概要
ストライクグループは、中堅・中小企業のM&A仲介を専門とする独立系企業である。1997年に会計事務所として創業し、1999年に国内初のインターネットM&Aマッチングサイト「M&A市場SMART」を立ち上げた。事業承継・成長戦略・イノベーション型のM&Aを一貫支援し、2024年9月期には売上高181億円、営業利益68億円(利益率37.6%)を達成。全国9拠点を有し、東京証券取引所プライム市場に上場。従業員数452名。
M&A仲介に特化した独立系ファーム
同社は1999年に業界に先駆けてインターネット上のM&Aマッチングサイト「M&A市場SMART」を開設した。このサイトでは、企業名を匿名にしたまま案件を掲載し、地域や業種を越えた買収候補先を募集する。匿名性を確保することで、譲渡企業が情報漏洩を心配せずに利用できる。オンラインツールと全国のコンサルタントによる直接営業を組み合わせることで、効率的な案件探索を実現している。同サイトは同社の競争優位の源泉の一つである。
インターネットマッチングサイト「M&A市場SMART」の活用
同社は1999年に業界に先駆けてインターネット上のM&Aマッチングサイト「M&A市場SMART」を開設した。このサイトでは、企業名を匿名にしたまま案件を掲載し、地域や業種を越えた買収候補先を募集する。匿名性を確保することで、譲渡企業が情報漏洩を心配せずに利用できる。オンラインツールと全国のコンサルタントによる直接営業を組み合わせることで、効率的な案件探索を実現している。同サイトは同社の競争優位の源泉の一つである。
全国9拠点でカバーする地域密着体制
本社(東京)のほか、札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、高松、広島、福岡の8つの営業所を設置し、全国のM&Aニーズに対応する。2012年に大阪オフィスを皮切りに、同年中に札幌、仙台、福岡、高松を開設。その後、名古屋(2013年)、広島(2021年)、京都(2024年)と拡大し、地方の中小企業へのアクセスを強化した。各拠点は地域の金融機関や会計事務所との業務提携を通じて案件を紹介されることも多く、地域密着型のソーシングが可能となっている。
高収益体質と成長軌道
ストライクグループは高い収益性を特徴とする。2024年9月期の営業利益率は37.6%と、サービス業としては異例の水準である。売上高は過去10年間で約45倍に成長し、2025年9月期には203億円を見込む。成長の要因は、M&A市場の拡大と同社のマッチング効率の高さにある。一方、人件費や広告宣伝費の増加により、2024年9月期の営業利益は前年比6.5%減となった。同社は中長期の持続的成長を目指し、新卒採用へのシフトや教育研修の強化に取り組んでいる。
業界の中での役割はM&A仲介サービスにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01中堅・中小企業(全業種)主力
事業承継・成長戦略・イノベーション型M&Aの仲介を提供。譲渡企業と買収企業のマッチング、交渉支援、クロージングまで一貫サポート。インターネット上のマッチングサイト「M&A市場SMART」も活用。
- M&A仲介サービス
- 譲渡希望企業と買収希望企業の仲介。ソーシング、マッチング、エグゼキューション(基本合意・デューデリ・契約締結)までを支援。
- M&A市場SMART
- インターネット上で案件を掲載し、買収候補先を募るマッチングサイト。匿名性を確保し、地域・業種を越えた探索が可能。
- ファイナンシャル・アドバイザリー業務
- M&Aに関する財務アドバイス、企業評価、デューデリジェンス等の周辺業務。
製品と技術
M&A仲介サービス:一貫サポートと3つの類型
同社の主力サービスはM&A仲介であり、譲渡希望企業と買収希望企業のマッチングから成約までを一貫して支援する。ソーシングでは直接営業と業務提携先からの紹介、マッチングでは社内データベースと「M&A市場SMART」を活用する。エグゼキューションでは基本合意、デューデリジェンス、契約締結、クロージングまでをサポートする。取扱案件は事業承継型、成長戦略型、イノベーション型の3つに大別され、それぞれのニーズに応じたスキームを提案する。
M&A市場SMART:匿名マッチングの仕組み
「M&A市場SMART」は同社が1999年に開設したインターネット上のM&Aマッチングサイトである。譲渡企業は企業名を伏せた状態で案件情報を掲載し、買収希望企業は匿名で問い合わせることができる。地域や業種の制限なく広く買収候補先を募れる点が特徴で、一般的に買収ニーズが少ない事業でも成約の可能性を高める。同サイトは現在も運用され、同社の案件探索における重要なチャネルとなっている。
周辺サービスと戦略コンサルティング
M&A仲介に加えて、ファイナンシャル・アドバイザリー業務、デューデリジェンス、企業評価、企業再生支援など周辺サービスも提供する。また、M&A支援で培ったノウハウを活かした戦略コンサルティング業務も展開。買収検討企業に対して、M&Aの成長余地の見極めから対象企業の探索まで伴走する。2020年にはプレマーケティングサービスを開始し、より早期の段階から顧客企業のM&A準備を支援する体制を整えている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
サービス業で高収益、買収型成長で独自ポジション
当社はM&A仲介を主力とし、売上高を2023年9月期の138億円から2025年9月期には203億円へと急拡大。営業利益率も約31〜37%と非常に高く、サービス業の中でも突出した収益性を実現している。同業他社と比べ、ジンジブやイシンは人材派遣や紹介事業で規模を競う一方、当社はM&Aという特化分野で高付加価値サービスを提供し、独自のポジションを築いている。しかし、売上高の拡大は買収に依存する面が強く、のれん償却や統合リスクが課題となる。また、営業利益率は低下傾向にあり、成長の質が問われている。
