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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ミネベアミツミ

MINEBEA MITSUMI Inc.6479 · Prime · 電気機器

精密機械部品・電子部品の総合メーカー。ベアリング、モーター、半導体、自動車部品をグローバルに供給。

概要

ミネベアミツミは、1951年に日本初のミニチュアベアリング専門メーカーとして設立された。現在はボールベアリング、HDD用スピンドルモーター、半導体、自動車部品などを手掛ける総合精密部品メーカー。2025年3月期の連結売上高は1兆5,227億円、従業員数は8万1,383人。東京証券取引所プライム市場に上場。

四つの事業セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループはプレシジョンテクノロジーズ、モーター・ライティング&センシング、セミコンダクタ&エレクトロニクス、アクセスソリューションズの四つのセグメントで構成され、連結子会社146社を有する。プレシジョンではボールベアリング、ロッドエンドベアリング、HDD用ピボットアッセンブリー、航空機用ねじを製造。モーターではHDD用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、ファンモーター、車載モーター、センシングデバイスを手掛ける。セミコンダクタではアナログIC、電源IC、LED、スイッチ、コネクタなどを提供。アクセスではキーセット、ドアラッチ、ドアハンドルが主力。これらの製品は情報機器、自動車、産業機器、航空機など幅広い分野で使用される。ベアリングは創業以来の基盤製品であり、現在も精密機器から産業機械まで幅広く供給されている。

世界38カ国以上に広がる生産・販売網

製品の製造は当社および国内子会社のほか、中国、タイ、フィリピン、マレーシア、カンボジア、韓国、シンガポールなどのアジア各国、米国、欧州の子会社が担当する。販売は国内では直接販売、海外では各地の販売子会社や支店を通じて行う。タイにはNMB-Minebea Thai Ltd.など大規模な生産拠点があり、カンボジアでは小型モーターを生産するなど、コスト競争力と安定供給を両立する体制を構築している。北米ではNew Hampshire Ball Bearings, Inc.がベアリングを生産し、欧州ではmyonic GmbHが特殊ベアリングを手掛ける。これらグローバルな生産ネットワークにより、顧客の需要に応える。

M&Aによる事業領域の拡大

当社グループは創業以来、一貫してM&Aによる成長を進めてきた。1981年には国内の関連メーカー4社を吸収合併し、社名をミネベアに変更。1985年には米国のベアリングメーカーNew Hampshire Ball Bearingsを系列化し、北米での生産基盤を獲得。2004年にはパナソニックの情報モーター事業と統合し、モーター事業を拡大。2009年にはドイツの特殊ベアリングメーカーmyonicを取得し、航空宇宙や医療機器向けを強化。2011年には韓国の精密モーター会社MOATECHの過半数株式を取得。これらのM&Aにより、ベアリングからモーター、半導体、自動車部品へと事業ポートフォリオを広げてきた。

収益の推移と2026年3月期計画

連結売上高は2013年3月期の2,824億円から、2025年3月期には1兆5,227億円へと約5.4倍に成長した。親会社所有者帰属当期利益は同期間で18億円から595億円に拡大。2026年3月期計画では売上高1兆6,644億円、営業利益1,040億円、当期利益990億円を見込む。セグメント別ではセミコンダクタ&エレクトロニクスが最も大きく、全体の約35%を占める。増収の背景には、データセンター向けサーバー需要や車載向け部品の拡大がある。営業利益率は6.3%(2026年3月期計画)と、規模拡大に伴い収益性も改善傾向にある。

業界の中での役割は精密部品・電子部品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.7兆円
営業利益
1,040億円
営業利益率
6.2%
純利益
990億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
セミコンダクタ&エレクトロニクス5,903億円35.5%267億円4.5%
モーター・ライティング&センシング4,565億円27.4%269億円5.9%
アクセスソリューションズ3,322億円20.0%171億円5.1%
プレシジョンテクノロジーズ2,812億円16.9%622億円22.1%
その他(注)142億円0.3%-27億円-64.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プレシジョンテクノロジーズ事業主力

ボールベアリング、ロッドエンドベアリング、HDD用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ、航空機用ねじを製造販売。ベアリングの世界大手として、精密機器・産業機械・航空機など幅広い産業に供給。

主な製品・サービス3
ボールベアリング世界シェア上位
小型・極小径から大型まで多様なボールベアリング。HDD用など精密用途に強み。
HDD用ピボットアッセンブリー
ハードディスクドライブのヘッド位置決め用軸受ユニット。高い信頼性と精度要求に対応。
航空機用ねじ
航空機の構造部材やエンジン向けの高強度・高信頼性ねじ。NAFAMS等の認証取得。

02モーター・ライティング&センシング事業主力

液晶用バックライト等の電子デバイス、HDD用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、ファンモーター、車載モーター、計測機器等のセンシングデバイスを製造販売。情報機器・家電・自動車・産業機器向け。

主な製品・サービス5
HDD用スピンドルモーター
ハードディスクのディスク回転用モーター。静音性・低振動が要求される。
ステッピングモーター
精密位置決め用途に用いられるパルス駆動モーター。産業機器、事務機器に搭載。
DCモーター
小型直流モーター。自動車のパワーウィンドウ、ワイパー、電動ブレーキなど多用途。
車載モーター
自動車の電動化対応モーター。パワーステアリング、ブレーキ、シート用など。
計測機器(センシングデバイス)
膜厚計、硬度計、画像測定機など。産業向け精密計測器具。

03セミコンダクタ&エレクトロニクス事業準主力

半導体デバイス(アナログIC、電源IC、MOSFET等)、光デバイス(LED、センサ)、機構部品(スイッチ、コネクタ)、電源部品を製造販売。電子機器・車載機器・産業機器向けに供給。

主な製品・サービス3
半導体デバイス
アナログ半導体、パワーマネジメントIC、車載用ICなど。省電力・高信頼性。
光デバイス
LED照明用部品、光学センサ。
機構部品
スイッチ、コネクタ、精密機構部品。電子機器の操作・接続に用いられる。

04アクセスソリューションズ事業準主力

自動車部品(キーセット、ドアラッチ、ドアハンドル等)および産業機器用部品の製造販売。国内外の自動車メーカーに供給。

主な製品・サービス3
キーセット
メカニカルキー、キーレスエントリーシステム、イモビライザー機能付きキー。
ドアラッチ
自動車ドアの施錠機構。安全性・防犯性に寄与。
ドアハンドル
自動車の内外装ドアハンドル。デザイン性と機能性を両立。

