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日経平均64,137.56-188NYダウ53,061.95+295ドル円157.33-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

中国電力

The Chugoku Electric Power Company, Incorporated9504 · Prime · 電気・ガス業

中国地方の電力大手。総合エネルギーと情報通信を軸に、送配電・小売・ソリューションを展開。

概要

中国電力は、中国地方5県(広島・岡山・山口・島根・鳥取)を供給区域とする大手一般電気事業者である。1951年5月、中国配電と日本発送電の合併で設立され、2026年3月期の連結売上高は1兆4423億円、従業員数は1万2606人。原子力・火力・再生可能エネルギーによる発電と小売供給を主力とし、送配電網を分離した後もグループ全体で総合エネルギー・情報通信・ソリューション事業を展開する。

総合エネルギー事業を中核とする収益構造

中国電力グループの収益の柱は、発電と小売を担う総合エネルギー事業である。2025年度実績で同事業のROICは1.9%と低水準だが、島根原子力発電所2号機の稼働や柳井発電所新2号機への投資により収益改善を目指す。電源構成は原子力・火力(石炭・LNG)・水力・新エネルギーにわたり、2025年度の自社発電電力量は約3万4600百万kWh。燃料費調整制度の影響で売上高は燃料価格変動に連動しやすく、2026年3月期は前期比5.7%減の1兆4423億円となった。

2020年に分離した送配電事業

2020年4月、一般送配電事業を中国電力ネットワーク株式会社に吸収分割で承継した。これにより発電・小売と送配電が法的に分離され、同社はグループの中核子会社として中国地方の送配電網を運営する。2025年度の送配電事業ROICは0.8%で、設備投資によるレベニューキャップ制度のもとで安定収益を確保する。同事業はグループ全体のインフラ基盤を担い、電力の安定輸送と系統運用を担う。

情報通信・その他で広がるグループ事業

グループは情報通信事業も戦略的事業領域に定める。子会社の株式会社エネコム(旧エネルギア・コミュニケーションズ)が光ファイバー網を活用した通信サービスや法人向けネットワークソリューションを提供し、2025年度の情報通信事業ROICは6.1%とグループ内で最も高い。さらに中電技術コンサルタントや中国計器工業など、技術コンサルタント・電気工事・環境アセスメントを手掛ける複数の子会社・関連会社がエネルギー関連の多様なサービスを展開する。

業界の中での役割は地域独占総合エネルギー企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.4兆円
営業利益
902億円
営業利益率
6.3%
純利益
685億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01総合エネルギー主力

発電(原子力・火力・再生可能エネルギー)および電気の小売供給。グループ会社と連携し、エネルギー関連のソリューションを提供。

主な製品・サービス2
電力小売サービス
家庭・業務用・産業用向けの電力供給。中国地方を中心に顧客へ電力を販売。
発電サービス
原子力・火力・水力・再生可能エネルギーによる発電。安定供給と低炭素化を両立。

02送配電主力

中国電力ネットワーク株式会社が送配電網を運営。電力の安定輸送と系統運用を担う。

主な製品・サービス1
送配電サービス
発電所から需要家へ高圧・低圧の電力線で電気を輸送。系統運用・メンテナンスも実施。

03情報通信準主力

子会社を通じて、光ファイバー網を活用した通信サービスやITソリューションを提供。

主な製品・サービス1
通信サービス
光回線サービス、法人向けネットワークソリューション等。

04その他その他

グループ会社による技術コンサルタント、電気工事、環境アセスメント等、エネルギー関連の多様なサービスを提供。

製品と技術

原子力と火力を基盤とする発電サービス

中国電力の発電事業は、島根原子力発電所(2号機運転中、3号機建設中)と柳井発電所・三隅発電所などの火力発電所が中心である。2025年度の原子力発電電力量は6315百万kWhと前年比3.2倍に増加し、火力発電電力量は2万4724百万kWh。LNG火力の柳井発電所新2号機(仮称)を2030年7月の運転開始目標で建設中。電源開発と共同出資で設立した大崎クールジェンでは石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証も進める。

家庭・産業向け電力小売サービス

小売事業では、中国地方の家庭・業務用・産業用顧客に電力を供給する。2025年度の小売販売電力量は電灯1万4905百万kWh、電力3万0518百万kWhで、電力(産業用)が前年比16.5%増と伸びた。料金収入は電灯料3615億円、電力料5720億円。国の「電気・ガス料金支援」による補助金(2025年度329億円)を差し引いた実質収入であり、燃料費調整制度により燃料価格変動を料金に反映する仕組みをとる。

光ファイバーを活用した情報通信サービス

子会社のエネコムが提供する通信サービスは、中国電力の電力網と併設した光ファイバー網を活用する。法人向けWAN構築やデータセンター、クラウドソリューションに加え、一般家庭向けの光回線サービスも展開。2025年度の情報通信事業ROICは6.1%で、グループ内で最も資本効率が高い。グループ全体の成長戦略の一環として、エネルギーデータとICTの融合による新サービス創出も模索している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

中国地方の電力大手、再エネと原発で勝負

同社は中国地方を供給区域とする電力会社で、地域独占的な事業基盤を持つ。電力業界では、新電力や再生可能エネルギー事業者が参入する中、同社は送配電網と発電設備を保有する既存大手として安定した供給力を強みとする。競合のグリムスやデジタルグリッド等は新電力やデジタル技術を活用したサービスで挑むが、同社は地盤の顧客基盤とインフラで優位に立つ。売上高は減少傾向にあり、営業利益率は8%前後から低下している。燃料価格の変動や需要減が課題で、原子力発電所の再稼働や再エネ拡大による収益改善が焦点となる。また、契約件数の維持や料金制度の見直しも必要である。

強み

  • 中国地方全域に送配電網を持ち、安定した電力供給と顧客基盤を確保。
  • 発電所や設備を所有し、新規参入者に対して規模と信頼で勝る。
  • 地元の自然資源を活用し、再生可能エネルギーの導入を推進。
  • 直近で8%超の利益率を達成し、収益力が業界内で比較的高い。

課題

  • 電力需要の低下や競争激化で売上が減り、収益維持に苦慮。
  • 火力発電の燃料価格上昇が収益を圧迫し、価格転嫁が課題。
  • 業界再編が進む中、独自路線か連携かで戦略の選択が迫られる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が中国電力

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
29412スカパーJSAT5,954億円24.3倍
31662石油資源開発4,945億円9.2倍
49507四国電力4,225億円8.2倍
55805SWCC4,125億円21.0倍
69504中国電力3,955億円5.4倍
78174日本瓦斯3,424億円22.2倍
83048ビックカメラ3,294億円15.3倍
96622ダイヘン3,038億円20.6倍
108133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
119505北陸電力2,210億円4.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

中国配電と日本発送電の合併で誕生した1951年

1951年5月、中国配電株式会社と日本発送電株式会社との合併により中国電力株式会社が設立された。資本金5億4千万円、従業員1万2804名で発足。翌1952年10月には東京証券取引所第一部と大阪証券取引所第一部に上場し、株式市場からの資金調達基盤を整えた。この合併により、中国地方の電力供給を一元的に担う事業体としての枠組みが完成した。

島根原子力発電所の稼働で電源多様化を進めた1970~80年代

1974年3月、島根原子力発電所1号機が営業運転を開始。中国電力初の原子力発電所であり、石炭火力に依存していた電源構成に原子力が加わった。1989年2月には2号機も運転開始し、安定供給と燃料コスト低減に貢献した。ただし1号機は2015年4月に営業運転を終了。現在は2号機が運転継続中で、3号機の建設が2030年度の営業運転開始を目指して進められている。

情報通信・LNG事業への進出とグループ再編の2000年代

2000年9月にLNG供給事業を開始し、燃料調達の多角化を図った。2001年10月にはエネルギア・ソリューション・アンド・サービスを設立し、トータルソリューション事業を本格化。2003年3月に中国通信ネットワークを完全子会社化し、同年7月には中国情報システムサービスと合併させてエネルギア・コミュニケーションズ(現エネコム)を発足させた。2004年11月にはエネルギア・ソリューション・アンド・サービスも完全子会社化し、グループ経営の効率化を進めた。

送配電分離と市場移行を経た2020年代

2019年4月に中国電力ネットワーク(分割準備会社)を設立し、2020年4月の吸収分割で一般送配電事業等を承継。これにより発送電分離が完了し、中国電力は発電・小売に専念する体制となった。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。同時期に燃料価格高騰で2023年3月期は1554億円の最終赤字を計上したが、2024年3月期には1335億円の黒字に回復。2026年3月期は減収減益ながらも685億円の純利益を確保した。

