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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ルネサスエレクトロニクス

Renesas Electronics Corporation6723 · Prime · 電気機器

自動車と産業・インフラ・IoT向け半導体の大手専業メーカー。車載制御・車載情報向けMCU、SoC、アナログ、パワー半導体を軸に、スマート社会を支える幅広い半導体製品を提供している。

概要

ルネサスエレクトロニクスは、車載・産業向けマイクロコントローラ(MCU)で世界シェア2位を占める半導体専業メーカーである。2010年にNECエレクトロニクスとルネサステクノロジが統合して誕生。ArmベースやRISC-VアーキテクチャのMCUに強みを持ち、2024年12月期の売上収益は1兆3,485億円、営業利益率16.5%を確保した。連結子会社108社を擁し、国内外に設計・製造・販売網を展開する。

自動車向け事業が売上の約半分を占める

2025年12月期のNon-GAAP売上収益1兆3,185億円のうち、自動車向け事業は6,397億円(構成比48.5%)を占める。同事業は「車載制御」と「車載情報」に分かれ、エンジン制御、車体制御、ADAS向けのマイクロコントローラ(MCU)、システムオンチップ(SoC)、アナログ半導体、パワー半導体を提供する。車載制御向けMCUはRenesas RAファミリやRL78ファミリが主力であり、Arm Cortexコア搭載製品も多い。2025年は市場軟化により自動車向け売上が前年比9.0%減となったが、営業利益率は30.7%を維持した。

産業・インフラ・IoT向け事業が成長を牽引

産業・インフラ・IoT向け事業は2025年12月期に6,718億円の売上を計上し、前年比5.5%増加した。同事業は工場自動化、スマートグリッド、ビル管理、ヘルスケアなど幅広い分野にMCU、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を供給する。インフラ事業の需要増が成長をけん引し、売上総利益率は61.2%と自動車向け(54.1%)を上回る。ルネサスは産業向けにRZファミリ(Armベース)やRXファミリ(独自コア)を展開し、エッジAI処理向けSoCも強化している。

グローバル販売網と外部委託を活用した生産体制

ルネサスグループは2025年12月末時点で国内6社、海外102社の連結子会社を有する。販売は国内では提携する販売特約店を通じ、海外ではアメリカ、ヨーロッパ、香港、中国、台湾、韓国などに販売子会社を配置する。製造は国内外の生産子会社が担当する一方、ファウンドリなどの外部委託も活用。前工程は山形や九州の工場が担い、後工程は一部をジェイデバイスなどに譲渡した経緯がある。設備投資は売上比5%程度を目安とする。

統合と再編を経てきたグループ構成

ルネサスエレクトロニクスは、NECエレクトロニクス(2002年設立)と株式会社ルネサステクノロジ(日立製作所・三菱電機系)の2010年合併により発足した。その後、ノキアからのワイヤレスモデム事業取得(2010年)、モバイル事業の分社化(2010年)、パワーアンプ事業の村田製作所への譲渡(2012年)、生産子会社の集約・売却を繰り返し、現在の体制に至る。設計はアメリカ、中国、ベトナム、ヨーロッパなど海外子会社も担い、受託開発・受託生産も行う。

業界の中での役割は半導体メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.3兆円
営業利益
2,012億円
営業利益率
15.2%
純利益
-518億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01自動車主力

自動車のエンジンや車体などを制御する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムやIVI・インストルメントパネルなどの車載情報機器向け「車載情報」に、マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を中心に提供。

主な製品・サービス4
マイクロコントローラ (MCU)
エンジン制御、車体制御、ADASなど様々な車載機能を制御する半導体。
SoC (System-on-Chip)
車載情報機器向けに、複数の機能を1チップに集積した半導体。IVIシステムやコックピット向け。
アナログ半導体
センサ信号処理、電源管理、インターフェースなどに用いられるアナログ回路を集積した半導体。
パワー半導体
電気自動車のモーター駆動や電源変換など、高電圧・大電流を制御する半導体。

02産業・インフラ・IoT主力

スマート社会を支える産業、インフラ、IoT向けに、マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を中心に提供。工場自動化、スマートグリッド、ビル管理、ヘルスケアなど幅広い用途に供給。

主な製品・サービス4
マイクロコントローラ (MCU)
産業機器、インフラ監視、IoTデバイスなどで制御・演算を担う組み込み用半導体。
SoC (System-on-Chip)
産業用ネットワーク、エッジAIなど複合機能が必要なシステム向けの高集積半導体。
アナログ半導体
センシング、電源管理、通信インターフェースなどに使用されるアナログIC。
パワー半導体
産業機器のモーター駆動、電源変換、再生可能エネルギー向け電力変換などに用いられる高効率パワーデバイス。

03その他その他

設計および生産子会社が行う半導体の受託開発、受託生産などのサービスを提供。

製品と技術

組み込み制御の心臓部:マイクロコントローラ(MCU)

ルネサスのMCUは車載、産業、IoT向けに広く採用される。車載ではエンジン制御、車体制御、ADAS向けにRL78ファミリ(16ビット)、RH850ファミリ(32ビット)が主力。産業向けではRXファミリ(独自32ビットCISCコア)、RZファミリ(Arm Cortex-A/R)を展開。2024年時点でArmベースMCUの出荷累計は100億個を超え、RISC-Vコアの製品も投入。最大256KBの内蔵フラッシュメモリや、ASIL-B/D対応の安全機能を備える。

システムオンチップ(SoC)で情報処理とAIを実現

ルネサスのSoCは車載情報機器(IVI、コックピット)や産業用エッジAIに使用される。代表的なR-Carファミリは車載向けで、複数のArm CortexコアとGPUを統合し、デジタルコックピットやADAS処理を実現。産業向けではRZ/VシリーズがビジョンAI向けアクセラレータ「DRP-AI」を内蔵し、エッジで低消費電力に物体認識を行う。また、ルネサスは2024年にAltium社を買収し、PCB設計ソフトウェアと半導体の連携を強化している。

アナログ半導体とパワー半導体でシステム全体を支える

アナログ半導体製品群にはセンサ信号処理(オペアンプ、コンパレータ)、電源管理IC(DC-DCコンバータ、LDO)、インターフェースIC(CAN、LIN、イーサネット)が含まれる。パワー半導体では、電気自動車のモーター駆動用IGBT/SiC MOSFETや、産業機器の電源変換用パワーMOSFETを提供。特にSiCパワーデバイスは、同社の100V~1200V品が車載オンボードチャージャーやインバーターに採用される。アナログとパワーの両方を自社で持つ点が強みであり、システム最適化を可能にする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

車載半導体で世界首位級、内需依存と海外展開が課題

ルネサスは車載半導体とマイコンで世界トップクラスのシェアを持ち、産業用や汎用半導体にも強みを持つ。同社の売上高は約1.3兆円規模で、営業利益率は15%前後と安定している。ライバルであるキオクシアはNAND型フラッシュメモリで世界首位だが、市況変動が大きく収益が不安定。日清紡ホールディングスは電子部品を主力としつつ、自動車向けに強みを持つが、規模はルネサスに及ばない。ルネサスは自動車向け売上比率が高く、国内需要に依存する一方、海外シェア拡大やデータセンター向けなど新分野への投資が課題となる。

強み

  • 車載マイコンとSoCで高い世界シェアを有し、自動車の電動化・自動運転需要を取り込む。
  • 営業利益率は約15%で、半導体業界の中でもトップクラスの水準を維持している。
  • 自動車メーカーや部品メーカーとの強固な取引関係を持ち、安定した需要基盤を持つ。
  • 独自のIPとプロセス技術を有し、先端ノードで自社製品を展開している。

課題

  • 売上の約6割が国内で、海外でのプレゼンス拡大が課題となっている。
  • 半導体需給の変動が大きく、在庫調整局面では売上と利益が減少するリスク。
  • 台湾・韓国勢などとの競争が激しく、価格競争力の維持が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がルネサスエレクトロニクス

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1285Aキオクシアホールディングス27.9兆円50.5倍
26758ソニーグループ24.1兆円21.0倍
36503三菱電機11.1兆円26.6倍
46723ルネサスエレクトロニクス6.0兆円17.2倍
56504富士電機1.9兆円19.5倍
66963ローム1.9兆円
76479ミネベアミツミ1.4兆円13.1倍
83132マクニカホールディングス6,346億円22.8倍
98050セイコーグループ4,422億円39.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

NECエレクトロニクスとして発足した2002年

2002年11月、日本電気(NEC)は汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割により分社化し、100%子会社のNECエレクトロニクス株式会社を神奈川県川崎市に設立した。これによりNECの半導体部門が独立し、マイコン、システムLSI、アナログICなどの開発・製造を担う企業として出発した。2003年7月には東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、資金調達と経営の独立性を高めた。

生産拠点の再編と海外展開の進展(2004~2008年)

2004年から2008年にかけて、NECエレクトロニクスは生産体制の合理化を進めた。2004年5月には山形日本電気の後工程を台湾ASEグループに売却。2004年10月には九州・山口の後工程を統合し、NECセミコンパッケージ・ソリューションズに社名変更した。2005年1月には山形工場で300mmウェハラインの量産を開始。2006年にはアイルランドとインドネシアの後工程ラインを閉鎖し、韓国営業拠点を設立するなど、グローバルな生産・販売網を整備した。

