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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

フジミインコーポレーテッド

FUJIMI INCORPORATED5384 · Prime · ガラス・土石製品

半導体・電子部品研磨材のニッチトップメーカー。シリコンウェーハやガラス基板の精密研磨用スラリー・パッドを供給。グローバルに製造販売拠点。

概要

フジミインコーポレーテッドは、半導体製造工程で使用される高純度研磨剤(CMPスラリー)を主力とする研磨材メーカーである。1950年に名古屋で創業し、シリコンウェハーや半導体デバイスの平坦化に不可欠な超精密研磨材で世界トップシェアを維持する。2026年3月期の連結売上高は694億円、営業利益138億円、従業員数1,305人。本社は愛知県清須市に置き、日本、北米、アジア、欧州の子会社を通じてグローバルに事業を展開する。

半導体向けCMP製品が収益の柱

同社の売上の約52%を占めるのが半導体デバイス向けCMP(化学的機械的平坦化)製品である。2026年3月期のCMP製品売上高は361億円で、前期比17.9%増加した。特に先端ロジックや先端メモリ向けの需要が伸びており、データセンター向け半導体の拡大が追い風となっている。シリコンウェハー向けポリシング材も134億円と堅調で、両分野で高い市場シェアを有する。

地域別では日本とアジアが成長を牽引

セグメント別の売上高は、日本が395億円(構成比57%)、アジアが196億円(同28%)、北米が80億円、欧州が24億円である。日本セグメントはCMP製品とシリコンウェハー向け製品の販売増で11.2%増収、アジアセグメントは先端ロジック向けCMPの好調で17.0%増収となった。北米は小口径ウェハー向けラッピング材の減少で2.9%減収も、製品構成の改善で利益は増加した。

ハードディスク・一般工業用も一定の規模

ハードディスク基板向け研磨材は22億円と前期比12.1%減少したが、顧客の生産プロセス改善の影響によるもので、需要自体は堅調である。一般工業用研磨材は64億円と18.7%増加し、2024年10月に子会社化した南興セラミックス株式会社の売上貢献が寄与した。同社は75%出資で連結子会社となり、一般工業用分野の拡充を図っている。

業界の中での役割は研磨材メーカー(半導体・電子部品向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
694億円
営業利益
138億円
営業利益率
19.9%
純利益
91億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本395億円56.8%114億円28.9%
アジア196億円28.2%53億円27.0%
北米80億円11.5%3億円3.8%
欧州24億円3.5%2億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01研磨材等製造販売業主力

半導体ウェーハ、電子部品、ガラス基板等の精密研磨に用いる研磨材(スラリー、パッド)を開発・製造・販売。日本、北米、アジア、欧州の子会社を通じてグローバルに供給。

主な製品・サービス3
研磨スラリー
シリカやセリアを主成分とした半導体CMP用研磨液。
研磨パッド
ウレタン材等からなるCMP用研磨パッド。
その他研磨材
精密研磨用の砥粒や加工用化合物。

製品と技術

3つのコア技術が支えるCMPスラリー

同社の競争力の源泉は「ろ過・分級・精製技術」「パウダー技術」「ケミカル技術」の3つである。これらを組み合わせ、半導体CMP工程で使われる研磨スラリーを開発する。スラリーはシリカやセリアを主成分とし、粒子径の均一性と不純物の除去が求められる。最先端ロジックやメモリ向けでは、配線の微細化に伴い平坦化精度が厳しくなっており、同社のスラリーは高いシェアを維持している。

シリコンウェハー向けラッピング材とポリシング材

シリコンウェハーの製造工程では、スライス後の表面をラッピング材で荒研磨し、ポリシング材で鏡面仕上げする。同社のラッピング材は2026年3月期に76億円、ポリシング材は134億円の売上を計上した。特にポリシング材は大口径ウェハー向けで需要が堅調で、シリコンウェハーメーカーの設備投資拡大を追い風に成長している。

CMP用研磨パッドとその他精密研磨材

CMP工程ではスラリーとともに研磨パッドが使用される。同社はウレタン材等からなる研磨パッドを供給し、スラリーとセットで最適な研磨レシピを提案する。また、ハードディスク基板向けや一般工業用研磨材も取り扱う。一般工業用では2024年に子会社化した南興セラミックスが加わり、セラミックス関連の研磨材や溶射材などへ展開を広げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

半導体向け高純度材料で国内首位級、成長持続

フジミインコーポレーテッドは、半導体の研磨材や高純度材料を主力とし、ガラス・土石製品セクター内でも独自のポジションを築いています。同社はCMPスラリーなど先端分野で高いシェアを持ち、技術力と品質で競争優位性を確保しています。同業のAGCや日本板硝子がガラス基板などの大型事業を展開するのに対し、フジミはニッチな半導体材料に特化し、高い収益性を実現しています。売上高は2024年3月期の514億円から2026年3月期には694億円への拡大が見込まれ、営業利益率も約20%と高水準です。今後は半導体市場の成長に伴い需要拡大が期待されますが、顧客集中や技術革新への対応が課題です。

強み

  • 2025年3月期の営業利益率は18.88%で、2026年3月期は19.88%と高水準を維持。効率的な経営が強み。
  • CMPスラリー等で国内トップクラスのシェアを確保し、技術力で競争優位を確立。
  • 半導体市場の成長に直結する製品群を有し、需要拡大の恩恵を受けやすい。
  • 特定顧客への依存が高いが、長期契約により収益の安定性を確保。

課題

  • 主要半導体メーカーへの依存が高く、顧客の生産調整が業績に直結する。
  • 半導体の微細化に伴い、常に最新の材料開発が求められ、研究開発投資が必要。
  • 海外メーカーとの競争が激しく、価格圧力やシェア低下のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体材料の時価総額近傍。太字がフジミインコーポレーテッド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1429Aテクセンドフォトマスク3,526億円14.2倍
2268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
36728アルバック3,493億円20.4倍
44272日本化薬3,320億円12.9倍
54061デンカ2,862億円17.7倍
65384フジミインコーポレーテッド2,639億円27.0倍
77826フルヤ金属2,455億円14.9倍
83569セーレン2,201億円12.9倍
95393ニチアス2,105億円20.0倍
106966三井ハイテック1,815億円53.2倍
117970信越ポリマー1,814億円18.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

研磨材工業所として創業した1950年

1950年8月、名古屋市昭和区で不二見研磨材工業所を創業し、国内初の研磨材生産を開始した。当時はまだ半導体産業が黎明期にあり、主にガラスや金属向けの研磨材を手がけていた。3年後の1953年には資本金60万円で株式会社に改組し、不二見研磨材工業株式会社に商号変更。1959年に本社を愛知県西春日井郡(現清須市)に移転し、現在の拠点が定まった。

米国進出とISO認証取得で国際競争力を強化

1984年に米国イリノイ州に販売会社FUJIMI CORPORATIONを合弁で設立し、1988年にはオレゴン州に100%子会社FUJIMI AMERICA INC.を設立して現地生産を開始した。1991年には国内3社を合併し、商号を株式会社フジミインコーポレーテッドに変更。1994年から1995年にかけて各務原工場や米国子会社がISO9002認証を取得し、品質管理体制を国際標準に適合させた。

