概要
Zenken(旧全研本社)は1978年に学習教材出版社として創業し、2000年代にIT・マーケティング事業へと転換した企業である。現在はマーケティング(WEBマーケティング)、海外人材(IT・介護人材の紹介・教育)、不動産の3セグメントを展開。2021年6月に東証マザーズに上場し、本社は東京都港区。2025年6月期の連結売上高55億円、営業利益4億円、従業員466名。
3セグメントで構成される事業ポートフォリオ
Zenkenは、マーケティングセグメント(売上高37.1億円、構成比67%)、海外人材セグメント(同15.5億円、28%)、不動産セグメント(同2.5億円、5%)の3事業で構成される(2025年6月期実績)。マーケティングは顧客のニッチ商品・サービスに特化した専門メディアの制作・運用が柱。海外人材はインド・インドネシアからIT技術者や介護人材を日本企業に紹介し、日本語教育プログラムも提供する。不動産は自社保有の「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸収入を計上する。
累計8,000件超の専門メディアを手がけるマーケティング事業
マーケティングセグメントの中核は、電機・機械などのBtoBニッチ市場向けのWEB集客支援である。顧客の商品・サービスに合致した専門メディアを制作・運用し、SEO対策により検索経由で見込み顧客を獲得する。2025年6月期には293件の新規メディアを公開し、運用メディア数は978件(平均継続期間43.6カ月)に達した。外注費の適正化により利益率は改善傾向にあり、セグメント利益は9.5億円(前期比4.6%増)。
インド・ベンガルールに拠点を置く海外人材事業
海外人材セグメントは、IT人材と介護・宿泊人材の紹介、および教育事業からなる。インドのIT都市ベンガルールに現地法人ZENKEN INDIA LLPを設置し、現地大学と連携したジャパンキャリアセンターで日本就職希望者を累計2万人以上集めた。介護分野ではインド・インドネシアの政府系機関と提携し、特定技能外国人の受け入れ・定着支援を実施。複数の地方自治体からも業務委託を受け、独自の5年間の日本語教育プログラムを提供する。
安定収益源としての不動産事業
不動産セグメントは、2015年に竣工した「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸事業を営む。所在地は東京都新宿区(旧本社所在地)であり、自社グループも同物件に入居していた。2024年12月の本社移転後も賃貸資産として保有し、安定的な賃料収入を計上している。売上高は約2.5億円で、全社の5%程度を占める。
業界の中での役割は企業向けマーケティング支援と海外人材の紹介・育成をワンストップで提供するサービス会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01マーケティング支援主力
国内企業向けにWEBマーケティング支援を実施。ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心に、メディア制作・運用や集客支援を提供する。
ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心とした事業構造への転換に成功
- WEBマーケティングサービス
- 企業のWebサイト制作・運用、SEO対策、広告運用など、集客から成約までをトータルにサポートする。
02海外人材紹介準主力
海外のITエンジニアや介護人材を日本企業に紹介する事業。特定技能人材の受け入れ支援も行い、人材不足に悩む企業と就労意欲の高い海外人材をマッチングする。
- 海外IT人材紹介サービス
- 海外のエンジニアを日本企業に紹介し、採用から定着までを支援するサービス。
- 海外介護人材紹介サービス
- 介護業界向けに、海外の人材を紹介・育成するサービス。特定技能制度を活用した受け入れを支援。
03教育事業副次
語学研修・教育、留学斡旋など、海外人材の育成や日本人の海外留学支援を行う。
- 語学研修・教育サービス
- オンライン英会話や留学プログラムなど、語学スキル向上のための教育サービスを提供。
04不動産賃貸その他
保有不動産の賃貸事業を展開。安定的な収益源として機能。
製品と技術
Z-NET SCHOOL:インターネット融合型学習塾
2000年に開設した「創才学院」を前身とする学習塾サービス。インターネットを活用した個別指導システムで、生徒の学習進度に合わせたカリキュラムを提供する。現在もグループ内で運営が継続されている。
LinguageSpeak:Skype英会話レッスン
2013年7月にリンゲージ株式会社が開始したオンライン英会話サービス。Skypeを介してネイティブ講師とマンツーマンレッスンを行う。2025年6月期現在も提供中だが、売上高は他の人材事業に比べ小規模である。
専門メディア制作・運用サービス(マーケティング事業の中核)
電機・機械・医療機器などのニッチ市場向けに、SEOに最適化された専門メディアを制作・運用する。累計8,000件超の制作実績を持ち、クライアント企業の商品・サービスとニーズをマッチング。平均継続期間43.6カ月の長期契約が多く、解約率は低い。
海外IT人材・介護人材紹介サービス
インドのベンガルール拠点を通じ、ITエンジニアを日本企業に紹介。介護分野ではインド・インドネシアの送出機関と提携し、特定技能外国人を介護施設へ紹介する。さらに宿泊業向けにも2024年8月からサービスを開始。日本語教育や定着支援を含む一貫プログラムを提供する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- マーケティング支援ニッチトップの製造業などBtoB顧客を中心とした事業構造への転換に成功
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
建設関連サービスで縮小、体質改善途上
