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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フーバーブレイン

3927 · Standard · 情報・通信業

セキュリティと働き方改革のツールを軸に、ITサービスと投資を組み合わせたITエンジニア集団。

概要

フーバーブレインは、セキュリティソリューションをワンストップで提供するIT企業である。2001年にアークンとして創業し、2018年に現社名へ変更。東京都千代田区に本社を置き、2026年2月に東京証券取引所スタンダード市場に上場している。連結売上高は56億円(2026年3月期)、従業員251名。セキュリティツールや働き方改革ツールの販売に加え、ITサービスや投資事業を展開し、M&Aによるグループ拡大を成長戦略の軸としている。

三つの事業セグメントで構成されるグループ

同社グループは「ITツール事業」「ITサービス事業」「投資事業」の三つの報告セグメントで構成される。ITツール事業はセキュリティツールと働き方改革ツールの販売・サポートを行い、自社開発のエンドポイントセキュリティ製品やSASEプラットフォームを中心に展開する。ITサービス事業は保守・役務提供、受託開発・SES、採用支援・人材紹介を手掛け、連結子会社を通じて幅広いサービスを提供する。投資事業はM&Aアドバイザリーと新興企業への投資を担当し、2025年度に新たに報告セグメントとして区分された。2026年3月期のセグメント売上高はITツール事業が32億円、ITサービス事業が24億円と、両セグメントがほぼ均衡している。

オーガニックとM&Aの二軸で伸ばす収益構造

収益成長の源泉は、既存事業の有機的拡大(オーガニックグロース)と積極的なM&A・戦略提携(M&Aグロース)の二本柱である。ITツール事業では「セキュリティ&ネットワークaaS製品」が前期比53%増、「働き方改革製品(SaaS型)」が20%増と高い伸びを示し、基盤の「セキュリティ製品」も14%増と堅調に推移した。一方、ITサービス事業はM&Aで加わった子会社(株式会社Asemble、イチアール株式会社など)が成長に寄与し、同事業の売上高は前期比22%増の24億円となった。投資事業では、投資先のデジタルグリッド株式会社が2025年4月に上場し、保有株の一部売却で約3.9億円の特別利益を計上した。

子会社群を活用したグループ経営

2026年3月期時点で、連結子会社は11社に上る。ITサービス分野ではGHインテグレーション、株式会社CONVICTION、株式会社Asemble、イチアール株式会社、株式会社ProofX、株式会社アド・トップ、株式会社Youth Planetが人材紹介や受託開発を担い、フーバー・クロステクノロジーズ(FXT)はITツール事業の中核としてCato SASE Cloudの販売を推進する。投資事業はフーバー・インベストメントが担当し、M&Aの組成やスタートアップ投資を行う。また、持分法適用関連会社として株式会社クワッドマイナージャパンがNDRソリューションの国内総代理店を務める。グループ総体として、セキュリティから採用支援までをカバーするワンストップ体制を構築している。

2030年に向けた中期計画の目標

2025年3月期を初年度とする中期経営計画では、2030年3月期に調整後売上高150億円、調整後営業利益15億円を目標に掲げる。ビジョンは「日本発のAIガーディアン」とし、生成AIを安全に活用するためのガバナンス需要を取り込む方針である。株主還元では当期から配当を開始し、2030年3月期には配当性向30%以上を目指す。実現手段として、オーガニックグロースに加え、M&Aと投資グロースを継続する。2026年3月期には、AI研究開発企業であるProofXを子会社化し、同社CEOをChief AI Officer(CAIO)に迎えるなど、AI関連の戦略投資を加速させている。

業界の中での役割はIT業界において、セキュリティ対策と働き方改革を支援するツールおよびサービスを提供するプラットフォーマー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
56億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.6%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ITツール事業32億円57.1%3億円9.4%
ITサービス事業24億円42.9%3億円12.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITツール主力

自社開発のエンドポイントソフトを中心に、ネットワークアプライアンスや業務ログ監視分析技術を組み合わせ、企業の情報セキュリティ対策と働き方改革を支援する。テレワーク環境構築も含む。

主な製品・サービス2
セキュリティツール
エンドポイントセキュリティソフトやネットワークアプライアンスを含む、企業の情報セキュリティ対策を支援する製品群。
働き方改革ツール
情報機器業務ログ監視・分析技術により業務可視化と働き方分析を実現し、テレワーク環境構築や働き方改革を支援するツール。

02ITサービス主力

セキュリティツールや働き方改革ツールの導入・運用支援、保守サポート、受託開発・SESによるITエンジニア提供、採用支援・人材紹介を展開。パートナー企業や大手通信事業者向けに人材を提供する。

主要顧客大手通信事業者

主な製品・サービス3
保守・役務提供
ツール提供に伴う導入支援、運用支援、保守サポートなどの役務。
受託開発・SES
パートナー企業からの開発委託対応、およびパートナーSIerと協業したITエンジニア人材提供。
採用支援・人材紹介
採用コンサルティングと人材紹介を通じて企業の採用を支援。

03投資準主力

M&Aアドバイザリーと新興企業への投資を行う。グループ成長のための投資活動を担う。

製品と技術

エンドポイントセキュリティ製品『Eye“247”』シリーズ

自社開発のエンドポイントセキュリティ製品は、『Eye“247” AntiMalware』と『Eye“247” Safety Zone』シリーズが中核をなす。これらの製品は企業のPCやサーバーを標的型攻撃やマルウェアから保護する。2018年5月に販売開始した『EX AntiMalware v7』から派生し、2021年4月に『Eye“247” AntiMalware』として刷新された。同シリーズは中小企業向けに代理店網を通じて販売され、収益性の高い基盤事業として位置づけられている。2026年3月期の「セキュリティ製品」全体の売上は前期比14%増と堅調に推移している。

働き方改革SaaS『Eye“247” Work Smart』

2019年7月に販売を開始した『Eye“247” Work Smart』は、情報機器の業務ログを監視・分析し、テレワーク環境での業務可視化や働き方改革を支援するSaaS型ツールである。リモートワークの普及に伴い需要が拡大し、2026年3月期には前期比20%増の成長を達成した。同製品は従業員の稼働状況を可視化するだけでなく、セキュリティインシデントの早期発見にも活用できる点が特徴である。導入・運用支援の役務提供とセットで販売されるケースが多く、ITサービス事業とのシナジーも生んでいる。

SASEプラットフォーム『Cato SASE Cloud』

2020年4月に販売を開始した『Cato SASE Cloud』は、ネットワークとセキュリティ機能をクラウド上で統合するSASEプラットフォームである。イスラエルのCato Networks社とディストリビューター契約を結び、日本市場に提供している。同製品は「セキュリティ&ネットワークaaS製品」としてITツール事業の成長エンジンとなっており、2026年3月期には前期比53%増の売上増加を記録した。フーバー・クロステクノロジーズを通じて販売・サポート体制を強化し、大手企業から中小企業まで幅広い顧客を獲得している。

