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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

四国電力

Shikoku Electric Power Company, Incorporated9507 · Prime · 電気・ガス業

四国エリアの電力会社。電気事業を基盤に情報通信・エネルギー・建設など多角展開。

概要

四国電力は、四国4県(香川・愛媛・徳島・高知)を供給区域とする一般電気事業者である。伊方原子力発電所(愛媛県)を保有し、火力・水力・太陽光など多様な電源を組み合わせて電力を供給する。2025年3月期の連結売上高は8,514億円、従業員数は7,931人。本社は香川県高松市。電気事業を中核に、情報通信・エネルギー・建設エンジニアリングなどの非電気事業も展開する。

四国4県をカバーする地域独占の電気事業

四国電力は、四国4県(香川・愛媛・徳島・高知)を供給区域とする一般送配電事業者である。1951年の電気事業再編成により設立され、地域の電力需要を一手に担ってきた。2025年度の販売電力量は344億6百万kWhで、そのうち小売販売が228億94百万kWh、卸販売が115億12百万kWhである。料金収入は小売で4,912億円、卸で1,327億円。地域密着型の安定収益を特徴とするが、伊方原発の稼働状況や燃料費変動が業績に影響を与える。

伊方原発を含む多様な電源構成

四国電力の電源は、原子力・火力・水力・新エネルギー(太陽光など)で構成される。2025年度の自社発電電力量は、原子力60億42百万kWh(前年比105.6%)、水力16億33百万kWh(同75.5%)、火力86億77百万kWh(同91.5%)、新エネルギー等0.07億kWh(同160.3%)。他社受電も198億61百万kWhと大きく、全体の供給電力量は344億6百万kWhである。伊方発電所3号機の安全運転を継続しつつ、再生可能エネルギーの導入も進めている。

送配電事業の分離と体制変化

2020年4月、四国電力は一般送配電事業を吸収分割により四国電力送配電株式会社に承継した。これにより発電・販売事業と送配電事業は機能別に分離され、グループ内ではそれぞれ別セグメントとして管理される。2025年度の送配電事業売上高は2,305億円(前年比8.5%減)、経常利益は85億円(同67.3%減)。託送収益や需給調整収益の減少が影響した。一方、発電・販売事業は売上高6,301億円、経常利益348億円を計上する。

非電気事業の拡大:情報通信・エネルギー・建設

四国電力グループは、電気事業以外に情報通信、エネルギー、建設・エンジニアリング、製造・商事・不動産などの多角事業を展開する。情報通信事業では光通信サービス「ピカラ」を提供し、2025年度は売上高527億円(前年比4.7%増)、経常利益112億円(同6.3%増)と好調。エネルギー事業ではLPG・都市ガス販売を行い、売上高270億円。建設・エンジニアリング事業は売上高589億円、その他(製造・商事等)は422億円である。

グループ構成と連結子会社

2026年3月31日現在、四国電力グループは当社、連結子会社12社、非連結子会社23社、関連会社29社の計65社で構成される。主要な連結子会社には、四国電力送配電、四電エンジニアリング、四電ビジネス、坂出LNG、STNet、ケーブルテレビ徳島、ケーブルメディア四国などがある。子会社を通じて、発電所の運転保守、情報通信、LNG調達、不動産、運輸等多様な事業をカバーする。

業界の中での役割は電力会社(発電・送配電・小売)+多角化事業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,619億円
営業利益
678億円
営業利益率
8.9%
純利益
508億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電気事業主力

四国地域を供給エリアとする電力会社。火力・原子力・水力等による発電と、家庭・産業向けの電力販売を行う。

主な製品・サービス1
電力供給
発電所で生産した電気を家庭や企業に供給する。

02情報通信事業準主力

電力網を活用した光ファイバー通信サービス等を提供。

主な製品・サービス1
光通信サービス
電力会社の設備を利用した高速インターネット接続サービス。

03エネルギー事業準主力

LPG・都市ガス等の販売、電力以外のエネルギーソリューションを提供。

主な製品・サービス1
ガス販売
液化石油ガス(LPG)や都市ガスの供給。

04建設・エンジニアリング事業準主力

発電所や電気設備の建設・保守、土木工事等を請け負う。

05その他(製造・商事・不動産等)副次

電気機器製造、商事、不動産、運輸、研究開発等多様な事業を展開する。

製品と技術

伊方発電所:四国唯一の原子力電源

伊方発電所は愛媛県伊方町に位置する加圧水型軽水炉(PWR)の原子力発電所である。1号機(1977年運転開始、現在は廃炉)、2号機(1982年運転開始)、3号機(1994年運転開始)を有し、定格出力は3号機が89万kW。2025年度の発電実績は60億42百万kWhで、前年比5.6%増と安定稼働した。原子力は燃料費が低廉なベースロード電源として重要だが、安全規制の厳格化による長期停止リスクも抱える。

火力発電所群:阿南・西条・坂出・橘湾の4か所

四国電力は4つの火力発電所を運用する。阿南発電所(徳島県、1963年運転開始)は石炭・重油焚き、西条発電所(愛媛県、1965年)は石炭焚き、坂出発電所(香川県、1971年)は石炭・LNG焚き、橘湾発電所(徳島県、2000年)はLNG焚き。2025年度の火力発電量は86億77百万kWhで、全自社発電量の約46%を占める。老朽化に伴い、坂出発電所5号機の新設工事が進められている。

水力発電と新エネルギーへの取り組み

水力発電は四国電力の伝統的な再生可能エネルギー源であり、2025年度の発電量は16億33百万kWh(前年比24.5%減)となった。これは主に渇水の影響。新エネルギー等(太陽光など)はわずか0.07億kWhだが、同社は太陽光発電の開発を積極的に進めており、自社設備に加え、FIT制度を活用した事業者向け電源も取り扱う。また、水力・新エネ再掲の合計は78億65百万kWh(前年比9.6%増)と、再エネ全体では増加傾向にある。

光通信サービス「ピカラ」とデータセンター事業

情報通信事業の中核は、個人向け光ファイバー通信サービス「ピカラ」である。四国電力グループのSTNetが提供し、2025年度は加入者数増により売上高527億円(前年比4.7%増)と成長。法人向けデータセンター事業も拡大しており、高性能サーバー対応への進化やAI活用の新規分野開拓を計画している。情報通信事業の経常利益は112億円で、グループ全体の収益源として定着した。

エネルギー事業:LPG・都市ガス販売とLNG基地

エネルギー事業では、液化石油ガス(LPG)と都市ガスの販売を行う。2025年度の売上高は270億円(前年比1.7%増)だが、LNG販売利益の減少により経常利益は53億円(同4.3%減)。グループ会社の坂出LNGは、坂出発電所向けのLNG調達・気化設備を運営する。また、一般ガス事業者向けの卸売りも行い、四国エリアのガス供給インフラの一端を担う。

