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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

東洋製罐グループホールディングス

Toyo Seikan Group Holdings, Ltd.5901 · Prime · 金属製品

金属・プラスチック・紙・ガラスとあらゆる素材の容器を手掛ける総合容器メーカー。充填・物流・材料も内製。

概要

東洋製罐グループホールディングスは、1917年創業の国内最大手の総合容器メーカーである。金属・プラスチック・紙・ガラスを主原料とする容器の製造販売を中核に、容器製造機械や受託充填、物流、鋼板、機能材料、不動産などの事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は9,632億円、従業員数は19,067人。東京証券取引所に1935年7月に上場している。

包装容器事業が売上の6割強を占める

連結売上高の約62%(2026年3月期実績6,023億円)を包装容器事業が占める。内訳は金属缶(スチール缶・アルミ缶)、プラスチック容器(PETボトル・樹脂ボトル・チューブ)、紙容器(牛乳パック・紙カップ)、ガラスびんの4素材にわたる。主要顧客は飲料・食品メーカーで、国内市場で高いシェアを持つ。同事業は12の連結子会社(東洋製罐、日本クロージャーなど)と持分法適用関連会社3社で運営される。

グループは74の連結子会社で構成

有価証券報告書によれば、当社グループは74社の連結子会社と11社の非連結子会社、7社の関連会社からなる。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業(Stolle Machineryなど16社)、鋼板関連事業(東洋鋼鈑など7社)、機能材料関連事業(TOMATECなど10社)、不動産関連事業(東罐共栄など12社)と多岐にわたる。子会社を通じて海外展開も進めており、タイやマレーシアに充填工場を持つ。

エンジニアリング・充填・物流で事業の幅を拡大

包装容器の製造に加え、上流の機械製作と下流の充填・物流を手掛ける一貫体制を持つ。エンジニアリング事業では、連結子会社Stolle Machineryが製缶・製蓋機械を世界に販売する。充填事業では東洋エアゾール工業などが飲料・エアゾール・ホームケア製品の受託充填を行う。物流事業は東洋メビウスなどが貨物運送・倉庫を担う。2026年3月期の同事業売上高は1,793億円で前期比22.5%増、営業利益も黒字転換した。

鋼板・機能材料・不動産が安定収益を支える

鋼板関連事業はブリキ・ティンフリースチールなどの表面処理鋼板を製造し、自社消費と外部販売を行う。2026年3月期売上高914億円、営業利益98億円。機能材料関連事業は磁気ディスク用アルミ基板、光学用機能フィルム、釉薬・顔料などを手掛け、同売上高577億円、営業利益68億円。不動産関連事業はオフィスビル・商業施設の賃貸で同売上高83億円、営業利益50億円と高い利益率を維持する。

業界の中での役割は総合容器・包装ソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,632億円
営業利益
520億円
営業利益率
5.4%
純利益
550億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01包装容器事業(金属・プラスチック・紙・ガラス)主力

飲料・食品・化粧品・医薬品向けに、スチール缶、アルミ缶、PETボトル、紙容器、ガラスびん等を製造販売。主要顧客は飲料・食品メーカー。

主な製品・サービス4
金属缶(スチール・アルミ)
飲料、食品、エアゾール等に用いる密封容器。
プラスチック容器
PETボトル、樹脂製ボトル・チューブ等。
紙容器
牛乳パック、紙カップ等の紙製容器。
ガラスびん
ビール、ワイン、調味料等用のガラス製容器。

02エンジニアリング・充填・物流事業準主力

包装容器製造機械の製造販売、飲料・エアゾール・一般充填品の受託製造、運送業・倉庫業を展開。容器製造の上流・下流を一貫サポート。

主な製品・サービス2
容器製造機械(Stolle等)
缶、PETボトル等の製造ライン向け機械装置。
受託充填サービス
飲料、エアゾール等の製品充填代行サービス。

03鋼板関連事業副次

鋼板及びその加工品(ブリキ、ティンフリースチール等)を製造販売。容器材料として自社消費に加え、外部販売も行う。

主な製品・サービス1
表面処理鋼板(ブリキ・TFS)
スズめっき鋼板やクロム処理鋼板。缶材として使用。

04機能材料関連事業副次

磁気ディスク用アルミ基板、光学用機能フィルム、釉薬・顔料、ゲルコート、微量要素肥料等の機能材料を製造販売。

主な製品・サービス2
磁気ディスク用アルミ基板
HDD用ディスクの基板材料。
光学用機能フィルム
ディスプレイ向け反射防止フィルム等。

05不動産関連事業副次

オフィスビル・商業施設等の賃貸事業を展開。グループの安定収益源。

06その他(自動車関連金型・農業資材等)その他

自動車用プレス金型、機械器具、硬質合金、農業用資材の製造販売、石油製品販売、損害保険代理業等。

製品と技術

金属缶:飲料用アルミ缶と食缶用スチール缶

金属缶は東洋製罐グループの原点であり、現在も最大の製品群である。飲料用アルミ缶はビール・清涼飲料向けに、食缶用スチール缶は缶詰・レトルト食品向けに供給される。缶蓋も日本クロージャーが手掛け、エアゾール缶もラインアップに含む。2026年3月期の金属製品売上高は前期並みだったが、価格改定により収益を維持した。

プラスチック容器:PETボトルからオーラルケアまで

プラスチック容器事業は東罐興業やメビウスパッケージングなどが担当する。主な製品は飲料用小型PETボトルとそのプリフォーム、樹脂コップ、オーラルケア向けボトル、化粧品容器など。2026年3月期は飲料用PETが減少したが、樹脂コップとオーラルケア向けが伸びて全体は前期並みを確保した。

紙容器とガラスびん:弁当容器や調味料びん

紙容器では、日本トーカンパッケージが牛乳パックや紙カップ、コンビニ向け弁当容器、ファストフード用飲料コップを製造。段ボール飲料向けは減少したが、弁当容器と飲料コップが増加した。ガラスびんは東洋ガラスがビール・ワイン・調味料向けを手掛けるが、清涼飲料向けが減少し売上高は前期並みにとどまった。

容器製造機械:Stolleブランドで世界販売

エンジニアリング事業の要であるStolle Machinery Companyは、製缶・製蓋機械をグローバルに供給する。2026年3月期は新規顧客向け販売が増加し、前期に低迷していた同事業が黒字転換した。機械の設計・製造に加え、保守サービスも提供する。

機能材料:HDD用アルミ基板と光学フィルム

機能材料関連事業では、東洋鋼鈑とTOMATECが磁気ディスク用アルミ基板(HDD向け)や光学用機能フィルム(フラットパネルディスプレイ向け)を生産。2026年3月期はデータセンター需要の回復でアルミ基板が増収、光学フィルムは市況悪化で減収となった。その他、ほうろう用釉薬や顔料も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

国内缶容器首位、食品向けで安定した需要

東洋製罐グループホールディングスは、金属製品業界で缶容器の国内首位企業である。売上高は約9,500億円で、稲葉製作所などと比べ突出した規模を持つが、営業利益率は2025年3月期に3.7%から2026年3月期に5.4%と低水準にとどまる。これは、原材料費の高騰と競争激化による価格転嫁の難しさが影響している。同社は食品・飲料向け金属缶で高いシェアを持ち、顧客との長期取引が強みである。ピアであるケー・エフ・シーなどとの競争にさらされつつ、高付加価値なパッケージングの開発を進める。

強み

  • 金属缶で国内トップのシェアを保有。
  • 食品大手との長期取引で需要が安定。
  • 軽量化や環境対応缶の開発が進む。
  • 営業利益率上昇傾向で、構造改革が効果。

課題

  • アルミや鉄鋼価格が上昇し、コスト負担が増大。
  • 利益率5%台と業界平均を下回る。
  • 国内飲料市場の成熟化で需要が伸び悩む。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が東洋製罐グループホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14204積水化学工業1.1兆円14.2倍
24021日産化学1.1兆円21.7倍
34005住友化学1.0兆円16.6倍
44183三井化学9,014億円24.5倍
54182三菱瓦斯化学8,139億円
65901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
74403日油6,362億円15.3倍
84203住友ベークライト6,271億円22.3倍
93405クラレ5,747億円69.0倍
104912ライオン5,260億円18.1倍
114205日本ゼオン5,207億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

1917年創業から製缶の機械化へ

1917年6月、東洋製罐株式会社(現グループホールディングス)が創業し、本社と大阪工場を大阪市に設置した。当初は手作業の製缶が中心だったが、1919年3月に自動製缶設備を導入し、本格的な機械製缶を開始。これにより生産効率が飛躍的に向上し、1920年9月には東京工場を設置、1933年9月には戸畑工場を設けるなど生産拠点を拡大した。

戦時統合で7社を合併、現在の骨格形成

1941年7月、製缶業者の大合同勧告に従い7社を合併し、東洋製罐株式会社を新たに設立した。これにより国内の缶製造業が集約され、同社の市場支配力が強まった。1943年2月には東罐化学工業(現東罐興業)を設立し、プラスチック・紙容器などへの多角化の基盤を作った。1944年6月には本社を東京都千代田区へ移転。

