本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本化薬

NIPPON KAYAKU CO.,LTD.4272 · Prime · 化学

火薬と化学を基盤に、自動車安全部品、ディスプレイ材料、医薬など多角展開する化学メーカー。

概要

日本化薬は、1916年に日本初の民営産業火薬メーカーとして創業した化学メーカーである。火薬技術を基盤に、自動車安全システム、電子材料、色素、触媒、医薬・農薬など多様な事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は2,419億円、営業利益225億円を見込む。従業員数は5,946人、本社は東京都千代田区。

三つの事業領域で構成されるポートフォリオ

日本化薬グループは、モビリティ&イメージング、ファインケミカルズ、ライフサイエンスの三つの事業領域で構成される。モビリティ&イメージング領域は、自動車の安全装置向けセイフティシステムズ事業と、液晶ディスプレイ用部材などを手掛けるポラテクノ事業からなる。ファインケミカルズ領域は、半導体封止材向けエポキシ樹脂やマレイミド樹脂、インクジェット用色素、触媒などを供給する。ライフサイエンス領域は、抗悪性腫瘍剤や生物学的製剤などの医薬品、殺虫剤や除草剤などの農薬、不動産賃貸を含む。2026年3月期のセグメント売上高は、モビリティ&イメージングが947億円、ファインケミカルズが741億円、ライフサイエンスが729億円と、バランスの取れた事業構成となっている。

火薬技術を応用した自動車安全システム

セイフティシステムズ事業は、日本化薬の創業以来の火薬技術を現代の自動車安全に応用した事業である。主力製品は、衝突時に瞬時にガスを発生させエアバッグを膨張させるインフレータ、シートベルトを巻き取るプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、電気信号で起爆するスクイブである。2026年3月期の同事業売上高は堅調に推移し、中国市場でのローカルメーカー向け需要が拡大した。同社は、チェコ、中国、メキシコ、マレーシアなどに生産拠点を持ち、グローバルに供給網を構築している。自動車の安全規制強化を背景に、中長期的な市場拡大が見込まれる。

半導体・電子材料で存在感を示すファインケミカルズ

ファインケミカルズ事業領域の機能性材料部門は、半導体封止材や基板材料に使われるエポキシ樹脂、高速通信基板向けマレイミド樹脂、フォトリソグラフィ工程用の紫外線硬化型樹脂などを提供する。また、MEMS用レジストや半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機)も手掛ける。色素材料部門では、インクジェットプリンタ用色素、捺染用染料、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素など多岐にわたる。触媒部門では、アクリル酸やメタクリル酸の製造用触媒を供給する。2026年3月期の同事業売上高は、半導体市況の回復とAIサーバ需要を追い風に、前期比12.0%増の741億円となった。

医薬・農薬で社会課題に挑むライフサイエンス

ライフサイエンス事業領域は、医薬事業とアグロ(農薬)事業で構成される。医薬事業では、抗悪性腫瘍剤「イブトロジー」、抗体バイオシミラー「アダリムマブBS」「ベバシズマブBS」などを販売し、がん治療や自己免疫疾患領域で製品を展開する。医薬原薬・中間体の供給も行う。アグロ事業では、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤などを提供し、主力製品のフロメトキンが海外で順調に販売されている。2026年3月期の同事業売上高は、医薬の新製品投入と農薬の海外伸長により、前期比12.3%増の729億円となった。また、不動産事業もグループ内で賃貸を行っている。

業界の中での役割は自動車安全部品のサプライヤー、ディスプレイ材料・半導体材料の供給者、医薬品・農薬の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,419億円
営業利益
225億円
営業利益率
9.3%
純利益
246億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
モビリティ&イメージング事業領域947億円39.2%107億円11.3%
ファインケミカルズ事業領域741億円30.6%119億円16.1%
ライフサイエンス事業領域730億円30.2%97億円13.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車安全システム主力

自動車の安全装置向けに、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブを供給。火薬技術を応用した製品で、衝突時の乗員保護に貢献。

主な製品・サービス3
エアバッグ用インフレータ
衝突時にガスを瞬時に発生させエアバッグを膨張させる装置。自動車安全の要。
シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ
衝突時にシートベルトを巻き取り乗員を拘束する小型ガス発生装置。
スクイブ
電気信号で起爆する小型火薬装置。エアバッグやプリテンショナーの起動に使用。

02ディスプレイ・光学主力

液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材を供給。光学技術を活かし、高精細表示や分析機器向けに部材を提供。

主な製品・サービス3
液晶ディスプレイ用部材
偏光板や位相差フィルムなど、液晶パネルの表示品質を支える光学フィルム。
液晶プロジェクター用部材
プロジェクターの光学エンジン向け部品。高輝度・高コントラストを実現。
X線分析装置部材
X線回折や蛍光X線分析装置に用いる光学素子や結晶。材料分析に貢献。

03エレクトロニクス材料・半導体準主力

半導体・電子部品向けに、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、レジスト用紫外線硬化型樹脂、MEMS用レジスト、LCD・半導体用クリーナー、液晶ディスプレイ用シール剤、半導体製造装置を供給。高機能材料と装置で電子機器の製造工程を支える。

主な製品・サービス7
エポキシ樹脂
半導体封止材や基板材料として使用される熱硬化性樹脂。耐熱性・絶縁性に優れる。
マレイミド樹脂
高耐熱・低誘電特性を持つ樹脂。高速通信基板や半導体封止材に使用。
レジスト用紫外線硬化型樹脂
UV硬化型のレジスト材料。フォトリソグラフィ工程で微細パターン形成に使用。
MEMS用レジスト(液状並びにドライフィルムレジスト)
MEMS(微小電気機械システム)製造に特化した感光性材料。微細加工に用いる。
LCD・半導体用クリーナー
液晶パネルや半導体ウェハーの洗浄に使用する高純度洗浄液。
液晶ディスプレイ用シール剤
液晶パネルのセルギャップを保持し、液晶を封止するシール材。
半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機)
レジストのラミネート、剥離、マウント、UV硬化を行う装置群。半導体後工程向け。

04色素材料準主力

インクジェットプリンタ用色素、捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤、繊維・紙用染料、樹脂用着色剤、感熱顕色剤、顔料誘導体を供給。多様な用途向けに高機能色素を提供。

主な製品・サービス5
インクジェットプリンタ用色素
高発色・堅牢なインクジェットインク向け染料。写真画質を実現。
インクジェット捺染用染料
布地に直接印刷する捺染用の染料。デジタル捺染の色再現性を向上。
イメージセンサー用材料
カラーフィルタやマイクロレンズに用いる色素材料。高感度・高精細化に貢献。
調光ガラス用二色性色素
電圧印加で光の透過率を変える調光ガラス用の色素。プライバシー保護に応用。
近赤外線吸収剤
近赤外線を選択的に吸収する材料。光学フィルターやセキュリティ用途。

