概要
三菱電機は、FAシステム、昇降機、鉄道車両用機器、家電、半導体、宇宙システムなど多岐にわたる電気機器を手がける総合電機大手である。2025年3月期の売上高は5兆5,217億円、営業利益率は7.1%。連結子会社256社、持分法適用会社38社を有し、インフラ、インダストリー・モビリティ、ライフ、デジタルイノベーション、セミコンダクター・デバイスの5つの報告セグメントで事業を展開する。
6つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ
三菱電機グループは、インフラ、インダストリー・モビリティ、ライフ、デジタルイノベーション、セミコンダクター・デバイス、その他の6セグメントで事業を構成する。インフラ部門は発電設備、変電設備、鉄道信号システムを、インダストリー・モビリティ部門はFA機器(シーケンサ、サーボ、インバータ)や鉄道駆動システムを手がける。ライフ部門は家庭用・業務用空調、冷蔵機器、照明などを提供。デジタルイノベーション部門はIoT・AI・セキュリティ技術を活用したソリューションを、セミコンダクター・デバイス部門はパワー半導体(IGBT、SiCモジュール)を供給する。
売上高5.5兆円、営業利益率7.1%の規模感
2025年3月期の連結売上高は5兆5,217億円、営業利益は3,919億円(営業利益率7.1%)。2026年3月期計画では売上高5兆8,947億円、営業利益4,331億円(同7.35%)、純利益4,078億円を見込む。過去10年の売上高は3.5兆円台から着実に増加し、2023年3月期に5兆円を突破した。営業利益率は2018年3月期以降、5~7%台で推移している。
国内外に広がる生産・販売ネットワーク
三菱電機は日本国内に神戸、名古屋、鎌倉、稲沢など主要生産拠点を持ち、海外では米国、シンガポール、台湾、中国、欧州などに子会社を設立している。1973年に三菱電機アメリカ社、1977年にメルコ・セールス・シンガポール社、1997年に三菱電機(中国)有限公司を設立し、グローバル展開を進めた。連結子会社256社のうち、海外現地法人が多くを占める。
創業100年を超える歴史と事業基盤
1921年に三菱造船の電機製作所を継承して創業。変圧器、電動機、扇風機から事業を開始し、戦後はテレビや冷蔵庫などの家電、半導体、情報通信機器へと拡大した。1964年には昇降機専門工場、1970年には生産技術研究所を設立。現在ではFA、社会インフラ、宇宙・防衛に至るまで幅広い分野で事業を展開する。東証上場は1949年。
業界の中での役割は重電設備、産業FA機器、家電、半導体、鉄道システムなどの幅広い産業向けに製品・システムを提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01インフラ主力
電力系統、交通、上下水道などの社会インフラ向けに、発電設備、変電設備、鉄道信号システムなどを提供。安定供給と省エネ・環境対応を強みとする。
主要顧客東京電力、JR各社
- 発電設備(火力・水力等)
- 大型火力発電プラントや水力発電設備など、電力会社向けの発電システム。
- 変電設備
- 高圧・特別高圧の受変電設備で、工場やビルへの電力供給を安定化。
- 鉄道信号システム
- 列車運行管理や安全確保のための信号・連動システム。
02インダストリー・モビリティ主力
工場オートメーションやモビリティ向けに、FA機器(シーケンサ、サーボ、インバータ)、鉄道車両用駆動システム、宇宙・防衛関連システムなどを供給。
主要顧客トヨタ自動車、JR各社
- FA機器(シーケンサ、サーボ、インバータ)
- 工場生産ラインの自動制御に用いる制御機器。高信頼性と省エネを特長とする。
- 鉄道車両用駆動システム
- 電車のモータと制御装置を統合したシステム。省エネ・高性能。
03ライフ準主力
家庭用・業務用空調、冷蔵・冷凍機器、住設機器、照明などの生活関連機器を提供。省エネ・快適性を追求。
主要顧客ビル管理会社
- ルームエアコン
- 家庭向けエアコン。省エネ性能と快適性を両立。
- 業務用空調機
- ビルや工場向けの大型空調システム。
04デジタルイノベーション準主力
IoT・AI・セキュリティ技術を活用し、製造業向けのデジタルソリューション(FA向けIoTプラットフォームなど)や、社会インフラ監視システムを提供。
- FA向けIoTプラットフォーム
- 工場の設備稼働データを収集・分析し、生産性向上を支援。
05セミコンダクター・デバイス準主力
パワー半導体(IGBT、SiCモジュール)、高周波デバイス、光デバイスなどを供給。産業機器・自動車・家電向け。
主要顧客自動車メーカー
- パワー半導体(IGBT、SiCモジュール)
- 電力変換効率を高める半導体部品。自動車のEV化や産業機器の省エネに貢献。
06その他副次
金融、不動産、サービスなど多岐にわたる事業を展開。グループ全体の基盤を支える。
製品と技術
FAシステムの中核をなすシーケンサ、サーボ、インバータ
インダストリー・モビリティ部門で提供するFA機器は、工場の生産ライン自動化に不可欠な制御機器である。シーケンサはシーケンス制御、サーボは位置決め制御、インバータはモータの速度制御を担う。これらの製品は高信頼性と省エネ性能を特長とし、トヨタ自動車など主要顧客に採用されている。2025年度のFAシステム事業は、スマートフォンやAI関連の設備投資需要により増収となった。
