概要
大同特殊鋼は、自動車向け構造用合金鋼、軸受鋼、工具鋼など多種多様な特殊鋼鋼材を手掛ける総合特殊鋼メーカーである。電炉メーカーとしてエネルギー効率の高さが特徴で、環境対応鋼材の開発にも積極的。2026年3月期の連結売上収益は5,781億円、連結従業員12,729人。特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5セグメントで構成される。
5つの事業セグメントで構成されるグループ体制
大同特殊鋼グループは、当社、連結子会社67社、持分法適用関連会社8社で構成される(2026年3月31日現在)。事業は5つのセグメントに分かれる。特殊鋼鋼材セグメントは構造用鋼・工具鋼などの製造販売を担い、同社の根幹事業である。機能材料・磁性材料セグメントは希土類磁石やステンレス、チタン製品を扱う。自動車部品・産業機械部品セグメントはエンジンバルブや型鍛造品、自由鍛造品などを供給。エンジニアリングセグメントは鉄鋼設備や工業炉の設計製作、流通・サービスセグメントは不動産・分析事業などグループ全体を支える。
自動車と半導体など多様な需要先に依存する収益構造
同社の主要需要先は自動車関連が中心だが、半導体製造装置、航空宇宙、医療、クリーンエネルギーなど多岐にわたる。2026年3月期のセグメント別売上収益は、特殊鋼鋼材2,077億円、機能材料・磁性材料1,997億円、自動車部品・産業機械部品1,179億円、エンジニアリング266億円、流通・サービス260億円。営業利益では機能材料・磁性材料が148億円と最大であった。自動車部品・産業機械部品は高合金プロセス改革に伴う一時費用の影響で減益となった。
中国・東南アジア・北米に広がる生産販売拠点
同社は国内の知多工場(愛知県)を主力生産拠点とし、1963年の操業開始以来、製鋼・圧延設備を集約してきた。海外ではアメリカにDaido Steel (America) Inc.やOHIO STAR FORGE CO.、タイにDaido Steel (Thailand) Co., Ltd.やDaido Electronics (Thailand) Co., Ltd.、中国に大同特殊鋼(上海)有限公司や大同磁石(広東)有限公司など、38の国と地域に関連会社を持つ。特にタイと中国には磁石やステンレス製品の製造拠点が多く、現地需要への対応を強化している。
合併と買収で拡大したグループの範囲
同社グループは1950年の設立以来、多数の企業合併・買収により事業領域を拡大してきた。主要な子会社にはフジオーゼックス(エンジンバルブ)、大同DMソリューション(金型・工具鋼流通)、日本精線(ステンレス線材)、大同キャスティングス(鋳造品)、ダイドー電子(磁石)などがある。2026年2月には日本高周波鋼業を完全子会社化し、特殊鋼鋼材の生産能力と製品幅を一段と拡大した。関連会社には東北特殊鋼や理研製鋼なども含まれる。
業界の中での役割は特殊鋼総合メーカー(素材~加工・エンジニアリング)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 特殊鋼 鋼材 | 2,078億円 | 35.9% | 134億円 | 6.4% |
| 機能材料・磁性材料 | 1,998億円 | 34.6% | 149億円 | 7.5% |
| 自動車部品・産業機械 部品 | 1,179億円 | 20.4% | 82億円 | 7.0% |
| エンジニア リング | 266億円 | 4.6% | 26億円 | 9.8% |
| 流通・サービス | 260億円 | 4.5% | 30億円 | 11.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01特殊鋼鋼材(自動車・産業機械・工具向け)主力
工具鋼、金型鋼、軸受鋼、バネ鋼、快削鋼など多種多様な特殊鋼鋼材の製造・販売。自動車部品、産業機械、金型、工具などの素材として供給。グループ内外に流通網を持ち、二次加工品も手掛ける。
- 特殊鋼鋼材(棒鋼、線材、鍛造品等)
- 合金元素を添加した高機能鋼材。自動車の駆動系・シャーシ部品、金型、工具、軸受などに使用。
02機能材料・磁性材料(電子・電気・自動車・医療向け)準主力
ステンレス製品、希土類磁石、高合金、チタン、粉末製品、電子部品用帯鋼・電磁材料、ネジ・ボルト等の製造販売。自動車電装、家電、モーター、医療機器など幅広い産業に供給。
- 希土類磁石(ネオジム磁石等)
- 高い磁力を持つ永久磁石。ハイブリッド車のモーターや家電、風力発電などに使用。
- ステンレス鋼(薄板、線材、条鋼)
- 耐食性に優れる鉄鋼材料。自動車排気系、厨房設備、化学プラント、建築外装などに使用。
- チタン製品
- 軽量・高強度・耐食性を持つ金属。航空機、医療インプラント、化学プラントなどに使用。
03自動車部品・産業機械部品(エンジン・駆動系・ターボ等)準主力
型鍛造品(自動車部品粗形材・機械部品粗形材)、エンジンバルブ、圧縮機部品、ターボ部品、カップリング、トラック用鋼機製品、帯鋸材料等を製造販売。自動車OEMや産業機械メーカーに供給。
- 型鍛造品(自動車部品粗形材)
- 熱間鍛造で成形した自動車のシャーシ、駆動系、エンジン部品の粗形。後工程で機械加工される。
- エンジンバルブ(フジオーゼックス)
- 内燃機関の吸排気バルブ。耐熱・耐摩耗性に優れ、自動車エンジンに不可欠。
- 圧縮機部品・ターボ部品
- 空調・冷凍機用圧縮機や過給機(ターボチャージャー)向けの精密部品。
04エンジニアリング(鉄鋼設備・環境設備・工業炉)副次
鉄鋼設備、環境設備(排ガス処理・水処理等)、工業炉およびその付帯設備の製造・販売・メンテナンス。土木建設事業も展開。主にグループ内外の鉄鋼・エンジニアリング企業向け。
- 鉄鋼設備・環境設備
- 電気炉、圧延機、連続鋳造設備、排煙脱硫装置等の設計・製作・据付。
- 工業炉
- 熱処理炉、溶解炉、加熱炉等の設計・製作・メンテナンス。
05流通・サービス(不動産・情報システム・分析等)その他
不動産事業、保険代理店、ゴルフ場経営、分析事業(鉄鋼・セラミックス等)、情報システム開発、グループ製品の輸出入等、幅広いサービス事業。
製品と技術
多品種の特殊鋼鋼材:構造用鋼・工具鋼・軸受鋼