店頭公開から東証一部上場への道

1995年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達力と認知度を高めた。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、2007年2月には東京証券取引所市場第一部と名古屋証券取引所市場第一部に上場を果たした。これにより株式流動性が向上し、国内外の投資家からの注目を集めることとなった。2022年4月の市場区分見直しでは東証プライム市場に移行している。

アジア展開と子会社清算を経た再編

2005年に台湾新竹に駐在員事務所を開設し、2011年には台湾苗栗縣に現地法人臺灣福吉米股份有限公司を設立。2013年には韓国FUJIMI KOREA LIMITEDを設立したが、2022年に清算している。中国では2015年に深圳福吉米科技を設立。一方、2006年に資本参加した株式会社インターオプテックは2009年に清算。2024年10月には南興セラミックスを子会社化し、非半導体分野の強化を進めている。

新工場建設と本社別館で生産能力を拡充

2026年2月には本社別館が竣工し、研究開発や管理機能の拡充が図られた。財務面では、2026年3月期に新工場建設等の設備投資のため長期借入金を増加させ、有形固定資産が198億円増加した。2025年3月期には売上高625億円、営業利益118億円と過去最高を更新し、2026年3月期も694億円と拡大を続けている。

年表46件を開く

1950年代

  • 1950年8月創業名古屋市昭和区において、不二見研磨材工業所を創業、国内初の研磨材の生産を開始
  • 1953年3月創業資本金60万円で株式会社を設立、商号を不二見研磨材工業株式会社に変更
  • 1959年7月本社所在地を愛知県西春日井郡(現 清須市)西枇杷島町に移転

1970年代

  • 1970年5月愛知県稲沢市に稲沢工場を新設

1980年代

  • 1984年6月米国イリノイ州に販売会社FUJIMI CORPORATIONを合弁にて設立
  • 1985年1月岐阜県各務原市に各務原工場を新設
  • 1988年5月米国オレゴン州に生産拠点として当社100%子会社FUJIMI AMERICA INC.を設立

1990年代

  • 1991年5月FUJIMI AMERICA INC.生産工場完成
  • 1991年10月M&A不二見研磨材販売株式会社、株式会社エフディティ及びフジミ興産株式会社を合併、商号を 株式会社フジミインコーポレーテッドに変更
  • 1991年10月本社所在地に株式会社エフディティの業務を引継ぎ、DT工場として設置
  • 1994年6月各務原工場、国際標準化機構(ISO)の品質保証規格である「ISO9002」の認証取得
  • 1994年8月FUJIMI AMERICA INC.が、米国及び欧州(イギリス、ドイツ、オランダ)で「ISO9002」の 認証取得
  • 1994年9月本社工場、稲沢工場並びにDT工場、「ISO9002」の認証取得
  • 1995年3月愛知県西春日井郡(現 清須市)西枇杷島町に研究所「ANNEX」を新設
  • 1995年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1995年4月マレーシアに営業拠点FUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.を合弁にて設立
  • 1996年10月FUJIMI AMERICA INC.トゥアラタン工場完成
  • 1996年12月岐阜県各務原市に各務東町工場新設
  • 1998年3月新本社ビル竣工
  • 1999年1月岐阜県各務原市に物流センター新設
  • 1999年3月全社で「ISO9001」の認証取得
  • 1999年11月M&A米国販売会社FUJIMI CORPORATIONを100%子会社化

2000年代

  • 2000年3月全社で「ISO14001」の認証取得
  • 2000年5月溶射材事業部棟完成
  • 2000年9月研究開発センター完成
  • 2000年10月マレーシアにFUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.クリム工場完成、操業開始
  • 2003年7月M&AFUJIMI AMERICA INC. はFUJIMI CORPORATIONと合併し、商号をFUJIMI CORPORATIONに変更
  • 2004年1月創業販売拠点FUJIMI EUROPE LIMITEDをイギリスに、FUJIMI EUROPE GmbHをドイツに設立、営業開始
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年9月台湾新竹縣に駐在員事務所を開設
  • 2006年1月M&A株式会社インターオプテックに資本参加し、子会社化
  • 2007年2月上場東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2007年3月上場ジャスダック証券取引所の上場を廃止
  • 2007年4月本社工場を枇杷島工場に呼称変更
  • 2007年4月中国上海市に駐在員事務所を開設
  • 2008年5月各務東町工場第2棟完成
  • 2008年10月韓国ソウル市に駐在員事務所を開設
  • 2009年6月株式会社インターオプテック清算

2010年代

  • 2011年8月創業台湾苗栗縣に臺灣福吉米股份有限公司(FUJIMI TAIWAN LIMITED)を設立
  • 2012年3月イギリスの販売拠点FUJIMI EUROPE LIMITED清算
  • 2013年1月創業韓国ソンナム市にFUJIMI KOREA LIMITEDを設立
  • 2015年1月創業中国深圳市に深圳福吉米科技有限公司(FUJIMI SHENZHEN TECHNOLOGY CO., LTD.)を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行
  • 2022年11月FUJIMI KOREA LIMITED清算
  • 2024年10月M&A南興セラミックス株式会社を株式取得(75%)により子会社化
  • 2026年2月本社別館竣工

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結配当性向55%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    研磨材からパウダー&サーフェスカンパニーへ進化

    既存事業の拡大と新規事業の創出を通じ、研磨材メーカーからパウダー&サーフェスカンパニーへの進化を目指す。半導体関連事業の強靭な基盤構築と次世代半導体向け材料での地位確立に注力。

  2. 02

    コア技術の発展と新技術の開発

    ろ過・分級・精製、パウダー、ケミカルの3つのコア技術を発展させ、新技術開発に取り組む。非半導体領域や非研磨分野での用途拡大を進め、事業領域を拡大する。

  3. 03

    グローバル供給体制とDX化の推進

    国内外で段階的に設備投資を進め、強靭なサプライチェーンを構築。データ・自動化・IT技術を活用したDX化を推進し、業務プロセスを高度化する。

  4. 04

    サステナビリティ経営の実践

    気候変動対応、水資源保全、循環型社会への貢献など18のマテリアリティに取り組む。人材投資やESG活動を積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献する。

  5. 05

    GRITな組織と人づくり

    困難にも挫けず目標に向かってやり抜くGRIT(グリット)な人材を育成。従業員のエンゲージメント向上とインテグリティマインド強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,305人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は892万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は12.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月827
2018年3月844
2019年3月82341.513.8861
2020年3月80041.713.8908
2021年3月85442.013.9958
2022年3月89842.514.1980
2023年3月1,08742.614.01,031
2024年3月81542.413.71,110
2025年3月86142.213.31,235955
2026年3月89241.912.71,3051,057

