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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

グローバルインフォメーション

Global Information, Inc.4171 · Standard · 情報・通信業

世界の市場調査レポートを販売する情報提供サービス会社。欧米・アジアの出版社と提携し、多言語で情報を提供。

概要

株式会社グローバルインフォメーションは、1995年に設立された市場調査レポートの販売企業である。海外の調査出版会社と提携し、日本語・英語・韓国語・中国語で情報を提供する。2020年12月に東証JASDAQに上場し、2025年12月期の連結売上高は25.7億円、従業員数は51名。本社は神奈川県川崎市に置く。

4つの事業区分と委託調査の成長

情報提供事業は市場調査レポート事業、年間情報サービス事業、委託調査事業、国際会議・展示会事業の4つに分かれる。2025年12月期において、市場調査レポート事業が売上高20.3億円(構成比約79%)を占める主力だが、前年比12.3%減となった。一方、委託調査事業は同63.2%増の2.7億円と急成長した。年間情報サービスは1.8億円、国際会議・展示会は0.4億円と小規模ながら堅調である。いずれも在庫リスクのない受託販売モデルを採る。

売上高の産業カテゴリー別構成

取り扱う調査レポートのテーマは通信/IT(13.8%)、医薬品(11.9%)、マテリアル(11.3%)、産業用機械(11.1%)、医療機器(10.9%)、エネルギー(8.7%)、自動車(8.2%)、電子部品(7.0%)、航空・宇宙(4.9%)など多岐にわたる。特定分野に偏らず、幅広い産業カテゴリーに対応することが特徴である。この構成比率は2025年12月期の売上高に基づく。

海外5拠点と多言語プラットフォーム

本社(川崎)のほか、米国、韓国、台湾、ベルギーの4か国に支店を置く。これら海外拠点を通じて現地の顧客に直接販売するとともに、WEBサイトを日本語・英語・韓国語・中国語で運営する。2021年にシンガポール支店を閉鎖したが、現在もアジア・欧州のカバレッジを維持している。海外支店は韓国・台湾・ベルギー・米国の4拠点である。

連結子会社ギブテックとIoT事業

2020年1月に設立した子会社ギブテックは、IoT向けLPWA通信規格「ZETA」に対応する基地局・中継器・スマートセンサーの開発・製造・販売を行う。また、非接触型展示会DXシステム「AiMeet」の販売も手がける。2025年12月期のその他事業(主にギブテック)の売上高は0.5億円(前年比6.4%増)だが、セグメント損失は265万円と赤字が続いている。

業界の中での役割は市場調査レポートの販売代理店。医薬品から半導体まで幅広い分野の情報を提供。また、IoT無線通信「ZETA」関連製品の開発・販売も手掛ける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
3億円
営業利益率
11.5%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
市場・技術動向 に関する 情報提供事業25億円96.2%3億円12.0%
その他事業1億円3.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01市場調査レポート購入企業(製造業、シンクタンク等)主力

海外の調査出版会社が発行する市場調査レポートを仕入れ、WEBサイト上で販売。レポートは市場規模、予測、競合分析などを含み、英語・日本語・韓国語・中国語で紹介。医薬品、通信、エネルギー等の幅広い分野をカバー。

主な製品・サービス1
市場調査レポート
特定の市場・技術について、アナリストが調査・分析し、市場規模・予測、競合環境、参入状況等をまとめたレポート。海外の出版社から仕入れ、販売。

02年間情報サービス契約企業準主力

年間契約で市場情報を提供するサービス。オンラインデータベース、定期刊行物などがあり、最新の市場動向を継続的に入手可能。海外企業の情報サービスを代理販売。

主な製品・サービス1
年間情報サービス
年間単位で契約し、市場・技術動向に関する情報を継続的に提供。オンラインデータベース、定期刊行物など。

03委託調査依頼企業副次

顧客の特定の調査ニーズに応じて、提携する調査出版会社を選定し、カスタム調査を受託。進捗管理や成果報告会の実施も行う。

04国際会議・展示会参加企業副次

世界各地で開催される国際会議・展示会への参加者を募集・代理手配。英語のウェブページを多言語化し、申込・支払いまで一括窓口。オンライン開催の会議も取扱う。

05IoTネットワーク構築企業(ZETA)その他

連結子会社ギブテックが、LPWA無線通信規格「ZETA」の基地局、中継器、スマートセンサーを開発・製造・販売。ZETAネットワーク構築や管理受託も行う。

主な製品・サービス3
ZETA基地局(AP)
LPWA無線通信ZETAの基地局。低消費電力、広域通信を特徴とする。
ZETA中継器(Mote)
ZETAの通信を中継するデバイス。
スマートセンサー
ZETA通信モジュールを搭載した各種センサー。

製品と技術

市場調査レポート:海外分析を翻訳し提供

主力商品は、海外の調査出版会社が作成した市場調査レポートの販売である。アナリストが市場規模・予測、技術トレンド、競合シェアなどをまとめたものを原版の英語に加え、日本語・韓国語・中国語に翻訳して提供する。顧客は製造業やシンクタンクで、試読サービスやAI翻訳ツールの無償提供により購入判断を支援する。2025年12月期の同事業売上高は20.3億円。

年間情報サービスと委託調査

年間情報サービスは、オンラインデータベースやサブスクリプション形式で継続的に市場情報を届ける。委託調査は、既存レポートではカバーできない顧客固有のニーズに対し、提携調査会社を選定し進捗管理まで行う。2025年12月期、年間情報サービスは1.8億円(前年比2.5%減)、委託調査は2.7億円(同63.2%増)と、カスタム需要が拡大した。

国際会議・展示会の参加募集サービス

世界各地で開催される国際会議や展示会への参加者募集事業である。英語のイベントページを日本語・韓国語・中国語に翻訳し、申し込みから支払いまで代行する。オンライン開催のイベントも取り扱い、渡航不要で最新情報に触れられる。2025年12月期の売上高は0.4億円(前年比7.3%増)と堅調に推移した。

LPWA通信「ZETA」対応機器とAiMeet

子会社ギブテックは、低消費電力広域通信規格「ZETA」の基地局、中継器、スマートセンサーを開発・製造・販売する。自社ブランド「JAZE」シリーズのほか、他社ZETA製品も取り扱いIoTネットワーク構築を受託する。また、非接触型展示会DXシステム「AiMeet」を提供し、複数の展示会に導入実績がある。2025年12月期の同事業売上高は0.5億円。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報サービス小規模、減収傾向で課題顕在