製品と技術

ボールベアリングと航空機用精密ねじ

プレシジョンテクノロジーズ事業の中核はボールベアリングである。小型から大型まで多様なサイズに対応し、HDD用ピボットアッセンブリーはヘッド位置決め用軸受ユニットとして高い信頼性を要求される。ロッドエンドベアリングは航空機の操縦系統などに用いられ、過酷な環境下での耐久性が求められる。航空機用ねじはNAFAMSなどの認証を取得し、構造部材やエンジン向けに供給。これらの製品は超精密加工技術と大量生産技術を組み合わせて製造されており、データセンター向けサーバー需要や航空機向け需要が堅調に推移している。

HDD用スピンドルモーターから車載モーターまで

モーター・ライティング&センシング事業では、HDD用スピンドルモーターが主力製品の一つ。ディスク回転用のモーターで静音性・低振動が要求され、長年の技術蓄積がある。また、ステッピングモーターは精密位置決め用途に、DCモーターは自動車のパワーウィンドウやワイパーなどに使用される。近年は車載モーターの需要が拡大しており、パワーステアリングや電動ブレーキ向け製品を展開。ファンモーターはデータセンターの冷却用途で伸びている。センシングデバイスとして膜厚計や硬度計などの計測機器も手掛け、産業向け精密測定を提供する。

アナログ半導体と機構部品の多様なラインアップ

セミコンダクタ&エレクトロニクス事業では、アナログIC、電源IC、MOSFETなどの半導体デバイスを製造。車載向けの高信頼性製品が強みで、省電力性能に優れる。光デバイスではLED照明部品や光学センサを提供。機構部品としてスイッチやコネクタを手掛け、本多通信工業やミネベアコネクトなどの子会社が専門に製造する。これらの部品は電子機器の操作・接続に不可欠であり、自動車、産業機器、家電など幅広い分野で使用される。電源部品も含め、電子機器の中核を支える多様な製品群を有する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位ボールベアリング同社はボールベアリングの世界的大手であり、特に小型ベアリングで高いシェアを持つ。プレシジョンテクノロジーズ事業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

精密部品で世界有数、内需依存度低く安定

ミネベアミツミは、小型ベアリングやモータ、電子部品など精密部品を幅広く手掛ける総合部品メーカー。世界有数のベアリングメーカーとして、自動車やHDD、家電など多岐にわたる需要に対応する。近年は車載向けセンサやモジュール、さらにHDD向け部品や航空宇宙分野への展開も進める。同業他社には、同じく電気機器セクターで電子部品や半導体関連を手掛けるキオクシアホールディングスやイビデンが存在するが、キオクシアはメモリ半導体専業で、イビデンはプリント配線板・パッケージ基板中心であり、ミネベアミツミの事業領域はより多角化している。世界展開を進めており、国内依存度は低く、グローバルな自動車・IT需要の動向に業績が左右されやすい構造だ。

強み

  • ベアリングやモータなど小型精密部品で世界有数のシェアを持ち、多様な産業に供給する高い技術力と実績がある。
  • ベアリング、モータ、電子部品、車載向けなど複数事業を有し、特定分野の需要変動リスクを緩和できる。
  • 世界各地に生産・販売拠点を構え、顧客の海外シフトや為替変動に対応しやすい国際事業体制を築いている。
  • 売上高は3期連続で増加しており、営業利益率も6%台を維持し、安定的な収益基盤を確立している。

課題

  • 自動車やIT関連の需要動向、為替変動、原材料価格の影響を受けやすく、市況悪化時は収益が圧迫される可能性がある。
  • 営業利益率が6%前後と同業他社と比べて高くはなく、成長分野への投資やコスト構造改革による収益性向上が課題となる。
  • 部品業界では低コスト競争が激しく、新興国メーカーの追撃や技術革新への対応が不可欠で、差別化を継続する必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がミネベアミツミ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17741HOYA8.3兆円32.8倍
27751キヤノン6.2兆円11.8倍
36762TDK5.6兆円28.0倍
46971京セラ5.3兆円34.2倍
56963ローム1.9兆円
66479ミネベアミツミ1.4兆円13.1倍
76841横河電機1.2兆円21.3倍
86724セイコーエプソン1.2兆円56.7倍
96976太陽誘電1.2兆円82.3倍
107752リコー9,668億円17.4倍
116806ヒロセ電機8,936億円25.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

日本初のミニチュアベアリング専業メーカーとして1951年創業

1951年7月、東京都板橋区において日本初のミニチュアベアリング専門メーカー「日本ミネチュアベアリング株式会社」を設立した。当時はまだ国産の小型ベアリングがほとんどなく、精密機械の需要に応えるため創業された。1956年には本社を日本橋兜町に移転し、川口に工場を建設。1963年には軽井沢工場を建設し、1965年には川口工場を閉鎖して全施設を軽井沢に集約した。この時期にベアリングの量産技術を確立し、後の成長基盤を築いた。

株式上場と海外販売拠点の設立(1961~1972年)

1961年8月、株式が東京証券取引所の店頭銘柄として承認され、同年10月には市場第二部に上場。1970年10月には第一部に指定替えとなった。1968年から1972年にかけて海外展開を加速し、1968年に米国販売法人NMB CORPORATION、1971年に英国販売法人N.M.B.(U.K.)LIMITED、1972年にシンガポール生産法人NMB SINGAPORE LIMITEDを設立。これによりベアリングの輸出販路を自社網でカバーし、国際競争力を高めた。同年には大阪・名古屋両証券取引所にも上場した。

四社合併と社名変更、ミネベア株式会社へ(1981年)

1981年10月、東京螺子製作所、新興通信工業、新中央工業、大阪車輪製造の4社を吸収合併し、社名を「ミネベア株式会社」に変更した。この合併により、ベアリングに加えてねじや電子機器部品など事業領域が拡大。同時に、1980年にはタイにNMB THAI LIMITEDを設立し、アジアでの生産拠点を強化。1984年にはタイにさらに2社を設立し、同国でのプレゼンスを高めた。この時期、ミネベアは単なるベアリングメーカーから多角化へと歩み始めた。

