概要
三十三フィナンシャルグループは、三重県を地盤とする地域銀行グループである。2018年4月に株式会社三重銀行と株式会社第三銀行の共同株式移転により設立され、2021年5月に両行が合併して中核子会社の株式会社三十三銀行が発足した。連結従業員数2,325名、2026年3月期の経常収益は937億87百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は123億49百万円。銀行業務を中心に、リース、クレジットカード、信用保証等の金融サービスをグループ9社で展開する。実質的な本社は四日市市に置く。
三重・愛知を主戦場とする地域金融グループ
三十三フィナンシャルグループの営業基盤は三重県と愛知県である。連結総資産は4兆5,840億円(2026年3月末)、預金等残高は3兆9,956億円、貸出金残高は3兆1,249億円。地域密着型の金融機関として、地元企業や個人向けに預金、融資、為替、投資信託・保険の窓口販売を提供する。第3次中期経営計画(2024年4月~2027年3月)では「地域信頼度ナンバー1金融グループ」をビジョンに掲げ、地元事業性貸出残高14,200億円(2027年3月末目標)などのKPIを設定している。2026年5月には株式会社あいちフィナンシャルグループとの経営統合に向けた基本合意書を締結し、2027年4月の統合を目指す。
銀行・リース・その他3セグメントで構成
グループは報告セグメントとして「銀行業」「リース業」「その他」の3区分を持つ。銀行業は株式会社三十三銀行が担い、経常収益762億28百万円(2026年3月期)、セグメント利益164億94百万円とグループ利益の大半を稼ぐ。リース業は三十三リース株式会社が担当し、経常収益176億25百万円、セグメント利益1億48百万円。その他にはクレジットカード業務(三十三カード等)、信用保証業務など7社が含まれ、経常収益63億62百万円、セグメント利益39億89百万円。2026年3月には三十三地域創生株式会社を子会社化し、地域活性化事業にも進出している。
9社の連結子会社が金融サービスを補完
当社グループは持株会社である三十三フィナンシャルグループの下に、銀行子会社1社、リース子会社1社、その他7社の計9社の連結子会社を有する(2026年3月末時点)。三十三リースは法人向け設備リースを、三十三カードはクレジットカード事業を、三十三信用保証は住宅ローン等の保証業務を提供する。2025年4月には三重リースを三十三リースに吸収合併し、リース事業を一本化した。2026年3月には三十三地域創生を子会社化し、地域課題解決型の事業を追加。グループ全体でワンストップの金融ソリューションを目指す。
財務基盤と収益構造の変化
2026年3月期の連結経常収益は937億87百万円(前期比188億74百万円増)、経常利益は166億47百万円(同48億96百万円増)。増益の主因は貸出金利息の増加で、資金運用収支は421億38百万円(同63億20百万円増)に拡大した。一方、預金利息の増加で資金調達費用も9833百万円(前期3014百万円)と大幅増。純利益は123億49百万円でROEは5.65%。自己資本比率は8.41%(FG連結)。第3次中期経営計画では最終年度の2027年3月期に当期純利益135億円、ROE6%以上を目標とする。総資産は前期比732億円増の4兆5,840億円と順調に拡大している。
業界の中での役割は地域金融機関(銀行、リース、クレジットカード等)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業(地域銀行)主力
株式会社三十三銀行が、預金業務、貸出業務、為替業務、国債・投資信託・保険の窓口販売等を提供。地域密着型の金融サービスを中核として展開。
- 預金業務
- 普通預金、定期預金等の預金商品。
- 貸出業務
- 法人向け・個人向けの融資。
- 内国為替業務
- 国内の送金・振込サービス。
- 外国為替業務
- 外国送金、貿易関連為替等。
02リース業準主力
三十三リース株式会社がリース業務を提供。主に法人向けに設備・機器のリースを行う。
03その他(クレジットカード、信用保証等)副次
クレジットカード業務、信用保証業務等の金融サービスをグループ子会社が展開。お客さまの多様なニーズに応える。
製品と技術
預金・融資・為替を柱とする銀行業務
中核子会社の三十三銀行は、個人・法人向けに預金業務(普通預金、定期預金等)、貸出業務(事業性融資、住宅ローン、カードローン等)、内国為替・外国為替業務を提供する。2026年3月期の貸出金平均残高は約3兆円、預金等平均残高は約3.9兆円。貸出金利息の増加が収益を牽引し、資金運用収支は421億38百万円に達した。外貨建て取扱いも行い、国際業務部門の資金運用収益は20億31百万円。また国債、投資信託、保険の窓口販売を通じて顧客の資産形成を支援する。NISA口座数は49,034口座(2026年3月末)、投資信託積立月額は11.6億円で、中計目標55,000口座・15億円/月に向けて積み増し中である。
法人向け設備リースを手掛けるリース事業
三十三リース株式会社は、主に法人顧客向けに機械設備、車両、情報通信機器などのリース業務を展開する。2026年3月期のセグメント経常収益は176億25百万円だが、セグメント利益は1億48百万円と低調。リース事業は競争激化による金利低下の影響を受けており、収益性の改善が課題となっている。2025年4月には三重リースを吸収合併し、グループ内のリース事業を集約。規模拡大による調達力向上と業務効率化を図る。今後は銀行との連携を強化し、法人顧客へのワンストップ金融サービスの中核としての役割を期待されている。
