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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本製鋼所

The Japan Steel Works, Ltd.5631 · Prime · 機械

産業機械と素形材・エンジニアリングを両軸に、防衛・エネルギー・プラスチック加工まで手掛ける総合重工メーカー。

概要

日本製鋼所は、1907年に北海道室蘭で創業した重厚な産業機械メーカーである。プラスチック射出成形機で世界トップクラスのシェアを持ち、樹脂製造・加工機械、防衛関連機器、電子デバイス製造装置、鉄道用部品などを手がける。また、鋳鍛鋼技術を活かし、発電用タービンロータや原子力関連部材、風力発電機器の保守サービスも提供する。2026年3月期の連結売上高は2749億円、従業員数は5419人。

産業機械と素形材・エンジニアリングの二本柱

日本製鋼所グループは、産業機械事業と素形材・エンジニアリング事業を主要な収益源とする。産業機械事業は、樹脂製造・加工機械(造粒機、二軸混練押出機、フィルム・シート製造装置)、プラスチック射出成形機、中空成形機、マグネシウム合金射出成形機、防衛関連機器、電子デバイス関連機器(レーザアニール装置、ECR成膜装置、プレス・ラミネータ機)、鉄道用連結器・緩衝器を扱う。素形材・エンジニアリング事業は、発電用部材(タービンロータ、発電機軸)、原子力関連部材、一般鋳鍛鋼製品(ロール材、金型材)、機能性材料、クラッド鋼板、鋼構造物(橋梁、水門)、プラント設計・建設・修理、風力発電保守サービスなどをカバーする。2026年3月期のセグメント別売上高は、産業機械事業が2262億円(構成比82.3%)、素形材・エンジニアリング事業が457億円(16.7%)、その他事業が28億円(1.0%)である。産業機械事業が売上の約8割を占め、特に射出成形機と樹脂加工機械が中核である。

38の国と地域に広がる販売・サービス網

日本製鋼所は、国内4拠点(室蘭、横浜、広島、名機製作所)に加え、米国、シンガポール、マレーシア、タイ、香港、中国(深セン、上海、寧波)、ドイツ、ポーランドに販売・サービス子会社を置く。特にアジア地域では、THE JAPAN STEEL WORKS (SINGAPORE) PTE. LTD.、JSW Plastics Machinery (H.K.) Co., Ltd.、The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd.、JSW Plastics Machinery (M) SDN. BHD.、JSW Plastics Machinery (Shenzhen) Co., Ltd.、JSW Machinery Trading (Shanghai) Co., Ltd.が射出成形機の販売と保守を担う。米国はJapan Steel Works America, Inc.が、欧州はJSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.が担当する。また、中国には日製鋼機電商貿(上海)有限公司がレーザアニール装置の販売・サービスを行うなど、地域ごとに特化した子会社を配置している。これにより、世界の主要市場で顧客への迅速な対応を可能にしている。

グループ全体で分担するバリューチェーン

日本製鋼所グループは、連結子会社32社(非連結11社)と持分法適用関連会社1社で構成される。各子会社が設計・製造・販売・保守の一部を分担する。例えば、日鋼設計株式会社と日鋼テクノ株式会社が樹脂加工機械や成形機の設計・製造を補完し、JSW Machinery (Ningbo) Co., Ltd.が中国での製造を担う。国内販売の一部は日鋼YPK商事株式会社が、海外の保守サービスは株式会社ニップラが行う。防衛関連では株式会社サン・テクトロ、株式会社ジャスト、日鋼特機株式会社が製造・修理を分担。電子デバイス関連ではJSWアクティナシステム株式会社とJSWアフティ株式会社が装置の製造・販売を担当する。素形材・エンジニアリング事業は、子会社の日本製鋼所M&E株式会社(2026年4月に吸収合併され室蘭製作所に統合)が一貫して手がけていた。この分業体制により、技術とリソースを効率的に活用している。

防衛関連とエネルギー分野が成長を牽引

2025年度(2026年3月期)の業績は、売上高2749億円(前期比10.6%増)、営業利益253億円(同10.9%増)と増収増益を達成した。セグメント別では、産業機械事業の売上高が2262億円(同13.7%増)と伸び、特に防衛関連機器が国の防衛力強化方針を受けて大口需要が発生した。防衛装備庁向け売上は304億円と総販売実績の11.1%を占める。一方、素形材・エンジニアリング事業は売上高457億円(同2.8%減)と減少したが、受注高は581億円(同17.8%増)と高水準であり、高効率火力発電や原子力発電向けの需要が旺盛である。同セグメントの営業利益は88億円(同2.0%増)と増益を維持した。全体の受注残高は4314億円と過去最高水準に達し、今後の収益基盤は強固である。中期経営計画「JGP2028」では、2029年3月期に売上高5000億円規模を目指す。

業界の中での役割は産業機械・素形材・エンジニアリングの総合メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,749億円
営業利益
253億円
営業利益率
9.2%
純利益
192億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
産業機械事業2,262億円82.3%200億円8.8%
素形材・エンジニアリング 事業458億円16.7%89億円19.4%
その他 事業28億円1.0%1億円3.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プラスチック・樹脂加工業界主力

樹脂製造・加工機械(造粒機、二軸混練押出機、フィルム・シート製造装置等)とプラスチック射出成形機、中空成形機、マグネシウム合金射出成形機を製造・販売・保守サービス。国内外に販売・サービス網を持ち、自動車部品・家電・包装材など幅広い分野の樹脂加工メーカーに供給。

主な製品・サービス4
樹脂製造・加工機械(造粒機、二軸混練押出機、フィルム・シート製造装置等)
樹脂原料の混練・造粒やフィルム・シート成形を行う設備。自動車部品や包装材向けに供給。
プラスチック射出成形機
溶融樹脂を金型に射出して成形する機械。自動車部品、家電、日用品などに使用。
中空成形機
中空のプラスチック製品(ボトル、タンク等)を成形する機械。
マグネシウム合金射出成形機
軽量なマグネシウム合金を射出成形する機械。ノートPC筐体、自動車部品等に使用。

02発電・エネルギー関連主力

発電用部材(タービンロータ、発電機軸等)、原子力関連部材を製造・販売。鋳鍛鋼技術を活かし、火力・原子力・水力発電設備向けの大型鍛造品・鋳造品を供給。

主な製品・サービス2
発電用部材
火力・原子力発電所のタービンロータ、発電機軸などの大型鍛鋼品。
原子力関連部材
原子炉容器、蒸気発生器等の原子力発電所用の鋳鍛鋼部品。

03防衛関連準主力

防衛省向けに防衛関連機器(火砲、艦艇関連機器等)の製造・販売・保守サービスを提供。子会社が製造・修理の一部を分担。国内防衛生産基盤の一翼を担う。

主な製品・サービス1
防衛関連機器
火砲、艦艇関連機器など、防衛省向けの装備品。保守サービスも含む。

04一般鋳鍛鋼・産業機械向け部材準主力

ロール材・金型材等の一般鋳鍛鋼製品、機能性材料、クラッド鋼板を製造・販売。鉄鋼・非鉄金属・機械メーカー向けに高品質な鋳鍛鋼品を供給。

主な製品・サービス2
ロール材・金型材等の一般鋳鍛鋼製品
鉄鋼圧延用ロール、プラスチック金型用鋼材など。
機能性材料、クラッド鋼板
異種金属を接合した複合鋼板や、特殊機能を持つ金属材料。化学プラント、海洋構造物等に使用。

05プラント・エンジニアリング関連準主力

鋼構造物・関連部材(橋梁、水門、各種プラント設備)の製造・販売、プラント設計・建設・修理、風力発電保守、非破壊検査・溶接加工、設備監視保守等を提供。官公庁・電力会社・化学メーカー等向け。

主な製品・サービス3
鋼構造物・関連部材
橋梁、水門、鉄骨などの鋼構造物。
各種プラントの設計・建設及び修理
化学プラント、発電プラント等の設計・建設・メンテナンス。
風力発電機器の保守サービス
風力発電設備の点検・保守。

06電子デバイス関連副次

電子デバイス製造工程向けにレーザアニール装置、ECR成膜装置、プレス・ラミネータ機等を製造・販売・保守サービス。半導体・フラットパネルディスプレイ等の製造装置として供給。

主な製品・サービス3
レーザアニール装置
半導体製造工程で、レーザを照射してシリコン膜を結晶化する装置。低温ポリシリコンTFT等に使用。
ECR成膜装置
電子サイクロトロン共鳴プラズマを用いた成膜装置。半導体・FPD向け薄膜形成に使用。
プレス・ラミネータ機
金属板や樹脂フィルムのプレス成形・ラミネート加工を行う装置。電子部品等に使用。

07鉄道関連副次

鉄道車両用の連結器・緩衝器を製造・販売。JR各社や私鉄向けに供給。

主な製品・サービス1
鉄道用連結器・緩衝器
鉄道車両間の連結・緩衝を行う部品。衝突時の衝撃吸収や車両連結に使用。

製品と技術

射出成形機:自動車部品から家電まで広範な用途

日本製鋼所の主力製品であるプラスチック射出成形機は、溶融樹脂を金型に射出して成形する機械である。自動車部品(バンパー、インパネ)、家電製品(テレビ筐体、洗濯機部品)、日用品(容器、おもちゃ)など幅広い分野で使用される。同社は射出成形機で世界トップクラスのシェアを持ち、特に大型成形機や高精度成形機に強みを持つ。また、マグネシウム合金射出成形機も手がけ、ノートPC筐体や自動車部品の軽量化に貢献している。成形機の販売に加え、金型設計やアフターサービスも提供し、顧客の生産効率向上を支援する。2026年3月期の産業機械事業売上2262億円のうち、成形機関連が大きな割合を占める。