パワー半導体IGBT・SiCモジュールでEV・産業機器を支える
セミコンダクター・デバイス部門では、パワー半導体としてIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)とSiC(炭化ケイ素)モジュールを量産している。IGBTは電圧変換効率が高く、鉄道、産業機器、家電に幅広く使われる。SiCモジュールはさらに低損失で、電気自動車(EV)のインバータや充電インフラ向けに需要が拡大している。北伊丹工場や福岡半導体工場で生産し、自動車メーカーに供給する。
鉄道車両用駆動システムと信号システムによる公共交通の安全
三菱電機は鉄道向けに、車両の駆動システム(モータと制御装置)と地上の信号システムの両方を提供する。駆動システムは省エネ性能が高く、JR各社をはじめ国内外の鉄道事業者に採用されている。信号システムは列車の運行管理と安全確保を担い、1964年に稲沢製作所(現三菱電機ビルソリューションズ)で昇降機とともに生産を開始。現在も交通インフラの中核製品として継続的に供給している。
家庭用・業務用空調機器の省エネ技術と世界的普及
ライフ部門の主力製品である空調機器は、家庭用ルームエアコンからビル向け大型空調システムまでをカバーする。1954年に静岡工場で冷蔵庫・エアコンの専門生産を開始し、以来省エネ性能と快適性の両立を追求している。2025年度は欧州、北米、国内で家庭用・業務用空調が増収に貢献。円安の影響や価格改善効果も加わり、売上高を押し上げた。
昇降機(エレベーター・エスカレーター)の専門生産
1964年に稲沢製作所(現三菱電機ビルソリューションズ)を昇降機の専門工場として新設。エレベーターとエスカレーターの設計・製造・保守を一貫して手がける。2025年度は中東の関係会社の連結子会社化や海外(中国除く)向け需要の増加、国内リニューアル事業の拡大によりビルシステム事業が増収となった。昇降機は三菱電機の中でも特に安定した収益基盤を築いている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
総合電機で国内首位級、収益性改善を図る再建途上
当社は総合電機メーカーとして、重電、産業メカトロニクス、電子機器など幅広い事業を展開。国内では三菱重工や日立製作所と競合するが、提供データでは同業他社にキオクシア等が挙げられ、半導体メモリ領域との関連も深い。売上高は約5.5兆円と大型であり、営業利益率は7%台と改善傾向にあるが、他社の高収益事業と比べると水準は低い。強みは多角化によるリスク分散と技術力だが、事業ポートフォリオの再編や収益性向上が課題。
強み
- 重電から家電まで多様な事業を有し、景気変動の影響を分散できる。各事業で一定の市場シェアを持つ。
- 自動車部品やFA機器などで先端技術を保有。特許件数は業界トップクラスで、差別化の源泉。
- 電力会社や鉄道など国内インフラとの取引が安定。長期契約により収益の安定性が高い。
- アジアや欧米に生産拠点を配置し、現地需要への対応とコスト削減を実現。
課題
- 営業利益率7%台と総合電機の中では中位。高付加価値事業への集中が必要。
- 多角化の反面、不採算事業が足かせ。ポートフォリオ再編による経営資源の効率化が急務。
- 海外メーカーとの価格競争が激しく、特に家電や半導体分野では苦戦。技術優位の維持が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字が三菱電機
時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 285Aキオクシアホールディングス | 27.9兆円 | 50.5倍 |
| 2 | 6758ソニーグループ | 24.1兆円 | 21.0倍 |
| 3 | 6503三菱電機 | 11.1兆円 | 26.6倍 |
| 4 | 6723ルネサスエレクトロニクス | 6.0兆円 | 17.2倍 |
| 5 | 6504富士電機 | 1.9兆円 | 19.5倍 |
| 6 | 6963ローム | 1.9兆円 | — |
| 7 | 6479ミネベアミツミ | 1.4兆円 | 13.1倍 |
| 8 | 3132マクニカホールディングス | 6,346億円 | 22.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
三菱造船の電機部門から独立した1921年の創業
1921年1月、三菱造船株式会社(現三菱重工業)神戸造船所の電機製作所を継承し、三菱電機株式会社を創立した。神戸製作所を新設し、変圧器、電動機、扇風機などを手がけた。1923年には長崎造船所の電機工場の経営委託を受け、タービン発電機や船舶用直流機など大型重電機器の生産を開始。1924年には名古屋製作所を新設し、汎用誘導電動機や家庭用電気機器を生産した。
戦時体制下での工場拡張と終戦後の再建
