概要
アルバックは真空技術に特化した総合装置メーカーである。1952年創業、本社は神奈川県茅ヶ崎市。半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置、太陽電池製造装置などを手掛ける。2024年6月期の売上高は2611億円、営業利益率11.41%。従業員数6132人(連結)。
真空機器事業と真空応用事業の二本柱
アルバックグループは37社の子会社と8社の関連会社から構成され、事業は真空機器事業と真空応用事業の二つに区分される。真空機器事業は半導体及び電子部品製造装置、ディスプレイ・エネルギー関連製造装置、コンポーネント(真空ポンプや計測器など)、一般産業用装置(真空炉など)を扱う。真空応用事業はスパッタリングターゲットなどの材料、表面分析装置やマスクブランクスなどのその他製品を提供する。2025年6月期の売上高2512億円のうち、真空機器事業が1990億円、真空応用事業が521億円を占める。営業利益では真空機器事業219億円、真空応用事業45億円となっている。
半導体・電子部品製造装置が中核
同事業はスパッタリング装置、CVD装置、エッチング装置、イオン注入装置、アッシング装置、ウェーハ前処理装置などをラインアップする。メモリ・ロジック両方の最先端ラインで採用され、生成AI普及に伴う半導体需要拡大の恩恵を受ける。2025年6月期の同事業の受注高は前年を下回ったものの、先端ロジック・メモリ分野の投資は堅調に推移した。先端パッケージング分野も好調だが、日本及び中国のパワーデバイス投資の反動減があった。同社は2031年6月期に半導体製造装置事業で受注1000億円以上を目標とする。
コンポーネント事業で支える真空技術基盤
コンポーネント事業はドライポンプ、ターボ分子ポンプ、クライオポンプなどの真空ポンプ、真空計、リークディテクタ、真空バルブ、真空搬送ロボットなどを供給する。自社装置に組み込まれるほか、他社装置向けにも販売される。2025年6月期の同事業の受注は高水準を維持し、売上高は前年同期を上回った。特にAIサーバー等の冷却システム用リークテスト装置が堅調だった。真空ポンプの量産体制確立のため、鹿児島に九州真空技術を設立するなど生産拠点を分散している。
材料と分析装置を担う真空応用事業
真空応用事業はスパッタリングターゲット、蒸着材料、チタン・タンタル加工品などの材料と、X線光電子分光分析装置、走査型オージェ電子分光分析装置、飛行時間型二次イオン質量分析装置などの表面分析機器、半導体・FPD用マスクブランクスを扱う。材料事業はディスプレイ・半導体電子関連の工場稼働率が高水準で継続したことから受注・売上ともに前年を上回った。表面分析機器やマスクブランクスも好調で、同事業全体の営業利益は45億円となった。
業界の中での役割は真空装置・機器の総合メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/6期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 真空機器事業 | 1,991億円 | 79.3% | 219億円 | 11.0% |
| 真空応用事業 | 521億円 | 20.7% | 45億円 | 8.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01半導体・電子部品製造装置主力
半導体前工程向けに成膜・エッチング・洗浄・イオン注入などの中核プロセス装置を供給。メモリ・ロジック両方の最先端ラインで採用される。
- スパッタリング装置
- 真空中でターゲットにイオンを衝突させ、飛び出した原子を基板に堆積させる成膜装置。金属薄膜や絶縁膜形成に用いられる。
- CVD装置
- ガス原料の化学反応により基板上に薄膜を形成する装置。絶縁膜・導電膜など多様な膜種に対応。
- エッチング装置
- プラズマ化したガスで基板表面を削り、回路パターンを形成する装置。ドライエッチングが主流。
- イオン注入装置
- 高エネルギーでイオンを半導体基板に打ち込み、電気的特性を制御する装置。
- アッシング装置
- レジスト剥離などに用いるプラズマ処理装置。
- ウェーハ前処理装置
- 自然酸化膜除去など、成膜前のウェーハ表面処理を行う装置。
02コンポーネント(真空ポンプ・計測器等)主力
真空プロセスに不可欠な各種真空ポンプ、真空計、リークディテクタ、バルブ、搬送ロボットなどを供給。自社装置にも組み込み、他社装置にも販売する。
- ドライポンプ
- 油を使わずに真空排気するポンプ。半導体装置で多用される。
- ターボ分子ポンプ
- 高速回転する羽根で気体分子を排気する高真空ポンプ。
- クライオポンプ
- 極低温面にガスを凝結捕捉する超高真空ポンプ。
- 真空計
- 真空度を測定する各種センサ。
- リークディテクタ
- 真空容器や配管の微小リークをヘリウムなどで検出する装置。
- 真空バルブ
- 真空配管の開閉・流量調整に用いるバルブ。
- 真空搬送ロボット
- 真空チャンバー内でウェーハなどを搬送するロボット。
03ディスプレイ・エネルギー関連製造装置準主力
液晶・有機ELディスプレイ、太陽電池などフラットパネル・エネルギー分野向けに、スパッタ、CVD、蒸着装置などを供給。大型基板対応の成膜技術に強み。
業界をリードする真空成膜技術
- スパッタリング装置(FPD向け)
- 大型ガラス基板上に透明電極やメタル配線を成膜する装置。
- プラズマCVD装置(FPD向け)
- 絶縁膜や半導体膜を形成する装置。
- 有機EL製造装置
- 有機発光材料を真空蒸着する装置。スマートフォン・テレビ用有機ELパネル製造に使用。
- 巻取式真空蒸着装置
- フレキシブルフィルム上に連続で成膜する装置。電子ペーパーや太陽電池などに利用。
04材料(ターゲット・蒸着材料等)準主力
スパッタリング用ターゲット、蒸着材料、高融点金属(Ta, Nb, W, Mo)などを提供。装置と材料の両方を手掛ける一貫体制。
- スパッタリングターゲット
- 成膜用の消耗品。各種金属・合金・酸化物ターゲットをラインナップ。
- 蒸着材料
- 真空蒸着に用いるペレットやワイヤ状の材料。
- チタン・タンタル加工品
- 半導体や医療向けの高純度金属加工部品。
