概要
キッツは、バルブや継手などの流体機器と伸銅品(銅合金の板・棒・線など)を製造・販売する機械メーカーである。1951年に東京都北区で創業し、2024年12月期の連結売上高は1,720億円、従業員数5,469人を擁する。青銅バルブから高温高圧用の鉄鋼バルブ、半導体製造向け濾過装置まで幅広い製品を扱い、上下水道・産業プラント・建築設備といった社会インフラを支える。米州、欧州、アジアに生産・販売拠点を置き、34社の連結子会社でグローバルに事業を展開している。
バルブ事業が連結売上の8割を占める主力部門
キッツの事業は大きくバルブ事業、伸銅品事業、その他(ホテル運営)に分かれる。2024年12月期のセグメント別外部売上高は、バルブ事業が1,414億15百万円(構成比80.1%)、伸銅品事業が325億14百万円(同18.4%)、その他が27億52百万円(同1.6%)である。バルブ事業の主力製品は青銅バルブ、鉄鋼バルブ、濾過関連製品の3つ。青銅バルブは耐食性に優れ、水道・空調・消火設備などの建築用途で使われる。鉄鋼バルブは高温・高圧に対応し、化学プラントや発電所向けに供給される。濾過関連製品は半導体、医薬、食品分野の精密濾過工程に用いられる。同事業の営業利益は188億86百万円と高い収益性を示し、グループ全体の利益の大半を稼ぎ出す。主な生産拠点は日本(長坂、伊那、茅野など)のほか、タイ、台湾、中国(昆山、連雲港)、韓国、ブラジル、ベトナム、インドに広がる。
伸銅品事業が材料から製品まで一貫供給
伸銅品事業は、銅合金の板・棒・線材(伸銅品)と、それらを切削・プレス加工した部品(伸銅加工品)を扱う。キッツは1991年に子会社の東洋金属を吸収合併して同事業に本格参入し、現在は株式会社キッツメタルワークスと北東技研工業株式会社の2社で運営する。伸銅品は電子機器部品、建築資材、バルブ材料として広く使用される。特にバルブ事業との連携が強く、グループ内で材料から最終製品まで一貫して供給できる体制を強みとする。2024年12月期の外部売上高は325億14百万円で前年比9.0%増と堅調だが、営業利益は8億65百万円と低水準である。同事業は2026年1月より「メタルソリューション事業」へ名称変更が予定されており、材料開発力の強化と収益性向上が課題とされる。
38の国と地域に広がるグローバル生産・販売網
キッツは2024年12月期末時点で34社の連結子会社を有し、バルブと伸銅品の生産・販売をグローバルに行う。1984年に米国販売子会社(KITZ Corp. of America)を設立して以降、台湾(1985年)、タイ(1988年)、スペイン(1991年)、中国(2002年~2004年)、ドイツ(2009年)、ブラジルと韓国(2015年)、ベトナム(2023年)、インド(2024年)と次々に拠点を広げた。中国には昆山に3社、連雲港に1社の生産子会社と、上海に販売会社を持ち、半導体向け製品を中心に生産する。欧州ではスペインのKITZ Corp. of Europe, S.A.とドイツのPerrin GmbHが主要拠点。アメリカ大陸では米国販売子会社とブラジルのMetalúrgica Golden Art's Ltda.が生産・販売を担う。アジア太平洋地域ではタイ、台湾、韓国、ベトナム、インド、シンガポール(販売子会社)がカバーする。こうした地産地消の体制により、為替変動リスクの低減と現地需要への迅速な対応を図っている。
業界の中での役割は産業用バルブ・伸銅品メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| バルブ 事業 | 1,414億円 | 80.0% | 189億円 | 13.4% |
| 伸銅品 事業 | 325億円 | 18.4% | 9億円 | 2.8% |
| その他(注)1 | 28億円 | 1.6% | 2億円 | 7.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01バルブ事業主力
青銅バルブ、鉄鋼バルブ、その他バルブ関連製品、濾過関連製品を製造・販売。産業プラントから建築設備まで幅広い分野に供給。国内外に製造拠点を有し、グローバルに事業展開。
- 青銅バルブ
- 耐食性に優れた青銅製のバルブ。主に水道・空調・消火設備など建築用途で使用。
- 鉄鋼バルブ
- 鉄鋼製のバルブ。高温・高圧用途に対応し、化学プラント・製鉄所・発電所などで使用。
- 濾過関連製品
- 液体・気体から異物を除去する濾過機器。半導体・医薬・食品など精密濾過が必要な工程で使用。
02伸銅品事業準主力
伸銅品(銅合金の板・棒・線など)及びその加工品を製造・販売。バルブ事業と連携し、材料から製品まで一貫供給。
- 伸銅品
- 銅合金を圧延・押出・伸線加工した板・棒・線材。電子機器部品、建築資材、バルブ材料などに使用。
- 伸銅加工品
- 伸銅品をさらに切削・プレスなどで加工した部品。バルブ部品や各種機械部品として供給。
03その他その他
ホテル及びレストランの運営。グループの多角化事業として、軽井沢でホテル事業を展開。
製品と技術
青銅バルブ:耐食性を生かした建築用途の定番品
青銅バルブは銅とスズの合金である青銅を主材料とするバルブで、耐食性と加工性に優れる。キッツの創業製品であり、長坂工場で1951年から生産を続ける。主に水道用のゲートバルブ・グローブバルブ、空調用のボールバルブ、消火設備用のバルブとして使用される。日本国内の上下水道や建築設備に幅広く採用されているほか、海外でも同様の用途で販売される。青銅は錆びにくく、飲料水配管にも適するため、公共施設や住宅で長年にわたり標準的に使われている。キッツは青銅バルブで培った鋳造・加工技術を基盤に、ステンレスや鋳鉄など他材質のバルブ開発へと展開した。
鉄鋼バルブ:高温高圧の産業プラントを支える
