本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

SWCC

SWCC Corporation5805 · Prime · 非鉄金属

電線・ケーブルを基軸に、エネルギーインフラから通信・精密デバイスまで手掛ける総合電線メーカー。

概要

SWCC(旧昭和電線ホールディングス)は、1936年に東京電気(現東芝)から独立した電線・ケーブルメーカーである。電力ケーブル、通信ケーブル、光ファイバー、自動車用ワイヤハーネスなどの線材製品を手掛け、エネルギーインフラと情報通信網の両市場に製品を供給する。2026年3月期の連結売上高は2777億円、従業員数は4813人。東証プライム市場に上場し、川崎市に本社を置く。

電力インフラと建設関連を支えるエネルギー・インフラ事業

エネルギー・インフラ事業は、電力ケーブル、電線、電力機器、制振・防振製品の製造販売とエンジニアリング設計・請負を中核とする。主力製品には高圧・低圧の電力ケーブルや、変電設備の接続部品として需要が拡大する「SICONEX®」がある。2026年3月期の同事業の売上高は1319億44百万円で、営業利益は204億32百万円に達した。国土強靭化対策やデータセンター増設による送配電網強化の追い風を受け、同社はSICONEXの増産投資を実施し、2026年度下期から第二期効果を見込む。また、施工技術の簡素化を目的とする「e-Cable®」の拡販により、作業員不足という社会課題への対応も進める。建設関連向け電線・ケーブルは人手不足や資材高騰の影響を受けるが、効率化によりキャッシュ創出を図る方針である。

データセンター向け通信ケーブルが成長を牽引する通信・コンポーネンツ事業

通信・コンポーネンツ事業は、通信ケーブル、光加工品、ワイヤハーネス、精密デバイス、自動車用電線などを扱う。2026年3月期の売上高は1383億67百万円、営業利益は69億25百万円で、前期比35.3%の増収を達成した。特に米国データセンターの活発な投資を背景に、間欠接着リボン「e-Ribbon®」の需要が下期に大幅に拡大し業績を牽引した。半導体検査市場向け製品も生成AI普及により好調で、中国向けを含め売上を伸ばした。一方、汎用巻線は需要低迷が続き、中国市場の家電向けワイヤハーネスは厳しい状況にある。同事業には子会社として冨士電線、特電、TOTOKUなどが含まれ、ベトナムや中国、インドネシアに生産拠点を持つ。

物流・リサイクルなど報告セグメント外のその他事業

その他事業は、エネルギー・インフラと通信・コンポーネンツの両報告セグメントに含まれない事業を集約する。具体的には物流業、リサイクル業、事務管理業務、材料および超電導技術の研究開発、ネットワークソリューションの販売などから構成される。2026年3月期の売上高は74億24百万円、営業利益は13億1百万円で、前年比10.0%の増収となった。主要なグループ会社には物流子会社のロジス・ワークスや、研究開発を担うアクシオがある。超電導技術の研究開発は長期的なテーマであり、SWCCの将来の事業領域拡大を支える基盤として位置づけられている。このセグメントは規模は小さいが、グループ全体の機能を補完する役割を果たす。

業界の中での役割は電線・ケーブル・精密デバイスの製造販売およびエンジニアリングにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,777億円
営業利益
273億円
営業利益率
9.8%
純利益
188億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
通信・コンポーネンツ事業1,384億円49.8%69億円5.0%
エネルギー・インフラ事業1,319億円47.5%204億円15.5%
その他(注)174億円2.7%13億円17.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー・インフラ主力

電力ケーブル、電線、電力機器、制振・防振製品の製造販売およびエンジニアリング設計・請負。社会インフラ向け。

主な製品・サービス4
電力ケーブル
高圧・低圧の電力用ケーブル。発電所から需要家までの電力供給に使用。
電線(一般電線)
建築・産業用の配線材料。
機器電材
配電盤・制御盤用の電材。
制振・防振製品
振動制御・騒音低減用の防振ゴム等。

02通信・コンポーネンツ主力

通信ケーブル、光加工品、機器用電線、ワイヤハーネス、精密デバイス、巻線、裸線、無酸素銅、銅合金線、自動車用電線、線材加工品の製造販売。情報通信および電子機器向け。

主な製品・サービス5
通信ケーブル
光ファイバケーブルやメタル通信ケーブル。データ通信インフラ向け。
光加工品
光コネクタや光モジュール等の光部品。
ワイヤハーネス
自動車や産業機器向けの配線組品。
精密デバイス
小型モータ用巻線や磁性材料等。
自動車用電線
自動車の車載電装用電線。

03その他(物流・リサイクル・研究開発等)副次

報告セグメントに含まれない事業。物流、リサイクル、事務管理、材料・超電導の研究開発、ネットワークソリューション販売等。

製品と技術

電力インフラ向け接続部品「SICONEX」と省力化電線「e-Cable」

エネルギー・インフラ分野の看板製品が、高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®(サイコネックス)」である。変電設備の更新や送配電網の強靭化需要を背景に受注が拡大しており、同社は増産投資を実施している。SICONEXはケーブル接続作業の簡素化と信頼性向上を実現し、施工時間の短縮に貢献する。もう一つの主力製品「e-Cable®(イーケーブル)」は、施工技術のスキルレス化を目的とした電線で、作業員不足への対策として拡販が進められている。これらは同社の施工技術者育成プログラム「SICOPLUS®(サイコプラス)」と組み合わせて提供され、顧客の工期短縮と品質安定を支える。

データセンター向け光通信ケーブル「e-Ribbon」と光加工品

通信・コンポーネンツ事業で成長を牽引するのが、間欠接着リボン「e-Ribbon®(イーリボン)」である。これは光ファイバケーブルの接続作業を効率化する製品で、米国データセンターの投資拡大に伴い需要が急増している。同社は光コネクタや光モジュールなどの光加工品も手掛け、データ通信インフラ全体に対応する。これらの製品は高速・大容量通信を支える基盤技術であり、AIの普及によるデータ量増加が追い風となっている。同社の通信ケーブル事業は、2026年3月期に売上を大幅に伸ばし、グループ全体の利益成長に大きく貢献した。