強み
- 営業利益率37%超は業界でトップクラス、利益創出力が高い
- 売上高は2年間で約47%増と高い成長を実現
- M&A仲介というニッチ分野で専門知識を活かし差別化
- 買収による規模拡大で、営業基盤を強化している
課題
- 成長の原動力がM&A頼みで、統合リスクが常につきまとう
- 営業利益率は37.6%→31.0%と低下しており、費用管理が課題
- M&A需要は景気の影響を受けやすく、不況時の落ち込み懸念
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がストライクグループ
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8706極東証券 | 624億円 | 12.7倍 |
| 2 | 7322三十三フィナンシャルグループ | 559億円 | 18.0倍 |
| 3 | 8614東洋証券 | 532億円 | 12.4倍 |
| 4 | 7383ネットプロテクションズホールディングス | 397億円 | 22.9倍 |
| 5 | 8219青山商事 | 388億円 | 16.1倍 |
| 6 | 6196ストライクグループ | 264億円 | 16.4倍 |
| 7 | 7347マーキュリアホールディングス | 171億円 | 65.2倍 |
| 8 | 3963シンクロ・フード | 101億円 | 36.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
1997年、会計事務所として創業
1997年7月、東京都足立区においてM&A仲介業務を目的として株式会社天会計社を設立。1998年10月に商号を株式会社ストライクに変更し、M&A仲介に特化した事業を開始した。創業は公認会計士・税理士が中心であり、財務・税務の専門知識を活かした仲介サービスを提供する方針だった。
1999年、国内初のM&Aマッチングサイト開設
1999年1月、国内のM&A業界で初めてインターネット上のマッチングサイト「M&A市場SMART(Strike M&A Rapid Trading system)」を開設。従来の対面営業に加えて、オンラインで匿名の案件情報を公開することで、より広範囲な買収候補先の探索を可能にした。このシステムは同社の成長の基盤となった。
2001〜2009年、本社移転と事業基盤の確立
2001年5月に本社を渋谷区へ、2002年8月に千代田区三番町へ、2009年6月には千代田区六番町へと移転。本社機能を都心に集約し、首都圏での営業基盤を固めた。この時期は着実に成約件数を伸ばし、2012年8月期の売上高は4億円に達した。
2012年、地方拠点の一斉開設
2012年は地方展開の転機となった。1月に大阪オフィス、3月に札幌・仙台、5月に福岡、7月に高松と相次いで開設。さらに2013年1月に名古屋オフィスを加え、全国主要都市に拠点を配置した。これにより、地元の中小企業への直接アプローチが可能となり、案件数が急増した。
2016年、マザーズ上場から東証一部へ
2016年6月に東京証券取引所マザーズに上場。同年8月に本社を千代田区大手町に移転し、現在の所在地となる。上場から1年後の2017年6月には市場第一部に市場変更。資本市場での評価を背景に、採用と拠点拡大を加速した。
2020年代、新サービスとオフィス拡充
2020年4月にプレマーケティングサービスの提供を開始。2021年11月には広島オフィスを新設し、2022年4月には東京証券取引所の市場再編によりプライム市場へ移行した。2024年6月には京都イノベーションオフィスを開設し、スタートアップ支援に特化した拠点を設けた。
2023年、日本企業投資基盤の設立
2023年3月、日本企業投資基盤株式会社を設立。これはM&A仲介だけでなく、企業への投資を通じた支援を目的とする子会社である。同社の事業領域を拡大し、M&Aのエコシステムを強化する狙いがある。
年表28件を開く
1990年代
- 1997年7月創業東京都足立区において、M&A仲介業務を事業目的として設立(当時の商号は株式会社天会計社)
- 1998年10月商号変更社名を株式会社ストライクに変更
- 1999年1月国内初、インターネット上でのM&Aマッチングサイト「M&A市場SMART(Strike M&A Rapid Trading system)」を開設
2000年代
- 2001年5月本社を東京都渋谷区に移転
- 2002年8月本社を東京都千代田区三番町に移転
- 2009年6月本社を東京都千代田区六番町に移転
2010年代
- 2012年1月大阪オフィスを新設
- 2012年3月札幌オフィス、仙台オフィスを新設
- 2012年5月福岡オフィスを新設
- 2012年7月高松オフィスを新設
- 2013年1月名古屋オフィスを新設
- 2015年7月M&A専門の情報サイト「M&A Online」を公開
- 2016年5月高松オフィスを香川県高松市紺屋町に移転
- 2016年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2016年8月本社を東京都千代田区大手町に移転
- 2017年6月東京証券取引所市場第一部に市場変更
- 2018年1月名古屋オフィスを愛知県名古屋市中村区名駅に移転
2020年代
- 2020年4月プレマーケティングサービスの提供開始
- 2020年5月札幌オフィスを北海道札幌市中央区北三条西に移転
- 2021年5月本社を東京都千代田区大手町内に移転
- 2021年11月広島オフィスを新設
- 2021年11月福岡オフィスを福岡県福岡市博多区博多駅中央街に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
