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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ミナトホールディングス

MINATO HOLDINGS INC.6862 · Standard · 電気機器

半導体・電子機器の開発から量産までを支える技術商社。デバイスプログラミングやROM書き込みサービスで存在感を示す。

概要

ミナトホールディングスは、電子計測器の受託開発から出発した持株会社である。現在は半導体メモリモジュールやROM書込みサービス、テレワーク関連機器などを手掛けるグループ企業を統括する。2026年3月期の連結売上高は366億円、従業員数は339名。グループは13の連結子会社で構成され、デジタルデバイス・デジタルエンジニアリング・ICTプロダクツの3セグメントで事業を展開する。

三つの事業セグメントで構成されるグループ

デジタルデバイスセグメントは、DIMM(Dual Inline Memory Module)やSSD(Solid State Drive)などの半導体メモリモジュールの販売が中心で、2026年3月期の売上高は222億円、営業利益42億円とグループ全体の収益の過半を占める。デジタルエンジニアリングセグメントは、ROM書込みサービスやデバイスプログラマの製造・販売、ディスプレイソリューション事業を手掛け、売上高35億円、営業利益4.4億円。ICTプロダクツセグメントは、デジタル会議システムやモバイルアクセサリ、液晶モニタなどを販売し、売上高93億円、営業利益5.3億円を計上した。

M&Aによる事業多角化とデジタルコンソーシアム構想

同社は2014年以降、積極的なM&Aで事業領域を拡大してきた。2016年にサンマックス・テクノロジーズを子会社化しメモリモジュール事業を強化、2025年には音楽イベントのブレーンとダイキサウンド、2026年にはシステム開発のブレインとインテグをグループに加えた。これらの企業群を「デジタルコンソーシアム」と位置づけ、相互連携による新製品・新市場の開拓を成長戦略とする。2027年3月期からはセグメントを5つに再編し、電線販売の富士電工を加えたエレクトリカルマテリアルズ、デジタルマーケティングの新セグメントを設ける予定である。

中期経営計画2027の数値目標

2023年1月に公表した中期経営計画では、最終年度の2027年3月期に連結売上高480億円、営業利益25億円、ROE15%以上、自己資本比率30%以上を目標に掲げる。2026年3月期は営業利益42億円で利益目標を前倒し達成し、ROEは30.1%と目標を上回った。一方、自己資本比率は25.2%と目標に届かず、運転資金需要の増加や流動負債の拡大が響いた。同社は利益蓄積による自己資本の充実と資金効率の改善を課題とする。

国内と中国に広がる事業拠点

本社は東京都港区新橋に置く。生産拠点として群馬県高崎市に高崎工場(旧倉賀野工場)を持ち、かつては横浜工場も存在したが現在は本社に統合されている。海外では、中国上海市と東莞市に連絡事務所を開設し、上海には現地法人「港御(上海)信息技術有限公司」、香港には「港御(香港)有限公司」を設立。中国市場でのデバイスプログラマ販売やROM書込みサービスの現地対応を進めている。売上高の詳細な地域別内訳は非開示だが、海外売上は中国を中心に増加傾向にある。

業界の中での役割は電子機器メーカー向けの開発支援・製造サービスおよびデバイス供給を担う技術サービス企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
366億円
営業利益
42億円
営業利益率
11.5%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
デジタルデバイス218億円63.4%43億円19.7%
ICTプロダクツ91億円26.5%5億円5.5%
デジタルエンジニアリング35億円10.2%5億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体・電子部品主力

記憶素子(ROM)へのプログラム書き込みサービスを中核に、デバイスプログラミング、半導体関連製品の販売を提供。半導体メーカーや電子機器メーカーの開発・量産工程に不可欠なサービスを担う。

国内ROM書き込みサービスでトップシェア

主な製品・サービス3
ROM書き込みサービス国内シェア首位
半導体メモリへのファームウェア等の書き込みを代行するサービス。量産前の検証から量産対応まで一貫してサポート。
デバイスプログラミング
各種半導体デバイスへのプログラム書き込みを行うサービス。多品種・多容量のデバイスに対応し、高品質な書き込みを提供。
デバイスプログラマ関連製品
プログラマ本体やソケット、アダプタなど、書き込みに必要な機器・周辺装置を販売。自社開発製品も含む。

02電子機器メーカー主力

電子機器メーカー向けに、ODM/EMS(設計・製造受託)、ディスプレイソリューション、エレクトロニクス開発・設計サービスを提供。企画から量産までの一貫支援により、顧客の開発負担を軽減する。

主な製品・サービス3
ODM/EMS事業
顧客ブランド製品の設計から製造までを受託するサービス。電子機器の試作から量産まで対応可能。
ディスプレイソリューション
液晶・有機EL等の表示デバイスを組み込んだモジュールやソリューションを提供。車載や産業機器向けが多い。
エレクトロニクス開発/設計
電子回路設計、ソフトウェア開発、機構設計等の受託開発サービス。顧客の要件に応じたカスタム設計を提供。

03一般消費者・オフィス準主力

パソコン周辺機器、モバイルアクセサリ、テレワーク関連製品を企画・販売。プリンストンブランドで、高性能かつ手頃な価格の製品を提供する。

主な製品・サービス3
モバイルアクセサリ
スマートフォン用ケース、保護フィルム、充電器などのアクセサリ。幅広い機種に対応した製品を展開。
デジタルデバイス周辺機器
PC用モニタ、ハブ、ケーブル、Webカメラなど、テレワークに必要な周辺機器を提供。
テレワークソリューション
リモートワーク環境を支援する製品・サービス。モニタや会議用デバイスなどで、快適な在宅勤務を実現。

04その他その他

マーケティング支援、Webサイト制作、音楽イベント企画、ベンチャー投資など、多岐にわたるサービスを展開。グループの総合力を活かし、幅広い顧客ニーズに対応する。

製品と技術

生成AI需要に支えられた半導体メモリモジュール

デジタルデバイスセグメントの主力製品は、DIMM(Dual Inline Memory Module)とSSD(Solid State Drive)である。これらの製品はサンマックス・テクノロジーズが販売を担い、主要調達部材であるDRAMの市場価格上昇が業績を押し上げた。2026年3月期は生成AI向けメモリ需要の拡大により需給が逼迫し、売上高は前期比59.4%増の222億円に達した。同社は主要仕入先との長期的な関係を活かし、価格変動の大きい市場でも安定供給を実現している。

ROM書込みサービスとデバイスプログラマの技術蓄積

デジタルエンジニアリングセグメントの根幹は、1973年に国産初として開発したデバイスプログラマの技術にある。現在は、半導体デバイスにプログラムを書き込むROM書込みサービスと、自動プログラミングシステムの製造・販売が主要事業。日本サムスンやトーメンデバイスと共同で国内大手メーカー向けプロジェクトを遂行し、書込み数量を増やしている。また、超薄型サイネージ「WiCanvas」などのディスプレイソリューションも同事業で扱う。2026年3月期のセグメント売上高は35億円で、設備投資の減価償却費減少もあり営業黒字に転換した。

テレワークとデジタル会議を支えるICTプロダクツ

ICTプロダクツセグメントでは、プリンストンが中心となり、据置型デジタル会議システムやWebカメラなどのUSBデバイスを販売する。前々期から取り扱いを開始した新たなデジタル会議システムの販売が本格化し、2026年3月期のセグメント売上高は93億円と前期比22.9%増加した。液晶モニタやゲーミング関連製品、モバイルアクセサリも展開しており、個人向けから法人向けまで幅広いICT製品をカバーする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位ROM書き込みサービス国内シェア約7割半導体・電子部品
  • 半導体・電子部品国内ROM書き込みサービスでトップシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

