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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

メディア工房

Media Kobo,Inc.3815 · Growth · 情報・通信業

占いコンテンツを自社サイトやポータル向けに配信し、電話・チャットの双方向鑑定も手がけるネット占いサービス事業者。

概要

メディア工房は、占いコンテンツを中心にデジタルサービスを展開する情報通信企業である。1997年に前身の有限会社フラミンゴとして創業し、2000年に株式会社化、2006年に東証マザーズへ上場した。本社は東京都港区六本木に置き、従業員数は59名(2025年8月期)。連結売上高は約19億円で、占い事業が売上の9割以上を占める。電話・チャット占いやWebコンテンツ配信のほか、SNSを活用したマッチングサービスやECサイト運営などにも取り組むが、近年は新規事業への先行投資が響き営業損失が継続している。

占い事業が売上の九割を占める収益構造

メディア工房の事業は大きく三つに分かれる。2025年8月期の連結売上高1,873百万円のうち、占い事業が1,761百万円と94%を占める。この事業は、自社WebサイトやISP、Apple・Googleなどのプラットフォーム向けに占い鑑定・記事コンテンツを配信する1対N型サービスと、ユーザーと占い師が電話・チャットで直接やりとりする1対1型サービスから成る。占い師には売上連動のロイヤリティを支払う仕組みである。エンタメ・マッチングサービス事業は109百万円(6%)、その他事業は3百万円と規模が小さい。収益の大部分をプラットフォーマー経由に依存しており、配信方針の変化が業績に直結するリスクを抱える。

エンタメ・マッチングと新規事業の芽

エンタメ・マッチングサービス事業は、SNSを起点にネットとリアルの交流機会を提供する。主力サービスは「きゃらデン」とシミュレーションゴルフ「LoungeRange」赤坂見附店である。「きゃらデン」は2025年8月期に新システム導入で黒字化したが、ゴルフ店舗は売上僅少で営業損失を計上している。同事業は過去に不採算サービスからの撤退を進め、赤字幅は前年同期の100百万円から7百万円へ縮小した。その他事業には韓国コスメEC「CoréelleJAPAN」の運営や、美容関連サービス「美肌ナビ」の開発が含まれる。美肌ナビは2025年7月に正式リリース予定だったが、財務状況とリソース配分を考慮し推進速度を緩め、ソフトウェア114百万円の減損損失を計上した。

プラットフォーム依存からの脱却を模索

メディア工房の経営課題の一つは、特定のプラットフォーマーへの依存脱却である。現在の収益はISP、キャリア、Apple・Googleなど大手プラットフォーマーを通じた配信に大きく依存しており、プラットフォーマーの方針変更が業績に直接影響する。このリスクに対応するため、同社は自社メディア配信の強化と各配信網における収益拡大を進める方針である。また、占い分野で蓄積したデータを活用し、BtoB向けマーケティング支援やデータ活用サービスなど周辺領域への展開も計画する。中期経営計画ではキャッシュ・フローと投下資本利益率(ROI)を重視した経営へ転換し、2026年8月期の連結業績として売上高2,163百万円、営業損失294百万円の見通しを公表している。

子会社を含むグループ運営

メディア工房グループは、当社と3社の連結子会社で構成される。子会社には株式会社MKアソシエイツ(2011年設立)などが含まれる。過去には映像コンテンツ制作の株式会社ムービーズ(2005年設立、2011年吸収合併)、化粧品販売の株式会社アンクルール(2008年設立、2010年吸収合併)など、子会社を通じて事業拡大を試みたが、業績不振により吸収合併や売却が行われた。2007年には子会社株式会社TNKの全株式をYメソッド・ホールディングスへ売却している。現在の子会社は主に占い事業やエンタメ・マッチングサービスを補完する役割を担い、グループ全体の従業員数は59名と小規模である。

業界の中での役割は消費者向け占いコンテンツの企画・制作・配信を行うサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
19億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-15.8%
純利益
-5億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01消費者向け占いサービス主力

自社WebサイトやISP、携帯キャリア、Apple/Googleなどのプラットフォーム向けに占い鑑定や女性向け記事コンテンツを配信するほか、ユーザーと占い師が電話やチャットで直接やり取りできる双方向サービスを提供。1対Nと1対1の両方のスタイルを網羅する。

主な製品・サービス2
占いコンテンツ配信サービス
自社サイトや外部プラットフォーム向けに、占い師監修のもと企画・制作した占い鑑定や女性向け記事を配信するサービス。売上に連動したロイヤリティを占い師へ支払う。
電話・チャット占いサービス
ユーザーが占い師と電話またはチャットで1対1の対話形式で鑑定を受けられるサービス。双方向コミュニケーションによる個別鑑定を提供。

02エンタメ・マッチングサービス準主力

SNSを中心に、ネットとリアルの両面で人々の交流や関係構築の機会・場を提供するサービス。占い事業に次ぐ柱として位置づけられる。

03その他事業副次

企画・開発初期段階の事業を一括して扱う。ECサイト運営のほか、美容関連の新規サービスを企画・推進中。過去の撤退事業の残存取引による売上も含まれるが金額は軽微。

製品と技術

占いコンテンツ:1対N配信と1対1鑑定

占い事業の中心は、自社WebサイトやISP・キャリア向けに配信する1対N型コンテンツと、電話・チャットで占い師と直接つながる1対1型サービスの二本柱である。1対N型では、毎月更新される占い鑑定記事や女性向け記事を企画・制作し、ユーザーが課金して閲覧する。占い師が監修し、売上に応じたロイヤリティが支払われる。1対1型では、ユーザーが占い師を選び電話やチャットで相談する形式で、こちらも利用率に応じた課金が発生する。2025年8月期には、1対1型サービスが新システム導入により業務効率化を達成し、営業利益は前期比増加したが、1対N型は新規コンテンツのヒット不足で減収となった。

「きゃらデン」とシミュレーションゴルフ

エンタメ・マッチングサービス事業の主要サービスは、SNS連動型のキャラクターコミュニケーション「きゃらデン」と、シミュレーションゴルフ施設「LoungeRange」赤坂見附店である。「きゃらデン」はユーザーが仮想的なキャラクターを通じて交流するプラットフォームで、2025年8月期に新システムを導入したことで業務効率が改善し、営業黒字を達成した。一方、LoungeRangeは赤坂見附に実店舗を構えるが、売上は僅少であり営業損失を計上している。同事業は過去に2つの不採算サービスから撤退した経緯があり、現在は収益性の高いサービスにリソースを集中する方針である。

新規事業「美肌ナビ」とEC「CoréelleJAPAN」

その他事業には、韓国コスメのECサイト「CoréelleJAPAN」と、美容関連サービス「美肌ナビ」が含まれる。美肌ナビは2025年7月に正式リリース予定だったが、収益化の遅れと財務体質を考慮し、推進速度を緩やかにする判断が下された。それに伴い、ソフトウェア114百万円の減損損失を計上、特別損失として処理している。CoréelleJAPANは韓国コスメを輸入販売するECで、規模は小さい。同セグメントの売上高は3百万円と微々たるものであり、営業損失は157百万円に達する。新規事業は先行投資フェーズにあり、収益化のめどは立っていない。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中小企業向けITサービスで地域密着

