概要
非鉄金属総合メーカー。銅・亜鉛・貴金属の製錬・リサイクルを中核とし、電子材料・金属加工・熱処理・環境事業も手掛ける。1884年の鉱山業を起源に、都市鉱山からの資源循環モデルを強みとする。2026年3月期の連結売上高は7454億円、従業員8355人。東京証券取引所に1949年上場。
5つのコア事業で構成される事業ポートフォリオ
DOWAホールディングスは、環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理の5事業を柱とする。環境・リサイクル部門では産業廃棄物処理や土壌浄化、廃家電リサイクルを手掛け、製錬部門へ原料を供給する。製錬部門は金・銀・銅・亜鉛・白金族金属を生産し、自社リサイクル原料と海外鉱石を併用する。電子材料部門では化合物半導体ウェハやLEDエピウェハ、導電材料を製造。金属加工部門は銅合金板条や黄銅棒、回路基板を供給。熱処理部門は自動車部品向けの熱処理加工と工業炉の製造販売を行う。これらの事業は相互に連関し、リサイクル原料の内部循環や高純度素材の自社活用を通じてシナジーを生む。
収益を左右する非鉄金属相場と為替変動
2026年3月期の連結売上高は前年比9.8%増の7454億円、営業利益は6.1%増の342億円だった。好調の要因は金・銀・白金族金属の平均価格上昇にある。一方、亜鉛生産量は減少し、製錬原料の購入条件悪化がコスト増を招いた。為替については、円安ドル高が第3四半期に進行し、ヘッジ取引評価損失を計上したが、期末に向け貴金属価格下落で影響は縮小した。部門別では製錬部門の売上高が37%増の3648億円に拡大したが、営業利益は34%減の70億円にとどまった。電子材料部門は半導体向け近赤外LEDの量産開始があったものの、売上高は36.6%減の1046億円と苦戦した。
国内外84社の子会社と14社の関連会社からなるグループ
グループは持株会社であるDOWAホールディングス傘下に84の連結子会社と14の持分法適用関連会社を擁する。環境・リサイクル部門では、国内にエコシステム花岡、エコシステムリサイクリングなど20社超、海外にタイのEastern Seaboard Environmental ComplexやインドネシアのPT Prasadha Pamunah Limbah Industriなどを配置。製錬部門は秋田製錬、小坂製錬、日本ピージーエムのほか、米国・欧州・アジアに現地法人を持つ。電子材料部門はDOWAエレクトロニクスを中心に岡山・秋田に拠点。金属加工部門は中国・タイ・メキシコに生産会社を設ける。熱処理部門は米国・タイ・インドネシアなどで熱処理加工と炉の製造を展開する。グループ全体で金属資源の調達・加工・リサイクルを一貫する体制を築く。
都市鉱山を活かした循環型ビジネスモデル
同社の競争力の源泉は「循環型ビジネスモデル」にある。使用済み電子基板や自動車触媒、廃家電などから貴金属やレアメタルを回収し、自社製錬所で精製して再び製品化する。これにより資源輸入依存度を低減し、環境負荷を抑える。例えば小坂製錬では自動車シュレッダーダストから金属と蒸気を回収する炉を2002年に設置、秋田製錬では亜鉛製錬と同時に硫酸を副生する。また、土壌浄化事業では自社のリサイクル技術を応用した低コスト浄化を強みとする。2025年度からの中期計画では「循環のクオリティを追求する」を掲げ、複合的かつ長期的な資源循環を目指す。このモデルは創業140年以上の歴史の中で培われ、現在ではグループ全体の基本戦略となっている。
業界の中での役割は非鉄金属製錬・リサイクル事業者、電子材料・熱処理加工サービス提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01環境・リサイクル主力
産業廃棄物・一般廃棄物の処理、土壌浄化、資源リサイクル(廃家電・廃自動車など)を手掛ける。廃棄物から有用金属を回収し、自社製錬部門へ原料を供給する国内最大級のリサイクルネットワーク。
国内最大級のリサイクルネットワーク
主要顧客製造業、自治体
- 廃棄物処理・リサイクルサービス
- 工場・オフィスなどから排出される廃棄物の収集・運搬・中間処理・リサイクルをワンストップで提供。焼却・破砕・選別などを通じて資源化する。
- 土壌浄化サービス
- 汚染土壌の分析・掘削・浄化処理・埋め戻しまでを総合的に実施。自社のリサイクル技術を活用した低コスト浄化が強み。
- 資源リサイクル(貴金属・レアメタル回収)世界シェア上位
- 使用済み電子基板や触媒などから金・銀・プラチナ・パラジウム等を高効率で回収。自社製錬所で精製し、製品として販売。
02製錬(非鉄金属)主力
金・銀・銅・鉛・亜鉛・プラチナ族金属など非鉄金属の製錬・精製を実施。自社リサイクル部門から発生する原料(都市鉱山)と海外鉱石を併用し、高純度金属を生産する。世界有数の亜鉛一貫製錬拠点を有する。
- 金地金・銀地金
- 自社製錬所で精製された純度99.99%以上の金・銀インゴット。電子材料や宝飾・投資向けに供給。
- 電気銅
- 銅精鉱やリサイクル原料から電解採取した純銅。配線材・電子部品の原料として幅広く利用。
- 亜鉛・亜鉛合金国内シェア上位
- 亜鉛地金およびダイカスト用亜鉛合金。自動車部材や建材向け。国内シェア上位。
- プラチナ・パラジウム・ロジウム
- 自動車触媒等からのリサイクル原料を精製した白金族金属。環境・触媒用途に供給。
- 硫酸
- 製錬工程で副生する硫酸。化学工業・肥料・金属処理等の広範な産業向けに販売。
03電子材料準主力
高純度金属材料、化合物半導体ウェハ(GaAs・GaN等)、LEDエピウェハ、導電性ペースト・磁性材料・電池材料などを製造。自社の製錬・リサイクル技術を活かした高純度素材が強み。
- 化合物半導体ウェハ(GaAs・GaN等)
- ガリウムヒ素や窒化ガリウムのエピタキシャルウェハ。高周波デバイス・パワーデバイス・LED向けに供給。
- LEDエピウェハ
- 青色・白色LED向けのエピタキシャル基板。照明・ディスプレイ用途で需要拡大中。
- 導電材料(銀ペーストなど)
- 太陽電池電極用銀ペースト、各種導電性接着剤。自社銀原料を活かした高機能品。
- 電池材料(リチウムイオン二次電池用など)