計測器ディストリビューター、急成長中だが収益率低い

当社は電子計測器の販売・レンタル・保守を手掛ける商社的な事業モデルが主体。同業のキオクシアやイビデンとは事業内容が異なり、むしろ日清紡ホールディングスの計測器関連事業と競合する部分がある。売上高は2024/3の190億円から2026/3には366億円へ急拡大見込みだが、営業利益率は3%台から11%台へ改善中。規模拡大に伴う収益性向上が課題。

強み

  • 2024年から2026年にかけて売上高が約1.9倍に急成長している。
  • 半導体・電子機器メーカーなど多業種にわたり、リピート需要が安定。
  • 販売だけでなくレンタルや保守サービスでストック収入を得ている。
  • 主要計測器メーカーの製品を扱い、ワンストップで提供可能。

課題

  • 売上高成長に対して営業利益率が低く、改善余地がある。
  • 商社モデルのため、他社との価格競争に陥りやすい。
  • 多品種在庫を抱えるため、陳腐化や需要変動リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字がミナトホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16706電気興業326億円15.3倍
26986双葉電子工業324億円12.9倍
36844新電元工業314億円5.5倍
46850チノー309億円13.8倍
56653正興電機製作所294億円11.4倍
66862ミナトホールディングス290億円12.9倍
76763帝国通信工業276億円20.3倍
86643戸上電機製作所273億円10.1倍
96832アオイ電子273億円366.3倍
106835アライドテレシスホールディングス271億円8.1倍
116962大真空250億円58.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

電子計測器の受託開発から創業した1956年

1956年12月、個人事業の港通信機製作所を基礎に、資本金100万円で港通信機株式会社を東京都港区に設立。各種電子計測器や電源装置の受託開発を主業務とし、1962年には群馬県高崎市に高崎工場を新設して生産能力を高めた。1966年には横浜工場を設け、初の半導体・電子デバイス向け検査装置の受託開発に成功。この時期に電子計測技術の基盤を固めた。

国産初のデバイスプログラマで新市場を開拓した1970年代

1972年8月、社名をミナトエレクトロニクス株式会社に変更。1973年5月には国産初のデバイスプログラマを開発し、デバイスプログラミング関連事業を開始した。1980年7月には半導体メモリ向け検査装置を開発し、半導体関連装置分野へ本格的に参入。この一連の製品化により、同社は電子デバイスの試験・書込み分野で独自のポジションを築いた。

情報通信とタッチパネルへの展開を進めた1980年代

1984年1月、情報通信関連機器及び関連ソフトウェアの開発・製造販売を開始。同年5月にはタッチパネル関連製品にも参入した。1988年11月には東京店頭市場に株式を公開し、資金調達力を強化。1989年3月には高崎市に倉賀野工場を新設し、生産拠点を拡充した。この時期、同社の事業は計測器から情報通信・表示デバイスへと多角化し始める。

LCD・FPD検査装置参入と事業拡大の1990年代

1994年3月、LCD(液晶ディスプレイ)・FPD(フラットパネルディスプレイ)向け検査装置の開発・製造販売を開始。2001年にはFPD関連検査装置の製品展開を拡大した。2002年にはデバイスプログラマ関連製品の品揃えを強化。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、資本市場での存在感を高めた。

持株会社体制への移行とM&Aでグループを拡大した2010年代

2015年7月、社名をミナトホールディングス株式会社に変更し、純粋持株会社体制へ移行。2016年にはサンマックス・テクノロジーズを連結子会社化し、メモリモジュール事業を強化。同年、ROM書込みサービスを手掛ける株式会社TOUAから同事業を譲受し、新ROM書込みセンターを開設。2017年には日本ジョイントソリューションズを子会社化し、マーケティング・システム開発分野にも進出した。

音楽・映像・システム領域への進出を加速した2020年代

2025年5月、音楽イベント企画の株式会社ブレーンとスタジオ運営のダイキサウンド株式会社を子会社化。2026年2月には映像制作・システム開発の株式会社ブレインとその子会社インテグをグループに加えた。同年4月には電線販売の富士電工とデジタルコンテンツ制作のピーディックを子会社化。これらのM&Aにより、同社の事業領域は従来のエレクトロニクスからエンターテインメントやマーケティングにまで拡大している。

年表32件を開く

1950年代

  • 1956年12月創業当社は個人事業としての港通信機製作所を基礎に、資本金1百万円をもって、東京都港区に港通信機株式会社を設立。各種電子計測器、電源装置を受託開発。

1960年代

  • 1962年4月群馬県高崎市に高崎工場を新設。
  • 1965年2月群馬県高崎市に高崎アトム工業株式会社(連結子会社)を設立。(2011年5月、全株式譲渡により連結の範囲から除外)
  • 1966年2月当社初の半導体・電子デバイス向け検査装置を受託開発。
  • 1966年9月神奈川県横浜市に横浜工場を新設。

1970年代

  • 1972年8月社名をミナトエレクトロニクス株式会社へ変更。
  • 1973年5月国産初のデバイスプログラマを開発し、デバイスプログラミング関連事業を開始。

1980年代

  • 1980年7月半導体メモリ向け検査装置を開発し、半導体関連装置分野へ展開。
  • 1981年8月本社を神奈川県横浜市に移転。
  • 1984年1月情報通信関連機器及び関連ソフトウェアの開発・製造販売を開始。
  • 1984年5月タッチパネル関連製品の開発・製造販売を開始。
  • 1988年11月上場東京店頭市場へ株式公開。
  • 1989年3月群馬県高崎市に倉賀野工場を新設。

1990年代

  • 1990年2月横浜市にタスクネット株式会社(連結子会社)を設立。(2008年3月、全株式譲渡により連結の範囲から除外)
  • 1994年3月LCD・FPD関連検査装置の開発・製造販売を開始。
  • 1998年10月ROM書込みサービス開始。

2000年代

  • 2001年3月FPD関連検査装置の製品展開を拡大。
  • 2002年3月デバイスプログラマ関連製品の製品展開を拡大。
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2010年代

  • 2011年5月M&A高崎工場を本社に統合。
  • 2013年9月中国の上海市に中国連絡事務所を開設。
  • 2014年4月M&A株式会社イーアイティーを連結子会社化。
  • 2014年9月中国の東莞市に中国連絡事務所を開設。
  • 2015年7月商号変更社名を「ミナトホールディングス株式会社」に変更。
  • 2016年1月新ROM書込みセンターを開設。
  • 2016年1月中国に現地法人、港御(上海)信息技術有限公司(連結子会社)を設立。
  • 2016年4月M&Aサンマックス・テクノロジーズ株式会社を連結子会社化。
  • 2016年5月創業共同出資によりスマートレスポンス株式会社を設立。(2019年10月、全株式譲渡により連結の範囲から除外)
  • 2016年7月株式会社TOUAよりROM書込み事業を譲受。
  • 2016年12月ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社(連結子会社)を設立。
  • 2017年3月M&A日本ジョイントソリューションズ株式会社を連結子会社化。
  • 2017年6月本社を東京都中央区に移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで480億円
  • 営業利益2027年3月期まで25億円
  • ROE2027年3月期まで15%以上
  • 自己資本比率2027年3月期まで30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    デジタルコンソーシアム構想の推進

    デジタル分野の技術力ある企業との提携・M&Aを実施し、コンソーシアムの枠組み強化によるシナジー創出、新製品・サービスの開発、新市場開拓を通じて持続可能な未来を創造する。