戦後復興からガラス・エアゾール事業へ拡大

1950年代に入ると、グループ企業の参加・設立が相次ぐ。1953年1月に島田硝子(現東洋ガラス)がグループに参加し、ガラスびん事業に参入。同年11月には東洋エアロゾール工業(現東洋エアゾール工業)を設立し、エアゾール缶の充填事業を開始。1954年6月には帝国クラウンコルク(現日本クロージャー)がグループ入りし、缶蓋・クロージャー事業を強化した。

高度成長期に全国展開と工場新設

1958年から1973年にかけて、仙台、茨木、横浜、川崎、埼玉、高槻、千歳、広島、基山、石岡、久喜と次々に工場を設置。1974年には大阪工場を泉佐野市へ移転。1980年には本社幸ビルを新築するなど、生産能力と拠点を一気に拡大した。この間、1967年には東洋ガラスへの商号変更、子会社の整理も進めた。

2000年代の再編と持株会社体制への移行

2000年3月に東京工場を横浜工場に統合して閉鎖、2003年4月には戸畑工場を基山工場に統合。生産の効率化を進める一方、2003年10月にはトーカンパッケージングシステム(現日本トーカンパッケージ)を設立し、紙容器事業を強化した。ただし「東洋製罐グループホールディングス」への持株会社移行は入力データに明記されていないが、現在のグループ体制はこの時期に形成された。

2020年代の中期計画と海外充填事業のM&A

2021年度から「中期経営計画2025」を推進し、2026年3月期には売上高9,632億円、営業利益520億円と目標を達成した。成長戦略の一環として、2024年度中間期末にマレーシアの充填会社PREMIER CENTRE GROUPを連結子会社化。また2023年5月には「資本収益性向上に向けた取り組み2027」を策定し、自己株式取得とDOE4%の株主還元方針を打ち出した。

年表38件を開く

1910年代

  • 1917年6月創業東洋製罐株式会社(現東洋製罐グループホールディングス株式会社)創立、本社並びに大阪工場を大阪市に設置
  • 1919年3月自動製缶設備による製缶を開始

1920年代

  • 1920年9月東京工場を設置

1930年代

  • 1933年9月戸畑工場を設置
  • 1934年4月創業東洋鋼鈑株式会社設立
  • 1935年7月上場大阪証券取引所に株式を上場
  • 1937年2月清水工場を設置

1940年代

  • 1941年7月創業製缶業者の大合同勧告に従い7社を合併、東洋製罐株式会社(現東洋製罐グループホールディングス株式会社)設立
  • 1943年2月創業東罐化学工業株式会社(現東罐興業株式会社)設立
  • 1944年6月本社を東京都千代田区へ移転
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場

1950年代

  • 1950年4月商号変更東罐化学工業株式会社が東罐興業株式会社に商号変更
  • 1950年12月創業日本フエロー株式会社(現TOMATEC株式会社)設立
  • 1953年1月島田硝子株式会社(現東洋ガラス株式会社)が東洋製罐グループに参加
  • 1953年11月創業東洋エアロゾール工業株式会社(現東洋エアゾール工業株式会社)設立
  • 1954年6月帝国クラウンコルク株式会社(現日本クロージャー株式会社)が東洋製罐グループに参加
  • 1954年10月商号変更島田硝子株式会社が東洋硝子株式会社(現東洋ガラス株式会社)に商号変更
  • 1958年6月仙台工場を設置
  • 1959年9月商号変更帝国クラウンコルク株式会社が日本クラウンコルク株式会社(現日本クロージャー株式会社)に商号変更

1960年代

  • 1960年4月茨木工場を設置
  • 1961年8月横浜工場を設置
  • 1962年11月商号変更東洋エアロゾール工業株式会社が東洋エアゾール工業株式会社に商号変更
  • 1967年4月川崎工場を設置
  • 1967年7月商号変更東洋硝子株式会社が東洋ガラス株式会社に商号変更

1970年代

  • 1971年4月埼玉工場・高槻工場を設置
  • 1972年10月千歳工場を設置
  • 1973年4月広島工場を設置
  • 1974年5月大阪工場を泉佐野市へ移転
  • 1974年9月基山工場を設置
  • 1977年4月石岡工場を設置
  • 1979年4月久喜工場を設置

1980年代

  • 1980年10月本社幸ビル新築
  • 1983年1月仙台工場を仙台市宮城野区幸町から仙台市宮城野区港へ移転

1990年代

  • 1993年4月豊橋工場を設置

2000年代

  • 2000年1月静岡工場を設置
  • 2000年3月M&A東京工場を横浜工場に統合し閉鎖
  • 2003年4月M&A戸畑工場を基山工場に統合し閉鎖
  • 2003年10月創業トーカンパッケージングシステム株式会社(現日本トーカンパッケージ株式会社)設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2030年度まで8%以上
  • EBITDA2030年度まで1,300億円
  • Open Up! Products & Services 認定製品・サービスの売上高比率2030年度まで50%以上
  • DOE2030年度(中計期間中)まで4%
  • 自己株式取得額の残額2027年度末まで200億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「未来をつつむ」の策定

    2050年を見据えた長期ビジョンを策定し、「食と健康」「快適な生活」「環境・資源・エネルギー」の3分野で、素材開発・成形加工・エンジニアリング技術を活かし、オープンイノベーションやDXを推進。包装容器の枠を超え、パートナーと連携して新価値を創造する。

  2. 02

    成長事業領域への人材シフトと基盤強化

    成熟事業から成長事業への人材シフトを進め、「人的資本の充実と変革」「デジタル技術による業務効率化」「組織風土改革」の3つの取り組みを加速する。

  3. 03

    事業ポートフォリオの最適化

    エンジニアリング・充填・物流、鋼板関連、機能材料関連等の成長分野に経営資源を投入。国内包装容器事業では適正な売価転嫁と不採算事業・拠点の再構築を行う。

  4. 04

    株主還元の強化と資本効率向上

    DOE4%を導入し、2027年度までに残額200億円の自己株式取得を実施。政策保有株式の縮減や不採算資産の圧縮により自己資本をコントロールし、ROE向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で19,067人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、9期前と比べて+1.4%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は16.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月18,490
2018年3月18,419
2019年3月74741.415.518,950
2020年3月73741.816.319,307
2021年3月73442.016.319,552
2022年3月74142.416.719,758
2023年3月74242.116.219,976
2024年3月72742.116.019,673
2025年3月75542.116.218,830182
2026年3月75742.316.919,067273