05一般産業用装置副次
金属材料の溶解・熱処理・ろう付・焼結などを行う真空炉を供給。航空宇宙・自動車・工具など産業分野で使用される。
- 真空溶解炉
- 真空中で金属を溶解し、高純度の鋳塊を作る装置。
- 真空熱処理炉
- 真空中で金属の焼入・焼戻・焼鈍などを行う装置。酸化・脱炭を防止。
- 真空焼結炉
- 粉末冶金部品を真空中で焼結する装置。
06その他(分析装置・マスクブランクス等)その他
表面分析装置(XPS, AES, TOF-SIMSなど)、半導体・FPD用マスクブランクス、受託成膜加工などを提供。
- X線光電子分光分析装置
- 試料表面の元素組成・化学状態を分析する装置。
- 走査型オージェ電子分光分析装置
- 微小領域の表面元素分析に用いる装置。
- 飛行時間型二次イオン質量分析装置
- 表面の極微量成分を高感度で分析する装置。
- 半導体・FPD用マスクブランクス
- 露光用マスクの原版となるガラス基板。
製品と技術
スパッタリング装置:金属薄膜形成の主力
スパッタリング装置は真空中でターゲット材料にアルゴンイオンを衝突させ、叩き出された原子を基板に堆積させる成膜装置である。金属薄膜や絶縁膜の形成に用いられ、半導体製造工程では配線層やバリアメタル膜の形成に不可欠。アルバックは半導体向けに加え、フラットパネルディスプレイ(FPD)向けの大型基板対応装置も供給する。FPD向けでは透明電極(ITO)やメタル配線の成膜に使用される。同社のスパッタリング装置はメモリ・ロジック双方の最先端ラインで採用実績を持つ。
CVD装置:化学反応で多様な膜を形成
CVD(Chemical Vapor Deposition)装置は原料ガスを真空チャンバー内に導入し、基板表面での化学反応により薄膜を堆積する装置である。絶縁膜(SiO₂、SiNなど)や導電膜(タングステンなど)の形成に用いられ、半導体デバイスの微細化に伴いプロセス温度の低温化や均一性が求められる。アルバックはプラズマCVD装置をラインアップし、FPD向けには絶縁膜や半導体膜の成膜装置も提供する。同社のCVD装置は高アスペクト比のコンタクトホール埋め込みなどに強みを持つ。
真空ポンプ:真空プロセスを支える心臓部
真空ポンプは装置内の気体を排気して真空状態を作り出す。アルバックはドライポンプ、ターボ分子ポンプ、クライオポンプ、油回転ポンプなど多種のポンプを自社開発・製造する。ドライポンプは油を使用せず半導体装置で多用される。ターボ分子ポンプは高速回転する羽根で高真空を実現。クライオポンプは極低温面にガスを凝結捕捉する超高真空ポンプで、スパッタや蒸着プロセスで使用される。同社は1981年にアルバック・クライオを設立し、クライオポンプの技術を蓄積した。真空ポンプは自社装置に組み込まれるほか、他社装置向けにも販売される。
エッチング装置:プラズマで微細加工を実現
エッチング装置はプラズマ化したリアクティブガスを用いて基板上の材料を選択的に除去し、回路パターンを形成する。アルバックのドライエッチング装置は半導体製造において、ゲート電極や配線溝の形成に使用される。同社は化合物半導体向けの薄膜エッチング技術も有し、光電融合分野への展開を図る。エッチング装置はイオン注入装置やアッシング装置とともに半導体前工程の中核をなす。先端パッケージング工程向けにも製品を供給する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- ディスプレイ・エネルギー関連製造装置業界をリードする真空成膜技術
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
真空装置で世界首位、半導体依存の高さ
アルバックは真空技術を核とし、半導体製造装置やFPD製造装置などで世界的なリーディングカンパニーです。特に真空ポンプや成膜装置で高いシェアを持ち、同業他社の中で際立った技術力を誇ります。ライバルであるイビデンが半導体パッケージ基板で強みを持つ一方、アルバックは装置そのものに特化し、半導体・FPD業界の設備投資動向に業績が連動しやすい構造です。売上高は2,611億円(2024年6月期)から2,691億円(2026年6月期)と緩やかに増加、しかし営業利益率は11.41%から7.28%へ低下しており、収益性の悪化が懸念されます。これは顧客の設備投資調整や競争激化によるものと推測され、業界の需要変動に対する敏感さが課題です。
強み
- 真空装置で世界トップクラスの技術力とシェアを保有
- 半導体製造装置の需要拡大で売上は堅調に推移
- 半導体からFPDまで装置を網羅し顧客基盤が広い
- 売上高は2,500億円超で安定的な収益基盤を持つ
課題
- 半導体設備投資の変動で業績が大きく左右される
- 営業利益率が11%から7%へ低下、利益率改善が急務
- 海外メーカーとの価格競争で採算が悪化の恐れ
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体製造装置の時価総額近傍。太字がアルバック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5344MARUWA | 6,275億円 | 33.3倍 |
| 2 | 6871日本マイクロニクス | 4,763億円 | 24.6倍 |
| 3 | 6754アンリツ | 4,367億円 | 35.2倍 |
| 4 | 6507シンフォニアテクノロジー | 3,512億円 | 23.0倍 |
| 5 | 268Aリガク・ホールディングス | 3,497億円 | 38.0倍 |
| 6 | 6728アルバック | 3,493億円 | 20.4倍 |
| 7 | 6951日本電子 | 3,492億円 | 15.7倍 |
| 8 | 6925ウシオ電機 | 3,061億円 | 38.6倍 |
| 9 | 6590芝浦メカトロニクス | 2,676億円 | 22.5倍 |
| 10 | 6490PILLAR | 2,329億円 | 24.0倍 |
| 11 | 6055ジャパンマテリアル | 2,213億円 | 20.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
真空装置輸入販売から国産化へ1952-1963