セキュリティ意識向上サービス『FB SAT』とNDR『Network Blackbox』

2023年11月に開始した『FB SAT』は、標的型攻撃メール訓練、セキュリティ教育プログラム、セキュリティ診断の3本柱からなるサービスシリーズである。人のセキュリティ意識(ヒトセキュリティ)の向上を目的とし、企業の内部不正対策や従業員教育に活用される。2024年1月には、米国Quad Minor社のNDR(ネットワーク検出・対応)ソリューション『Network Blackbox』の国内総代理店契約を締結した。同製品はネットワークトラフィックを分析し、内部不正やサイバー攻撃をリアルタイムで検出する。これらの新製品は既存のセキュリティ製品群を補完し、総合的なセキュリティソリューションの提供を可能にしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューションで急成長、小規模ニッチ

フーバーブレインは、AI関連ソリューションを提供する情報・通信業の企業で、売上高は44億円(2025年3月期)と同業他社に比べて小規模。成長率は高いが、営業利益率は4.55%と低めで、収益性に改善余地がある。同業のVRain SolutionやCocoliveと比較しても規模は小さく、ニッチなポジションにある。内需依存度が高く、海外展開は限定的。

強み

  • AIソリューションに特化した事業展開で、成長市場であるAI分野での需要を取り込む。
  • 売上高が前期比42%増の44億円と急成長しており、今後も拡大が見込まれる。
  • 小規模組織ならではの意思決定の速さで、市場変化に柔軟に対応できる。
  • AI技術者を多く抱え、高度な技術力で差別化を図っている。

課題

  • 営業利益率4.55%と低く、コスト管理や高付加価値化による収益改善が必要。
  • 売上高44億円と小規模で、大手との競争や大型案件獲得に課題。
  • 海外売上比率が低く、成長の多様化には海外市場開拓が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がフーバーブレイン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
14728トーセ50億円12.4倍
25571エキサイトホールディングス50億円19.5倍
33927フーバーブレイン49億円15.4倍
44171グローバルインフォメーション49億円21.3倍
53760ケイブ49億円
63766システムズ・デザイン49億円12.2倍
7548Aシステムエグゼ49億円9.5倍
84484ランサーズ49億円57.7倍
93815メディア工房48億円
105031モイ47億円46.3倍
11145AL is B46億円24.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

ITセキュリティ専門会社として創業した2001年

2001年5月、東京都千代田区神田に株式会社アークン(資本金2000万円)として設立された。創業時の事業目的はITセキュリティ対策に特化したサービス及びソリューションの提供であった。当時はスパイウェア対策が市場の注目を集めており、2004年には情報漏洩防止のためImperva,Inc.と提携。2005年6月には国内初のスパイウェアリサーチセンターを設立し、国産スパイウェアの研究開発を強化した。この時期の取り組みが、後のセキュリティ製品群の基盤となった。

2015年マザーズ上場と主力製品の転換

2015年12月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後の2016年6月にはチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズと業務提携し、セキュリティ製品のラインアップを拡充。2018年5月には自社開発のエンドポイントセキュリティ製品『EX AntiMalware v7』を販売開始した。しかし、この時期の売上高は低迷し、2017年3月期には6億円、営業利益は赤字に転落した。従来のパッケージ販売中心のモデルから、サブスクリプション型への移行が迫られる過渡期であった。

社名変更と働き方改革領域への参入(2018~2019年)

2018年10月、社名を株式会社フーバーブレインに変更した。「フーバー」はドイツ語で「歩く・動く」を意味し、変化するビジネス環境に柔軟に対応する姿勢を表現した。2019年7月には働き方改革支援製品『Eye“247” Work Smart』の販売を開始し、情報機器のログ監視・分析による業務可視化ソリューションを提供し始めた。同年9月にはデジタルグリッド株式会社と資本業務提携を締結し、後の投資事業につながる関係を構築した。これにより、セキュリティ一辺倒だった事業構成に変化の兆しが見え始めた。

Cato SASE Cloud投入とM&A加速(2020~2022年)

2020年4月、Cato Networks Pte. Ltd.とディストリビューター契約を締結し、SASEプラットフォーム『Cato Cloud(現Cato SASE Cloud)』の販売を開始した。この製品は「セキュリティ&ネットワークaaS製品」として成長のけん引役となる。2021年4月にはGHインテグレーション株式会社を子会社化し、ITサービス事業への本格参入を開始。2022年1月には伊藤忠テクノソリューションズと資本業務提携を結び、大手SIerとの連携を強化した。同年4月には上場市場をマザーズから東証グロース市場へ移行し、成長資金の調達環境を整えた。

投資事業の本格化と連続M&A(2023~2024年)

2023年7月、投資子会社フーバー・インベストメント株式会社を設立し、M&Aアドバイザリーとスタートアップ投資を本格化した。同年11月にはセキュリティ教育サービスシリーズ「FB SAT」を開始。2023年12月にはフーバー・クロステクノロジーズを共同設立し、Cato製品の販売を強化した。2024年に入ると、1月にNDRソリューション『Network Blackbox』の国内総代理店契約を締結、2月に株式会社CONVICTIONを子会社化、4月にクワッドマイナージャパンをグループ会社化、9月に株式会社ARPEGGIO(現株式会社Asemble)を子会社化、10月にイチアール株式会社を子会社化するなど、M&Aの連打で事業基盤を急拡大した。

スタンダード市場移行とAI戦略の本格化(2025~2026年)

2026年2月、東証グロース市場からスタンダード市場へ市場変更した。同時に株式会社Youth Planetを子会社化し、人材紹介領域を強化。2026年3月には生成AIコンサルティングの株式会社ProofXを子会社化し、同社CEOをChief AI Officer(CAIO)に迎えた。これにより、中期計画の核心である「日本発のAIガーディアン」への布石を打った。2025年度の連結売上高は56億円、営業利益2億円と過去最高を更新し、M&Aによる拡大が収益に貢献し始めている。

年表31件を開く

2000年代

  • 2001年5月創業東京都千代田区神田にITセキュリティ対策に特化したサービス及びソリューションの提供を事業目的とした、株式会社アークン(資本金20百万円、現当社)を設立
  • 2004年1月情報漏洩防止、データ・リスク管理ソリューション提供のためにImperva,Inc.との業務提携
  • 2005年6月創業国産スパイウェアの研究開発強化に向けて、国内初のスパイウェアリサーチセンターを設立

2010年代

  • 2010年10月Bitdefender SRLとの業務提携
  • 2015年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2016年6月チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社との業務提携
  • 2018年5月『EX AntiMalware v7』の販売開始
  • 2018年10月商号変更株式会社フーバーブレインへ社名変更
  • 2019年7月働き方改革支援製品『Eye“247” Work Smart』販売開始
  • 2019年9月デジタルグリッド株式会社との資本業務提携