自動車・産業機器向けワイヤハーネスと精密デバイス

同社は自動車用電線やワイヤハーネス、精密デバイスも幅広く製造する。ワイヤハーネスは自動車の車載電装用配線組品で、燃費向上や電動化に伴い高機能化が進む。精密デバイスには小型モータ用巻線や磁性材料が含まれ、産業機器や家電に組み込まれる。しかし、2026年3月期は中国市場の家電向けワイヤハーネスが低迷し、汎用巻線も需要減少の影響を受けた。一方、半導体検査市場向け製品は生成AI普及により好調で、子会社TOTOKUの技術が貢献している。同社はこれらの製品群を通じて、モビリティや産業機器の電装化ニーズに対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属大手として市場で確固たる地位

同社は非鉄金属セクターにおいて、売上高2,000億円台後半を誇る有力企業。関連する金属加工・リサイクル事業で国内市場に強い基盤を持ち、中外鉱業やJX金属などと競合する。特に銅や貴金属の精錬・販売で定評があり、内需依存度が高い一方、安定した収益構造を有する。最近の業績は増収で、営業利益率も9%前後と健全性を維持。非鉄金属業界は資源価格の変動に左右されるが、同社は規模と技術力で競争優位を築いている。

強み

  • 売上高2,700億円規模で、非鉄金属の精錬から加工まで一貫体制を構築。
  • 営業利益率9%台を維持し、業界平均を上回る収益力を確保。
  • 国内需要を中心に事業展開し、海外市況変動の影響を緩和。
  • 金属リサイクルや高純度精錬技術で、他社と差別化を実現。

課題

  • 銅などの国際価格に業績が連動し、価格下落時には収益悪化の懸念。
  • グローバル企業との競争で価格競争力の維持が課題となる。
  • 精錬工程で大量の電力を消費し、電力費高騰が利益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がSWCC

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19506東北電力6,822億円8.0倍
23774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
39412スカパーJSAT5,954億円24.3倍
41662石油資源開発4,945億円9.2倍
59507四国電力4,225億円8.2倍
65805SWCC4,125億円21.0倍
79504中国電力3,955億円5.4倍
88174日本瓦斯3,424億円22.2倍
93048ビックカメラ3,294億円15.3倍
106622ダイヘン3,038億円20.6倍
118133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

東京電気から独立した1936年と戦前の創業期

SWCCの起源は、1936年5月に東京電気(現東芝)から独立して川崎市に設立されたことに始まる。資本金100万円でスタートし、翌1937年8月には裸銅線の製造販売を開始した。当時は電力網の拡大期にあり、電線需要が伸びる中で事業基盤を築いた。1949年4月には大阪販売店、仙台・福岡・名古屋出張所を設置し、販売網を全国に広げた。同年5月には東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。1950年9月には電気工事の建設業に進出し、製品販売だけでなく施工まで手掛ける一貫体制を整えた。これにより、電力会社や建設会社との取引を深耕する足がかりを得た。

工場建設による生産能力拡充と本社移転の1960~1970年代

1960年代から1970年代にかけて、同社は生産能力の拡大を積極的に進めた。1961年12月に相模原工場、1968年5月に三重工場、1972年8月に仙台工場をそれぞれ完成させ、関東・中部・東北に生産拠点を配置した。1969年3月には相模原市に電子部工場を新設し、通信機器向けの精密部品分野にも進出した。1973年9月には初の転換社債を発行し、設備投資資金を調達。1979年6月には初の外貨建転換社債を発行し、国際的な資金調達手段を拡大した。この時期、本社機能も強化され、1967年11月には東京都港区に本社事務所を開設。1987年7月には決算期を4月30日から3月31日に変更し、現在の会計年度に統一した。

事業再編と持株会社体制への移行(2002~2006年)

2000年代に入り、SWCCは不採算事業の整理とグループ経営の効率化に着手した。2002年7月、電力用電線・ケーブル事業をエクシムに営業譲渡し、エネルギー分野の事業構造をスリム化した。2006年4月には会社分割を実施し、持株会社体制へ移行。これにより、各事業子会社の自律運営とグループ全体の資源配分の最適化を図った。2011年5月には中国の富通集団と業務提携契約を締結し、第三者割当増資により資本面でも連携を強化。中国市場での光ファイバー事業の拡大を目指した。2015年10月には子会社の昭和電線ケーブルシステムがエクシムを吸収合併し、電力ケーブル事業の再統合が進んだ。

グループ再編と事業会社への移行(2017~2022年)

2017年4月、昭和電線ケーブルシステムが昭和電線デバイステクノロジーと昭和電線ビジネスソリューションを吸収合併し、子会社の統合を推進した。同年12月には本店所在地を東京都港区から川崎市川崎区に変更するとともに、監査等委員会設置会社へ移行。同時に古河電気工業との間で建設・電販市場向け汎用電線事業に関する業務提携契約を締結し、競争の激しい分野での協業を模索した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。さらに、同年4月にSWCC(旧昭和電線ホールディングス)が子会社2社を吸収合併し、持株会社から事業会社へ戻る選択を行った。商号も「昭和電線ホールディングス」から「SWCC」に変更し、新たなスタートを切った。

M&Aによる事業拡大と中期計画の推進(2025~2026年)

2025年3月、SWCCはTOTOKUの株式を取得し連結子会社化した。TOTOKUは半導体検査装置向け部品や精密デバイスに強みを持ち、通信・コンポーネンツ事業の強化に寄与した。2026年3月には古河電気工業との合弁会社S FCCを完全子会社化し、エネルギー・インフラ事業の選択と集中を進めた。同年、新たな中期経営計画「Transformation for Growth SWCC 2030」をスタート。2030年度に向けて営業利益400億円以上、ROIC15%以上を目標に掲げ、成長投資と株主還元の両立を図る。2026年3月期の連結業績は売上高2777億円、営業利益273億円と過去最高を記録し、構造改革の成果が顕在化した。

