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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

AI CROSS

AI CROSS Inc.4476 · Growth · 情報・通信業

SMSやRCSなどのメッセージングサービスとAIを組み合わせ、企業と生活者のコミュニケーションを支援するプラットフォーム企業。

概要

AI CROSSは、企業向けSMS・RCS配信プラットフォーム「絶対リーチ!SMS」「絶対リーチ!RCS」を主力とする情報通信企業である。2015年創業、2019年東証マザーズ上場。連結売上高42億円(2025年12月期)。子会社にCVCのAIX Tech Venturesとマーケティング支援の株式会社ロウプを持つ。従業員86名。

SMSとRCSの企業向け配信プラットフォーム

当社の収益の中心は、法人がエンドユーザーの携帯端末にSMSやRCSを配信するためのプラットフォームサービスである。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの全携帯事業者と直接契約を結び、正規配信ルートを提供する。本人認証、業務連絡、事前通知、プロモーション、督促など多様な用途に使われる。収益は初期カスタマイズ料と配信通数に応じた月額利用料であり、配信数が増えるほど売上も拡大する構造を持つ。

AIでコミュニケーションを高度化

メッセージングにAI技術を組み合わせ、企業と顧客のエンゲージメント向上を図る。主要サービスはノーコードAI分析ツール「Deep Predictor」であり、データサイエンティスト不在でも高度な予測分析を可能にする。2024年にはサービス分類を再編し、従来のHR関連サービスをAI関連サービスに統合した。People Engagement Cloudなどのサービスもこのセグメントに含まれ、顧客の離職防止や業務効率化を支援する。

グループ2社と投資事業

当社は連結子会社としてAIX Tech Venturesと株式会社ロウプを持つ。AIX Tech Venturesはスタートアップへの投資を通じ、協業推進と事業創出を担う。ロウプはマーケティング戦略の立案からクリエイティブ制作、CRM/MA運用までを一貫支援し、2025年10月に株式取得で子会社化した。両事業の融合により、メッセージングとマーケティングの統合ソリューションを目指す。

業界の中での役割はメッセージングチャネルを提供する通信プラットフォーマー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
42億円
営業利益
4億円
営業利益率
9.5%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
Smart AI Engagement事業40億円97.6%11億円27.5%
マーケティングソリューション事業1億円2.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01B2C企業(小売・サービス等)主力

エンドユーザー向けにSMSやRCSを配信するプラットフォームを提供。本人認証、業務連絡、事前通知、プロモーション、督促など多様な用途で利用される。大手企業から個人事業主まで幅広い顧客を持つ。

主な製品・サービス3
絶対リーチ!SMS
SMS配信プラットフォーム。高到達率のSMSを大量配信、双方向配信やAPI接続も可能。
絶対リーチ!RCS
RCS及びSMS配信プラットフォーム。リッチなUIでチャットボット機能も統合。
Deep Predictor
ノーコードAI分析ツール。データサイエンティストでなくても直感的な操作でAI分析が可能。

02マーケティング支援準主力

マーケティング戦略立案から実行支援までを提供。ブランド戦略、顧客データ活用、デジタル施策を統合し、顧客体験の向上を支援。

主な製品・サービス1
マーケティングソリューション
マーケティング戦略の立案から施策実行までの一貫支援サービス。

製品と技術

絶対リーチ!SMS:双方向SMS配信基盤

「絶対リーチ!SMS」は、企業がエンドユーザーにSMSを送信し、返信も受け付けられる双方向配信プラットフォームである。顧客はAPIまたは専用管理画面から配信設定を行い、携帯電話事業者の回線を通じて即時配信できる。SMPPプロトコルにも対応し、大量配信や自動応答が可能。本人認証や業務連絡、プロモーションなど幅広い用途で利用されており、配信通数に応じた課金モデルを採用する。

絶対リーチ!RCS:次世代メッセージング基盤

「絶対リーチ!RCS」は、SMSの次世代国際規格であるRCS(Rich Communication Services)を利用した配信プラットフォームである。画像や動画、ボタンなどリッチなコンテンツを送信でき、チャットボット機能も統合されている。2024年9月に旧「Smart X Chat」から名称変更し、RCSとSMSの両方に対応。企業のカスタマーコミュニケーション高度化を支援する。

Deep Predictor:ノーコードAI分析ツール

「Deep Predictor」は、データサイエンティストの専門知識がなくても直感的なインターフェースでAI分析を実行できるサービスである。企業が持つデータをアップロードするだけで、購買予測や離職予測など高度な予測モデルを自動構築する。顧客企業の課題に合わせたカスタマイズも可能で、AI関連サービスの中核製品として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューション提供で成長、収益改善

同社はAI・機械学習関連のソリューションを提供する情報通信サービス企業。売上高33億円(2023/12期)から42億円(2025/12期)へ成長、営業利益率も8.11%→9.52%へ改善。同業他社(VRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワーク)はAI/IoT分野で類似の事業を展開。同社は営業利益率で中間程度だが、成長率は高く、特に2025/12期増収率13.5%と堅調。AI需要拡大の恩恵を受けている。

強み

  • 売上高33→42億円と27%増収。AI市場の拡大を背景に。
  • 営業利益率8.11%→9.52%と着実に向上。
  • AIソリューションに特化し、差別化された技術力が強み。
  • 企業のデジタルトランスフォーメーション需要で受注拡大。

課題

  • AI分野は多数の競合が存在。差別化維持が難しく、価格競争も。
  • 高度AI人材の確保が成長の鍵。採用・育成コスト増加。
  • 営業利益率10%未満とサービス業として高くはない。規模拡大で改善必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がAI CROSS

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1548Aシステムエグゼ49億円9.5倍
24484ランサーズ49億円57.7倍
33815メディア工房48億円
45031モイ47億円46.3倍
54476AI CROSS46億円13.4倍
6145AL is B46億円24.3倍
74492ゼネテック46億円8.9倍
85129FIXER45億円
93712情報企画45億円13.9倍
103816大和コンピューター45億円16.8倍
113823THE WHY HOW DO COMPANY45億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

