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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ニプロ

NIPRO CORPORATION8086 · Prime · 精密機器

医療機器・医薬品・医療用包装の総合ヘルスケアグループ。3事業で医療現場のニーズにワンストップ対応。

概要

ニプロは医療機器と医薬品を手掛ける総合メーカーである。注射針や輸液バッグなどの医療消耗品で国内首位級のシェアを持ち、透析関連や循環器向けカテーテルも強みとする。2025年3月期の売上高は6446億円、従業員数は3万8593人。新興国への展開とM&Aによって成長を続けている。

医療関連、医薬関連、ファーマパッケージングの3事業

ニプログループは「医療関連」「医薬関連」「ファーマパッケージング」の3事業で構成される。医療関連事業は輸液、透析、注射、心臓血管などの医療機器を扱い、2026年3月期の売上高は5236億円と全体の79%を占める。医薬関連事業はジェネリック医薬品の注射剤や内用薬を中心に811億円。ファーマパッケージング事業は医薬用容器で546億円である。グループ全体の従業員数は3万8593人に及ぶ。

タイ、中国、インドなど新興国へ生産拠点を広げる

ニプロは1988年のタイ進出を皮切りに、世界各地に生産・販売拠点を築いてきた。ベルギー、中国、ブラジル、米国、シンガポール、インドと順次展開し、現地の医療ニーズに応える製品を現地で生産する「地産地消」を基本方針とする。2010年にはインドで医療機器と硝子製品の2社を設立、中国でも医療用硝子事業に資本参加した。これら海外子会社の稼働が売上成長を支えている。

M&Aで医薬と包装の領域を拡大してきた歴史

ニプロは創業以来、M&Aによって事業領域を広げてきた。1969年に株式会社富沢製作所を子会社化し医療機器の生産を開始。1988年には菱山製薬に資本参加し医薬品分野に参入した。2000年代に入ると竹島製薬、東北中外製薬、全星薬品工業、埼玉第一製薬などを相次いでグループ化し、ジェネリック医薬品、固形剤、経皮吸収剤の分野を獲得した。これにより、医療機器と医薬品の両輪を備えた総合医療メーカーへと成長した。

売上高年平均6%成長、ROE10%を掲げる中期計画

ニプロは2027年度までの3か年中期経営計画で、売上高年平均成長率6%以上、営業利益率7%以上、ROE10%以上を目標に掲げる。2025年3月期の売上高は6446億円、営業利益266億円で利益率は4.1%だった。2026年3月期には売上高6605億円、営業利益376億円(利益率5.7%)と改善が見られる。財務健全性指標として純有利子負債/EBITDA倍率4倍未満を維持する方針である。

業界の中での役割は医療機器・医薬品・包装のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,605億円
営業利益
376億円
営業利益率
5.7%
純利益
135億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医療関連主力

輸液・透析・注射・心臓血管・消化器・呼吸器など多岐にわたる医療機器・医療用具を製造・販売。病院・診療所向けに幅広い製品ラインアップを提供。

主な製品・サービス3
輸液関連製品
輸液バッグ、輸液セットなど、点滴治療に必要な医療機器。
透析関連製品
血液透析用のダイアライザ、血液回路など、腎代替療法向け製品。
注射関連製品
注射器、注射針、プレフィルドシリンジなど、薬液投与用製品。

02医薬関連主力

医療用医薬品(注射剤・内用薬・外用薬)および一般用医薬品の製造・販売。ジェネリック医薬品を中心に幅広い治療領域に対応。

主な製品・サービス2
医療用医薬品(注射剤)
麻酔薬、抗がん剤、輸液用薬剤など、病院で使用される注射剤。
医療用医薬品(内用薬)
錠剤、カプセル、液剤など、経口投与される医薬品。循環器系、消化器系など多領域。

03ファーマパッケージング主力

医薬品の包装材料(ガラス・プラスチック製バイアル、アンプル、プレフィルドシリンジ等)の製造・販売。医薬品の品質保持と安全性を支える。

主な製品・サービス2
医薬用ガラス容器
バイアル、アンプルなど、注射剤用のガラス製容器。高い化学的安定性を提供。
医薬用プラスチック容器
輸液バッグ、プレフィルドシリンジなど、プラスチック製の薬液容器。軽量で割れにくい。

製品と技術

輸液・注射・透析の基盤製品群

ニプロの医療関連事業は、点滴治療に欠かせない輸液バッグや輸液セット、注射に用いる注射器・注射針・プレフィルドシリンジなどを幅広く提供する。透析領域では血液透析用ダイアライザ、血液回路、透析装置を製造。2025年4月と12月には大館工場でダイアライザの新ラインが稼働し、需要増に対応する。ヘモダイアフィルタの一部出荷制限も解除され、売上増加に寄与した。

循環器向けカテーテルと血管内イメージングシステム

バスキュラー関連製品として、薬剤溶出型カテーテルやスリッピング防止型バルーンカテーテルを展開。特に超音波と近赤外線を併用した血管内イメージングシステムは独自技術であり、欧米、アジア、中東、中南米で使用が広がっている。バルーンカテーテルはアジア向け出荷が伸長。これらの高付加価値製品が医療関連事業の収益を支える。

医薬品受託製造とジェネリック医薬品の品揃え

医薬関連事業では、医療用医薬品の受託製造と自社ブランドのジェネリック医薬品を手掛ける。注射剤では抗がん剤や麻酔薬、内用薬では循環器系・消化器系などの錠剤・カプセルを製造。2026年3月期にはシリンジ製剤の受託増加や新規受託品の獲得により、売上高811億円、営業利益120億円と増収増益を達成した。選定療養制度の影響で長期収載品は減少したが、新製品で補っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

