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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ビックカメラ

BIC CAMERA INC.3048 · Prime · 小売業

都市型大型家電量販店を首都圏中心に展開。ビックカメラ、コジマ、ソフマップの3ブランドで、家電・パソコン・中古品などを販売。

概要

ビックカメラは、東京都豊島区に本社を置く大手家電量販チェーンである。カメラ、テレビ、パソコン、スマートフォンなど幅広い家電・情報通信機器を扱い、首都圏の大型駅前店舗を強みとする。2025年8月期の連結売上高は9,745億円、営業利益303億円、純利益175億円。子会社にコジマ(139店舗)、ソフマップ(22店舗)を持ち、グループ全体で約300の販売拠点を展開。ポイントサービス「ビックポイント」とECサイトも主要な顧客基盤を形成する。

物品販売事業を中核とする3セグメント体制

ビックカメラグループは、物品販売事業、携帯電話販売代理店事業、放送事業の3セグメントで構成される。2025年8月期の連結売上高9,745億円のうち、物品販売事業が9,620億円(98.7%)を占め、経常利益は298億円。携帯電話販売代理店事業は子会社ラネットとTDモバイルが全国に242店舗を運営し、au、ソフトバンク、ドコモなど全キャリアのショップを展開。放送事業では日本BS放送がBSデジタル放送「BS11」を、豊島ケーブルネットワークがケーブルテレビを提供する。非連結子会社にはリサイクル事業を行うフューチャー・エコロジーがある。

首都圏大型店から郊外・専門店まで広がる店舗網

ビックカメラは「都市型」「駅前」「大型」を掲げ、北海道から鹿児島まで42店舗を展開。池袋本店を旗艦とし、有楽町店、新宿西口店、ラゾーナ川崎店などが代表的な存在。子会社コジマは「コジマ×ビックカメラ」ブランドで関東中心に139店舗、ソフマップは秋葉原など都市部で22店舗を運営する。さらに、中古スマートフォン専門のじゃんぱらが57店舗、酒類販売のビック酒販がビックカメラ店内に36店舗、寝具製造販売の生毛工房が15店舗を構える。多様なフォーマットで客層をカバーする。

ポイントとECが支える顧客基盤

1992年に導入したビックポイントカードは、グループ共通のポイントサービスとして顧客ロイヤルティを醸成。2003年に開設した「ビックカメラ.com」に加え、コジマネット、ソフマップ.comなど各社がECサイトを運営し、2025年8月期のEC売上は堅調に推移した。法人向け「法人専用ビックカメラ.com」も展開し、異業種連携を模索する。また、買取アプリ「ラクウル」を中核に据えたリユース事業を強化し、中古品の買取・販売で購買サイクルの循環を図る。これらの取り組みがグループ全体の売上成長を支える。

多角化事業としての携帯代理店とBS放送

携帯電話販売代理店事業では、ラネットとTDモバイルが2025年時点でauショップ37店舗、ソフトバンクショップ106店舗、ドコモショップ78店舗、ワイモバイル9店舗、UQモバイル3店舗、楽天モバイル9店舗の計242店舗を運営する。放送事業では、日本BS放送が2007年12月に「BS11」を開局し、BSデジタルハイビジョン放送を提供。2025年8月期の放送事業売上高は110億円、経常利益20億円。豊島ケーブルネットワークは地元密着型のケーブルテレビ事業を継続する。両セグメントはグループの収益多様化に寄与する。

業界の中での役割は家電量販店(小売業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,745億円
営業利益
303億円
営業利益率
3.1%
純利益
175億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01物品販売事業主力

カメラ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコン、携帯電話等の家電・情報通信機器から、ゲーム、時計、中古パソコン、メガネ、酒類、医薬品まで幅広い商品を店舗およびネット通販で販売。主力ブランド「ビックカメラ」は首都圏中心に大型店舗展開。コジマは関東中心に139店舗、ソフマップは秋葉原等で22店舗を運営。

主な製品・サービス4
家電製品
テレビ、レコーダー、オーディオ、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、季節家電、理美容家電など。
情報通信機器
パソコン本体・周辺機器、携帯電話、ゲーム機など。
中古品
中古パソコン、中古スマートフォン等の販売・買取(ソフマップ、じゃんぱら)。
その他商品
時計、スポーツ用品、玩具、メガネ・コンタクト、酒類・飲食物、医薬品・日用雑貨など。

02携帯電話販売代理店事業準主力

子会社ラネット、TDモバイルがau、ソフトバンク、ドコモ、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイルのショップを運営。全国に計242店舗展開。

主な製品・サービス1
携帯電話販売代理店サービス
各キャリアの携帯電話・スマートフォンの販売、契約手続き代行。

03放送事業副次

日本BS放送がBSデジタル放送、豊島ケーブルネットワークがケーブルテレビ放送を運営。

主な製品・サービス2
BSデジタル放送
BSデジタルハイビジョン放送によるテレビ番組の提供。
ケーブルテレビ放送
ケーブルテレビによる放送サービス。

製品と技術

テレビ・オーディオ・調理家電など家庭電化商品

ビックカメラが取り扱う家庭電化商品は、テレビ、レコーダー、オーディオといった音響映像機器から、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、調理家電、季節家電、理美容家電まで多岐にわたる。特に高級オーディオや大型テレビの専門的な品揃えが特徴で、各店舗に専任スタッフを配置。主力の池袋本店では広大な売場で実機を比較できる。2025年8月期の物品販売事業売上9,620億円のうち、家庭電化商品は情報通信機器と並ぶ主要カテゴリーである。

パソコン・スマートフォン・ゲーム機の情報通信機器

パソコン本体・周辺機器、携帯電話、ゲーム機が情報通信機器の柱。ビックカメラは最新のWindows PCやMac、スマートフォン全機種を取り揃え、ソフマップでは中古パソコン・スマホの買取販売も手掛ける。コジマの郊外店ではファミリー向けにパソコンやタブレットを展開。グループ全体で携帯電話販売代理店も運営し、キャリアショップで新機種の販売と契約手続きを代行する。これらの商品は売上高の大きな部分を占める。

中古パソコン・スマホの買取販売(ソフマップ・じゃんぱら)

ソフマップは秋葉原を中心に中古パソコン、中古スマートフォン、中古デジタル機器の販売・買取を専門に行う。22店舗を運営し、ビックカメラ店内にもコーナーを設置。一方、じゃんぱらは中古スマートフォン専門で57店舗を展開し、全国から買取を集める。両社とも買取アプリ「ラクウル」を活用し、オンラインでの査定・買取を強化している。リユース事業はグループ全体のサーキュラーエコノミー型モデルの中核に位置づけられる。