  2. 02

    M&A及び資本業務提携による事業拡大

    組み込み電子デバイス、半導体書込み装置、デジタル会議システム、PC周辺機器、デジタルサイネージ、Webサイト構築等の既存事業を基盤に、M&Aや業務提携で事業領域を拡大し、グループ内シナジー創出と収益力向上を図る。

  3. 03

    新セグメント体制による成長戦略の明確化

    2027年3月期から報告セグメントを5つに変更(デジタルデバイス、デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツ、エレクトリカルマテリアルズ、デジタルマーケティング)。新セグメントのもと経営資源の最適配分、意思決定迅速化、事業間シナジー最大化を目指す。

  4. 04

    中期経営計画2027の重点テーマ推進

    ①既存事業領域のさらなる拡大、②新規事業領域への投資(M&A/ベンチャー投資)、③グローバル展開の3テーマに基づき、デジタルコンソーシアム構想実現を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で339人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は612万円で、9期前と比べて+16.7%平均年齢は46.2歳、平均勤続年数は4.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月159
2018年3月149
2019年3月52447.06.9152
2020年3月45841.87.1155
2021年3月53842.87.5304
2022年3月54543.54.9470
2023年3月66947.04.6457
2024年3月60047.33.1281
2025年3月58047.73.2281285
2026年3月61246.24.73391,239

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)42.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 11 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社本社(注)2 — 神奈川県横浜市都筑区1,540百万円
デジタルエンジニアリング
本社 — 神奈川県 横浜市 都筑区520百万円
デジタルエンジニアリング
本社事業所 — 東京都港区171百万円
ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社(注)3 — 群馬県高崎市155百万円
その他
本社 — 宮城県 仙台市 青葉区142百万円
その他
本社 — 東京都 港区121百万円
その他
本社 — 北海道 函館市108百万円
デジタルエンジニアリング
本社 — 東京都 港区56百万円
ICTプロダクツ
本社 — 東京都 港区7百万円
デジタルデバイス
主な関係会社
  • 国内
    サンマックス・テクノロジーズ株式会社(注)3,8
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社(注)3
    神奈川県横浜市都筑区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エクスプローラ
    北海道函館市
    議決権99.6%
  • 国内
    株式会社プリンストン(注)3,9
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ブレイン
    宮城県仙台市青葉区
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ジョイントソリューションズ株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リバース
    山口県山口市
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイキサウンド株式会社(注)6
    東京都港区
    議決権99.7%
  • 国内
    株式会社ブレーン(注)7
    東京都新宿区
    議決権99.0%
  • 国内
    株式会社インテグ
    宮城県仙台市青葉区
    議決権100.0%
  • 国内
    ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 海外
    港御(上海)信息技術有限公司
    China(Shanghai) Pilot Free Trade Zone, Shanghai
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 港御(香港)有限公司Wan Chai,Hong Kong100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は366億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+49.4%、利益が+425.0%。

売上高
+49.4%
366億円
営業利益
+425.0%
42億円
純利益
+425.0%
21億円
営業利益率
11.5%
前期比 +8.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高810億円366億円
営業利益100億円42億円
純利益60億円21億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は230億円、営業利益は48億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+369.4%、営業利益は+1500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q541
2024年1Q4936.19
2024年2Q45613.34
2024年3Q4836.32
2024年4Q480
2025年2Q11954.22
2025年4Q12632.42
2026年2Q12575.64
2026年4Q2413514.517
2027年1Q2304820.933

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は13億円から366億円へ28.2倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国の上海市に中国連絡事務所を開設。
2013年3月130−2
株式会社イーアイティーを連結子会社化。
2014年3月1300
社名を「ミナトホールディングス株式会社」に変更。
2015年3月23−1−1
共同出資によりスマートレスポンス株式会社を設立。(2019年10月、全株式譲渡により連結の範囲から除外)
2016年3月210−1
日本ジョイントソリューションズ株式会社を連結子会社化。
2017年3月8010
2018年3月13922
2019年3月15921
2020年3月12133
2021年3月15925
2022年3月24687
2023年3月22696
2024年3月1901215
2025年3月245863.34
2026年3月366424011.521

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高366億円のうち、営業利益として残るのは42億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%280億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.0%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.6pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+22.1pt
30.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−61億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−61億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は23億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−113
2014年3月−101−13
2015年3月00004
2016年3月1−110014
2017年3月−7511−222
2018年3月−11−121−1231
2019年3月5−63−133
2020年3月71−22819
2021年3月3−45−123
2022年3月−5−19−626
2023年3月18−3−61535
2024年3月1−153−1425
2025年3月1−1611−1521
2026年3月−61064−6123

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は321億円。このうち返さなくてよい自己資本が81億円で、自己資本比率は25.2%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1771040.9
2014年3月1881044.6
2015年3月2191241.7
2016年3月31191261.3
2017年3月67224532.2
2018年3月91246725.8
2019年3月98267225.1
2020年3月85305534.3
2021年3月126359127.1
2022年3月1544011425.2
2023年3月1444410030.1
2024年3月1685711134.1
2025年3月1765911633.7
2026年3月3218124025.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
56億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
68億円
在庫として抱えている分
負債合計
240億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中4位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中220位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
30.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
25.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
49.4%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,655で、1年前と比べて+344.3%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥3,655+3.7%1ヶ月+63.2%1年+344.3%時価総額290億円
過去52週の値幅
安値¥779高値¥4,230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)4.5倍
PBR2.32倍
配当利回り1.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月後半に1,567円まで調整したが、8月に入り急反発し、14日には3,800円と7月安値から約143%上昇した。8月21日は3,370円と前日比6.78%下落したが、25日移動平均線(2,495円)を約35%上回るなど強気基調は継続。52週高値4,230円に接近しており、高値圏での値動きとなる。出来高は8月14日に370万株超と急増しており、個人投資家の参加が活発化している。RSIは74.47と買われ過ぎ水準にあり、短期的な過熱感には注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 6.6倍は業界平均29.3倍を大幅に下回り、PBR 1.72倍も業界平均2.20倍より低位。ROE 30.1%と高収益ながら、配当利回り0.97%と低く、配当性向42.2%であり、成長への再投資が優先されていると推察される。割安だが、直近の営業利益率が3.27%と低く、収益性の改善が待たれる。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍30.8倍
PER (予想)4.5倍
PBR2.32倍2.58倍
ROE30.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は2026年3月期に大幅な増収増益を計画しており、PER6.6倍、PBR1.7倍と割安感が指摘される。強気派は、新製品や需要回復による成長とバリュエーションの低さを評価。一方、弱気派は過去の業績変動の大きさや、計画達成の不確実性、競争環境の厳しさを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安なバリュエーション