欧米ベアリングメーカーの買収と電子事業への進出(1985~1994年)

1985年3月、米国のベアリングメーカーNew Hampshire Ball Bearings, Inc.を系列化。1988年には英国のRose Bearings Ltd.を買収し、ロッドエンドベアリングの製品群を獲得した。同年、米国に電子機器販売統括会社NMB TECHNOLOGIES, INC.を設立し、電子部品事業に本格参入。1990年にはドイツにモーター生産会社PAPST-MINEBEA-DISC-MOTOR GmbHを設立。1994年には中国上海に現地生産会社を設立し、アジアでの生産を拡大した。これらの投資により、ベアリングと電子部品の両輪で事業を広げた。

パナソニックとのモーター事業統合(2004年)

2004年4月、松下電器産業(当時)のモータ社と情報モーター4商品(ファンモーター、ステッピングモーター、振動モーター、ブラシ付DCモーター)の事業を統合し、合弁会社「ミネベア・松下モータ株式会社」を設立。これによりモーター事業の規模が拡大し、情報機器向けから車載向けまで幅広いモーター製品群を手掛けることとなった。2010年4月には同社がパナソニックの情報モータ事業部を買収し、2011年4月には株式を全て取得して完全子会社化した。

タイ拠点の統合と欧州特殊ベアリングの獲得(2008~2010年)

2008年4月、タイに所在する7社の連結子会社を合併し、NMB-Minebea Thai Ltd.を設立。これにより同国での生産・管理の効率化を図った。2009年3月にはドイツの特殊ベアリングメーカーmyonic Holding GmbHの全持分を取得。myonicは歯科、医療機器、航空宇宙向けの高精度ベアリングを手掛け、ミネベアの製品ラインアップを補強した。2010年にはカンボジアに小型モーター生産会社を設立し、低コスト生産拠点を拡大。同年には精密金型メーカー第一精密産業も傘下に加えた。

韓国モーターメーカー買収と合弁解消(2011年)

2011年4月、韓国のコスダック上場企業である精密小型モーター製造販売会社MOATECH CO., LTD.の発行済株式の50.8%を取得し子会社化。これにより韓国市場でのモーター事業を強化した。同時期に、ミネベアモータ株式会社のパナソニック保有株式(40%)を全て譲り受けて合弁を解消し、完全子会社化。さらにインドに販売会社を設立するなど、新興国への販路拡大も進めた。同年4月にはミネベアモータ株式会社を吸収合併し、モーター事業を一本化した。

年表32件を開く

1950年代

  • 1951年7月創業東京都板橋区において、わが国最初のミニチュアベアリング専門メーカー「日本ミネチュアベアリング株式会社」を設立。
  • 1956年10月本社を東京都中央区日本橋兜町に、工場を川口市上青木町に移転。
  • 1959年6月川口市青木町に新工場を建設し、本社工場を同所に移転。

1960年代

  • 1961年8月創業株式が東京証券取引所店頭売買銘柄として承認され、公開される。同年10月東京証券取引所市場第二部発足と同時に、第二部に上場。
  • 1963年3月軽井沢工場を建設し、一部の工程を移転。
  • 1965年7月川口工場を閉鎖し、全施設を軽井沢工場に移転。本社所在地を埼玉県川口市より長野県北佐久郡御代田町に移転。
  • 1968年9月創業米国に現地法人 NIPPON MINIATURE BEARING CORPORATIONを設立(商号変更 NMB CORPORATION)。

1970年代

  • 1970年10月上場東京証券取引所市場第二部より第一部に指定替上場。
  • 1971年4月創業英国に現地販売会社 N.M.B.(U.K.)LIMITEDを設立。
  • 1971年5月上場大阪及び名古屋両証券取引所の市場第一部に上場。
  • 1971年9月M&ASKF社のREED工場(米国)を買収し、米国において生産を開始(現社名 New Hampshire Ball Bearings,Inc.チャッツワース工場)。
  • 1972年2月創業シンガポールに現地生産会社 NMB SINGAPORE LIMITEDを設立。
  • 1977年10月創業旧西独に現地販売会社 NIPPON MINIATURE BEARING GmbHを設立(現社名 NMB-Minebea-GmbH)。

1980年代

  • 1980年9月創業タイに現地生産会社 NMB THAI LIMITEDを設立。
  • 1981年10月M&A株式会社東京螺子製作所、新興通信工業株式会社、新中央工業株式会社及び大阪車輪製造株式会社の系列メーカー4社を吸収合併し、社名を「ミネベア株式会社」と変更。
  • 1984年8月創業タイに現地生産会社 MINEBEA THAI LIMITED 及び PELMEC THAI LIMITEDを設立。
  • 1985年3月米国のベアリングメーカー New Hampshire Ball Bearings,Inc.を系列下に加える。
  • 1986年5月創業開発技術センターを設立。
  • 1987年5月創業タイに現地生産会社 THAI FERRITE CO., LTD.を設立(商号変更 POWER ELECTRONICS OF MINEBEA COMPANY LIMITED)。
  • 1988年2月英国のロッドエンド・スフェリカルベアリングメーカー ROSE BEARINGS LTD.を系列下に加える(現社名 NMB-MINEBEA UK LTD.)。
  • 1988年3月創業米国に電子機器の販売を統括する NMB TECHNOLOGIES, INC.を設立。タイに現地生産会社 MINEBEA ELECTRONICS(THAILAND)COMPANY LIMITEDを設立。
  • 1988年12月創業タイに現地生産会社 NMB HI-TECH BEARINGS LIMITED 及び NMB PRECISION BALLS LIMITEDを設立。

1990年代

  • 1990年10月創業ドイツに現地生産会社 PAPST-MINEBEA-DISC-MOTOR GmbHを設立(現社名 MinebeaMitsumi Technology Center Europe GmbH)。
  • 1994年4月創業中国に現地生産会社 MINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH COMPONENTS(SHANGHAI)LTD.を設立。
  • 1999年7月M&A米国の現地法人 NMB CORPORATION と NMB TECHNOLOGIES,INC.を合併し、NMB Technologies Corporationに商号変更。