時計・メガネ・酒類・医薬品など生活関連商品

家電以外にも、時計、スポーツ用品、玩具、メガネ・コンタクト、酒類・飲食物、医薬品・日用雑貨を扱う。ビック酒販はビックカメラ店内でワインやウイスキーなどを販売し、2025年7月には「ビックカメラお酒屋 吉祥寺店」を単独路面店として開業。メガネ売場は主要店舗に設置され、コンタクトレンズの即日受け取りが可能。医薬品コーナーでは一般用医薬品やサプリメントも販売し、生活に密着した品揃えを追求する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

家電量販で国内大手、低採算が課題

家電量販店として国内では大手の一角を占め、売上高は2025年8月期に9745億円と規模で優位だが、営業利益率は3%前後と低く、同業のトライアルホールディングスやインターメスティックと比べても収益性が劣る。店舗網を生かした販売力を持つ一方、ネット通販の伸長や価格競争で利益が圧縮されている。ライバルであるまんだらけなどはニッチだが、ビックカメラは総合的に家電から日用品まで幅広く扱う。成長するには、高付加価値サービスやアフターサポートでの差別化が必要で、直近年の売上は増加傾向だが、営業利益率の改善が急務だ。

強み

  • 全国展開する店舗で、幅広い商品を品揃えし顧客接点が多い
  • 売上高は9000億円超で、業界内でトップクラスのスケールを持つ
  • 家電以外にゲームや書籍なども揃え、ワンストップショッピングを実現
  • ブランド認知度は高く、集客力はあるが収益化に課題

課題

  • 営業利益率が3%前後と低く、人件費や家賃などの固定費負担が大きい
  • ECサイトとの価格競争で、店舗販売の利益率が落ち込む
  • 大型店舗の維持コストが高く、閉店や縮小も進める必要がある

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がビックカメラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14681リゾートトラスト3,959億円18.5倍
27419ノジマ3,850億円10.0倍
38242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍
44922コーセーホールディングス3,483億円23.9倍
57867タカラトミー3,449億円28.0倍
63048ビックカメラ3,294億円15.3倍
78022美津濃3,265億円17.1倍
88282ケーズホールディングス3,205億円20.9倍
94927ポーラ・オルビスホールディングス3,162億円26.9倍
108111ゴールドウイン2,977億円11.9倍
119616共立メンテナンス2,941億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

カメラ専門店として池袋で創業した1980年

1980年11月、東京都豊島区に池袋店(後の池袋北口店)を開店し、カメラ等の物品販売事業を開始。同時期に東京カメラ流通協同組合(現連結子会社)を設立し、仕入・物流基盤を整えた。当時はカメラ専門の小売店としてスタートしたが、徐々に取り扱い品目を拡大。1989年12月には渋谷店(後の渋谷ハチ公口店)を開業し、首都圏での多店舗展開の第一歩を踏み出す。1991年4月には横浜西口店を開店し、神奈川県への進出を果たした。

池袋本店開業とビックポイント導入で業態転換した1992年

1992年9月、東京都豊島区に池袋本店を開店。大型店舗を旗艦とすることで、カメラ専門店から総合家電量販店への転換を図る。同年12月にはビックポイントカードを導入し、ポイントサービスを開始。このポイント制度は後にグループ共通の「ビックポイント」として発展し、顧客の囲い込みとリピート率向上に大きく寄与する。1993年2月には渋谷東口店を開店し、渋谷エリアでのプレゼンスを強化。

首都圏多店舗展開と全国進出を加速した1990年代後半

1996年3月、株式会社ビックカメラビルディング(後の東京計画)を設立し、不動産・広告事業をグループ化。1999年4月には福岡県福岡市に天神店(天神1号館)を開店し、初の九州進出。同年6月に新横浜店、2001年1月に立川店、5月になんば店、6月に有楽町店、7月に札幌店と、首都圏以外の大都市に次々と店舗を開設。2001年11月にはビック酒販を設立し、酒類販売事業に参入。これにより、カメラ・家電に加え、食品・日用品へと品揃えを広げた。

新宿西口・名古屋駅西など新拠点とEC開設の2000年代前半

2002年5月に新宿西口店、同年9月に池袋西口店を開店。2003年3月に天神新館(天神2号館)、11月に名古屋駅西店と大宮西口そごう店を開店し、主要駅前での大型店展開を続ける。2003年10月にはインターネットショッピングサイト「ビックカメラ.com」を開設し、EC事業に本格参入。2004年6月には豊島ケーブルネットワークへ出資し、放送事業に進出。2005年1月には本店所在地を現在の東京都豊島区高田に移転した。

ソフマップのグループ化と株式上場を果たした2005~2006年

2005年1月、株式会社ソフマップと資本業務提携契約を締結。ソフマップはパソコン・デジタル機器の販売と中古品買取に強みを持ち、ビックカメラグループの専門性を補完する。2006年2月にはソフマップの増資を引き受け子会社化。同年8月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高める。同月、藤沢店を開店、9月にはラゾーナ川崎店を開業。2006年10月には東松山商品センターを開設し、物流基盤を強化した。

中期経営計画Vision2029で1兆円超えを目指す現在

2024年10月、ビックカメラグループは2025年8月期から2029年8月期までの5カ年計画「ビックカメラグループ中期経営計画~Vision 2029~」を策定。売上高1兆1千億円、営業利益400億円、ROE10.5%を目標に掲げる。重点戦略として、店舗の進化、成長領域(EC・法人・インバウンド・リユース)への投資、従業員の挑戦を支援する制度拡充を打ち出す。2025年8月期には売上高9,745億円、営業利益303億円と過去最高を更新し、計画の達成に向けて順調な滑り出しを見せる。

年表33件を開く

1980年代

  • 1980年11月創業会社設立。東京都豊島区に池袋店(後、池袋北口店に店名変更)を開店し、カメラ等の物品販売事業を開始。
  • 1981年11月東京カメラ流通協同組合(現連結子会社)を設立。
  • 1989年12月東京都渋谷区に渋谷店(現渋谷ハチ公口店)を開店。