1940年代、戦時需要に対応して大阪工場(現伊丹製作所)、福山工場、中津川工場、郡山工場、和歌山工場、姫路工場を次々に新設した。1944年には本店研究部を研究所(現先端技術総合研究所)に改組。1949年5月には東京証券取引所に株式を上場した。戦後は民需転換を図り、1953年に無線機製作所、1954年に冷蔵庫・エアコン専門の静岡工場を新設した。
半導体とエレクトロニクスへの本格参入(1959~1960年代)
1959年8月、半導体量産専門工場として北伊丹工場(現高周波光デバイス製作所)を新設。1960年代には鎌倉製作所を開設し、無線・電子応用機器や電子計算機などエレクトロニクス分野に進出した。1964年には昇降機専門の稲沢製作所、1965年には研究本部を設立。1962年にはジェネラルプレシジョン社との合弁で三菱プレシジョン株式会社を設立し、航法装置シミュレーターを手がけた。
事業本部制の導入とグローバル展開の加速(1970~1990年代)
1973年に米国に三菱電機アメリカ社を設立。1977年に事業本部制を導入し、重電・電子・機器・商品の4事業本部を設置。同年にシンガポール、1978年に台湾に現地法人を設立。1981年には情報電子研究所、1989年には自動車機器事業本部を新設。1990年代には米国と欧州に研究開発拠点を設立し、中国に投資持株会社を設立。1996年には欧州販売会社を統合し、グローバル体制を強化した。
事業再編とデジタル変革への取り組み(2000年代以降)
1998年に情報通信システム事業本部を通信と情報に分割。2000年代以降、事業セグメントの再編を繰り返し、2025年には「ビジネス・プラットフォーム」を「デジタルイノベーション」に名称変更した。2026年3月期の中期経営計画では、売上高5兆8,947億円、営業利益率7.35%を目標とし、デジタル基盤「Serendie」を活用した事業モデル変革を推進している。
年表38件を開く
1920年代
- 1921年1月創業三菱造船㈱(現 三菱重工業㈱)神戸造船所の電機製作所を継承し三菱電機㈱創立 神戸製作所(現 神戸製作所、電力システム製作所)を新設、変圧器、電動機、扇風機等を手がける
- 1923年11月三菱造船㈱長崎造船所電機工場の経営委託をうけ長崎工場(現 伊丹製作所長崎工場)を新設、タービン発電機、船舶用直流機等大型重電機器を手がける
- 1924年9月名古屋製作所新設、汎用誘導電動機等の標準電機品や家庭用電気機器を手がける
1940年代
- 1940年12月大阪工場(現 伊丹製作所、系統変電システム製作所)新設、神戸製作所より無線機、精機工場移転
- 1943年2月福山工場(現 福山製作所)、中津川工場(現 中津川製作所)新設
- 1943年4月郡山工場(現 コミュニケーション・ネットワーク製作所(注)郡山工場)新設
- 1943年6月和歌山工場(現 冷熱システム製作所)新設
- 1944年2月姫路工場(現 三菱電機モビリティ㈱ 姫路事業所)新設
- 1944年3月本店研究部を研究所(現 先端技術総合研究所他)とする
- 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場
1950年代
- 1953年10月無線通信機器やテレビ等の需要増大に対応し無線機製作所(現 電子通信システム製作所、コミュニケーション・ネットワーク製作所(注))新設
- 1954年4月冷蔵庫、エアコン等民需用冷機生産の専門工場として静岡工場(現 静岡製作所)新設
- 1959年8月半導体量産専門工場として北伊丹工場(現 高周波光デバイス製作所他)新設
1960年代
- 1960年10月無線・電子応用機器及び電子計算機等エレクトロニクスの主力工場を関東に作る目的で鎌倉製作所新設
- 1962年5月航法装置シミュレーターにつきジェネラルプレシジョン社と合弁で三菱プレシジョン㈱設立
- 1963年3月M&A菱電機器㈱を吸収合併し、群馬製作所(現 静岡製作所群馬工場)と改称
- 1964年5月小型開閉制御機器生産工場として伊丹製作所三田工場(現 三菱電機モビリティ㈱ 三田事業所)新設
- 1964年10月昇降機の専門工場として稲沢製作所(現 三菱電機ビルソリューションズ㈱ 稲沢ビルシステム製作所)新設
- 1965年8月研究本部(現 研究開発本部)新設
1970年代
- 1970年8月ハードウエアを中心とした全社の生産技術センターとして生産技術研究所(現 生産技術センター他)新設
- 1972年6月大型変圧器専門工場として、赤穂工場(現 系統変電システム製作所赤穂工場)新設
- 1973年8月創業米国に三菱電機アメリカ社(現 三菱電機US社)設立
- 1974年4月制御製作所(現 神戸製作所他)新設
- 1975年6月営業本部新設
- 1977年6月事業本部制を導入し、重電・電子・機器・商品の4事業本部新設
- 1977年9月創業シンガポールにメルコ・セールス・シンガポール社(現 三菱電機アジア社)設立
- 1978年6月創業台湾に台湾三菱電機股份有限公司設立
- 1979年4月閉鎖形配電盤及び遮断器の生産を担当する丸亀工場(現 受配電システム製作所)を新設
1980年代
- 1981年6月情報処理・伝送・光電波機器の研究開発強化のため、情報電子研究所(現 情報技術総合研究所)新設
- 1981年9月北伊丹製作所福岡半導体工場(現 パワーデバイス製作所)新設
