概要
富士電機は、パワー半導体や産業用インバータ、発電プラントなどを手がける総合電機メーカーである。1923年に古河電気工業とドイツ・シーメンスの提携により設立され、2026年3月期の連結売上高は1兆2,276億円、営業利益率11.1%を達成した。エネルギー、インダストリー、半導体、食品流通の4セグメントで構成され、パワー半導体分野で世界的な競争力を有する。
エネルギーから食品流通まで4つの事業セグメント
富士電機は2026年3月期よりセグメント再編を実施し、エネルギー、インダストリー、半導体、食品流通の4セグメントで事業を構成する。エネルギー部門は火力・地熱・水力発電プラントや変電設備、無停電電源装置(UPS)を扱い、売上高3,942億円、営業利益595億円を計上した。インダストリー部門はインバータ、サーボシステム、鉄道車両用駆動システムなどFAコンポーネントとオートメーションシステムを提供し、売上高4,672億円、営業利益444億円。半導体部門は産業用・自動車用パワー半導体(IGBT、SiC)を主力とし、売上高2,374億円、営業利益235億円。食品流通部門は飲料自販機や店舗設備機器を手がけ、売上高1,080億円、営業利益131億円。4セグメント合計で連結売上高の約95%を占める。
国内売上高8,828億円、海外売上高3,448億円
2026年3月期の地域別売上高は、国内が8,828億円(構成比71.9%)、海外が3,447億円(同28.1%)である。海外売上高は前期比5.9%増加したものの、国内の伸び(同10.6%増)に比べて海外比率は0.9ポイント低下した。主要な海外拠点として、中国(富士電機大連社、常熟富士電機社)、東南アジア(フィリピン富士電機社、マレーシア富士電機社)、欧州(フランス富士電機社、富士電機ヨーロッパ社)、北米(富士電機アメリカ社)などを持つ。半導体セグメントでは中国・東南アジアの子会社が生産を担い、エネルギー・インダストリーでも現地法人を通じてグローバルに事業を展開する。
104社の連結子会社と4社の持分法適用会社
富士電機グループは2026年3月31日時点で115社の関係会社(子会社104社、関連会社11社)で構成される。連結子会社のうち68社が各セグメントに携わる。エネルギーセグメントでは富士電機E&Cや富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社など17社、インダストリーセグメントでは富士電機機器制御や富士電機大連社など24社、半導体セグメントでは富士電機パワーセミコンダクタやフィリピン富士電機社など7社、食品流通セグメントでは宝永プラスチックスや大連富士冰山自動販売機社など7社が主要子会社として挙げられる。持分法適用会社は富士ファーマナイト、メタウォーターなど4社。これらのグループ企業が開発・生産・販売・サービスを相互補完している。
業界の中での役割は発電プラント、FA機器、パワー半導体、自動販売機などを幅広い産業に供給。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| インダストリー | 4,644億円 | 37.8% | 444億円 | 9.6% |
| エネルギー | 3,853億円 | 31.4% | 595億円 | 15.4% |
| 半導体 | 2,343億円 | 19.1% | 235億円 | 10.0% |
| 食品流通 | 1,056億円 | 8.6% | 131億円 | 12.4% |
| その他(注1) | 382億円 | 3.1% | 39億円 | 10.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01エネルギー主力
火力・地熱・水力発電プラント、受変電設備、蓄電システム、UPSなどのエネルギー関連機器・システムを電力会社や産業向けに提供。
主要顧客電力会社
- 火力発電設備
- ガスタービン・蒸気タービン等による発電プラント。
- 地熱発電設備
- 地熱蒸気を利用した発電プラント。再生可能エネルギー。
- 無停電電源装置(UPS)
- 停電時にも電力を供給し続ける装置。データセンター等で重要。
02インダストリー主力
工場オートメーション向けに、インバータ、モータ、サーボ、コントローラ、HMIなどのFAコンポーネント、鉄道車両用駆動システム、船舶用システムなどを提供。
主要顧客工場設備メーカー、鉄道事業者
- インバータ
- モータの回転数を制御し、省エネを実現する装置。
- サーボシステム
- 高精度な位置決め制御を実現するモータとドライバのセット。
- 鉄道車両用駆動システム
- 電車の主電動機と制御装置を統合したシステム。
03半導体主力
産業用・自動車用パワー半導体(IGBT、SiC等)を開発・製造。電力変換効率の高さが強み。EVや産業機器向けに供給。
主要顧客自動車メーカー、産業機器メーカー
- パワー半導体(IGBT、SiC)
- 大電流・高電圧をスイッチングする半導体デバイス。EVのモータ制御や太陽光パワコンに使用。
04食品流通準主力
飲料・食品自動販売機、店舗設備機器(ショーケース等)、金銭機器を提供。国内自販機市場でトップクラス。
主要顧客飲料メーカー、小売業
- 飲料自販機国内シェア上位
- 缶・ペットボトル飲料を販売する自動販売機。
- 店舗設備機器
- スーパーやコンビニ向けの冷蔵・冷凍ショーケース。
05その他副次
不動産、保険代理、旅行、印刷情報サービス、人材派遣などを展開。
製品と技術
IGBTとSiCのパワー半導体
富士電機の半導体事業の中核は、産業用・自動車用のパワー半導体である。主力製品はIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)とSiC(炭化ケイ素)デバイスで、高電圧・大電流のスイッチングを低損失で実現する。2026年3月期の半導体セグメント売上高は2,374億円。現在、第8世代IGBTとSiC8インチウェハーラインの開発を加速しており、EVのモータ制御や太陽光発電用パワーコンディショナ、産業機器向けに供給している。フィリピンやマレーシアの子会社が生産拠点を担い、中国(聯合富士半導体)でも生産を行う。