年表27件を開く

1930年代

  • 1936年5月東京電気㈱(現㈱東芝)より独立、資本金100万円をもって川崎市に設立
  • 1937年8月裸銅線製造販売開始

1940年代

  • 1949年4月大阪販売店、仙台・福岡・名古屋出張所設置
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場

1950年代

  • 1950年9月建設業(電気工事)開始
  • 1951年9月札幌販売店設置

1960年代

  • 1960年10月広島出張所設置
  • 1961年12月相模原工場完成
  • 1967年11月東京都港区に本社事務所を開設
  • 1968年5月三重工場完成
  • 1969年3月相模原市に電子部工場新設

1970年代

  • 1972年8月仙台工場完成
  • 1973年9月当社初の転換社債を発行
  • 1979年6月当社初の外貨建転換社債を発行

1980年代

  • 1987年7月商号変更決算期を4月30日より3月31日に変更
  • 1988年2月当社初の外貨建新株引受権付社債を発行

1990年代

  • 1990年4月海老名工場完成
  • 1995年6月愛知工場完成

2000年代

  • 2002年7月電力用電線・ケーブル事業を㈱エクシムに営業譲渡
  • 2006年4月会社分割を実施し、持株会社体制に移行

2010年代

  • 2011年5月当社と富通集団有限公司との間で業務提携契約を締結(当社と富通集団(香港)有限公司との間で同社を割当先とする第三者割当増資に関する株式引受契約を締結)
  • 2015年10月M&A昭和電線ケーブルシステム㈱が㈱エクシムを吸収合併
  • 2017年4月M&A昭和電線ケーブルシステム㈱が昭和電線デバイステクノロジー㈱および昭和電線ビジネスソリューション㈱を吸収合併
  • 2017年12月商号変更本店所在地を東京都港区から川崎市川崎区に変更 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行 当社と古河電気工業㈱との間で建設・電販市場向け汎用電線事業に関する業務提携契約を締結

2020年代

  • 2022年4月M&A東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 当社が昭和電線ケーブルシステム㈱および昭和電線ユニマック㈱を吸収合併し、事業会社に移行 商号を「昭和電線ホールディングス㈱」から「SWCC㈱」に変更
  • 2025年3月M&A㈱TOTOKUの株式を取得し連結子会社化
  • 2026年3月M&A古河電気工業㈱との合弁会社であるSFCC㈱を完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2031年3月期まで400億円以上
  • 営業利益率2031年3月期まで12%以上
  • ROIC2031年3月期まで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ROIC経営2.0への高度化

    構造改革に加え成長投資により事業成長を生み出すROIC経営2.0へと高度化し、キャッシュフローの最大化を実現。成長投資と株主還元を両立し、企業価値向上を目指す。

  2. 02

    労働力不足対策と省力化推進

    製品(ユニバーサルデザイン)、人(サステナブル人材教育)、物流(DX)の3視点から省力化・省人化・作業効率化を推進。技能継承と工期短縮を図る。

  3. 03

    エネルギー・インフラ事業の強化

    高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX」の増産投資で受注拡大。施工作業員不足に対し早期育成プログラム「SICOPLUS」で人材確保。省力化製品「e-Cable」の拡販を推進。

  4. 04

    通信・エレクトロニクス事業の成長

    データセンター向け通信ケーブル「e-Ribbon」の増産投資で需要捕捉。半導体検査向けコンタクトプローブの製品拡充と国内外拡販を進める。モビリティ事業は構造改革を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,813人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は723万円で、9期前と比べて2.6%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,941
2018年3月4,757
2019年3月74250.022.14,494
2020年3月69249.821.64,352
2021年3月67649.618.34,319
2022年3月72950.018.84,280
2023年3月73450.219.34,201
2024年3月63344.416.84,054
2025年3月66944.516.84,945423
2026年3月72344.716.94,813567

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 12 / 海外 10、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
相模原事業所 — 神奈川県 相模原市 中央区4,051百万円
三重事業所 — 三重県 いなべ市2,946百万円
上田事業所 — 長野県上田市2,818百万円
仙台事業所 — 宮城県 柴田郡 柴田町1,782百万円
愛知工場 — 愛知県 豊川市764百万円
伊勢原工場他 — 神奈川県 伊勢原市他536百万円
三重工場他 — 三重県いなべ市他94百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱TOTOKU
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    SFCC㈱
    川崎市 川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    冨士電線㈱
    神奈川県 伊勢原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクシオ
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱SDS
    川崎市 川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ロジス・ワークス
    川崎市 川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    昭光機器工業㈱
    相模原市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱特電
    長野県 上田市 · 連結子会社
    議決権40.2%
  • 国内
    ㈱トクデンプロセル
    群馬県 高崎市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱昭和サイエンス
    川崎市 川崎区 · 連結子会社
    議決権81.0%
  • 国内
    ㈱エステック
    川崎市 川崎区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    愛世達喜(上海)投資有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • SWCC SHOWA (VIETNAM) CO., LTD.ベトナム100%
  • 嘉興昭和機電有限公司中国100%
  • 福清昭和精密電子有限公司中国100%
  • TTI LAGUNA PHILIPPINES INC.フィリピ ン51%
  • PT. TOTOKU INDONESIAインドネ シア51%
  • 東特(浙江)有限公司中国51%
  • 東莞昭和機電有限公司中国100%
  • SWCC SHOWA VIETNAM INTERCONNECT PRODUCTS CO., LTD.ベトナム100%
  • 富通昭和線纜(杭州)有限公司中国49%
  • 特変電工昭和(山東)電纜附件有限公司中国35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,777億円営業利益273億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+30.6%。

売上高
+16.7%
2,777億円
営業利益
+30.6%
273億円
純利益
+64.9%
188億円
営業利益率
9.8%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,300億円2,777億円
営業利益330億円273億円
純利益230億円188億円
1株あたり配当¥311¥311

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は777億円、営業利益は87億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.5%、営業利益は+443.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q51130
2024年1Q484163.312
2024年2Q500295.821
2024年3Q601488.030
2024年4Q55425
2025年2Q1,1741048.936
2025年4Q1,2051058.778
2026年2Q1,2891179.173
2026年4Q1,48815610.5115
2027年1Q7778711.257