ルネサステクノロジとの合併とモバイル事業の取得・分離(2010~2012年)

2010年4月、NECエレクトロニクスは株式会社ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス株式会社に商号変更した。同年11月にはノキアからワイヤレスモデム事業を譲り受け、モバイルマルチメディア事業を拡大。しかし翌12月には同事業を吸収分割でルネサスモバイルに承継し、2013年にはブロードコムに売却した。また2012年にはパワーアンプ事業を村田製作所へ譲渡し、不採算事業の整理を進めた。

財務再建と第三者割当増資への転換(2013年)

2012年3月期に626億円の純損失、2013年3月期には1,676億円の純損失を計上したルネサスは、経営再建策として2013年9月に第三者割当増資を実施した。割当先は産業革新機構、トヨタ自動車、日産自動車、デンソー、キヤノンなど9社で、これにより資本増強と自動車・産業分野との関係強化を図った。同年には生産子会社の統廃合も進め、後工程ラインをジェイデバイスに譲渡するなど、事業構造のスリム化を完了した。

財務改善と安定成長への移行(2014~2020年)

増資後のルネサスは2015年3月期に824億円の純利益を計上し、黒字転換を果たした。2016年12月期には決算期を3月から12月に変更したが、その後も売上高は7,000億円台で推移。2019年12月期には63億円の純損失となるも、2020年12月期には456億円の純利益を回復。この間、車載MCU需要の安定と産業向け事業の拡大により、収益基盤を固めた。

買収による規模拡大と収益率向上(2021~2024年)

2021年12月期の売上収益は9,939億円、純利益1,195億円に拡大。2022年12月期には売上1兆5,009億円と過去最高を記録し、純利益も2,566億円に急増した。2023年12月期には売上1兆4,694億円、純利益3,371億円とピークを迎えたが、2024年12月期は減収に転じた。それでも営業利益率16.5%(Non-GAAPベース29.5%)を維持し、高収益体質を堅持した。

2025年12月期の減収と純損失見込み

2025年12月期の売上収益は1兆3,212億円(前期比2.0%減)、営業利益2,012億円を見込むが、純損失518億円を予想する。要因として、車載市場の軟化に加え、Wolfspeed社への金融資産評価損失などが響く。ただし、産業・インフラ・IoT向けは増収を維持しており、2026年以降の車載需要回復次第で収益改善の余地がある。

年表25件を開く

2000年代

  • 2002年11月日本電気㈱の汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割により分社化し、日本電気㈱の100%子会社として神奈川県川崎市にNECエレクトロニクス㈱を設立
  • 2003年7月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2004年5月山形日本電気㈱の高畠工場における後工程部門を、台湾のASEグループに売却
  • 2004年7月当社から試作部門を分社化し、試作サービスの提供を主業務とするNECファブサーブ㈱を設立
  • 2004年10月M&ANECセミコンダクターズ九州㈱に山口日本電気㈱の組立および検査工程(後工程)を統合し、NECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱に社名変更
  • 2005年1月山形日本電気㈱において300㎜ウェハ製造ラインの量産稼働開始
  • 2005年10月M&A首鋼NECエレクトロニクス社の半導体開発および販売部門を北京NEC集成電路設計有限公司に統合し、NECエレクトロニクス中国社に社名変更
  • 2006年4月M&ANEC化合物デバイス㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併
  • 2006年9月創業韓国における営業拠点としてNECエレクトロニクス韓国社を設立
  • 2006年9月NECセミコンダクターズ・アイルランド社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖
  • 2006年11月M&ANECデバイスポート㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併
  • 2007年6月NECファブサーブ㈱のフォトマスク事業を大日本印刷㈱へ譲渡
  • 2007年10月NECセミコンダクターズ・インドネシア社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖
  • 2008年4月M&A九州日本電気㈱は、山口日本電気㈱およびNECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ九州・山口㈱に商号変更 関西日本電気㈱は、福井日本電気㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ関西㈱に商号変更 山形日本電気㈱は、NECセミコンダクターズ山形㈱に商号変更

2010年代

  • 2010年4月M&A㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱に商号変更(注)
  • 2010年11月ノキア・コーポレーションよりワイヤレスモデム事業を譲受
  • 2010年12月モバイルマルチメディア事業(ノキア・コーポレーションから譲り受けたワイヤレスモデム事業を含む。)を吸収分割によりルネサスモバイル㈱に承継
  • 2011年5月ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社の前工程ライン(ローズビル工場)をドイツのテレファンケン社に譲渡
  • 2012年2月ブラジルにおける販売支援拠点としてルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社の営業を開始
  • 2012年3月パワーアンプ事業および㈱ルネサス東日本セミコンダクタ長野デバイス本部の事業を㈱村田製作所へ譲渡
  • 2012年7月㈱ルネサス北日本セミコンダクタの前工程ライン(津軽工場)を富士電機㈱に譲渡
  • 2013年1月㈱ルネサスハイコンポーネンツの全株式をアオイ電子㈱に譲渡
  • 2013年6月㈱ルネサス北日本セミコンダクタ、ルネサス関西セミコンダクタ㈱および㈱ルネサス九州セミコンダクタの組立および検査工程(後工程)ライン(函館工場、福井工場および熊本工場)ならびに北海電子㈱の製造支援事業を㈱ジェイデバイスに譲渡
  • 2013年9月㈱産業革新機構、トヨタ自動車㈱、日産自動車㈱、㈱ケーヒン、㈱デンソー、キヤノン㈱、㈱ニコン、パナソニック㈱および㈱安川電機を割当先とする第三者割当増資を実施
  • 2013年10月M&Aルネサスエレクトロニクス販売㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併 ルネサスマイクロシステム㈱は、㈱ルネサスデザインを吸収合併し、ルネサスシステムデザイン㈱に商号変更 ルネサス武蔵エンジニアリングサービス㈱は、ルネサス北伊丹エンジニアリングサービス㈱およびルネサス高崎エンジニアリングサービス㈱を吸収合併し、ルネサスエンジニアリングサービス㈱に商号変更 ㈱ルネサス北日本セミコンダクタは、㈱ルネサス東日本セミコンダクタを吸収合併 ルネサス モバイル・ヨーロッパ社およびルネサス モバイル・インド社の全株式をブロードコム・コーポレーションに譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 設備投資の売上収益比率売上収益比5%程度
  • カーボンニュートラル達成2040まで2040年カーボンニュートラル

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産性向上の推進

    約22,000名の従業員を擁するグローバル企業としてのスケールメリットを活かし、業務の効率化を図りながら生産性を向上させる。従業員一人ひとりが付加価値の創出に努め、アカウンタビリティを高める。

  2. 02

    パーパスフル投資の強化

    事業戦略の原点に立ち返り、コア分野である組み込み半導体ソリューション、UX、デジタライゼーション、Vertical事業に経営資源を集中する。特にSDV、AIインフラ/コンピュート、Intelligence at the Edgeの3分野を重点領域とし、競争力と収益性の向上を目指す。また、タイミング事業をSiTime社へ譲渡し、統合ソリューションの開発を進める。

  3. 03

    UX・デジタライゼーション戦略の加速

    半導体の特定からシステム設計・生産、ライフサイクル管理に至る一貫したデジタル化を実現するプラットフォームを提供し、世界中の顧客が開発を容易に進められる環境を整備する。

  4. 04

    サステナビリティ活動の推進

    サステナビリティ・ESGを中長期的な企業価値向上に資する重要課題と位置づけ、2040年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進める。また、非財務情報の開示を拡充し、ステークホルダーへの情報提供を充実させる。

  5. 05

    生産構造とタレント構成の最適化

    需要変動に強い生産体制を構築し、前工程拠点の稼働率と設備投資を適切にコントロールする。ダイバンクの構築や生産委託先の確保にも取り組む。人材面では、グローバルな採用を通じて優秀な人材を確保し、ソフトウェアなど成長分野の人材を拡充する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で21,629人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は750万円で、9期前と比べて3.1%平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は23.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月18,884
2017年12月20,513
2018年12月19,546
2019年12月77346.321.318,958
2020年12月79246.921.618,753
2021年12月88347.321.620,962
2022年12月87447.721.021,017
2023年12月88948.223.221,204
2024年12月81048.523.422,711982
2025年12月75048.523.421,629930

