概要
マクニカホールディングスは、半導体および電子部品の専門商社を中核とする持株会社である。グループ全体で56社の子会社・関連会社を擁し、集積回路(IC)や電子デバイスの販売、ネットワーク・セキュリティ関連商品の提供、さらに自動運転システムの開発・製造まで手がける。2026年3月期の連結売上高は1兆2,142億円、従業員数は5,261名。特に車載・産業機器向け半導体に強く、技術提案型の営業で成長を続けている。
集積回路・電子デバイス事業が売上の85%を占める
2026年3月期の連結売上高1,214,196百万円のうち、集積回路及び電子デバイスその他事業が1,040,045百万円(85.6%)を占める。同事業の営業利益は24,735百万円で、主な販売先は産業機器、コンピュータ(AIサーバー向け)、車載市場である。海外市場での新規商流獲得や半導体製造装置向け需要の回復が成長を牽引した。一方、海外売上比率の上昇により利益率は低下傾向にある。
サイバーセキュリティ事業の高い利益率
サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業の2026年3月期売上高は174,230百万円、営業利益は17,213百万円で、営業利益率は約9.9%と半導体事業の2.4%を大きく上回る。同事業はエンドポイントセキュリティ、SASE(Secure Access Service Edge)、ゼロトラスト関連商品が堅調に成長し、東南アジア地域を中心に海外展開も伸びている。
海外子会社によるグローバル展開
グループは日本国外に複数の販売子会社を持つ。MACNICA CYTECH LIMITED(英国)、MACNICA CYTECH PTE. LTD.(シンガポール)、MACNICA GALAXY INC.(米国)、MACNICA ANSTEK INC.(台湾)、MACNICA CHUNGJU CO., LTD.(韓国)、MACNICA CYTECH (THAILAND) CO., LTD.(タイ)などで半導体販売を、NETPOLEON SOLUTIONS PTE LTD(シンガポール)でネットワーク関連商品を扱う。各地域の需要に応じた現地法人が事業を支える。
自動運転システムへの新規参入
子会社NAVYA MOBILITY SAS(フランス)を通じて、自動運転シャトル・車両の開発、製造、販売を手がける。同事業は集積回路・電子デバイスその他事業セグメントに含まれるが、半導体商社としての従来事業とは異なる完成車両の提供が特徴である。まだ売上高に占める割合は小さいが、グループの将来の成長領域として位置付けられている。
業界の中での役割は半導体・電子デバイスの専門商社(技術提案型の販売と付加価値サービスを展開)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01半導体・電子機器メーカー(総合)主力
集積回路、半導体、電子デバイスを幅広く取り扱い、国内外の電子機器メーカーに販売。技術営業による提案型販売が強み。
- 集積回路(IC)
- マイコン、メモリ、アナログIC、ロジックICなど多種多様な半導体集積回路の販売。
- 電子デバイス(半導体、ディスクリート、モジュール等)
- トランジスタ、ダイオード、パワーデバイス、センサ、モジュールなどの電子部品の販売。
02企業・データセンター・通信事業者(ネットワーク・セキュリティ)準主力
ネットワーク機器、セキュリティ製品を販売し、サイバーセキュリティソリューションおよびITインフラ構築を支援。
- ネットワーク関連商品(ルータ、スイッチ、ファイアウォール等)
- 企業ネットワークやデータセンター向けネットワーク機器、セキュリティアプライアンスの販売。
- サイバーセキュリティソリューション
- セキュリティ診断、運用監視、インシデント対応など、総合的なセキュリティサービスの提供。
03自動車・モビリティ(自動運転関連)副次
自動運転システムの開発・製造・販売を行う子会社を通じて、自動車業界向けに自動運転ソリューションを提供。
- 自動運転システム(NAVYA Mobility)
- 自動運転シャトル・自動運転車両の開発、製造、販売。
製品と技術
マイコンからパワーデバイスまで扱う半導体ラインアップ
集積回路(IC)ではマイコン、メモリ、アナログIC、ロジックICなどを取り扱う。電子デバイスとしてはトランジスタ、ダイオード、パワーデバイス、センサ、モジュールを販売する。特に車載向けの制御システムや産業機器向けの半導体製造装置関連で強みを持ち、技術営業による提案型販売が特徴である。
ネットワーク機器とサイバーセキュリティの融合ソリューション
ルータ、スイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器に加え、セキュリティ診断、運用監視、インシデント対応、ASM(アタック・サーフェス・マネジメント)、SASE(Secure Access Service Edge)などのサイバーセキュリティソリューションを提供する。クラウド活用やリモートワークの定着に伴い、ゼロトラストセキュリティ関連の需要が拡大している。
NAVYA Mobilityの自動運転システム
子会社NAVYA MOBILITY SASは自動運転シャトルの開発、製造、販売を行う。レベル4相当の自動運転技術を搭載した車両を限定エリアで運行可能とし、公共施設や大学キャンパスなどでの実績を持つ。半導体商社としての知見を活かし、完成車両として提供する点がユニークである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
半導体商社で大手、収益性改善課題