クレジットカード・信用保証で個人金融を補完
その他セグメントには、三十三カード(クレジットカード業務)、三十三信用保証(住宅ローン等の信用保証)など7社が属する。2026年3月期のセグメント経常収益は63億62百万円、セグメント利益は39億89百万円と高い収益率を示す。クレジットカード事業ではグループ顧客へのカード発行と決済手数料収入、信用保証事業では銀行融資に付帯する保証料収入が主な収益源。地域密着型の営業を通じて、銀行だけではカバーしきれない個人の金融ニーズに対応する。また、ビジネスマッチングや事業承継支援などの非金融サービスも提供し、顧客とのリレーションを深化させている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
三重地盤の地銀、収益力で後発組
当社は三重県を地盤とする地域銀行グループで、売上高は678~938億円。同業のいよぎん、しずおか、ちゅうぎんなどと比較すると規模は小さく、収益性データが未開示なため、収益力は不明。しかし、2026年3月期に売上高938億円と成長見込みであり、地元密着型のビジネスモデルが強み。一方、人口減少・低金利環境が続く中、収益源の多様化が課題。
強み
- 三重県内での強固な顧客基盤と地域ネットワーク。
- 2024~2026年度で売上高678→938億円と拡大見込み。
- 他の地銀との提携によるコスト削減や業務効率化。
- 地元企業・個人への融資で地域経済を支える。
課題
- 営業利益率が開示されず、収益力が評価しにくい。
- 三重県の人口減少で貸出需要が縮小するリスク。
- 利ざや縮小で収益圧迫が続く可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字が三十三フィナンシャルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8336武蔵野銀行 | 940億円 | 18.1倍 |
| 2 | 8386百十四銀行 | 890億円 | 18.7倍 |
| 3 | 8551北日本銀行 | 662億円 | 14.8倍 |
| 4 | 8367南都銀行 | 650億円 | 18.1倍 |
| 5 | 8338筑波銀行 | 614億円 | 9.3倍 |
| 6 | 7322三十三フィナンシャルグループ | 559億円 | 18.0倍 |
| 7 | 8558東和銀行 | 519億円 | — |
| 8 | 7173東京きらぼしフィナンシャルグループ | 516億円 | 13.1倍 |
| 9 | 8713フィデアホールディングス | 506億円 | 12.2倍 |
| 10 | 8345岩手銀行 | 461億円 | 19.3倍 |
| 11 | 8392大分銀行 | 459億円 | 21.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 6件
三重銀行と第三銀行が経営統合に合意した2017年
2017年2月、三重県を地盤とする地域銀行2行、株式会社三重銀行と株式会社第三銀行が経営統合に向けた基本合意書を締結した。両行は競争激化や人口減少に対応するため、経営資源の集中による効率化と収益力強化を目的に統合を模索。同年9月には経営統合契約書と株式移転計画書を共同で作成し、統合の具体化を進めた。三重銀行は三重県内に広い店舗網を持ち、第三銀行は同県松阪市に本店を置く中堅行。両行の合算預金残高は2兆円超で、統合により県内最大の金融グループが誕生する布石となった。
株主総会承認を経て持株会社が設立された2018年
2017年12月、両行の臨時株主総会(第三銀行は種類株主総会を含む)において、共同株式移転方式による持株会社設立が承認された。これを受け、2018年4月に三十三フィナンシャルグループが発足。同時に東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に上場を果たした。持株会社の普通株式が市場で取引される一方、三重銀行と第三銀行は完全子会社として存続。統合初年度の2019年3月期の連結純利益は523億円と高水準だったが、これは統合に伴う特別利益の計上が主因であり、翌期以降は正常化している。
子会社2行が合併し三十三銀行が発足した2021年
持株会社設立から3年後、2021年5月に子会社の三重銀行と第三銀行が合併し、株式会社三十三銀行が誕生した。合併後の店舗数は三重県内で約120店舗、愛知県にも進出。預金残高は3兆円を超え、県内シェア首位の地域銀行となった。合併によりシステム統合や本部機能の集約が進み、経営効率の向上が図られた。この合併は持株会社設立時の計画に沿ったもので、一つの銀行として一体運営することで、顧客への統一サービスの提供とコスト削減を両立させる狙いがあった。2022年4月には株式移行に伴い、上場市場を東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場に変更している。
あいちフィナンシャルグループとの経営統合を発表した2026年
2026年5月13日、三十三フィナンシャルグループは愛知県を地盤とする株式会社あいちフィナンシャルグループとの経営統合に関する基本合意書を締結した。両グループは対等の精神のもと、2027年4月1日を効力発生日とする統合を目指す。統合により、愛知・三重両県を中心とした東海地域で預金・貸出残高が拡大し、地域金融機関としてのプレゼンスが高まると見込まれる。同日付で、三十三FGは第3次中期経営計画の財務目標を上方修正。2027年3月期の当期純利益目標を135億円に引き上げ、統合に向けた準備を加速している。