AOSモバイルとして創業した2015年

2015年3月、東京都港区でAOSモバイル株式会社を設立。同年5月、AOSテクノロジーズからSMS双方向配信プラットフォーム「AOSSMS」とビジネスチャット「InCircle」を吸収分割で承継し、事業を開始した。2016年7月にはInCircleにチャットボット機能を追加、同年9月にプライバシーマークを取得している。

第三者割当増資で資金調達した2017年

2017年3月に双方向SMS配信の特許を取得。同年7月から12月にかけて、VOYAGE VENTURES、三菱UFJキャピタル、OS投資事業組合、エボラブルアジア、FENOX VENTURE COMPANYなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、事業拡大の資金を確保した。

AOSグループから独立しAI CROSSへ

2018年7月、既存・新規株主による株式譲受によりAOSテクノロジーズのグループ会社から独立。同時に社名をAI CROSS株式会社に変更した。同年8月にISO/IEC 27001認証を取得、10月には研究部門「AI X Lab」を新設し、AI分野への本格的な取り組みを開始した。

マザーズ上場とサービス拡充の2019年

2019年10月、東京証券取引所マザーズに上場。本社を西新橋に移転した。上場と同時にHR関連サービス「絶対リーチ!HR」、SMS配信プラットフォームを「絶対リーチ!SMS」に改名、チャットボットサービス「Smart X Chat」、AIアナリティクス「HYOUMAN BOX」をリリース。さらにCVCとしてAIX Tech Venturesを設立し、ダイバシティ推進室も新設した。

事業の再編と子会社化で成長加速

2023年6月にカスタマーサクセス支援ツール「SUBSCORE」を譲受け、同年7月にHYOUMAN BOXを譲渡。2024年1月にはサービス分類を再編し、HR関連サービスを廃止してAI関連サービスを新設した。2025年10月には株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化。これによりマーケティングソリューション事業を新たなセグメントとして加えた。

年表22件を開く

2010年代

  • 2015年3月東京都港区において、AOSモバイル㈱を設立
  • 2015年6月AOSテクノロジーズ㈱のSMS双方向配信プラットフォーム「AOSSMS」及びビジネスチャット「InCircle」を吸収分割により承継
  • 2016年7月「InCircle」にチャットボット機能を追加
  • 2016年9月プライバシーマーク取得(第21001169(01)号)
  • 2017年3月「双方向SMS配信装置及び双方向SMS配信方法」の特許を取得
  • 2017年7月㈱VOYAGE VENTURES、アコード・ベンチャーズ1号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2017年8月三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2017年9月OS投資事業組合を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2017年10月㈱エボラブルアジアを引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2017年12月FENOX VENTURE COMPANY XI, L.P.を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2018年7月既存・新規株主による株式譲受により、AOSテクノロジーズ㈱のグループ会社から独立
  • 2018年7月AI CROSS㈱に社名を変更
  • 2018年8月ISO/IEC 27001:2013取得(認定番号12870)
  • 2018年10月研究担当部門として、AI X Labを新設
  • 2019年3月AI Analyticsサービス「People Engagement Cloud」をリリース
  • 2019年5月SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AOSSMS」から「AIX Message SMS」へ変更
  • 2019年5月法人向けRCS配信代行サービス「AIX Message RCS」の申込受付を開始
  • 2019年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場 本社を東京都港区西新橋に移転 HR関連サービス「絶対リーチ!HR」をリリース SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へ変更 SMSとチャットボットを活用した業務効率化サービス「Smart X Chat(スマートクロスチャット)」をリリース Yazawa Ventures1号ファンドに出資 ビジネスチャットサービス「InCircle」の事業譲渡 戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」リリース CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として AIX Tech Ventures 株式会社(エーアイクロス・テックベンチャーズ)を子会社として設立 多様性のある働き方の追求のため「ダイバシティ推進室」を新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行

2020年代

  • 2023年6月カスタマーサクセス支援ツール「SUBSCORE」を事業譲受
  • 2023年7月戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」の事業譲渡
  • 2024年1月M&Aサービス分類として、「HR関連サービス」を廃止し、「AI関連サービス」を新設 離職防止ソリューションサービス「People Engagement Cloud」は「AI関連サービス」に統合
  • 2025年10月M&A株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    メッセージング×AIによるCX変革

    SMS配信プラットフォームをコアに、CXツールへの進化、レベニューモデルの進化、パートナービジネスの拡大を推進し、AI活用で顧客体験を変革する。

  2. 02

    マーケティングソリューションとの融合

    子会社のマーケティング上流領域の強みと組み合わせ、多様な事業者の顧客接点課題に対し幅広いソリューションを提供する。

  3. 03

    M&A・投資による成長加速

    自社事業周辺領域へのM&Aやベンチャー投資で市場ポジションを確立し、シェア拡大による成長加速を図る。

  4. 04

    新規事業の創出とAIサービス早期事業化

    経営環境変化に対応するため新規事業で収益多様化を図り、AI活用サービスを早期事業化しメッセージングとの融合で提供価値を拡張する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で86人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は979万円で、6期前と比べて+58.0%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は3.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月62038.12.034
2020年12月62338.62.840
2021年12月64036.72.044
2022年12月68436.82.254
2023年12月71537.12.950
2024年12月89937.03.056536
2025年12月97938.63.386465

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
株式会社ロウプ — 東京都新宿区267百万円
マーケティングソリューション事業
本社 — 東京都港区137百万円
Smart AI Engagement事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ロウプ(注)3、4
    東京都新宿区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は42億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.5%、利益が+33.3%。