- 正極材料や電解質向け高純度金属化合物。車載・蓄電池向け。
- 磁性材料・還元鉄粉
- 軟磁性粉・還元鉄粉。インダクタ・トランス・電磁波吸収体等に使用。
04金属加工準主力
銅・黄銅・銅合金の板条、黄銅棒、回路基板の製造販売およびめっき加工サービス。自動車・電子機器・建築用途向けに精密加工品を供給する。
- 銅・銅合金板条
- リードフレーム・コネクタ・端子など電子部品向け薄板、および建築・工業用厚板。高精度な厚み制御が特徴。
- 黄銅棒
- 切削加工に適した黄銅棒(快削黄銅)。バルブ・継手・水道部品等に使用。
- 回路基板
- プリント配線板(PCB)。電子機器の実装基板として多層・高密度品まで対応。
- めっき加工サービス
- 金・銀・銅・ニッケルなど各種めっき処理。電子部品・コネクタ向け表面処理を一貫受託。
05熱処理準主力
自動車部品・産業機械部品向けの金属熱処理(焼入・焼戻・浸炭・窒化等)および表面処理加工。熱処理炉の製造・販売・メンテナンスも手掛ける国内有数の熱処理専業グループ。
国内トップクラスの熱処理ネットワーク
- 熱処理加工サービス
- 金属部品の強度・耐摩耗性向上のための熱処理(浸炭焼入・高周波焼入・真空熱処理等)をワンストップで提供。
- 表面処理加工
- ショットブラスト・窒化・DLCコーティング等の表面改質処理。自動車部品の耐久性向上に寄与。
- 熱処理設備(工業炉)
- バッチ式・連続式の熱処理炉および付帯設備の設計・製造・販売・メンテナンス。自社工場での運用ノウハウを活かす。
06その他事業副次
不動産賃貸、プラント建設、土木建築、技術開発支援、物流等のグループ内サービスおよび外部向け事業を展開。グループ全体のインフラを支える。
製品と技術
金・銀・亜鉛から白金族までの非鉄金属製錬製品
製錬部門は秋田製錬や小坂製錬を中核に、金地金(純度99.99%以上)、銀地金、電気銅、亜鉛地金・亜鉛合金、プラチナ・パラジウム・ロジウムなどの白金族金属を生産する。原料は自社リサイクル部門から供給される都市鉱山由来のスクラップと、海外からの鉱石を併用。亜鉛は国内シェア上位の一貫製錬拠点で製造され、自動車部材や建材向けに販売される。製錬工程で副生する硫酸は化学工業や肥料向けに供給される。貴金属は電子材料や宝飾、投資需要に対応する。
化合物半導体ウェハとLEDエピウェハの電子材料
電子材料部門では、DOWAセミコンダクター秋田がガリウムヒ素(GaAs)や窒化ガリウム(GaN)のエピタキシャルウェハを製造。高周波デバイスやパワーデバイス向けに供給する。DOWAエレクトロニクス岡山では青色・白色LED用のエピウェハを生産し、照明・ディスプレイ用途で需要を獲得。また、DOWAハイテックでは太陽電池電極用銀ペーストやリチウムイオン二次電池向け正極材料などを手掛ける。自社の製錬技術で高純度化した原料を用いることが競争力の源泉となっている。
銅合金板条や黄銅棒、回路基板の金属加工品
金属加工部門のDOWAメタルテックは、リードフレームやコネクタ向けの銅・銅合金薄板を高精度な厚み制御で製造。黄銅棒は快削性に優れ、バルブや継手に使われる。DOWAメタルは伸銅品の老舗で、建築用厚板も手掛ける。回路基板はDOWAパワーデバイスが多層高密度品まで対応。また、金・銀・銅・ニッケルめっきなどの表面処理サービスも提供し、電子部品メーカー向けに一貫加工を実現する。中国やタイ、メキシコに生産拠点を持ち、グローバルに供給する。
熱処理加工と工業炉の一貫サービス
熱処理部門はDOWAサーモテックを中心に、自動車部品や産業機械向けの浸炭焼入・高周波焼入・真空熱処理などを提供する。表面処理としてショットブラストやDLCコーティングも行う。さらに、子会社のDOWAサーモエンジニアリングは熱処理炉の設計・製造・販売・メンテナンスを手掛け、自社工場で培ったノウハウを設備に反映する。米国、タイ、インドネシア、メキシコなど海外でも熱処理加工と炉の製造を展開し、顧客の現地調達ニーズに応える。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
非鉄金属のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位資源リサイクル(貴金属・レアメタル回収)貴金属リサイクル分野で国内トップクラス環境・リサイクル
- 国内シェア上位亜鉛・亜鉛合金亜鉛製錬で国内トップクラスの生産量製錬(非鉄金属)
- 環境・リサイクル国内最大級のリサイクルネットワーク
- 熱処理国内トップクラスの熱処理ネットワーク
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
非鉄大手、リサイクル強みで内需依存
非鉄金属業界において、主要プレーヤーであるJX金属や中外鉱業と並ぶ存在。売上高は7,000億円規模で、銅や亜鉛などの精錬に加え、リサイクル事業を強みとする。直近の営業利益率は4%台と、JX金属の高収益体質と比較するとやや低いが、安定した内需向け供給基盤を持つ。公開情報からは海外展開の詳細は不明だが、国内需要に支えられた事業構造で、市況変動の影響を受けにくい面がある。一方で、非鉄市況の下落やエネルギーコスト上昇に伴う収益変動リスクは否めない。中外鉱業と比べると規模は大きく、リサイクル技術で差別化を図る。
強み
- 非鉄金属のリサイクルで高い技術を持ち、資源循環に貢献。安定した原料調達が可能。
- 国内の需要家に安定供給。内需依存で海外市況の影響を緩和し、収益の安定化に寄与。
- 銅、亜鉛、貴金属など多岐にわたる金属を扱い、需要変動に柔軟に対応。
- 売上高7,000億円規模で、バランスシートが強固。研究開発投資を継続可能。
課題
- 営業利益率が4%台と低く、同業他社と比較して収益力の改善が課題。
- 海外展開が限定的で、成長余地を掴み切れていない可能性。
- 原材料やエネルギー価格の高騰が収益を圧迫するリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字がDOWAホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5411JFEホールディングス | 1.2兆円 | 17.6倍 |