1990年代

  • 1991年4月神奈川県横浜市西区に横浜西口店を開店。
  • 1992年8月商号変更株式会社東京羽毛工房(1995年6月、株式会社生毛工房に商号変更。現連結子会社)を設立。
  • 1992年9月東京都豊島区に池袋本店を開店。
  • 1992年12月ビックポイントカードを導入し、ポイントサービスを開始。
  • 1993年2月東京都渋谷区に渋谷東口店を開店。
  • 1996年3月商号変更株式会社ビックカメラビルディング(2007年7月、株式会社東京計画に商号変更。現連結子会社)を設立。
  • 1999年4月福岡県福岡市中央区に天神店(現天神1号館)を開店。
  • 1999年6月神奈川県横浜市港北区に新横浜店を開店。
  • 1999年8月商号変更日本ビーエス放送企画株式会社(2007年2月、日本BS放送株式会社に商号変更。現連結子会社)を設立。2007年12月BSデジタルハイビジョン放送「チャンネル名:BS11(ビーエスイレブン)」を開始。2015年3月東京証券取引所市場第一部銘柄指定(現スタンダード市場)。

2000年代

  • 2001年1月東京都立川市に立川店を開店。
  • 2001年5月大阪府大阪市中央区になんば店を開店。
  • 2001年6月東京都千代田区に有楽町店を開店。
  • 2001年7月北海道札幌市中央区に札幌店を開店。
  • 2001年11月株式会社ビック酒販(現連結子会社)を設立。
  • 2002年5月東京都新宿区に新宿西口店を開店。
  • 2002年9月東京都豊島区に池袋西口店を開店。
  • 2003年3月福岡県福岡市中央区に天神新館(現天神2号館)を開店。
  • 2003年10月インターネットショッピングサイト「ビックカメラ.com」を開設。
  • 2003年11月愛知県名古屋市中村区に名古屋駅西店を開店。
  • 2003年11月埼玉県さいたま市大宮区に大宮西口そごう店を開店。
  • 2004年6月豊島ケーブルネットワーク株式会社(現連結子会社)へ出資、同社が子会社となる。
  • 2005年1月本店所在地を東京都豊島区西池袋から東京都豊島区高田に移転。
  • 2005年1月株式会社ソフマップと資本業務提携契約締結。
  • 2005年3月千葉県柏市に柏店を開店。
  • 2005年8月株式会社ビックカメラ(高崎)から営業(高崎東口店)を譲受。
  • 2006年2月株式会社ソフマップの増資引受により、同社が子会社となる。
  • 2006年8月神奈川県藤沢市に藤沢店を開店。
  • 2006年8月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年9月神奈川県川崎市幸区にラゾーナ川崎店を開店。
  • 2006年10月埼玉県東松山市に東松山商品センターを開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年8月期まで1兆1千億円
  • 営業利益2029年8月期まで400億円
  • ROE(自己資本当期純利益率)2029年8月期まで10.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サーキュラーエコノミー型事業モデルの構築

    消費者の変化に対応したグループ店舗網を中核に各社の強みを相互連携し、購買サイクル全体をカバーする新たな価値を提供するビジネスモデルの基盤を築く。

  2. 02

    消費者変化に対応した店舗・売場の進化

    選びやすく買いやすい売場作りとライフスタイル提案で顧客満足を高めるとともに、新業態店舗への挑戦を通じて消費者の変化に対応する。

  3. 03

    都市型・駅前店舗の開拓と既存店価値向上

    都市型やターミナル駅前店舗の新規出店を進めるとともに、既存店舗の収益力向上を図る。

  4. 04

    成長領域への取り組み加速

    EC事業での顧客体験価値向上によるリピーター増、法人事業での異業種連携、インバウンド需要対応、買取アプリ「ラクウル」活用による買取金額増加など、成長分野の施策を加速する。

  5. 05

    従業員の自主性と挑戦を後押しする制度改革

    挑戦を評価する制度や仕組みを拡充し、人事制度改革を継続するとともに、顧客満足向上に向けた業務プロセスの改善・改革に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,039人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は560万円で、9期前と比べて+20.2%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月8,123
2017年8月8,353
2018年8月8,554
2019年8月46634.211.28,742
2020年8月43634.410.89,024
2021年8月44035.111.49,466
2022年8月46836.512.29,699
2023年8月48336.512.310,200
2024年8月51637.112.811,588211
2025年8月56037.013.012,039252

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率79.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 17 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
池袋本店他14店舗 — 東京都407億円
物品販売 事業 — 株式会社コジマ(栃木県宇都宮市)235億円
BSデジタル放送事業 — 日本BS放送株式会社(東京都千代田区)6,689百万円
物品販売 事業 — 株式会社東京計画(東京都豊島区)4,437百万円
物品販売 事業 — 株式会社ソフマップ(東京都千代田区)4,192百万円
広島駅前店 — 広島県3,826百万円
物品販売 事業 — 株式会社ビックロジサービス(埼玉県戸田市)3,796百万円
物品販売 事業 — 株式会社ラネット(東京都豊島区)3,734百万円
ラゾーナ川崎店他5店舗 — 神奈川県3,678百万円
物品販売 事業 — 株式会社TDモバイル(東京都港区)2,913百万円
ほか20件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社WILBY
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社生毛工房
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ソフマップ
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社東京計画
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビック酒販
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビックデジタルファーム
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビックライフソリューション
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビックロジサービス
    埼玉県戸田市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ラネット
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    東京カメラ流通協同組合
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社じゃんぱら
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社TDモバイル
    東京都港区
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • 豊島ケーブルネットワーク株式会社東京都豊島区83%
  • 日本BS放送株式会社(注1,3)東京都千代田区61%
  • 株式会社コジマ(注1,3,4)栃木県宇都宮市51%
  • 株式会社ビックカメラ楽天(注)東京都豊島区51%
  • 楽天ビック株式会社東京都世田谷区49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は9,745億円営業利益303億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+24.2%。

売上高
+5.6%
9,745億円
営業利益
+24.2%
303億円
純利益
+25.9%
175億円
営業利益率
3.1%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高1.0兆円9,745億円
営業利益344億円303億円
純利益184億円175億円
1株あたり配当¥43¥43

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は2,770億円、営業利益は146億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+15.3%、営業利益は+55.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2,048351.74
2023年4Q2,031−17
2024年1Q2,105251.213
2024年2Q2,370733.143
2024年3Q2,402943.950
2024年4Q2,349522.233
2025年2Q4,7951493.190
2025年4Q4,9501543.185
2026年2Q5,0841873.7111
2026年3Q2,7701465.387