鉄鋼バルブは鋳鉄、鋳鋼、鍛鋼などの鉄系材料で作られ、高温・高圧の過酷な条件下で使用される。キッツは1973年に伊那工場で鋳鉄バルブの一貫生産を開始し、1982年には鋳鋼バルブの生産体制を整えた。主な製品はゲートバルブ、グローブバルブ、チェックバルブなど。化学プラント、製鉄所、発電所、石油精製などのプロセス配管に不可欠であり、流体の流量制御や遮断に用いられる。特にステンレス鋼製バルブは耐食性と強度を両立し、半導体製造装置や医薬品プラント向けにも供給される。キッツは国内の茅野工場や海外拠点で生産し、地域の規格に合わせた製品を提供している。
濾過関連製品:精密工程に不可欠なマイクロフィルター
キッツの濾過関連製品は、液体や気体中の微細な異物を除去するフィルターや濾過装置である。2001年に半導体製造装置関連事業を譲り受けたことを機に本格化し、2004年には子会社キッツマイクロフィルターが分社化・事業承継した。半導体の洗浄工程やケミカル供給ライン、医薬品製造、食品・飲料のろ過工程で使用される。特に半導体分野では、微粒子レベルでの精密濾過が要求され、キッツは高精度フィルターや濾過カートリッジを供給する。2024年12月期の半導体製造装置向けは前年比で減少したが、中長期的にはデジタル化の進展に伴う需要拡大が見込まれている。
伸銅品:バルブ材料から電子部品までをカバー
伸銅品事業では、銅合金を圧延・押出・伸線加工した板、棒、線材を製造する。キッツメタルワークスと北東技研工業が生産を担当し、材料をバルブ部品や電子機器部品、建築資材として供給する。バルブ事業との連携が深く、グループ内で銅合金材料からバルブ完成品まで一貫生産することで、品質管理とコスト競争力を高めている。主な材料は黄銅(真鍮)や鉛フリー銅合金で、近年は環境規制に対応した鉛レス銅合金の開発に注力する。伸銅品の加工品(切削・プレス部品)も手掛け、バルブの内部部品や各種機械部品として顧客に納入される。2024年12月期の売上高は325億円と堅調だが、原材料価格の変動や修繕費増加が利益を圧迫している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
バルブで国内有数、業績安定
キッツは産業用バルブメーカーで、国内有数のシェアを持つ。売上高1720億円、営業利益率8.26%。同業の三浦工業(ボイラ)や日本製鋼所(産業機械)と比較し、バルブ専業でニッチ市場を押さえる。メンテナンス需要が安定収益を支える。成長は設備投資動向に依存、海外比率は中程度。
強み
- 産業用バルブで高いシェア、ブランド認知度が高い。
- メンテナンス・補修需要が安定、景気変動の影響が限定的。
- 化学、石油、半導体など多様な業界に販売。
- 海外売上比率が年々増加、グローバルな成長機会。
課題
- 需要が顧客の設備投資に左右され、不況時には減収リスク。
- 国内外のバルブメーカーとの競争が激しく価格競争に直面。
- 鉄鋼など原材料価格の上昇が収益を圧迫。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がキッツ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7864フジシールインターナショナル | 1,967億円 | 8.4倍 |
| 2 | 7004カナデビア | 1,952億円 | 17.3倍 |
| 3 | 6250やまびこ | 1,936億円 | 9.7倍 |
| 4 | 6395タダノ | 1,772億円 | 6.9倍 |
| 5 | 3433トーカロ | 1,646億円 | 15.9倍 |
| 6 | 6498キッツ | 1,637億円 | 13.5倍 |
| 7 | 9025鴻池運輸 | 1,635億円 | 10.7倍 |
| 8 | 6379レイズネクスト | 1,606億円 | 15.3倍 |
| 9 | 7734理研計器 | 1,588億円 | 15.4倍 |
| 10 | 6486イーグル工業 | 1,500億円 | 13.9倍 |
| 11 | 6340澁谷工業 | 1,481億円 | 14.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
青銅バルブの専業メーカーとして1951年に創業
キッツの前身は1951年1月、東京都北区に設立された株式会社北澤製作所である。同年4月には山梨県北巨摩郡長坂町(現・北杜市)に長坂工場を建設し、青銅バルブの生産を開始した。創業当初から青銅バルブに特化した専業メーカーとして出発し、水道・空調向けのバルブを中心に供給した。1962年9月には商号を株式会社北澤バルブに変更し、バルブ専門性を明確に打ち出した。この時期、日本は高度経済成長期にあり、上下水道や建築設備の需要拡大を背景に、同社は堅調に業容を拡大した。
ステンレス・鋳鉄バルブへの技術拡大と工場建設
1970年代に入り、キッツは製品ラインを拡充する。1970年11月にはステンレスの専門鋳造工場と工作機械工場を完成させ、ステンレスバルブの一貫生産体制を確立した。1972年10月には長野県の東洋金属諏訪工場を買収し、黄銅棒の生産に着手。1973年8月には長野県伊那市に伊那工場を建設し、鋳鉄バルブの専門一貫生産工場として操業を開始した。1982年6月には伊那工場に鋳鋼鋳造工場を増設し、鋳鋼バルブの一貫生産を実現した。これにより、青銅、ステンレス、鋳鉄、鋳鋼と材質のバリエーションを広げ、産業プラントや発電所など高温高圧用途への対応力を高めた。
1980年代の海外進出と市場第一部上場
キッツは1984年9月に東京証券取引所市場第一部へ指定され、株式市場での評価を高めた。同年12月には米国に初の海外販売拠点となるKITZ Corp. of Americaを設立。1985年3月には台湾に生産子会社(台湾北澤股份有限公司、現・台湾開滋)を設立し、アジアでの現地生産を開始した。1988年9月にはタイにKITZ (Thailand) Ltd.を設立し、東南アジアの生産拠点を確保した。海外販売と現地生産の両輪でグローバル展開を加速する一方、1986年にはホテル事業にも進出し、多角化の第一歩を踏み出した。