年表15件を開く

1950年代

  • 1951年5月創業中国配電株式会社と日本発送電株式会社との合併により、中国電力株式会社を設立(資本金5億4千万円。従業員数1万2,804名)
  • 1952年10月上場東京証券取引所第一部、大阪証券取引所第一部に上場

1970年代

  • 1974年3月島根原子力発電所1号機営業運転開始

1980年代

  • 1985年4月中国情報システムサービス㈱を設立
  • 1989年2月島根原子力発電所2号機営業運転開始

2000年代

  • 2000年9月LNG供給事業を開始
  • 2001年10月㈱エネルギア・ソリューション・アンド・サービスを設立
  • 2003年3月M&A中国通信ネットワーク㈱を完全子会社化
  • 2003年7月M&A中国情報システムサービス㈱が中国通信ネットワーク㈱と合併し、㈱エネルギア・コミュニケーションズ(現 ㈱エネコム)に社名変更
  • 2004年11月M&A㈱エネルギア・ソリューション・アンド・サービスを完全子会社化
  • 2009年7月電源開発㈱と共同出資により、大崎クールジェン㈱を設立

2010年代

  • 2015年4月島根原子力発電所1号機営業運転終了
  • 2019年4月中国電力ネットワーク㈱(分割準備会社)を設立し、同社と吸収分割契約を締結

2020年代

  • 2020年4月吸収分割により中国電力ネットワーク㈱に一般送配電事業等を承継
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総合エネルギー事業 ROIC2030年度まで3%以上
  • 送配電事業 ROIC2030年度まで2%以上
  • 情報通信事業 ROIC2030年度まで6%以上
  • DOE(株主資本配当率)2026年度~島根3号機営業運転開始までまで2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    脱炭素化に向けた大型電源の確保

    島根原子力発電所2号機の安定運転と3号機の2030年度までの営業運転開始、柳井発電所新2号機の2030年7月運転開始を目指し、安全対策工事・建設工事を着実に進める。また、使用済燃料中間貯蔵施設の設置にも取り組む。

  2. 02

    域内電力需要拡大の促進

    中国地域の自家発電設備保有顧客に対し、系統電力への切替や燃料転換ニーズに応え、ガスも含めた総合エネルギーソリューションを提供することで産業電化とGXを推進し、電力需要を拡大する。

  3. 03

    電力バリューチェーンの強化

    送配電事業の中立性確保と内外無差別な電力卸売を前提に、発電・送配電事業へ積極投資を行い、顧客・地域ニーズに沿ったサービス拡大と総合力による社会課題解決を通じた価値創出を進める。

  4. 04

    ROIC経営への移行と財務戦略

    2026年度から事業別にROIC目標を設定し、資本効率を意識した経営を実践。長期脱炭素電源オークションやトランジション・ファイナンス等を活用し、資本コスト上昇抑制を図りながら大型投資に必要な資金を確保する。

  5. 05

    サステナビリティの推進

    原子力・再エネ・火力を適切に組み合わせてGHG排出量目標達成を目指す。地域との双方向コミュニケーションで信頼を獲得し、多様な人材の活躍とエンゲージメント向上、ガバナンス強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,606人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は895万円で、9期前と比べて+15.8%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は20.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月13,570
2018年3月13,485
2019年3月77343.623.513,418
2020年3月76143.523.313,163
2021年3月79142.220.913,050
2022年3月80042.220.812,949
2023年3月80942.320.712,885
2024年3月79142.320.612,776
2025年3月84342.220.412,5261,031
2026年3月89542.120.112,606716

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率89.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 26 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
送配電事業 — 中国電力ネットワーク㈱(広島市中区)595,646億円
総合エネルギー事業 — ㈱エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(広島市中区)146,852億円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    中電プラント㈱
    広島市 南区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エネルギアL&Bパートナーズ
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 国内
    中電環境テクノス㈱
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エネコム
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エネルギア・ビジネスサービス
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エネルギア・ソリューション・アンド・サービス
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱パワー・エンジニアリング・アンド・トレーニングサービス
    広島市 中区
    議決権100.0%
  • 海外
    Chugoku Electric Power Australia Resources Pty. Ltd.
    オーストラリア ブリスベン
    議決権100.0%
  • 海外
    Chugoku Electric Power International Netherlands B.V.
    オランダ アムステルフェーン
    議決権100.0%
  • 国内
    エネルギア・パワー山口㈱
    山口県 防府市
    議決権100.0%
  • 国内
    Chugoku Electric Power America, LLC
    アメリカ ニューヨーク
    議決権100.0%
  • 海外
    Chugoku Electric Power Singapore Pte. Ltd. (注)2
    シンガポール
    議決権100.0%
残りのグループ会社20社を開く
  • 中国電力ネットワーク㈱(注)2、3広島市 中区100%
  • ㈱アドプレックス広島市 中区100%
  • 中電技術コンサルタント㈱広島市 南区100%
  • ㈱エネルギア・ロジスティックス広島県 安芸郡坂町70%
  • 中国高圧コンクリート工業㈱広島市 中区50%
  • 中電工業㈱広島市 南区4%
  • 中国計器工業㈱広島県 安芸郡 府中町4%
  • ㈱電力サポート中国広島市 中区4%
  • 瀬戸内共同火力㈱広島県 福山市50%
  • ㈱福利厚生倶楽部中国広島市 中区50%
  • 水島エルエヌジー㈱岡山県 倉敷市50%
  • 大崎クールジェン㈱広島県 豊田郡 大崎上島町50%
  • 海田バイオマスパワー㈱広島県 安芸郡 海田町50%
  • ㈱中電工(注)5広島市 中区41%
  • 中国電機製造㈱広島市 南区40%
  • 3B Power Sdn.Bhd.マレーシアクアラルンプール6%
  • Energy Fiji Limitedフィジー スバ8%
  • Jimah East Power Sdn.Bhd.マレーシアクアラルンプール9%
  • Vung Ang II Thermal Power LLCベトナム ハティン省10%
  • Toyo Thai Power Myanmar Co., Ltd.ミャンマーヤンゴン11%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • NLChugoku Electric Power International Netherlands B.V.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    広島矯正管区管内矯正施設で使用する電力
    法務省 · 2024-02-14
    3.3億円
  • 調達
    鳥取河川国道事務所管内で使用する電気
    国土交通省 · 2024-03-11
    1.9億円
  • 調達
    広島矯正管区管内矯正施設で使用する電力の調達
    法務省 · 2019-01-30
    1.5億円
  • 調達
    再生可能エネルギーの大量導入に向けた次世代電力ネットワーク安定化技術開発研究開発項目[1]-2 慣性力等の低下に対応するための基盤技術の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-12
    1.5億円
  • 調達
    広島合同庁舎外5庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2025-08-05
    1.4億円
  • 調達
    鳥取河川国道事務所管内で使用する電気(その1)
    国土交通省 · 2026-04-17
    1.4億円
  • 調達
    国営備北丘陵公園等で使用する電気
    国土交通省 · 2024-05-15
    1.3億円
  • 調達
    広島矯正管区管内矯正施設で使用する電力
    法務省 · 2021-02-02
    1.3億円
  • 調達
    鳥取河川国道事務所管内で使用する電気
    国土交通省 · 2025-03-10
    1.3億円
  • 調達
    広島合同庁舎外5庁舎で使用する電気の調達
    財務省 · 2018-11-02
    1.1億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.4兆円営業利益902億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.7%、利益が-30.1%。

売上高
-5.7%
1.4兆円
営業利益
-30.1%
902億円
純利益
-30.5%
685億円
営業利益率
6.3%
前期比 -2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.5兆円1.4兆円
営業利益520億円902億円
純利益310億円685億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3,439億円、営業利益は−54億円。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q1.3185
2019年4Q1.3884
2020年4Q1.3526
2021年4Q1.31−198
2022年4Q1.14−247
2023年4Q1.69113
2024年4Q1.63130
2025年4Q1.535923.9468
2026年4Q1.44−7−0.037
2027年1Q0.34−54−1.6−38

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.2兆円から1.4兆円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.20−288−220
2014年3月1.26−36−94
2015年3月1.30588339
2016年3月1.23392271
2017年3月1.20195113
2018年3月1.31307207
中国電力ネットワーク㈱(分割準備会社)を設立し、同社と吸収分割契約を締結
2019年3月1.38127114
2020年3月1.35398901
2021年3月1.31301146
2022年3月1.14−619−397
2023年3月1.69−1,068−1,554
2024年3月1.631,9411,335
2025年3月1.531,2911,2858.4985
2026年3月1.449028026.3685

