概要
株式会社システムエグゼ(SystemEXE)は、1998年2月設立の独立系システムインテグレーターである。情報・通信業に属し、本社を東京都中央区日本橋室町に置く。従業員数867名、2026年4月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。売上高124億円(2026年3月期)を計上し、営業利益8億円。創業以来エンドユーザーとの直接取引を基本とし、不動産業、保険業、製造業を主要顧客とする。システムの企画・設計・構築・保守運用までを一気通貫で提供する。
直接取引にこだわるSI事業の収益構造
当社グループはSI事業の単一セグメントで、エンドユーザーとの直接取引(元請け)を重視する。直近3カ年の連結売上高に占める直接取引比率は約9割に達し、この方針が顧客との強固な関係と安定収益を支える。2026年3月期の売上高は124億円で前期比6.9%増、営業利益8億円で同24.6%増、全ての利益項目で増益を達成した。増収の要因は既存顧客からの大型案件受注と新規顧客開拓である。収益性は人材依存度が高いが、開発標準「ExecTORA」や生成AIの活用で生産性向上に努めている。
主要顧客業種:不動産・保険・製造の三本柱
売上の約9割を直接取引で占め、主な顧客は不動産業、保険業、製造業である。不動産業では総合不動産グループや商業施設運営会社向けに基幹システムを提供し、大規模プロジェクト専門組織を常設。保険業では損害保険・生命保険システムの開発実績を蓄積し、国内大手保険グループや外資系生命保険会社を顧客とする。製造業では石油・化学・自動車メーカーなどに加え、近年はDX推進案件が増加。サービス業・その他では通信事業者や放送関連企業も含む。これらの顧客を「主要顧客」(約10グループ)と「戦略顧客」(約20グループ)に分け、中長期的な関係構築を図る。
技術領域の幅:アプリからクラウドまでワンストップ
技術領域はアプリ受託開発、データ関連、デジタルインフラ、クラウドの4つに分かれる。アプリ受託開発ではWebアプリケーションや業務アプリケーションを開発。データ関連ではデータベース、ETL、BIをマルチベンダーで提供し、創業以来の知見を活かす。デジタルインフラではサーバ・ネットワーク・セキュリティの設計構築から運用保守まで対応。クラウド領域では独自フレームワーク「EXE Jet Advisory」により設計パターンを標準化し、マネージドサービス「EXE-Cloud」でクラウド管理を代行。これらの領域をワンストップで提供することで、顧客は単一窓口で対応を受けられ、障害時の切り分けリスクを低減できる。生成AIツール(SmileCHAT、Agentic Coding)も開発工程に組み込み、効率化を進める。
グループとアライアンス:ベトナム子会社とパートナー連携
グループは当社とベトナム子会社SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITEDで構成される。ベトナム拠点ではオフショア開発を担い、独自の「BotDev」手法で日本とベトナムの技術者が一体となった開発を実現。ブリッジエンジニアがコミュニケーションを支援し、セキュリティリスクを低減する。アライアンス面ではウイングアーク1stと資本・業務提携し、同社のソリューションと当社のデータベース知見のシナジーを追求。日本オラクルとはOracle Cloudの導入・運用で連携し、Cloud Solutions Provider認定を取得。日本マイクロソフトやアマゾンウェブサービスジャパンともパートナー契約を結び、技術者の資格保有数が評価されている。これらの取り組みにより新規顧客獲得が増加傾向にある。
業界の中での役割は独立系システムインテグレーター(SIer)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01不動産業主力
総合不動産グループ、商業施設運営会社、交通インフラ系不動産会社などに対し、基幹システムの構築・保守運用を提供。上流工程から保守までワンストップ対応が強み。
- 基幹システム構築サービス
- 不動産開発・流通・賃貸・管理業務を支えるシステムを構築。
02保険業主力
損害保険・生命保険業務のシステム開発を創業当初から手がける。大手保険グループや外資系生命保険会社など向けに、ITコンサルティングから開発・保守までトータルサポート。
- EXEX(エグゼクス)少額短期保険
- 少額短期保険事業者向けのパッケージソフト。短期間でのシステム導入が可能。
03製造業主力
石油・化学・ガス・エネルギー、産業機械、総合電機、自動車メーカーなどに対し、基幹システムや周辺システムを構築。最新デジタル技術を活用したDX支援も行う。
- EXEX(エグゼクス)生産管理
- 多言語対応の生産管理パッケージ。海外工場での導入実績が豊富。
04サービス業・その他準主力
通信・放送・広告・EC・流通企業などへシステム構築・保守を提供。情報系グループ会社にはPMOサービスなども提供。
製品と技術
自社開発製品「EXEXシリーズ」:少額短期保険と生産管理
自社開発パッケージとして「EXEX少額短期保険」と「EXEX生産管理」を提供する。「EXEX少額短期保険」は少額短期保険事業者向けで、短期間でのシステム導入を可能にする。「EXEX生産管理」は多言語対応であり、海外工場での導入実績が豊富で、生産性向上に貢献する。これらの製品は、SI事業で蓄積した業種固有の業務知識をパッケージ化したものである。また、テレワーク支援ツール「AppRemo」も提供しており、ワークフローシステムとして利用されている。自社製品の販売拡大に向けて、ベトナム子会社を通じた海外販売や、アライアンスパートナーとの連携による機能強化を進めている。
