となり、同社グループの一員となった。同年にISO14001認証(枚方工場)、2009年には全社でISO9001認証を取得。2009年12月には東京支店を京橋に移転し、営業拠点を刷新した。また、同年に日精テクノ株式会社を設立し、直線切断加工や磨引伸線加工の一部を委託する体制を構築した。
市場移行と中国子会社解散(2009-2025)
2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した。2025年度にはタイ・中国・韓国セグメントでナスロンフィルターの需要が低調となり、中国の大同不銹鋼(大連)有限公司を2025年11月に解散、清算手続き中である。これに伴い特別損失を計上し、当期純利益は前期比33.9%減の21億円となった。
年表24件を開く
1950年代
- 1951年6月創業ステンレス鋼線製造を目的として、大阪市旭区森小路に三信特殊線工業株式会社を設立
- 1953年5月日本冶金工業株式会社の資本参加を得て、同社の系列に入る
- 1953年6月大阪市旭区大宮町四丁目31番地に新工場を完成し本社を同地に移転
- 1956年10月本社を大阪市北区梅田町47番地新阪神ビルに移転し、商号を日本精線株式会社と改称
1960年代
- 1962年3月上場東京・大阪両証券取引所市場第二部に株式を上場
- 1962年5月大阪府枚方市池之宮四丁目17番1号に枚方工場を完成し、操業を開始
- 1964年10月本社を大阪市東区高麗橋五丁目45番地(興銀ビル別館)に移転
- 1969年8月本社を大阪府枚方市池之宮四丁目17番1号に移転
1970年代
- 1976年4月東京都中央区宝町一丁目9番地に東京支店を開設
1980年代
- 1980年8月本社を大阪市東区高麗橋五丁目45番地(興銀ビル別館)に移転
- 1984年6月枚方工場内にナスロン・フィルター工場完成
- 1985年4月枚方工場内に硬質線工場完成
- 1988年5月海外現地法人THAI SEISEN CO.,LTD.をタイ国に設立(現・連結子会社)
1990年代
- 1994年12月本社を大阪市中央区高麗橋四丁目1番1号に移転
- 1996年9月東京・大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定
- 1998年6月ISO9001規格の認証を取得(枚方工場)
2000年代
- 2001年12月枚方工場内に自動酸洗工場完成
- 2003年1月ISO9001規格の認証を取得(本社)
- 2003年11月大同特殊鋼株式会社が当社の筆頭株主となり、同社のグループに入る ISO14001規格の認証を取得(枚方工場)
- 2006年5月中国江蘇省に耐素龍精密濾機(常熟)有限公司を設立(現・連結子会社)
- 2007年10月M&A大同ステンレス株式会社を吸収合併
- 2008年9月韓国ソウル市に韓国ナスロン株式会社を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
- 2009年2月ISO9001規格の認証を取得(全社)
- 2009年12月東京支店を東京都中央区京橋一丁目1番5号(セントラルビル)に移転 大阪府枚方市に日精テクノ株式会社を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で815人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は763万円で、9期前と比べて+10.3%。平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は19.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 752 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 816 | — |
| 2019年3月 | 692 | 41.0 | 17.0 | 833 | — |
| 2020年3月 | 666 | 41.0 | 18.0 | 876 | — |
| 2021年3月 | 628 | 41.0 | 18.0 | 869 | — |
| 2022年3月 | 673 | 42.0 | 18.0 | 882 | — |
| 2023年3月 | 708 | 42.0 | 19.0 | 893 | — |
| 2024年3月 | 695 | 42.0 | 19.0 | 870 | — |
| 2025年3月 | 717 | 43.0 | 19.0 | 846 | 544 |
| 2026年3月 | 763 | 43.0 | 19.0 | 815 | 380 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 5 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内大同特殊鋼㈱名古屋市東区議決権50.6%
- 海外THAI SEISEN CO.,LTD.タイ国 サムットプラカーン県議決権95.0%
- 国内耐素龍精密濾機(常熟)有限公司中華人民共和国江蘇省議決権80.0%
- 国内大同不銹鋼(大連)有限公司中華人民共和国遼寧省議決権74.0%
- 国内韓国ナスロン 株式会社大韓民国 ソウル市議決権100.0%
- 国内日精テクノ 株式会社大阪府枚方市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は466億円、営業利益は31億円。前期と比べると減収減益で、売上が-0.2%、利益が-32.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 497億円 | 466億円 |
| 営業利益 | 39億円 | 31億円 |
| 純利益 | 28億円 | 21億円 |
| 1株あたり配当 | ¥46 | ¥46 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は121億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.0%、営業利益は−11.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 119 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 108 | 9 | 8.3 | 7 |