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は5,181億円から9,745億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.1%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月5,1816240
2013年8月8,05415324
2014年8月8,32724199
2015年8月7,95420468
2016年8月7,791231120
2017年8月7,906244135
2018年8月8,440292171
2019年8月8,940259140
2020年8月8,47914755
2021年8月8,34121688
2022年8月7,92420858
2023年8月8,15616629
2024年8月9,2262442672.6139
2025年8月9,7453033193.1175

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高9,745億円のうち、営業利益として残るのは303億円3.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は175億円、売上の1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%7,140億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.6%2,302億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.1%303億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
3.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
10.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが254億円、投資CFが−148億円で、差し引きのフリーCFは106億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は580億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月−4011719277468
2013年8月227−72−295155328
2014年8月328−46−351282260
2015年8月61−80−18−19223
2016年8月79−46−433251
2017年8月196−115−13281200
2018年8月261−126−115135220
2019年8月132−1142118258
2020年8月520−1575513631,172
2021年8月78−124−44−461,089
2022年8月253−181−26672895
2023年8月101−111−136−10751
2024年8月420−301−237119634
2025年8月254−148−160106580

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は4,925億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,118億円で、自己資本比率は34.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月3,8078812,92619.0
2013年8月3,4759172,55821.5
2014年8月3,2931,0712,22225.7
2015年8月3,2961,2082,08830.5
2016年8月3,3681,2912,07732.0
2017年8月3,5021,4562,04634.9
2018年8月3,6561,5582,09835.5
2019年8月4,0051,6332,37233.4
2020年8月4,7211,6983,02329.0
2021年8月4,5451,7952,75031.6
2022年8月4,5651,6912,87428.8
2023年8月4,4981,7642,73430.5
2024年8月4,7821,9322,85131.8
2025年8月4,9252,1182,80834.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
693億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,204億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,152億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,808億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中108位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中245位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.9%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,751で、1年前と比べて+12.5%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥1,751-2.5%1ヶ月+5.1%1年+12.5%時価総額3,294億円
過去52週の値幅
安値¥1,512高値¥1,886

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)16.3倍
PBR1.65倍
配当利回り2.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.8%と堅調に推移。25日線(1731.46円)を約3.4%上回り、75日線・200日線も上回る。52週高値1886円に対して8月21日終値1790円は約5.1%下と高値圏。出来高は8月20日に139万株、21日120万株と増加傾向。RSIは59.87で中立偏り強気。年初来+11.96%と緩やかな上昇。週足では年初来の高値圏で推移しており、高値更新を試す展開か。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは15.75倍と業界平均の40.19倍を大幅に下回り、PBRも1.69倍で平均3.06倍の約半分と割安感があります。一方、配当利回りは2.39%で平均12.61%を大きく下回っており、ROEは10.9%と良好です。業界平均と比べ収益性は高いものの、配当の伸び悩みが懸念されます。総合的に見てほぼ妥当な水準と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍39.6倍
PER (予想)16.3倍
PBR1.65倍2.44倍
ROE10.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、家電量販業界全体の競争激化や市場縮小の中で、独自のポイントサービスと専門性で収益を維持・拡大できるか。強気派は、オーディオやカメラなど高付加価値商品の販売とサービス強化で粗利率が改善し、通販や法人事業が成長の柱になるとみる。一方弱気派は、ECシフトによる販売競争の激化や、ポイント還元の負担が利益を圧迫、都市部店舗の固定費負担が重く、ネット通販との価格競争で苦戦すると懸念。既存店の客足とEC比率の動向が焦点。

プラスに働く材料7
  • 専門性の高い品揃え

    高級オーディオやカメラなど専門店並みの知識と在庫が他社との差別化に寄与

  • ポイントサービスの強み

    ビックポイントの会員基盤が顧客の囲い込みとリピート販売に貢献

  • 通販・法人の成長

    EC売上や法人営業が拡大しており、店舗依存からの脱却を図る

  • 訪日客の免税売上が拡大継続影響

    売上高9,745億円と前期比5.6%増、訪日消費が寄与。

  • ネット通販とアプリ販売が好調2026年Q2影響

    営業利益303億円(前期比24%増)、通販比率が上昇。

  • 営業利益率が2.6%→3.1%へ改善継続影響

    2025年8月期の営業利益率3.11%は前期の2.64%から改善。

  • カメラ・PCの買い替え需要回復通年影響

    純利益175億円と増益、高額品中心に販売回復。

マイナスに働く材料7
  • EC勢との競争

    アマゾン等のオンライン小売が価格競争を主導し、実店舗の販売シェアが低下

  • ポイント還元負担

    高還元率の維持が原資となり、利益率を圧迫する可能性

  • 都市部のコスト高

    都市部の家賃・人件費が高止まりし、収益性の改善が遅れる

  • 予想PER15.9倍は来期減益を示唆決算発表後影響

    現在PER14.97倍から予想PER15.9倍へ上昇、減益予想。

  • EC大手との競争で価格が下落継続影響

    営業利益率3.11%は業界でも低く、競争厳しい。

  • 節約志向で高額家電が伸び悩む2026年上期影響

    売上高の伸び率は5.6%に留まり、高額品販売が軟調。

  • 円安進行で輸入コストが増加金融政策次第影響

    家電製品の仕入れ価格上昇が利益率3.11%を圧迫。

次の決算で確かめる点
EC売上高比率
オンライン販売の伸びが業界競争下での成長の鍵を握る
既存店売上高
店舗の集客力と需要動向を測る基本的な指標
ポイント関連費用
ポイント経済圏の維持コストが利益に与える影響を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり43で、前期から+24.2%いまの株価に対する利回りは2.46%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥43
1株あたり
配当利回り
2.46%
いまの株価に対して
配当性向
64.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月1226.2
2017年8月120.022.1
2018年8月2066.730.3
2019年8月200.048.7
2020年8月13−35.0
2021年8月1515.4194.3
2022年8月150.0126.6
2023年8月150.0
2024年8月33120.092.0
2025年8月4124.264.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥43