1990年代の商号変更と伸銅品事業への本格参入
1991年4月、キッツは子会社の株式会社東洋金属を吸収合併し、伸銅品事業をグループ内に取り込んだ。これによりバルブの材料である銅合金の一貫生産が可能となった。同年6月にはスペインのバルブ会社の株式を取得し、欧州市場への足がかりを得た。1992年10月には本店を千葉市に移転し、商号を株式会社キッツに変更。英字社名もKITZ CORPORATIONとした。1995年には水道用バルブの清水合金製作所(現・キッツエスジーエス)を子会社化し、国内水道バルブの品揃えを強化した。1999年には三吉バルブ株式会社を子会社化し、さらなる規模拡大を図った。
2000年代の中国展開と半導体関連事業への参入
2001年11月、子会社のキッツジョイントツール(現・キッツエスシーティー)がベンカングループより半導体製造装置関連事業を譲り受け、半導体分野に進出した。2002年から2004年にかけて、中国の昆山に3社の生産子会社(精密機械、バルブ、半導体デバイス)を相次いで設立し、上海には販売会社を設置した。2007年には連雲港にもバルブ工場を設立し、中国での生産能力を拡大した。2004年には分社型新設分割によりキッツメタルワークス(伸銅品)とキッツマイクロフィルター(濾過関連)を設立し、事業を専門会社に分離した。これにより、半導体向け精密濾過や配管部材の供給体制を整えた。
2010年代以降の新興国進出とガバナンス改革
2011年にはシンガポールにアジア太平洋地域の販売子会社を設立。2015年にはブラジルと韓国のバルブメーカーの株式を取得し、南米と韓国市場に参入した。同年、子会社のキッツメタルワークスが北東技研工業の株式を取得し、伸銅品事業の加工能力を強化した。2022年には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2023年にはベトナムに生産子会社を設立、2024年にはインドに合弁会社を設立するなど、新興国でのプレゼンスを拡大し続けている。2023年9月には指名委員会等設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスの強化を図った。2025年1月には子会社の東洋バルヴを吸収合併し、国内バルブ事業の再編を完了した。
年表41件を開く
1950年代
- 1951年1月創業各種バルブの製造及び販売を目的とし、東京都北区に株式会社北澤製作所として設立した。
- 1951年4月山梨県北巨摩郡(現 山梨県北杜市)長坂町に長坂工場を建設し、青銅バルブの生産を開始した。
1960年代
- 1962年9月商号変更商号を株式会社北澤バルブに変更した。
1970年代
- 1970年11月ステンレスの専門鋳造工場及び工作機械工場が完成し、ステンレスバルブの一貫生産体制を確立した。
- 1972年10月M&A株式会社東洋金属諏訪工場を買収し、当社の諏訪工場として、新たに各種黄銅棒の生産に着手した。
- 1973年8月長野県伊那市に伊那工場を建設、鋳鉄バルブの専門一貫生産工場として操業を開始した。
- 1974年1月諏訪工場の黄銅棒生産部門を分離し、株式会社東洋金属に譲渡した。
- 1975年11月商号変更商号を株式会社北沢バルブに変更した。
- 1977年3月上場東京証券取引所市場第二部上場の不二家電機株式会社と合併し、同時に、当社株式は合併により同市場に追加上場された。
1980年代
- 1981年6月商号変更英文社名をKITZ CORPORATIONに変更した。
- 1982年6月伊那工場に鋳鋼鋳造工場が完成、操業を開始し、鋳鋼バルブの一貫生産体制を確立した。
- 1984年9月東京証券取引所市場第一部へ指定された。
- 1984年12月米国にバルブの販売子会社、KITZ Corp. of Americaを設立した。
- 1985年3月台湾にバルブの生産子会社、台湾北澤股份有限公司(2025年6月に台湾開滋股份有限公司に商号を変更)を設立した。
- 1986年6月株式会社ホテル紅やの株式を取得し、子会社とした。
- 1988年9月タイにバルブの生産子会社、KITZ (Thailand) Ltd.を設立した。
1990年代
- 1991年4月M&A子会社の株式会社東洋金属を吸収合併し、伸銅品事業を承継した。
- 1991年6月スペインのバルブ製造販売会社、ISO VITRIFICADOS S.A.(現 KITZ Corp. of Europe, S.A.)の株式を取得し、子会社とした。
- 1992年10月商号変更本店を千葉市美浜区中瀬に移転するとともに、商号を株式会社キッツに変更した。
- 1995年8月水道用バルブの製造販売を業とする株式会社清水合金製作所(2025年4月に株式会社キッツエスジーエスに商号を変更)の株式を取得し、子会社とした。
- 1999年8月バルブの製造販売を業とする三吉バルブ株式会社の株式を取得し、子会社とした。
2000年代
- 2001年11月子会社の株式会社キッツジョイントツール(現 株式会社キッツエスシーティー)が、旧 株式会社ベンカングループより半導体製造装置関連事業を譲り受けた。
- 2002年1月中国にバルブの生産子会社、北澤精密機械(昆山)有限公司(2025年4月に開滋精密機械(昆山)有限公司に商号を変更)を設立した。
- 2003年2月中国にバルブ等の仕入販売子会社、上海開滋国際貿易有限公司(現 開滋 流体控制(上海)有限公司)を設立した。
- 2003年9月中国にバルブの生産子会社、北澤閥門(昆山)有限公司(2025年5月に 開滋閥門(昆山)有限公司に商号を変更)を設立した。
- 2004年1月中国に半導体製造装置用配管部材の生産子会社、北澤半導体閥門(昆山)有限公司(2025年6月に 開滋半導体器件(昆山)有限公司に商号を変更)を設立した。
