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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

Zenken

Zenken Corporation7371 · Growth · サービス業

WEBマーケティングと海外人材事業を柱に、日本の人材不足を解決するサービスを提供。

概要

Zenken(旧全研本社)は1978年に学習教材出版社として創業し、2000年代にIT・マーケティング事業へと転換した企業である。現在はマーケティング(WEBマーケティング)、海外人材(IT・介護人材の紹介・教育)、不動産の3セグメントを展開。2021年6月に東証マザーズに上場し、本社は東京都港区。2025年6月期の連結売上高55億円、営業利益4億円、従業員466名。

3セグメントで構成される事業ポートフォリオ

Zenkenは、マーケティングセグメント(売上高37.1億円、構成比67%)、海外人材セグメント(同15.5億円、28%)、不動産セグメント(同2.5億円、5%)の3事業で構成される(2025年6月期実績)。マーケティングは顧客のニッチ商品・サービスに特化した専門メディアの制作・運用が柱。海外人材はインド・インドネシアからIT技術者や介護人材を日本企業に紹介し、日本語教育プログラムも提供する。不動産は自社保有の「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸収入を計上する。

累計8,000件超の専門メディアを手がけるマーケティング事業

マーケティングセグメントの中核は、電機・機械などのBtoBニッチ市場向けのWEB集客支援である。顧客の商品・サービスに合致した専門メディアを制作・運用し、SEO対策により検索経由で見込み顧客を獲得する。2025年6月期には293件の新規メディアを公開し、運用メディア数は978件(平均継続期間43.6カ月)に達した。外注費の適正化により利益率は改善傾向にあり、セグメント利益は9.5億円(前期比4.6%増)。

インド・ベンガルールに拠点を置く海外人材事業

海外人材セグメントは、IT人材と介護・宿泊人材の紹介、および教育事業からなる。インドのIT都市ベンガルールに現地法人ZENKEN INDIA LLPを設置し、現地大学と連携したジャパンキャリアセンターで日本就職希望者を累計2万人以上集めた。介護分野ではインド・インドネシアの政府系機関と提携し、特定技能外国人の受け入れ・定着支援を実施。複数の地方自治体からも業務委託を受け、独自の5年間の日本語教育プログラムを提供する。

安定収益源としての不動産事業

不動産セグメントは、2015年に竣工した「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸事業を営む。所在地は東京都新宿区(旧本社所在地)であり、自社グループも同物件に入居していた。2024年12月の本社移転後も賃貸資産として保有し、安定的な賃料収入を計上している。売上高は約2.5億円で、全社の5%程度を占める。

業界の中での役割は企業向けマーケティング支援と海外人材の紹介・育成をワンストップで提供するサービス会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
58億円
営業利益
7億円
営業利益率
12.1%
純利益
5億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01マーケティング支援主力

国内企業向けにWEBマーケティング支援を実施。ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心に、メディア制作・運用や集客支援を提供する。

ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心とした事業構造への転換に成功

主な製品・サービス1
WEBマーケティングサービス
企業のWebサイト制作・運用、SEO対策、広告運用など、集客から成約までをトータルにサポートする。

02海外人材紹介準主力

海外のITエンジニアや介護人材を日本企業に紹介する事業。特定技能人材の受け入れ支援も行い、人材不足に悩む企業と就労意欲の高い海外人材をマッチングする。

主な製品・サービス2
海外IT人材紹介サービス
海外のエンジニアを日本企業に紹介し、採用から定着までを支援するサービス。
海外介護人材紹介サービス
介護業界向けに、海外の人材を紹介・育成するサービス。特定技能制度を活用した受け入れを支援。

03教育事業副次

語学研修・教育、留学斡旋など、海外人材の育成や日本人の海外留学支援を行う。

主な製品・サービス1
語学研修・教育サービス
オンライン英会話や留学プログラムなど、語学スキル向上のための教育サービスを提供。

04不動産賃貸その他

保有不動産の賃貸事業を展開。安定的な収益源として機能。

製品と技術

Z-NET SCHOOL:インターネット融合型学習塾

2000年に開設した「創才学院」を前身とする学習塾サービス。インターネットを活用した個別指導システムで、生徒の学習進度に合わせたカリキュラムを提供する。現在もグループ内で運営が継続されている。

LinguageSpeak:Skype英会話レッスン

2013年7月にリンゲージ株式会社が開始したオンライン英会話サービス。Skypeを介してネイティブ講師とマンツーマンレッスンを行う。2025年6月期現在も提供中だが、売上高は他の人材事業に比べ小規模である。

専門メディア制作・運用サービス(マーケティング事業の中核)

電機・機械・医療機器などのニッチ市場向けに、SEOに最適化された専門メディアを制作・運用する。累計8,000件超の制作実績を持ち、クライアント企業の商品・サービスとニーズをマッチング。平均継続期間43.6カ月の長期契約が多く、解約率は低い。

海外IT人材・介護人材紹介サービス

インドのベンガルール拠点を通じ、ITエンジニアを日本企業に紹介。介護分野ではインド・インドネシアの送出機関と提携し、特定技能外国人を介護施設へ紹介する。さらに宿泊業向けにも2024年8月からサービスを開始。日本語教育や定着支援を含む一貫プログラムを提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • マーケティング支援ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心とした事業構造への転換に成功