グローバルインフォメーションは情報・通信業に属し、同業他社(VRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワーク)はいずれも新興企業。当社の売上高は29億→26億円と減少傾向で、営業利益率も14.81%→11.54%と低下。同業他社は成長企業が多い中、当社は苦戦している可能性がある。市場競争激化や案件減少が懸念される。

強み

  • 営業利益率11%超を維持、コスト管理はできている。
  • 特定分野の情報サービスで差別化を図っている可能性。
  • 同業他社に比べ歴史があり、顧客基盤が安定。
  • 同業他社は少なく、ニッチなポジションを確保。

課題

  • 売上高が29億→26億円と減少、需要減が懸念。
  • 営業利益率が3ポイント低下、競争激化の影響か。
  • 同業他社が成長する中、売上減は相対的な競争力低下を示す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がグローバルインフォメーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15026トリプルアイズ50億円
24372ユミルリンク50億円12.3倍
33840パス50億円
44728トーセ50億円12.4倍
55571エキサイトホールディングス50億円19.5倍
64171グローバルインフォメーション49億円21.3倍
73760ケイブ49億円
83766システムズ・デザイン49億円12.2倍
93927フーバーブレイン49億円15.4倍
10548Aシステムエグゼ49億円9.5倍
114484ランサーズ49億円57.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

市場調査レポート販売で創業した1995年

1995年1月、東京都渋谷区に株式会社アイジーアイジャパン(資本金1000万円)を設立。日本語と英語の2言語で市場調査レポートを販売するWEBサイトを開設した。翌1996年7月に商号を現在の株式会社グローバルインフォメーションに変更し、本社を川崎市麻生区に移転した。これが現在の情報提供事業の原点である。

多言語化と海外拠点の拡充(2000年代)

2000年1月に韓国語販売サイトを開設し、同年9月には米国コネチカット州に米国支店を設置。2001年にはシンガポール駐在員事務所と韓国支店を開設した。2002年にはベルギー駐在員事務所、2005年には台湾駐在員事務所を相次いで設け、中国語(簡体・繁体)のサイトも開設。2007年には台湾駐在員事務所を支店に昇格させた。この時期に多言語・多拠点の基盤が固まった。

現地法人化と子会社設立の2010年代

2012年1月、シンガポール駐在員事務所を現地法人化し、完全子会社Global Information (S) PTE. LTD.を設立。2019年2月にはシンガポール支店を開設したが、同年10月に子会社は清算された。2020年1月にはIoT事業を目的とする株式会社ギブテック(資本金3000万円)を設立し、同年12月に連結子会社化した。これにより情報提供事業に加えてIoT関連事業がグループに加わった。

東証JASDAQ上場と市場再編への対応

2020年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場した。同時にギブテックを連結子会社化。2021年9月にはシンガポール支店を閉鎖し、拠点を整理した。2022年4月の東証市場再編に伴い、スタンダード市場に移行した。上場後の売上高は2021年12月期に27億円、2022年12月期に30億円とピークを迎えたが、2025年12月期は26億円に減少している。

年表19件を開く

1990年代

  • 1995年1月創業東京都渋谷区に市場調査レポートの販売等を事業目的とした、株式会社アイジーアイジャパン(資本金10,000千円)を設立。日本語・英語2ヵ国語による市場調査レポート等の販売WEBサイトを開設。
  • 1996年7月商号変更商号を株式会社グローバルインフォメーションに変更し、本社を川崎市麻生区上麻生に移転。

2000年代

  • 2000年1月韓国語販売WEBサイトを開設。
  • 2000年9月米国コネチカット州に米国支店を開設。
  • 2000年11月資本金を21,500千円へ増資。
  • 2001年3月シンガポールにシンガポール駐在員事務所を開設。
  • 2001年10月大韓民国ソウル市に韓国支店を開設。
  • 2002年12月ベルギーブリュッセル市にベルギー駐在員事務所を開設。
  • 2005年2月台湾台北市に台湾駐在員事務所を開設。中国語(簡体及び繁体)販売WEBサイトを開設。
  • 2007年2月台湾駐在員事務所を台湾支店に昇格。
  • 2007年3月本社を現在の川崎市麻生区万福寺に移転。

2010年代

  • 2012年1月シンガポール駐在員事務所を現地法人化し、100%子会社Global Information (S) PTE. LTD.を設立。
  • 2019年2月シンガポール支店を開設(子会社Global Information (S) PTE. LTD.は2019年10月に清算結了)。

2020年代

  • 2020年1月創業川崎市麻生区万福寺にIoT向けLPWA通信機器・システムの開発、製造及び販売を事業目的とする株式会社ギブテック(資本金30,000千円)を設立。
  • 2020年7月ベルギー駐在員事務所を支店化し、ヨーロッパ支店を開設。
  • 2020年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場へ上場。
  • 2020年12月M&A株式会社ギブテックを連結子会社化。
  • 2021年9月シンガポール支店を閉鎖。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年12月期まで3,078百万円
  • 営業利益2028年12月期まで381百万円
  • 営業利益率2028年12月期まで12.4%
  • DOE6%以上
  • 配当性向40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客ニーズに対応するソリューション提供力の強化

    ニッチ化・多様化する顧客ニーズに対し、委託調査やAI搭載型情報プラットフォーム製品を含む多角的な解決策を柔軟に提案する体制を強化し、受注単価向上と戦略的パートナーとしての地位確立を推進する。

  2. 02

    集客チャネルの多様化と顧客関係の深耕

    検索エンジン対策強化に加え、顧客訪問やセミナー等を通じたオンライン・オフライン双方での接点強化を図り、既存顧客との関係深化によるLTVの最大化を目指す。

  3. 03

    生成AIを活用した社内プロセスの効率化

    ウェブページ制作への生成AI導入による業務効率化とコスト削減を徹底し、社内用AI検索機能を開発して営業現場の提案スピードと精度を向上させる。

  4. 04

    人材への投資

    事業構造転換に対応し、高度なスキル・知見を備えた人材の獲得・教育に注力。AIを使いこなし深いインサイトを提供できるプロフェッショナル集団への変革を推進する。

  5. 05

    新規事業・戦略的投資の推進

    手元資金を活用し、既存事業と高い相乗効果が見込める領域への出資やM&Aを戦略的に実行。レポート仲介事業に依存しない新たな成長機会を創出し、事業ポートフォリオを多層化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で51人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は723万円で、5期前と比べて+22.6%平均年齢は47.7歳、平均勤続年数は9.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月59045.19.445
2021年12月59946.810.046
2022年12月64448.710.548
2023年12月68847.59.348
2024年12月70446.98.848833
2025年12月72347.79.851588