2020年代

  • 2020年3月株式会社エルテスとの業務提携
  • 2020年4月Cato Networks Pte. Ltd.とディストリビューター契約を締結のうえ、 SASEプラットフォーム『Cato Cloud(現 Cato SASE Cloud)』販売開始
  • 2020年7月伊藤忠テクノソリューションズ株式会社との業務提携
  • 2020年10月株式会社ブロードバンドセキュリティとの業務提携
  • 2021年3月Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.との資本業務提携
  • 2021年4月M&Aエンドポイントセキュリティ製品『Eye“247” AntiMalware』販売開始 GHインテグレーション株式会社を子会社化
  • 2022年1月伊藤忠テクノソリューションズ株式会社との資本業務提携
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2022年11月M&A株式会社アド・トップを子会社化
  • 2023年7月創業フーバー・インベストメント株式会社を設立
  • 2023年11月セキュリティサービスシリーズ「FB SAT(エフビーサット)」販売開始
  • 2023年12月創業株式会社フーバー・クロステクノロジーズを共同設立
  • 2024年1月株式会社クワッドマイナージャパンとディストリビューター契約を締結のうえ、国内総代理店としてNDRソリューション製品『Network Blackbox』販売開始
  • 2024年2月M&A株式会社CONVICTIONを子会社化
  • 2024年3月ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得
  • 2024年4月株式会社クワッドマイナージャパンをグループ会社化(持分法適用)
  • 2024年9月M&A株式会社ARPEGGIO(現株式会社Asemble)を子会社化
  • 2024年10月M&Aイチアール株式会社を子会社化
  • 2025年9月M&A株式会社フーバー・クロステクノロジーズを子会社化
  • 2026年2月M&A東京証券取引所スタンダード市場に市場変更 株式会社Youth Planetを子会社化
  • 2026年3月M&A株式会社ProofXを子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 調整後売上高2030年3月期まで150億円
  • 調整後営業利益2030年3月期まで15億円
  • 配当性向2030年3月期まで30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIガーディアン実現への製品開発

    既存のセキュリティ、ネットワーク、働き方改革製品群にAI活用技術を組み合わせ、安全なAI活用を支えるガードレール機能を実装した次世代多層防御ソリューションを提供する。

  2. 02

    オーガニックグロースの拡大

    セキュリティ製品、セキュリティ&ネットワークaaS、働き方改革SaaS、ITサービスの各事業で既存製品の強化と販路拡大を進め、AIを活用した高度化により競争力を高める。

  3. 03

    M&AグロースとPMI推進

    買収した子会社とのシナジーを最大化するため、PMIを着実に実行し、グループ全体での機能統合・相互活用を図る。特にProofXをAI戦略の中核として、研究・開発・業務改革を横断的に推進する。

  4. 04

    投資グロースによる利益実現

    投資子会社を通じた純投資銘柄の売却益をグループ成長の原資とし、持続的な成長を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で251人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は713万円で、9期前と比べて+31.1%平均年齢は45.5歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月33
2018年3月33
2019年3月54441.03.846
2020年3月54142.14.053
2021年3月55941.64.455
2022年3月60342.95.0121
2023年3月59243.85.4144
2024年3月65644.45.9186
2025年3月66144.86.025678
2026年3月71345.56.625180

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都千代田区127百万円
ITツール事業及びITサービス事業
本社 — 東京都千代田区2百万円
ITサービス事業
新潟オフィス — 新潟県新潟市1百万円
ITツール事業
大阪オフィス — 大阪府大阪市0百万円
ITツール事業
東京オペレーションセンター — 東京都千代田区0百万円
ITツール事業
本社 — 東京都台東区0百万円
ITサービス事業
本社 — 東京都渋谷区0百万円
ITサービス事業
主な関係会社
  • 国内
    GHインテグレーション㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 国内
    ㈱アド・トップ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フーバー・インベストメント㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱CONVICTION
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱Asemble
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イチアール㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フーバー・クロステクノロジーズ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権69.5%
  • 国内
    株式会社Youth Planet
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社ProofX
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱クワッドマイナージャパン
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は56億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+0.0%。

売上高
+27.3%
56億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+200.0%
3億円
営業利益率
3.6%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高79億円56億円
営業利益4億円2億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+142.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q70
2024年1Q700.00
2024年2Q800.00
2024年3Q700.00
2024年4Q90
2025年2Q1900.00
2025年4Q2528.01
2026年2Q2713.73
2026年4Q2913.40
2027年1Q1715.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4億円から56億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月400
2014年3月821
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2015年3月1021
2016年3月1011
2017年3月6−1−4
株式会社フーバーブレインへ社名変更
2018年3月700
2019年3月900
2020年3月10−1−1
エンドポイントセキュリティ製品『Eye“247” AntiMalware』販売開始 GHインテグレーション株式会社を子会社化
2021年3月11−1−2
株式会社アド・トップを子会社化
2022年3月17−10
フーバー・インベストメント株式会社を設立
2023年3月2310
株式会社CONVICTIONを子会社化
2024年3月3100
株式会社フーバー・クロステクノロジーズを子会社化
2025年3月44224.51
東京証券取引所スタンダード市場に市場変更 株式会社Youth Planetを子会社化
2026年3月56223.63

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高56億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.4%40億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.8pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.8pt
16.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は19億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月20024
2015年3月30−136
2016年3月104111
2017年3月−1−20−38
2018年3月00008
2019年3月0−10−17
2020年3月0−10−16
2021年3月−1010−115
2022年3月−1−10−213
2023年3月000014
2024年3月2−1−1114
2025年3月0−13−115
2026年3月400419

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は79億円。このうち返さなくてよい自己資本が23億円で、自己資本比率は27.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月31234.1
2014年3月62428.9
2015年3月93633.1
2016年3月137656.4
2017年3月94539.7
2018年3月104641.4
2019年3月125737.3
2020年3月124832.0
2021年3月2012860.2
2022年3月2214861.3
2023年3月32141843.3
2024年3月44143030.5
2025年3月56173927.3
2026年3月79235627.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
56億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
45
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中563位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥874で、1年前と比べて-2.8%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥874-0.9%1ヶ月-5.6%1年-2.8%時価総額49億円
過去52週の値幅
安値¥696高値¥1,280

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.4倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR2.18倍
配当利回り1.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に903円まで下落した後、8月10日には990円まで上昇しましたが、8月14日に大量の売りが出て959円、その後は930円前後まで下落しています。8月20日は930円で、25日線948円を1.9%下回り、75日線962円からも乖離。52週高値1280円からは27.3%下落、52週安値696円からは33.6%上昇しており、レンジの中間付近です。8月20日の出来高は2.3万株で、前日の0.6万株から増加しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