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.4兆円のうち、営業利益として残るのは902億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は685億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金93.7%1.4兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%902億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.8pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
9.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2,373億円、投資CFが−2,362億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は4,233億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月895−1,268369−373856
2014年3月1,107−1,347258−240874
2015年3月1,531−1,5091,019221,916
2016年3月1,479−1,946−510−467935
2017年3月960−1,478586−5181,002
2018年3月1,648−1,88545−237810
2019年3月816−1,687975−871914
2020年3月1,297−1,721−15−424473
2021年3月1,102−1,728752−626598
2022年3月3−2,0642,126−2,061665
2023年3月−627−2,2504,650−2,8772,456
2024年3月2,714−2,020−1716942,985
2025年3月1,860−3,5881,612−1,7282,867
2026年3月2,373−2,3621,354114,233

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,753億円で、自己資本比率は16.8%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.906,1562.2821.1
2014年3月2.956,0652.3420.4
2015年3月3.116,2492.4820.0
2016年3月3.076,0852.4619.7
2017年3月3.105,8122.5218.6
2018年3月3.185,8072.6018.2
2019年3月3.265,5872.7017.0
2020年3月3.276,4672.6219.7
2021年3月3.396,6032.7219.4
2022年3月3.576,0842.9617.0
2023年3月4.044,5553.5811.1
2024年3月4.136,1343.5214.6
2025年3月4.367,0593.6616.2
2026年3月4.627,7533.8516.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4,234億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,072億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
906億円
在庫として抱えている分
負債合計
3.8兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率11 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り29社中8位あたり、逆に低いのは売上成長率29社中22位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.2%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.8%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-5.7%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,021.5で、1年前と比べて+17.0%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥1,021.5-3.2%1ヶ月+12.0%1年+17.0%時価総額3,955億円
過去52週の値幅
安値¥827.8高値¥1,145

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.4倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR0.47倍
配当利回り2.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で約5.3%上昇し、25日移動平均線(934.42円)を5.6%上回って推移しています。52週高値1145円に対しては約13.8%下ですが、52週安値827.8円からは約19.2%高と堅調です。8月以降、出来高が200万株を超える日が多く、買い意欲が旺盛です。RSIは68.15とやや過熱気味で、短期的な調整に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは5.18倍と業界平均10.47倍を大きく下回り、PBRも0.46倍で平均1.07倍を大幅に下回る。配当利回りは3.04%と平均2.38%を上回る。ROEは9.2%と良好で、収益性は高い。今期予想PERは11.5倍とやや上昇するが、それでも低い。業績は減収減益傾向だが、資産価値に比べ株価が割安で、配当も安定。ただし、今期の予想PER上昇には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.4倍10.3倍
PER (予想)11.9倍
PBR0.47倍1.08倍
ROE9.2%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、燃料価格変動への耐性と、原子力発電所の再稼働を含む電源戦略、および地域の脱炭素ニーズへの対応。強気派は、原子力再稼働による燃料コスト削減と再生可能エネルギー拡大による収益改善を期待する。弱気派は、販売電力量の減少や規制強化、原子力リスクへの懸念から、中期的な収益性悪化を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 原子力再稼働の恩恵

    島根原発2号機の再稼働で燃料費が大幅減、収益改善が見込める。

  • 再エネ拡大で成長

    再生可能エネルギーや送配電網整備への投資で、新たな収益源を確保。

  • 株主還元の拡充

    PBR 0.42倍と割安で、配当利回り3.3%と還元強化が期待される。

  • 実績PER4.77倍と際立って低い評価継続影響

    実績PER4.77倍。時価総額3,517億円で、業績悪化を織り込みすぎた水準との見方。

  • 配当利回り3.3%と株主還元通年影響

    配当利回り3.3%。減配がなければ利回り妙味が下値を支える。

  • PBR0.42倍と1株純資産の半分以下継続影響

    PBR0.4213倍。1株純資産は約2,156円と株価908.3円の約2.4倍で、解散価値が意識される。

  • 2026年3月期も純利益685億円の黒字決算発表後影響

    純利益は985億円から685億円へ減るが、2期連続で黒字を維持。赤字転落リスクは後退。

マイナスに働く材料7
  • 需要減と競争

    人口減や省エネで電力需要が減少、小売自由化で競争が激化。

  • 原子力リスク

    安全対策コストや事故リスク、上関原発の建設停滞が重荷。

  • 業績予想の下方修正

    2026年3月期の経常利益は販売電力量減少で前期比減の見通し。

  • 2026年3月期の営業利益902億円と大幅減益決算発表後影響

    営業利益は1,291億円から902億円へ約389億円の減益。減益率は約30%に達し、収益悪化が鮮明。

  • 純利益も685億円と前期比約30%減益決算発表後影響

    純利益は985億円から685億円へ約300億円の減益予想。ROEも9.2%から低下する見込み。

  • 売上高が前期比約5.7%減収の1.4兆円通年影響

    売上高は15,292億円から14,423億円へ約869億円の減収。燃料費転嫁の縮小が影響。

  • 予想PER10.5倍と実績比で2倍超に悪化継続影響

    実績PER4.77倍に対し予想PER10.5倍。業績悪化に伴いバリュエーションが大きく膨らむ。

次の決算で確かめる点
販売電力量
需要動向を示し、売上高と収益の基盤を握る。
原子力利用率
再稼働状況が燃料コストと収益性に直結する。
再生可能エネルギー比率
脱炭素戦略の進捗とコスト構造の変化を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.94%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.94%
いまの株価に対して
配当性向
16.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月50121.5
2018年3月500.0104.8
2019年3月500.0202.4
2020年3月500.019.9
2021年3月500.0
2022年3月40−20.0
2024年3月35−12.511.3
2025年3月27−22.911.7
2026年3月270.016.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ97,036人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.6%を占め、残る64.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.144.549.546.449.046.4
金融機関31.229.923.825.723.521.8
外国法人14.98.611.612.210.416.6
政府・自治体8.88.88.88.88.88.8
自己株式6.96.96.96.96.96.9
事業法人4.75.35.35.15.55.0
証券会社3.32.91.01.62.81.4
外国人個人0.00.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.00
02山口県8.78
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.94
04日本生命保険相互会社2.68
05中国電力株式投資会1.86
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.73
07株式会社広島銀行1.29
08BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR ARCUS FUND SICAV - ARCUS JAPAN FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.20
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.18
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+415%、1株純資産は14期で+28%。直近期のROEは9.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−611,685−3.5
2014年3月−261,659−1.5
2015年3月931,7115.616.859.8
2016年3月751,6684.420.386.2
2017年3月321,6771.938.7121.5
2018年3月601,6763.621.3104.8
2019年3月331,6142.041.5202.4
2020年3月2591,78515.05.819.9
2021年3月401,8242.233.6
2022年3月−1101,682−6.3
2023年3月−4311,242−29.5
2024年3月3711,67925.43.111.3
2025年3月2741,96815.03.111.7
2026年3月1912,1629.25.216.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額492百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
芦谷茂代表取締役 会長7041,000
中川賢剛代表取締役 社長執行役員6535,306
北野立夫代表取締役 副社長執行役員 電源事業本部長6838,900
皆本恭介代表取締役 副社長執行役員 地域との協働・共創担当 ガバナンス強化担当 コーポレートカルチャー 変革担当 人材育成担当6623,900
外林浩子取締役 常務執行役員 女性活躍推進担当 内部監査部門長6616,200
中村公俊取締役 常務執行役員 調達本部長 経営管理部門長6519,000
菖蒲田清孝取締役673,200
田中洋樹取締役67200
岡島礼奈取締役47200
前田耕一取締役 監査等委員 常勤657,200
小谷典子取締役 監査等委員79
久我英一取締役 監査等委員70
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
藤本圭子取締役 監査等委員53
渡邉嘉浩取締役 監査等委員 常勤6410,100
小林暢子取締役 監査等委員52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8349925238648
社外取締役7696910
取締役(社内)1373737