05触媒準主力

アクリル酸、アクロレイン、メタクリル酸製造用触媒を供給。化学プラント向けの高性能触媒で、基礎化学品の効率的な製造を支援。

主な製品・サービス3
アクリル酸製造用触媒
プロピレン酸化によりアクリル酸を合成する触媒。高活性・長寿命。
アクロレイン製造用触媒
プロピレン酸化によりアクロレインを製造する触媒。アクリル酸原料等に使用。
メタクリル酸製造用触媒
イソブテン等の酸化によりメタクリル酸を合成する触媒。ポリマー原料向け。

06医薬準主力

抗悪性腫瘍剤、生物学的製剤、循環器用剤、光線力学診断用剤、体外診断用医薬品、血管内塞栓材、医薬原薬・中間体、食品添加物、健康食品素材、食品品質保持剤、洗浄除菌剤を供給。医療分野とヘルスケア分野で製品を展開。

主な製品・サービス5
抗悪性腫瘍剤
がん治療に用いる注射・経口の抗がん剤。細胞増殖を抑える。
生物学的製剤
遺伝子組換え技術で作られたタンパク質医薬品。自己免疫疾患などに用いる。
光線力学診断用剤
光を当てることで腫瘍を蛍光診断する薬剤。術中診断に利用。
血管内塞栓材
カテーテルで血管を塞栓する材料。動脈瘤や腫瘍の治療に使用。
医薬原薬・中間体
医薬品の有効成分やその合成中間体。他社医薬品の原料として供給。

07アグロ(農薬)副次

殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤、防疫用殺虫剤、土壌殺菌剤、動物忌避剤を供給。農業・防疫分野向けの多様な農薬製品を展開。

主な製品・サービス4
殺虫剤
農業害虫や衛生害虫を駆除する薬剤。多様な有効成分をラインアップ。
除草剤
雑草を防除する薬剤。水田・畑作地向けに各種製品。
殺菌剤
植物の病原菌を防除する薬剤。感染症対策に使用。
殺ダニ剤
ダニ類を駆除する薬剤。果樹・蔬菜等に使用。

08不動産その他

不動産賃貸事業を行い、グループ所有不動産の有効活用を図る。

製品と技術

エアバッグ用インフレータとマイクロガスジェネレータ

セイフティシステムズ事業の中核製品は、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブである。インフレータは、衝突センサーからの信号を受け、火薬の燃焼でガスを瞬時に発生させ、エアバッグを膨らませる装置。同社は、火薬技術を応用した高信頼性の製品をグローバルに供給している。マイクロガスジェネレータは、シートベルトを巻き取り乗員を拘束する小型のガス発生装置。スクイブは電気信号で起爆する小型火薬装置で、これら三つは自動車の乗員保護システムに不可欠である。同社は、これらの製品をチェコ、中国、メキシコ、マレーシアなどの子会社で生産し、世界各国の自動車メーカーに納入している。

半導体封止材向けエポキシ樹脂とマレイミド樹脂

機能性材料部門の主力製品であるエポキシ樹脂は、半導体封止材やプリント基板材料として広く使われる。同社は高耐熱・高絶縁性のエポキシ樹脂を提供し、自動車電装化や5G通信機器の需要に対応する。マレイミド樹脂は、低誘電率・低誘電正接の特性を持ち、高速伝送が求められるサーバーや通信基地向け基板に採用される。また、フォトリソグラフィ工程で使用される紫外線硬化型樹脂(レジスト)や、MEMS製造向けの液状・ドライフィルムレジストもラインアップ。これらの材料は、半導体製造の微細化と高機能化に貢献している。同社は、日本、中国、米国などに生産拠点を持ち、グローバルな半導体サプライチェーンを支える。

多用途に対応する高機能色素材料

色素材料部門では、インクジェットプリンタ用色素、捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤など、幅広い製品を展開する。インクジェットプリンタ用色素は、写真画質を実現する高発色・堅牢性を特徴とし、家庭用から業務用まで対応。捺染用染料は、デジタル捺染技術の進展に伴い、布地への直接印刷で色再現性を向上させる。調光ガラス用二色性色素は、電圧印加で光透過率を変化させるスマートウィンドウに使用される。また、近赤外線吸収剤は、光学フィルターやセキュリティインクなどに応用される。同社は、環境規制に対応したノンフェノール系感熱顕色剤の開発も進めている。

抗悪性腫瘍剤と抗体バイオシミラー

医薬事業では、抗悪性腫瘍剤「イブトロジー」や、抗体バイオシミラー「アダリムマブBS」「ベバシズマブBS」を主力とする。イブトロジーは、特定のがん種に対して高い治療効果を示す新薬であり、2025年3月期に新発売された。アダリムマブBSは自己免疫疾患用、ベバシズマブBSは抗がん剤として市場浸透が進んでいる。また、光線力学診断用剤(光を当てて腫瘍を蛍光診断する薬剤)や、血管内塞栓材(カテーテルで血管を塞栓する材料)といったユニークな製品も手掛ける。医薬原薬・中間体の受託製造も行い、他社医薬品の原料供給も担う。同社は、高崎工場などを拠点に、安定供給と品質確保に努めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

機能化学品で国内有数、海外展開進む

機能化学品や医薬品、化粧品原料を手掛ける専業メーカーとして、国内では競合他社と差別化された製品群を持つ。同業のコージンバイオや東洋紡などと比べ、収益基盤は安定しており、特に2025年3月期の営業利益率9.16%は、高付加価値製品の比率が高いことを示す。業界内では、汎用化学品中心の企業と異なり、ニッチ分野での技術力が強みだ。直近の売上高は2024年3月期の2018億円から2025年3月期は2226億円、2026年3月期は2419億円へと増加しており、成長軌道にある。しかし、原材料価格の変動や為替の影響を受けやすく、海外競合との競争も激化している。

強み

  • 機能化学品や医薬品原料の技術力が高く、営業利益率は9%超と収益性が良い
  • 売上高が3期連続で増加し、2026年3月期も2419億円と堅調な見通し
  • 化学専業で事業特化のため、同業他社と比較して経営資源を集中できる
  • 国内でのシェアは安定しており、大手のクラレなどとも競合しながらも独自地位

課題

  • 原油や天然ガス価格の変動がコストに直結し、収益が不安定化する恐れ
  • 海外企業との価格競争が激しく、シェア維持には技術革新が必須
  • 輸出比率が高く、円高局面では収益が圧迫される可能性が高い

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体材料の時価総額近傍。太字が日本化薬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15301東海カーボン4,076億円20.4倍
27966リンテック3,878億円20.2倍
3429Aテクセンドフォトマスク3,526億円14.2倍
4268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
56728アルバック3,493億円20.4倍
64272日本化薬3,320億円12.9倍
74061デンカ2,862億円17.7倍
85384フジミインコーポレーテッド2,639億円27.0倍
97826フルヤ金属2,455億円14.9倍
103569セーレン2,201億円12.9倍
115393ニチアス2,105億円20.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