- 1983年10月事業本部を機電・商品・電子システム・電子計算機・電子デバイス・海外の6事業本部に再編
- 1989年6月自動車機器事業本部新設
1990年代
- 1993年6月事業本部を電力工業システム・社会システム・電子システム・情報通信システム・映像情報・住環境・FAシステム・自動車機器・半導体の9事業本部に再編し生産システム本部(現 ものづくり技術本部)新設
- 1995年8月創業米国に研究開発拠点三菱電機インフォメーション・テクノロジーセンター・アメリカ社(現 三菱電機リサーチ・ラボラトリーズ社)設立
- 1995年9月創業欧州に研究開発拠点三菱電機インフォメーション・テクノロジーセンター・ヨーロッパ社(現 三菱電機R&Dセンター・ヨーロッパ社)設立
- 1996年6月M&A欧州販売事業体制を再編、英国、ドイツ、フランス等欧州域内の各販売会社を三菱電機ヨーロッパ社として統合
- 1997年10月創業中国における事業戦略支援のための投資持株会社 三菱電機(中国)有限公司設立
- 1998年4月情報通信システム事業本部を通信システム事業本部と情報システム事業本部に分割
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 調整後営業利益率2030年度まで12%以上
- ROE2030年度まで12%
- 売上高成長率2030年度まで3-5%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
循環型デジタルエンジニアリングの推進
顧客とつながり続ける「循環型 デジタル・エンジニアリング」を拡大。現場ナレッジとAI・デジタルを組み合わせコンポーネントを強化し、デジタル基盤「Serendie」を通じて顧客の運用データを活用、新たな製品・ソリューションを提供する。中長期的な成長ドライバーであるコンポーネント事業へ経営資源を集中する。
- 02
経営体質の強化と人的資本価値の最大化
ROIC経営を推進し、資産効率とキャッシュ創出力を重視。生産最適化やアセットライト、製品ラインアップ整理による資産効率向上、DX・AI活用による費用構造見直しを進める。人材面では、従業員の自律的な成長を促し、マネジメント層にジョブグレード制度を適用、ジョブ型人財マネジメントへ転換する。
- 03
本質的なサステナビリティ経営と倫理遵法の徹底
社会課題解決と事業成長の両立「トレード・オン」を追求。2030年度までに工場・オフィスからの温室効果ガス排出実質ゼロを目指す。技術開発や多様性推進、サプライチェーン人権尊重を強化。倫理遵法では「誠実」の下、品質風土・組織風土・ガバナンスの3改革を継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で150,386人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は913万円で、9期前と比べて+11.8%。平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は15.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 138,700 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 142,340 | — |
| 2019年3月 | 817 | 40.4 | 16.3 | 145,817 | — |
| 2020年3月 | 807 | 40.5 | 16.4 | 146,518 | — |
| 2021年3月 | 796 | 40.7 | 16.6 | 145,653 | — |
| 2022年3月 | 807 | 41.1 | 16.9 | 145,696 | — |
| 2023年3月 | 827 | 41.3 | 16.9 | 149,655 | — |
| 2024年3月 | 830 | 41.4 | 16.7 | 149,134 | — |
| 2025年3月 | 870 | 41.3 | 16.3 | 149,914 | 261 |
| 2026年3月 | 913 | 40.5 | 15.3 | 150,386 | 288 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社80社(国内 42 / 海外 38) を有報から抽出しています。
- 国内三菱電機デジタル イノベーション㈱東京都 港区議決権100.0%
- 国内三菱電機 ビルソリューションズ㈱東京都 千代田区議決権100.0%
- 国内三菱電機 エンジニアリング㈱東京都 港区議決権100.0%
- 国内三菱電機 ソフトウエア㈱東京都 港区議決権100.0%
- 国内三菱電機 システムサービス㈱東京都 世田谷区議決権100.0%
- 国内三菱電機プラント エンジニアリング㈱東京都 台東区議決権100.0%
- 国内三菱電機メカトロニクス エンジニアリング㈱名古屋市 東区議決権100.0%
- 国内メルコセミコンダクタ エンジニアリング㈱福岡市 西区議決権100.0%
- 国内三菱電機 モビリティ㈱東京都 千代田区議決権100.0%