売上高
+13.5%
42億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
9.5%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高53億円42億円
営業利益6億円4億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+36.8%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8112.50
2023年2Q9111.11
2023年3Q800.00
2023年4Q81
2024年1Q9111.11
2024年2Q9111.10
2024年4Q1915.30
2025年2Q19210.51
2025年4Q2328.71
2026年2Q26311.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は2億円から42億円へ21.0倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京都港区において、AOSモバイル㈱を設立
2015年12月200
2016年12月400
2017年12月600
2018年12月1111
東京証券取引所マザーズに株式を上場 本社を東京都港区西新橋に移転 HR関連サービス「絶対リーチ!HR」をリリース SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へ変更 SMSとチャットボットを活用した業務効率化サービス「Smart X Chat(スマートクロスチャット)」をリリース Yazawa Ventures1号ファンドに出資 ビジネスチャットサービス「InCircle」の事業譲渡 戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」リリース CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として AIX Tech Ventures 株式会社(エーアイクロス・テックベンチャーズ)を子会社として設立 多様性のある働き方の追求のため「ダイバシティ推進室」を新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行
2019年12月1521
2020年12月1921
2021年12月2433
2022年12月3321
2023年12月3332
サービス分類として、「HR関連サービス」を廃止し、「AI関連サービス」を新設 離職防止ソリューションサービス「People Engagement Cloud」は「AI関連サービス」に統合
2024年12月37338.11
株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化
2025年12月42449.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高42億円のうち、営業利益として残るのは4億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.3%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
21.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は18億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月00303
2018年12月1−1003
2019年12月2−1518
2020年12月101111
2021年12月210313
2022年12月0−10−112
2023年12月40−3413
2024年12月300316
2025年12月2−34−118

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は31億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は60.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月101
2016年12月1−12
2017年12月63343.5
2018年12月53261.9
2019年12月1310379.4
2020年12月1512378.5
2021年12月2015577.7
2022年12月2016480.2
2023年12月2117478.4
2024年12月2417769.5
2025年12月31191160.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
11億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中230位あたり、逆に低いのはROE605社中396位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,120で、1年前と比べて-35.7%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,120-2.8%1ヶ月+4.8%1年-35.7%時価総額46億円
過去52週の値幅
安値¥920高値¥1,874

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)11.8倍
PBR2.02倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月後半から上昇基調を強め、8月14日には1,147円まで上昇しました。ただし、8月19日は1,090円と前日比1.54%下落し、25日移動平均線(1,064.72円)を4.4%上回る水準に留まっています。52週高値1,874円からは約42%低く、52週安値920円からは約18%高い位置にあります。出来高は7月22日に62,700株を記録するなど増加傾向にあり、自律反発の動きが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER25.77倍は業界平均30.2倍を下回るが、予想PER11.5倍と大幅に低下見込み。PBR1.97倍は平均3.55倍より低く、ROE9.4%は平均並み。無配当で、業界平均の配当利回り2.7%を大きく下回る点はマイナス。直近の営業利益率は8%超と改善傾向。来期の大幅増益予想を織り込めば割安だが、配当がない点と現状の利益水準の低さには注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍47.9倍
PER (予想)11.8倍
PBR2.02倍2.96倍
ROE9.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、ローコード開発市場の拡大に乗れるかどうか。強気派は、クラウド移行やIT人材不足を背景に市場成長が続くとみて、契約獲得と増収による収益拡大を期待する。一方、弱気派は、競争激化による価格圧力や、成長を支える新規顧客獲得の鈍化を懸念する。決算では契約社数やARRの推移が重要になり、増収率の持続性が争点となる。

プラスに働く材料7
  • 市場成長の追い風

    クラウド需要とIT人材不足でローコード市場は拡大傾向にあり、追い風を受ける可能性が高い。

  • 増収基調が継続

    2025年12月期売上高は前期比14%増の42億円と増収が見込まれ、成長が続く。

  • 収益性の改善余地

    営業利益率は9%台に改善しており、規模拡大に伴い更なる改善が期待できる。

  • 売上高が2期連続で増加し拡大基調通年影響

    直近売上高は42億円で前期37億円から約13.5%増加した。

  • 営業利益率が8.11%から9.52%へ改善通年影響

    営業利益率は1.41ポイント改善し、採算性が向上した。

  • 予想PER11.5倍と実績25.8倍から大幅割安決算発表後影響

    時価総額45億円÷予想PER11.5倍で翌期純利益約4億円を暗示する。

  • ROE9.4%とPBR1.97倍で利益成長余地継続影響

    ROE9.4%に対しPBR約2倍、成長が続けばバリュエーション拡大余地がある。

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    ローコード市場は参入が相次ぎ、価格競争で利益率が圧迫される懸念がある。