火力・地熱・水力の発電プラントシステム
エネルギーセグメントでは、発電プラントの設計・建設から保守まで一貫して手がける。火力発電ではガスタービン・蒸気タービンを組み合わせた高効率プラント、地熱発電では地熱蒸気を利用した再生可能エネルギー設備、水力発電では小水力から大容量までの設備を提供する。2026年3月期のエネルギーセグメント売上高は3,942億円。燃料電池や原子力関連機器も製品群に含む。また、無停電電源装置(UPS)や蓄電システム、エネルギーマネジメントシステムなど、電力の安定供給と省エネに貢献するシステムも展開している。
インバータ・サーボシステムと鉄道駆動システム
インダストリーセグメントのFAコンポーネント分野では、モータの回転数を精密に制御するインバータ、高精度な位置決め制御を実現するサーボシステム、小型電源やセンサなどを提供する。これらの製品は工場の省エネ・自動化に貢献する。鉄道車両用駆動システムでは、主電動機と制御装置を一体化したシステムを鉄道事業者に供給。ドアシステムも手がける。2026年3月期のインダストリーセグメント売上高は4,672億円。中国・常熟やフランスなど海外拠点での生産・販売も拡大している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア上位飲料自販機国内自販機市場でトップシェア食品流通
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
パワエレで国内首位、内需中心の安定型
富士電機は、電力・産業用のパワー半導体や電気機器で国内首位級のシェアを持ち、社会インフラや工場向けに強みを持つ総合電機メーカーです。同業のキオクシアホールディングスが半導体メモリーで世界市場を狙う一方、富士電機は国内の電力網や産業設備に軸足を置き、海外比率は低く内需依存度が高いと言えます。イビデンが電子部品材で成長するのに対し、富士電機は電力変換装置や駆動制御で安定した需要を取り込み、売上高は1兆円超で推移しています。直近の営業利益率は10%前後と、電気機器セクターでは堅調な水準を確保しています。ただし、新興国のインフラ需要や脱炭素投資の波に乗るには、海外展開やデータセンター向けなど成長分野へのシフトが課題となります。
強み
- 電力変換装置やパワー半導体で国内トップクラス、安定した需要基盤を持つ。
- 電力網や工場向け設備で実績豊富、社会インフラ需要に強い。
- 売上高1兆円超で営業利益率10%超、安定的な収益構造を維持。
- パワーエレクトロニクス技術で高い信頼性、長年の実績がある。
課題
- 海外比率が低く、成長市場への展開が限定的で機会損失の懸念。
- データセンターやEV向けなど新分野へのシフトが急務、現状は内需。
- キオクシアなど成長銘柄と比べ、市場の期待が低く評価面が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字が富士電機
時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 285Aキオクシアホールディングス | 27.9兆円 | 50.5倍 |
| 2 | 6758ソニーグループ | 24.1兆円 | 21.0倍 |
| 3 | 6503三菱電機 | 11.1兆円 | 26.6倍 |
| 4 | 6723ルネサスエレクトロニクス | 6.0兆円 | 17.2倍 |
| 5 | 6504富士電機 | 1.9兆円 | 19.5倍 |
| 6 | 6963ローム | 1.9兆円 | — |
| 7 | 6479ミネベアミツミ | 1.4兆円 | 13.1倍 |
| 8 | 3132マクニカホールディングス | 6,346億円 | 22.8倍 |
| 9 | 8050セイコーグループ | 4,422億円 | 39.7倍 |
| 10 | 6526ソシオネクスト | 3,487億円 | 39.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。
会社の歴史
沿革 43件
古河とシーメンスの提携により1923年に設立
1923年8月、古河電気工業とドイツ・シーメンス社の資本・技術提携により、資本金10,000千円で「富士電機製造株式会社」が設立された。当初は電気機器の輸入販売から事業を開始し、1925年4月に川崎工場を開設して重電機器の製造に参入。続いて1927年には家庭電器部門、1933年には通信機部門に進出し、事業の多角化を進めた。1940年には川崎工場内に研究所を設置し、技術開発の基盤を築いた。
通信機部門を分離し富士通を生み出した1935年
1935年6月、富士電機は通信機部門を分離独立させ、富士通信機製造株式会社(現富士通)を設立した。これにより、後の富士電機と富士通という2つの企業が誕生した。その後も富士電機は計測器部門(1937年)など新領域への進出を続け、1940〜1944年には松本、吹上、豊田、三重の各工場を開設して生産能力を拡大した。第二次世界大戦後は1949年5月に東京証券取引所に株式を上場し、1953年10月には半導体部門に進出して後のパワー半導体事業の礎を築いた。
家庭電器から自動販売機へと事業を広げた1960〜70年代
1960年代に入ると、富士電機は千葉工場(1961年)の開設や中央研究所(1963年)の設置など研究開発・生産基盤を強化。1966年には家庭電器部門の販売強化を目的に富士電機家電を設立した。1969年9月には自動販売機の製造を開始し、食品流通事業の原点となる。1970年には米国に現地法人を設立して海外展開を本格化。1976年には家庭電器部門を再編し、富士電機冷機、富士電機家電、富士電機総合設備の3社に分割した。