2000年代

  • 2004年4月創業松下電器産業株式会社モータ社(商号変更 パナソニック株式会社モータ社)と情報モーター4商品(ファンモーター、ステッピングモーター、振動モーター及びブラシ付DCモーター)事業を統合し、統合会社ミネベア・松下モータ株式会社を設立(商号変更 ミネベアモータ株式会社)。
  • 2008年4月M&Aタイに所在する連結子会社7社(NMB THAI LIMITED、PELMEC THAI LIMITED、MINEBEA THAI LIMITED、NMB HI-TECH BEARINGS LIMITED、NMB PRECISION BALLS LIMITED、MINEBEA ELECTRONICS (THAILAND) COMPANY LIMITED、POWER ELECTRONICS OF MINEBEA COMPANY LIMITED)を合併し、NMB-Minebea Thai Ltd.を設立。
  • 2009年3月ドイツの歯科、医療機器及び航空宇宙産業向け特殊ベアリングの製造販売会社 myonic Holding GmbHの全持分を取得。

2010年代

  • 2010年4月M&Aミネベアモータ株式会社がパナソニック株式会社モータ社の情報モータ事業部を買収。
  • 2010年8月樹脂射出成形用精密金型メーカーの第一精密産業株式会社の全株式を日本みらいキャピタル株式会社が運営するファンド(NMC 2002 L.P.)より取得。
  • 2010年10月創業カンボジアに小型モーターの現地生産会社 MINEBEA (CAMBODIA) Co., Ltd.を設立。
  • 2011年4月上場ブラジルに現地販売会社 NMB-MINEBEA DO BRASIL IMPORTACAO E COMERCIO DE COMPONENTES DE PRECISAO LTDAを設立。韓国のコスダック市場に上場している精密小型モーターの製造販売会社 MOATECH CO., LTD.の発行済株式の過半数(50.8%)を取得。ミネベアモータ株式会社のパナソニック株式会社(現社名 パナソニックホールディングス株式会社)保有株式の全て(出資比率40%)を譲受し合弁を解消。ミネベアモータ株式会社を吸収合併。インドに現地販売会社 NMB-Minebea India Private Limitedを設立。ドイツの子会社 myonic GmbHが、オーストリアの産業機械・工作機械用特殊精密ベアリング製造販売会社である APB Service GmbHの事業資産(設備機械等)を取得。米国子会社である New Hampshire Ball Bearings,Inc.が、ドイツの航空宇宙産業、医療機器、半導体製造装置、工作機械等の幅広い用途向けセラミックベアリング及びハイブリッドベアリングの製造販売会社であ

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    革新的製品・技術の開発と普及

    ヒューマノイドロボットや自動運転など最先端技術に応えるため、高電圧・高電流・高周波・高速の4軸で核技術を強化。コア事業「8本槍」の「相合」を進め、AI・DXを製造工程に導入し品質向上とバリューチェーン強化を図る。