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,698億円から2,777億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は9.8%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,698−8−64
2014年3月1,833122
昭和電線ケーブルシステム㈱が㈱エクシムを吸収合併
2015年3月1,81742
2016年3月1,697−15−92
昭和電線ケーブルシステム㈱が昭和電線デバイステクノロジー㈱および昭和電線ビジネスソリューション㈱を吸収合併
2017年3月1,5522420
2018年3月1,6824937
2019年3月1,7725646
2020年3月1,7117955
2021年3月1,6177850
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 当社が昭和電線ケーブルシステム㈱および昭和電線ユニマック㈱を吸収合併し、事業会社に移行 商号を「昭和電線ホールディングス㈱」から「SWCC㈱」に変更
2022年3月1,9929994
2023年3月2,09110494
2024年3月2,13912288
㈱TOTOKUの株式を取得し連結子会社化
2025年3月2,3792091138.8114
古河電気工業㈱との合弁会社であるSFCC㈱を完全子会社化
2026年3月2,7772732619.8188

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,777億円のうち、営業利益として残るのは273億円9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は188億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.8%2,271億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.4%233億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.8%273億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
9.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.8pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.5pt
20.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが162億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは137億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は106億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月54−39−71582
2014年3月−12−4647−5876
2015年3月56−20−353680
2016年3月45−38−23763
2017年3月78−22−655652
2018年3月68−41−332746
2019年3月69−36−303347
2020年3月87−41−494642
2021年3月89−34−575541
2022年3月4−151−1133
2023年3月42−35−1740
2024年3月17710−15618772
2025年3月1311−15132192
2026年3月162−25−223137106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,069億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,060億円で、自己資本比率は47.6%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,3693531,01625.6
2014年3月1,4043361,06823.7
2015年3月1,3803691,01126.5
2016年3月1,23125797420.6
2017年3月1,19528790823.6
2018年3月1,23533590026.6
2019年3月1,24235688628.1
2020年3月1,22540082532.3
2021年3月1,29548281336.7
2022年3月1,47458988539.5
2023年3月1,56768488343.1
2024年3月1,61677184547.0
2025年3月2,1109211,18839.7
2026年3月2,0691,0601,00947.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
108億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
557億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
142億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,009億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE32社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り32社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.7%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.8%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.6%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥13,380で、1年前と比べて+72.8%過去52週の値幅のなかでは51%の位置にある。

¥13,380-6.8%1ヶ月+12.2%1年+72.8%時価総額4,125億円
過去52週の値幅
安値¥7,000高値¥19,570

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.0倍
PER (会社予想)17.2倍
PBR3.92倍
配当利回り2.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に13890円と前日比0.86%下落しましたが、月間では21.52%高と上昇トレンドが続いています。25日線(12323円)を上回り、200日線(12591円)も上回っており、中期的な上昇トレンドが継続中です。ただし、52週高値19570円からは約29%下落した水準にあり、戻り高値圏でのもみ合いが続いています。出来高は8月10日に111万株と急増し、売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは21.84倍と業界平均の22.44倍を下回るものの、PBRは4.07倍と平均の2.06倍を大きく上回り、株価は純資産に対して割高です。ROEは20.7%と高く、収益性は優れていますが、配当利回りは2.24%と平均の2.27%とほぼ同等です。バリュエーションはPBRの高さからやや割高と判断し、今後の業績成長が鍵となります。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.0倍22.2倍
PER (予想)17.2倍
PBR3.92倍2.02倍
ROE20.7%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、再生可能エネルギーやデータセンター関連の需要拡大が業績をけん引するか。強気派は、電力網の増強や情報通信網の高度化で受注が伸び、銅価格の上昇も追い風となると見る。弱気派は、原材料高がコスト増を招き、競争激化で価格転嫁が難しく、利益率が低下する恐れを指摘する。市場は売上高の伸びと利益率の改善に注目している。

プラスに働く材料7
  • インフラ投資で需要拡大

    再生可能エネルギーの送電網整備やデータセンター建設でケーブル需要が増加

  • 自動車電装化でワイヤハーネス堅調

    EVや自動運転の普及で車載用電線の需要が高水準

  • 売上高が伸びている

    直近の売上高は前年比で増加し、受注環境は良好

  • 営業利益273億円で前期比30.6%増決算発表後影響

    2026年3月期営業利益273億円、前期209億円から64億円増

  • 売上高2777億円と前期比16.7%増決算発表後影響

    売上高2777億円、前期2379億円から398億円増収

  • 営業利益率9.83%へ1.04pt改善決算発表後影響

    営業利益率は8.79%から9.83%へ上昇

  • 予想PER16.7倍と実績20.4倍の改善継続影響

    予想PER16.7倍、実績PER20.37倍。来期の増益を見込む

マイナスに働く材料7
  • 原材料高が利益を圧迫

    銅やアルミの価格上昇がコスト増となり、利益率が低下する可能性

  • 価格競争の激化

    競合他社との価格競争が激しく、価格転嫁が進みにくい

  • 通信需要の一巡感

    光ファイバーなどの設備投資が一巡し、需要が頭打ちになる可能性

  • PBR3.9倍と高バリュエーション継続影響

    PBR3.9倍、ROE20.7%。成長率に見合わない懸念

  • 配当利回り2.4%は魅力度低め継続影響

    配当利回り2.40%、高成長の反動で還元水準は低い

  • 外国人保有43.1%の売り圧力継続影響

    外国人持分比率43.06%。リスクオフ時には売りが出やすい

  • 1年70.6%上昇の反動不定影響

    1年間で70.58%上昇、短期的な過熱感

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要拡大の持続性を確認し、事業環境を見極める
営業利益率
原材料高や価格競争の影響を反映するため
受注残高
将来の売上高の先行指標となり、受注環境を評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり311で、前期から+64.0%いまの株価に対する利回りは2.32%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥311
1株あたり
配当利回り
2.32%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月541.9
2019年3月740.056.4
2020年3月15114.383.0
2021年3月150.024.0
2022年3月50233.398.5
2023年3月6020.0345.8
2024年3月9050.016.1
2025年3月13651.134.2
2026年3月22364.040.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥311