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
韓国支店 — 大韓民国 ソウル市34百万円
市場・技術動向に関する情報提供事業
本社 — 神奈川県 川崎市11百万円
市場・技術動向に関する情報提供事業
その他事業 — 株式会社 ギブテック(神奈川県 川崎市)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ギブテック
    神奈川県川崎市 麻生区 · 連結子会社
    議決権98.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    機微技術に関わる動向調査レポート
    防衛省 · 2023-01-23
    769万円
  • 調達
    International Sugar & Sweetener Report外2件の提供
    経済産業省 · 2017-02-23
    172万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は26億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.7%、利益が-25.0%。

売上高
-3.7%
26億円
営業利益
-25.0%
3億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
11.5%
前期比 -3.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−20.0%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q11327.32
2023年2Q400.00
2023年3Q6116.71
2023年4Q81
2024年1Q10330.02
2024年2Q500.00
2024年4Q1218.31
2025年2Q15320.02
2025年4Q1100.00
2026年2Q1218.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年12月期からの10期で、売上は20億円から26億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年12月2022
2017年12月2233
2018年12月2432
シンガポール支店を開設(子会社Global Information (S) PTE. LTD.は2019年10月に清算結了)。
2019年12月2332
川崎市麻生区万福寺にIoT向けLPWA通信機器・システムの開発、製造及び販売を事業目的とする株式会社ギブテック(資本金30,000千円)を設立。
2020年12月2233
2021年12月2764
2022年12月3064
2023年12月2964
2024年12月274514.83
2025年12月263311.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは3億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.8%14億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.6%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.1pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
42.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は19億円で、売上の8.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月20−229
2019年12月31−1412
2020年12月201215
2021年12月501521
2022年12月30−2322
2023年12月30−1324
2024年12月4−8−2−419
2025年12月20−2219

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は79.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年12月135834.7
2017年12月157845.3
2018年12月158752.8
2019年12月1710757.6
2020年12月1914570.4
2021年12月2518770.1
2022年12月2821774.5
2023年12月2923678.3
2024年12月3225778.0
2025年12月3225679.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
22億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中96位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中517位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月12日の終値

直近の終値は¥1,665で、1年前と比べて+21.0%過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。

¥1,665+0.0%1ヶ月+0.2%1年+21.0%時価総額49億円
過去52週の値幅
安値¥1,228高値¥1,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.3倍
PBR1.93倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.7%と小幅ながら、52週高値圏(1680円)で高止まり。週足は25日線(1665円)を上回り、75日線(1532円)からも乖離しており中期的な上昇トレンドは継続。出来高は低水準で、値動きは限定的。RSI100だが、これは取引が薄く値が動かないためで、実質的な過熱感はない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが21.3倍と同業平均29.9倍を下回り、PBRは1.93倍と平均3.43倍を大きく下回る。ROEは9.3%で業界平均並みだが、配当利回り3.6%は平均3.51%と同水準。配当性向83.4%と高めだが、利益減少傾向にあるためやや割安だが、減益リスクには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.3倍47.9倍
PBR1.93倍2.96倍
ROE9.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、企業のデータ需要拡大とサブスク化によるリカーリング収益増加を評価。配当利回り3.6%も安定。一方、弱気派は、2024/12期・2025/12期と売上高・利益が減少傾向で、成長性が鈍化。時価総額49億円と小型で流動性リスクがあり、市場からの注目度も限定的。