同社の特殊鋼鋼材は、自動車の駆動系・シャーシ部品に使われる構造用合金鋼、金型や切削工具に用いる工具鋼、ベアリング向けの軸受鋼、ばね鋼、快削鋼など多岐にわたる。形状は棒鋼、線材、鍛造品など。電炉による溶解工程を経て、連続鋳造設備で鋳片を製造。知多工場には1992年稼働のNo.2連続鋳造設備や2013年導入の150トンアーク炉があり、高効率生産を実現している。
希土類磁石:重希土類フリー技術で電動車向け需要を捕捉
ダイドー電子などグループ会社が製造する希土類磁石は、特に重希土類(ジスプロシウム・テルビウム)を使用しない独自技術が特徴。ハイブリッド車や電気自動車の駆動モーター、家電、風力発電機に採用される。中国の輸出規制強化を背景に、重希土類フリー磁石への需要が増加しており、2026年4月には電動車駆動モータ用磁石の新製造ラインを設置した。タイのDaido Electronics (Thailand)でも生産を行う。
ステンレス鋼・チタン・高合金などの機能材料
ステンレス鋼は薄板・線材・条鋼の形態で、自動車排気系、厨房設備、化学プラントなどに供給。日本精線がステンレス線材の二次加工を担う。チタン製品は軽量・高耐食性を活かし、航空機部品や医療用インプラント向け。高合金は耐熱・耐食性が要求される電機電子部品や航空機部品に使用される。グループ内で一貫生産体制を持ち、特殊溶解設備(真空アーク再溶解炉など)により高品質を実現している。
エンジンバルブと鍛造品:自動車・産業機械の根幹部品
子会社フジオーゼックスは自動車エンジンの吸排気バルブを主力製品とし、耐熱・耐摩耗性に優れる。北米やメキシコにも生産拠点を持ち、グローバルに供給。型鍛造品はシャーシや駆動系の粗形材として自動車OEMに納入。自由鍛造品は船舶用バルブや発電機器向けに使用され、航空機エンジン部品にも展開。鍛造技術の高さが求められる大型部品から精密部品まで幅広くカバーする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉄鋼のなかでの位置
特殊鋼で国内大手、高付加価値製品で収益安定
大同特殊鋼は特殊鋼専業として国内大手であり、自動車向け部品鋼材やステンレスなどで高いシェアを持つ。業界では日本製鉄やJFEホールディングスが巨手で、同社は中位ながら特殊鋼分野で差別化。営業利益率は7%前後と鉄鋼業界では比較的高く、高付加価値品に注力。売上高は約5800億円で安定。業界構造では高炉メーカーが粗鋼生産を担う一方、電気炉や特殊鋼メーカーは量より質で勝負。同社は自動車の高度化に伴う高機能鋼材需要を取り込む。ライバルとしては神戸製鋼所や合同製鐵が挙げられるが、製品領域で異なる面も。課題は原材料価格変動や自動車需要変動で、収益安定のためには価格転嫁やコスト管理が重要。また環境規制への対応も必要。
強み
- 国内で特殊鋼の主要サプライヤー、技術力が高い。
- 鉄鋼業界で比較的高い営業利益率を維持。
- 自動車向け高機能鋼材で安定的な収益基盤。
- 新材料開発で差別化、高付加価値製品を提供。
課題
- 鉄鉱石や合金価格の高騰がコスト圧迫要因。
- 自動車生産の変動に業績が左右される。
- CO2排出削減への対応で設備投資負担。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が大同特殊鋼
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5444大和工業 | 7,694億円 | 12.1倍 |
| 2 | 5711三菱マテリアル | 7,028億円 | 17.2倍 |
| 3 | 5901東洋製罐グループホールディングス | 6,967億円 | 12.6倍 |
| 4 | 5714DOWAホールディングス | 5,820億円 | 8.9倍 |
| 5 | 5631日本製鋼所 | 5,255億円 | 27.0倍 |
| 6 | 5471大同特殊鋼 | 4,837億円 | 13.8倍 |
| 7 | 5463丸一鋼管 | 4,362億円 | 14.7倍 |
| 8 | 5741UACJ | 4,138億円 | — |
| 9 | 5214日本電気硝子 | 4,137億円 | 13.5倍 |
| 10 | 5301東海カーボン | 4,076億円 | 20.4倍 |
| 11 | 5857AREホールディングス | 3,279億円 | 13.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
企業再建から始まった1950年の設立
大同特殊鋼の起源は1950年2月、企業再建整備法に基づき資本金4億2,000万円で新大同製鋼株式会社として設立されたことにある。当時は戦後の混乱期にあり、旧大同製鋼の事業を引き継ぐ形で再出発した。同年9月には名古屋証券取引所に上場、翌1951年6月には東京・大阪両証券取引所にも上場し、資本市場での資金調達基盤を確立した。1953年3月には商号を大同製鋼株式会社に変更し、本格的な事業拡大の準備を整えた。
1950年代の合併で事業基盤を強化
1953年7月、富士バルブ(現フジオーゼックス)に資本参加し、自動車部品分野への進出を開始。1954年8月には大同興業に資本参加し、商社機能の取り込みを図った。1955年10月には新理研工業を合併、1957年8月には東京製鋼所を合併し、特殊鋼の生産能力と技術を拡充した。1963年5月には知多工場が操業を開始し、後の主力生産拠点の基礎が築かれた。1964年7月には関東製鋼を合併し、さらなる規模拡大を遂げた。
1976年の三社合併で「大同特殊鋼」に
1976年9月、大同製鋼は日本特殊鋼および特殊製鋼の2社を吸収合併し、商号を大同特殊鋼株式会社に変更した。この合併により、特殊鋼業界における総合力が飛躍的に向上し、棒鋼・線材・鍛造品など幅広い製品ラインアップを一社でカバーできる体制が整った。同時に、名古屋証券取引所における銘柄名も大同特殊鋼に統一された。この合併は、戦後の再編成の流れの中での集約として位置づけられる。
1980年代~1990年代の海外展開と新事業創出
1980年4月、木曽福島工場を分離し大同特殊鋳造(現大同キャスティングス)を設立。1983年10月にはニューヨーク事務所を発展させDaido Steel (America) Inc.を設立し、北米市場への直接販売を開始。1988年7月にはオハイオ州にOHIO STAR FORGE CO.を設立し、熱間精密鍛造品の現地生産に乗り出した。1990年1月には全額出資でダイドー電子を設立し、エレクトロニクス向け磁性材料事業に参入。1994年6月にはタイにDaido Electronics (Thailand)を設立し、磁石の海外生産拠点を拡大した。