医療機器で国内首位級、海外展開が鍵

ニプロは精密機器セクターに分類され、医療機器・医薬品関連を主力とする。同業他社にはリガク・ホールディングスやTerra Droneがいるが、リガクは分析機器、Terra Droneはドローンと領域が異なる。ニプロは売上高約6,600億円と規模で突出し、医療機器分野での高いプレゼンスを有する。直近の営業利益率は改善傾向にあり、収益性向上が進む。一方で、海外比率は明確なデータがないが、国内市場依存度が高い可能性があり、成長には海外展開が重要となる。リガクとの比較では、ニプロは医療機器に特化し、安定した需要が見込める点が強みだ。

強み

  • 売上高6,600億円超と同業他社を圧倒し、市場での存在感が際立つ。
  • 営業利益率が4.1%から5.7%へ上昇、経営効率が向上している。
  • 医療機器に特化し、高い技術力とブランド信頼を構築している。
  • 医療分野は景気変動の影響を受けにくく、安定的な収益基盤を持つ。

課題

  • 国内市場中心で海外比率が低く、成長余地を十分に活かせていない。
  • リガクなど他の精密機器企業との競争が激しく、差別化が必要。
  • 売上高は伸びるが、原材料高や人件費増が利益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医療機器・介護の時価総額近傍。太字がニプロ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14536参天製薬6,019億円16.4倍
26951日本電子3,492億円15.7倍
34902コニカミノルタ3,352億円10.3倍
46925ウシオ電機3,061億円38.6倍
58129東邦ホールディングス2,921億円15.3倍
68086ニプロ2,610億円20.8倍
76849日本光電工業2,587億円17.0倍
87956ピジョン2,551億円27.3倍
96376日機装2,511億円14.1倍
107649スギホールディングス2,466億円10.4倍
113360シップヘルスケアホールディングス2,242億円16.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

硝子管商社として創業し医療機器販売に進出

1954年7月、京都市下京区に日本硝子商事株式会社を設立。アンプル用硝子管や錠剤瓶用硝子管の販売から事業を始めた。1960年には滋賀県大津市に大津工場を設置し、管瓶の生産を開始。1965年4月、製薬会社向けに医療機器(輸液セット)の販売を手掛けるようになり、現在の医療関連事業の基盤を築いた。

子会社で医療機器生産を開始し商号もニッショーに

1969年8月、株式会社富沢製作所(現ニプロ医工)を子会社とし、医療機器の生産に参入。1972年4月には株式会社ニプロに国内販売を担当させ、販売網を整備した。1977年5月、商号を株式会社ニッショーに変更し、同時に滋賀県草津市に技術開発センターを開設。1981年4月には秋田県大館市に大館工場を設置し、生産能力を拡大した。

上場を機に海外へ、タイ・中国・欧米に拠点設立

1987年2月、大阪証券取引所市場第二部に上場。翌1988年4月にはタイに医療機器の製造販売会社を設立し、海外生産に乗り出した。1990年3月には大阪証券取引所第一部銘柄に指定。1991年ベルギー、1994年中国、1995年ブラジル、1996年アメリカと相次いで現地法人を設立。1996年12月には東京証券取引所第一部にも上場し、資金調達力を強化した。

M&Aで医薬品と包装の領域を拡大した2000年代

2001年4月、販売子会社の株式会社ニプロを吸収合併し、商号をニプロ株式会社に統一。同年、菱山製薬を子会社化し医薬品分野へ本格参入。2004年竹島製薬、2005年東北中外製薬、2006年全星薬品工業、2007年埼玉第一製薬と相次いで資本参加し、ジェネリック医薬品、固形剤、経皮吸収剤のラインアップを拡充した。2010年にはインドと中国で医療機器と硝子容器の生産拠点を新設した。

年表33件を開く

1950年代

  • 1954年7月創業京都市下京区に日本硝子商事株式会社を設立し、アンプル用硝子管・錠剤瓶用硝子管の販売を開始。
  • 1959年11月本店を大阪市大淀区(現 北区)に移転。

1960年代

  • 1960年3月滋賀県大津市に大津工場を設置し、管瓶・小型電球用バルブ等の生産を開始。
  • 1963年9月魔法瓶用中瓶加工の自動機械を開発し魔法瓶用硝子の販売を開始。
  • 1965年4月製薬会社向けに医療機器(輸液セット)の販売を手掛ける。
  • 1966年12月東京都千代田区に東京営業所(現 ファーマパッケージング事業部 営業本部 東京営業部)を開設。
  • 1969年8月株式会社富沢製作所(現 ニプロ医工株式会社)を子会社とし医療機器の生産を開始。

1970年代

  • 1972年4月株式会社ニプロに医療機器の国内販売を担当させる。
  • 1974年1月M&A株式の額面金額を変更するため日本硝子商事株式会社(旧商号和光物産株式会社、本店、大阪市東区(現 中央区))に吸収合併される。
  • 1977年5月商号変更商号を株式会社ニッショーに変更。
  • 1977年5月滋賀県草津市に技術開発センター(現 総合研究所)を開設。

1980年代

  • 1981年4月秋田県大館市に大館工場を設置し医療機器の生産を開始。
  • 1987年2月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1988年4月創業タイにおいて、医療機器の製造、販売を目的としたニッショーニプロコーポレーション(現 ニプロタイランドコーポレーション)を設立。
  • 1988年9月菱山製薬株式会社(現 ニプロファーマ株式会社)に資本参加し医薬品分野へ進出。

1990年代

  • 1990年3月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 1991年5月創業ベルギーにおいて、医療機器の販売を目的としたニッショーニプロヨーロッパN.V.(現 ニプロメディカルヨーロッパ N.V.)を設立。
  • 1994年12月創業中国において、医療機器の製造、販売を目的とした尼普洛(上海)有限公司を設立。
  • 1995年8月創業ブラジルにおいて、医療機器の製造、販売を目的としたニプロメディカル Ltdaを設立。
  • 1996年3月創業米国において、医療機器の販売を目的としたニプロメディカルコーポレーションを設立。
  • 1996年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1997年4月創業シンガポールにおいて、医療機器の販売を目的としたニッショーニプロアジアPTE LTD(現 ニプロアジア Pte Ltd.)を設立。

