概要
AI CROSSは、企業向けSMS・RCS配信プラットフォーム「絶対リーチ!SMS」「絶対リーチ!RCS」を主力とする情報通信企業である。2015年創業、2019年東証マザーズ上場。連結売上高42億円(2025年12月期)。子会社にCVCのAIX Tech Venturesとマーケティング支援の株式会社ロウプを持つ。従業員86名。
SMSとRCSの企業向け配信プラットフォーム
当社の収益の中心は、法人がエンドユーザーの携帯端末にSMSやRCSを配信するためのプラットフォームサービスである。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの全携帯事業者と直接契約を結び、正規配信ルートを提供する。本人認証、業務連絡、事前通知、プロモーション、督促など多様な用途に使われる。収益は初期カスタマイズ料と配信通数に応じた月額利用料であり、配信数が増えるほど売上も拡大する構造を持つ。
AIでコミュニケーションを高度化
メッセージングにAI技術を組み合わせ、企業と顧客のエンゲージメント向上を図る。主要サービスはノーコードAI分析ツール「Deep Predictor」であり、データサイエンティスト不在でも高度な予測分析を可能にする。2024年にはサービス分類を再編し、従来のHR関連サービスをAI関連サービスに統合した。People Engagement Cloudなどのサービスもこのセグメントに含まれ、顧客の離職防止や業務効率化を支援する。
グループ2社と投資事業
当社は連結子会社としてAIX Tech Venturesと株式会社ロウプを持つ。AIX Tech Venturesはスタートアップへの投資を通じ、協業推進と事業創出を担う。ロウプはマーケティング戦略の立案からクリエイティブ制作、CRM/MA運用までを一貫支援し、2025年10月に株式取得で子会社化した。両事業の融合により、メッセージングとマーケティングの統合ソリューションを目指す。
業界の中での役割はメッセージングチャネルを提供する通信プラットフォーマー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Smart AI Engagement事業 | 40億円 | 97.6% | 11億円 | 27.5% |
| マーケティングソリューション事業 | 1億円 | 2.4% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01B2C企業(小売・サービス等)主力
エンドユーザー向けにSMSやRCSを配信するプラットフォームを提供。本人認証、業務連絡、事前通知、プロモーション、督促など多様な用途で利用される。大手企業から個人事業主まで幅広い顧客を持つ。
- 絶対リーチ!SMS
- SMS配信プラットフォーム。高到達率のSMSを大量配信、双方向配信やAPI接続も可能。
- 絶対リーチ!RCS
- RCS及びSMS配信プラットフォーム。リッチなUIでチャットボット機能も統合。
- Deep Predictor
- ノーコードAI分析ツール。データサイエンティストでなくても直感的な操作でAI分析が可能。
02マーケティング支援準主力
マーケティング戦略立案から実行支援までを提供。ブランド戦略、顧客データ活用、デジタル施策を統合し、顧客体験の向上を支援。
- マーケティングソリューション
- マーケティング戦略の立案から施策実行までの一貫支援サービス。
製品と技術
絶対リーチ!SMS:双方向SMS配信基盤
「絶対リーチ!SMS」は、企業がエンドユーザーにSMSを送信し、返信も受け付けられる双方向配信プラットフォームである。顧客はAPIまたは専用管理画面から配信設定を行い、携帯電話事業者の回線を通じて即時配信できる。SMPPプロトコルにも対応し、大量配信や自動応答が可能。本人認証や業務連絡、プロモーションなど幅広い用途で利用されており、配信通数に応じた課金モデルを採用する。
絶対リーチ!RCS:次世代メッセージング基盤
「絶対リーチ!RCS」は、SMSの次世代国際規格であるRCS(Rich Communication Services)を利用した配信プラットフォームである。画像や動画、ボタンなどリッチなコンテンツを送信でき、チャットボット機能も統合されている。2024年9月に旧「Smart X Chat」から名称変更し、RCSとSMSの両方に対応。企業のカスタマーコミュニケーション高度化を支援する。
Deep Predictor:ノーコードAI分析ツール
「Deep Predictor」は、データサイエンティストの専門知識がなくても直感的なインターフェースでAI分析を実行できるサービスである。企業が持つデータをアップロードするだけで、購買予測や離職予測など高度な予測モデルを自動構築する。顧客企業の課題に合わせたカスタマイズも可能で、AI関連サービスの中核製品として位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIソリューション提供で成長、収益改善
同社はAI・機械学習関連のソリューションを提供する情報通信サービス企業。売上高33億円(2023/12期)から42億円(2025/12期)へ成長、営業利益率も8.11%→9.52%へ改善。同業他社(VRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワーク)はAI/IoT分野で類似の事業を展開。同社は営業利益率で中間程度だが、成長率は高く、特に2025/12期増収率13.5%と堅調。AI需要拡大の恩恵を受けている。
強み
- 売上高33→42億円と27%増収。AI市場の拡大を背景に。
- 営業利益率8.11%→9.52%と着実に向上。
- AIソリューションに特化し、差別化された技術力が強み。
- 企業のデジタルトランスフォーメーション需要で受注拡大。
課題
- AI分野は多数の競合が存在。差別化維持が難しく、価格競争も。
- 高度AI人材の確保が成長の鍵。採用・育成コスト増加。
- 営業利益率10%未満とサービス業として高くはない。規模拡大で改善必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がAI CROSS
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 548Aシステムエグゼ | 49億円 | 9.5倍 |