1952年8月、各種真空装置の輸入販売を目的に日本真空技術株式会社(資本金600万円)を創業。1955年4月に大森工場を新設し国産装置の製造に着手した。1956年11月には株式会社東洋精機真空研究所を合併し、尼崎工場で真空化学装置や真空ポンプの規格品製造を開始。1961年7月には真空冶金事業に進出した。1963年10月、新生産業株式会社に吸収合併されると同時に社名を日本真空技術株式会社と改称し、事業を継続した。この間、本社と工場を横浜市に移転するなど生産体制を整えた。
国内外へ事業拡大した1964-1970年代
1964年1月、米国Reliance Electric and Engineering Co.と共同出資で日本リライアンス株式会社を設立。同年7月には香港万豊有限公司と合弁でHong Kong ULVAC Co.,Ltd.を設立し、海外展開を開始した。1966年4月に真空冶金事業部を分離し真空冶金株式会社を設立。1968年5月に本社と横浜工場を茅ヶ崎市に移転した。1970年7月には専売特約店の三和アルバック販売株式会社を設立。1971年7月、小型真空ポンプ専門メーカーとして真空機工株式会社(現アルバック機工)を設立。1972年7月には超材料研究所を千葉県に新設した。
北米・アジア進出と技術基盤強化の1975-1980年代
1975年12月、対米輸出拠点として北米にULVAC North America Corp.(現ULVAC Technologies, Inc.)を設立。1977年1月には九州アルバック株式会社(現アルバック九州)を設立。1979年1月、サービス事業部とSI事業部を分離し、アルバックサービス株式会社とアルバック成膜株式会社を設立した。1981年10月、米国Helix Technology Corp.と共同出資でアルバック・クライオ株式会社を設立。1982年には台湾と中国に拠点を開設。1985年3月には核融合実験装置JT-60の真空排気系を納入した。1987年には欧州のULVAC GmbHを設立し、英文社名をULVAC JAPAN,Ltd.に変更した。
量産体制の確立と研究開発拠点拡充の1980年代末-1990年代
1987年1月、青森県八戸市に東北真空技術株式会社(現アルバック東北)を設立し大型装置の生産体制を強化。1988年10月には鹿児島に九州真空技術株式会社を設立し真空ポンプの量産ラインを整備。1990年5月、静岡県裾野市に富士裾野工場を新設し半導体製造装置の生産能力を拡大した。1992年4月から6月にかけて増資を行い資本金を38億50百万円に増やした。1995年には韓国ULVAC KOREA、中国寧波愛発科真空技術を設立。1996年11月、東北真空技術とアルバック九州鹿児島事業所にクリーン工場を増設し、さらなる生産能力拡充を図った。
2000年代以降の事業再編と中長期計画
2000年代以降の詳細な歴史は入力データにないが、財務データによれば2012年6月期に売上高1968億円、当期純損失500億円を計上した。その後、2014年6月期には黒字転換し、2017年6月期以降は売上高2000億円前後で推移。2022年6月期には2413億円まで回復した。2024年6月期は売上高2611億円、営業利益298億円と過去最高水準となった。同社は2026年6月期から6年間の新中長期経営計画「バリューアッププラン」を策定。半導体電子への注力、低採算事業の縮小・撤退、研究開発投資の強化を掲げ、2031年6月期に半導体製造装置事業で受注1000億円以上を目指す。
年表38件を開く
1950年代
- 1952年8月創業各種真空装置の輸入販売を目的として、日本真空技術株式会社(資本金6百万円)を創業。
- 1955年4月大森工場を新設し、国産装置の製造に着手。
- 1956年11月M&A株式会社東洋精機真空研究所を合併し、尼崎工場として真空化学装置及び真空ポンプ等の規格品の製造に着手。
- 1959年4月本社及び大森工場を横浜市に移転。
1960年代
- 1961年7月真空技術の基本を応用し、真空冶金事業を開始。
- 1962年9月商号変更真空材料株式会社(商号変更 アルバックマテリアル㈱)を設立、耐火材料の販売を開始。
- 1962年10月熱分析機器の専門メーカーとして真空理工株式会社(現・アドバンス理工㈱)を設立。
- 1963年10月創業新生産業株式会社(1929年9月20日創立)に吸収合併されると共に、同日社名を日本真空技術株式会社と改称し、旧日本真空技術株式会社の事業内容を継続。
- 1964年1月外国事業部リライアンス部を分離し、米国Reliance Electric and Engineering Co.と共同出資で日本リライアンス株式会社(現・㈱REJ)を設立。
- 1964年7月香港万豊有限公司と共同出資で合弁会社Hong Kong ULVAC Co.,Ltd.を設立。
- 1966年4月創業真空冶金事業部を分離し、真空冶金株式会社を設立。
- 1968年5月本社及び横浜工場を茅ヶ崎市に移転。
1970年代
- 1970年7月商号変更専売特約店の三和アルバック販売株式会社(商号変更 アルバック東日本㈱)を設立。
- 1971年7月小型真空ポンプの専門メーカーとして真空機工株式会社(現・アルバック機工㈱)を設立。
- 1972年7月超材料研究所を千葉県に新設。
- 1975年12月創業対米輸出の拠点として北米に現地法人ULVAC North America Corp.(現・ULVAC Technologies, Inc.)を設立。
- 1977年1月商号変更九州地区の営業活動の拡大のために九州アルバック株式会社(商号変更 アルバック九州㈱)を設立。
- 1979年1月創業サービス事業部を分離し、アルバックサービス株式会社を設立。 SI事業部を分離し、アルバック成膜株式会社を設立。
1980年代
- 1981年10月創業米国Helix Technology Corp.と共同出資でアルバック・クライオ株式会社を設立。
- 1982年1月創業台湾台北市にULVAC TAIWAN Co.,Ltd.(現・ ULVAC TAIWAN INC.)を設立。
- 1982年11月創業米国The Perkin Elmer Corp.と共同出資でアルバック・ファイ株式会社を設立。