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ315,534人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.7%を占め、残る48.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他37.641.242.144.340.841.6
金融機関43.542.843.140.841.641.2
事業法人11.710.810.810.710.610.5
自己株式6.56.59.09.09.09.0
外国法人6.24.73.53.66.16.2
証券会社1.00.40.50.50.80.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01管理信託(A001)受託者 株式会社SMBC信託銀行8.34
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.69
03みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託07000266.73
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.65
05株式会社ラ・ホールディングス5.10
06三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲1号)4.58
07野村信託銀行株式会社(信託口2052152)3.99
08株式会社TBSテレビ3.25
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(リテール信託口820079254)2.47
10野村信託銀行株式会社(信託口2052116)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+338%、1株純資産は14期で+133%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月234225.616.8845.1
2013年8月144353.330.153.8
2014年8月5749312.416.626.9
2015年8月395537.329.921.4
2016年8月6659311.512.426.2
2017年8月7467211.717.622.1
2018年8月9472813.615.930.3
2019年8月7976110.613.348.7
2020年8月317794.037.9
2021年8月508176.221.5194.3
2022年8月337684.234.3126.6
2023年8月178012.263.0
2024年8月818909.620.592.0
2025年8月10298310.915.564.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2025/8期の役員報酬は総額267百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
秋保徹代表取締役社長 社長執行役員5113,100
中川景樹取締役 専務執行役員 事業創造本部長516,700
溝口貴治取締役 常務執行役員 ロジスティックス本部長514,800
根本奈智香取締役 執行役員 総務人事本部長514,700
安部徹取締役6517,100
田村英二取締役6665,200
中澤裕二取締役523,600
利光剛取締役542,300
徳田潔取締役721,300
中村勝取締役692,300
小笠原倫明取締役72500
大塚典子取締役(常勤監査等委員)601,600
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢保有株数
岸本裕紀子取締役(監査等委員)7216,200
砂山晃一取締役(監査等委員)682,200
南繁芳取締役(監査等委員)72200
佐藤佑太執行役員経営企画本部長兼経営企画部長
中西敏広執行役員営業本部担当部長
矢﨑信雅執行役員商品本部長
儘田雅樹執行役員営業本部長
松浦竜生執行役員営業部長
畑中英治執行役員EC事業部長
苧谷秀信執行役員グループ内部統制統括部長兼リスク管理室長
齊藤徳執行役員情報システム部長兼店舗BPR支援室長
伊奈和也執行役員人事部長
川崎義勝執行役員第1営業ブロックマネージャー
小堺絢介執行役員経営企画部担当部長