2000年代

  • 2001年4月M&A株式会社ニプロを吸収合併。商号をニプロ株式会社に変更。
  • 2003年5月創業中国において、医療機器の販売を目的とした尼普洛貿易(上海)有限公司を設立。
  • 2004年4月M&A竹島製薬株式会社(2005年4月ニプロジェネファ株式会社に社名変更。2012年10月ニプロファーマ株式会社が吸収合併)に資本参加。
  • 2005年6月M&A東北中外製薬株式会社(2005年6月東北ニプロ製薬株式会社に社名変更。2014年10月ニプロファーマ株式会社が吸収合併)を子会社とし固形剤事業に進出。
  • 2006年4月全星薬品工業株式会社に資本参加。
  • 2007年5月M&A埼玉第一製薬株式会社(2008年7月ニプロパッチ株式会社に社名変更。2017年4月ニプロファーマ株式会社が吸収合併)を子会社とし経皮吸収剤事業に進出。

2010年代

  • 2010年2月創業インドにおいて、医療機器の製造、販売を目的としたニプロインディアコーポレーション Private Limitedを設立。
  • 2010年2月創業インドにおいて、医療用硝子製品の製造、販売を目的としたニプログラスインディアPVT.LTD.(現 ニプロファーマパッケージングインディア Private Limited)を設立。
  • 2010年9月中国において、医療用硝子事業の海外展開のために、成都平原尼普洛薬業包装有限公司に資本参加。
  • 2010年10月創業中国において、医療機器の製造を目的とした尼普洛医療器械(合肥)有限公司を設立。
  • 2011年1月中国において、医療用硝子事業の海外展開のために、安陽尼普洛昌達医薬包装有限公司(現 尼普洛医用包装材料(安陽)有限公司)に資本参加。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で38,593人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+14.5%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は13.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月27,415
2018年3月28,330
2019年3月59540.412.029,325
2020年3月53740.712.932,786
2021年3月61940.712.935,251
2022年3月65840.713.136,259
2023年3月57440.713.238,770
2024年3月57540.713.438,117
2025年3月65940.813.339,16868
2026年3月68140.813.338,59397

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率72.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社31(国内 6 / 海外 25、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大館工場 — 秋田県大館市623億円
医療関連
近江工場 — 滋賀県 栗東市502億円
医薬関連
ミュンナーシュタット工場 — ドイツ ミュンナーシュタット市286億円
ファーマパッケージング
伊勢工場 — 三重県 松阪市260億円
医薬関連
ベトナム工場 — ベトナム ホーチミン市237億円
医療関連
大館工場 — 秋田県 大館市208億円
医薬関連
賃貸資産 他 — 滋賀県栗東市他185億円
その他
東京CPF — 東京都羽村市181億円
医療関連
合肥工場 — 中国 合肥市176億円
医療関連
インド工場 — インド サタラ県173億円
医療関連
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ニプロ医工㈱
    群馬県 館林市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱グッドマン
    愛知県 名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロベトナムカンパニーリミテッド
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロタイランドコーポレーション
    タイ アユタヤ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロメディカル Ltda
    ブラジル ソロカバ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロメディカルヨーロッパ N.V.
    ベルギー メッヘレン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロメディカルコーポレーション
    米国 フロリダ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロアジア Pte Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    尼普洛貿易(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ニプロインディアコーポレーション Private Limited
    インド サタラ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    尼普洛医療器械(合肥)有限公司
    中国 合肥市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. ニプロインドネシア JAYA
    インドネシア カラワン県 · 連結子会社
    議決権96.8%
残りのグループ会社19社を開く
  • アバンテックバスキュラーコーポレーション米国 カリフォルニア州100%
  • インフラレデックス, Inc.米国 マサチューセッツ州100%
  • ニプロファーマ㈱大阪府 摂津市99%
  • 全星薬品工業㈱大阪市 阿倍野区50%
  • ニプロファーマ・ベトナム・リミテッドベトナム ハイフォン市99%
  • ニプロファーマパッケージングインターナショナル N.V.ベルギー メッヘレン市100%
  • 尼普洛医薬包装容器(上海)有限公司中国 上海市100%
  • 尼普洛医用包装材料(安陽)有限公司中国 安陽市100%
  • ニプロファーマパッケージングインディア Private Limitedインド サタラ県100%
  • ニプロファーマパッケージングアメリカス Corp.米国 ニュージャージー州100%
  • ニプロファーマパッケージングフランス S.A.S.フランス オーマル市100%
  • ニプロファーマパッケージングジャーマニー GmbHドイツ ミュンナーシュタット市100%
  • ニッショー保険トラベル㈱大阪府 摂津市100%
  • ニプロヨーロッパグループカンパニーズ N.V.ベルギー メッヘレン市100%
  • ニプロデジタルテクノロジーズヨーロッパ N.V.ベルギー ブルッへ市100%
  • 尼普洛(中国)投資有限公司中国 上海市100%
  • ニプロアメリカスグループカンパニーズ, Inc.米国 フロリダ州100%
  • その他131社
  • Spryte Medical Holdings, LLC米国 マサチューセッツ州34%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • INNIPRO PHARMAPACKAGING INDIA PRIVATE LIMITED
  • BENIPRO EUROPE GROUP COMPANIES

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,605億円営業利益376億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+41.4%。

売上高
+2.5%
6,605億円
営業利益
+41.4%
376億円
純利益
+164.7%
135億円
営業利益率
5.7%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,000億円6,605億円
営業利益400億円376億円
純利益150億円135億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,675億円、営業利益は77億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.1%、営業利益は+5.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,389−24
2024年1Q1,406735.241
2024年2Q1,453624.358
2024年3Q1,532895.827
2024年4Q1,477−15
2025年2Q3,1201354.31
2025年4Q3,3261313.950
2026年2Q3,1741534.859
2026年4Q3,4312236.576
2027年1Q1,675774.638