| 2024年2Q | 110 | 7 | 6.4 | 5 |
| 2024年3Q | 113 | 7 | 6.2 | 5 |
| 2024年4Q | 116 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 234 | 23 | 9.8 | 16 |
| 2025年4Q | 233 | 23 | 9.9 | 17 |
| 2026年2Q | 225 | 12 | 5.3 | 9 |
| 2026年4Q | 241 | 19 | 7.9 | 12 |
| 2027年1Q | 121 | 8 | 6.6 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は295億円から466億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 295 | — | 20 | — | 12 |
| 2014年3月 | 309 | — | 23 | — | 14 |
| 2015年3月 | 335 | — | 27 | — | 14 |
| 2016年3月 | 322 | — | 25 | — | 16 |
| 2017年3月 | 318 | — | 25 | — | 18 |
| 2018年3月 | 375 | — | 40 | — | 28 |
| 2019年3月 | 388 | — | 37 | — | 26 |
| 2020年3月 | 349 | — | 20 | — | 14 |
| 2021年3月 | 341 | — | 26 | — | 18 |
| 2022年3月 | 448 | — | 46 | — | 32 |
| 2023年3月 | 491 | — | 43 | — | 31 |
| 2024年3月 | 447 | — | 37 | — | 26 |
| 2025年3月 | 467 | 46 | 46 | 9.9 | 33 |
| 2026年3月 | 466 | 31 | 32 | 6.7 | 21 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高466億円のうち、営業利益として残るのは31億円で6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.4%398億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%37億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%31億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが36億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は159億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 28 | −16 | −5 | 12 | 75 |
| 2014年3月 | 33 | −13 | −3 | 20 | 92 |
| 2015年3月 | 28 | −18 | −7 | 10 | 97 |
| 2016年3月 | 31 | −15 | −15 | 16 | 96 |
| 2017年3月 | 38 | −12 | 1 | 26 | 122 |
| 2018年3月 | 38 | −22 | −9 | 16 | 130 |
| 2019年3月 | 24 | −31 | −11 | −7 | 112 |
| 2020年3月 | 28 | −22 | −3 | 6 | 118 |
| 2021年3月 | 40 | −18 | −7 | 22 | 133 |
| 2022年3月 | 45 | −17 | −13 | 28 | 149 |
| 2023年3月 | 19 | −18 | −10 | 1 | 141 |
| 2024年3月 | 47 | −28 | −15 | 19 | 146 |
| 2025年3月 | 47 | −13 | −17 | 34 | 165 |
| 2026年3月 | 36 | −34 | −10 | 2 | 159 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は567億円。このうち返さなくてよい自己資本が435億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値60.7%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 315 | 224 | 91 | 70.5 |
| 2014年3月 | 341 | 237 | 104 | 68.8 |
| 2015年3月 | 359 | 250 | 109 | 68.7 |
| 2016年3月 | 345 | 245 | 100 | 70.4 |
| 2017年3月 | 373 | 260 | 113 | 69.3 |
| 2018年3月 | 421 | 286 | 135 | 67.4 |
| 2019年3月 | 422 | 305 | 117 | 71.5 |
| 2020年3月 | 433 | 314 | 119 | 71.7 |
| 2021年3月 | 461 | 330 | 131 | 70.7 |
| 2022年3月 | 512 | 355 | 157 | 68.2 |
| 2023年3月 | 541 | 376 | 165 | 68.5 |
| 2024年3月 | 534 | 395 | 139 | 72.8 |
| 2025年3月 | 559 | 419 | 140 | 73.7 |
| 2026年3月 | 567 | 435 | 133 | 75.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉄鋼 38社との比較