同社は建設関連の人材派遣や請負事業を展開するが、売上高は2023/6期の71億円から2025/6期には55億円へ減少し、経営環境の悪化が見られる。営業利益率は5.36%から7.27%へ改善したものの、収益規模の縮小が続いている。同業他社のジンジブやイシンもサービス業に属し、建設業界の需要変動に影響を受ける。同社は東海地方を中心に営業基盤を持つが、顧客の投資抑制や人材不足により事業が縮小している。今後の課題は、新規分野への進出や業務効率化による収益力の回復である。
強み
- 営業利益率が向上しており、コスト削減の効果が出ている。
- 東海圏に営業基盤を持ち、地元企業との関係が強い。
- 建設分野に特化した人材サービスで、業界知識を活かせる。
課題
- 売上高が減少傾向にあり、需要減に対応する必要がある。
- 建設業界の投資が停滞し、事業環境が厳しい状況が続く。
- 既存事業に依存しており、新領域への展開が遅れている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がZenken
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9556INTLOOP | 105億円 | 38.9倍 |
| 2 | 7374コンフィデンス・インターワークス | 104億円 | 12.0倍 |
| 3 | 6094フリークアウト・ホールディングス | 103億円 | 6.8倍 |
| 4 | 2163アルトナー | 102億円 | 16.2倍 |
| 5 | 7371Zenken | 101億円 | 19.3倍 |
| 6 | 2485ティア | 101億円 | 25.8倍 |
| 7 | 6554エスユーエス | 101億円 | 9.9倍 |
| 8 | 9679ホウライ | 100億円 | 16.5倍 |
| 9 | 6047Gunosy | 98億円 | — |
| 10 | 7089フォースタートアップス | 98億円 | 11.9倍 |
| 11 | 7084Smile Holdings | 97億円 | 43.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
学習教材出版社として創業した1978年
1978年7月、学習教材の出版を目的に「ワールド出版株式会社」を設立。1983年12月に「全国教育研究所株式会社」へ商号変更し、1988年12月にはワールドミネル株式会社を吸収合併するとともに「全研本社株式会社」に改称した。この時期は出版事業が主体であったが、後の事業多角化の基盤となる。
IT事業参入とインターネット融合型学習塾の立ち上げ
2000年1月、IT事業としてインターネット融合型学習塾「創才学院」(現Z-NET SCHOOL)を開設。これが後のWEBマーケティング事業の原点となる。2005年3月にはeマーケティング事業を開始し、メディア事業を立ち上げ。徐々に出版からデジタルへシフトする。
語学事業の分社化と再統合
2007年5月、語学事業を分社化し「ゼンケンキャリアセンター株式会社」を設立。2009年12月に「リンゲージ株式会社」へ商号変更し、2013年7月に英会話Skypeレッスン「LinguageSpeak」を開始。しかし2016年6月には吸収合併し、再び一体運営とした。
M&Aによる人材事業拡大とAI事業への進出
2016年5月、有料職業紹介業の「株式会社サイシード」を買収。2017年4月には同社がAI事業を開始。また2017年10月には「リンゲージ日本語学校」を開校し、教育事業を強化した。2018年1月には海外IT人材事業としてダイバーシティ事業部を創設。
インド拠点設立とマザーズ上場
2019年6月、インドのIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立。現地の大学と連携した人材パイプラインを構築した。2020年2月に本社を新宿区西新宿へ移転し、2021年6月に東京証券取引所マザーズに上場。上場時の時価総額は公表されていない。
介護人材事業の本格化と商号変更
2022年4月、海外介護人材活用の旗艦施設運営を目的に「全研ケア株式会社」を設立。2023年5月にはサイシードの全株式を譲渡し、経営資源を集中。2023年10月に商号を「Zenken株式会社」へ変更し、ブランドを刷新した。2024年12月には本社を港区麻布台ヒルズへ移転。
年表21件を開く
1970年代
- 1978年7月創業学習教材の出版を目的としたワールド出版株式会社を設立
1980年代
- 1983年12月商号変更全国教育研究所株式会社に商号変更
- 1988年12月M&Aワールドミネル株式会社を吸収合併するとともに全研本社株式会社に商号変更
2000年代
- 2000年1月IT事業(インターネットの融合型学習塾創才学院(現Z-NET SCHOOL)を開設)を開始
- 2005年3月eマーケティング事業を開始(メディア事業の立ち上げ)
- 2007年5月創業語学事業を分社化し、ゼンケンキャリアセンター株式会社を設立
- 2009年12月商号変更ゼンケンキャリアセンター株式会社を、リンゲージ株式会社に商号変更
2010年代
- 2013年7月リンゲージ株式会社が、英会話Skypeレッスンの「LinguageSpeak」事業開始
- 2015年4月「Zenken Plaza Ⅱ」が竣工し、不動産事業を開始
- 2016年5月M&A有料職業紹介を目的とした株式会社サイシードを買収
- 2016年6月M&Aリンゲージ株式会社を吸収合併
- 2017年4月株式会社サイシードが、AI事業を開始
- 2017年10月リンゲージ日本語学校を開校
- 2018年1月海外IT人材事業として、ダイバーシティ事業部を創設
- 2019年6月創業インドIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立
2020年代
- 2020年2月本社を東京都新宿区西新宿六丁目に移転
- 2021年6月上場東京証券取引所マザーズ上場
- 2022年4月創業海外介護人材活用のフラグシップ施設を運営するため全研ケア株式会社を設立
- 2023年5月株式会社サイシードの全株式を譲渡
- 2023年10月商号変更Zenken株式会社に商号変更