| 2 | 5406神戸製鋼所 | 8,052億円 | 8.5倍 |
| 3 | 5444大和工業 | 7,694億円 | 12.1倍 |
| 4 | 5711三菱マテリアル | 7,028億円 | 17.2倍 |
| 5 | 5901東洋製罐グループホールディングス | 6,967億円 | 12.6倍 |
| 6 | 5714DOWAホールディングス | 5,820億円 | 8.9倍 |
| 7 | 5631日本製鋼所 | 5,255億円 | 27.0倍 |
| 8 | 5471大同特殊鋼 | 4,837億円 | 13.8倍 |
| 9 | 5463丸一鋼管 | 4,362億円 | 14.7倍 |
| 10 | 5741UACJ | 4,138億円 | — |
| 11 | 5214日本電気硝子 | 4,137億円 | 13.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 40件
藤田組による鉱山創業から株式会社設立まで(1884年~1937年)
1884年、藤田組が明治政府から秋田県小坂鉱山の払い下げを受けたことが事業の始まりである。1898年には黒鉱乾式製錬を、1902年には自溶製錬を開始し、銅や鉛の生産を本格化。1919年には豊崎圧延工場を設置し金属加工に進出、1928年に同工場を子会社化し伸銅事業を独立させた。1937年には合名会社藤田組と藤田鉱業の合併により株式会社藤田組を設立。この間、水力発電所の建設や岡山の児島湾干拓など多角化も進めた。創業期から鉱山開発と製錬技術の蓄積が、後のリサイクル事業の基盤となった。
戦後再編と上場、非鉄金属専業への転換(1944年~1949年)
1944年、本店を大阪から東京へ移転。終戦直後の1945年12月、商号を同和鉱業株式会社に変更した。1949年7月には東京証券取引所に株式を上場し、資本市場から資金調達が可能となる。戦後の混乱期にあって、企業形態を鉱業中心から非鉄金属の総合メーカーへと方向転換する第一歩となった。この時期に経営基盤を固め、後の事業拡大の準備が整えられた。
製錬・加工の拡大と新事業への着手(1953年~1977年)
1953年に岡山製錬所を設置し、銅・亜鉛製錬の生産能力を増強。1958年には東京熱処理工業を子会社化し熱処理事業に参入した。1965年には同和鉄粉工業を設立し、還元鉄粉の製造を通じて電子材料分野へ進出。1971年には臨海型亜鉛製錬所として秋田製錬を設立、翌年秋田工場を稼働させた。1973年には貴金属化成品メーカーの横沢化学工業を子会社化し、貴金属精製技術を獲得。1977年には岡山砿油を設立し環境・リサイクル事業を開始した。この間、製錬・加工の垂直統合と、リサイクルへの布石が打たれた。
電子材料と環境リサイクルの本格化(1982年~2000年)
1982年、半導体材料研究所を設置し化合物半導体ウェハの研究開発を開始。1983年には岡山製錬所で磁気記録材料の生産を始めた。1987年に同和クリーンテックス(現エコシステム秋田)を設立、廃棄物処理ネットワークを構築。1989年には銅製錬部門を小坂製錬として分社化し、同時に同ケミ興産を設立。1991年には日本ピージーエムを設立し白金族金属リサイクルに特化。1994年にはメキシコでティサパ亜鉛鉱山の操業を開始し海外資源開発にも進出した。1999年にはエコリサイクルを設立し家電リサイクル事業を開始。2000年には日本パールを子会社化し関東地区の廃棄物処理基盤を強化した。
持株会社体制への移行とグローバル展開(2006年)
2006年3月、本社を東京都千代田区外神田(秋葉原)に移転。同年10月、持株会社制を導入し商号を同和鉱業からDOWAホールディングス株式会社に変更。同時に5つのコア事業を会社分割により各事業会社に承継した(DOWAエコシステム、DOWAメタルマイン、DOWAエレクトロニクス、DOWAメタルテック、DOWAサーモテック)。同年11月には熱処理会社のセムを子会社化。これによりグループ経営の効率化と事業の独立性が高まり、海外展開も加速した。以降、中国・東南アジア・北米での生産拠点拡充やリサイクル事業の国際展開が進められている。
年表40件を開く
1880年代
- 1884年9月創業藤田組が明治政府から小坂鉱山の払い下げを受ける ――― (創業)
1890年代
- 1897年6月小坂の銚子第一発電所で水力発電を開始
- 1898年1月小坂で黒鉱乾式製錬の操業を開始
- 1899年5月岡山の児島湾干拓事業に着手
1900年代
- 1902年6月小坂で黒鉱自溶製錬の操業を開始
1910年代
- 1919年3月豊崎圧延工場を設置し、金属加工事業を開始
1920年代
- 1928年4月豊崎圧延工場を子会社として独立させ、㈱豊崎伸銅所(現・DOWAメタル㈱)を設立
1930年代
- 1937年3月創業合名会社藤田組と藤田鉱業株式会社の合併により株式会社藤田組を設立 ――― (設立)
1940年代
- 1944年2月本店を大阪から東京へ移転
- 1945年12月商号変更商号を同和鉱業株式会社に変更
- 1949年7月上場東京証券取引所に株式を上場
1950年代
- 1953年8月岡山製錬所(現・DOWAエレクトロニクス岡山㈱)を設置
- 1958年1月M&A東京熱処理工業㈱を子会社化し、熱処理事業を開始
1960年代
- 1965年11月同和鉄粉工業㈱(現・DOWA IPクリエイション㈱)を設立し、電子材料事業を開始
1970年代
- 1971年2月臨海型亜鉛製錬所の秋田製錬㈱を設立
- 1972年11月秋田工場(現・秋田製錬㈱)を設置
- 1973年10月M&A貴金属化成品メーカーの横沢化学工業㈱(現・DOWAハイテック㈱)を子会社化
- 1977年10月岡山砿油㈱を設立し、環境・リサイクル事業を開始
1980年代
- 1982年8月半導体材料研究所(現・DOWAセミコンダクター秋田㈱)を設置
- 1983年6月M&A日本弁柄工業㈱(現・DOWAエフテック㈱)を子会社化
- 1983年9月岡山製錬所(現・DOWAエレクトロニクス岡山㈱)で磁気記録材料の生産を開始
- 1987年2月同和クリーンテックス㈱(現・エコシステム秋田㈱)を設立
- 1989年3月創業米国事務所としてDOWA INTERNATIONAL CORPORATIONを設立