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

建設関連サービスで縮小、体質改善途上

同社は建設関連の人材派遣や請負事業を展開するが、売上高は2023/6期の71億円から2025/6期には55億円へ減少し、経営環境の悪化が見られる。営業利益率は5.36%から7.27%へ改善したものの、収益規模の縮小が続いている。同業他社のジンジブやイシンもサービス業に属し、建設業界の需要変動に影響を受ける。同社は東海地方を中心に営業基盤を持つが、顧客の投資抑制や人材不足により事業が縮小している。今後の課題は、新規分野への進出や業務効率化による収益力の回復である。

強み

  • 営業利益率が向上しており、コスト削減の効果が出ている。
  • 東海圏に営業基盤を持ち、地元企業との関係が強い。
  • 建設分野に特化した人材サービスで、業界知識を活かせる。

課題

  • 売上高が減少傾向にあり、需要減に対応する必要がある。
  • 建設業界の投資が停滞し、事業環境が厳しい状況が続く。
  • 既存事業に依存しており、新領域への展開が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がZenken

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19556INTLOOP105億円38.9倍
27374コンフィデンス・インターワークス104億円12.0倍
36094フリークアウト・ホールディングス103億円6.8倍
42163アルトナー102億円16.2倍
57371Zenken101億円19.3倍
62485ティア101億円25.8倍
76554エスユーエス101億円9.9倍
89679ホウライ100億円16.5倍
96047Gunosy98億円
107089フォースタートアップス98億円11.9倍
117084Smile Holdings97億円43.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

学習教材出版社として創業した1978年

1978年7月、学習教材の出版を目的に「ワールド出版株式会社」を設立。1983年12月に「全国教育研究所株式会社」へ商号変更し、1988年12月にはワールドミネル株式会社を吸収合併するとともに「全研本社株式会社」に改称した。この時期は出版事業が主体であったが、後の事業多角化の基盤となる。

IT事業参入とインターネット融合型学習塾の立ち上げ

2000年1月、IT事業としてインターネット融合型学習塾「創才学院」(現Z-NET SCHOOL)を開設。これが後のWEBマーケティング事業の原点となる。2005年3月にはeマーケティング事業を開始し、メディア事業を立ち上げ。徐々に出版からデジタルへシフトする。

語学事業の分社化と再統合

2007年5月、語学事業を分社化し「ゼンケンキャリアセンター株式会社」を設立。2009年12月に「リンゲージ株式会社」へ商号変更し、2013年7月に英会話Skypeレッスン「LinguageSpeak」を開始。しかし2016年6月には吸収合併し、再び一体運営とした。

M&Aによる人材事業拡大とAI事業への進出

2016年5月、有料職業紹介業の「株式会社サイシード」を買収。2017年4月には同社がAI事業を開始。また2017年10月には「リンゲージ日本語学校」を開校し、教育事業を強化した。2018年1月には海外IT人材事業としてダイバーシティ事業部を創設。

インド拠点設立とマザーズ上場

2019年6月、インドのIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立。現地の大学と連携した人材パイプラインを構築した。2020年2月に本社を新宿区西新宿へ移転し、2021年6月に東京証券取引所マザーズに上場。上場時の時価総額は公表されていない。

介護人材事業の本格化と商号変更

2022年4月、海外介護人材活用の旗艦施設運営を目的に「全研ケア株式会社」を設立。2023年5月にはサイシードの全株式を譲渡し、経営資源を集中。2023年10月に商号を「Zenken株式会社」へ変更し、ブランドを刷新した。2024年12月には本社を港区麻布台ヒルズへ移転。

年表21件を開く

1970年代

  • 1978年7月創業学習教材の出版を目的としたワールド出版株式会社を設立

1980年代

  • 1983年12月商号変更全国教育研究所株式会社に商号変更
  • 1988年12月M&Aワールドミネル株式会社を吸収合併するとともに全研本社株式会社に商号変更

2000年代

  • 2000年1月IT事業(インターネットの融合型学習塾創才学院(現Z-NET SCHOOL)を開設)を開始
  • 2005年3月eマーケティング事業を開始(メディア事業の立ち上げ)
  • 2007年5月創業語学事業を分社化し、ゼンケンキャリアセンター株式会社を設立
  • 2009年12月商号変更ゼンケンキャリアセンター株式会社を、リンゲージ株式会社に商号変更

2010年代

  • 2013年7月リンゲージ株式会社が、英会話Skypeレッスンの「LinguageSpeak」事業開始
  • 2015年4月「Zenken Plaza Ⅱ」が竣工し、不動産事業を開始
  • 2016年5月M&A有料職業紹介を目的とした株式会社サイシードを買収
  • 2016年6月M&Aリンゲージ株式会社を吸収合併
  • 2017年4月株式会社サイシードが、AI事業を開始
  • 2017年10月リンゲージ日本語学校を開校
  • 2018年1月海外IT人材事業として、ダイバーシティ事業部を創設
  • 2019年6月創業インドIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立

2020年代

  • 2020年2月本社を東京都新宿区西新宿六丁目に移転
  • 2021年6月上場東京証券取引所マザーズ上場
  • 2022年4月創業海外介護人材活用のフラグシップ施設を運営するため全研ケア株式会社を設立
  • 2023年5月株式会社サイシードの全株式を譲渡
  • 2023年10月商号変更Zenken株式会社に商号変更
  • 2024年12月本社を東京都港区麻布台一丁目に移 転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 時価総額2030年6月期まで250億円超
  • 売上高2030年6月期まで130億円
  • 営業利益2030年6月期まで30億円
  • 当期純利益2030年6月期まで20億円
  • 海外人材セグメント売上構成比2030年6月期まで43%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外人材事業の成長加速