  • 成長の鈍化リスク

    売上規模が小さいため、大口解約が発生すれば成長率と利益が大きく悪化し得る。

  • 株価の低迷

    過去1年で株価は約36%下落し、市場の期待が低く、評価が厳しくなっている。

  • 1年間で株価36%下落し需給が悪化継続影響

    1年リターン-36.22%と大幅下落、戻り売り圧力が懸念される。

  • 無配当で株主還元が乏しい継続影響

    配当利回り0%と利益還元がなく、投資家の選好から外れる。

  • 純利益が1億円へ減少した期があり不安定通年影響

    純利益は2億→1億→2億円と振れ、収益の安定性に欠ける。

  • 外国人保有比率1.55%と流動性が低い継続影響

    外国法人持株比率1.55%と低く、大口売買で株価変動しやすい。

次の決算で確かめる点
契約社数
収益の基礎であり、増加が成長の直接的な指標となるため。
ARR(年間経常収益)
サブスクリプション収益の規模と伸びを示し、将来の収益見通しに直結する。
解約率
顧客の定着度を測り、収益の安定性と成長継続力を判断するため。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,937人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.0%を占め、残る76.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他50.850.652.855.369.674.2
事業法人28.228.127.429.320.017.7
自己株式1.31.21.23.97.06.9
金融機関6.36.76.86.86.76.3
外国法人8.72.31.82.82.31.1
外国人個人0.10.30.30.30.40.5
証券会社5.911.910.95.51.00.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社IBIサーチ14.20
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.07
03岡部 典子4.19
04石島 千絵2.18
05株式会社CARTA VENTURES1.98
06鈴木 さなえ1.86
07PAYMENT VENTURES LLC (常任代理人 創・佐藤法律事務所 弁護士 佐藤 有紀)0.86
08植村 友彦0.81
09田中 正則0.78
10中原 摩紗子0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+105%、1株純資産は9期で+551%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年12月−934
2016年12月−444
2017年12月1753.1
2018年12月2610129.6
2019年12月3625918.563.5
2020年12月3530012.348.4
2021年12月8638822.216.6
2022年12月244135.838.5
2023年12月404299.532.1
2024年12月394428.942.2
2025年12月444889.437.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額46百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原田典子代表取締役52171,259
菅野智也取締役4725,824
鈴木さなえ取締役(監査等委員)5276,900
仙石実取締役(監査等委員)52
松永暁太取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2383819
取締役(社内)1444
社外取締役2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,689字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「Smart Work, Smart Life~人生のいい時間をつくりつづける。」をミッションに掲げ、企業向けメッセージングサービスを中核事業として展開するとともに、AI関連事業の拡大に取り組んでおります。 SMS(注1)やRCS(注2)などのメッセージングチャネルを活用したコミュニケーションプラットフォームを提供し、AI技術と組み合わせることで、企業と生活者とのコミュニケーションの高度化を図っております。また、AI技術を活用したサービスの開発・提供を推進し、企業の業務効率化及び生産性向上に貢献しております。 当社グループは、当社、連結子会社2社(AIX Tech Ventures株式会社、株式会社ロウプ)より構成されております。 当社は、企業向けにメッセージングサービスおよびAIサービスを提供する(1)Smart AI Engagement事業を展開しております。 AIX Tech Ventures株式会社は、主にスタートアップ企業を対象とした投資事業を行っており、投資先企業へのビジネス支援および当社グループとの協業推進に取り組んでおります。 株式会社ロウプは、企業のマーケティング戦略の立案から施策実行までを支援する(2)マーケティングソリューション事業を展開しております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)1.報告セグメントの概要」をご参照ください。 Smart AI Engagement事業 SMSやRCSなどのメッセージングチャネルとAI技術を組み合わせることで、企業と顧客とのコミュニケーションの高度化を図り、エンゲージメント向上および業務効率化に資するサービスを提供しております。SMSやRCSなどの配信プラットフォームを提供する①メッセージングサービスとAIにより企業の意思決定やDXを推進する②AI関連サービスを提供しております。 ①メッセージングサービス メッセージングサービスは、主にB2Cビジネスを営む国内外の事業者に対して、エンドユーザーの保有するモバイル端末にSMSやRCSの配信を行うための配信プラットフォームサービスであります。 SMS及びRCSは、電話、メール、DM(郵便)などの従来のコミュニケーション手段に比べて、比較的安価な費用で一般消費者とのコミュニケーションが行えることから、様々な用途で利用されており、主な利用用途は以下の通りです。 利用用途   内容 本人認証   Webサービスにおける本人確認に使用 業務連絡   登録派遣スタッフへの募集案内や面接日の連絡 重要事項の連絡 事前通知   予約確認連絡、各種往訪日の連絡、商品の出荷通知 プロモーション   キャンペーン等の通知 督促   滞納者への督促 顧客企業のニーズに合わせて柔軟な提案を可能にするプランを取り揃えており、双方向配信(注3)が可能な機能や、配信者情報を表記する機能、決済機能、自動応答機能などがあります。 当社と契約した顧客企業は、当社の配信管理画面を操作またはAPI(注4)により携帯電話事業者の回線を介して一般消費者の持つ携帯端末にSMS及びRCSを配信することができます。APIにおいては、SMS専用プロトコルであるSMPP(注5)接続も可能となります。 当該サービスのビジネスモデルは、顧客企業、販売会社(以下、販社という)、アグリゲーター(注6)と契約を締結し、初期等のカスタマイズ料と配信通数等に応じた月額の利用料の収益を計上し、携帯電話事業者に対するSMS及びRCS配信に係る利用料とサーバー利用料等を費用に計上します。 携帯電話事業者が認める正規配信ルートによりSMS及びRCS配信サービスを提供するには全ての携帯電話事業者(注7)と直接契約を締結する必要があり、当社は直接契約を締結しております。 なお、メッセージングサービスのプラットフォームの名称は以下の通りです。 プラットフォーム名称   内容 絶対リーチ!SMS   SMS配信プラットフォーム 絶対リーチ!RCS   RCS及びSMS配信及びチャットボットプラットフォーム *SMS配信プラットフォームの名称を2020年9月に「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へ変更しております。 *RCS配信プラットフォームの名称を2024年9月に「Smart X Chat」から「絶対リーチ!RCS」へ変更し、チャットボット機能を追加しております。 ②AI関連サービス 当社は、従来データサイエンティストが行っていたAI分析を、直感的なユーザーインターフェースで誰でも簡単に実行できるノーコードAI分析ツール「Deep Predictor」を主要サービスとし、顧客企業毎の課題にあわせた最適なプランおよびカスタマイズを行いAI関連サービスとして提供しております。 