- 1989年4月同ケミ興産㈱(現・エコシステムリサイクリング㈱)を設立
- 1989年5月銅製錬部門の小坂製錬所を分社化し、小坂製錬㈱を設立
1990年代
- 1991年3月㈱日本ピージーエムを設立し、白金族金属リサイクル事業を開始
- 1992年12月塩尻工場(現・DOWAパワーデバイス㈱)で金属-セラミックス基板の製造を開始
- 1993年7月岡山砿油㈱を直轄化し、岡山クリーンワークス(現・エコシステム山陽㈱)を設置
- 1994年10月メキシコで亜鉛鉱山(ティサパ鉱山)の操業を開始
- 1997年7月創業DOWA THT AMERICA, INC.を設立し、米国で熱処理事業を開始
- 1999年7月㈱エコリサイクルを設立し、家電リサイクル事業を開始
2000年代
- 2000年6月M&A日本パール㈱(現・エコシステム千葉㈱)を子会社化し、廃棄物処理事業が関東地区に本格進出
- 2002年4月小坂製錬㈱に金属・蒸気回収炉(現・エコシステム小坂㈱)を設置し、自動車シュレッダーダスト処理事業を開始
- 2002年11月創業同和金属材料(上海)有限公司を設立し、中国で金属加工事業を開始
- 2003年7月花岡鉱業㈱(現・エコシステム花岡㈱)において、国内第1号の汚染土壌浄化施設の認定を取得
- 2003年12月創業蘇州同和資源綜合利用有限公司を設立し、中国で環境・リサイクル事業を開始
- 2004年12月小坂製錬㈱において、管理型最終処分場(現・グリーンフィル小坂㈱)を竣工
- 2006年3月本社を東京都千代田区外神田(秋葉原)に移転
- 2006年10月持株会社制を導入し、商号を「同和鉱業株式会社」から「DOWAホールディングス株式会社」へ変更 5つのコア事業部門(環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理)は会社分割により、各事業会社(DOWAエコシステム㈱、DOWAメタルマイン㈱、DOWAエレクトロニクス㈱、DOWAメタルテック㈱、DOWAサーモテック㈱)へ承継
- 2006年11月M&A熱処理加工事業を営む㈱セムを子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益2027年度まで470億円
- 経常利益2027年度まで600億円
- ROA(総資産経常利益率)2027年度まで9%
- ROE(自己資本当期純利益率)2027年度まで10%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
循環のクオリティの追求
複合的な循環(未利用廃棄物の資源化)と長期的な循環(高機能製品による製品寿命延伸)の2要素で構成される「循環のクオリティ」を高め、資源循環ビジネスを進化させる。
- 02
コア事業の強化・成長
5つのコア事業(製錬、環境・リサイクル、電子材料、金属加工、熱処理)それぞれの競争優位性を活かし、技術や知見を複合的に活用して成長を目指す。
- 03
価値の創出と変動抑制
成長事業の強化、新規事業・製品の開発、資本効率の向上、リスク低減などの施策を推進し、企業価値を持続的に高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で8,355人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は831万円で、9期前と比べて+0.5%。平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は15.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 6,225 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 6,468 | — |
| 2019年3月 | 828 | 44.1 | 17.6 | 6,680 | — |
| 2020年3月 | 786 | 44.0 | 17.3 | 6,986 | — |
| 2021年3月 | 794 | 43.8 | 17.1 | 7,258 | — |
| 2022年3月 | 808 | 43.3 | 16.3 | 7,394 | — |
| 2023年3月 | 866 | 44.0 | 16.9 | 7,569 | — |
| 2024年3月 | 839 | 43.2 | 16.5 | 7,801 | — |
| 2025年3月 | 807 | 42.9 | 15.8 | 8,076 | 399 |
| 2026年3月 | 831 | 43.3 | 15.7 | 8,355 | 409 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社43社(国内 30 / 海外 13、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。
- 国内DOWAエコシステム㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エコシステムリサイクリング㈱埼玉県本庄市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エコシステム山陽㈱岡山県久米郡 美咲町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エコシステム千葉㈱千葉県袖ヶ浦市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エコシステムジャパン㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外WASTE MANAGEMENT SIAM LTD.1Bangkok, Thailand · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MODERN ASIA ENVIRONMENTAL HOLDINGS PTE. LTD.1Tuas, Singapore · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PT DOWA ECOSYSTEM INDONESIA 1East Java, Indonesia · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PT Prasadha Pamunah Limbah IndustriWest Java, Indonesia · 連結子会社議決権95.0%