    PER6.6倍、PBR1.7倍と業界平均比で割安

  • 急成長計画の達成期待

    2026/3期売上+49%、営業益+340%の計画

  • 株価上昇トレンド

    1年間で147%上昇、勢いが継続

  • 営業利益5倍増、高成長トレンド継続へ2026年Q2影響

    FY26営業利益42億円(前期比+425%)。売上高も366億円と49%増

  • PER6.6倍と割安、ROE30%超が評価されず次回決算影響

    PER6.6倍は成長株として低く、ROE30%を考慮すれば大幅な割安

  • 売上高増加率加速、市場シェア拡大2026年下期影響

    売上高成長率:前期比29%→49%と加速。新規顧客獲得寄与

  • 外国人保有比率9%近く、勢い増す買い継続影響

    外国人保有8.84%、価格上昇で更なる投資家関心集める可能性

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定性

    過去3期の純利益が6→15→4億と乱高下

  • 計画達成リスク

    大幅増収増益計画だが根拠が不透明

  • 競合との競争激化

    計測器市場はキーサイトなど強豪ひしめく

  • 株価1年で148%上昇、利益確定売りリスク不定影響

    過去1年で+148%上昇。PER6.6倍とまだ低いが、短期的な過熱感

  • 配当利回り0.97%と低位、株主還元不足継続影響

    配当利回り0.97%、内部留保活用が成長に寄与しているが、配当期待乏しい

  • 利益率の変動大きく、収益の質に懸念通年影響

    FY25営業利益率3.27%からFY26は11.48%に急改善。持続性に疑問

  • 時価総額148億円と小型、流動性リスク継続影響

    時価総額148億円、出来高少なく大口売買で株価変動大

次の決算で確かめる点
受注高
売上先行指標、需要の実勢を把握
営業利益率
計画11.48%に対し進捗を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは1.15%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
1.15%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月218.0
2020年3月4100.014.0
2021年3月9125.015.3
2022年3月90.038.0
2023年3月1011.188.5
2024年3月1440.08.4
2025年3月140.042.2
2026年3月1828.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,481人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.7%を占め、残る88.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他86.189.884.179.779.369.6
証券会社6.24.67.63.24.89.9
外国法人3.20.53.85.35.68.7
金融機関1.10.50.67.45.66.8
自己株式1.23.64.75.86.56.1
事業法人3.34.53.84.24.64.8
外国人個人0.10.10.20.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.35
02若山健彦5.46
03上田八木短資株式会社2.89
04NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)2.78
05大和証券株式会社2.45
06JPモルガン証券株式会社2.35
07川田勝大2.33
08相澤均2.10
09宇佐見紀之1.96
10大西康弘1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.81%
    -0.52pt
  • 2026-05-22
    ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.26%
    -6.90pt
  • 2026-05-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.33%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2113%、1株純資産は14期で+2681%。直近期のROEは30.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1439
2014年3月−9195
2015年3月−24189
2016年3月−14277
2017年3月22940.6308.1
2018年3月213176.725.1
2019年3月143314.323.518.0
2020年3月3839510.47.414.0
2021年3月6244314.87.015.3
2022年3月8851418.55.238.0
2023年3月7858014.47.088.5
2024年3月19977329.55.68.4
2025年3月507976.418.742.2
2026年3月2831,08630.17.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額251百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
若山健彦代表取締役会長兼 グループCEO59433,065
相澤均代表取締役社長兼 COO65166,100
三宅哲史常務取締役CFO5498,900
杉山敏美取締役6466,200
矢吹尚秀取締役6437,100
児玉純一取締役7117,400
門井豊取締役 常勤監査等委員6237,500
川和まり取締役 監査等委員62
金澤恭子取締役 監査等委員603,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51644721142
取締役(社内)11762323
社外取締役3115176