同社は、半導体や電子部品の専門商社として国内有数の規模を誇る。特に、富士通グループとの関係が強みで、国内の電子機器メーカーに対して幅広い製品を供給している。近年は売上高が増加傾向にあるが、営業利益率は3%台と低水準にとどまる。競合のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などと市場を分け合っており、差別化が課題である。また、海外展開や付加価値の高いサービス提供による収益性の改善が求められる。
強み
- 国内の電子機器メーカーへの強固な販売網を有している。
- 富士通グループとの強固な取引関係が安定収益に寄与している。
- 売上高1兆円超と国内屈指の規模を誇る。
- 半導体から電子部品まで幅広い品揃えで顧客ニーズに応える。
課題
- 営業利益率が低く、収益性の改善が重要な課題である。
- 同業他社との価格競争が激しく、差別化が必要である。
- 国内市場依存であり、海外市場での成長戦略が求められる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がマクニカホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6503三菱電機 | 11.1兆円 | 26.6倍 |
| 2 | 6723ルネサスエレクトロニクス | 6.0兆円 | 17.2倍 |
| 3 | 6504富士電機 | 1.9兆円 | 19.5倍 |
| 4 | 6963ローム | 1.9兆円 | — |
| 5 | 6479ミネベアミツミ | 1.4兆円 | 13.1倍 |
| 6 | 3132マクニカホールディングス | 6,346億円 | 22.8倍 |
| 7 | 8050セイコーグループ | 4,422億円 | 39.7倍 |
| 8 | 6526ソシオネクスト | 3,487億円 | 39.1倍 |
| 9 | 8154加賀電子 | 2,572億円 | 7.8倍 |
| 10 | 2737トーメンデバイス | 2,292億円 | 22.9倍 |
| 11 | 6875メガチップス | 2,019億円 | 18.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。
会社の歴史
沿革 4件
統合への第一歩:2014年5月の覚書締結
2014年5月、マクニカと富士エレクトロニクスは経営統合に向けた覚書を締結した。両社は共同株式移転の方法による共同持株会社の設立を原則とすることで合意し、半導体商社業界での再編の布石が打たれた。
統合契約の合意と計画策定(2014年10月)
2014年10月、両社の取締役会は統合契約書の締結および株式移転計画の作成を決議した。株主総会での承認を前提に、統合の具体的手続きが進められることとなった。
株主総会での承認(2014年12月)
2014年12月、両社は臨時株主総会を開催し、共同株式移転による持株会社設立を承認した。これにより統合の最終的な障壁が取り除かれ、翌年4月の設立に向けた準備が整った。
持株会社設立とその後の再編(2015年4月)
2015年4月、マクニカホールディングスが設立され、東京証券取引所市場第一部に上場した。同時にマクニカを存続会社として富士エレクトロニクスが合併され、マクニカネットワークスも吸収合併された。商号をマクニカホールディングスに変更し、市場第一部からプライム市場へ移行、さらにグローセルの吸収合併も実施された。これによりグループの統合が完了した。
年表4件を開く
2010年代
- 2014年5月M&A㈱マクニカと富士エレクトロニクス㈱は、共同株式移転の方法による共同持株会社の設立を原則とした経営統合に関する覚書を締結。
- 2014年10月創業両社は、それぞれの株主総会での承認等を前提として、共同株式移転の方法により共同持株会社を設立することについて合意。両社の取締役会の決議に基づき、統合契約書の締結及び株式移転計画を作成。
- 2014年12月M&A両社の臨時株主総会において、両社が共同株式移転の方法により当社を設立し、両社がその完全子会社になることについて承認決議。
- 2015年4月創業両社が共同株式移転の方法により当社を設立。当社の普通株式を㈱東京証券取引所市場第一部に上場。㈱マクニカを存続会社とする方法により、㈱マクニカと富士エレクトロニクス㈱が合併。㈱マクニカがマクニカネットワークス㈱を吸収合併。㈱東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。商号をマクニカホールディングス㈱に変更。㈱マクニカが㈱グローセルを吸収合併。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2027年度まで1.4兆円
- 連結営業利益2027年度まで800億円
- 連結営業利益率2027年度まで5.7%
- 連結ROE2027年度まで15.0%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ビジネスモデル変革の推進
高付加価値ディストリビューションモデルから、サービス・ソリューションモデルへ変革。半導体、サイバーセキュリティの知見を融合し、共創パートナーと共に社会価値と経済価値を両立するソリューションを提供する。
- 02
AI関連ビジネスの強化
生成AIの実装が本格化する中、AIや自動運転技術の活用が期待される分野でのビジネスを強化し、国内労働人口減少や地域課題の解決に貢献する。
- 03
成長市場・成長国への重点投資
半導体事業において、成長が期待される国・市場に重点的に投資し、需給変動や競争激化に対応しながら持続的な成長を目指す。
- 04