- 海外GOLDEN DOWA ECO-SYSTEM MYANMAR CO., LTD.1Yangon, Myanmar · 連結子会社議決権100.0%
- 国内DOWAメタルマイン㈱1東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内秋田製錬㈱1秋田県秋田市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社31社を開く
- 小坂製錬㈱1秋田県鹿角郡 小坂町100%
- ㈱日本ピージーエム2秋田県鹿角郡 小坂町60%
- DOWA METALS & MINING ALASKA LTD.1British Columbia, Canada100%
- DOWAエレクトロニクス㈱東京都千代田区100%
- DOWAハイテック㈱埼玉県本庄市100%
- DOWAセミコンダクター秋田㈱秋田県秋田市100%
- DOWAメタルテック㈱東京都千代田区100%
- DOWAメタル㈱静岡県磐田市100%
- DOWAメタニクス㈱静岡県磐田市100%
- 豊栄商事㈱2千葉県千葉市100%
- 新日本ブラス㈱2千葉県旭市100%
- 同和金属材料(上海)有限公司中国上海市100%
- DOWA METALTECH (THAILAND) CO., LTD.Chachoengsao, Thailand100%
- DOWAサーモテック㈱2愛知県名古屋市100%
- DOWAサーモエンジニアリング㈱ 2愛知県名古屋市100%
- HIGHTEMP FURNACES LTD.2Karnataka, India97%
- DOWA興産㈱1岡山県岡山市100%
- DOWAマネジメントサービス㈱1東京都千代田区100%
- 秋田工営㈱1秋田県大館市100%
- DOWAテクノロジー㈱東京都千代田区100%
- その他51社―
- 光和精鉱㈱福岡県北九州市50%
- ㈱アシッズ東京都港区50%
- MINERA TIZAPA,S.A.DE C.V.Coahuila, Mexico39%
- ARRENDADORA MINERA ZACAZONAPAN, S.A. DE C.V.Coahuila, Mexico39%
- MINERA PLATA REAL, S. DE R.L. DE C.V.Mexico City, Mexico30%
- OPERACIONES SAN JOSÉ DE PLATA, S. DE R.L. DE C.V.Mexico City, Mexico30%
- 京都エレックス㈱京都府京都市50%
- TDパワーマテリアル㈱山口県周南市35%
- 日本鋳銅㈱東京都港区30%
- 日本アンホ火薬製造㈱東京都港区29%
- JPDOWAサーモテック株式会社
- JPDOWAメタルマイン株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達165万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラムワイル磁性体を用いた熱発電デバイスの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-20
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7,454億円、営業利益は342億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.8%、利益が+6.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 9,410億円 | 7,454億円 |
| 営業利益 | 530億円 | 342億円 |
| 純利益 | 570億円 | 625億円 |
| 1株あたり配当 | ¥338 | ¥338 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,534億円、営業利益は247億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+32.7%、営業利益は+238.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,872 | — | — | −23 |
| 2024年1Q | 1,910 | 73 | 3.8 | 79 |
| 2024年2Q | 1,798 | 70 | 3.9 | 53 |
| 2024年3Q | 1,809 | 84 | 4.6 | 108 |
| 2024年4Q | 1,655 | — | — | 39 |
| 2025年2Q | 3,526 | 215 | 6.1 | 205 |
| 2025年4Q | 3,261 | 107 | 3.3 | 66 |
| 2026年2Q | 3,172 | 118 | 3.7 | 136 |
| 2026年4Q | 4,282 | 224 | 5.2 | 489 |
| 2027年1Q | 2,534 | 247 | 9.7 | 235 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は4,194億円から7,454億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,194 | — | 273 | — | 152 |
| 2014年3月 | 4,440 | — | 351 | — | 233 |
| 2015年3月 | 4,642 | — | 420 | — | 265 |