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,423字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社13社(サンマックス・テクノロジーズ株式会社、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社、株式会社プリンストン、日本ジョイントソリューションズ株式会社、ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社、株式会社エクスプローラ、株式会社リバース、株式会社ブレーン、ダイキサウンド株式会社、株式会社ブレイン、株式会社インテグ、港御(上海)信息技術有限公司、港御(香港)有限公司)により、「デジタルデバイス」「デジタルエンジニアリング」「ICTプロダクツ」セグメントで事業を展開しており、上記の連結子会社13社に加え、非連結子会社で持分法非適用会社1社及び関連会社で持分法適用会社2社により構成されております。 当社は、2025年5月1日付けで株式会社ブレーン及びダイキサウンド株式会社を子会社化しました。 また、当社は、2026年2月27日に株式会社ブレインと同社の完全子会社である株式会社インテグを当社の連結子会社としております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、当連結会計年度におけるセグメントと同一の区分であります。 当社は、2026年5月12日公表の「報告セグメント変更に関するお知らせ」のとおり、2027年3月期第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「デジタルデバイス」「デジタルエンジニアリング」「ICTプロダクツ」から、「デジタルデバイス」「デジタルエンジニアリング」「ICTプロダクツ」「エレクトリカルマテリアルズ」「デジタルマーケティング」へ変更する予定であります。 セグメントの名称   主な事業の内容   会社名 デジタルデバイス   組み込み向け電子デバイス事業モバイルアクセサリ事業メモリーモジュール関連製品の製造、販売   サンマックス・テクノロジーズ株式会社 港御(香港)有限公司 デジタルエンジニアリング   ROM書込みサービス事業デバイスプログラミング事業ディスプレイソリューション事業エレクトロニクス開発/設計事業ODM/EMS事業自社製品/半導体事業デバイスプログラマ関連製品の販売及び関連サービスの提供等   ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社   株式会社エクスプローラ   港御(上海)信息技術有限公司 ICTプロダクツ   テレワークソリューション事業デジタルデバイス周辺機器事業エンタープライズ・モビリティ事業   株式会社プリンストン 株式会社ブレイン その他   マーケティング事業Webサイト構築システム開発事業Webサイト制作/セールスプロモーション事業クリエイティブ・デザイン事業音楽イベントの企画・プロモーション事業スタジオ・メディアプランニング・ライブエンターテインメント事業ベンチャー投資事業   株式会社ブレイン日本ジョイントソリューションズ株式会社 株式会社リバース 株式会社インテグダイキサウンド株式会社 株式会社ブレーン  ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社 事業の系統図は次のとおりであります。 なお、以下に挙げる会社は全て連結子会社であります。 ※上記、連結子会社13社のほか、非連結子会社で持分法非適用会社1社及び関連会社で持分法適用会社2社があります。
経営方針・対処すべき課題3,093字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本文の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は「常に新しい技術に挑戦し、社会に価値ある製品やサービスを展開することで、お客様、株主、従業員の満足を高める企業になる」ことを経営理念としております。また、デジタルの分野において、新しい市場を開拓することで人や社会に貢献し、持続可能な未来の社会を創造することを目指しております。 その上で当社は、企業の社会的責任を十分に認識し、経営の効率性、透明性を向上させ、企業価値・株主価値を増大させることを基本方針としております。その方針の下、経営のスピード化、活性化、透明性の向上を図ってまいります。 (2)経営戦略 当社グループは、企業価値のさらなる向上を目指し、「デジタルコンソーシアム構想」を成長戦略として位置付け、「デジタルコンソーシアムで未来の社会を創造する」というビジョンを推進しております。当社グループは、デジタル分野における企業が相互に連携し、新たな製品・サービスの創出及び新市場の開拓を目指すことを基本戦略としております。 デジタルコンソーシアム構想とは、以下の内容の実現を目指すものであります。 ① デジタル分野に特化した技術力のある企業との提携、M&Aを実施すること ② コンソーシアム(共同体)の枠組みを強化することでシナジーを創出し、新しい製品やサービスの開発にも挑戦すること ③ 新しい市場を開拓することで人や社会に貢献し、持続可能な未来を創造すること <デジタルコンソーシアム構想イメージ図> 当社グループは、組み込み向け電子デバイス事業と、半導体デバイスへのプログラム書込み装置や自動プログラミングシステムの製造・販売及びROM書込みサービス、テレワーク等で利用されるテレビ・Web会議等のデジタル会議システム関連機器の販売・保守事業、PC周辺機器やeスポーツ向けゲーミング関連製品の販売、デジタルサイネージ等ディスプレイ関連商品の販売、Webサイト構築やシステム開発等の既存事業を基盤としつつ、M&A及び資本業務提携を活用した事業領域の拡大、グループ会社間のシナジーの創出、収益力の向上に取り組んでおります。 当連結会計年度においては、株式会社ブレーン、ダイキサウンド株式会社、株式会社ブレイン及び同社の子会社である株式会社インテグを新たに連結の範囲に含めるなど、音楽コンテンツ、映像編集、ライブ・エンターテインメント、プロモーション、システム・ソフトウェア関連領域への事業展開を進めております。また、2026年4月には富士電工株式会社及び株式会社ピーディックを子会社とし、電線・電子部品・電材等の販売領域及びデジタルコンテンツ制作領域の強化を図っております。 当社グループは、これらの事業領域の拡大を踏まえ、2026年5月12日公表の「報告セグメント変更に関するお知らせ」のとおり、2027年3月期第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「デジタルデバイス」「デジタルエンジニアリング」「ICTプロダクツ」から、「デジタルデバイス」「デジタルエンジニアリング」「ICTプロダクツ」「エレクトリカルマテリアルズ」「デジタルマーケティング」へ変更する予定であります。 2026年4月3日付でグループ会社となった、電線・電子部品・電材等の販売事業を手掛ける富士電工株式会社を新セグメント「エレクトリカルマテリアルズ」として位置付けるほか、「デジタルマーケティング」を新設し、デジタルマーケティング事業、デジタルコンテンツ制作事業、DXソリューション事業等を推進するグループ各社の有機的な連携を図り、幅広いお客様のマーケティングニーズに対し最適化されたソリューションを提供することでさらなる成長を目指します。 新たなセグメント体制のもと、各事業の位置付け及び成長戦略をより明確化し、経営資源の最適配分、意思決定の迅速化及び事業間シナジーの最大化を図ってまいります。 (3)目標とする経営指標 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、利益実額、資本効率及び財務健全性を重視しております。また、資本効率の観点から自己資本利益率(ROE)、財務健全性の観点から自己資本比率の向上にそれぞれ取り組んでおります。 当社グループは、2023年1月26日付で公表した「中期経営計画2027」において、2027年3月期を最終年度とする連結数値目標として、売上高480億円、営業利益25億円を掲げております。また、資本効率及び財務健全性の観点から、ROE15%以上、自己資本比率30%以上を目標としております。 当連結会計年度において、営業利益については同計画の目標を前倒しで達成いたしました。また、ROEについても親会社株主に帰属する当期純利益の増加により30.1%となり、目標水準を上回りました。一方で、自己資本比率は、事業規模の拡大に伴う運転資金需要及び流動負債の増加等により25.2%となり、目標である30%以上を下回りました。同計画の最終年度である2027年3月期においては、新たにグループ化した会社の業績寄与等により、売上高480億円の達成を目指すとともに、収益力の向上、利益蓄積による自己資本の充実、資金効率の改善、有利子負債の適切な管理を通じて、成長投資を継続しつつ財務健全性の改善に取り組んでまいります。 (4)対処すべき課題 今後の経営環境につきましては、貿易摩擦の懸念や地政学的リスク等を背景とした不透明感は払拭されない状況が続くものと見込まれます。このような事業環境のなか、当社グループの主要な市場である半導体関連市場におきましては、生成AI関連需要の拡大により生じたPCやスマートフォン向けなどの汎用用途での需給の逼迫が続いており、市況変動や顧客在庫調整の影響には引き続き注視が必要な環境と認識しております。 こうした状況の中、当社グループは成長戦略として位置付けている「デジタルコンソーシアム構想」実現に向けた取り組みの一環として積極的にM&Aを推進しております。 2026年4月3日には、富士電工株式会社を子会社化し、同社が取り扱う芯線、管路材、各種電線、ケーブル、ハーネス、ネットワーク機器など幅広い商材を通じて、産業・インフラ分野における事業領域の拡大を図ってまいります。 さらに、2026年4月28日に株式会社ピーディックを子会社化し、3DCG(3D Computer Graphics)を中心としたデジタルコンテンツ制作力に加え、グループ各社との連携を強化することで、顧客のマーケティングニーズに対する提案力向上を図ってまいります。 当社グループはデジタルコンソーシアムの拡大と発展を目指して、積極的にM&Aや業務提携等で技術力を持つ企業とのつながりを深め、グローバル化を含めた事業拡大に努めるとともに、グループ間での協働を推進しシナジー創出を進めてまいります。また、新たにグループ化した各社との協業を推進し、事業間シナジーの創出、経営資源の最適配分及びグループ全体の収益力向上を図ってまいります。 「中期経営計画2027」で公表したとおり、 ①既存事業領域のさらなる拡大、②新規事業領域への投資(M&A/ベンチャー投資)、③グローバル展開の3つの重点テーマに基づき、デジタルコンソーシアム構想の実現を目指してまいります。
