概要
ルネサスエレクトロニクスは、車載・産業向けマイクロコントローラ(MCU)で世界シェア2位を占める半導体専業メーカーである。2010年にNECエレクトロニクスとルネサステクノロジが統合して誕生。ArmベースやRISC-VアーキテクチャのMCUに強みを持ち、2024年12月期の売上収益は1兆3,485億円、営業利益率16.5%を確保した。連結子会社108社を擁し、国内外に設計・製造・販売網を展開する。
自動車向け事業が売上の約半分を占める
2025年12月期のNon-GAAP売上収益1兆3,185億円のうち、自動車向け事業は6,397億円(構成比48.5%)を占める。同事業は「車載制御」と「車載情報」に分かれ、エンジン制御、車体制御、ADAS向けのマイクロコントローラ(MCU)、システムオンチップ(SoC)、アナログ半導体、パワー半導体を提供する。車載制御向けMCUはRenesas RAファミリやRL78ファミリが主力であり、Arm Cortexコア搭載製品も多い。2025年は市場軟化により自動車向け売上が前年比9.0%減となったが、営業利益率は30.7%を維持した。
産業・インフラ・IoT向け事業が成長を牽引
産業・インフラ・IoT向け事業は2025年12月期に6,718億円の売上を計上し、前年比5.5%増加した。同事業は工場自動化、スマートグリッド、ビル管理、ヘルスケアなど幅広い分野にMCU、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を供給する。インフラ事業の需要増が成長をけん引し、売上総利益率は61.2%と自動車向け(54.1%)を上回る。ルネサスは産業向けにRZファミリ(Armベース)やRXファミリ(独自コア)を展開し、エッジAI処理向けSoCも強化している。
グローバル販売網と外部委託を活用した生産体制
ルネサスグループは2025年12月末時点で国内6社、海外102社の連結子会社を有する。販売は国内では提携する販売特約店を通じ、海外ではアメリカ、ヨーロッパ、香港、中国、台湾、韓国などに販売子会社を配置する。製造は国内外の生産子会社が担当する一方、ファウンドリなどの外部委託も活用。前工程は山形や九州の工場が担い、後工程は一部をジェイデバイスなどに譲渡した経緯がある。設備投資は売上比5%程度を目安とする。
統合と再編を経てきたグループ構成
ルネサスエレクトロニクスは、NECエレクトロニクス(2002年設立)と株式会社ルネサステクノロジ(日立製作所・三菱電機系)の2010年合併により発足した。その後、ノキアからのワイヤレスモデム事業取得(2010年)、モバイル事業の分社化(2010年)、パワーアンプ事業の村田製作所への譲渡(2012年)、生産子会社の集約・売却を繰り返し、現在の体制に至る。設計はアメリカ、中国、ベトナム、ヨーロッパなど海外子会社も担い、受託開発・受託生産も行う。
業界の中での役割は半導体メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01自動車主力
自動車のエンジンや車体などを制御する「車載制御」と、車内外の環境を検知するセンサリングシステムやIVI・インストルメントパネルなどの車載情報機器向け「車載情報」に、マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を中心に提供。
- マイクロコントローラ (MCU)
- エンジン制御、車体制御、ADASなど様々な車載機能を制御する半導体。
- SoC (System-on-Chip)
- 車載情報機器向けに、複数の機能を1チップに集積した半導体。IVIシステムやコックピット向け。
- アナログ半導体
- センサ信号処理、電源管理、インターフェースなどに用いられるアナログ回路を集積した半導体。
- パワー半導体
- 電気自動車のモーター駆動や電源変換など、高電圧・大電流を制御する半導体。
02産業・インフラ・IoT主力
スマート社会を支える産業、インフラ、IoT向けに、マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を中心に提供。工場自動化、スマートグリッド、ビル管理、ヘルスケアなど幅広い用途に供給。
- マイクロコントローラ (MCU)
- 産業機器、インフラ監視、IoTデバイスなどで制御・演算を担う組み込み用半導体。
- SoC (System-on-Chip)
- 産業用ネットワーク、エッジAIなど複合機能が必要なシステム向けの高集積半導体。
- アナログ半導体
- センシング、電源管理、通信インターフェースなどに使用されるアナログIC。
- パワー半導体
- 産業機器のモーター駆動、電源変換、再生可能エネルギー向け電力変換などに用いられる高効率パワーデバイス。
03その他その他
設計および生産子会社が行う半導体の受託開発、受託生産などのサービスを提供。
製品と技術
組み込み制御の心臓部:マイクロコントローラ(MCU)
ルネサスのMCUは車載、産業、IoT向けに広く採用される。車載ではエンジン制御、車体制御、ADAS向けにRL78ファミリ(16ビット)、RH850ファミリ(32ビット)が主力。産業向けではRXファミリ(独自32ビットCISCコア)、RZファミリ(Arm Cortex-A/R)を展開。2024年時点でArmベースMCUの出荷累計は100億個を超え、RISC-Vコアの製品も投入。最大256KBの内蔵フラッシュメモリや、ASIL-B/D対応の安全機能を備える。
システムオンチップ(SoC)で情報処理とAIを実現
ルネサスのSoCは車載情報機器(IVI、コックピット)や産業用エッジAIに使用される。代表的なR-Carファミリは車載向けで、複数のArm CortexコアとGPUを統合し、デジタルコックピットやADAS処理を実現。産業向けではRZ/VシリーズがビジョンAI向けアクセラレータ「DRP-AI」を内蔵し、エッジで低消費電力に物体認識を行う。また、ルネサスは2024年にAltium社を買収し、PCB設計ソフトウェアと半導体の連携を強化している。
アナログ半導体とパワー半導体でシステム全体を支える