建設・エンジニアリング:発電所保守から土木工事まで

建設・エンジニアリング事業は、四電エンジニアリングを中心に、発電所・電気設備の建設・保守、土木工事、環境アセスメントなどを手掛ける。2025年度の売上高は589億円(前年比6.6%増)だが、請負工事の利益率低下により経常利益は51億円(同5.7%減)。グループ内の設備投資だけでなく、外部向け工事も受注し、四国地域の建設需要に対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

四国地盤の電力大手、再編の動き注視

同社は四国地方を供給区域とする電力会社で、地域独占的な事業基盤を持つ。電力業界では、新電力や再生可能エネルギー事業者が参入する中、同社は送配電網と発電設備を保有する既存大手として安定した供給力を強みとする。競合のグリムスやデジタルグリッド等は新電力やデジタル技術を活用したサービスで挑むが、同社は地盤の顧客基盤とインフラで優位に立つ。売上高は減少傾向にあり、営業利益率は10%前後から低下している。燃料価格の変動や需要減が課題で、原子力発電所の再稼働や再エネ拡大による収益改善が焦点となる。また、契約件数の維持や料金制度の見直しも必要である。

強み

  • 四国全域に送配電網を持ち、安定した電力供給と顧客基盤を確保。
  • 発電所や設備を所有し、新規参入者に対して規模と信頼で勝る。
  • 地元の自然資源を活用し、再生可能エネルギーの導入を推進。
  • 直近で10%超の利益率を達成し、収益力が業界内で比較的高い。

課題

  • 電力需要の低下や競争激化で売上が減り、収益維持に苦慮。
  • 火力発電の燃料価格上昇が収益を圧迫し、価格転嫁が課題。
  • 業界再編が進む中、独自路線か連携かで戦略の選択が迫られる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が四国電力

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19513電源開発7,609億円12.8倍
29506東北電力6,822億円8.0倍
33774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
49412スカパーJSAT5,954億円24.3倍
51662石油資源開発4,945億円9.2倍
69507四国電力4,225億円8.2倍
75805SWCC4,125億円21.0倍
89504中国電力3,955億円5.4倍
98174日本瓦斯3,424億円22.2倍
103048ビックカメラ3,294億円15.3倍
116622ダイヘン3,038億円20.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

電気事業再編成による1951年の設立

1951年5月、電気事業再編成令に基づき、四国配電株式会社および日本発送電株式会社から設備の出資・譲渡を受け、四国電力株式会社が設立された。同年12月には四国計器工業(現・四国計測工業)を設立し、グループ企業の基盤を整えた。1954年5月には東京証券取引所に株式を上場し、資金調達の道を開いた。設立当初は供給エリアの拡大と発電設備の増強が急務であった。

火力発電所の相次ぐ新設(1960年代~1970年代)

1963年7月に阿南発電所(徳島県、火力)が営業運転を開始。続いて1965年11月には西条発電所(愛媛県、火力)、1971年7月には坂出発電所(香川県、火力)が稼働した。これにより四国全域への安定電力供給体制が整った。また、1970年6月には四国企業から工務部の営業譲渡を受けて四電エンジニアリングを設立し、発電所の建設・保守能力をグループ内に確保した。

伊方原子力発電所の稼働開始(1977年)

1977年9月、伊方発電所(愛媛県伊方町)が営業運転を開始した。これは四国電力唯一の原子力発電所であり、以降、同社の電源構成の要となる。伊方原発は、その後増設を経て1~3号機が建設された。原子力発電は燃料費が安定する反面、定期検査や社会情勢による稼働率変動が経営の大きなリスク要因となった。2025年度には3号機が安定的に運転され、前年比105.6%の発電量を記録した。

情報通信事業への本格参入とグループ再編(1980年代~2000年代)

1984年7月、情報システム部門を分離し、四電情報ネットワークサービス(現STNet)を設立。2003年4月には複数のビジネス子会社を合併し四電ビジネスを発足。2004年6月には坂出LNGを設立し、液化天然ガスの調達・供給体制を強化。2006年9月にはケーブルテレビ徳島を、2007年12月にはケーブルメディア四国を子会社化し、情報通信事業の基盤を拡大した。

橘湾発電所の新設と火力電源の更新(2000年)

2000年6月、橘湾発電所(徳島県、火力)が営業運転を開始した。これは高効率の火力発電所であり、老朽化した既存火力の代替・補完を担う。四国電力はその後も火力電源の更新を進め、2025年度には坂出発電所5号機の新設に着手するなど、設備投資を継続している。橘湾発電所の稼働により、供給力の安定化と環境負荷低減が図られた。

電力システム改革と送配電分離(2019~2020年)

2019年4月、四国電力送配電株式会社を設立。2020年4月には一般送配電事業等を吸分割で同社に承継し、発電・小売と送配電を法的に分離した。これは2016年からの電力小売全面自由化に伴う一連の制度改革の一環である。分離後もグループとして一体運営を維持しつつ、送配電部門は中立性を確保。2025年度の送配電事業経常利益は85億円と前年から大きく減少した。

中期経営計画とカーボンニュートラル目標の策定(2024年~)

2024年9月、四国電力は「よんでんグループ中期経営計画2030」を策定。2030年度に経常利益650億円以上、ROE8%以上、ROIC3.5%以上を目標に掲げた。また、2050年カーボンニュートラル実現に向け、2030年度および2035年度のCO2削減目標を設定。コア事業である電気・情報通信の強化に加え、国際事業や脱炭素電力供給を挑戦領域と位置付けている。

2025年度決算:減収減益も過去最高益圏内

2025年度(2026年3月期)の連結売上高は7,618億円(前年度比10.5%減)、営業利益678億円(同23.8%減)、純利益508億円(同25.6%減)。減収減益となったが、純利益は過去2番目の水準。主因は燃料費調整額の減少や卸販売収入の減少。セグメント別では情報通信事業が増収増益(売上高527億円、経常利益112億円)と好調だった一方、送配電事業の利益が急減した。

年表18件を開く

1950年代

  • 1951年5月電気事業再編成令により、四国配電㈱および日本発送電㈱から設備の出資および譲渡を受け、四国電力㈱を設立
  • 1951年12月四国計器工業㈱(現・四国計測工業㈱)を設立(現・連結子会社)
  • 1954年5月上場東京証券取引所に株式を上場

1960年代

  • 1961年12月四国企業㈱(旧・四電産業㈱)を設立
  • 1963年7月阿南発電所(火力)を新設、営業運転開始
  • 1965年11月西条発電所(火力)を新設、営業運転開始

1970年代

  • 1970年6月四国企業㈱から工務部の営業譲渡を受けて、四電エンジニアリング㈱を設立(現・連結子会社)
  • 1971年7月坂出発電所(火力)を新設、営業運転開始
  • 1977年9月伊方発電所(原子力)を新設、営業運転開始