2000年代の再編と事業の選択と集中
2002年4月、大同特殊鋳造とダイドープレシジョンパーツが合併し、大同キャスティングスが発足。鋳鋼品・精密鋳造品部門を一本化した。2007年10月にはステンレス鋼線事業強化のため日本精線が大同ステンレスを吸収合併し、連結子会社とした。2012年7月には工具鋼事業の再編として大同アミスターが大同マテックスと石原鋼鉄を吸収合併し、大同DMソリューションに商号変更。2019年4月には中国や東南アジアの複数企業を一挙に連結子会社化し、グローバルプレゼンスを加速した。
2020年代の大型買収と今後の展望
2020年4月にはタイのDaido Shimomura Steel Manufacturingなどを子会社化。2021年4月にはグループ内のサービス会社を統合し、大同ライフサービスがライフサポートを吸収合併。2024年7月にはピーアンドエムを子会社化し、エンジンバルブ事業を強化。2026年2月には日本高周波鋼業の全株式を取得し、特殊鋼鋼材の生産能力と特殊鋼種の技術をさらに拡充した。同社は2026中期経営計画の下、半導体・航空宇宙・医療といった成長分野への事業ポートフォリオ変革を推進している。
年表35件を開く
1950年代
- 1950年2月企業再建整備法により、資本金4億2,000万円をもって新大同製鋼㈱を設立。
- 1950年9月上場名古屋証券取引所に上場。
- 1951年6月上場東京証券取引所、大阪証券取引所に上場。
- 1953年3月商号変更商号を大同製鋼㈱に変更。
- 1953年7月富士バルブ㈱(現・連結子会社フジオーゼックス㈱)に資本参加。
- 1954年8月大同興業㈱(現・連結子会社)に資本参加。
- 1955年10月M&A新理研工業㈱を合併。
- 1957年8月M&A㈱東京製鋼所を合併。
1960年代
- 1963年5月当社知多工場操業開始。
- 1964年7月M&A関東製鋼㈱を合併。
1970年代
- 1976年9月M&A日本特殊鋼㈱および特殊製鋼㈱を合併し、商号を大同特殊鋼㈱に変更。
1980年代
- 1980年4月当社木曽福島工場を分離し、大同特殊鋳造㈱(現・連結子会社㈱大同キャスティングス)を設立。
- 1983年10月当社ニューヨーク事務所を分離し、Daido Steel (America) Inc.(現・連結子会社)を設立。
- 1988年7月熱間精密鍛造品の北米での現地供給を目的に、OHIO STAR FORGE CO.(現・連結子会社)を設立。
1990年代
- 1990年1月エレクトロニクス業界向け磁性材料の生産拠点として、当社全額出資で㈱ダイドー電子(現・連結子会社)を設立。
- 1990年9月自動車部品・産業機械部品業界向け精密鋳造品の事業基盤確立のため、当社全額出資で㈱ダイドープレシジョンパーツ(現・連結子会社㈱大同キャスティングス)を設立。
- 1992年4月当社知多工場製鋼部門のNo.2CC(連続鋳造設備)営業運転開始。
- 1994年6月磁性材料の製造、加工、販売を目的に、㈱ダイドー電子、伊藤忠商事㈱他との共同出資でDaido Electronics (Thailand) Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
- 1994年12月上場フジオーゼックス㈱(現・連結子会社)が東京証券取引所第二部上場。
- 1995年4月当社星崎工場製鋼部門を知多工場へ集約。
- 1996年4月M&A大同テクノメタル㈱が㈱大同ピーディーエムと合併し、金型製品の熱処理、製造販売会社大同アミスター㈱(現・連結子会社大同DMソリューション㈱)に商号変更。
2000年代
- 2002年4月M&A大同特殊鋳造㈱と㈱ダイドープレシジョンパーツが合併し、さらに合併会社に当社の鋳鋼品・精密鋳造品部門を営業譲渡し、㈱大同キャスティングス(現・連結子会社)に商号変更。
- 2007年10月M&Aステンレス鋼線事業の強化のため、日本精線㈱が大同ステンレス㈱を吸収合併し、連結子会社化。
2010年代
- 2011年4月M&A大同電工(蘇州)有限公司を連結子会社化。
- 2012年7月M&A工具鋼事業の強化のため、大同アミスター㈱が、大同マテックス㈱、石原鋼鉄㈱を吸収合併し、大同DMソリューション㈱に商号変更。
- 2013年11月当社知多工場で150tアーク炉稼働開始。
- 2016年4月M&A大同特殊鋼(上海)有限公司を連結子会社化。
- 2019年4月M&A大同磁石(深圳)有限公司(現・大同磁石(広東)有限公司)、下村特殊精鋼(蘇州)有限公司、フジホローバルブ㈱、Daido Kogyo (Thailand) Co.,Ltd.、ORIENTAL SHIMOMURA DRAWING(M) SDN.BHD.、他23社を連結子会社化。
2020年代
- 2020年4月M&ADaido Shimomura Steel Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd.、他2社を連結子会社化。
- 2021年4月M&A㈱大同ライフサービスが㈱ライフサポートを吸収合併。
- 2021年7月M&Aフジオーゼックス㈱がフジホローバルブ㈱を吸収合併。
- 2021年8月M&A鉄姆肯鋼材(上海)有限公司(現・大同斯蒂尓材料科技(上海)有限公司)の全持分を取得し、連結子会社化。
- 2024年3月㈲タカクラ・ファンディング・コーポレーションを営業者とする匿名組合を匿名組合契約終了に伴い連結除外。
- 2024年7月M&A㈱ピーアンドエムを連結子会社化。
- 2026年2月M&A日本高周波鋼業㈱の全株式を取得し、連結子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益2026年度まで400億円以上
- ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)2026年度まで7%以上
- D/Eレシオ2026年度まで0.5目安
- 投資額(3年累計決裁額)2024-2026年累計まで1,400億円
- 株主還元(一過性損益を除く)2026年3月期より適用まで配当性向30%以上、DOE下限指標2.5%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの変革