    エンジニアリング、介護・宿泊等の領域を最重要ターゲットに定め、地方自治体や業界団体との連携を強化し、深刻化する人材不足に対応する企業と海外人材のマッチング機会を創出することで、海外人材セグメントの成長スピードを加速させる。

  2. 02

    WEBマーケティング事業の強化

    従来の国内集客支援に加え、海外集客支援や集客後の成約に至るまでのトータルコンサルティングを提供し、顧客成果の最大化を目指す。既存のメディア制作・運用で培ったノウハウや顧客基盤を活かして事業を強化する。

  3. 03

    M&Aと株主還元の強化

    本中期経営計画期間に累計100億円程度のM&A投資枠を設定し、積極的なM&Aを推進する。株主還元については「累進配当」を基本方針とし、DOE2.5%と連結配当性向50%のいずれか高い方を基準とする。

  4. 04

    プライム市場上場を見据えた企業価値向上

    時価総額250億円超を経営目標とし、東証プライム市場への上場を視野に入れた企業体質の進化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で466人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は486万円で、4期前と比べて+10.0%平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年6月44235.75.3443
2022年6月44635.35.3468
2023年6月44435.35.7467
2024年6月45235.96.047563
2025年6月48636.36.546686

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
全研プラザ — 東京都新宿区4,032百万円
海外人材 不動産
ZenkenPlazaⅡ — 東京都新宿区3,547百万円
海外人材 不動産
本社ビル — 東京都港区76百万円
主な関係会社
  • 国内
    全研ケア株式会社(注)2
    埼玉県久喜市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は58億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+75.0%。

売上高
+5.5%
58億円
営業利益
+75.0%
7億円
純利益
+66.7%
5億円
営業利益率
12.1%
前期比 +4.8%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高68億円58億円
営業利益8億円7億円
純利益6億円5億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は31億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+10.7%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q20210.01
2023年4Q150
2024年1Q1400.00
2024年2Q14214.32
2024年3Q1516.70
2024年4Q1300.00
2025年2Q2713.72
2025年4Q28310.71
2026年2Q2727.42
2026年4Q31516.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年6月期からの10期で、売上は54億円から58億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は12.1%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年6月545−10
2018年6月5537
インドIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立
2019年6月64610
2020年6月5884
東京証券取引所マザーズ上場
2021年6月621310
海外介護人材活用のフラグシップ施設を運営するため全研ケア株式会社を設立
2022年6月772316
Zenken株式会社に商号変更
2023年6月7194
2024年6月56345.42
2025年6月55447.33
2026年6月587712.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高58億円のうち、営業利益として残るのは7億円12.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金87.9%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.1%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+4.5pt
12.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.6pt
8.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年6月期は営業CFが6億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は43億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年6月95−281421
2020年6月7−5−1222
2021年6月15−151442
2022年6月210−22161
2023年6月−5−11−5−1639
2024年6月7−5−5236
2025年6月63−2943

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年6月期の総資産は145億円。このうち返さなくてよい自己資本が124億円で、自己資本比率は85.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年6月125735258.2
2018年6月130765458.2
2019年6月113862776.2
2020年6月116902677.6
2021年6月1351072879.1
2022年6月1531213279.5
2023年6月1441242086.0
2024年6月1431222185.6
2025年6月1451242185.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中318位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥816で、1年前と比べて+9.3%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥816+1.5%1ヶ月+10.9%1年+9.3%時価総額101億円
過去52週の値幅
安値¥624高値¥817

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.3倍
PER (会社予想)17.7倍
PBR0.78倍
配当利回り3.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+3.31%と上昇。8月10日終値748円は25日移動平均線731円を+2.3%上回り、75日線・200日線も上回っている。年初来では+18.71%と堅調。52週高値809円に迫る水準で、高値圏での推移。8月7日には754円まで上昇し、その後は小反落も押し目買いが見られる。RSIは61.06とやや買われ過ぎ圏に近いが、トレンドは継続。出来高は直近減少傾向で、過熱感は薄い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが25.18倍、PBRが0.72倍、配当利回りは1.74%である。業界平均のPER22.67倍、PBR3.23倍と比較すると、PERはやや高いがPBRは大幅に低く、割安感がある。ROEは2.8%と低いが、今期の業績は回復傾向にあり、改善が見込まれる。割安だが配当利回りは低く、成長性には課題がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.3倍23.4倍
PER (予想)17.7倍
PBR0.78倍3.51倍
ROE2.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、建設業界の人材需要と人手不足の影響。強気派は、建設業界の慢性的な人手不足により、人材派遣需要は拡大が続く。また、2025年6月期の営業利益率は7.27%と改善しており、収益性が高まっているとみる。一方、弱気派は、売上高が2022年6月期の77億円から2025年6月期には55億円と減少しており、業績は悪化傾向。また、人材確保難がコスト増要因となり、利益率の改善が持続するか疑問。さらに、競争激化で単価低下の恐れを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 建設人材不足