日本初の民営産業火薬メーカーとして発足した1916年

日本化薬の起源は、1916年6月に日本火薬製造株式会社として設立されたことにある。当時、我が国初の民営による産業火薬メーカーであり、翌1917年4月には山口県厚狭工場が製造・営業認可を受けた。火薬は鉱山や土木工事に不可欠な資材であり、同社は国内の産業基盤を支える役割を担った。その後、1934年11月には日本導火線、日本雷管、中外雷管の3社を合併し、火薬製品のラインアップを拡充した。この時期の合併は、事業基盤の強化とともに、火薬技術の集約を進めるものであった。

戦時中の統合と戦後の化学メーカーへの転換

1943年8月、帝国染料製造と山川製薬を合併し、染料や医薬分野に進出した。さらに1945年2月には日本色素製造と東京染料工業を合併し、色素事業を強化した。しかし、敗戦後の1945年10月には北洋火薬を設立する一方、同年12月には商号を日本化薬株式会社と改称し、火薬専業から総合化学メーカーへの転換を図った。1949年5月には東京証券取引所に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。この戦後再編期に、同社は火薬以外の事業領域を拡大し、後の多角化の基盤を築いた。

医薬品工場の再発足と生産拠点の拡充(1970年代~80年代)

1971年10月、高崎工場が竣工し、医薬品工場として再発足した。これは医薬事業への本格的な注力を示すものであった。1977年4月には厚和産業を設立し、化学品の販売・製造子会社を整備。1978年5月には福山工場を箕島地区へ移転し、1986年2月までに移転を完了した。1982年12月には鹿島工場を新設し、ファインケミカルズの生産能力を高めた。1983年11月には本社を東京都千代田区富士見へ移転し、経営基盤を強化した。これらの設備投資により、同社は医薬・化学品の両面で供給体制を拡充した。

ポラテクノ設立と光学事業への参入(1990年代)

1991年7月、株式会社ポラテクノを設立し、光学関連事業に参入した。ポラテクノは液晶ディスプレイ用部材やプロジェクター用部材を手掛け、同事業は後にモビリティ&イメージング事業領域の中核となる。同年にはポラテクノ販売も設立。1994年6月には日化実業が内外興業を合併し、株式会社ナイガイニッカに改称。1995年12月には中華人民共和国に招遠先進化工有限公司を設立し、海外生産を開始した。1997年6月にはポラテクノ販売が香港法人に出資するなど、アジア展開を加速した。1999年2月にはチェコのインデット セイフティ システムズに資本参加し、欧州の安全システム事業を強化した。

グローバル化と事業再編の2000年代

2000年6月、株式会社日本化薬福山及び株式会社日本化薬東京を設立し、国内組織を再編。同年7月にはアメリカにライフスパークを設立し、北米展開を進めた。2002年9月には中国に化薬化工(無錫)有限公司を設立し、機能性材料の生産拠点を増やした。2003年8月、ポラテクノが中国に無錫宝来光学科技有限公司を設立。2004年1月には米国のモクステックに出資し、光学技術を強化。2006年にはチェコ、韓国、中国に相次いで子会社を設立し、グローバルな生産・販売網を構築した。同年、株式会社ナイガイニッカはエヌ・エス・カラーテクノを合併し、色素事業を統合。一方、カヤフロックは2006年11月に高分子凝集剤事業を譲渡し清算されるなど、選択と集中も進められた。

成長軌道に乗った近年の業績推移

2013年3月期の売上高は1,281億円だったが、以後堅調に増加し、2024年3月期には2,018億円に達した。2025年3月期は売上高2,226億円、営業利益204億円、親会社株主帰属純利益175億円と増収増益を達成。2026年3月期には売上高2,419億円、営業利益225億円、同純利益246億円の見通しを示している。2022年4月から開始した中期事業計画「KAYAKU Vision 2025」の最終年度にあたる2025年3月期には、全事業領域で増収を記録した。2026年4月からは10カ年長期経営計画「Evolution2035」を開始し、Phase1(2026-2028年度)の目標として売上高3,000億円、営業利益360億円、ROE10%以上を掲げている。

年表36件を開く

1910年代

  • 1916年6月創業我が国初の民営による産業火薬メーカー日本火薬製造株式会社として発足。
  • 1917年4月山口県厚狭工場、製造及び営業認可。

1930年代

  • 1934年11月M&A日本導火線株式会社、日本雷管株式会社、中外雷管株式会社を合併。

1940年代

  • 1943年8月M&A帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を合併。
  • 1945年2月M&A日本色素製造株式会社、東京染料工業株式会社を合併。
  • 1945年10月創業北洋火薬株式会社を設立。
  • 1945年12月商号を日本化薬株式会社と改称。
  • 1949年5月上場株式を東京証券取引所へ上場。

1970年代

  • 1971年10月創業高崎工場竣工、医薬品工場として再発足。
  • 1977年4月創業厚和産業株式会社を設立。
  • 1978年5月福山工場を箕島地区へ移転、操業開始。(移転終了 1986年2月)

1980年代

  • 1982年12月鹿島工場新設。
  • 1983年11月本社を東京都千代田区富士見1-11-2へ移転。
  • 1989年7月創業カヤフロック株式会社を設立。

1990年代

  • 1990年2月和光都市開発株式会社に資本参加。
  • 1991年7月創業株式会社ポラテクノを設立。
  • 1992年2月創業株式会社ポラテクノ販売を設立。
  • 1994年6月M&A日化実業株式会社は内外興業株式会社を合併し、株式会社ナイガイニッカと商号を改称。
  • 1995年6月創業日本化薬フードテクノ株式会社を設立。
  • 1995年12月創業中華人民共和国に招遠先進化工有限公司を設立。
  • 1996年9月創業中華人民共和国に無錫先進化工有限公司(現 無錫先進化薬化工有限公司)を設立。
  • 1997年6月株式会社ポラテクノ販売はポラテクノ(香港)有限公司へ資本参加。
  • 1999年2月チェコ共和国のインデット セイフティ システムズ a.s.に資本参加。
  • 1999年6月M&A株式会社ポラテクノは株式会社ポラテクノ販売を合併。
  • 1999年12月日本化学製品株式会社に追加出資をし、エヌ・エス・カラーテクノ株式会社と商号を改称。

2000年代

  • 2000年6月創業株式会社日本化薬福山及び株式会社日本化薬東京を設立。
  • 2000年7月創業アメリカ合衆国にライフスパーク,Inc.を設立。
  • 2002年9月創業中華人民共和国に化薬化工(無錫)有限公司を設立。
  • 2003年8月創業株式会社ポラテクノは中華人民共和国に無錫宝来光学科技有限公司を設立。
  • 2004年1月株式会社ポラテクノはアメリカ合衆国のモクステック, Inc.に資本参加。
  • 2006年2月創業チェコ共和国にニッポンカヤク CZ,s.r.o.を設立。
  • 2006年3月上場株式会社ポラテクノはジャスダック証券取引所に上場。
  • 2006年4月創業大韓民国にE-マテリアルズCo.,Ltd.を設立。
  • 2006年6月M&A株式会社ナイガイニッカはエヌ・エス・カラーテクノ株式会社を合併し、
  • 2006年8月創業中華人民共和国に化薬(湖州)安全器材有限公司を設立。
  • 2006年11月カヤフロック株式会社は高分子凝集剤事業を事業譲渡し、清算。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,946人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は798万円で、9期前と比べて+6.9%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は14.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,517
2018年3月5,684
2019年3月74640.214.65,814
2020年3月71740.114.55,847
2021年3月71040.314.65,664
2022年3月73440.614.95,703
2023年3月76540.815.15,782
2024年3月73641.015.15,902
2025年3月77740.914.95,979341
2026年3月79841.014.85,946378