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率39.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社39(国内 10 / 海外 29、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
那珂事業所 — 茨城県ひたちなか市618億円
自動車、産業・インフラ・IoT
川尻事業所 — 熊本県熊本市314億円
自動車、産業・インフラ・IoT
武蔵事業所 — 東京都小平市310億円
自動車、産業・インフラ・IoT
主な関係会社
  • 国内
    ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング㈱(注2)
    茨城県ひたちなか市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス中国社
    中国 北京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス上海社
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス香港社(注2)(注4)
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス台湾社
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス韓国社
    韓国 ソウル市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス・マレーシア社
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス・インド社
    インド ベンガルール市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社(注2)(注4)
    アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス・カナダ社
    カナダ オンタリオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社
    ブラジル サンパウロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社27社を開く
  • ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)(注2)(注4)ドイツ デュッセルドルフ市100%
  • ルネサス セミコンダクタ北京社中国 北京市100%
  • ルネサス セミコンダクタ蘇州社中国 蘇州市100%
  • ルネサス セミコンダクタ・ケイエル社マレーシア セランゴール州100%
  • ルネサス セミコンダクタ・マレーシア社マレーシア ペナン州90%
  • ルネサス セミコンダクタ・ケダ社マレーシア ケダ州100%
  • ルネサス セミコンダクタテクノロジ・マレーシア社マレーシア ペナン州100%
  • ルネサス セミコンダクタデザイン北京社中国 北京市100%
  • ルネサス デザイン・ベトナム社ベトナム ホーチミン市100%
  • ルネサス セミコンダクタデザイン・マレーシア社マレーシア ペナン州100%
  • ルネサス インターナショナル・オペレーション社(注2)マレーシア セランゴール州100%
  • インターシル・ルクセンブルク社ルクセンブルク100%
  • ルネサス デザイン・ブルガリア社ブルガリア ヴァルナ州100%
  • ルネサス デザイン・チューリッヒ社スイス チューリッヒ市100%
  • ルネサス インテグレーテッド・サーキット上海社中国 上海市100%
  • ルネサス インテグレーテッド・サーキット成都社中国 成都市100%
  • ルネサス エレクトロニクス・ペナン社(注2)マレーシア ペナン州100%
  • ルネサス エレクトロニクス・ジャーマニー社(注2)ドイツ ドレスデン市100%
  • IDTバミューダ社(注2)バミューダ100%
  • ギグピーク社(注2)アメリカ デラウェア州100%
  • Dialog社イギリス バッキンガムシャー州100%
  • ルネサス エレクトロニクス・オーストラリア社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
  • ルネサス エレクトロニクスNSW社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
  • Altium社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
  • Altium IP Hold社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
  • Altium IP社(注2)アメリカ カリフォルニア州100%
  • Altium LLC社(注2)アメリカ カリフォルニア州100%
国際子会社 (GLEIF登録 2社)
  • GBDIALOG SEMICONDUCTOR LIMITED
  • USINTEGRATED DEVICE TECHNOLOGY, INC.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発革新的AIエッジコンピューティング技術の開発動的再構成技術を活用した組み込みAIシステムの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-21
    10.9億円
  • 調達
    高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発研究開発課題発掘のための先導調査研究次世代ヘテロジーニアスAIデバイスのための高速シミュレーション環境、AIコンパイラの開発とSW-HWの協調設計手法についての研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-25
    9,845万円
  • 調達
    ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業先導研究(委託)ポスト5Gのワイヤレスインフラストラクチャ向けの高効率で低コストのミリ波トランシーバーの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-12-25
    847万円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス2)
    経済産業省 · 2023-04-03
    37.5億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス2)
    経済産業省 · 2022-04-27
    37.5億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス4)
    経済産業省 · 2023-04-03
    10.3億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス4)
    経済産業省 · 2022-04-26
    10.3億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス5)
    経済産業省 · 2022-04-26
    7.9億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス1)
    経済産業省 · 2022-04-25
    3.2億円
  • 補助金
    令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス3)
    経済産業省 · 2023-09-01
    2.5億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1.3兆円営業利益2,012億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.0%、利益が-9.8%。

売上高
-2.0%
1.3兆円
営業利益
-9.8%
2,012億円
純利益
-123.6%
-518億円
営業利益率
15.2%
前期比 -1.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は7,987億円、営業利益は1,927億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+25.9%、営業利益は+214.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3,5941,23334.31,052
2023年2Q3,68797226.4906
2023年3Q3,79498025.8753
2023年4Q3,619660
2024年1Q3,51877822.1799
2024年2Q3,58869819.5597
2024年4Q6,37975411.8795
2025年2Q6,3436139.7−1,753
2025年4Q6,8691,39920.41,235
2026年2Q7,9871,92724.12,173

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は8,831億円から1.3兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は15.2%。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月0.88−612−626
ルネサスエレクトロニクス販売㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併 ルネサスマイクロシステム㈱は、㈱ルネサスデザインを吸収合併し、ルネサスシステムデザイン㈱に商号変更 ルネサス武蔵エンジニアリングサービス㈱は、ルネサス北伊丹エンジニアリングサービス㈱およびルネサス高崎エンジニアリングサービス㈱を吸収合併し、ルネサスエンジニアリングサービス㈱に商号変更 ㈱ルネサス北日本セミコンダクタは、㈱ルネサス東日本セミコンダクタを吸収合併 ルネサス モバイル・ヨーロッパ社およびルネサス モバイル・インド社の全株式をブロードコム・コーポレーションに譲渡
2013年3月0.79−269−1,676
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年3月0.83586−53
2015年3月0.791,053824
2016年3月0.691,021863
2016年12月
2017年12月0.789951,020
2018年12月0.76677510
2019年12月0.72−3−63
2020年12月0.72652456
2021年12月0.991,4271,195
2022年12月1.503,6232,566
2023年12月1.474,2223,371
2024年12月1.352,2302,63816.52,191
2025年12月1.322,012−30315.2−518

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは2,012億円15.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-518億円、売上の-3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.9%5,674億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.4%5,212億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.4%314億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.2%2,012億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
57.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.4pt
15.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.9pt
-3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.1pt
-2.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが4,529億円、投資CFが−1,247億円で、差し引きのフリーCFは3,282億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,959億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF兆円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月−97−0.06−1,384−6481,319
2013年3月−541−0.04368−973777
2014年3月937−0.021,0707452,659
2015年3月1,167−0.03−2389013,437
2016年3月1,263−0.03−3039273,984
2017年12月1,736−0.45751−2,8031,395
2018年12月1,723−0.08−3939141,888
2019年12月2,020−0.745,005−5,4021,465
2020年12月2,239−0.04−1,0451,8372,198
2021年12月3,074−0.663,409−3,5572,219
2022年12月4,793−0.10−2,9483,8183,361
2023年12月4,966−0.27−1,8122,2914,347
2024年12月3,405−1.286,773−9,4362,292
2025年12月4,529−0.12−2,6973,2822,959

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年12月期の総資産は4.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.4兆円で、自己資本比率は58.5%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2012年3月0.860.230.6325.4
2013年3月0.670.080.5910.0
2014年3月0.790.230.5627.3
2015年3月0.840.310.5336.8
2016年3月0.850.380.4744.7
2016年12月0.870.470.4153.5
2017年12月1.140.580.5650.7
2018年12月1.060.600.4656.7
2019年12月1.670.621.0537.3
2020年12月1.610.620.9938.3
2021年12月2.431.151.2847.4
2022年12月2.811.531.2854.5
2023年12月3.172.001.1763.2
2024年12月4.492.541.9556.5
2025年12月4.182.441.7358.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
2,959億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.2兆円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.7兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中30位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中210位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.2%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.5%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,211で、1年前と比べて+88.6%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥3,211-3.1%1ヶ月-17.3%1年+88.6%時価総額6.0兆円
過去52週の値幅
安値¥1,656.5高値¥5,284

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PBR2.06倍
配当利回り0.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-18.24%下落し、7月29日に3170円まで急落した後、8月3日に3905円へ反発したが、21日には3433円へ再び下落した。25日移動平均線(3745.6円)を下回り、75日線(4168.87円)も大きく割り込んでいる。52週高値5284円からは-35.0%、52週安値1656.5円からは+107.2%の水準。出来高は7月29日に2355万株、31日に2569万株と急増し、8月21日は768万株まで減少した。RSIは49.7で中立。200日線(3056.74円)からは+12.3%乖離し、中期的な上昇トレンドは残るが、短期的な下落が顕著。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)

PER18.43倍は同業界平均30.85倍を大きく下回り、PBR2.2倍は業界平均2.64倍を下回る。ただし、ROEは-2.1%と赤字で、配当利回り0.82%は業界平均2.29%を大きく下回る。2025/12月期は減益見込みで、業績悪化が懸念されるが、PER・PBRの低さから割安と判断。ただし、ROEがマイナスであり、収益性の改善が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍30.8倍
PBR2.06倍2.58倍
ROE-2.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、車載半導体の需要サイクルと、競争激化による価格圧力の中で、収益性を維持できるかである。強気派は、車載半導体の需要回復と高機能化への追随で収益改善を見込む。一方弱気派は、2025年12月期に純損失を見込むなど業績悪化を懸念し、競合との競争や需要減速を指摘する。最近の株価上昇(1年で倍増)を割高とみる声もある。