樹脂製造・加工機械:二軸混練押出機とフィルム製造装置

樹脂製造・加工機械は、原料樹脂の混練・造粒からフィルム・シート成形までをカバーする。二軸混練押出機は、樹脂に添加剤や充填材を均一に混合する装置で、自動車部品用コンパウンドや電子部品封止材の製造に不可欠である。フィルム・シート製造装置は、包装材や光学フィルム向けに薄く均一なシートを生産する。2006年に三菱重工業から押出成形機事業を譲り受け、2015年には日立プラントメカニクスから同時二軸延伸機事業を取得し、ラインアップを拡充した。これらの機械は、広島製作所と横浜製作所で設計・製造され、国内外の樹脂加工メーカーに供給される。

鋳鍛鋼部品:火力・原子力発電所の重要部材を支える

素形材・エンジニアリング事業の中核は、発電用の大型鋳鍛鋼品である。火力発電所のタービンロータや発電機軸、原子力発電所の原子炉容器や蒸気発生器など、高温・高圧に耐える部品を室蘭製作所で製造する。これらの部品は、100トン級の鋼塊を鍛造・切削して作られる。また、一般鋳鍛鋼製品として、鉄鋼圧延用ロールやプラスチック金型用鋼材も供給する。クラッド鋼板は、異種金属を接合した複合鋼板で、化学プラントや海洋構造物に使用される。2026年3月期の素形材・エンジニアリング事業売上は457億円、受注高は581億円と旺盛な需要に支えられている。

電子デバイス製造装置:レーザアニールとECR成膜

日本製鋼所の電子デバイス関連機器は、半導体・フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程向けである。レーザアニール装置は、レーザ光を照射してシリコン膜を結晶化する装置で、低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)の製造に使用される。スマートフォンやタブレットの高精細ディスプレイに不可欠な技術である。ECR成膜装置は、電子サイクロトロン共鳴プラズマを利用して薄膜を形成する装置で、半導体やFPDの絶縁膜・導電膜の成膜に用いられる。プレス・ラミネータ機は、金属板や樹脂フィルムのプレス成形・ラミネート加工を行い、電子部品の基材製造に貢献する。これらの装置は、子会社のJSWアクティナシステム株式会社とJSWアフティ株式会社が担当する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業機械の中堅、好調な受注で収益安定も規模は中位

日本製鋼所はプラスチック成形機や発電用機器など産業機械を手掛け、機械セクターの中堅企業。同業の三浦工業やタクマと比較して売上高は2700億円規模で、営業利益率は9%前後と安定。ライバルであるタクマが環境プラントで成長する中、日本製鋼所は成形機の需要回復と原子力関連の受注が追い風。2026年3月期の売上高は+10%超の見込みで、収益も横ばいの見通し。ただし、市場規模の拡大は限定的で、海外展開や新分野への投資が必要。

強み

  • 成形機・プラント受注が回復し、売上高増加見込み。
  • 高精度成形技術で産業界に定評。
  • 営業利益率9%前後を維持。
  • 原子力・環境分野で新規需要を開拓。

課題

  • 同業大手と比較して売上規模が小さく、競争力に限界。
  • 国内の機械需要は横ばいで成長余地が限定的。
  • 新分野への投資と設備更新で資金需要が増加。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が日本製鋼所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
27729東京精密7,116億円27.8倍
35901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
46302住友重機械工業6,759億円16.2倍
56368オルガノ5,790億円20.2倍
65631日本製鋼所5,255億円27.0倍
76268ナブテスコ5,106億円25.6倍
87003三井E&S4,241億円10.8倍
97012川崎重工業4,078億円18.8倍
106005三浦工業3,944億円13.2倍
114208UBE3,740億円14.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 85件

英国企業との合弁で室蘭に創業した1907年

日本製鋼所は1907年11月、北海道炭礦汽船株式会社と英国のアームストロング・ウイットウォース会社、ビッカース会社の3社共同出資により設立された。本店と工場を北海道室蘭に置き、当初は製鋼・鍛鋼・鋳鋼を事業の中心とした。英国企業からの技術導入により、大型鋳鍛鋼品の製造能力を早期に獲得した。1915年に本店を東京に移し、1918年には大阪支店を設置して営業基盤を拡大。1919年には北海道製鉄株式会社を合併し、製鉄・採鉱事業にも進出した。1920年には株式会社広島製作所を買収し、広島工場を設置して事業領域を広げた。創業から約20年で、室蘭、広島、横浜の3拠点体制を整えた。

戦後の解散と再建、1950年の新会社設立

第二次世界大戦後、日本製鋼所は民需転換を進めたが、1950年12月に法定整備計画に基づき旧会社を解散し、新たに株式会社日本製鋼所を設立した。この再編により、事業を継続するための法的基盤を整えた。1951年6月には東京証券取引所と大阪証券取引所に株式を上場し、資金調達の道を開いた。1956年には有限会社金沢工作所(現日鋼工機株式会社)を設立し、機械加工部門を強化。1975年には広島製作所内に機械研究所(現先端技術研究所)を開設し、研究開発体制を整えた。この時期、デミング賞実施賞を1983年に受賞するなど、品質管理でも評価を高めた。

プラスチック機械と防衛で事業を拡大した1970〜80年代

1970年代後半から、日本製鋼所はプラスチック加工機械分野で事業を本格化させた。1978年には米国にJapan Steel Works America, Inc.を設立し、海外販売網を構築。同年には日鋼工営株式会社(現日本製鋼所M&E株式会社)や日鋼運輸株式会社などの子会社を相次いで設立し、グループ体制を強化した。1981年には横浜製作所の新工場を起工し、1983年に操業開始。1986年には北海道厚産株式会社(現日鋼室蘭サービス株式会社)を設立した。また、1988年にはファインクリスタル株式会社を設立し、新素材分野にも進出。この間、プラスチック射出成形機や樹脂加工機械のラインナップを拡充し、輸出も増加させた。防衛関連では火砲や艦艇機器の製造を継続し、国内防衛生産基盤の一角を担った。

アジアへの生産移管とグローバル販売網の完成(1990年代)

1990年代に入り、日本製鋼所はアジア市場への販売・生産拠点を積極的に展開した。1992年にはシンガポールにJSW Plastics Machinery (S) Pte. Ltd.(現THE JAPAN STEEL WORKS (SINGAPORE) PTE. LTD.)を設立。1996年にはマレーシアとタイに子会社を設立し、東南アジアでの販売・サービス体制を整えた。1997年には香港に販売会社を設立。これらの拠点を活用し、射出成形機のアジア市場シェアを拡大した。同時に、室蘭製作所や広島製作所はISO9001やISO14001の認証を取得し、品質・環境管理を国際標準化した。2000年には中国深センにてJSW Injection Machine Maintenance (Shenzhen) Co., Ltd.(現JSW Plastics Machinery (Shenzhen) Co., Ltd.)を設立し、中国本土での保守サービスを開始した。

M&Aによる事業拡大と不採算事業の撤退(2000年代〜2020年)

2006年には三菱重工業株式会社より押出成形機事業を譲り受け、樹脂加工機械のラインアップを強化。同時に株式会社タハラを子会社化し、中空成形機事業を拡大した。2010年には株式会社名機製作所及びそのグループ会社を子会社化し、射出成形機の生産能力と顧客基盤を増強。2012年には株式会社YPKを子会社化し、商社機能を強化した。2014年には日鋼商事株式会社が株式会社YPKを吸収合併し、日鋼YPK商事株式会社に商号変更した。一方、2020年には圧縮機事業をブルックハルトジャパン株式会社に譲渡し、不採算事業から撤退した。また、2020年には素形材・エンジニアリング事業の技術部門を日鋼MEC株式会社(現日本製鋼所M&E株式会社)に承継し、グループ内の再編を進めた。

名機製作所の完全子会社化と組織再編(2016〜2020年)

2016年3月、日本製鋼所は株式会社名機製作所を株式交換により完全子会社化し、射出成形機事業の一体運営を図った。2020年4月には株式会社名機製作所を吸収合併し、愛知県大府市に名機製作所を設置。同時に、日鋼MEC株式会社(連結子会社)が株式会社日鋼機械センター、日鋼検査サービス株式会社、株式会社J-Winを吸収合併し、商号を日本製鋼所M&E株式会社に変更した。この再編により、素形材・エンジニアリング事業の設計・製造・販売・保守を一本化。また、2020年10月にはニチユマシナリー株式会社を吸収合併し、事業の効率化を図った。2021年には株式会社ジーエムエンジニアリングを完全子会社化し、樹脂加工機械の周辺技術を獲得した。

プライム市場移行と2026年の大型吸収合併

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、日本製鋼所は市場第一部からプライム市場に移行した。2022年7月にはポーランドにJSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.を設立し、欧州での射出成形機の販売・サービス拠点を新設した。2026年4月には、子会社の日本製鋼所M&E株式会社を吸収合併し、室蘭製作所(北海道室蘭市)を設置。これにより、素形材・エンジニアリング事業を直接掌握し、経営資源の集中を図った。2026年3月期の連結売上高は2749億円と過去最高を更新し、受注残高も4314億円に達した。中期経営計画「JGP2028」では、2029年3月期に売上高5000億円を目標としている。

年表85件を開く

1900年代

  • 1907年11月創業北海道炭礦汽船株式会社と英国アームストロング・ウイットウォース会社(Sir W.G.Armstrong, Whitworth&Co., Ltd.)、ビッカース会社(Vickers Sons and Maxim, Ltd.)の3社共同出資により設立。本店及び工場を北海道室蘭におく。