サイバーセキュリティ事業の拡大
高付加価値ディストリビューションモデルの拡大と運用支援サービスの強化により、サイバー攻撃が増加する環境下で企業のセキュリティ対策を支援する。
- 05
CPSソリューション事業の育成
スマートシティ、モビリティ、スマートマニュファクチャリングなどのビジネス拡大に加え、サーキュラーエコノミー、ヘルスケア、フード・アグリテックの個別強化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,629万円で、9期前と比べて+76.4%。平均年齢は50.3歳、平均勤続年数は19.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 2,711 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 3,114 | — |
| 2019年3月 | 923 | 44.0 | 13.8 | 3,363 | — |
| 2020年3月 | 1,021 | 44.4 | 14.4 | 3,453 | — |
| 2021年3月 | 1,634 | 48.6 | 20.7 | 3,513 | — |
| 2022年3月 | 1,874 | 49.2 | 21.4 | 3,925 | — |
| 2023年3月 | 1,719 | 49.6 | 21.8 | 4,203 | — |
| 2024年3月 | 1,889 | 51.5 | 21.9 | 4,768 | — |
| 2025年3月 | 1,750 | 51.5 | 20.9 | 5,071 | 781 |
| 2026年3月 | 1,629 | 50.3 | 19.2 | 5,261 | 798 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 1 / 海外 8、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内㈱マクニカ(注)3,4横浜市港北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MACNICA CYTECH LIMITED (注)3,4香港、中国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MACNICA CYTECH PTE. LTD.シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MACNICA GALAXY INC. (注)4台北、台湾 · 連結子会社議決権67.6%
- 海外MACNICA ANSTEK INC. (注)4台北、台湾 · 連結子会社議決権51.0%
- 海外MACNICA CHUNGJU CO., LTD. (注)4台北、台湾 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MACNICA CYTECH (THAILAND) CO., LTD.バンコク、タイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外NAVYA MOBILITY SAS (注)4リヨン、フランス · 連結子会社議決権70.9%
- 海外NETPOLEON SOLUTIONS PTE LTDシンガポール · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.2兆円、営業利益は420億円。前期と比べると増収増益で、売上が+17.4%、利益が+6.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.3兆円 | 1.2兆円 |
| 営業利益 | 520億円 | 420億円 |
| 純利益 | 320億円 | 278億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3,934億円、営業利益は165億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.2%、営業利益は−20.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 2,613 | — | — | 117 |
| 2024年1Q | 2,786 | 207 | 7.4 | 136 |
| 2024年2Q | 2,684 | 173 | 6.4 | 123 |
| 2024年3Q | 2,533 | 133 | 5.3 | 93 |
| 2024年4Q | 2,284 | — | — | 129 |
| 2025年2Q | 5,190 | 224 | 4.3 | 152 |
| 2025年4Q | 5,152 | 172 | 3.3 | 101 |
| 2026年2Q | 5,754 | 175 | 3.0 | 110 |
| 2026年4Q | 6,388 | 245 | 3.8 | 168 |
| 2027年1Q | 3,934 | 165 | 4.2 | 109 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は4,053億円から1.2兆円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 0.41 | — | 102 | — | 73 |
| 2017年3月 | 0.40 | — | 96 | — | 65 |
| 2018年3月 | 0.50 | — | 149 | — | 114 |