メディア工房は、中小企業向けWeb制作・システム開発が主力で、売上高20億円前後の小規模事業者。同業のソラコムはIoTプラットフォーム、VRAIN SolutionはAI・クラウドと異なる領域を手掛ける。直近の営業利益率はマイナスで、2025年8月期は-15.79%と赤字拡大見込み。競争激化や人材不足が課題で、収益改善策が急務。内需依存度が高く、地域経済の影響を受けやすい。

強み

  • 地元中小企業へのきめ細かいサービス提供で、一定の顧客基盤を確保。
  • Web制作からシステム保守まで一貫対応可能で、顧客の利便性が高い。
  • 組織が小規模なため、顧客ニーズへの迅速な対応が可能。
  • 保守・運用サービスの継続契約により、安定収入源を確保。

課題

  • 営業赤字が続き、コスト管理や高付加価値化が急務。
  • 低価格競争に巻き込まれやすく、単価下落が収益を圧迫。
  • ITエンジニアの採用難と離職率上昇で、事業拡大の制約に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がメディア工房

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13760ケイブ49億円
23766システムズ・デザイン49億円12.2倍
33927フーバーブレイン49億円15.4倍
4548Aシステムエグゼ49億円9.5倍
54484ランサーズ49億円57.7倍
63815メディア工房48億円
75031モイ47億円46.3倍
8145AL is B46億円24.3倍
94476AI CROSS46億円13.4倍
104492ゼネテック46億円8.9倍
115129FIXER45億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

有限会社フラミンゴから株式会社メディア工房へ

メディア工房の起源は1997年10月に設立された有限会社フラミンゴである。設立から半年後の1998年4月には商号を有限会社メディア工房に変更した。2000年4月には資本金16百万円で株式会社へ組織変更し、同時に商号を現在の株式会社メディア工房とした。この間、2003年11月には本社を東京都港区赤坂三丁目に移転している。創業期からデジタルコンテンツ事業を志向し、後の占いビジネスの基盤を築いた。2005年8月には100%出資で株式会社ムービーズを設立し、映像コンテンツの企画・制作・販売に進出するなど、事業の多角化を模索し始める。

子会社取得と売却で試行錯誤した2007年

2007年2月、メディア工房は化粧品販売とサロン運営を目的とする株式会社TNKに出資し、子会社化した(資本金17,500万円、当社出資97.1%)。しかし同年12月には全株式をYメソッド・ホールディングス株式会社に売却しており、子会社としての期間は約10か月と短命に終わった。この買収・売却は、当時の経営陣が化粧品分野への進出を試みたものの、軌道に乗せられず撤退したことを示す。同時期の2008年2月には、再び化粧品・衣料品等の卸販売を目的とする株式会社アンクルールを100%出資で設立しており、化粧品事業への執着が見えるが、後に吸収合併される。

吸収合併でグループ再編した2010〜2011年

2010年1月、メディア工房は子会社である株式会社アンクルールを吸収合併した。アンクルールは化粧品・衣料品販売を目的に2008年に設立されたが、わずか2年で本体に統合された。続いて2011年1月には、映像コンテンツ子会社の株式会社ムービーズも吸収合併する。ムービーズは2005年に設立され、主に映像制作を担っていたが、グループ内での独立採算が難しくなったとみられる。これらの吸収合併により、グループは再び本体中心の体制に戻った。2011年6月には新たに株式会社MKアソシエイツを設立しており、この子会社は現在も存続している。

上場後の業績停滞と新規事業への挑戦 (2006〜2025)

2006年9月の東証マザーズ上場後、メディア工房は売上高20億円前後で推移する一方、営業利益は2012年8月期から開示がない。直近の業績を見ると、2023年8月期以降は営業損失が続き、2025年8月期には売上高1,873百万円、営業損失323百万円、親会社株主に帰属する当期純損失508百万円に拡大した。損失拡大の要因は、占い新規コンテンツの不調、管理コスト増、本店移転費用、そして新規事業「美肌ナビ」の減損損失114百万円である。2024年8月期には中期経営計画を策定したが、計画の見直しを進めており、2026年8月期第2四半期末を目途に新たな数値目標を公表する方針である。

年表13件を開く

1990年代

  • 1997年10月創業当社の前身である有限会社フラミンゴ設立
  • 1998年4月商号変更商号を有限会社フラミンゴから有限会社メディア工房に変更

2000年代

  • 2000年4月資本金を16百万円として株式会社に組織変更
  • 2003年11月本社屋を東京都港区赤坂三丁目2番6号へ移転
  • 2005年8月創業当社100%出資(資本金1,000万円)により「映像コンテンツの企画、制作、販売等」を目的に株式会社ムービーズを設立
  • 2006年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2007年2月M&A「化粧品販売及びサロン運営」を目的に設立された株式会社TNKに出資し子会社化(資本金17,500万円 当社97.1%出資)
  • 2007年12月株式会社TNKの全株式をYメソッド・ホールディングス株式会社へ売却
  • 2008年2月創業当社100%出資(資本金3,000万円)により「化粧品、衣料品、アクセサリー等装身具の卸売、販売」を目的に株式会社アンクルールを設立
  • 2009年12月業容拡大に伴い、本社を東京都港区赤坂四丁目2番6号に移転

2010年代

  • 2010年1月M&A株式会社アンクルールを吸収合併
  • 2011年1月M&A株式会社ムービーズを吸収合併
  • 2011年6月創業株式会社MKアソシエイツを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の収益拡大と新規事業の収益化

    リソースを集中する既存事業の収益拡大と、既存事業とシナジーの高い新規参入事業の収益化を進める。占い分野の知見とデータを活用し、ユーザー体験の深化、BtoBマーケティング支援やデータ活用サービスなど周辺領域へ事業展開し、事業ポートフォリオを多角化する。

  2. 02

    キャッシュフローとROI重視の経営へ転換

    持続的成長と財務健全性の両立のため、従来の売上高・営業利益目標からキャッシュフローやROIを重視した経営へ転換。資本生産性向上と投資効率最大化を目指す。2026年8月期第2四半期末頃に新たな目標を公表予定。

  3. 03

    プラットフォーム依存からの脱却と自社配信強化

    ISPやApple、Googleなどの大手プラットフォーマーに依存した収益構造から、自社メディア配信の強化や各配信網での収益拡大により、プラットフォームに依存しない収益体制を構築する。

  4. 04

    データ活用と新規事業・海外展開

    占い事業で収集した生年月日や悩み、趣味嗜好などのデータをパーソナライズし、データマーケティングや生成AIを活用したサービスを企画推進。また、20〜40代女性向けの新規事業や、ChatGPT等による多言語展開・海外プラットフォームへの配信を進める。

  5. 05

    技術革新対応と人材確保・育成

    デジタルコンテンツ業界の急速な技術革新に対応するため、新技術の早期導入や実験的取り組みを推進。IT人材の獲得強化やM&A・事業提携を検討するとともに、管理職育成、研修制度、リモート勤務などで優秀な人材の確保・育成・離職防止を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で59人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は526万円で、9期前と比べて+19.7%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月116
2017年8月135
2018年8月125
2019年8月44034.54.8107
2020年8月43634.04.892
2021年8月40033.95.388
2022年8月42234.06.070
2023年8月44435.85.973
2024年8月49336.35.961−164
2025年8月52638.15.859−508