    高齢化で建設労働者が減少し需要が堅調

  • 利益率の改善

    営業利益率が2024年6月期5.36%から2025年6月期7.27%へ

  • 少ない競合

    建設特化型で他社との差別化が可能

  • 営業利益率5.36%→7.27%へ改善通年影響

    売上高営業利益率は5.36%→7.27%と上昇、採算改善

  • 純利益が2→3億円へ増加通年影響

    純利益は2024年6月期2億円→2025年6月期3億円、50%増益

  • PBR0.72倍と純資産割れ継続影響

    PBR0.7193倍で株価は純資産の7割、割安修正余地

  • 配当利回り1.74%の維持継続影響

    株価748円に対し配当利回り1.74%、下値支援材料

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    売上高が2年連続で減少し需要減の可能性

  • 依存度

    建設業界の景気後退時に業績が大きく悪化する恐れ

  • 利益率

    一時的な改善でコスト増が続けば悪化の可能性

  • 売上高が71→55億円へ大幅減少通年影響

    売上高は2023年6月期71億円→2025年6月期55億円、約23%減

  • 現在PER25.18倍と割高感継続影響

    時価総額92億円に対しPER25.18倍、利益規模が小さく割高

  • ROE2.8%と資本効率の低さ継続影響

    自己資本利益率2.8%と低く、株主資本の効率が悪い

  • 外国人保有比率0.53%と需給萎縮継続影響

    外国人保有比率0.53%で売買参加者が限定的

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
人材の有効活用度と収益性を示すため
平均時給
単価変動が売上に影響するため
新規取引先数
顧客基盤の拡大が将来の成長につながるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から23.5%いまの株価に対する利回りは3.31%。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
3.31%
いまの株価に対して
配当性向
47.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年6月2027.5
2023年6月200.019.3
2024年6月17−15.080.7
2025年6月13−23.547.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ4,709人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.7%を占め、残る91.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他85.690.782.486.087.8
事業法人0.81.36.67.88.6
証券会社8.83.81.81.03.0
自己株式1.41.4
外国法人2.82.05.54.70.4
外国人個人0.10.10.10.10.1
金融機関1.92.13.70.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉澤信男45.91
02株式会社IC5.68
03林順之亮5.59
04松島征吾2.66
05水元公仁2.64
06谷口和則2.58
07東海東京証券株式会社2.22
08内藤征吾2.14
09本村丹努琉1.31
10株式会社アームフィールド1.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは2.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年6月−9,19664,725
2018年6月5,82867,3878.8
2019年6月9077012.52.2
2020年6月348014.37.1
2021年6月859019.714.510.7
2022年6月1331,01413.95.327.5
2023年6月351,0103.518.119.3
2024年6月201,0092.028.680.7
2025年6月281,0182.823.347.0
2026年6月44

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林順之亮代表取締役 社長611,388,900
松島征吾取締役 バリュークリエイション 本部長52328,300
本村丹努琉取締役 グローバルニッチトップ事業 本部長46161,100
上奥由和取締役 グローバル教育事業本部長58126,100
業天邦明取締役 管理本部長4611,300
渡辺紀子取締役56
上原浩一常勤監査役65

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)611111119
社外取締役612122
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