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率72.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 1 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
日本 — 各務山工場(岐阜県各務原市)252億円
日本 — 研究開発センター他(岐阜県各務原市)8,993百万円
アジア — 台湾 苗栗縣 銅鑼郷5,214百万円
日本 — 各務原工場(岐阜県各務原市)2,629百万円
北米 — 米国 オレゴン州 トゥアラタン市2,493百万円
日本 — 本社他(愛知県清須市他)1,974百万円
日本 — 各務東町工場(岐阜県各務原市)1,615百万円
日本 — 物流センター(岐阜県各務原市)772百万円
日本 — 溶射材事業部(岐阜県各務原市)641百万円
アジア — マレーシア ケダ州 クリム市426百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    FUJIMI CORPO- RATION(注)2.
    米国 オレゴン州 トゥアラタン市
    議決権100.0%
  • 海外
    FUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.
    マレーシア ケダ州 クリム市
    議決権100.0%
  • 海外
    FUJIMI EUROPE GmbH
    ドイツ バーデン= ヴュルテンベルク州 インゲルフィンゲン市
    議決権100.0%
  • 海外
    FUJIMI TAIWAN LIMITED(注)1.2.
    台湾 苗栗縣 銅鑼郷
    議決権100.0%
  • 国内
    南興セラミックス 株式会社
    東京都 北区
    議決権75.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は694億円営業利益138億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.0%、利益が+16.9%。

売上高
+11.0%
694億円
営業利益
+16.9%
138億円
純利益
-3.2%
91億円
営業利益率
19.9%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高748億円694億円
営業利益145億円138億円
純利益104億円91億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は195億円、営業利益は46億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+47.7%、営業利益は+91.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13221
2024年1Q1322418.218
2024年2Q1221512.316
2024年3Q1242217.714
2024年4Q13617
2025年2Q3075718.644
2025年4Q3186119.250
2026年2Q3356519.447
2026年4Q3597320.344
2027年1Q1954623.634

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は324億円から694億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は19.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
韓国ソンナム市にFUJIMI KOREA LIMITEDを設立
2013年3月3243822
2014年3月275158
中国深圳市に深圳福吉米科技有限公司(FUJIMI SHENZHEN TECHNOLOGY CO., LTD.)を設立
2015年3月3284637
2016年3月3183323
2017年3月3314534
2018年3月3584730
2019年3月3745643
2020年3月3846243
2021年3月4207756
2022年3月51712592
2023年3月584136106
南興セラミックス株式会社を株式取得(75%)により子会社化
2024年3月5149065
2025年3月62511812318.994
2026年3月69413814219.991

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高694億円のうち、営業利益として残るのは138億円19.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は91億円、売上の13.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.0%382億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.1%174億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.9%138億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.9pt
19.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
13.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.0pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが126億円、投資CFが−201億円で、差し引きのフリーCFは−75億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は295億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月76−49−827140
2014年3月10−14−9−4130
2015年3月653−1768184
2016年3月2916−2645198
2017年3月580−658248
2018年3月37−39−13−2233
2019年3月44−33−2011226
2020年3月62−35−2227229
2021年3月870−2587294
2022年3月93−11−3882344
2023年3月74−8−6166353
2024年3月75−53−5622326
2025年3月130−159−56−29238
2026年3月126−201122−75295

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,213億円。このうち返さなくてよい自己資本が847億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4934108383.1
2014年3月4664155188.9
2015年3月5184477186.3
2016年3月5074456287.9
2017年3月5374627586.0
2018年3月5544787686.3
2019年3月5785027686.8
2020年3月5955217487.5
2021年3月6585619785.3
2022年3月75763012783.2
2023年3月80169011186.2
2024年3月83072610487.4
2025年3月90976914083.7
2026年3月1,21384736669.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
313億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
687億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
69億円
在庫として抱えている分
負債合計
366億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率49社中2位あたり、逆に低いのは配当利回り49社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
19.9%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.1%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.0%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,295で、1年前と比べて+67.1%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥3,295-5.5%1ヶ月-19.6%1年+67.1%時価総額2,639億円
過去52週の値幅
安値¥2,015高値¥5,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.0倍
PER (会社予想)23.5倍
PBR2.87倍
配当利回り2.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3650円で、25日線3948円を約7.6%下回り、75日線4014円からも乖離。52週高値5090円からは28%下落、安値2015円からは81%上昇と高ボラティリティ。直近1ヶ月で-13.7%と大きく調整。8月5日に4490円まで急伸した後、8月6日に4005円へ下落し、その後も軟調。出来高は8月6日に98万株と膨らんだが、直近は29万株と減少。RSI45.7で中立。25日線を割り込んでおり、短期的なトレンドは弱気。週足では高値圏からの調整局面と見られ、下値支持線は200日線3174円か。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは29.9倍と業界平均の15.86倍を大幅に上回り、割高感が強い。PBRも3.18倍で平均の1.35倍を大きく超える。ROEは11.33%と平均を上回るが、配当利回りは2.11%と平均の2.83%を下回る。業績は増収増益だが、利益率は低下傾向。今期予想PERも26倍と依然高く、高成長が続くか不確実。配当性向は高いが、利回りが低い。総合的にやや割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.0倍15.7倍
PER (予想)23.5倍
PBR2.87倍1.34倍
ROE11.3%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体業界はデータセンター需要などで中長期的な成長が見込まれる一方、短期的なサイクル変動や技術変化がリスクとなる。強気派は、最先端半導体への投資拡大や、データセンター向け需要の増加がCMPスラリーの需要を押し上げると見る。弱気派は、半導体サイクルの調整局面での受注減や、代替技術・競合他社の台頭を懸念する。最新の売上高・利益は拡大傾向で、研究開発投資による技術優位性の維持が競争力を左右する。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の拡大