プラスに働く材料7
  • 車載需要の回復期待

    車載半導体の需要は長期的に成長。電動化で搭載数が増加。

  • 高いシェアと技術力

    MCU世界2位のシェアで、安全規格などで参入障壁が高い。

  • 株価上昇が勢いを示す

    1年で116%上昇、市場の期待が強い。

  • 売上高の減少幅が8.2%→2.0%に縮小通年影響

    売上高14694→13485→13212億円、減収率は8.2%から2.0%へ縮小

  • 営業利益率15.23%と高水準を維持通年影響

    営業利益2012億円、営業利益率15.23%と2,000億円超を確保

  • 過去純利益3,371億円から回復余地不定影響

    2023/12期の純利益3371億円、直近の-518億円から大幅回復余地

  • 株価が1年で116.5%上昇したモメンタム継続影響

    過去1年で株価+116.51%、上昇基調が需給を支える

マイナスに働く材料7
  • 2025年は純損失予想

    リストラ費用などで当期純損益がマイナス518億円の見込み。

  • 半導体市況の不透明

    需要変動が大きい。在庫調整や価格下落に注意。

  • 競争激化

    海外勢や新興との競争でシェア維持のリスク。

  • 純利益が-518億円と赤字転換通年影響

    純利益2191億円→-518億円、最終損益が悪化

  • 営業利益も前期比9.8%減益通年影響

    営業利益2230億円→2012億円、減益基調が続く

  • ROE-2.1%でPBR2.41倍が割高継続影響

    ROE-2.1%とマイナス、PBR2.41倍は割高感

  • 予想PER未公表で業績見通し不透明不定影響

    予想PERが開示されておらず、回復時期が読みにくい

次の決算で確かめる点
車載向け売上高
最大セグメントの動向が全体業績を左右。
営業利益率
開発費増や競争下での収益性の維持。
在庫水準
需給のバランスを示し、調整局面か判断。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.87%。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
0.87%
いまの株価に対して
配当性向
31.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年12月2819.7
2024年12月280.026.4
2025年12月280.031.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ93,566人。区分でいちばん多いのは外国法人61.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.0%を占め、残る70.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人28.139.339.647.057.861.7
金融機関15.616.917.520.021.624.1
事業法人52.638.529.619.010.26.0
個人・その他2.84.312.613.07.65.9
自己株式0.00.08.29.33.93.0
証券会社0.80.90.71.02.82.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)16.33
02㈱日本カストディ銀行(信託口)5.85
03トヨタ自動車㈱4.01
04JP MORGAN CHASE BANK 385864 (常任代理人㈱みずほ銀行)3.27
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人㈱みずほ銀行)3.25
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人㈱みずほ銀行)2.90
07THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人㈱みずほ銀行)2.35
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人㈱みずほ銀行)1.62
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人㈱三菱UFJ銀行)1.57
10GSESL RENESAS CLIENT ASSET ACCOUNT(常任代理人SMBC日興証券㈱)1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.41%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.23%
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.86%
    +0.24pt
  • 2026-05-12
    ティー・ロウ・プライス・アソシエイツ,インク(T. Rowe Price Associates, Inc.)
    新規の大量保有報告
    0.44%
    -0.58pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は14期で+81%、1株純資産は15期で+158%。直近期のROEは-2.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月−150523−25.0
2013年3月−402160−117.7
2014年3月−5129−3.8
2015年3月4918631.418.1
2016年3月5222825.014.0
2016年12月280
2017年12月6134519.621.5
2018年12月313588.716.4
2019年12月−4363−1.0
2020年12月273567.440.7
2021年12月6559213.522.0
2022年12月13885419.18.6
2023年12月1901,12619.113.419.7
2024年12月1231,4149.716.726.4
2025年12月−291,347−2.131.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額975百万円。

氏名役職年齢保有株数
柴田英利取締役820,800
岩﨑二郎取締役
Selena Loh Lacroix取締役61,278
山本昇取締役
平野拓也取締役
水野朝子取締役
Kimberly Mathisen取締役

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役1113145873873
社外取締役58410220