1980年代

  • 1984年7月四国電力㈱の情報システム部門を分離独立させ、㈱四電情報ネットワークサービス(現・㈱STNet)を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2000年6月橘湾発電所(火力)を新設、営業運転開始
  • 2003年4月M&A四電産業㈱と愛媛総合ビジネス㈱、徳島総合ビジネス㈱、高知総合ビジネス㈱が四電産業㈱を存続会社として合併し、四電ビジネス㈱に商号変更(現・連結子会社)
  • 2004年6月坂出LNG㈱を設立(現・連結子会社)
  • 2004年10月M&A㈱STNetと㈱ネットウェーブ四国が、㈱STNetを存続会社として合併
  • 2006年9月M&A株式取得により、ケーブルテレビ徳島㈱を子会社化(現・連結子会社)
  • 2007年12月M&A株式取得により、㈱ケーブルメディア四国を子会社化(現・連結子会社)

2010年代

  • 2019年4月四国電力送配電㈱を設立(現・連結子会社)

2020年代

  • 2020年4月四国電力㈱が営む一般送配電事業等を吸収分割により四国電力送配電㈱に承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,931人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は874万円で、9期前と比べて+13.2%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月8,169
2018年3月8,156
2019年3月77243.922.38,207
2020年3月77544.122.38,143
2021年3月77242.720.68,150
2022年3月77242.720.28,074
2023年3月76042.419.58,030
2024年3月76642.319.18,018
2025年3月81842.018.87,9621,119
2026年3月87442.018.57,931855

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率107.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 9 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社(香川県高松市)他 8事業所188,328億円
情報通信事業
本社(香川県高松市)他 4支社 16事業所134,201億円
送配電事業
本社 — 徳島県徳島市11,371億円
情報通信事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    四国電力送配電㈱
    香川県 高松市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STNet
    香川県 高松市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ケーブルメディア四国
    香川県 高松市
    議決権70.0%
  • 国内
    ケーブルテレビ徳島㈱
    徳島県 徳島市
    議決権75.6%
  • 国内
    四国計測工業㈱
    香川県 仲多度郡 多度津町
    議決権100.0%
  • 国内
    坂出LNG㈱
    香川県 坂出市
    議決権70.0%
  • 国内
    四電エンジニアリング㈱
    香川県 高松市
    議決権100.0%
  • 国内
    四電ビジネス㈱
    香川県 高松市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱四電工
    香川県 高松市
    議決権31.8%
  • 海外
    YN Energy Pty Ltd
    オーストラリア
    議決権50.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度四国矯正管区内矯正施設等で使用 する電気(高圧)
    法務省 · 2026-01-30
    1.8億円
  • 調達
    高松矯正管区内矯正施設等で使用する電気(高圧)
    法務省 · 2025-03-05
    1.7億円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎外3合同庁舎で使用する電力の調達
    財務省 · 2024-02-14
    1.5億円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎外3合同庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2025-02-14
    1.3億円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎で使用する電気
    国土交通省 · 2017-04-03
    1.2億円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎外3合同庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2026-02-24
    8,816万円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎外3合同庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2022-02-17
    8,780万円
  • 調達
    高松矯正管区内矯正施設等で使用する電気(高圧)
    法務省 · 2021-02-25
    8,683万円
  • 調達
    高松サンポート合同庁舎外3合同庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2021-02-18
    7,195万円
  • 調達
    令和7年度高松法務合同庁舎等で使用する電気の需給契約
    検察庁 · 2025-01-31
    7,046万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,619億円営業利益678億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.5%、利益が-23.9%。

売上高
-10.5%
7,619億円
営業利益
-23.9%
678億円
純利益
-25.6%
508億円
営業利益率
8.9%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,250億円7,619億円
営業利益370億円678億円
純利益300億円508億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,823億円、営業利益は235億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.7%、営業利益は+40.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,285−248
2024年1Q1,8111679.2118
2024年2Q2,19848822.2370
2024年3Q1,7721317.475
2024年4Q2,09342
2025年2Q4,18453612.8413
2025年4Q4,3303558.2270
2026年2Q3,84966317.2496
2026年4Q3,770150.412
2027年1Q1,82323512.9197

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5,618億円から7,619億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5,618−570−429
2014年3月6,363−17−33
2015年3月6,643245103
2016年3月6,540220111
2017年3月6,845159113
2018年3月7,318280197
四国電力送配電㈱を設立(現・連結子会社)
2019年3月7,373251170
2020年3月7,332280181
2021年3月7,1925230
2022年3月6,419−121−63
2023年3月8,332−225−229
2024年3月7,874801605
2025年3月8,51489191610.5683
2026年3月7,6196786798.9508

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,619億円のうち、営業利益として残るのは678億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は508億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金89.3%6,805億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金1.8%136億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%678億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.9pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが823億円、投資CFが−1,500億円で、差し引きのフリーCFは−677億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は786億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月158−662567−504144
2014年3月657−71727−60111
2015年3月1,002−552−256450305
2016年3月917−8853732374
2017年3月817−604−162213425
2018年3月1,235−820−318415522
2019年3月545−824145−279407
2020年3月1,073−9996374543
2021年3月523−893483−370654
2022年3月498−1,251823−753729
2023年3月361−916848−5551,059
2024年3月1,437−973−3424641,183
2025年3月1,298−929−2533691,301
2026年3月823−1,500154−677786

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,775億円で、自己資本比率は27.4%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.392,8521.1020.6
2014年3月1.402,8741.1120.6
2015年3月1.403,0091.1021.5
2016年3月1.402,8621.1220.4
2017年3月1.303,0391.0023.3
2018年3月1.333,1261.0223.5
2019年3月1.353,2121.0323.6
2020年3月1.373,2661.0523.6
2021年3月1.433,2801.1022.8
2022年3月1.503,1531.1920.8
2023年3月1.612,9831.3118.3
2024年3月1.633,6321.2722.1
2025年3月1.694,4081.2526.0
2026年3月1.734,7751.2627.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
786億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,964億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
425億円
在庫として抱えている分
負債合計
1.3兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE29社中11位あたり、逆に低いのは自己資本比率29社中19位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.4%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.5%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,036で、1年前と比べて+50.0%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥2,036-2.0%1ヶ月+18.6%1年+50.0%時価総額4,225億円
過去52週の値幅
安値¥1,314高値¥2,112.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.2倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR0.85倍
配当利回り2.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1889.5円と、前日比+1.91%で続伸。1ヶ月では+23.78%と大きく上昇し、25日線(1683.56円)を約12%上回ります。8月21日には52週高値1894.5円に接近し、ほぼ最高値圏で推移しています。RSIは81.17と買われ過ぎの領域で、短期的な過熱が意識されます。出来高は直近で100万株前後と高水準で、上値を追う展開が続いています。電気料金改定や業績改善の期待が株価を押し上げています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは7.64倍と業界平均の10.47倍を大幅に下回り、PBRも0.79倍と1倍を割り込む。配当利回りは2.91%で平均を上回り、ROEは11.1%と健全。ただし、今期予想PERは12.9倍に上昇見込みで、電気料金の値下げなど収益環境の逆風が懸念される。割安だが、将来の業績悪化リスクを考慮する必要がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.2倍10.3倍
PER (予想)13.9倍
PBR0.85倍1.08倍
ROE11.1%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、原子力発電所の稼働状況と、燃料費や電力需要の変動に対する収益の安定性である。強気派は、伊方原発の再稼働による発電コスト低減や、再エネ政策の追い風で収益が改善するとみる。一方、弱気派は、原発事故リスクや安全対策費の増加、電力自由化による競争激化を懸念する。電力販売量の減少も論点。