アナログ半導体製品群にはセンサ信号処理(オペアンプ、コンパレータ)、電源管理IC(DC-DCコンバータ、LDO)、インターフェースIC(CAN、LIN、イーサネット)が含まれる。パワー半導体では、電気自動車のモーター駆動用IGBT/SiC MOSFETや、産業機器の電源変換用パワーMOSFETを提供。特にSiCパワーデバイスは、同社の100V~1200V品が車載オンボードチャージャーやインバーターに採用される。アナログとパワーの両方を自社で持つ点が強みであり、システム最適化を可能にする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
車載半導体で世界首位級、内需依存と海外展開が課題
ルネサスは車載半導体とマイコンで世界トップクラスのシェアを持ち、産業用や汎用半導体にも強みを持つ。同社の売上高は約1.3兆円規模で、営業利益率は15%前後と安定している。ライバルであるキオクシアはNAND型フラッシュメモリで世界首位だが、市況変動が大きく収益が不安定。日清紡ホールディングスは電子部品を主力としつつ、自動車向けに強みを持つが、規模はルネサスに及ばない。ルネサスは自動車向け売上比率が高く、国内需要に依存する一方、海外シェア拡大やデータセンター向けなど新分野への投資が課題となる。
強み
- 車載マイコンとSoCで高い世界シェアを有し、自動車の電動化・自動運転需要を取り込む。
- 営業利益率は約15%で、半導体業界の中でもトップクラスの水準を維持している。
- 自動車メーカーや部品メーカーとの強固な取引関係を持ち、安定した需要基盤を持つ。
- 独自のIPとプロセス技術を有し、先端ノードで自社製品を展開している。
課題
- 売上の約6割が国内で、海外でのプレゼンス拡大が課題となっている。
- 半導体需給の変動が大きく、在庫調整局面では売上と利益が減少するリスク。
- 台湾・韓国勢などとの競争が激しく、価格競争力の維持が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がルネサスエレクトロニクス
時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 285Aキオクシアホールディングス | 27.9兆円 | 50.5倍 |
| 2 | 6758ソニーグループ | 24.1兆円 | 21.0倍 |
| 3 | 6503三菱電機 | 11.1兆円 | 26.6倍 |
| 4 | 6723ルネサスエレクトロニクス | 6.0兆円 | 17.2倍 |
| 5 | 6504富士電機 | 1.9兆円 | 19.5倍 |
| 6 | 6963ローム | 1.9兆円 | — |
| 7 | 6479ミネベアミツミ | 1.4兆円 | 13.1倍 |
| 8 | 3132マクニカホールディングス | 6,346億円 | 22.8倍 |
| 9 | 8050セイコーグループ | 4,422億円 | 39.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
NECエレクトロニクスとして発足した2002年
2002年11月、日本電気(NEC)は汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割により分社化し、100%子会社のNECエレクトロニクス株式会社を神奈川県川崎市に設立した。これによりNECの半導体部門が独立し、マイコン、システムLSI、アナログICなどの開発・製造を担う企業として出発した。2003年7月には東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、資金調達と経営の独立性を高めた。
生産拠点の再編と海外展開の進展(2004~2008年)
2004年から2008年にかけて、NECエレクトロニクスは生産体制の合理化を進めた。2004年5月には山形日本電気の後工程を台湾ASEグループに売却。2004年10月には九州・山口の後工程を統合し、NECセミコンパッケージ・ソリューションズに社名変更した。2005年1月には山形工場で300mmウェハラインの量産を開始。2006年にはアイルランドとインドネシアの後工程ラインを閉鎖し、韓国営業拠点を設立するなど、グローバルな生産・販売網を整備した。
ルネサステクノロジとの合併とモバイル事業の取得・分離(2010~2012年)
2010年4月、NECエレクトロニクスは株式会社ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス株式会社に商号変更した。同年11月にはノキアからワイヤレスモデム事業を譲り受け、モバイルマルチメディア事業を拡大。しかし翌12月には同事業を吸収分割でルネサスモバイルに承継し、2013年にはブロードコムに売却した。また2012年にはパワーアンプ事業を村田製作所へ譲渡し、不採算事業の整理を進めた。
財務再建と第三者割当増資への転換(2013年)
2012年3月期に626億円の純損失、2013年3月期には1,676億円の純損失を計上したルネサスは、経営再建策として2013年9月に第三者割当増資を実施した。割当先は産業革新機構、トヨタ自動車、日産自動車、デンソー、キヤノンなど9社で、これにより資本増強と自動車・産業分野との関係強化を図った。同年には生産子会社の統廃合も進め、後工程ラインをジェイデバイスに譲渡するなど、事業構造のスリム化を完了した。
財務改善と安定成長への移行(2014~2020年)
増資後のルネサスは2015年3月期に824億円の純利益を計上し、黒字転換を果たした。2016年12月期には決算期を3月から12月に変更したが、その後も売上高は7,000億円台で推移。2019年12月期には63億円の純損失となるも、2020年12月期には456億円の純利益を回復。この間、車載MCU需要の安定と産業向け事業の拡大により、収益基盤を固めた。
買収による規模拡大と収益率向上(2021~2024年)
2021年12月期の売上収益は9,939億円、純利益1,195億円に拡大。2022年12月期には売上1兆5,009億円と過去最高を記録し、純利益も2,566億円に急増した。2023年12月期には売上1兆4,694億円、純利益3,371億円とピークを迎えたが、2024年12月期は減収に転じた。それでも営業利益率16.5%(Non-GAAPベース29.5%)を維持し、高収益体質を堅持した。
2025年12月期の減収と純損失見込み