成長市場(半導体、CASE、クリーンエネルギー、航空宇宙、医療)の需要捕捉に向け、顧客ニーズ把握、新技術開発、設備投資、グローバルサプライチェーン構築を進め、高収益製品を成長市場に提供する。
- 02
経営基盤の強靭化
生産アロケーション最適化、人的資本への投資(グローバル人材・専門人材育成、エンゲージメント向上)、財務基盤強化(CCC管理、ROIC導入)により、長期的成長を支える基盤を強化する。
- 03
ESG経営の高度化
気候変動対策(CO2削減)、人的資本戦略(健康経営・ダイバーシティ・DX教育)、政策保有株式縮減など、サステナビリティ活動を推進し、ステークホルダー期待を上回る価値創造を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で12,729人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は870万円で、9期前と比べて+17.1%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は17.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 11,498 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 11,873 | — |
| 2019年3月 | 744 | 39.1 | 16.7 | 12,421 | — |
| 2020年3月 | 745 | 38.9 | 16.5 | 13,436 | — |
| 2021年3月 | 705 | 38.8 | 16.4 | 13,109 | — |
| 2022年3月 | 682 | 39.1 | 16.6 | 12,605 | — |
| 2023年3月 | 761 | 39.7 | 17.3 | 12,422 | — |
| 2024年3月 | 793 | 40.0 | 17.6 | 11,941 | — |
| 2025年3月 | 811 | 40.1 | 17.8 | 12,054 | 327 |
| 2026年3月 | 870 | 40.2 | 17.9 | 12,729 | 331 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社75社(国内 37 / 海外 38、うち連結子会社 26) を有報から抽出しています。
- 国内日本高周波鋼業㈱(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カムス(注)4群馬県太田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カムス(注)4群馬県太田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大同興業㈱(注)2,7東京都港区(なお、登記上の 本店所在地は 名古屋市東区) · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大同DMソリューション㈱大阪府大東市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外DAIDO DMS (THAILAND) CO.,LTD. (注)4タイ国 チャチェンサオ県 · 連結子会社議決権90.0%
- 海外DAIDO DMS (THAILAND) CO.,LTD. (注)4タイ国 チャチェンサオ県 · 連結子会社議決権17.8%
- 海外天文大同特殊鋼股份有限公司(注)4台湾桃園市 · 連結子会社議決権73.4%
- 海外天文大同特殊鋼股份有限公司(注)4台湾桃園市 · 連結子会社議決権13.3%
- 海外DAIDO DMS SINGAPORE PTE.LTD. (注)4シンガポール国 · 連結子会社議決権85.0%
- 海外DAIDO DMS SINGAPORE PTE.LTD. (注)4シンガポール国 · 連結子会社議決権70.0%
- 海外DAIDO DMS MALAYSIA SDN.BHD. (注)4マレーシア国 セランゴール州 · 連結子会社議決権89.6%
残りのグループ会社63社を開く
- DAIDO DMS MALAYSIA SDN.BHD. (注)4マレーシア国 セランゴール州45%
- 大同テクニカ㈱愛知県東海市100%
- 大同エコメット㈱愛知県東海市100%
- 日本精線㈱(注)2,3,4大阪市中央区51%
- 日本精線㈱(注)2,3,4大阪市中央区0%
- THAI SEISEN CO.,LTD. (注)4タイ国 サムットプラカーン県100%
- THAI SEISEN CO.,LTD. (注)4タイ国 サムットプラカーン県100%
- ㈱ダイドー電子岐阜県中津川市100%
- Daido Electronics (Thailand) Co.,Ltd. (注)4タイ国アユタヤ県100%
- Daido Electronics (Thailand) Co.,Ltd. (注)4タイ国アユタヤ県100%
- 大同電工(蘇州)有限公司(注)4,5中国江蘇省100%
- 大同電工(蘇州)有限公司(注)4,5中国江蘇省100%
- 大同磁石(広東)有限公司(注)4中国広東省100%
- 大同磁石(広東)有限公司(注)4中国広東省100%
- 下村特殊精工㈱(注)4千葉県市川市93%
- 下村特殊精工㈱(注)4千葉県市川市4%
- ORIENTAL SHIMOMURA DRAWING (M) SDN. BHD. (注)4マレーシア国 ペナン州100%
- ORIENTAL SHIMOMURA DRAWING (M) SDN. BHD. (注)4マレーシア国 ペナン州100%
- 下村特殊精鋼(蘇州)有限公司(注)4中国江蘇省66%
- 下村特殊精鋼(蘇州)有限公司(注)4中国江蘇省66%
- Daido Shimomura Steel Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd. (注)4タイ国 チョンブリー県100%
- Daido Shimomura Steel Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd. (注)4タイ国 チョンブリー県100%