| 2 | 4484ランサーズ | 49億円 | 57.7倍 |
| 3 | 3815メディア工房 | 48億円 | — |
| 4 | 5031モイ | 47億円 | 46.3倍 |
| 5 | 4476AI CROSS | 46億円 | 13.4倍 |
| 6 | 145AL is B | 46億円 | 24.3倍 |
| 7 | 4492ゼネテック | 46億円 | 8.9倍 |
| 8 | 5129FIXER | 45億円 | — |
| 9 | 3712情報企画 | 45億円 | 13.9倍 |
| 10 | 3816大和コンピューター | 45億円 | 16.8倍 |
| 11 | 3823THE WHY HOW DO COMPANY | 45億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
AOSモバイルとして創業した2015年
2015年3月、東京都港区でAOSモバイル株式会社を設立。同年5月、AOSテクノロジーズからSMS双方向配信プラットフォーム「AOSSMS」とビジネスチャット「InCircle」を吸収分割で承継し、事業を開始した。2016年7月にはInCircleにチャットボット機能を追加、同年9月にプライバシーマークを取得している。
第三者割当増資で資金調達した2017年
2017年3月に双方向SMS配信の特許を取得。同年7月から12月にかけて、VOYAGE VENTURES、三菱UFJキャピタル、OS投資事業組合、エボラブルアジア、FENOX VENTURE COMPANYなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、事業拡大の資金を確保した。
AOSグループから独立しAI CROSSへ
2018年7月、既存・新規株主による株式譲受によりAOSテクノロジーズのグループ会社から独立。同時に社名をAI CROSS株式会社に変更した。同年8月にISO/IEC 27001認証を取得、10月には研究部門「AI X Lab」を新設し、AI分野への本格的な取り組みを開始した。
マザーズ上場とサービス拡充の2019年
2019年10月、東京証券取引所マザーズに上場。本社を西新橋に移転した。上場と同時にHR関連サービス「絶対リーチ!HR」、SMS配信プラットフォームを「絶対リーチ!SMS」に改名、チャットボットサービス「Smart X Chat」、AIアナリティクス「HYOUMAN BOX」をリリース。さらにCVCとしてAIX Tech Venturesを設立し、ダイバシティ推進室も新設した。
事業の再編と子会社化で成長加速
2023年6月にカスタマーサクセス支援ツール「SUBSCORE」を譲受け、同年7月にHYOUMAN BOXを譲渡。2024年1月にはサービス分類を再編し、HR関連サービスを廃止してAI関連サービスを新設した。2025年10月には株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化。これによりマーケティングソリューション事業を新たなセグメントとして加えた。
年表22件を開く
2010年代
- 2015年3月東京都港区において、AOSモバイル㈱を設立
- 2015年6月AOSテクノロジーズ㈱のSMS双方向配信プラットフォーム「AOSSMS」及びビジネスチャット「InCircle」を吸収分割により承継
- 2016年7月「InCircle」にチャットボット機能を追加
- 2016年9月プライバシーマーク取得(第21001169(01)号)
- 2017年3月「双方向SMS配信装置及び双方向SMS配信方法」の特許を取得
- 2017年7月㈱VOYAGE VENTURES、アコード・ベンチャーズ1号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施
- 2017年8月三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施
- 2017年9月OS投資事業組合を引受先とする第三者割当増資を実施
- 2017年10月㈱エボラブルアジアを引受先とする第三者割当増資を実施
- 2017年12月FENOX VENTURE COMPANY XI, L.P.を引受先とする第三者割当増資を実施
- 2018年7月既存・新規株主による株式譲受により、AOSテクノロジーズ㈱のグループ会社から独立
- 2018年7月AI CROSS㈱に社名を変更
- 2018年8月ISO/IEC 27001:2013取得(認定番号12870)
- 2018年10月研究担当部門として、AI X Labを新設
- 2019年3月AI Analyticsサービス「People Engagement Cloud」をリリース
- 2019年5月SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AOSSMS」から「AIX Message SMS」へ変更
- 2019年5月法人向けRCS配信代行サービス「AIX Message RCS」の申込受付を開始
- 2019年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場 本社を東京都港区西新橋に移転 HR関連サービス「絶対リーチ!HR」をリリース SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へ変更 SMSとチャットボットを活用した業務効率化サービス「Smart X Chat(スマートクロスチャット)」をリリース Yazawa Ventures1号ファンドに出資 ビジネスチャットサービス「InCircle」の事業譲渡 戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」リリース CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として AIX Tech Ventures 株式会社(エーアイクロス・テックベンチャーズ)を子会社として設立 多様性のある働き方の追求のため「ダイバシティ推進室」を新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行
2020年代
- 2023年6月カスタマーサクセス支援ツール「SUBSCORE」を事業譲受