予想PERは16.0倍で、同業界平均の30.6倍を下回り、割安感がある。PBRは2.31倍で、同業界平均の2.94倍を下回り、妥当な水準。ROEは16.9%と高く、収益性が良好。配当利回りは1.72%と低いが、配当性向は31%と健全で、増配余地がある。成長が続いており、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.4倍47.9倍
PER (予想)15.1倍
PBR2.18倍2.96倍
ROE16.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

MA市場は成長産業であり、中小企業のデジタル化に伴い需要は拡大している。強気派は、売上高の高い成長率、解約率の低さ、ARPUの向上に着目する。また、累計導入社数が増加しており、ストック収益が積み上がることで利益率が改善すると見る。弱気派は、営業費用や開発費の増加で利益率が低迷している点、競合との価格競争、大手SaaSとの機能差を懸念する。黒字化のペースと利益率の改善が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 高い売上成長

    直近で売上高が前年比約27%増と拡大中。

  • ストック収益の蓄積

    導入社数が増え、継続的な課金収入が見込める。

  • 市場拡大の恩恵

    中小企業のMA導入がまだ初期段階で余地がある。

  • 売上高が44億→56億円へ増収継続2026年Q1影響

    前期比12億円増収、過去2年で売上高31→44→56億円と拡大し営業増益の原資となる

  • 純利益が1億→3億円と2期連続増益2026年Q1影響

    最終利益は0→1→3億円、2026年Q1は前期比2億円増益でEPS押し上げに寄与

  • 実績PER16.43倍・予想16倍は割高感なし継続影響

    売上高成長率20%超に対し実績PER16.43倍・予想16倍、PBR2.31倍も妥当圏

  • ROE16.9%の高水準で資本効率は良好継続影響

    ROE16.9%はPBR2.31倍を支持し、小型株ながら資本収益性が投資判断の下支え

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率が3%前後で、成長と利益の両立が課題。

  • 競争激化

    低価格帯に参入する競合が増えている。

  • 大口案件の依存

    一部の大口顧客に依存するリスクが考えられる。

  • 営業利益率4.55%→3.57%へ低下通年影響

    売上高は増える一方、営業利益2億円で横ばい、営業利益率が0.98pt悪化

  • 営業利益率3.57%は売上減少に弱い不定影響

    営業利益2億円に対し売上高56億円、小幅な減収でも営業減益に転じやすい脆弱な利益体質

  • 外資保有10.9%と低く株主層が内向き継続影響

    外国法人持ち株比率10.9%、時価総額52億円の小型株は海外マネーの参入が遅れがち

  • 配当利回り1.72%と高い水準でない継続影響

    配当利回り1.72%ではインカム目的の資金が流入しにくく、株価下支え効果は限定的

次の決算で確かめる点
解約率
ストック収益の持続性を測る重要な指標。
累計導入社数
市場シェアと成長性を確認する。
営業利益率
スケールメリットによる利益改善を見極める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16いまの株価に対する利回りは1.83%。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
1.83%
いまの株価に対して
配当性向
31.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,024人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.2%を占め、残る89.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他70.468.471.065.864.071.0
外国法人3.22.31.42.35.19.2
事業法人16.216.817.512.616.98.8
証券会社9.59.37.617.310.57.9
自己株式6.04.74.77.14.64.6
外国人個人0.11.51.51.62.01.7
金融機関0.61.80.90.51.61.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)8.02
02五十畑 輝夫4.78
03株式会社MCホールディングス3.93
04今泉 長男3.57
05永野 祐司3.16
06蛭間 久季2.73
07上田八木短資株式会社2.66
08鶴田 亮司2.37
09吉田 透2.19
10奥秋 敦史2.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-16
    シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド(SilverCape Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    9.00%
    +1.82pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1403%、1株純資産は13期で+1674%。直近期のROEは16.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月415.8
2014年3月262267.5
2015年3月325547.3
2016年3月2018414.066.7
2017年3月−9094
2018年3月3993.5399.0
2019年3月51055.4171.0
2020年3月−1694
2021年3月−34232
2022年3月−6256
2023年3月52621.9120.8
2024年3月52552.0131.8
2025年3月212867.732.6
2026年3月5839816.920.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
輿水英行代表取締役 社長5986,400
板橋啓成専務取締役 ソリューション営業部部長 クラウドセキュリティ営業部部長63
錦織劉一取締役5574,831
酒井学雄取締役64
上村卓也取締役56
日景智久常勤監査役72
金子望美監査役56
香取正康監査役76