1910年代

  • 1915年12月本店を東京市に移す。
  • 1918年7月大阪市に支店をおく。(現西日本営業所)
  • 1919年12月M&A北海道製鉄株式会社(室蘭市輪西町所在)を合併して、製鉄及び採鉱事業を兼営。

1920年代

  • 1920年11月M&A株式会社広島製作所(広島市外所在)を買収して広島工場(現広島製作所)を設置。

1930年代

  • 1935年11月横浜工場を神奈川県金沢町に起工。1936年6月に竣工し操業開始。

1940年代

  • 1945年12月製作所ごとに逐次民需品生産転換許可をうけ、民需品の生産を開始。

1950年代

  • 1950年12月法定整備計画に基づき、商号を㈱旧日本製鋼所と変更の上解散し、新たに㈱日本製鋼所を設立。
  • 1951年6月上場東京及び大阪証券取引所に株式上場。(2013年1月大阪証券取引所は東京証券取引所に統合)
  • 1956年3月商号変更有限会社金沢工作所設立。(1988年3月組織変更、1990年5月及び2011年10月商号変更、現日鋼工機株式会社)(連結子会社)

1970年代

  • 1975年1月広島製作所内に機械研究所を開設。(現先端技術研究所)
  • 1975年12月商号変更日鋼プラスチック機械サービス株式会社設立。(1984年6月商号変更、現株式会社ニップラ)(連結子会社)
  • 1978年8月米国にJapan Steel Works America, Inc.設立。(連結子会社)
  • 1978年9月ニッコー厚産株式会社設立。(連結子会社)
  • 1978年12月日鋼工営株式会社設立。(連結子会社)
  • 1979年1月日鋼運輸株式会社設立。(連結子会社)
  • 1979年1月創業日鋼検査サービス株式会社設立。
  • 1979年4月日鋼設計株式会社設立。(連結子会社)

1980年代

  • 1981年12月横浜製作所の新工場を神奈川県横浜市金沢地先工業団地に起工。1982年12月から移転開始。1983年1月に竣工し操業開始。(旧工場は閉鎖)
  • 1983年11月デミング賞委員会よりデミング賞実施賞を受ける。
  • 1986年10月商号変更北海道厚産株式会社設立。(2013年10月商号変更、現日鋼室蘭サービス株式会社)(連結子会社)
  • 1986年11月創業日鋼デザイン株式会社設立。
  • 1987年8月商号変更日鋼商事株式会社設立。(2014年1月商号変更、現日鋼YPK商事株式会社)(連結子会社)
  • 1988年8月ファインクリスタル株式会社設立。(連結子会社)

1990年代

  • 1990年2月株式会社サン・テクトロ設立。(連結子会社)
  • 1990年4月創業日鋼情報システム株式会社設立。
  • 1992年7月商号変更シンガポールにJSW Plastics Machinery (S) Pte. Ltd.設立。(2014年1月商号変更、現THE JAPAN STEEL WORKS (SINGAPORE) PTE. LTD.)(連結子会社)
  • 1992年11月日鋼トラック株式会社設立。(連結子会社)
  • 1994年1月室蘭製作所(鋳鍛鋼、鋼板、塔槽、クラッド鋼板、鋼管)ISO9001取得。
  • 1994年4月創業日鋼マテリアル株式会社設立。
  • 1994年12月広島製作所(樹脂加工・製造機械、射出成形機、コンプレッサー)ISO9001取得。
  • 1996年7月マレーシアにJSW Plastics Machinery (M) SDN. BHD.設立。(連結子会社)
  • 1996年9月エムジープレシジョン株式会社設立。(連結子会社)
  • 1996年9月商号変更タイにJSW Plastics Machinery (T) Co., Ltd.設立。(2014年7月商号変更、現The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd.)(連結子会社)
  • 1997年1月商号変更株式会社洋光設立。(2004年11月商号変更、現株式会社ジャスト)(連結子会社)
  • 1997年4月香港にJSW Plastics Machinery (H.K.) Co., Ltd.設立。(連結子会社)
  • 1998年2月創業株式会社日鋼機械センター設立。
  • 1998年2月日鋼特機株式会社設立。(連結子会社)
  • 1998年12月室蘭製作所及び広島製作所ISO14001取得。
  • 1999年1月横浜製作所(樹脂加工・製造機械)ISO9001取得。

2000年代

  • 2000年3月日鋼テクノ株式会社設立。(連結子会社)
  • 2002年5月商号変更中国にJSW Injection Machine Maintenance (Shenzhen) Co., Ltd.設立。(2018年11月商号変更、現JSW Plastics Machinery (Shenzhen) Co., Ltd.)(連結子会社)
  • 2003年1月創業株式会社日鋼キャスティング設立。
  • 2003年1月創業株式会社JSW Clad Steel Plate Company設立。
  • 2003年4月米国にJSW Compounding Technical Centerを開設。
  • 2005年7月創業株式会社J-Win設立。
  • 2006年5月商号変更JSW ITサービス株式会社設立。(2021年10月商号変更、現JSWアクティナシステム株式会社)(連結子会社)
  • 2006年7月室蘭環境プラントサービス株式会社設立。(連結子会社)
  • 2006年9月横浜製作所ISO14001取得。
  • 2006年11月三菱重工業株式会社より押出成形機事業を譲り受け。
  • 2006年11月M&A株式会社タハラを子会社化。(連結子会社)
  • 2007年6月フィルムテクニカルセンター(広島製作所内)開設。
  • 2007年8月本社を東京都品川区に移転。
  • 2007年8月創業JSW樹脂機械サービス株式会社設立。
  • 2008年7月中国にJSW Machinery Trading (Shanghai) Co., Ltd.設立。(連結子会社)
  • 2009年12月インドにJAPAN STEEL WORKS INDIA PRIVATE LIMITED設立。(非連結子会社)

2010年代

  • 2010年2月M&A株式会社名機製作所及びそのグループ会社を子会社化。
  • 2010年12月中国にJSW Machinery (Ningbo) Co., Ltd.設立。(連結子会社)
  • 2012年4月M&A株式会社YPK及びそのグループ会社を子会社化。
  • 2012年9月ドイツにJapan Steel Works Europe GmbH設立。(非連結子会社)
  • 2012年10月M&A日鋼テクノ株式会社(連結子会社)が日鋼マテリアル株式会社を吸収合併。
  • 2014年1月M&A日鋼商事株式会社(連結子会社)が株式会社YPKを吸収合併し、商号を日鋼YPK商事株式会社に変更。
  • 2014年2月JSWアフティ株式会社設立。(連結子会社)
  • 2014年4月M&AJSW樹脂機械サービス株式会社を吸収合併。
  • 2014年4月JSWアフティ株式会社(連結子会社)がエム・イー・エス・アフティ株式会社より薄膜成膜装置事業を譲り受け。
  • 2014年10月M&A日鋼工営株式会社(連結子会社)が日鋼デザイン株式会社、株式会社日鋼キャスティング、株式会社JSW Clad Steel Plate Companyを吸収合併し、商号を日鋼MEC株式会社に変更。
  • 2015年4月株式会社日立プラントメカニクスより同時二軸延伸機事業を譲り受け。
  • 2015年5月M&A韓国のSM PLATEK CO., LTD.を子会社化。(連結子会社)
  • 2016年3月M&A株式会社名機製作所を株式交換により完全子会社化。
  • 2018年4月株式会社ジーエムエンジニアリングの株式を取得し持分法適用関連会社化。
  • 2019年4月M&A日鋼情報システム株式会社を吸収合併。
  • 2019年4月M&A株式会社ジーエムエンジニアリングの株式を追加取得し子会社化。(連結子会社)
  • 2019年4月創業中国に捷姆富(淅江)光電有限公司を設立。(持分法適用関連会社)
  • 2019年8月室蘭銅合金株式会社を設立。(連結子会社)
  • 2019年11月M&Aニチユマシナリー株式会社の株式を取得し連結子会社化。

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社名機製作所を吸収合併し、名機製作所(愛知県大府市)を設置。
  • 2020年4月M&A素形材・エンジニアリング事業並びに風力発電機器保守サービスの技術部門を吸収分割により、日鋼MEC株式会社に承継すると共に、日鋼MEC株式会社(連結子会社)が株式会社日鋼機械センター、日鋼検査サービス株式会社及び株式会社J-Winを吸収合併し、商号を日本製鋼所M&E株式会社に変更。
  • 2020年4月圧縮機事業をブルックハルトジャパン株式会社に譲渡。
  • 2020年10月M&Aニチユマシナリー株式会社を吸収合併。
  • 2021年3月M&A株式会社ジーエムエンジニアリングの株式を追加取得し完全子会社化。
  • 2021年8月中国に日製鋼機電商貿(上海)有限公司を設立。(連結子会社)
  • 2021年10月商号変更フラットパネルディスプレイ装置事業を吸収分割によりJSW ITサービス株式会社(連結子会社)に承継すると共に、JSW ITサービス株式会社が商号をJSWアクティナシステム株式会社に変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年7月ポーランドにJSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.を設立。(連結子会社)
  • 2026年4月M&A日本製鋼所M&E株式会社を吸収合併し、室蘭製作所(北海道室蘭市)を設置。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2034年3月期まで5,000億円規模

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パーパスに基づく事業推進

    「Material Revolutionの力で世界を持続可能で豊かにする」をパーパスとし、産業機械と新素材の開発・実装を通じて社会課題を解決し、社会価値の創出と企業価値向上を同時に実現する。