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率36.4%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)57.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都 港区149百万円
全社共通
店舗 — 東京都 港区0百万円
エンタメ・マッチングサービス 事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ギフトカムジャパン(注)2
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ミックスベース(注)2
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社X square
    東京都港区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は19億円営業利益-3億円前期と比べると減収で、売上が-5.0%。

売上高
-5.0%
19億円
営業利益
-3億円
純利益
-5億円
営業利益率
-15.8%
前期比 -10.8%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高17億円19億円
営業利益-5億円-3億円
純利益-6億円-5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q500.00
2023年4Q60
2024年1Q500.00
2024年2Q500.00
2024年3Q500.0−1
2024年4Q5−1−20.0−2
2025年2Q10−1−10.0−1
2025年4Q9−2−22.2−4
2026年2Q8−3−37.5−3
2026年3Q4−1−25.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は26億円から19億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は-15.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月2663
2013年8月2474
2014年8月2563
2015年8月2421
2016年8月19−1−1
2017年8月230−1
2018年8月2210
2019年8月1900
2020年8月180−1
2021年8月1900
2022年8月2222
2023年8月2100
2024年8月20−1−1−5.0−3
2025年8月19−3−3−15.8−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高19億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-15.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-26.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.6%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.2%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-15.8%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比24.2pt
-15.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比33.0pt
-26.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比71.2pt
-58.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-21.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-30.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが−2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は16億円で、売上の10.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月4−33114
2013年8月4−22217
2014年8月5−1−1421
2015年8月2−3−2−119
2016年8月2−40−217
2017年8月33−1622
2018年8月1−1−2021
2019年8月101123
2020年8月1−23−125
2021年8月1−1−2024
2022年8月3−1−2224
2023年8月1−1−3020
2024年8月0−21−220
2025年8月−2−21−416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は30.9%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月28151354.0
2013年8月34181653.5
2014年8月37211656.2
2015年8月34201458.8
2016年8月33181553.8
2017年8月32151746.5
2018年8月30141646.5
2019年8月31131843.6
2020年8月32122036.9
2021年8月31121938.5
2022年8月30141645.1
2023年8月27131449.6
2024年8月27101639.4
2025年8月2371630.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
31
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中528位あたり、逆に低いのはROE605社中599位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-58.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-15.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥429で、1年前と比べて-16.7%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥429+0.5%1ヶ月-3.8%1年-16.7%時価総額48億円
過去52週の値幅
安値¥421高値¥532

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR7.96倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は458円と25日移動平均線(449.48円)を約1.9%上回り、8月に入ってからは緩やかな上昇傾向です。52週高値596円からは約23%下落していますが、52週安値435円からは約5%回復しており、下値を切り上げています。出来高は8月21日に17900株と増加し、買いが入っています。RSIは77.78と買われすぎ圏にあり、短期的な過熱感が強いですが、25日線が支持線として機能しており、上昇トレンドは継続中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが算出できない一方、PBRは8.5倍と同業界平均の2.92倍を大幅に上回り、割高感が顕著です。ROEは-58.1%と大幅な赤字で、収益性が極めて悪化しています。配当利回りは0%で、配当性向は96.1%と赤字の中でも配当を維持しようとしており、財務リスクが高いです。売上高も減少傾向で、今後の業績回復が見込めない中でPBRが高い水準にあるのは割高と判断します。

指標この会社業種平均
PBR7.96倍2.96倍
ROE-58.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

メディア工房の投資論点は、縮小する既存事業をどう立て直すかです。強気派は、売上高は減少しているものの、自社サービス開発や新規領域へのシフトが実を結べば、収益性が改善する余地があるとみます。また、時価総額が小さく、株価が低迷していることから、M&Aや経営陣の交代などの企業価値向上策が取られる可能性も指摘しています。一方、弱気派は、業績悪化が続いており、営業赤字の拡大やROEの大幅な悪化を問題視します。競争の激しい市場での差別化が難しく、受託開発の需要低下が続くと見ています。このように、既存事業の収益力回復と新たな成長戦略の実行可能性をめぐり、両者の見解が対立しています。