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)88.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社78(国内 78 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
茨木工場他 — 大阪府茨木市他631億円
下松事業所他 — 山口県下松市他545億円
本社工場他 — 米国 コロラド州他270億円
本社 — 東京都品川区223億円
平塚工場他 — 神奈川県平塚市他213億円
茨城工場他 — 茨城県猿島郡五霞町他178億円
小牧工場他 — 愛知県小牧市他147億円
本社工場他 — タイ アユタヤ県他121億円
近畿物流センター他 — 大阪府茨木市他110億円
泉佐野工場 — 大阪府泉佐野市109億円
ほか52件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東洋製罐㈱(東京都品川区)
    議決権100.0%
  • 国内
    本州製罐㈱(茨城県結城市)
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ナショナル製罐㈱(茨城県石岡市)
    議決権100.0%
  • 国内
    琉球製罐㈱(沖縄県名護市)
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋製版㈱(横浜市鶴見区)
    議決権100.0%
  • 国内
    福岡パッキング㈱(埼玉県加須市)
    議決権50.0%
  • 国内
    ティーエムパック㈱(仙台市宮城野区)
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジャパンボトルドウォーター(静岡県磐田市)
    議決権100.0%
  • 国内
    TOYO PACK KIYAMA㈱(佐賀県三養基郡基山町)
    議決権60.0%
  • 国内
    Bangkok Can Manufacturing Co., Ltd. (タイ パトゥムターニー県)
    議決権74.9%
  • 国内
    Next Can Innovation Co., Ltd. (タイ サラブリ県)
    議決権51.0%
  • 国内
    Toyo Seikan (Thailand) Co., Ltd. (タイ アユタヤ県)
    議決権96.5%
残りのグループ会社66社を開く
  • Kanagata (Thailand) Co., Ltd. (タイ チャチェンサオ県)100%
  • Global Eco-can Stock (Thailand) Co., Ltd. (タイ ラヨーン県)100%
  • 東洋飲料(常熟)有限公司(中国 常熟市)75%
  • 東洋製罐グループエンジニアリング㈱(横浜市鶴見区)100%
  • 東洋鋼鈑㈱(東京都品川区)100%
  • ㈱富士テクニカ宮津(静岡県駿東郡清水町)100%
  • 鋼鈑商事㈱(東京都品川区)100%
  • 鋼鈑工業㈱(山口県下松市)100%
  • 東洋パックス㈱(山口県下松市)100%
  • 共同海運㈱(山口県下松市)100%
  • 東洋パートナー㈱(山口県下松市)100%
  • TOYO-MEMORY TECHNOLOGY SDN. BHD. (マレーシア ケダ州)100%
  • 上海東洋鋼鈑商貿有限公司(中国 上海市)100%
  • 東罐興業㈱(東京都品川区)100%
  • 日本トーカンパッケージ㈱(東京都品川区)55%
  • 東罐興産㈱(東京都港区)100%
  • 東罐高山㈱(岐阜県高山市)100%
  • 東罐ロジテック㈱(東京都品川区)100%
  • サンナップ㈱(東京都台東区)100%
  • ㈱尚山堂(東京都町田市)94%
  • 東罐(常熟)高科技容器 有限公司(中国 常熟市)100%
  • TAIYO PLASTIC CORPORATION OF THE PHILIPPINES (フィリピン カビテ州)100%
  • T.K.G.CORPORATION (フィリピン カビテ州)40%
  • 日本クロージャー㈱(東京都品川区)100%
  • 新三協物流㈱(神奈川県茅ケ崎市)100%
  • 日冠瓶盖(常熟)有限公司(中国 常熟市)100%
  • NCC Europe GmbH (ドイツ テューリンゲン州)90%
  • メビウスパッケージング㈱(東京都品川区)100%
  • 東洋ガラス㈱(東京都品川区)100%
  • 東洋佐々木ガラス㈱(千葉県八千代市)100%
  • 東洋ガラス機械㈱(横浜市鶴見区)100%
  • 東北硅砂㈱(山形県北村山郡大石田町)100%
  • 東硝㈱(東京都港区)100%
  • 東洋ガラス物流㈱(千葉県柏市)100%
  • イチノセトレーディング㈱(東京都渋谷区)100%
  • 東洋エアゾール工業㈱(東京都品川区)100%
  • TOYO FILLING INTERNATIONAL CO., LTD. (タイ ラヨーン県)100%
  • TOMATEC㈱(大阪市北区)100%
  • 多瑪得(上海)精細化工 有限公司(中国 上海市)100%
  • 多瑪得(厦門)精細化工 有限公司(中国 厦門市)80%
  • 日龍発展有限公司(香港)80%
  • TOMATEC America, Inc. (米国 ケンタッキー州)100%
  • PT. TOMATEC INDONESIA (インドネシア 東ジャワ州)100%
  • 東洋メビウス㈱(東京都品川区)100%
  • Toyo Mebius Logistics(Thailand)Co., Ltd. (タイ バンコク)49%
  • 東罐商事㈱(東京都品川区)100%
  • 東罐共栄㈱(東京都品川区)100%
  • PREMIER CENTRE GROUP SDN.BHD. (マレーシア セランゴール州)100%
  • PREMIER CENTRE TRADING SDN.BHD. (マレーシア セランゴール州)100%
  • PREMIER CENTRE SERVICES SDN.BHD. (マレーシア セランゴール州)100%
  • Can Machinery Holdings, Inc. (米国 デラウェア州)100%
  • Stolle Holdings, Inc. (米国 デラウェア州)100%
  • Stolle Machinery Company, LLC (米国 デラウェア州)100%
  • Stolle Europe Ltd. (英国 カンブリア州)100%
  • Stolle Asia Pacific Co., Ltd (ベトナム ホーチミン)100%
  • 上海斯多里機械有限公司(中国 上海市)100%
  • 斯多里機械(広東)有限公司(中国 広東市)100%
  • 広州南沙斯多里機械有限公司※ (中国 広州市)100%
  • Stolle EMS Group Limited (英国 ランカシャー州)100%
  • Stolle Machinery UK Ltd (英国 ランカシャー州)100%
  • Stolle EMS Polska Sp. z o.o. (ポーランド シロンスク県)100%
  • Asia Packaging Industries (Vietnam) Co., Ltd. (ベトナム ビンズン省)45%
  • ㈱T&Tエナテクノ(東京都台東区)49%
  • TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI (トルコ イスタンブール市)49%
  • PT. FUJI TECHNICA INDONESIA (インドネシア ウエストジャワ州)40%
  • Crown Seal Public Co., Ltd. (タイ パトゥムターニー県)48%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,632億円営業利益520億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.4%、利益が+51.6%。

売上高
+4.4%
9,632億円
営業利益
+51.6%
520億円
純利益
+144.4%
550億円
営業利益率
5.4%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.0兆円9,632億円
営業利益380億円520億円
純利益315億円550億円
1株あたり配当¥186¥186

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,676億円、営業利益は203億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.7%、営業利益は+170.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,295−20
2024年1Q2,353753.285
2024年2Q2,367743.163
2024年3Q2,4171225.094
2024年4Q2,370−11
2025年2Q4,6431833.9123
2025年4Q4,5821603.5102
2026年2Q4,8433026.2341
2026年4Q4,7892184.6209
2027年1Q2,6762037.6153

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は7,328億円から9,632億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7,328229112
2014年3月7,852297136
2015年3月7,84424037
2016年3月8,020268101
2017年3月7,795361122
2018年3月7,853292−247
2019年3月7,931278203
2020年3月7,908284−5
2021年3月7,487273159
2022年3月8,216457444
2023年3月9,060138104
2024年3月9,507387231
2025年3月9,2253433723.7225
2026年3月9,6325205835.4550

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,632億円のうち、営業利益として残るのは520億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は550億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.4%8,227億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.2%885億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%520億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが890億円、投資CFが−206億円で、差し引きのフリーCFは684億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,149億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月605−634−37−291,211
2014年3月610−66993−591,273
2015年3月495−537192−421,453
2016年3月589−457951321,660
2017年3月799−476−2953231,687
2018年3月593−538−253551,495
2019年3月552−305−3652471,376
2020年3月787−582−4032051,183
2021年3月793−684−1631091,112
2022年3月754−272−4224821,205
2023年3月−189−570415−759946
2024年3月646−524−278122832
2025年3月941−511−1884301,100
2026年3月890−206−6616841,149

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,276億円で、自己資本比率は56.2%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.996,3493,56257.7
2014年3月1.076,6564,03056.2
2015年3月1.137,0874,22356.6
2016年3月1.157,0224,46255.2
2017年3月1.147,2584,14257.6
2018年3月1.117,2023,93858.2
2019年3月1.076,4984,19058.6
2020年3月1.036,2454,00658.4
2021年3月1.046,5223,84460.4
2022年3月1.086,6484,18058.9
2023年3月1.176,7194,93955.2
2024年3月1.186,9774,83156.4
2025年3月1.206,9495,08055.5
2026年3月1.247,2765,13156.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,232億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,282億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,226億円
在庫として抱えている分
負債合計
5,131億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率87社中18位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中56位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.2%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
4.4%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,549で、1年前と比べて+29.8%過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。

¥4,549-0.5%1ヶ月+13.9%1年+29.8%時価総額6,967億円
過去52週の値幅
安値¥3,116高値¥4,586

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.6倍
PER (会社予想)21.7倍
PBR0.97倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に4448円で、25日移動平均線の4212円を大きく上回り、上昇トレンドが加速しています。直近1ヶ月で9.53%上昇し、52週高値の4503円に迫っています。8月5日から急ピッチな上昇が続き、8月14日には4419円まで上昇しました。その後、8月19日には4304円に反落も、すぐに回復して高値圏を維持しています。出来高は8月に増加傾向にあり、買いの勢いが感じられます。RSIは73.8と買われすぎの水準にあり、過熱感には注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 74/100)

PER12.3倍は同業界平均19.34倍を大幅に下回り、PBR0.94倍は平均1.16倍を下回り割安感が強い。配当利回り4.18%は平均2.87%を上回り、株主還元は手厚い。一方、予想PER21.3倍は今期の収益改善期待を反映し、配当性向90.8%と高水準で増配余地は限定的。ROE8.06%は平均水準だが、収益力は緩やか。割安だが配当は伸び悩む可能性。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.6倍49.7倍
PER (予想)21.7倍
PBR0.97倍1.13倍
ROE8.1%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

需要は安定しているが、成長性の低さと資源価格変動が懸念。強気派はリサイクル事業の伸長と飲料需要の回復を評価。弱気派は材料費高騰による収益圧迫と、代替容器の普及を警戒。

プラスに働く材料7
  • リサイクル事業

    環境意識高まりでリサイクル需要が増加し、新たな収益源に。

  • 安定需要

    缶詰・飲料容器の需要は景気に左右されにくく、収益が安定。

  • 高配当

    配当利回り4%超と株主還元が手厚い。

  • 2026年3月期営業益520億円、前期比51.6%増決算発表後影響

    売上高9632億円、営業利益率5.4%。前期343億円から177億円増

  • 純利益550億円予想、前期比2.4倍通年影響

    純利益225億円→550億円、増益幅325億円。大幅な利益成長

  • PBR0.92倍・配当利回り4.3%の割安継続影響

    PBR0.9171倍、配当利回り4.3%。1倍割れで資本政策への期待

  • 売上高9632億円、2年ぶり増収通年影響

    前期は9225億円と減収、今期は9632億円で+4.4%の増収計画

マイナスに働く材料7
  • 材料費高騰

    アルミ・スチール価格の上昇が利益率を圧迫。

  • 需要減少

    ペットボトル等の代替容器へのシフトで金属缶需要が長期的に縮小。

  • 成長鈍化

    売上高は横ばいで、将来の成長に課題。

  • フォワードPER20.7倍と実績比で悪化通年影響

    実績PER11.96倍、予想PER20.7倍。市場は今期減益を想定

  • 純利益550億円は営業益を上回る内訳決算発表後影響

    営業利益520億円に対し純利益550億円。特別利益の再現性が焦点

  • 前期売上高は3.0%減収通年影響

    2025/3期売上高9225億円、前期比約282億円減。減収基調

  • 営業利益率5.4%は依然低水準通年影響

    売上高9632億円に対し営業益520億円。利益率は5.4%と低い

次の決算で確かめる点
缶販売数量
需要の動向を直接反映。
原材料価格
収益に直結するコスト要因。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり186で、前期から+45.1%いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥186
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
90.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1940.8
2018年3月14−26.3
2019年3月140.011.7
2020年3月140.023.6
2021年3月140.0104.0
2022年3月88528.673.1
2023年3月891.1203.9
2024年3月901.1185.3
2025年3月911.1616.1
2026年3月13245.190.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥186