- 2004年3月M&A子会社の株式会社キッツマテリアル(東洋バルヴ株式会社として2025年1月に吸収合併により消滅)が、旧 東洋バルヴ株式会社のバルブ事業及び同社の100%子会社の株式会社トーバルエンジの事業を譲り受けた。
- 2004年4月創業分社型新設分割により株式会社キッツメタルワークス及び株式会社キッツマイクロフィルターの2社を設立し、当社の伸銅品事業及びマイクロフィルター事業をそれぞれ承継させた。
- 2007年5月中国にバルブの生産子会社、連雲港北澤精密閥門有限公司(2025年4月に 連雲港開滋精密閥門有限公司に商号を変更)を設立した。
- 2009年12月M&Aドイツのバルブ製造販売会社、Perrin GmbH(2022年1月に吸収合併により消滅)及びNord Armaturen GmbH(現 Perrin GmbH)の株式を取得し、子会社とした。
2010年代
- 2011年11月シンガポールにバルブの販売子会社、KITZ Corp. of Asia Pacific Pte. Ltd.を新たに設立した。
- 2012年1月M&A吸収分割により東洋バルヴ株式会社(2025年1月に吸収合併により消滅)の製造事業を当社が承継し、茅野工場とした。
- 2015年7月子会社の株式会社キッツメタルワークスが、北東技研工業株式会社の株式を取得し、子会社とした。
- 2015年11月ブラジルのバルブ製造販売会社、Metalúrgica Golden Art's Ltda.の持分を取得し、子会社とした。韓国のバルブ製造販売会社、Cephas Pipelines Corp.(現 KITZ Corp. of Korea)の株式を取得し、子会社とした。
2020年代
- 2022年1月M&A子会社の三吉バルブ株式会社を吸収合併した。
- 2022年1月M&AKITZ Europe GmbH(現 Perrin GmbH)は、Perrin GmbHを吸収合併し、商号をPerrin GmbHに変更した。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行した。
- 2023年3月創業ベトナムにKITZ Corp. of Vietnam Co., Ltd.を新たに設立した。
- 2023年9月M&ACephas Pipelines Corp.(現 KITZ Corp. of Korea)は、KITZ Corp. of Koreaを吸収合併し、商号をKITZ Corp. of Koreaに変更した。指名委員会等設置会社に移行した。
- 2024年6月創業インドにKITZ Valve & Actuation India Private Limitedを新たに設立した。
- 2025年1月M&A子会社の東洋バルヴ株式会社を吸収合併した。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年度まで200,000百万円
- 営業利益2027年度まで20,000百万円
- ROE2027年度まで11%以上
- 連結配当性向2027年度まで40%以上
- CO2削減率(2013年度比、国内グループスコープ1・2)2027年度まで△90%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
市場別BU制への組織再編
2025年1月より従来の機能別組織から8つの市場を軸とした市場別ビジネスユニット制に再編し、製販技一体で顧客志向を強化、事業戦略の遂行を加速する。
- 02
成長分野へのリソース投入
デジタル化・脱炭素化を背景に、半導体需要対応や水素事業など成長分野・地域へ積極的にリソースを投入し、投下資本収益性(ROIC)を重視した事業展開を行う。
- 03
DXによるビジネス変革
業務革新活動と連携し、既存事業の効率化と経営リソースの可視化・流動化を図り、顧客志向の機動的な組織へ転換する。デジタルマーケティングや需給予測最適化などを推進。
- 04
サステナビリティ経営の推進
長期経営ビジョンに基づき、マテリアリティ(デジタル社会・地球環境・ゆたかな暮らしへの貢献など)を設定し、グループ全体でKPI進捗管理を行い非財務情報の開示を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,469人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は653万円で、9期前と比べて+2.9%。平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は14.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,597 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,762 | — |
| 2019年3月 | 635 | 40.4 | 14.7 | 4,945 | — |
| 2020年12月 | 600 | 40.7 | 14.7 | 5,090 | — |
| 2020年3月 | 638 | 40.2 | 14.5 | 5,048 | — |
| 2021年12月 | 559 | 40.5 | 14.4 | 5,153 | — |
| 2022年12月 | 612 | 40.1 | 14.3 | 5,352 | — |
| 2023年12月 | 627 | 40.1 | 14.2 | 5,382 | — |
| 2024年12月 | 630 | 40.1 | 13.9 | 5,415 | 262 |
| 2025年12月 | 653 | 40.1 | 14.0 | 5,469 | 283 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社20社(国内 5 / 海外 15) を有報から抽出しています。