プラスに働く材料7
  • 業績底入れへの期待

    売上高は減少も赤字幅は縮小傾向にあり、2024年8月期の営業損失は縮小した。

  • 新規サービスの可能性

    自社サービス開発に注力しており、成功すれば収益の柱になり得る。

  • 企業価値向上策の余地

    時価総額が小さく、経営改革やM&Aなどで株主価値向上の可能性がある。

  • 時価総額52億円と小型、事業再生期待不定影響

    時価総額52億円は資金が少なくても動かせる規模、株式市場での関心で上昇余地

  • 株価は1年で22.64%下落、自律反発不定影響

    下落率22.64%は小型株の調整として大きく、テクニカルな戻りが期待

  • PBR8.5倍、債務超過ではなく資産価値継続影響

    純資産が正であるため、清算価値がゼロではない。株価458円は資産に裏付け

  • 外国人保有0.23%、需給改善余地継続影響

    外国人保有0.23%と非常に低く、少量の買いで株価が上昇しやすい

マイナスに働く材料7
  • 利益率の悪化

    営業利益率がマイナスに転落し、収益性が大きく低下している。

  • 競争環境の厳しさ

    Web制作・システム開発市場は競争が激しく、差別化が難しい。

  • 需要減少の懸念

    IT投資需要はあるものの、中小企業向け受託開発のパイは縮小する可能性がある。

  • 売上高21→20→19億円と3期連続減収通年影響

    2023/8期21億円、2024/8期20億円、2025/8期19億円と縮小が続く

  • 営業利益は赤字1億→3億円に拡大通年影響

    2024/8期営業損失1億円→2025/8期3億円、営業利益率-15.79%

  • 純損失3億→5億円と拡大通年影響

    2024/8期純損失3億円→2025/8期5億円、時価総額の約10%が吹き飛ぶ

  • ROE -58.1%と大幅な資本減耗継続影響

    ROE -58.1%は純資産が1年で約6割減る計算、財務悪化が続く

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の回復度合いを測る重要な指標。赤字からの脱却が見えるか。
売上高推移
既存事業の地盤沈下が続くか、下げ止まるかを確認する。
自社サービス売上高
新規領域の成長性とビジネスモデル転換の進捗を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から33.3%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
96.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年8月532.8
2023年8月3−33.396.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ22,923人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他54.053.550.553.855.554.6
事業法人43.243.643.643.843.845.0
自己株式10.810.810.810.810.87.7
証券会社1.52.33.12.00.30.2
外国人個人0.10.10.00.10.10.1
外国法人1.10.52.60.30.20.1
金融機関0.10.10.10.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エヌカルテット43.00
02長沢 一男16.34
03長沢 敦子1.62
04マイルストーンキャピタルマネジメント株式会社1.10
05長沢 匡哲0.87
06株式会社千里眼0.73
07長谷川 かほり0.22
08長沢 和宙0.17
09酒井 康弘0.15
10染谷 幸則0.14
11馬原 賢吉0.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-09
    マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    11.81%
    -0.54pt
  • 2026-04-16
    マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    12.35%
    -1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−101%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは-58.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月6,83729,72025.07.229.6
2013年8月7835224.017.530.2
2014年8月3119317.018.830.9
2015年8月81884.373.8369.2
2016年8月−13164−7.4
2017年8月−10142−6.9
2018年8月21371.4237.7
2019年8月21331.6187.0
2020年8月−15118−11.8
2021年8月11190.6440.8
2022年8月1513412.030.532.8
2023年8月41332.677.296.1
2024年8月−27104−22.7
2025年8月−5068−58.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長沢一男代表取締役 社長731,846,100
長沢匡哲取締役 デジタルコンテンツ部 部長4698,800
酒井康弘取締役 One to One Marketing部 部長 経理部 部長6516,400
長沢和宙取締役 経営企画部 部長 アライアンス統括部 部長 美容事業統括部 部長4019,100
五十部紀英取締役44
和田育子取締役55
大塚尚常勤監査役61
篠原尚之監査役73
松川和人監査役69
伊藤光茂52