| 2016年3月 | 4,066 | — | 351 | — | 218 |
| 2017年3月 | 4,105 | — | 365 | — | 262 |
| 2018年3月 | 4,548 | — | 364 | — | 247 |
| 2019年3月 | 4,529 | — | 243 | — | 150 |
| 2020年3月 | 4,851 | — | 290 | — | 174 |
| 2021年3月 | 5,880 | — | 372 | — | 218 |
| 2022年3月 | 8,318 | — | 761 | — | 510 |
| 2023年3月 | 7,801 | — | 555 | — | 250 |
| 2024年3月 | 7,172 | — | 447 | — | 279 |
| 2025年3月 | 6,787 | 322 | 436 | 4.7 | 271 |
| 2026年3月 | 7,454 | 342 | 543 | 4.6 | 625 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7,454億円のうち、営業利益として残るのは342億円で4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は625億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.9%6,551億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.5%561億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%342億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが52億円、投資CFが121億円で、差し引きのフリーCFは173億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は493億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 350 | −194 | −150 | 156 | 61 |
| 2014年3月 | 302 | −187 | −123 | 115 | 58 |
| 2015年3月 | 383 | −203 | −169 | 180 | 80 |
| 2016年3月 | 458 | −235 | −112 | 223 | 189 |
| 2017年3月 | 294 | −260 | −72 | 34 | 151 |
| 2018年3月 | 111 | −340 | 241 | −229 | 165 |
| 2019年3月 | 376 | −510 | 159 | −134 | 190 |
| 2020年3月 | 551 | −378 | −66 | 173 | 302 |
| 2021年3月 | −31 | −229 | 116 | −260 | 173 |
| 2022年3月 | 599 | −113 | −312 | 486 | 357 |
| 2023年3月 | 507 | −303 | −198 | 204 | 378 |
| 2024年3月 | 1,186 | −263 | −592 | 923 | 730 |
| 2025年3月 | 128 | −414 | −41 | −286 | 412 |
| 2026年3月 | 52 | 121 | −100 | 173 | 493 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は7,945億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,746億円で、自己資本比率は57.3%(業種中央値53.7%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,498 | 1,424 | 2,074 | 38.2 |
| 2014年3月 | 3,587 | 1,670 | 1,917 | 44.1 |
| 2015年3月 | 3,792 | 1,956 | 1,836 | 49.4 |
| 2016年3月 | 3,644 | 2,034 | 1,610 | 53.5 |
| 2017年3月 | 4,046 | 2,278 | 1,768 | 54.2 |
| 2018年3月 | 4,565 | 2,478 | 2,087 | 52.3 |
| 2019年3月 | 4,947 | 2,462 | 2,485 | 48.0 |
| 2020年3月 | 5,125 | 2,582 | 2,543 | 48.4 |
| 2021年3月 | 5,985 | 2,767 | 3,218 | 44.4 |
| 2022年3月 | 6,573 | 3,286 | 3,287 | 47.7 |
| 2023年3月 | 6,553 | 3,606 | 2,947 | 52.6 |
| 2024年3月 | 6,328 | 3,888 | 2,440 | 59.0 |
| 2025年3月 | 6,735 | 4,160 | 2,575 | 59.1 |
| 2026年3月 | 7,945 | 4,746 | 3,198 | 57.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
非鉄金属 32社との比較
同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで32社中11位あたり、逆に低いのは営業利益率で32社中21位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥9,389で、1年前と比べて+84.9%。過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 1.21倍 |