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,410億円から6,605億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,410144102
2014年3月3,00811929
2015年3月3,251197125
2016年3月3,667146197
2017年3月3,597232113
2018年3月3,954227118
2019年3月4,264224121
2020年3月4,425234−123
2021年3月4,556263142
2022年3月4,948276135
2023年3月5,45215346
2024年3月5,868195111
2025年3月6,4462661084.151
2026年3月6,6053761975.7135

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,605億円のうち、営業利益として残るのは376億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は135億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.5%4,522億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.8%1,707億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%376億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.3pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.8pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが547億円、投資CFが−553億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は884億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月226−374234−148926
2014年3月216−319−163−103709
2015年3月280−297266−17982
2016年3月299−165−361341,120
2017年3月335−664365−3291,120
2018年3月410−641473−2311,356
2019年3月414−647126−2331,203
2020年3月372−583−46−211902
2021年3月661−451−221210858
2022年3月682−784103−102901
2023年3月104−717431−613847
2024年3月729−871221−142966
2025年3月685−71954−341,017
2026年3月547−553−81−6884

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が3,348億円で、自己資本比率は22.6%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.581,2884,50520.7
2014年3月0.621,3604,83720.2
2015年3月0.701,7885,16524.1
2016年3月0.711,7555,33423.4
2017年3月0.751,7645,76422.1
2018年3月0.831,8356,42920.9
2019年3月0.851,7186,74019.1
2020年3月0.831,6126,70717.9
2021年3月0.851,7416,80318.8
2022年3月0.931,9997,30419.9
2023年3月1.032,4227,85220.1
2024年3月1.112,6988,40021.0
2025年3月1.173,1168,58921.6
2026年3月1.213,3488,78522.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
978億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,148億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,820億円
在庫として抱えている分
負債合計
8,785億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り52社中27位あたり、逆に低いのは自己資本比率52社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.6%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,522.5で、1年前と比べて+1.7%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,522.5-2.0%1ヶ月-4.3%1年+1.7%時価総額2,610億円
過去52週の値幅
安値¥1,401高値¥1,760.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.8倍
PER (会社予想)16.6倍
PBR0.88倍
配当利回り2.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に1671.5円と52週高値圏まで上昇したが、その後調整し、直近1585円と25日線1600円を下回った。8月10日には1671円まで戻すも、8月12日に159万株超の出来高を伴い急落。1ヶ月では0.25%とほぼ横ばい。医療機器セクターの動向に左右されやすい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER 21.58倍は業界平均の33.51倍を大幅に下回り、PBR 0.94倍は1倍割れで資産価値対比でも割安。予想PER 17.2倍と収益改善が見込まれる。配当利回り2.02%は平均と同等だが、ROE 5.1%は低く収益効率に課題。割安だが収益性改善が進めば評価修正の余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.8倍30.1倍
PER (予想)16.6倍
PBR0.88倍2.49倍
ROE5.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

規模拡大と収益性改善のバランスが論点。強気派は、高齢化による需要増とM&A効果で売上は伸びるとみる。一方、弱気派は、営業利益率が低く、買収した事業の統合コストやのれん償却が利益を圧迫すると指摘。さらに、競争激化で価格競争にさらされる懸念もある。医療業界の規制変更や海外展開の成否が重要なカギ。利益率の改善が進むかが投資判断の分かれ目。

プラスに働く材料7
  • 安定需要の拡大

    高齢化に伴い透析関連など医療需要は構造的に成長する。

  • M&Aによる規模拡大

    買収で製品ポートフォリオと販売網が強化され、売上増に寄与。

  • 国内シェアの強み

    透析分野で高いシェアを持ち、安定した収益基盤がある。

  • 営業利益が前期比41%増の376億円通年影響

    営業利益は376億円と前期比41.4%増と大幅増益。

  • 営業利益率5.69%に改善通年影響

    営業利益率は4.13%から5.69%に改善。

  • 売上高6,605億円で2期連続増通年影響

    売上高は6,605億円と前期比2.5%増、2期連続で増加。

  • 予想PER17.2倍と大幅改善、増益決算発表後影響

    予想PER17.2倍は実績21.58倍から改善、約25%の増益期待。

マイナスに働く材料7
  • 低い利益率

    営業利益率は4-5%と低く、高い固定費が収益性を圧迫。

  • のれん償却負担

    過去のM&Aに伴うのれん償却が利益の足を引っ張る。

  • 競争と規制リスク

    同業他社との価格競争や医療制度の改定が業績に影響。

  • 純利益が前期比54%減の51億円決算発表後影響

    2025/3期の純利益は51億円と前期比54%減で変動大。

  • ROE5.1%と低収益性継続影響

    ROE5.1%と、資本を効率的に使えていない。

  • 外国人保有率27.54%と売り圧力懸念不定影響

    外国人保有率27.5%と高く、売りが出やすく需給が不安定。

  • 営業利益率5.69%はなお低水準継続影響

    営業利益率5.69%は、売上高6,605億円に対して低い。

次の決算で確かめる点
営業利益率
低い利益率の改善が最も重要な課題で、収益性の指標。
透析需要の動向
主力事業の市場成長を確認するため。
のれん償却前利益
買収効果と償却負担を分けて評価するため。
海外売上高比率
グローバル展開の進捗を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+16.0%いまの株価に対する利回りは2.10%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
2.10%
いまの株価に対して
配当性向
35.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2940.1
2018年3月29−1.738.6
2019年3月28−1.837.7
2020年3月14−51.8
2021年3月27100.046.9
2022年3月270.041.0
2023年3月22−18.541.1
2024年3月2513.659.4
2025年3月250.021.6
2026年3月2916.035.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ46,831人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.0%を占め、残る71.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.248.046.943.239.336.3
外国法人14.713.714.522.025.527.5
金融機関24.824.524.822.220.221.2
事業法人12.712.612.610.89.67.9
証券会社1.51.21.11.95.47.2
自己株式4.54.54.54.54.54.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.21
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.19
03日本電気硝子株式会社4.96
04BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.51
05MACQUARIE FINANCIAL LIMITED(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.97
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.53
07JPモルガン証券株式会社2.33
08みずほ証券株式会社1.98
09ニプロ従業員持株会1.53
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)1.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-08-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    6.80%
    +0.07pt
  • 2026-08-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    5.64%
    -0.68pt
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.74%
    +0.01pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.73%
    -0.90pt
  • 2026-06-05
    ゴールドマン・サックス証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.24%
  • 2026-05-22
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.28%
  • 2026-05-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.63%
    -0.06pt
  • 2026-05-22
    ゴールドマン・サックス証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.26%
    +0.22pt
  • 2026-04-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.69%
    -0.01pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.70%
    +0.02pt
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.28%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+139%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月607038.913.947.6
2014年3月188322.351.042.3
2015年3月819898.514.141.7
2016年3月11697811.89.258.6
2017年3月681,0006.823.240.1
2018年3月711,0377.021.638.6
2019年3月749907.319.437.7
2020年3月−75912−7.9
2021年3月879879.215.346.9
2022年3月831,1367.812.441.0
2023年3月281,2652.336.341.1
2024年3月681,4275.118.059.4
2025年3月311,5482.143.321.6
2026年3月831,6815.118.735.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