  2. 02

    従業員が能力を発揮できる環境整備

    人的資本への積極投資として、人事制度の最適化、研修制度の拡充、従業員エンゲージメントサーベイの実施と改善を通じ、従業員が自走する組織づくりを推進する。

  3. 03

    経営体制の強靭化

    コーポレートガバナンスの充実とリスクマネジメント強化により、取締役会のモニタリング機能を発揮し、企業価値向上に資する中長期的な経営戦略を遂行する。

  4. 04

    地球環境課題解決への貢献

    再生可能エネルギー利用拡大等による環境負荷の最小化と、超精密加工技術や相合を活かした環境貢献型製品により、世界全体のCO₂排出量削減に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で81,383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は785万円で、9期前と比べて+8.2%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は15.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月78,957
2018年3月78,351
2019年3月72644.217.377,957
2020年3月70644.416.382,617
2021年3月68944.716.383,011
2022年3月71445.016.581,659
2023年3月72945.316.787,752
2024年3月72745.416.583,886
2025年3月76245.016.583,256114
2026年3月78545.015.981,383128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社62(国内 16 / 海外 46、うち連結子会社 26) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
プレシジョンテクノロジーズ、モーター・ライティング&センシング — NMB-Minebea Thai Ltd. (タイ アユタヤ)1,281億円
東京本部 — 東京都港区814億円
全社(共通)
セミコンダクタ& エレクトロニクス、アクセスソリューションズ — ミツミ電機株式会社(東京都多摩市)347億円
モーター・ライティング&センシング、セミコンダクタ&エレクトロニクス — MINEBEA (CAMBODIA) Co.,Ltd. (カンボジア プノンペン)275億円
セミコンダクタ&エレクトロニクス — CEBU MITSUMI, INC. (フィリピン セブ)256億円
セミコンダクタ& エレクトロニクス — エイブリック 株式会社(東京都港区)166億円
本社 軽井沢工場 — 長野県北佐久郡 御代田町115億円
プレシジョン テクノロジーズ、モーター・ライティング& センシング
プレシジョンテクノロジーズ、モーター・ライティング&センシング — MINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH COMPONENTS (SHANGHAI)LTD. (中国 上海)100億円
アクセス ソリューションズ — 株式会社ユーシン(東京都港区)9,271百万円
プレシジョン テクノロジーズ — New Hampshire Ball Bearings,Inc. (米国 ニューハンプシャー)6,998百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    エヌ・エム・ビー販売株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    第一精密産業株式会社
    長野県北佐久郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミネベアプレシジョン 株式会社
    東京都羽村市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミネベアパワーデバイス 株式会社
    茨城県日立市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NMB(USA)Inc.
    米国 カリフォルニア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NMB Technologies Corporation
    米国 カリフォルニア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    New Hampshire Ball Bearings,Inc.
    米国 ニューハンプシャー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MHC INSURANCE COMPANY, LTD.
    米国 ハワイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    C&A TOOL ENGINEERING, INC.
    米国 インディアナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NMB-MINEBEA UK LTD.
    英国 リンカーン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NMB-Minebea-GmbH
    ドイツ ランゲン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MinebeaMitsumi Technology Center Europe GmbH
    ドイツ フィリンゲン・シュヴェニンゲン · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社50社を開く
  • myonic Holding GmbHドイツ ロイトキルヒ100%
  • myonic GmbHドイツ ロイトキルヒ100%
  • CEROBEAR GmbHドイツ ヘルツォーゲンラート100%
  • NMB ITALIA S.R.L.イタリア ミラノ100%
  • NMB Minebea SARLフランス ヴァルドワーズ100%
  • Minebea Slovakia s.r.o.スロバキア コシツェ100%
  • PARADOX ENGINEERING SAスイス ノヴァッツァノ100%
  • NMB SINGAPORE LIMITEDシンガポール100%
  • NMB-Minebea Thai Ltd.タイ アユタヤ100%
  • MINEBEA TECHNOLOGIES TAIWAN CO.,LTD.台湾 台北100%
  • MINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH COMPONENTS (SHANGHAI)LTD.中国 上海100%
  • MINEBEA TRADING (SHANGHAI)LTD.中国 上海100%
  • MINEBEAMITSUMI SHANGHAI TRADING LTD.中国 上海100%
  • MINEBEA (SHENZHEN)LTD.中国 シンセン100%
  • MINEBEA ELECTRONICS MOTOR (ZHUHAI)CO., LTD.中国 珠海100%
  • MINEBEA ELECTRONIC DEVICES (SUZHOU) LTD.中国 蘇州100%
  • Cixi New MeiPeiLin Precision Bearing Co., Ltd.中国 慈渓100%
  • MINEBEA (CAMBODIA) Co., Ltd.カンボジア プノンペン100%
  • NMB KOREA CO.,LTD.韓国 城南100%
  • MINEBEA ELECTRONICS MOTOR (MALAYSIA)SDN.BHD.マレーシア ケダ100%
  • MINEBEA(HONG KONG) LIMITED香港100%
  • NMB-Minebea India Private Limitedインド ハリヤナ100%
  • MINEBEA PHILIPPINES, INC.フィリピン バタンガス100%
  • NMB-Minebea de Mexico, S.de R.L. de C.V.メキシコ ケレタロ100%
  • MOATECH CO., LTD.韓国 仁川79%
  • Minebea Intec GmbHドイツ ハンブルグ100%
  • Minebea Intec Bovenden GmbH & Co. KGドイツ ボーヴェンデン100%
  • Minebea Intec Aachen GmbH & Co. KGドイツ アーヘン100%
  • ミツミ電機株式会社東京都多摩市100%
  • ZHUHAI MITSUMI ELECTRIC CO., LTD.中国 珠海100%
  • TIANJIN MITSUMI ELECTRIC CO., LTD.中国 天津100%
  • QINGDAO MITSUMI ELECTRONICS CO., LTD.中国 青島100%
  • CEBU MITSUMI, INC.フィリピン セブ100%
  • MACH AERO BRETIGNY RECTIFICATION SASフランス エソンヌ100%
  • MACH AERO COMPONENTS PRIVATE LIMITEDインド ベンガルール100%
  • MITSUMI AUTOMOTIVE DE MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ サンルイスポトシ100%
  • 株式会社ユーシン東京都港区100%
  • MINEBEA ACCESSSOLUTIONS FRANCE S.A.S.フランス クレテイユ100%
  • MINEBEA ACCESSSOLUTIONS SLOVAKIA S.R.O.スロバキア コシツェ100%
  • U-SHIN MANUFACTURING (ZHONGSHAN) CO., LTD.中国 中山100%
  • U-SHIN AUTOPARTS MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ イラプアト100%
  • Minebea AccessSolutions HOLDINGS EUROPE B.V.オランダ アムステルダム100%
  • エイブリック株式会社東京都港区100%
  • ABLIC Hong Kong Limited香港100%
  • 本多通信工業株式会社長野県北佐久郡100%
  • ミネベア ソフトウェアソ リューションズ株式会社神奈川県川崎市100%
  • ミネベア アクセスソリューションズ株式会社宮崎県宮崎市100%
  • Minebea AccessSolutions (Guangdong)Co., Ltd.中国 中山65%
  • MINEBEA ACCESSSOLUTIONS MEXICO S.A. DE C.V.メキシコ プエルト・インテリオール100%
  • その他85社
国際子会社 (GLEIF登録 3社)
  • JPエイブリック株式会社
  • DENMB - Minebea - GmbH
  • GBNMB-MINEBEA UK LTD

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和元年度矯正研修所等矯正研修所等矯正施設警備用システム緊急整備に係る射撃訓練装置整備契約
    法務省 · 2020-06-30
    8,694万円
  • 調達
    東京拘置所射撃訓練装置一式
    法務省 · 2017-11-21
    455万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.7兆円営業利益1,040億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.3%、利益が+10.1%。

売上高
+9.3%
1.7兆円
営業利益
+10.1%
1,040億円
純利益
+66.4%
990億円
営業利益率
6.2%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.7兆円1.7兆円
営業利益1,200億円1,040億円
純利益870億円990億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,266億円、営業利益は263億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+45.9%、営業利益は+331.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3,397293
2024年1Q2,924612.137
2024年2Q3,7972115.6159
2024年3Q3,8122416.3148
2024年4Q3,488196
2025年2Q7,7824826.2260
2025年4Q7,4454636.2335
2026年2Q7,7834445.7286
2026年4Q8,8615966.7704
2027年1Q4,2662636.2213

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,824億円から1.7兆円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.287718
2014年3月0.37281209
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年3月0.50601399
2016年3月0.61467364
2017年3月0.63605523
2018年3月0.88669503
2019年3月0.88713601
2020年3月0.98581460
2021年3月0.99495388
2022年3月1.12908689
2023年3月1.29921732
2024年3月1.40755540
2025年3月1.529458266.2595
2026年3月1.661,0401,3386.2990

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.7兆円のうち、営業利益として残るのは1,040億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は990億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.4%1.4兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%1,903億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%1,040億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.1pt
12.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが949億円、投資CFが−828億円で、差し引きのフリーCFは121億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,275億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月230−378174−148282
2014年3月492−250−252242290
2015年3月599−353−196246361
2016年3月436−446−42−10291
2017年3月827−5−307822790
2018年3月922−549−270373888
2019年3月1,007−542−1334651,224
2020年3月865−435−2884301,307
2021年3月938−706932321,655
2022年3月784−636−2551481,636
2023年3月441−1,063379−6221,447
2024年3月1,018−763−3022551,467
2025年3月1,337−1,258640792,143
2026年3月949−828−1611212,275