2025年12月期の売上収益は1兆3,212億円(前期比2.0%減)、営業利益2,012億円を見込むが、純損失518億円を予想する。要因として、車載市場の軟化に加え、Wolfspeed社への金融資産評価損失などが響く。ただし、産業・インフラ・IoT向けは増収を維持しており、2026年以降の車載需要回復次第で収益改善の余地がある。
年表25件を開く
2000年代
- 2002年11月日本電気㈱の汎用DRAMを除く半導体事業を会社分割により分社化し、日本電気㈱の100%子会社として神奈川県川崎市にNECエレクトロニクス㈱を設立
- 2003年7月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
- 2004年5月山形日本電気㈱の高畠工場における後工程部門を、台湾のASEグループに売却
- 2004年7月当社から試作部門を分社化し、試作サービスの提供を主業務とするNECファブサーブ㈱を設立
- 2004年10月M&ANECセミコンダクターズ九州㈱に山口日本電気㈱の組立および検査工程(後工程)を統合し、NECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱に社名変更
- 2005年1月山形日本電気㈱において300㎜ウェハ製造ラインの量産稼働開始
- 2005年10月M&A首鋼NECエレクトロニクス社の半導体開発および販売部門を北京NEC集成電路設計有限公司に統合し、NECエレクトロニクス中国社に社名変更
- 2006年4月M&ANEC化合物デバイス㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併
- 2006年9月創業韓国における営業拠点としてNECエレクトロニクス韓国社を設立
- 2006年9月NECセミコンダクターズ・アイルランド社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖
- 2006年11月M&ANECデバイスポート㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併
- 2007年6月NECファブサーブ㈱のフォトマスク事業を大日本印刷㈱へ譲渡
- 2007年10月NECセミコンダクターズ・インドネシア社の組立および検査工程(後工程)ラインを閉鎖
- 2008年4月M&A九州日本電気㈱は、山口日本電気㈱およびNECセミコンパッケージ・ソリューションズ㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ九州・山口㈱に商号変更 関西日本電気㈱は、福井日本電気㈱を吸収合併し、NECセミコンダクターズ関西㈱に商号変更 山形日本電気㈱は、NECセミコンダクターズ山形㈱に商号変更
2010年代
- 2010年4月M&A㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱に商号変更(注)
- 2010年11月ノキア・コーポレーションよりワイヤレスモデム事業を譲受
- 2010年12月モバイルマルチメディア事業(ノキア・コーポレーションから譲り受けたワイヤレスモデム事業を含む。)を吸収分割によりルネサスモバイル㈱に承継
- 2011年5月ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社の前工程ライン(ローズビル工場)をドイツのテレファンケン社に譲渡
- 2012年2月ブラジルにおける販売支援拠点としてルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社の営業を開始
- 2012年3月パワーアンプ事業および㈱ルネサス東日本セミコンダクタ長野デバイス本部の事業を㈱村田製作所へ譲渡
- 2012年7月㈱ルネサス北日本セミコンダクタの前工程ライン(津軽工場)を富士電機㈱に譲渡
- 2013年1月㈱ルネサスハイコンポーネンツの全株式をアオイ電子㈱に譲渡
- 2013年6月㈱ルネサス北日本セミコンダクタ、ルネサス関西セミコンダクタ㈱および㈱ルネサス九州セミコンダクタの組立および検査工程(後工程)ライン(函館工場、福井工場および熊本工場)ならびに北海電子㈱の製造支援事業を㈱ジェイデバイスに譲渡
- 2013年9月㈱産業革新機構、トヨタ自動車㈱、日産自動車㈱、㈱ケーヒン、㈱デンソー、キヤノン㈱、㈱ニコン、パナソニック㈱および㈱安川電機を割当先とする第三者割当増資を実施
- 2013年10月M&Aルネサスエレクトロニクス販売㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併 ルネサスマイクロシステム㈱は、㈱ルネサスデザインを吸収合併し、ルネサスシステムデザイン㈱に商号変更 ルネサス武蔵エンジニアリングサービス㈱は、ルネサス北伊丹エンジニアリングサービス㈱およびルネサス高崎エンジニアリングサービス㈱を吸収合併し、ルネサスエンジニアリングサービス㈱に商号変更 ㈱ルネサス北日本セミコンダクタは、㈱ルネサス東日本セミコンダクタを吸収合併 ルネサス モバイル・ヨーロッパ社およびルネサス モバイル・インド社の全株式をブロードコム・コーポレーションに譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 設備投資の売上収益比率売上収益比5%程度
- カーボンニュートラル達成2040まで2040年カーボンニュートラル
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
生産性向上の推進
約22,000名の従業員を擁するグローバル企業としてのスケールメリットを活かし、業務の効率化を図りながら生産性を向上させる。従業員一人ひとりが付加価値の創出に努め、アカウンタビリティを高める。
- 02
パーパスフル投資の強化
事業戦略の原点に立ち返り、コア分野である組み込み半導体ソリューション、UX、デジタライゼーション、Vertical事業に経営資源を集中する。特にSDV、AIインフラ/コンピュート、Intelligence at the Edgeの3分野を重点領域とし、競争力と収益性の向上を目指す。また、タイミング事業をSiTime社へ譲渡し、統合ソリューションの開発を進める。
- 03
UX・デジタライゼーション戦略の加速
半導体の特定からシステム設計・生産、ライフサイクル管理に至る一貫したデジタル化を実現するプラットフォームを提供し、世界中の顧客が開発を容易に進められる環境を整備する。