- 2024年12月本社を東京都港区麻布台一丁目に移 転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 時価総額2030年6月期まで250億円超
- 売上高2030年6月期まで130億円
- 営業利益2030年6月期まで30億円
- 当期純利益2030年6月期まで20億円
- 海外人材セグメント売上構成比2030年6月期まで43%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
海外人材事業の成長加速
エンジニアリング、介護・宿泊等の領域を最重要ターゲットに定め、地方自治体や業界団体との連携を強化し、深刻化する人材不足に対応する企業と海外人材のマッチング機会を創出することで、海外人材セグメントの成長スピードを加速させる。
- 02
WEBマーケティング事業の強化
従来の国内集客支援に加え、海外集客支援や集客後の成約に至るまでのトータルコンサルティングを提供し、顧客成果の最大化を目指す。既存のメディア制作・運用で培ったノウハウや顧客基盤を活かして事業を強化する。
- 03
M&Aと株主還元の強化
本中期経営計画期間に累計100億円程度のM&A投資枠を設定し、積極的なM&Aを推進する。株主還元については「累進配当」を基本方針とし、DOE2.5%と連結配当性向50%のいずれか高い方を基準とする。
- 04
プライム市場上場を見据えた企業価値向上
時価総額250億円超を経営目標とし、東証プライム市場への上場を視野に入れた企業体質の進化を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で466人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は486万円で、4期前と比べて+10.0%。平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は6.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 442 | 35.7 | 5.3 | 443 | — |
| 2022年6月 | 446 | 35.3 | 5.3 | 468 | — |
| 2023年6月 | 444 | 35.3 | 5.7 | 467 | — |
| 2024年6月 | 452 | 35.9 | 6.0 | 475 | 63 |
| 2025年6月 | 486 | 36.3 | 6.5 | 466 | 86 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内全研ケア株式会社(注)2埼玉県久喜市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は58億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+75.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 68億円 | 58億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 7億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥27 | ¥27 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は31億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+10.7%、営業利益は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 20 | 2 | 10.0 | 1 |
| 2023年4Q | 15 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 14 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 14 | 2 | 14.3 | 2 |
| 2024年3Q | 15 | 1 | 6.7 | 0 |
| 2024年4Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 27 | 1 | 3.7 | 2 |
| 2025年4Q | 28 | 3 | 10.7 | 1 |
| 2026年2Q | 27 | 2 | 7.4 | 2 |
| 2026年4Q | 31 | 5 | 16.1 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年6月期からの10期で、売上は54億円から58億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は12.1%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 54 | — | 5 | — | −10 |
| 2018年6月 | 55 | — | 3 | — | 7 |
| インドIT都市ベンガルールにZENKEN INDIA LLPを設立 | |||||
| 2019年6月 | 64 | — | 6 | — | 10 |
| 2020年6月 | 58 | — | 8 | — | 4 |
| 東京証券取引所マザーズ上場 | |||||
| 2021年6月 | 62 | — | 13 | — | 10 |
| 海外介護人材活用のフラグシップ施設を運営するため全研ケア株式会社を設立 | |||||
| 2022年6月 | 77 | — | 23 | — | 16 |
| Zenken株式会社に商号変更 | |||||
| 2023年6月 | 71 | — | 9 | — | 4 |
| 2024年6月 | 56 | 3 | 4 | 5.4 | 2 |
| 2025年6月 | 55 | 4 | 4 | 7.3 | 3 |