プラスに働く材料7
  • 原子力発電の再稼働

    伊方原発の稼働により燃料費が大幅に削減可能

  • 再生エネ拡大

    積極的な再エネ導入で環境規制に対応

  • 安定収益基盤

    地域密着型の需要で売上が安定

  • PBR0.72倍と1倍割れ、資本効率改善への期待不定影響

    PBR0.72倍・ROE11.1%は乖離が大きく、株主還元策など資本政策の変更が材料。

  • 配当利回り3.2%の高水準が下値を支える通年影響

    配当利回り3.2%はPBR0.72倍と合わせ、投資家の下限価格意識を形成する。

  • ROE11.1%に対しPER6.96倍と割安不定影響

    実績PER6.96倍はROE11.1%や純利益683億円(2025/3期)に対して低く、見直し余地。

  • 外国人保有比率15.99%と低位、買い増し余地不定影響

    外国人保有比率15.99%と低位で、海外資金流入による需給改善余地がある。

マイナスに働く材料7
  • 原発リスク

    事故や故障による長期停止のリスク

  • 燃料費変動

    原油・LNG価格高騰がコスト増に直結

  • 電力需要の減少

    人口減少や省エネで販売量が減少傾向

  • 2026年3月期は営業利益891→678億円へ減益通年影響

    営業利益は891億円から678億円、純利益は683億円から508億円へ当期減益が濃厚。

  • 営業利益率10.47%→8.9%へ収益力低下通年影響

    売上高も8514→7619億円と減少し、利益率と収益規模の両面で悪化する。

  • 売上高8514億円から7619億円へ減少通年影響

    2025/3期と比較し売上高が約895億円減る計画で、収益基盤が縮小する。

  • 株価は1年で34.8%上昇、利益確定売りリスク継続影響

    足元の株価上昇率は34.8%と高く、短期的な調整が入りやすい局面にある。

次の決算で確かめる点
原子力発電所稼働率
収益性に直結する発電コストの指標
電力販売量
地域需要の動向を反映
燃料費調整額
燃料費変動の影響を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは2.70%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
2.70%
いまの株価に対して
配当性向
29.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2050.5
2018年3月3050.043.3
2019年3月300.054.6
2020年3月300.042.9
2021年3月300.0
2022年3月300.0
2024年3月300.014.5
2025年3月4033.319.1
2026年3月5025.029.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ74,153人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.842.438.635.834.733.9
金融機関34.233.733.633.331.229.1
外国法人10.711.014.316.114.516.0
事業法人8.48.89.59.714.215.4
政府・自治体2.82.83.03.03.03.0
証券会社1.11.40.92.12.32.6
自己株式7.07.00.00.00.00.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)12.10
02株式会社伊予鉄グループ8.64
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.34
04住友共同電力株式会社3.40
05高知県3.00
06株式会社伊予銀行2.14
07株式会社百十四銀行2.13
08日本生命保険相互会社2.04
09明治安田生命保険相互会社1.93
10四国電力従業員持株会1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-21
    株式会社伊予鉄グループ
    変更報告
    10.17%
    +1.01pt
  • 2026-08-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.12%
    -1.06pt
  • 2026-08-17
    株式会社伊予鉄グループ
    新規の大量保有報告
    10.17%
    +1.01pt
  • 2026-07-21
    株式会社伊予鉄グループ
    新規の大量保有報告
    9.16%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+219%、1株純資産は14期で+68%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2081,384−14.0
2014年3月−161,394−1.1
2015年3月501,4603.629.544.4
2016年3月541,3883.827.967.6
2017年3月551,4743.922.250.5
2018年3月961,5176.413.243.3
2019年3月831,5505.416.354.6
2020年3月881,5785.69.742.9
2021年3月151,5830.959.0
2022年3月−301,521−2.0
2023年3月−1111,438−7.5
2024年3月2941,75318.44.114.5
2025年3月3322,13017.13.519.1
2026年3月2472,32211.17.129.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額427百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長井啓介取締役会長 代表取締役37,953
宮本喜弘取締役社長 社長執行役員 代表取締役28,221
白井久司取締役 副社長執行役員 事業開発室長、経理部・資材部・情報システム部担当 代表取締役24,277
川西德幸取締役 副社長執行役員 原子力本部長、土木建築部担当 代表取締役16,271
宮崎誠司取締役 常務執行役員 総合企画室長、再生可能エネルギー部・広報部担当9,739
杉ノ内謙三取締役 常務執行役員 総務部・立地環境部・人事労務部・総合健康開発センター担当8,712
大林伸二取締役 常務執行役員 営業推進本部長、東京支社担当9,584
石田英芳取締役 常務執行役員 火力本部長9,393
塩梅和彦取締役 監査等委員 監査等委員会委員長(常勤)12,404
香川亮平取締役 監査等委員8,639
髙畑富士子取締役 監査等委員7,355
大塚岩男取締役 監査等委員6,177
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
西山彰一取締役 監査等委員7,561
泉谷八千代取締役 監査等委員2,907

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8712924434543
社外取締役5494910
取締役(社内)2333317