24名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は24名。2026/3期の役員報酬は総額377百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐野嘉彦代表取締役 会長81124,947
山崎剛司代表取締役 社長5819,326
余語岳仁専務取締役 最高財務責任者578,589
箕浦公人常務取締役 バリューエンジニアリング統括兼グループDX企画室長5332,230
西田健一常務取締役566,720
大山靖常務取締役 グローバルイノベーション統括本部長兼バスキュラー事業担当常務6322,199
中村秀人取締役 総務人事本部長6826,927
宮住悟一取締役 国際事業部長5715,672
貞廣衝取締役 国内・国際統括商品開発・技術営業本部長兼透析・血液浄化商品開発・技術営業部部長兼新規商品開発・技術営業部部長617,306
二階堂拓取締役 国内事業部長632,744
西迫英之取締役 ファーマパッケージング事業部長462,928
米田淳取締役 生産技術センター所長592,063
残りの役員12名を開く
氏名役職年齢保有株数
田中良子取締役775,216
嶋森好子取締役791,269
服部利昭取締役72
吉森俊和取締役74762
今泉泰彦取締役69762
串田ゆか取締役623,054
野宮孝之監査役 常勤834,096
森本利信監査役 常勤657,092
柳ヶ瀬繁監査役791,269
秋國仁孝監査役721,534
佐野元昭64
田中取締役58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)172254627216
社外取締役8818110
監査役2242412