- 04
サステナビリティ活動の推進
サステナビリティ・ESGを中長期的な企業価値向上に資する重要課題と位置づけ、2040年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進める。また、非財務情報の開示を拡充し、ステークホルダーへの情報提供を充実させる。
- 05
生産構造とタレント構成の最適化
需要変動に強い生産体制を構築し、前工程拠点の稼働率と設備投資を適切にコントロールする。ダイバンクの構築や生産委託先の確保にも取り組む。人材面では、グローバルな採用を通じて優秀な人材を確保し、ソフトウェアなど成長分野の人材を拡充する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で21,629人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は750万円で、9期前と比べて−3.1%。平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は23.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 18,884 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 20,513 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 19,546 | — |
| 2019年12月 | 773 | 46.3 | 21.3 | 18,958 | — |
| 2020年12月 | 792 | 46.9 | 21.6 | 18,753 | — |
| 2021年12月 | 883 | 47.3 | 21.6 | 20,962 | — |
| 2022年12月 | 874 | 47.7 | 21.0 | 21,017 | — |
| 2023年12月 | 889 | 48.2 | 23.2 | 21,204 | — |
| 2024年12月 | 810 | 48.5 | 23.4 | 22,711 | 982 |
| 2025年12月 | 750 | 48.5 | 23.4 | 21,629 | 930 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社39社(国内 10 / 海外 29、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。
- 国内ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング㈱(注2)茨城県ひたちなか市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス中国社中国 北京市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス上海社中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス香港社(注2)(注4)中国 香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス台湾社台湾 台北市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス韓国社韓国 ソウル市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス・シンガポール社シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス・マレーシア社マレーシア クアラルンプール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス・インド社インド ベンガルール市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社(注2)(注4)アメリカ カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス・カナダ社カナダ オンタリオ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ルネサス エレクトロニクス・ブラジル・サービス社ブラジル サンパウロ州 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社27社を開く
- ルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)(注2)(注4)ドイツ デュッセルドルフ市100%
- ルネサス セミコンダクタ北京社中国 北京市100%
- ルネサス セミコンダクタ蘇州社中国 蘇州市100%
- ルネサス セミコンダクタ・ケイエル社マレーシア セランゴール州100%
- ルネサス セミコンダクタ・マレーシア社マレーシア ペナン州90%
- ルネサス セミコンダクタ・ケダ社マレーシア ケダ州100%
- ルネサス セミコンダクタテクノロジ・マレーシア社マレーシア ペナン州100%
- ルネサス セミコンダクタデザイン北京社中国 北京市100%
- ルネサス デザイン・ベトナム社ベトナム ホーチミン市100%
- ルネサス セミコンダクタデザイン・マレーシア社マレーシア ペナン州100%
- ルネサス インターナショナル・オペレーション社(注2)マレーシア セランゴール州100%
- インターシル・ルクセンブルク社ルクセンブルク100%
- ルネサス デザイン・ブルガリア社ブルガリア ヴァルナ州100%
- ルネサス デザイン・チューリッヒ社スイス チューリッヒ市100%
- ルネサス インテグレーテッド・サーキット上海社中国 上海市100%
- ルネサス インテグレーテッド・サーキット成都社中国 成都市100%
- ルネサス エレクトロニクス・ペナン社(注2)マレーシア ペナン州100%
- ルネサス エレクトロニクス・ジャーマニー社(注2)ドイツ ドレスデン市100%
- IDTバミューダ社(注2)バミューダ100%