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容177字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社12社、非連結子会社23社、関連会社29社の計65社で構成)は、電気事業のほか、情報通信事業、エネルギー事業、建設・エンジニアリング事業をはじめ、電気機器等の製造、商事・不動産・運輸・サービスおよび電気事業に関連する研究開発などの事業を行っており、その概要は次のとおりである。(2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題2,663字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものである。 (1) 基本方針 当社グループは、「地域と共に~地域の発展と、快適・安全・安心な暮らしに貢献します~」を存在意義に位置付けた上で、事業環境の変化を見据え「エネルギーとデジタルで未来を創造」を目指す姿として示し、グループ共通の願いである「しあわせのチカラになりたい。」をコーポレートメッセージに掲げ、グループとしての持続的な成長を目指していく。 (2) 経営環境および対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境においては、世界的な脱炭素化の流れを受け、低・脱炭素電気に対するニーズが高まっていることに加え、将来的には、AIの普及やDXの進展などにより、電力需要が増加する可能性が生じている。 当社グループは、こうした「脱炭素化」や「デジタル化」の進展に伴う新たなニーズや可能性をチャンスと捉え、これまで培ってきた強みを最大限に活用し、グループとしての更なる成長と地域の発展への貢献を目指すための指針として、「よんでんグループ中期経営計画2030」を昨年9月に取りまとめた。 本計画では、電気をはじめとするエネルギー事業と情報通信事業をグループの「コア事業」として位置付け、収益性の向上と事業規模拡大の両立を目指すことを掲げている。また、国際事業などの「拡張領域」はグループとして更なる成長を目指すポイントとして注力し、脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業は「挑戦領域」として、新たな事業の柱へと育成を進めていくこととしている。 足元では、エネルギー情勢の急激な変化や事業コストの継続的な上昇、人的資源確保の競争激化などが生じているが、これらの事象を注視してリスク管理を徹底しつつ、状況に応じて機動的かつ適切に対応し、中期経営計画に掲げた経営目標の達成に向けて、既存事業における収益性の維持・拡大に資する取り組みを着実に実施するとともに、各事業における新たな収益機会の獲得や事業成長・付加価値創出に資する取り組みを積極的に展開していく。さらに、中期経営計画にあわせて策定した「よんでんグループ人材戦略」の推進や、全社横断でのビジネス変革(BX)など、サステナビリティを高める取り組みをより一層推進していく。 ①電気事業における取り組み 発電事業においては、伊方発電所3号機をはじめとした自社電源の安全・安定運転の継続を徹底するとともに、卸販売の収益拡大を図るほか、将来に向けて、供給力の維持・確保に資する政策を活用した電源の新陳代謝や電源構成の検討などに取り組んでいく。 電力小売事業においては、競争環境、市場環境を踏まえた適正な料金水準の設定や電源調達の最適化などにより、四国エリア外も含めた収益力の向上を目指す。また、四国エリアでの中長期的な需要拡大に向けた取り組みを推進していく。 送配電事業においては、高経年化設備の計画的な更新など、現行の事業計画を着実に実施するとともに、インフレの進展を踏まえたコストレベルの再精査と効率化施策の深掘りを進めていく。 また、大規模自然災害への備えについても、引き続き万全を期していく。 ②情報通信事業・国際事業における取り組み 情報通信事業においては、個人向けサービス(ピカラ)や法人向けデータセンターなど、顧客基盤の更なる拡大に加え、高性能サーバーに対応したデータセンターへの進化やAIなどを活用した新規事業分野の開拓を進めていく。 国際事業においては、世界情勢を注視しつつ、既存参画案件などに対するリスク管理を強化するとともに、新規優良案件への参画拡大や、成長性が見込まれる事業分野・エリアなどへの参画検討を進めていく。 ③脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業における取り組み 国の制度の動向を注視しつつ、効率的な経営資源の投入を意識しながら、再生可能エネルギーの開発に取り組んでいく。また、脱炭素化に対するお客さまニーズを発掘し、ニーズに応えるサービスの開発・提案によるエネルギーソリューションサービスを推進していく。 ④サステナビリティを高める取り組み 中期経営計画を取りまとめるにあたっては、これまでの企業理念やグループビジョンを改めて整理し、「よんでんグループビジョン」として掲げるとともに、グループの持続的な成長を実現していくための経営基盤強化策の一つとして「よんでんグループ人材戦略」を策定した。さらに、全社横断でのビジネス変革(BX)を一層強力に推進して、高付加価値業務にリソースをシフトすることなどにより、経営マネジメントの強化をはかっていく。 また、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、発電・小売の両部門において、2030年度および新たに設定した2035年度のCO2削減目標の達成を目指すとともに、四国地域の活性化に資する地域共生活動や、コンプライアンスの徹底およびリスクマネジメントの推進に引き続き努めていく。 当社グループは、こうした取り組みを通じて、皆さまの「しあわせのチカラ」となり、地域の発展と、快適・安全・安心な暮らしに貢献することで、企業グループとしての持続的な成長を目指していく。 (3) 経営目標 上記のような取り組みを通じて、2025年9月に策定した「よんでんグループ中期経営計画2030」で掲げた、以下の経営目標の達成を目指していく。 2030年度経営目標(連結) 経常利益   650億円以上 ROE※1   8%以上 ROIC※2   3.5%以上 自己資本比率   最低限25%確保、30%程度に向けて段階的に積み増し 営業キャッシュ・フロー   2026~2030年度の5カ年累計 5,500億円以上 株主還元※1   ・DOE2.5%を目安に、安定的な配当の実現・戦略的に自社株買いを実施 ※1 ROE及び株主還元に関する目標については、「よんでんグループ中期経営計画2030」の対象期間 (2026~2030年度)を通じた継続的な達成を目指す。 ※2 ROICは「(経常利益+支払利息)×(1-実効税率)÷ 投下資本[期首・期末平均]」にて算定。 よんでんグループ 中期経営計画2030 https://www.yonden.co.jp/corporate/ir/policy/medium-term_management_plan.html
事業等のリスク5,704字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 <リスクマネジメントについて> 当社グループでは、リスク管理の重要性を強く認識して事業運営を進めており、「業務の適正を確保するための体制」のほか、リスク管理の基本的方針や行動原則を定めた「リスク管理規程」を制定している。当該規程や、ISO31000、COSOフレームワークも参照しながら、毎年、チェック・アンド・レビューを実施し、経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクについては、次年度のグループ経営計画に反映することで、PDCAサイクルを繰り返し、リスクの発生防止と低減に努めている。 具体的には、毎年、リスクのチェック・アンド・レビューを実施するにあたり、統括箇所である経営企画部が、リスク抽出・評価のベースとなる約40個のリスクシナリオを設定している。そのうえで、現業部門・管理部門にあたる各部門の長は、リスク管理責任者として、当該リスクシナリオを踏まえ、自部門としての詳細なリスクの把握・分析、その対応状況や評価等について、統括部門である経営企画部に報告している。 統括箇所である経営企画部は、報告を受けたリスク全体を確認し、影響度と発生可能性の二軸評価により、リスクスコアが高いものを経営に重大な影響を及ぼす可能性のある「経営リスク」として選定し、経営企画部長から、社長が議長を務める常務会において、毎年度のグループ経営計画と合わせて「経営リスク」について報告を行い、さらに取締役会が承認している。 また、内部監査部門(考査室)は、「経営リスク」や現業部門・管理部門の報告内容を踏まえ、COSOフレームワークを参照しながら、独立した立場で業務執行状況について内部監査を行っている。 さらに、監査等委員会では、内部監査部門から内部監査の実施状況・結果の報告を受け、その内容を調査するとともに、監査等委員会監査を行っている。 リスク管理の詳細については、当社ウェブサイトを参照 https://www.yonden.co.jp/corporate/riskmanagement/ <リスク管理体制> <リスク評価のイメージ> <事業等のリスク> 当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると経営者が認識している主なリスクには、次のようなものがある。 なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。 大区分   中区分   小区分   発生可能性   影響度   時期 戦略   エネルギー政策・電気事業制度   エネルギー政策や電気事業制度の変更   2   3   中長 環境規制の強化   2   3   短 原子力を取り巻く環境   原子力発電所に係る訴訟への対応   2   3   中長 原子力規制への対応   3   3   短 原子燃料サイクルや原子力発電所廃止(廃炉)への対応   3   3   中長 市場動向   電力小売市場における競争の進展   3   3   短 電力需要の変動   3   2   中長 燃料調達の困難化、燃料価格・為替相場の変動   3   3   短 人材確保   3   3   中長 資材調達   3   3   短 グループ事業(電気事業以外の事業)   2   3   短 財務   退職給付債務・費用   2   3   短 金利の上昇   3   2   短 ハザード   設備・操業のトラブル等   3   3   短 オペレーション コンプライアンス   3   2   短 サイバーセキュリティ・システムトラブル   3   3   短 「大区分」(リスク管理上の区分)について ・戦略:経営に関わる戦略や、戦略の前提となる事業環境の変化に伴って発生するリスク ・財務:保有資産・負債の価格変動などに伴って発生するリスク ・ハザード:自然災害などの予測困難な外的要因に伴って発生するリスク ・オペレーション:自社の瑕疵・怠慢などの内的要因に伴って発生するリスク 「発生可能性」(各リスクが顕在化する可能性)について 1:発生可能性が低いと見込まれる 2:発生可能性が中程度と見込まれる 3:発生可能性が高いと見込まれる 「影響度」(各リスクが顕在化したときに生じる影響)について 1:影響度が小さいと見込まれる 2:影響度が中程度と見込まれる 3:影響度が大きいと見込まれる 「時期」(各リスクが顕在化し得る時期)について ・短:足元においても顕在化し得る(突発的に発生し得る、時期が見通せないを含む) ・中長:5年程度~顕在化し得る、徐々に顕在化し得る (1) エネルギー政策・電気事業制度 ① エネルギー政策や電気事業制度の変更 当社グループでは、わが国のエネルギー需給に関する基本方針等を定めた「エネルギー基本計画」を踏まえ、特定の電源・燃料に過度に依存しないバランスの良いエネルギー供給体制を構築している。また、電気事業制度の見直しに適切に対応しつつ、安定的な電力供給の維持や収益機会の拡大に取り組んでいる。 今後、エネルギー政策や電気事業制度が大幅に見直された場合、その内容次第では、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 ② 環境規制の強化 当社グループでは、原子力や再生可能エネルギーなどのゼロエミッション電源の最大活用に加え、LNGコンバインドサイクルの導入・石炭火力のUSC(超々臨界圧機)化による火力発電設備の高効率化などを通じて温室効果ガスの削減をはかっている。 今後、脱炭素社会の実現に向けて環境規制が大幅に強化され、火力発電所の運転制約や、低・脱炭素化電源を確保するための投資の増加、カーボンプライシングによる負担の増加等により、供給コストが増大した場合には、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 (2) 原子力を取り巻く環境 ① 原子力発電所に係る訴訟への対応 当社は、伊方発電所3号機に係る訴訟については、勝訴を目指し、同発電所の安全性を丁寧に主張している。 今後、現在係属中の訴訟の結果により、長期に亘り同発電所の運転停止を余儀なくされる場合、代替の火力燃料費の増加などにより、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 ② 原子力規制への対応 当社グループでは、原子力規制委員会が定めた新規制基準への適合をはじめとして、原子力発電事業に係る各種法令に則り、伊方発電所を安全・安定的に運転するための取り組みを進めている。 今後、新規制基準等への適合性の確保や各種基準・法令等の変更への対応において、伊方発電所の稼働が制約を受ける場合や追加の安全対策が必要となる場合、代替の火力燃料費の増加や設備投資の増加などにより、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 ③ 原子燃料サイクルや原子力発電所廃止(廃炉)への対応 原子力発電における使用済燃料の再処理や放射性廃棄物の処分など原子燃料サイクルに係る費用や、原子力発電施設の解体費用については、国が定める制度措置等により不確実性が低減されている。 今後、制度措置の見直しなどが行われる場合、将来費用の見積額の増加や、再処理施設の稼働時期の遅延等により、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 (3) 市場動向 ① 電力小売市場における競争の進展 当社グループでは、小売市場での厳しい競争に勝ち抜くため、料金・サービス両面における施策の拡充を推進するとともに、新市場を最大限に活用することにより、収益機会の拡大と供給コストの低減をはかっている。 今後、さらに競争が進展した場合、販売電力量の大幅な減少や小売・卸販売単価の下落等により、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 ② 電力需要の変動 当社グループでは、データセンターをはじめとした企業・工場等の新規立地に向けた誘致活動や、法人分野における工場の生産プロセスの電化推進、家庭分野でのサブユーザーへ新築電化率の向上に向けた営業活動等を通じて、電力需要の拡大に取り組んでいる。 今後、人口減少や省エネ機器・分散型電源・蓄電池等の普及拡大、冷夏・暖冬など、経済・社会情勢や天候影響等により、電力需要が想定以上に低下すれば、設備の稼働率低下に伴う固定費の回収不足などにより、当社グループの業績は大きな影響を受ける可能性がある。 ③ 燃料調達の困難化、燃料価格・為替相場の変動 当社の火力発電用燃料調達費用については、原油、石炭などの市場価格や為替相場により変動するが、長期契約や調達の多様化などを通じて、価格変動リスクとともに調達困難化リスクの抑制・分散をはかっている。 今後、調達先における設備トラブルや自然災害、国際関係の緊張の高まりなどにより、安定的な燃料調達が困難となった場合や、燃料価格および為替相場が著しく変動した場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。ただし、価格変動リスクについては、燃料価格および為替相場の変動を電気料金に反映させる「燃料費調整制度」の適用により、業績への影響は緩和される。 (4) 人材確保 当社グループでは、電力の安定供給やカーボンニュートラルをはじめとした電気事業における各種課題への対応、成長領域での事業創出・拡大に向けて、将来の人員見通しをもとに事業運営に必要な人材の確保・育成に取り組んでいる。また、人材の定着をはかる観点から、従業員一人ひとりの人格や多様性を尊重し、能力を最大限発揮できる活力ある職場環境の整備に努めている。 今後、必要な人材の確保・育成が円滑に進まない場合や多数の人材が流出した場合、持続的な事業運営に支障をきたし、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (5) 資材調達 当社グループでは、原材料価格の高騰や労務費の上昇、人手不足感が続く事業環境下においても、調達価格の上昇抑制と安定的な資材調達をはかるため、取引先と対等な立場でコミュニケーションをはかり適正転嫁に努めつつ、仕様の見直し等の効率化や、製造・施工体制の確保に向けた取引先への働きかけ・早期発注等の調達施策に取り組んでいる。 今後、国際的な緊張の高まり等により原材料価格が急激に上昇した場合や、人手不足によるサプライチェーンのひっ迫等により安定的な資材調達が困難となった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (6) グループ事業(電気事業以外の事業) 当社グループでは、持続的な企業価値の創出に向けて、情報通信事業や国際事業を中心とした電気事業以外の事業について、その将来性や収益性を吟味しながら取り組むことにより、市場エリア・事業領域の拡大をはかっている。 今後、物価変動を含む内外市場環境の急速な変化や、国際関係の緊張の高まり、進出国におけるカントリーリスクの顕在化等により、個々の事業・案件の収益が当初の見込みより大幅に下回る場合などには、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (7) 退職給付債務・費用 当社グループの退職給付費用および債務は、割引率など数理計算上の前提条件に基づいて算出している。 今後、金利変動に伴う割引率の変更など、数理計算上の前提条件について、大幅な見直しがある場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (8) 金利の上昇 当社グループでは、電気事業に係る多額の設備投資をはじめとした資金需要に対して、固定金利による長期資金中心の調達を基本とし、金利の上昇による業績への影響を抑制するように努めている。 