経営方針・対処すべき課題3,243字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日時点において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「そこにない未来を創る」をパーパスとして掲げ、社会課題の解決に結びつく事業活動を推進しております。 国内外に山積する社会課題の中でも、当社が特に目を向けているのが、「日本の少子高齢化による生産年齢人口の減少」です。この生産年齢人口の減少による労働力人口不足は、ダイレクトに国力低下へとつながります。当社は、日本を拠点に事業活動を行う一企業として、この問題を今すぐに取り組むべき最重要課題として位置づけ、課題解決に貢献する活動に尽力しております。 日本人の労働人口減少が進む一方で、世界では急激に人口が増加し続けており、日本で働く海外人材も年々増え続けています。それはつまり、これからの日本企業にとって、海外人材の採用や育成、受け入れ環境の整備や定着のための取り組みが大変重要な施策となることを示しています。 当社は、1975年の創業より培ってきた豊かなリソースやノウハウを活かし、マーケティング事業と海外人材事業を軸とした様々なソリューションを提供することで、持続可能な社会の創出の実現に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、既存事業のさらなる成長を目指しつつ、成長市場領域である人材領域、特に海外IT・海外介護人材事業での事業開発に取り組み、新たな収益事業を創造することで、企業価値を向上させていくことを経営の目標としております。そのため、現時点で当社の特に重視する経営指標は、「売上高」「営業利益」の2指標であります。 (3) 中期経営計画、経営環境 ① 中期成長戦略(2022年8月公表)の振返り 当社は、WEBマーケティング事業の更なる拡大を目指しつつ、成長市場領域である人材領域、特に海外IT・海外介護人材事業での海外人材事業の拡大に取り組み、新たな収益事業を創造することで、企業価値を向上させていくことを中期成長戦略に掲げ、事業を展開してまいりました。 イ.主力事業:WEBマーケティング事業の更なる拡大 a.法規制等の影響を踏まえ、BtoCからBtoBへと重点顧客をシフト b.ターゲット市場の見直しの結果、ニッチトップの製造業などのBtoB顧客を中心とした事業構造への転換に成功 c.但し依然として、法規制や社会環境の変化に伴う解約リスクへの対応は課題 ロ.成長事業:海外人材事業の拡大 a.エンジニア人材関連事業は、単月黒字化を達成 b.特定技能人材関連事業(介護・宿泊)は、介護関連法人からの受注の増加・宿泊関連企業からの受注により、2026年6月期は黒字化の見通し c.一部領域や業界においては、依然、日本企業や社会の海外人材受け入れへの抵抗感が残るが、当社の主力事業として、海外人材事業の営業・啓蒙活動を強化 ② 新たに作成した、中期経営計画『Road to 250』の概要 2026年6月期から2030年6月期までの5ヶ年を対象とした中期経営計画『Road to 250』(2025年8月14日公表)を策定し、企業価値の最大化と持続的成長の実現に向けた具体的な道筋を明示いたしました。 本計画では、海外人材事業の更なる成長を中核に据えるとともに、WEBマーケティング事業においても市場環境の変化を的確に捉え、当社独自のノウハウを活かした新たな価値提供の強化を図ってまいります。 加えて、株主還元の強化、M&A戦略の推進、資本効率の向上といった経営基盤の強化にも注力し、時価総額250億円の達成と、東証プライム市場への上場を視野に入れた企業体質の進化を目指します。 イ.事業構造の転換 a.エンジニアリング、介護・宿泊等の領域を最重要ターゲットに定め、海外人材セグメントの成長スピードを加速。同セグメントの売上構成比25%から43%へ b.マーケティングセグメントは既存のメディア制作・運用で培ったノウハウや顧客基盤を活かし、事業を強化 ロ.株主還元とM&A戦略の同時強化 a.「累進配当」を基本方針とし、DOE2.5%と連結配当性向50%のいずれか高い方を基準とする b.本中期経営計画期間では累計100億円程度のM&A投資枠を設定 ハ.プライム市場上場を見据えた時価総額250億円の達成 a.連結業績において売上高130億円、営業利益30億円、当期純利益20億円等を目標として設定 b.上記の目標達成や各種施策の実行を通じた企業価値向上により、時価総額250億円超(2030年6月期)を経営目標とし東証プライム市場を目指す ③ 経営環境 当社グループでは、グローバル・インバウンド(日本国内における国際化)に向けて、WEBマーケティング事業を中心とした「マーケティング」セグメント、海外のIT人材・介護人材を日本企業へ紹介等を行う人材事業と教育事業(語学研修・教育、留学斡旋等)を営む「海外人材」セグメント、保有不動産の賃貸事業を行う「不動産」セグメントの3つのセグメントにおいて事業展開を進めております。 当社を取り巻く経営環境として、日本の中小企業の多くが「売上・受注の停滞、減少」及び「求人難」を当面の経営上の問題点と認識(出所:全国中小企業動向調査結果(2025年4-6月期実績、7-9月期以降見通し))しており、これは、企業の持続的成長において「人材不足の解消」と「マーケティング機能の強化」が喫緊の経営課題となっていると考えられます。これらの環境認識を成長機会と捉え、中期経営計画『Road to 250』の実現に向けて取り組んでまいります。 出所:中期経営計画『Road to 250』(2025年8月14日公表) (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)~(3)の記載事項を実現するための対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 優秀な人材の採用と育成 当社グループが、事業を拡大、経営の強化を実現していく上で、必要な人材の継続的な確保と育成は最重要課題の一つです。多様なバックグラウンドを活かして、様々な挑戦を続け、自ら主体性をもって決断し、あらゆる課題解決の立役者になれる人材を採用・育成するとともに、多様な人材がそれぞれの特性や能力を最大限に活かせるような社内環境の整備にも取り組んでまいります。人材戦略については、「第2 事業の状況、2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ② 事業構造の転換 当社グループは、主力のマーケティングセグメントが全体の売上高の約7割を占めており、当該事業に経営資源を集中させております。米国のOpenAI社が提供する「ChatGPT」(文章生成モデル)の台頭に代表されるような技術的な進化や事業環境の変化等により当該事業が縮小し、その変化への対応が適切でない場合、当社グループ業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。そのようなリスクへの対処として、事業構造を転換し収益源の多様化を進めることが課題となります。 マーケティングセグメントにつきましては、従来のWEBマーケティングによる国内集客支援に加え、海外集客支援や集客後の成約に至るまでのトータルコンサルティングにより顧客成果の最大化を目指すことで、更なる事業成長を図ってまいります。海外人材セグメントにつきましては、エンジニアリング、介護・宿泊等の領域を最重要ターゲットに定めており、深刻化する人材不足への対応として、地方自治体や業界団体との連携を強化し、人材不足に課題を抱える企業等と就労意欲の高い海外人材のマッチング機会の創出により、海外人材セグメントの成長スピードを加速させてまいります。これらの取り組みが、当社グループの収益源の多様化に繋がると考えております。