- 1982年12月創業茨城県筑波学園都市(現つくば市)市内に筑波超材料研究所を設立。
- 1983年2月中国北京市に北京事務所を開設。
- 1985年3月核融合臨界プラズマ実験装置「JT-60」の真空排気系を納入。
- 1985年4月創業関西の拠点工場としてアルバック精機株式会社を設立。
- 1987年1月商号変更大型装置の生産体制強化のため、青森県八戸市に東北真空技術株式会社(商号変更 アルバック東北㈱)を設立。
- 1987年2月創業欧州地区のサービス体制強化のため、西独にULVAC GmbHを設立。
- 1987年5月創業グループ会社支援のため、株式会社アルバック・コーポレートセンターを設立。
- 1987年9月英文社名をULVAC JAPAN,Ltd.と変更。
- 1988年10月創業真空ポンプの量産体制確立のため、鹿児島に九州真空技術株式会社を設立。
1990年代
- 1990年5月半導体製造装置の生産体制強化のため静岡県裾野市に富士裾野工場を新設。
- 1991年12月M&A九州真空技術㈱がアルバック精機㈱を合併し、アルバック精機㈱に商号変更。
- 1992年4月資本金12億10百万円より38億30百万円に増資。
- 1992年6月資本金38億50百万円に増資。
- 1994年10月M&Aアルバックサービス㈱がアルバックマテリアル㈱を合併し、アルバックテクノ㈱に商号変更。
- 1995年5月創業韓国ソウル市に、ULVAC KOREA,Ltd.を設立。
- 1995年9月中国に寧波中策動力機電集団有限公司と合弁で寧波愛発科真空技術有限公司を設立。
- 1996年11月真空装置の生産能力拡充のため、東北真空技術㈱、アルバック九州㈱鹿児島事業所にクリーン工場を増設。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2031年6月期まで3,600億円
- 半導体電子関連ビジネス 売上高構成比2031年6月期まで60%以上
- 営業利益2031年6月期まで790億円
- 営業利益率2031年6月期まで22%
- ROE2031年6月期まで16%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
半導体電子事業への注力加速
半導体製造装置ではハードマスク・金属成膜技術を基盤に顧客の認定プロセス数を増やし、電子部品製造装置では次世代パワー半導体装置の量産化や先端パッケージング工程を獲得する。
- 02
事業間シナジーによる新ビジネス創出
半導体市場で研究開発向け分析機器の経験と高いシェアを活かし、量産ライン向け分析検査装置を投入しグローバルポジションを確立する。
- 03
低採算事業の縮小・撤退と固定費適正化
グループ会社や生産拠点の再構築・スリム化、人件費や販売管理費等の固定費適正化により経営の効率化と収益基盤の強化を図る。
- 04
モジュラーデザインによる生産改革
モジュラーデザインを推進し先行手配・計画生産を可能として製造リードタイムを短縮。半導体電子中心にモジュラー装置比率を高め、製造拠点集約で収益性改善を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,132人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は888万円で、9期前と比べて+8.7%。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は17.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | — | — | — | 5,886 | — |
| 2017年6月 | — | — | — | 6,072 | — |
| 2018年6月 | — | — | — | 6,439 | — |
| 2019年6月 | 817 | 42.3 | 15.6 | 6,424 | — |
| 2020年6月 | 764 | 42.8 | 16.5 | 6,370 | — |
| 2021年6月 | 731 | 43.5 | 16.9 | 6,063 | — |
| 2022年6月 | 792 | 43.6 | 16.9 | 6,235 | — |
| 2023年6月 | 813 | 44.2 | 16.6 | 6,264 | — |
| 2024年6月 | 751 | 44.5 | 17.2 | 6,234 | 478 |
| 2025年6月 | 888 | 44.6 | 17.5 | 6,132 | 432 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社32社(国内 8 / 海外 24、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。
- 国内アルバックテクノ㈱神奈川県茅ヶ崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アルバック機工㈱(注)5宮崎県西都市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アルバック販売㈱(注)5東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ULVAC Technologies,Inc. (注)5米国マサチュー セッツ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ULVAC KOREA,Ltd. (注)5韓国平澤市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ULVAC TAIWAN INC.台湾新竹市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アルバック・クライオ㈱(注)3神奈川県茅ヶ崎市 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内アルバック・ファイ㈱神奈川県茅ヶ崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ULVAC SINGAPORE PTE LTDシンガポール · 連結子会社議決権92.8%