    データセンター向け投資でCMPニーズが増加

  • 技術優位性

    最先端ノード向けで高いシェアを維持

  • 業績の急成長

    直近1年で株価8割上昇、増収基調

  • 営業利益138億円へ17%増益通年影響

    営業利益は118億円から138億円へ20億円増加、営業利益率19.9%へ改善

  • 売上高694億円と過去最高通年影響

    売上高は625億円から694億円へ69億円増加、成長継続

  • 予想PER27.9倍は実績PER32.1倍を下回る継続影響

    フォワードPER27.9倍は実績PER32.05倍より約13%低く、割安感

  • ROE11.3%で資本効率が改善継続影響

    ROE11.33%、PBR3.41倍と一定の収益性がある

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクル

    需要が景気変動で大きく揺れる

  • 技術の陳腐化リスク

    次世代研磨技術で競争が激化

  • 評価の高さ

    PER32倍と割高感がある

  • 純利益が94億円→91億円へ減少決算発表後影響

    営業増益にもかかわらず純利益は91億円へ3.2%減、税負担等で最終減益

  • 実績PER32.1倍と割高な水準継続影響

    株価上昇でPER32.05倍まで拡大、調整余地

  • 株価1年で88%上昇の過熱感不定影響

    株価は1年間で88.27%上昇、短期的な高値警戒

  • 外国人持株21.6%と低く資金流入鈍い継続影響

    外国人持株比率21.64%と相対的に低く、需給の主体が限定

次の決算で確かめる点
半導体市況
需要変動の兆候を捉えやすくするため
売上総利益率
技術競争力の変化を測る
研究開発費
将来の技術革新への投資姿勢を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+2.3%いまの株価に対する利回りは2.34%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
2.34%
いまの株価に対して
配当性向
69.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1845.4
2018年3月2118.866.8
2019年3月2938.152.5
2020年3月290.059.8
2021年3月3726.452.0
2022年3月6268.253.9
2023年3月7318.953.4
2024年3月730.093.8
2025年3月730.069.0
2026年3月752.369.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,483人。区分でいちばん多いのは金融機関27.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.2%を占め、残る49.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関31.130.128.530.426.927.1
個人・その他34.830.227.125.327.327.0
事業法人18.220.822.723.023.023.1
外国法人14.217.420.420.220.421.6
自己株式12.811.95.85.85.85.8
証券会社1.81.51.31.12.41.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社コマ16.71
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.88
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.52
04フジミ取引先持株会2.45
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.43
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.39
07一般財団法人越山化学技術振興財団2.25
08HSBC - FUND SERVICES CLIENTS A/C 500(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.00
09株式会社三菱UFJ銀行1.91
10第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+43%、1株純資産は14期で−28%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月861,5805.615.740.1
2014年3月311,5981.941.833.4
2015年3月1441,7648.614.439.2
2016年3月931,7745.316.2134.9
2017年3月1361,8737.416.445.4
2018年3月1221,9416.418.966.8
2019年3月1732,0388.714.052.5
2020年3月587028.315.559.8
2021年3月7675610.419.052.0
2022年3月12384915.418.153.9
2023年3月14393016.117.153.4
2024年3月889789.240.293.8
2025年3月1271,02612.714.969.0
2026年3月1221,13111.322.069.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額260百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
関敬史代表取締役 社長621,350,000
大脇寿樹常務取締役6545,000
鈴木勝弘常務取締役6450,000
日比勝之取締役492,000
川下政美取締役77
吉村温子取締役553,000
山﨑直子取締役57
石川修平取締役66
藤川佳明常勤監査役7073,000
岡野勝監査役74
柴田和範監査役70
林伸文71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41018018145
社外取締役858587
監査役1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容414字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社5社(2026年3月31日現在)により構成されており、事業は「研磨材等製造販売業」を営んでおります。事業内容と当社及び子会社の当該事業にかかる位置づけは、次のとおりであります。 セグメント区分   構成会社 日本   当社 南興セラミックス株式会社(子会社) 北米   FUJIMI CORPORATION(子会社) アジア   FUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.(子会社) 臺灣福吉米股份有限公司(FUJIMI TAIWAN LIMITED)(子会社) 欧州   FUJIMI EUROPE GmbH(子会社) 以上の当社グループについて図示すると、次のとおりとなります。 ※当社の事業は、研磨材等製造、販売及びFUJIMI CORPORATION及びFUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.の製品の販売であります。
経営方針・対処すべき課題7,140字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 当社は、以下の企業理念、企業ビジョンを掲げ、創業以来一貫して製品の高品質化と安定供給に努めております。また、経営環境も踏まえ中長期経営計画を策定し、年度経営方針を定めております。 (1) 企業理念 1.企業使命 ・高度産業社会の期待に新技術で応え、地球に優しく、人々が快適に暮らせる未来の創造に貢献します。 2.経営姿勢 ・お客様の視点に立って独自のソリューションを提案します。 ・一人ひとりが「働きがい」と「働きやすさ」を実感できる会社を目指します。 ・経営環境の変化に対応するため、何事にも積極果敢にチャレンジし、変革し続けます。 ・技術と経営の質を高め、法令を遵守し、ステークホルダーの信頼に応えます。 3.行動規範 ・お客様の満足を常に考え行動します。 ・問題の本質を追求し、迅速かつ確実に解決します。 ・夢の実現に向け、熱意・誠意・創意をもってチャレンジします。 ・一人ひとりのアイデアを尊重し、それをカタチにします。 ・良き市民・良き国際人として高い倫理観をもって行動します。 (2) 企業ビジョン 1.事業アイデンティティ パウダー&サーフェス分野で世界最高技術を提供し、私たちが理想とする「エクセレントカンパニー」を目指します。 私たちが理想とする「エクセレントカンパニー」とは、業績が優れているだけでなく以下の3つを実現する会社です。 ・変化に的確に対応し、未来に向けて持続的に成長する。 ・企業理念・ビジョンの実現に向け、一人ひとりが熱意と誠実さをもって、活き活きと仕事に取り組む。 ・環境負荷低減とともに持続可能な社会の実現に貢献する。 2.企業文化ビジョン 強く、やさしく、面白い会社を目指します。 ・自由闊達で切磋琢磨する風土をつくります。(強く) ・仲間を大切にし、助け合い、感謝します。(やさしく) ・夢をいだき、夢がかなう職場をつくります。(面白い) 3.