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,990億円で、自己資本比率は49.5%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.361,3792,24936.2
2014年3月0.381,6352,17841.4
2015年3月0.492,3372,56346.1
2016年3月0.462,3802,21450.2
2017年3月0.653,2433,21350.2
2018年3月0.703,5613,47550.6
2019年3月0.743,9973,42453.9
2020年3月0.863,9444,70145.6
2021年3月0.984,5115,25746.2
2022年3月1.105,3865,65648.8
2023年3月1.306,2916,70748.4
2024年3月1.427,0417,12049.7
2025年3月1.587,4358,30246.9
2026年3月1.818,9909,03849.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,275億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,369億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9,038億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中56位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中164位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.5%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,239で、1年前と比べて+27.7%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥3,239-5.0%1ヶ月-15.8%1年+27.7%時価総額1.4兆円
過去52週の値幅
安値¥2,510高値¥5,307

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)15.0倍
PBR1.40倍
配当利回り1.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で-15.26%と大幅下落し、25日移動平均線(3,746円)を10%下回る。75日線(4,173円)も割り込み、200日線(3,466円)目前まで下落。52週高値5,307円からは-36%の水準で、下落トレンドが明確。RSIは37.51と売られ過ぎ圏に接近し、8月6日には649万株の大量商いを記録、投げ売りも見られた。年初来では+34.51%と上昇していたが、直近の下げで上昇分を大幅に失っており、底打ち確認には200日線近辺での踏みとどまりが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは13.84倍と業界平均30.54倍を大幅に下回り、PBRも1.48倍と業界平均2.58倍を大きく下回る。ROEは12.1%と良好で、収益性の高さがうかがえる。配当利回りは1.76%と業界平均2.32%を下回るが、配当性向66.9%と高く、今後の増配余地がある。業績は増収増益基調で、来期も大幅増益予想。株価は収益や純資産に対して割安であり、配当利回りの低さはあるものの、総合的に割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍30.8倍
PER (予想)15.0倍
PBR1.40倍2.58倍
ROE12.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車の電動化や産業機器の自動化でモーター需要が拡大すると期待される一方、部品価格の競争激化や原材料高、中国市場の減速が懸念される。強気派は、M&Aによる事業ポートフォリオ拡大と、車載・産業向けの高付加価値製品が成長を牽引すると主張。弱気派は、収益性が低下(営業利益率6%台)しており、統合効果の不確実性や需要の一巡感を指摘。業績は円安が追い風だが、先行きの需要変動次第で業績下振れも。

プラスに働く材料7
  • モーター需要の拡大

    EVやロボット、省エネ機器で小型モーターの需要が伸びる

  • M&Aによる事業拡大

    積極的なM&Aで売上規模が拡大し、相乗効果が期待

  • 高い市場シェア

    HDDモーターで世界シェア約80%と圧倒的な地位

  • 純利益990億円へ66%増益通年影響

    純利益は前期比66%増の990億円。純利益率は3.9%から5.9%に改善。

  • 売上高1兆6,644億円と過去最高通年影響

    売上高は前期比+9.3%の1兆6,644億円。営業利益も1,040億円と10%増。

  • 外国人保有比率37.6%と高水準不定影響

    外国人保有比率37.55%と高く、経営改善圧力が継続。株主還元の強化期待。

  • 営業利益率6.25%と改善通年影響

    営業利益率は前期6.21%から6.25%に小幅改善。収益性向上は緩やか。

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    2025/3期の営業利益率は6.2%で競合他社と比べ伸び悩み