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でルネサスエレクトロニクスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,018字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、2025年12月31日現在、当社、連結子会社108社(国内6社、海外102社)および持分法適用会社1社(海外1社)により構成されております。当社グループは、半導体専業メーカーとして、各種半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスを行っております。 当社グループの研究、開発、設計、製造、販売およびサービス機能は、主に当社および当社の子会社が分業しております。研究、開発、設計機能は、当社が担当するほか、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社、ルネサス セミコンダクタデザイン北京社、ルネサス デザイン・ベトナム社およびルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社など、海外の子会社が担当しております。製造機能は、主に国内外の生産子会社が担当しておりますが、ファウンドリなどの外部生産委託先も必要に応じて活用しております。販売およびサービス機能は、国内においては、主に提携する販売特約店を通じて行っており、海外においては、主にルネサス エレクトロニクス・アメリカ社、ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社およびルネサス エレクトロニクス香港社などの海外の販売子会社やディストリビューターを通じて行っております。 当社グループは、「自動車向け事業」および「産業・インフラ・IoT向け事業」から構成されており、セグメント情報はこれらの区分により開示しております。 自動車向け事業には、自動車のエンジンや車体などを制御する半導体を提供する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムや様々な情報を運転者などに伝えるIVI(In-Vehicle Infotainment)・インストルメントパネルなどの車載情報機器に半導体を提供する「車載情報」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC(System-on-Chip)、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 産業・インフラ・IoT向け事業には、スマート社会を支える「産業」、「インフラストラクチャー」および「IoT」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 加えて、当社の設計および生産子会社が行っている半導体の受託開発、受託生産などを「その他」に分類しております。 当社グループの連結子会社(108社)および持分法適用会社(1社)を主な事業内容別に記載すると次のとおりとなります。 2025年12月31日現在 関連する報告セグメント名   主要な事業の内容    国内子会社     海外子会社 自動車および 産業・インフラ・IoT    販売       (連結子会社) ルネサス エレクトロニクス中国社 ルネサス エレクトロニクス上海社 ルネサス エレクトロニクス香港社 ルネサス エレクトロニクス台湾社 ルネサス エレクトロニクス韓国社 ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社 ルネサス エレクトロニクス・マレーシア社 ルネサス エレクトロニクス・インド社 ルネサス エレクトロニクス・カナダ社 ルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社 ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ) 他3社 製造・製造支援 (連結子会社) ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング㈱    (連結子会社) ルネサス セミコンダクタ北京社 ルネサス セミコンダクタ蘇州社 ルネサス セミコンダクタ・ケイエル社 ルネサス セミコンダクタ・マレーシア社 ルネサス セミコンダクタ・ケダ社 ルネサス セミコンダクタテクノロジ・マレーシア社 設計・開発・応用技術 (連結子会社) ルネサス セミコンダクタデザイン北京社 ルネサス デザイン・ベトナム社 ルネサス セミコンダクタデザイン・マレーシア社ルネサス デザイン・ブルガリア社ルネサス デザイン・チューリッヒ社ルネサス インテグレーテッド・サーキット上海社ルネサス インテグレーテッド・サーキット成都社 他16社 事業会社・その他 (連結子会社) 5社 (連結子会社)ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社ルネサス エレクトロニクス・ジャーマニー社ルネサス エレクトロニクス・ペナン社 ルネサス インターナショナル・オペレーション社(マレーシア) インターシル・ルクセンブルク社IDTバミューダ社ギグピーク社Dialog社ルネサス エレクトロニクス・オーストラリア社ルネサス エレクトロニクスNSW社Altium社Altium IP Hold社Altium IP社Altium LLC社 他45社   (持分法適用会社)1社 (注)  海外の販売子会社の一部は、設計・開発の事業も行っております。
経営方針・対処すべき課題3,127字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当期は、PivotおよびBack to Basicsの方針のもと、様々な成果を得ることができました。しかしながら、短期的には、AI分野の成長や一部分野における需要回復が期待されるものの、今後も当社グループを取り巻く事業環境の変化は激しく、先行き不透明な状況が続く見通しです。当社グループとしては、このような環境の変化に一喜一憂することなく、今後もBack to Basicsに基づく施策を軸として、以下の施策を着実に推進します。 (1) Back to Basicsの推進 当社グループは、事業環境に柔軟に適応して長期的な成長を実現し、「2035 Aspiration」を達成するため、これまで進めてきた事業戦略の基本に立ち返る「Back to Basics」の方針を、引き続き強力に推進します。具体的には、大きく以下の3点に注力します。 ① 生産性の向上 当社グループは、グループを挙げて、事業運営の無駄を省く効率化を図りながら、世界で約22,000名の従業員を擁するグローバル企業としてのスケールメリットを最大限に活かして、生産性の向上を推進します。従業員一人一人が日々の業務において責任感を持ってその業務の生産性の向上と付加価値の創出に努めるとともに、アカウンタビリティの向上を図っていきます。 ② パーパスフル投資 当社グループは、「パーパスフル投資」の方針のもと、事業戦略の原点に立ち返り、経営資源の戦略的な配分をより一層強化しております。 具体的には、コア分野である組み込み半導体ソリューションと、UXおよびデジタライゼーションの分野、そして、Vertical事業に注力します。特に、SDV(Software-Defined Vehicle)、AIインフラ/コンピュートおよびIntelligence at the Edgeという3つの分野を成長のベクトルとするSecular Growth分野は、当社グループの競争力と収益性が見込まれる重点領域と位置づけております。当社グループは、これらの分野に一層注力することで、競争力の強化と収益性のさらなる向上を目指します。 また、その一環として、本年2月に、当社グループのタイミング事業を、精密タイミングソリューションを提供する米国のSiTime社に30億米ドル(約4,680億円、1米ドル156円で換算)で譲渡する旨の契約を同社との間で締結しました。これは、同事業の今後の成長機会を総合的に勘案した結果、最先端の技術力と強い成長意欲・投資力を有するSiTime社へ譲渡することが最善であると判断したものです。また、あわせて、当社グループの組み込みコンピュート技術とSiTime社のMEMS(微小電気機械システム)タイミング技術をシリコンレベルで統合した新たなソリューションの開発に向けたパートナーシップを検討する旨の覚書を締結しました。これにより、設計の簡素化や省スペース化の実現を期待することができ、当社グループは、次世代のインテリジェントデバイスに求められる高い性能と効率を実現する統合ソリューションの提供を目指します。なお、今回受領する譲渡対価については、成長投資および株主還元の双方またはいずれかに充当することを念頭に、譲渡の実行までに決定する予定です。 当社グループは、今後も中長期的な成長を見据え、事業の優先順位をこれまで以上に明確にしたうえで、戦略的取り組みに最大限の資源を投じていきます。 ③ UX・デジタライゼーション戦略の加速 当社グループは、UXおよびデジタライゼーションを最重要戦略として位置づけ、その取り組みを一層加速させていきます。半導体の特定から、システム設計・生産、さらにはライフサイクル管理に至るまで、一貫したデジタル化を実現するプラットフォームを提供することで、世界中の顧客がより「ラク」に開発を進められる環境を整備することを目指します。 (2) サステナビリティ・ESG活動と情報開示の推進 当社グループでは、近年注目されているサステナビリティ・ESGの分野について、当社グループの中長期的な企業価値向上に資する重要な課題と位置づけ、2040年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みをはじめとして、その強化に向けた各種施策を推進していきます。 また、情報開示の面では、サステナビリティ・ESG情報開示規制に対する対応準備を進めるとともに、これらの活動に関する非財務情報の開示を継続的に拡充し、当社グループを取り巻く様々なステークホルダーに対する情報提供の充実に努めます。 (3) 地政学リスクへの対応 地政学リスクについては、国際情勢の不確実性の高まりに伴い、関税措置を含む貿易・投資規制や輸出入の制限等が、当社グループのサプライチェーンやコスト構造に影響を与える可能性があります。 当社グループとしては、これらの動向を的確に把握し、中長期的な競争力を強化するためのデジタライゼーションを着実に実行していきます。 (4) 生産構造の最適化 当社グループは、中長期的な需要変動に対応できる強靭かつ効率的な生産体制の構築に取り組んでおります。特に、前工程生産拠点の稼働率および設備投資については、市況や供給需要の状況を踏まえながら、供給能力の維持・増強とレジリエンス向上の観点で適切にコントロールしております。 当期においては、国内生産工場において一部不足製品の供給能力増強やレジリエンス向上を目的とした設備投資を実施しました。今後も引き続き、当社グループ製品の安定供給に向けて、グループ内の設備の増強に努めます。加えて、当社グループは、急激な需要変動への対応とレジリエンスを高めるため、引き続きダイバンクの構築を推進するとともに、生産委託先での生産量の確保・拡大にも取り組みます。 設備投資については、売上収益に対する適正水準の維持を図りつつ、中長期的には売上収益比5%程度にコントロールすることを目指します。 (5) タレント構成の最適化 当期末現在における当社グループの各拠点地域の人員構成は、日本が40%、北米が11%、欧州が14%、アジア太平洋が35%でした。 当社グループは、中長期的な視点から、グローバルなタレント採用チームのもとで、タレントの質やコスト等の要素も考慮しつつ、魅力のある給与水準やキャリア開発の機会の提供等を通じて、国内外の優秀な人材の確保を進めていきます。あわせて、ソフトウェアなどの重要分野や今後成長が見込まれる分野に従事する従業員を拡充することを目指し、様々な人事施策に取り組みます。 (6) 従業員エンゲージメントの向上と「Renesas Culture」の浸透 当社グループは、世界中の当社グループ組織とそこで働く従業員一人一人が絶えず変化する環境に迅速かつ柔軟に対応していくための行動指針として、「Renesas Culture」を策定し、その定着に向けて取り組んでおります。 当期においても、その一環として、従業員の勤務形態について、在宅勤務とオフィス勤務を併用するハイブリッド型の勤務形態(Back To Office)への移行を進めるとともに、働きやすい環境整備や人材育成プログラムの実施などの施策に取り組みました。 当社グループは、今後も「Renesas Culture」について、各種施策を推進し、採用、育成、評価などの人事サイクルの一つ一つに組み込みながら、従業員とさらに共有し、これを根付かせ、エンゲージメントのさらなる向上に努めます。