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社29(国内 21 / 海外 8、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
厚狭工場 — 山口県 山陽小野田市180億円
ファインケミカルズ
マレーシア ネグリ・センビラン州センダヤン140億円
モビリティ&イメージング
高崎工場(群馬県高崎市) (注)4124億円
ライフサイエンス
福山工場 — 広島県福山市108億円
ファインケミカルズ
メキシコ合衆国 ヌエボ・レオン州サリナス・ビクトリア8,164百万円
モビリティ&イメージング
中華人民共和国浙江省湖州市8,060百万円
モビリティ&イメージング
セイフティ本社工場 — 兵庫県姫路市6,044百万円
モビリティ&イメージング
チェコ共和国 ヤブルンカ村5,087百万円
モビリティ&イメージング
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウエストボロ4,082百万円
ファインケミカルズ
アメリカ合衆国ユタ州オーレム4,033百万円
モビリティ&イメージング
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. ※1
    チェコ共和国 フセチン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    化薬(湖州)安全器材有限公司 ※1
    中華人民共和国 浙江省湖州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V. ※1
    メキシコ合衆国 ヌエボ・レオン州 サリナス・ビクトリア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd. ※1
    マレーシア ネグリセンビラン州センダヤン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッポンカヤクアメリカ, INC.
    アメリカ合衆国 ミシガン州 トロイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッポンカヤクコリア Co., Ltd.
    大韓民国 ソウル特別市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ポラテクノ
    新潟県 上越市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    モクステック, Inc.
    アメリカ合衆国 ユタ州オーレム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    無錫宝来光学科技有限公司
    中華人民共和国 江蘇省無錫市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    デジマ テック B.V.
    オランダ国 アーネム市
    議決権100.0%
  • 海外
    デジマ オプティカル フィルムズ B.V.
    オランダ国 アーネム市
    議決権100.0%
  • 国内
    レイスペック Ltd.
    イギリス国 バッキンガム州 ハイ・ウィカム市
    議決権100.0%
残りのグループ会社17社を開く
  • 株式会社ニッカファインテクノ東京都 千代田区100%
  • ユーロニッポンカヤク GmbHドイツ連邦共和国 フランクフルト市100%
  • 厚和産業株式会社山口県 山陽小野田市100%
  • 化薬化工(無錫)有限公司中華人民共和国 江蘇省無錫市100%
  • カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc.アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ウエストボロ100%
  • ギルモアロードプロパティ, LLCアメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ウエストボロ100%
  • テイコクテーピングシステム株式会社愛知県 東海市100%
  • 無錫先進化薬化工有限公司中華人民共和国 江蘇省無錫市80%
  • 上海化耀国際貿易有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • ニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.タイ王国 バンコク市100%
  • 日本化薬フードテクノ株式会社群馬県 高崎市100%
  • 台湾日化股份有限公司台湾 台北市100%
  • 和光都市開発株式会社東京都 千代田区100%
  • カヤク・ジャパン株式会社東京都 墨田区50%
  • 株式会社カルティベクス東京都 千代田区37%
  • 化薬ヌーリオン株式会社東京都 中央区25%
  • 三光化学工業株式会社神奈川県 高座郡寒川町45%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,419億円営業利益225億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+10.3%。

売上高
+8.7%
2,419億円
営業利益
+10.3%
225億円
純利益
+40.6%
246億円
営業利益率
9.3%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,709億円2,419億円
営業利益273億円225億円
純利益229億円246億円
1株あたり配当¥66¥66

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は674億円、営業利益は67億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.7%、営業利益は+191.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q448−2
2024年1Q486234.727
2024年2Q493255.134
2024年3Q519−7−1.3−33
2024年4Q52013
2025年2Q1,09111210.360
2025年4Q1,135928.1115
2026年2Q1,1361069.3117
2026年4Q1,2831199.3129
2027年1Q674679.961

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,281億円から2,419億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は9.3%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,281205123
2014年3月1,601265167
2015年3月1,619252157
2016年3月1,629210173
2017年3月1,591199156
2018年3月1,679225155
2019年3月1,726216149
2020年3月1,751180128
2021年3月1,734165126
2022年3月1,848232172
2023年3月1,984230150
2024年3月2,01812641
2025年3月2,2262042239.2175
2026年3月2,4192252559.3246

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,419億円のうち、営業利益として残るのは225億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は246億円、売上の10.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.9%1,690億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.8%504億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%225億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.0pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.8pt
10.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
9.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが288億円、投資CFが−172億円で、差し引きのフリーCFは116億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は534億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月144−116−1528403
2014年3月295−202093506
2015年3月203−158−12545434
2016年3月196−51−94145475
2017年3月314−119−141195518
2018年3月201−162−6239505
2019年3月268−177−6491527
2020年3月273−175−13998467
2021年3月244−176−8468475
2022年3月231−106−111125530
2023年3月200−152−7948531
2024年3月232−1943838648
2025年3月255−273−48−18579
2026年3月288−172−202116534

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,987億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,801億円で、自己資本比率は70.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,2471,60564266.9
2014年3月2,4761,77969767.2
2015年3月2,6511,99765470.4
2016年3月2,7272,00572269.3
2017年3月2,7282,05966971.1
2018年3月2,8562,20665072.9
2019年3月2,9362,29064673.6
2020年3月2,7852,10068575.2
2021年3月2,9452,28366277.2
2022年3月3,1552,46469177.8
2023年3月3,2292,55067978.7
2024年3月3,6322,70592774.2
2025年3月3,7372,6851,05271.6
2026年3月3,9872,8011,18670.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
500億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,103億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
532億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,186億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中29位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中72位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.0%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.7%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,075で、1年前と比べて+48.6%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥2,075-1.9%1ヶ月+6.5%1年+48.6%時価総額3,320億円
過去52週の値幅
安値¥1,350.5高値¥2,192.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR1.08倍
配当利回り3.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.85%と上昇、年初来+52.24%と堅調。25日線(2016.48円)を約3.4%上回り、75日線・200日線も上回る。52週高値2192.5円に対して8月21日終値2084.5円は約4.9%下と高値圏。出来高は8月4日に147万株と急増、その後も30万〜50万株で推移。RSIは73.38とやや過熱圏。週足では上昇トレンドが継続しており、高値更新をうかがう展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは12.89倍で業界平均の17.76倍を下回り、PBRは1.08倍と平均1.41倍より低く、割安感があります。配当利回りは3.18%で平均2.66%を上回り、ROEは9%と平均的な水準です。収益性は安定しており、配当も魅力的ですが、成長性にはやや疑問が残ります。割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍17.8倍
PER (予想)13.1倍
PBR1.08倍1.41倍
ROE9.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体関連材料の需要拡大と値上げ効果で業績は堅調に推移。強気派は電子材料の需要増と収益性改善を評価し、弱気派は半導体のサイクル不況や競争激化による価格低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 電子材料需要拡大