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,761人。区分でいちばん多いのは外国法人28.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.1%を占め、残る43.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人22.526.523.625.924.028.6
事業法人23.023.123.527.327.628.2
金融機関37.528.029.131.032.027.9
個人・その他15.820.421.613.312.712.2
証券会社1.22.02.22.33.63.1
自己株式7.310.210.21.02.21.5
外国人個人0.00.00.00.10.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01学校法人東洋食品工業短期大学10.95
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.05
03公益財団法人東洋食品研究所8.16
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)5.25
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.30
06富国生命保険相互会社3.66
07株式会社群馬銀行2.75
08株式会社三井住友銀行2.12
09公益財団法人阪急文化財団1.92
10三井住友信託銀行株式会社1.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社 三井住友銀行
    新規の大量保有報告
    2.12%
    -0.64pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+551%、1株純資産は14期で+65%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月562,8172.023.830.4
2014年3月672,9612.324.945.9
2015年3月183,1540.697.523.9
2016年3月503,1241.642.271.9
2017年3月603,2351.930.140.8
2018年3月−1223,194−3.8
2019年3月1033,2403.222.011.7
2020年3月−33,185−0.123.6
2021年3月853,3312.615.5104.0
2022年3月2413,5137.05.873.1
2023年3月573,5441.632.0203.9
2024年3月1303,8363.518.7185.3
2025年3月1354,1933.418.2616.1
2026年3月3624,6408.19.890.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額464百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚一男取締役会長 グループサステナビリティ委員長6655,000
中村琢司取締役社長(代表取締役)グループリスク・コンプライアンス委員長 最高技術責任者およびグループ技術開発機能統轄6210,000
副島正和取締役 専務執行役員 最高財務責任者および経営戦略機能統轄兼IRおよびグループ調達戦略管掌606,000
室橋和夫取締役 常務執行役員 人事・人材開発・グループサステナビリティおよびグループリスク・コンプライアンス管掌6210,000
小笠原宏喜取締役 常務執行役員 総務・法務・ITおよびグループ情報管理管掌6010,000
谷口真美取締役60
小黒健三取締役562,000
種岡瑞穂取締役703,000
池川喜洋取締役661,000
田中俊次常勤監査役642,000
野間丈弘常勤監査役55
赤松育子監査役58
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
服部薫監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51711245635170
社外取締役6646411
監査役2494925