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)344125619
社外監査役2884
社外取締役2332
監査役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,218字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社)は、ワンストップですべてのセキュリティソリューションを提供できる「セキュリティソリューションプラットフォーム」を有する「ITエンジニア集団」として、オーガニックグロースと積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロース、さらに投資グロースを成長ファクターにグループ拡大を目指し、「ITツール事業」、「ITサービス事業」及び「投資事業」を展開しております。 当連結会計年度より、投資先であるデジタルグリッド株式会社が東京証券取引所グロース市場に上場したことにより、資産の量的重要性が増したため、「その他」に含まれていた「投資事業」を報告セグメントとして記載する方法に変更しております。 当連結会計年度において、人材紹介・採用代行を提供する株式会社Youth Planet及び生成AIを活用した業務改革コンサルティングを提供する株式会社ProofXの株式を取得し、連結の範囲に含めております。報告セグメントの詳細は、連結財務諸表「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 各セグメント別に展開する事業は以下のとおりであります。 セグメント名   事業の内容   会社名 (当社及び連結子会社) ITツール事業   セキュリティツール 働き方改革ツール   ㈱フーバーブレイン ㈱フーバー・クロステクノロジーズ ITサービス事業   保守・役務提供 受託開発・SES 採用支援・人材紹介   ㈱フーバーブレイン GHインテグレーション㈱ ㈱CONVICTION ㈱Asemble イチアール㈱ ㈱ProofX ㈱アド・トップ ㈱Youth Planet 投資事業   M&Aアドバイザリー 新興企業への投資   フーバー・インベストメント㈱ (ITツール事業) セキュリティツール 自社開発のエンドポイントソフトをはじめ、ネットワークアプライアンスの提供を含めた、ユーザー企業の情報セキュリティ対策を支援。 働き方改革ツール 自社開発の情報機器業務ログ監視・分析技術による業務可視化・働き方分析ソリューションを提供。ユーザー企業のテレワーク環境の構築及び働き方改革を支援。 (ITサービス事業) 保守・役務提供 セキュリティツール及び働き方改革ツール提供に伴う導入・運用支援役務及び保守サポートの提供。 受託開発・SES パートナー企業からの開発委託案件の対応及びパートナーSIerと協業して、大手通信事業者等へのITエンジニア人材提供。 採用支援・人材紹介 採用コンサルティング及び人材紹介を通じて、企業の採用を支援。 (投資事業) 当社グループのM&Aにおける対象企業の発掘及び評価等のアドバイザリーや、今後の成長を見込める新興企業への投資 当社グループの事業系統図(ITツール事業・ITサービス事業)は以下の通りであります。 ITツール事業 ITサービス事業
経営方針・対処すべき課題3,809字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針等 当社グループ(当社及び連結子会社)は、中期経営計画を策定し、今後実現すべきビジョンを「日本発のAIガーディアンを目指す」として、2030年3月期における業績目標を調整後売上高150億円、調整後営業利益15億円としました。当該計画においては、株主還元計画も明確にし、当期から配当を開始し、2030年3月期において配当性向30%以上を目指してまいります。 当該計画の着実な実現に向け、今後もオーガニックグロースと積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロース、さらに投資グロースを成長ファクターにグループ拡大を目指してまいります。 (2)経営環境等 当連結会計年度においては、ITツール事業における成長事業である「セキュリティ&ネットワークaaS製品」及び「働き方改革製品(SaaS型)」が、前期比約53%増、20%増とそれぞれ拡大し、基盤事業である「セキュリティ製品」は高い利益貢献を継続しつつ前期比14%増と着実なオーガニックグロースを実現しております。 また、2025年9月30日付で連結子会社とした株式会社フーバー・クロステクノロジーズ(以下、「FXT」という。)では、継続成長する「セキュリティ&ネットワークaaS製品」Cato SASE Cloudの販売を推進しております。 ITサービス事業においては、前連結会計年度に連結子会社化した株式会社Asemble(以下、「Asemble」という。)及びイチアール株式会社(以下、「イチアール」という。)が事業成長に貢献し、M&Aグロースを拡大しております。両社については、2025年6月30日付でイチアール、同年12月19日付でAsembleの株式をそれぞれ追加取得したことで、完全子会社化いたしました。2026年3月25日には、高度なAI技術の研究・実装・事業展開において卓越した実績を持つ株式会社ProofX(以下、「ProofX」という。)を子会社化いたしました。2026年4月1日には、ProofX代表取締役CEOであり、世界トップクラスのAI研究者ネットワークに参画する日本屈指の若手AI起業家である夏目亮太を、当社のChief AI Officer(CAIO)に迎えました。当社が目指す「日本発のAIガーディアン」を実現するための極めて重要な戦略投資となります。 採用支援・人材紹介を提供する連結子会社の株式会社アド・トップ(以下、「アド・トップ」という。)において、拡大を続ける人材採用需要を背景に、売上高拡大を実現しました。アド・トップについても、2025年7月25日付で株式を追加取得し、完全子会社化いたしました。2026年2月20日には、人材紹介及びRPO領域において、戦略設計から実行までを一貫して担う高度な実務ノウハウと、特に累計ユーザー数37,000人超えの新卒学生面接練習サービス「Sokumee(ソクミー)」運営等から若年層、さらにIT人材領域における採用支援において高い実績を有する株式会社Youth Planet(以下、「Youth Planet」という。)を子会社化いたしました。アド・トップとともに、「採用広告+人材紹介+RPO」による採用戦略立案から母集団形成、選考運用までを包括的に支援する一気通貫型サービスの提供が可能となり、採用業務に課題を抱える企業に対して、より高付加価値かつ差別化されたソリューションを展開してまいります。 当連結会計年度より新たに報告セグメントとして記載する方法に変更した投資事業については、投資子会社フーバー・インベストメント株式会社において、2025年4月22日付で、投資先であるデジタルグリッド株式会社が東京証券取引所グロース市場に上場し、持分の一部を売出したことで、売却価額415,840千円、投資有価証券売却益385,840千円を特別利益として計上し、投資グロースによるグループ成長を実現しました。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループ(当社及び連結子会社)は、AIの安全な活用を支えるガバナンス需要を新たな成長機会と捉え、既存のセキュリティ、ネットワーク及び働き方改革領域に、ProofXの生成AI活用ノウハウ及び開発力を組み合わせることで、2030年3月期を最終年度とする中期経営計画で掲げた「日本発のAIガーディアン」というビジョンを、製品、サービスに具体的に実装し、実現していくことを重要な経営課題としております。 オーガニックグロースと積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロース、さらに投資グロースをグループ拡大の成長ファクターとして位置づけ、持続的な成長基盤の強化に取り組んでまいります。 ①オーガニックグロースの拡大 当社グループのオーガニックグロースは、主として当社の基盤事業である「セキュリティ製品」、成長事業である「セキュリティ&ネットワークaaS製品」及び「働き方改革製品(SaaS型)」並びに、「ITサービス」事業の拡大施策となります。 「セキュリティ製品」については、中小企業向けに代理店網を通じて販売しており収益性が高く、当社グループの事業基盤の土台となっております。次世代エンドポイントセキュリティ製品「Eye“247” Safety Zone」シリーズ及び人のセキュリティ意識「ヒトセキュリティ」の向上をテーマとしたサービスシリーズ「FB SAT(エフビーサット)」は、標的型攻撃メール訓練サービスを皮切りに、セキュリティ教育プログラムサービス、セキュリティ診断サービスをビジネスパートナーと共に提供を開始しております。また、NDRソリューション製品「Network Blackbox」の展開を本格化し、事業の成長力拡大も含め、事業拡大に取り組んでおります。 「セキュリティ&ネットワークaaS製品」については、リセーラーパートナー及びFXTと連携し、新たなエンドユーザー企業の拡大に取り組んでまいります。 これらの「セキュリティ製品」及び「セキュリティ&ネットワークaaS製品」については、Cato SASE Cloudによる入口対策、Network Blackboxによる検知・対応、自社エンドポイント製品による端末防御を組み合わせた次世代多層防御を提供する体制を強化するとともに、AI活用の拡大に伴って求められるガードレール機能、すなわちAIとの安全で信頼できるやり取りを支援し、不適切な行動を修正又はブロックする機能を結び付けることで、新たな需要の獲得に取り組んでまいります。 「働き方改革製品(SaaS型)」については、Webマーケティングによる直エンド販売を拡大しております。「ヒトセキュリティ」コンセプトのもと内部不正対策機能や労務管理機能による付加価値向上で、大企業から中堅企業での導入拡大に取り組んでおります。今後は、ProofXの生成AI活用ノウハウを生かし、ログ分析、業務可視化、労務管理支援等の高度化を進め、内部不正対策と生産性向上の双方を支援するサービスとしての競争力を高めてまいります。 