    半導体向けエポキシ樹脂が堅調

  • 値上げ浸透

    2025年3月期は営業利益率9.16%に改善

  • 株主還元

    3.25%の配当利回りで魅力的

  • 26/3期売上高2,419億円と3期連続増収決算発表後影響

    売上高2,018億→2,226億→2,419億円。直近+193億円の増収

  • 26/3期純利益246億円と前期比71億円増決算発表後影響

    純利益175億→246億円。24年3月期41億円から急回復

  • 営業利益率9.30%と高水準維持決算発表後影響

    営業利益は204億→225億円、営業利益率9.16%→9.30%に改善

  • PBR1.06倍と配当利回り3.25%の割安継続影響

    PBR1.06倍はほぼ1倍で下値硬く、利回り3.25%が投資家を惹きつける

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況の変動

    電子材料の需要が半導体投資に左右される

  • 原材料高

    石油系原料の高値がコスト増要因

  • 海外競争

    アジア勢の追い上げが厳しい

  • 予想PER12.8倍は現行12.61倍を上回る決算発表後影響

    予想PERが現行PERを上回り、増益期待が株価に織り込み済み

  • 株価1年54.7%上昇で高値警戒不定影響

    1年で54.68%上昇後の利益確定売りが想定される

  • ROE9%は10%未満で改善余地継続影響

    ROE9%はPBR1.06倍に見合うが、10%未満で資本コスト超過は不十分

  • 外国人持ち株比率26.61%の売り圧力リスク不定影響

    外国株主比率26.61%と高く、グローバルなリスクオフ時に売られる

次の決算で確かめる点
電子材料売上比率
半導体需要の影響を把握
営業利益率
製品ミックス改善の効果を確認
海外売上高
グローバルな需要動向を測る
在庫水準
電子材料の需要変動に備える

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり66で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは3.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥66
1株あたり
配当利回り
3.18%
いまの株価に対して
配当性向
32.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3048.1
2018年3月300.041.0
2019年3月300.049.8
2020年3月300.048.4
2021年3月300.022.7
2022年3月4033.353.6
2023年3月4512.559.7
2024年3月450.0
2025年3月6033.386.1
2026年3月6610.032.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥66

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ30,640人。区分でいちばん多いのは金融機関33.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.4%を占め、残る57.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関37.040.337.938.134.333.7
外国法人31.931.031.832.232.326.6
個人・その他19.817.519.719.120.126.0
事業法人10.210.39.99.48.88.8
自己株式3.81.32.82.73.17.2
証券会社1.10.80.71.24.54.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.77
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.91
03カヤベスタークラブ3.81
04株式会社常陽銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.18
05明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.03
06NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.58
07中外産業株式会社2.15
08株式会社三菱UFJ銀行2.13
09NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.74
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-27
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    4.68%
    -1.08pt
  • 2026-04-16
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    5.76%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+137%、1株純資産は14期で+127%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月688298.717.140.3
2014年3月9291810.612.640.9
2015年3月861,0308.917.443.9
2016年3月961,0769.211.842.6
2017年3月901,1218.216.748.1
2018年3月891,2037.714.641.0
2019年3月861,2487.015.249.8
2020年3月741,2266.013.448.4
2021年3月741,3325.814.522.7
2022年3月1021,4597.311.453.6
2023年3月891,5326.013.359.7
2024年3月251,6251.652.7
2025年3月1071,6736.513.286.1
2026年3月1611,8799.010.932.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額488百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川村茂之代表取締役社長6333,000
島田博史代表取締役 ライフサイエンス事業領域管掌兼医薬事業部長6130,000
井上晋司取締役 経営企画・コーポレート・コミュニケーション部・経理部・情報システム部管掌兼危機管理委員会委員長6043,000
武田真取締役 人事部・法務部・総務部・秘書部・内部統制推進部管掌兼倫理委員会委員長・安全保障貿易管理責任者6219,000
加藤康仁取締役 テクノロジー統括管掌6122,000
藤島安之取締役7916,000
房村精一取締役79
赤松育子取締役58
椿本光弘取締役66
齋藤長史常任監査役(常勤)604,000
和田洋一郎監査役(常勤)6419,000
若狭一郎監査役71
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
岩﨑淳監査役67
鳥山恭一監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71971264236652
社外取締役875759
監査役3474716