商号変更とグローバルネットワークの拡充(1980〜90年代)
1984年9月、商号を「富士電機株式会社」に変更。1987年にはドイツに富士電機ヨーロッパ社を設立し、欧州市場に本格参入。1988年にはシンガポールに現地法人を設立。1990年代に入ると、1994年に中国・大連、1995年にフィリピン、1996年にマレーシアとアジア地域に製造子会社を相次いで設立した。1999年4月には社内カンパニー制を導入し、電機システム、機器・制御、電子、民生機器の4カンパニー体制に移行。同年6月には執行役員制も導入した。
事業再編と構造改革を進めた2000年代
2001年7月、産業システム部門と関連子会社を再編統合し富士電機システムズを発足。2002年4月には低圧回転機営業部門を富士電機モータに統合し、同年中に三洋電機自販機の全株式を取得して自販機事業を強化した。2004年8月にはシンガポール子会社の社名を富士電機機器制御シンガポール社に変更。2009年4月には富士電機モータを富士電機システムズに吸収合併するなど、グループの再編を継続的に実施した。
パワー半導体需要を追い風に売上高1.2兆円へ成長
2010年代以降、電気自動車や再生可能エネルギーの普及を背景にパワー半導体の需要が急拡大し、富士電機の成長を牽引した。2024年3月期には売上高が1兆円を突破し、営業利益率10%超を達成。2026年3月期には売上高1兆2,276億円、営業利益1,366億円(利益率11.1%)と過去最高を更新した。2026年度を最終年度とする中期経営計画では、営業利益率11%以上、ROE12%以上などの目標を掲げ、パワー半導体の第8世代IGBTやSiC8インチラインの開発を加速している。
年表43件を開く
1920年代
- 1923年8月古河電気工業㈱とドイツのシーメンス社との資本・技術の提携により、資本金10,000千円をもって「富士電機製造株式会社」設立、電気機器の輸入販売を開始
- 1925年4月川崎工場開設、重電機器の製造を開始
- 1927年11月家庭電器部門に進出、製造を開始
1930年代
- 1933年4月通信機部門に進出、製造を開始
- 1935年6月通信機部門を分離し、富士通信機製造㈱(現富士通㈱)を設立
- 1937年5月計測器部門に進出、製造を開始
1940年代
- 1940年5月川崎工場内に研究所を設置
- 1942年10月松本工場を開設
- 1943年3月吹上工場を開設
- 1943年5月豊田工場を開設
- 1944年6月三重工場を開設
- 1944年12月㈱高千穂商会(現富士電機E&C㈱)の全株式を取得
- 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場
1950年代
- 1953年10月半導体部門に進出、製造を開始
- 1956年8月上場名古屋証券取引所に株式を上場
1960年代
- 1960年10月上場福岡証券取引所に株式を上場
- 1961年8月千葉工場を開設
- 1963年9月中央研究所を開設
- 1966年10月家庭電器部門の販売強化のため富士電機家電㈱を設立
- 1968年10月M&A川崎電機製造㈱を吸収合併、合併により神戸及び鈴鹿の2工場を増加
- 1969年9月自動販売機の製造を開始
1970年代
- 1970年10月創業米国富士電機社(現富士電機アメリカ社)を米国に設立
- 1973年12月大田原工場を開設
- 1975年2月物流部門を分離し、富士物流㈱を設立
- 1976年9月商号変更富士電機家電㈱を改組し、富士電機冷機㈱、富士電機家電㈱(現富士オフィス&ライフサービス㈱)及び富士電機総合設備㈱(1982年12月、富士電機総設㈱に商号変更)の3社に再編
1980年代
- 1980年4月中央研究所を分離し、㈱富士電機総合研究所を設立
- 1984年9月商号変更商号を「富士電機株式会社」に変更(9月1日)
- 1987年4月創業フジ エレクトリック社(現富士電機ヨーロッパ社)をドイツに設立
- 1988年2月上場富士電機冷機㈱の株式を東京証券取引所市場第2部に上場
- 1988年12月創業富士電機ジーイー社(2004年8月、富士電機機器制御シンガポール社に社名変更)をシンガポールに設立
- 1989年9月富士電機冷機㈱の株式を東京証券取引所市場第1部に指定
1990年代
- 1991年8月創業富士電機エンジニアリング㈱と富士電機システック㈱が合併し、富士電機テクノエンジニアリング㈱(1997年12月、富士電エンジ㈱に商号変更)として発足
- 1991年9月山梨工場開設
- 1992年12月上場富士物流㈱の株式を東京証券取引所市場第2部に上場
- 1994年2月創業富士電機大連社を中国に設立
- 1995年3月創業フィリピン富士電機社をフィリピンに設立
- 1996年2月創業マレーシア富士電機社をマレーシアに設立
- —上場富士電機工事㈱(2005年7月、富士電機E&C㈱に商号変更)の株式を東京証券取引所市場第2部に上場(2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場へ移行)
- 1999年4月社内カンパニー制を導入(電機システム、機器・制御、電子、民生機器)
- 1999年6月執行役員制を導入
2000年代
- 2001年7月創業産業システム部門、富士電エンジ㈱及び富士電機商事㈱を再編統合し、富士電機システムズ㈱として発足
- 2002年4月M&A低圧回転機営業部門及び富士電機精器㈱を富士電機モータ㈱(2009年4月、吸収合併により富士電機システムズ㈱に統合)に統合
- —商号変更三洋電機自販機㈱の全株式を取得し、同社は商号を吹上富士自販機㈱に変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率2026年度まで11%以上
- 純利益率2026年度まで7%以上
- ROE2026年度まで12%以上
- ROIC2026年度まで10%以上