| 2019年3月 | 0.52 | — | 131 | — | 89 |
| 2020年3月 | 0.52 | — | 111 | — | 56 |
| 2021年3月 | 0.55 | — | 164 | — | 109 |
| 2022年3月 | 0.76 | — | 355 | — | 258 |
| 2023年3月 | 1.03 | — | 568 | — | 410 |
| 2024年3月 | 1.03 | — | 620 | — | 481 |
| 2025年3月 | 1.03 | 396 | 373 | 3.8 | 253 |
| 2026年3月 | 1.21 | 420 | 374 | 3.5 | 278 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは420億円で3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は278億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.3%1.1兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.3%885億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%420億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが188億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは175億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は544億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | −12 | −15 | 29 | −27 | 207 |
| 2017年3月 | 32 | −11 | −83 | 21 | 155 |
| 2018年3月 | −286 | −18 | 437 | −304 | 288 |
| 2019年3月 | −302 | −73 | 219 | −375 | 140 |
| 2020年3月 | 458 | −89 | −358 | 369 | 147 |
| 2021年3月 | 381 | −22 | −262 | 359 | 254 |
| 2022年3月 | −155 | −17 | 144 | −172 | 251 |
| 2023年3月 | 389 | −9 | −271 | 380 | 375 |
| 2024年3月 | 399 | −185 | −230 | 214 | 386 |
| 2025年3月 | 242 | −96 | −42 | 146 | 485 |
| 2026年3月 | 188 | −13 | −152 | 175 | 544 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は7,009億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,891億円で、自己資本比率は39.8%(業種中央値50.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 2,012 | 1,076 | 936 | 52.6 |
| 2017年3月 | 2,152 | 1,048 | 1,104 | 47.9 |
| 2018年3月 | 2,667 | 1,282 | 1,385 | 47.1 |
| 2019年3月 | 2,993 | 1,354 | 1,639 | 44.2 |
| 2020年3月 | 2,632 | 1,356 | 1,276 | 50.2 |
| 2021年3月 | 2,696 | 1,460 | 1,236 | 52.7 |
| 2022年3月 | 3,626 | 1,798 | 1,828 | 46.9 |
| 2023年3月 | 5,176 | 2,078 | 3,098 | 38.6 |
| 2024年3月 | 5,522 | 2,564 | 2,958 | 44.2 |
| 2025年3月 | 5,564 | 2,615 | 2,950 | 45.4 |
| 2026年3月 | 7,009 | 2,891 | 4,118 | 39.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で284社中27位あたり、逆に低いのは配当利回りで284社中210位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,544で、1年前と比べて+82.7%。過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 22.8倍 |
| PER (会社予想) | 19.8倍 |
| PBR | 2.21倍 |
| 配当利回り | 2.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月中旬の約3170円から8月5日の3846円まで急伸し、1カ月で約21%上昇。8月中旬に3798円の高値を付けた後、19日から3日連続で下落し、21日には3332円まで反落した。週足の傾きは25日線(3438円)を下回る一方、75日線(3286円)は上回っており、中期の上昇基調は維持。52週高値3914円には約15%の距離を残す。出来高は8月5日に143万株と直近のピークを記録後、減少傾向にあるが、依然として20日平均より高水準。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