事業構造ビジョン 既存事業の強化を図りつつ新規分野に積極果敢にチャレンジし、半導体関連分野(シリコン・CMP)と非半導体関連分野の安定した事業バランスの構築を目指します。 (3) 全社基本戦略 当社は、パウダー&サーフェス分野で、お客様のニーズにより早くより正しく対応するために、周辺技術を取り込んだ先進技術と最高の品質を継続的に提供し、お客様から真っ先に依頼がくる信頼関係をつくり上げ、ニッチ市場におけるトップシェアを獲得します。 (4) 経営環境 当社を取り巻く経営環境については、地政学リスクと世界的な景気後退への懸念が高まる状況でありました。ロシア・ウクライナ情勢の緊張状態は継続し、中東においてはイランを巡る軍事衝突により、エネルギー価格や物流への影響が顕在化しました。中国経済の成長率は減速が継続しており、また、米国による関税措置についても、司法判断を受けた新たな動きが見られるなど、先行きは不透明な状況が続いております。 当社が主たる事業領域としている半導体市場は、AI向け先端半導体デバイスの需要が牽引する中、PCやスマートフォン、車載向け等の需要に底打ち感が見られた一方で、汎用メモリの供給不足や価格高騰による下振れの可能性については引き続き注視が必要な状況でありました。一方、世界各国が半導体を戦略物資と位置づける中、半導体の重要性は益々高まっており、中長期的には更なる拡大が見込まれています。当社のお客様であるシリコンウェハーメーカー及び半導体デバイスメーカーの多くは、将来予想される旺盛な半導体需要に応えるべく大規模な設備投資を進めています。また、半導体の技術革新に伴い、お客様からの新製品開発や品質保証に関する要求水準も高まっております。 加えて、自然災害は年々激甚化の傾向にあり、物流網に与える影響も深刻化しております。また情報セキュリティインシデント(サイバー攻撃等を含む情報セキュリティにおける事件や事故)は、ますます複雑化しております。 (5) 企業価値向上について ① 当社の企業価値の源泉について 当社の創業以来蓄積されたノウハウと研究開発力から生まれた製品の数々は、シリコンウェハーに代表される半導体基板の鏡面研磨、半導体デバイスの多層配線に必要なCMP(化学的機械的平坦化)、ハードディスクの研磨等、高精度な表面加工が求められる先端産業に欠かせぬものとなっております。なかでも、主力事業分野である半導体基板向け超精密研磨材では世界ナンバーワンのマーケットシェアを維持しており、超精密研磨のリーディングカンパニーとして、市場優位性を維持しております。 当社は、超精密研磨分野において長年にわたってお客様の要求に応え続けるとともに、開発・製造技術の向上・蓄積に努めてまいりました。その過程において、お客様との信頼関係を築き上げ、柱となる3つのコア技術「ろ過・分級・精製技術」「パウダー技術」「ケミカル技術」を確立しました。「ろ過・分級・精製技術」は、砥粒の粒度分布を制御し、研磨対象物の品質に悪影響を及ぼす粗大粒子や不純物を除去する技術、「パウダー技術」は、粒子の形状を制御し、異なる粒子を均一に混ぜ合わせ造粒する技術、「ケミカル技術」は、研磨材の性能向上に寄与する分散・溶解・表面保護作用を発現させる添加剤を適切に設計、配合、調合精製する技術です。 当社のコーポレートスローガン「技術を磨き、心をつなぐ」には、先端技術を通してより良い製品づくりに貢献し、人々の心をつなぎ、生活を豊かにするという意味が込められており、人を尊重し地球環境に配慮した製品づくりが当社の「ものづくり」の根底に流れております。当社はこうした「ものづくりの精神」と従業員一人ひとりが変化に果敢に挑戦するという企業風土により、企業競争力を高めてまいりました。 当社の企業価値の源泉は、こうした製造現場と一体となった高い技術力・開発力、長い歴史のなかで培われたお客様との信頼関係、労使間の健全かつ一体感のある企業風土にあると考えております。今後の技術革新をリードし業績の拡大を目指していくためにも、お客様の信頼度の更なる向上が重要であると考えております。また、従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上、インテグリティマインドの強化を図っていくことが、困難な状態にも挫けることなく、自ら目標に向かって最後までやり抜く主体的・積極的な行動に繋がり、お客様のご満足と従業員のウェルビーイングが共に実現できると考えており、当社はこうした方針のもと、引き続き企業価値の向上にグループを挙げ取組んでまいります。 ② 企業価値向上のための課題 半導体市場において将来的に更なる需要増加が見込まれることを鑑み、国内外で段階的に設備投資を進めるべく体制を整備していくこと、新製品開発や品質保証に関するお客様の高まる要求水準を満たすべく研究開発や品質保証のレベルアップを図ること、また、緊急事態に備える事業継続力を強化することが、当社の企業価値向上のための課題であると認識しております。特に、品質保証については、当社が過去から大切にしている「ものづくりへの誇り」のベースとなるインテグリティ(誠実、真摯であること)を強く意識し、社会的規範や倫理を基に自ら考え、直面する課題や問題のみならず、日常の業務プロセスを見つめ直し、「ものづくりへの誇り」を確固たるものにし、お客様及び社会に対する責任を全うしてまいります。なお、業務プロセスについては、その高度化を図るべく、データ・自動化・IT技術を積極的に活用しDX化を推進してまいります。 昨今の地政学的リスクの高まりに伴う、原材料の調達難及び価格高騰、物流の混乱等により、サプライチェーンマネジメントの重要性は増しております。当社としてもより強靭な供給体制を整えるべく、お客様要求に適う原材料の安定調達を図り、サプライチェーンマネジメントの強化に、全社一丸となって引き続き取組んでまいります。 一方で、中長期的な企業価値向上の観点からは、半導体市場に過度に依存しない売上の安定化と更なる拡大を目指し、事業領域を拡大する必要があると認識しております。このため、中長期視点での研究開発と新規事業の探索・育成による事業領域の拡大に努めるとともに、非半導体領域及び非研磨分野での用途拡大を進めていくことも当社の企業価値向上のための課題であると認識しております。 ③ 企業価値向上のための取組み(中長期経営計画) 当社は、2023年5月10日に中長期経営計画(2024年3月期~2029年3月期。以下「本計画」といいます。)を公表しました。その概略は以下のとおりです。 [基本方針] 当社は、企業使命である「高度産業社会の期待に新技術で応え、地球に優しく、人々が快適に暮らせる未来の創造に貢献します」に基づき、既存事業(半導体関連事業等)の更なる拡大と新たな柱となる新規事業の創出を通じて、研磨材メーカーからパウダー&サーフェスカンパニーへの進化を遂げ、持続可能な社会の実現への貢献を目指すことを本計画の基本方針としております。 2024年3月期から2029年3月期の6年間を対象とする本計画では、研究開発とグローバルな製品供給体制の拡充に一層の経営資源を投入するとともに、サステナブルな経営の根幹を成す人材投資やESGに係る取組みを積極的に推し進め、前中長期経営計画で定めた中長期企業ビジョン「私たちは一人ひとりの前向きなアイデアとチャレンジを応援します」を継続し、引き続きその実現に向け、各種施策等を策定いたしました。 [重要施策] 本計画の基本方針に基づく取組みは以下のとおりです。 (1) 研磨材メーカーからパウダー&サーフェスカンパニーへの進化を実現する新規事業の創出 (2) 半導体関連事業の強靭な基盤構築と次世代半導体向け材料分野での圧倒的な地位確立 (3) コア技術の発展と新技術の開発 (4) 100年企業を実現するGRIT(※)な組織と人づくりへの挑戦 (5) サステナビリティ経営の実践 ※GRIT:困難な状態にも挫けることなく、目標に向かって最後までやり抜くこと [株主還元] 配当につきましては、連結配当性向55%以上を目標とし、業績に応じた積極的な株主還元と安定配当の継続を基本方針としております。これまで配当指標へのDOE(連結純資産配当率)導入を検討してまいりましたが、当面は半導体市場の成長を確実に取り込むための設備投資を重視した機動的な資本投下を行うフェーズにあります。 つきましては、投資による成長と株主 還元の両立をより高い次元で実現するため、少なくとも現中長期経営計画期間(2024年3月期~2029年3月期)においては、基本方針に”配当維持または増配を行う累進配当”を新たに加えることといたしました。これにより、事業環境の変化に左右されない、より強固な安定還元の実現を目指してまいります。 また、内部留保につきましては、今後予想される経営環境の変化に対応すべく、お客様のニーズに応える開発・生産体制の強化、グローバルな事業戦略の遂行及び事業領域の拡大に役立てる所存であります。 [マテリアリティの特定(持続可能な社会の実現にむけて)] 当社は本計画策定に際し、持続可能な社会の実現に向けて、当社が優先して取組む重要課題として18のマテリアリティを特定しました。 当社が特定した18のマテリアリティ 分類   マテリアリティ 環境(E)   ・気候変動対応 ・水資源保全 ・循環型社会への貢献 ・化学物質管理 社会(S)   ・労働安全衛生の確保 ・ウェルビーイング実現 ・ダイバーシティ推進と人材育成 ・地域社会貢献 ガバナンス(G)   ・インテグリティ ・コーポレートガバナンス・コンプライアンス ・知的財産保護 ・情報セキュリティマネジメント ・リスクマネジメント 価値創造(Ⅴ)   ・サプライチェーンマネジメント ・品質管理 ・研究開発 ・DX推進 ・生産性向上 具体的な各事業等の施策は以下のとおりであります。 [シリコン事業] 半導体基板となるシリコンウェハーを高精度に平坦・鏡面化する研磨工程で用いられる研磨材を研究開発し製造販売する事業です。切断から仕上げ研磨までトータルソリューションを可能とする高品質な製品・サービスを揃えております。