- 売上高2026年度まで12,750億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
利益重視の経営と収益力強化
エネルギー需要、GX投資、デジタル化ニーズを捉え、パワエレを中心とした4事業セグメントの相互連携を強化。差別化された「強いコンポーネント」をベースに高付加価値プラント・システム事業を拡大し、AIやデジタル技術で業務効率化と競争優位性向上を追求する。
- 02
経営基盤の強化とESG課題への取り組み
「従業員ファースト」に基づく人財処遇改革やキャリア形成支援でウェルビーイングと持続的成長を両立。環境ビジョンに2035年度目標を追加しサーキュラーエコノミーに対応。グローバルコンプライアンス、情報セキュリティ、経済安全保障、リスク対応力を強化する。
- 03
エネルギー事業の成長加速
再生可能エネルギー、蓄電システム、データセンターや半導体工場向け無停電電源装置、受変電機器などの受注拡大を図り、旺盛な需要に対応するため国内外で生産能力増強投資を実施する。
- 04
半導体事業の競争力強化
産業分野で新規顧客開拓、再生可能エネルギー・FA向け拡販、電装分野でSiC製品の売上拡大とグローバルスペックインを推進。第8世代IGBT及びSiC 8インチの開発加速により競争力を強化する。
- 05
食品流通事業の新領域開拓
自販機分野でダイナミックプライシング機能搭載機種やオペレーション効率化サービスを投入し、ロッカー型自販機など新領域拡大。店舗流通分野では環境・省エネ・省人化製品を展開し、外食向けコーヒーマシン市場を開拓する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で26,955人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は841万円で、9期前と比べて+9.9%。平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は20.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 26,503 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 27,009 | — |
| 2019年3月 | 765 | 44.9 | 20.8 | 27,416 | — |
| 2020年3月 | 763 | 44.9 | 20.8 | 27,960 | — |
| 2021年3月 | 750 | 44.8 | 20.9 | 27,593 | — |
| 2022年3月 | 760 | 44.9 | 20.8 | 26,757 | — |
| 2023年3月 | 776 | 44.9 | 20.9 | 27,123 | — |
| 2024年3月 | 787 | 45.0 | 20.7 | 27,325 | — |
| 2025年3月 | 810 | 44.9 | 20.5 | 27,391 | 429 |
| 2026年3月 | 841 | 44.9 | 20.3 | 26,955 | 507 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社57社(国内 25 / 海外 32、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。
- 海外富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社タイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外富士タスコ社タイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Fuji SMBE Pte. Ltd.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Reliable Turbine Services LLCアメリカ · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士電機E&C㈱川崎市幸区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士電機メーター㈱東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士アイティ㈱東京都日野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内発紘電機㈱石川県白山市 · 連結子会社議決権98.6%
- 国内富士電機FAサービス㈱東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士電機ITソリューション㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権91.3%
- 国内富士電機機器制御㈱埼玉県鴻巣市 · 連結子会社議決権63.2%
- 国内富士電機テクニカ㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社45社を開く
- ㈱秩父富士埼玉県秩父郡小鹿野町95%
- 富士電機大連社中国100%
- 常熟富士電機社中国52%
- フランス富士電機社フランス100%
- Fuji CAC Joint Stock Companyベトナム100%
- 富士電機(珠海)社中国100%
- 富士電機馬達(大連)社中国100%
- 無錫富士電機社中国100%
- 上海電気富士電機電気技術(無錫)社中国51%
- Fuji SEMEC Inc.カナダ68%
- Fuji SEMEC Corp.アメリカ100%
- Fuji Gemco Private Limitedインド51%