クラウドサービス「EXE-Cloud」と開発標準「EXE Jet Advisory」
クラウドサービス「EXE-Cloud」はOracle Cloudをベースに、移行・運用保守までを一手に引き受けるマネージドサービスである。利用者は専門技術者に任せることで、社内人材不足を解消し、本業に集中できる。このサービスの基盤となるのが開発標準「EXE Jet Advisory」で、検証済みの設計パターンとツール群により、品質と生産性を向上させる。当社は日本オラクルからCloud Solutions Provider認定を取得し、Oracle Cloudの導入・運用実績を有する。また、AWSやAzureともパートナー契約を結び、マルチクラウド対応も可能である。クラウド領域の売上は増加傾向にあり、今後も拡大が見込まれる。
生成AI活用とテストツール「テストエース」
生成AI分野では、社内標準ツールとして「SmileCHAT」と「Agentic Coding」を導入。これらはChatGPTなどの基盤モデルを業務フローに組み込み、コード生成やドキュメント作成を効率化する。また、2025年リリースの「AIワープ」は、運用保守業務をAIで支援するソリューションである。一方、テストデータ生成ツール「テストエース」は、特許取得の個人情報解析機能を持ち、本番データから個人情報をマスキングしたテストデータを生成する。これにより、セキュリティを確保しつつテスト効率を向上させる。これらの製品・ツールは、SI事業で培ったノウハウと最新技術を融合させたものであり、差別化要因となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
ソフト受託開発で一定規模、収益改善途上
システムエグゼは、組込み系から業務系まで幅広いソフトウェア受託開発を手掛ける。同業のVRAIN SolutionやCocoliveも同分野だが、システムエグゼは売上高約114億円と比較的大規模。直近の営業利益率は5%台と改善傾向にあるが、依然として低水準。競合ひしめく受託開発市場で差別化が難しく、人材確保と単価向上が課題。売上高成長は緩やかで、2026年3月期には124億円を見込む。
強み
- 組込み、業務系、Web系までカバーし、多様な顧客ニーズに対応。
- 大手企業との取引実績が多く、リピート受注による収益基盤が強固。
- 営業利益率が5.17%と前年比で向上し、収益性が改善しつつある。
- 社内研修制度が整備され、エンジニアのスキルアップを支援。
課題
- 受託開発が主軸で、営業利益率が一桁台と低く、付加価値向上が急務。
- IT業界全体での人材不足により、優秀なエンジニアの採用・定着が課題。
- VRAIN Solutionなど同業多数と差別化できず、価格競争に晒されやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がシステムエグゼ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5571エキサイトホールディングス | 50億円 | 19.5倍 |
| 2 | 548Aシステムエグゼ | 49億円 | 9.5倍 |
| 3 | 4171グローバルインフォメーション | 49億円 | 21.3倍 |
| 4 | 3760ケイブ | 49億円 | — |
| 5 | 3766システムズ・デザイン | 49億円 | 12.2倍 |
| 6 | 3927フーバーブレイン | 49億円 | 15.4倍 |
| 7 | 4484ランサーズ | 49億円 | 57.7倍 |
| 8 | 3815メディア工房 | 48億円 | — |
| 9 | 5031モイ | 47億円 | 46.3倍 |
| 10 | 145AL is B | 46億円 | 24.3倍 |
| 11 | 4476AI CROSS | 46億円 | 13.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
資本金1,000万円で東京都千代田区に設立
1998年2月、システム開発会社として東京都千代田区神田に資本金1,000万円で設立。当初から保険業界を中心にシステム開発を手掛ける。2003年には日本オラクルおよびウイングアーク1stと相次いでパートナー契約を締結し、クラウドとデータ活用の領域を開拓。2005年には府中オフィスと千葉オフィスを開設し、事業基盤を広げた。2006年には本社を中央区新川に移転し、名古屋オフィスも開設。2007年には日本マイクロソフトとのパートナー契約、プライバシーマーク認証、ISO/IEC27001認証取得と、品質・技術面での基盤を固めた。
海外オフショア開発拠点の設立と本社統合
2010年、経済産業省のシステムインテグレータ登録を受け、同年ベトナム・ホーチミン市に子会社を設立。これが海外オフショア開発の始まりである。2013年には関西オフィスを開設し、関西エリアの顧客開拓を本格化。同時に本社を八重洲に統合移転し、長野オフィスも新設して医療分野に進出。2014年にはタイにも現地法人を設立したが、2023年に解散。2016年にはミャンマーにも拠点を設けたが、こちらも2024年に解散している。海外展開はベトナム子会社に集中させる形となった。同年、大阪と名古屋のオフィスを移転し、拠点を再編した。