- 国内㈱キッツエスジーエス(注)6滋賀県彦根市議決権100.0%
- 国内㈱キッツ エスシーティー(注)4、7東京都港区議決権100.0%
- 国内㈱キッツマイクロ フィルター長野県茅野市議決権100.0%
- 海外KITZ Corp. of America (注)1Stafford, Texas,U.S.A議決権100.0%
- 海外台湾開滋股份有限公司(注)1、8台湾高雄市議決権100.0%
- 海外KITZ (Thailand) Ltd. (注)1Samutprakarn, Thailand議決権92.0%
- 海外開滋精密機械(昆山)有限公司(注)9、13中国江蘇省 昆山市議決権100.0%
- 海外開滋閥門(昆山)有限公司(注)10、13中国江蘇省 昆山市議決権100.0%
- 海外連雲港開滋精密閥門 有限公司(注)11、13中国江蘇省 連雲港市議決権100.0%
- 海外開滋半導体器件(昆山)有限公司(注)12、13中国江蘇省 昆山市議決権100.0%
- 海外開滋流体控制(上海)有限公司(注)13中国上海市議決権100.0%
- 海外KITZ Corp. of Europe, S.A.Barcelona, Spain議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
- Perrin GmbHNidderau, Germany100%
- KITZ Corp. of Asia Pacific Pte. Ltd.Singapore100%
- Metalúrgica Golden Art's Ltda.Rio Grande do Sul Brazil100%
- KITZ Corp. of Korea韓国 釜山広域市100%
- KITZ Corp. of Vietnam Co., Ltd. (注)1、14ベトナム社会主義共和国 フート省100%
- KITZ Valve & Actuation India Private Limitedインド共和国 マハーラーシュトラ州 ムンバイ市100%
- ㈱キッツメタル ワークス(注)1、4長野県茅野市100%
- ㈱ホテル紅や長野県諏訪市100%
- 調達4,752万円超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発長寿命高圧水素シール部材・継手部材及び機器開発に関する研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-06
- 調達2,783万円競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発水素ステーション低コスト化・高度化基盤技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-28
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1,767億円、営業利益は155億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.7%、利益が+9.2%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,100億円 | 1,767億円 |
| 営業利益 | 180億円 | 155億円 |
| 純利益 | 134億円 | 115億円 |
| 1株あたり配当 | ¥62 | ¥62 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は982億円、営業利益は81億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.7%、営業利益は+2.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 392 | 35 | 8.9 | 34 |
| 2023年2Q | 421 | 31 | 7.4 | 21 |
| 2023年3Q | 421 | 41 | 9.7 | 30 |
| 2023年4Q | 435 | — | — | 21 |
| 2024年1Q | 402 | 28 | 7.0 | 25 |
| 2024年2Q | 436 | 37 | 8.5 | 29 |
| 2024年4Q | 882 | 77 | 8.7 | 64 |
| 2025年2Q | 864 | 79 | 9.1 | 60 |
| 2025年4Q | 903 | 76 | 8.4 | 55 |
| 2026年2Q | 982 | 81 | 8.2 | 65 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,113億円から1,767億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,113 | — | 65 | — | 40 |
| 2014年3月 | 1,174 | — | 65 | — | 36 |
| 2015年3月 | 1,170 | — | 76 | — | 69 |
| 2016年3月 | 1,173 | — | 73 | — | 49 |
| 2017年3月 | 1,141 | — | 88 | — | 54 |
| 2018年3月 | 1,246 | — | 97 | — | 65 |
| 2019年3月 | 1,366 | — | 119 | — | 56 |
| 2020年3月 | 1,271 | — | 72 | — | 49 |
| 2020年12月 | 842 | — | 32 | — | 21 |
| 2021年12月 | 1,358 | — | 90 | — | 50 |