- 国内三菱電機照明㈱神奈川県 鎌倉市議決権100.0%
- 国内三菱プレシジョン㈱東京都 港区議決権75.7%
- 国内三菱電機ディフェンス&スペーステクノロジーズ㈱東京都 品川区議決権100.0%
残りのグループ会社68社を開く
- 三菱電機コントロール パネル㈱神戸市 兵庫区100%
- 多田電機㈱兵庫県 尼崎市100%
- 三菱電機 社会インフラ機器㈱兵庫県 丹波市96%
- メルコパワーデバイス㈱兵庫県 丹波市100%
- メルコモビリティー ソリューションズ㈱大阪市 福島区100%
- 三菱電機冷熱機器販売㈱東京都 千代田区100%
- ㈱セツヨーアステック大阪市 北区100%
- ㈱菱交東京都 千代田区100%
- 三菱電機インダストリアルソリューションズ㈱等の地域総合販売会社8社横浜市 中区 他100%
- 三菱電機 ライフサービス㈱東京都 港区100%
- ㈱弘電社東京都 中央区52%
- 三菱電機 トレーディング㈱東京都 千代田区100%
- 三菱電機 冷熱プラント㈱東京都 品川区38%
- メルコビルエンジニアリング㈱東京都 千代田区100%
- ㈱アイプラネット東京都 港区100%
- 三菱電機メカトロニクス テクノロジーズ㈱名古屋市 東区100%
- ㈱三菱電機 ライフネットワーク川崎市 幸区100%
- 三菱電機 住環境システムズ㈱東京都 台東区27%
- 三菱電機US ホールディングス社米国(サイプレス)100%
- 三菱電機US社米国(サイプレス)100%
- 三菱電機 オートモーティブ・アメリカ社米国(メイソン)100%
- 三菱電機 パワー・プロダクツ社米国(ワーレンデール)100%
- 三菱電機 オートメーション社米国(バーノンヒルズ)100%
- Nozomi Networks, Inc.米国(サンフランシスコ)100%
- 三菱電機 オートモーティブ・メキシコ社メキシコ(ケレタロ)100%
- 三菱電機 ヨーロッパ社オランダ(アムステルダム)100%
- 三菱電機 ハイドロニクス& アイティークーリング システムズ社イタリア(ヴェネト)100%
- ヴィンコテック・ホールディングス社ドイツ(ミュンヘン)100%
- 三菱電機 エア・コンディショ ニング・システムズ・ヨーロッパ社英国(リビングストン)10%
- 三菱電機 オートモーティブ・チェコ社チェコ(スラニー)10%
- 三菱電機 エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコ社トルコ(マニサ)100%
- 三菱電機ミドルイースト・アフリカ・アンド・シーアイエス社UAE (ドバイ)5%
- 三菱電機インド社インド(グルグラム)100%
- 三菱電機オートモーティブ・インド社インド(グルグラム)100%
- 三菱電機アジア社シンガポール100%
- サイアム・コンプレッサー・インダストリー社タイ(チョンブリ)25%
- 三菱電機 コンシューマー・プロダクツ(タイ)社タイ(チョンブリ)25%
- 三菱電機 タイ・オートパーツ社タイ(ラヨン)100%
- 三菱電機 カンヨンワタナ社タイ(バンコック)50%
- 三菱電機トレーディング(タイ)社タイ(バンコック)100%
- 三菱電機(香港)有限公司中国(香港)100%
- 三菱電梯香港有限公司中国(香港)75%
- 三菱電機(広州)圧縮機 有限公司中国(広州)14%
- 三菱電機(中国)有限公司中国(北京)100%
- 三菱電機汽車部件(中国)有限公司中国(常熟)10%
- 三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司中国(常熟)100%
- 三菱電機空調・影像 設備(上海)有限公司中国(上海)100%
- 三菱電機自動化(中国)有限公司中国(上海)100%
- 三菱電機機電(上海)有限公司中国(上海)100%
- 台湾三菱電機股份 有限公司台湾(台北)100%
- 台湾三菱電梯股份有限公司台湾(台北)11%
- 台湾三菱電機自動化股份有限公司台湾(新北)49%
- 韓国三菱電機 オートメーション社韓国(ソウル)49%
- ㈱TMEIC東京都 中央区50%
- ㈱RYODEN東京都 千代田区36%
- ㈱カナデン東京都 中央区21%
- ㈱指月電機製作所兵庫県 西宮市23%
- 日立三菱水力㈱東京都 港区30%
- MDロジス㈱東京都 中野区33%
- 三菱電機フィナンシャル ソリューションズ㈱東京都 品川区45%
- 萬世電機㈱大阪市 福島区22%
- 三菱ジェネレーター㈱神戸市 兵庫区51%
- 西菱電機㈱兵庫県 伊丹市21%
- アイテック阪急阪神㈱大阪市 福島区30%
- メドコム社ポーランド(ワルシャワ)49%
- カンヨン・エレクトリック社タイ(サムットプラカーン)0%
- 上海三菱電梯有限公司中国(上海)8%
- 士林電機廠股份有限公司台湾(台北)21%
- JP三菱電機モビリティ株式会社
- JP三菱電機ビルソリューションズ株式会社
- CHAstes4 SA
- INMITSUBISHI ELEVATOR INDIA PRIVATE LIMITED
- ITMITSUBISHI ELECTRIC HYDRONICS & IT COOLING SYSTEMS S.P.A.