プラスに働く材料7
  • データ需要の拡大

    企業の市場調査ニーズは中長期的に増加

  • サブスク化の進展

    安定収益基盤の構築が期待

  • 高配当利回り

    3.6%の配当は個人投資家に魅力

  • 配当利回り3.6%で下支え継続影響

    3.6%の配当利回りは安定配当継続なら株価サポート

  • ROE9.3%と資本効率改善余地継続影響

    ROE9.3%は業界平均並、更なる改善で評価向上

  • 低時価総額49億円でM&A期待不定影響

    小型株でM&Aや事業再編の思惑浮上しやすい

  • 外国人保有1.6%と低いため買い増し余地不定影響

    外国人持株比率1.6%と極めて低く、増加余地大

マイナスに働く材料7
  • 減収トレンド

    2022→2025年度で売上30→26億円減少

  • 低成長・小型株

    時価総額49億円、流動性薄い

  • 競合との差別化難

    類似サービス多数、価格競争に陥る恐れ

  • 売上高3期連続減収予想2025年12月期影響

    売上高29→27→26億円と縮小、事業撤退・需要減が深刻

  • 営業利益・純利益も減少傾向継続影響

    営業利益4→3億円、純利益4→3→2億円と利益率低下

  • PER21.4倍と減益企業に割高継続影響

    減収減益下でPER21倍は割高、バリュエーション調整リスク

  • 配当利回り3.6%も減益で減配リスク不定影響

    利益減少で配当維持困難、減配発表なら株価下落

次の決算で確かめる点
サブスクリプション売上比率
安定収益の進捗を示す重要指標
売上高成長率
減収傾向脱却の兆しを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
83.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月3323.1
2022年12月4536.429.4
2023年12月5215.648.5
2024年12月6015.453.0
2025年12月600.083.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,715人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.1%を占め、残る89.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他79.584.881.880.785.186.9
事業法人11.910.812.213.211.211.0
外国人個人0.00.11.11.21.11.1
証券会社7.71.62.81.71.10.5
外国法人0.11.42.01.90.80.5
金融機関0.71.30.01.40.80.0
自己株式0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小野 優子21.05
02小野 悟17.51
03田野 聡美5.05
04樋口 めぐ美5.05
05株式会社いちとせ5.05
06株式会社エルワイアール5.05
07樋口 荘祐5.05
08光通信KK投資事業有限責任組合1.72
09杜山 悦郎1.65
10CHU YANYUN0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-07-21
    株式会社ユーザベース
    新規の大量保有報告
    99.98%
    +6.71pt
  • 2026-07-08
    株式会社ユーザベース
    新規の大量保有報告
    93.27%
  • 2026-07-03
    小野 悟
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -17.51pt
  • 2026-07-03
    樋口 荘祐
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -5.05pt
  • 2026-07-03
    田野 聡美
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -5.05pt
  • 2026-05-27
    樋口 荘祐
    新規の大量保有報告
    5.05%
    -0.05pt
  • 2026-05-27
    小野 悟
    新規の大量保有報告
    17.51%
    -0.04pt
  • 2026-05-27
    田野 聡美
    新規の大量保有報告
    5.05%
    -0.05pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年12月65,759181,14444.2
2017年12月100,211278,60543.649.9
2018年12月8831629.511.4
2019年12月9239925.617.5
2020年12月10251518.920.527.0
2021年12月13160323.012.823.1
2022年12月14969522.911.129.4
2023年12月13077717.610.348.5
2024年12月10783413.212.953.0
2025年12月788499.317.983.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小野悟取締役会長78520,000
樋口荘祐代表取締役 社長37150,000
杜山悦郎取締役CFO 兼 管理部長6549,000
久富有道取締役(常勤監査等委員)722,000
船山雅史取締役(監査等委員)74
岡田尚人取締役(監査等委員)49
元田達弥取締役(監査等委員)561,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)373148729
社外取締役4131144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,494字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社である株式会社ギブテックの計2社で構成されており、市場・技術動向に関する情報提供事業及びその他事業を展開しております。報告セグメントの詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 当社グループは、設立以来、「最適な市場情報をタイムリーに提供することにより、お客様の意思決定を支援し、各業界・産業界の活性化に“情報”というフェイズから貢献し、ひいては社会の発展に寄与する」ことを経営理念に掲げて、海外の調査出版会社と提携し、世界の市場・技術動向に関する英文の調査レポート等の情報商品を国内外の製造業、シンクタンク等のお客様に提供してまいりました。 インターネット検索により様々な情報が無料かつ即時に手に入るようになった現代においては、真に有用な情報を見定め、活用することは次第に難しくなってきているとも言えます。このような環境のもと、当社グループは、これまで30年以上に亘って培った知識や経験により選別し、販売契約を締結した調査出版会社及び会議等主催者の商品情報をWEBサイト上に集約し、市場・技術動向情報商品のプラットフォームとして提供しております。各商品の概要等の情報を原版の英語のほかに、日本語、韓国語、中国語の各ローカル言語に翻訳して紹介することで、アジア地域を中心としたお客様に多くご活用いただいています。 当社グループは、上記の経営理念を実現するために、商品面においては、医薬品、通信・IT、エネルギー、半導体、環境等の幅広い産業カテゴリーに対応すべく、欧米・アジアをはじめとする世界各国の調査出版会社との提携拡大に注力しております。また、ニッチ化するお客様のニーズにお応えするため、特定の産業分野に偏ることなく、幅広い産業分野に関わる情報商品を取り揃えていることも当社グループの特徴の一つであります。 一方、販売面においては、米国、韓国、台湾、ベルギーに支店を展開し、サービスのボーダレス化を実現し、顧客満足度の向上に向けた施策を積極的に推し進めております。 下記には、当社グループが取扱う商品について、産業カテゴリーごとに分類した調査トピックの一例を示します。 