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容174字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは提出会社(以下「当社」という。)ならびに子会社168社および関連会社6社で構成されており、「医療関連」、「医薬関連」および「ファーマパッケージング」の3事業に区分しております。 上記事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一です。
経営方針・対処すべき課題1,993字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の社是は「意欲」です。事業展開において「ユーザー目線」、「三方よし」、「地産地消」の考え方を基本とし、医療機器および医薬品分野において、日本で培われた高品質・高付加価値製品をグローバルに展開し、「和ごころをもった真のグローバル総合医療メーカー」として、安定供給責任に応えながら、医療の発展に貢献してまいります。 (2) 経営戦略 ① 利益重視経営の推進 当社は従来の規模拡大に加え、収益性の向上を重視する「利益重視経営」を推進しております。具体的には、開発・製造・営業の一体運営を通じた事業の効率化、マーケットイン促進の強化、および品種・仕様の集約等によるコスト構造の最適化を図っております。これらの取り組みにより、事業全体の収益基盤の強化および利益率の改善を目指しております。 ② 世界展開および供給体制の強化 当社は、日本市場で育まれた高品質・高機能製品を基盤として、全世界に事業を展開するとともに、地産地消の考え方に基づく供給体制を構築しております。これにより、各地域における医療ニーズに対応した製品供給を行い、医療インフラとしての役割を強化してまいります。 ③ 研究開発および次世代医療領域への貢献 当社は、医療インフラを支える事業基盤製品の高付加価値化に加え、次世代の医療に貢献するニューノーマルの領域への取り組みを推進することで、未来の中核事業を生み出し、新たな成長機会の創出を図っております。これにより、事業をより強く、より厚くすることで将来的な事業基盤の強化および持続的成長の実現を目指しております。 ④ 選択と集中を軸に資本効率を意識した投資 当社は、持続的な成長および企業価値の向上を実現するため、事業ポートフォリオの見直しを継続的に行い、経営資源の効率的な配分を推進しております。具体的には、成長分野への「集中と選択」の考え方に基づき、成長が見込まれる分野への重点的な投資を行うとともに、収益性の改善が必要な分野については構造改革等の取り組みを推進しております。 (3) 目標とする経営指標 当社は、2025年5月に2027年度までの3か年中期経営計画を策定し、持続的な成長と資本効率の向上を実現するため、以下の指標を重視しております。 成長性   売上高成長率 年平均6%以上 収益性   営業利益率 7%以上 財務健全性   純有利子負債/EBITDA倍率 4倍未満 資産効率   ROE(自己資本利益率) 10%以上 また、資本市場との対話や株価を意識した経営にも取り組んでおり、株価純資産倍率(PBR)の改善を重要な課題と位置付けております。これを踏まえ、営業キャッシュ・フローを基盤とした成長投資、研究開発投資および株主還元のバランスを意識したキャピタルアロケーションを実施してまいります。 (4) 経営環境および対処すべき課題 当社グループは、中期経営計画の達成に向け、企業価値の向上と利益重視の経営を推進する中で事業や製品ごとのポートフォリオ管理の高度化や、成長投資の拡大に伴う投資回収およびキャッシュ・フロー管理の重要性が一層高まってきております。 こうした状況を踏まえ、当社グループが認識する主な課題は以下のとおりです。 ① 収益性の強化 売上の拡大に加え、高付加価値品へのシフトや、開発力強化によるニューノーマル製品の投入、ならびに作業効率および生産性向上によるコストの最適化を推進し、安定供給を維持しつつ、規模から質への転換を着実に進めることで、収益性の向上に取り組んでまいります。 ② 成長投資と資本効率向上の両立 将来の成長に必要な研究開発投資および設備投資を着実に実行しつつ、選択と集中を徹底し、中長期的な企業価値の向上に資する分野へ経営資源を重点的に配分してまいります。ROIC経営の考え方を取り入れ、資本コストを意識した投資判断および事業ポートフォリオ運営に取り組んでまいります。 ③ 持続的成長を支える基盤の整備 中東情勢の不安定化を背景に、物流や原材料調達を中心としたサプライチェーンへの影響が懸念される中、当社グループは安定供給の確保を最重要課題として捉え、調達先および物流手段の多様化、適正な在庫水準の維持、行政や関係機関との連携強化により対応してまいります。また、安定供給体制の強化に加え、人材育成、サステナビリティへの対応およびガバナンス体制の強化を推進します。さらに、キャピタルアロケーションを重視した経営により、営業キャッシュ・フローの最大化を図ることで、株主還元と財務健全性を向上につなげ、持続的な成長を支える経営基盤の確立に努めてまいります。
事業等のリスク3,911字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)原材料の調達に関するリスク 当社グループは、事業に使用する材料および部品を多数の供給者から調達しておりますが、重要な部材の中には特定の供給者からのみ入手可能なものや、供給者が限定されるものが存在します。継続して市場へ製品を供給するため、材料・部品の長期安定供給の確保に努めておりますが、その実現は、需要の急増に伴う供給不足、供給先からの供給遅延や供給停止等、制御が困難な要因を含むさまざまな影響を受ける可能性があります。また、製品の一部にはプラスチック等の石油化学製品を原料とするものがあり、これら原材料価格の高騰により調達コストが増加する場合があります。これらの事象が発生し、生産活動に影響を及ぼし、顧客への製品の納入や品質の確保に支障をきたす場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、品種や産地の異なる原材料の分散調達を進めることにより安定的な数量の確保に努めるとともに、主要製品の生産拠点の複数化を推進してまいります。 (2)販売価格の変動に関するリスク 当社グループの販売する製品には、国内において診療報酬、薬価および保険医療材料の償還価格の引下げの影響を受けるものがあります。加えて、世界的に医療費抑制策が進展しており、これらを背景として市場における企業間競争が激化し、販売価格が想定を超えて下落した場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、生産能力の拡充や安定供給体制の確立を通じて製造コストの削減を図り、収益性の維持・向上に努めてまいります。 (3)医療行政の変更に関するリスク 当社グループの属する業界は医療制度と密接に関連しており、医療保険制度や医薬品医療機器等法(旧薬事法)をはじめとする各種法規制の適用を受けております。今後、医療行政において予測困難な制度改革が実施され、その環境変化に適切に対応できない場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、積極的な研究開発活動のもと、新製品および新技術の開発を推進し、環境変化への対応に努めてまいります。 (4)訴訟に関するリスク 当社グループは、事業活動または製品の提供において、第三者の特許権等の知的財産権の存在を認識しないまま使用したことにより、知的財産権侵害を理由とする訴訟等の対象となる可能性があります。また、製品に起因して第三者に損害を与えた場合には、製造物責任等を理由として、訴訟その他の請求を提起される可能性があります。これらの訴訟等の内容によって、多額の損害賠償の支払いを求められる場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、法令遵守およびリスク管理に関する社内ルールに基づき、必要な事項を定めております。また、取締役会の監督のもと、リスクおよびコンプライアンスに関する委員会を定期的に開催し、コンプライアンスの遵守およびリスクの把握・低減に努めるとともに、会社に生じ得る損失の最小化を図っております。さらに、専門家である弁護士と顧問契約を締結し、必要に応じて適切かつ迅速に相談・対応できる体制を整えております。 (5)知的財産に関するリスク 当社グループは、自社が製造・販売する製品に関する特許および商標を多数保有するとともに、必要な権利の取得を行っております。また、第三者の特許権その他の知的財産権の侵害や、技術に関して締結したライセンス契約への違反等が生じないよう、十分な注意を払っております。しかしながら、意図せず第三者から損害賠償等を請求され、当社グループの主張が認められない場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、当社製品に採用される技術について特許出願等により適切な権利保護を図るとともに、第三者による権利侵害が継続しないよう適切に対応しております。