事業等のリスク5,504字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 価格競争と為替リスクについて 電機業界、電子部品関連業界及びICT関連市場における価格競争は厳しいものがあります。デジタルデバイス及びデジタルエンジニアリングにおける主要販売先は大手電機メーカー等であることから、当社グループに対して納入価格の値下げ要請が行われる場合があります。また、ICTプロダクツにおいても、競合企業との価格競争や顧客のコスト削減要請が発生する可能性があります。 当社グループでは、独自技術に基づく高品質な製品・サービスの提供、付加価値の高い商材の取扱い、調達コスト及び製造コストの削減等により競争力の維持に努めておりますが、想定を超える価格下落圧力が生じた場合には、収益性の確保が困難となり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、為替リスクにつきましては、主にデジタルデバイス及びICTプロダクツにおいて、外貨建ての営業債権及び製品・原材料等の輸入に伴う仕入価格及び営業債務が為替変動の影響を受けます。デリバティブ取引(外国為替証拠金取引)を行うこと等により一定の対策を講じる場合があるものの、想定を超える急激な為替変動が発生し、海外から仕入れている製品・商品について販売価格への転嫁が困難となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場環境及び競合企業について 当社グループが事業を展開する半導体関連市場、電子部品・電材関連市場、ICT関連市場、プロモーション・マーケティング関連市場及びデジタルコンテンツ関連市場においては、国内外に多数の競合企業が存在しております。また、製品性能やサービス内容による差別化が困難な領域においては、価格競争が発生する可能性があります。 当社グループでは、顧客ニーズに即した製品・サービスの提供、付加価値の高い商材の開拓、技術力及び提案力の強化、グループ会社間の連携による総合的なソリューション提供に努めております。しかしながら、市場環境の急激な変化、競合企業による新製品・新サービスの投入、顧客ニーズの変化等が生じた場合には、当社グループの競争力又は市場シェアが低下し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 技術革新及び新製品・新サービス開発について 当社グループが属する半導体関連、電子機器、ICT関連、システム開発及びデジタルコンテンツ関連の各市場においては、技術革新の速度が速く、顧客ニーズも多様化しております。当社グループでは、市場動向の継続的な調査、技術力を有する企業との連携、研究開発及び新製品・新サービスの企画開発に取り組んでおります。 しかしながら、既存企業又は新規参入企業による破壊的イノベーションが生じた場合、又は当社グループが市場ニーズの変化を的確に捉えられず、有効な製品・サービスを適時に投入できない場合には、従来の製品・サービスの競争優位性が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 外部要因による製品・商品価格及び調達環境の変動について 当社グループで販売している製品・商品のうち、主にデジタルデバイスにおけるDRAM、NAND等の半導体関連製品、ICTプロダクツにおける各種デジタル機器は、世界的な需要や供給の変動、原材料価格の変動、物流費の上昇、地政学的リスク、各国の通商政策等により、価格や調達環境が急激に変動する可能性があります。 当社グループでは、販売価格への適正な転嫁、仕入先の分散、在庫管理の徹底等を通じて収益性の安定化に努めておりますが、想定を超える急激な価格変動や供給制約が発生した場合には、製品・商品の安定供給や収益性が損なわれ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 製品の品質及び保証について 当社グループは、一定の品質基準に基づき製品の製造、調達及び販売を行っており、販売後の保証対応についても一定の基準を設けております。また、品質管理体制の整備及び仕入先・外注先の管理に努めております。 しかしながら、製品の瑕疵、不具合、仕様不適合、納入遅延等が発生した場合には、製品の回収、交換、補修、損害賠償、顧客からの信用低下等が生じる可能性があります。特に、産業機器、医療機器、通信機器等に組み込まれる製品や、顧客の業務インフラに関連する製品・サービスに不具合が発生した場合には、当社グループの経営成績及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システム開発、プロモーション・マーケティング及びデジタルコンテンツ制作について 当社グループは、Webサイト構築、システム開発、広告制作、マーケティング支援、音楽コンテンツサービス、映像編集、ライブ・エンターテインメント関連サービスを中心としたデジタルコンテンツ制作等の事業を展開しております。 これらの事業においては、顧客の要求仕様や納期への対応、制作物の品質確保、プロジェクト管理、人材の確保、外注先管理、著作権・肖像権その他の知的財産権への対応等が重要となります。当社グループでは、契約管理、工程管理、品質管理及び権利処理の徹底に努めておりますが、仕様変更、納期遅延、制作物の不具合、権利処理上の問題、顧客との認識相違等が発生した場合には、追加費用、損害賠償、信用低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) M&A・業務提携について 当社グループは、事業規模の拡大及び「デジタルコンソーシアム構想」の実現を目的として、M&A及び他企業との業務提携を重要な経営戦略の一つとして積極的に推進しており、近年、連結対象会社及び事業領域が拡大しております。これらの実行にあたっては、対象企業の財務・税務・法務・事業・人事・内部管理体制等に関するデューデリジェンスを実施し、リスク及び収益性を十分に評価した上で判断しております。 しかしながら、対象企業における偶発債務の発生、事業環境の変化、主要人材の流出、内部管理体制の整備遅延、事業の進捗が当初の計画どおりに進まないこと等により、期待していたシナジーや事業拡大の成果が得られない場合には、のれんの減損損失が発生する等、当社グループの経営成績及び将来の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (8) グループ会社管理及び内部管理体制について 当社グループは、M&A等により連結対象会社が増加し、事業領域も半導体関連、電子機器、ICT、システム開発、音楽・映像コンテンツ関連等へ拡大しております。そのため、持株会社である当社を中心としたグループ会社管理、内部統制、コンプライアンス、リスク管理、財務報告体制及び情報管理体制の強化が重要であると認識しております。 当社グループでは、買収対象企業について事前に内部統制状況の調査・分析を行うとともに、買収後は、上場会社グループとしての管理体制の整備を推進しております。しかしながら、事業の急速な拡大や連結対象会社の増加により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない場合には、適正な事業運営、コンプライアンスの確保又は適時・適切な財務報告が困難となり、当社グループの経営成績及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 資金調達及び流動性に関するリスク 当社グループは、事業活動に必要な運転資金のほか、将来の成長に向けた設備投資、M&A及びグローバル展開等に係る資金需要に対し、自己資金に加え、金融機関からの短期借入金及び長期借入金、必要に応じたエクイティ・ファイナンス等により資金調達を行っております。また、グループ各社の資金調達及び管理を持株会社である当社に集約し、グループ全体の手元流動性及び有利子負債の管理を行うとともに、取引金融機関との間で締結した複数年のコミットメントライン契約を活用するなど、機動的かつ効率的な資金調達に努めております。 しかしながら、金融市場の急激な変動、金融政策の変更に伴う金利上昇、当社グループの業績又は財政状態の悪化、金融機関の与信方針の変更その他の要因により、想定どおりの条件で資金調達を行うことが困難となった場合、又は資金調達コストや金利負担が増加した場合には、当社グループの資金繰り、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティ及び個人情報保護について 当社グループは、製品・サービスの提供、システム開発、Webサイト構築、広告・マーケティング支援、音楽・映像コンテンツ関連サービス等の事業活動において、顧客情報、取引先情報、個人情報、機密情報その他の重要情報を取り扱っております。 当社グループでは、情報管理体制の整備、アクセス権限の管理、従業員教育、セキュリティ対策の実施等に努めておりますが、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染、システム障害、人的ミス、委託先における管理不備等により、情報漏えい、改ざん、滅失又はサービス停止等が発生した場合には、損害賠償、行政処分、信用低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産権及びコンテンツ権利処理について 当社グループは、製品開発、システム開発、広告制作、Webサイト構築、音楽コンテンツサービス、映像編集、ライブ・エンターテインメントを中心としたデジタルコンテンツ制作等の事業を展開しており、特許権、商標権、著作権、肖像権、原盤権その他の知的財産権に関連する業務を行う場合があります。 当社グループでは、第三者の権利を侵害しないよう、契約管理及び権利処理の適正化に努めておりますが、第三者の知的財産権を侵害した場合、又は当社グループが保有・利用する権利について紛争が生じた場合には、損害賠償、差止請求、追加費用の発生、サービス提供の停止、信用低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 人的資源に関するリスクについて 当社グループは、継続的な成長のために、各事業領域において優秀な人材を継続的かつ適切に確保するとともに、人材の育成に注力しております。また、M&Aによりグループ会社が増加していることから、各社の企業文化を尊重しつつ、グループとしての経営方針、内部管理体制及び人材活用方針を浸透させることが重要であると認識しております。 しかしながら、事業規模に見合った人材の確保や育成が適切に行えない場合、又は人材の大量流出、組織統合の遅れ、従業員エンゲージメントの低下等が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) IT人材及びクリエイティブ人材の確保、育成等について 当社グループは、システム開発、Webサイト構築、広告制作、マーケティング支援、デジタルコンテンツ制作、映像編集、音楽コンテンツ関連サービス等の分野において、顧客ニーズに対応したサービスを提供しております。これらの事業の遂行には、高度な技術、企画力、制作力及び専門知識を有する人材の確保と育成が不可欠であります。 しかしながら、急激な市場環境の変化、雇用情勢の変化、人材獲得競争の激化等により、必要な人材の確保や育成が困難となった場合、又は人材の流出が発生した場合には、サービス品質の低下、受注機会の逸失、収益の減少や費用の増加を招き、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 法的規制及びコンプライアンスについて 当社グループは、国内外において、会社法、金融商品取引法、税法、労働関係法令、個人情報保護法、取適法、独占禁止法、知的財産関連法令、輸出入関連法令、景品表示法、広告関連法令等の各種法令・規制の適用を受けております。