事業等のリスク3,446字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している特に重要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、当社グループはリスク管理を実施することで、以下のリスクに対してその発生可能性を一定程度低い水準まで抑えられていると考えております。また、これらのリスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える定量的な影響の程度につきましては、合理的に予見することが困難であるため具体的には記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。 (特に重要なリスク) リスク項目   リスクの説明   リスクへの対応策 優秀な人材の採用と育成に係るリスク   当社グループの成長を支えるのは働く従業員であり、今後も当社グループが事業を拡大していく上で、必要な人材の継続的な確保と育成は最重要課題の一つです。採用活動が計画通りに進まず、また幹部人材及び予想を上回る人材の社外流出があった場合には、当社グループの業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。   ・人事部において、人材戦略を構築・推進・市場動向を見据えた 採用計画の立案・研修、教育機会の充実 特定事業への高い依存度について   当社グループは、主力のマーケティングセグメントが全体の売上高の約7割を占めており、当該事業に経営資源を集中させております。事業環境の変化等により当該事業が縮小し、その変化への対応が適切でない場合、当社グループ業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。   ・事業領域の拡大を通じた収益源の多様化 (海外人材事業等) (重要なリスク) リスク項目   リスクの説明   リスクへの対応策 技術革新について   当社グループが事業を展開するインターネット広告市場は、特に米国のOpenAI社が提供する「ChatGPT」(文章生成モデル)の台頭に代表されるような技術的な進化など劇的な変化が起きています。当社グループでは、生成AIの活用に積極的に取り組みながら、新技術の利活用とその影響について情報収集に努め、技術革新への対処を進めております。しかしながら、予期しない技術の進歩、新たなプラットフォームの出現等により、当社グループのサービスの優位性を保つことが困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・業界動向の注視・インターネット利用に関する最新情報の収集と影響の分析・技術者の確保・生成AIにかかる専門担当の設置・生成AIの技術動向、インターネット広告業界・諸分野への影響に関する最新情報収集と分析・生成AIの利活用の実践を通じた知見と社内ノウハウの蓄積・その他関連技術の注視 競合に係るリスク   当社グループが事業を展開するインターネット広告市場は、今後も新たな企業の参入等、あらゆる面で競争の激化が予測されます。そのため、優れた競合事業者の登場、競合事業者のサービス改善及び、より付加価値の高いビジネスモデルの出現等により、当社グループの競争力が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・業界動向の注視・サービス提供体制の維持、向上による競合他社との差別化に向けた取り組み WEBマーケティング事業の運営体制について   当社グループの主力事業であるWEBマーケティング事業は、検索エンジンを活用したマーケティング活動を支援するものであり、頻繁に行われる表示順位判定基準(アルゴリズム)の変更に迅速に対応していく必要があります。そのため、今後も「Google」等が実施する検索エンジンのシステム変更に速やかに対応することができる保証はなく、その対応が適切に実施されなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・特定の技術者に依存しない運営体制構築・業務のマニュアル化・運用メディアの多数保有による変更影響の分散・上位表示を実現するコンテンツ制作 法規制について   当社グループは、不当景品類及び不当表示防止法、個人情報の保護に関する法律、著作権法、クライアントの事業に関連する法律等の規制を受けております。そのため、万一これらの違反に該当するような事態が発生した場合や、今後新たな法令等の制定、既存法令等の解釈変更がなされ事業が制約を受けることになった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・法令やインターネット広告業界の自主規制、各種ガイドライン等の遵守を徹底した事業運営の実施・各事業部、管理本部における法規制の改廃等の情報収集の実施 個人情報に係るリスク   当社グループは事業を通じて取得した個人情報を所有しております。そのため、個人情報が漏洩した場合や個人情報の収集過程で問題が生じた場合、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜、顧客の取引停止等の損害が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・JIS Q 15001が要求する事項の内部規程の策定と個人情報の適切な管理・社内体制の整備と教育 リスク項目   リスクの説明   リスクへの対応策 情報システムに係るリスク   当社グループは、情報システムを活用した事業を展開しております。そのため、電気供給の停止、通信障害、通信事業者に起因するサービスの長期に渡る中断や停止等、現段階では予測不可能な事由によるシステムトラブルが生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・情報システム部門における稼働状況の監視、定期的バックアップ・情報管理規程の策定による情報管理の徹底、教育 知的財産権に係るリスク   契約条件の解釈の齟齬等により、当社グループが第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受けた場合、又は第三者が当社グループの知的財産権を侵害するような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・当社グループの主要サービスの商標権の取得・弁護士等との連携による最善策を講じるための体制整備 訴訟発生リスク    当連結会計年度において、当社グループに重要な影響を及ぼす訴訟等は提起されていません。しかしながら、当社グループは、国内外で事業を展開しており、取引先や提携先、その他第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や企業ブランドイメージの悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・リスク・コンプライアンス規程の策定と教育・弁護士等との連携による最善策を講じるための体制整備 自然災害、事故等   当社グループは国内事業に加えて海外事業も展開しており、地震や台風等の自然災害、火災等の事故、広範囲な感染症、テロの発生、政治、経済情勢の急激な変化等により、当社グループの事業活動が停滞又は停止するような被害を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・BCP(事業継続計画)の策定と継続的改善・保険によるリスク移転 内部管理体制の構築に係るリスク   当社グループは、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制が追い付かない状況が生じる可能性があります。その場合には、適切な事業運営が困難になり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・事業規模に応じた内部管理体制の構築・コーポレート・ガバナンスの強化