| 配当利回り | 3.60% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+18.5%と急伸し、年初来でも+102.5%と大幅高です。25日移動平均線(8795円)を約15%上回る強い上昇トレンドにあり、RSIは80.9と買われ過ぎを示しています。52週高値12380円には約18%の距離ですが、8月7日に出来高172万株超と急増して以降、高水準の商いが継続しており、資金流入が続いています。ただし、RSIの過熱感から短期的な調整リスクも意識される局面です。中期的には75日線(9338円)を上回る動きが続き、上昇基調は崩れていません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 76/100)。
PER9.64倍は業界平均22.44倍を大きく下回り、予想PER10.5倍と割安感。PBR1.3倍も平均2.06倍を下回る。ROE14.63%は高く、配当利回り3.34%は平均2.27%を上回り、配当性向53.39%は適正。非鉄金属市況の変動リスクがあるが、総合的に割安で配当も魅力的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 | 22.2倍 |
| PER (予想) | 9.7倍 | — |
| PBR | 1.21倍 | 2.02倍 |
| ROE | 14.6% | 12.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
非鉄金属市況とリサイクル需要の両面に依存する収益構造が投資論点の中心。強気派は、脱炭素やEV普及に伴う銅や貴金属など非鉄金属の需要増加と、資源循環型社会への移行によるリサイクル事業の成長性を評価。一方、弱気派は、金属価格変動への業績感応度の高さや、世界的な景気減速による需要下振れリスクを懸念。また、同業他社との競争や環境規制の強化が収益を圧迫する可能性も指摘される。
- 非鉄金属需要の拡大
脱炭素やEV化で銅やレアメタル需要が構造的に増加
- リサイクル事業の成長
資源循環ニーズの高まりで都市鉱山ビジネスが拡大
- 業績回復の期待
2026/3期の純利益が前期比2.3倍の見込み
- 純利益予想625億円で前期比2.3倍の増益決算発表後影響中
2026年3月期純利益予想625億円は前期271億円から約354億円増
- 売上高7454億円と前期比9.8%増収決算発表後影響中
売上高は前期6787億円から667億円増の7454億円
- 実績PER8.7倍・PBR1.19倍の割安修正継続影響中
ROE14.63%に対しPBR1.19倍。予想PER9.5倍も割安圏
- 配当利回り3.7%の高い株主還元継続影響弱
時価総額5664億円×3.7%で総配当約210億円に相当
- 金属市況変動リスク
非鉄金属価格下落が収益を直撃する脆弱性
- 景気減速の影響
世界経済の減速で金属需要が下振れする懸念
- 競争激化
同業他社のリサイクル事業参入で競争が激化
- 営業利益率4.59%と低収益構造決算発表後影響中
売上高7454億円に対し営業利益342億円、利益率4.59%
- 原燃料高で営業利益が約22%減継続影響中
売上高の1%コスト増で約75億円減益、営業利益342億円の22%
- 外国人保有41.1%と高く売り圧力継続影響弱
外国人持分比率41.12%。リスクオフ局面で売りが出やすい
- 過去1年で88.5%上昇の反動不定影響弱
1年間で88.46%上昇、高値警戒感と利益確定売り
- 金属価格(銅・亜鉛など)
- 業績が金属市況に敏感で、価格動向が利益に直結するため
- リサイクル事業の処理量
- リサイクル需要の実勢と事業拡大の度合いを測る
- 為替レート
- 海外取引が多く、円安が利益を押し上げる可能性
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり338円で、前期から+145.3%。いまの株価に対する利回りは3.60%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 90 | — | 56.1 |
| 2018年3月 | 90 | 0.0 | 47.6 |
| 2019年3月 | 90 | 0.0 | 46.1 |
| 2020年3月 | 90 | 0.0 | 79.5 |
| 2021年3月 | 95 | 5.6 | 833.6 |
| 2022年3月 | 130 | 36.8 | 64.4 |
| 2023年3月 | 130 | 0.0 | 36.3 |
| 2024年3月 | 130 | 0.0 | 57.8 |
| 2025年3月 | 150 | 15.4 | 57.4 |
| 2026年3月 | 368 | 145.3 | 53.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥338
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ10,788人。区分でいちばん多いのは外国法人で41.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.8%を占め、残る57.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 35.0 | 33.3 | 39.2 | 41.3 | 42.8 | 41.1 |
| 金融機関 | 47.3 | 48.4 | 43.3 | 42.1 | 39.8 | 39.0 |
| 個人・その他 | 10.0 | 9.8 | 9.9 | 9.3 | 9.6 | 11.9 |
| 自己株式 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 4.6 |
| 証券会社 | 1.8 | 2.6 | 2.1 | 2.0 | 2.3 | 4.2 |
| 事業法人 | 5.9 | 5.8 | 5.4 | 5.3 | 5.0 | 3.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 18.07 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 9.20 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(株式会社みずほ銀行決済営業部) | 6.81 |