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,249字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 日本化薬グループ(当社グループ)は、日本化薬㈱(当社)、子会社37社、関連会社10社より構成されております。当社グループの事業セグメントごとの主要な製品・サービス、及び主要な子会社・関係会社名は次のとおりです。 (モビリティ&イメージング事業領域) 事業セグメント   主要な製品・サービス   主要な子会社・関連会社 セイフティシステムズ   エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ   ・カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.・化薬(湖州)安全器材有限公司・カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V.・カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.・ニッポンカヤクアメリカ, INC.・ニッポンカヤクコリア Co., Ltd. ポラテクノ   液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材   ・無錫宝来光学科技有限公司・モクステック, Inc.・デジマ テック B.V.・デジマ オプティカル フィルムズ B.V.・㈱ポラテクノ・レイスペックLtd. (ファインケミカルズ事業領域) 事業セグメント   主要な製品・サービス   主要な子会社・関連会社 機能性材料   エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂用硬化剤、反応性難燃樹脂、アクリル酸エステル、レジスト用紫外線硬化型樹脂、MEMS用レジスト(液状並びにドライフィルムレジスト)、LCD・半導体用クリーナー、液晶ディスプレイ用シール剤、半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機)   ・厚和産業㈱・㈱ニッカファインテクノ・化薬化工(無錫)有限公司・カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc. ・テイコクテーピングシステム㈱ 色素材料   インクジェットプリンタ用色素、インクジェット捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤、繊維用及び紙用染料、樹脂用着色剤、感熱顕色剤、顔料誘導体(シナジスト)   ・㈱ニッカファインテクノ・ニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD. ・無錫先進化薬化工有限公司・上海化耀国際貿易有限公司 触媒   アクリル酸製造用触媒、アクロレイン製造用触媒、メタクリル酸製造用触媒   ・厚和産業㈱ (ライフサイエンス事業領域) 事業セグメント   主要な製品・サービス   主要な子会社・関連会社 医薬   抗悪性腫瘍剤、生物学的製剤、循環器用剤、光線力学診断用剤、体外診断用医薬品、血管内塞栓材、医薬原薬・中間体、食品添加物、健康食品素材、食品品質保持剤、洗浄除菌剤   ・日本化薬フードテクノ㈱・台湾日化股份有限公司 アグロ   殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤、防疫用殺虫剤、土壌殺菌剤、動物忌避剤 不動産   不動産賃貸   ・和光都市開発㈱ 事業の系統
経営方針・対処すべき課題3,589字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針・経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。ただし、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略・経営指標等 当社グループは、企業ビジョンとして KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を掲げています。このビジョンのもと、2026年4月より開始した10ヶ年の長期経営計画「Evolution2035」では、当社グループのありたい姿を「KAYAKUの技術で人と地球の未来に安心・豊かさ・感動を」と定め、社会的価値と経済的価値の両立による持続可能な成長の実現を目指しています。 当社グループは、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスを経営の基盤とするとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みを重要な経営課題として位置付けています。日本化薬グループならではのKAYAKUの技術力と、長年にわたる事業運営を通じて蓄積してきた事業アセットに、従来の枠組みにとらわれない挑戦する企業文化を融合させることで、社会課題を解決し、安心・豊かさ・感動を生み出す製品、技術、サービスを創出し、持続的な企業価値向上を図っていきます。 「Evolution2035」では、10ヶ年を3つの中期経営計画期間(Phase)に区分し、2026年度から2028年度までの3ヶ年を「Evolution2035 Phase1」と位置付けています。Phase1においては、最終年度である2028年度において、売上高3,000億円、営業利益360億円、ROE10%以上、税引後ROIC7%以上の達成を目標としています。 これらの経営指標は、資本効率の向上及び持続的な成長力の強化を通じた中長期的な企業価値創造を測る重要な指標として設定しています。 Phase1における全社重点施策として、「強靭な事業ポートフォリオの構築」、「KV25取組みの実績化」、「キャッシュアロケーションの最適化」、「効率とスピードを高める組織運営の進化」、「人的資本への戦略的投資」の5項目を定めています。これらの施策は、事業競争力の強化に加え、サステナビリティを意識した経営基盤の高度化を同時に実現することを目的としており、計画的に推進してまいります。 特に、人的資本については、当社グループの持続的成長及び中長期的価値創造を支える最も重要な経営資源の1つと位置付けています。「人的資本への戦略的投資」においては、専門性の高度化、多様な人材の活躍推進、挑戦を促す組織風土の醸成などを通じて、従業員一人ひとりの能力及びエンゲージメントの最大化を図り、イノベーション創出力の強化につなげていきます。 また、当社グループは、持続的な成長の実現に向け、研究開発投資及び成長投資を継続的かつ積極的に実施していきます。研究開発分野においては、将来を見据え、既存事業の枠組みにとらわれない新たなビジネスの創出を目的として「未来Bizセンター」を新設します。この取り組みは、技術力の進化に加え、人材の知見・創造性を結集することで中長期的な社会価値の創出を図るものです。 さらに、事業ポートフォリオの一層の充実を図るため、自社技術に限定することなく、オープンイノベーション、製品導入、事業提携、M&Aなどを通じた外部経営資源の活用についても、サステナビリティの観点を踏まえた戦略的投資として積極的に検討してまいります。 (2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当期の世界経済は、底堅い成長を維持しているものの、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、中東情勢の緊張、米中対立の構造化などの地政学リスクによる不透明感が続いています。 モビリティ&イメージング事業領域においては、グローバルなモビリティ市場の動向に影響を受けます。EVからハイブリッドの再評価など常に状況は変化しているものの、安全性向上や快適さを追求する商品開発のニーズは高く、将来の中長期的な拡大が見込める有望な市場であります。 ファインケミカルズ事業領域においては、急速なデジタル技術の進歩により、次世代高速通信(5G/6G)デバイス等のデジタル機器の高機能化、AIサーバをはじめとするデータセンタ向けサーバの普及拡大及び自動車の高度電装化に伴う半導体関連部材のニーズが高まっております。また、印刷産業においては従来のアナログ印刷からデジタル化が進み、感熱顕色剤分野ではノンフェノール系の材料が求められるなど、環境対応へのニーズが高まっております。 ライフサイエンス事業領域においては、革新的創薬により我が国の健康寿命の延伸に寄与するとともに、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことが求められています。これらの実現のために、医薬品の研究・開発・製造・供給を迅速かつ安定的に行うことが期待されています。一方で、医療費等の社会保障費の増加により財政が逼迫し、薬剤費を含む医療費の抑制政策がさらに厳しさを増すとともに、持続可能な医療の実現が課題となっています。また、世界人口が増え続け、食の安全保障の重要性が叫ばれる中で、食糧の増産と農業の環境負荷低減の双方に寄与する製品が求められています。これらの実現のために、環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスとともに提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続けることが求められています。 このような状況の中、当社グループは2022年4月より開始した中期事業計画“KAYAKU Vision 2025(KV25)”が最終年度に入り、引き続き事業ごとに定めた「ありたい姿=Vision」の実現に向け、全社重要課題への取組みを進めました。 今後の当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスクや米国の関税引き上げ、原油価格の高騰などにより景気の下振れリスクがあります。 