- 富士電機インド社インド100%
- 富士電機パワーセミコンダクタ㈱長野県松本市100%
- 富士電機津軽セミコンダクタ㈱青森県五所川原市100%
- 富士電機(香港)社香港100%
- 富士電機(深圳)社中国100%
- フィリピン富士電機社フィリピン100%
- マレーシア富士電機社マレーシア100%
- 聯合富士半導体社中国61%
- 宝永プラスチックス㈱三重県四日市市100%
- ㈱三重富士三重県四日市市100%
- 富士電機リテイルサービス㈱埼玉県鴻巣市100%
- 大連富士冰山自動販売機社中国51%
- 大連富士冰山自動販売機販売社中国51%
- 富士電機(杭州)軟件社中国100%
- 富士電機フィアス㈱東京都品川区100%
- 富士オフィス&ライフサービス㈱東京都品川区100%
- 宝永電機㈱大阪市淀川区51%
- 北海道富士電機㈱札幌市中央区100%
- 富士電機アメリカ社アメリカ100%
- 富士電機ヨーロッパ社ドイツ100%
- 富士電機アジアパシフィック社シンガポール100%
- FUJI ELECTRIC (THAILAND)社タイ100%
- 富士電機インドネシア社インドネシア100%
- 富士電機ベトナム社ベトナム100%
- 富士電機(中国)社中国100%
- 台湾富士電機社台湾100%
- 富士電機コリア社韓国100%
- 宝永香港社香港100%
- 富士電機エフテック㈱埼玉県鴻巣市100%
- 富士ファーマナイト㈱川崎市中原区100%
- 富士電機E&C(タイ)社タイ100%
- メタウォーター㈱東京都千代田区21%
- メタウォーターサービス㈱東京都千代田区
- 調達9.1億円電子決裁システムの運用・保守業務の請負(令和5年度~令和9年度)デジタル庁 · 2023-03-27
- 調達3.9億円令和4年度 リアルタイム線量測定システムの更新原子力安全庁 · 2022-04-13
- 調達2.9億円北九州空港飛行場灯火・電力監視制御装置一式製造及び設置国土交通省 · 2020-03-11
- 調達2.7億円那覇空港増設滑走路用受配電設備機器一式製造及び設置国土交通省 · 2019-03-11
- 調達2.2億円公文書管理のデジタル化に向けた電子決裁システム(EASY)への公文書管理機能の整備に係るプロトタイプ開発及び機能検証業務の請負デジタル庁 · 2024-07-26
- 調達2億円福岡航空交通管制部1系400kVA無停電電源装置外1点(製造・設置・調整)国土交通省 · 2015-09-15
- 調達1.9億円【規制庁】令和8年度放射線対策委託費(放射線測定機器の稼働状況等調査)事業原子力安全庁 · 2026-03-13
- 調達1.9億円福岡空港新庁舎受配電設備機器用監視制御装置一式製造及び設置国土交通省 · 2024-08-09
- 調達1.8億円令和4年度放射線対策委託費(放射線測定機器の稼働状況等調査)事業原子力安全庁 · 2022-03-16
- 調達1.8億円令和5年度放射線対策委託費(放射線測定機器の稼働状況等調査)事業原子力安全庁 · 2023-03-02
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.2兆円、営業利益は1,366億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.3%、利益が+16.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.3兆円 | 1.2兆円 |
| 営業利益 | 1,565億円 | 1,366億円 |
| 純利益 | 1,115億円 | 980億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥200 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,733億円、営業利益は250億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+70.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 3,186 | — | — | 323 |
| 2024年1Q | 2,341 | 147 | 6.3 | 123 |
| 2024年2Q | 2,576 | 203 | 7.9 | 120 |
| 2024年3Q | 2,680 | 227 | 8.5 | 130 |
| 2024年4Q | 3,435 | — | — | 381 |
| 2025年2Q | 4,974 | 403 | 8.1 | 355 |
| 2025年4Q | 6,260 | 773 | 12.3 | 567 |
| 2026年2Q | 5,432 | 428 | 7.9 | 266 |
| 2026年4Q | 6,844 | 938 | 13.7 | 714 |
| 2027年1Q | 2,733 | 250 | 9.1 | 207 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は7,458億円から1.2兆円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.75 | — | 257 | — | 264 |
| 2014年3月 | 0.76 | — | 367 | — | 196 |
| 2015年3月 | 0.81 | — | 431 | — | 280 |
| 2016年3月 | 0.81 | — | 456 | — | 306 |
| 2017年3月 | 0.84 | — | 463 | — | 410 |
| 2018年3月 | 0.89 | — | 560 | — | 378 |
| 2019年3月 | 0.91 | — | 635 | — | 403 |