- ギグピーク社(注2)アメリカ デラウェア州100%
- Dialog社イギリス バッキンガムシャー州100%
- ルネサス エレクトロニクス・オーストラリア社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
- ルネサス エレクトロニクスNSW社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
- Altium社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
- Altium IP Hold社(注2)オーストラリア ニューサウスウェールズ州100%
- Altium IP社(注2)アメリカ カリフォルニア州100%
- Altium LLC社(注2)アメリカ カリフォルニア州100%
- GBDIALOG SEMICONDUCTOR LIMITED
- USINTEGRATED DEVICE TECHNOLOGY, INC.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達10.9億円高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発革新的AIエッジコンピューティング技術の開発動的再構成技術を活用した組み込みAIシステムの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-21
- 調達9,845万円高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発研究開発課題発掘のための先導調査研究次世代ヘテロジーニアスAIデバイスのための高速シミュレーション環境、AIコンパイラの開発とSW-HWの協調設計手法についての研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-25
- 調達847万円ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業先導研究(委託)ポスト5Gのワイヤレスインフラストラクチャ向けの高効率で低コストのミリ波トランシーバーの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-12-25
- 補助金37.5億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス2)経済産業省 · 2023-04-03
- 補助金37.5億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス2)経済産業省 · 2022-04-27
- 補助金10.3億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス4)経済産業省 · 2023-04-03
- 補助金10.3億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス4)経済産業省 · 2022-04-26
- 補助金7.9億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス5)経済産業省 · 2022-04-26
- 補助金3.2億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス1)経済産業省 · 2022-04-25
- 補助金2.5億円令和3年度産業技術実用化開発事業費補助金(サプライチェーン上不可欠性の高い半導体の生産設備の脱炭素化・刷新事業費補助金)一次公募(ルネサスエレクトロニクス3)経済産業省 · 2023-09-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1.3兆円、営業利益は2,012億円。前期と比べると減収減益で、売上が-2.0%、利益が-9.8%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は7,987億円、営業利益は1,927億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+25.9%、営業利益は+214.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 3,594 | 1,233 | 34.3 | 1,052 |
| 2023年2Q | 3,687 | 972 | 26.4 | 906 |
| 2023年3Q | 3,794 | 980 | 25.8 | 753 |
| 2023年4Q | 3,619 | — | — | 660 |
| 2024年1Q | 3,518 | 778 | 22.1 | 799 |
| 2024年2Q | 3,588 | 698 | 19.5 | 597 |
| 2024年4Q | 6,379 | 754 | 11.8 | 795 |
| 2025年2Q | 6,343 | 613 | 9.7 | −1,753 |
| 2025年4Q | 6,869 | 1,399 | 20.4 | 1,235 |
| 2026年2Q | 7,987 | 1,927 | 24.1 | 2,173 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年3月期からの15期で、売上は8,831億円から1.3兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は15.2%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 0.88 | — | −612 | — | −626 |
| ルネサスエレクトロニクス販売㈱を簡易合併方式により当社に吸収合併 ルネサスマイクロシステム㈱は、㈱ルネサスデザインを吸収合併し、ルネサスシステムデザイン㈱に商号変更 ルネサス武蔵エンジニアリングサービス㈱は、ルネサス北伊丹エンジニアリングサービス㈱およびルネサス高崎エンジニアリングサービス㈱を吸収合併し、ルネサスエンジニアリングサービス㈱に商号変更 ㈱ルネサス北日本セミコンダクタは、㈱ルネサス東日本セミコンダクタを吸収合併 ルネサス モバイル・ヨーロッパ社およびルネサス モバイル・インド社の全株式をブロードコム・コーポレーションに譲渡 | |||||