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,389字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び子会社85社(連結子会社74社、非連結子会社11社)並びに関連会社7社により構成される当社グループは総合容器メーカーとして、金属・プラスチック・紙・ガラスを主原料とする容器の製造販売を行う「包装容器事業」、包装容器関連機械設備の製造販売、飲料充填品・エアゾール製品・一般充填品の受託製造販売、貨物自動車運送業や倉庫業を行う「エンジニアリング・充填・物流事業」、鋼板及び鋼板の加工品の製造販売を行う「鋼板関連事業」、磁気ディスク用アルミ基板・光学用機能フィルム・釉薬・顔料・ゲルコート・微量要素肥料などの機能材料の製造販売を行う「機能材料関連事業」及びオフィスビル・商業施設などの賃貸を行う「不動産関連事業」を主な事業内容としております。その他、自動車用プレス金型・機械器具・硬質合金・農業用資材製品などの製造販売、石油製品などの販売、損害保険代理業などの事業を営んでおります。 各事業における当社及び関係会社の位置付けなどは、次のとおりであります。 なお、次の5部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)包装容器事業 ①金属製品の製造販売 主として連結子会社12社(東洋製罐㈱、日本クロージャー㈱、他10社)及び持分法適用関連会社3社が携わっております。 ②プラスチック製品の製造販売 主として連結子会社13社(東洋製罐㈱、東罐興業㈱、日本クロージャー㈱、メビウスパッケージング㈱、他9社)及び持分法適用関連会社2社が携わっております。 ③紙製品の製造販売 主として連結子会社5社(東罐興業㈱、日本トーカンパッケージ㈱、他3社)が携わっております。 ④ガラス製品の製造販売 主として連結子会社5社(東洋ガラス㈱、他4社)が携わっております。 (2)エンジニアリング・充填・物流事業 ①エンジニアリング事業 主として連結子会社16社(Stolle Machinery Company, LLC、東洋製罐グループエンジニアリング㈱、他14社)が携わっております。 ②充填事業 主として連結子会社9社(東洋エアゾール工業㈱、Toyo Seikan (Thailand) Co., Ltd.、他7社)が携わっております。 ③物流事業 主として連結子会社5社(東洋メビウス㈱、他4社)が携わっております。 (3)鋼板関連事業(鋼板及び鋼板の加工品の製造販売) 主として連結子会社7社(東洋鋼鈑㈱、他6社)及び持分法適用関連会社1社が携わっております。 (4)機能材料関連事業(磁気ディスク用アルミ基板・光学用機能フィルム・釉薬・顔料・ゲルコート・微量要素肥料などの製造販売) 主として連結子会社10社(東洋鋼鈑㈱、TOMATEC㈱、他8社)が携わっております。 (5)不動産関連事業(オフィスビル・商業施設などの賃貸) 主として当社及び連結子会社12社(東罐共栄㈱、他11社)が携わっております。 (6)その他(自動車用プレス金型・機械器具・硬質合金・農業用資材製品などの製造販売、石油製品などの販売、損害保険代理業) 主として連結子会社9社及び持分法適用関連会社1社が携わっております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,367字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 東洋製罐グループには永続的発展のための共通価値基盤があり、それを企業理念体系としてまとめています。「経営理念」「信条」「ビジョン」からなる経営思想は、経営において、そして私たちが働くうえでの拠り所となるものです。 〔東洋製罐グループの経営思想〕 経営理念 常に新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現を希求して、人類の幸福に貢献します。 信条 ・品格を重んじ、あらゆる事に日々公明正大に努めます。 ・一人ひとりの力を最大限に発揮し、自己の成長と共に社会の繁栄に努めます。 ビジョン ・世界中の人に必要とされる斬新で革新的な技術と商品を提供するグループを目指します。 (2)目標とする経営指標 当社グループは2026年度から5ヶ年の「中期経営計画2030」を2026年5月に策定し、本中期経営計画では、最終年度である2030年度に、数値目標としてROE8%以上、EBITDA 1,300億円、Open Up! Products & Services 認定製品・サービスの売上高比率50%以上等を掲げております。また、新しい株主還元方針としてDOE4%を導入し、あわせて、2023年5月公表の「資本収益性向上に向けた取り組み2027」で掲げた自己株式取得額の残額200億円を2027年度末までに実施してまいります。「中期経営計画2030」及び「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の詳細につきましては、「(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題」をご参照ください。 〔「中期経営計画2025」の達成状況〕 2021年度から5ヶ年の「中期経営計画2025」では、最終年度である2025年度に、売上高8,500億円、営業利益500億円、EBITDA 1,100億円、ROE5%の達成等を数値目標として掲げておりました。 当社グループの当連結会計年度の業績は、包装容器事業を中心に価格改定が進んだこと、前期に低迷していた海外エンジニアリング事業が回復に転じたこと、2024年度中間期末に連結子会社に追加したマレーシアにおいてホームケア製品・パーソナルケア製品の充填事業を行うPREMIER CENTRE GROUP SDN. BHD. を通期で連結したことなどにより、売上高は9,632億13百万円、営業利益は520億5百万円となり、「中期経営計画2025」の売上高及び営業利益の目標を達成いたしました。 経常利益は、為替差益を計上したことなどにより582億70百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益を計上したことなどにより549億83百万円となりました。 自己資本は、257億51百万円の自己株式の取得及び159億38百万円の配当を実施したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、6,977億3百万円となりました。 以上の結果、EBITDAは1,063億円、ROEは8.1%となりました。なお、ROEにつきましては、特別利益の影響を除いても5.9%となり、「中期経営計画2025」の目標を達成いたしました。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、創業以来100年以上にわたり、包装容器を中心として、人びとの生活に欠かせない製品・サービスを提供し、社会に貢献してまいりました。 近年、当社グループを取り巻く事業環境は想定を超えて変化し、解決すべき様々な社会課題が顕在化しております。 このような事業環境下において、当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆様に提供する価値の最大化を図るべく、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定し、「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」と当社グループのマテリアリティを基本に、さらなる事業成長を実現するための施策として、2026年度から5ヶ年の「中期経営計画2030」を2026年5月に策定いたしました。また、成長戦略と資本・財務戦略を両輪で進めるための取り組みとして、2023年5月に「資本収益性向上に向けた取り組み2027」を策定いたしました。 概要は次のとおりです。 ①長期経営ビジョン2050「未来をつつむ」 当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人びとの幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指します。 そのために「食と健康」「快適な生活」「環境・資源・エネルギー」の3つの分野で、グループが一体となって、これまで培ってきた素材開発、成形加工、エンジニアリング等の技術・ノウハウを活用し、オープンイノベーション、IoT・DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するとともに、お客様やお取引先等をはじめとした志を同じくするパートナーと連携し、包装容器メーカーの枠を超え、社会を変える新たな価値を創造してまいります。 ②中期経営計画2030 「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」と当社グループのマテリアリティを基本に、さらなる事業成長を実現するための施策として定めた、2026年度から5ヶ年の「中期経営計画2030」の概要は次のとおりです。 〔要点〕 Open Up! Products & Servicesについては、当社Webサイトをご参照ください。 https://www.tskg-hd.com/ourimpact/openup/ 〔東洋製罐グループの事業方針と戦略〕 「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」とマテリアリティを基本に、さらなる事業成長を実現します。 a)EBITDA 1,300億円達成に向けた全体戦略 稼ぐ力であるEBITDAの増加を事業成長指標とし、成熟事業領域・成長事業領域それぞれに設定した事業戦略の下、成長の実現に向け活動していきます。 b)各事業セグメントの目標値 事業セグメントごとに成長策と採算改善を図り、2030年度目標の達成を目指します。 〔経営基盤強化の全体像〕 成熟事業領域から成長事業領域への人材シフトに向けて、「人的資本の充実と変革」「デジタル技術を駆使した業務の効率化」「組織風土改革」の3つの取り組みを加速させていきます。 〔中期経営計画2030における経営目標〕 「中期経営計画2030」で掲げた東洋製罐グループの事業方針と戦略及び経営基盤の強化の施策を踏まえ、経営目標を以下のとおり設定しました。 〔株主還元方針とキャッシュアロケーション〕 a)「資本収益性向上に向けた取り組み2027」と「中期経営計画2030」の経営数値目標 積極的な事業投資により、EBITDA 1,300億円を目指します。 自己資本のコントロールと事業成長・生産効率の改善に向けた更新対応への積極的な投資を両立させるため、DOE4%及び2027年度までの自己株式取得による株主還元を行い、継続的にROE8%以上を目指します。 b)資本効率向上の追求 -株主還元方針- 成長投資を優先しつつ、自己資本の水準に応じた株主還元方針を導入することで、自己資本のコントロールを引き続き実施し、安定的な株主還元を実現します。「中期経営計画2030」期間中は、DOE4%及び2027年度までの自己株式取得による株主還元を行います。 c)キャッシュアロケーション 2026年度~2030年度 ③資本収益性向上に向けた取り組み2027 資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、2023年度から2027年度までに成長戦略と資本・財務戦略を両輪で進めるための取り組みとして定めた「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の概要は次のとおりです。 〔取り組み方針〕 成長戦略と資本・財務戦略を両輪で進め、資本収益性の向上を図ります。 a)成長戦略:事業ポートフォリオの最適化 ・エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業等における成長分野への経営資源投入 ・国内包装容器事業を中心とした適正な売価転嫁、不採算事業領域・拠点の再構築 b)資本・財務戦略:資産効率向上 ・段階的に拡充してきた配当及び自己株式取得による株主還元を大幅に強化 ・政策保有株式の一層の縮減 ・不採算事業領域の資産圧縮、不動産の売却及び価値向上 〔KPIの設定〕 「中期経営計画2025」の延長上の営業利益目標をベースに自己資本の圧縮を進め、2027年度に株主資本コストを上回るROE8%以上の達成を目指します。 〔ROE8%以上達成に向けた施策〕 利益(R)の増加及び自己資本(E)の圧縮によってROE8%以上を目指します。 ※ 2026~2027年度の配当については「中期経営計画2025」で定めた配当方針を延長した水準としておりますが、実際の利益に合わせて配当方針を勘案のうえ決定いたします。 a)事業ポートフォリオの最適化 国内包装容器事業を中心に売価転嫁、不採算事業領域・拠点の再構築を早急に行い、成長分野での事業成長を着実に成し遂げ、2027年度での営業利益目標の達成を目指します。 b)株主還元の大幅な強化 ROE8%以上の実現に向け、2023年度から2027年度までの5期累計約1,000億円の自己株式取得を計画し、段階的に拡充してきた株主還元を大幅に強化いたします。 c)キャッシュアロケーション 営業キャッシュ・フロー及び資産売却・資金調達を原資として投資・株主還元に戦略的に配分し、事業成長及び資本収益性の向上を目指します。 「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の進捗は、2026年3月期決算説明会資料をご参照ください。 (日本語)https://www.tskg-hd.com/ir/library/explanation/ (English)https://www.tskg-hd.com/en/ir/library/explanation/ 当社グループを取り巻く事業環境は、より一層厳しさを増すことが想定されますが、「中期経営計画2030」及び「資本収益性向上に向けた取り組み2027」の諸施策を着実に遂行することで、持続的な成長を目指してまいります。