グループ再編とウイングアーク1stとの資本提携
2020年3月、子会社のエグゼソリューションズを吸収合併し、グループ体制を簡素化。同年12月、ウイングアーク1stと資本・業務提携を締結。同社との協業により、データ活用分野とベトナム市場での事業を拡大した。2022年4月、本社を日本橋室町に移転。2023年7月、横浜オフィスをみなとみらいに移転。2026年3月、千葉オフィスを移転し、拠点網を再整備した。これにより、首都圏を中心に効率的なオフィス配置を実現している。また、2021年には千葉オフィスでISO/IEC27001認証を取得するなど、情報セキュリティ体制も強化した。
東証スタンダード市場への上場
2026年4月、東京証券取引所スタンダード市場に上場。上場後の資本政策として、調達資金を人材投資や研究開発に充てる計画である。上場前3年間の業績は増収増益基調で、2026年3月期の売上高124億円、営業利益8億円、当期純利益6億円を達成。創業以来の直接取引重視の姿勢が高収益体質を支えている。上場を機に、ブランド認知度向上と優秀な人材の確保を加速し、中長期的な企業価値向上を目指す。
ベトナム子会社によるオフショア開発と事業拡大
ベトナム子会社SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITEDは、2010年の設立以来、連結子会社としてオフショア開発を担う。同社では「BotDev」手法を採用し、日本とベトナムのエンジニアが緊密に連携。これにより、品質とセキュリティを確保しながらコスト競争力を高めている。また、ベトナム国内向けに自社製品「EXEXシリーズ」の販売も行い、現地市場の開拓を進める。2014年に設立したタイ法人や2016年に設立したミャンマー法人はそれぞれ解散・清算済みであり、現在はベトナムに開発拠点を集中させる戦略をとっている。
アライアンス強化と新技術への適応
創業以来、日本オラクル、ウイングアーク1st、日本マイクロソフト、アマゾンウェブサービスジャパンと相次いでパートナー契約を締結。特にウイングアーク1stとは資本提携に発展し、ベトナムでの共同プロダクト開発に至った。また、日本オラクルからはCloud Solutions Provider認定を取得し、Oracle Cloudをベースとした「EXE-Cloud」を提供。日本マイクロソフトやAWSからも技術者の資格保有数の評価を受ける。これらのアライアンスを通じて新規顧客を獲得し、2026年3月期の新規顧客数は約30社と増加傾向にある。また、生成AI分野にも積極的で、社内ツール「SmileCHAT」や「Agentic Coding」を開発工程に導入。運用保守業務を支援するAIソリューション「AIワープ」もリリースした。
年表26件を開く
1990年代
- 1998年2月創業顧客企業のシステム開発を目的として資本金1,000万円をもって、東京都千代田区神田に株式会社システムエグゼを設立
2000年代
- 2003年日本オラクル株式会社の製品・技術を活用したクラウドソリューション提供体制強化のため、同社とパートナー契約を締結 ウイングアーク1st株式会社の製品・技術を活用した顧客への最適なデータ活用環境提供を企図し、同社とパートナー契約を締結
- 2005年4月東京都府中市寿町に府中オフィスを開設
- 2005年7月千葉県千葉市中央区弁天に千葉オフィスを開設
- 2006年4月事業拡張のため、本社を東京都中央区新川に移転 名古屋市中村区名駅に名古屋オフィスを開設
- 2006年5月プライバシーマーク認証取得
- 2007年2月日本マイクロソフト株式会社の製品・技術を活用したソリューション提供体制強化のため、同社とパートナー契約を締結
- 2007年4月創業パッケージ製品販売促進のため、ソフトウェアプロダクトの販売専門会社、株式会社エグゼソリューションズ設立(2020年3月株式会社システムエグゼに吸収合併) ISO/IEC27001認証取得(府中オフィス)
2010年代
- 2010年3月経済産業省システムインテグレータ登録制度の認定システムインテグレーション企業として情報サービス企業台帳に登録
- 2010年10月事業拡張のため、東京都千代田区神田錦町に神田竹橋オフィスを開設 海外オフショア開発事業立ち上げのため、ベトナム ホーチミン市に連結子会社となる現地法人 SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITED 設立
- 2011年1月ISO9001認証取得(千葉オフィス)
- 2013年7月会計ソリューション事業拡大、及び関西エリアの顧客開拓のため、大阪市中央区南久宝寺町に関西オフィスを開設
- 2013年10月M&A事業規模の拡大、社員間の交流・技術交換を図るため、本社、神田竹橋オフィスを統合し、本社として東京都中央区八重洲に移転
- 2013年11月医療ソリューション事業拡大のため、長野県松本市中央に長野オフィスを開設
- 2014年1月創業ソフトウェアの販売及び導入支援のため、タイ シラチャ郡に現地法人 SystemEXE(Thailand)Co., Ltd. 設立(2023年6月解散)
- 2016年12月創業大阪市北区中之島に関西オフィスを移転 名古屋市中区錦に名古屋オフィスを移転 海外オフショア開発拠点として、ミャンマーに現地法人 SystemEXE Myanmar Company Limited 設立(2024年1月解散)