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容370字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社28社及び関連会社29社の計58社(2026年3月31日現在)で構成されている。 事業内容は、総合エネルギー事業、送配電事業、情報通信事業を戦略的事業領域と定め、トータルソリューション事業を展開している。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。 [事業系統図] 持分法を適用していない非連結子会社・関連会社18社は、記載を省略している。 (注)1 2025年6月30日、当社が保有する中電工業株式会社及び中国計器工業株式会社の株式全てを中国電力ネットワーク株式会社へ譲渡したことにより、両社は直接出資の子会社から間接出資の子会社に変更となった。 2 中電技術コンサルタント株式会社が株式会社ウインシステムズの株式を取得したことにより、同社は間接出資の子会社となった。
経営方針・対処すべき課題4,194字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 当社グループを取り巻く足元の事業環境は、脱炭素化の潮流、中東情勢の緊迫化などの地政学リスクの高まりを受けた燃料・卸電力市場価格のボラティリティ拡大、各種電力市場の整備をはじめとした電力システム改革の進展など、大きく変化している。 国内における将来的な電力需要については、DXやGX(グリーントランスフォーメーション)の進展を背景に増加する見通しが示されている一方で、当社グループの事業基盤である中国地域は、人口減少の影響による地域経済の縮小などの課題も抱えている。 こうした事業環境変化のなか、エネルギー供給の安定化・脱炭素化ニーズにお応えし、地域・社会の課題解決に向けて取り組むことは、中国地域に根差した当社グループの使命であると同時に、大きく成長する好機でもあると捉えている。 当社グループは、企業理念(「ENERGIA」、「信頼。創造。成長。」)のもと、グループ経営ビジョンの実現を通じて、地域・社会の活性化と持続的な発展に貢献することで、ステークホルダーのみなさまとともに成長し、当社グループの企業価値を最大化していく。 (1)「中国電力グループ経営ビジョン2040」 「中国電力グループ経営ビジョン2040」では、2040年度を見据えた「目指す姿」と、その実現に向けた「経営目標」及び「マテリアリティ(重点的に取り組むテーマ)」を設定した。 また、実現に向けたステージとして、2030年度までは、島根原子力発電所3号機や柳井発電所新2号機(仮称)への投資を進め、持続的な成長に向けた変革と基盤づくりを着実に進めていく期間、2030年度以降はそれまでの投資による成果を獲得し、更なる成長・企業価値向上を図りながらステークホルダーのみなさまへの還元を充実させていく期間と位置付けている。 <中国電力グループ経営ビジョン2040の全体像> (注)1.ROIC=投下資本利益率。投下資本に対する収益性を示す。 2.WACC=加重平均資本コスト。株主資本コストと負債コストを資本構成により加重平均することで算定。 3.GHG=温室効果ガス。 (2)「中国電力グループ経営ビジョン2040」実現に向けた実行計画 「中国電力グループ経営ビジョン2040」の実現に向けた実行計画として、「中国電力グループ中期経営計画(2026-2030)」を策定し、その概要を「Action Plan 2030」として公表した。 「中国電力グループ中期経営計画(2026-2030)」が対象とする5年間は、経営基盤を回復させるステージから一歩踏み出し、「持続的な成長に向けた変革と基盤づくり」を進める期間と位置付けている。この期間においては、成長のための大型投資を着実に実行すると同時に、財務の健全性を確保しながら、企業価値向上へと着実に結びつけていくため、資本効率を強く意識したROIC経営を実践していく。 そしてその成果を、足元で低水準に留まるPBR(株価純資産倍率)の向上につなげていく。 こうした考えに基づき、「中国電力グループ経営ビジョン2040」における経営目標達成に向けた取り組みや、マテリアリティへの対応を「成長戦略」、「財務戦略」、「サステナビリティ戦略」の3つの戦略として整理した。 当社グループの総力を結集し、これらの戦略を着実に実行していく。 ① 成長戦略 a.脱炭素化に向けた大型電源の確保 電源競争力の強化と脱炭素化の両立を図るため、大型電源の開発と安定稼働による供給力確保に取り組む。 ・島根原子力発電所2号機 安定運転を継続するとともに、特定重大事故等対処施設等の設置について、新規制基準への適合性審査に適切に 対応し、安全対策工事を着実に進める。 ・島根原子力発電所3号機 2030年度までの営業運転開始を目指し、新規制基準への適合性審査に適切に対応し、安全対策工事・建設工事を 着実に進める。 なお、島根原子力発電所の長期安定稼働に資する使用済燃料貯蔵対策の一環として、上関地点における使用済 燃料中間貯蔵施設の設置に向けた取り組みを進める。 ・柳井発電所新2号機(仮称) 2030年7月の運転開始を目指し、環境影響評価の対応を含め、建設工事を着実に進める。 b.域内電力需要拡大の促進 中国地域では、瀬戸内コンビナートを中心に、自家発電設備を保有するお客さまが多く、GXに向けた対応の一環として、系統電力の受電への切替や石炭からLNGへの燃料転換等のニーズが見込まれる。こうしたニーズに対し、当社グループ全体での強みである、ガスも加えた総合的なエネルギーソリューションサービスを展開することで、産業エネルギーの電化とGXの推進を通じて電力需要を拡大し、地域の発展に貢献する。 c.電力バリューチェーンの強化 送配電事業における中立性確保及び内外無差別な電力卸売を大前提に、発電事業・送配電事業において積極的な投資を行い、電力事業を中心に、お客さま・地域のニーズに寄り添ったサービスの拡大を進めるとともに、当社グループの総合力による地域・社会課題の解決を通じた価値創出に取り組む。 ② 財務戦略 a.ROIC経営への移行 2026年度から、事業別にROICの目標を設定のうえ、これをもとにした経営管理を本格的に開始することで、資本効率の向上を意識した経営に取り組む。 <事業別のROIC目標> 事業区分   2025年度実績   目標(2030年度) 総合エネルギー事業   1.9%   3%以上 送配電事業   0.8%   2%以上 情報通信事業   6.1%   6%以上 (注)1.総合エネルギー事業のROICは、燃料費調整制度の期ずれ影響を除いて算定。 2.ROICの投下資本は期首・期末平均値で算定。 3.ROIC算定に用いる利益は営業利益に受取配当金等を加味した事業利益(税引き後)。 b.資金調達戦略の高度化 大型投資を支えるため、長期脱炭素電源オークションや、GX推進機構の金融支援を活用したローンなどのトランジション・ファイナンスを積極的に活用することなどにより、資本コストの上昇抑制を図りながら、必要資金を着実に確保していく。 (注)1.長期脱炭素電源オークション=電力広域的運営推進機関が実施する、脱炭素電源への新規投資を対象とし た入札制度。 落札した電源に対し、固定費相当の費用(落札価格)が一定期間支払われる。 2.GX推進機構(脱炭素成長型経済構造移行推進機構)=GX推進法に基づき設立された認可法人。企業の 脱炭素投資を後押しするための債務保証等の金融支援、排出量取引制度の運営、化石燃料賦課金等の徴収 を行う。 3.トランジション・ファイナンス=脱炭素社会の実現に向けて長期的な戦略に則り、着実なGHG削減の取 り組みを行う企業が、その取り組みに必要な資金を調達するための手法。 c.配当方針 財務基盤の回復過程においても株主のみなさまに安定的な配当を行っていく趣旨から、配当の決定にあたっては、2026年度からDOE(株主資本配当率)の考え方を導入し、島根原子力発電所3号機の営業運転開始までは、DOE2%を目指しつつ財務基盤の回復状況などを総合的に勘案して決定する。 <株主還元の方向性のイメージ> DOE2%を目指しつつ財務基盤の回復状況などを総合的に勘案して決定。   業績向上やフリー・キャッシュフローの黒字が安定的に見込まれることを踏まえて充実化を更に進める。 ③ サステナビリティ戦略 「中国電力グループ経営ビジョン2040」の実現に向けて、価値創造の基盤となるサステナビリティの取り組みを推進する。 <中国電力グループ経営ビジョン2040におけるサステナビリティ目標> a. Environment(環境) 電力の安定供給、カーボンニュートラルの実現、競争力強化の観点から、様々な選択肢を排除せず検討し、優先順位を付けながら、原子力発電・再生可能エネルギー・火力発電を適切に組み合わせて、「中国電力グループ経営ビジョン2040」に掲げるサプライチェーンGHG排出量目標の達成を目指す。 b. Social(地域・社会、人材) 幅広いステークホルダーのみなさまに情報を発信し、そのニーズやご意見を事業活動に反映していく双方向のコミュニケーションを通じて、事業の基盤である「信頼」を獲得し、これを更なる収益機会や地域・社会課題の解決につなげることで、グループの企業価値の最大化を実現していく。 「中国電力グループ経営ビジョン2040」の実現に向けて、内部人材の育成と外部人材の獲得を通じた必要な人材の確保と成長、それを支える職場環境の整備として、女性活躍推進など多様な人材の活躍と従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいる。また、持続的な成長に向けた基盤づくりとして、すべての世代の社員が持ち場で輝くことができる、エイジ・ダイバーシティ推進施策を展開していく。 c. Governance(ガバナンス) 公平性・透明性かつ実効性のあるガバナンスの構築に向けて取り組んでおり、その一環として、2026年度以降の取締役の報酬(業績連動型株式報酬)における業績指標について、「中国電力グループ経営ビジョン2040」に掲げる経営目標(財務目標とサステナビリティ目標)と整合させるかたちで見直し、経営目標の達成に向けたインセンティブ機能の強化を図る。 また、本年6月に再編・設置する新たな組織のもと、リスクマネジメント等の更なる強化に取り組んでいく。 <見直し後の取締役の報酬体系> 当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しているが、役員・社員が一丸となって、株主のみなさまをはじめとするステークホルダーのみなさまから信頼いただけるよう取り組むとともに、その信頼をもとに、事業活動を通じて継続的に経済価値と社会価値を向上させていくことで、企業価値を最大化していく。