今後、金利の上昇が長期に亘り継続する場合には、借換時の資金調達コストの増加を通じて、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (9) 設備・操業のトラブル等 当社グループでは、高品質のサービスを提供するため、設備の保守・点検を着実に実施している。また、様々な自然災害リスクを想定し、最新の知見を反映した設備の安全性確保対策を適宜、適切に実施するとともに、自治体、他事業者との連携強化や復旧訓練の共同実施、災害情報発信ツールの普及拡大等にも取り組んでいる。 今後、大規模な地震・津波・台風等の自然災害や設備の故障、事故等により設備の損傷や操業トラブルが発生した場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (10) コンプライアンス 当社グループでは、事業活動に関する全ての法令の遵守と、社会からの信頼と評価を得るための企業倫理の徹底をはかるため、グループ各社に「コンプライアンス推進委員会」を設置するとともに、「よんでんグループコンプライアンス推進協議会」を設置し、グループ全体でコンプライアンスを推進している。 また、電気事業法上の行為規制や独占禁止法の遵守は、自由化された現行電気事業制度の根幹をなすものと認識し、教育・研修を通じた法令に対する正しい理解の浸透と、意識改革の徹底に取り組んでいる。 こうした取り組みにも関わらず、法令違反や企業倫理に反した行為が発生した場合、当社グループへの社会的信用が低下し、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (11) サイバーセキュリティ・システムトラブル 当社グループでは、増加・巧妙化するサイバー攻撃に対して、組織的・人的・物理的・技術的対策を講じ、情報セキュリティの維持・改善をはかっている。また、システムの信頼性・品質を確保するために、設備の多重化やデータのバックアップ・遠隔地保管や、システム開発・保守時のガバナンス確保に取り組んでいる。 こうした取り組みにも関わらず、サイバー攻撃やシステムトラブル等により重要なシステムの停止・データ損失等が発生した場合には、事業運営に支障をきたし、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①経営成績 2025年度のわが国経済は、米国の通商政策の影響があったものの、個人消費や設備投資が持ち直し、雇用情勢に改善の動きがみられるなど、全体としては緩やかに回復した。四国の経済も、全国とほぼ同様の状況で推移した。 こうしたなか、当社グループは、伊方発電所3号機をはじめとする自社電源の安全・安定運転の継続等により電力の安定供給を確保しつつ、中核である電気事業における収益力の向上とともに、情報通信事業や国際事業などを中心とする成長事業の拡大をはかることなどにより、持続的な企業価値の創出に取り組んだ。この結果、2021年3月策定の「よんでんグループ中期経営計画2025」で掲げる経営目標を概ね達成することができた。 当連結会計年度の売上高は、小売販売収入が燃料費調整額の減等により減少したことや、卸販売収入が容量確保契約金額の減等により減少したことなどから、前連結会計年度に比べ895億36百万円(△10.5%)減収の7,618億62百万円となった。一方、営業費用は、人件費が退職給付に係る数理計算上の差異償却により減少したことや、需給関連費が火力単価の低下や容量拠出金の減等により減少したことなどから、前連結会計年度に比べ683億11百万円(△9.0%)減少の6,940億14百万円となった。 この結果、前連結会計年度に比べ、営業利益は、212億25百万円(△23.8%)減益の678億48百万円、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、237億21百万円(△25.9%)減益の678億90百万円、法人税等差引き後の親会社株主に帰属する当期純利益は、175億15百万円(△25.6%)減益の508億9百万円となった。 セグメントごとの経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。 [発電・販売事業] 売上高は、小売販売収入が燃料費調整額の減等により減少したことや、卸販売収入が容量確保契約金額の減等により減少したことなどから、前連結会計年度に比べ795億00百万円(△11.2%)減収の6,301億28百万円となった。 経常利益は、前連結会計年度に比べ64億75百万円(△15.7%)減益の348億86百万円となった。 [送配電事業] 売上高は、託送収益や需給調整収益が減少したことなどから、前連結会計年度に比べ215億52百万円(△8.5%)減収の2,305億29百万円となった。 経常利益は、前連結会計年度に比べ175億68百万円(△67.3%)減益の85億38百万円となった。 [情報通信事業] 売上高は、個人向け光通信サービスの加入者数やデータセンター契約数の増などから、前連結会計年度に比べ23億52百万円(+4.7%)増収の527億51百万円となった。 経常利益は、前連結会計年度に比べ6億66百万円(+6.3%)増益の112億89百万円となった。 [エネルギー事業] 売上高は、前連結会計年度に比べ4億53百万円(+1.7%)増収の270億98百万円となった。 経常利益は、LNG販売利益の減などから、前連結会計年度に比べ2億40百万円(△4.3%)減益の53億66百万円となった。 [建設・エンジニアリング事業] 売上高は、前連結会計年度に比べ36億67百万円(+6.6%)増収の589億23百万円となった。 経常利益は、請負工事の利益率が低下したことなどから、前連結会計年度に比べ3億15百万円(△5.7%)減益の51億75百万円となった。 [その他] 売上高は、製造事業の売上の増などから、前連結会計年度に比べ62億71百万円(+17.4%)増収の422億49百万円となった。 経常利益は、前連結会計年度に比べ10億円(+34.1%)増益の39億33百万円となった。 ②財政状態 (資産) 資産は、事業用資産が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ468億74百万円(+2.8%)増加の1兆7,343億58百万円となった。 (負債) 負債は、社債・借入金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ101億86百万円(+0.8%)増加の 1兆2,568億26百万円となった。 (純資産) 純資産は、利益の確保などから、前連結会計年度末に比べ366億87百万円(+8.3%)増加の4,775億31百万円となった。 ③キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 利益の減少などから、収入が前連結会計年度に比べ475億31百万円(△36.6%)減少の822億90百万円となった。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 坂出発電所5号機新設などから、前連結会計年度に比べ570億62百万円(+61.4%)増加の1,500億8百万円の支出となった。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払いや自己株式の取得を行う一方、社債・借入金を純増調達したことから、153億80百万円の収入となった(前連結会計年度は253億25百万円の支出)。 以上の結果、当連結会計年度末における現金および現金同等物は、前連結会計年度末に比べ515億88百万円減少し、785億54百万円となった。 ④生産、受注および販売の実績 [発電・販売事業および送配電事業] a.需給実績 種別   2025年度   前年度比 (%) 販売電力量 (百万kWh)   34,406   96.6 電力供給 (百万kWh)   自 社   原子力   6,042   105.6 水力   1,633   75.5 新エネルギー等   7   160.3 火力   8,677   91.5 他社受電   19,861   99.5 (水力・新エネ再掲)   (7,865)   109.6 損失電力量等   △1,814   104.9 (注) 四捨五入の関係で、合計が合わない場合がある。 b.販売実績 種別   2025年度   前年度比 (%) 販売電力量 (百万kWh)   小 売 販 売   電灯   7,406   95.8 電力   15,488   103.3 計   22,894   100.8 卸販売   11,512   89.3 合計   34,406   96.6 料金収入 (百万円)   小 売 販 売   電灯   190,131   93.4 電力   301,103   94.9 計   491,234   94.4 卸販売   132,715   70.3 合計   623,950   88.0 (注) 1 販売電力量は、四捨五入の関係で、合計が合わない場合がある。 2 料金収入の電灯および電力には、国の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により受領する補助金を含んでいる。 c.