- 2017年2月アマゾンウェブサービスジャパン合同会社の製品・技術を活用したクラウドソリューション提供体制強化のため、同社とパートナー契約を締結
- 2017年4月東京都中央区八丁堀に京橋オフィスを開設
- 2019年12月神奈川県横浜市神奈川区金港に横浜オフィスを開設
2020年代
- 2020年3月M&Aグループ経営のスピードアップと効率化のため、株式会社エグゼソリューションズを株式会社システムエグゼに吸収合併
- 2020年12月大型のシステム導入案件での協業を強化するため、ウイングアーク1st株式会社と資本・業務提携を締結
- 2021年4月ISO/IEC27001認証取得(千葉オフィス)
- 2022年4月東京都中央区日本橋室町に本社を移転
- 2023年7月神奈川県横浜市西区みなとみらいに横浜オフィスを移転
- 2026年3月千葉県千葉市中央区に千葉オフィスを移転
- 2026年4月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
顧客ビジネス成長への貢献
主要顧客・戦略顧客に区分し、全社横断で情報共有・リソース集約し、業界知識や開発力を活かした差別化ソリューションの提案やビジネス共創を目指す。またAPSによる中長期戦略検討で信頼関係を構築し、基幹業務領域の受注拡大を狙う。
- 02
事業変革による収益構造の転換
独立系SIerとしての現場力と技術選定力をコアコンピタンスとし、品質・生産性向上や研究開発により新たな付加価値を創出し、収益性向上に繋がる事業変革を目指す。
- 03
長期成長基盤の構築
組織力・技術力強化、人材育成、多様な働き方への環境整備、CSR推進、ガバナンス充実、リスクマネジメント徹底により、持続的成長と企業価値向上を目指す。
- 04
EXE品質の確立と生産性向上
独自の開発標準体系「ExecTORA」や「EXE Jet Advisory」に基づき品質向上と生成AI活用による生産性向上を推進。自社製品の機能拡張やサービス化で差別化を図る。
- 05
アライアンス・オフショア連携深化
独立系の強みを活かしアライアンスパートナーとの連携ソリューションを高度化。独自開発手法「BotDev」によるベトナムオフショア体制を拡大し、グループ全体の生産性・収益性向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITEDHo Chi Minh City, VIETNAM · 連結子会社議決権100.0%
- 調達5.3億円検疫業務支援システムに関する運用・保守及び改修業務一式(令和8~11年度)厚生労働省 · 2026-03-19
- 調達2.7億円検疫業務支援システムに関する設計・開発業務等一式厚生労働省 · 2025-06-02
- 調達1.4億円情報公開等事務に係る大規模言語モデル等活用環境の構築・運用保守一式厚生労働省 · 2025-12-15
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は124億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.9%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 134億円 | 124億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 8億円 |
| 純利益 | 6億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥44.48 | ¥44.48 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は95億円から124億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 95 | — | 6 | — | 6 |
| 2023年3月 | 101 | — | 6 | — | 9 |
| 2024年3月 | 114 | — | 8 | — | 8 |
| 2025年3月 | 116 | 6 | 6 | 5.2 | 5 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2026年3月 | 124 | 8 | 8 | 6.5 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高124億円のうち、営業利益として残るのは8億円で6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.4%86億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.2%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は38億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 5 | 2 | −4 | 7 | 34 |
| 2025年3月 | 1 | −1 | −3 | 0 | 30 |