事業等のリスク9,246字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)リスクマネジメントの取り組み ① リスクマネジメントの強化に向けた体制整備 電力システム改革や足元での中東情勢に伴う燃料調達への影響など、電気事業を取り巻く環境は複雑化しており、これに伴う様々なリスクに適切に対応する必要性は一層高まっているものと認識している。 こうした状況下、2024年度に設置した電力取引に係る「市場リスク管理高度化プロジェクト」からさらに体制を強化し、2025年6月、リスク管理を一体的・恒常的に担う組織として「リスク管理部門」を設置した。 この新たな組織体制において、「リスク」を「機会」と「損失」の両面の不確実性を表す概念として捉え直し、リスクテイクによる収益獲得を企図した電力トレーディングを行うため、トレーディング機能の強化と併せて、市場リスク管理機能についても整備を進めている。 また、当社グループの事業活動に係る多様なリスクを戦略的に統制・活用するため、当社におけるリスク管理のあり方について、社長を含む経営層で構成するリスク管理委員会(注1)を経て、経営会議・取締役会においても審議を重ねた結果、統合リスクマネジメントを志向することとした。具体的にはリスク分野を再整理のうえ、各リスク分野別に統括組織を設定して3線体制における2線機能の強化を図ることに加え、経営戦略の策定・実行とリスクマネジメントの連動性を高めるため、経営上の個別の重要リスクの評価や統合リスク量の算定・管理等のスキームを導入することとしている。 適切なリスクマネジメントの推進は健全な事業活動の基盤であり、企業価値の毀損防止・価値向上に資するものであるとの認識のもと、統合リスクマネジメント体制・スキームの具体化検討並びに事業活動への実装に向け、コンプライアンス・リスクマネジメント部門(注2)が中心となって引き続き取り組みを進めていく。 注1:2026年6月25日に「リスクマネジメント委員会」に改称予定 注2:2026年6月25日付での改編組織 <体制図> ※2026年4月28日に公表している2026年6月25日付の組織改編後の体制で記載 ② 重要リスク(優先監視リスクシナリオ)の選定とモニタリング 当社では、当社及びグループ企業の事業活動上、生じる可能性のあるリスクをリスクシナリオとして洗い出し、このうち重要なリスクシナリオ(優先監視リスクシナリオ)に関しては、事業戦略である中期経営計画に対策を織り込み、また対策の実行に必要となる経営資源を配分したうえ、リスク対応を行っている。また計画期間を通じて、対策の実行状況やリスクレベルの変化をモニタリングし、その結果について定期的に取締役会に報告している。 2025年度においては、上述のリスク管理委員会において、当社各組織から洗い出されたリスクシナリオのリスク評価(ボトムアップアプローチ)に対し、グループ企業から洗い出されたリスク評価との比較分析や社会的なリスク認識を勘案のうえ、経営上の重要性の観点から再評価(トップダウンアプローチ)を行った。 このリスク管理委員会での審議を踏まえ、最終的には取締役会において、当社経営への影響が大きいリスクシナリオを「優先監視リスクシナリオ」として選定するとともに当社グループのリスクマップを作成し、事業戦略策定上の基礎情報として活用している。 <当社グループのリスクマップ> ※損失発生・企業価値毀損の観点から各リスクを評価し作成 ※影響度について、収支影響で評価しづらいリスクについては、以下の定性評価基準により評価を実施 「社会的信用の失墜」・「報道影響」・「規制当局による処分等」・「人的被害の発生」 (2)個別の重要リスク 以下では、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があると考えられる個別の重要リスク(リスク分野)に対する認識等を記載している。文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 当社グループは、「中国電力グループ経営ビジョン2040」の実現に向け、リスク(ネガティブな影響を及ぼし得るリスク)の適切な管理及び機会(ポジティブな影響を及ぼし得るリスク)の活用に努めていく。 原子力関連(原子力不稼働・停止、原子力事故) リスク   当社は、福島第一原子力発電所において発生した事故を踏まえ、地震・津波対策、外部電源の信頼性確保、フィルタ付ベント設備の設置といったシビアアクシデント対策等、2013年7月に施行された新規制基準への適合に加え、更なる安全性向上に不断に取り組んでいるものの、以下のリスクの発現により当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。・原子力に関する政策変更や法規制・基準の見直し、新規制基準適合性審査を踏まえた追加安全対策の発生、トラブルや工事の輻輳化等による工期延長、従来から係争中の島根原子力発電所2・3号機の運転差止訴訟に対する司法判断等に伴う、発電所の運転停止・運転開始時期の遅延の長期化による代替火力燃料・電力の市場調達に係る費用の増加、温室効果ガス排出に係る対応費用等の発生などの業績影響・万一、原子力発電所において外部に影響を及ぼす重大な事故が発生した場合、発電所設備の損壊、外部補償の発生、社会的信用の失墜等 対応策   新規制基準適合性審査状況や規制動向等を注視のうえ、グループ企業・協力会社とも緊密に連携し、当社の原子力発電所の安全対策や工程管理等に計画的かつ適切に取り組んでいく。また、訴訟対応についても関係箇所と連携し、適切に対応していく。 原子力関連(原子燃料サイクル・原子力バックエンド事業)※ リスク   原子燃料サイクル・原子力バックエンド事業は、超長期の事業であり不確実性を有していることを踏まえ、使用済燃料の再処理及び廃炉に要する費用については使用済燃料再処理・廃炉推進機構に拠出する制度が、また、特定放射性廃棄物最終処分に要する費用については原子力発電環境整備機構に拠出する制度が、それぞれ国により措置されており、事業者のリスクが軽減されているものの、以下のリスクの発現により当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。・今後の関係諸制度の見直し、拠出金額の変動や再処理工場の稼働不調等 対応策   上記制度に基づき適切に対応するとともに、再処理等事業者である日本原燃株式会社等の関係先と連携し、本事業の着実な実施に取り組んでいく。 ※本リスクについては、リスクマップ上では「原子力不稼働・停止」に包含している 市場変動 リスク   ・電力・燃料の調達価格及び販売価格の変動による期間損益の変動・デリバティブ取引の複雑化により、リスクの把握及び評価が困難化し、想定以上の損失が発生・燃料価格の変動が電気料金に反映されるまでのタイムラグ(期ずれ)による差損発生・燃料費調整の前提とした電源構成と実際の電源構成との間の差異による業績悪化・一部のお客さまに設定されている燃料費調整の上限価格を平均燃料価格が超過することによる業績悪化・卸電力市場価格の変動による卸電力取引所における電源調達費用の増加 機会   ・市場リスクの活用による総合エネルギー事業の収益の最大化 対応策   (市場リスク管理による対応)デリバティブ取引を活用した取引価格やキャッシュ・フローの固定化による市場変動リスクの低減・回避を図っている。また、市場リスクを定量化し、当社の経営体力を超過しないよう管理する上限値を設定のうえ、市場価格の変動によるリスク量を継続的にモニタリングし、当該上限値と対比することで市場リスクを管理している。(料金制度等による対応)原子力発電の稼働による電源構成に占める火力発電及び卸電力調達の割合の低減に取り組んでいる。また高圧以上のお客さまに導入している「市場価格調整制度」について、卸電力取引所の市場価格に連動して算定される回避可能費用に加えて同市場からの電源調達に係る市場価格の変動を電気料金に反映する制度を導入しており、燃料価格、外国為替相場及び卸市場価格の変動リスクの低減に努めている。 エネルギー市場競争 リスク   ・離脱増加による収支悪化(特別高圧・高圧) 対応策   多様な電源調達チャネルの確保を通じて調達コストの抑制を図るとともに、中国地域において長年にわたって培ってきた営業力及び事業基盤を活用し、脱炭素をはじめとしたお客さまの多様なニーズを踏まえ、再生可能エネルギーを活用した料金メニューや太陽光発電PPAサービス、省エネ・CO₂削減コンサルティングなどのエネルギー・ソリューションの拡大などにより、需要の維持・拡大、離脱防止に取り組んでいく。 人身災害・疾病 リスク   ・人身災害・疾病の発生に伴う人的リソースの損失・労働災害訴訟による対応コストの増大、当社の社会的信用の失墜・新型インフルエンザ等感染症の大流行による事業継続困難 対応策   エネルギアグループ企業行動憲章の行動原則の一つに「労働安全衛生の確保」を掲げ、労働災害の防止、健康の保持増進に向けてグループ企業・協力会社と一体となって取り組んでいる。