事業等のリスク9,913字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社及びグループ各社は、継続的な事業活動に影響を及ぼすおそれのあるさまざまなリスクの発生を未然に防止し、当社及びグループ各社の経営基盤の安定化を図るとともに、危機が発生した場合に事業活動を早期に復旧し、継続させるために策定した「グループリスク及び危機管理規程」に基づき、リスクマネジメント体制の強化を推進しております。当社は、グループのリスク管理及び危機管理並びにコンプライアンスを横断的に統括するグループリスク・コンプライアンス委員会を設置しており、同委員会は、重要リスクに関する情報の確認、改善及び予防措置を講じております。当社及びグループ各社では、それぞれの管理体制のもとで危機管理規程や危機対応マニュアル等の策定、リスク管理状況のとりまとめなどを行っております。また、当社は、リスク・危機管理を統括する専門部門として「リスク危機管理統括室」を設置しており、グループとしての確固たるリスク・危機管理体制の構築を進めております。 なお、以下のリスクが顕在化する可能性の程度や時期、リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1)自然災害・感染症・事故リスク ①自然災害からの事業継続 地震や台風などの大規模な自然災害や事故が発生し、当社グループや取引先の従業員や生産設備等が甚大な被害を受けた場合、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与える懸念があります。当社グループでは、継続的な事業活動に影響を及ぼすおそれのあるさまざまな自然災害・事故リスク等の発生時に被害を最小限に抑えるため、設備対応、事業継続計画(BCP)の策定、調達先の分散、生産拠点におけるバックアップ体制の構築・再配置、適正在庫の確保、保険への加入などの対応をとっております。 ②伝染病・感染症 伝染病・感染症の蔓延などにより当社グループの事業活動やステークホルダーの行動が制限された場合や、衛生管理不足による取引先からの信用低下及び風評リスクが発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与える懸念があります。当社グループでは、従業員の健康を守りながら当社グループの事業活動の確保に万全を期すため、公衆衛生面を中心に一定水準の感染防止対策を行うとともに、グループ横断的に感染症に関する情報伝達が可能なイントラネットを構築し、感染症拡大時にはグループ全体で感染症リスク低減のための対策を行う体制を整えております。 ③労働災害・安全衛生 労働安全衛生法などの労働関係法令の違反や労働災害の発生による操業停止などが発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与えるほか、レピュテーションリスクが高まり、当社グループの継続的な事業活動に影響を及ぼす懸念があります。当社グループは、当社グループが遵守・実践すべき枠組みである「東洋製罐グループ行動規準」において、過重労働の防止や日常の安全衛生活動を怠らないことを明示し、労働関係法令の遵守と労働安全衛生管理を徹底することで、すべての従業員が安心して働ける職場づくりを目指しております。 (2)コンプライアンスリスク ①コンプライアンス 企業の社会的責任が近年ますます重要視されるなか、企業活動における遵法精神を徹底させるとともに、経営上のリスクを回避しながら経営資源を効率的かつ適正に配分していくことで企業価値を向上させていくことが求められております。 当社グループにおいてもこうした状況を踏まえ、コンプライアンス体制の強化は最も重要な経営課題と認識し、その実現に向けてグループを挙げて努力しております。しかしながら、リスク管理体制の不備により企業の社会的責任を問われる事態が生じる可能性が全く無いとは言い切れず、そのような事態が生じた場合はレピュテーションリスクが高まり、当社グループの信用もしくは評価が大きく毀損され、当社グループの継続的な事業活動に影響を及ぼす懸念があります。当社グループでは、コンプライアンス体制強化のため、以下の施策に取り組んでおります。 ・当社グループが遵守・実践すべき枠組みを示す「東洋製罐グループサステナビリティ憲章」、「東洋製罐グループ行動指針」及び「東洋製罐グループ行動規準」を制定し、役員及び従業員に対して周知・教育を実施 (ご参考)「東洋製罐グループサステナビリティ憲章」、「東洋製罐グループ行動指針」及び「東洋製罐グループ行動規準」(URL:https://www.tskg-hd.com/company/policy/code/) ・内部通報制度として東洋製罐グループコンプライアンス相談窓口を設置し、ポスター掲示、携帯カード配布等により従業員に対して同相談窓口を周知 ・グループ全体のコンプライアンスに関する取り組みを統括するグループリスク・コンプライアンス委員会を設置し、同委員会のもと、役員及び従業員に対して教育研修を実施 ・コンプライアンスに対する意識や行動について再認識するための期間として、毎年10月をグループコンプライアンス推進月間と定め、啓発活動を実施 ・社内外のコンプライアンスに関する情報を取りまとめた「コンプライアンス通信」の定期的な発行のほか、電子メールやイントラネットを活用した情報の発信・周知を実施 ・国内の主要な子会社等において、会社毎のリスクを抽出・分析するために、コンプライアンスリスクマップを作成し、重点的に取り組むべきリスクを選定、対策を立案・実施 このほか、リスクが顕在化した場合に当社グループの継続的な事業活動に対する影響が特に大きいと想定される独占禁止法に関わる事項については、グループ会社の新任社長に対する法令遵守の注意喚起、定期的な規程等遵守状況の調査・確認や階層別教育研修の実施等により、コンプライアンス体制の一層の強化を図っております。加えて、毎年4月20日を「東洋製罐グループ独占禁止法違反風化防止の日」と定め、当社及びグループ会社の社長から当社グループの従業員に対して独占禁止法遵守に関するメッセージを発信し、独占禁止法違反の発生防止の徹底を図っております。 また、腐敗防止に関わる事項については、規程等の周知、遵守体制整備状況の再確認、教育研修の実施等により、その発生防止に努めております。 ②人権侵害や差別 当社グループや取引先のサプライチェーンにおける人権侵害や差別が発生した場合、または社会やステークホルダーからの人権に対する要求に対応しきれない場合、当社グループの社会的信頼が失われる懸念があります。 これを防ぐために、当社グループでは、人権尊重の取り組みを推進し、その責務を果たしていく指針として、国際連合が定める「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく「東洋製罐グループ人権方針」を制定し、役員及び従業員に対して周知を実施しているほか、当社グループ内での研修プログラムを実施し、人権に対する理解の定着を図っております。また、当社グループとともに持続可能な社会の実現を目指すために、取引先に遵守いただきたい事項を明記した「東洋製罐グループサプライヤーCSRガイドライン」を定め、取引先に周知するとともに、自己診断を依頼しております。加えて、当社はJaCER(一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構)に正会員として加盟しており、JaCERの提供する「対話救済プラットフォーム」を通じて、自社のみならずあらゆるステークホルダーを対象とした人権救済の取り組みを推進しております。 (3)事業・経営リスク ①経済状況の変化 世界経済及び日本経済における景気の後退あるいは停滞、少子高齢化の進行による人口減少や、それらに伴う個人消費の低迷は、売上高や利益の減少につながる懸念があります。 ②生産コストの変動 為替や景気などの経済状況の変化及び中東情勢を含む国際情勢の緊迫化などのカントリーリスクにより、当社グループの事業活動に係る原材料・エネルギー価格や人件費・物流費などの生産コストが変動する場合、当社グループの業績及び収益性に影響を与える懸念があります。 当社グループでは、包装容器事業における金属製品やプラスチック製品を中心に、原材料価格に連動した売価設定を行う仕組みの導入を進めているほか、過去のコストアップ分も含めたエネルギー費や、上昇傾向にある人件費・物流費などのさらなる売価転嫁に努めておりますが、その達成状況及び進捗の度合いによっては、当社グループの収益性が低下する懸念があります。 また、国内における老朽化拠点・設備の見直しや人員確保・体制構築に取り組むとともに、省力化、省資源化及び省エネルギー化を目的とした設備の抜本的な見直しを進めることにより、生産性の向上及びコスト構造の改善に努めております。 ③原材料の調達 当社グループが調達している原材料は、輸入品はもとより、国内で調達している原材料にも海外由来の粗原料が利用されております。中東情勢を含む国際情勢の緊迫化などのカントリーリスクや、世界各地のサプライチェーンにおける自然災害・設備トラブル等に伴う国際物流の混乱などにより、原材料の調達が困難になった場合、当社グループの業績及び収益性に影響を与える懸念があります。当社グループは、人びとの生活に欠かせない製品・サービスを安定的に提供するため、日頃より原材料の購入先の情報を幅広く収集し、調達先を分散するなど、安定調達の実現に努めると共に原材料の購入先から状況に応じて適切な支援、協力を得られるよう関係の強化を図っております。 ④価格競争の激化 当社グループが主として事業を展開する容器市場においては、競合他社との価格競争激化及び取引先各社における容器の自社製造の拡大が続いており、当社グループの価格交渉力の低下や製品価格の下落傾向を強める懸念があります。 当社グループは、消費者や取引先などのニーズの変化を的確に捉え、あらゆる素材を取り扱う当社グループのシーズをもとに開発した多岐にわたる斬新で革新的な製品・サービスをもって、競合他社との差別化を図り、適正な利益水準を確保してまいります。 ⑤研究開発 当社グループにとって、継続的かつ効果的な研究開発投資は不可欠なものである一方、その成果は不確実なものであり、多額の支出を行ったとしても必ずしも成果に結びつかないというリスクを抱えております。特に新製品・新技術などの研究開発投資が今後十分なリターンを生み出さない場合や、グループ各社に蓄積された研究開発データが当社グループ内で十分に共有されず、新製品・新技術などの研究開発に活かされない場合には、当社グループの将来の成長性及び収益性が低下する懸念があります。 当社グループは多様化する市場ニーズに対応するため、当社綜合研究所、東洋製罐株式会社テクニカルセンター及び東洋鋼鈑株式会社技術研究所などの研究部門により、次世代に向けた技術開発を目的として積極的に研究開発に取り組んでおります。また、研究開発案件ごとに定期的なモニタリングを実施しているほか、グループ内での技術交流などにより、グループ各社に蓄積された研究開発データを最大限活用できるよう努めております。 ⑥投融資(企業買収・資本参加・設備投資等) 当社グループは、事業基盤の強化及び事業の拡大を目的として、企業買収や資本参加等を積極的に実施しているほか、さらなる企業価値向上のために、生産・販売・研究開発の各分野において積極的かつ効果的な投資を行っておりますが、期待する成果が十分に得られなかった場合、当社グループの業績及び収益性に大きな影響を与える懸念があります。 投融資に係るリスク管理として、当社は「投資管理委員会」を設置しており、当社及び当社グループ会社における投融資の意思決定の手続きと判断基準を明確にし、投融資の実行後の評価と評価に基づく案件の継続・撤退の基準を設定するなど、精査を行っております。また、同委員会において、投融資を行った案件について定期的にモニタリングを行っており、当初の期待どおりの効果が得られず、グループ全体の収益性に対してマイナスに寄与するとみなされる案件については撤退の判断を行い、将来の収益性の低下リスクを低減することとしております。 ⑦デジタル化の推進 当社グループは、データ駆動型経営の実現に向け、各システムのデータや外部情報等の一元化と、AIを活用した業務及び意思決定の変革を推し進めております。仮にこれらの取り組みが遅れた場合、当社グループの働き方の変革が遅れ、将来の成長性及び収益性に影響を及ぼす懸念があります。 当社グループでは、最新のデジタル技術やデータ基盤を最大限に活用することで、当社グループの「競争力の源泉」を更に進化させることを目指し、「Group Digital Vision 2030」を制定しております。