  • 統合リスク

    過去の大型買収でのれん償却負担や事業統合の混乱リスク

  • 需要の変動

    IT・自動車市場の減速でモーター需要が軟化する懸念

  • 営業利益率低下で利益が急減するリスク継続影響

    営業利益率が1ポイント下がると営業利益は約166億円減。計画1,040億円を大きく毀損。

  • 純利益増の内訳は営業外依存通年影響

    純利益増395億円のうち営業外が約300億円。一過性要因なら来期反動減。

  • 株価1年で44.7%上昇の反動継続影響

    株価は1年で44.74%上昇。高値警戒から利食い売りが出やすい。

  • 配当利回り1.62%と低位継続影響

    配当利回り1.62%と相対的に低く、利回り選好の買い不在。

次の決算で確かめる点
HDDモーター出荷台数
主力製品の需要動向を示し、業績の基調を反映
車載向け売上高
成長分野でEV関連部品の受注状況が将来の収益を左右
営業利益率
M&Aによる規模拡大が収益性向上に結び付いているか確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは1.85%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
1.85%
いまの株価に対して
配当性向
66.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月14167.7
2018年3月2685.754.6
2019年3月287.742.2
2020年3月280.079.0
2021年3月3628.675.5
2022年3月360.062.8
2023年3月4011.152.5
2024年3月400.0240.7
2025年3月4512.585.7
2026年3月5011.166.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ28,901人。区分でいちばん多いのは金融機関40.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.7%を占め、残る52.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関42.743.741.939.639.440.4
外国法人36.735.037.239.437.937.5
個人・その他12.012.011.812.213.313.4
事業法人7.47.37.47.37.37.3
自己株式4.84.94.35.35.95.9
証券会社1.21.81.71.52.21.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)15.32
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.49
03公益財団法人高橋産業経済研究財団 ※13.62
04三井住友信託銀行株式会社(常任代理人:株式会社日本カストディ銀行)3.61
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)2.93
06全国共済農業協同組合連合会(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.72
07株式会社三井住友銀行2.39
08株式会社三菱UFJ銀行2.38
09株式会社KIビジネスパートナーズ2.36
10JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)1.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-23
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.57%
    -5.88pt
  • 2026-06-19
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    3.61%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+5006%、1株純資産は14期で+537%。直近期のROEは12.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月53521.565.690.8
2014年3月5642314.416.437.3
2015年3月10760520.817.846.8
2016年3月9761615.99.063.7
2017年3月13676618.910.9167.7
2018年3月12084914.819.054.6
2019年3月14496315.911.642.2
2020年3月11196611.614.579.0
2021年3月951,1099.229.875.5
2022年3月1701,32613.915.862.8
2023年3月1781,54112.514.152.5
2024年3月1331,7418.122.2240.7
2025年3月1481,8518.214.785.7
2026年3月2472,23912.110.366.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額1,078百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
貝沼由久代表取締役 会長 CEO7077,000
森部茂代表取締役 副会長69188,000
吉田勝彦取締役 社長執行役員 COO & CFO 東京本部長648,000
岩屋良造取締役 副社長執行役員 特命担当686,000
水間聡取締役 専務執行役員 プレシジョン テクノロジーズ事業本部長636,000
鈴木克敏取締役 常務執行役員 技術本部長645,000
松岡卓取締役(非業務執行)6293,000
宮崎裕子社外取締役75
松村敦子社外取締役70
芳賀裕子社外取締役702,000
片瀬裕文社外取締役673,000
塚越眞弘常勤監査役675,000
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
山本博常勤社外監査役62
柴崎伸一郎社外監査役675,000
星野慎社外監査役693,000
白方伸治取締役 常務執行役員 営業本部長616,000
井原勝美社外取締役75
難波修一社外監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)831659260968121
社外取締役7929213
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,680字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社146社で構成され、プレシジョンテクノロジーズ事業、モーター・ライティング&センシング事業、セミコンダクタ&エレクトロニクス事業及びアクセスソリューションズ事業に係る製品の製造及び販売等を主な事業の内容としております。 製品の製造は、当社及び国内子会社並びに中国、タイ、フィリピン、マレーシア、カンボジア、韓国、シンガポールなどのアジア、米国、欧州の各国に所在する子会社が各製造品目を担当しております。製品の販売は、国内においては主に当社及び国内子会社より直接販売を行っております。海外においては、中国、タイ、韓国などのアジア、米国、欧州の各国に所在する子会社及び当社の支店を通じて行っております。 当社グループの事業に係わる位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の4事業は「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 プレシジョンテクノロジーズ事業 主要な製品は、ボールベアリング、ロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び航空機用ねじであります。 モーター・ライティング&センシング事業 主要な製品は、電子デバイス(液晶用バックライト等のエレクトロデバイス、スマート製品等)、HDD用スピンドルモーター、センシングデバイス(計測機器)、ステッピングモーター、DCモーター、ファンモーター、車載モーター及び特殊機器であります。 セミコンダクタ&エレクトロニクス事業 主要な製品は、半導体デバイス、光デバイス、機構部品及び電源部品であります。 アクセスソリューションズ事業 主要な製品は、キーセット、ドアラッチ、ドアハンドル等の自動車部品のほかに、産業機器用部品であります。 その他の事業 主要な製品は、ソフトウエアの設計、開発及び自社製機械であります。 各セグメントとの関連並びに主要な生産会社及び販売会社は次のとおりであります。 