- 海外愛発科真空技術(蘇州)有限公司(注)5中国蘇州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外愛発科東方真空(成都)有限公司中国成都市 · 連結子会社議決権74.7%
- 海外愛発科東方検測技術(成都)有限公司中国成都市 · 連結子会社議決権74.7%
残りのグループ会社20社を開く
- 愛発科自動化科技(上海)有限公司中国上海市58%
- 愛発科天馬電機(靖江)有限公司中国靖江市60%
- 愛発科真空技術(沈陽)有限公司中国沈陽市100%
- Physical Electronics USA,Inc.米国ミネソタ州100%
- ULVAC MALAYSIA SDN.BHD.マレーシア96%
- 愛発科(中国)投資有限公司(注)5中国上海市100%
- タイゴールド㈱神奈川県茅ヶ崎市100%
- Pure Surface Technology,Ltd. (注)5韓国平澤市100%
- ULVAC CRYOGENICS KOREA INCORPORATED (注)3韓国平澤市50%
- ULTRA CLEAN PRECISION TECHNOLOGIES CORP.台湾台南市100%
- アルバック成膜㈱埼玉県秩父市65%
- ULCOAT TAIWAN,Inc.台湾台南市65%
- 愛発科商貿(上海)有限公司中国上海市100%
- 愛発科真空設備(上海)有限公司中国上海市100%
- 愛発科電子材料(蘇州)有限公司(注)5中国蘇州市100%
- 愛発科成膜技術(合肥)有限公司中国合肥市68%
- 愛発科費恩斯(南京)儀器有限公司中国南京市100%
- ㈱昭和真空(注)4相模原市中央区22%
- ULVAC AUTOMATION TAIWAN Inc.台湾新北市40%
- 寧波愛発科真空技術有限公司中国寧波市49%
- 調達1,527万円NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムポスト・ムーア時代の次世代配線開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-18
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は2,691億円、営業利益は196億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.1%、利益が-26.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,550億円 | 2,691億円 |
| 営業利益 | 280億円 | 196億円 |
| 純利益 | 190億円 | 171億円 |
| 1株あたり配当 | ¥152 | ¥152 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は1,452億円、営業利益は111億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+24.8%、営業利益は−0.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 496 | 22 | 4.4 | 25 |
| 2023年4Q | 665 | — | — | 24 |
| 2024年1Q | 550 | 28 | 5.1 | 11 |
| 2024年2Q | 652 | 75 | 11.5 | 58 |
| 2024年3Q | 650 | 101 | 15.5 | 64 |
| 2024年4Q | 759 | 94 | 12.4 | 69 |
| 2025年2Q | 1,349 | 153 | 11.3 | 104 |
| 2025年4Q | 1,163 | 112 | 9.6 | 63 |
| 2026年2Q | 1,239 | 85 | 6.9 | 62 |
| 2026年4Q | 1,452 | 111 | 7.6 | 109 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年6月期からの15期で、売上は1,968億円から2,691億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 1,968 | — | −65 | — | −500 |
| 2013年6月 | 1,634 | — | 63 | — | −38 |
| 2014年6月 | 1,739 | — | 134 | — | 115 |
| 2015年6月 | 1,792 | — | 125 | — | 89 |
| 2016年6月 | 1,924 | — | 184 | — | 167 |
| 2017年6月 | 2,318 | — | 297 | — | 245 |
| 2018年6月 | 2,493 | — | 369 | — | 359 |
| 2019年6月 | 2,207 | — | 256 | — | 187 |
| 2020年6月 | 1,854 | — | 181 | — | 108 |
| 2021年6月 | 1,830 | — | 180 | — | 151 |
| 2022年6月 | 2,413 | — | 322 | — | 202 |
| 2023年6月 | 2,275 | — | 229 | — | 142 |
| 2024年6月 | 2,611 | 298 | 298 | 11.4 | 202 |
| 2025年6月 | 2,512 | 265 | 286 | 10.5 | 167 |