マーケティングソリューション事業 企業と顧客との接点全体を見据え、マーケティング活動の設計、構築、運用および改善までを一貫して支援しており、ブランド戦略の立案、顧客データの活用、デジタル施策の実行等を通じて、顧客体験の向上を支援しております。 (注1)SMS:ショートメッセージサービス。相手先の電話番号だけで文字情報を送受信できるサービス。 (注2)RCS:Rich Communication Services。世界的に標準化されている次世代メッセージングサービスの国際規格。 (注3)双方向配信:企業から一般消費者への一方的なSMS配信だけでなく、一般消費者からの返信が可能な配信。 (注4)API:アプリケーションプログラミングインターフェース。ソフトウエアが連携することが可能になる仕様。 (注5)SMPP:Short Message Peer-to-Peer。ショートメッセージデータを転送するための業界標準プロトコル。 (注6)アグリゲーター:SMS及びRCS配信需要をとりまとめて、大量のSMS及びRCS配信を行う企業。 (注7)携帯電話事業者:株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社などの携帯会社。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下の通りであります。 Smart AI Engagement事業 マーケティングソリューション事業
経営方針・対処すべき課題2,970字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、"Smart Work, Smart Life~人生のいい時間をつくりつづける。"をミッションに掲げております。ミッションの実現に向けて、企業と顧客の双方向のコミュニケーションを分析・開発することで、企業がより確実に顧客の課題を解決できる手助けをし、誰もが自らの力で高精度な予測分析を実現できる仕組みを提供します。また、効率的にビジネスを回せる人材を増やし、人工知能などの専門領域のコンサルティングを通じて、知見をさまざまな企業に広め、次の世代を育成し、日本全体の生産性を上げていきたいと考えております。そして、まだないサービスや商品を世に送り出し、もっとそれらの変革を加速していきたいと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは、SMSの配信プラットフォーム「絶対リーチ!RCS」を主力サービスとして位置付け、顧客への直販及び販売代理店の開拓により事業を拡大して参りました。なお、更なる収益拡大のため、「CXツールへのSMSの進化」「レベニューモデルの進化」「パートナービジネスの更なる拡大」を推進し、他社との差別化をメッセージング×AIによるCXの変革を目指すことを「Smart AI Engagement事業」として取り組んで参ります。 またマーケティング設計から運用・改善までを担う上流領域に強みを有する株式会社ロウプにおいて、「マーケティングソリューション事業」を展開し、両事業の融合により、多種多様な事業者が有する最終消費者との接点に関する課題やニーズへ幅広いソリューションを提供することを実現いたします。 またM&Aやベンチャー投資により自社事業周辺領域への進出を行い、市場でのポジショニング確立及び占有率の更なる拡大により成長を加速させて参りたいと考えております。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、収益性と効率性の拡大に伴い企業価値の向上を経営目標としております。経営指標としては、「売上高営業利益率」を重視しております。 (4)経営環境 我が国経済は、米国の通商政策の影響が自動車産業を中心に一部で見られるものの、総じて緩やかな回復基調が続いております。今後は、雇用・所得環境の改善や政府による各種政策の効果などが、引き続き景気の持ち直しを下支えすることが期待されます。一方で、米国の通商政策の動向に加え、物価上昇の継続による消費者マインドの低下が個人消費に及ぼす影響など、景気を下押しするリスクには留意が必要です。また、株式や為替をはじめとする金融資本市場の変動についても、引き続き注視する必要があります。 当社グループのサービスを展開するビジネスコミュニケーションプラットフォーム関連の市場は成長を続けており、2030年度にはSMSの配信数が14,268百万通にも及ぶという調査結果(出所:デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポート2025年12月号」)があります。今後も、本人認証や未入金の督促等の通知だけでなく、SMSの次世代規格である、「RCS(Rich Communication Services)」が適したプロモーション、MA(注)との連携が進むことで、関連市場は高い成長を続けていくものと予測されております。 (注)MA:「Marketing Automation」の略で、見込み顧客の獲得から育成、既存顧客への継続的なアプローチまでを、デジタル技術によって自動化・効率化する仕組みを指します。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(2)に記載の、経営方針及び経営戦略等を実行していく上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下の通りであります。 ① システム及びセキュリティの強化 当社グループは、収益の基盤となるサービスをインターネット上で展開していることから、システム稼働の安定性を確保することが経営上の重要な課題であると認識しております。そのため、システムを安全かつ安定的に稼働させるための人員体制の強化及びセキュリティ品質の向上に努めて参ります。 ② 優秀な人材の採用及び育成 当社グループは、AIでコミュニケーションの次元を高める会社を目指し、組織力、営業力、開発力を高め、ユーザーの多様なニーズに最適に対応し、当社グループの成長を確かなものとすることが最重要課題と考えております。そのため、優秀なグローバル人材やデータサイエンティストの採用と既存従業員のスキルの底上げを実施し、従業員に対して魅力的な労働環境を提供すると共に当社グループのミッション・バリューを深く浸透させ、優秀な人材を育成するよう努めて参ります。 ③ 内部管理体制の強化 当社グループは、今後もより一層の事業拡大を見込んでおります。そのため、当社グループの持続的な成長を支える盤石な内部管理体制の構築を図ると共に、金融商品取引法における内部統制報告制度の適用や子会社管理等を行い、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に取り組んで参ります。 ④ 知的財産権の確保 当社グループでは、日々の開発業務から生じた新規性のある独自技術を保護するために、当社グループ単独又は共同開発企業と共同で、特許権等の知的財産権の取得を図っております。しかしながら、AIに関する開発分野においては、多くの国内外企業が積極的に取り組んでいるため、当社グループも特許権等の取得により当社グループの活動領域を確保することが課題であると考えております。今後、様々な業界において有用な知見が得られることが期待されるため、他社に先駆けて戦略的な特許権等の取得に取り組んで参ります。 ⑤ 新技術への対応 当社グループが事業を行うAI関連の技術は、世界的に研究開発が活発に行われております。このような環境の下で当社グループが事業を継続的に拡大していくためには、様々な新技術に適時に対応していくことが必要であると認識しております。そのため、最先端の情報収集に努め、最先端の技術の開発と導入を行いながら技術力の向上に取り組んで参ります。 ⑥ 携帯電話事業者との関係強化 携帯電話事業者により、SMS送信単価の引き上げや契約が継続できなかった場合に、業績に重要な影響を及ぼすと考えております。そのため携帯電話事業者との強固なリレーションを継続し、今後より深い関係を構築できるよう努めて参ります。 ⑦ 新規事業の創出 経営環境が急激に変化する中、当社グループがサステナブルに企業価値を向上させていくためには、新規事業の創出による収益の多様化を図っていくことが必要であると考えております。このような環境下、従来取り組んできたAIを活用したサービスの早期事業化を図り、メッセージングサービスとの融合により、顧客への提供価値の拡張性を高める仕組みづくりに積極的に挑戦して参ります。