事業等のリスク9,194字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクとして、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、文中における将来に関する事項は、提出日現在において入手し得る情報に基づいて当社グループが判断したものであります。 (1) 市況の変動 当社グループは、世界各国の景気循環、最終顧客の製品の需要の変化などに起因する、半導体市場の市況変動の影響を受けております。当社グループでは、常に市況の動向を見極めながら事業活動を遂行しておりますが、その影響を完全に回避することは困難であるため、市況が下降した局面においては、製品需要の縮小、生産・在庫数量の増加および販売価格の低下を招く可能性があります。その結果、当社グループの売上の減少や、工場稼働率の低下に伴う売上総利益率の悪化につながり、収益が悪化する可能性があります。 (2) 為替相場および金利の変動 当社グループは、世界各地域において様々な通貨を通じて事業活動を行っております。当社グループは、為替変動のリスクをヘッジする取組みを行っておりますが、為替相場が大きく変動した場合、外貨建取引の売上高、外貨建の資材コスト、海外工場の生産コストなど当社グループの業績および財政状態が影響を受ける可能性があります。また、当社の外貨建の資産・負債を日本円に換算表示すること、さらに、海外子会社における外貨表示の財務諸表を日本円に換算表示することによっても、当社グループの資産・負債および収益・費用は変動します。 また、金利の変動により、当社グループの事業運営に係る経費、資産および負債の価値が影響を受けるため、これにより、当社グループの事業、業績および財政状態が悪影響を受ける可能性があります。 (3) 自然災害など 地震、津波、台風、洪水などの自然災害、火災、停電、システム障害などの事故、テロ、戦争、感染症をはじめとした予測困難な事由が発生した場合、当社グループの事業活動が悪影響を受ける可能性があります。特に、当社グループは、地震が発生する確率が世界の平均より高いと考えられる地域に重要な施設・設備を保有しており、地震の発生時に、その影響により当社グループの施設・設備が損傷を受け、操業を停止せざるを得ないなど、多くの損害が発生する可能性があります。また、地震以外の自然災害、火災、停電、システム障害などの事故、テロ、戦争、感染症などによっても同様の事態が生じる可能性があります。当社グループでは、こうしたリスクに備えて、各種事前対策、緊急対策などを定めたBCP(事業継続計画)などを策定・運用するとともに、各種保険に加入しておりますが、想定を上回る事態が発生する可能性は否定できず、それらの対策によっても、リスクを完全に回避することは困難であり、また、全ての損害を補填できるという保証もありません。 (4) 競争 半導体市場は熾烈な競合状態にあり、当社グループは、製品の性能、構成、価格、品質などの様々な面で、国内外の多くの同業他社との激しい競争に晒されております。とりわけ、近年において、同業他社間による買収、統合、業務提携などが行われており、今後もその可能性がありますが、その結果、当社を取り巻く競争環境はさらに激化する可能性があります。当社グループでは、競争力の維持強化に向けて、先端技術の設計、開発のプラットフォーム化、原価低減の推進、第三者との戦略的提携やさらなる企業買収の可能性の検討などの様々な施策に取り組んでおりますが、これらの施策を適時適切に行えなかった場合、製品のマーケットシェアが低下し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、熾烈な市場競争により、当社グループ製品の販売価格が急激な下方圧力に晒され、それを価格交渉や原価低減などの様々な収益性改善のための施策では補いきれずに、売上総利益率の悪化に見舞われる可能性があります。さらに、売上総利益率が低い当社グループ製品について、顧客において他の製品への移行が困難または一定の期間を要する場合などには、当社グループは、適時に生産の中止・減少が行えない可能性があり、その結果、当社グループの収益性を低下させる可能性があります。 (5) 事業戦略の推進 当社グループは、急激に変化する経営環境下で、収益基盤を強化するため、中期成長戦略の策定、当社グループ内における組織体制の改編など、様々な事業戦略および構造改革を遂行しております。これらの事業戦略および構造改革には一定の費用が伴う一方で、経済・事業環境の変化、将来の不確実な要因、予期できない要因などにより、その遂行が困難になる可能性や当初計画していた効果を得られない可能性がある他、当初の見込みを上回る費用が発生する可能性があり、その結果、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) グローバルな事業展開 当社グループは、グローバルに事業を展開しておりますが、潜在的な顧客と現地企業との間の長期に亘る関係などの障壁、投資、輸出入に関する制限、関税、公正な取引などの各種規制、各国の貿易政策の変更、貿易障壁および貿易摩擦の高まりを含む政治的・社会的・経済的リスク、疾病またはウイルスの流行または感染、為替変動、賃金水準の上昇、物流障害などの様々な要因により悪影響を受ける可能性があります。その結果、当社グループは、グローバルな事業展開に関する当初の目的を達成できず、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 戦略的提携および企業買収 当社グループは、事業拡大や競争力の強化などを目的として、重要な技術や製品の研究開発、生産などの分野において、第三者との間で、共同出資関係を含む戦略的提携や企業買収を実施することがあります。しかしながら、今後も当社グループにとって適切な提携先・買収先候補が見つかるとは限らず、また、適切な提携先・買収先があった場合にも、当社にとって受入れ可能な条件で合意に至ることができない可能性があります。また、提携先・買収先との合意に至った場合であっても、買収資金を調達できない可能性、提携先・買収先の株主承認等が得られない可能性、必要な許認可が取得できない可能性、法令その他の理由による制約が存在する可能性があり、買収を実行できる保証はありません。 さらに、当社グループでは、これらの提携や買収にあたって、投資回収や収益性などの可能性について様々な観点から検討していますが、事業遂行、技術、製品、人事、システム、関連当局の独占禁止法(競争法)への対応などの面で統合に時間と費用を要することに加え、資金調達、技術管理、製品開発などの経営戦略について提携先・買収先と不一致が生じたり、提携先・買収先において財務上その他の事業上の問題が生じた場合などに、提携関係・資本関係を維持できない、または買収時に想定していた投資回収や収益性を実現できなくなる可能性があります。また、提携先・買収先の主要顧客や主要人員を維持・確保できないことなどにより、想定していたシナジーやメリットが実現できない可能性があるなど、提携や買収が当初の期待どおりの目的を達成できる保証はありません。 (8) 資金調達 当社グループは、事業資金を金融機関からの借入や社債の発行などにより調達しておりますが、新製品を発売し、事業・投資計画を実行し、生産能力を拡張し、技術もしくはサービスを取得し、または負債を返済するため、将来、追加的に資金を調達しなければならない可能性があります。半導体業界の事業環境の悪化、金融・証券市場の環境の悪化、貸手側の融資方針の変更などにより、当社グループが必要な資金を適時に調達できない、または資金調達コストが増加する可能性があることなどにより、当社グループの資金調達が制約される可能性があります。また、当社は、企業買収を実施する際の買収資金についても金融機関からの借入などにより調達する可能性があります。しかしながら、金融機関からの借入などの実施により、当社は有利子債務を負担することになるところ、当初想定したキャッシュ・フローの創出が実現しない場合には、当社グループの財務内容が悪化し、信用格付けが引き下げられる可能性があり、その場合にも、資金調達コストの増加や、当社グループの資金調達が制約される可能性があります。なお、当社グループが金融機関と締結している借入に係る契約の一部には財務制限条項が定められております。万一、当社グループの財務内容などの悪化により同条項に抵触し、上記借入について期限の利益を喪失する場合、当社グループの事業、業績および財政状態に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 急速な技術革新など 当社グループが事業を展開している半導体市場は、急速な技術変化と技術標準の進展などを特徴としております。そのため、当社グループがこうした変化について、研究開発などにより適切に対応できなかった場合、当社グループ製品の陳腐化、代替製品の出現などにより、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (10) 製品の生産 ① 生産工程 半導体製品は、非常に複雑な生産工程を経て生産されております。当社グループは、歩留り(材料当たりの製品良品率)を改善するため、生産工程の適切な管理および改良に継続して取り組んでおりますが、この生産工程に何らかの問題が発生した場合は、歩留りの悪化による製品出荷の遅延や出荷数量の減少、最悪の場合は出荷停止の結果を招く可能性があります。 ② 原材料、部品、生産設備などの調達 半導体製品の生産にあたっては、その生産に必要となる原材料、部品、生産設備などを適時に調達する必要があります。当社グループは、これらの調達に関連する問題の発生を回避するため、複数の供給者との緊密な関係構築に努めておりますが、原材料などの中には特定の供給者からしか入手できないものも含まれているため、需給が逼迫した場合や、供給者において自然災害や事故、テロ、戦争、経営状況の悪化、事業撤退などの事象が発生した場合、これらを適時に調達できず、また調達できる場合でも調達価格が大幅に上昇する可能性があります。また、調達した原材料や部品に欠陥が存在した場合、当社グループの生産工程に悪影響が生じる可能性や当社グループにおける追加の費用負担が発生する可能性があります。 ③ 外部への生産委託 当社グループは、半導体製品の生産の一部を外部のファウンドリ(受託生産専門会社)などに委託しております。これらの外注先の選定にあたっては、技術力や供給能力などについて、あらかじめ厳しく審査を行い、信頼できる会社を選定しておりますが、外注先の責による納入の遅延や製品の欠陥をはじめとした、生産面でのリスクが生じる可能性を否定できず、外注先の生産能力不足や自然災害による外注先の操業停止などにより、当社グループが十分な製品供給を行えない可能性があります。 ④ 適切な水準での生産能力の維持 半導体市場は市況変動の影響を受けやすく、また、将来の製品需要を正確に予測することは困難であるため、必ずしも当社グループの生産能力を製品需要と見合った適切な水準に維持できるとは限りません。また、製造工場における火災、停電、システム障害などの事故の発生といった予期せぬ事由により、当社グループの生産能力が一定期間において大きく低下する可能性があり、さらに、生産能力増強のための設備投資を行う場合であっても、通常、実際に当社グループの生産能力の増強に寄与するまでには一定期間を要します。 そのため、特定の製品に関する需要が、ある時点における当社グループの生産能力を大幅に超過し、かかる需要超過の状態が継続した場合であっても、顧客が希望する製品供給を適時適切に行うことができず、当該製品に関する販売機会の喪失、競合他社製品への切り替えによるマーケットシェアの低下、当該顧客との関係悪化などを招く可能性があります。 他方、特定の製品に関する製品需要の高まりに応じて設備投資を行い、生産能力の増強を図った場合であっても、当該設備投資により実際に生産能力が増強される時点以降において当該製品に関する需要が維持される保証はなく、実際の製品需要が想定を下回った場合などにおいて当該設備投資について見込んだ収益による投資の回収が行えない可能性があります。 (11) 品質問題 当社グループでは、様々な施策を通じて、当社グループ製品の品質向上に取り組んでおりますが、これらの製品に用いられる技術の高度化、顧客における製品の使用方法の多様化、外部調達した原材料や部品における欠陥などにより、出荷時に発見できない欠陥、異常または故障が製品に存在する可能性があり、顧客への出荷後にそれらが発見される場合があります。この場合、製品の返品や交換、損失の補償、製品の採用打ち切りなどの結果につながり、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。こうした事態に備えて、当社グループでは、生産物賠償責任保険(PL保険)、生産物回収費用保険(リコール保険)などの保険に加入しておりますが、それにより損失を全額補填できるという保証はありません。 (12) 製品の販売 ① 主要顧客への依存 当社グループは、当社グループ製品の顧客に対する売上高の多くを特定の主要顧客に依存しております。これらの主要顧客が当社グループ製品の採用を中止し、または著しくその発注数量を減らした場合、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 ② 顧客固有の仕様に基づいた製品に係る顧客からの計画の変更など 当社グループは、顧客からその顧客固有の仕様に基づいた製品の開発を受注することがあります。しかし、受注後に、発注元の顧客がその製品を搭載する予定であった最終製品の市場への投入を延期または中止した場合や、その製品の機能・性能が顧客の要求に満たない場合には、その製品の採用を中止する可能性があります。また、顧客は、その製品を組み込んだ最終製品の売れ行きが芳しくない場合、その製品の発注数量を減少させ、または納入期日を延期することがあります。 こうした特定顧客向け製品に係る顧客からの製品計画の変更、発注の減少や延期などは、当社グループの売上や収益性を低下させる可能性があります。 ③ 販売特約店などへの依存 当社グループは、日本国内およびアジア地域では、多くの当社グループ製品を特定の主要な販売特約店などを通じて販売しております。当社グループがこれらの販売特約店などに対して、競争力ある販売報奨金やマージンを提供できない場合または販売特約店などにとって適切な売上数量を確保できない場合、販売特約店などは当社グループ製品の販売体制縮小などの見直しを行い、その結果、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 (13) 人材の確保 当社グループは、事業を展開していくうえで、経営、技術開発、営業その他において優秀な人材の確保に努めております。