  2. 02

    組織風土改革の推進

    高い倫理観とチャレンジ精神、心理的安全性の醸成を両立させる組織風土改革を推進し、社員の行動変革を促す。部門を越えたコミュニケーションで問題や情報を共有し、挑戦を推奨する文化を構築する。

  3. 03

    マテリアリティへの対応

    プラスチック資源循環社会、低炭素社会、超スマート社会への貢献を価値創造領域とし、人的資本強化、未来への投資、ガバナンス強化を経営基盤領域として取り組む。

  4. 04

    中期経営計画JGP2028の実行

    5カ年の中期経営計画「JGP2028」を推進。2034年3月期に売上高5,000億円規模を目指し、サステナビリティ目標と財務目標を同時に実現するため、マテリアリティ解決と持続的企業価値向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,419人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、9期前と比べて+16.1%平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,239
2018年3月5,156
2019年3月61539.415.65,174
2020年3月63439.114.45,334
2021年3月64339.713.45,442
2022年3月65939.613.75,329
2023年3月67739.312.54,966
2024年3月68739.012.75,115
2025年3月69438.812.55,283432
2026年3月71438.812.65,419467

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率98.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 21 / 海外 12、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
広島製作所 — 広島市 安芸区332億円
産業機械 事業
室蘭製作所 — 北海道 室蘭市104億円
素形材・エンジニアリング事業
全社共通 — 東京都 三鷹市他8,695百万円
全社
横浜製作所 — 横浜市 金沢区3,843百万円
産業機械 事業
本社工場等 — 韓国 京畿道 安山市2,704百万円
産業機械 事業
名機製作所 — 愛知県 大府市2,502百万円
産業機械 事業
本社工場等 — 千葉県 印西市1,398百万円
産業機械 事業
本社工場等 — 北海道 室蘭市1,179百万円
その他 事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日鋼YPK商事㈱(注)3
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニップラ
    広島県 広島市安芸区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日鋼運輸㈱
    北海道 室蘭市 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    日本製鋼所M&E㈱(注)4、5
    北海道 室蘭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ファインクリスタル㈱
    北海道 室蘭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サン・テクトロ
    広島県 広島市安芸区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日鋼工機㈱
    神奈川県 横浜市金沢区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日鋼設計㈱
    広島県 広島市安芸区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッコー厚産㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日鋼室蘭サービス㈱
    北海道 室蘭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日鋼トラック㈱
    北海道 室蘭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エムジープレシジョン㈱
    広島県 広島市安芸区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • 日鋼特機㈱東京都 品川区100%
  • ㈱ジャスト(注)6広島県 広島市南区100%
  • 日鋼テクノ㈱広島県 広島市安芸区100%
  • JSWアクティナシステム㈱神奈川県 横浜市金沢区100%
  • ㈱タハラ千葉県 印西市100%
  • JSWアフティ㈱神奈川県 横浜市金沢区100%
  • 室蘭環境プラントサービス㈱北海道 室蘭市51%
  • ㈱ジーエムエンジニアリング神奈川県 横浜市港北区100%
  • 室蘭銅合金㈱北海道 室蘭市51%
  • Japan Steel Works America, Inc.米国 イリノイ州100%
  • THE JAPAN STEEL WORKS (SINGAPORE) PTE. LTD.シンガポール100%
  • JSW Plastics Machinery (H.K.) Co., Ltd.中国 香港100%
  • JSW Machinery Trading (Shanghai) Co., Ltd.中国 上海市100%
  • JSW Machinery (Ningbo) Co., Ltd.中国 浙江省寧波市100%
  • JSW Plastics Machinery (M) SDN. BHD.マレーシア セランゴール州100%
  • The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd.タイ サムットプラカーン県100%
  • JSW Plastics Machinery (Shenzhen) Co., Ltd.中国 広東省深圳市100%
  • SM PLATEK CO., LTD.韓国 京畿道安山市95%
  • 日製鋼機電商貿(上海)有限公司中国 上海市100%
  • JSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.ポーランド マゾフシェ県100%
  • 捷姆富(淅江)光電 有限公司中国 浙江省海寧市49%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業国内規制適正化に関わる技術開発新たな水素特性判断基準の導入に関する研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-06
    1.2億円
  • 調達
    超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発複合圧力容器の設計手法確立・技術基準整備に関する技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-03
    8,760万円
  • 調達
    AHEAD弾技術に関する調査
    防衛省 · 2017-12-19
    6,400万円
  • 調達
    レールガン電源用数値モデル作成及び解析作業
    防衛省 · 2021-09-15
    2,870万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム超高出力・多波長・集積型深紫外半導体レーザーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-29
    1,343万円
  • 調達
    艦艇の弾庫内運弾装置のぎ装に関する基礎資料の作成
    防衛省 · 2019-09-27
    712万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムワットクラス深紫外半導体レーザーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-07-09

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,749億円営業利益253億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.6%、利益が+11.0%。

売上高
+10.6%
2,749億円
営業利益
+11.0%
253億円
純利益
+6.7%
192億円
営業利益率
9.2%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,100億円2,749億円
営業利益270億円253億円
純利益190億円192億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は582億円、営業利益は59億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.2%、営業利益は+110.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q76587
2024年1Q548285.125
2024年2Q554305.423
2024年3Q637548.542
2024年4Q78653
2025年2Q1,083837.760
2025年4Q1,40314510.3120
2026年2Q1,3571229.0101
2026年4Q1,3921319.491
2027年1Q5825910.159

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,207億円から2,749億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は9.2%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,20717183
日鋼商事株式会社(連結子会社)が株式会社YPKを吸収合併し、商号を日鋼YPK商事株式会社に変更。
2014年3月1,8879755
韓国のSM PLATEK CO., LTD.を子会社化。(連結子会社)
2015年3月1,94792−53
株式会社名機製作所を株式交換により完全子会社化。
2016年3月2,233141−166
2017年3月2,125121−50
2018年3月2,117221107
中国に捷姆富(淅江)光電有限公司を設立。(持分法適用関連会社)
2019年3月2,202279200
株式会社名機製作所を吸収合併し、名機製作所(愛知県大府市)を設置。
2020年3月2,17519993
株式会社ジーエムエンジニアリングの株式を追加取得し完全子会社化。
2021年3月1,98010769
ポーランドにJSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.を設立。(連結子会社)
2022年3月2,138168139
2023年3月2,387150120
2024年3月2,525199143
2025年3月2,4862282359.2180
日本製鋼所M&E株式会社を吸収合併し、室蘭製作所(北海道室蘭市)を設置。
2026年3月2,7492532619.2192

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,749億円のうち、営業利益として残るのは253億円9.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は192億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.6%2,106億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.2%390億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.2%253億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
9.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
7.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.8pt
9.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−169億円、投資CFが−171億円で、差し引きのフリーCFは−340億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は774億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月237−58−153179510
2014年3月115−57−15058423
2015年3月116−27−3089492
2016年3月197−1214876615
2017年3月120−136−12−16587
2018年3月267−51−25216779
2019年3月11−13−38−2738
2020年3月190−132−6258745
2021年3月147−3228115888
2022年3月223−30−291931,058
2023年3月−109−201−1864
2024年3月217−68−49149969
2025年3月−46−123−57−169752
2026年3月−169−171361−340774

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,300億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,138億円で、自己資本比率は49.4%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,0401,3441,69643.8
2014年3月2,9311,3931,53847.1
2015年3月3,1971,3821,81542.7
2016年3月2,9311,1131,81837.5
2017年3月2,7531,0761,67738.6
2018年3月2,9741,1861,78839.4
2019年3月3,0551,2981,75742.0
2020年3月2,9721,3251,64744.0
2021年3月3,1621,4201,74244.4
2022年3月3,3971,5111,88644.0
2023年3月3,4841,6061,87845.7
2024年3月3,6681,7861,88248.3
2025年3月3,9811,9512,03048.5
2026年3月4,3002,1382,16249.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
778億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,665億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
45億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,162億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中45位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中181位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.6%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,061で、1年前と比べて-18.4%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥7,061-4.6%1ヶ月-7.0%1年-18.4%時価総額5,255億円
過去52週の値幅
安値¥6,694高値¥10,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.0倍
PER (会社予想)27.4倍
PBR2.43倍
配当利回り1.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-4.39%と下落、8月21日は-4.65%と急落。終値は7410円。25日移動平均線(7665.6円)を約3.3%下回り、75日線(7846円)も下回る。200日線(8671.7円)も大きく下回るなど、長期トレンドは弱い。52週高値10620円からは約30%下落。RSIは48.14と中立圏。出来高は8月18日に139万株と増加したが、その後は減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 28/100)

PERは28.38倍で業界平均23.18倍を大幅に上回り、PBRも2.55倍と平均1.54倍の約1.7倍と割高。ROEは9.5%と平均的な水準だが、株価が高く評価されている。配当利回り1.24%は平均2.66%の半分以下で、投資家の期待は成長に集中している。今後の増益予想はあるものの、バリュエーションは既に割高圏にあり、株主還元の弱さも指摘される。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.0倍22.7倍
PER (予想)27.4倍
PBR2.43倍1.50倍
ROE9.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、産業機械市況の回復と大型鋳鍛鋼品の需要拡大が収益を押し上げるかどうか。強気派は、EV関連の軽量化需要や風力発電投資の増加を追い風に、高付加価値製品の受注が増えると見る。弱気派は、中国経済の減速や機械受注の不安定さ、原材料高によるコスト増を懸念する。市場は利益成長の持続性と為替の影響を注視している。