経営成績の分析 (MD&A)7,539字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって景気は緩やかな回復基調が続いております。また、我が国経済の先行きについては緩やかな回復が続くことが期待されていますが、一方で、米国の通商政策や金融資本市場の変動等の影響、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れの影響等により、依然として不透明な状況が続いております。 当社グループでは、グローバル・インバウンド(日本国内における国際化)に向けて、WEBマーケティング事業を中心とした「マーケティング」セグメント、海外のIT人材・介護人材を日本企業へ紹介等を行う人材事業と教育事業(語学研修・教育、留学斡旋等)を営む「海外人材」セグメント、保有不動産の賃貸事業を行う「不動産」セグメントの3つのセグメントにおいて事業展開を進めてまいりました。 WEBマーケティング業界については、インターネット広告費の成長率(前年比109.6%)が広告費全体の成長率(前年比104.9%)を上回り広告全体を牽引していることが示されたように(出所:株式会社電通「2024年 日本の広告費」)、成長性の高い業界であると考えられます。但し、例えば単純なSEO対策といった差別化しにくい均質的なサービスによる競争に陥ることなく、差別化されたサービスを提供できることが事業成長のための重要な要件になっており、その差別化されたサービスに関する高度なノウハウの蓄積とそれを実現する専門的な制作者をいかに多く確保するか、制作体制の充実が競争力の鍵になっていると考えられます。 そのような環境下で、当社グループにおいては、ニッチな商品・サービスの集客に特化したメディアの制作・運用をWEBマーケティング事業の柱としてきました。これまでに累計8,000件を超える専門メディアを制作し、クライアント企業の商品・サービスの特徴と合致するニーズを持つユーザーをマッチングさせる制作技術とノウハウの蓄積を進めてきました。また、優れたノウハウ・知見を持った社内の制作人員・運用人員の充実と、専門性の高い外部ライターを備えるよう努めてまいりました。その結果、この分野においては、他に強い競合がいると意識することなく事業拡大に注力することができる状態になっていると考えております。また、足元においては営業において生成AIの活用に積極的に取り組むことにより、提案営業の生産性を高める成果を得ております。こうした生成AIの活用を全社的な取組みとし、制作や運用を含めた社内の各部署における生産性を高める試みも推進しております。 海外人材については、日本国内における労働力は毎年逼迫してきており、需要は増えていくものと考えられます。例えば、国内のIT人材は2030年には最大で約79万人、中位シナリオで約45万人(出所:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年3月))も人手が不足すると見込まれるほど人手不足が慢性化しています。また、海外人材採用を促進する政策は、特定技能外国人の2024年から5年間の受け入れ枠が82万人とそれまでの約2.4倍になるなど強化されてきています。そして、需要が増えていく中で、今後、海外人材を紹介する企業は増加していくものと予想されます。海外人材の紹介においては、海外において日本で働く意向を持つ優秀な人材をいかに確保し、日本で就業した後には定着に向けて支援することができるかが、競争力と事業成長の鍵になると思われます。 そのような環境下で、当社グループは、海外のIT人材輩出地の中でも教育水準・将来的な人材供給力等の観点からインド南部の都市ベンガルールに着目し、拠点を設けて事業化に取り組んできました。そこでは、現地の大学と提携してジャパンキャリアセンターを設けるなど、日本での就職を希望する卒業予定者等を累計で2万人以上集めております。今後は、日本国内の就業先の開拓に本格的に取り掛かり、定着に向けた支援を行ってまいります。また、介護人材不足に対応するために、主にインド、インドネシアの介護分野における特定技能外国人を現地の政府系機関や人材送出機関と提携し、日本国内の介護施設への紹介を進めています。そして、介護福祉士の資格取得を目指した5年間にわたる独自の日本語教育プログラムも提供し、長く日本で活躍することができる人材の育成の支援も行っております。このような取り組みが評価され、複数の地方自治体から外国人介護人材の受け入れ・定着に向けた支援業務を受託することができました。また、2024年8月からは、インドの政府系機関とのネットワークを活用し、宿泊施設向けの特定技能外国人の紹介に向けた協働や、株式会社日本旅行と宿泊業界向けの日本語教育のプログラム開発についての協働も開始いたしました。 また、2024年12月1日付で本社移転を実行しており、当連結会計年度において、本社移転に伴う一時費用153,956千円を販売費及び一般管理費として計上するとともに、資産除去債務戻入益99,715千円を特別利益として計上しております。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は5,536,925千円と前期と比べ90,178千円(1.6%)の減収、営業利益は386,367千円と前期と比べ36,667千円(10.5%)の増益、経常利益は400,320千円と前期と比べ9,485千円(2.4%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は342,190千円と前期と比べ98,652千円(40.5%)の増益となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 イ.マーケティングセグメント 当セグメントでは、主に「WEBマーケティング事業」として、顧客のWEB検索市場におけるマーケティング戦略に向けて、ニッチな商品・サービスに特化した専門メディアの制作・運用を通じた集客支援を中心に行っております。 当連結会計年度においては、主に専門メディアの少ないニッチな市場(例えば、電機・機械等のBtoBの業種)向けを中心に293件(前期比48件増)のメディアを新規公開するとともに、978件(前期比8件増)のメディアを運用しています(平均継続期間43.6カ月)。売上高においては、新規顧客獲得を継続的に進めておりましたが、前連結会計年度において運用メディア数が減少した影響が残っており、減収となりました。なお、外注費等を中心に費用の見直しを進め、利益の改善を進めております。 その結果、売上高は3,710,291千円と前期と比べ105,486千円(2.8%)の減収、セグメント利益は948,513千円と前期と比べ41,670千円(4.6%)の増益となりました。 ロ.海外人材セグメント 当セグメントは、人材事業と教育事業から成り立っております。人材事業では、IT・介護業界向けの海外人材の紹介と、美容業界に特化した求人を紹介する「美プロ」などのメディアの運営等を行っております。また、教育事業では、法人向け語学研修、留学斡旋や日本語教育等を行っております。 人材事業における当連結会計年度の売上高は、630,980千円と前期と比べ85,136千円(15.6%)の増収となりました。これは、海外のIT人材、介護人材の紹介等が増えたことによるものです。IT人材に関しては、当連結会計年度において99名(前期比22名増)の日本企業への入社が実現しております。また、採用イベントが48回と前期と比べて11回増加しているほか、内定者日本語教育プログラムの受講人数が225名と前期と比べて146名増加しております。介護人材の紹介等については、入職後の登録支援機関としての登録人数や日本語教育プログラムの受講人数が増加したこと等によるものです。 教育事業における当連結会計年度の売上高は、727,275千円と前期と比べ71,382千円(8.9%)の減収となりました。これは、法人向け語学研修事業等において受注の伸び悩み等があったことによるものです。なお、費用の見直しを進め、利益の改善を進めております。 その結果、売上高は1,358,256千円と前期と比べ13,754千円(1.0%)の増収、セグメント利益は64,814千円(前期のセグメント損失は111,725千円)となりました。 ハ.