| 2026年6月 | 2,691 | 196 | 199 | 7.3 | 171 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高2,691億円のうち、営業利益として残るのは196億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は171億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金92.7%2,495億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%196億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年6月期は営業CFが348億円、投資CFが−108億円で、差し引きのフリーCFは240億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は926億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | −85 | −113 | 126 | −198 | 282 |
| 2013年6月 | 224 | −45 | −36 | 179 | 442 |
| 2014年6月 | 322 | −30 | −169 | 292 | 570 |
| 2015年6月 | 220 | −41 | −149 | 179 | 617 |
| 2016年6月 | 237 | −56 | −324 | 181 | 449 |
| 2017年6月 | 378 | −137 | −226 | 241 | 476 |
| 2018年6月 | 191 | −16 | −107 | 175 | 543 |
| 2019年6月 | 183 | −94 | −58 | 89 | 559 |
| 2020年6月 | 187 | −41 | 75 | 146 | 779 |
| 2021年6月 | 255 | −69 | −161 | 186 | 831 |
| 2022年6月 | 339 | −74 | −64 | 265 | 1,071 |
| 2023年6月 | 10 | −157 | −54 | −147 | 873 |
| 2024年6月 | 172 | −195 | −28 | −23 | 845 |
| 2025年6月 | 348 | −108 | −142 | 240 | 926 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年6月期の総資産は3,751億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,311億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 2,497 | 412 | 2,085 | 14.8 |
| 2013年6月 | 2,433 | 594 | 1,839 | 22.7 |
| 2014年6月 | 2,308 | 722 | 1,586 | 29.2 |
| 2015年6月 | 2,423 | 849 | 1,574 | 32.8 |
| 2016年6月 | 2,196 | 780 | 1,416 | 33.2 |
| 2017年6月 | 2,453 | 1,049 | 1,404 | 40.2 |
| 2018年6月 | 2,974 | 1,541 | 1,433 | 49.6 |
| 2019年6月 | 2,823 | 1,576 | 1,247 | 53.5 |
| 2020年6月 | 2,824 | 1,611 | 1,213 | 54.6 |
| 2021年6月 | 2,930 | 1,739 | 1,191 | 57.0 |
| 2022年6月 | 3,545 | 1,967 | 1,578 | 53.4 |
| 2023年6月 | 3,537 | 2,051 | 1,486 | 56.1 |
| 2024年6月 | 3,889 | 2,280 | 1,609 | 56.7 |
| 2025年6月 | 3,751 | 2,311 | 1,440 | 59.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中86位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中125位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥7,078で、1年前と比べて+21.9%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 |
| PER (会社予想) | 18.3倍 |
| PBR | 1.44倍 |
| 配当利回り | 2.15% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に7594円と、7月10日の高値9994円から約24%下落しました。25日線から約14.1%下回り、75日線も下抜け、短中期トレンドは明らかに悪化しています。8月17日には239万株超の大量売りがあり、需給が大きく崩れました。52週高値11420円からは約33.5%下落しており、高値圏からの調整が続いていますが、52週安値5847円は上回っています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER21.82倍は業界平均30.92倍を下回り、PBR1.55倍も平均2.65倍より低い。配当利回り2.01%は平均2.29%とほぼ同水準。ROE7.5%と低めだが、業界平均が割高なため相対的には割安感もある。ただし、直近の売上高・営業利益は減少傾向で、今後の業績回復が鍵。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 18.3倍 | — |
| PBR | 1.44倍 | 2.58倍 |
| ROE | 7.5% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体市場の循環変動と、次世代半導体・グリーンエネルギー需要の取り込みが主要な投資論点。強気派は、技術優位性と長期的な需要拡大を評価し、業績回復と成長を期待する。弱気派は、半導体市場の過剰在庫や設備投資の遅延による受注変動リスク、および競争激化による利益率低下を懸念する。また、株価がPERで37倍と高く、成長への期待が織り込み済みとの見方もある。
- 次世代半導体需要