| 子会社の三吉バルブ株式会社を吸収合併した。 | |||||
| 2022年12月 | 1,599 | — | 120 | — | 85 |
| ベトナムにKITZ Corp. of Vietnam Co., Ltd.を新たに設立した。 | |||||
| 2023年12月 | 1,669 | — | 145 | — | 106 |
| インドにKITZ Valve & Actuation India Private Limitedを新たに設立した。 | |||||
| 2024年12月 | 1,720 | 142 | 153 | 8.3 | 118 |
| 子会社の東洋バルヴ株式会社を吸収合併した。 | |||||
| 2025年12月 | 1,767 | 155 | 161 | 8.8 | 115 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1,767億円のうち、営業利益として残るのは155億円で8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は115億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.4%1,297億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.8%315億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%155億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが136億円、投資CFが−103億円で、差し引きのフリーCFは33億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は281億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 79 | −45 | −32 | 34 | 60 |
| 2014年3月 | 47 | −35 | 1 | 12 | 79 |
| 2015年3月 | 89 | −10 | −37 | 79 | 126 |
| 2016年3月 | 96 | −98 | 8 | −2 | 131 |
| 2017年3月 | 130 | −21 | −68 | 109 | 168 |
| 2018年3月 | 69 | −71 | 53 | −2 | 220 |
| 2019年3月 | 101 | −93 | −97 | 8 | 129 |
| 2020年3月 | 133 | −80 | −2 | 53 | 179 |
| 2020年12月 | 100 | −24 | 75 | 76 | 334 |
| 2021年12月 | 83 | −32 | −115 | 51 | 277 |
| 2022年12月 | 85 | −75 | −56 | 10 | 241 |
| 2023年12月 | 160 | −74 | −52 | 86 | 284 |
| 2024年12月 | 186 | −78 | −99 | 108 | 304 |
| 2025年12月 | 136 | −103 | −61 | 33 | 281 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は1,843億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,198億円で、自己資本比率は64.1%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,000 | 602 | 398 | 59.3 |
| 2014年3月 | 1,076 | 668 | 408 | 61.1 |
| 2015年3月 | 1,158 | 755 | 403 | 64.2 |
| 2016年3月 | 1,194 | 761 | 433 | 62.9 |
| 2017年3月 | 1,191 | 749 | 442 | 61.9 |
| 2018年3月 | 1,335 | 774 | 561 | 57.1 |
| 2019年3月 | 1,317 | 768 | 549 | 57.4 |
| 2020年3月 | 1,351 | 769 | 582 | 56.0 |
| 2020年12月 | 1,407 | 752 | 655 | 52.8 |
| 2021年12月 | 1,434 | 813 | 621 | 56.0 |
| 2022年12月 | 1,526 | 910 | 616 | 59.0 |
| 2023年12月 | 1,667 | 1,022 | 645 | 60.5 |
| 2024年12月 | 1,724 | 1,098 | 626 | 62.9 |
| 2025年12月 | 1,843 | 1,198 | 645 | 64.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで209社中63位あたり、逆に低いのは売上成長率で209社中117位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,870で、1年前と比べて+29.1%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.5倍 |
| PER (会社予想) | 12.1倍 |
| PBR | 2.26倍 |