- CAMitsubishi Electric Sales Canada Inc.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達61.4億円空港管制処理システム(TAPS)性能向上、ハードウェア更新機器一式の製造及び調整国土交通省 · 2022-02-18
- 調達57億円空港管制処理システム(TAPS)ハードウェア更新機器一式の製造及び調整国土交通省 · 2022-12-20
- 調達38億円空港管制処理システム(TAPS)ハードウェア更新機器一式の製造及び調整国土交通省 · 2024-07-29
- 調達33億円IWAM-25型統合型広域マルチラテレーション装置1式の製造(成田空港事務所用)(製造・設置・調整)国土交通省 · 2025-10-10
- 調達25.3億円空港管制処理システム(TAPS)性能向上、機器一式の製造及び調整国土交通省 · 2021-08-24
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は5.9兆円、営業利益は4,331億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.8%、利益が+10.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6.3兆円 | 5.9兆円 |
| 営業利益 | — | 4,331億円 |
| 純利益 | 4,950億円 | 4,078億円 |
| 1株あたり配当 | ¥60 | ¥60 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1.5兆円、営業利益は1,395億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.7%、営業利益は+128.7%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1.44 | — | — | 746 |
| 2024年1Q | 1.22 | 610 | 5.0 | 578 |
| 2024年2Q | 1.32 | 748 | 5.7 | 624 |
| 2024年3Q | 1.24 | 865 | 7.0 | 659 |
| 2024年4Q | 1.48 | — | — | 988 |
| 2025年2Q | 2.64 | 1,767 | 6.7 | 1,186 |
| 2025年4Q | 2.88 | 2,152 | 7.5 | 2,055 |
| 2026年2Q | 2.73 | 2,244 | 8.2 | 1,894 |
| 2026年4Q | 3.16 | 2,087 | 6.6 | 2,184 |
| 2027年1Q | 1.50 | 1,395 | 9.3 | 1,098 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3.6兆円から5.9兆円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3.57 | — | 651 | — | 695 |
| 2014年3月 | 4.05 | — | 2,490 | — | 1,535 |
| この期から会計基準が米国基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2015年3月 | 4.32 | — | — | — | — |
| 2016年3月 | 4.39 | — | — | — | — |
| 2017年3月 | 4.24 | — | — | — | — |
| 2018年3月 | 4.44 | — | 3,532 | — | 2,558 |
| 2019年3月 | 4.52 | — | 3,160 | — | 2,266 |
| 2020年3月 | 4.46 | — | 2,820 | — | 2,218 |
| 2021年3月 | 4.19 | — | 2,588 | — | 1,931 |
| 2022年3月 | 4.48 | — | 2,797 | — | 2,035 |
| 2023年3月 | 5.00 | — | 2,922 | — | 2,139 |
| 2024年3月 | 5.26 | — | 3,659 | — | 2,849 |
| 2025年3月 | 5.52 | 3,919 | 4,373 | 7.1 | 3,241 |
| 2026年3月 | 5.89 | 4,331 | 5,261 | 7.3 | 4,078 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高5.9兆円のうち、営業利益として残るのは4,331億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4,078億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金69.1%4.1兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.6%1.4兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%4,331億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが5,760億円、投資CFが−3,444億円で、差し引きのフリーCFは2,316億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は7,316億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 828 | −1,537 | −412 | −709 | 2,989 |
| 2014年3月 | 4,405 | −1,302 | −2,090 | 3,103 | 4,180 |
| 2018年3月 | 2,658 | −1,820 | −1,498 | 838 | 5,992 |
| 2019年3月 | 2,398 | −2,107 | −1,121 | 291 | 5,142 |
| 2020年3月 | 3,958 | −2,040 | −1,565 | 1,918 | 5,376 |
| 2021年3月 | 5,421 | −1,766 | −1,574 | 3,655 | 7,674 |
| 2022年3月 | 2,824 | −1,149 | −2,413 | 1,675 | 7,272 |
| 2023年3月 | 1,667 | −1,485 | −1,196 | 182 | 6,459 |
| 2024年3月 | 4,155 | −941 | −2,401 | 3,214 | 7,654 |
| 2025年3月 | 4,559 | −1,917 | −2,653 | 2,642 | 7,573 |
| 2026年3月 | 5,760 | −3,444 | −3,048 | 2,316 | 7,316 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年3月期の総資産は7.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4.5兆円で、自己資本比率は60.9%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3.41 | 1.30 | 2.11 | 38.1 |
| 2014年3月 | 3.61 | 1.52 | 2.09 | 42.2 |
| 2017年3月 | 4.24 | 2.07 | 2.17 | 48.8 |
| 2018年3月 | 4.31 | 2.29 | 2.01 | 53.3 |
| 2019年3月 | 4.36 | 2.40 | 1.96 | 55.1 |
| 2020年3月 | 4.41 | 2.43 | 1.98 | 55.1 |
| 2021年3月 | 4.80 | 2.75 | 2.04 | 57.4 |
| 2022年3月 | 5.11 | 2.98 | 2.13 | 58.3 |
| 2023年3月 | 5.58 | 3.24 | 2.34 | 58.0 |