益々高度化するお客様の要求に応えるべく、引き続き新技術に支えられた独自性の高い新製品を提供し、「最も信頼されるパートナー」を目指してまいります。 また、電気自動車、ハイブリッド自動車の将来的な更なる普及を見据え、中長期的な需要の高まりが期待されているSiC基板向け製品の開発を進め、世界各地のお客様へ製品を供給するため、米国及びマレーシア拠点での生産を進めております。 [CMP事業] 半導体デバイスの製造工程で用いられる研磨材を研究開発し製造販売する事業です。半導体デバイスの高性能化、高密度化、高集積化に伴い、研磨対象となる膜種とCMPが適用される工程は増加傾向にあります。加えて、近年はシステムとしての性能向上のために、半導体デバイスを3次元に実装する技術が開発・量産されており、その分野でもCMPが適用されております。お客様の製造・開発拠点に近い、日本、米国、台湾に製造・開発拠点を設け、お客様とより密接な関係を構築し、お客様のロードマップに沿った新製品を開発しております。 [ディスク事業] デジタルデータの記録媒体であるハードディスクドライブ用ディスク基板の製造工程に用いられる研磨材を研究開発し製造販売する事業です。お客様の生産拠点が集中するマレーシアに製造拠点を置くとともに技術スタッフを配置し、技術サポートを実施することでお客様との信頼関係を構築しております。近年、ハードディスクドライブはSSD(ソリッドステートドライブ)への置き換えが一巡し、AIの普及に伴い大容量のデータ保管の必要性が高まっており、データセンター向けのハードディスク需要も引き続き高水準で推移するものと思われます。次世代ディスク基板への要求を早期に入手し具現化するため基礎開発の拡充も図り、お客様の要求に合った新製品をタイムリーに提供してまいります。 [溶射材事業] 半導体装置、航空機及び鉄鋼等様々な業界の機械部材の長寿命化、高機能化を実現するために、環境に優しい表面処理として使用される溶射用途向けに、主にサーメット、セラミックス等の溶射材を研究開発し製造販売する事業です。独自の粉末造粒技術を一層強化し、タイムリーなソリューション提案を行い、売上拡大を目指してまいります。 [研磨ソリューション事業] 様々な用途で用いられる、多種多様な材料(金属、樹脂、セラミック、複合材料等)や形状(2次元、3次元形状)に対応した研磨材等の研究開発及び製造販売を行う事業です。 世界の様々な業界のお客様から寄せられる、新たな表面創成のご要望に、研磨材の供給のみに留まらず、用途に応じた様々な研磨方法を提案し、周辺消耗材や装置、加工プロセスまでを含めたトータルソリューションでお応えしてまいります。 具体的な取組みの一例として、自動車外装用研磨コンパウンドは採用が進んでおり、売上拡大を目指してまいります。また、新たに研磨加工の導入を検討されるお客様のニーズに応える新たなソリューションビジネスを立ち上げております。 [先端技術・機能材料] パウダー領域・非研磨事業の拡充を更に推進することを目的として発足した「先端技術・機能材料本部」傘下において、パウダー分野におけるフジミ基幹技術の研究開発を進めると同時に、非研磨分野における新規事業の「創出」と「事業化」を強力に推進してまいります。また、これまで機能材事業や先端技術研究所で養ってきた粒子形状・粒度分布制御及び造粒技術を始めとする当社基幹技術を一体化させ、さらにマーケティング力を強化し、新規用途・お客様層の拡大に一層注力してまいります。 具体的な取組みの一例として、高い放熱性と流動性を備えたセラミックスパウダー、軽量かつ高い耐熱性を備えたセラミックス複合材料、球状・板状・棒状など形状制御技術を活用した新規セラミックスパウダーや3Dプリンター用超硬材料等の開発を進めております。 ④ 年度経営方針 上記の経営環境と企業価値向上のための課題と取組み(中長期経営計画)を踏まえ、2027年3月期(第75期)の年度経営方針及び年度重点課題を以下のとおり定めております。 [第75期年度経営方針] ・お客様目線の実践 ・パウダー&サーフェスカンパニーへの進化 ・「働きがい」と「働きやすさ」の醸成 ・当事者意識とやり抜く力の確立 ・革新への挑戦 ・本質的な問題解決力の強化 [第75期年度重点課題] ・インテグリティマインドの強化 ~ものづくりへの誇りと責任を持ち、正しいことを正しく行う~ ・サプライチェーンマネジメントの強化 ~お客様要求に適う原材料の安定調達~ ・事業機会の確実な捕捉 ~事業環境変化への柔軟かつ俊敏な対応~
事業等のリスク4,347字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)原材料の調達について 当社グループは、原材料、副資材、消耗品、設備、設備部品等を購入しております。購入先の選定にあたっては、生産能力、納期、品質管理能力、コスト、技術開発力、お客様サービス等を総合的に評価し、複数の購入先を確保することを基本としておりますが、一部の品目においては一社購買になっております。そのため、購入先の品質異常、需要の急増等により十分な供給を受けられない可能性があります。 一方、複数の購入先から購入しているものにおいても、購入先が一国に集中している原材料や消耗品があり、資源保有国が自国内への供給を優先させる政策等により、当社グループが十分な供給を受けられない可能性があります。 これらについて長期間供給を受けられない場合、当社グループの生産活動が遅滞し、業績に影響を与える可能性があるため、販売先に対し代替原料の認定を推進する等の対策を講じてまいります。 (2)研究開発について 当社グループは超精密研磨材分野においてこれまで高いシェアと利益率を維持してまいりました。しかしながら、予想を超えた技術・市場の変化により、お客様の技術的なニーズを満たす製品を速やかに提供できない場合は、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するため、当社グループでは、日本のほか、米国、台湾に研究拠点を設け、お客様のすぐ近くで、お客様の求める製品をタイムリーに提供できるよう、お客様と一体となって新製品の開発を推進しております。また、変化の激しい市場環境に対応するために、自社内での研究開発にとどまらず様々な分野で大学・研究機関・企業とも積極的に連携を進めております。 (3)企業買収について 当社グループは、事業の成長を加速させる上で必要な技術の獲得や市場における優位性の確立に資するM&Aは有効な手段と考えておりますが、買収後の市場環境や競争環境の著しい変化があった場合には投下資本の回収が困難となり、ひいては当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 M&Aの検討にあたっては、対象となる市場の動向や顧客ニーズ、被買収企業の業績、財務状況、技術優位性や市場競争力、将来事業計画及びシナジー効果に加え、M&Aに伴うリスク分析結果等を考慮しております。また、買収前には専門家を活用したデューデリジェンスにより被買収企業の実態及び問題点の有無を調査し、買収後は企業価値の向上と長期的成長を支える新たなマネジメント並びにガバナンス体制を構築、推進いたします。 (4)製品保証について 当社グループでは製品の品質保証体制を確立し、製造物責任保険も付保しております。しかし、当社製品に起因する損害が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するため、当社グループでは品質保証体制を継続的に改善し、お客様からの新たな要求に対する品質改善に努めるだけでなく、品質に関わるクレームを受けた際には原因の根本対策による再発防止を徹底する等、高度化するお客様からの品質要求に応えるための体制を整備しております。 (5)競争の激化について 当社グループの主力事業分野である半導体基板向け超精密研磨材では世界ナンバーワンのマーケットシェアを維持しており、超精密研磨のリーディングカンパニーとして、市場優位性を維持しております。しかしながら、国内外に多様な競合企業が存在するため、当社グループの競争優位が脅かされたり、当社製品を上回る性能の新製品が競合企業により開発・上市されるリスクがあります。 このようなリスクに対応するため、研磨機構の科学的解明に基づき、研磨材の重要構成成分である薬液を独自設計することで、研磨性能の向上を図っております。また、半導体基板の研磨工程には、粗研磨から最終研磨まで複数の研磨工程があり、当社グループはその全ての工程の研磨材を手掛け、最終仕上げ面をお客様の求めに応じ高品位かつ効率的に発現させうる、各工程における最適な研磨材とプロセスを提供しております。 (6)原材料の価格について 当社グループで製造している研磨材には、海外から輸入される天然資源を原材料とするものがあります。近年当該原材料価格が高騰しており、更なる原材料価格の高騰は利益の一層の減少や、ひいては固定資産の減損に繋がり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するため、複数購買の推進等、影響を低減する施策に取組んでおります。 (7)市場環境の変動について 当社グループが事業活動を行っている日本、北米、アジア及び欧州等の市場において、景気後退により個人消費や民間設備投資が減少した場合、当社グループが提供する製品の需要減少や価格競争の激化が進展し、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するため、お客様から最新情報を入手し、アナリストや投資家とのコミュニケーションを通じて市場動向の把握、分析及び事業戦略を立案する等、適宜対策を講じております。 (8)海外での事業展開について 当社グループでは、日本、北米、アジア及び欧州等において幅広く事業を展開しております。