| 配当利回り | 3.32% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に1912円で、前日比5.39%下落した。1ヶ月では-16.51%と大幅に下落しており、25日線(2196円)を大きく下回る。52週高値2731円からは30%下落し、50日線や200日線も割り込む弱含みの展開。RSI44.62と中立圏だが、下落トレンドが続いており、出来高は直近で40万株を超え売り圧力を示す。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER16.6倍は業界平均23.7倍を下回り割安。PBR2.64倍は業界平均1.56倍を上回るが、ROE10.1%と収益性は良好。配当利回り0.63%は業界平均2.20%を下回るが、配当性向51.3%は安定。バリュエーションは総じて割安だが、成長性に課題。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.5倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 12.1倍 | — |
| PBR | 2.26倍 | 1.50倍 |
| ROE | 10.1% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は堅調だが、株価は1年で87%上昇し、PER16.6倍・PBR2.6倍とバリュエーションが割高感。強気派はインフラ老朽化更新需要と半導体向けなど高付加価値品の伸びを評価。弱気派はバリュエーションの高さや、原材料高・人手不足によるコスト増を懸念。また、成長率は低く、現在の株価は適正水準を超えているとの見方もある。
- インフラ更新需要
上下水道や橋梁の老朽化更新が今後拡大。バルブ交換需要が安定収益に。
- 高付加価値製品の拡大
半導体工場向けクリーン用バルブなど、収益性の高い製品が成長。
- M&Aによる成長
積極的なM&Aで周辺事業を拡大し、収益基盤を強化。
- 営業利益155億円で過去最高更新2025/12決算影響中
営業利益155億円、前期比+9%増で過去最高益を達成
- 売上高3期連続増加、安定成長2025年通期影響弱
売上高1,767億円、前期比+2.7%増で増収基調維持
- 外国人持ち株比率24.6%と高水準継続影響弱
外国人保有比率24.6%で需給改善、株価下支え効果
- 営業利益率改善トレンド継続2025年通期影響中
営業利益率8.77%は前期比+0.51pt改善、収益性向上寄与
- バリュエーションの高さ
PER16.6倍、PBR2.6倍は過去レンジの上限。割高感が否めない。
- コスト上昇リスク
原材料(銅・鋼材)高や人手不足が利益率を圧迫。
- 低成長ビジネス
売上高成長率は年2-3%と低く、高PERを正当化しにくい。
- 純利益が前期比減少2025/12決算影響中
純利益115億円は前期118億円から-2.5%減、利益率低下懸念
- 成長鈍化によるバリュエーション調整2025年下期影響中
売上高成長率+2.7%と前期比鈍化、PER16.6倍が割高に
- 低配当利回り0.63%で魅力乏しい継続影響弱
配当利回り0.63%と低く、利回り追求の投資家離れリスク
- 原材料コスト上昇リスク2025年下期影響弱
銅・特殊鋼など原材料価格上昇で営業利益に数億円押し下げ可能性
- 受注高
- 今後の売上を先取りする先行指標。
- 営業利益率
- コスト上昇に対する価格転嫁の進捗を示す。
- 海外売上高比率
- 海外市場でのシェア拡大度合いを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり62円で、前期から+15.2%。いまの株価に対する利回りは3.32%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 13 | — | 36.2 |
| 2018年3月 | 17 | 30.8 | 31.1 |
| 2019年3月 | 20 | 17.6 | 64.4 |
| 2020年12月 | 8 | −60.0 | 56.6 |
| 2020年3月 | 20 | 150.0 | 51.1 |
| 2021年12月 | 20 | 0.0 | 67.3 |
| 2022年12月 | 33 | 65.0 | 71.8 |
| 2023年12月 | 41 | 24.2 | 52.9 |
| 2024年12月 | 46 | 12.2 | 53.8 |
| 2025年12月 | 53 | 15.2 | 51.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥62
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ16,942人。区分でいちばん多いのは個人・その他で35.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.2%を占め、残る61.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 32.9 | 33.7 | 35.1 | 33.6 | 37.7 | 35.3 |
| 金融機関 | 35.4 | 34.0 | 35.6 | 34.0 | 27.0 | 26.9 |
| 外国法人 | 18.0 | 17.3 | 14.5 | 17.9 | 21.5 | 24.6 |
| 事業法人 | 13.2 | 13.7 | 13.7 | 12.4 | 11.8 | 11.3 |
| 証券会社 | 0.5 | 1.3 | 1.1 | 2.1 | 2.0 | 1.9 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 11.08 |
| 02 | 北沢会持株会 | 6.29 |
| 03 | 日本生命保険相互会社 | 4.91 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行 | 4.70 |
| 05 | 公益財団法人北澤育英会 | 3.91 |