| 2026年6月 | 58 | 7 | 7 | 12.1 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高58億円のうち、営業利益として残るのは7億円で12.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金87.9%51億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.1%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年6月期は営業CFが6億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は43億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | 9 | 5 | −28 | 14 | 21 |
| 2020年6月 | 7 | −5 | −1 | 2 | 22 |
| 2021年6月 | 15 | −1 | 5 | 14 | 42 |
| 2022年6月 | 21 | 0 | −2 | 21 | 61 |
| 2023年6月 | −5 | −11 | −5 | −16 | 39 |
| 2024年6月 | 7 | −5 | −5 | 2 | 36 |
| 2025年6月 | 6 | 3 | −2 | 9 | 43 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年6月期の総資産は145億円。このうち返さなくてよい自己資本が124億円で、自己資本比率は85.4%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 125 | 73 | 52 | 58.2 |
| 2018年6月 | 130 | 76 | 54 | 58.2 |
| 2019年6月 | 113 | 86 | 27 | 76.2 |
| 2020年6月 | 116 | 90 | 26 | 77.6 |
| 2021年6月 | 135 | 107 | 28 | 79.1 |
| 2022年6月 | 153 | 121 | 32 | 79.5 |
| 2023年6月 | 144 | 124 | 20 | 86.0 |
| 2024年6月 | 143 | 122 | 21 | 85.6 |
| 2025年6月 | 145 | 124 | 21 | 85.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中318位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥816で、1年前と比べて+9.3%。過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.3倍 |
| PER (会社予想) | 17.7倍 |
| PBR | 0.78倍 |
| 配当利回り | 3.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+3.31%と上昇。8月10日終値748円は25日移動平均線731円を+2.3%上回り、75日線・200日線も上回っている。年初来では+18.71%と堅調。52週高値809円に迫る水準で、高値圏での推移。8月7日には754円まで上昇し、その後は小反落も押し目買いが見られる。RSIは61.06とやや買われ過ぎ圏に近いが、トレンドは継続。出来高は直近減少傾向で、過熱感は薄い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが25.18倍、PBRが0.72倍、配当利回りは1.74%である。業界平均のPER22.67倍、PBR3.23倍と比較すると、PERはやや高いがPBRは大幅に低く、割安感がある。ROEは2.8%と低いが、今期の業績は回復傾向にあり、改善が見込まれる。割安だが配当利回りは低く、成長性には課題がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.3倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 17.7倍 | — |
| PBR | 0.78倍 | 3.51倍 |
| ROE | 2.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、建設業界の人材需要と人手不足の影響。強気派は、建設業界の慢性的な人手不足により、人材派遣需要は拡大が続く。また、2025年6月期の営業利益率は7.27%と改善しており、収益性が高まっているとみる。一方、弱気派は、売上高が2022年6月期の77億円から2025年6月期には55億円と減少しており、業績は悪化傾向。また、人材確保難がコスト増要因となり、利益率の改善が持続するか疑問。さらに、競争激化で単価低下の恐れを指摘する。
- 建設人材不足
高齢化で建設労働者が減少し需要が堅調
- 利益率の改善
営業利益率が2024年6月期5.36%から2025年6月期7.27%へ
- 少ない競合
建設特化型で他社との差別化が可能
- 営業利益率5.36%→7.27%へ改善通年影響中
売上高営業利益率は5.36%→7.27%と上昇、採算改善
- 純利益が2→3億円へ増加通年影響弱
純利益は2024年6月期2億円→2025年6月期3億円、50%増益
- PBR0.72倍と純資産割れ継続影響中
PBR0.7193倍で株価は純資産の7割、割安修正余地
- 配当利回り1.74%の維持継続影響弱
株価748円に対し配当利回り1.74%、下値支援材料
- 売上減少
売上高が2年連続で減少し需要減の可能性
- 依存度
建設業界の景気後退時に業績が大きく悪化する恐れ
- 利益率
一時的な改善でコスト増が続けば悪化の可能性
- 売上高が71→55億円へ大幅減少通年影響強
売上高は2023年6月期71億円→2025年6月期55億円、約23%減
- 現在PER25.18倍と割高感継続影響中
時価総額92億円に対しPER25.18倍、利益規模が小さく割高