半導体の微細化と3D化で真空装置の需要拡大が期待される
- 高い技術力
成膜・エッチング装置で世界トップクラスの技術を有する
- 新規分野の開拓
グリーンエネルギー向け装置の開発が将来の成長を牽引する可能性
- 売上高2691億円と前期比7%増に回復通年影響中
売上高2691億円は前期2512億円から+179億円(+7.1%)で、需要回復を背景に増収
- 予想PER24.3倍は実績37.0倍から大幅改善決算発表後影響弱
予想PER24.3倍は実績PER37.04倍を12.7pt下回り、市場の増益期待が強い
- 外国人持ち株比率46.45%と高水準継続影響弱
外国人所有比率46.45%と高く、海外機関投資家の継続的な買い需要が見込まれる
- 配当利回り1.62%と一定の株主還元通年影響弱
配当利回り1.62%で、下落局面での下支え要因となる
- 半導体市況の変動
売上高が市況に左右され、2025/6期は減収となった
- 利益率の低下
2026/6期予想の営業利益率は7.28%と低下傾向
- 高バリュエーション
PER37倍と高く、期待先行の懸念がある
- 営業利益が2期連続減益の196億円通年影響強
営業利益は298億→265億→196億円と2期連続減少、累計で102億円減
- 営業利益率が7.28%へ3.3pt低下通年影響中
営業利益率は前期10.55%から7.28%へ3.27pt低下し、収益構造が悪化
- 株価が1年で57%上昇し過熱継続影響弱
上昇率57.24%と急伸し、営業減益との乖離で調整リスク
- ROE7.5%と資本効率の低さ継続影響弱
ROE7.5%はPBR2.01倍の期待水準に対して低く、見直し余地
- 受注高
- 半導体装置需要の先行指標となるため
- 営業利益率
- 競争環境と価格交渉力を反映するため
- 次世代半導体向け売上比率
- 成長分野の寄与度を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり152円で、前期から+13.9%。いまの株価に対する利回りは2.15%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 50 | — | 13.7 |
| 2018年6月 | 95 | 90.0 | 15.8 |
| 2019年6月 | 105 | 10.5 | 42.6 |
| 2020年6月 | 80 | −23.8 | 38.5 |
| 2021年6月 | 95 | 18.8 | 36.1 |
| 2022年6月 | 124 | 30.5 | 32.7 |
| 2023年6月 | 109 | −12.1 | 43.5 |
| 2024年6月 | 144 | 32.1 | 49.3 |
| 2025年6月 | 164 | 13.9 | 57.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥152
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ11,416人。区分でいちばん多いのは外国法人で46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.5%を占め、残る65.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 43.3 | 48.3 | 46.5 | 43.4 | 49.3 | 46.4 |
| 金融機関 | 32.9 | 33.1 | 33.7 | 36.7 | 35.0 | 30.8 |
| 個人・その他 | 16.2 | 11.7 | 12.0 | 10.2 | 7.2 | 9.9 |
| 証券会社 | 3.4 | 3.1 | 4.0 | 6.1 | 5.4 | 9.2 |
| 事業法人 | 4.2 | 3.8 | 3.8 | 3.6 | 3.0 | 3.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.02 |
| 02 | 日本生命保険相互会社 | 6.57 |
| 03 | 日本カストディ銀行(信託口、信託口4、年金特金口、信託E口、信託B口、信託A口、年金信託口) | 6.37 |
| 04 | BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS-GLOBAL TECHNOLOGY POOL (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 6.04 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505227 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 3.67 |
| 06 | JPモルガン証券株式会社 | 3.53 |
| 07 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.11 |
| 08 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.29 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505038 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.97 |
| 10 | BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.63 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-07日本生命保険相互会社新規の大量保有報告7.04%-0.04pt
- 2026-08-07野村證券株式会社新規の大量保有報告5.29%-1.12pt
- 2026-08-05ウエリントン・マネージメント・インターナショナル・リミテッド(Wellington Management International Ltd)新規の大量保有報告6.47%+0.39pt