- 2023年3月創業日本企業投資基盤株式会社を設立
- 2023年11月大阪オフィスを大阪府大阪市北区梅田に移転
- 2024年5月仙台オフィスを宮城県仙台市青葉区中央内に移転
- 2024年6月京都イノベーションオフィスを新設
- 2024年12月高松オフィスを香川県高松市サンポートに移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 成約組数2027年9月期まで329組
- 成約組数2028年9月期まで370組
- 成約組数2029年9月期まで411組
- 売上高2027年9月期まで24,346百万円
- 売上高2028年9月期まで27,195百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
サービス品質の向上
ガイドラインや業界自主規制を高いレベルで遵守し、不適切な取引を防止する社内体制を整備。顧客満足度調査を実施し、業務改善やサービス向上にフィードバックする。
- 02
人材の確保・育成と働きやすい環境づくり
新卒採用中心にシフトし安定的な採用を確保。社内研修の充実やチーム制による経験向上、成果主義の給与・人事制度で定着率向上を図る。
- 03
多様なM&Aニーズへの対応
事業承継型に加え、成長型M&A、クロスボーダーM&A、スタートアップ・医療機関・プロスポーツチームのM&Aなど領域を拡大し、支援件数を増やす。
- 04
事業領域の拡大と持株会社体制移行
M&A仲介に加え、ファイナンシャル・アドバイザリー業務等を拡充。2026年9月期中に持株会社体制へ移行し、各事業を機動的に運営する。
- 05
ガバナンス体制の強化とサステナビリティ推進
経営企画部・IR室を新設し管理体制強化。サステナビリティ推進委員会で重要課題を特定し、TCFD・TNFD提言に基づく情報開示を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で452人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,521万円で、9期前と比べて+13.2%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は2.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年8月 | — | — | — | 34 | — |
| 2017年8月 | — | — | — | 49 | — |
| 2018年8月 | — | — | — | 75 | — |
| 2019年8月 | 1,344 | 34.8 | 2.3 | 119 | — |
| 2020年8月 | 1,357 | 35.5 | 2.6 | 140 | — |
| 2021年9月 | 1,433 | 35.3 | 2.5 | 191 | — |
| 2022年9月 | 1,438 | 35.8 | 2.7 | 220 | — |
| 2023年9月 | 1,515 | 34.9 | 2.5 | 278 | — |
| 2024年9月 | 1,609 | 33.8 | 2.4 | 368 | 1,848 |
| 2025年9月 | 1,521 | 33.2 | 2.5 | 452 | 1,394 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は203億円、営業利益は63億円。前期と比べると増収減益で、売上が+12.2%、利益が-7.4%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 225億円 | 203億円 |
| 営業利益 | 73億円 | 63億円 |
| 純利益 | 50億円 | 47億円 |
| 1株あたり配当 | ¥65 | ¥65 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は63億円、営業利益は24億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+110.0%、営業利益は+166.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 41 | 14 | 34.1 | 10 |
| 2023年3Q | 30 | 9 | 30.0 | 6 |
| 2023年4Q | 47 | — | — | 19 |
| 2024年1Q | 37 | 13 | 35.1 | 9 |
| 2024年2Q | 55 | 24 | 43.6 | 15 |
| 2024年4Q | 89 | 31 | 34.8 | 26 |
| 2025年2Q | 90 | 24 | 26.7 | 17 |
| 2025年4Q | 113 | 39 | 34.5 | 30 |
| 2026年2Q | 97 | 27 | 27.8 | 19 |
| 2026年3Q | 63 | 24 | 38.1 | 15 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年8月期からの14期で、売上は4億円から203億円へ50.8倍に増えた。直近期の営業利益率は31.0%。売上は11期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 4 | — | 1 | — | 1 |
| 2013年8月 | 8 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年8月 | 6 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年8月 | 14 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2016年8月 | 20 | — | 8 | — | 5 |