- 日星精工㈱名古屋市南区100%
- フジオーゼックス㈱(注)3,4静岡県菊川市54%
- フジオーゼックス㈱(注)3,4静岡県菊川市6%
- 富士气門(広東)有限公司(注)4中国広東省100%
- 富士气門(広東)有限公司(注)4中国広東省100%
- PT. FUJI OOZX INDONESIA (注)4インドネシア国 西ジャワ州75%
- PT. FUJI OOZX INDONESIA (注)4インドネシア国 西ジャワ州75%
- FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V. (注)2,4メキシコ国 グアナファト州100%
- FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V. (注)2,4メキシコ国 グアナファト州100%
- ㈱ピーアンドエム(注)4福島県会津若松市100%
- ㈱ピーアンドエム(注)4福島県会津若松市100%
- ㈱大同キャスティングス名古屋市港区100%
- 大同精密工業㈱(注)4東京都豊島区100%
- 大同精密工業㈱(注)4東京都豊島区21%
- 日本鍛工㈱兵庫県尼崎市100%
- 東洋産業㈱宮城県黒川郡大衡村100%
- 大同スターテクノ㈱群馬県渋川市100%
- OHIO STAR FORGE CO.米国オハイオ州100%
- Daido Steel (Thailand) Co.,Ltd.タイ国 チョンブリー県100%
- 大同マシナリー㈱名古屋市南区100%
- 大同プラント工業㈱名古屋市南区65%
- 大同環境エンジニアリング㈱名古屋市南区100%
- Daido Steel (America) Inc. (注)4米国イリノイ州100%
- Daido Steel (America) Inc. (注)4米国イリノイ州22%
- Daido Kogyo (Thailand) Co., Ltd. (注)4タイ国バンコク都100%
- Daido Kogyo (Thailand) Co., Ltd. (注)4タイ国バンコク都100%
- 大同特殊鋼(上海)有限公司(注)4中国上海市100%
- 大同特殊鋼(上海)有限公司(注)4中国上海市49%
- 大同斯蒂尓材料科技(上海)有限公司(注)4中国上海市100%
- 大同斯蒂尓材料科技(上海)有限公司(注)4中国上海市100%
- ㈱大同ライフサービス名古屋市南区100%
- ㈱大同ITソリューションズ名古屋市東区100%
- 木曽駒高原観光開発㈱(注)4長野県木曽郡木曽町57%
- 木曽駒高原観光開発㈱(注)4長野県木曽郡木曽町8%
- ㈱大同分析リサーチ名古屋市南区100%
- 東北特殊鋼㈱(注)3宮城県柴田郡村田町(なお、登記上の 本店所在地は 仙台市太白区)34%
- 理研製鋼㈱東京都中央区46%
- 桜井興産㈱名古屋市南区43%
- 丸太運輸㈱名古屋市瑞穂区41%
- 川一産業㈱川崎市川崎区35%
- 泉電気工業㈱東京都墨田区43%
- 調達14.6億円グリーンイノベーション基金事業/次世代蓄電池・次世代モーターの開発モビリティ向けモーターシステムの高効率化・高出力密度化技術開発高効率電動化システム開発(材料)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-06-17
- 調達2.8億円経済安全保障重要技術育成プログラム/重希土フリー磁石の高耐熱・高磁力化技術準安定非平衡化合物を基とする新規永久磁石の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-09-09
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は5,781億円、営業利益は421億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.6%、利益が+6.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,300億円 | 5,781億円 |
| 営業利益 | 400億円 | 421億円 |
| 純利益 | 275億円 | 326億円 |
| 1株あたり配当 | ¥52 | ¥52 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,635億円、営業利益は131億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.2%、営業利益は+63.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 1,442 | 130 | 9.0 | 84 |
| 2023年3Q | 1,528 | 145 | 9.5 | 99 |
| 2024年1Q | 1,419 | 80 | 5.6 | 63 |
| 2024年2Q | 1,467 | 110 | 7.5 | 52 |
| 2024年3Q | 1,498 | 141 | 9.4 | 92 |
| 2025年2Q | 2,834 | 183 | 6.5 | 122 |
| 2025年4Q | 2,915 | 211 | 7.2 | 161 |
| 2026年2Q | 2,845 | 185 | 6.5 | 129 |
| 2026年4Q | 2,936 | 236 | 8.0 | 197 |
| 2027年1Q | 1,635 | 131 | 8.0 | 91 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は4,404億円から5,781億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,404 | — | 165 | — | 110 |
| 2014年3月 | 4,577 | — | 203 | — | 126 |
| 2015年3月 | 4,836 | — | 217 | — | 109 |
| 大同特殊鋼(上海)有限公司を連結子会社化。 | |||||
| 2016年3月 | 4,606 | — | 251 | — | 67 |