- 2023年7月戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」の事業譲渡
- 2024年1月M&Aサービス分類として、「HR関連サービス」を廃止し、「AI関連サービス」を新設 離職防止ソリューションサービス「People Engagement Cloud」は「AI関連サービス」に統合
- 2025年10月M&A株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
メッセージング×AIによるCX変革
SMS配信プラットフォームをコアに、CXツールへの進化、レベニューモデルの進化、パートナービジネスの拡大を推進し、AI活用で顧客体験を変革する。
- 02
マーケティングソリューションとの融合
子会社のマーケティング上流領域の強みと組み合わせ、多様な事業者の顧客接点課題に対し幅広いソリューションを提供する。
- 03
M&A・投資による成長加速
自社事業周辺領域へのM&Aやベンチャー投資で市場ポジションを確立し、シェア拡大による成長加速を図る。
- 04
新規事業の創出とAIサービス早期事業化
経営環境変化に対応するため新規事業で収益多様化を図り、AI活用サービスを早期事業化しメッセージングとの融合で提供価値を拡張する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で86人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は979万円で、6期前と比べて+58.0%。平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は3.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 620 | 38.1 | 2.0 | 34 | — |
| 2020年12月 | 623 | 38.6 | 2.8 | 40 | — |
| 2021年12月 | 640 | 36.7 | 2.0 | 44 | — |
| 2022年12月 | 684 | 36.8 | 2.2 | 54 | — |
| 2023年12月 | 715 | 37.1 | 2.9 | 50 | — |
| 2024年12月 | 899 | 37.0 | 3.0 | 56 | 536 |
| 2025年12月 | 979 | 38.6 | 3.3 | 86 | 465 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ロウプ(注)3、4東京都新宿区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は42億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.5%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 53億円 | 42億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 4億円 |
| 純利益 | 4億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+36.8%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2023年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2023年3Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 8 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2024年4Q | 19 | 1 | 5.3 | 0 |
| 2025年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2025年4Q | 23 | 2 | 8.7 | 1 |
| 2026年2Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2015年12月期からの11期で、売上は2億円から42億円へ21.0倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都港区において、AOSモバイル㈱を設立 | |||||
| 2015年12月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年12月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年12月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年12月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 本社を東京都港区西新橋に移転 HR関連サービス「絶対リーチ!HR」をリリース SMS双方向配信プラットフォームの名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へ変更 SMSとチャットボットを活用した業務効率化サービス「Smart X Chat(スマートクロスチャット)」をリリース Yazawa Ventures1号ファンドに出資 ビジネスチャットサービス「InCircle」の事業譲渡 戦略人事AIアナリティクスサービス「HYOUMAN BOX(ヒューマンボックス)」リリース CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として AIX Tech Ventures 株式会社(エーアイクロス・テックベンチャーズ)を子会社として設立 多様性のある働き方の追求のため「ダイバシティ推進室」を新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 | |||||
| 2019年12月 | 15 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年12月 | 19 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年12月 | 24 | — | 3 | — | 3 |