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,599人。区分でいちばん多いのは外国法人42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人36.931.928.035.145.642.9
金融機関33.838.841.737.029.535.0
個人・その他19.320.519.917.115.214.2
事業法人8.07.37.06.05.85.7
自己株式3.23.13.03.73.63.5
証券会社1.91.33.34.73.72.0
外国人個人0.20.20.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)18.40
02㈱日本カストディ銀行(信託口)10.82
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行)9.32
04JX金属㈱3.18
05富国生命保険(相)2.89
06J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 385598(常任代理人 ㈱みずほ銀行)2.55
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行)1.36
08BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)1.27
09野村信託銀行㈱(投信口)1.23
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 ㈱みずほ銀行)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-28
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    変更報告
    6.86%
    +1.77pt
  • 2026-08-27
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    新規の大量保有報告
    6.86%
    +4.23pt
  • 2026-08-24
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    新規の大量保有報告
    5.09%
  • 2026-08-21
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    9.06%
    -0.75pt
  • 2026-07-22
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.31%
    -0.22pt
  • 2026-05-20
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    7.77%
    -0.23pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3181%、1株純資産は14期で+2820%。直近期のROEは20.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−21114−16.8
2014年3月61,0800.6164.3
2015年3月71,1880.7125.2
2016年3月−297823−29.5
2017年3月649147.413.4
2018年3月1241,10212.37.741.9
2019年3月1531,17213.54.656.4
2020年3月1831,32714.75.583.0
2021年3月1661,59511.49.824.0
2022年3月3131,95317.76.098.5
2023年3月3152,25915.06.0345.8
2024年3月2972,57112.313.116.1
2025年3月3862,82914.316.034.2
2026年3月6363,32220.718.940.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額227百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長谷川隆代代表取締役会長・取締役会議長6624,481
小又哲夫代表取締役 CEO 社長執行役員608,611
坂倉裕司取締役(監査等委員)75936
椋野貴司取締役(監査等委員)67288
西村美奈子取締役66288
内藤宏治取締役63400
馬場久美子取締役(監査等委員)60100
山口太取締役(常勤監査等委員)649,822