| 2013年3月 | 0.79 | — | −269 | — | −1,676 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2014年3月 | 0.83 | — | 586 | — | −53 |
| 2015年3月 | 0.79 | — | 1,053 | — | 824 |
| 2016年3月 | 0.69 | — | 1,021 | — | 863 |
| 2016年12月 | — | — | — | — | — |
| 2017年12月 | 0.78 | — | 995 | — | 1,020 |
| 2018年12月 | 0.76 | — | 677 | — | 510 |
| 2019年12月 | 0.72 | — | −3 | — | −63 |
| 2020年12月 | 0.72 | — | 652 | — | 456 |
| 2021年12月 | 0.99 | — | 1,427 | — | 1,195 |
| 2022年12月 | 1.50 | — | 3,623 | — | 2,566 |
| 2023年12月 | 1.47 | — | 4,222 | — | 3,371 |
| 2024年12月 | 1.35 | 2,230 | 2,638 | 16.5 | 2,191 |
| 2025年12月 | 1.32 | 2,012 | −303 | 15.2 | −518 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは2,012億円で15.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-518億円、売上の-3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.9%5,674億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.4%5,212億円
- その他の費用持分法損益などの調整2.4%314億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.2%2,012億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが4,529億円、投資CFが−1,247億円で、差し引きのフリーCFは3,282億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は2,959億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF兆円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | −97 | −0.06 | −1,384 | −648 | 1,319 |
| 2013年3月 | −541 | −0.04 | 368 | −973 | 777 |
| 2014年3月 | 937 | −0.02 | 1,070 | 745 | 2,659 |
| 2015年3月 | 1,167 | −0.03 | −238 | 901 | 3,437 |
| 2016年3月 | 1,263 | −0.03 | −303 | 927 | 3,984 |
| 2017年12月 | 1,736 | −0.45 | 751 | −2,803 | 1,395 |
| 2018年12月 | 1,723 | −0.08 | −393 | 914 | 1,888 |
| 2019年12月 | 2,020 | −0.74 | 5,005 | −5,402 | 1,465 |
| 2020年12月 | 2,239 | −0.04 | −1,045 | 1,837 | 2,198 |
| 2021年12月 | 3,074 | −0.66 | 3,409 | −3,557 | 2,219 |
| 2022年12月 | 4,793 | −0.10 | −2,948 | 3,818 | 3,361 |
| 2023年12月 | 4,966 | −0.27 | −1,812 | 2,291 | 4,347 |
| 2024年12月 | 3,405 | −1.28 | 6,773 | −9,436 | 2,292 |
| 2025年12月 | 4,529 | −0.12 | −2,697 | 3,282 | 2,959 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2025年12月期の総資産は4.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.4兆円で、自己資本比率は58.5%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 0.86 | 0.23 | 0.63 | 25.4 |
| 2013年3月 | 0.67 | 0.08 | 0.59 | 10.0 |
| 2014年3月 | 0.79 | 0.23 | 0.56 | 27.3 |
| 2015年3月 | 0.84 | 0.31 | 0.53 | 36.8 |
| 2016年3月 | 0.85 | 0.38 | 0.47 | 44.7 |
| 2016年12月 | 0.87 | 0.47 | 0.41 | 53.5 |
| 2017年12月 | 1.14 | 0.58 | 0.56 | 50.7 |
| 2018年12月 | 1.06 | 0.60 | 0.46 | 56.7 |
| 2019年12月 | 1.67 | 0.62 | 1.05 | 37.3 |
| 2020年12月 | 1.61 | 0.62 | 0.99 | 38.3 |
| 2021年12月 | 2.43 | 1.15 | 1.28 | 47.4 |
| 2022年12月 | 2.81 | 1.53 | 1.28 | 54.5 |
| 2023年12月 | 3.17 | 2.00 | 1.17 | 63.2 |
| 2024年12月 | 4.49 | 2.54 | 1.95 | 56.5 |