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6881132220134
社外取締役852527
取締役(社内)1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,438字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社23社及び関連会社3社で構成され、カメラ、テレビ、レコーダー・ビデオカメラ、オーディオ等の音響映像商品、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、季節家電、理美容家電等の家庭電化商品、パソコン本体、パソコン周辺機器、携帯電話等の情報通信機器商品及びゲーム、時計、中古パソコン、スポーツ用品、玩具、メガネ・コンタクト、酒類・飲食物、医薬品・日用雑貨等のその他の商品の物品販売を主な事業としております。 店舗展開につきましては、当社は「ビックカメラ」のブランドで首都圏を主な経営基盤として、北は北海道から南は鹿児島まで主として「都市型」×「駅前」×「大型」の42店舗を、株式会社コジマは「コジマ×ビックカメラ」等のブランドで関東地方を主な経営基盤として北は北海道から南は沖縄まで139店舗を展開しております。また、パソコンを中心に広くデジタル機器の販売・サービスと中古パソコン等の販売・買取を行っている株式会社ソフマップは、主として秋葉原地域等の都市部及びビックカメラ店舗内に「ソフマップ」等のブランドで22店舗展開しております。 その他、携帯電話販売代理店の運営を行っている株式会社ラネット及び株式会社TDモバイルは、関東・東海・関西地方を中心に合わせてauショップ37店舗、ソフトバンクショップ106店舗、ドコモショップ78店舗、ワイモバイルショップ9店舗、UQモバイルショップ3店舗、楽天モバイルショップ9店舗を、中古スマートフォン等の販売・買取を行っている株式会社じゃんぱらは、「じゃんぱら」のブランドで北は北海道から南は鹿児島まで57店舗を、酒類・飲食物を販売している株式会社ビック酒販は、主としてビックカメラ主要店舗内に36店舗を、寝具の製造販売を行っている株式会社生毛工房は、ビックカメラ主要店舗内に15店舗を展開しております。 また、インターネット通販では、当社は「ビックカメラ.com」「法人専用ビックカメラ.com」「ビックカメラ JRE MALL店」を、株式会社コジマは「コジマネット」「コジマ楽天市場店」「コジマYahoo!店」「Amazonコジマ店」「コジマ au PAY マーケット店」「コジマ dショッピング店」「コジマQoo10店」を、株式会社ソフマップは「ソフマップ.com」「アキバ☆ソフマップ」「ソフマップ楽天市場店」「ソフマップ デジタルコレクション楽天市場店」「Amazonソフマップ店」「ソフマップYahoo!店」等を、株式会社ビックカメラ楽天は「楽天ビック」を展開しております。 なお、株式会社東京計画は広告代理店として当社の電波広告の取り扱いを、株式会社ビックロジサービスは当社グループ販売商品の配送・管理等の物流業務を、株式会社WILBYは当社Web掲載記事の作成等を、東京カメラ流通協同組合は当社に資金の貸付を行っております。 物品販売事業以外につきましては、日本BS放送株式会社がBSデジタルハイビジョン放送によるBSデジタル放送事業を、豊島ケーブルネットワーク株式会社がケーブルテレビによる放送事業を行っております。 その他、非連結子会社におきましては、株式会社フューチャー・エコロジーがリサイクル事業を行っております。 当社グループ事業系統図は次のとおりであります。 (注) 上記系統図以外に、連結子会社2社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社7社、持分法非適用関連会社1社があります。
経営方針・対処すべき課題1,930字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、パーパスである「“お客様喜ばせ業”をつなぎ、期待を超える」を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、グループ企業価値の最大化のための経営目標として、2029年8月期の数値目標について売上高1兆1千億円、営業利益 400億円、ROE(自己資本当期純利益率)10.5%としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、上記のパーパスの実現及び経営指標の達成に向け、2024年10月に2025年8月期から2029年8月期までの5年間を計画期間とする「ビックカメラグループ中期経営計画~Vision 2029~」を策定・公表いたしました。 当中期経営計画は「個社の特長・強みを伸ばすグループ経営の実現」をコンセプトに、消費者の変化に対応したグループ店舗網を中核とし各社の強みを相互連携することで、お客様の購買サイクルを網羅した新たな価値を提供する“サーキュラーエコノミー型事業モデル”の基盤構築をビジョンに掲げております。 こうした取り組みを通じて、店舗を事業の中核と据えながらも、様々な購買プロセスでお客様との接点を増やすとともに、社会の変化やお客様ニーズ、購買行動の変化に柔軟に対応し、より利便性の高いサービスを提供することで、買替需要の創出、顧客基盤の拡充に繋げ、更には環境問題やデジタルデバイドなどの社会課題にも取り組んでまいります。 また、当中期経営計画を策定するにあたり、当社を取り巻く外部環境認識についてまとめた「ビックカメラグループを取り巻く環境変化に対する認識」及び「基本方針に基づく中期経営計画の重点戦略」は、以下のとおりであります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2026年8月期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクに留意が必要です。加えて、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響などが、景気を下押しするリスクとなっております。また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があります。 こうした環境下にあって当社グループにおいては、経営戦略として「顧客基盤の拡充と経営基盤の強化」を掲げ、その実現に向け、「消費者の変化に対応した店舗・売場への進化」、「「都市型」・「ターミナル駅前」店舗の新規開拓、既存店舗の価値向上」、「成長領域への取組」及び「従業員一人ひとりの自主性と挑戦を後押しする制度と環境への進化」等を主な施策として取り組んでまいります。 ① 消費者の変化に対応した店舗・売場への進化 選びやすい、買いやすい売場作りを推進し、ライフスタイルを提案することによって、お客様に「いいなあ」、「欲しい」と感じて頂くとともに、過去の成功体験に縛られない新業態店舗への挑戦をすることにより、消費者の変化に対応した店舗・売場への進化を目指します。 ② 「都市型」・「ターミナル駅前」店舗の新規開拓、既存店舗の価値向上 「都市型」・「ターミナル駅前」店舗の新規開拓を推進するとともに、既存店舗の価値向上を図ってまいります。 ③ 成長領域への取組 EC事業においては、徹底的な顧客体験価値の向上によるリピーター大幅増を図り、法人事業では、飛躍的・加速度的成長を見据えたお取引先様、異業種との連携を検討するとともに、インバウンドにおいては、多様な訪日客のニーズに対応した商品選定と店舗・売場作りを推進し、買取・リユース事業では、買取アプリ ラクウル活用を中核に据えることにより買取金額を大幅に増やす等、各成長領域の取り組みを加速化してまいります。 ④ 従業員一人ひとりの自主性と挑戦を後押しする制度と環境への進化 挑戦をたたえる制度・仕組みの拡充を図り、人事制度改革を継続するとともに、お客様喜ばせ業の体現に向けた業務プロセスの改善・改革に努めてまいります。 店舗展開につきましては、当社において年1店舗程度、株式会社コジマにおいて年数店舗の新規出店に取り組むことにより、都市型と郊外型の補完関係を強化してまいります。 なお、当社は、当社が定める役職員行動基準に基づき、役員及び従業員への定期的な研修、取引関係者様へのアンケートを通じた法令順守の状況のチェックなどを行い、全社的なコンプライアンス体制を強化することで法令順守に努めてまいります。
事業等のリスク3,921字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は、グループ全体のリスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理基本方針」及び「リスク管理規程」において定め、その基本方針及び管理体制に基づき、総務法務部門を管掌する取締役を委員長として代表取締役社長の出席の下開催されるリスク管理委員会で、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 また、不測の事態が発生したときは、「危機管理規程」に基づき、代表取締役社長を長とする緊急対策本部を設置し迅速な対応を行うことにより、損害の拡大を防止し、これを最小限に止める体制を整えております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当社は2025年2月28日に公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法に基づく勧告(以下「本勧告」という。)を受けました。当社は、本勧告を厳粛に受け止めており、役員及び従業員への定期的な研修、取引関係者様へのアンケートを通じた法令遵守状況のチェックなど再発防止及び全社的なコンプライアンス体制を強化する改善措置を実施しております。 (1)出店政策について ① 新規出店 当社グループは、集客力の高い主要ターミナル駅前及び幹線道路を中心として、採算性を重視した上で積極的な店舗展開を行っていく方針ですが、対象地域の商圏人口や将来性、乗降客数等に加え、物件そのものの規模、立地、競合条件や出店条件等を総合的に勘案の上、慎重に検討する必要があることから、諸条件を満たす物件が確保できず、出店計画に変更、延期等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 ② 出店地域 2025年8月31日現在、当社グループは、当社が42店舗、株式会社コジマが139店舗、株式会社ソフマップが22店舗、合計203店舗を展開しておりますが、店舗は首都圏を中心に関東地方に出店が集中しております。そのため、当該地域において地震等の大災害やその他の不測の事態が発生し、店舗運営に支障が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 ③ 賃借物件への依存 2025年8月31日現在、当社グループが展開する203店舗のうち186店舗がグループ外の賃貸人からの賃借物件となっております。これは資産の固定化を回避するとともに、機動的な出退店を可能にするためのものであります。しかしながら、賃借物件の場合には、賃貸人側の事由により対象物件の継続使用が困難となる場合に加え、賃貸人が破綻等の状態に陥った場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 ④ 固定資産の減損会計 店舗の収益性の低下や保有資産の市場価格が著しく下落したこと等に伴い減損処理が必要となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。