| 2022年12月 | 33 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年12月 | 33 | — | 3 | — | 2 |
| サービス分類として、「HR関連サービス」を廃止し、「AI関連サービス」を新設 離職防止ソリューションサービス「People Engagement Cloud」は「AI関連サービス」に統合 | |||||
| 2024年12月 | 37 | 3 | 3 | 8.1 | 1 |
| 株式会社ロウプの株式を取得し連結子会社化 | |||||
| 2025年12月 | 42 | 4 | 4 | 9.5 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高42億円のうち、営業利益として残るのは4億円で9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.3%27億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は18億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 |
| 2018年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 3 |
| 2019年12月 | 2 | −1 | 5 | 1 | 8 |
| 2020年12月 | 1 | 0 | 1 | 1 | 11 |
| 2021年12月 | 2 | 1 | 0 | 3 | 13 |
| 2022年12月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 12 |
| 2023年12月 | 4 | 0 | −3 | 4 | 13 |
| 2024年12月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 16 |
| 2025年12月 | 2 | −3 | 4 | −1 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年12月期の総資産は31億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は60.2%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 1 | 0 | 1 | — |
| 2016年12月 | 1 | −1 | 2 | — |
| 2017年12月 | 6 | 3 | 3 | 43.5 |
| 2018年12月 | 5 | 3 | 2 | 61.9 |
| 2019年12月 | 13 | 10 | 3 | 79.4 |
| 2020年12月 | 15 | 12 | 3 | 78.5 |
| 2021年12月 | 20 | 15 | 5 | 77.7 |
| 2022年12月 | 20 | 16 | 4 | 80.2 |
| 2023年12月 | 21 | 17 | 4 | 78.4 |
| 2024年12月 | 24 | 17 | 7 | 69.5 |
| 2025年12月 | 31 | 19 | 11 | 60.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中230位あたり、逆に低いのはROEで605社中396位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,120で、1年前と比べて-35.7%。過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.4倍 |
| PER (会社予想) | 11.8倍 |
| PBR | 2.02倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月後半から上昇基調を強め、8月14日には1,147円まで上昇しました。ただし、8月19日は1,090円と前日比1.54%下落し、25日移動平均線(1,064.72円)を4.4%上回る水準に留まっています。52週高値1,874円からは約42%低く、52週安値920円からは約18%高い位置にあります。出来高は7月22日に62,700株を記録するなど増加傾向にあり、自律反発の動きが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER25.77倍は業界平均30.2倍を下回るが、予想PER11.5倍と大幅に低下見込み。PBR1.97倍は平均3.55倍より低く、ROE9.4%は平均並み。無配当で、業界平均の配当利回り2.7%を大きく下回る点はマイナス。直近の営業利益率は8%超と改善傾向。来期の大幅増益予想を織り込めば割安だが、配当がない点と現状の利益水準の低さには注意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 11.8倍 | — |
| PBR | 2.02倍 | 2.96倍 |
| ROE | 9.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、ローコード開発市場の拡大に乗れるかどうか。強気派は、クラウド移行やIT人材不足を背景に市場成長が続くとみて、契約獲得と増収による収益拡大を期待する。一方、弱気派は、競争激化による価格圧力や、成長を支える新規顧客獲得の鈍化を懸念する。決算では契約社数やARRの推移が重要になり、増収率の持続性が争点となる。
- 市場成長の追い風
クラウド需要とIT人材不足でローコード市場は拡大傾向にあり、追い風を受ける可能性が高い。
- 増収基調が継続
2025年12月期売上高は前期比14%増の42億円と増収が見込まれ、成長が続く。
- 収益性の改善余地
営業利益率は9%台に改善しており、規模拡大に伴い更なる改善が期待できる。
- 売上高が2期連続で増加し拡大基調通年影響中
直近売上高は42億円で前期37億円から約13.5%増加した。
- 営業利益率が8.11%から9.52%へ改善通年影響弱
営業利益率は1.41ポイント改善し、採算性が向上した。
- 予想PER11.5倍と実績25.8倍から大幅割安決算発表後影響中