| 2017年8月 | 31 | — | 11 | — | 8 |
| 2018年8月 | 37 | — | 14 | — | 9 |
| 2019年8月 | 51 | — | 19 | — | 13 |
| 2020年8月 | 69 | — | 30 | — | 22 |
| 2021年9月 | 90 | — | 35 | — | 24 |
| 2022年9月 | 107 | — | 42 | — | 30 |
| 日本企業投資基盤株式会社を設立 | |||||
| 2023年9月 | 138 | — | 52 | — | 39 |
| 2024年9月 | 181 | 68 | 68 | 37.6 | 50 |
| 2025年9月 | 203 | 63 | 63 | 31.0 | 47 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高203億円のうち、営業利益として残るのは63億円で31.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の23.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.4%84億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.6%56億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.0%63億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 12期分
2025年9月期は営業CFが38億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは35億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は201億円で、売上の11.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年8月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 6 |
| 2015年8月 | 7 | 0 | 2 | 7 | 15 |
| 2016年8月 | 4 | −1 | 6 | 3 | 24 |
| 2017年8月 | 11 | 0 | 7 | 11 | 42 |
| 2018年8月 | 10 | −1 | −2 | 9 | 49 |
| 2019年8月 | 14 | −2 | −7 | 12 | 54 |
| 2020年8月 | 29 | −1 | −3 | 28 | 79 |
| 2021年9月 | 15 | −4 | −4 | 11 | 86 |
| 2022年9月 | 17 | −9 | −8 | 8 | 85 |
| 2023年9月 | 68 | −6 | −6 | 62 | 141 |
| 2024年9月 | 63 | −10 | −10 | 53 | 184 |
| 2025年9月 | 38 | −3 | −17 | 35 | 201 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年9月期の総資産は248億円。このうち返さなくてよい自己資本が215億円で、自己資本比率は86.7%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 6 | 5 | 1 | 77.9 |
| 2013年8月 | 9 | 7 | 2 | 73.2 |
| 2014年8月 | 8 | 7 | 1 | 88.4 |
| 2015年8月 | 17 | 12 | 5 | 69.4 |
| 2016年8月 | 27 | 23 | 4 | 83.0 |
| 2017年8月 | 45 | 37 | 8 | 83.1 |
| 2018年8月 | 54 | 45 | 9 | 83.2 |
| 2019年8月 | 64 | 52 | 12 | 80.3 |
| 2020年8月 | 90 | 71 | 19 | 78.3 |
| 2021年9月 | 110 | 91 | 19 | 82.8 |
| 2022年9月 | 128 | 112 | 16 | 87.8 |
| 2023年9月 | 183 | 145 | 38 | 79.3 |
| 2024年9月 | 227 | 185 | 42 | 81.4 |
| 2025年9月 | 248 | 215 | 33 | 86.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中15位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中182位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,376で、1年前と比べて-0.9%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.4倍 |
| PER (会社予想) | 15.8倍 |
| PBR | 3.70倍 |