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)282452215075
社外取締役6585810
取締役(社内)1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容975字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社および当社の主要な関係会社の、セグメント情報との関連における事業内容および当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。また、当社グループの事業の系統図は、「SWCCグループ事業系統図(2026年3月31日時点)」のとおりであります。なお、当社は、2025年4月1日付で、電装・コンポーネンツ事業と通信・産業用デバイス事業を統合し、通信・コンポーネンツ事業へ再編いたしました。 (エネルギー・インフラ事業) 当事業では、主に電線、電力ケーブル、電力機器、機器電材および制振・防振の製造販売等ならびにエンジニアリングの設計・請負等を行っています。 製造販売会社としてSWCC㈱、SFCC㈱、昭光機器工業㈱、㈱昭和サイエンス、販売会社として㈱SDS、愛世達喜(上海)投資有限公司、その他の会社として㈱エステックがあります。 (通信・コンポーネンツ事業) 当事業では、主に通信ケーブル、光加工品、機器用電線、ワイヤハーネス、精密デバイス、巻線、裸線、無酸素銅、銅合金線、自動車用電線、線材加工品の製造販売を行っています。 製造販売会社としてSWCC㈱、㈱TOTOKU、冨士電線㈱、㈱特電、㈱トクデンプロセル、東特(浙江)有限公司、SWCC SHOWA (VIETNAM) CO., LTD.、嘉興昭和機電有限公司、福清昭和精密電子有限公司、東莞昭和機電有限公司、TTI LAGUNA PHILIPPINES INC.、PT. TOTOKU INDONESIA、SWCC SHOWA VIETNAM INTERCONNECT PRODUCTS CO., LTD.、販売会社として㈱SDS、愛世達喜(上海)投資有限公司があります。 (その他) 当事業では、上記の報告セグメントに含まれない事業セグメントとして物流業、リサイクル業、事務管理業務、材料の研究開発、超電導技術の研究開発、ネットワークソリューションの販売等を含んでおります。 製造販売等の会社としてSWCC㈱、販売会社として㈱SDS、愛世達喜(上海)投資有限公司、その他の会社として㈱アクシオ、㈱ロジス・ワークスがあります。 事業の系統図は次のとおりであります。 「SWCCグループ事業系統図(2026年3月31日時点)」 *は持分法適用会社。その他は全て連結子会社。
経営方針・対処すべき課題2,866字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境および対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループが2036年に迎える100年企業としてのありたい姿は、「エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」です。そのマイルストーンを2030年とする、新たな中期経営計画「Transformation for Growth SWCC 2030」が2026年度スタートしました。2030年度に向けた目標を、営業利益400億円以上、営業利益率12%以上、ROIC15%以上として、大きな飛躍を目指し果敢に挑戦します。これまでのROIC経営をさらに高度化し、事業領域をグローバルに広げることで、新たな成長ステージへの変革を推し進めてまいります。 当社グループはこれまで、ROICを経営の軸とした事業ポートフォリオ改革による果断な構造改革を実行してきたことで、財務体質と稼ぐ力を大幅に強化してまいりました。特に、政策保有株式や不動産の売却等による投下資本の圧縮と高付加価値製品の拡大や不採算製品の撤退等による収益力の強化を推し進めてまいりました。 2026年度を初年度とする新たな中期経営計画「Transformation for Growth SWCC 2030」では、これまでの構造改革における「ROIC経営1.0」から、構造改革に加え成長投資による事業成長を生み出す「ROIC経営2.0」へと高度化し、キャッシュ・フローの最大化を実現します。これにより、成長投資と株主還元の両立を推し進め、TSR(株主総利回り)のさらなる拡大により、企業価値ならびに株主価値の向上を目指してまいります。 (2)2026年度のSWCCグループ経営方針 2026年度におきましても、先行き不透明な国際情勢を背景とした事業環境への影響は免れない状況が見込まれます。SWCCパーパスを道しるべに、「エネルギーとデジタルの未来を創るグローバル・ソリューションカンパニー」を目指し、多様性に富んだ従業員のエンゲージメント向上に取り組みながら、中期経営計画「Transformation for Growth SWCC 2030」の達成に向けた事業成長を着実に推進してまいります。併せて、市場や経営環境の変化に応じて柔軟かつ迅速な意思決定と施策を実行することで、厳しい経営環境下においても経営体質の一層の強化と資本効率の向上を図り、持続的に成長する高収益企業を目指してまいります。 こうした考えのもと、2026年度の当社グループの経営方針を以下のとおり定めております。 1.「Transformation for Growth」 持続可能な成長への変革 今の枠を超える果断な変革。事業領域を広げ、未来成長への挑戦 2.これまでの構造改革に加え、成長を加速させるROIC経営2.0への深化 3.安全・快適な職場づくりとDX戦略による、労働生産性の向上 4.ゼロ災への強いこだわり「ご安全に!」、信頼に応える「品質遵守」 5.VQ(Value Quest)精神による、新たな価値創造の探求 (3)会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境につきましては、AIの普及によるデータセンター市場の伸長、データ量の急増による堅調な電力需要が見込まれる一方、高度成長期に建設された設備の老朽化の進行、人口減少と少子高齢化に起因する労働力不足と就業者の高齢化および熟練技能者への依存度の高い工程の慢性的な工期遅延など、社会インフラの脆弱性の高まりも顕著になっております。このような環境のもと、当社が直面する主要課題の一つである労働力不足と高齢化、熟練技能者不足への対応策としては、特に、エネルギー・インフラ事業における施工面および物流面において、「製品(ユニバーサルデザインの推進)」「人(サステナブル人材教育の確立)」「物流(ロジスティクスのDX推進)」の3つの視点から、施工技術の簡素化、工期短縮と安定した品質の確保を目的とした省力化・省人化・作業効率化を推進し、着実に対策を実施してまいります。 セグメント別の状況および課題 各セグメントの状況および課題については以下のとおりであります。 (エネルギー・インフラ事業) エネルギー・インフラ事業は、国内の電力インフラ向けソリューション製品の製造・販売・据付サービス、建設関連向けの電線・ケーブルの製造・販売が主体の事業となっております。 電力インフラ事業は、国土強靭化対策による底堅い需要に加えて、再生可能エネルギーへのシフト、データセンターの市場拡大や送配電網増強に伴う旺盛な需要に対し、主力製品である高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®(サイコネックス)」の増産投資により受注を拡大しており、2026年度下期からはさらに第二期増産投資効果が寄与する見込みです。また、施工作業員不足の課題に対しては、技術者の早期育成プログラム「SICOPLUS®(サイコプラス)」を活用し、人材を確保してまいります。さらにスキルレスな独自製品「e-Cable®(イーケーブル)」の拡販を通じて省力化、省人化、作業効率化を推進することで、社会課題解決を図り、旺盛な需要に対応できる体制を構築してまいります。 国内の建設関連向け電線・ケーブル事業は、底堅い需要が見通せるものの、働き方改革による工期の遅れや、資材価格高騰による建設計画の見直し等も懸念されます。そのため、建設関連事業においては徹底した効率化によりキャッシュ創出力の向上を図り、そのキャッシュを成長事業へ投下してまいります。 (通信・コンポーネンツ事業) 通信・コンポーネンツ事業は、通信ケーブルや半導体検査市場向け製品、モビリティ、産業用製品が主体の事業となっております。 通信ケーブル事業は、米国データセンターの活発な投資を背景とする旺盛な需要に対し、間欠接着リボン「e-Ribbon®(イーリボン)」を主体に国内外での増産投資による生産体制構築を通じて需要を捕捉してまいります。 半導体検査向けのコンタクトプローブ等の製品によって構成される半導体事業は、AI関連需要が今後も拡大すると見込んでおり、増産投資や製品ラインナップの拡充、および国内外への拡販を進めてまいります。 モビリティ・産業用事業は、xEV関連製品、ワイヤハーネス、汎用巻線の需要低迷に対応するため、高付加価値製品の拡販や不採算製品の撤退、生産体制の効率化などの構造改革を推進してまいります。 (その他) インダストリ、ITを軸に新たな事業創出に向けて取り組みを推進しております。これまで培ってきた技能やデータとDXに関する技術やツールを掛け合わせ、新しいビジネスモデルを創出する「SWCC Smart Stream(スマートストリーム)事業」を推進してまいります。