| 2025年12月 | 4.18 | 2.44 | 1.73 | 58.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で224社中30位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中210位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,211で、1年前と比べて+88.6%。過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 |
| PBR | 2.06倍 |
| 配当利回り | 0.87% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で-18.24%下落し、7月29日に3170円まで急落した後、8月3日に3905円へ反発したが、21日には3433円へ再び下落した。25日移動平均線(3745.6円)を下回り、75日線(4168.87円)も大きく割り込んでいる。52週高値5284円からは-35.0%、52週安値1656.5円からは+107.2%の水準。出来高は7月29日に2355万株、31日に2569万株と急増し、8月21日は768万株まで減少した。RSIは49.7で中立。200日線(3056.74円)からは+12.3%乖離し、中期的な上昇トレンドは残るが、短期的な下落が顕著。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)。
PER18.43倍は同業界平均30.85倍を大きく下回り、PBR2.2倍は業界平均2.64倍を下回る。ただし、ROEは-2.1%と赤字で、配当利回り0.82%は業界平均2.29%を大きく下回る。2025/12月期は減益見込みで、業績悪化が懸念されるが、PER・PBRの低さから割安と判断。ただし、ROEがマイナスであり、収益性の改善が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 | 30.8倍 |
| PBR | 2.06倍 | 2.58倍 |
| ROE | -2.1% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、車載半導体の需要サイクルと、競争激化による価格圧力の中で、収益性を維持できるかである。強気派は、車載半導体の需要回復と高機能化への追随で収益改善を見込む。一方弱気派は、2025年12月期に純損失を見込むなど業績悪化を懸念し、競合との競争や需要減速を指摘する。最近の株価上昇(1年で倍増)を割高とみる声もある。
- 車載需要の回復期待
車載半導体の需要は長期的に成長。電動化で搭載数が増加。
- 高いシェアと技術力
MCU世界2位のシェアで、安全規格などで参入障壁が高い。
- 株価上昇が勢いを示す
1年で116%上昇、市場の期待が強い。
- 売上高の減少幅が8.2%→2.0%に縮小通年影響中
売上高14694→13485→13212億円、減収率は8.2%から2.0%へ縮小
- 営業利益率15.23%と高水準を維持通年影響中
営業利益2012億円、営業利益率15.23%と2,000億円超を確保
- 過去純利益3,371億円から回復余地不定影響中
2023/12期の純利益3371億円、直近の-518億円から大幅回復余地
- 株価が1年で116.5%上昇したモメンタム継続影響弱
過去1年で株価+116.51%、上昇基調が需給を支える
- 2025年は純損失予想
リストラ費用などで当期純損益がマイナス518億円の見込み。
- 半導体市況の不透明
需要変動が大きい。在庫調整や価格下落に注意。
- 競争激化
海外勢や新興との競争でシェア維持のリスク。
- 純利益が-518億円と赤字転換通年影響強
純利益2191億円→-518億円、最終損益が悪化
- 営業利益も前期比9.8%減益通年影響中
営業利益2230億円→2012億円、減益基調が続く
- ROE-2.1%でPBR2.41倍が割高継続影響中
ROE-2.1%とマイナス、PBR2.41倍は割高感
- 予想PER未公表で業績見通し不透明不定影響中
予想PERが開示されておらず、回復時期が読みにくい
- 車載向け売上高
- 最大セグメントの動向が全体業績を左右。
- 営業利益率
- 開発費増や競争下での収益性の維持。
- 在庫水準
- 需給のバランスを示し、調整局面か判断。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり28円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.87%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 28 | — | 19.7 |
| 2024年12月 | 28 | 0.0 | 26.4 |
| 2025年12月 | 28 | 0.0 | 31.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥28
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ93,566人。区分でいちばん多いのは外国法人で61.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.0%を占め、残る70.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 28.1 | 39.3 | 39.6 | 47.0 | 57.8 | 61.7 |
| 金融機関 | 15.6 | 16.9 | 17.5 | 20.0 | 21.6 | 24.1 |
| 事業法人 | 52.6 | 38.5 | 29.6 | 19.0 | 10.2 | 6.0 |
| 個人・その他 | 2.8 | 4.3 | 12.6 | 13.0 | 7.6 | 5.9 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 8.2 | 9.3 | 3.9 | 3.0 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.9 | 0.7 | 1.0 | 2.8 | 2.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 16.33 |