毎年度、安全健康推進業務運営方針を定め、ライン管理者による安全衛生管理の徹底、危険予知活動による危険感受性の向上及びリスクアセスメントによる災害の未然防止、これらに対する教育・研修を計画的に実施し、従業員の安全健康意識の高揚による安全行動の習慣化と自主健康づくりを推進している。また、請負工事安全対策協議会を設置し、工事・作業実施時の連絡・調整、必要な指導・助言を行うことができるよう安全協力体制を確立・運営している。 資金調達 リスク   ・島根原子力発電所における新規制基準対応費用の増加に伴う資金調達額の上振れ・不適切事案の発生による資金調達の困難化・財務内容悪化に伴う信用力・信用格付の変動による調達条件の悪化・金利上昇に伴う資金調達コストの増加 機会   ・公的支援制度の拡充等による資金調達環境の改善・気候変動対策を考慮する金融機関・投資家の増加に伴うサステナブル投資額の拡大により、適切なサステナブル・ファイナンス・フレームワークを有する企業に対する資金供給の拡大 対応策    「中国電力グループ経営ビジョン2040」に掲げる成長戦略の実現に向け、中長期にわたり安定的かつ持続的な資金調達を重視している。この方針のもと、2026年3月にはGX推進機構の金融支援を活用したトランジションローンによる資金調達を実施する等、公的支援制度や新たなファイナンス手法の活用により、資金調達手法の多様化を進めている。 また、同年4月にはサステナブル・ファイナンス・フレームワークの見直しを行うなど、金融機関・投資家との積極的かつ建設的な対話を通じて、当社のESG全般に関する取り組みへの理解促進を図り、取引金融機関の拡大に取り組んでいる。さらに、過去の不適切事案の発生を受け、主要取引行及び格付機関等とは、定期的な報告・意見交換の中でコンプライアンス事案については速やかに報告する体制を構築している。 一方、金利変動リスクに対しては、金利環境を定期的にモニタリングし、有利子負債における固定金利・変動金利のバランスを考慮しながら支払利息の増加抑制とリスク抑制を図り、資本コストを意識した経営を推進し、事業の収益性向上を図っていく。 システム障害・サイバー攻撃 リスク   ・機密性の高い内部情報の流出、業務の停滞及びサービス停止等による当社グループの社会的信用の失墜・社会的信用の失墜に伴う営業機会の逸失、情報セキュリティ事故・システム障害への対応に伴う追加費用の発生等による当社グループの業績悪化 機会   ・重大な情報セキュリティ事故・システム障害の発生防止による当社グループの社会的信用の維持・向上 対応策    当社グループは、情報セキュリティに関する管理体制・ルールを整備し、技術面及び人的面の両面から多層的かつ継続的な情報セキュリティ対策を実施している。技術面では、被害の長期化・拡大が懸念されるランサムウェアへの対応を重点対策とし、不正な侵入や端末の不審な動作を早期に検知する仕組みを整備している。加えて、万一のランサムウェア被害発生時にも業務影響を最小限に抑制するため、重要システムのバックアップ環境の整備、復旧手順の確認及び訓練に取り組んでいる。 人的面では、巧妙化する不審なメール等を含む情報セキュリティの脅威全般への理解を深めるため、当社グループを対象とした教育・訓練を継続的に実施し、確認や報告といった基本行動の定着を図ることで、組織全体の対応力向上に努めている。 また、システム障害に対しても、計画的な設備更新などにより未然防止に取り組みつつ、障害発生時の初動・復旧体制の整備や復旧訓練を行うことで、対応力向上に努めている。 DX(デジタルトランスフォーメーション)遅延 リスク   ・デジタル技術の進化や市場の変化に即応した柔軟かつ迅速なビジネスモデル変更が困難・労働生産性の低下により、競争力の確保が困難・人材育成、ノウハウ継承不足による社員のモチベーション低下、安全意識の低下 機会   ・DXノウハウを活用した新たなサービスの提供、地域貢献・デジタル技術による業務プロセスの効率化・高度化・レガシーシステムからの脱却によるシステム対応の迅速化 対応策    「エネルギアグループDX戦略」にもとづき、デジタル技術を活用した業務変革施策(以下、「DX推進施策」という。)を具体化し、中期経営計画に反映することで、計画的に取り組んでいる。具体的には、各DX推進施策の目標についてKPIを設定の上、施策の評価及び進捗管理を行うなど、PDCAを適切に管理することで、DXが遅滞なく実施できるように取り組んでいる。 また、AI等の最新技術に関するノウハウやリソース不足に対し、社外の専門能力を有効活用することで、短期間での成果事例の創出等を実現できるよう取り組んでいる。 燃料調達 リスク   ・世界情勢の不透明さ等を背景に燃料需給がひっ迫した場合、相対的にコストが高い電力を市場調達することによる業績への影響 対応策   燃料の市場環境が大きく変動する中、所要量の確保を最優先とし、早期の燃料確保に取り組んでいる。また、当社にとって有利な条件での売買契約の更改や価格の値決め時期の分散化、金融取引による価格固定化等で燃料価格の変動リスクの低減に努めるとともに、柔軟な調達・輸送体制の構築を図ることで、需給変動リスク低減に努めている。 人材確保・育成、人材の多様性 リスク   ・人材の確保の困難化・人材育成の停滞・人材の流出増加による持続的企業価値向上の阻害・多様な意見が尊重されないことによる従業員エンゲージメントや企業価値の低下 対応策   当社グループとしては、中長期的な視点から人員構成の変化を予測し、安定的かつ継続的な採用者数の確保や離職者数の抑制、適材適所の人材配置に取り組むとともに、キャリア採用を積極的に実施することで多様な価値観・経験を有する人材の確保・活用を推進している。人材の多様性の確保を含む人材の育成及び社内環境整備に関するグループ全体の包括的な方針として策定した「多様な人材の活躍推進方針」のもと、マテリアリティの1つである「多様な人材が活躍できる環境づくり」にグループ一体となって取り組んでいく。 環境規制・CO2 リスク   ・温室効果ガス(GHG)排出規制(排出量取引制度における発電事業者への有償オークション、化石燃料賦課金等)の強化によるコスト増・化石電源の競争力・利用率の低下による収益減 機会   ・非化石電源ニーズの高まりによる再生可能エネルギー、原子力発電、脱炭素技術を活用した火力発電等の導入拡大・お客さまの事業活動における省エネ・脱炭素化ニーズの高まりによる電化の進展やDR、太陽光PPA等、サービス展開に伴う収益増 対応策    2025年9月に策定した「中国電力グループ経営ビジョン2040」において、中国電力グループ全体のサプライチェーンGHG排出量(Scope1+2+3)については2030年度50%削減及び2035年度60%削減(いずれも2013年度比)を、中国電力個社では小売事業・発電事業ともに2030年度CO₂排出量50%削減(2013年度比)という目標を掲げている。これらの達成及び2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、カーボンニュートラル電力の活用拡大や火力発電のトランジション等の取り組みを一体的に推進していく。 情報漏洩 リスク   ・顧客情報や業務情報等の重要な電子情報の漏洩による当社グループの社会的信用の低下・社会的信用の失墜に伴う営業機会の逸失等による当社グループの業績悪化 機会   ・電子情報管理の徹底による取引先や顧客との信頼関係の維持・向上 対応策    当社グループは、情報セキュリティに関する管理体制・ルールを整備し、技術面及び人的面の両面から多層的かつ継続的な電子情報の漏洩対策を実施している。 技術面では、クラウドサービスやWebサイトへのアクセス制限、USBメモリ等の外部記憶媒体の利用制限といった対策を講じることにより、電子情報の適切かつ厳格な管理を行っている。 人的面では、定期的な教育・訓練の実施を通じて、組織全体の意識向上に努めている。 出資先企業 リスク   (出資先海外企業)・海外事業におけるカントリーリスクの顕在化や脱炭素化の急速な進展に伴う環境・エネルギー関連の政策変更等の外部環境変化(出資先国内企業)・各事業を取り巻く環境変化による業績悪化及びそれに伴う投資リターンの減少 対応策   (出資先海外企業)海外事業における新規案件への投資の際、あらかじめ定めた基準に基づく投資評価及び経営層への報告・決議の仕組みを通じたリスク管理を徹底する。また、出資先の取締役会・株主総会を通じた経営管理とモニタリングの強化に取り組む。(出資先国内企業)事業の業績状況等の定期的なモニタリング及び業績悪化の兆候が見られた場合、必要な対策を実施する。 自然災害 リスク   ・大規模自然災害等の発生による設備被害・操業支障等の影響の結果、代替火力燃料・電力の市場調達等に係る費用の増大・地震・台風・豪雨等の自然災害による設備被害・系統事故の拡大に伴う、広範囲の停電発生・停電の長期化に伴う社会的信用失墜・業績悪化・電力供給設備及び業務システム等の復旧費用の増大 対応策    当社グループとしては、国の法令等に準拠した電力設備設計や計画的な修繕、災害応急対策及び災害復旧を図るための防災等に係る各種業務計画の策定並びに事業継続のための体制整備について、国の審議会の検討結果等も踏まえ適切に対応を行うとともに、自治体や他電力会社、自衛隊などの関係機関との連携や防災訓練を通じ、災害対応力の強化に取り組んでいる。また、災害発生時には最新の状況を考慮した需給計画の策定及び需給計画に基づく代替火力燃料・電力の調達に取り組む。 電力規制 リスク   ・電気事業に係る法令やガイドライン等の変更・競争環境の変化・卸電力取引市場・容量市場等からの収益の変動等が発生した場合、当社グループの業績に影響 対応策    当社グループとしては、こうした制度変更等の動向及び事業への影響を把握し、必要な対応を行うことで利益最大化に取り組んでいく。 