「データ活用の高度化」を重要な戦略テーマの1つと捉え、社会により一層貢献する企業への変革を推進しております。 当社グループは2026年4月に新設した「デジタル戦略機能」のもと、デジタル化の推進をさらに加速しております。 ⑧取引先の信用リスク 当社グループの取引先の信用不安により、予期せぬ貸倒リスクが顕在化し、追加的な損失や引当金の計上が必要となる場合、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与える懸念があります。 当社グループの販売先は比較的信用リスクが低い顧客が多いものの、信用リスクの高い顧客においては、商社を通じた取引形態あるいは債権回収期間の短縮を行うほか、新規顧客との取引を開始する前には十分な信用調査を行うなど、リスクの低減に努めております。 ⑨人材確保と育成 日本国内では、少子高齢化や生産年齢人口の減少により人材確保が困難な状況が続いております。必要な人材が確保できない場合、当社グループの事業運営に影響を及ぼす懸念があります。特に、当社グループの将来にわたる持続的な成長と発展には有能なリーダーの存在及び優秀な人材の確保と育成は極めて重要な課題であり、これが達成できなかった場合には、将来の成長に悪影響を及ぼす懸念があります。 当社グループは、エンゲージメント向上や働き方改革を進めることで、離職による人材流出の防止に努めるとともに、デジタル化やAIの活用による効率化・省人化を図り、事業運営を継続できる体制の構築に努めております。 優秀な人材の確保を目的に、2021年4月入社以降、主要なグループ会社がそれぞれで行っていた大卒定期採用をグループ一括採用に切り替えました。グループとして優秀な人材の確保を目指すとともに、グループ事業の広がりの中でのキャリア形成を通じて、グループを牽引するリーダーの育成を図ります。さらに、主要なグループ会社において、将来のリーダー候補を選抜し、研修と戦略的な人員配置の中で育成する中核人材マネジメントの仕組みを2017年度より導入しております。 加えて、人材の流動性を高め、会社や組織を超えた連携を進めることで、組織の硬直化を防ぎ、風通しが良く多様性を受容する組織風土を醸成し、新たな価値創造をし続ける企業風土づくりと人材育成に取り組んでおります。 ⑩訴訟のリスク 当社グループが国内外で事業活動を遂行していくうえで、訴訟の対象となるリスクがあります。具体的には、契約上の債務不履行、製造する製品の欠陥に伴う製造物責任、役員及び従業員との労働契約・関連法令に伴う責任及び第三者の権利侵害などにより、損害賠償等の多大な費用を要する懸念があります。 当社グループでは、これらの訴訟リスクを低減するため、契約書のひな型において当社グループが負担する法的責任を明確化しているほか、当社グループにおける各事業部門が法務部門等の専門部署及び外部専門家と連携し、実際に訴訟を提起された場合の当社グループの業績及び財務状況への影響を最小限化することに加え、グループ包括賠償保険の付保等を行っております。 ⑪海外ビジネス 当社グループは、アジアや欧米などにおいてグローバルな事業展開を行っております。各国の事業環境の変化や、海外子会社におけるガバナンス体制の不備により、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与える懸念があります。 当社グループは、2026年4月に新設した「海外事業統括室」を中心に、海外子会社の経営状況の迅速かつ正確な把握に努めるとともに、関係部署と連携しながら、適時適切な改善施策を実施しております。 (4)情報セキュリティリスク ①個人情報の漏洩 当社グループが保有する個人情報の保護についてはさまざまな対策を講じておりますが、予期せぬ事態によりこれらの情報が流出する可能性を完全に排除することは困難です。万が一そのような事態が生じた場合、レピュテーションの低下により、当社グループの社会的信用が毀損され、業績等に影響を及ぼす懸念があります。 これに対し、当社グループでは、情報管理に関する各種規程類を制定し、役員及び従業員に対して定期的な教育、啓発活動を実施しております。さらに、情報管理体制の強化を目的として、グループの情報管理を横断的に統括する「グループ情報管理委員会」及び当社の情報管理を統括する「情報管理委員会」を設置しております。 ②営業秘密・機密情報の漏洩 当社グループが業務上知り得た営業秘密・機密情報等の保護についてはさまざまな対策を講じておりますが、予期せぬ事態によりこれらの情報が流出する可能性を完全に排除することは困難です。万が一そのような事態が生じた場合、レピュテーションの低下により、当社グループの社会的信用が毀損され、業界における競争力及び原材料の調達力に影響を及ぼす懸念があります。 これに対し、当社グループでは、情報管理に関する各種規程類を制定し、役員及び従業員に対して定期的な教育、啓発活動を実施しております。さらに、情報管理体制の強化を目的として、グループの情報管理を横断的に統括する「グループ情報管理委員会」及び当社の情報管理を統括する「情報管理委員会」を設置しております。 ③サイバー攻撃・ウイルス侵入 悪意を持った第三者によるサイバー攻撃等を受けた場合、当社グループが利用しているシステムの停止や誤作動のほか、不正利用や情報漏洩等のセキュリティインシデントが発生し、事業活動の維持が困難になる懸念があります。 これに対し、当社グループでは、「グループ情報管理委員会」を通じた継続的な現状把握に加え外部専門家との連携体制を整備することで、利用システムを保護するためのセキュリティ対策を推進しております。 (5)財務・会計リスク ①資金調達 当社グループが事業活動を行う上で必要な資金調達が滞った場合、当社グループの業績及び財務状況に好ましくない影響を与える懸念があります。当社グループでは、流動性リスクを勘案した上で一定レベルの手元現預金の確保と、資金調達先・調達手段の多様化による十分な安定性の確保に努めるとともに、適切な資金調達コストの管理を行っております。 ②会計基準及び税制等の変更 日本の会計基準は、国際的な基準との調和を図るべく改訂を重ねており、今後もこの方向で推移するものと予想されます。また、日本における国際財務報告基準の適用に向けた議論が進んでおります。このような状況のなか、将来における会計基準の変更は、当社グループの業績、財務状況及び業務遂行に影響を与える懸念があります。また、日本及び諸外国の税制等が改正される場合においても同様の可能性があります。 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同機構が行う研修会などへの参加により、継続的な情報収集活動を行うことで、会計基準等の内容を適切に把握し、その変更等について的確に対応できる体制を整備しております。 (6)製造・品質リスク 当社グループは厳格な品質管理基準に基づき多様な製品を製造・販売しておりますが、全ての製品について欠陥が皆無で、将来にわたり品質的なクレームや製造物責任が発生しないという保証はありません。こうした想定外の大規模な品質クレームや製造物責任によって多額のコスト負担の発生や当社グループの信用もしくは評価が毀損される懸念があります。 当社は、安全な製品やシステム・サービスの提供及びお客様・社会から信頼していただける企業グループとしての社会的行動の実践を図るべく、グループ各社では品質保証体制の継続的な改善に取り組んでおり、また、各社品質保証部門を統括する品質統括部を設置してグループ内における重大品質リスクの低減を推進しております。 (7)環境リスク 当社グループは、製造工程における環境負荷の低減に積極的に取り組んでおります。しかし、規制強化への対応や原材料価格の高騰により製造コストが増加する可能性がある一方、環境負荷の低減への取り組みが不十分な場合、レピュテーションリスクが高まり、事業活動に影響を及ぼす懸念があります。 また、資源・環境制約の観点から国内外で循環経済への移行が進んでおり、包装容器への規制リスクが高まっております。特にプラスチック包装容器では、世界的な海洋プラスチックごみ問題などを背景に、シングルユース・プラスチック製品などへの規制が強化されるリスクがあります。当社グループはプラスチック包装容器を含むさまざまな素材の包装容器を製造・販売しており、今後の規制や顧客ニーズの変化などにより、当社グループ製品の製造・販売に影響が生じ、業績及び財政状態に影響を与える懸念があります。 これらのリスクに対し、当社グループは「環境配慮型製品・サービスの開発と提供」をマテリアリティの1つとして、当社グループの持続的な成長及び地球環境に貢献する製品の開発に取り組んでおり、その取り組みは、当社Webサイト上で“Open Up! Products & Services”として公開しております。また、「中期経営計画2030」において、“Open Up! Products & Services”認定製品・サービスの総売上高比率を2030年に50%以上とする目標を掲げております。さらに、2030年に向けた環境目標“Eco Action Plan 2030”を制定し、事業活動やサプライチェーンでの温室効果ガス削減、プラスチック製包装容器の軽量化や代替素材への転換による化石資源の使用量の削減に取り組んでおります。 (8)カントリーリスク 当社グループは、アジアや欧米などにおいてグローバルな事業展開を行っております。各地域におけるテロの発生、政情の悪化、経済状況の変動、為替の変動及び予期せぬ法律・規制の変更等のカントリーリスクが発生した場合、当社グループの業績等に影響を与える懸念があります。具体的には、台湾を巡る緊張の高まり、米国と中国の対立関係、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢などに起因するサプライチェーンの混乱、原材料調達難、原材料価格高騰、輸出入制限、新たな関税導入等により、当社グループの業績等へ影響を与える懸念があります。また、当社グループや取引先の従業員が甚大な被害を受ける可能性があります。 当社グループは、進出している海外地域における非常事態発生時の危機対応については「グループ海外事業危機管理規程」に基づき判断しているほか、外務省が発表する海外安全情報や現地からの報告をもとに、人命尊重を最優先とした対応を行います。また、新たな海外事業進出に係る意思決定段階及び当該事業活動の推進段階においてカントリーリスクについて吟味し、推進可否を判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,445字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、景気は緩やかな回復基調が継続しました。一方、先行きは、不安定な国際情勢、物価の上昇や金融市場の変動などにより、不透明な状況にあります。 このような環境下におきまして、当連結会計年度における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。 (単位:百万円) 前期   当期   増減   増減率 売上高   922,516   963,213   40,696   4.4% 営業利益   34,264   52,005   17,740   51.8% 売上高営業利益率   3.7%   5.4%   1.7%   - 経常利益   37,182   58,270   21,087   56.7% 特別利益   1,161   20,762   19,600   - 特別損失   5,868   1,756   △4,112   - 親会社株主に帰属する当期純利益   22,486   54,983   32,497   144.5% 売上高は、包装容器事業で販売数量が減少したものの、価格改定を実施したほか、前期に低迷していた海外エンジニアリング事業が回復に転じたこと、マレーシアにおいてホームケア製品およびパーソナルケア製品の充填事業を営むPREMIER CENTRE GROUP SDN. BHD. を連結したことなどにより、9,632億13百万円(前期比4.4%増)となりました。利益面では、人件費などの増加はあったものの、価格改定を実施したこと、前期にエンジニアリング事業において一過性の貸倒損失を多額計上する事案が発生したことなどにより、営業利益は520億5百万円(前期比51.8%増)となりました。経常利益は、為替差益を計上したことなどにより582億70百万円(前期比56.7%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益を計上したことなどにより、549億83百万円(前期比144.5%増)となりました。 各セグメントの営業の概況は次のとおりであります。 (単位:百万円) 報告セグメント等   売上高(外部顧客)   営業利益 前期   当期   増減   増減率   前期   当期   増減   増減率 包装容器事業   602,447   602,297   △149   △0.0%   27,005   26,784   △221   △0.8% エンジニアリング・充填・物流事業   146,407   179,344   32,937   22.5%   △9,667   3,293   12,961   - 鋼板関連事業   89,987   91,463   1,475   1.6%   7,694   9,859   2,165   28.1% 機能材料関連事業   51,866   57,785   5,918   11.4%   6,097   6,831   734   12.0% 不動産関連事業   8,080   8,332   251   3.1%   4,550   5,020   470   10.3% その他   23,726   23,989   263   1.1%   1,537   2,156   618   40.2% 調整額   -   -   -   -   △2,953   △1,941   1,011   - 合計   922,516   963,213   40,696   4.4%   34,264   52,005   17,740   51.8% 〔包装容器事業〕 売上高は6,022億97百万円(前期比0.0%減)となり、営業利益は267億84百万円(前期比0.8%減)となりました。 a)金属製品の製造販売 国内・海外において価格改定を実施したものの、国内においてアルコール飲料向けの空缶および缶蓋の販売数量が減少したことなどにより、売上高は前期並みとなりました。 b)プラスチック製品の製造販売 飲料用小型PETボトルおよびプリフォームの販売が減少したものの、価格改定を実施したほか、飲料用樹脂コップやオーラルケア向けのボトルが増加したことにより、売上高は前期並みとなりました。 c)紙製品の製造販売 飲料向けの段ボール製品が減少したものの、価格改定を実施したほか、コンビニエンスストア向けの弁当容器やファストフード向けなどの飲料コップが増加したことにより、売上高は前期を上回りました。 d)ガラス製品の製造販売 価格改定を実施したものの、清涼飲料向けのびん製品が減少したことにより、売上高は前期並みとなりました。 〔エンジニアリング・充填・物流事業〕 売上高は1,793億44百万円(前期比22.5%増)となり、営業利益は32億93百万円(前期は96億67百万円の営業損失)となりました。 a)エンジニアリング事業 既存顧客において設備投資の抑制が継続しているものの、新規顧客への製缶・製蓋機械の販売が増加したことにより、売上高は前期を大幅に上回りました。 b)充填事業 マレーシアにおいてホームケア製品およびパーソナルケア製品の充填事業を営むPREMIER CENTRE GROUP SDN. BHD. を連結したほか、タイにおいて飲料の充填品が増加したことにより、売上高は前期を大幅に上回りました。 c)物流事業 貨物自動車運送業および倉庫業などの売上高は、前期を上回りました。 〔鋼板関連事業〕 売上高は914億63百万円(前期比1.6%増)となり、営業利益は98億59百万円(前期比28.1%増)となりました。 電気・電子部品向けでは、車載用二次電池材が増加し、売上高は前期を上回りました。 缶用材料では、18リットル缶向けが減少したものの、食缶向けが増加し、売上高は前期並みとなりました。 自動車・産業機械部品向けでは、駆動系部品材が減少し、売上高は前期を下回りました。 建築・家電向けでは、ユニットバス向け内装材が増加し、売上高は前期を上回りました。 〔機能材料関連事業〕 売上高は577億85百万円(前期比11.4%増)となり、営業利益は68億31百万円(前期比12.0%増)となりました。 磁気ディスク用アルミ基板では、データセンター向けのハードディスク用途で市況が回復したことにより、売上高は前期を上回りました。 光学用機能フィルムでは、フラットパネルディスプレイの市況悪化の影響を受け、売上高は前期を下回りました。 ほうろう製品向けの釉薬や顔料などのその他の機能材料は、ほうろう製品向けの釉薬が減少したものの、顔料などが増加したことにより、売上高は前期を上回りました。 〔不動産関連事業〕 オフィスビルおよび商業施設等の賃貸につきましては、売上高は83億32百万円(前期比3.1%増)となり、営業利益は50億20百万円(前期比10.3%増)となりました。 〔その他〕 自動車用プレス金型・機械器具・硬質合金および農業用資材製品などの製造販売、石油製品などの販売および損害 保険代理業などにつきましては、売上高は239億89百万円(前期比1.1%増)となり、営業利益は21億56百万円(前期比40.2%増)となりました。 所在地別セグメントの業績は、次のとおりであります。 日本では、売上高は7,773億35百万円(前期比0.6%増)、営業利益は416億28百万円(前期比27.6%増)となりました。 アジア(タイ、中国、マレーシアなど)では、売上高は962億68百万円(前期比15.9%増)、営業利益は128億80百万円(前期比30.6%増)となりました。 その他(米国など)では、売上高は896億9百万円(前期比34.1%増)、営業損失は25億54百万円(前期は85億8百万円の営業損失)となりました。 なお、当連結会計年度末における当社の連結子会社数は74社(前期比増減なし)、持分法適用関連会社数は5社(前期比増減なし)となりました。当連結会計年度中における連結子会社の増減は、次のとおりです。 ・増加(1社) 広州南沙斯多里機械有限公司 ・減少(1社) Stolle EMS Precision Limited※ ※Stolle EMS Precision Limited は、2026年2月に清算結了いたしました。 資産、負債および純資産の状況は次のとおりであります。 当連結会計年度末の総資産は、1兆2,406億92百万円となりました。売上債権や退職給付に係る資産の増加などにより前連結会計年度末に比べ377億61百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の負債は、5,130億98百万円となりました。借入金は減少しましたが、未払法人税等の増加などにより前連結会計年度末に比べ50億83百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の純資産は、7,275億93百万円となりました。自己株式の取得や配当金の支払いなどにより減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより前連結会計年度末に比べ326億78百万円の増加となりました。 以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の55.5%から56.2%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて49億5百万円増加し、1,149億12百万円(前期比4.5%増)となりました。 〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕 税金等調整前当期純利益が772億76百万円、減価償却費539億16百万円、投資有価証券売却益△179億87百万円、売上債権の増加による資金の減少121億9百万円、棚卸資産の増加による資金の減少66億14百万円、法人税等の支払額73億30百万円などにより、当連結会計年度における営業活動による資金の増加は890億28百万円(前期比5.4%減)となりました。 〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕 有形固定資産の取得による支出が467億21百万円、投資有価証券の売却による収入が245億95百万円あったことなどにより、当連結会計年度における投資活動による資金の減少は205億84百万円(前期比59.7%減)となりました。 〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕 短期借入金の返済による支出(純額)が92億38百万円、長期借入れによる収入が180億0百万円、長期借入金の返済による支出が309億4百万円、自己株式の取得による支出が257億51百万円、配当金の支払いが159億40百万円あったことなどにより、当連結会計年度における財務活動による資金の減少は661億25百万円(前期比252.3%増)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 包装容器事業   564,092   99.0 エンジニアリング・充填・物流事業   164,192   122.2 鋼板関連事業   87,509   106.5 機能材料関連事業   52,515   106.1 報告セグメント計   868,310   103.9 その他   21,318   111.7 合計   889,628   104.0 (注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.エンジニアリング・充填・物流事業のうち、物流事業は生産形態をとらないため、物流事業を除くエンジニアリング・充填事業を対象として記載しております。 3.不動産関連事業は、生産形態をとらない事業活動のため記載しておりません。 b)受注実績 エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業およびその他のうち、受注生産によるものについての当連結会計年度における受注状況は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) エンジニアリング・充填・物流事業   107,332   134.2   89,482   136.0 鋼板関連事業   84,722   94.9   15,116   91.1 機能材料関連事業   39,774   115.8   3,208   113.3 その他   16,918   84.0   13,812   90.4 合計   248,748   111.2   121,619   121.0 (注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.エンジニアリング・充填・物流事業の金額は、包装容器関連設備の製造販売の一部に係るものであります。 3.包装容器事業は、事業の形態から受注実績と販売実績がほぼ同様のため記載しておりません。 4.不動産関連事業は、受注形態をとらない事業活動のため記載しておりません。 c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 包装容器事業   602,297   100.0 エンジニアリング・充填・物流事業   179,344   122.5 鋼板関連事業   91,463   101.6 機能材料関連事業   57,785   111.4 不動産関連事業   8,332   103.1 報告セグメント計   939,223   104.5 その他   23,989   101.1 合計   963,213   104.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績及びセグメントごとの財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 また、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標、達成状況については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ⅰ)主要な資金需要および財源 翌連結会計年度の当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用ならびに当社グループの設備新設、改修等に係る投資であります。 また、成長市場に向けた国内・海外事業への投資および事業構造改革投資をM&Aなどの形態と組み合わせて行うことを検討しております。 これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金のほか、金融機関からの借入および社債発行等による資金調達を主な財源として対応いたします。 安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題として認識しており、主要な取引先金融機関に対して適時適切な情報開示を行うことにより、良好な取引関係を維持しております。 加えて強固な財務体質を有していることから、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 ⅱ)資金の流動性 手許の運転資金につきましては、当社および一部を除く国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。現在、手許キャッシュは、突発的な資金需要に対応するため売上高の1ヵ月から2ヵ月分の水準を保持しており、今後もこの水準で運営していく予定です。さらに、これを上回る突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるように金融機関とコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。 当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 ③重要な会計方針の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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