| 06 | 住友生命保険相互会社 | 3.89 |
| 07 | キッツ取引先持株会 | 3.82 |
| 08 | キッツ従業員持株会 | 2.09 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.02 |
| 10 | セコム損害保険株式会社 | 1.94 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+257%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 37 | 542 | 7.2 | 12.8 | 40.8 |
| 2014年3月 | 33 | 602 | 5.7 | 15.5 | 61.3 |
| 2015年3月 | 63 | 686 | 9.8 | 9.4 | 29.9 |
| 2016年3月 | 46 | 700 | 6.6 | 10.7 | 56.3 |
| 2017年3月 | 51 | 728 | 7.3 | 14.4 | 36.2 |
| 2018年3月 | 66 | 783 | 8.7 | 14.0 | 31.1 |
| 2019年3月 | 59 | 794 | 7.4 | 13.9 | 64.4 |
| 2020年3月 | 53 | 819 | 6.5 | 12.3 | 51.1 |
| 2020年12月 | 23 | 829 | 2.8 | 26.8 | 56.6 |
| 2021年12月 | 55 | 897 | 6.4 | 12.9 | 67.3 |
| 2022年12月 | 95 | 1,003 | 10.0 | 8.3 | 71.8 |
| 2023年12月 | 118 | 1,124 | 11.1 | 10.2 | 52.9 |
| 2024年12月 | 133 | 1,246 | 11.3 | 8.6 | 53.8 |
| 2025年12月 | 132 | 1,359 | 10.1 | 13.2 | 51.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
18名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は18名。2025/12期の役員報酬は総額506百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 堀田康之 | 取締役会長 | 71 |
| 河野誠 | 取締役 代表執行役社長 | 60 |
| 村澤俊之 | 取締役 | 67 |
| 天羽稔 | 社外取締役 | 74 |
| 藤原裕 | 社外取締役 | 75 |
| 菊間千乃 | 社外取締役 | 54 |
| 作野周平 | 社外取締役 | 72 |
| 小林彩子 | 社外取締役 | 50 |
| 前田東一 | 社外取締役 | 70 |
| 鈴木康信 | 社外取締役 | 67 |
| 小林隆明 | 執行役 建築設備・機械装置 ビジネスユニット長 | 59 |
| 杉田泰則 | 執行役 インダストリアル ビジネスユニット長 | 52 |
残りの役員6名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 武居秀治 | 執行役 人財総務本部長 | 57 |
| 別所研一 | 執行役 コーポレートファイナンス 本部長 | 61 |
| 前川知哉 | 執行役 半導体ビジネスユニット長 | 55 |
| 栖関智晴 | 社外取締役 | 69 |
| 畑佳秀 | 社外取締役 | 68 |
| 細井友美子 | 社外取締役 | 59 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 6 | 144 | 72 | 28 | 272 | 45 |
| 取締役(社内) | 2 | 98 | — | 23 | 121 | 61 |
| 社外取締役 | 7 | 92 | — | 21 | 113 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,328字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,439字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,730字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,933字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第113期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第112期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-19
- 半期報告書半期報告書-第112期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第111期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第111期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第110期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第109期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第109期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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