| 2020年3月 | 0.90 | — | 445 | — | 288 |
| 2021年3月 | 0.88 | — | 504 | — | 419 |
| 2022年3月 | 0.91 | — | 793 | — | 587 |
| 2023年3月 | 1.01 | — | 878 | — | 613 |
| 2024年3月 | 1.10 | — | 1,078 | — | 754 |
| 2025年3月 | 1.12 | 1,176 | 1,188 | 10.5 | 922 |
| 2026年3月 | 1.23 | 1,366 | 1,393 | 11.1 | 980 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは1,366億円で11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は980億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.0%8,836億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%2,074億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%1,366億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,236億円、投資CFが−726億円で、差し引きのフリーCFは510億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は699億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 553 | −243 | −568 | 310 | 397 |
| 2014年3月 | 537 | −96 | −506 | 441 | 334 |
| 2015年3月 | 515 | −227 | −338 | 288 | 319 |
| 2016年3月 | 485 | −194 | −316 | 291 | 308 |
| 2017年3月 | 582 | 97 | −561 | 679 | 419 |
| 2018年3月 | 531 | −145 | −469 | 386 | 333 |
| 2019年3月 | 549 | −214 | −382 | 335 | 291 |
| 2020年3月 | 461 | −276 | 169 | 185 | 637 |
| 2021年3月 | 269 | 235 | −395 | 504 | 753 |
| 2022年3月 | 768 | −223 | −429 | 545 | 914 |
| 2023年3月 | 1,162 | −495 | −772 | 667 | 842 |
| 2024年3月 | 849 | −624 | −459 | 225 | 655 |
| 2025年3月 | 1,449 | −634 | −862 | 815 | 627 |
| 2026年3月 | 1,236 | −726 | −482 | 510 | 699 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,429億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.77 | 2,157 | 5,499 | 25.4 |
| 2014年3月 | 0.81 | 2,512 | 5,596 | 28.0 |
| 2015年3月 | 0.90 | 3,196 | 5,849 | 32.1 |
| 2016年3月 | 0.85 | 2,610 | 5,844 | 27.3 |
| 2017年3月 | 0.89 | 3,239 | 5,628 | 32.8 |
| 2018年3月 | 0.91 | 3,665 | 5,482 | 36.1 |
| 2019年3月 | 0.95 | 3,921 | 5,606 | 37.0 |
| 2020年3月 | 1.00 | 4,060 | 5,908 | 36.7 |
| 2021年3月 | 1.05 | 4,613 | 5,907 | 39.6 |
| 2022年3月 | 1.12 | 5,237 | 5,934 | 42.3 |
| 2023年3月 | 1.18 | 5,721 | 6,095 | 43.8 |
| 2024年3月 | 1.27 | 6,615 | 6,097 | 47.4 |
| 2025年3月 | 1.31 | 7,307 | 5,815 | 52.7 |
| 2026年3月 | 1.41 | 8,429 | 5,637 | 56.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中45位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中164位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥13,005で、1年前と比べて+41.3%。過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.5倍 |
| PER (会社予想) | 17.0倍 |
| PBR | 2.40倍 |