| 04 | NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(香港上海銀行東京支店) | 3.49 |
| 05 | NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(香港上海銀行東京支店) | 2.71 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.74 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.72 |
| 08 | 藤田観光株式会社 | 1.61 |
| 09 | 日本生命保険相互会社 | 1.49 |
| 10 | NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (香港上海銀行東京支店) | 1.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-02シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)新規の大量保有報告5.80%-1.18pt
- 2026-05-18シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)新規の大量保有報告6.98%-1.05pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1942%、1株純資産は14期で+1606%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 51 | 451 | 12.3 | 14.3 | 139.6 |
| 2014年3月 | 394 | 2,674 | 16.0 | 10.9 | 116.9 |
| 2015年3月 | 448 | 3,162 | 15.4 | 11.5 | 66.4 |
| 2016年3月 | 369 | 3,293 | 11.4 | 8.5 | 38.0 |
| 2017年3月 | 442 | 3,705 | 12.6 | 9.1 | 56.1 |
| 2018年3月 | 417 | 4,035 | 10.8 | 9.1 | 47.6 |
| 2019年3月 | 253 | 4,008 | 6.3 | 14.4 | 46.1 |
| 2020年3月 | 294 | 4,191 | 7.2 | 9.6 | 79.5 |
| 2021年3月 | 368 | 4,465 | 8.5 | 12.6 | 833.6 |
| 2022年3月 | 857 | 5,268 | 17.6 | 6.5 | 64.4 |
| 2023年3月 | 421 | 5,795 | 7.6 | 10.1 | 36.3 |
| 2024年3月 | 468 | 6,265 | 7.8 | 11.4 | 57.8 |
| 2025年3月 | 456 | 6,690 | 7.0 | 10.2 | 57.4 |
| 2026年3月 | 1,050 | 7,702 | 14.6 | 8.3 | 53.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額515百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 関口明 | 代表取締役 社長執行役員 CEO | 65 | 10,400 |
| 飛田実 | 取締役 副社長執行役員 CIRO | 66 | 6,100 |
| 菅原章 | 取締役 常務執行役員 CTO | 65 | 7,300 |
| 片桐敦 | 取締役 常務執行役員 CHRO | 63 | 6,700 |
| 細野浩之 | 取締役 常務執行役員 CFO | 63 | 5,400 |
| 小泉淑子 | 取締役 | 82 | — |
| 佐藤公生 | 取締役 | 67 | — |
| 柴山敦 | 取締役 | 55 | — |
| 山口純子 | 取締役 | 70 | — |
| 木村鋭 | 監査役(常勤) | 63 | — |
| 堤あづさ | 監査役(常勤) | 53 | 100 |
| 大庭浩一郎 | 監査役(非常勤) | 63 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 小室真吾 | 監査役(非常勤) | 65 |
| 成瀬健太郎 | — | 50 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 216 | 134 | 32 | 382 | 64 |
| 社外取締役 | 8 | 113 | — | — | 113 | 14 |
| 監査役 | 1 | 20 | — | — | 20 | 20 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,257字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,250字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,571字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,812字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第123期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第121期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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