このような状況において、当社グループは事業環境の変化に対応し、株主価値を高める経営資本の最適化を進め、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、収益の拡大を図ってまいります。 セイフティシステムズ事業では、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ及びスクイブについて、製品ラインアップの拡充と拡販に取り組み、また基盤技術である火薬を生かした新製品の研究開発に注力してまいります。 ポラテクノ事業では、車載領域で求められるヘッドアップディスプレイ用遮光板、携帯型X線分析装置や電子顕微鏡などに使われるX線分析装置用部材といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。 機能性材料事業では次世代高速通信システム(5G/6G)、AIサーバ等のデータセンタの普及拡大や自動車の高度電装化に向けた基板及び封止用高機能樹脂、炭素繊維強化プラスチック用エポキシ樹脂、半導体用クリーナー、半導体製造装置、色素材料事業では産業用インクジェットインクをはじめイメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、触媒事業では省エネ・省資源に貢献するアクリル酸やメタクリル酸製造用高収率触媒、脱炭素・水素社会の実現に貢献するグリーン触媒といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。 医薬事業では、肺がんに対する抗悪性腫瘍剤「イブトロジー®」、肺がんに対するバイオ医薬品「ポートラーザ®」、血液がんに対する「ダルビアス®」、光線力学診断用剤「アラグリオ®」等の新薬の市場浸透を図ります。抗体バイオシミラーと製剤工夫した特徴のあるジェネリック医薬品を含めたがん関連領域での製品ラインアップの拡充と、安定供給、品質保証体制のさらなる強化に取り組んでまいります。 アグロ事業では、海外を含めたフロメトキン製剤の販売数量拡大に注力し、新規工夫製剤・新規殺虫剤の開発、バイオスティミュラントの開発と導入に取り組んでまいります。 コーポレートガバナンス・コードへの対応をはじめ、グループ経営の強化やコンプライアンスの徹底など内部統制の充実に努め、健全で透明性・公正性の高い経営を実行してまいります。また、女性、外国人、キャリア採用者の活躍促進を含めた人材の育成・活用を推進し、多様な意見が尊重され、働きがいのある、心理的安全性の高い職場を作ってまいります。併せて、2022年4月1日に定めた日本化薬グループ人権方針に則り、全ての取引関係者とともに人権を尊重した責任あるサプライチェーンを築いてまいります。
事業等のリスク1,985字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) リスクマネジメントの考え方 企業を取り巻く事業環境は日々変化しており、複雑かつ不確実性が高まる中、多種多様なリスクに直面しています。日本化薬グループは生産体制の維持、原材料の適正確保、災害対策の強化により事業継続性を確保することで、事業に関わる様々なリスクの顕在化を未然に防止し、リスクによる影響の最小化を図ります。 (2) リスクマネジメント体制 日本化薬グループは、リスクの顕在化を未然に防止し、リスクによる影響を最小化するためにサステナブル経営会議の専門委員会として「危機管理委員会」を設置し、年2回(必要があれば随時)開催しています。 危機管理委員会は、社長の指名を受けた役付執行役員を委員長とし、各事業領域企画部及び事業領域に属さない一般管理部門の各部の代表者から構成され、日本化薬グループの企業経営、事業活動が甚大な損害を受けるリスクの未然防止、緊急事態発生時の対応、収束後のダメージ修復活動などの危機管理体制を構築・管理しています。危機管理委員会で議論された内容のうち、重要な事項はサステナブル経営会議及び取締役会に報告されフィードバックを受けています。 (3) グループ重要リスク 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等のうち、連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに重要な影響を及ぼす可能性があると経営者が認識する主要なリスクは、以下のとおりです。 各リスクについては、影響度及び発生頻度を「大・中・小」の3段階で評価しています。なお、本記載は全てのリスクを網羅するものではなく、記載された項目以外のリスクについても、将来的に当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、これらは当連結会計年度末時点において当社グループが重要と判断したものであり、リスクの変化に応じて適宜見直しを行っています。将来に関する事項は、同時点における判断に基づいています。 主要リスク   リスク内容   対応方針   影響度   発生可能性 サプライチェーンリスク   原材料調達の停滞、物流の混乱、特定サプライヤーへの依存により供給が不安定化する。   調達先の多元化、在庫の最適化、サプライヤーリスク評価の強化により供給安定性を確保する。   高   高 競合リスク   国内外競合との価格競争及び技術競争の激化により収益性が低下する。   差別化製品の開発、コスト競争力の強化、事業の選択と集中により競争優位性を確立する。   高   高 研究開発リスク   研究開発投資が期待通りの成果を創出できない、又は市場投入が遅延する。   開発テーマの選択と集中、ステージゲート管理の徹底、外部連携の推進により開発効率を高める。   高   高 市場ニーズの変化   技術革新や顧客ニーズの変化により既存製品の競争力が低下し、需要が減少する。   顧客の潜在ニーズも踏まえた開発の強化、環境・高機能材料分野への重点投資により製品競争力を維持・向上させる。   高   中 為替リスク   為替相場の変動により、海外売上の円換算額や輸入原材料コストが変動し、業績に影響を及ぼす。   通貨分散、海外現地生産の推進による自然ヘッジ、価格・コスト管理により影響を抑制する。   中   高 景気リスク   世界経済や特定市場(自動車・半導体等)の変動により需要が減少し、売上低下及び収益悪化を招く可能性がある。   事業ポートフォリオの多様化、成長分野への資源配分、固定費構造の最適化により景気変動耐性を高める。   中   高 災害リスク   地震・火災・事故等により生産拠点の操業停止や供給断絶が発生し、顧客供給及び収益に影響を及ぼす。   BCPの高度化、複数拠点生産体制の構築、安全設備の強化及び定期的な訓練の実施により影響最小化を図る。   中   高 地政学リスク   国際紛争、貿易規制、経済制裁等により原材料調達及び製品の輸出入が制約される。   調達先・販売先の分散、在庫戦略の見直し、各国規制のモニタリング強化により影響を抑制する。   中   高 知財リスク   特許侵害や訴訟、技術流出により、競争優位性の低下を招く可能性がある。   知財ポートフォリオの強化、他社特許調査の徹底、機密情報管理の高度化によりリスクを低減する。   中   高 当社グループでは、財務的影響の観点に加え、環境・社会に対する影響の重要性の観点からリスク及び機会の識別を行っております。非財務領域に関する重要なリスクについては、見直しを行ったマテリアリティにおいて体系的に整理しており、その内容及び対応方針については、「サステナビリティに関する考え方及び取組」などに記載しています。
経営成績の分析 (MD&A)5,784字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、その作成には経営者による会計方針の選択・適用と、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りにあたっては過去の実績などを勘案し合理的な判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によりこれらの見積りと異なる場合があります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループは2022年4月に開始した中期事業計画“KAYAKU Vision 2025(KV25)”の最終年度として、各事業において設定した「ありたい姿=Vision」の実現に向けたロードマップを着実に推進するとともに、その達成に資する全社重要課題への取り組みを進めてまいりました。 当連結会計年度の連結売上高は、モビリティ&イメージング事業領域、ファインケミカルズ事業領域、ライフサイエンス事業領域の全ての事業領域で前連結会計年度を上回り、2,418億5千1百万円と前連結会計年度に比べ192億6千6百万円(8.7%)増加しました。 連結売上総利益は、728億8千万円となり、前連結会計年度に比べ13億9千8百万円(2.0%)増加しました。 販売費及び一般管理費は、504億2千6百万円となり、前連結会計年度に比べ6億5千4百万円(1.3%)減少しました。 連結営業利益は、224億5千4百万円となり、前連結会計年度に比べ20億5千2百万円(10.1%)増加しました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.1ポイント上昇し、9.3%となりました。 営業外損益は、前連結会計年度に比べ11億5千9百万円増加し、30億2千3百万円の利益となりました。主な営業外損益の増加は為替差益16億7千4百万円であります。連結経常利益は、254億7千8百万円と前連結会計年度に比べ32億1千1百万円(14.4%)増加しました。 特別利益は、前連結会計年度に比べ58億2百万円増加し、96億6千1百万円となりました。主な増加は投資有価証券売却益55億8千1百万円であります。特別損失は、前連結会計年度に比べ25億7千1百万円減少し、15億4千6百万円となりました。主な減少は、投資有価証券評価損23億2千1百万円であります。税金等調整前当期純利益は、335億9千2百万円と前連結会計年度と比べ115億8千5百万円(52.6%)増加しました。 法人税等は、前連結会計年度に比べ44億5千2百万円増加し、88億8千万円となりました。法人税等の負担率は、前連結会計年度の20.12%から26.44%に増加しました。 