事業等のリスク6,014字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、以下の記載は、当社株式への投資に関連する全てのリスクを網羅するものではありませんので、ご留意ください。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)市場動向に係るリスク 当社グループが属するビジネスコミュニケーションプラットフォーム関連の市場は成長を続けており、サービスの導入が進むことによって、今後も高い成長を続けていくことが予想されます。しかしながら、SMS配信サービス市場でいえば、当社グループを含め4社により市場の大半を占めて寡占市場となっています。それゆえ、市場の成長スピードが大きく鈍化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そして、逆に市場の拡大が急速に進んだ場合であっても、当社グループが同様のペースで順調に成長しない可能性があります。さらには、市場が成熟していないため、今後、新規参入等により市場シェアの構成が急激に変化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)競合他社に係るリスク 当社グループは、Smart AI Engagement事業として「メッセージングサービス」及び「AI関連サービス」を展開しており、また、株式会社ロウプにおいてマーケティングソリューション事業を展開しております。当連結会計年度末において、これら各事業分野において国内外に競合他社が存在しております。 当社グループとしましては、これまで培ってきた技術力やノウハウを生かし、顧客のニーズに合致したサービスの開発及び提供を継続して参りますが、競争環境の更なる激化等、競合の状況によっては、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (3)取引先に対する依存に係るリスク ①取引先に関するリスク 当社グループの売上高のうち、メッセージングサービスの主要顧客割合が12.5%を占めております。同社の方針変更等により大幅に金額が減少した場合に当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②仕入先に関するリスク SMS配信プラットフォームを運営するに当たり、当社は主要な携帯電話事業者4社と直接接続契約を締結しており、当社グループでは企業から依頼された配信コンテンツを当社システムから携帯電話事業者のSMS配信ルートを利用して、一般ユーザーに配信しております。現在、携帯電話事業者と当社の間の契約の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、携帯電話事業者の経営方針が変更となった場合、SMS送信単価の引き上げ等が実施された場合、その他何かしらの事情により当社といずれかの携帯電話事業者との契約が継続できなかった場合に、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)技術革新に係るリスク 当社グループが、サービスを提供するAI技術を活用した業界においては新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が頻繁に行われており非常に変化の激しい業界となっております。そのため常に新しい技術要素を取り入れて参りますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、当社グループが提供するサービスの競争力が低下する可能性があります。また、新技術への対応のため、予定していないシステムの投資が必要となった場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (5)システム障害に係るリスク 当社グループの事業は、サービスの基盤をインターネットに依存しているため、自然災害や事故等により通信ネットワークが遮断された場合には、サービスを提供することが不可能となる場合があります。また、アクセスの一時的な増加による負荷増大によって、当社のサーバーが停止し、サービス提供に支障が出る場合があります。 さらには、外部からの不正な手段によるコンピューター内への侵入等の犯罪や当社担当者の過誤等によって、当社のシステムに重大な影響が出る場合があります。当社といたしましては、定期的なシステムのバックアップを実施すると共に、外部のデータセンターを利用することでセキュリティ強化や安定的なシステム運用ができるような体制の構築に努めておりますが、前述のような状況が発生した場合には、当社への損害賠償請求等により直接的な損害が生じる可能性の他、当社グループ及び当社システムへの信頼の低下により、間接的に当社の事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材の確保及び育成に係るリスク 当社グループが、今後更なる業容拡大に対応するためには、継続して優秀な人材の確保、育成することが重要な課題となります。現在も採用活動による人材の獲得に加え、入社後の社内における研修・育成等、人材の流出に対応した各種施策を推進しております。しかし、人材の採用や社内における人材の育成が計画通りに進まず、適正な人員配置が困難になった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (7)顧客情報の管理に係るリスク 当社グループは、提供するサービスに関連して顧客企業の機密情報や個人情報を取扱っております。これらの情報資産を保護するため、当社においてプライバシーマーク(有効期限:2026年10月16日)及びISO/IEC 27001:2022(有効期限:2027年8月28日)を取得し、株式会社ロウプにおいて、ISO/IEC 27001:2022+Amd 1:2024)(有効期限:2028年10月27日)を取得している他、情報セキュリティに関する方針を定め、この方針に従って情報資産を適切に管理、保護しております。しかしながら、このような対策にもかかわらず重要な情報資産が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、個人情報に関する事故等の発生や重大な認証違反があり不適合の是正進捗がない場合は、認証取消となり当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (8)法的規制に係るリスク ①電気通信事業法 当社グループは、電気通信事業者として総務省に届出を行っており、電気通信事業法に基づく通信役務の提供を行っております。今後、これらの法令や規則等の予測不能な変更あるいは新設が各事業の営業成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当該法令に基づく命令若しくは処分に違反した場合において、公共の利益を阻害すると認められた場合、許認可取消を受ける可能性があります。 当社グループは、当該法令の遵守に努めており、当連結会計年度末において、こうした取消事由に該当する事項は生じておりませんが、かかる事態が発生した場合には、当社事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ②特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律は、一時に多数の者に対してなされる特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることに鑑み、電子メールの利用についての良好な環境の整備を図り、高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的としており、SMS配信も対象となっております。 当社グループでは、SMS配信審査の中で法令違反が発生しないように利用目的を事前に確認する等の対応を行っておりますが、万一当社顧客が法令違反をし、業務改善命令や罰則等を受けた場合に当社の業績に影響を与える可能性があります。 ③取引適正化に関する法規制 2024年11月1日にフリーランス・事業者間取引適正化等法(いわゆるフリーランス新法)が施行され、また、2026年1月1日には改正下請代金支払遅延等防止法(通称:取適法)が施行されております。これらの法令は、事業者間取引の適正化及び中小事業者・フリーランスの利益保護を目的としており、取引条件の明示義務、書面交付・記録保存義務の強化、不当な取引条件の禁止等の規制が定められております。 当社グループは、これらの法令を遵守するため、適切な契約締結や取引管理を行うとともに、運営フローの整備や役職員への研修等を実施し、法令に沿った事業運営に努めております。しかしながら、今後、法令の解釈の変更、所轄官庁の判断又は新たな判例等により、当社グループの取引慣行等に見直しが必要となった場合には、当社グループの業績及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 (9)知的財産権に係るリスク 当社グループは、運営するサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないよう、十分注意を払っております。