実績PER21.4倍は同業界平均17.9倍を上回り、割高感がある。PBR2.07倍は平均1.23倍を大きく上回り、株価が純資産に対して高く評価されている。配当利回り2.4%は平均2.93%を下回るが、配当性向97.9%と高い。ROE10.5%と収益性は平均的で、業績は増収増益基調。割高だが配当は高水準で、収益性も悪くない。業界平均と比較して割高ではあるが、収益成長を織り込んでほぼ妥当な水準ともいえる。総合的にはやや割高。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 22.8倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 19.8倍 | — |
| PBR | 2.21倍 | 1.24倍 |
| ROE | 10.5% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
半導体市場のサイクルに左右される商社だが、技術提案型への転換と成長分野へのシフトで収益の質を高めている。強気派は、車載・産業向けの需要がAIや自動運転で拡大し、売上高目標達成の可能性が高いとみる。また、リョーサン菱洋ホールディングスとの経営統合が実現すれば、業界再編の恩恵も期待。一方、弱気派は、足元の業績は2025年3月期に減益となっており、半導体市況の悪化や在庫調整が続くとの懸念がある。また、統合の不確実性や、商社としての付加価値向上が限定的とみる向きもある。
- 成長分野へのシフト
AI・自動運転向け半導体需要が拡大、車載・産業機器に強み
- 技術提案型モデル
顧客設計段階からの関与で付加価値を生み、収益性向上に貢献
- 統合によるシナジー
リョーサン菱洋との統合で調達力・販売網が強化され規模拡大
- 売上高12142億円と前期比17.4%増通年影響中
売上高は10342億円から12142億円へ1800億円増加
- フォワードPER20.2倍は実績23.26倍から改善継続影響中
フォワードPER20.2倍は実績PER23.26倍を下回り、利益成長期待
- ROE10.5%と2桁成長継続影響中
ROE10.5%と2桁、PBR2.25倍に対して資本効率は良好
- 外国人保有30.74%、上昇トレンド継続影響弱
1年上昇率75.55%、外国人保有30.74%と需給が強い
- 半導体市況の変動
2025年3月期は減益、市況悪化や在庫調整で業績が不安定
- 統合の不確実性
経営統合はまだ合意に至らず、条件次第で株主価値が損なわれる恐れ
- 商社モデルの限界
販売代理業務は技術差別化が難しく、他社との競争が激化する可能性
- PER23.26倍と割高水準継続影響中
実績PER23.26倍、純利益278億円に対し時価総額6484億円
- 純利益は481億円から278億円へ減少通年影響中
純利益は2024年3月期481億円に対し2026年3月期278億円と低水準
- 営業利益率3.46%と薄利通年影響中
営業利益率3.46%と低く、市況悪化で減益リスク
- 株価1年で75.55%上昇、調整リスク不定影響弱
過去1年で75.55%上昇、業績成長を上回るペースで調整余地
- 半導体市場の在庫調整動向
- 市況の回復が売上に直結するため、在庫循環の転換点を確認
- 車載・産業向け売上比率
- 成長分野へのシフトの進捗度合いを測る指標となる
- 営業利益率
- 技術提案で商社の粗利が改善しているかのバロメーター
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.26%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 12 | — | 76.6 |
| 2018年3月 | 17 | 42.8 | 112.5 |
| 2019年3月 | 17 | 0.0 | 78.1 |
| 2020年3月 | 17 | 0.0 | 77.0 |
| 2021年3月 | 17 | 0.0 | 50.1 |
| 2022年3月 | 33 | 99.9 | 82.4 |
| 2023年3月 | 47 | 40.0 | 91.8 |
| 2024年3月 | 67 | 42.9 | 62.0 |
| 2025年3月 | 70 | 5.0 | 97.2 |
| 2026年3月 | 70 | 0.0 | 97.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ28,032人。区分でいちばん多いのは外国法人で30.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.1%を占め、残る55.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 26.9 | 26.1 | 27.6 | 28.3 | 27.7 | 30.7 |
| 金融機関 | 29.3 | 30.9 | 27.3 | 20.4 | 24.5 | 26.1 |
| 個人・その他 | 24.0 | 24.2 | 25.0 | 29.0 | 26.4 | 23.5 |
| 事業法人 | 17.6 | 17.4 | 17.0 | 19.2 | 18.8 | 18.0 |
| 証券会社 | 2.1 | 1.4 | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 1.6 |