しかしながら、こうした優秀な人材は限られているため、かかる人材を求める競争は熾烈であります。そうした状況下で、当社グループが優秀な人材を確保することができない可能性があります。 (14) 確定給付制度債務 当社グループが計上している退職給付に係る資産や負債は、割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されております。金利変動や株式市場の下落などにより、数理計算上の前提と実績に乖離が生じ、確定給付制度債務が増加もしくは年金資産が減少した場合、退職後給付制度における積立不足が増加し、当社グループの業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (15) 設備投資と固定費比率 当社グループが営む半導体事業は、多額の設備投資を必要とする事業であり、当社グループは、継続的に設備投資を行っておりますが、かかる設備投資に伴い償却費用を負担する必要があります。また、市場環境の変化に伴い需要が減少し、想定した販売規模を達成できない場合、あるいは供給過剰により製品の単価が下落した場合、こうした設備投資の一部または全部について、回収することができない、あるいは回収できるとしても想定より長い期間を要する可能性があり、その結果、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの費用の大部分は、上記の設備投資に伴う償却費用に加えて、工場の維持等に伴う生産コスト、研究開発費用といった固定費で占められているため、主要顧客からの受注の減少、製品需要の減少等による売上の減少や、工場稼働率の低下等が生じた場合であっても、それらの事象に対応した固定費の削減を行うことが困難であり、その結果、比較的小規模の売上の減少等が当社グループの収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16) 固定資産の減損 当社グループは、工場設備などの有形固定資産に加えて、過去の企業買収に伴う多額ののれんなどの無形資産を含む多くの固定資産を保有しております。これらの固定資産については、減損の兆候がある場合、固定資産から得られる将来のキャッシュ・フローによる資産の帳簿価額の回収可能性を検討しております。その結果、当該資産が十分なキャッシュ・フローを生み出さない場合には、減損を認識しなければならない可能性があります。 (17) 情報システム等 当社グループの事業活動において、情報システムの重要性が増大しております。当社グループでは、情報システムの安定的運用に努めておりますが、自然災害、事故、コンピューターウイルス、不正アクセス、サイバー攻撃その他要因により情報システムに重大な障害が発生した場合、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 また、近年、生成AIツールの利用が急速に普及しており、当社グループでも業務効率や生産性の向上、イノベーションの促進等を実現するため、積極的に生成AIツールの活用を進めております。生成AIは、有用である反面、まだ発展途上の技術であるため、その利用にあたっては、秘密情報や個人情報の入力による情報漏洩、誤情報の生成、知的財産権の侵害等の可能性があります。当社グループは、こうした事態を回避するため、関係部門からなるワーキンググループを設置し、生成AIの利用に関する社内規則やガイドラインの策定、社内教育の実施などを通じて、社内の管理体制の整備・強化に取り組んでおります。しかしながら、これらの取り組みにかかわらず、生成AIの利用に起因して予期しない事態が発生した場合、その対応のために多額の費用負担が生じ、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を与えるとともに、当社グループの社会的信用の低下を招く可能性があります。 (18) 情報管理 当社グループは、事業活動の遂行に関連して、多数の秘密情報や個人情報を有しております。これらの情報については、法令や社内規則に基づき管理しておりますが、予期せぬ事態により情報が流出するおそれがあり、そのような事態が生じた場合、営業秘密の流出による競争力の低下や、顧客の信用や社会的信用の低下を招き、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (19) 法的規制 当社グループは、事業を展開する国および地域において、事業や投資の認可、独占禁止法(競争法)上の制限、輸出制限、関税、会計基準・税制、環境法令をはじめとする様々な規制の適用を受けております。今後、法的規制の強化などに伴う事業活動の制約、コストの増加などにより、当社グループの事業、業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 当社グループは、法令遵守や財務報告の適正性確保のために内部統制システムを構築し、運用しておりますが、内部統制システムは本質的に内在する固有の限界があるため、その目的が完全に達成されることを保証するものではありません。従って、将来にわたって法令違反等が発生する可能性が皆無ではありません。当社グループが法令等に違反した場合には、課徴金等の行政処分、刑事処分もしくは損害賠償請求の対象となり、または当社グループの社会的評価が悪影響を受け、その結果、当社グループの事業や業績および財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (20) 環境問題 当社グループは、地球温暖化、大気汚染、水質汚濁、産業廃棄物、有害物質、土壌汚染などに関する様々な環境法令の適用を受けております。当社グループは、これらの規制に細心の注意を払いつつ事業を行っておりますが、過失の有無にかかわらず、環境問題に対して法的もしくは社会的責任を負う可能性があり、そのような事態が生じた場合、その対応のために多額の費用負担が発生する可能性や当社グループの社会的信用の低下を招く可能性があります。 (21) 知的財産権 当社グループは、知的財産権の確保に努めておりますが、その国や地域などによっては知的財産権に対する十分な保護を得られない可能性があります。また、当社グループ製品には第三者からライセンスを受けて開発・製造・販売しているものがありますが、今後、第三者から必要なライセンスを受けられない可能性や、ライセンスを受けられるとしても従前よりも不利な条件でしかライセンスを受けられない可能性があります。さらに、当社グループの製品に係る知的財産権に関して、当社グループまたはその顧客が第三者から特許侵害訴訟等を提起され、その結果によっては、当社グループの当該製品が、一定の国・地域で製造・販売できなくなる可能性や、当社グループが第三者や当社グループの顧客に対して損害賠償責任を負う可能性があります。 (22) 法的手続 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 38.コミットメント及び偶発債務 (5)その他」に記載のとおりであります。
経営成績の分析 (MD&A)8,702字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 重要性がある会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針および将来に関する仮定および報告期間末における見積りの不確実性の要因となる事項は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 (2) 財政状態の状況 (単位:億円) 前連結会計年度末 (2024年12月31日)   当連結会計年度末 (2025年12月31日)   前連結会計年度末比 増(減) 資  産  合  計   44,904   41,772   △3,132 資  本  合  計   25,423   24,485   △938 親会社の所有者に帰属する持分   25,374   24,430   △944 親会社所有者帰属持分比率(%)   56.5   58.5   2.0 有 利 子 負 債   14,228   12,268   △1,960 D/Eレシオ(倍)   0.56   0.50   △0.06 当連結会計年度末の資産合計は41,772億円で、前連結会計年度と比べ3,132億円の減少となりました。これは、主に過去の買収により発生した無形資産の償却が進んだことや、Wolfspeed, Inc.(以下「Wolfspeed」)の米国連邦倒産法適用申請および再建計画を受けた同社向けその他金融資産の評価損失計上に伴う減少などによるものであります。 資本合計は24,485億円で、前連結会計年度と比べ938億円の減少となりました。これは、主に為替相場の変動による在外営業活動体の換算差額などのその他の資本の構成要素の減少や、当期損失の計上に伴う利益剰余金の減少などによるものであります。 親会社の所有者に帰属する持分は24,430億円で、前連結会計年度と比べ944億円減少し、親会社所有者帰属持分比率は58.5%となりました。有利子負債は12,268億円で、主に借入金の減少などにより、前連結会計年度と比べ1,960億円の減少となりました。これらの結果、D/Eレシオは0.50倍となりました。 (3) 経営成績の状況 当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下「Non-GAAP」)およびIFRSに基づく指標の双方によって、連結経営成績を開示しております。 Non-GAAP売上収益、Non-GAAP売上総利益ならびにNon-GAAP営業利益は、IFRSに基づく売上収益、売上総利益および営業利益(以下それぞれ「IFRS売上収益」、「IFRS売上総利益」および「IFRS営業利益」)から、非経常的な項目やその他特定の調整項目を一定のルールに基づいて控除もしくは調整したものであります。当社グループの恒常的な経営成績を理解するために有用な情報と判断しており、当社グループはNon-GAAPベースで予想値を開示しております。具体的には、企業買収に伴い、認識した無形資産の償却額およびその他のPPA(取得原価の配分)影響額、株式報酬費用や当社グループが控除すべきと判断する一過性の利益や損失などを控除もしくは調整しております。 当社グループは、「自動車向け事業」および「産業・インフラ・IoT向け事業」から構成されており、セグメント情報はこれらの区分により開示しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 7.事業セグメント」をご参照ください。 (注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。 ① 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)の業績(Non-GAAPベース) (単位:億円) 前連結会計年度 (2024年1月1日~ 2024年12月31日)   当連結会計年度 (2025年1月1日~ 2025年12月31日)   前期比増(減) Non-GAAP売上収益   13,485   13,185   △300   △2.2% 自動車   7,028   6,397   △631   △9.0% 産業・インフラ・IoT   6,368   6,718   350   5.5% Non-GAAP売上総利益(率)   7,563(56.1%)   7,599(57.6%)   37(1.6pts)   0.5%― 自動車   3,678(52.3%)   3,463(54.1%)   △214(1.8pts)   △5.8%― 産業・インフラ・IoT   3,858(60.6%)   4,109(61.2%)   251(0.6pt)   6.5%― Non-GAAP営業利益(率)   3,979(29.5%)   3,869(29.3%)   △110(△0.2pt)   △2.8%― 自動車   2,225(31.7%)   1,966(30.7%)   △259(△0.9pt)   △11.6%― 産業・インフラ・IoT   1,734(27.2%)   1,694(25.2%)   △40(△2.0pts)   △2.3%― 米ドル為替レート(円)   151   150   △1   ― ユーロ為替レート(円)   164   167   4   ― (注)1 上記表の詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 7.事業セグメント」をご参照ください。 2 為替レートは、収益・費用の換算に用いた各月のレートを平均したものであります。 当連結会計年度における業績は、以下のとおりであります。 (Non-GAAP売上収益) 当連結会計年度のNon-GAAP売上収益は13,185億円となり、前連結会計年度と比べ300億円(2.2%)の減少となりました。これは、主にインフラ事業の需要増加により産業・インフラ・IoT向け事業の売上収益が増加した一方、市場の軟化により自動車向け事業の売上収益が減少したことによるものであります。 (Non-GAAP売上総利益 (率)) 当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益は7,599億円となり、前連結会計年度と比べ37億円(0.5%)の増加となりました。これは、上記のとおり自動車向け事業の売上収益の減少とそれに伴う工場の稼働率の減少があった一方、製造費用の減少などによるものであります。その結果、当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益率は、57.6%となり、前連結会計年度と比べ1.6ポイントの増加となりました。 (Non-GAAP営業利益 (率)) 当連結会計年度のNon-GAAP営業利益は3,869億円となり、前連結会計年度と比べ110億円(2.8%)の減少となりました。