また、当社グループの事業領域の拡大に伴い、従来の事業領域に加え電線、電子部品、システム開発、広告・マーケティング、音楽・映像コンテンツ関連等の各事業に固有の法令・規制への対応も重要となっております。 当社グループでは、コンプライアンス体制の整備、社内規程の運用、従業員教育等に努めておりますが、法令・規制の改正、解釈の変更、又は当社グループ若しくは取引先・委託先における法令違反等が発生した場合には、行政処分、損害賠償、信用低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害・感染症等の異常事態リスクについて 当社グループは、国内外の複数の大都市に拠点を有し、製品の販売、製造、開発及びサービスの提供等を行っております。大規模な自然災害、感染症の拡大、火災、停電、通信障害、物流網の混乱その他の異常事態が当社グループの想定を超える規模で発生し、事業運営に支障をきたす事態となった場合には、製品・商品の調達、製造、販売及びサービス提供の遅延又は停止等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,955字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (資産の部) 流動資産は、当連結会計年度に新たに4社を連結範囲に追加したこと等により、前連結会計年度末に比べて112.9%増加し、26,662百万円となりました。主な要因は、売掛金が3,368百万円、営業投資有価証券が877百万円、商品及び製品が3,821百万円、原材料及び貯蔵品が4,618百万円、前渡金が1,453百万円それぞれ増加したことによるものであります。 固定資産は、当連結会計年度に新たに4社を連結範囲に追加したこと等により、前連結会計年度末に比べて8.3%増加し、5,447百万円となりました。主な要因は、工具、器具及び備品(純額)が311百万円減少したものの、土地が167百万円、のれんが312百万円、繰延税金資産が145百万円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べて82.9%増加し、32,110百万円となりました。 (負債の部) 流動負債は、当連結会計年度に新たに4社を連結範囲に追加したこと等により、前連結会計年度末に比べて113.0%増加し、21,045百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が2,760百万円、短期借入金が6,600百万円、未払法人税等が1,359百万円それぞれ増加したことによるものであります。 固定負債は、当連結会計年度に新たに4社を連結範囲に追加したこと等により、前連結会計年度末に比べて69.1%増加し、2,982百万円となりました。主な要因は、長期借入金が1,125百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて106.4%増加し、24,027百万円となりました。 (純資産の部) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて36.8%増加し、8,083百万円となりました。主な要因は、配当金の支払により利益剰余金が103百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益が2,108百万円計上されたこと、その他有価証券評価差額金が150百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績につきましては、半導体メモリー市場における需給逼迫と価格上昇が続く中においても安定した製品供給を実現したことで、デジタルデバイス事業の収益性が大きく向上しました。また、デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツの堅調な成長に加え、新たに連結対象となった子会社の業績貢献もあり、売上高は36,572百万円(前年同期比49.0%増)と過去最高を更新しました。利益面では、売上高の増加と収益性の向上に加え、これまでの設備投資に伴う減価償却費の減少等から、営業利益は4,232百万円(前年同期比451.7%増)、経常利益は4,042百万円(前年同期比593.6%増)となりました。また、株式会社ブレーンに係る事業計画の見直しを行い、保守的な判断のもと、のれん及び固定資産に係る減損損失536百万円を特別損失として計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は2,108百万円(前年同期比464.1%増)となり、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも過去最高益を達成しました。 セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。 <デジタルデバイス> 当セグメントでは、主要製品のDIMM(Dual Inline Memory Module)及びSSD(Solid State Drive)の主要調達部材、特にDRAMを中心とする半導体メモリー製品において、メモリーメーカーが生成AI向けメモリーの生産に注力したことにより市場価格が大きく上昇したことが業績の押し上げ要因となったほか、需給の逼迫が生じている市場環境の中にあっても主要仕入先との良好な関係を活かして半導体メモリー製品の仕入を継続的に確保し、既存顧客の要望や新規案件にも応えて製品供給を進めたことから、売上高が大きく増加しました。また、主要調達部材の仕入原価の上昇が継続する中にあっても、固定費管理に加え採算性改善に向けた取り組みを推進したことが、大幅な利益の増加に寄与しました。 これらの結果、売上高は22,255百万円(前年同期比59.4%増)、営業利益は4,262百万円(前年同期比188.4%増)となりました。 <デジタルエンジニアリング> ROM書込みサービス事業におきましては、日本サムスン株式会社、株式会社トーメンデバイスと共同で実施する国内大手メーカーに向けたプロジェクトにおいて、書込み数量が前年同期比で増加し、売上高が増加しました。また、これまでの設備投資に伴う減価償却費が減少したことが、利益の増加に寄与しました。 デバイスプログラマ事業においては、民生機器向けのオートハンドラの設備導入や変換アダプタの受注などが堅調に進み、前年同期並みの売上高となりました。 ディスプレイソリューション事業においては、超薄型サイネージ「WiCanvas」の大型案件やショールーム向け大型タッチパネルの売上が減少したことにより前年同期比で売上高が減少しました。 これらの結果、売上高は3,565百万円(前年同期比27.2%増)、営業利益は449百万円(前年同期は74百万円の損失)となりました。 <ICTプロダクツ> テレワークソリューション事業においては、前々期より取り扱いを開始した新たなデジタル会議システムの販売が本格化し、据置型デジタル会議システムや、ウエブカメラ等のUSBデバイスにおいて売上高及び利益が前年同期比で増加しました。 デジタル関連機器事業においては、前年同期に大型案件があった液晶モニタの売上は減少したものの、個人向けモバイルアクセサリ等の販売強化を進めたことにより売上高及び利益の増加に寄与しました これらの結果、売上高は9,324百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益は535百万円(前年同期比180.2%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前年同期から12.7%増加し、2,331百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、6,132百万円の支出(前年同期は92百万円の収入)となりました。 主な増加要因は、税金等調整前当期純利益3,450百万円、仕入債務の増加額2,339百万円によるもの、主な減少要因は、売上債権の増加額2,573百万円、前渡金の増加額1,451百万円、棚卸資産の増加額8,156百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、42百万円の支出(前年同期は1,642百万円の支出)となりました。 主な要因は、当期に新たに4社を連結範囲に追加したことによるキャッシュの純増加額169百万円、有形固定資産の取得による支出182百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、6,412百万円の収入(前年同期は1,122百万円の収入)となりました。 主な要因は、グループ運転資金を目的とした短期借入金の増加による6,280百万円、長期借入れによる収入1,190百万円、長期借入金の返済による支出835百万円、自己株式の取得による支出109百万円、配当金の支払額103百万円によるものであります。 当社グループ全体の資金調達及び管理を持株会社である当社に集約して効率的な財務運営を進めるとともに、必要な資金の機動的な見直しを行っております。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) デジタルデバイス   21,622,189   192.0 デジタルエンジニアリング   2,048,471   105.6 ICTプロダクツ   6,431,780   102.8 その他   1,684,243   401.9 合計   31,786,684   159.9 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 3.当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) デジタルデバイス   22,720,681   167.4   1,291,280   344.4 デジタルエンジニアリング   3,725,221   128.8   560,383   157.3 ICTプロダクツ   9,761,951   131.9   882,557   330.3 その他   2,049,957   384.1   10,888   17.9 合計   38,257,812   156.8   2,745,110   259.1 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) デジタルデバイス   21,804,326   158.6 デジタルエンジニアリング   3,521,202   126.5 ICTプロダクツ   9,146,567   122.4 その他   2,099,945   388.4 合計   36,572,041   149.0 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ダイワボウ情報システム株式会社   4,036,949   16.5   ―   ― 株式会社アドテック   ―   ―   4,458,870   12.2 エプソンダイレクト株式会社   ―   ―   4,334,908   11.9 3.当連結会計年度のダイワボウ情報システム株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 4.前連結会計年度の販売高及び割合に記載のない相手先につきましては、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 5.