プラスに働く材料7
  • EV需要で軽量化部材が伸びる

    EVシフトでプラスチック部品需要が拡大し、高精度射出成形機の需要が増加

  • 再エネ投資で鋳鍛鋼品が好調

    風力発電用鋳造品や原子力関連の受注が増加し、稼働率向上

  • 機械受注が回復基調

    最新の受注統計で国内外の産業機械需要が上向き傾向

  • 2026年3月期は売上高2,749億円と2桁増収計画決算発表後影響

    売上高2,486億円→2,749億円、増収率10.6%、営業利益253億円

  • 営業利益率9.2%を維持し高収益構造が続く通年影響

    営業利益率9.17%→9.20%、売上高増で営業利益も増加

  • 最終利益192億円へ増益、1株利益向上通年影響

    純利益180億円→192億円、増加額12億円

  • 外国人保有比率36.09%と成長期待の資金流入継続影響

    外国人保有36.09%、ROE9.5%と資本効率の高さが選好材料

マイナスに働く材料7
  • 中国市況の減速懸念

    中国向け射出成形機の販売が低調で、受注減のリスク

  • 原材料高が利益を圧縮

    鋼材や樹脂の価格上昇がコスト増となり、利益率を悪化させる

  • 受注の波が大きい

    大型案件の受注が間歇的で、四半期業績が変動しやすい

  • PER29.59倍と予想30倍で割高感が意識される継続影響

    実績PER29.59倍、予想PER30倍、PBR2.67倍と高水準

  • 配当利回り1.19%と株主還元が薄い通年影響

    配当利回り1.19%、利益成長に対し還元が追い付かない

  • 前期は減収で需要低迷のマイナス材料決算発表後影響

    2025/3期売上高2,486億円と前期比減、純利益も減

  • 株価1年で18.29%下落、下値リスク残る継続影響

    1年下落率18.29%、時価総額5,763億円、動意薄

次の決算で確かめる点
射出成形機の受注額
主力事業の需要動向を示し、業績の先行指標となる
鋳鍛鋼品の受注残高
再エネ関連の大型受注の進捗を確認し、収益安定性を見極める
営業利益率
原材料高や為替の影響を反映し、収益性の持続性を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+7.0%いまの株価に対する利回りは1.30%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
1.30%
いまの株価に対して
配当性向
43.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月25
2018年3月3850.032.2
2019年3月5546.723.6
2020年3月45−18.250.2
2021年3月35−22.226.2
2022年3月5762.945.4
2023年3月581.835.7
2024年3月591.744.7
2025年3月8645.857.4
2026年3月927.043.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,269人。区分でいちばん多いのは金融機関38.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.1%を占め、残る50.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関44.549.847.740.241.938.9
外国法人28.622.322.430.532.536.0
個人・その他12.813.214.914.112.111.9
事業法人12.211.511.811.711.410.2
証券会社1.93.23.13.52.02.9
自己株式1.11.11.11.11.11.1
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.55
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.62
03大樹生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.80
04ステート ストリート バンク アンドトラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.60
05野村信託銀行株式会社(投信口)2.32
06バンク オブ ニユーヨーク ジーシーエム クライアント アカウント ジエイピーアールデイ アイエスジー エフイー-エイシー(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.51
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.49
08三菱重工業株式会社1.35
09月島ホールディングス株式会社1.24
10ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-08-24
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    15.21%
    -0.07pt
  • 2026-08-20
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    8.06%
    +1.02pt
  • 2026-08-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    15.28%
    -1.05pt
  • 2026-08-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    16.33%
    +1.01pt
  • 2026-06-24
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.38%
    +0.21pt
  • 2026-06-09
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.17%
    -12.76pt
  • 2026-05-21
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    0.66%
    -0.44pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+134%、1株純資産は14期で+61%。直近期のROEは9.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1121,7966.322.449.3
2014年3月751,8644.131.027.9
2015年3月−721,844−3.9
2016年3月−2271,497−13.5
2017年3月−681,446−4.6
2018年3月1461,5929.623.332.2
2019年3月2721,74716.37.523.6
2020年3月1271,7797.210.350.2
2021年3月941,9095.128.026.2
2022年3月1902,0319.620.145.4
2023年3月1632,1627.815.235.7
2024年3月1942,4058.517.544.7
2025年3月2442,6259.721.557.4
2026年3月2612,8869.532.043.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額416百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松尾敏夫代表取締役 社長6427,337
菊地宏樹代表取締役 副社長 CFO、安全保障輸出管理管掌、経理部担当、経営企画室長6515,105
井上茂樹取締役 専務執行役員 CTO、全社品質担当、知的財産部担当、フォトニクス事業室担当、イノベーションマネジメント 本部長6214,182
馬本誠司取締役 専務執行役員 CISO、情報システム室・ DX推進室担当、事業開発室長629,451
中西英雄取締役 執行役員 安全保障輸出管理担当、総務部担当、グローバル戦略本部 グローバル業務管理部長603,600
中西義之取締役71
三井久夫取締役73463
河村潤子取締役69
栗木康幸取締役72
水本伸子取締役69
三戸慎吾監査役(常勤)6615,239
柴田基行監査役(常勤)646,137
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
山口更織監査役67
海野晋哉監査役68
藤松文52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6172319529750
社外取締役7767611
監査役3434314