不動産セグメント 当セグメントにおきましては、「全研プラザ」、「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸を中心に行っており、高稼働を維持しております。 その結果、不動産セグメントの売上高は467,167千円と前期と比べ1,543千円(0.3%)の増収、セグメント利益は325,868千円と前期と比べ6,356千円(2.0%)の増益となりました。 また、財政状態については次のとおりであります。 (資産) 流動資産の残高は5,104,063千円(前連結会計年度末比297,662千円の増加)となりました。これは主に、営業活動の結果や短期貸付金の回収等により現金及び預金が702,539千円増加したものの、売掛金が144,974千円減少したことや、その他に含まれる短期貸付金等の減少により、その他が272,549千円減少したことによるものです。 固定資産の残高は9,388,134千円(前連結会計年度末比93,447千円の減少)となりました。これは主に、本社移転に伴い建物及び構築物(純額)が89,452千円減少したことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の資産合計は、14,492,197千円(前連結会計年度末比204,214千円の増加)となりました。 (負債) 流動負債の残高は1,241,903千円(前連結会計年度末比40,363千円の減少)となりました。これは主に、未払法人税等が48,913千円減少したこと等によるものであります。 固定負債の残高は879,453千円(前連結会計年度末比106,992千円の増加)となりました。これは主に、本社移転に伴う資金の借入により長期借入金が38,970千円増加したこと等によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の負債合計は、2,121,357千円(前連結会計年度末比66,628千円の増加)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、12,370,839千円(前連結会計年度末比137,585千円の増加)となりました。これは主として、剰余金の配当206,087千円の一方、親会社株主に帰属する当期純利益342,190千円を計上したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、4,307,655千円と前期と比べ702,539千円(19.5%)の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、606,347千円の資金の獲得(前期は682,965千円の獲得)となりました。これは主な要因として、税金等調整前当期純利益498,354千円が前期と比べ140,744千円(39.4%)増加したことや、売上債権の減少144,974千円(前期は売上債権の増加61,785千円)があったものの、法人税等の支払額185,302千円等(前期は法人税等の還付額117,148千円)を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、282,311千円の資金の獲得(前期は522,366千円の支出)となりました。これは主な要因として、敷金及び保証金の回収による収入228,191千円(前期は敷金及び保証金の差入による支出184,665千円)等を計上したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、186,118千円の資金の支出(前期は496,961千円の支出)となりました。これは主な要因として、配当金の支払額205,937千円等を計上したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは事業種類別のセグメントから構成されており、「マーケティングセグメント」、「海外人材セグメント」及び「不動産セグメント」の3つを報告セグメントとしております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 イ.生産実績 提供するサービスの性質上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 ロ.受注実績 提供するサービスの性質上、受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) マーケティングセグメント   3,710,291   △2.8 海外人材セグメント   1,358,256   1.0 不動産セグメント   467,167   0.3 その他   1,210   0.9 合計   5,536,925   △1.6 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積を必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ. 経営成績 (売上高・売上原価・売上総利益) 当連結会計年度の売上高は5,536,925千円(前期比1.6%減)となり、前連結会計年度に比べて90,178千円減少しました。マーケティングセグメントで売上高が105,486千円減少したこと等によるものです。セグメント別の売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 売上原価は、2,474,182千円(前期比7.6%減)となりました。 以上の結果、売上総利益は3,062,742千円(前期比3.9%増)となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、2,676,374千円(前期比3.0%増)となり、前連結会計年度に比べて77,885千円増加しました。本社移転に伴う一時費用153,956千円を販売費及び一般管理費として計上しております。 以上の結果、営業利益は386,367千円(前期比10.5%増)となりました。セグメント別の利益については、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 (営業外収益・営業外費用・経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、43,741千円(前期比19.0%減)となり、前連結会計年度に比べて10,273千円減少しました。主な減少要因は、貸倒引当金戻入額の減少によるものです。 営業外費用は、29,788千円(前期比131.3%増)となり、前連結会計年度に比べて16,908千円増加しました。主な増加要因は、貸倒引当金繰入額の増加等によるものです。 以上の結果、経常利益は400,320千円(前期比2.4%増)となりました。 (特別利益・特別損失・親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、99,715千円(前連結会計年度は49,006千円)となりました。主な増加要因は、資産除去債務戻入益99,715千円によるものです。 ロ.財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 ハ.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 ニ.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要の主なものは、人件費、業務委託費等であります。資金の流動性を安定的に確保することを目的とし、資金需要の額や使途に合わせて自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達することを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等に特段の方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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