| 配当利回り | 4.72% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1359円。25日線(1335.44円)を約+1.8%上回り、75日線(1283.55円)の上で推移。8月17日以降、1340円前後で安定。52週高値1553.33円からは約-12.5%の水準。52週安値1166円からは+16.6%の位置。RSIは57.87と中立。200日線(1339.38円)も上回っており、中期的なトレンドは堅調。出来高は7月31日に127万株と急増したが、その後は20~30万株で推移。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
予想PERは15.6倍と同業界平均の22.99倍を下回り割安感があるが、PBRは3.65倍と高く、ROEは23.6%と高い収益性を反映。配当利回りは4.78%と魅力的だが、配当性向73.2%と高い。業績は増収増益で好調だが、PERとPBRの組み合わせでバランスを欠く。総合的にやや割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.4倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 15.8倍 | — |
| PBR | 3.70倍 | 3.51倍 |
| ROE | 23.6% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、中小企業の事業承継ニーズの高まりを追い風に、M&A仲介市場の成長が続くかどうか。強気派は、後継者不足と政府の後押しで市場が拡大し、成約件数が増えるとみる。一方、弱気派は、仲介手数料は成約依存のフロー収入で景気変動の影響を受けやすく、競争激化で手数料率が低下するリスクを指摘する。また、直近の営業利益率低下(2024/9期37.6%→2025/9期見込み31.0%)を、成長鈍化の兆候と捉える見方もある。
- 事業承継需要の拡大
国内中小企業の後継者不足は深刻で、M&A仲介市場は中長期で成長が見込まれる。
- 高収益体質の維持
2024/9期の営業利益率は37.6%と高く、規模の経済が働いている。
- シェア拡大の余地
業界内での認知度向上で、案件数が増加傾向にある。
- 予想PER15.6倍とEPS増益期待決算発表後影響中
予想EPSは約87円と実績84円を上回り、PER16.21倍から15.6倍へ改善する増益が期待される
- 売上高が138億円から203億円に増加通年影響中
2023/9期138億円→2024/9期181億円→2025/9期203億円と3年連続増収
- 営業利益率31%超の高収益体質継続影響中
2025/9期の営業利益率31.03%、売上高203億円で営業利益63億円と高収益が続く
- ROE23.6%と配当利回り4.78%継続影響弱
ROE23.6%に対し配当利回り4.78%と株主還元が高く、PBR3.65倍を支える
- 成約依存の収益変動
売上は成約報酬が主体で、景気後退時には案件が減少するリスクがある。
- 競争激化と手数料低下
新規参入が相次ぎ、手数料率の引き下げ競争が起こり得る。
- 利益率の低下懸念
2025/9期の営業利益率は31.0%と前年から低下する見込み。
- 営業利益が68億円から63億円に減益通年影響中
2024/9期68億円→2025/9期63億円、5億円の営業減益
- 純利益が50億円から47億円へ減少通年影響弱
2025/9期純利益は47億円と前年から3億円減、増益基調が途切れる
- 営業利益率が6.5ポイント低下通年影響中
営業利益率は37.57%→31.03%へ悪化、収益性の低下が続く
- PBR3.65倍とバリュエーション高不定影響弱
PBR3.65倍はROE23.6%でも高水準、市場調整時に割高感が出やすい
- 成約件数
- 売上の直接的なドライバーであり、成長性を測る主要指標。
- 手数料率
- 競争環境や案件ミックスを反映し、収益性に影響する。
- 営業利益率
- 高収益体質が維持できるかどうかの確認に必要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり65円で、前期から+97.8%。いまの株価に対する利回りは4.72%。増配か配当維持が8年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年8月 | 3 | — | 18.4 |
| 2018年8月 | 3 | 12.4 | 18.9 |
| 2019年8月 | 5 | 61.0 | 20.8 |
| 2020年8月 | 8 | 65.6 | 20.8 |
| 2021年9月 | 9 | 12.5 | 25.5 |
| 2022年9月 | 13 | 48.1 | 25.8 |
| 2023年9月 | 17 | 27.5 | 25.3 |
| 2024年9月 | 30 | 78.4 | 35.3 |
| 2025年9月 | 60 | 97.8 | 73.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥65
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ6,158人。区分でいちばん多いのは個人・その他で33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.8%を占め、残る54.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 41.9 | 42.7 | 38.4 | 41.4 | 31.9 | 33.2 |
| 事業法人 | 29.3 | 29.5 | 29.3 | 29.4 | 29.5 | 30.0 |
| 外国法人 | 9.5 | 11.9 | 13.8 | 12.8 | 19.2 | 18.5 |