その内容については「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)季節的要因について 当社グループが販売している商品のうちの家庭電化商品の中には、冷暖房器具等のいわゆる季節商品があるため、冷夏や暖冬等の異常気象により季節商品の需要が著しく低下した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (3)競合について 当社グループでは、価格競争力のみならず、品揃えやサービス、また人材育成の強化により、他社との差別化に努めておりますが、同業他社との競争が更に激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (4)法的規制について ① 業界関連の法的規制に係るもの 当社グループでは、「大規模小売店舗立地法」(大店立地法)、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)やそれに基づく「大規模小売業者による納入業者との取引における特定の不公正な取引方法」(大規模小売業告示)による規制、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)、「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)、「特定家庭用機器再商品化法」(家電リサイクル法)、「古物営業法」等をはじめ様々な規制を受ける事業を行っております。新たな法令の制定や規制の強化、規制当局による措置等が行われた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。また、法令遵守に努めておりますが、これらに違反する事由が生じ、事業活動が制限された場合、当社グループの社会的信用の低下を招き財政状態及び経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。 ② その他 消費税率の引上げを含む今後の税制改正や社会保障制度の見直し等の動向によっては、個人消費の冷え込みによる売上高の減少や制度変更への対応に伴う費用負担が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (5)個人情報保護の取り扱いについて 当社グループは、ポイントカードシステムの運用及びインターネット通販を行っていることに加え、各種伝票等の個人情報を保有しております。そのため当社グループでは、社内規程の整備・運用や、セキュリティシステムの構築と運用強化により、個人情報の保護管理に万全を期しており、当社、株式会社コジマ、株式会社ソフマップ、株式会社ラネット、株式会社TDモバイル、株式会社じゃんぱら及び豊島ケーブルネットワーク株式会社の7社において、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)による「プライバシーマーク」を取得しております。また、2016年1月から開始されたマイナンバー制度及び2022年4月に改正された「個人情報保護法」に対応して法律及びガイドライン等に適合すべく社内規程の整備、安全管理措置の実施等を行っております。しかしながら、不測の事態により万が一個人情報が漏洩するような事態となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (6)システムの運用・管理について 顧客情報等の保護及び情報システム、情報通信ネットワークの安全性及び信頼性を確保するため、セキュリティ委員会を設置し、情報セキュリティ及びサイバーセキュリティの強化に万全を期しております。しかしながら、大規模な自然災害、ランサムウェア攻撃等のサイバー攻撃等により、重要情報の漏えいやデータの破壊・改ざん、情報システムの障害等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 特に、近年深刻な事件が多数発生している、ランサムウェア攻撃による大規模なシステム障害が生じた場合には、下記のリスクがあります。 業務停止リスクとして、物流・受発注・請求業務の停止により、顧客対応・売上・在庫管理への支障が生じる可能性があります。 情報漏洩リスクとして、社内端末・ファイルサーバーへの不正アクセスによる個人情報・機密情報の漏洩懸念が生じる可能性があります。 経営リスクとして、決算発表の遅延、株主対応、ブランド毀損などが生じる可能性があります。 法令遵守リスクとして、個人情報保護法、サイバーセキュリティ関連法令に抵触する可能性があります。 (7)自然災害・感染症等 台風、水害、地震等の自然災害や事故、新型コロナウイルス感染症のような感染症の拡大により、店舗設備等の復旧費用や店舗の臨時休業・営業時間短縮、商品配送への支障等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (8)業界特有の取引慣行について 当社グループで販売している商品については、各仕入先との契約により仕入実績等に対して仕入割戻を収受しているものがあります。今後仕入実績等の変動や、取引条件の変更等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループといたしましては、各仕入先と良好な関係を築き、安定した仕入の量を確保し販売実績を残すため、新製品の垂直立ち上げ等、様々な販売施策を各仕入先の協力の下企画実践しております。 (9)商品仕入及び在庫管理について 当社グループの業績にとって、顧客ニーズに最適な商品を適切な数量と適正な価格で仕入れることができる体制を、常に整えておくことが重要ですが、取引先との関係変化、世界的な資源不足や部材不足等により商品の供給が不安定又は困難となった場合には、商品仕入に支障を及ぼし、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 また、異常気象や天候不順等により、当社グループの想定を上回る需要の変化があった場合には、計画通りに販売が進まず在庫が過剰となり、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,352字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復しております。雇用情勢は改善の動きがみられ、個人消費は持ち直しの動きがみられます。企業収益は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられる中で、改善に足踏みがみられます。 当家電小売業界における売上は、テレビ等が低調に推移いたしましたが、スマートフォン等が好調、エアコンや調理家電等が堅調であったため、総じて堅調に推移いたしました。 こうした状況下にあって、「“お客様喜ばせ業”をつなぎ、期待を超える」と定めたパーパスのもと、経営戦略として「顧客基盤の拡充と経営基盤の強化」を掲げ、その実現に向け、「信頼とワクワク感のあるビックカメラらしい店舗の確立によるリピート率の向上」、「グループアセットを活用した新たな顧客囲い込みの実現」、「成長領域への取組強化」及び「経営インフラの強靭化」等を主な施策として取り組んでおります。 また、当社グループでは、2024年10月に2025年8月期から2029年8月期までの5年間を計画期間とする「ビックカメラグループ中期経営計画~Vision 2029~」を策定・公表いたしました。グループ企業価値の最大化のための経営目標として、2029年8月期の数値目標について売上高1兆1千億円、営業利益 400億円、ROE(自己資本当期純利益率)10.5%としております。 店舗展開におきましては、グループ会社の株式会社コジマが、2025年4月26日に「コジマ×ビックカメラ コーナン田無店」(東京都西東京市)など2店舗を開店したほか、同年10月8日に「コジマ×ビックカメラ イオンモール仙台上杉店」(宮城県仙台市)を開店いたしました。また、株式会社ビック酒販が、2025年7月24日に「HELLO, LIQUOR LOVER'S WORLD!~酒好きの世界へようこそ~」をコンセプトとした、単独路面店として初の新規出店となる「ビックカメラお酒屋 吉祥寺店」(東京都武蔵野市)を開店いたしました。 なお、当社は、企業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、企業価値の向上と持続的成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しております。「環境に配慮した取り組み」では、温室効果ガス排出量を2030年までに2014年度比62%削減することを目標とし、「人的資本経営の取り組み」では、9年連続の賃上げ実施、ワークエンゲージメント向上、2025年3月に策定したカスタマーハラスメント基本方針等を通じて、従業員の働きがいと働きやすさの両立を図っております。こうした取り組みが評価され、2018年の「プラチナくるみん」認定以降、各種認定を継続して取得しております。2025年には、「スポーツエールカンパニー(ブロンズ認定)」のほか、「健康経営優良法人(ホワイト500)」に3年連続6回目の認定を受け、「えるぼし認定(3段階目)」を初めて取得するなどの成果を挙げました。 さらに、2025年6月には、ESG投資の代表的な指標である「FTSE4Good Developed Index」「FTSE4Good Japan Index」「FTSE Blossom Japan Index」に初めて選定され、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」には3年連続で選定されております。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 142億83百万円増加(前年同期比 3.0%増)し、4,925億31百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 43億4百万円減少(前年同期比 1.5%減)し、2,807億64百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 185億87百万円増加(前年同期比 9.6%増)し、2,117億67百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は 9,744億83百万円(前年同期比 5.6%増)、営業利益は 302億74百万円(前年同期比 24.1%増)、経常利益は 319億29百万円(前年同期比 19.7%増)、税金等調整前当期純利益は 298億62百万円(前年同期比 28.4%増)となりました。法人税等合計が 94億64百万円、非支配株主に帰属する当期純利益が 29億20百万円となったため、親会社株主に帰属する当期純利益は 174億76百万円(前年同期比 25.7%増)となり、売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて過去最高額を更新しております。ROE(自己資本当期純利益率)は 10.9%となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (物品販売事業) 売上高は、音響映像商品が低調に推移いたしましたが、情報通信機器が好調、家庭電化商品及び医薬品・日用雑貨等のその他の商品が堅調に推移いたしました。