非支配株主に帰属する当期純利益は、7千万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、246億4千1百万円となり、前連結会計年度と比べ71億3千2百万円(40.7%)増加しました。 経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントの業績は次のとおりであります。 ①モビリティ&イメージング事業領域 売上高は947億1千4百万円となり、前連結会計年度に比べ33億3千8百万円(3.7%)増加しました。 セイフティシステムズ事業は、一部に米国関税政策の影響はあったものの、国内外ともに総じて自動車生産は堅調に推移し、特に中国では前期に引き続き補助金や様々なインセンティブに支えられ、中国ローカルメーカー向けが好調に推移しました。これにより、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブが前期を上回りました。この結果、セイフティシステムズ事業全体としては前期を上回りました。 ポラテクノ事業は、ヘッドアップディスプレイ用遮光板が伸長したものの、液晶プロジェクター用部材が前期を下回り、X線分析装置用部材は主要顧客の在庫調整を受け、前期を下回りました。偏光板はほぼ前期並みでした。この結果、ポラテクノ事業全体としては前期を下回りました。 セグメント利益は、製品への価格転嫁は進めたものの原材料高騰の影響が大きく、106億5千4百万円となり、前連結会計年度に比べ26億5千7百万円(20.0%)減少しました。 ②ファインケミカルズ事業領域 売上高は741億4千2百万円となり、前連結会計年度に比べ79億3千5百万円(12.0%)増加しました。 機能性材料事業は、AI・ハイエンドサーバをはじめとした先端分野の半導体市況の拡大に加え、汎用分野の半導体市況も回復基調にあったことから、各製品群が堅調に推移し、機能性材料事業全体で前期を上回りました。 色素材料事業は、感熱顕色剤が主に米国市場の規制強化を背景としたノンフェノール化により堅調に推移し、新製品の二色性色素の販売を開始したものの、コンシューマインクジェットプリンタ用色素が前期を下回ったため、色素材料事業全体で前期を下回りました。 触媒事業は第3四半期までは低調であったものの第4四半期は堅調であったことから前期を上回りました。 セグメント利益は、売上高が増加したことにより、119億2千9百万円となり、前連結会計年度に比べ20億3千万円(20.5%)増加しました。 ③ライフサイエンス事業領域 売上高は729億9千4百万円となり、前連結会計年度に比べ79億9千2百万円(12.3%)増加しました。 医薬事業の国内向け製剤は、新薬抗悪性腫瘍剤「イブトロジー®」及びジェネリック医薬品「レナリドミドカプセル」、「アビラテロン酢酸エステル錠」を新発売しました。抗体バイオシミラー「アダリムマブBS」及び「ベバシズマブBS」の市場浸透が進み、前期を下回った国内向け原薬、輸出、受託事業及び診断薬をカバーし、医薬事業全体としては前期を上回りました。 アグロ事業は、国内は農業資材の原価増加が売価に反映され、売上は維持、海外は販売の主力であるフロメトキンが順調に推移し、前期を上回りました。 不動産事業は、前期並みとなりました。 セグメント利益は、96億8千万円となり、前連結会計年度に比べ、33億2千6百万円(52.3%)増加しました。 (生産、受注及び販売の状況) a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) モビリティ&イメージング事業領域   93,674   106.0 ファインケミカルズ事業領域   54,324   95.8 ライフサイエンス事業領域   64,079   196.1 合計   212,078   119.3 (注) 生産金額は販売価格をもって算出しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注状況 当社グループ(当社及び連結子会社)では、受注生産によらず見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) モビリティ&イメージング事業領域   94,714   103.7 ファインケミカルズ事業領域   74,142   112.0 ライフサイエンス事業領域   72,994   112.3 合計   241,851   108.7 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (中期事業計画の成果) 4ヵ年中期事業計画KV25の最終年度となる当連結会計年度は、売上高は2,418億円、営業利益は224億円となり、売上高は計画を上回り過去最高を更新しましたが、営業利益は計画を下回りました。 新中期経営計画Evolution2035 Phase1では事業ポートフォリオの再構築、キャッシュアロケーションの最適化を全社重点施策に掲げ、収益性の改善に取り組んでまいります。 4ヵ年中期事業計画KV25の成果は以下のとおりであります。 (単位:億円) 3期前連結会計年度   前々連結会計年度   前連結会計年度   当連結会計年度 (第1年度)   (第2年度)   (第3年度)   (第4年度) 計画   実績   計画   実績   計画   実績   計画   実績   計画比   計画(%) 連結売上高   1,968   1,983   2,070   2,017   2,160   2,225   2,300   2,418   119   105.2 連結営業利益   184   215   200   73   225   204   265   224   △40   84.7 (2) 財政状態 総資産は3,987億3千6百万円となり、前期末に比べ250億2千7百万円増加しました。主な増加は商品及び製品83億7百万円、原材料及び貯蔵品44億4千4百万円、機械装置及び運搬具(純額)43億1千1百万円、長期前払費用42億1千4百万円、建物及び構築物(純額)37億4千5百万円、売掛金35億5千9百万円、建設仮勘定24億9千3百万円であり、主な減少は現金及び預金53億9千2百万円、投資有価証券47億9千2百万円であります。 負債は1,186億3千1百万円となり、前期末に比べ134億4千3百万円増加しました。主な増加は支払手形及び買掛金43億5千6百万円、未払法人税等40億9千6百万円、短期借入金38億円、長期借入金32億8千7百万円であり、主な減少は未払金24億5千5百万円であります。 純資産は2,801億4百万円となり、前期末に比べ115億8千3百万円増加しました。主な増加は為替換算調整勘定144億2千4百万円、利益剰余金76億8百万円であり、主な減少は自己株式99億7千5百万円であります。 セグメントの財政状態は次のとおりであります。 ①モビリティ&イメージング事業領域 セグメント資産は、売掛金、建設仮勘定、原材料及び貯蔵品、商品及び製品の増加により1,441億8千8百万円となり、前期に比べ133億8千8百万円増加しました。 ②ファインケミカルズ事業領域 セグメント資産は、機械装置及び運搬具(純額)、売掛金の増加により970億2千1百万円となり、前期に比べ25億2千4百万円増加しました。 ③ライフサイエンス事業領域 セグメント資産は、商品及び製品、長期前払費用、建設仮勘定の増加により1,041億1百万円となり、前期に比べ173億8千1百万円増加しました。 (3) キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、287億8千4百万円の収入(前期は255億3千万円の収入)となりました。これは主に棚卸資産の増加が96億3千万円あったものの、税金等調整前当期純利益が335億9千2百万円、減価償却費が156億1千8百万円あったことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、171億8千4百万円の支出(前期は273億1千3百万円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入が132億9千7百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が244億9千8百万円あったことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、202億3千5百万円の支出(前期は47億5千6百万円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入が150億円あったものの、自己株式の取得による支出が165億8千1百万円、配当金の支払額が105億5千9百万円、長期借入金の返済による支出が87億1千2百万円あったことによるものです。 以上の結果、当期における現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ45億5千7百万円減少し、533億6千8百万円となりました。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの財務戦略は、経営目標・事業戦略に基づいて策定しており、事業が将来にわたり持続的に成長できる強い財務基盤を維持することを基本方針としております。資本コストを考慮しながら投資に必要な資金調達を行い、安定的な自己資本比率となる最適な財政状態を常に意識した財務活動を行います。企業ビジョンを実現するため、市場ニーズを的確に捉え、経営資本を投入する事業・製品領域を明確化し、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、企業価値の向上を図ってまいります。また、サステナビリティ経営の観点から特定した重要課題(マテリアリティ)のもと、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した運営を行い、全てのステークホルダーの満足を高め信頼される会社を目指します。 なお、今後の資本的支出の内容は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。