年表6件を開く
2010年代
- 2017年2月M&A株式会社三重銀行及び株式会社第三銀行(以下、総称して「両行」という。)は、経営統合に関する基本合意書を締結
- 2017年9月M&A両行間で「経営統合契約書」を締結するとともに、「株式移転計画書」を共同で作成
- 2017年12月M&A両行の臨時株主総会並びに第三銀行の普通株主による種類株主総会及びA種優先株主による種類株主総会において、両行が共同株式移転の方式により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて承認決議
- 2018年4月創業両行が共同株式移転の方式により当社を設立 当社普通株式、東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に上場
2020年代
- 2021年5月創業両行が合併し、株式会社三十三銀行が発足
- 2022年4月当社普通株式、東京証券取引所プライム市場及び名古屋証券取引所プレミア市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- ビジネスマッチング成約件数(3年累計)2027年3月まで3,000件
- 事業承継支援件数(3年累計)2027年3月まで3,600件
- 地元(三重県+愛知県)事業性貸出残高2027年3月末まで14,200億円
- NISA口座数2027年3月末まで55,000口座
- 投資信託積立月額2027年3月まで15億円/月
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
リレーション&ソリューションの進化
地域のお客さまとのリレーションを深化させ、経営課題やニーズに対して多様なソリューションを提供する。ビジネスマッチング、事業承継支援、地元貸出などに注力。
- 02
DX戦略の推進
デジタル技術を活用して業務効率化や顧客サービスの向上を図り、変革のエンジンとして位置づける。
- 03
人的資本経営の実践
従業員の働きがいと生産性の向上を目指し、女性役席者比率の向上など人材投資を積極的に行う。
- 04
経営の効率化・最適化
コアOHRの低減など経営効率を高め、収益性改善を図る。
- 05
経営基盤の強靭化
自己資本比率の適切な維持など、財務の健全性を確保し、安定した経営基盤を築く。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 8期分
グループ全体で2,325人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,003万円で、7期前と比べて−8.7%。平均年齢は54.1歳、平均勤続年数は30.1年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 1,099 | 46.2 | 24.0 | 2,708 |
| 2020年3月 | 1,000 | 45.2 | 23.0 | 2,673 |
| 2021年3月 | 1,022 | 46.2 | 24.0 | 2,701 |
| 2022年3月 | 995 | 53.0 | 30.4 | 2,617 |
| 2023年3月 | 930 | 52.6 | 29.1 | 2,530 |
| 2024年3月 | 942 | 52.9 | 28.6 | 2,431 |
| 2025年3月 | 952 | 53.5 | 29.2 | 2,378 |
| 2026年3月 | 1,003 | 54.1 | 30.1 | 2,325 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社三十三銀行三重県 四日市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社三十三総研三重県 四日市市 · 連結子会社議決権90.0%
- 国内三十三地域創生株式会社三重県 松阪市 · 連結子会社議決権93.7%
- 国内三十三リース株式会社三重県 四日市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社三十三カード三重県 四日市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内第三カードサービス 株式会社三重県 松阪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内三十三信用保証株式会社三重県 四日市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内三十三コンピューター サービス株式会社三重県 松阪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内三十三ビジネスサービス 株式会社三重県 松阪市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は938億円、経常利益は166億円。前期と比べると増収増益で、売上が+25.2%、利益が+40.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 938億円 |
| 純利益 | 150億円 | 123億円 |