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)411411429
社外取締役622224

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容877字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社3社で構成されており、占い事業、エンタメ・マッチングサービス事業及びその他事業を展開しております。当社グループの事業内容及び当社と主な連結子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、当社グループは、当連結会計年度より各事業の名称及びセグメントの変更を行っております。 (1) 占い事業 当社及び子会社が、自社Webサイト、ISP(注1)、各移動体通信事業者及びApple や Google 等のプラットフォーム向けに占い鑑定や女性に向けた記事コンテンツを企画・制作・配信する1対N向けのサービス及びユーザーと占い師が電話・チャットで直接、双方向にやり取りできる1対1向けのサービスを行っております。 (2)エンタメ・マッチングサービス事業 当社及び子会社が、SNSを中心に、ネットとリアルの両面において人々の交流・関係構築の機会や場を提供するサービスを行っております。 (3) その他事業 企画、開発の初期段階にある事業について、一括してその他事業としており、当連結会計年度においては、ECサイトの運営の他、美容関連の新規サービスを企画・推進しております。(注2) (注) 1.ISP:Internet Service Provider 電気通信事業者 2.本報告書提出日現在、過去に撤退した事業において、一部取引等が継続している事業がございます。発生したこれらの撤退事業に関連する取引等の売上については、一括して「その他事業」に計上しておりますが、その金額は軽微であります。 [事業系統図] (当社) ビジネスモデル(占い) ビジネスモデル(エンタメ・マッチングサービス) ビジネスモデル(その他(EC)) (注) 1.占いコンテンツの制作に関しましては、コンテンツの企画段階から占い師へ監修を依頼し、占い師の協力のもとコンテンツを制作しております。 2.監修の対価として、占い師に対し、コンテンツの売上高に連動した一定料率の金額を、ロイヤリティとして支払っております。
経営方針・対処すべき課題4,506字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業当初よりすべてのステークホルダーの皆様と良好な関係を築き、積極的かつ継続的な取引をしたいと考えていただける企業で有り続けることを経営の基本方針、企業理念としてまいりました。企業理念である、「VALUE YOUR LIFE with Global Human Communication.(デジタルコミュニケーションを通じて人々を心から楽しませ、不安や悩みを解決する一助となり、世界的に人々が豊かな人間関係を構築し社会がよりよくなるきっかけとなる)」を、事業を通じて実現すべく、グループ一丸となって活動しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、株主・投資家の皆様とのエンゲージメントを高めるため、社内外に具体的な目標数値と方向性を示すべく、2024年8月期において、2024年8月期から2026年8月期までの3ヵ年を対象とした中期経営計画を策定・公表し、当該計画については適時その進捗状況を確認し、経営環境の変化に応じて毎年度更新することといたしました。中期経営計画においては、3ヵ年における各事業の売上高及び営業利益を公表しておりましたが、昨今の事業環境や資本効率の重要性の高まりを踏まえ、現在、キャッシュ・フロー及び投下資本利益率(ROI)を重視した経営への転換を進めております。この方針転換は、持続的な成長と財務健全性の両立を図ることを目的としたものであり、資本生産性の向上と投資効率の最大化を経営の中心に据えるものです。 これに伴い、当社は現在、中期経営計画に掲げた数値目標について見直しを進めております。今後は、各事業の売上高及び営業利益に加え、キャッシュ・フロー及びROI等の指標を経営成果の主要なモニタリング項目と位置づけ、経営資源の最適配分を通じて、企業価値の中長期的な向上を目指してまいります。 新たな中期経営及び目標とする経営指標については、2026年8月期第2四半期末頃を目途に公表する見込みであります。 なお、当社が予測する2026年8月期の連結業績数字は次のとおりです。 売上高2,163百万円 営業損失294百万円 経常損失300百万円 親会社株主に帰属する当期純損失302百万円 これらの数値は、各事業の見通しに基づき予測する数値となっております。従って、新規事業の進捗に変更がある場合、利用ユーザー数が大幅に見込みを上回る若しくは下回る場合又は当社グループ事業に関連する法令が改正されあるいは情勢が変化した場合、変動する可能性があります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 今後のわが国経済においては、雇用・所得環境の改善等景気回復への期待が高まる一方、原材料価格の高止り、人手不足の深刻化とこれに伴う人件費の高騰、世界経済においても地政学リスクの高まりや中国等の景気後退が懸念となり、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。当社グループの属するデジタルコンテンツ業界においても、プラットフォーマー以外は、配信プラットフォームの方針に収益が左右される側面が強く、新規顧客の獲得においてもWeb広告が標準的な広告手法へとなりつつあります。 このような中、当社グループでは、2024年8月期における事業精査と選択の結果、リソースの集中を決定した既存事業の収益拡大と既存事業とシナジーの高い新規参入事業の収益化を進めることを基本方針とし、当社の強みである占い分野における知見とデータを新たな事業機会の源泉と位置づけ、占いコンテンツを核としたユーザー体験の深化を図るとともに、ユーザー行動や嗜好等に関するデータを分析・活用し、BtoB向けのマーケティング支援やデータ活用サービスなど、周辺領域への事業展開を進めることで、占い分野における強みを維持しつつ、当社の事業ポートフォリオを多角化し、中長期的な収益基盤の安定化と持続的成長を実現していく考えです。なお、2026年8月期においては、特にSNS・インフルエンサーマーケティングやChatGPTをはじめとする生成AI等の活用により、生産性・ユーザー体験の向上を図ってまいる所存です。 一方、財務面に関しては、これまで同様、資産の透明性を確保し、新規事業への挑戦を安定した内部留保によって下支えする健全な経営を行う考えであります。 (4)会社の対処すべき課題 現在の当社グループの事業は、継続的成長を志向し企業価値の最大化を目指すうえで、以下の事項を重要な経営課題として考えております。 ① ユーザーの維持・拡大 当社グループは、デジタルコンテンツの利用料金が収入の大半を占めていることから、ユーザーの維持・拡大が、成長戦略上重要となってまいります。ISPをはじめ、プラットフォーマーにおいては占いコンテンツの配信縮小・停止傾向にある中、当社グループでは、決済手段の多様化等によるユーザビリティの向上や、データを活用した効率的かつ有効なプロモーション活動の展開の他、会員制ビジネスを展開する企業(特にMAUを重視)との提携を推進することで、相互総客によるユーザーの維持・拡大を図ってまいります。 ② プラットフォーム依拠脱出・自社配信強化 現在における当社グループの収益は、主に「占い」に関するデジタルコンテンツ、電話・チャットによるサービスの提供によるものであります。これらのサービスは主にISP、キャリア、Apple及びGoogleなどの大手プラットフォーマーを通じて配信・提供されており、プラットフォーマーの方針が収益に大きく影響いたします。現時点においてプラットフォーマーの存在が、デジタルコンテンツビジネスにおいて不可欠であることは確かであるものの、収益に対する割合が特定のプラットフォームに偏ることは事業上の大きなリスクとなります。これに対し当社グループは、自社メディアにおける配信の強化及び各配信網における収益拡大により、徐々にプラットフォームに依拠しない収益体制となるよう、その構築に努めてまいります。 ③ 収集データの活用 当社グループでは、BtoCビジネスにより収集したデータをBtoBビジネスにおける収益につなげることが、重要な課題の一つと考えております。占い事業においては、生年月日、悩み、趣味嗜好等の様々なデータを収集していることから、これらをパーソナライズすることでデータマーケティングの価値を生み出す他、これらのデータと生成AIを活用したクリエイティブ生成等のサービスを企画・推進してまいります。 ④ コンテンツジャンル拡大・新規事業への参入 当社グループは、1,000億円に上る市場規模である「占いサービス」を拡大していくことはもちろん、周辺サービスを新規事業として開拓することで、第二の収入源を確保することが重要と考えております。これに対し当社グループは、占いコンテンツの主なユーザーである20代から40代の女性と親和性の高い分野への進出を図っております。今後も顧客ニーズの変化に的確に対応することで、より幅広い顧客層を獲得してまいります。 ⑤ 海外配信の拡大 当社グループは、各事業の海外展開推進が重要な経営課題であると考えております。当社では、ChatGPT等の活用によりコンテンツの多言語展開の効率化を進めるとともに、Apple、Googleをはじめとする全世界向けプラットフォームへの積極的なコンテンツの配信の他、各国の現地企業との提携等により市場環境等及び顧客ニーズに関する情報を日々取得し、事業に素早く反映することでこれに対応してまいります。 ⑥ システムの安定的な稼働 当社グループの主なサービスはウェブ上で運営されていることから、ユーザーに安心してサービスを利用してもらうために、各種システムを安定的に稼働させ、問題が発生した場合には迅速にこれを解決する必要があります。当社グループは、システムを安定的に稼働させるため、社内人員や信頼の置ける業務委託先の確保及びサーバ機器等の必要機材・設備の拡充に努めてまいります。 ⑦ デバイスの多様化への対応 当社グループの各事業は、デジタルコンテンツを主力としており、様々なデバイスに対応したアプリケーションの開発やコンテンツ配信サービスの拡充が、業容拡大を図るうえで重要になると考えております。当社グループでは、デバイスの特性や利用シーンに応じたサービスの開発・提供の積極的な推進に努めてまいります。 ⑧ 技術革新への対応 当社グループの主たる事業が属するデジタルコンテンツ業界は、めまぐるしく技術革新が起こり、環境が素早く変化する業界であります。日々生まれ続ける様々なサービスと競合し、ユーザーが利用したくなるサービスを提供し続けるためには、新たな技術を早期に取り入れ、積極的に実験的な取り組みを行うことが重要であると認識しております。当社グループでは、引き続きIT人材の獲得を強化するとともに、M&Aや事業提携についても幅広く検討・推進してまいります。 ⑨ 人材の確保と育成 業容の拡大においては、優秀な人材の確保と育成が必要であると考えております。これに対し当社では、管理職者の育成・人材の獲得・既存社員の離職防止を目的として、職位の見直しや研修制度の導入を図る他、個々人の多様な働き方を推進するべく、出社時刻の一部自由化の他、職務内容等を勘案の上可能な職種において、リモートによる自宅勤務についても導入しております。今後も社内教育及び社内環境の整備と充実を図ることにより、優秀な人材を確保し、個々の能力向上に努めてまいります。 ⑩ 組織の機動性の確保 当社グループの主たる事業が属するデジタルコンテンツ業界は、めまぐるしく技術革新が起こり、環境が素早く変化する業界であります。こうした変化へ迅速に対応するため、当社では、適時、人員配置、組織体制の整備を行い、意思決定の機動性確保を図っております。 ⑪ 内部管理体制の強化 当社グループは、事業拡大に応じたグループ全体の内部管理体制の強化の重要性を認識しております。これに対し当社グループは、管理部門人員の適切数確保や基幹システムの充実による効率化推進に努めてまいります。 ⑫ 個人情報管理の強化 当社グループは、個人情報保護が経営の重要課題であるとの認識のもと、情報管理体制の整備強化に継続的に取り組んでおります。個人情報保護法や社会保障・税番号制度等の法令の定めによる個人情報保護をはじめ、当社においては、2007年に「プライバシーマーク(JISQ 15001:1999)」を取得して以降、2年に1度、プライバシーマークの認定を更新し続けております。 当社は、今後も個人情報の保護管理が全役職員の重要な責務であることを十分に認識し、従業員教育体制を強化し、引き続き情報の適正な取り扱いと慎重な管理に努めてまいりたいと考えております。