事業等のリスク2,615字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ①リスクの管理体制 当社グループにおいて、リスクとは、経営の目的の達成を阻害する潜在的な要因であると定義しております。 また、リスクを適切に管理することは、経営上極めて重要な課題であるとの認識のもと、当社グループはリスクマネジメント委員会を中心とするリスクマネジメント体制を整備しております。具体的には、当社グループのリスク管理に関する責任者である代表取締役 CEO 社長執行役員を委員長とし、委員長が任命した当社の執行役員・フェローを委員とする「リスクマネジメント委員会」にて、事業部門等で実施したリスクの評価や対応策を議論の上、リスクマネジメント計画やリスク施策の進捗管理を実施し、取締役会に報告を行っております。また、リスク統括部門として法務・コンプライアンス部内にリスクマネジメント部署を設置し、規則・ガイドラインの制定、教育研修およびモニタリングの実施等、グループ全体のリスク管理を統括し、事業の継続発展のために不可欠かつ全社的なリスクマネジメント体制の強化を図っております。 さらに、事業部門やコーポレート部門で定常的に発生するリスクへ迅速に対応するため、リスク事象が発生した場合に担当部門よりリスク統括部門へ迅速にリスク情報を提供する仕組みとなる「リスク一報制度」を運営し、緊急かつ重大な事象についてはリスクマネジメント委員や常勤監査等委員と情報共有し、対応を協議・検討しております。 なお、当社グループのリスクマネジメントに係るガバナンス体制図については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ共通 ①ガバナンス」に記載しております。 ②主要リスク リスクのうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある主要リスクについては、本委員会にてリスクを識別、分析、評価をして判断しております。具体的には各事業セグメントやグループ各社から挙げられたリスクを影響度、発生可能性、リスク管理の脆弱性(リスクが顕在化した場合にその影響をコントロールできているか)の評価軸からリスク軽減策を実施してもなお残存するリスクを数値化して定量的に分析を行い、その上で当社グループとして重要な影響を及ぼす可能性があるリスクを主要リスクとして特定しております。また、「サステナビリティ基本方針」に基づきマテリアリティを定めていることから、それらとの関連付けやコーポレート部門で認識したリスクについても追加の上、全社的に主要リスクへの対策を行っております。 ただし、次ページに記載したリスクは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクもあります。それらのリスク要因のいずれによっても、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があります。 また、中東情勢の緊迫化により、地政学的リスクの高まりは今後も続くものと予測されます。原材料価格等の高騰は、販売価格への転嫁に取り組むものの、既契約分への適用が一部困難なことを想定し、この影響額を一定程度業績に織り込んでおります。一方、サプライチェーンの混乱については、不透明感が継続しているものの、現時点においては、重大な影響には及ばないと想定しております。なお、中東情勢による状況の変化等により、今後連結業績への影響が見込まれる場合には速やかに開示いたします。 主要リスクとしては、以下のようなものがあります。 <主要リスク> リスク項目   マテリアリティ   認識しているリスク内容   主要な取り組み   残存するリスク サプライチェーン リスク   ともに生きる Our partnership   〇サプライチェーンの寸断・喪失による原材料供給の停止、遅延   ・調達先の多様化、複数購買の推進によるリスク低減 ・代替品の確保   ・地域紛争の長期化等に起因する原材料やエネルギー資源の供給途絶ならびに国際物流の混乱により、安定的な事業活動が困難となり、業績および財政状態に大幅な影響を及ぼすリスク 人材・労働リスク   ひとが輝く Our people   〇営業機会の損失 〇製造の技能承継困難による事業継続への影響 〇製品やサービスの品質低下 〇成長機会の逸失による業績目標達成への影響   ・アルムナイ採用、リファラル採用等の推進による採用機会の拡充 ・階層別教育、自律型学習制度の拡充 ・フィードバック面談等のエンゲージメント向上施策の実施   ・組織編制上の制約や事業上の機会の逸失による業績等への重要な影響 市場変動リスク   ともに生きる Our partnership   より良き企業に Our governance   〇主要原料の銅の価格変動 〇ポリエチレン等の石油化学製品の価格変動   ・為替変動に応じた製品単価の見直しと、コスト増加分の適正な価格転嫁   ・材料単価や外注製品の原価上昇により、製品採算が悪化し収益が低下するリスク ・円高進行により、海外向け販売における収益性が低下するリスク 自然災害リスク   ともに生きる Our partnership   より良き企業に Our governance   〇大規模な地震・台風・洪水等の自然災害等による製造拠点の操業停止や物流機能の麻痺等   ・BCP(事業継続計画)について、全社および関係部門への周知徹底を図るとともに、定期的な訓練を実施し、実効性確保   ・想定を超えた自然災害等により電力不足・物流の停滞等が生じ、社会インフラ機能そのものの低下が長期化する等、計画的な生産活動に大幅な制限が生じた場合の業績等への重要な影響 情報セキュリティ リスク   みらいを創る Our future   より良き企業に Our governance   〇サイバー攻撃、情報漏洩、システム障害による知的財産や顧客情報その他の機密情報の損失、レピュテーションの毀損   ・CSIRTの運営、モニタリング ・年2回の訓練を通したインシデント発生時の情報伝達体制の確認 ・サイバーセキュリティ保険の付保   ・未知の攻撃に晒された場合の機密情報の損失やレピュテーションの毀損 ・保険適用外の損失の発生
経営成績の分析 (MD&A)4,728字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は2,068億78百万円で、前連結会計年度末より40億92百万円減少しております。その内訳としては、流動資産の減少41億9百万円、固定資産の増加17百万円であります。流動資産の減少は、主に現金及び預金が減少したことによるものであります。固定資産の増加は、主に退職給付に係る資産が増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は1,008億65百万円で、前連結会計年度末より179億74百万円減少しております。その内訳としては、流動負債の減少269億83百万円、固定負債の増加90億9百万円であります。流動負債の減少は、主に短期借入金を返済したことによるものであります。固定負債の増加は、主に長期借入金が増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産の合計は1,060億12百万円で、前連結会計年度末より138億82百万円増加しております。これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益188億40百万円を計上したことによるものであります。 当連結会計年度末の有利子負債は400億18百万円となり前連結会計年度末より147億11百万円減少しました。自己資本比率は前連結会計年度比で7.9ポイント増の47.6%となりました。その結果、DEレシオは当連結会計年度末で40.7%となり、前連結会計年度比で24.7ポイントの減少となりました。 ②経営成績の状況 当社グループを取り巻く事業環境は、米国の通商政策の動向や金融政策の不透明性、資源価格の高騰、国際情勢の不安定化などを背景に、依然として先行き不透明な状況が継続しました。 