| 2024年3月 | 6.17 | 3.74 | 2.43 | 60.6 |
| 2025年3月 | 6.38 | 3.95 | 2.30 | 61.9 |
| 2026年3月 | 7.36 | 4.48 | 2.73 | 60.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中85位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中193位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,276で、1年前と比べて+51.8%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 26.6倍 |
| PER (会社予想) | 21.8倍 |
| PBR | 2.36倍 |
| 配当利回り | 1.14% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で2.51%下落し、21日には5602円で終了。25日線5709円を約2%下回り、75日線5932円からも約6%乖離して下落。ただし52週高値6686円からは約16%の水準で、上昇トレンドの途中調整とみられる。8月14日に6153円まで回復したが、19日以降は売りが優勢となり、短期の下げが続いている。出来高は19日に619万株と増加したが、その後は減少しており、売り一巡感もある。RSIは40.7と弱含みだが、200日線5377円は上回っており、長期的な支持線は機能している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
PERは28.43倍で業界平均30.54倍をやや下回るが、予想PER23.3倍と割安感は乏しい。PBR2.53倍は同業平均2.58倍とほぼ同水準である一方、ROE9.7%は低め。配当利回り1.06%は業界平均2.32%の半分以下で、株主還元が弱い。収益成長は見込まれるが、利益率の低さや配当の低さを考慮すると、現在のバリュエーションはやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 26.6倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 21.8倍 | — |
| PBR | 2.36倍 | 2.58倍 |
| ROE | 9.7% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
FAシステムと社会インフラを中心に成長戦略を描くものの、中国経済の減速や半導体需給、為替変動が業績に影響する。強気派は、省人化投資やデータセンター向け需要でFAが回復し、昇降機や鉄道などインフラ更新需要が堅調とみる。一方、弱気派は、欧米の金利高による設備投資抑制や、中国の競争激化による価格低下がリスクと指摘する。
- FA事業の回復
2025年度の会社計画は増収増益で、FAが全体を牽引する見込み。
- 社会インフラの安定
昇降機や鉄道は更新需要が底堅く、継続的な収益源になる。
- 株主還元の拡大
配当性向や自社株買いで株主還元姿勢を強め、PBR1倍超を意識。
- 純利益4,078億円と25.8%増通年影響強
純利益は前期比+25.8%の4,078億円。営業利益も4,331億円と10.5%増。
- 営業利益4,331億円と10.5%増通年影響中
営業利益は前期比+10.5%の4,331億円。売上高も6.8%増の5.9兆円。
- 予想PER24.1倍と実績比で改善不定影響中
実績PER29.41倍に対し予想PER24.1倍。成長期待が反映される。
- 営業利益率7.35%と改善通年影響弱
営業利益率は前期7.10%から7.35%に改善。生産効率化が進む。
- 中国依存のリスク
中国市況の減速でFAや半導体の需要が鈍る可能性がある。
- 競争激化
新興勢の低価格攻勢でシェア低下や値下げ圧力が強まる。
- 為替変動
円高が進むと海外売上高比率が高いため業績に逆風。
- 純利益増益の営業外依存通年影響強
純利益増837億円のうち営業外が約425億円。一過性なら来期反動減。
- ROE9.7%と資本効率の低さ継続影響中
ROE9.7%は10%未満。PBR2.61倍を考慮すると割高感。
- 株価1年で60.9%上昇の反動継続影響中
株価は1年で60.87%上昇。高値警戒から調整が入りやすい。
- 配当利回り1.03%と低い継続影響弱
配当利回り1.03%と低く、株主還元面で見劣り。
- FA受注高
- 設備投資動向を先行反映し、業績の方向性を占うため。
- 昇降機の受注残
- ビル需要の将来収益を測る指標。
- 海外売上高比率
- 為替感応度や成長地域の依存度を把握するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり60円で、前期から+10.0%。いまの株価に対する利回りは1.14%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 27 | — | 43.4 |
| 2018年3月 | 40 | 48.1 | 42.3 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 52.2 |
| 2020年3月 | 40 | 0.0 | 54.4 |
| 2021年3月 | 36 | −10.0 | 41.6 |
| 2022年3月 | 40 | 11.1 | 47.6 |
| 2023年3月 | 40 | 0.0 | 57.7 |
| 2024年3月 | 50 | 25.0 | 35.9 |
| 2025年3月 | 50 | 0.0 | 36.0 |
| 2026年3月 | 55 | 10.0 | 32.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥60
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ145,852人。区分でいちばん多いのは外国法人で47.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.6%を占め、残る63.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 38.7 | 40.4 | 42.5 | 44.1 | 47.1 | 47.0 |
| 金融機関 | 41.9 | 39.3 | 37.5 | 36.4 | 35.0 | 34.5 |
| 個人・その他 | 12.1 | 13.9 | 13.9 | 14.4 | 13.5 | 14.7 |
| 自己株式 | 0.0 | 1.6 | 1.6 | 2.7 | 1.7 | 3.1 |
| 事業法人 | 4.8 | 4.0 | 3.5 | 3.1 | 2.4 | 2.1 |
| 証券会社 | 2.6 | 2.4 | 2.6 | 2.0 | 1.9 | 1.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 15.65 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.67 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 4.38 |
| 04 | 明治安田生命保険相互会社 | 3.87 |
| 05 | THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A.LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.30 |
| 06 | 三菱電機グループ社員持株会 | 1.86 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.85 |