資材の実績 石炭、重油およびLNGの受払実績 <石炭> 区分   期首残高(t)   受入量(t)   払出量(t)   期末残高(t) 2024年度   328,959   2,512,535   2,533,464   308,030 2025年度   308,030   2,660,178   2,440,403   527,804 <重油> 区分   期首残高(kl)   受入量(kl)   払出量(kl)   期末残高(kl) 2024年度   91,693   60,572   90,181   62,084 2025年度   62,084   20,460   24,969   57,575 <LNG> 区分   期首残高(t)   受入量(t)   払出量(t)   期末残高(t) 2024年度   36,954   404,302   381,066   60,191 2025年度   60,191   346,730   351,816   55,105 [情報通信事業、エネルギー事業、建設・エンジニアリング事業、その他] 生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、受注生産形態をとらない品目も多いことから、生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示していない。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものである。 ①財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 (ⅰ)経営成績の分析 ◇経営成績の推移            (  )内は対前年度増減率            (単位:億円) 2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度 事業利益   ( -%)   ( -%)   ( -%)   (  13.5%)   ( △23.1%) △65   △163   862   978   752 親会社株主に帰属する 当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)   ( -%)   ( -%)   ( -%)   (  12.9%)   ( △25.6%) △62   △228   605   683   508 総資産   (    4.9%)   (    7.4%)   (    1.1%)   (    3.6%)   (    2.8%) 15,007   16,120   16,290   16,874   17,343 自己資本   (  △3.9%)   (  △5.5%)   (  21.9%)   (   21.5%)   (   8.3%) 3,128   2,957   3,604   4,380   4,745 2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度       2025年度経営目標 [ROE]   [△2.0%]   [△7.5%]   [18.4%]   [17.1%]   [11.1%]       [8%程度] ROA※   △0.4%   △1.0%   5.3%      5.9%   4.4%       3%程度 ※ ROA=事業利益(経常利益+支払利息)÷総資産(期首・期末平均) <ROAとROE> 指標算定の分子となる利益(事業利益、親会社株主に帰属する当期純利益)は、2021・2022年度については燃料価格の高騰影響により赤字となったが、2023年度以降は高水準の黒字となった。 以上の結果、ROAは、2022年度には△1.0%に低下したが、2023年度以降は4~5%台の高水準となった。 また、ROEは、2022年度には△7.5%に低下したが、2023年度以降は11~18%台の高水準となった。 (ⅱ)財政状態の分析 ◇財政状態の推移                (  )内は対前年度増減額                  (単位:億円) 2021年度末   2022年度末   2023年度末   2024年度末   2025年度末 総資産   ( 703)   ( 1,113)   ( 170)   (   584)   (   469) 15,007   16,120   16,290   16,874   17,343 社債・借入金   ( 886)   ( 880)   ( △310)   ( △180)   ( 280) 8,602   9,482   9,172   8,992   9,272 自己資本   ( △128)   ( △171)   (   647)   (   776)   (    365) 3,128   2,957   3,604   4,380   4,745 2021年度末   2022年度末   2023年度末   2024年度末   2025年度末       2025年度末経営目標 [有利子負債倍率※]   [ 2.7倍]   [ 3.2倍]   [ 2.5倍]   [ 2.0倍]   [ 2.0倍]       [ 2倍以下] 自己資本比率   20.8%   18.3%   22.1%   26.0%   27.4%       25%以上 ※ 有利子負債倍率=社債・借入金÷自己資本 <総資産> 西条発電所1号機リプレース工事や坂出発電所5号機新設などによる事業用資産の増に加え、海外事業や国内再エネ事業への投資などから増加傾向にあり、2021年度末から2025年度末にかけて約2,300億円増加した。 <社債・借入金> 設備投資や事業拡大投資に伴い、2021年度末から2025年度末にかけて約700億円増加した。 <自己資本> 2021・2022年度の赤字影響により、2022年度末に2,900億円台まで減少したが、2023年度以降の利益が高水準となったため、2025年度末は約4,700億円まで増加した。 <自己資本比率> 以上の結果、自己資本比率は、2022年度末には18.3%に低下したが、2025年度末は27.4%まで上昇した。 また、有利子負債倍率は、2022年度末には3.2倍に上昇したが、2025年度末は2.0倍まで低下した。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報 (ⅰ)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 ◇キャッシュ・フローの推移                                            (単位:億円) 2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度       2025年度経営目標 営業活動によるキャッシュ・フロー   498   360   1,436   1,298   822       1,100億円程度 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,251   △916   △973   △929   △1,500 フリーキャッシュ・ フロー   △752   △555   463   368   △677 財務活動によるキャッシュ・フロー   822   848   △341   △253   153 現金および現金同等物の期末残高   729   1,059   1,182   1,301   785 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 利益の確保や減価償却による回収などにより、2021年度から2025年度の5ヵ年平均で882億円程度の収入となった。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 伊方発電所の安全対策工事、西条発電所1号機リプレース工事および事業拡大投資などにより、2021年度から2025年度の5ヵ年平均で1,113億円程度の支出となった。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> フリーキャッシュ・フローに応じて変動しており、2025年度は153億円の収入となった。 (ⅱ)資本の財源および資金の流動性について 当社の主な資金需要は設備資金であり、自己資金および社債・長期借入金により調達している。なお、季節要因などによる短期的な資金需給の調整には、コマーシャル・ペーパーを活用している。 ③重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況」に記載している。 当社グループは、連結財務諸表を作成するにあたり、繰延税金資産の回収可能性、固定資産の減損、貸倒引当金、退職給付に係る負債などに関して、過去の実績等を勘案し、合理的と考えられる見積りおよび判断を行っているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している。

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開示資料

出典

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