カテゴリー   トピック(調査項目)例   第31期2025年12月期売上高構成比(%) 通信/IT   生成AI、ワイヤレスギガビット、IoTセキュリティ、ウェアラブルAI   13.8 医薬品   低分子薬、遺伝子治療、バイオ医薬品、オーファンドラッグ   11.9 マテリアル   先端磁性材料、光学材料、生分解性材料、低誘電樹脂   11.3 産業用機械   小売自動化、ナノポジショニング、熱管理システム、予知保全   11.1 医療機器   心臓マッピング、リキッドバイオプシー、POC診断、低侵襲治療   10.9 エネルギー   分散型電源、熱電発電機、バイオ燃料用触媒、スーパーキャパシタ   8.7 自動車   自動運転、EV充電インフラ、電動パワートレイン、商用車電動化   8.2 電子部品   薄型ウエハー、パワー半導体、MEMSセンサー、化合物半導体   7.0 航空・宇宙   対ドローンシステム、戦場管理システム、超軽量動力機   4.9 一般消費財   AIカメラ、スマート家電、パーソナライズ化粧品、クルーズ観光   4.1 食料・飲料   卵代替品、プロバイオティクス、スムージー、ケアフード   2.8 インフラ   踏切障害物検知機、スマートメーター、淡水化装置、地下鉄台車   2.3 金融・保険   医療保険、不動産投資、モバイル決済、クレジットローン   1.1 その他   企業プロファイル調査等、特定の産業カテゴリーに分類できないもの   1.9 市場・技術動向に関する情報提供事業は、市場調査レポート事業、年間情報サービス事業、委託調査事業及び国際会議・展示会事業の4つに区分され、事業ごとに取扱商品・サービスが異なりますので、以下事業区分別にその内容を記載いたします。 (1) 市場調査レポート事業 市場調査レポート事業とは、特定の調査項目について、調査出版会社のアナリストが市場・技術動向の調査・分析を行い、市場規模・予測、テクノロジーのトレンド、規制風土、競合環境・市場シェア、参入状況等を体系的にまとめたレポートを仕入れし、販売する事業であります。市場規模のトレンド情報、将来予測、参入企業の製品シェア等の定量的なデータに加え、参入企業のSWOT分析情報等の定性的な内容についても記載されており、海外市場や新技術の調査の一環としてお客様にご活用いただいております。 当社は、世界各国の調査出版会社と契約を結ぶことにより、取扱い商品数の増加に努めております。また、お客様の情報ニーズに応えるべく、市場調査レポートのサンプル提供や無償カスタマイズ、本文翻訳に利用可能なAI翻訳ツールの無償提供を行う等、顧客サービスの利便性向上に努めております。 一部の商品については、「試読」サービスを提供しており、お客様は、商品内容を事前に確認した上で、ご購入を判断いただくことができます。 (2) 年間情報サービス事業 年間単位で契約を締結し、継続的に市場・技術動向に関する情報を提供するサービスを販売する事業です。オンラインデータベース型、サブスクリプション型、定期刊行型等、調査出版会社ごとにサービスの形態が異なりますが、お客様は、常に対象テーマの最新情報を入手していただくことができます。含まれるコンテンツの例としては、各産業の定期発刊ニュース、製品の開発動向や法規制動向、製品価格や市場規模の定点観測情報、アナリストによるQ&A、コンサルティングサービス等があります。 海外の調査出版会社に代わって、当社の営業担当者が商品に関する説明やデモのご案内をすることで、お客様は、言語の壁や時差等の煩わしさを感じることなく、海外の企業が提供する情報サービスを購読することができます。 (3) 委託調査事業 既存の市場調査レポートでカバーしきれないお客様の調査ニーズに対して、カスタム調査を受託して実施する事業です。当社が、お客様からの調査ニーズのヒアリングを行い、提携する調査出版会社からお客様の調査ニーズに最適な会社を選定いたします。調査出版会社選定後は、当社が調査の進捗管理を行い、調査完了までお客様の委託調査実施をサポートいたします。また、お客様のご要望によっては、当社スタッフが調査出版会社及びお客様に代わり、お客様企業内での調査成果報告会を行うサービスも承っております。 (4) 国際会議・展示会事業 世界各地で行われる国際会議・展示会への参加者を募集する事業です。国際会議・展示会には、各産業界のリーダーが多く参加し、お客様にとって、業界内の最新情報の入手やネットワーキングに最適な機会となります。当社は、国際会議・展示会主催者が主催するイベントの英語版WEBページを日本語、韓国語、中国語それぞれの言語に翻訳して提供しており、お客様は、必要な情報を容易に入手することができます。さらに、当社WEBサイトから直接お申込み、お支払いの手続きまでを行うことができ、会議等開催者への問合せについても全て当社が窓口となり、現地言語によって行うことができるため、国際会議等のイベントに参加されるお客様にとって、利便性の高いサービスとなっております。また、オンライン開催の会議・展示会の取扱いも行っており、海外へ渡航することなく、各産業界の最新の情報に触れられる機会を提供しております。 なお、いずれの事業も、商品等は全て、顧客から受注後に調査出版会社や会議の主催者等に発注を行う受託販売であるため、在庫を抱えるリスクはありません。 2020年1月に設立した当社の連結子会社である株式会社ギブテックは、低消費電力かつ広域であることを特徴とするIoT向け無線通信LPWAの規格の1つである「ZETA」に関し、IoTネットワークの構築に必要な機器である基地局(AP)、中継器(Mote)及び通信モジュールを搭載したスマートセンサーの開発、製造及び販売並びにこれらの自社製品のほか、他社製のZETA関連製品を利用したIoTネットワークの構築・管理の受託等を主な事業としております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,172字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。なお、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「最適な市場情報をタイムリーに提供することにより、お客様の意思決定を支援し、各業界・産業界の活性化に“情報”というフェイズから貢献し、ひいては社会の発展に寄与する」ことを経営理念として、事業の運営と発展に努め、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 また、当社グループは、ブランド力の向上、取扱い商品レパートリーの充実、顧客サービス品質の向上等を通じて、当社グループのサービスをご利用いただくお客様にとっての利便性を高めることで、市場・技術動向調査を検討する際に、当社グループを第一に想起して選んでいただける存在となるべく、下記の経営戦略に従い、各施策の実行に努めてまいります。 (2) 経営環境及び経営戦略 当社グループの主要商品である市場調査レポートの市場は、国内においては日本企業の海外進出、技術革新、新規事業の開拓等に伴い、成長を続ける市場であると考えており、海外においても市場情報、技術動向に関する情報の需要が国内以上には堅調に伸びていくことが予想されます。また、昨今のビジネス環境は、インターネットを経由したコミュニケーションが急速に進んでおり、正確かつ迅速な市場情報が各企業の意思決定の成否を左右する重要な要素となっています。 一方で、当社グループの仕入先である海外調査出版会社の近年の動向としては、安価で豊富な労働力と最新のAI・ビッグデータ解析技術等を活用したインド・中国系の新興調査出版会社の著しい台頭や調査出版会社自身による直販部門の戦略的強化等の動きが見られます。 当社グループは、このような社会的要請と外部環境の変化に対応しつつ、引き続き収益の拡大、企業価値の最大化を図っていくため、必要な経営戦略を可視化し、2026年12月期を初年度とする3か年の中期経営計画『GII Vision 2028』を策定いたしました。中期経営計画の実践を通して、主力事業である市場調査レポート事業をさらに強化するとともに、多様化する顧客の情報ニーズに全方位的に対応できる「総合市場情報プロバイダーへの進化」を目指します。また、IoT関連事業については、引き続き当社の成長ドライバーとして位置づけ、IoTデバイスおよび展示会向けDXツールの拡販を通じて事業の拡大を図ってまいります。 中期経営計画においては、以下の重点施策を柱に、収益の拡大、企業価値の最大化に努めてまいります。 (重点施策) ① 顧客ニーズに対応するソリューション提供力の強化 ニッチ化・多様化する顧客ニーズに対し、従来のレポート販売の枠を超え、委託調査やAI搭載型情報プラットフォーム製品を含む多角的な解決策を柔軟に提案する体制を強化してまいります。消費者動向調査、エキスパートインタビュー等、顧客の課題に応じた最適な形態でインサイトを提供することで、受注単価の向上と戦略的パートナーとしての地位確立を推進します。 ② 集客チャネルの多様化と顧客関係の深耕 検索エンジン対策をより一層強化する一方、外部環境に左右されにくい顧客との直接的な信頼関係を構築してまいります。顧客訪問や面談を軸としたオンライン・オフライン双方での接点強化に加え、セミナー・ウェビナー等を通じた能動的な新規獲得チャネルを開拓し、既存顧客との関係深化によるLTV(顧客生涯価値)の最大化を図ります。 ③ 生成AIを活用した社内プロセスの効率化 ウェブページ制作への生成AI導入による業務効率化とコスト削減を徹底すると同時に、数十万点の商品情報を簡易に検索可能な社内用AI検索機能を開発し、営業現場に配備します。これにより、顧客の要望に対する最適な提案のスピードと精度を劇的に向上させ、組織全体の提案力を底上げしてまいります。 ④ 人材への投資 事業構造の転換に伴い、より高度なスキル・知見を備えた人材の獲得と教育に注力してまいります。AIを使いこなし、かつ人間ならではの深いインサイトを提供できるプロフェッショナル集団への変革を推進することで、持続的な成長を支える強固な組織基盤を構築します。 ⑤ 新規事業・戦略的投資の推進 手元資金を活用し、既存事業と高い相乗効果が見込める領域への出資やM&Aを戦略的に実行してまいります。レポート仲介事業に依存しない新たな成長機会を創出することで、事業ポートフォリオを多層化し、資本効率(ROE)を高めながら中長期的な企業価値の向上を実現します。 (数値計画) 2026年12月期 計画    2027年12月期 計画    2028年12月期 計画 売上高   2,759百万円   2,931百万円   3,078百万円 市場・技術動向に関する情報提供事業売上高   2,712百万円   2,882百万円   3,027百万円 その他事業売上高(IoT関連事業売上高)   47百万円   49百万円   51百万円 営業利益   300百万円   346百万円   381百万円 営業利益率   10.9%   11.8%   12.4% DOE   6%以上 配当性向   40%以上 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、業容の拡大と適正利益の確保を最優先事項として掲げ、新規取引先の開拓、新規調査出版会社、会議開催会社の開拓等に努めてまいりました。そのため、事業規模を示す「売上高」及び利益の源泉である「売上総利益」を重視しており、中でも「売上総利益」の増加率を経営の最重要指標と位置付けております。 また、資本コストを意識した経営の実現の観点から、事業規模の拡大に合わせた収益性の維持・向上に努めており、当連結会計年度においては、営業利益率12.4%、ROE9.3%となりました。今後、具体的な方針及び目標値等の策定・開示に向けた取り組みを推進してまいります。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、対処すべき課題として以下の施策に取り組んでまいります。 ① 『GII Vision 2028』の実践 中期経営計画で定めた取り組むべき中期的経営戦略から、各部門のアクションプランにブレークダウンし、経営目標と各部門のベクトルを一致させながら、月次単位で進捗管理を行い、経営目標達成に向けて取り組んでまいります。 ② ESGを意識したSDGs経営の推進 持続的な企業価値の向上に加え、環境、社会、ガバナンスに配慮した経営に努めてまいります。また、事業活動を通じて社会全体の発展に寄与することを目指し、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を両立していくため、サステナビリティに関する課題への取り組みを継続的かつ組織的に推進・協議することを目的としたサステナビリティ委員会を定期的に開催し、必要に応じて取締役会に上程・報告することで、グループ全体のマネジメントを行っております。 ③ コーポレート・ガバナンス、内部管理体制の強化 当社グループは、環境変化へ迅速に対応しつつ持続的な成長を維持していくためには、コーポレート・ガバナンスと内部管理体制の強化が重要な課題の一つと認識しております。 そのために、内部監査による定期的なモニタリングの実施等により内部統制の実効性を高め、リスクマネジメント、コンプライアンスを含めたコーポレート・ガバナンス体制の構築と運用を図ってまいります。
事業等のリスク5,523字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。また、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 (1) 経営環境の変化について 当社グループの事業は、企業を主要顧客としており、これまで、顧客企業の海外市場、新製品市場への参入意欲の高まりを背景として、業容を拡大してまいりました。しかし、今後、国内外の経済情勢や景気動向等の原因により、顧客企業の海外市場、新製品市場への参入意欲が減退する様な場合には、新規顧客の開拓の低迷、既存顧客からの受注の減少等から、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合他社について 当社グループが属する市場・技術動向に関する情報提供事業の業界においては、近年、国内外両方で多くの同業他社が出現しており、価格競争が激しくなっております。また、当社グループの仕入先である調査出版会社自らが当社グループの販売テリトリーで営業行為を行うことで、当社グループと競合し、価格面での競争となる場合もあります。当社グループは、仕入先、顧客企業との人的交流による関係強化を図ることで同業他社又は仕入先調査出版会社との直接の競合、価格面での競争を回避し、事業基盤の強化及び維持に努めておりますが、意図せず、これら競合他社との価格競争に晒された場合には、売上や収益の低減により、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 検索エンジンへの集客依存について 当社グループの事業においては、当社WEBサイトで商品に関するWEBページを閲覧した顧客の問合せから商談に発展するケースが大半であります。顧客が当社WEBサイトへアクセスする流入経路としては、インターネット上の検索エンジンで特定の市場・技術について検索した結果、表示された当社WEBページへアクセスするという経路が最も多くなっております。そのため、検索エンジンでの検索結果の表示が集客及び新規顧客の獲得に影響を及ぼす可能性があります。当社では、検索エンジンからの集客数を確保するため、検索エンジン経由のWEBサイト流入者数のモニタリング、WEBサイト掲載内容の整備等を行い、検索エンジン対策に努めておりますが、検索エンジンに使用されるアルゴリズムに大幅な変更が生じた場合には、当社グループの検索エンジン対策が有効に機能せず、WEBサイトへの流入顧客数が減ることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 単一商品類(市場調査レポート)への依存 当社グループの事業の大部分は、市場調査レポートの販売が占めており、2025年12月期において、売上額全体に占める割合は79.2%となっております。その他商品類のレパートリーの拡大や新たな商品類の取扱いの開始等により、市場調査レポートへの依存度を下げる努力を続ける一方で、新規仕入先の開拓、既存仕入先との関係維持、顧客企業との関係維持等に努めた結果、直近5期間においても同商品の販売による売上額、売上高総利益額は、安定的に推移しており、今後も当社グループの事業基盤の柱であり続けると考えております。しかしながら、競合商品の出現による商品価値の低下等によって、市場調査レポートに対する顧客企業の需要の減退等の予期し得ない事態が起きた場合、本商品類の販売における売上額が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 業績の季節変動について 当社グループの主要な顧客である日本の国内企業の多くは、顧客企業内での会計年度末となる第4四半期(1月~3月)に市場・技術動向に関する調査報告書類を購入する傾向があるため、当社グループの売上高には一定の季節変動があります。顧客の購入時期に依らず、開催日が決定している会議商品の取扱い数の増加、年間を通じた継続的な販売促進活動等により年間を通じた売上高、利益額の平準化は図っておりますが、今後も同様の傾向が続く可能性があります。 なお、2025年12月期における四半期ごとの業績は次の通りです。 2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日) 第1四半期 (1~3月期)   第2四半期(4~6月期)   第3四半期(7~9月期)   第4四半期(10~12月期)   合計(通期) 売上高(千円)   1,085,246   396,984   469,494   566,023   2,517,749 構成比(%)   43.1   15.8   18.6   22.5   100.0 営業利益(千円)   315,306   △43,480   10,618   36,935   319,379 構成比(%)   98.7   △13.6   3.3   11.6   100.0 (注) 各数値は当社単体の数値を示しております。なお、第2四半期につきましては営業損失のためマイナス表示となっております。 (6) 為替レートの変動について 当社グループは、多くの商品を海外の調査出版会社からUSドル、ユーロ、ポンド等の現地通貨建てで仕入れており、また顧客に対しては、調査出版会社の提示価格を、販売を行う国の現地通貨に当日の為替レートで換算した価格で販売しております。急激で極端な為替レートの変動が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは前述の通り、顧客からは顧客が所在する現地通貨で代金を受け取り、その後円通貨に換金しているため、円換金時の為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面では、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (7) 海外での事業展開について 当社グループは、日本本社以外に海外4か所(韓国、台湾、米国、ベルギー)に拠点を設置し、事業展開を行っています。