| 08 | GOVERNMENT OF NORWAY (シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.54 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.49 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.47 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は11期で+512%、1株純資産は12期で+262%。直近期のROEは9.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 32 | 606 | 5.7 | 23.4 | 127.0 |
| 2014年3月 | 71 | 710 | 10.9 | 16.3 | 36.4 |
| 2017年3月 | — | 964 | — | — | 43.4 |
| 2018年3月 | 119 | 1,069 | 11.7 | 14.3 | 42.3 |
| 2019年3月 | 106 | 1,119 | 9.7 | 13.5 | 52.2 |
| 2020年3月 | 103 | 1,133 | 9.2 | 12.9 | 54.4 |
| 2021年3月 | 90 | 1,284 | 7.5 | 18.7 | 41.6 |
| 2022年3月 | 95 | 1,409 | 7.1 | 14.8 | 47.6 |
| 2023年3月 | 101 | 1,534 | 6.9 | 15.6 | 57.7 |
| 2024年3月 | 136 | 1,791 | 8.2 | 18.5 | 35.9 |
| 2025年3月 | 156 | 1,903 | 8.4 | 17.5 | 36.0 |
| 2026年3月 | 198 | 2,191 | 9.7 | 25.2 | 32.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
35名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は35名。2026/3期の役員報酬は総額1,953百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小坂達朗 | 取締役 | 73 | 7,000 |
| 柳弘之 | 取締役 | 71 | 5,000 |
| 江川雅子 | 取締役 | 69 | 2,900 |
| 松山遙 | 取締役 | 59 | 2,400 |
| 皆川邦仁 | 取締役 | 72 | 2,000 |
| ピーター D.ピーダーセン | 取締役 | 58 | 400 |
| 漆間啓 | 取締役 | 67 | 211,728 |
| 藪重洋 | 取締役 | 66 | 61,864 |
| 高澤範行 | 取締役 | 64 | 67,016 |
| 藤本健一郎 | 取締役 | 61 | 11,886 |
| 中林美恵子 | 取締役 | 65 | — |
| 加賀邦彦 | 代表執行役 執行役副社長 CTO (技術戦略担当)インダストリー・モビリティビジネスエリアオーナー、輸出管理担当 | 61 | 73,016 |
残りの役員23名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 武田聡 | 専務執行役 CDO (DX、ビジネスイノベーション担当)、 CIO (情報セキュリティ、IT担当)、デジタルイノベーション事業担当 | 59 | 46,738 |
| 阿部恵成 | 専務執行役 CHRO (グローバル人財戦略、人事総務、カルチャー変革担当、人財・カルチャー変革統括部長)、広報担当 | 59 | 25,297 |
| 中井良和 | 常務執行役 CPO (ものづくり担当)、CQO(品質担当) | 64 | 30,875 |
| 尋木保行 | 常務執行役 ライフビジネスエリアオーナー | 62 | 16,386 |
| 根来秀人 | 常務執行役 インフラビジネスエリアオーナー | 59 | 9,186 |
| 川路茂樹 | 常務執行役 CPSO (調達担当、調達統括部長) | 63 | 13,393 |
| マイケルコルボ | 常務執行役 国際担当、国際本部長、国際本部 米州代表 | 67 | — |
| 竹見政義 | 常務執行役 半導体・デバイス事業本部長 | 60 | 12,320 |
| 山口憲和 | 常務執行役 CRO (リスクマネジメント・経済安全保障、法務・知的財産渉外、知的財産、安全保障 貿易管理担当) | 59 | 4,620 |
| 小黒誠司 | 常務執行役 監査担当、経営企画統括部長、渉外担当、サステナビリティ担当、サステナビリティ・イノベーション本部長 | 55 | 5,120 |
| 織田巌 | 上席執行役員 | — | — |
| 濱本総一 | 上席執行役員 | — | — |
| 岡徹 | 上席執行役員 | — | — |
| 志自岐雄介 | 上席執行役員 | — | — |
| 安東正史 | 上席執行役員 | — | — |
| 朝倉佳秀 | 上席執行役員 | — | — |
| 増田直人 | 上席執行役員 | — | — |
| 都築貴之 | 上席執行役員 | — | — |
| 田中和徳 | 上席執行役員 | — | — |
| 松原公実 | 上席執行役員 | — | — |
| 中谷太郎 | 上席執行役員 | — | — |
| 奈須野太 | 上席執行役員 | — | — |
| 洗井昌彦 | 上席執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 12 | 605 | 465 | 491 | 1 | 1,756 | 146 |
| 社外取締役 | 6 | 136 | — | — | — | 136 | 23 |
| 取締役(社内) | 2 | 61 | — | — | — | 61 | 31 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で三菱電機を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容571字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,983字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,527字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,489字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第155期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第155期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第154期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第154期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第153期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第153期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第153期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第153期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第152期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第152期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第152期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第152期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期第1四半期決算説明会資料2026-07-31
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