| 1株あたり配当 | ¥44 | ¥44 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は285億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+63.8%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 157 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 174 | — | — | 24 |
| 2024年2Q | 164 | 10 | 6.1 | 16 |
| 2024年3Q | 167 | — | — | 20 |
| 2024年4Q | 173 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 361 | 10 | 2.8 | 49 |
| 2025年4Q | 388 | — | — | 38 |
| 2026年2Q | 447 | 17 | 3.8 | 57 |
| 2026年4Q | 491 | — | — | 66 |
| 2027年1Q | 285 | — | — | 24 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、経常収益は696億円から938億円へ1.3倍に増えた。経常利益率は11.2%から17.7%になった。経常収益は3期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 696 | 78 | 11.2 | 523 |
| 2020年3月 | 711 | 62 | 8.7 | 42 |
| 両行が合併し、株式会社三十三銀行が発足 | ||||
| 2021年3月 | 762 | 34 | 4.5 | 42 |
| 2022年3月 | 705 | 49 | 7.0 | 49 |
| 2023年3月 | 659 | 87 | 13.2 | 63 |
| 2024年3月 | 678 | 98 | 14.5 | 69 |
| 2025年3月 | 749 | 118 | 15.8 | 87 |
| 2026年3月 | 938 | 166 | 17.7 | 123 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益938億円のうち、経常利益として残るのは166億円で17.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は123億円、売上の13.1%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金82.3%772億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.7%166億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが−497億円、投資CFが−209億円で、差し引きのフリーCFは−706億円。期末の手元現金は3,481億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | −215 | 96 | −49 | 2,597 |
| 2020年3月 | −1,103 | 701 | −101 | 2,094 |
| 2021年3月 | 2,693 | 529 | −22 | 5,293 |
| 2022年3月 | 3,749 | −50 | −23 | 8,969 |
| 2023年3月 | −3,825 | −1,439 | −323 | 3,382 |
| 2024年3月 | 671 | 234 | −23 | 4,264 |
| 2025年3月 | 97 | −117 | −21 | 4,224 |
| 2026年3月 | −497 | −209 | −37 | 3,481 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は4.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2,312億円で、自己資本比率は5.0%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 4.07 | 2,443 | 3.83 | 5.9 |
| 2020年3月 | 3.94 | 2,275 | 3.71 | 5.8 |
| 2021年3月 | 4.31 | 2,385 | 4.07 | 5.5 |
| 2022年3月 | 4.64 | 2,296 | 4.41 | 4.9 |
| 2023年3月 | 4.29 | 1,950 | 4.09 | 4.5 |
| 2024年3月 | 4.43 | 2,131 | 4.22 | 4.8 |
| 2025年3月 | 4.51 | 2,060 | 4.30 | 4.6 |
| 2026年3月 | 4.58 | 2,312 | 4.35 | 5.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率で79社中24位あたり、逆に低いのは配当利回りで79社中54位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,138で、1年前と比べて+144.3%。過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.8倍 |