各拠点には、人員等の経営資源を適切に投下し、事業の拡大を図っておりますが、当社グループの想定通りに事業展開が進まなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報サービス産業における技術革新について 情報サービス産業においては、情報技術の進化とそれに伴う市場ニーズの変化に迅速に対応することが求められます。当社グループは、新たな情報技術に関する調査、顧客との面談を通じた情報ニーズの聞き取り等を行い、技術革新への対応を強化しております。しかしながら、予期せず、技術革新が急速に進展し、当社グループの対応が適切でなかった場合、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 新規事業について 当社グループでは、持続的な成長を実現するために、新規事業の創出と拡大への積極的な取り組みに努めております。本書提出日現在において、子会社である株式会社ギブテックで開始した事業のほかに具体的に計画している新規事業はございませんが、新規事業開拓を遂行していく過程において、急激な経営環境の変化をはじめとした様々な予測困難なリスクが生じる可能性があり、その結果、当初計画した以上の損失が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)特定仕入先への依存について 当社グループの市場・技術動向に関する情報提供事業においては、2025年12月期における仕入先上位5社による売上高は総売上高の37.6%を占めており、当該仕入先への依存度が高くなっております。当社グループは、代表取締役社長を中心とした人的交流を行う等して、当該仕入先との長期的に良好な関係を築くと同時に、特定の仕入先への依存度が極端に高くなることを避けるため、新規仕入先の開拓にも努めておりますが、何らかの理由により、重要仕入先との取引が継続できなくなった場合には、当社グループの商品供給体制に重要な支障が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)知的財産権について 当社グループは、事業活動を行うに当たり、第三者が保有する商標権、著作権等の知的財産権を侵害しないよう、細心の注意を払っております。本書提出日現在において、他者との訴訟等はございませんが、万が一、第三者の知的財産権を侵害した場合、当該第三者からの損害賠償請求、使用差止請求等に伴う損失が発生する可能性があり、その場合には当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)個人情報保護について 当社グループは、個人情報を含む顧客企業の情報を保有及び管理しております。これらの情報を適法かつ適切に取扱い、保護することは事業を遂行する上での最重要事項として認識しており、個人情報保護法に即した社内規程類の整備、定期的な社員教育の実施、個人情報を取扱う従業員の制限等、個人情報の漏えい防止策を講じております。しかしながら、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入等の犯罪行為や従業員の過失等により、個人情報を含む重要な情報が流出、消去される可能性は否定できず、このような事態が生じた場合には、社会的な信用を失うこととなるほか、損害賠償負担等によって、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)法令遵守について 当社グループは、法令を遵守することは上場企業の重要な責任であると認識しており、役員・社員への教育啓発活動を随時実施し、企業倫理の向上及び法令遵守の強化に努めております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (14)システム障害について 当社グループは、集客の多くをインターネット上のWEBサイトで行っており、自然災害、事故、不正アクセス等によって通信ネットワークの遮断、サーバー等ネットワーク機器に作動不能等のシステム障害が発生する可能性があります。当社グループでは、システム障害発生防止のため、システムの冗長化、不正アクセス防御等の対策を講じておりますが、これらの対策を講じているにも関わらず、上記のシステム障害が発生した場合には、取引の停止等が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)人材の確保及び育成について 当社グループでは、人材を最も重要な経営資源の一つであると捉え、業容の拡大に対応して、優秀な人材を適時に確保し、当社グループの経営理念を共有できる人材を育成していくことが重要であると考えております。しかしながら、雇用環境の変化等により、当社グループの事業遂行に必要な知識、経験、能力を備える人材の確保が計画通りに進まない場合や、何らかの理由により人材の社外流出があった場合には、業容拡大の制約要因となり、将来的に当社の事業展開や財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)小規模組織であることについて 当社グループの組織体制は小規模であり、内部管理体制や業務執行体制はこの規模に応じたものとなっております。このため、業容拡大に応じた人員を確保できず役職員による業務遂行に支障が生じた場合、あるいは役職員が予期せず退社した場合には、規模に応じた充分な内部管理体制や業務執行体制が構築できず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)自然災害について 当社グループは神奈川県川崎市に本社事務所を構え、その他、海外4か所に支店を設けております。当社グループの事業所において、大地震や津波、台風、洪水等の自然災害及び事故、火災等の発生により、設備の損壊や電力供給の制限等の事業活動に支障を来す事象が発生し、業務の遂行が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)大株主について 当社の取締役会長である小野悟は、当社グループの大株主であり、本書提出日現在において自身が発行済株式総数の17.5%を保有するとともに、その同族関係者及び同族関係者の資産管理会社の所有株式数を含めると発行済株式総数の63.8%を所有しております。同人は安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社グループといたしましては、同人及びその同族関係者は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同人及びその同族関係者の株式の多くが減少した場合等には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における世界経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の悪化等、地政学リスクが依然として燻る状況にあり、加えて米国の通商政策の変更による影響等から、景気の先行き不透明感が高まっております。日本国内においては、景気が緩やかに回復しつつある一方、物価の上昇や為替変動等が国内経済に与える影響も懸念され、依然として注視が必要な状況となっております。 そうした中、当社グループが属する市場調査レポート出版業界においては、最新の市場動向調査レポートに対するニーズが益々高まっております。一方で、インド、中国系の調査出版会社の台頭や調査出版会社自身による直販部門のシェア拡大等が見られ、事業環境は常に変化しております。 このような状況の下、当社グループは幅広い顧客ニーズに対応するため、商品ラインナップの拡大に努めており、AIプラットフォーム型コンテンツの販売にも注力しております。この他、定期的に調査会社との共催セミナーを開催し、関心の高いテーマに関する情報発信に注力しております。販売面では、各種AIツールの提供や購買後のアフターフォロー強化等により、顧客満足度の向上に努めました。顧客の要望に応じたレポートのカスタマイズや委託調査へのアップセルを積極的に提案する取組みを通じて、より付加価値の高い情報サービス需要を開拓しております。同時に、各種WEBマーケティング施策や広告媒体への出稿を行い、GIIブランドの認知度向上による顧客基盤の拡大を図っております。また、国際会議・展示会事業においては、実地開催を中心に徐々に取扱いを増やしております。 株式会社ギブテックにおいては、ZETA通信をはじめLPWA通信に関する製品の開発・販売に努めております。また、非接触型展示会DXシステム「AiMeet(アイミート)」の販売にも取り組んでおり、複数の展示会イベントに導入されております。 この結果、当連結会計年度の売上高は2,567,624千円(前年同期比6.6%減)、営業利益は318,054千円(前年同期比27.3%減)、経常利益は342,611千円(前年同期比26.