| 配当利回り | 1.54% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に13885円となり、1ヶ月で5.35%上昇しましたが、52週高値17800円からは-22.0%の水準です。25日移動平均線(13697円)を+1.37%上回っており、短期的には下げ止まり感が見られます。しかし75日線(14184円)は下回っており、中期的なトレンドは弱含んでいます。出来高は8月21日に84万4600株とやや増加しました。RSIは45.72と中立圏にあり、方向感は定まっていません。52週安値9176円からは+51.3%と大きく上昇しており、上昇基調は維持されています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER は実績 20.87 倍・予想 18.2 倍で業界平均 30.85 倍を大きく下回り、PBR 2.56 倍は平均 2.64 倍とほぼ同等。ROE 13.1% と高収益で、PBR の適正性を裏付け。配当利回り 1.44% は同業他社と比較して低いが、予想 PER の低下や営業利益率の改善(10.47% → 11.13%)により、成長性を考慮すると妥当圏内。ただし、配当利回りの低さは投資妙味を減じる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.5倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 17.0倍 | — |
| PBR | 2.40倍 | 2.58倍 |
| ROE | 13.1% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
パワー半導体の需要拡大(EV、再生エネ、データセンター)が成長の原動力となる一方、中国勢の参入や価格競争、設備投資負担が収益を圧迫する懸念もある。強気派は省エネ需要を背景に中期的な増収増益を期待。弱気派は半導体サイクルの変動や歩留まり改善の遅れを警戒。また、同社は水力発電などエネルギー機器も手掛けるが、こちらは低位安定。争点は、データセンター向け需要の持続性と、競争激化の中で利益率を維持できるか。
- 省エネ需要が追い風
世界的に電力消費削減の流れでパワー半導体需要が拡大
- データセンター投資
AI向けデータセンターの電力需要で高効率機器の受注が増加
- 財務体質が堅調
営業利益率10%超、自己資本比率も高く投資余力がある
- 営業利益1,366億円と16%増通年影響強
営業利益は前期比+16.2%の1,366億円。売上高も9.3%増の1.2兆円。
- 売上高1兆2,276億円と9.3%増通年影響中
売上高は前期比+9.3%の1兆2,276億円。成長が加速。
- 営業利益率11.13%と改善通年影響中
営業利益率は前期10.47%から11.13%に改善。収益性が高い。
- ROE13.1%と高水準継続影響弱
ROE13.1%は高く、資本効率の良さを示す。
- 競争激化
中国勢の低価格攻勢でシェアと価格に下押し圧力
- 半導体サイクル
市況悪化時は在庫調整と減産で利益が急減するリスク
- 設備投資負担
生産能力増強で大型投資が必要となりROEが低下する恐れ
- 純利益成長率が22%から6%に急減速通年影響強
前期の純利益伸び率は22.3%だったが、今期計画は6.3%。成長減速が鮮明。
- 株価1年で59.9%上昇の反動継続影響中
株価は1年で59.87%上昇。利益成長以上に株価が先行。
- 外国人保有比率42.6%と高く売られやすい継続影響中
外国人保有比率42.64%。リスク回避時に売り圧力となる。
- 配当利回り1.37%と低位継続影響弱
配当利回り1.37%は相対的に低く、投資妙味に欠ける。
- パワー半導体売上高
- 中核事業の成長性を直接示すため
- 営業利益率
- 競争下でも収益性を維持できるか確認するため
- 海外売上比率
- データセンター向け需要などグローバル展開の度合いを見るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり200円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは1.54%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 55 | — | 26.6 |
| 2018年3月 | 70 | 27.3 | 41.1 |
| 2019年3月 | 80 | 14.3 | 51.7 |
| 2020年3月 | 80 | 0.0 | 69.5 |
| 2021年3月 | 85 | 6.3 | 56.2 |
| 2022年3月 | 100 | 17.6 | 42.9 |
| 2023年3月 | 115 | 15.0 | 35.7 |
| 2024年3月 | 135 | 17.4 | 36.1 |
| 2025年3月 | 160 | 18.5 | 26.1 |
| 2026年3月 | 200 | 25.0 | 42.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥200
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ27,624人。区分でいちばん多いのは外国法人で42.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 30.8 | 34.7 | 34.2 | 40.1 | 44.7 | 42.6 |
| 金融機関 | 44.4 | 43.1 | 42.2 | 39.2 | 35.6 | 41.0 |
| 個人・その他 | 14.6 | 13.9 | 14.7 | 13.3 | 11.7 | 10.3 |
| 事業法人 | 8.4 | 6.5 | 6.2 | 5.7 | 3.7 | 3.8 |
| 証券会社 | 1.8 | 1.6 | 2.5 | 1.6 | 4.2 | 2.3 |
| 自己株式 | 4.3 | 4.3 | 4.3 | 4.3 | 1.1 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 18.78 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 11.00 |