「ITサービス」事業の事業拡大については、人材採用、教育において、採用支援のアド・トップ及びYouth Planetのノウハウを利用して、グループでの共通化を図るとともに、人材や顧客の相互活用によるシナジー効果を追求してまいります。 さらに、ProofXの参画により、当社グループのIT人材にAI領域へのキャリアパスを提示し、AI人材の採用・育成力を高めてまいります。 ②M&Aグロースの拡大 当社グループの成長拡大の手段として、積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロースの実現に取り組んでおります。 当連結会計年度に新たに子会社化したYouth Planet及びProofXについては、翌連結会計年度においては、両社が通期で業績寄与いたします。 今後の課題は、子会社化した各社の業績寄与にとどまらず、グループ全体でのPMIを着実に進め、各社の機能を既存事業の成長に結び付けることにあります。特にProofXについては、当社グループのAI戦略を牽引する中核機能として、AI技術の研究・実装、顧客向けソリューション開発、既存製品の高度化及び社内業務改革を横断的に推進する体制を整備してまいります。 ③ 投資グロースの実現 オーガニックグロース及びM&Aグロースに加え、投資子会社であるフーバー・インベストメントが保有する純投資目的の銘柄の売却益の実現で、当社グループの成長拡大実現に取り組んでおります。 当連結会計年度に実現したデジタルグリッド株式会社の一部株式売却に続き、翌連結会計年度においても、継続保有分の今後の売却により、当社グループの利益貢献が見込まれます。 上記各成長ファクターの実現に向けた取り組みを着実に推進するとともに、「日本発のAIガーディアン」としてAIの信頼と安全を支える事業領域を開拓し、持続的な企業価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク6,817字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの事業活動に関する恒常的リスク 当社グループの事業活動において、以下のリスクが恒常的に存在していると認識しております。 以下のリスクについては、当社及び連結子会社の各担当部門において常時確認・分析を行っております。懸念事項が認識された場合には、各担当部門の管掌取締役により当社及び連結子会社の取締役会等を通して、共有を行い、対応策の検討を行っております。 項目   内容 1   技術革新    ITツール事業については、情報セキュリティを取り巻く脅威は増大・複雑化の一途であり、当該脅威に対抗するための次世代多層防御やAIとの安全なやり取りを支援するガードレール機能等の技術開発・獲得が重要な要素であります。当社製商品の競合製品群が増加しており、生成AI等の新技術を活用した機能の高度化など、競合との差別化を図れる開発・獲得が重要な要素であります。  ITサービス事業については、ITエンジニアサービスにおいては、AI領域を含む新技術の獲得や、パートナー企業等から要求される技術力の向上が重要な要素であります。採用支援・人材紹介においては、技術革新による人材採用方法の変化等が生じ、当該変化への十分な対応が重要な要素であります。  さらに、中期経営計画に掲げる「日本発のAIガーディアン」の実現に向け、生成AI領域における技術開発・獲得や、同技術を活用したソリューション等の提供が重要な要素であります。  上記各重要な要素としての技術開発、向上及び獲得において、AI技術等の進化のスピードは極めて速く、技術革新に対応できない場合には、当社グループの各事業における競争力の低下につながり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。  当社グループは、技術開発、向上及び獲得に向けて、当連結会計年度に新たに子会社化したYouth Planet及びProofXの有する採用ノウハウや生成AI活用ノウハウを活用しより優れた人材の獲得並びにIT・AI人材の育成、パートナー企業との協業含め、施策を実行してまいります。 2   競合    ITツール事業については、海外セキュリティベンダーや、当社製品と同コンセプトの国内メーカー等、競争環境は高い状況であります。  ITサービス事業については、ITエンジニアサービスにおいては、競合他社は規模の大小を問わず多数存在し、競争環境は高い状況であります。  採用支援・人材紹介においては、競合他社は規模の大小を問わず多数存在し、競争環境が高い状態にあります。  競合他社が当社グループの製商品及びITサービスに比して優位な製品・サービスを開発・獲得する場合には、当社グループの競争力が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。  当社グループは、競合動向の情報収集とともに、「技術革新」項目の対応策含め当社グループ製商品の差別化、優秀なIT人材の育成・新規獲得による優位性強化に努めております。  当連結会計年度において、人材紹介・採用代行のYouth Planet、生成AIを活用した業務改革等を行うProofXなどを新たに子会社化し、当社グループに所属するIT人材及びAI人材の採用力・育成力、製品開発能力を強化しております。 項目   内容 3   特定販路への依存    当社グループの売上高はITツール事業の占める割合が高く、ITツール事業の販路は、主として販売パートナーとなる「OA機器販売会社」及び「SIer」の2つが主要となっております。  主要な販売パートナーの事業戦略、もしくは製品開発戦略の変更等により、当社グループ製商品の取扱方針が変更となった場合は、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。  当社グループは、新規販売パートナーの開拓による販路の拡大に加え、当社グループからユーザー企業への直接販売等、販売手法の多様化に取り組んでおります。 4   特定市場への依存    当社グループの売上高はITツール事業の占める割合がなお高い状況にあります。事業環境の変化等により、ITツール事業の製商品の販売が停滞するような場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。  そのため、当社グループは事業構造の多様化に取り組んでおります。さらなるグループ成長に向け、積極的なM&AによるIT人材・AI人材の拡大を推進しており、当連結会計年度においてFXT、Youth Planet及びProofXを新たに子会社化いたしました。また、当連結会計年度より新たに投資事業を報告セグメントとし、投資グロースによるグループ成長を実現しております。今後も収益基盤の多様化と拡大に努めてまいります。 5   人材の育成・獲得    当社グループの事業を拡大及び継続するために、ITツール事業及びITサービス事業共に優秀なIT人材、今後はAI人材の育成及び獲得が最重要課題となります。  当社グループは、事業拡大に向けた人員増員の計画を進めておりますが、人員が確保できない場合は、当社グループの成長が鈍化する可能性があります。  特に、ITエンジニアサービスの事業拡大に向けては、継続的なIT人材の獲得は前提条件であり、当社グループ一体でIT人材の育成・獲得に努めておりますが、当社グループのIT人材が競合他社に流出し、当社グループの技術ノウハウが漏洩した場合、当社グループの事業活動に支障が生じ、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。  当連結会計年度において、Youth Planet及びProofXを新たに子会社化し、また、Chief AI Officer(CAIO)としてトップクラスのAI起業家を迎え、当社グループのIT人材にAI領域へのキャリアパスを提示するなど、グループ一体となってIT人材及びAI人材の育成・獲得を拡大しております。 6   特定の仕入先への依存    ITツール事業の製商品として取り扱うネットワークアプライアンス等の仕入先やマルウェアデータベースの仕入先については、安定した品質の確保や調達コストの観点により、少数の取引先に限った運営を行っております。売上高において高い割合を占める一部ネットワークアプライアンスについては、代替可能な商品が存在し、また、エンドポイントソフトウェアのマルウェアデータベースについても同水準のデータベースを提供可能な企業は複数存在するため、仕入先の事情等により仕入先の変更が必要となった場合でも当社グループの事業継続に対するリスクは低いものと認識しております。しかし、新規仕入先との取引条件が大幅に悪化する場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。  当社グループは、代替仕入先候補の情報収集を行いつつ、既存仕入先に依存しない製商品の企画開発並びに、ITサービス事業及び投資事業等の収益基盤の拡大・構築含め対応を行っております。 項目   内容 7   小規模組織グループであること    当社グループは、当連結会計年度末における連結従業員数が251名(単体従業員数52名)と小規模な組織のグループであり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。  当社グループは、今後の事業拡大に向けて従業員の育成や人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針であります。しかし、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。  当連結会計年度において、人材紹介・採用代行のYouth Planet、生成AIを活用した業務改革等を行うProofXなどを新たに子会社化し、当社グループに所属するIT人材及びAI人材の採用力・育成力、製品開発能力を強化しております。 8   当社グループのセキュリティソリューション導入ユーザー企業におけるセキュリティ事故    当社グループのエンドポイントソフトウェアにおいては世界的なセキュリティベンダーのマルウェアデータベースを活用し、幅広いマルウェア対策を可能なものとしております。また、ネットワークアプライアンスにおいても、世界的なベンダー提供商品を取り扱っております。  