コンプライアンス リスク   ・事業活動に関する各種法令、ガイドライン等へ抵触したことによる行政処分や行政指導の受領、社会的信用の低下、事後対応費用の発生等 対応策    当社は、コンプライアンス経営推進宣言に掲げた3つの行動(「良識に照らします」、「率直に話します」、「積極的に正します」)、エネルギアグループ企業行動憲章及び中国電力コンプライアンス行動規範を踏まえ、役員の率先垂範のもと、コンプライアンス最優先の業務運営の徹底に取り組むとともに、上記憲章に掲げる「コンプライアンス経営の推進」に基づき、グループ企業におけるコンプライアンス最優先の業務運営を支援・指導し、当社グループとして、社会の一員としての責任を果たしていく。 特に、電気事業の性質を踏まえ、公正かつ自由な競争に基づく事業活動を確保するとともに、事業活動を通じて得られる多数の個人情報を適切に取り扱う観点から、電気事業法、独占禁止法、個人情報保護法等の関連法令及びガイドライン等を遵守するための諸制度・業務運営体制を構築・運用する。 人権・ハラスメント リスク   ・当社グループ及びサプライチェーンにおける人権侵害の発生による人々の生命や健康、尊厳への脅威・人権侵害発生による当社グループの社会的信用の失墜とそれに伴う業績の悪化 対応策    当社グループは、従来様々な啓発活動に取り組んできたが、2023年度に「中国電力グループ人権方針」を策定し、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」の考え方に則り、「人権デュー・ディリジェンス」の実践に取り組んでいる。当社は特に影響が大きいと考えられる人権への負の影響としての人権侵害リスクを特定し、教育啓発活動やサプライチェーンへの働きかけなどを通じ、負の影響の防止・軽減などに取り組んでおり、グループ全体での取り組み拡大に向けて、継続的に推進していく。 火力等事業設備 リスク   ・火力電源の新陳代謝が進まないことによる発電事業の収益減・火力電源の脱炭素化が進まないことによる環境面への影響や規制に伴うコスト増 対応策    2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画において、火力発電は安定供給に必要な発電容量(kW)を維持・確保しつつ、非効率な石炭火力を中心に発電量(kWh)を減らしていく方針や、必要な供給力を確保するための長期脱炭素電源オークションを含めた容量市場の着実な運用や見直しの検討など、安定供給を確保するための取り組みの必要性が示されている。こういった政府の方針や中長期的な社会情勢、需要見通しなどを踏まえ、長期脱炭素電源オークションや容量市場といった国の制度を活用した電源の新陳代謝や脱炭素化を図っていく。 注:当社グループのリスクマップに記載の「リスクマネジメント」リスクに関しては、「(1)リスクマネジメントの取り組み」に認識・対応等を記載しているため、「(2)個別の重要リスク」には記載していない。
経営成績の分析 (MD&A)7,362字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いているが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性がある。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載している。 (2) 経営成績 ① 事業全体 当連結会計年度におけるわが国の経済情勢をみると、設備投資を中心とする内需に支えられ、景気は緩やかに回復した。しかしながら、物価上昇や米国の通商政策等の影響により個人消費や輸出が力強さを欠くとともに、年度末にかけては中東情勢の緊迫化を受けて景気の不透明感が高まった。中国地域においても、ほぼ全国と同様の状況で推移した。 このような中で、当連結会計年度の経営成績については、売上高(営業収益)は、小売販売電力量の増加はあったが、燃料価格の低下に伴う燃料費調整額の減少などにより、1兆4,423億円と前連結会計年度に比べ869億円の減収となった。 営業利益は、島根原子力発電所2号機の稼働や需要獲得による総販売電力量の増などの収支改善はあったが、卸・小売事業における競争進展や送配電事業の利益減などにより、902億円と前連結会計年度に比べ389億円の減益となった。 支払利息などの営業外損益を加えた経常利益は802億円と前連結会計年度に比べ483億円の減益となった。 特別利益を計上して、法人税などを控除した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は685億円と前連結会計年度に比べ299億円の減益となった。 区分   前連結会計年度 (億円)   当連結会計年度 (億円)   差引 (億円)   増減率 (%) 売上高(営業収益)   15,292   14,423   △869   △5.7 経常利益   1,285   802   △483   △37.6 親会社株主に帰属する当期純利益   984   685   △299   △30.4 (参考) 営業利益   1,291   902   △389   △30.1 (参考)中国電力個別決算 区分   前事業年度 (億円)   当事業年度 (億円)   差引 (億円)   増減率 (%) 売上高(営業収益)   13,422   12,667   △754   △5.6 経常利益   952   674   △277   △29.2 当期純利益   829   598   △231   △27.9 (参考)営業利益   839   661   △178   △21.2 ② 生産、受注及び販売の実績 当社及び連結子会社の業種は広範囲かつ多種多様であり、また、当社の電気事業が事業の大半を占めることから、当社の電気事業の販売実績、発受電実績及び資材の状況を記載している。 a.販売実績 種別   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 総販売電力量 (百万kWh)   小売販売電力量   電灯   15,529   14,905   96.0 電力   26,192   30,518   116.5 他社販売電力量   10,024   11,385   113.6 計   51,745   56,808   109.8 料金収入 (百万円)   電灯料   391,268   361,547   92.4 電力料   558,797   572,041   102.4 他社販売電力料   140,986   146,437   103.9 計   1,091,051   1,080,026   99.0 (注)1 小売販売電力量には、自社用を含んでいない。 2 他社販売電力量には、インバランス・調整電源等に係る他社販売電力量を含んでいない。 3 他社販売電力料には、インバランス・調整電源等に係る他社販売電力料、容量確保契約金額等を含んでいない。 4 電灯料及び電力料には、「電気・ガス料金支援」により国から受領した補助金(前連結会計年度41,900百万円、当連結会計年度32,909百万円(電灯・電力計))を含んでいない。 5 総販売電力量は、四捨五入の関係で合計と一致しない場合がある。 b.発受電実績 種別   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 発受電 電力量 (百万kWh)   自社   水力発電電力量   3,592   3,427   95.4 火力発電電力量   24,947   24,724   99.1 原子力発電電力量   1,980   6,315   319.0 新エネルギー等 発電電力量   105   173   163.7 他社受電電力量   26,452   28,255   106.8 揚水発電所の揚水用電力量   △1,385   △1,809   130.6 合計   55,692   61,085   109.7 出水率(%)   101.1   86.5   - (注)1 他社受電電力量は、インバランス・調整電源等に係る電力量を含んでおり、当連結会計年度末日現在で把握している電力量を記載している。 2 揚水発電所の揚水用電力量とは、貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。 3 当連結会計年度の出水率は、1994年度から2023年度までの30か年の年平均に対する比である。 4 発受電電力量合計と総販売電力量の差は損失電力量等である。 5 四捨五入の関係で合計と一致しない場合がある。 c. 資材の状況 主要燃料の受払状況 品名   単位   2024年 3月末 在庫量   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   2025年 3月末 在庫量   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   2026年 3月末 在庫量 受入   払出   受入   払出 石炭   t   388,715   5,956,389   5,674,608   670,496   5,638,818   5,449,678   859,636 バイオマス   t   36,604   590,681   593,371   33,914   511,280   522,028   23,166 重油(注)   kl   87,592   90,678   101,046   77,224   128,430   88,662   116,992 LNG   t   119,481   1,570,922   1,492,598   197,805   1,494,864   1,496,947   195,722 (注)助燃用重油を含む ③ セグメント情報 ○ 総合エネルギー事業 売上高(営業収益)は、小売販売電力量の増加はあったが、燃料価格の低下に伴う燃料費調整額の減少などにより、1兆3,143億円と前連結会計年度に比べ937億円の減収となった。 