| 03 | 全国共済農業協同組合連合会 | 3.42 |
| 04 | 朝日生命保険相互会社 | 2.67 |
| 05 | ファナック株式会社 | 1.80 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.57 |
| 07 | CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / UCITS CLIENTS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行 東京支店) | 1.40 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.35 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.35 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.30 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告8.48%+1.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1703%、1株純資産は14期で+1894%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 37 | 272 | 14.7 | 7.4 | 17.1 |
| 2014年3月 | 27 | 318 | 9.3 | 16.8 | 23.5 |
| 2015年3月 | 39 | 406 | 10.8 | 14.5 | 42.6 |
| 2016年3月 | 43 | 323 | 11.8 | 9.1 | 50.1 |
| 2017年3月 | 57 | 408 | 15.7 | 11.5 | 26.6 |
| 2018年3月 | 264 | 2,315 | 12.1 | 13.7 | 41.1 |
| 2019年3月 | 282 | 2,471 | 11.8 | 11.1 | 51.7 |
| 2020年3月 | 202 | 2,560 | 8.0 | 12.1 | 69.5 |
| 2021年3月 | 294 | 2,919 | 10.7 | 15.7 | 56.2 |
| 2022年3月 | 411 | 3,311 | 13.2 | 15.0 | 42.9 |
| 2023年3月 | 430 | 3,620 | 12.4 | 12.1 | 35.7 |
| 2024年3月 | 528 | 4,218 | 13.5 | 19.4 | 36.1 |
| 2025年3月 | 643 | 4,696 | 14.3 | 9.8 | 26.1 |
| 2026年3月 | 665 | 5,429 | 13.1 | 15.9 | 42.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額1,179百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約18倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 北澤通宏 | 代表取締役 取締役会長CEO(最高経営責任者)指名・報酬委員会委員 | 74 |
| 近藤史郎 | 代表取締役 取締役社長COO(最高執行責任者)社長執行役員 指名・報酬委員会委員 | 65 |
| 丹波俊人 | 社外取締役 指名・報酬委員会委員長 | 76 |
| 富永由加里 | 社外取締役 指名・報酬委員会委員 | 68 |
| 立藤幸博 | 社外取締役 指名・報酬委員会委員 | 65 |
| 野城智也 | 社外取締役 指名・報酬委員会委員 | 69 |
| 宝泉徹 | 取締役 専務執行役員 半導体事業本部長 | 66 |
| 鉄谷裕司 | 取締役 常務執行役員 インダストリー 事業本部長 | 62 |
| 河野正志 | 取締役 専務執行役員 エネルギー 事業本部長 | 64 |
| 三吉義忠 | 取締役 専務執行役員 経営企画本部長 輸出管理室長 コンプライアンス担当 | 68 |
| 松本淳一 | 常勤監査役 | 66 |
| 大橋潤 | 常勤監査役 | 65 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 高岡洋彦 | 社外監査役 | 74 |
| 勝田裕子 | 社外監査役 | 60 |
| 植松則行 | 社外監査役 | 66 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 331 | 433 | 272 | 1,037 | 148 |
| 社外取締役 | 7 | 79 | — | — | 79 | 11 |
| 監査役 | 2 | 63 | — | — | 63 | 32 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,562字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,995字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,105字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,369字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第150期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
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