| 2017年3月 | 4,451 | — | 264 | — | 164 |
| 2018年3月 | 5,052 | — | 361 | — | 239 |
| 大同磁石(深圳)有限公司(現・大同磁石(広東)有限公司)、下村特殊精鋼(蘇州)有限公司、フジホローバルブ㈱、Daido Kogyo (Thailand) Co.,Ltd.、ORIENTAL SHIMOMURA DRAWING(M) SDN.BHD.、他23社を連結子会社化。 | |||||
| 2019年3月 | 5,433 | — | 343 | — | 212 |
| Daido Shimomura Steel Manufacturing (Thailand) Co.,Ltd.、他2社を連結子会社化。 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2020年3月 | 4,904 | — | 243 | — | 110 |
| ㈱大同ライフサービスが㈱ライフサポートを吸収合併。 | |||||
| 2021年3月 | 4,127 | — | 126 | — | 45 |
| 2022年3月 | 5,297 | — | 392 | — | 269 |
| 2023年3月 | 5,790 | — | 526 | — | 363 |
| ㈱ピーアンドエムを連結子会社化。 | |||||
| 2024年3月 | 5,786 | — | 451 | — | 306 |
| 2025年3月 | 5,749 | 394 | 427 | 6.9 | 283 |
| 日本高周波鋼業㈱の全株式を取得し、連結子会社化。 | |||||
| 2026年3月 | 5,781 | 421 | 448 | 7.3 | 326 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高5,781億円のうち、営業利益として残るのは421億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は326億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%4,768億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.2%648億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%421億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが661億円、投資CFが−482億円で、差し引きのフリーCFは179億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は631億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 336 | −285 | −174 | 51 | 516 |
| 2014年3月 | 286 | −343 | −76 | −57 | 399 |
| 2015年3月 | 257 | −322 | −28 | −65 | 318 |
| 2016年3月 | 457 | −232 | −202 | 225 | 338 |
| 2017年3月 | 284 | −264 | −18 | 20 | 337 |
| 2018年3月 | 310 | −302 | 55 | 8 | 403 |
| 2019年3月 | 281 | −337 | 56 | −56 | 407 |
| 2020年3月 | 410 | −393 | 105 | 17 | 578 |
| 2021年3月 | 338 | −294 | 30 | 44 | 656 |
| 2022年3月 | −167 | −146 | 194 | −313 | 556 |
| 2023年3月 | 279 | −239 | −41 | 40 | 565 |
| 2024年3月 | 502 | 136 | −765 | 638 | 460 |
| 2025年3月 | 535 | −156 | −227 | 379 | 612 |
| 2026年3月 | 661 | −482 | −185 | 179 | 631 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8,564億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,726億円で、自己資本比率は55.2%(業種中央値60.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,112 | 2,457 | 2,655 | 41.5 |
| 2014年3月 | 5,575 | 2,676 | 2,899 | 41.6 |
| 2015年3月 | 5,886 | 2,924 | 2,962 | 43.5 |
| 2016年3月 | 5,357 | 2,683 | 2,674 | 43.5 |
| 2017年3月 | 5,742 | 2,905 | 2,837 | 45.3 |
| 2018年3月 | 6,420 | 3,164 | 3,256 | 44.3 |
| 2019年3月 | 6,507 | 3,181 | 3,326 | 43.9 |
| 2020年3月 | 6,259 | 3,091 | 3,168 | 43.7 |
| 2021年3月 | 6,655 | 3,394 | 3,261 | 45.6 |
| 2022年3月 | 7,290 | 3,245 | 4,045 | 44.5 |
| 2023年3月 | 7,724 | 3,581 | 4,143 | 46.4 |
| 2024年3月 | 7,887 | 4,186 | 3,701 | 53.1 |
| 2025年3月 | 7,830 | 4,293 | 3,138 | 54.8 |
| 2026年3月 | 8,564 | 4,726 | 3,429 | 55.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉄鋼 38社との比較