営業利益は、島根原子力発電所2号機の稼働や需要獲得による総販売電力量の増加などの収支改善はあったが、卸・小売事業における競争進展などにより、702億円と前連結会計年度に比べ249億円の減益となった。 ○ 送配電事業 売上高(営業収益)は、他社エリアへの電力販売による事業者間精算収益の増加はあったが、託送需要の減少などによる基準接続託送収益の減少などにより、4,738億円と前連結会計年度に比べ376億円の減収となった。 営業利益は、事業者間精算による収支影響の好転や需給調整に係る費用の減少はあったが、基準接続託送収益の減少や物価上昇等による修繕費や委託費の増加などにより、120億円と前連結会計年度に比べ131億円の減益となった。 ○ 情報通信事業 売上高(営業収益)は、電気通信関係事業での受託収益の増加や新規顧客の獲得などにより、498億円と前連結会計年度に比べ4億円の増収となった。 営業利益は48億円と前連結会計年度に比べ1億円の増益となった。 区分   総合エネルギー事業 (億円)   送配電事業 (億円)   情報通信事業 (億円) 売上高   前連結会計年度   14,080   5,115   494 当連結会計年度   13,143   4,738   498 差 引   △937   △376   4 営業費用   前連結会計年度   13,128   4,863   447 当連結会計年度   12,440   4,617   449 差 引   △688   △245   2 営業利益   前連結会計年度   951   252   47 当連結会計年度   702   120   48 差 引   △249   △131   1 (3) 財政状態 資産は、島根原子力発電所3号機に係る固定資産仮勘定の増加や現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ2,595億円増加し、4兆6,205億円となった。 負債は、有利子負債の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1,901億円増加し、3兆8,452億円となった。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ694億円増加し、7,752億円となった。 この結果、自己資本比率は、16.8%となった。 区分   前連結会計年度末 (億円)   当連結会計年度末 (億円)   差引 (億円) 資産   43,609   46,205   2,595 (うち電気事業固定資産) (うち固定資産仮勘定) (うち流動資産)   (19,429) (9,550) (6,958)   (19,335) (10,879) (8,298)   (△94) (1,328) (1,340) 負債   36,550   38,452   1,901 (うち有利子負債)   (31,813)   (33,325)   (1,512) 純資産   7,058   7,752   694 (うち自己資本)   (7,075)   (7,772)   (697) (4) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 (当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況) ○ 営業活動によるキャッシュ・フロー 減価償却費の増加などにより、前連結会計年度に比べ512億円増加の2,372億円の収入となった。 ○ 投資活動によるキャッシュ・フロー 固定資産の取得による支出の減少などにより、前連結会計年度に比べ1,225億円減少の2,362億円の支出となった。 この結果、差引フリー・キャッシュ・フローは、10億円のプラスとなった。 ○ 財務活動によるキャッシュ・フロー 社債・借入金による資金の調達を行ったことなどにより、1,353億円の収入となった。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,366億円増加し、4,233億円となった。 区分   前連結会計年度 (億円)   当連結会計年度 (億円)   差引 (億円) ○営業活動によるキャッシュ・フロー   1,860   2,372   512 ○投資活動によるキャッシュ・フロー   △3,588   △2,362   1,225 差引フリー・キャッシュ・フロー   △1,728   10   1,738 ○財務活動によるキャッシュ・フロー   1,611   1,353   △257 うち社債・借入金による純増減   1,779   1,508   △270 うち配当金の支払額   △127   △116   11 現金及び現金同等物(増減額)   △117   1,366 現金及び現金同等物(期末残高)   2,866   4,233   1,366 島根原子力発電所2号機の稼働により原料費が大幅に減少したことで、原子力発電所の停止期間と比べて営業活動によるキャッシュ・フローが増加した結果、高水準の投資が継続するなかでも、フリー・キャッシュ・フローは10億円のプラスとなった。 ② 資本の財源 エネルギー事業を中心とした既存事業の強化・進化や更なる成長に向けた新たな事業への挑戦などに必要な資金を、主に社債及び長期借入金により調達している。 また、グループ全体の資金を効率的に活用するため、キャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)を通じてグループ内資金融通を行っており、グループ全体で必要な資金を当社が一括して調達している。 さらに、中長期的に安定的かつ低利な資金調達を実現するため、取引先金融機関の拡大や外貨建社債、ハイブリッド社債などによる調達手段・調達先の多様化に継続して取り組むとともに、2026年4月に改訂したサステナブル・ファイナンス・フレームワークに基づき、GX推進機構の債務保証を活用したローンをはじめ、社債やシンジケートローン等によるトランジション・ファイナンスを積極的に活用していく。 なお、当社の発行する社債には電気事業法に基づき一般担保が付与されていたが、2025年4月1日以降に発行する社債には、一般担保は付与されていない。2025年度以降に新規に発行する無担保社債について、投資家保護を重視し、既に発行済の一般担保付社債と同様に、社債管理者を設置している。 ③ 資金の流動性 月次資金繰りに基づき十分な現金及び預金を保有するとともに、金融機関とのコミットメントライン契約や当座貸越契約などにより、不測の資金需要に備える体制をとっている。 (5) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、「中国電力グループ中期経営計画(2024-2025)」において収益・財務基盤回復への取り組み目標として、2024年及び2025年度の2年間で連結経常利益1,500億円以上の確保、2025年度末の連結自己資本比率15%以上への回復を掲げた。 前連結会計年度では島根原子力発電所2号機の再稼働を果たし、当連結会計年度は、島根原子力発電所2号機の安定運転を継続したほか、国内電気事業の収益拡大策を実施し、近年減少傾向にあった総販売電力量を大幅に増加させることができた。こうした取り組みの結果、上記の目標をいずれも達成することができた。 区分   2024年度   2025年度 連結経常利益   1,285億円   802億円 連結自己資本比率   16.2%   16.8% (6) 目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、2025年9月に公表した「中国電力グループ経営ビジョン2040」において、財務目標として「ROE」「ROIC」「自己資本比率」を設定している。2030年度に向けては、資産・負債の増加を抑制しながら利益を着実に上げ、早期に財務基盤を確立させることに軸足を置いて取り組み、2030年度以降は、島根原子力発電所3号機などの投資成果を獲得し、資本収益性を更に高めていくことを目指す。 また、財務目標の達成に向けたKPIとして、「連結経常利益」「総販売電力量」を設定している。 財務目標の達成に向けて、国内電気事業を成長の柱とするエネルギー事業を中心に、グループ全体で成長していく。2030年度までは、経営の安定化や競争力強化、脱炭素化など当社グループの将来の成長にとって不可欠な島根原子力発電所3号機や柳井発電所新2号機(仮称)の投資を進めるとともに、負債が増加する中でもお客さまサービスの充実、電源の価値向上やトレーディングの高度化などにより利益を着実に向上させていく。2030年度以降は、これらの投資成果を獲得し、経済性と環境性を両立した競争力のある電源構成をもとに、高い資本収益性と安定的な財務基盤を実現する。 財務目標 (注)1   実績   目標値 2025年度   2030年度   2035年度   2040年度 ROE   8.3%(注)2   8%以上   -   10%以上 ROIC   1.7%(注)2   3%以上   -   WACC+1%以上 自己資本比率   16.8%   20%以上   25~30%程度 財務目標の達成に向けたKPI 連結経常利益   702億円(注)2   1,100億円   1,300億円   1,600億円 総販売電力量   568億kWh   600億kWh   650億kWh   700億kWh (注)1 財務目標はいずれも連結の数字 2 燃料費調整制度の期ずれ影響除き

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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