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討の内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における我が国経済は、個人消費や設備投資を中心に内需が下支えとなり、年間を通じて緩やかな回復基調が継続しました。企業収益は、原材料価格や人件費の上昇、外需の鈍化などの影響から業種間でばらつきがみられましたが、価格転嫁の進展や為替動向の影響等により全体としては緩やかな改善傾向が継続しました。世界経済においては、インフレ率が低下傾向にあるものの、貿易摩擦の懸念や地政学的リスク等を背景とした不透明感は払拭されず、全体として緩やかな成長にとどまりました。 当社グループの主要な市場である半導体関連市場におきましては、メモリーメーカーが生成AI向けメモリーの生産に注力したことにより、生成AI関連需要が引き続き拡大した一方で、PCやスマートフォン向けなどの汎用用途では需給の逼迫が生じるなど、用途別で需給環境に差異がみられ、全体としては二極化した状況で推移しました。 このような経営環境のもと、当社は、デジタル分野において他企業との連携やM&Aを進めることでコンソーシアム(共同体)を形成し、これを拡大することでシナジーを創出し企業価値を高めていくことを柱とする「デジタルコンソーシアム構想」を成長戦略として位置付け、「デジタルコンソーシアムで未来の社会を創造する」というビジョンを推進しております。 このビジョンのもとで、当社は2025年5月1日付で株式会社ブレーン及びダイキサウンド株式会社を子会社化し、音楽コンテンツサービス、映像編集、ライブ・エンターテインメント分野における事業拡大を進めております。両社については、2025年6月30日時点の貸借対照表より連結対象に含め、2025年7月以降の連結業績に反映しております。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べて49.0%増加し、36,572百万円となり過去最高を更新しました。特にDRAMを中心とする半導体メモリー製品において、メモリーメーカーが生成AI向けメモリーの生産に注力したことにより市場価格が大きく上昇したことが業績の押し上げ要因となったほか、需給の逼迫が生じている市場環境の中にあっても主要仕入先との良好な関係を活かして半導体メモリー製品の仕入を継続的に確保し、既存顧客の要望や新規案件にも応えて製品供給を進めたことによりデジタルデバイスでの売上高が大きく増加しました。また、デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツの堅調な成長に加え、新たに連結対象となった子会社の業績貢献もあり、売上高は大きく増加しました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べて99.1%増加し、8,590百万円となりました。これは主にデジタルデバイスにて主要調達部材の半導体メモリーの仕入原価の上昇が継続する中にあっても、固定費管理に加え採算性改善に向けた取り組みを推進したことによります。また、デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツの各セグメントが堅調に成長したこと、並びにこれまでの設備投資に伴う減価償却費が減少したこと等によるものです。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べて22.8%増加し、4,357百万円となりました。これは主に事業規模の拡大に伴う人件費の増加に加え、M&Aの実施に関連して発生したアドバイザリー費用等の一時的費用及び取得した事業に係るのれん償却額の増加等によるものです。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べて451.7%増加し、4,232百万円と過去最高益となりました。これは主に半導体メモリー市場における需給逼迫と価格上昇が続く中においても安定した製品供給を実現したことで、デジタルデバイスの収益性が大きく向上したことに加え、デジタルエンジニアリング、ICTプロダクツが堅調に成長したこと、新たに連結対象となった子会社が業績に貢献したこと、並びにこれまでの設備投資に伴う減価償却費の減少によるものです。なお、当連結会計年度の利益水準には、半導体メモリー市場における需給環境及び価格動向の影響が含まれております。当社グループは、市況変動の影響を受ける可能性を認識しており、今後も在庫管理、調達先との関係強化、価格転嫁及び高付加価値商材の拡充により、収益基盤の安定化に努めてまいります。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べて593.6%増加し、4,042百万円と過去最高益となりました。これは主に営業利益の増加によるものです。営業外収支につきましては、支払利息の増加及び貸倒引当金繰入額の計上があった一方で、為替差損から為替差益に転じたこと等により、全体としては前連結会計年度と概ね同水準となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて464.1%増加し2,108百万円となりました。株式会社ブレーンに係る事業計画の見直しを行い、保守的な判断のもと、のれん及び固定資産に係る減損損失536百万円を特別損失として計上しましたが、経常利益の増加により過去最高益となりました。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について) 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 目標とする経営指標」に記載しております。また、営業利益及び経常利益については「 a.経営成績の分析」に記載しております。 なお、自己資本比率については、利益計上等に伴う株主資本の増加がありましたが、流動負債の増加により25.2%(前期は33.7%)になりました。自己資本利益率(ROE)については、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比で464.1%増となったことから30.1%(前期は6.4%)となりました。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 なお、セグメントごとの経営成績の状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況  b.経営成績」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュフローについて 「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、グループとしての健全な財務体質を維持しながら、必要な資金を機動的に調達・運用を行い、企業価値向上のために戦略的に経営資源の選択と集中を推進しております。 健全な財務体質の面では、当社が2023年1月に策定・公表しました「中期経営計画2027」にて目標値と定めた連結での自己資本比率30%以上を維持すべく運営し、リスク耐性の強化を図ります。 必要資金の調達・運用については、フリー・キャッシュフローの増大による資金創出への努力とともに、グループ各社の資金調達及び管理を持株会社である当社に集約し、グループ全体の手元現預金及び有利子負債の管理を行うことで、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を効率的に調達・運用しております。当社グループの資金需要は、グループ各社の営業活動に伴う運転資金と、今後の成長に必要な設備投資資金やM&Aに関する資金等があります。このうち、グループ各社で必要となる在庫、仕入資金や、売掛金回収までの運転資金等については、主に短期借入金及び長期借入金で調達しておりますが、グループ各社の手元現預金の水準を勘案しつつ、取引金融機関との間で締結した複数年でのコミットメントライン契約により機動的に借入金の増減を行い、効率的な資金調達に努めております。また、将来の成長に資する設備投資に係る資金や、連結の範囲の変更を伴う子会社株式取得のための資金及び当該子会社の既存借入の借換資金等については、金融機関からの短期借入金や長期借入金及び第三者割当増資等を活用しております。主要な取引金融機関とは良好な取引関係を維持しており、現時点において当社グループの事業運営に必要な資金調達に重大な支障は生じておりません。また、取引金融機関との間で締結している複数年のコミットメントライン契約等を活用することにより、緊急時の流動性確保にも努めております。今後も、成長投資と財務健全性のバランスを重視し、有利子負債水準、手元流動性及び自己資本比率を総合的に管理してまいります。 また当社グループでは、中長期的な企業価値向上のために既存事業の成長戦略の精査を行い、より高い成長が見込まれる分野への経営資源の重点的な配分について議論、検討をしております。引き続き当社グループにとってより高い成長が見込まれる事業のための設備投資、M&A、グローバル展開に資金を配分することにより、財務の健全性を維持しつつ、当社のさらなる企業価値向上を図る考えです。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの必要と思われる見積り及び仮定は、合理的な基準に基づいて実施しております。これらの見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に、会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼす事項であると考えております。 a. 固定資産の減損処理 当社グループが保有しております固定資産のうち、減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローを見積り、その総額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失の測定を行い、回収可能価額(正味売却価額又は使用価値のいずれか高い金額)が帳簿価額を下回る場合に、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。将来キャッシュ・フローの見積りにあたっては、将来の予測不能な事業環境の著しい悪化等により見直しが必要となった場合、減損損失が発生する可能性があります。 b. のれんの減損処理 当社グループののれんの償却については、その効果の発現する期間を合理的に見積り、当該期間において均等償却を行っております。将来の予測不可能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、収益性が低下し、減損損失が発生する可能性があります。 c. 繰延税金資産 繰延税金資産は、過去の課税所得の推移や将来の課税所得の見込等を勘案して、回収可能性を慎重に検討し計上しております。回収の実現性が低いと判断した場合には適正と考えられる金額へ減額する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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