同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で38社中11位あたり、逆に低いのは配当利回りで38社中20位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,393で、1年前と比べて+28.8%。過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.9倍 |
| PER (会社予想) | 15.3倍 |
| PBR | 1.01倍 |
| 配当利回り | 3.30% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
6月19日には1572円で高値をつけ、その後は調整が続く。7月24日には1452円まで下落し、週末には1340円へ急落した。25日線(1432円)や75日線(1431円)を下回り、週足のトレンドは下向きに転じつつある。52週高値1605円からは約16%の下落、52週安値1062円からは依然として高い水準。出来高は7月24日に48万株と急増し、売り圧力が強まった。月間では-8.6%と弱く、テクニカル面ではRSI39.7と中立圏だが、下値リスクに注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERが19.2倍と同業界平均の112.9倍を大幅に下回るが、これは業界平均が異常値であるため参考程度。予想PERは14.7倍で、PBRは0.97倍と1倍近辺。配当利回りは3.43%と平均3.26%と同水準。ROEは5.11%と低く、収益性は低いが、PBRが1倍を下回っておらず、割安とは言い切れない。業績は減益傾向にあり、今後の業績回復が焦点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.9倍 | 114.6倍 |
| PER (予想) | 15.3倍 | — |
| PBR | 1.01倍 | 0.75倍 |
| ROE | 5.1% | 5.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
需要は自動車・産業機器などで安定しているが、原材料価格の変動や国内需要の停滞が利益を圧迫する可能性がある。強気派は、高付加価値製品の拡販や海外需要の取り込みによる成長を期待する。弱気派は、鉄鋼業界全体の市況悪化や原燃料高によるコスト増で、利益率が低下すると見る。2025年3月期は営業利益率9.85%と高水準だったが、2026年3月期は6.65%と低下見込みで、市況変動の影響が懸念される。
- 高付加価値製品の拡販
技術力で差別化、自動車・産業機器向け需要が堅調
- 海外需要の取り込み
グローバル展開で成長余地、海外シフト進める
- PBR1倍未満の割安感
PBR0.97倍、株価純資産倍率は1倍割れで割安
- 翌期予想PER14.7倍と増益期待2027年3月期影響中
現在PER19.2倍に対し予想PER14.7倍。来期EPS約91円を示唆し回復見込み。
- PBR0.97倍と1倍割れ不定影響中
PBR0.97倍、ROE5.11%。資本効率改善が進めば評価修正の余地。
- 配当利回り3.43%と安定通年影響弱
株価1340円に対し1株配当約46円(利回り3.43%)。
- 売上高466億円と高水準維持2026年3月期影響弱
売上高は前期の467億円からほぼ横ばい。需要は底堅い。
- 鉄鋼市況の不透明感
国内需要停滞、原燃料高でコスト増懸念
- 利益率の低下見込み
2026年3月期営業利益率6.65%と前期から3.2pt低下予想
- ROEの低さ
ROE5.11%と低く、資本効率が課題
- 営業利益31億円と前期比32.6%減2026年3月期影響強
営業利益が46億円から31億円へ15億円減少。業績悪化が鮮明。
- 純利益21億円と前期比36%減2026年3月期影響中
純利益が33億円から21億円へ12億円減少。最終減益。
- 営業利益率6.65%へ大幅低下2026年3月期影響中
営業利益率は9.85%から6.65%に3.20pt低下。収益力が悪化。
- 株価1年で26.5%上昇と乖離短期影響弱
業績減益にもかかわらず株価は+26.5%。過熱感から調整リスク。
- 売上高
- 需要動向と販売価格の推移を確認
- 営業利益率
- 市況変動による収益性の変化を把握
- 原材料価格
- コスト変動が利益に直接影響するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり46円で、前期から−25.0%。いまの株価に対する利回りは3.30%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 13 | — | 23.9 |
| 2018年3月 | 16 | 23.1 | 28.7 |
| 2019年3月 | 26 | 62.5 | 34.8 |
| 2020年3月 | 16 | −38.5 | 42.9 |
| 2021年3月 | 20 | 25.0 | 41.4 |
| 2022年3月 | 42 | 110.0 | 45.8 |
| 2023年3月 | 42 | 0.0 | 47.3 |
| 2024年3月 | 42 | 0.0 | 49.6 |
| 2025年3月 | 56 | 33.3 | 58.0 |
| 2026年3月 | 42 | −25.0 | 58.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥46
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ22,419人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.9%を占め、残る36.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 47.0 | 54.3 | 55.9 | 55.9 | 55.6 | 55.7 |
| 個人・その他 | 30.3 | 28.1 | 25.8 | 25.2 | 28.3 | 29.7 |