- ROE2.8%と資本効率の低さ継続影響中
自己資本利益率2.8%と低く、株主資本の効率が悪い
- 外国人保有比率0.53%と需給萎縮継続影響弱
外国人保有比率0.53%で売買参加者が限定的
- 派遣稼働率
- 人材の有効活用度と収益性を示すため
- 平均時給
- 単価変動が売上に影響するため
- 新規取引先数
- 顧客基盤の拡大が将来の成長につながるため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり27円で、前期から−23.5%。いまの株価に対する利回りは3.31%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年6月 | 20 | — | 27.5 |
| 2023年6月 | 20 | 0.0 | 19.3 |
| 2024年6月 | 17 | −15.0 | 80.7 |
| 2025年6月 | 13 | −23.5 | 47.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥27
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ4,709人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.7%を占め、残る91.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 85.6 | 90.7 | 82.4 | 86.0 | 87.8 |
| 事業法人 | 0.8 | 1.3 | 6.6 | 7.8 | 8.6 |
| 証券会社 | 8.8 | 3.8 | 1.8 | 1.0 | 3.0 |
| 自己株式 | — | — | — | 1.4 | 1.4 |
| 外国法人 | 2.8 | 2.0 | 5.5 | 4.7 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 1.9 | 2.1 | 3.7 | 0.3 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 吉澤信男 | 45.91 |
| 02 | 株式会社IC | 5.68 |
| 03 | 林順之亮 | 5.59 |
| 04 | 松島征吾 | 2.66 |
| 05 | 水元公仁 | 2.64 |
| 06 | 谷口和則 | 2.58 |
| 07 | 東海東京証券株式会社 | 2.22 |
| 08 | 内藤征吾 | 2.14 |
| 09 | 本村丹努琉 | 1.31 |
| 10 | 株式会社アームフィールド | 1.13 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは2.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | −9,196 | 64,725 | — | — | — |
| 2018年6月 | 5,828 | 67,387 | 8.8 | — | — |
| 2019年6月 | 90 | 770 | 12.5 | — | 2.2 |
| 2020年6月 | 34 | 801 | 4.3 | — | 7.1 |
| 2021年6月 | 85 | 901 | 9.7 | 14.5 | 10.7 |
| 2022年6月 | 133 | 1,014 | 13.9 | 5.3 | 27.5 |
| 2023年6月 | 35 | 1,010 | 3.5 | 18.1 | 19.3 |
| 2024年6月 | 20 | 1,009 | 2.0 | 28.6 | 80.7 |
| 2025年6月 | 28 | 1,018 | 2.8 | 23.3 | 47.0 |
| 2026年6月 | 44 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 林順之亮 | 代表取締役 社長 | 61 | 1,388,900 |
| 松島征吾 | 取締役 バリュークリエイション 本部長 | 52 | 328,300 |
| 本村丹努琉 | 取締役 グローバルニッチトップ事業 本部長 | 46 | 161,100 |
| 上奥由和 | 取締役 グローバル教育事業本部長 | 58 | 126,100 |
| 業天邦明 | 取締役 管理本部長 | 46 | 11,300 |
| 渡辺紀子 | 取締役 | 56 | — |
| 上原浩一 | 常勤監査役 | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 111 | 111 | 19 |
| 社外取締役 | 6 | 12 | 12 | 2 |
| 監査役 | 1 | 6 | 6 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
経営方針・対処すべき課題3,243字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,446字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,539字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第50期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-24
- 半期報告書半期報告書-第49期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第3四半期(2023/07/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第2四半期(2023/07/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-28
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