国内の電力インフラ市場は、変電所の老朽化対応や送配電網強化に向けた継続的な投資が依然活発であることから、堅調に推移しました。建設関連市場は、人手不足や資材価格の高騰の影響がみられました。また、AI・半導体関連市場は、生成AIの急速な普及拡大や次世代技術開発への投資が継続しており、データセンター向けを中心に拡大しました。 このような事業環境のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、電力インフラおよび通信ケーブル事業が好調に推移したこと、また、2025年3月にグループ入りした㈱TOTOKUの業績が貢献し、さらには、銅価の高騰が売上高を押し上げたため、売上高2,777億36百万円(前年度比16.8%増)、営業利益273億20百万円(前年度比30.5%増)、経常利益261億30百万円(前年度比131.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益188億40百万円(前年度比65.3%増)となりました。 次にセグメントの状況をご説明いたします。 (エネルギー・インフラ事業) 電力インフラにおいては、変電設備の更新および送配電網の強靭化に向けた持続的投資が進む中、工事件数の増加や戦略製品SICONEX®の増産投資効果により、収益が拡大し利益率も改善しました。国内の建設関連は、人手不足や資材価格高騰の影響により、厳しい状況が続きましたが、下期に入り回復基調となりました。こうした環境のもと、各種原価低減策および生産性向上施策を着実に推進したこと、また銅価格高騰と適切な価格改定により収益は向上しました。 これらの結果、当事業における売上高は1,319億44百万円(前年度比2.4%増)、営業利益は204億32百万円(前年度比21.9%増)となりました。 (通信・コンポーネンツ事業) 通信ケーブル事業は、米国データセンターの活発な投資を背景に、戦略製品e-Ribbon®の需要が下期に大幅に拡大し業績に寄与しました。半導体事業は、生成AIの普及を背景とした半導体市況が好調に推移し、中国向けを含め売上高は増加しました。一方で、汎用巻線は需要低迷が続いたほか、ワイヤハーネスについては、中国市場の家電向けにおいて厳しい状況が続きました。 これらの結果、当事業における売上高は1,383億67百万円(前年度比35.3%増)、営業利益は69億25百万円(前年度比42.5%増)となりました。 (その他) 売上高は74億24百万円(前年度比10.0%増)、営業利益は13億1百万円(前年度比18.5%増)となりました。 (注) 上記の各セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高または振替高を含めておりません。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、106億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ85億45百万円減少しております。 営業活動によるキャッシュ・フローは税金等調整前当期純利益が計上された一方、売上債権が増加したこと等により162億30百万円の収入(前期比31億18百万円収入増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得による支出、投資有価証券の売却による収入等により24億82百万円の支出(前期比25億54百万円支出増)となり、フリーキャッシュ・フローは137億48百万円のプラスとなりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払等により223億48百万円の支出(前期比208億97百万円支出増)となりました。 ④生産、受注および販売の状況 当社および連結子会社の生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も含まれるため、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため、生産、受注および販売の状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて示しております。なお、主要な販売先については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 関連情報 3 主要な顧客ごとの情報」に記載のとおりであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。当該連結財務諸表の作成に当たっては、資産、負債、損益の計上金額ならびに関連する偶発資産および偶発債務の開示に影響する見積りを用いております。過去の実績や見積り時点で取得可能な情報に基づき、合理的と考えられる様々な要因を考慮し見積りを行っておりますが、当該見積りに基づく計上金額や開示額は実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 当社グループの連結会計年度における売上高は、銅価格の高騰および㈱TOTOKUのグループインによって、前年度比で増収となりました。営業利益については、原材料・エネルギーコストの上昇を、販売価格への転嫁や各種収益力改善の取り組みによりカバーし、電力インフラと通信・コンポーネンツ事業の収益改善によって前年度比で増益となりました。 ③経営成績に重要な影響を与える要因について 経営者の問題意識と今後の方針については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④経営戦略の現状と見通し 当社グループは、2026年2月に発表した中期経営計画「Transformation for Growth SWCC 2030」をマイルストーンに、2036年のありたい姿「グローバルに挑戦を続ける100年企業」に向けて「変革」と「成長」を続けてまいります。 中期経営計画の初年度となる2026年度は、成長事業と位置付けた電力インフラ、通信(海外)、半導体事業では事業の伸長に向け、ROIC経営2.0へと深化させる成長投資を積極的に展開いたします。電力インフラ市場は、電力網の強靱化や再生可能エネルギー関連が引き続き好調に推移すると見込まれます。また通信(海外)では生成AI市場の堅調な需要が継続、半導体市場もAI関連向け需要が拡大すると想定されます。施策としては、活況なAIデータセンター市場の急拡大を支える電力供給工事の工期短縮化に寄与する独自製品の採用拡大、戦略製品e-Ribbon®の増産、半導体需要拡大に伴う高付加価値製品群の拡販などを進めてまいります。一方、キャッシュ・カウ事業である建設関連市場では、底堅い需要が見通せるものの、働き方改革による工期の遅れや、資材価格高騰による建設計画の見直し等も懸念されます。そのため、建設関連事業においては徹底した効率化によりキャッシュ創出力の向上を図り、そのキャッシュを成長事業へ投下していきます。 中東情勢の緊迫化により、地政学的リスクの高まりは今後も続くものと予測されます。原材料価格等の高騰は、販売価格への転嫁に取り組むものの、既契約分への適用が一部困難なことを想定し、この影響額を一定程度業績に織り込んでおります。一方、サプライチェーンの混乱については、不透明感が継続しているものの、現時点においては、重大な影響には及ばないと想定しております。なお、中東情勢による状況の変化等により、今後連結業績への影響が見込まれる場合には速やかに開示いたします。 当社グループの次期連結業績およびROICの見通しは、売上高3,250億円、営業利益285億円、経常利益279億円、親会社株主に帰属する当期純利益185億円、ROIC13.8%を見込んでおります。 ⑤経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑥資本の財源および資金の流動性について 当社グループは、安定した財務基盤の強化に努めつつ、中長期的な将来の成長に向け、企業価値を高めていくために、今後成長が見込まれる戦略製品の増産投資等にキャッシュ・フローを重点的に振り向けてまいりました。これらの投資等のための所要資金は事業で創出されるキャッシュ・フローを充当することを主とし、金融情勢や最適な資本コストなどを考慮しながら、資金調達手段の多様化を図ってまいります。 また、資金の流動性を確保するために、金融機関とコミットメントラインを締結するとともに、急激な市況変動や非鉄金属相場の変動等に備えるため、手元資金は事業継続に必要な適正水準を維持する方針としております。 今後も引き続き、収益力強化および資本効率の向上を通じたキャッシュ創出力の維持・強化により企業価値向上を実現し、株主還元の充実をはかってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。