そのため、海外における政治経済情勢の悪化、予期しない法律や規制の変更、治安の悪化等のリスクが内在しており、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するために、有事の際の連絡系統を確立し、グローバルで速やかに情報共有できる体制を取っております。また、年2回グローバルリスク委員会を開催し現地リスクの特定、対策を講じております。 (9)情報セキュリティについて 当社グループは技術、営業、その他事業に係る機密情報並びに多数の企業及び個人の情報を保有しております。それらについては、万全の情報管理体制を構築しておりますが、コンピューターウイルス、その他の要因により情報漏洩やそれら情報を使用できない状況等が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するために、当社グループでは、情報セキュリティに関する各種規程類を整備・運用し、役員従業員への教育研修等を通じて、情報及び情報機器の適正な取扱いを浸透させております。 (10)災害等について 地震や台風等大規模な自然災害その他の事象により大きな被害を受けた場合、正常な生産活動や研究開発活動が妨げられ、当社グループの事業活動、業績及び財政状態に大きな影響を与える可能性があります。 加えて、新規の感染症等の拡大により、供給元、納入先、当社グループの工場等のサプライチェーンに影響が生じた場合や、従業員の感染による操業停止等により、同様の影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、このようなリスクに対応するべく、事業継続計画(BCP)や災害対策マニュアルの策定、及びその実効性を高めるための定期的な訓練を実施し、災害発生時においても重要な事業の継続、早急な事業復旧が可能な体制の整備を行っております。 (11)為替変動について 当社グループは積極的に海外との取引を展開しており、海外連結子会社4社を有しております。前連結会計年度及び当連結会計年度における連結売上高の海外売上構成比は、それぞれ77.8%及び78.0%となっており、今後も高い比率で推移するものと想定いたします。外貨建ての取引は必要に応じて先物為替予約によりヘッジを行っておりますが、為替変動が当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (12)知的財産権について 当社は技術主導型の企業であり、知的財産を優れた製品の競争力確保のための重要な源泉であると位置付け、その強化に継続的に取組んでおります。しかしながら、当社グループの知的財産権が侵害される可能性や第三者が保有する知的財産権を侵害する可能性があり、当社グループの事業遂行や競争力に影響を与える可能性があります。 更なる技術の差別化を目的とした独自技術の確保に努めるとともに、より強固な知的財産ポートフォリオを確立し、第三者の知的財産権に関する調査・侵害予防活動を遂行するため、海外子会社を含むグループ全体での知的財産の管理・運営体制の整備を進めております。また、訴訟等の発生にもタイムリーかつ効果的に対応できるよう国内及び主要マーケット各国の知財・法務の専門家との連携ネットワークを確立し、その維持強化を図っております。 (13)人材について 当社グループが競争力を維持するためには、今後の事業展開に必要な優秀な人材の確保・育成が重要であると認識し必要な施策を実施しております。こうした優秀な人材が確保・育成できなかった場合、当社グループの事業遂行に制約を受け、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対応するべく、事業運営に必要なビジネススキルを可視化し、高い専門性や豊富な経験を有する人材の採用を進めているほか、長期的な人材確保の観点から若手人材を継続的に採用し、必要なビジネススキルの習得に資するトレーニング機会の充実を図っております。加えて女性活躍推進や仕事と家庭の両立支援といったダイバーシティ施策を推進し、個々の就業ニーズに対応できる仕組みを強化しております。 (14)固定資産の減損について 当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。今後、事業環境の大幅な悪化や原材料価格の高騰及び競争の激化等があった場合には、減損損失が発生し、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、(2)研究開発について、(5)競争の激化について及び(6)原材料の価格について等に記載しているとおり適宜対策を講じておりますが、当連結会計年度には予想しえない市況の変化により当初計画に対して著しい乖離が生じたこと及び収益性の悪化により、減損損失を計上しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,417字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の当社グループを取り巻く環境は、地政学リスクと世界的な景気後退への懸念が高まる状況でありました。ロシア・ウクライナ情勢の緊張状態は継続し、中東においてはイランを巡る軍事衝突により、エネルギー価格や物流への影響が顕在化しました。中国経済の成長率は減速が継続しており、また、米国による関税措置についても、司法判断を受けた新たな動きが見られるなど、先行きは不透明な状況が続いております。 世界半導体市場は、AI向け先端半導体デバイスの需要が牽引する中、PCやスマートフォン、車載向け等の需要に底打ち感が見られた一方で、汎用メモリの供給不足や価格高騰による下振れの可能性については引き続き注視が必要と思われます。 こうした状況下、当社においては先端半導体向けCMP製品及びシリコンウェハー向けポリシング材の販売が好調に推移したことにより、当連結会計年度の業績は、売上高69,404百万円(前期比11.0%増)、営業利益13,826百万円(前期比17.4%増)、経常利益14,169百万円(前期比15.7%増)となったものの、名古屋国税局による税務調査の指摘に基づき複数年度にわたる過年度法人税等1,215百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は9,059百万円(前期比3.9%減)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 日本につきましては、CMP製品及びシリコンウェハー向け製品の販売が増加したことにより、売上高は39,450百万円(前期比11.2%増)、セグメント利益(営業利益)は11,401百万円(前期比17.3%増)となりました。 北米につきましては、CMP製品の販売が増加したものの、小口径シリコンウェハー向けラッピング材の販売が減少したことにより、売上高は7,967百万円(前期比2.9%減)となりましたが、セグメント利益(営業利益)は製品構成の良化及び費用減により、335百万円(前期比22.1%増)となりました。 アジアにつきましては、ハードディスク基板向け製品の販売が減少するも、先端ロジック向けCMP製品の販売が増加したことにより、売上高は19,599百万円(前期比17.0%増)となり、将来を見据えた経費増(人員増含む)があったものの、セグメント利益(営業利益)は5,252百万円(前期比11.6%増)となりました。 欧州につきましては、CMP製品及びシリコンウェハー向け製品の販売が増加したことにより、売上高は2,387百万円(前期比14.5%増)、セグメント利益(営業利益)は162百万円(前期比6.1%増)となりました。 なお、主な用途別売上の実績は、次のとおりであります。 シリコンウェハー向け製品につきましては、売上高はラッピング材では7,590百万円(前期比0.4%増)、ポリシング材では13,384百万円(前期比5.4%増)となりました。 CMP製品につきましては、先端ロジックや先端メモリ向けの販売が増加し、売上高は36,135百万円(前期比17.9%増)となりました。 ハードディスク基板向け製品につきましては、顧客の稼働は引き続き好調に推移したものの、顧客の生産プロセス改善の影響により、売上高は2,238百万円(前期比12.1%減)となりました。 一般工業用研磨材につきましては、前期に子会社化した南興セラミックスの販売が加わったことなどにより、売上高は6,426百万円(前期比18.7%増)となりました。 財政状態の概況は、次のとおりであります。 当連結会計年度末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ、30,394百万円増加し、121,302百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)が19,845百万円、現金及び預金が3,489百万円、投資有価証券が2,567百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 負債総額は、前連結会計年度末に比べ、22,574百万円増加し、36,587百万円となりました。これは、長期借入金が16,160百万円、設備関係未払金が2,602百万円、未払法人税等が1,087百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 また、純資産は前連結会計年度末に比べ、7,819百万円増加し、84,715百万円となりました。これは、利益剰余金が3,525百万円、為替換算調整勘定が2,290百万円、その他有価証券評価差額金が1,567百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、29,524百万円となり、前連結会計年度に比べ、5,737百万円増加しました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、12,599百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ、388百万円減少しました。