| 2026年3月 | 10 | −1 | −2 | 9 | 38 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は82億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は70.8%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 69 | 32 | 37 | 46.4 |
| 2023年3月 | 69 | 40 | 29 | 58.0 |
| 2024年3月 | 78 | 49 | 29 | 62.4 |
| 2025年3月 | 75 | 53 | 22 | 70.2 |
| 2026年3月 | 82 | 58 | 24 | 70.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中6位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中369位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥946で、1年前と比べて-0.5%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.5倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 0.84倍 |
| 配当利回り | 4.70% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で4.32%下落し、25日線(974円)を約4.4%下回る水準。8月12日に108,000株と急増した出来高を伴い907円まで下落したが、以降は930円前後で落ち着いている。52週高値1195円からは約22%低い位置で、週足では下向きのトレンドが継続。ただし、75日線(945円)が下値サポートとして機能しており、RSIは40.58と売られすぎ圏ではない。今後の戻りは25日線を回復できるかが焦点。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PER9.32倍、PBR0.82倍で業界平均のPER30.76倍、PBR3.59倍を大きく下回り、極めて割安。配当利回り4.78%は業界平均2.66%を大幅に上回り、株主還元も手厚い。ROE10.9%と収益性も良好で、予想PER8.4倍とさらに割安感が強まる見込み。ただし、成長性は緩やかで、売上高の増加率は低いものの、バリュエーション面では強く割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.5倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 0.84倍 | 2.96倍 |
| ROE | 10.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は緩やかな成長を見せるが、利益率改善が課題。強気派は、DX需要の高まりによる受注拡大と、2026/3期の営業利益率6.45%への改善を見込む。一方、弱気派は、競争激化や人件費上昇による収益性の伸び悩みを懸念する。PERは9倍台と割安だが、PBRは0.78倍で、成長性への疑問も。
- 営業利益率の改善
2026/3期予想は6.45%と2期連続で上昇。原価率低減が進む。
- 業績の安定成長
売上高は3期連続増収。社会インフラ系の需要が下支え。
- 株主還元の手厚さ
配当利回り4.72%と高い。PBR1倍割れで割安感がある。
- 2026年3月期売上高124億円、前期比6.9%増2026年3月期影響中
売上高116億→124億円、営業利益は6億→8億円と33%増加
- 営業利益率5.17%→6.45%へ改善2026年3月期影響中
営業利益率が1.28ポイント上昇、コスト管理の進展で収益性が向上
- 予想PER8.5倍・PBR0.78倍と割安通年影響中
予想PER8.5倍、PBR0.78倍と低迷、ROE10.9%を踏まえ過小評価修正期待
- 配当利回り4.72%と高水準、株主還元が下支え継続影響弱
配当利回り4.72%は高く、減配がなければインカム需要が株価を支える
- 収益性の低さ
営業利益率は5%前後と低く、人材コスト上昇で悪化リスク。
- 成長鈍化の懸念
2026/3期売上成長は+6.9%と減速。大手SIerとの競争が激化。
- 減益トレンド
純利益は2023/3期の9億円から2025/3期5億円へ減少傾向。
- 純利益6億円、2024年3月期の8億円を下回る2026年3月期影響強
純利益は2024/3期8億円に対し2026/3期6億円、水準回復せず利益が低迷
- 売上高8億円増でも営業利益2億円増2026年3月期影響中
増収効果の一部しか利益に繋がらず、販管費増で利益率は6.45%に留まる
- 株価は1年で0.9%下落、モメンタム欠く継続影響弱
直近1年で-0.95%とほぼ横ばい、出来高の増加が見込めず上値が重い
- PBR0.78倍でも買われない市場の不信感不定影響中
ROE10.9%の割にPBR0.78倍、利益成長への疑念が解消されない限り評価修正は難航
- 営業利益率
- 収益性改善の度合いを測る最重要指標。
- 受注高・受注残
- 将来の売上高の先行指標。受注環境の変化を捉える。
- 社員一人当たり売上高
- 生産性向上の度合いを確認する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり44.48円で、前期から−73.3%。いまの株価に対する利回りは4.70%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 119 | — | 9.0 |