事業等のリスク7,033字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項を以下に記載しております。 また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断において重要な影響を及ぼすと考えられる事項については、積極的に開示しております。 当社グループではこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、その発生の予防及び発生した際の対応に努力する所存でございますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社グループの事業または当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。現時点で重要ではないと考えているリスクや認識していないリスクが、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性もありますのでご注意ください。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年8月31日)現在において当社が判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1) 当社グループの事業内容について ① 当社グループが提供している占いコンテンツの趣味嗜好について 当社グループが提供している占いコンテンツは、日常生活における消費財を取り扱うビジネスとは異なり、個人の趣味嗜好に訴求するものであると考えられます。そのため当社グループでは、特に現代女性の多様な生き方・考えを分析し、占いの種類を充実させ、多彩なメニューの提供や定期的なリニューアルを行う他、積極的なシステム開発への投資によりレコメンド機能を強化し、ユーザーニーズへの呼応に努めておりますが、ユーザーニーズに合致するコンテンツを提供し続けることができない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 占い師との関係について 当社グループは、占い師に占いコンテンツの監修を委託しております。占術を駆使して導き出される鑑定結果の解釈は、占い師それぞれに解釈の独自性を有していることから、当社グループのコンテンツ制作過程で監修を行う占い師の特性は、コンテンツ制作において重要な要素のひとつとなっており、その対価としてコンテンツの売上高の一定割合をロイヤリティとして占い師に支払っております。また、著名な占い師が監修するコンテンツは、その知名度・認知度の高さからユーザーへの訴求力といった点で優位性を有していると考えられることから、販売面においても当該占い師の位置付けは重要なものとなっております。そのため、コンテンツの監修を依頼している占い師の人気が低下した場合やイメージダウンに繋がる事象が起きた場合には、監修するコンテンツの売上高、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、著名な占い師の獲得は非常に競争が激しく、その獲得競争においては、ロイヤリティの引き上げが発生する可能性があります。この場合、当該占い師が監修するコンテンツの営業利益及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 占いコンテンツ市場について 従来、占いの提供の手法としては、占い師と対面鑑定や書籍による占いの提供の形態が中心でした。そのような中、携帯電話利用者向け及びPC利用者向けに占いをプログラム化し、デジタルコンテンツとしてネットワークで提供し、かつユーザーが属性入力することによって占い結果の表示が多岐にわたって出来るようになったことが、当社グループのビジネスが成立する基盤となっております。将来的に利用者のニーズの変化や占い市場規模そのものが変化した場合、またはネットワーク上において無料占いの利用が中心となり課金形態のマーケットが縮小した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ コンテンツ制作にかかる人材について 当社グループは、コンテンツの制作活動において、文章やデザイン等の表現方法において、個々人の感性や才能に依拠する面があり、制作に携わる人材そのものが大きな役割を占めております。このような認識のもと、当社グループは設立以来、業容の拡大に合わせて積極的に人材の採用活動を行うとともに、社内で一貫して制作できる体制の構築に注力してまいりました。今後も必要な人材の確保及び育成に注力する所存でありますが、当社グループの事業環境においては、絶えず技術革新が起こり、また、人材の流動性も高いため、人材確保が困難となり若しくは流出する場合、又は業容の拡大や変更によって外部への制作委託割合が上昇する場合は、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定分野のコンテンツへの依存について 本書提出日現在において、当社は「占い」コンテンツを中心としたサービスを提供しており、事業収益の相当部分が当該分野に依存しています。占いサービスに関連した市場規模の合計(主要6市場の合算値)は、2023年度で997億円と推計(※)されており、十分な収益拡大のポテンシャルを秘めた市場であることから、当社はこれを一方的なリスクとして捉えるのではなく、当該分野における知見とデータを新たな事業機会の源泉と位置づけ、占いコンテンツを核としたユーザー体験の深化を図るとともに、ユーザー行動や嗜好等に関するデータを分析・活用し、BtoB向けのマーケティング支援やデータ活用サービスなど、周辺領域への事業展開を進めることで、占い分野における強みを維持しつつ、当社の事業ポートフォリオを多角化し、中長期的な収益基盤の安定化と持続的成長を実現していく考えです。しかしながら、占い市場の動向や消費者の嗜好変化、競合状況等によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ プラットフォーム提供事業者等への販売の依存について 当社グループは、プラットフォーム提供事業者等との契約などに基づいてコンテンツを複数提供しております。現在、プラットフォーム提供事業者等との関係は良好であると認識しておりますが、一方で、ISPをはじめ、一部プラットフォームにおいては、占いコンテンツの配信停止あるいは縮小を決定する他、配信手数料の引き上げ等が発生しており、今後更にプラットフォーム提供事業者等において、コンテンツの内製化やコンテンツ数あるいは配信そのものの制限又は停止等を決定することも想定されます。当社としましては、ISPや移動体通信事業者以外のプラットフォームの拡大及び自社メディア等の拡充を行うことにより、リスクの低減を図ってまいりますが、プラットフォーム提供事業者等による方針の変更、契約の終了、契約内容の変更等が生じた場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 利用料金の徴収について プラットフォーム提供事業者等のうち、一部のISPや移動体通信事業者とは、コンテンツ利用料金の回収代行を委託する契約を締結し回収を委託しております。その利用料金の回収代行に関する契約では、一定期間その代金の回収に対し契約した所定の手続きをとれば回収責任を果たし、未回収代金については当社への支払いを免責されることになっております。将来的に回収システムの変更や代金未納者が増加した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 広告収入について デジタルコンテンツ事業においては、コンテンツへの課金と広告収入を主としております。広告収入においては、自社メディアの集客力が向上することで広告媒体価値が高まることに伴い収益が拡大いたしますが、広告宣伝活動は景気の影響を受けやすいため、広告出稿元の予算縮小等により、広告収入が減少する可能性があります。また、我が国における検索シェアのほとんどをGoogle社の検索エンジンが占める中、広告による収益拡大には、GoogleでのSEO(注)を成功させることが重要となります。そのため、同社の方針又はアルゴリズムに変更等が生じた場合は、広告収入が減少する可能性があります。これらに対し当社グループは収益形態の多様化を図ることで外部要因によるリスクの低減を図っておりますが、経済状況が悪化した場合やGoogle社の方針変更等が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)SEO:Search Engine Optimization 検索エンジン最適化 ⑨サービスの開発について 当社グループでは、各事業のサービスに係るシステムについて、主に自社で開発しております。開発計画は、サービスの企画及びリリース時期に合わせ、慎重に計画しておりますが、サービス内容、企画の変更や、ユーザーニーズにより、変更が生じる場合があります。また、当社グループでは、採用強化により開発人員の確保に努めておりますが、市場価格の高騰やニーズの不一致により人員が確保できない場合は、開発遅延によるサービス開始時期の遅れが生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 新規事業の展開について 「⑤ 特定分野のコンテンツへの依存について」に記載のとおり、当社は現在、占いコンテンツを中心とした事業を展開しており、当該分野への依存度が高い状況にあります。