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,956字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社43社(うち連結子会社32社、非連結子会社11社)及び関連会社2社(うち持分法適用関連会社1社)により構成され、産業機械事業、素形材・エンジニアリング事業及びその他事業を展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と主な子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 部門   事業内容   当社及び主な子会社の位置付け 産業機械 事業   樹脂製造・ 加工機械   樹脂製造・加工機械(造粒機、二軸混練押出機、フィルム・シート製造装置等)の製造・販売・保守サービス   当社が製造・販売の主要部分を担当しており、日鋼設計㈱、日鋼テクノ㈱、日鋼工機㈱が設計・製造の一部を分担しております。国内販売の一部を日鋼YPK商事㈱が分担しております。なお、SM PLATEK CO., LTD.、㈱ジーエムエンジニアリングは、当社の事業拡大のための子会社です。 成形機   プラスチック射出成形機、中空成形機、マグネシウム合金射出成形機の製造・販売・保守サービス   当社が製造・販売の主要部分を担当しており、日鋼設計㈱、日鋼テクノ㈱、JSW Machinery (Ningbo) Co., Ltd.が設計・製造の一部を分担しております。国内販売の一部を日鋼YPK商事㈱が分担し、海外での販売・保守サービスはJapan Steel Works America, Inc.が米国を担当し、THE JAPAN STEEL WORKS (SINGAPORE) PTE. LTD.、JSW Plastics Machinery (H.K.) Co., Ltd.、The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd.、JSW Plastics Machinery (M) SDN. BHD.、JSW Plastics Machinery (Shenzhen) Co., Ltd.、JSW Machinery Trading (Shanghai) Co., Ltd.がアジア地区を担当、JSW Plastics Machinery Europe Sp. z o.o.がヨーロッパ地区を担当しております。また、国内及び海外の一部地域の保守サービスについては㈱ニップラが担当しております。なお、中空成形機は主として㈱タハラが製造・販売を担当しております。エムジープレシジョン㈱は当社の事業拡大のための子会社です。 防衛関連 機器   防衛関連機器等の製造・販売・保守サービス   当社が製造・販売の主要部分を担当しており、㈱サン・テクトロ、㈱ジャスト及び日鋼特機㈱が製造と修理等の一部を分担しております。 その他の 産業機械   電子デバイス関連機器(レーザアニール装置、ECR成膜装置、プレス・ラミネータ機等)、鉄道用連結器・緩衝器等の製造・販売・保守サービス   電子デバイス関連機器につきましては、子会社のJSWアクティナシステム㈱、JSWアフティ㈱及び当社が製造・販売・保守サービスを担当しており、日製鋼機電商貿(上海)有限公司がレーザアニール装置の中国での販売・保守サービスを分担しております。鉄道用連結器・緩衝器につきましては、当社が製造・販売を担当しております。 素形材・ エンジニアリング事業   素形材製品   発電用部材、原子力関連部材、ロール材・金型材等の一般鋳鍛鋼製品、機能性材料等の鋳鍛鋼部材・クラッド鋼板等の製造・販売   子会社の日本製鋼所M&E㈱が設計・製造・販売・検査・建設・修理・保守サービスを担当しており、日鋼運輸㈱、日鋼トラック㈱が構内運搬及び運送を担当しております。日鋼室蘭サービス㈱は、子会社の事務・管理部門の補助事業(警備、印刷、社宅管理等)を行っております。なお、室蘭環境プラントサービス㈱は、当社の事業多角化のための子会社です。 エンジニア リング他   鋼構造物・関連部材等の製造・販売、各種プラントの設計・建設及び修理、風力発電機器の保守サービス、各種非破壊検査及び溶接加工、各種装置及び機器類の監視・保守点検及び補修等 その他事業   その他   新製品の研究開発・製造・販売、業務支援・管理サービス事業等   ニッコー厚産㈱は、当社及び子会社の事務・管理部門の補助事業(警備、印刷、社宅管理等)を行っております。なお、ファインクリスタル㈱と室蘭銅合金㈱は、当社の事業多角化のための子会社です。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,271字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 ① Our Philosophy 当社は、将来予測が困難な事業環境において、当社グループが一丸となって変化に対応していくための判断と行動の軸となる「Purpose(パーパス)」を“「Material Revolution®」の力で世界を持続可能で豊かにする。”と制定しました。また、「Purpose(パーパス)」を起点として、当社グループが将来目指す姿である「Vision(ビジョン)」及び当社グループ独自の提供価値を生み出す「Value Creation Process(価値創造プロセス)」を再定義し、これら3つを合わせて企業グループ理念体系「Our Philosophy」として制定しました。同時に、「Purpose(パーパス)」を実現するために優先的に取り組むべきテーマとして6つのマテリアリティ(重要課題)を特定しております。 当社グループは、全ての役職員が「Purpose(パーパス)」を共有し、マテリアリティ(重要課題)の重要性を認識した上で、実効性のある経営、事業活動に取り組み、様々な社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じ、将来にわたって全てのステークホルダーに貢献し、社会価値の創出と持続的な企業価値の向上を同時に実現してまいります。 「Purpose(パーパス)」を起点とした日本製鋼所グループの企業理念体系及びマテリアリティ(重要課題)の概要は以下のとおりです。 <Purpose(パーパス)を起点とした日本製鋼所グループの企業理念体系「Our Philosophy」> ○Philosophy Structure <マテリアリティ(重要課題)> ○価値創造領域:当社グループの事業を通じた価値創造と社会課題の解決 ・プラスチック資源循環社会の実現 ・低炭素社会への貢献 ・超スマート社会への貢献 ○経営基盤領域:当社グループの持続的成長に向けた経営基盤の強化 ・人的資本の強化とDEI & B ・未来への投資とイノベーションマネジメント ・JSWグループにおけるガバナンス強化 なお、当社ホームページに「Purpose(パーパス)」及びマテリアリティ(重要課題)の詳細を掲載しておりますのでご参照ください。当社ホームページは随時、最新の情報に更新しておりますが、下記の参照先につきましては、有価証券報告書提出日現在において更新の予定はございません。 Purpose(パーパス) (https://www.jsw.co.jp/ja/guide/vision.html) マテリアリティ(重要課題) (https://www.jsw.co.jp/ja/sustainability/materiality.html) ② 日本製鋼所グループ サステナビリティ基本方針 当社グループは、サステナビリティを巡る取り組みについての基本的な方針として、「日本製鋼所グループ サステナビリティ基本方針」を定めています。 「日本製鋼所グループ サステナビリティ基本方針」は以下のとおりです。 日本製鋼所グループは、“「Material Revolution®」の力で世界を持続可能で豊かにする。”というパーパスのもと、社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて以下の通りステークホルダーに貢献すると同時に組織的な危機管理を徹底し、社会価値の創出と持続的な企業価値の向上を同時に実現していきます。   [お客様や社会のために] 品質を重視した信頼性の高い製品の提供と適切なコミュニケーションを通じて、お客様や社会が抱える課題を解決し、持続可能で豊かな社会の実現を目指します。 [地球環境のために] 事業活動およびサプライチェーン全体で環境負荷の低減に取り組み、循環型社会の構築や気候変動の抑制に貢献します。 [ともに働く人々のために] 個々の能力を高め、多様性を尊重する働き方を実現するとともに、人権を重視し、健康・安全で風通しがよく、だれもが働きがいをもてる職場環境を提供します。 [お取引先のために] 公平・公正な取引を通じて、ともに社会価値を創造し、共存共栄のパートナーシップを構築します。 [地域社会のために] 「良き企業市民」として、積極的に地域社会に参画し、その発展に貢献します。 [株主・投資家のために] 経営の透明性・健全性・効率性を確保し、持続的な企業価値の向上を図ります。また、適正な企業情報の適時適切な開示に努めるとともに、ステークホルダーとの建設的な対話を行います。   上記の実践にあたっては、人権尊重、コンプライアンス遵守に努め、その敷衍とともに、コーポレートガバナンスの充実に取り組みます。 (2)経営環境と対処すべき課題 ① 組織風土改革 当社グループにおける組織風土改革活動は、品質不適切行為を端緒として2023年より取り組みを開始し、品質コンプライアンスはもとより、当社グループのイノベーションと持続的な成長に関わる重要な課題であるとの認識のもと、取締役会において「高い倫理観とチャレンジ精神」と、あらゆる業務・場面における「心理的安全性」の醸成・両立を企図した取り組みを行っていくことを確認しております。 具体的には、社員一人ひとりが自由に意見を出し合い、部門を越えた活発なコミュニケーションにより問題や情報を速やかに共有できること、そして、チャレンジを推奨し、それに伴う失敗を成長の糧と捉えて支援する組織風土の醸成が重要であると認識しております。 この組織風土改革活動と、「Purpose(パーパス)」、「Vision(ビジョン)」の浸透活動を通じ、社員一人ひとりの行動変革を促すことで、中期経営計画「JGP2028」策定の前提である『2033年度に目指す姿』を、マテリアリティを解決しながら実現してまいります。 ② 経営環境 当社グループを取り巻く中期的な経営環境は、産業機械事業では、防衛関連機器事業が高水準に推移するほか、低炭素社会の実現や省エネルギー化、プラスチック資源循環社会の実現に向けて、各種プラスチック加工機械の底堅い需要を見込んでおります。素形材・エンジニアリング事業では、世界的に伸長する電力需要に対して安定供給と低炭素を実現する発電機器向け素形材製品の安定的な需要が見込まれます。 なお、現下の中東情勢が当社グループの事業及び業績へ与える影響については、足元で潤滑油・塗料など生産用資材の供給制約等が生じつつあり、これらが長期化した場合には影響を受ける可能性がありますが、現時点では直接的な影響は限定的と見込んでおります。 (3)中期経営計画「JGP2028」の進捗について 当社グループは、2025年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画「JGP2028」を推進しております。 「JGP2028」の概要は以下のとおりです。 1)「JGP2028」の位置づけ 当社グループでは、長期的な視点で成長戦略を立案することを目的に、中期経営計画の期間を5カ年としております。特に「JGP2028」では、10年後の2034年3月期における当社グループの目指す姿を、「Purpose(パーパス)」のもと、サステナビリティ目標「社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて持続可能で豊かな世界の実現に貢献する」及び財務目標「売上高5,000億円規模の企業グループへの成長」を同時に実現することとし、その中間地点である2029年3月期における目標を設定し、マテリアリティ解決と持続的企業価値向上を目指すための具体的なあり方を明確にしました。 2)財務目標(連結) 3)基本方針
事業等のリスク5,603字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <当社グループにおけるリスク管理体制> 当社グループでは「日本製鋼所グループ リスク管理規程」を定め、リスク管理担当役員を委員長とする「リスクマネジメント委員会」において、重要リスクの選定やリスク対応に係る審議等を実施し、適切かつ効果的なリスク管理を実行しております。また、経営管理部門がリスクマネジメント委員会の事務局となり、スリーラインモデルのリスクマネジメント体制を構築し、第2線のリスク管理部門の機能を強化すると共に、リスク管理の状況を取締役会及び経営戦略会議に報告しております。また、内部監査部門である監査室が第3線としてリスク管理状況のモニタリングを行い、取締役会及び経営戦略会議に報告しており、これらにより実効性の高い全社的リスクマネジメントを推進しております。なお、経営企画室リスクマネジメントグループが全社的リスクマネジメント活動を推進、統括しております。 (1)事業環境 設備投資関連事業が中心の当社グループの事業は、国内外の景気及び政策の動向に左右されます。また製品の納期も長いことから調達価格や為替の変動等による収益性の低下や追加費用の発生によって当初見積り以上のコストが発生する可能性があります。その場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グローバル経済の状況とその変動に伴う影響に留意し、また各国の政策動向について早期の情報収集に努めるとともに、業績に影響を与える事象が発生した場合は、その影響を織り込んで業績予測に反映し、取締役会及び経営戦略会議における討議を経て、状況に応じた経営資源の再配分を行っております。また、製品のライフサイクルを注視して中長期的な製品・事業ポートフォリオを意識した経営に努めております。 (2)設備の減損に係るリスク 当社グループは、既存事業の競争力強化並びに新規事業や新規製品の開拓・開発のため、設備投資を行っております。固定資産の減損に係る会計基準に従い、同資産の貸借対照表計上額について、将来キャッシュ・フローにより回収することができるかを、定期的に検証しています。充分なキャッシュ・フローが見込めない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの設備投資計画については、社内規程に基づき取締役会及び経営戦略会議等において投資計画の妥当性の審議を行い実施の可否を決定しております。