加えて、技術開発および製品設計の各段階において調査・確認を実施し、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めております。 (6)製品の安全性に関するリスク 当社グループは、医療機器および医薬品の設計、開発および製造の各段階において、製品の安全性の確保に最大限努めております。しかしながら、使用時における予期せぬ不具合や副作用等により、第三者に損害を与え、損害賠償責任を請求される可能性が生じた場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、損害賠償責任保険および製造物責任(PL)保険に加入しておりますが、万一、保険の補償範囲を超える請求が認められた場合には、対応が必要となる可能性があります。また、独自の品質基準を設け、製品の品質および安全性の向上に継続的に取り組むとともに、関連法規の遵守を徹底しております。 (7)為替変動に関するリスク 当社グループは、主に米ドルおよびユーロ等の外貨建取引を行っており、当連結会計年度における海外売上高の割合は51.4%となっております。このため、為替レートの変動により、業績等に影響を与える可能性が生じた場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、一部の外貨建輸出債権を対象とした為替予約によるリスクヘッジを実施し、影響を最小限にするよう取り組んでおります。 (8)資金調達に関するリスク 当社グループは、事業資金および投融資資金を、金融機関からの借入や社債、コマーシャル・ペーパーの発行等により調達しております。しかしながら、金融市場の混乱や金融機関による貸出姿勢の変化、また信用格付機関による信用格付の大幅な引下げ等が生じた場合には、必要な資金を必要な時期に、希望する条件で調達できず、資金調達が制約されるとともに、調達コストが増加する可能性が生じた場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、金融機関からの借入の一部には財務制限条項が付されているものがあり、当該条項に抵触し期限の利益を喪失した場合には、資金繰り等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、事業資金の効率的かつ安定的な調達を図り、複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結するなど、流動性の確保に努めております。 (9)投資価値に関するリスク 当社グループは、資産の一部として株式等の投資有価証券を保有しており、これらは各証券の発行者との良好な事業関係の構築や、新製品の開発、新規事業機会に関する有益な情報の収集等を目的としております。しかしながら、株式市場の下落、発行者の経営状況の変化、またはこれらの投資に関する会計処理方法の変更等により、投資価値が大幅に減少した場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度末現在の投資有価証券の連結貸借対照表計上額は18,902百万円となっております。 (10)M&Aおよび業務提携等に関するリスク 当社グループは、M&Aや業務提携等を通じた事業基盤の強化に取り組んでおります。未認識債務の判明や、事業の統合・展開が計画どおりに進まない場合には、経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、実行前後を通じた精緻な検証および継続的なモニタリングを行っております。 (11)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、各種の基幹システムを導入し、業務に必要な情報をシステム上で管理しております。しかしながら、サイバー攻撃や不正アクセス、自然災害などの予期せぬ事態が発生した場合、システム停止や重要データの破損・流出等が生じた場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、情報システムおよびネットワークの管理において、安定稼働やセキュリティ対策に力を入れ、適切なサーバの管理やデータのバックアップ等の必要な措置を講じることで、情報資産の保護に努めております。 (12)感染症の流行に関するリスク 当社グループは、大規模な感染症の流行により経済活動が制限され、サプライチェーンの分断、工場の操業停止、急激な需要の減少等が生じた場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、感染拡大防止策として、マスクや消毒液等の必要な感染防止用品の備蓄を行うとともに、時差出勤や在宅勤務の実施、リモートワークツールの積極的な活用により、業務を継続できる環境の確保に努めております。 (13)その他のリスク 当社グループは、事業を展開する地域や事業所において、予期せぬ火災や地震等の自然災害、テロ、戦争、感染症の流行、環境問題、法規制の変更、または政治的・経済的変動等が発生した場合には、生産、販売、物流、サービスの提供等が遅延または停止する可能性が生じた場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,393字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における経済情勢は、インフレ圧力の沈静化を背景に、欧米を中心として金融引締めから緩和へと政策転換が進みつつある一方、中東情勢によるエネルギー供給や物流網への影響が懸念されるなど、地政学的リスクや通商政策を巡る不確実性が引き続き景気の下押し要因となり、先行き不透明な状況で推移しました。わが国経済においては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復が下支えとなる一方、物価上昇による個人消費の伸び悩みや、金融政策正常化に伴う金利上昇への警戒感から、景気は力強さを欠く状態で推移しました。 このような環境の下、当社グループは患者さんや医療従事者の目線に立脚し、世界中の人々の「健康でありたい」という願いの実現に向けて、医療関連、医薬関連、ファーマパッケージング、それぞれの事業で培った技術やソリューションを最適な形態で提供することに継続して取り組んでまいりました。 当連結会計年度の連結売上高は、国内市場では、販売価格の適正化に加え、注射剤など高需要製品の出荷数量増加により売上高が増加しました。海外市場においては、重点市場に対し積極的なプロモーションを展開、各地域特性に応じた戦略を実行したことにより販売は好調に推移しました。これらにより、連結売上高は前期比2.5%増加の6,605億38百万円となりました。 原材料や労務費単価の上昇が継続するなか、生産効率の改善や操業度の向上を通じて、単位当たり製造コストの低減に取り組みました。また、新規製造ラインの稼働が供給量の増加に寄与した結果、売上総利益は前期比で増加しました。販売費及び一般管理費は運送費の高騰に加え、海外事業拡大に伴う販売体制の拡充等により増加しましたが、販売費及び一般管理費の増加分を売上総利益の増加により吸収できたことから営業利益は前期比41.5%増加の376億24百万円となり、増収増益を達成しました。 経常利益は、支払利息が前期比で増加したものの、為替差損は前期比で減少したこと等により、前期比82.3%増加となる197億21百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、連結子会社取得に伴う段階取得に係る差益51億11百万円の計上および再生医療事業の研究・製造拠点の固定資産売却益の計上により、前期比164.1%増加の135億4百万円となりました。 なお、当期におけるセグメント別の概況は以下のとおりであります。 <医療関連事業> (国内事業) メディカル営業部門におきましては、注射針類、輸液関連製品の価格適正化に取り組んでまいりました。また、透析関連製品は、ヘモダイアフィルタ(血液透析濾過器)の一部品目の出荷制限が解除となり、部門全体の売上高は前期比で増加となりました。このほか、バスキュラー関連製品については薬剤溶出型カテーテル等の販売が順調に推移しました。 医薬営業部門におきましては、重点製品のシェア拡大に加え、出荷制限品目数の削減に注力し、売上と収益の拡大に努めました。また、新規収載品の堅調な伸長も収益拡大に寄与いたしました。 (国際事業) 国際事業におきましては、各国の腎臓医学会への参加を精力的に進めるとともにKOL(キー・オピニオン・リーダー)と連携し、幅広い透析関連製品のPRに注力するとともに、主要代理店、病院施設に対して学術活動および技術営業活動に専心、高付加価値製品の拡大を推し進めました。 アメリカでは、大手透析プロバイダーとの提携によりダイアライザやその他透析関連製品の販売が増加したほか、中国においては、集中購買制度下での落札により、ダイアライザの出荷数が大幅に増加しました。また、欧州においては高機能ダイアライザの販売が好調に推移しました。加えて、アメリカや中南米において透析装置が好調に推移しました。