こうした状況を踏まえ、当社では、占いコンテンツを核としたユーザー体験の深化を図るとともに、ユーザー行動や嗜好等に関するデータを分析・活用し、BtoB向けのマーケティング支援やデータ活用サービスなど、周辺領域への事業展開を進めてまいります。しかしながら、これらの新規事業は当社にとって新たな取り組みであり、事業基盤の確立、顧客ニーズの的確な把握、人材やノウハウの確保、データ利活用における法令遵守など、解決すべき課題やリスクが想定されます。また、新規事業においては、開始早々より軌道に乗った展開ができる可能性は低く、方針の変更や事業の見直し、事業からの撤退など何らかの問題が発生する可能性も想定されます。当社は、これらの課題に対して体制整備および事業運営上のリスク管理を強化し、持続的な成長と収益基盤の多角化を図ってまいりますが、新規事業の展開が収益獲得に至らず損失が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ M&Aに関するリスクについて 当社グループは、さらなる業容拡大のための手段の一つとして、M&Aの実施を積極的に検討しております。検討に当たっては、専門家を含めたデューデリジェンスを実施し、対象企業の業績、財政状況、ユーザー層、競争優位性、当社グループの事業とのシナジー効果やリスク分析結果等を十分に考慮した上で進めております。 しかしながら、事前の調査・検討にもかかわらず、買収後の市場環境の著しい変化があった場合、買収した対象企業の事業が計画通りに進捗せず投下資金の回収が困難となった場合及びデューデリジェンスにおいて発見することが困難であった財務上の問題等が発覚した場合等においては、当社グループの業績や今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑫ 特定人物への依存及びその影響力について 当社代表取締役社長である長沢一男は、当社株式を個人で1,846,100株(17.70%)(注)、自身が代表を務める資産管理会社で4,859,000株(46.59%)(注)保有する主要株主であるとともに、当社代表取締役就任から現在に至るまで事業を推進しております。同氏は、当社グループの経営方針及び経営戦略の決定、事業展開、株主総会での承認を必要とする全ての事項等に多大な影響力を持っており、当社グループは同氏の判断力、企画力、実行力等の属人的経営手腕に大きく依存しております。これに対し当社グループでは、有効な牽制が働く体制の整備のほか、人材の育成に注力し、権限委譲の推進に努めてまいります。現状において、同氏が当社グループ業務から離脱することは想定しておりませんが、何らかの理由により同氏が当社グループにおける業務遂行を継続することが困難になった場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (注)発行済株式数(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数割合を記載しております。 (2) その他 ① システムの管理について 当社グループは、主たる事業でコンピューターシステム及びネットワークによりサービスを提供しており、サービスを提供するシステムは二重化並びにデータのバックアップ等想定されるトラブルに対して策を講じております。しかしながら、地震等の自然災害や事故等の不測の事態や予測できない外部からの侵入による不正行為、当社役員や従業員の過誤操作等が原因となって障害が発生し、サービスが提供できない恐れがある場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 ② システム関連の設備投資負担について 当社グループでは、サービスの成長に即してシステムやインフラに対する先行投資を行っていくことが重要であると認識しております。予測されるユーザー数及びトラフィックの拡大に備えるほか、セキュリティの向上を目的として、継続的な設備投資及びAWSをはじめとするクラウドサービスへの移行を実施しておりますが、実際のユーザー数及びトラフィックが当初の予測から大幅に乖離する場合には、設備投資計画の前倒しや投資の増額により先行負担が増加し、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 技術革新への対応について 当社グループのコンテンツは、インターネットを介して携帯電話、PC、その他タブレット端末で利用されるものが中心となっております。それらのハードウェアやネットワークの技術革新スピードは著しく、今後もコンテンツの提供手段として利便性を増しながら進化していくものと想定されます。当社では、日常的に情報の収集を行い、適時必要な対応を行ってまいる所存でありますが、今後の技術革新の進化の中で、コンテンツで利用される技術が大きく変化した場合、当社グループの技術等が陳腐化し、それに対応するためのコストが増加した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制について 当社グループの事業においては、インターネットでの通信販売を行っております。これらのサービスは「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等の規制対象となっております。当社グループは、これらの法令の考えに則りインターネット上での雑貨類の販売において消費者が適正な選択が行えるようにサイト運営をし、消費者の適正な選択を歪めることのないように価格、機能、効果等の表示について十分検討するよう努め、サイト上の表記義務事項等を遵守しております。しかしながら、将来的に当社グループの事業に関連する分野において、規制の改廃や新たな法律等の制定・施行によって当社グループの行う事業が制約を受けたり、新たな対応を余儀なくされたりする可能性があります。そのような場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 個人情報保護に関するリスクについて 当社グループのデータベースには、当社グループのコンテンツ利用者や物販の利用者の個人情報が蓄積されております。これらの情報に関しては当社に守秘義務があり、当社が知り得た情報については、データベースへのアクセス制限、不正侵入防止のためのシステムの採用や外部データセンターの利用等、個人情報の流出を防止するための諸施策を講じるとともに、プライバシーマークの認定を受ける等、情報管理体制の整備強化に努めております。しかしながら、社内管理体制の問題や社外からの侵入等によりこれらのデータが外部に漏洩した場合には、当社グループへの損害賠償の請求や社会的信用の失墜等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ パンデミックの発生について 当社グループは、職場における従業員の安全・健康確保の重要性を認識し、事象発生時には速やかに在宅勤務に切り替えることにより、従業員の安全・健康を確保しながら、事業活動を維持・継続することが出来る体制を確保しておりますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生した際のように、今後新たな感染症等の発生、流行の長期化により、国内外における経済活動の低迷や景気悪化が継続又は加速する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 自然災害の発生について 当社グループの事業内容にかかわらず、地震、風水害、異常気象等の大規模災害や重篤な感染症が流行した場合は、資産の毀損や従業員の就業不能により、正常な事業活動の継続が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (※)株式会社矢野経済研究所「2024 占い・スピリチュアル関連ビジネス市場徹底研究」( 2024年9月30日発刊)
経営成績の分析 (MD&A)6,181字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃金上昇と物価高が並存する中で個人消費が底堅く推移し、日銀の金融政策修正や円安基調が金融市場に影響を与える一方、輸出企業には追い風となりました。また、世界経済においては、米国の高金利や欧州の低成長、中国不動産市場の調整に直面しつつも、新興国需要や堅調な米国消費に下支えされ、不確実性を伴いながらも成長を維持しました。 このような情勢の中、当社グループは、「占い事業」において長年蓄積してきたナレッジを活用し、コンテンツサービスからデータマーケティングサービスへと業容拡大すべく、組織体制の構築、AIを活用したシステムの開発並びに新規サービス「美肌ナビ」の開発に注力してまいりました。 BtoB向けデータマーケティングサービスの立上げ先行投資が生じる中、収益軸である既存サービスにおいては、「きゃらデン」が黒字化した他、電話・チャット占いサービス及び自社メディアが緩やかながらも収益を伸ばしましたが、占い新規コンテンツの不調が影響し、前年同期で減収減益となりました。また、株主数の大幅な増加に伴う管理コスト、採用費及び人件費、並びに外注費等の増加の他、本店移転に伴う費用14百万円が生じたことから営業損失を計上しております。 これらの状況を鑑み、当社は、2026年8月期以降の収益の改善に向け、各事業についてその内容及び進捗等を精査いたしました。その結果、新規事業「美肌ナビ」については、リリース時期の後ろ倒しに伴い収益時期において当初計画とずれが生じていること、並びに現状の当社財務状況およびリソース配分を踏まえ、より高いリターンを目指すべく、一時的に推進速度を緩やかにする判断をし、ソフトウェア114百万円の減損損失を行い、特別損失を計上いたしました。 なお、当社では、当連結会計年度において、第三者割当による第3回新株予約権及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行に係る諸費用7百万円の費用が生じた他、当連結会計年度の予測数値及び業績動向を総合的に勘案し、繰延税金資産74百万円を取り崩し、同額の法人税等調整額を計上しております。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高1,873百万円(前年同期比6.9%減)、営業損失323百万円(前年同期は営業損失141百万円)、経常損失317百万円(前年同期は経常損失148百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失508百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失270百万円)となりました。 セグメントごとの取り組み内容及び経営成績は、以下のとおりであります。 ① 占い事業 占い事業においては、自社Webサイト、ISP、各移動体通信事業者及びApple や Google 等のプラットフォーム向けに占い鑑定や女性に向けた記事コンテンツを企画・制作・配信する1対N向けのサービス及びユーザーと占い師が電話・チャットで直接、双方向にやり取りできる1対1向けのサービスを行っております。電話・チャット占いサービスにおいては、売上は微減したものの、新規システムの導入による業務効率化が奏功し、営業利益は前期比で増加しました。