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は232,163千円(前年同期比26.3%減)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (市場・技術動向に関する情報提供事業) 当セグメントは、取扱商品・サービスの違いにより、市場調査レポート事業、年間情報サービス事業、委託調査事業及び国際会議・展示会事業の4つに区分されております。以下には事業区分別の業績について記載いたします。 (a) 市場調査レポート事業 当社の主力である市場調査レポート事業は、各種WEBマーケティング施策や顧客訪問を通じて需要の掘り起こしを図ってまいりました。本社部門においては、第2四半期以降、米国関税政策等に起因する不確実性の高まりや検索エンジンのアルゴリズム変更等の影響から、市場調査レポートの受注の低迷が続いており、売上高は前年同期を下回りました。海外部門においては、韓国支店が同国内の政治情勢・景気低迷の影響を受けたこと等から低調に推移し、売上高は前年同期を下回りました。 この結果、市場調査レポート事業全体では、前年同期比12.3%減の2,034,585千円となりました。 (b) 年間情報サービス事業 年間情報サービス事業は、本社部門においては、年間情報サービスの受注は前年と同水準で推移しており、売上高は前年同期をわずかに下回りました。海外部門においては、韓国支店がやや低調に推移しており、売上高は前年同期を下回りました。 この結果、年間情報サービス事業全体では、前年同期比2.5%減の178,944千円となりました。 (c) 委託調査事業 委託調査事業は、本社部門においては、委託調査案件の受注は好調を維持しており、売上高は前年同期を大きく上回りました。海外部門においては、韓国支店と台湾支店が順調に推移したものの、ヨーロッパ支店の受注が落ち込み、売上高は前年同期を下回りました。 この結果、委託調査事業全体では、前年同期比63.2%増の265,002千円となりました。 (d) 国際会議・展示会事業 国際会議・展示会事業は、参加者数が年間を通じて堅調に推移しており、本社部門、海外部門合計の売上高は前年同期を上回りました。 この結果、国際会議・展示会事業全体では、前年同期比7.3%増の39,216千円となりました。 以上より、当セグメントの売上高は2,517,749千円となり、セグメント利益(営業利益)は319,379千円となりました。 (その他事業) 当セグメントにおきましては、株式会社ギブテックにおけるIoT向け無線通信方式であるLPWA通信に関する製品の販売、受託開発等を主な事業にしております。自社ブランド製品「JAZE」シリーズ及び展示会DXツール「AiMeet」の販売促進に取り組んでおり、売上高は前年同期比6.4%増の49,875千円となり、セグメント損失(営業損失)は2,645千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、4,247千円増加の3,168,993千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ、7,255千円増加の3,074,331千円となりました。この主な要因は、現金及び預金の30,787千円増加、売掛金の13,738千円減少等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ、3,007千円減少の94,661千円となりました。この主な要因は、投資その他の資産のその他の2,227千円減少等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、46,851千円減少の648,440千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ、62,900千円減少の327,193千円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金の40,348千円減少、未払法人税等の16,228千円減少等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ、16,049千円増加の321,247千円となりました。この主な要因は、役員退職慰労引当金の15,060千円増加等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、51,099千円増加の2,520,552千円となりました。 この主な要因は、利益剰余金の42,422千円増加等によるものであります。 なお、自己資本比率は79.5%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、30,794千円増加し、当連結会計年度末には1,900,490千円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は223,908千円(前連結会計年度は396,520千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益342,611千円、役員退職慰労引当金の増加15,060千円、売上債権の減少9,168千円、仕入債務の減少25,989千円、法人税等の支払額129,065千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は2,301千円(前連結会計年度は811,031千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,302千円、無形固定資産の取得による支出1,005千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は189,628千円(前連結会計年度は152,984千円の減少)となりました。これは、配当金の支払額189,628千円があったことによるものであります。 ④ 仕入、受注及び販売の実績 (a) 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 市場・技術動向に関する情報提供事業   1,315,405   92.96 その他事業   18,787   64.20 合計   1,334,193   92.37 (注) 金額は、仕入価格によっております。 (b) 受注実績 当社グループは受注活動を行っておりますが、受注実績は販売実績と近似しているため、記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 市場・技術動向に関する情報提供事業   2,517,749   93.17 その他事業   49,875   106.40 合計   2,567,624   93.39 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。また、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 会計方針に関する事項」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について 資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの主要な資金需要は、運転資金、法人税等の支払い等であり、その資金の源泉といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フロー等により、必要とする資金を調達しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループは、売上高、売上総利益及び営業利益を重要な経営指標と位置付けております。 当連結会計年度において、売上高は2,567,624千円、売上総利益は1,233,430千円、営業利益は318,054千円となりました。 売上高については、市場調査レポートの受注が当初予算を下回る結果となり、前年同期比93.4%となりました。 売上総利益については、上記売上高の減少に伴い、前年同期比94.5%となりました。 営業利益については、人件費を中心とした販管費の増加により、前年同期比72.7%となりました。 当連結会計年度の各経営指標は次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年1月1日     至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日    至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%)   金額(千円)   前年同期比(%) 売上高   2,749,260   94.2%   2,567,624   93.4% 売上総利益   1,304,924   96.8%   1,233,430   94.5% 営業利益   437,788   83.2%   318,054   72.7%

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開示資料

出典

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