同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で38社中7位あたり、逆に低いのは配当利回りで38社中29位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,226.5で、1年前と比べて+72.8%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.8倍 |
| PER (会社予想) | 16.2倍 |
| PBR | 0.92倍 |
| 配当利回り | 2.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で6.88%下落。8月21日には前日比3.97%安の2227円まで売られ、25日線(2330.72円)を約4.5%下回る水準に押し下げられた。52週高値3005円からは約26%下落した一方、52週安値1231円からは約81%高い位置にある。週足では7月中旬以降に高値圏から調整基調が続き、8月17日の2528.5円をピークに再び下落。出来高は7月28日から30日にかけて200万株超の大量売りがあり、需給悪化が鮮明。直近の戻りも限定的で、25日線・75日線(2311.47円)を下回る弱気なテクニカル形状。RSIは47.06と中立圏だが、株価は一目均衡表の雲との関係も弱含みで、短期的には下値リスクに注意が必要。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER13.77倍は業界平均114.57倍を大幅に下回るが、これは業界平均の特異性による。PBR0.92倍は平均0.74倍を上回り、ROE7.2%と収益性は中程度。配当利回り2.33%は平均3.22%を下回る。予想PER16.2倍、配当性向34.7%と安定。割安だが配当利回りは平均未満で、総合的にほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.8倍 | 114.6倍 |
| PER (予想) | 16.2倍 | — |
| PBR | 0.92倍 | 0.75倍 |
| ROE | 7.2% | 5.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、自動車産業の構造変化(EVシフトや軽量化需要)が特殊鋼需要に与える影響と、原材料コスト変動が収益を左右する構図にある。強気派は、EV化や軽量化に伴う高級鋼の需要増と、環境対応鋼材の先行開発による差別化を評価する。一方、弱気派は、自動車生産の鈍化や原材料価格の上昇による採算悪化を懸念し、中期計画の達成不確実性を指摘する。業績予想は増収増益だが、市場競争の激化が続く。
- EV・軽量化で高級鋼需要増
EV用モーターや駆動部品向け特殊鋼の需要拡大が見込まれ、同社の技術力が活きる
- 環境対応鋼材の先行開発
電炉プロセスでCO2排出が少なく、環境規制強化で採用が進む可能性がある
- 業績回復基調
2026年3月期は増収増益予想で、営業利益率も改善傾向にある
- 2026年3月期は営業利益421億円と増益計画決算発表後影響中
営業利益394億円→421億円、増加額27億円、営業利益率7.28%
- PBR0.95倍の解散価値割れで資本政策の見直し期待次回株主総会影響中
PBR0.95倍、ROE7.2%と資本効率改善余地、配当利回り2.26%
- 最終利益326億円へ増益しEPS改善通年影響弱
純利益283億円→326億円、43億円の増益
- 株価1年で93.95%上昇、需給改善が続く継続影響弱
過去1年上昇率93.95%、外国人保有比率15.94%
- 自動車生産の不確実性
自動車需要の減速やEVシフトの遅れで高級鋼の需要が伸び悩むリスク
- コスト上昇と競争激化
原材料高やエネルギーコスト上昇が利益を圧迫し、新興国勢との価格競争も激しい
- ROEの低水準
ROEが7%台と資本効率が低く、成長投資の成果が見えにくい
- 予想PER16.7倍と実績14.25倍で収益鈍化懸念決算発表後影響中
実績PER14.25倍に対し予想PER16.7倍、市場が増益鈍化を織り込む
- 売上高5,781億円とほぼ横ばいで増収効果乏しい通年影響弱
売上高5,749億円→5,781億円、増収率は0.6%
- 前期は減収減益、需要回復の遅れが再燃リスク不定影響中
2025/3期は売上高5,749億円、純利益283億円と前期比減少
- ROE7.2%と資本効率の低さが株価の重荷継続影響弱
ROE7.2%、PBR0.95倍、資本コストを意識した改善が必要
- 自動車向け出荷量
- 自動車関連需要が収益の柱で、業績の先行指標となる
- 営業利益率
- 原材料コスト変動が利益に与える影響を把握するため
- 環境対応鋼材の売上比率
- 差別化戦略の進捗と将来の競争力を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり52円で、前期から+4.3%。いまの株価に対する利回りは2.34%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 27.3 |
| 2018年3月 | 13 | −34.0 | 34.2 |
| 2019年3月 | 26 | 97.0 | 34.8 |
| 2020年3月 | 14 | −46.2 | 26.0 |
| 2021年3月 | 7 | −50.0 | 23.6 |
| 2022年3月 | 36 | 414.3 | 35.6 |
| 2023年3月 | 46 | 27.8 | 34.9 |
| 2024年3月 | 46 | 0.0 | 19.3 |
| 2025年3月 | 47 | 2.2 | 28.3 |
| 2026年3月 | 49 | 4.3 | 34.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥52
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ41,104人。区分でいちばん多いのは金融機関で38.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.7%を占め、残る41.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 43.9 | 43.7 | 40.3 | 42.4 | 40.5 | 38.7 |