しかしながら、今後当社グループが属する事業分野において第三者の権利侵害が成立した場合は、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性及び権利に関する使用料等の対価の支払いが発生する可能性があり、また当社グループの知的財産権が侵害された場合においても、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害、事故等に係るリスク 当社グループでは、自然災害、事故等に備え、定期的なバックアップ、稼働状況の監視等によりトラブルの事前防止または回避に努めておりますが、当社グループ所在地周辺において、大地震等の自然災害が発生した場合、当社グループ設備の破壊や電力供給の制限等の事業継続に支障を来す事象が発生して、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11)内部管理体制に係るリスク 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識の下、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しております。 また、小規模組織の当社グループでは特定の人材に過度に依存しないよう組織的な経営体制を整備し、全般的な経営リスクの軽減に努めると共に、管理体制の整備・強化を図っております。しかしながら、管理体制の拡充を上回る速度で拡大した場合、適切な代替要員の不在や人員増強の遅延等により、当社グループの内部管理体制に支障が生ずる可能性があります。 (12)新株予約権の行使による株主価値の希薄化に係るリスク 当社グループは、取締役及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブ等を目的として、新株予約権を付与している他、今後も優秀な人材確保のため新株予約権を発行する可能性があります。現在付与されている、または今後付与する新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。当連結会計年度末、これらの新株予約権による潜在株式数は293,200株であり、発行済株式総数4,083,850株の7.18%に相当しております。なお、新株予約権の詳細は、後記「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況」をご参照ください。 (13)訴訟等に係るリスク 当社グループでは、これまでに訴訟は発生しておりません。しかしながら、将来において当社の取締役、従業員の法令違反等の有無にかかわらず、予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性は否定できません。かかる訴訟が発生した場合には、その内容や賠償金額によって、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (14)資本提携及びM&Aに関するリスク 当社グループは、事業規模の拡大や営業基盤の強化による収益性及び競争力向上を目的として、当社グループ の事業と関連性があり、事象シナジーを見込める企業を対象とした資本業務提携及びM&Aを積極的に実施して参ります。このような活動においては、譲受対価によっては償却費用が増加し、あるいは提携先及び出資先の業績によっては、評価損を計上する等の状況となり、結果として当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、M&Aにおいては、のれん計上後の経営環境の変動等により、のれんの超過収益力が著しく低下した場合には減損損失が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当該リスクへの対応については、当社グループでは、有識者会議及び取締役会において、案件の妥当性及び合理性を慎重に審議し実行し、M&A後のモニタリング状況についても同様の会議体において報告を行い、リスクの把握に努めて参ります。 (15)ソフトウエアの投資に関するリスク 当社グループにおけるソフトウエア投資は、競争力の確保及び維持、収益力向上の観点で重要であり、継続的かつ積極的なソフトウエア投資が重要課題の一つとなっております。当社グループにおいては、ソフトウエアの開発計画の大幅な遅延、開発コストの増加、収益計画の下振れ等により、投資回収が当初計画どおり見込めない場合には減損損失が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループでは、当該リスクへの対応について、有識者会議及び取締役会にて案件の妥当性及び合理性等を慎重に審議し投資を行っており、投資実行後も定期的なモニタリングを行い、同様の会議体において報告を行い、減損に関するリスク回避をするように努めております。 (16)CVC投資に関するリスク 当社グループにおけるCVC事業は、コミュニケーション事業領域のスタートアップ企業や女性起業家を中心に投資を展開しております。具体的な投資対象は、当社グループにおける既存事業領域の拡大、新規事業創出に繋がる独自の技術・サービスを持つ国内外のスタートアップ企業が対象となります。従いまして、実質的な財務リターンを求めるというよりは、戦略リターンを重点においた投資を行っております。 投資に際しては、当社グループが定める投資ルールに基づく投資・運用プロセスに従い、投資検討時は詳細なデューデリジェンス、投資実施後は事業進捗に対する定期的にモニタリング等を徹底し、可能な限りリスクを回避するよう努めております。 しかしながら、投資先企業の財政状況の悪化などにより、投資価値が毀損したと判断した場合には減損計上の処理を行います。これら減損処理により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が及ぶ可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて694,384千円増加し、3,084,639千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べて435,760千円増加し、2,566,973千円となりました。これは主に、現金及び預金が252,159千円、売掛金及び契約資産が199,300千円それぞれ増加したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて258,623千円増加し、517,666千円となりました。これは主に、のれんが265,176千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて457,113千円増加し、1,138,226千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べて112,118千円増加し、793,231千円となりました。これは主に、未払金が67,728千円減少した一方で、買掛金が111,569千円、1年内返済予定の長期借入金が89,319千円それぞれ増加したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて344,995千円増加しました。これは長期借入金が344,995千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて237,270千円増加し、1,946,413千円となりました。これは主に、利益剰余金が165,246千円、新株予約権が41,756千円それぞれ増加したことによるものであります。 ②経営成績の状況 我が国経済は、米国の通商政策の影響が自動車産業を中心に一部で見られるものの、総じて緩やかな回復基調が続いております。今後は、雇用・所得環境の改善や政府による各種政策の効果などが、引き続き景気の持ち直しを下支えすることが期待されます。一方で、米国の通商政策の動向に加え、物価上昇の継続による消費者マインドの低下が個人消費に及ぼす影響など、景気を下押しするリスクには留意が必要です。また、株式や為替をはじめとする金融資本市場の変動についても、引き続き注視する必要があります。 このような環境下、当社グループは「Smart Work, Smart Life」をミッションとし、2025年2月14日公表の「中期経営計画 AIX2027 2025~2027(連結)」に基づき、メッセージングサービスのプラットフォーム提供から、メッセージングサービス×AIによるマーケティングソリューション提供へのモデル転換を推進しております。 