その結果、当セグメントの売上高は 9,620億40百万円(前年同期比 5.7%増)、経常利益は 298億42百万円(前年同期比 21.9%増)となりました。 (BSデジタル放送事業) 売上高は、配信事業等の放送外収入が増加した一方で、タイム収入及びスポット収入が減少したことにより、低調に推移いたしました。その結果、当セグメントの売上高は 110億39百万円(前年同期比 2.8%減)、経常利益は 20億43百万円(前年同期比 1.4%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 54億11百万円減少し、当連結会計年度末には 579億84百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は 253億55百万円(前年同期は 419億94百万円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の増加 67億76百万円、法人税等の支払額 87億33百万円があったものの、税金等調整前当期純利益 298億62百万円、減価償却費 103億11百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は 147億72百万円(前年同期は 300億73百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入 80億円があったものの、定期預金の預入による支出 113億円、有形固定資産の取得による支出 51億98百万円、無形固定資産の取得による支出 50億2百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は 159億94百万円(前年同期は 236億59百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額 32億14百万円があったものの、長期借入金の純減少額(収入と支出の差額)109億20百万円、配当金の支払額 71億78百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 セグメント別売上高 セグメントの名称及び品目   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 売上高 (百万円)   構成比 (%)   前年同期比増減率 (%) 音響映像商品   カメラ   32,616   3.3   1.2 テレビ   35,137   3.6   △2.1 レコーダー・ビデオカメラ   10,442   1.1   5.3 オーディオ   9,421   1.0   △6.5 その他   31,305   3.2   1.1 小計   118,923   12.2   △0.1 家庭電化商品   冷蔵庫   37,321   3.8   △2.0 洗濯機   40,668   4.2   0.0 調理家電   33,332   3.4   1.7 季節家電   56,314   5.8   3.2 理美容家電   48,145   5.0   0.6 その他   44,971   4.6   2.6 小計   260,753   26.8   1.1 情報通信機器 商品   パソコン本体   59,329   6.1   3.5 パソコン周辺機器   29,804   3.1   12.5 携帯電話   216,464   22.2   14.2 その他   56,913   5.8   5.7 小計   362,512   37.2   10.8 その他の商品   ゲーム   40,727   4.2   △2.0 時計   15,370   1.6   4.2 中古パソコン等   33,348   3.4   6.5 スポーツ用品   10,978   1.1   1.6 玩具   17,559   1.8   4.2 メガネ・コンタクト   5,005   0.5   △0.2 酒類・飲食物   8,436   0.9   9,3 医薬品・日用雑貨   17,664   1.8   17.7 その他   70,697   7.2   12.9 小計   219,788   22.5   6.9 物品販売事業   961,978   98.7   5.7 BSデジタル放送事業   10,971   1.1   △2.9 その他の事業   1,533   0.2   △3.0 合計   974,483   100.0   5.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りがなされ、資産の評価、引当金の計上等の数値に反映されております。これらの見積りにつきましては、必要に応じて見直しを行っておりますが、不確実性があるため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 142億83百万円増加(前年同期比 3.0%増)し、4,925億31百万円となりました。主な要因は、繰延税金資産の減少 44億42百万円があったものの、売掛金の増加 67億76百万円、商品及び製品の増加 56億98百万円、投資有価証券の増加 71億73百万円によるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 43億4百万円減少(前年同期比 1.5%減)し、2,807億64百万円となりました。主な要因は、短期借入金の増加 32億14百万円があったものの、1年内返済予定の長期借入金の減少 84億円によるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 185億87百万円増加(前年同期比 9.6%増)し、2,117億67百万円となりました。主な要因は、剰余金の配当(純資産の減少)71億90百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上(純資産の増加)174億76百万円、その他有価証券評価差額金の増加(純資産の増加)41億79百万円によるものであります。 2) 経営成績 当連結会計年度における経営成績の概要については、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。連結損益計算書の主要項目ごとの前連結会計年度との主な増減要因等は次のとおりであります。 (売上高・売上総利益) 当連結会計年度の売上高は 9,744億83百万円(前年同期比 5.6%増)となりました。これは、主に、音響映像商品が低調に推移いたしましたが、スマートフォン等の情報通信機器が好調、エアコン等の家庭電化商品及び医薬品・日用雑貨等のその他の商品が堅調に推移したことによるものであります。また、売上総利益は 2,605億11百万円(前年同期比 6.9%増)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。 (販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は 2,302億36百万円(前年同期比 5.0%増)となりました。これは、主に、売上高の増加に伴う変動費の増加や人件費増によるものであります。 その結果、営業利益は 302億74百万円(前年同期比 24.1%増)となりました。 また、営業外収益は受取手数料等の計上により 24億82百万円(前年同期比 17.3%減)、支払利息等の計上により営業外費用は8億27百万円(前年同期比 15.5%増)となりました。 以上の結果、経常利益は 319億29百万円(前年同期比 19.7%増)となりました。 (特別利益・特別損失・税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は固定資産売却益5百万円を計上したことにより5百万円(前年同期比 99.1%減)、特別損失は減損損失 14億11百万円を計上したこと等により 20億72百万円(前年同期比 48.0%減)となりました。 その結果、税金等調整前当期純利益は 298億62百万円(前年同期比 28.4%増)となりました。 (法人税等合計・非支配株主に帰属する当期純利益・親会社株主に帰属する当期純利益・包括利益) 当連結会計年度の法人税等合計は 94億64百万円、非支配株主に帰属する当期純利益が 29億20百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は 174億76百万円(前年同期比 25.7%増)、包括利益は 261億70百万円(前年同期比 24.5%増)となりました。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としましては、「出店政策」「季節的要因」等を事業等のリスクとしております。詳細につきましては「第2事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。 3) キャッシュ・フローの状況 主な内容は「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率   (%)   30.5   31.8   34.2 時価ベースの自己資本比率   (%)   41.2   59.6   55.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   (年)   12.3   2.5   3.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ   (倍)   43.4   126.4   40.3 自己資本比率 : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い ※ いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※ 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※ キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。 ※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金並びに店舗及びシステム開発等に係る設備投資によるものであります。当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達によっております。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高、営業利益及びROE(自己資本当期純利益率)を重要な経営指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高は 9,744億83百万円(前年同期比 5.6%増)、営業利益は 302億74百万円(前年同期比 24.1%増)、ROE(自己資本当期純利益率)は 10.9%(前年同期比 1.3ポイント改善)となりました。引き続きこれらの指標について、改善されるように取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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