| 2023年3月 | 143 | 20.2 | 7.8 |
| 2024年3月 | 178 | 24.5 | 12.8 |
| 2025年3月 | 141 | −20.8 | 15.3 |
| 2026年3月 | 38 | −73.3 | 30.5 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥44.48
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ118人。区分でいちばん多いのは個人・その他で55.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.9%を占め、残る55.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年3月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 55.1 |
| 事業法人 | 44.9 |
| 自己株式 | 7.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | アセット310合同会社 | 19.48 |
| 02 | 東京中小企業投資育成株式会社 | 19.23 |
| 03 | 大場康次 | 6.21 |
| 04 | ウイングアーク1st株式会社 | 6.15 |
| 05 | 後藤清孝 | 5.77 |
| 06 | 髙橋光司 | 5.67 |
| 07 | 白銀亨 | 4.23 |
| 08 | 荻野弘昭 | 2.06 |
| 09 | 新船幸広 | 2.06 |
| 10 | 藤林隆司 | 2.02 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-13アセット310合同会社新規の大量保有報告11.71%
- 2026-04-13アセット310合同会社変更報告11.71%
- 2026-04-10後藤 清孝新規の大量保有報告5.73%
- 2026-04-10ウイングアーク1st株式会社新規の大量保有報告6.11%
- 2026-04-10大場康次新規の大量保有報告6.17%
- 2026-04-09東京中小企業投資育成株式会社変更報告19.11%
- 2026-04-08東京中小企業投資育成株式会社新規の大量保有報告19.11%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で−91%、1株純資産は5期で−82%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1,325 | 6,627 | 22.1 | 9.0 |
| 2023年3月 | 1,825 | 8,333 | 24.4 | 7.8 |
| 2024年3月 | 159 | 1,011 | 17.0 | 12.8 |
| 2025年3月 | 100 | 1,095 | 9.5 | 15.3 |
| 2026年3月 | 125 | 1,205 | 10.9 | 30.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大場康次 | 代表取締役 社長執行役員 | 60 | 323,000 |
| 荻野弘昭 | 取締役 副社長執行役員 プロダクト事業担当 海外事業担当 営業担当 SYSTEMEXE VIETNAM COMPANY LIMITED Chairman | 51 | 107,000 |
| 後藤清孝 | 取締役 専務執行役員 SI事業担当 | 51 | 300,000 |
| 藤林隆司 | 取締役 専務執行役員 経営基盤担当 | 59 | 105,000 |
| 新船幸広 | 取締役 上席執行役員 SI事業担当 R&D(研究開発)担当 クラウド関連担当 | 54 | 107,000 |
| 佐藤健 | 取締役 | 66 | — |
| 中山裕之 | 取締役 | 66 | — |
| 中西渉 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 高石英明 | 監査役 | 67 | — |
| 西尾江平 | 監査役 | 47 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 110 | 24 | 134 | 27 |
| 社外取締役 | 4 | 24 | — | 24 | 6 |
| 監査役 | 1 | 10 | — | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,712字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,270字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,938字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,089字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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