また、取締役会及び経営戦略会議にて実施を決定した投資につきましては、実行後、投資効果が計画と乖離していないかを取締役会及び経営戦略会議にて確認し、必要に応じて関係部門は対策を検討・実行しております。 (3)原材料・部品等の調達 当社グループの原材料・部品等の調達は、為替・市況・エネルギー価格の変動影響を受けます。これら原材料・部品等の品質上の問題、供給不足、納入遅延、災害に伴う生産停止等の発生及び市況の急激な変動による原材料・部品等の調達価格の高騰は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは原材料・部品等の市況変動に柔軟に対応するため、調達品の複数社購買の推進、代替調達品の検討と選定を適宜実施し、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に与える影響を軽減する対応を行っております。 (4)品質管理・製造物責任 当社グループは、主にメーカーとして製品を個別受注し製造・販売しているため、製品の性能不良や欠陥等の契約不適合に起因する損害賠償等の負担により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、各製作所の品質管理部門が設計・調達・製造における品質管理を指導するとともに、品質保証部門が品質管理のプロセスを統制・チェックしております。毎月、各製作所では不良の発生と対策状況を審議し、その結果を部門業績報告会議にて報告することで管理の充実に努めております。上記に示す事業部あるいは製作所における品質保証マネジメント体制に対して、コーポレートとしての監視・監督機能を強化するために、各事業部・製作所における品質保証機能を統括する部門として「品質統括室」を設置し、第2線として各製作所が実施している品質保証活動の適切性と有効性の監視・監督を徹底しております。その実施状況については、第3線である監査室が妥当性と適正性を監査し、取締役会で報告しております。そのほか、製造物責任に起因する損害賠償については、製造物賠償責任保険及び企業包括賠償責任保険に加入して付保内容を毎年見直し、当社グループの財政状態及び経営成績に与える影響を軽減する対応を行っております。 (不適切行為の影響) 当社グループでは、不適切行為を踏まえて策定したグループ全体の再発防止策を当社取締役会にて決議し、品質管理体制の見直しによる相互牽制が機能する組織の構築、品質統括室の設置による品質保証機能の監視・監督など、再発防止に向けた諸施策を着実に実行し、その実施状況を継続的にモニタリングしております。なお、お客様への補償費用等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)為替レートの変動リスク 当社グループの製品は、輸出比率が毎年50%程度で推移しており、製品の受注から売上までに比較的長期間を要するほか、原材料の輸入等海外調達の一部において外貨建取引を行っております。従って、当社グループの業績は、受注から売上までの間の為替動向により、受注時点の予想に比べて売上時点の損益に相違が生じ、影響を受ける可能性があります。また、為替レートにより海外競合企業との相対的競争力が変動し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 為替レートの変動対策として、社内規程に基づき米ドル、ユーロ及びその他主要通貨の変動影響を最小限に抑えるため、金融機関と為替予約等のヘッジ取引を行っております。 (6)安全衛生 当社グループは、製作所(構内協力会社を含む)及び活動拠点における労働災害の防止、従業員の健康管理に万全の対策を講じておりますが、万一不測の事故・災害等が発生した場合には、生産活動に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは製造拠点である製作所を中心に安全対策設備の導入、安全な作業を確保できる基準の見直し、従業員の身体及び精神の健康管理を実施するほか、心理的安全性の向上を含む職場風土の改善にも取り組み、従業員のみならず、当社グループで働く全ての方々が安心・安全に働けるよう、安全衛生活動を推進しております。製作所で策定された安全衛生活動計画を各拠点にも展開し、年2回の全社安全衛生会議での評価と対策の検討により持続的な安全衛生活動を推進しております。また、各種損害保険については付保内容を毎年見直しております。 (7)知的財産 当社グループは、保有する知的財産の適切な保全(特許・実用新案・先使用権の取得)に努めておりますが、第三者によって製品や技術等が模倣されたり、意図せぬ技術流失が発生した場合、当社グループの製品や技術等が陳腐化するなどの影響が発生し、売上高の減少等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが将来に向けて開発している製品・技術が、意図せず他社等の知的財産権を侵害してしまう場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらの影響を低減するため、知的財産部を設置して適切な管理体制を構築し、事案の内容に応じて適時適切に対応するとともに、当社グループの事業成長を推進するための知財戦略を構築し、当社グループ保有の知的財産の価値を高める活動を推進しております。 (8)環境保全 当社グループは、環境汚染防止、省エネルギー、省資源等環境負荷低減に取り組むとともに、関連法令等の遵守など環境マネジメントの徹底に取り組んでおりますが、関連する法令変更への対応が遅れた場合、あるいは不測の事態等により環境汚染が発生した場合は、社会的信用の失墜を招くとともに損害賠償責任が生じ、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 環境マネジメントシステムの運用により環境関連規制を遵守するとともに、年2回の環境マネジメント委員会で規制等の変更に即した管理と対応への協議を実施しております。なお、ESG推進室が気候変動対応・環境負荷低減に関わる諸施策の立案と推進を行っております。 (9)企業買収・他社提携等に係るリスク 当社グループは、新規事業や新規製品の開拓・開発のため、他社の買収、他社との業務提携や合弁会社設立、他社との共同開発、他社への出資などを行っております。これらの戦略的提携において、期待した成果が十分に得られない場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、買収や他社との提携についてM&A・アライアンス協議会、経営戦略会議、取締役会にて、投資効果・リスク等を審議し、可否を決定しております。 (10)自然災害等による影響 当社グループは、地震・風水害・火災・感染症の世界的流行(パンデミック)等の各種災害による物的・人的被害の発生及び社会インフラの機能が低下した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各種災害に対して、発生時の損害を最小限に抑えるため、設備点検・訓練の実施、連絡体制・事業継続計画(BCP)を整備して、被災時でも重要な事業を継続し早期に事業復旧できるよう準備を行っております。また、損害保険等の付保内容を毎年見直しております。 (11)地政学リスク 当社グループは、グローバルに事業を展開し、日本及び海外各国・地域の法規制に従って事業活動を行っており、国際関係の変化に伴う政策や法規制の変更は事業活動に大きく影響します。今後、各種法規制の改廃や厳格化、技術移転の制限、関税の引き上げ等により、当社グループの事業活動の再構築や法規制遵守のための費用が増加する可能性があります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、国内外の法規制の運用・解釈の変更について早期の情報収集に努め迅速な対応を実施しております。中国の輸出規制や中東情勢緊迫化等による当社への影響についても、取引先からの情報収集に努め、適時適切な対応に取り組んでおります。 (12)情報セキュリティ 当社グループは、事業活動を通じて取引先及び自社の営業情報や個人情報等の機密情報を保有しております。外部からのサイバー攻撃や不正アクセス等により、パソコン・サーバー等から、機密情報が流出あるいは消失した場合、生産や業務の停止が発生するほか、社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、重要な経営資源であるデータについて複数のデータセンターにてバックアップを取るとともに、情報機器管理、システム管理体制の強化を実施し、機密情報保護に細心の注意を払っております。また、各種サイバー攻撃の糸口になる不正メールをブロックするシステムの導入、情報流出やシステム障害など、万一の場合に備えたサイバーセキュリティ上の行動指針立案、従業員への情報セキュリティ教育も併せて実施しております。 (13)人材育成・確保 当社グループが持続的な企業価値(経済価値・社会価値)の向上を実現するためには、自由闊達な企業文化を構築するとともに、多様な「個(=人材)」が自律的に成長し、イノベーションを生み出し「組織」の成果を最大化することが必要となります。人材確保や育成が不十分な場合は、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、多様な人材の確保のために、知名度向上を図り、新卒者だけでなく経験者採用にも注力し、多様な採用手法の実施、各種処遇向上、働きがいにあふれた職場づくり等の推進に取り組むと共に、ベテランから若手への技術技能の伝承は、各製作所にて中長期計画に基づき、着実に実行しております。 (14)社会・人権 当社グループは、事業活動が極めて幅広い分野にわたり、またその関係者も多様であることから、事業活動において直接的・間接的に人権への負の影響を生じさせた場合、社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」などの国際規範に則った「日本製鋼所グループ人権方針」を策定し、同方針に基づき、サプライチェーンを含めた事業活動全般に関わる全ての人々の人権を尊重する取組を推進しております。サプライヤー、ビジネスパートナーに対しては、人権デューデリジェンスを通じたリスクの軽減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)8,001字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績等の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境は、産業機械事業では米国関税政策に端を発する投資決定の遅延が樹脂製造・加工機械の分野で広がりました。一方、国の防衛力強化方針のもとで防衛関連機器の需要が高まりました。素形材・エンジニアリング事業では、AI/データセンターの急速な普及やエネルギー安全保障を意識した電力関連投資の拡大が見られました。 このような状況のもと、当社グループでは10年後の2034年3月期における目指す姿を、「Purpose(パーパス)」のもと、サステナビリティ目標「社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて持続可能で豊かな世界の実現に貢献する」及び財務目標「売上高5,000億円規模の企業グループへの成長」を同時に実現することとし、その中間地点である2029年3月期における目標を設定し、マテリアリティ解決と持続的企業価値向上を目指すための具体的なあり方として、中期経営計画「JGP2028」を策定し、これに基づき事業活動を推進してまいりました。 当社グループにおける当連結会計年度の業績につきましては、前年同期に比し、受注高は、産業機械事業は減少したものの、素形材・エンジニアリング事業が増加したことから、前年同期並みの3,094億23百万円(前年同期比0.3%減)となりました。売上高は、素形材・エンジニアリング事業は減少したものの、産業機械事業が増加したことから、2,748億52百万円(前年同期比10.6%増)となりました。損益面では、営業利益は253億6百万円(前年同期比10.9%増)、経常利益は260億51百万円(前年同期比10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は192億39百万円(前年同期比7.1%増)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (産業機械事業) 受注高は、FPD向けELA装置などその他の産業機械において受注が増加しましたが、防衛関連機器が前年同期の大口案件の反動により減少し、2,482億13百万円(前年同期比4.0%減)となりました。売上高及び営業利益は、全般に豊富な受注残を背景に、それぞれ2,262億48百万円(前年同期比13.7%増)、200億39百万円(前年同期比14.0%増)となりました。 (素形材・エンジニアリング事業) 受注高は、高効率火力発電及び原子力発電向けの旺盛な需要を背景に581億84百万円(前年同期比17.8%増)となりました。売上高は457億95百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は88億74百万円(前年同期比2.0%増)となりました。 (その他事業) 受注高は30億24百万円、売上高は28億8百万円、営業利益は88百万円となりました。 ② キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末比22億37百万円増加し、773億87百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は、168億93百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を計上した一方、中小受託取引適正化法の施行及び売上の増加に伴い、運転資金が増加したことによるものです。なお、前年同期は45億67百万円の支出でした。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、171億3百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出があったことによるものです。なお、前年同期は122億72百万円の支出でした。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、360億89百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入があったことによるものです。