| 自己株式 | 1.5 | 1.3 | 0.5 | 1.4 | 0.4 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 13.17 |
| 02 | (一財)神山財団 | 10.05 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 7.76 |
| 04 | シーズ・テクノロジー㈱ | 5.86 |
| 05 | 神山 治貴 | 5.36 |
| 06 | JP MORGAN CHASE BANK 380055(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 3.92 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.70 |
| 08 | 神山 裕子 | 1.64 |
| 09 | 野村信託銀行㈱(投信口) | 1.44 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.38 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-15ダルトン・インベストメンツ・インク(Dalton Investments, Inc.)新規の大量保有報告9.18%+1.00pt
- 2026-07-07アセットマネジメントOne株式会社新規の大量保有報告5.06%
- 2026-06-23中村 昌弘新規の大量保有報告10.87%-2.71pt
- 2026-06-18中村 昌弘新規の大量保有報告13.66%-2.29pt
- 2026-06-18中村 昌弘変更報告13.58%-2.37pt
- 2026-05-21コロンビア・マネジメント・インベストメント・アドバイザーズ・エルエルシー(Columbia Management Investment Advisers, LLC)新規の大量保有報告4.73%
- 2026-05-18中村 昌弘新規の大量保有報告15.95%
- 2026-04-21スレッドニードル・アセット・マネジメント・リミテッド(Threadneedle Asset Management Limited)新規の大量保有報告0.21%-1.11pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+25%、1株純資産は11期で−14%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 125 | 1,811 | 6.9 | 10.7 | 52.4 |
| 2017年3月 | 114 | 1,879 | 6.3 | 13.8 | 76.6 |
| 2018年3月 | 206 | 2,010 | 10.0 | 9.3 | 112.5 |
| 2019年3月 | 142 | 2,116 | 6.9 | 10.6 | 78.1 |
| 2020年3月 | 90 | 2,142 | 4.3 | 14.9 | 77.0 |
| 2021年3月 | 58 | 763 | 7.9 | 12.6 | 50.1 |
| 2022年3月 | 138 | 912 | 16.5 | 6.4 | 82.4 |
| 2023年3月 | 222 | 1,100 | 22.2 | 5.7 | 91.8 |
| 2024年3月 | 265 | 1,358 | 21.6 | 9.3 | 62.0 |
| 2025年3月 | 141 | 1,415 | 10.2 | 13.7 | 97.2 |
| 2026年3月 | 156 | 1,562 | 10.5 | 14.9 | 97.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額297百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 原一将 | 代表取締役 社長 | 54 | 240,936 |
| 三好哲暢 | 代表取締役 副社長 | 55 | 101,010 |
| 大河原誠 | 取締役 | 62 | 20,721 |
| 西沢英一 | 取締役 | 69 | 48,976 |
| 小野寺真一 | 取締役(常勤監査等委員) | 70 | 30,642 |
| 三輪慧 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 77 | 36 | 88 | 202 | 40 |
| 社外取締役 | 7 | 73 | — | — | 73 | 10 |
| 取締役(社内) | 1 | 22 | — | — | 22 | 22 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,114字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,849字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,689字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,247字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期第1四半期 決算説明資料(プレゼン編)2026-07-27
- 決算説明資料2027年3月期第1四半期 決算説明資料(データ編)2026-07-27
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