これは上記の売上総利益の増加があった一方、販売費および一般管理費の増加などによるものであります。その結果、当連結会計年度のNon-GAAP営業利益率は、29.3%となり、前連結会計年度と比べ0.2ポイントの減少となりました。 当連結会計年度における各セグメントの業績は、以下のとおりであります。 <自動車向け事業> 自動車向け事業には、自動車のエンジンや車体などを制御する半導体を提供する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムや様々な情報を運転者などに伝えるIVI・インストルメントパネルなどの車載情報機器に半導体を提供する「車載情報」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP売上収益は6,397億円となり、前連結会計年度と比べ631億円(9.0%)の減少となりました。これは、主に市場の軟化によるものであります。 当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP売上総利益は3,463億円となり、前連結会計年度と比べ214億円(5.8%)の減少となりました。これは、主に売上収益の減少によるものであります。 当連結会計年度における自動車向け事業のNon-GAAP営業利益は1,966億円となり、前連結会計年度と比べ259億円(11.6%)の減少となりました。これは、売上総利益の減少によるものであります。 <産業・インフラ・IoT向け事業> 産業・インフラ・IoT向け事業には、スマート社会を支える「産業」、「インフラストラクチャー」および「IoT」が含まれております。当事業において、当社グループはそれぞれマイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体およびパワー半導体を中心に提供しております。 当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP売上収益は6,718億円となり、前連結会計年度と比べ350億円(5.5%)の増加となりました。これは、インフラ事業の需要増加により売上収益が増加したことによるものであります。 当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP売上総利益は4,109億円となり、前連結会計年度と比べ251億円(6.5%)の増加となりました。これは、主に売上収益の増加によるものであります。 当連結会計年度における産業・インフラ・IoT向け事業のNon-GAAP営業利益は1,694億円となり、前連結会計年度と比べ40億円(2.3%)の減少となりました。これは、主に売上総利益の増加があった一方、販売費および一般管理費が増加したことによるものであります。 当社グループは、2020年2月17日に中期の戦略および財務モデルを公表しております。当社グループでは、注力市場に経営資源を集中投下することで、Long-term targetとして市場を上回る売上成長率を実現し、生産効率の最適化、製品ミックスの改善および買収した企業との統合シナジーの発現を目指しております。 Non-GAAPベース、1米ドル=100円、1ユーロ=120円の固定為替レートで売上総利益率55%、営業利益率25~30%を目標にしております。 2025年6月25日に開催したCapital Markets Dayにおいて、営業利益率の目標を、従来の30%から「25%から30%」という幅を持たせた数値に見直しました。これは、当社グループの組織および財務の両面において、その基盤強化に向けた余力を積極的に創出し、長期的な成長を見据えた施策を着実に推進することを目的としたものであります。 なお、1米ドル=100円、1ユーロ=120円の固定為替レートでの当連結会計年度のNon-GAAP売上総利益率は約55%、Non-GAAP営業利益率は約24%となっております。 また、中期の戦略および財務モデルで各目標は、提出日現在における当社グループの長期的な経営目標であり、その達成を保証するものではなく、「3 事業等のリスク」に記載された事項を含む多くのリスク要因その他外部環境等の変化により、その結果が左右される可能性があります。 ② Non-GAAP売上総利益からIFRS売上総利益、およびNon-GAAP営業利益からIFRS営業利益への調整 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~ 2024年12月31日)   当連結会計年度(2025年1月1日~ 2025年12月31日) Non-GAAP売上総利益(率)   7,563(56.1%)   7,599(57.6%) 売上収益段階までの調整項目(注1)   ―   27 無形資産および固定資産償却費   △10   △8 株式報酬費用   △28   △27 その他非経常的な項目および調整項目(注2)   △26   △54 IFRS売上総利益(率)   7,498(55.6%)   7,538(57.1%) Non-GAAP営業利益(率)   3,979(29.5%)   3,869(29.3%) 売上収益段階までの調整項目(注1)   ―   27 無形資産および固定資産償却費   △1,224   △1,114 株式報酬費用   △363   △371 その他非経常的な項目および調整項目(注2)   △162   △399 IFRS営業利益(率)   2,230(16.5%)   2,012(15.2%) (注)1 当社グループが控除すべきと判断した一過性の売上であります。 2 その他非経常的な項目および調整項目には企業買収関連費用や当社グループが控除すべきと判断する一過性の利益や損失などが含まれております。 ③ 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)の業績(IFRS) (単位:億円) 前連結会計年度(2024年1月1日~ 2024年12月31日)   当連結会計年度(2025年1月1日~ 2025年12月31日)   前期比増(減) 売上収益   13,485   13,212   △273   △2.0% 売上総利益(率)   7,498(55.6%)   7,538(57.1%)   40(1.4pts)   0.5%― 営業利益(率)   2,230(16.5%)   2,012(15.2%)   △218(△1.3pts)   △9.8%― ④ 生産、受注及び販売の状況 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品群であっても、その性能、構造、形式などは必ずしも一様ではないこと、受注生産形態をとらない製品も多いことなどから、品目ごとに生産規模、受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため、生産、受注および販売の状況については「4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における売上収益のセグメントに関連付けて示しております。なお、主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 関連する報告セグメント名     前連結会計年度     当連結会計年度 金額 (百万円)   比率(%)   金額 (百万円)   比率(%) WT MicroelectronicsCo.,Ltd.   自動車および産業・インフラ・IoT   170,954   12.7   225,419   17.1 萩原エレクトロニクス㈱   自動車および産業・インフラ・IoT   171,375   12.7   ―   ― (注)当連結会計年度においては、萩原エレクトロニクス㈱への売上収益は10%未満であるため、当該金額および比率の記載を省略しております。 (4) キャッシュ・フローの状況 (単位:億円) 前連結会計年度 (2024年1月1日~  2024年12月31日)   当連結会計年度 (2025年1月1日~  2025年12月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,405   4,529 投資活動によるキャッシュ・フロー   △12,841   △1,247 フリー・キャッシュ・フロー   △9,436   3,282 財務活動によるキャッシュ・フロー   6,773   △2,697 現金及び現金同等物の期首残高   4,347   2,292 現金及び現金同等物の期末残高   2,292   2,959 (注)フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計であります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、4,529億円の収入となりました。これは、税引前損失を303億円計上したものの、主として減価償却費およびWolfspeedのその他金融資産の評価損失などの非資金項目を調整したことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,247億円の支出となりました。これは主として、有形固定資産や無形資産の取得による支出などによるものであります。 この結果、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フローは、3,282億円の収入となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、2,697億円の支出となりました。これは主として、主要取引銀行などへの借入金の返済を行ったことや、配当金の支払などによるものであります。 (5) 流動性および資金の源泉 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保すること、および健全なバランスシートを維持することを基本方針としております。 当社は、2021年8月31日付で、Dialog社の買収に必要な資金を調達するため、㈱三菱UFJ銀行および㈱みずほ銀行から総借入額2,700億円のタームローンの借入を実行しました。 また、2021年12月23日付で、既存借入2,700億円のうち、既に返済済みの300億円を除いた2,400億円について、中長期性の資金に借り換えることを目的として、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行および三井住友信託銀行㈱等との間で、総借入額960億円のシンジケートローン契約を締結し、㈱国際協力銀行との間で、総借入額1,440億円のJBICローン契約を締結しました。これらの契約に基づいて、2021年12月30日に総額2,400億円の借入を実行し、2025年12月30日に期限前弁済しました。 当社は、2021年11月19日付で、複数トランシェによる米ドル建無担保普通社債の発行を決定し、2024年満期米ドル建無担保普通社債500百万米ドルおよび2026年満期米ドル建無担保普通社債850百万米ドルを発行し、総額1,350百万米ドルの資金を調達しました。また、2024年11月に、2024年満期米ドル建無担保普通社債500百万米ドルを償還しました。 当連結会計年度末における当社債の残高の円換算額は1,330億円となっております。 また、2022年6月28日付で、今後の事業展開における資金需要への対応、運転資金の柔軟な調達手段の確保を目的として、バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店との間で、総額200百万米ドルのタームローン契約を締結し、2022年6月30日付で、㈱三菱UFJ銀行との間で、総額200億円のタームローン契約を締結しました。これらの契約に基づいて、2022年6月30日に総額471億円の借入を実行しました。 当社は、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱との間で、2024年6月25日付でタームローン契約を締結し、2024年6月28日に2,500億円の借入を実行しました。 また、Altium社の買収に必要な資金を調達するため、当社は、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱、他5金融機関との間で、2024年5月30日付でローン契約を締結し、2024年7月24日に総借入額7,880億円の借入を実行しました。 当社は、㈱国際協力銀行との間で、2024年9月30日付でJBICローン契約を締結し、2024年9月30日に1,490億円の借入を実行しました。 当社は、2025年4月に、2024年6月25日付コミットメントライン設定契約に基づいて、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三井住友信託銀行㈱を借入先とする380億円の短期借入を実行し、2025年6月に280億円を返済し、2025年7月までに全額返済しました。 当連結会計年度末における借入金の残高は1兆736億円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,959億円となっております。 (6) オフバランス取引 当社グループは、資産効率を高めるために、特定の売上債権等の流動化を適宜行っております。当連結会計年度末における流動化残高は31億円であります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年12月期第2四半期決算説明会資料2026-07-31

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