なお、前年同期は57億23百万円の支出でした。 ③ 生産、受注及び販売の実績 1.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前期比 (%) 産業機械事業(百万円)   224,365   +12.9 素形材・エンジニアリング事業(百万円)   45,788   △2.8 その他事業(百万円)   2,808   +17.4 合計(百万円)   272,962   +10.0 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 2.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日) 受注高 (百万円)   前期比 (%)   受注残高 (百万円)   前期比 (%) 産業機械事業   248,213   △4.0   360,910   +6.5 素形材・エンジニアリング事業   58,184   +17.8   70,246   +21.4 その他事業   3,024   +27.5   320   +207.3 合計   309,423   △0.3   431,477   +8.7 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 3.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前期比 (%) 産業機械事業(百万円)   226,248   +13.7 素形材・エンジニアリング事業(百万円)   45,795   △2.8 その他事業(百万円)   2,808   +17.4 合計(百万円)   274,852   +10.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度 (自2024年4月1日  至2025年3月31日)   当連結会計年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 防衛装備庁   -   -   30,471   11.1 (注)前連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態 1.総資産 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末比318億60百万円増加し、4,299億83百万円となりました。これは主に、仕掛品などの流動資産が増加したことに加え、設備投資により固定資産が増加したためであります。 2.負債 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末比131億31百万円増加し、2,161億51百万円となりました。これは主に、長期借入金など固定負債が増加したためであります。 3.純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末比187億29百万円増加し、2,138億31百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したためであります。 ③ 経営成績 1.売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比262億96百万円(10.6%)増の2,748億52百万円となりました。これは、素形材・エンジニアリング事業は減少したものの、産業機械事業が増加したことによるものです。 2.売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度比32億65百万円(5.4%)増の642億59百万円となりました。 3.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比7億82百万円(2.1%)増の389億52百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度比24億82百万円(10.9%)増の253億6百万円となりました。営業利益率は、前連結会計年度並みの9.2%となりました。 4.営業外損益、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度比6億98百万円(43.1%)増の23億18百万円となりました。営業外費用は、前連結会計年度比6億25百万円(66.0%)増の15億73百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比25億55百万円(10.9%)増の260億51百万円となりました。経常利益率は、前連結会計年度並みの9.5%となりました。 5.特別損益、税金等調整前当期純損益 当連結会計年度の特別利益は、前連結会計年度比16億92百万円(117.3%)増の31億35百万円となりました。特別損失は、前連結会計年度比2億76百万円(16.9%)減の13億55百万円となりました。 この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は前連結会計年度比45億24百万円(19.4%)増の278億31百万円となりました。 6.親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は、前連結会計年度比33億円(64.0%)増の84億54百万円となりました。以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比12億78百万円(7.1%)増の192億39百万円となりました。また、当連結会計年度の1株当たり当期純利益金額は261.38円となりました。 ④ 経営上の目標の達成状況 当社グループは、2029年3月期を最終年度とする5カ年の中期経営計画「JGP2028」を策定しております。「JGP2028」において掲げる4つの基本方針に基づき、当連結会計年度までに実施又は計画した具体的な施策は以下のとおりであります。 4つの基本方針   実績 現有事業の持続的価値向上   ○産業機械セグメントにおけるグローバル展開の更なる加速・成長のため、事業部門と連携した戦略の策定・推進を担うとともに、海外拠点のガバナンス強化のためグローバル戦略本部を新設 ○インド市場におけるプレゼンス向上による事業規模の拡大を目的として、インドにエクスペリエンスセンターを開設 ○広島製作所において第10組立工場竣工、樹脂機械製品の生産能力を拡大。第3機械工場竣工、機械部品の機械加工能力・生産効率向上 ○樹脂機械事業におけるアフターサービス事業の更なる拡大に向け、樹脂機械ソリューション事業部を新設 ○防衛関連機器の増産に応じ、適地生産により生産能力を拡大(名機製作所での生産開始、室蘭製作所における生産体制を整備中、広島製作所で新組立工場を竣工) ○素形材・エンジニアリング事業の持続的成長、防衛関連機器及び新事業とのシナジー効果創出を目的として日本製鋼所M&E㈱を吸収合併、素形材エンジニアリング事業部を新設 新規事業の創出・育成   ○「超スマート社会への貢献」実現への重点投資を中心に研究開発活動を推進  (中計期間中に研究開発費総額410億円を計画、2026年3月期までの実績累計は118億円) ○革新技術の開発を担う新たな研究開発拠点の用地(千葉県柏市柏の葉キャンパスエリア)を取得 ○半導体・光学デバイス向け材料を中心とするフォトニクス事業の拡大を目指し、フォトニクス事業室を新設 人への投資を始めとした 無形資産投資の拡充   ○組織風土改革プロジェクトを推進、社員の判断・行動の指針となる「日本製鋼所グループ 行動指針」を制定、挑戦を推奨する組織風土への変革を促進 ○エンゲージメントサーベイを活用し、多様な「個」の成長と「組織」の成果の最大化の進捗を定量的に評価するため、「J-IS(JSW-Ikiiki(イキイキ)Status指数)」を設定 ○ポジティブアクションによる女性活躍推進  (女性管理職比率、女性係長級比率の向上) ○子育てサポート企業としての取組みが評価され「くるみん認定」を受ける ○経済産業省「DX認定事業者」に認定 ○お客様のスマートファクトリー化を支援するIoTソリューション「J-WiSe®」を展開  (射出成形機の成形不良防止・不良改善を支援する「J-WiSe AI Molding Navigator®」等) コーポレートガバナンスの強化   ○役員報酬制度の改定による、中長期的な企業価値向上に対するインセンティブ機能の強化及び株主との利害共有の推進(株式報酬割合向上、譲渡制限期間の改定) ○全社的リスクマネジメント活動を推進・統括する専門組織として経営企画室リスクマネジメントグループを設置 ○取締役会、監査役会、執行役員の多様性向上  (社外取締役比率50%、社外監査役比率50%、女性取締役比率20%、女性監査役比率25%、当社初の女性執行役員が就任) ○「日本製鋼所グループ コンプライアンス・ポリシー」の制定 ○政策保有株式の縮減(2026年3月期末の対連結純資産比率11.8%) ※「J-WiSe」、「J-WiSe AI Molding Navigator」は、株式会社日本製鋼所の登録商標です。 ○数値目標及び実績 JGP2028数値目標(連結)   2026年3月期実績(連結)   2027年3月期予想(連結) 中間目標 (2027年3月期)   最終目標 (2029年3月期) 売上高   3,200億円   3,800億円   2,748億円   3,100億円 営業利益   260億円   370億円   253億円   270億円 営業利益率   8.1%   9.7%   9.2%   8.7% ROE   9.0%   10~11%   9.5%   8.7% <中期経営計画「JGP2028」の見直しについて> 2025年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画「JGP2028」につきましては、計画策定時の想定に対し、EV市場の減速、米国通商政策による樹脂機械製品への投資決定の遅延がみられる一方、世界的な電力需要の拡大に伴う素形材製品への需要の増加、国の防衛力強化方針のもとで防衛関連機器の需要が高まるなどの変化が生じております。これらの変化を踏まえ、「JGP2028」の中間年度である2027年3月期において中計目標達成に向けた施策の見直しに取り組んでおり、決定次第「JGP2028」の改訂版として速やかに公表いたします。 (3)資本の源泉及び資金の流動性 ① キャッシュ・フロー ○当連結会計年度の概要 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)   21,707   △4,567   △16,893   △12,325 投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円)   △6,841   △12,272   △17,103   △4,830 財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円)   △4,899   △5,723   36,089   41,813 現金及び現金同等物に係る換算差額 (百万円)   535   812   144   △667 現金及び現金同等物の増減額(百万円)   10,502   △21,751   2,237   23,988 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 (百万円)   -   -   -   - 現金及び現金同等物の期末残高 (百万円)   96,902   75,150   77,387   2,237 借入金等及び社債の期末残高(百万円)   43,636   43,528   88,356   44,827 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末比22億37百万円増加し、773億87百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   45.7   48.3   48.5   49.4 時価ベースの自己資本比率(%)   52.4   68.0   96.8   143.3 債務償還年数(年)   -   2.0   -   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   102.2   -   - ② 流動性と資金の源泉 当社グループは、現在及び将来の事業活動のための適切な水準の流動性を維持すると同時に、資本効率の最適化を重要な財務活動の方針としております。上記目的の為、日常的に運転資金の効率化活動を推進すると共に、投融資・設備投資にあたっては、資本効率向上の観点から厳選しております。 当社グループは、営業活動により創出されるキャッシュ・フローと現金及び現金同等物を内部的な資金の主な源泉と考えております。また、資金需要に応じて金融機関からの借入及び社債や株式等の資本性証券の発行も可能と考えております。 ③ 財務政策 基本的な考え方として、営業活動による創出資金は、設備投資を中心とする成長投資と株主還元に活用します。売上の増加に伴う運転資金の増加は、既存の現金預金の活用と投資有価証券の資金化により賄ったうえで、不足分は有利子負債を調達する計画です。 なお、当社グループでは最適現預金水準を翌年度の月商2カ月分に突発的な資金需要に対応する100億円程度を加えた金額と考えており、中期経営計画「JGP2028」期間中においても常に同水準を確保する予定です。 借入金等の概要については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 ⑤連結附属明細表」のとおりであります。 当社グループは、引き続き財務の健全性を保ち、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出すとともに、資金需要に応じて金融機関からの借入及び社債や株式等の資本性証券の発行も実施することで、将来必要な運転資金、設備投資資金及びアライアンスの推進資金を調達することが可能と考えています。

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  • 中期経営計画中期経営計画「JGP2028」アップデートに関するお知らせ2026-07-13
  • 中期経営計画中期経営計画「JGP2028」アップデートの策定に関するお知らせ2026-07-07

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