また、2025年10月1日に株式会社ロウプ(以下、ロウプ社)の株式を取得し子会社化したことにより、当第4四半期連結会計期間から連結対象としております。ロウプ社が有する顧客との接点全体を見据えたマーケティング設計力やクリエイティブ制作力に加え、データ分析・CRM(注1)/MA(注2)運用ノウハウを当社のメッセージング×AIと掛け合わせることで、顧客企業に対する統合的なマーケティング支援の提供を強化し、今後の事業成長の加速につなげてまいります。 なお、当社の連結子会社であるAIX Tech Ventures株式会社が保有する投資有価証券のうち、簿価に比べて実質価額が著しく下落したものについて投資有価証券評価損13,035千円を計上いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,151,609千円(前年同期比12.0%増)、営業利益370,599千円(前年同期比10.6%増)、経常利益366,316千円(前年同期比12.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益165,246千円(前年同期比11.3%増)となりました。 セグメント別の業績は、次の通りであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載の通りであります。 (Smart AI Engagement事業) Smart AI Engagement事業は、SMS、RCSなどのメッセージングサービスでのデータ、さらにはWeb上に点在するデータなど、様々なテクノロジー・チャネル上にある情報を集約し、AIで多面的に分析・学習・予測することで、今まで実現できなかった企業と従業員、企業とユーザーなど、新たなエンゲージメントの創出を目指しております。 本事業を展開するビジネスコミュニケーションプラットフォーム関連の市場は成長を続けており、2030年度にはSMSの配信数が14,268百万通にも及ぶという調査結果(出所:デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポート2025年12月号」)があります。今後も、本人認証や未入金の督促等の通知だけでなく、SMSの次世代規格である、「RCS(Rich Communication Services)」が適したプロモーション、MA(注2)との連携が進むことで、関連市場は高い成長を続けていくものと予測されております。 このような事業環境の中、企業の更なる業務効率向上と、働く従業員の多様な働き方の革新を支援するため、メッセージングサービスであるSMS配信プラットフォーム「絶対リーチ!SMS」及びRCS配信及びチャットボットプラットフォーム「絶対リーチ!RCS」を展開し、配信数を拡大しております。また、収益性の高い国内顧客への注力及び金融や人材関連サービスを中心とした業界特化施策の実施、SMSサービスにAI技術を組合せ多様化する顧客ニーズへ対応した統合型ソリューションを提供しSMSの提供価値を進化させることで収益性を向上しております。 これらの結果、当セグメントの売上高は4,014,415千円(前年同期比8.3%増)、セグメント利益は1,050,679千円(前年同期比20.1%増)となりました。 (マーケティングソリューション事業) マーケティングソリューション事業は、広告企画・プロモーションおよびクリエイティブ制作、その上流における戦略立案・マーケティングリサーチ、さらにメディア開発・運営といった多岐にわたるコミュニケーション設計を行っております。 本事業は、主要取引先を中心とした案件の獲得・拡大に注力いたしました。具体的には、既存案件の深耕を進めるとともに、新規案件の提案活動を継続し、取引領域の拡大を図っております。 引き続き、主要取引先配下での受託案件を安定的に獲得し続ける方針のもと、案件規模の拡大を推進する方針です。 これらの結果、当セグメントの売上高は137,194千円、セグメント利益は12,570千円となりました。 (注1)CRM:「Customer Relationship Management」の略で、顧客情報を一元管理・分析し、営業、マーケティング、カスタマーサポートなど、あらゆる業務の効率化と売上向上につなげることを目的とした手法やそのためのシステムのことを指します。 (注2)MA :「Marketing Automation」の略で、見込み顧客の獲得から育成、既存顧客への継続的なアプローチまでを、デジタル技術によって自動化・効率化する仕組みを指します。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より252,159千円増加し、1,815,691千円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は150,978千円(前連結会計年度は342,927千円の収入)となりました。これは主に、増加要因として税金等調整前当期純利益353,281千円の増加、仕入債務の増加84,881千円、減少要因として、売上債権及び契約資産の増加100,612千円、法人税等の支払額244,480千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は319,397千円(前連結会計年度は24,195千円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出255,511千円、無形固定資産の取得による支出60,035千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は420,579千円(前連結会計年度は9,962千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の借入による収入460,000千円、長期借入金の返済による支出70,436千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) Smart AI Engagement事業   4,014,415   108.33 マーケティングソリューション事業   137,194   - 合計   4,151,609   112.03 サービス別の販売実績は次の通りであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) メッセージングサービス   3,914,450   106.97 AI関連サービス   99,964   215.13 マーケティングソリューションサービス   137,194   - 合計   4,151,609   112.03 (注)報告セグメントとサービス区分との関係について、「Smart AI Engagement事業」の販売実績は「メッセージングサービス」及び「AI関連サービス」から構成されております。また、「マーケティングソリューション事業」の販売実績は「マーケティングソリューションサービス」と同一であります。 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社ジンテック   327,080   8.8   502,729   12.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において認識及び分析・検討したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ、合理的であると考えられる見積りについては、過去実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 財政状態の状況分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載の通りであります。 b.経営成績 経営成績の状況分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載の通りであります。 c.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りであります。 e.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、営業活動によるキャッシュ・フローの他、一部資金を金融機関からの借入等により調達しております。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,815,691千円となっており、当面事業を継続していく上で十分な流動性を確保しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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