しかし、当社グループ製商品の導入ユーザー企業がサイバー攻撃等によりセキュリティ事故を発生させた場合には、当社グループ製商品に対する信用の低下につながり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 9   システムリスク    当社グループのITツール事業は情報通信技術(ICT)を基盤に行われているため、IDC(インターネットデータセンター)を活用し、セキュリティレベルの高いネットワーク環境の構築に努めております。  しかし、自然災害等の予期せぬ事象の発生により、IDCのサービス停止やネットワークインフラが使用できなくなった場合は、当社グループの事業活動に支障が生じ、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。  当社グループは、複数のIDCを利用することで、当社グループ事業の継続性の強化対策を行っております。 10   内部管理体制の強化    当社グループは、企業価値の継続的な増大を図るには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、投資及び事業提携並びに新製商品の企画開発等の意思決定プロセスに関する基準の明確化等、内部管理体制の整備に注力しております。しかし、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合等には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 項目   内容 11   M&A及び資本業務提携    当社グループは、さらなるグループ成長に向け、積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロース、さらに投資グロースを重要な成長ファクターと位置づけております。  M&A及び資本業務提携において、有効な投資機会を見いだせない場合や、当初期待した戦略的投資効果が得られない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、M&A及び資本業務提携の実行に際して、対象企業の財務内容並びに契約関係等について緻密なデューデリジェンスを行うことで、極力リスクを回避するように努めておりますが、実行時に見込んでいた将来計画を著しく下回った場合は、M&A等に伴い計上されるのれん等の資産について減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 12   投資    当社グループは当連結会計年度より新たに投資事業を報告セグメントとし、投資子会社を通じた投資先の成長支援や保有株式の売却による投資グロースを推進しております。翌連結会計年度以降においても継続保有する投資有価証券の売却による利益貢献を見込んでおりますが、株式市場の動向やマクロ経済環境の悪化、あるいは投資先企業の業績不振や財政状態の悪化等により、当社グループが保有する有価証券の価値が著しく下落した場合には、評価損の計上が必要となる可能性があります。また、市場環境等により計画通りの株式売却が実施できず、想定していた投資有価証券売却益を獲得できない場合には、当社グループの事業計画及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)当社グループの事業活動に関する偶発的リスク 当社グループの事業活動において、以下のリスクが偶発的に発生する可能性があると認識しております。 以下のリスクについては、社内規定に基づき、「危機」対応として、事象が発生次第、代表取締役を責任者とする対策本部を設置し、対応する体制としております。 項目   内容 1   情報漏洩    当社グループ事業において、セキュリティ及び技術情報に関するユーザー企業及びパートナー企業の機密情報や、当社グループ内で使用する技術情報を中心とした機密情報を取り扱う場合があります。当社グループでは従業員との間で機密保持契約を締結しているとともに、運用体制の整備や従業員への教育を通じて機密情報の外部漏洩を厳しく管理しております。また、セキュリティ強化のための製品導入や、外部の専門機関の支援を要請する等、各種対策を進めております。  しかし、これらの措置をとっていても、機密情報等を当社グループ関係者が持ち出し漏洩した場合等において、当社グループの信用が失墜し、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 2   訴訟    本書提出日現在において、当社グループが当事者として関与している訴訟手続きはありません。しかし、今後当社グループの事業展開の中で、当社グループ製商品の導入ユーザー企業においてセキュリティ事故が発生し、製商品の提供者である当社グループが起訴され敗訴した場合、または第三者の権利・利益を侵害したとして損害賠償等の訴訟その他の法的手続が行われ、その訴訟その他の法的手続の内容及び結果並びに損害賠償の金額によっては、当社グループの事業展開に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 3   知的財産権    当社グループは、事業に関わる知的財産権の適正な獲得に努めるとともに、第三者の知的財産権を侵害することがないよう顧問弁護士に相談する等の対策を施しております。しかし、当社グループが認識していない知的財産権が既に第三者に成立しており、これを侵害したことを理由として損害賠償請求や差止請求を受けた場合、または当社の事業領域において、第三者の特許が成立した場合等に、当社グループの事業展開に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 項目   内容 4   法規制    当社グループの当社及び子会社GHIのITエンジニアサービス事業において行っている業務は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び労働派遣者の保護等に関する法律(以下、「労働者派遣法」という。)」で定められた「労働者派遣事業」に該当するものであり、関係法令の遵守に努め事業を行っております。  子会社アド・トップ及びYouth Planetの人材紹介事業において行っている業務は、「職業安定法」で定められた「有料職業紹介事業」に該当するものであり、関係法令の遵守に努め事業を行っております。  しかし、当社グループが労働者派遣法に定める派遣元事業主及び職業安定法に定める有料職業紹介事業者としての欠格事由に該当した場合や、法令に違反した場合等には、当該事業の停止命令につながり、当該事業を継続できない事態、また、法令改正等により、当該事業の継続が困難となる場合があります。  また、上記事業以外の当社グループ事業においては、本書提出日現在において法令等の規制はございませんが、法令等の改正や新たな規制が加わった場合等には、当社グループの製商品またはサービスに関して制限等が課され、その対応にかかる費用及び時間によって、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。  当社グループは、当社グループの事業活動に関わる法規制の動向について情報収集に努め、将来における影響範囲・度合の分析を行い、上記のような対応にかかる費用・時間の低減に向けて取り組んでおります。また、新規事業に向けては、関連する法規制についても情報収集・分析を行い、事業性の可否含め判断を行い、対応しております。 5   自然災害や感染症等による 経済活動の停滞    地震、台風、豪雨、洪水等の自然災害や感染症被害の発生等によって、当社グループに直接的な影響がなくとも、日本国内の経済活動の停滞が生じる場合には、当社グループの営業活動、製商品の企画開発等の事業活動に制限や遅延等の間接的な影響が生じる等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。  当社グループは、事業継続計画の事前想定及び準備、効率的かつ柔軟な働き方促進に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,593字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)経営環境等」に記載の環境及び事業活動の結果、当連結会計年度の業績は、売上高5,641,427千円(前連結会計年度比29.0%増)、当社単体の売上高は3,475,935千円(前事業年度比30.7%増)と前連結会計年度(前事業年度)に続き、過去最高を更新いたしました。売上構成の変化による粗利率の低下、子会社取得に伴う一時的費用があるものの、粗利額の拡大により、営業利益203,713千円(前連結会計年度比8.7%増)となり、過去最高を更新いたしました。経常利益については、助成金収入24,541千円を計上する一方、支払利息8,789千円及び市場変更関連費用15,079千円を計上したことにより、経常利益205,691千円(前連結会計年度比23.9%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、特別利益として投資有価証券売却益385,840千円を計上する一方、特別損失として減損損失9,633千円を計上し、法人税等合計245,316千円、非支配株主に帰属する当期純利益30,902千円により、親会社株主に帰属する当期純利益308,547千円(前連結会計年度比181.9%増)となり、過去最高を更新いたしました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (ITツール事業) 当連結会計年度の売上高は3,219,759千円(前期比34.6%増)、セグメント利益は299,942千円(前期比31.6%増)となりました。 (ITサービス事業) 当連結会計年度の売上高は2,421,667千円(前期比22.3%増)、セグメント利益は287,690千円(前期比5.6%増)となりました。 (投資事業) 当連結会計年度の売上高は-千円(セグメント間の内部売上高又は振替高9,600千円)、セグメント損失は4,858千円(前期はセグメント利益832千円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ388,049千円増加し、1,910,985千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、351,249千円の獲得(前連結会計年度は14,285千円の支出)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益584,765千円を計上し、前受金が607,300千円増加した一方、前払費用が510,928千円増加したことに加え、法人税等の支払額119,810千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、8,938千円の獲得(前連結会計年度は147,977千円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出136,427千円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出218,791千円の一方、投資有価証券の売却による収入415,840千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、27,860千円の獲得(前連結会計年度は281,236千円の獲得)となりました。主な要因は、短期借入金の純増減額599,989千円の獲得の一方、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出499,625千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産実績が販売実績とほぼ同額となるため、記載は省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ITツール事業   4,113,996千円   162.4 ITサービス事業   2,457,359   120.7 投資事業   -   - 報告セグメント計   6,571,356   143.8 合計   6,571,356   143.8 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ITツール事業   3,219,759千円   134.6 ITサービス事業   2,421,667   122.3 投資事業   -   - 報告セグメント計   5,641,427   129.0 合計   5,641,427   129.0 (注)1.セグメント間の内部売上高は相殺消去しております。 2.当連結会計年度の主な相手先別の売上高実績及び当該売上高実績の連結損益計算書の売上高に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) SB C&S株式会社   461,058   10.5   -   - SCSK株式会社   -   -   640,584   11.4 3.当連結会計年度におけるSB C&S株式会社に対する売上高実績は、連結損益計算書の売上高に対する割合が10%未満となったため、記載を省略しております。 4.前連結会計年度におけるSCSK株式会社に対する売上高実績は、連結損益計算書の売上高に対する割合が10%未満だったため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計の額は、前連結会計年度に比べ2,268,250千円増加し、7,872,466千円となりました。これは主に、現金及び預金が388,049千円、前払費用が442,276千円、のれんが327,320千円及び投資有価証券が927,377千円、それぞれ増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計の額は、前連結会計年度に比べ1,680,706千円増加し、5,555,300千円となりました。これは主に、短期借入金が599,989千円、前受金が439,052千円及び繰延税金負債が325,990千円それぞれ増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計の額は、前連結会計年度に比べ587,543千円増加し、2,317,166千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益308,547千円を計上し、その他有価証券評価差額金が619,994千円増加した一方、イチアール、アド・トップ及びAsembleの完全子会社化により、資本剰余金が331,287千円減少したことによるものであります。 経営成績 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、5,641,427千円(前連結会計年度比29.0%増)と、過去最高を更新いたしました。主な要因は、ITツール事業の成長事業である「セキュリティ&ネットワークaaS製品」及び「働き方改革製品(SaaS型)」が、前連結会計年度比約53%増、20%増とそれぞれ拡大し、基盤事業である「セキュリティ製品」は高い利益貢献を継続しつつ前期比14%増と着実なオーガニックグロースを実現し、ITサービス事業において、新たに子会社化したAsemble及びイチアールが業績貢献したことによるものであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、1,559,529千円(売上総利益率27.6%)となりました。主な要因は、ITツール事業の「セキュリティ&ネットワークaaS製品」売上高拡大並びにITサービス事業の売上高に占める割合の拡大等による売上構成比の変化によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、203,713千円(前連結会計年度比8.7%増)となり、前連結会計年度に続き過去最高を更新いたしました。主な要因は、売上高拡大に伴う売上総利益額の増加によるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、205,691千円(前連結会計年度比23.9%増)となりました。主な要因は、助成金収入24,541千円を計上する一方、支払利息8,789千円及び市場変更関連費用15,079千円を計上したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、308,547千円(前連結会計年度比181.9%増)となり、営業利益と同じく前連結会計年度に続き過去最高を更新いたしました。主な要因は、特別利益として投資有価証券売却益385,840千円を計上する一方、特別損失として減損損失9,633千円を計上し、法人税等合計245,316千円、非支配株主に帰属する当期純利益30,902千円によるものであります。 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績について、財政状態においては自己資本比率が前連結会計年度27.3%に対して、当連結会計年度27.0%となりました。これは、前受金及び長期前受金の継続した増加に加え、事業運営資金のための借入実施によるものでありますが、流動比率は134.6%と、安定した財政状態と認識しております。 経営成績については、売上高が10期連続で過去最高を更新し、売上総利益額が拡大したことで、営業利益については、前連結会計年度に続き過去最高を更新いたしました。当社グループは今後、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載する取り組みを加速し、2030年3月期を最終期とした中期経営計画の着実な実行と目標達成に邁進してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における当社グループのキャッシュ・フローは、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」のとおり、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、1,910,985千円となりました。これは、営業活動によるキャッシュ・フローが351,249千円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フローが8,938千円の獲得、財務活動によるキャッシュ・フローが27,860千円の獲得となったことによるものであります。 営業活動における資金獲得となるよう事業活動に取り組みつつ、今後のさらなる成長に向けた積極的な投資活動と、投資に向けた幅広い財務戦略を展開してまいります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、ITツール事業における仕入商品及び部材やソフトウェアのロイヤリティ等、ITサービス事業では、子会社アド・トップの求人広告仕入等の支払費用及び同じくITサービス事業の子会社GHI、CONVICTION、Asemble及びイチアールのIT人材に係る費用並びに販売費及び一般管理費等の経費であります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性とその源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金のほか多様な調達手段を検討してまいります。 当連結会計年度末における借入金である有利子負債の残高は927,012千円となっております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,910,985千円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の業績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りのもつ不確実性により、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表における重要な会計上の見積りについては、連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

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出典

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