これは主に税金等調整前当期純利益が増加したものの、仕入債務が減少したこと及び法人税等の支払額が増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、20,146百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ、4,272百万円増加しました。これは主に、定期預金の預入による支出が減少したものの、有形固定資産の取得による支出が増加したこと 等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、12,178百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ、17,815百万円増加しました。これは主に長期借入れによる収入が増加したこと等によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループは手元流動性を確保すべく資産、負債を管理しており、当連結会計年度末の流動比率は337.3%と、十分な流動性を確保しているものと認識しております。また、足元は半導体市場の成長を確実に取り込むための設備投資を重視した機動的な資本投下を行うフェーズにあり、新工場建設等の所要資金として金融機関より借入による調達を行いましたが、当連結会計年度末の自己資本比率は69.1%と高い健全性を確保しているものと認識しております。 当社グループは企業価値向上のために、生産能力の拡大、最先端半導体分野での研究開発や新規事業の創出及びM&Aに活用する資金を必要としております。また一方では、株主に対する適正な利益還元を行うことを経営の重要課題と認識しております。当社グループといたしましては、安定的な事業運営と成長のための投資及び積極的な株主還元を勘案し、持続的な企業価値向上に資する現金及び現金同等物の活用を志向してまいります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本   (百万円)   46,407   109.9 北米   (百万円)   7,475   102.4 アジア   (百万円)   12,161   109.1 合計   (百万円)   66,045   108.8 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループは、一部受注生産を行っておりますが、受注生産高の売上高に占める割合の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本   (百万円)   39,450   111.2 北米   (百万円)   7,967   97.1 アジア   (百万円)   19,599   117.0 欧州   (百万円)   2,387   114.5 合計   (百万円)   69,404   111.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 長瀬産業㈱   16,599   26.6   17,375   25.0 TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO., LTD.   10,007   16.0   12,053   17.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 当社グループは、連結財務諸表の作成において使用される以下の重要な会計方針が特に当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を与えると考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、お客様の支払不能時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しておりますが、お客様の支払能力が低下した場合には追加引当が必要となる可能性があります。 b.棚卸資産 当社グループは、棚卸資産の将来需要及び市場状況に基づく時価の見積額と原価との間に差額が生じた場合、評価減を実施しております。 c.固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。この適用に当たり、合理的で説明可能な仮定及び予測に基づいて将来のキャッシュ・フロー等の見積りを行っておりますが、その仮定及び予測に変動が生じた場合、減損損失を計上しております。使用価値の算定に使用される将来キャッシュ・フローは、経営者により承認された経営計画を基礎とし、貨幣の時間的価値及び当該資産の固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて見積もっております。なお、当連結会計年度において、収益及びキャッシュ・フローの早急な改善が見込めないと判断した事業用資産等について減損損失を計上しております。 d.投資の減損 当社グループは、長期的な取引関係の維持のために、特定のお客様及び金融機関の株式を所有しております。これらの株式の投資価値が下落した場合、減損損失を計上しております。この減損処理は、時価が取得原価に対して50%以上下落した場合、加えて30%~50%程度下落した場合で、回復の見込がないと判断される場合に行います。また、将来の市況悪化や投資先の業績不振により、評価損の計上が必要となる可能性があります。 なお、当社グループにおいて回復の見込みがないとは次のいずれかの要件に当てはまる場合をいいます。 イ.株価が過去2年間継続的に30%以上下落し一度も回復傾向のない状態にある ロ.株式の発行会社が債務超過の状態にある ハ.株式の発行会社が2期連続で損失を計上しており、翌期も損失計上が予想される e.繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、過去の納税状況や将来の事業計画等、現状入手可能な情報を用いて判断しております。当社グループは、回収可能と見込めないと判断した部分を除いて繰延税金資産を計上しておりますが、経営成績の悪化等により将来の課税所得の見積額が減少した場合や法定税率の変更等により繰延税金資産が取崩された場合に、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 f.退職給付債務等 当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出しております。しかしながら、運用環境の悪化等により、実際の結果がこれらの前提条件と異なった場合、あるいは前提条件の変更が必要になった場合には、退職給付費用や債務が増加し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 3.会計方針に関する事項 (4)退職給付に係る会計処理の方法」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)」をご参照ください。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、持続的な企業価値増大を目指しており、その取組みの概要については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)企業価値向上について ③企業価値向上のための取組み(中長期経営計画)」に記載のとおりであります。 中長期経営計画では、連結売上高、連結非半導体売上構成比(%)、EBITDAマージン(%)、ROE(%)を特に重要な経営指標と捉え、目標達成に向けた取組みを進めております。当連結会計年度につきましては、世界半導体市場はAI向け先端半導体デバイスの需要が牽引し、PCやスマートフォン、車載向け等の需要にも底打ち感が見られた一方で、汎用メモリの供給不足や価格高騰による下振れの可能性について引き続き注視を要する状況にありながらも、当社においては先端半導体向けCMP製品及びシリコンウェハー向けポリシング材の販売が好調に推移し、売上高、営業利益、経常利益は過去最高となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は複数年度にわたる過年度法人税等を計上した結果、前期比減益となりました。中長期経営計画との比較においては、同計画を策定した2023年当初の予想には及ばず、連結売上高は694億円、EBITDAマージンは23.3%、ROEは11.3%と目標未達となりました。また、非半導体分野においては、開発品の採用に時間を要したこと等により狙った売上拡大を果たせず、連結非半導体売上高構成比は16.6%と計画を下回りました。 2026年3月期 中長期経営計画   2026年3月期 実績 連結売上高(億円)   770   694 連結非半導体売上構成比(%)   20.0   16.6 EBITDAマージン(%) (注)   26.0   23.3 ROE(%) 自己資本利益率   15.0   11.3 (注)EBITDAマージン=(営業利益+減価償却費)/売上高 当社グループといたしましては、持続的な企業価値向上のため、引き続き中長期経営計画の取組みを進めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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