| 個人・その他 | 12.3 | 14.0 | 14.7 | 13.9 | 18.2 | 22.4 |
| 事業法人 | 32.1 | 29.3 | 27.8 | 26.0 | 21.9 | 20.0 |
| 外国法人 | 11.2 | 11.8 | 16.4 | 16.6 | 16.1 | 15.9 |
| 自己株式 | 1.9 | 1.9 | 1.9 | 1.6 | 5.0 | 7.8 |
| 証券会社 | 0.4 | 1.1 | 0.9 | 1.1 | 3.3 | 3.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 9.54 |
| 02 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 5.09 |
| 03 | 日本製鉄㈱ | 5.00 |
| 04 | 明治安田生命保険(相) | 4.78 |
| 05 | 日本発條㈱ | 3.34 |
| 06 | ㈱みずほ銀行 | 3.04 |
| 07 | ㈱三菱UFJ銀行 | 2.79 |
| 08 | トヨタ自動車㈱ | 2.00 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 1.86 |
| 10 | 日鉄興和不動産㈱ | 1.72 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+539%、1株純資産は14期で+384%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | 489 | 5.4 | 20.2 | 30.5 |
| 2014年3月 | 291 | 5,353 | 5.7 | 17.7 | 27.9 |
| 2015年3月 | 251 | 5,903 | 4.5 | 21.4 | 64.8 |
| 2016年3月 | 156 | 5,453 | 2.8 | 25.0 | 57.8 |
| 2017年3月 | 386 | 6,095 | 6.7 | 13.8 | 27.3 |
| 2018年3月 | 561 | 6,672 | 8.8 | 9.7 | 34.2 |
| 2019年3月 | 497 | 6,697 | 7.4 | 8.8 | 34.8 |
| 2020年3月 | 52 | 1,283 | 3.9 | 13.5 | 26.0 |
| 2021年3月 | 21 | 1,422 | 1.6 | 48.2 | 23.6 |
| 2022年3月 | 126 | 1,522 | 8.5 | 5.8 | 35.6 |
| 2023年3月 | 170 | 1,680 | 10.6 | 6.1 | 34.9 |
| 2024年3月 | 143 | 1,964 | 7.9 | 12.7 | 19.3 |
| 2025年3月 | 135 | 2,086 | 6.7 | 8.8 | 28.3 |
| 2026年3月 | 162 | 2,365 | 7.2 | 11.2 | 34.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
26名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額485百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 石黒武 | 代表取締役 会長 | 69 | 713 |
| 清水哲也 | 代表取締役 社長執行役員 | 63 | 456 |
| 山下敏明 | 代表取締役 副社長執行役員 東京本社長 | 62 | 333 |
| 岩田龍司 | 取締役 常務執行役員 | 61 | 296 |
| 鹿嶋忠幸 | 取締役 常務執行役員 生産本部長 | 62 | 284 |
| 平光範之 | 取締役 | 59 | — |
| 神保睦子 | 取締役 | 73 | — |
| 川上紀子 | 取締役 | 67 | 40 |
| 丹羽哲也 | 取締役 常勤監査等委員 | 60 | 136 |
| 小野竜一郎 | 取締役 常勤監査等委員 | 61 | — |
| 松尾憲治 | 取締役 監査等委員 | 77 | — |
| 河邊伸泰 | — | 61 | 50 |
残りの役員14名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松尾宗義 | 常務執行役員 | — |
| 永谷哲洋 | 常務執行役員 | — |
| 狩野隆 | 常務執行役員 | — |
| 松尾国雄 | 常務執行役員 | — |
| 松村康志 | 執行役員 | — |
| 羽田浩二 | 執行役員 | — |
| 木村健一郎 | 執行役員 | — |
| 守田浩貴 | 執行役員 | — |
| 大西義通 | 執行役員 | — |
| 渡邊光平 | 執行役員 | — |
| 遠藤宏 | 執行役員 | — |
| 山口智則 | 執行役員 | — |
| 齊藤幹郎 | 執行役員 | — |
| 斎藤賢一郎 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 200 | 121 | 47 | 390 | 65 |
| 社外取締役 | 5 | 69 | — | — | 69 | 14 |
| 取締役(社内) | 2 | 26 | — | — | 26 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,790字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,823字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,828字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,395字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-30
- 半期報告書半期報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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