| 02 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 5.85 |
| 03 | トヨタ自動車㈱ | 4.01 |
| 04 | JP MORGAN CHASE BANK 385864 (常任代理人㈱みずほ銀行) | 3.27 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人㈱みずほ銀行) | 3.25 |
| 06 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人㈱みずほ銀行) | 2.90 |
| 07 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人㈱みずほ銀行) | 2.35 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人㈱みずほ銀行) | 1.62 |
| 09 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人㈱三菱UFJ銀行) | 1.57 |
| 10 | GSESL RENESAS CLIENT ASSET ACCOUNT(常任代理人SMBC日興証券㈱) | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-09エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告5.41%
- 2026-06-09フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告3.23%
- 2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.86%+0.24pt
- 2026-05-12ティー・ロウ・プライス・アソシエイツ,インク(T. Rowe Price Associates, Inc.)新規の大量保有報告0.44%-0.58pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は14期で+81%、1株純資産は15期で+158%。直近期のROEは-2.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | −150 | 523 | −25.0 | — | — |
| 2013年3月 | −402 | 160 | −117.7 | — | — |
| 2014年3月 | −5 | 129 | −3.8 | — | — |
| 2015年3月 | 49 | 186 | 31.4 | 18.1 | — |
| 2016年3月 | 52 | 228 | 25.0 | 14.0 | — |
| 2016年12月 | — | 280 | — | — | — |
| 2017年12月 | 61 | 345 | 19.6 | 21.5 | — |
| 2018年12月 | 31 | 358 | 8.7 | 16.4 | — |
| 2019年12月 | −4 | 363 | −1.0 | — | — |
| 2020年12月 | 27 | 356 | 7.4 | 40.7 | — |
| 2021年12月 | 65 | 592 | 13.5 | 22.0 | — |
| 2022年12月 | 138 | 854 | 19.1 | 8.6 | — |
| 2023年12月 | 190 | 1,126 | 19.1 | 13.4 | 19.7 |
| 2024年12月 | 123 | 1,414 | 9.7 | 16.7 | 26.4 |
| 2025年12月 | −29 | 1,347 | −2.1 | — | 31.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額975百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 柴田英利 | 取締役 | — | 820,800 |
| 岩﨑二郎 | 取締役 | — | — |
| Selena Loh Lacroix | 取締役 | — | 61,278 |
| 山本昇 | 取締役 | — | — |
| 平野拓也 | 取締役 | — | — |
| 水野朝子 | 取締役 | — | — |
| Kimberly Mathisen | 取締役 | — | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 1 | 113 | 145 | 873 | 873 |
| 社外取締役 | 5 | 84 | — | 102 | 20 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でルネサスエレクトロニクスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,018字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,127字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,194字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,702字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第25期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-19
- 半期報告書半期報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-01
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-01
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