透析センタービジネスでは、安定的な運営のもと、利益も堅調に推移いたしました。 バスキュラー関連製品では、超音波と近赤外線を併用した独自の血管内イメージングシステムが、欧米をはじめアジア、中東、中南米各地で使用が広がっています。また、新タイプのスリッピング防止型バルーンカテーテルもアジアへの出荷が伸長しました。 (生産体制) 国内外の製造拠点におきましては、医療関連製品の需要増加に対応するため、生産能力拡張のための整備を継続しております。主力品であるダイアライザについては、当社大館工場で新たなラインが、2025年4月と12月にそれぞれ稼働開始しました。ベトナムの製造子会社では増改築工事が完工し、ダイアライザ生産設備の稼働に向けた準備中です。 この結果、当事業の売上高は5,236億15百万円(前期比3.7%増)、セグメント利益(営業利益)は523億38百万円(前期比12.2%増)の増収増益となりました。 <医薬関連事業> 医薬関連事業(医薬品受託製造事業)におきましては、売上面では選定療養制度(患者さんが後発医薬品ではなく先発医薬品を選択した場合に、その価格差の一部を自己負担とする制度)により一部の長期収載品については受注数量の減少がありましたが、抗がん剤が前期比で増加したほか、新規受託品の獲得により前期を上回りました。利益面ではシリンジ製剤の受託増加や、抗がん剤および新規受託品の出荷増加が大きく寄与しました。また、物価高騰に伴う原価上昇に対応するため、価格の適正化にも取り組みました。 この結果、当事業の売上高は811億7百万円(前期比2.5%増)、セグメント利益(営業利益)は120億96百万円(前期比13.8%増)の増収増益となりました。 <ファーマパッケージング事業> ファーマパッケージング事業におきましては、グローバル規模での生産体制の最適化を進めるとともに、高付加価値品の品質向上および販売促進活動に取り組んでまいりました。 国内においては、ガラス管および歯科領域向け製品、製剤専用医療機器(在宅自己注射セットなど)の販売が伸長し、増収増益となりました。しかしながら海外においては、バイオ医薬品関連の高付加価値ガラス管の販売が順調に推移したものの、主に欧米市場における医薬用ガラス容器の在庫過多の影響から減収減益となりました。一方で工場の閉鎖や生産集約、人員の最適化を実施するなど、生産体制の改革を進め、製造原価の低減を行いました。 この結果、当事業の売上高は546億87百万円(前期比7.7%減)、セグメント損失(営業損失)は15億85百万円(前年同期は2億72百万円のセグメント損失(営業損失))となりました。 <その他事業> その他事業におきましては、不動産賃貸等による売上高が11億28百万円(前期比0.8%増)、セグメント利益(営業利益)は9億40百万円(前期比283.7%増)となりました。 また、財政状態の状況は次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、1兆2,132億90百万円(前期比3.7%増)で、前連結会計年度末に比べて427億26百万円の増加となりました。このうち流動資産は204億13百万円の増加、固定資産は223億13百万円の増加となりました。流動資産の増加の主な要因は、商品及び製品が111億87百万円増加したことによるものであり、固定資産の増加の主な要因は、のれんが181億96百万円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、8,785億18百万円(前期比2.3%増)で、前連結会計年度末に比べて195億75百万円の増加となりました。このうち流動負債は779億92百万円の増加、固定負債は584億17百万円の減少となりました。流動負債の増加の主な要因は、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が300億30百万円増加したことによるものであり、固定負債の減少の主な要因は、長期借入金が305億88百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、3,347億72百万円(前期比7.4%増)で、前連結会計年度末に比べて231億51百万円の増加となりました。このうち株主資本は100億14百万円の増加、その他の包括利益累計額は116億60百万円の増加となりました。 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は883億66百万円と前連結会計年度末に比べ132億94百万円(前期比13.1%減)の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は546億57百万円となりました。収入の主な科目は、減価償却費616億75百万円、税金等調整前当期純利益294億86百万円であり、支出の主な科目は、その他の資産の増加額が158億61百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は553億42百万円となりました。支出の主な科目は、固定資産の取得による支出が622億91百万円であり、収入の主な科目は、固定資産の売却による収入が115億8百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は81億22百万円となりました。収入の主な科目は社債の発行による収入が495億78百万円であり、支出の主な科目は長期借入金の返済による支出が751億29百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   対前期増減率(%) 医療関連   252,447   △1.9 医薬関連   164,809   0.2 ファーマパッケージング   46,187   △11.6 合計   463,444   △2.3 (注) 1 金額は、製造原価によって算出しております。 2 上記金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 b.受注実績 当社グループは、見込生産形態を採っておりますので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   対前期増減率(%) 医療関連   523,615   3.7 医薬関連   81,107   2.5 ファーマパッケージング   54,687   △7.7 その他   1,128   0.8 合計   660,538   2.5 (注) 上記金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 売上高は前連結会計年度に比べ159億52百万円増加し、6,605億38百万円(前期比2.5%増)となりました。これは主に、国内販売が前期比2.1%、海外販売が2.8%とそれぞれ増加したことによるものです。この結果、各セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、医療関連事業が79.3%、医薬関連事業が12.2%、ファーマパッケージング事業が8.3%、その他が0.2%となりました。 (営業利益) 営業利益は前連結会計年度に比べ110億26百万円増加し、376億24百万円(前期比41.5%増)となりました。これは主に、売上高の増加に加え、原材料費の低減や価格転嫁を含む適正価格での販売が進展し、売上総利益が改善された影響によるものであります。 (経常利益) 営業外収益は前連結会計年度に比べ2億53百万円減少し、52億89百万円(前期比4.6%減)、営業外費用は前連結会計年度に比べ18億68百万円増加し、231億92百万円(前期比8.8%増)となりました。この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ89億4百万円増加し、197億21百万円(前期比82.3%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税、住民税及び事業税および法人税等調整額を計上したことにより、135億4百万円(前期比164.1%増)となりました。 なお、財政状態の分析内容及びセグメントごとの経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 当社グループの資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。なお、当社グループの設備投資額(有形固定資産)は,2026年3月期の実績は640億円、2027年3月期の予算は490億円を予定しております。 次期以降の配当に関しましても業績連動の利益配当方針は維持しつつも、長期的な視点に立った安定的な配当を継続する方針であります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結することで、資金の流動性を確保しております。 ④ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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