| PBR | 0.95倍 |
| 配当利回り | 2.06% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月18日に2081円と、7月6日1816円から約14.6%上昇。52週高値2133円に接近し、年初来+144.9%と大幅高。直近では8月13日2014円→14日2077円と急伸、出来高も40万株超で推移。25日線1920円を8.4%上回り、200日線1450円からは大幅乖離。RSI56.7と中立圏だが、金利上昇や業績好調が支援材料。上値追いの展開が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは17.54倍で業界平均17.74倍とほぼ同水準、PBRは0.93倍と業界平均1.02倍を下回りやや割安感がある。ROEは5.65%と低めで、配当利回りは2.11%と業界平均2.28%を下回る。配当性向は111.81%と高く、今期予想PERは14.4倍と改善見込み。銀行業ではPBR1倍未満が常態的であり、収益成長が続く中でバリュエーションはほぼ妥当と判断。ただし、ROEが低いため資本効率の改善が課題であり、配当の持続性には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.0倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 14.8倍 | — |
| PBR | 0.95倍 | 1.01倍 |
| ROE | 5.7% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
地域経済への融資拡大と合併効果による収益改善が強気派の主張。一方、低金利環境の長期化と人口減少地域での融資需要の停滞が弱気派の懸念。直近四半期の純利益増加が持続可能か、合併シナジーの発現ペースが争点。強気派は預貸規模の拡大と効率化を評価し、弱気派は金利感応度の低さとコスト増を指摘。
- 合併効果の顕在化
三重銀行との統合で県内シェア拡大とコスト削減を実現。
- 純利益の増加傾向
2026/3期に営業収益938億円、純利益123億円と過去最高を更新。
- 地域密着の強み
地元企業との取引が安定した収益基盤を形成。
- 純利益123億円と3期連続増益決算発表後影響強
純利益は69億円→87億円→123億円と拡大。増益率が加速しており、業績モメンタムが高い。
- 予想PER14.4倍と業績成長で低下決算発表後影響中
現在PER17.54倍、予想PER14.4倍。市場は来期の増益を織り込み、バリュエーションが改善。
- PBR0.9286倍は1倍割れで割安継続影響中
PBR0.93倍と純資産対比で割安。ROE改善とともに1倍回復が期待される。
- 売上高938億円と前年比25%増通年影響弱
売上高は749億円から938億円へ約25%増加。収益拡大の勢いが続いている。
- 低金利環境の影響
利ザヤ縮小が貸出収益を圧迫し続ける。
- 人口減少の逆風
三重県の人口減で融資需要の伸びが鈍る懸念。
- コスト削減の限界
合併による統合コストやシステム投資が負担に。
- ROE5.65%は資本効率の低さ継続影響強
ROE5.65%は株主資本の利益率が低く、PBR1倍達成にはROE10%超が必要。
- PER17.54倍と銀行株として高水準決算発表後影響中
現行PER17.54倍は増益を織り込む前の水準。業績が下振れると高いバリュエーションが調整。
- 株価1年で144.89%上昇の反動不定影響中
株価は前年比144.89%高。上昇ピッチが速く、短期の利益確定売りが出やすい。
- 配当利回り2.11%は低水準通年影響弱
配当利回り2.11%は投資家の利回り期待に応えにくく、株価が下がると買いが入りにくい。
- コア業務純益
- 本業の収益力を示すため。
- 貸出金残高
- 地域融資の需要動向を測るため。
- 不良債権比率
- 与信コストの増減と資産の質を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり44円で、前期から+44.0%。いまの株価に対する利回りは2.06%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 18 | — | 97.0 |
| 2021年3月 | 18 | 0.0 | 98.6 |
| 2022年3月 | 18 | 0.0 | 98.9 |
| 2023年3月 | 18 | 0.0 | 90.9 |
| 2024年3月 | 20 | 11.1 | 109.9 |
| 2025年3月 | 25 | 25.0 | 85.6 |
| 2026年3月 | 36 | 44.0 | 111.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥44
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ12,946人。区分でいちばん多いのは個人・その他で31.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.3%を占め、残る47.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 25.6 | 27.9 | 29.2 | 30.5 | 32.2 | 31.5 |
| 事業法人 | 29.1 | 27.8 | 27.4 | 27.0 | 27.1 | 26.8 |