- 2026-07-23日本生命保険相互会社新規の大量保有報告6.57%
- 2026-07-06野村證券株式会社新規の大量保有報告1.76%+1.15pt
- 2026-06-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.61%+0.23pt
- 2026-06-05エフアイエル インベストメンツ インターナショナル(FIL Investments International)新規の大量保有報告8.01%+1.47pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.27%
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.89%+0.62pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告7.15%-1.16pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告8.31%-1.47pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告9.78%+1.32pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.93%+0.04pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告6.98%+1.05pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告8.46%+1.48pt
- 2026-05-19野村證券株式会社新規の大量保有報告0.38%+0.14pt
- 2026-05-07野村證券株式会社新規の大量保有報告0.24%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+134%、1株純資産は14期で+504%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | −1,013 | 751 | — | — | — |
| 2013年6月 | −88 | 806 | — | — | — |
| 2014年6月 | 223 | 1,040 | 18.8 | 9.7 | — |
| 2015年6月 | 173 | 1,399 | 12.1 | 10.9 | 8.0 |
| 2016年6月 | 338 | 1,477 | 21.9 | 9.2 | 11.9 |
| 2017年6月 | 496 | 2,003 | 28.5 | 10.9 | 13.7 |
| 2018年6月 | 729 | 2,994 | 29.2 | 5.8 | 15.8 |
| 2019年6月 | 379 | 3,062 | 12.5 | 9.0 | 42.6 |
| 2020年6月 | 219 | 3,132 | 7.1 | 14.2 | 38.5 |
| 2021年6月 | 306 | 3,394 | 9.4 | 18.4 | 36.1 |
| 2022年6月 | 410 | 3,842 | 11.3 | 11.3 | 32.7 |
| 2023年6月 | 288 | 4,029 | 7.3 | 21.2 | 43.5 |
| 2024年6月 | 411 | 4,478 | 9.7 | 25.6 | 49.3 |
| 2025年6月 | 339 | 4,538 | 7.5 | 15.7 | 57.5 |
| 2026年6月 | 347 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額385百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岩下節生 | 代表取締役社長 CEO | 73 | 34,000 |
| 青木貞男 | 専務取締役 CFO 管理本部長 経営戦略・管理部門・コンプライアンス担当 | 63 | — |
| 島田鉄也 | 専務取締役 CSO 生産本部長兼CS事業本部長 事業戦略・生産部門担当 アルバックテクノ株式会社・アルバック販売株式会社代表取締役社長 | 57 | 1,000 |
| 西啓介 | 取締役 | 65 | — |
| 内田憲男 | 取締役 | 75 | — |
| 石田耕三 | 取締役 | 81 | — |
| 中島好美 | 取締役 | 69 | — |
| 森尻裕二 | 監査役 | 59 | — |
| 齋藤一也 | 監査役 | 65 | 2,000 |
| 宇都宮功 | 監査役 | 62 | — |
| 本田宗哉 | 監査役 | 53 | — |
| 吉澤知志 | — | 58 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 123 | 82 | 19 | 224 | 75 |
| 社外取締役 | 6 | 101 | — | — | 101 | 17 |
| 監査役 | 2 | 60 | — | — | 60 | 30 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,391字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,622字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,792字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,564字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第122期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-26
- 半期報告書半期報告書-第121期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-12
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