時価総額45億円÷予想PER11.5倍で翌期純利益約4億円を暗示する。
- ROE9.4%とPBR1.97倍で利益成長余地継続影響弱
ROE9.4%に対しPBR約2倍、成長が続けばバリュエーション拡大余地がある。
- 競争の激化
ローコード市場は参入が相次ぎ、価格競争で利益率が圧迫される懸念がある。
- 成長の鈍化リスク
売上規模が小さいため、大口解約が発生すれば成長率と利益が大きく悪化し得る。
- 株価の低迷
過去1年で株価は約36%下落し、市場の期待が低く、評価が厳しくなっている。
- 1年間で株価36%下落し需給が悪化継続影響弱
1年リターン-36.22%と大幅下落、戻り売り圧力が懸念される。
- 無配当で株主還元が乏しい継続影響弱
配当利回り0%と利益還元がなく、投資家の選好から外れる。
- 純利益が1億円へ減少した期があり不安定通年影響弱
純利益は2億→1億→2億円と振れ、収益の安定性に欠ける。
- 外国人保有比率1.55%と流動性が低い継続影響弱
外国法人持株比率1.55%と低く、大口売買で株価変動しやすい。
- 契約社数
- 収益の基礎であり、増加が成長の直接的な指標となるため。
- ARR(年間経常収益)
- サブスクリプション収益の規模と伸びを示し、将来の収益見通しに直結する。
- 解約率
- 顧客の定着度を測り、収益の安定性と成長継続力を判断するため。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ6,937人。区分でいちばん多いのは個人・その他で74.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.0%を占め、残る76.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.8 | 50.6 | 52.8 | 55.3 | 69.6 | 74.2 |
| 事業法人 | 28.2 | 28.1 | 27.4 | 29.3 | 20.0 | 17.7 |
| 自己株式 | 1.3 | 1.2 | 1.2 | 3.9 | 7.0 | 6.9 |
| 金融機関 | 6.3 | 6.7 | 6.8 | 6.8 | 6.7 | 6.3 |
| 外国法人 | 8.7 | 2.3 | 1.8 | 2.8 | 2.3 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | 0.5 |
| 証券会社 | 5.9 | 11.9 | 10.9 | 5.5 | 1.0 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社IBIサーチ | 14.20 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.07 |
| 03 | 岡部 典子 | 4.19 |
| 04 | 石島 千絵 | 2.18 |
| 05 | 株式会社CARTA VENTURES | 1.98 |
| 06 | 鈴木 さなえ | 1.86 |
| 07 | PAYMENT VENTURES LLC (常任代理人 創・佐藤法律事務所 弁護士 佐藤 有紀) | 0.86 |
| 08 | 植村 友彦 | 0.81 |
| 09 | 田中 正則 | 0.78 |
| 10 | 中原 摩紗子 | 0.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+105%、1株純資産は9期で+551%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | −934 | — | — | — |
| 2016年12月 | −444 | — | — | — |
| 2017年12月 | 1 | 75 | 3.1 | — |
| 2018年12月 | 26 | 101 | 29.6 | — |
| 2019年12月 | 36 | 259 | 18.5 | 63.5 |
| 2020年12月 | 35 | 300 | 12.3 | 48.4 |
| 2021年12月 | 86 | 388 | 22.2 | 16.6 |
| 2022年12月 | 24 | 413 | 5.8 | 38.5 |
| 2023年12月 | 40 | 429 | 9.5 | 32.1 |
| 2024年12月 | 39 | 442 | 8.9 | 42.2 |
| 2025年12月 | 44 | 488 | 9.4 | 37.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額46百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 原田典子 | 代表取締役 | 52 | 171,259 |
| 菅野智也 | 取締役 | 47 | 25,824 |
| 鈴木さなえ | 取締役(監査等委員) | 52 | 76,900 |
| 仙石実 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 松永暁太 | 取締役(監査等委員) | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 38 | 38 | 19 |
| 取締役(社内) | 1 | 4 | 4 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 4 | 4 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,689字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,970字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,014字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,638字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第12期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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