| 金融機関 | 30.8 | 33.4 | 32.1 | 30.4 | 28.2 | 25.4 |
| 外国法人 | 10.7 | 8.5 | 8.3 | 9.1 | 9.1 | 11.5 |
| 証券会社 | 3.7 | 2.4 | 2.9 | 2.9 | 3.4 | 4.7 |
| 政府・自治体 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 9.09 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.40 |
| 03 | 銀泉株式会社 | 4.06 |
| 04 | 三十三フィナンシャルグループ 職員持株会 | 3.75 |
| 05 | 株式会社三井住友銀行 | 2.97 |
| 06 | 三井住友カード株式会社 | 2.56 |
| 07 | モルガン・スタンレーMUFG証券 株式会社 | 2.05 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 1.29 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 1.24 |
| 10 | SMBC日興証券株式会社 | 1.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−94%、1株純資産は8期で−73%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 1,991 | 8,138 | 30.4 | 0.8 | 98.8 |
| 2020年3月 | 146 | 7,566 | 1.9 | 10.2 | 97.0 |
| 2021年3月 | 147 | 7,989 | 1.9 | 9.4 | 98.6 |
| 2022年3月 | 44 | 1,911 | 2.2 | 8.4 | 98.9 |
| 2023年3月 | 60 | 1,872 | 3.1 | 6.6 | 90.9 |
| 2024年3月 | 66 | 2,049 | 3.4 | 7.8 | 109.9 |
| 2025年3月 | 83 | 1,979 | 4.1 | 7.1 | 85.6 |
| 2026年3月 | 119 | 2,221 | 5.7 | 12.1 | 111.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額103百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 渡辺三憲 | 取締役会長 | 71 | 123,332 |
| 道廣剛太郎 | 取締役社長(代表取締役) | 67 | 27,200 |
| 山川憲一 | 取締役副会長(代表取締役) | 65 | 55,332 |
| 堀内浩樹 | 取締役 | 62 | 31,388 |
| 川瀬和也 | 取締役 | 60 | 41,940 |
| 松本勲 | 取締役 | 63 | 30,392 |
| 堀部勝寛 | 取締役 | 63 | 15,360 |
| 前田泰生 | 取締役(監査等委員) | 61 | 14,560 |
| 吉田すみ江 | 取締役(監査等委員) | 50 | 2,000 |
| 松井憲一 | 取締役(監査等委員) | 77 | 13,600 |
| 植田隆 | 取締役(監査等委員) | 74 | 800 |
| 清水俊行 | 取締役(監査等委員) | 61 | 400 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松川賢二 | 取締役 | 62 | 25,388 |
| 伊藤憲政 | 取締役 | 61 | 21,360 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 69 | 69 | 10 |
| 社外取締役 | 4 | 22 | 22 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 12 | 12 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容716字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,821字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,909字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)15,039字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-21
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第7期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-22
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
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- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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