| 金融機関 | 17.5 | 14.3 | 17.8 | 14.5 | 16.1 | 15.8 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.6 | 0.7 | 1.8 | 3.2 | 2.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | 1.3 | 1.2 | 1.1 | 0.8 | 0.8 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社K&Company | 27.34 |
| 02 | 荒井 邦彦 | 12.87 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.28 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.08 |
| 05 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 2.11 |
| 06 | 鈴木 伸雄 | 2.03 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.97 |
| 08 | 金田 和也 | 1.93 |
| 09 | 大同生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.81 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.31 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-12荒井 邦彦新規の大量保有報告39.09%-1.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−98%、1株純資産は14期で−99%。直近期のROEは23.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 15,065 | 99,114 | 16.3 | — | 19.9 |
| 2013年8月 | 35,457 | 131,571 | 30.7 | — | 35.0 |
| 2014年8月 | 5 | 45 | 12.0 | — | 19.9 |
| 2015年8月 | 21 | 71 | 35.2 | — | 17.5 |
| 2016年8月 | 30 | 127 | 29.7 | 37.9 | 19.2 |
| 2017年8月 | 43 | 193 | 26.8 | 51.0 | 18.4 |
| 2018年8月 | 48 | 233 | 22.3 | 79.3 | 18.9 |
| 2019年8月 | 70 | 270 | 27.8 | 38.6 | 20.8 |
| 2020年8月 | 115 | 371 | 36.0 | 41.5 | 20.8 |
| 2021年9月 | 125 | 474 | 29.6 | 33.6 | 25.5 |
| 2022年9月 | 155 | 588 | 29.2 | 24.8 | 25.8 |
| 2023年9月 | 201 | 755 | 30.0 | 16.6 | 25.3 |
| 2024年9月 | 258 | 962 | 30.1 | 16.8 | 35.3 |
| 2025年9月 | 246 | 1,118 | 23.6 | 18.0 | 73.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額259百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 荒井邦彦 | 代表取締役 社長 | 55 | 2,471,400 |
| 鈴木伸雄 | 取締役 副社長 | 77 | 390,000 |
| 金田和也 | 常務取締役 執行役員 コンサルティング本部担当 | 45 | 371,000 |
| 中村康一 | 取締役 執行役員 管理部担当 | 52 | 193,100 |
| 古本裕二 | 取締役 | 70 | — |
| 荒木二郎 | 取締役 常勤監査等委員 | 76 | 29,800 |
| 小駒望 | 取締役 監査等委員 | 46 | — |
| 酒巻弘 | 取締役 監査等委員 | 66 | — |
| 加藤知子 | 取締役 監査等委員 | 55 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 228 | 228 | 57 |
| 監査等委員 | 4 | 26 | 26 | 7 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,864字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,163字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,743字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,669字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第30期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-17
- 半期報告書半期報告書-第29期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-24
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年9月期 第3四半期決算説明資料2026-07-30
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