一方、1対N向けのコンテンツサービスにおいては、自社メディアの課金収入が安定的に収益を伸ばしましたが、占い新規コンテンツがヒットに恵まれない中、体制の構築に向けた採用費及び人件費の増加が生じ、売上・利益ともに前年同期比で減少しております。 以上の結果、当連結会計年度における占い事業の売上高は1,761百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益385百万円(前年同期比20.9%減)となりました。 ② エンタメ・マッチングサービス事業 エンタメ・マッチングサービス事業においては、SNSを中心に、ネットとリアルの両面で人々の交流・関係構築の機会や場を提供するサービスとして、「きゃらデン」及びシミュレーションゴルフ「LoungeRange」赤坂見附店の運営を行っております。「きゃらデン」については、売上は前年同期比で横ばいとなったものの、新システム導入による業務効率の改善により営業利益が黒字化いたしました。一方、シミュレーションゴルフ店舗については売上が僅少となり、営業損失を計上しております。なお、前年同期比で赤字幅が大きく縮小しておりますが、これは、前連結会計年度において不採算サービス2つから撤退したことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度におけるエンタメ・マッチングサービス事業の売上高は109百万円(前年同期比0.5%減)、営業損失7百万円(前年同期は営業損失100百万円)となりました。 ③ その他事業 当社グループでは、企画・開発の初期段階にある事業について、金額又は連結売上高若しくは連結営業利益に占める割合等から重要性が低いと判断した事業等については、一括して「その他」セグメントとして区分し、計上しております。当連結会計年度は、韓国コスメEC「CoréelleJAPAN」の運営の他、新規美容関連サービス「美肌ナビ」(2025年7月正式リリース)の開発、BtoB向けデータマーケティングサービスの推進に注力してまいりました。当連結会計年度時点においては、システム及びサービス開発にかかる先行投資により損失を計上しております。 以上の結果、当連結会計年度におけるその他の売上高は3百万円(前年同期比27.0%増)、営業損失157百万円(前年同期は営業損失96百万円)となりました。 なお、当社は、2026年8月期以降の収益の改善に向け、各事業についてその内容及び進捗等を精査いたしました。その結果、新規事業「美肌ナビ」については、リリース時期の後ろ倒しに伴い収益時期において当初計画とずれが生じていること、並びに現状の当社財務状況およびリソース配分を踏まえ、より高いリターンを目指すべく、一時的に推進速度を緩やかにする判断をし、ソフトウェア114百万円の減損損失を行い、特別損失を計上しております。 (2) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当社グループは、主に占いをデジタルコンテンツ化し、携帯電話向け及びPCサイト向けに提供するデジタルコンテンツ事業を中心としており、デジタルコンテンツ事業以外の占い事業、エンタメ・マッチングサービス事業、その他事業においても、生産に該当する事項がないため記載しておりません。 ② 商品仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 占い事業   -   - エンタメ・マッチングサービス事業   -   - その他   201   116.0 合計   201   116.0 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 占い事業   1,761,219   92.7 エンタメ・マッチングサービス事業   109,014   99.5 その他   3,261   127.0 合計   1,873,495   93.1 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2023年9月1日至 2024年8月31日)   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) LINEヤフー株式会社   560,250   27.8   533,498   28.5 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ   225,294   11.2   177,776   9.5 KDDI株式会社   205,345   10.2   160,638   8.6 (注)1.株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ及びKDDI株式会社に対する販売実績は、iモードサービス、EZweb有料情報提供サービスを介してユーザーが情報の提供を受け、その利用代金を当社に代わり、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ及びKDDI株式会社が料金回収代行サービスとして回収した金額であります。 (3) 財政状態の分析 ① 資産の状況 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度末と比較して373百万円減少し、2,277百万円となりました。 これは主に、現金及び預金の減少364百万円、売掛金の減少30百万円、繰延税金資産の取崩しによる減少74百万円 によるものです。 資産の内訳は、流動資産1,860百万円、有形固定資産36百万円、無形固定資産201百万円及び投資その他の資産180百万円となっております。 ② 負債の状況 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末と比較して36百万円減少し、1,569百万円となりました。 これは主に、短期借入金の増加97百万円、転換社債型新株予約権付社債の増加300百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少157百万円及び長期借入金の減少325百万円によるものです。 負債の内訳は、流動負債977百万円、固定負債592百万円となっております。 ③ 純資産の状況 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して337百万円減少し、708百万円となりました。 これは主に、利益剰余金の減少508百万円によるものです。 (4) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して364百万円減少し、1,595百万円となりました。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により減少した資金は、220百万円(前連結会計年度は44百万円の増加)となりました。 主な増減要因は税金等調整前当期純損失432百万円、減価償却費37百万円、売上債権の減少30百万円、株主優待引当金の増加33百万円によるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により減少した資金の額は、220百万円(前連結会計年度は238百万円の減少)となりました。 これは主に、無形固定資産の取得による支出198百万円であります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により増加した資金は、76百万円(前連結会計年度は127百万円の増加)となりました。 主な増減要因は、転換社債型新株予約権付社債の発行による収入291百万円、長期借入金の借入による収入200百万円、新株予約権の行使による収入166百万円、長期借入金の返済による支出683百万円であります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの事業活動における主な運転資金需要は、各事業の事業規模拡大や新規事業推進に伴う運転資本及びシステム開発費の増加等であります。 当社グループは、主に内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っており、これらの事業活動に必要となる資金の安定的な確保に努めております。資金調達においては、市場環境を勘案し、慎重な判断のもと借入を行っております。また、当連結会計年度におきましては、第三者割当による第3回新株予約権及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行を行っております。一方で内部資金についてはこれまでの利益剰余金の積み重ねによる現預金を活用しており、各種事業への機動的な投資の実行を可能にするとともに、自己資本比率をはじめとする各指標のもと、資金効率の向上に努めてまいります。 (5) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状等を勘案し合理的に見積り、計上しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりですが、当社グループでは、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損) 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (6) 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等)」をご参照願います。 (7) 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3(事業等のリスク)」をご参照願います。 (8) 経営戦略の状況と今後の見通し 「第2 事業の状況 1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等)」をご参照願います。なお、2026年8月期における通期業績見通しは、売上高2,163百万円、営業損失294百万円、経常損失300百万円、親会社株主に帰属する当期純損失302百万円を予測しております。 ※1.本報告書に記載する2026年8月期業績の数字は、各事業の見通しに基づき予測する数値となっております。従って、新規事業の進捗に変更がある場合、利用ユーザー数が大幅に見込みを上回る若しくは下回る場合又は当社グループ事業に関連する法令が改正されあるいは情勢が変化した場合、変動する可能性があります。今後、当該連結業績予想に変更が生じた際は、速やかに訂正・開示いたします。 ※2.本記載内容につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものであります。今後の展開には様々な不確定要素が内在しており、実際の進捗はこれらと異なる場合がありますので、本記載内容を全面的に依拠して投資等の判断を行うことは差し控えられますようお願いいたします。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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