| 金融機関 | 13.7 | 10.8 | 10.2 | 10.7 | 9.8 | 8.2 |
| 外国法人 | 7.4 | 4.3 | 4.5 | 4.5 | 3.9 | 3.0 |
| 証券会社 | 1.6 | 2.4 | 3.5 | 3.6 | 2.3 | 2.8 |
| 自己株式 | 5.5 | 5.5 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.5 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大同特殊鋼株式会社 | 49.85 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 6.00 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行 | 1.92 |
| 04 | 前尾吉信 | 1.87 |
| 05 | 特殊発條興業株式会社 | 1.06 |
| 06 | 野村證券株式会社 | 0.98 |
| 07 | ASADA株式会社 | 0.96 |
| 08 | 日本精線共栄会 | 0.89 |
| 09 | 日本精線従業員持株会 | 0.87 |
| 10 | 株式会社信光ステンレス | 0.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+82%、1株純資産は14期で+103%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | 686 | 5.8 | 9.2 | 31.8 |
| 2014年3月 | 218 | 3,620 | 6.2 | 9.4 | 26.4 |
| 2015年3月 | 215 | 3,816 | 5.8 | 14.2 | 28.9 |
| 2016年3月 | 254 | 3,964 | 6.6 | 8.7 | 26.1 |
| 2017年3月 | 289 | 4,211 | 7.1 | 12.0 | 23.9 |
| 2018年3月 | 459 | 4,622 | 10.4 | 10.8 | 28.7 |
| 2019年3月 | 430 | 4,925 | 9.0 | 7.6 | 34.8 |
| 2020年3月 | 46 | 1,013 | 4.5 | 13.0 | 42.9 |
| 2021年3月 | 60 | 1,062 | 5.7 | 11.9 | 41.4 |
| 2022年3月 | 104 | 1,140 | 9.4 | 8.6 | 45.8 |
| 2023年3月 | 101 | 1,208 | 8.6 | 9.1 | 47.3 |
| 2024年3月 | 85 | 1,268 | 6.8 | 16.7 | 49.6 |
| 2025年3月 | 106 | 1,343 | 8.1 | 12.0 | 58.0 |
| 2026年3月 | 70 | 1,393 | 5.1 | 18.0 | 58.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
21名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額199百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 利光一浩 | 代表取締役 社長 | 64 |
| 大塚雅彦 | 取締役 | 62 |
| 山田和仁 | 取締役 | 63 |
| 内山由紀 | 取締役 | 66 |
| 今泉泰彦 | 取締役 | 69 |
| 藤本節 | 取締役 | 71 |
| 加藤順子 | 取締役 | 69 |
| 近藤雅昭 | 常勤監査役 | 63 |
| 後藤伸一朗 | 常勤監査役 | 62 |
| 岩谷直樹 | 監査役 | 59 |
| 佐々木秀一 | 監査役 | 67 |
| 南昌作 | — | 54 |
残りの役員9名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松田潤 | 常務執行役員 | — |
| 木寅潤一 | 執行役員 | — |
| 佐々木俊明 | 執行役員 | — |
| 飽浦常夫 | 執行役員 | — |
| 中谷修司 | 執行役員 | — |
| 山本和良 | 執行役員 | — |
| 谷口裕一 | 執行役員 | — |
| 島田幸司 | 執行役員 | — |
| 西出則和 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 71 | 29 | 17 | 118 | 24 |
| 社外取締役 | 7 | 49 | — | — | 49 | 7 |
| 監査役 | 2 | 32 | — | — | 32 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,019字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題12,857字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,343字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,389字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第96期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第95期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
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- 四半期報告書四半期報告書-第94期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第93期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
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