セグメント   主要な製品   主要な生産会社   主要な販売会社 プレシジョン テクノロジーズ事業   ベアリング ロッドエンドベアリン グ及びファスナー メカニカルパーツ   当社 NMB SINGAPORE LIMITED NMB-Minebea Thai Ltd. MINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH  COMPONENTS(SHANGHAI)LTD. MINEBEA (CAMBODIA) Co., Ltd. New Hampshire Ball Bearings,Inc. NMB-MINEBEA UK LTD. myonic GmbH C&A TOOL ENGINEERING, INC. MACH AERO BRETIGNY RECTIFICATION SAS   当社 NMB Technologies Corporation NMB-Minebea-GmbH MINEBEA(HONG KONG)LIMITED NMB KOREA CO., LTD. NMB-Minebea Thai Ltd. MINEBEAMITSUMI SHANGHAI  TRADING LTD. モーター・ ライティング&センシング事業   電子デバイス モーター センシングデバイス   当社 NMB-Minebea Thai Ltd. MINEBEA ELECTRONICS & HI-TECH  COMPONENTS(SHANGHAI)LTD. MINEBEA ELECTRONIC DEVICES (SUZHOU)  LTD. MINEBEA ELECTRONICS MOTOR (MALAYSIA)  SDN.BHD. MINEBEA ELECTRONICS MOTOR (ZHUHAI)  CO., LTD. MINEBEA (CAMBODIA) Co., Ltd. MinebeaMitsumi Technology Center  Europe GmbH MOATECH CO., LTD. Minebea Intec GmbH Minebea Slovakia s.r.o. セミコンダクタ&エレクトロニクス事業   半導体デバイス 光デバイス 機構部品   当社 ミツミ電機株式会社 CEBU MITSUMI, INC. ZHUHAI MITSUMI ELECTRIC CO., LTD. QINGDAO MITSUMI ELECTRONICS  CO., LTD. NMB-Minebea Thai Ltd. MINEBEA (CAMBODIA) Co., Ltd. エイブリック株式会社 ミネベアコネクト株式会社 本多通信工業株式会社 ミネベアパワーデバイス株式会社   当社 ミツミ電機株式会社 ABLIC Hong Kong Limited 本多通信工業株式会社 ミネベアパワーデバイス株式会社 アクセスソリューションズ事業   自動車部品 産業機器用部品   株式会社ユーシン MINEBEA ACCESSSOLUTIONS FRANCE S.A.S. MINEBEA ACCESSSOLUTIONS SLOVAKIA  S.R.O. U-SHIN AUTOPARTS MEXICO, S.A. DE C.V. ミツミ電機株式会社 TIANJIN MITSUMI ELECTRIC CO., LTD. MITSUMI (THAILAND) CO., LTD. MITSUMI AUTOMOTIVE DE MEXICO,  S.A. DE C.V. Minebea Slovakia s.r.o. ミネベア アクセスソリューションズ 株式会社 MINEBEA ACCESSSOLUTIONS MEXICO  S.A. DE C.V.   当社 株式会社ユーシン MINEBEA ACCESSSOLUTIONS  FRANCE S.A.S. MINEBEA ACCESSSOLUTIONS  SLOVAKIA S.R.O. ミツミ電機株式会社 MITSUMI (THAILAND) CO., LTD. その他   ソフトウエアの設計、開発、システム運用   ミネベア ソフトウェアソリューションズ株式会社   ミネベア ソフトウェアソリューションズ株式会社 事業の系統図は、主に次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,426字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念、社是、ビジョン 当社は、「より良き品を、より早く、より多く、より安く、より賢くつくることで持続可能かつ地球にやさしく豊かな社会の実現に貢献する」を経営理念とし、「世界を動かす、なくてはならない会社」をビジョンとして掲げております。私たちは、経営理念に基づく経営のもと、社是である「五つの心得」の実践を通じて企業価値の向上をはかり、ビジョンの実現に取り組んでまいります。また、当社はコア事業「8本槍」を核とした、世界に類をみない「相合」精密部品メーカーです。コア事業「8本槍」に包含される幅広い製品群に加え、それらを「相合」させた新製品などの創出により、常識を超えた「違い」を生み出し、当社グループでしかできない新たな価値を創造します。 <社是「五つの心得」> ① 従業員が誇りを持てる会社でなければならない ② お客様の信頼を得なければならない ③ 株主の皆様のご期待に応えなければならない ④ 地域社会に歓迎されなければならない ⑤ 国際社会の発展に貢献しなければならない <コア事業「8本槍」> 巨大市場のニッチな領域で超精密加工技術や大量生産技術等の当社の強みを発揮でき、簡単になくならない製品をコア事業「8本槍」と位置づけております。具体的には、ベアリング、アナログ半導体、モーター、アクセス製品、センサー、コネクタ/スイッチ、電源、無線/通信/ソフトウエアの8つのコア事業に分類しております。 <相合> 総合ではなく、相い合わせることを意味する造語です。当社グループのあらゆるリソースを掛け合わせ、相乗効果により新たな価値を創造することを指します。 (2)私たちを取り巻く環境の変化 当社グループを取り巻く環境は、グローバル規模でかつてない速度で変化しています。地政学リスクの観点からは、米国の政策動向がマクロ経済及び金融市場に影響を及ぼし続けるとともに、中東における軍事衝突を巡る原油価格の高騰といった不測の事態が相次ぎ、地政学リスクが当社グループの事業に大きな影響を与える状況になっております。 また、市場環境の観点からは、少子高齢化やエネルギー問題等がより大きな社会課題として認識されており、これらの課題解決に向けた技術として、電動化、自動化、AI、超高速通信、センシングといった先端分野への注目が高まっています。こうした最先端技術を活用した製品として、ヒューマノイドロボットや自動運転、ドローン等の新たな市場の拡大が期待されます。 (3)優先的に取り組む課題(経営理念に基づく4つの重要テーマ) 当社グループはサステナビリティを経営の根幹と捉えております。この不確実な時代において持続的に成長するためには、変化する外部環境を的確に捉え、リスクを適切に考慮しながら事業機会につなげていく取り組みを着実に推進していく必要があると考えております。当社は2025年度に、外部環境が与える当社への影響度と、ステークホルダーとの対話を通じて把握した社会からの期待を踏まえ、以下4つの「重要テーマ」を設定しました。中期経営計画の目標達成年である2029年3月期を見据え、これら重要テーマを優先的に取り組んでまいります。この取り組みを通じ、将来の事業を創出する機会を掴み、新たな価値創造に繋げ、持続的に成長を果たせるよう努めてまいります。 ① 革新的な製品・技術・ビジネスモデルの開発と普及 ヒューマノイドロボットや自動運転、ドローン等の最先端技術に応える核となる技術要素は、高電圧・高電流・高周波・高速という4つの軸に大別することができます。当社のコア事業「8本槍」は、これら4つの軸の技術課題に真正面から応え得るものであると確信しております。また、AI・DXのテクノロジーを製造工程に導入し、品質を向上させ、バリューチェーンの体制をより確固たるものにする取り組みを着実に進めてまいります。当社が保有する超精密加工技術・大量生産技術や安定供給体制を一層強化し、コア事業「8本槍」の「相合」を進めることで、「世界を動かす、なくてはならない会社」の基盤を確立いたします。 ② 従業員が活き活きと能力を最大限に発揮できる環境の整備 持続的に成長するためには、従業員が自走する組織づくりが必須であり、人的資本に対し積極的に投資することが重要だと考えております。人事制度を最適なものにし従業員が各々の能力を十分に発揮できる環境を整備すること、研修制度を拡充し従業員に成長の機会を提供すること等に注力してまいります。加えて、従業員が、自発的に「会社に貢献したい」と思う意欲がどれくらいなのか、またそのための当社の課題は何なのかを確認するため、従業員エンゲージメントサーベイを実施しております。同サーベイの結果と、それらで抽出された課題については、取締役会等で議論を深め、改善に向けて経営陣一同真摯に取り組んでまいります。 ③ 経営体制の強靭化 持続的に成長するためには、コーポレートガバナンスのさらなる充実と、リスクマネジメントの一層の強化が不可欠です。当社の取締役会は、会社法上の法定決議事項を決議することに加え、企業価値向上に資する中長期的な方針、事業ポートフォリオを含む経営戦略、多様なリスクをコントロールすること等を目指しており、取締役会がモニタリングの機能を発揮することができるようガバナンスの体制を一層強化してまいります。 ④ 地球環境課題解決への貢献 「再生可能エネルギーの利用拡大等による環境負荷の最小化」と、当社最大の強みである超精密加工技術と相合を活かした「環境貢献型製品による世界のCO₂排出量削減」を通じて、世界全体の温室効果ガス排出量削減に貢献してまいります。
事業等のリスク6,832字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスクマネジメントの体制 ① 基本的な考え方 当社グループは、リスクが顕在化した場合、その対応によっては企業経営の根幹に影響を及ぼす恐れがあることから、リスク管理は極めて重要な施策であると考えております。リスク管理体制や、事前の予防対策、緊急事態発生時の対応について定めた「ミネベアミツミグループリスク管理基本規程」に基づき、想定されるさまざまなリスクに備えております。 ② 体制 当社グループは、業務遂行や事業活動に直接又は間接的に影響を与える可能性のある不確実な事象をリスクと定義しており、代表取締役 会長 CEOをリスク管理の最高責任者とし、そのリスク管理の指導を適切に行うための組織として取締役社長執行役員直属のリスク管理委員会を設置しております。リスク管理委員会では、事前に具体的なリスクを想定、分類し、継続的に監視して、万が一リスク事案が発生した場合には、「ミネベアミツミグループリスク管理基本規程」に定めた緊急事態の対応区分に応じて緊急対策本部や現地対策本部を設置し、事態への迅速かつ的確な対応を行います。また、リスク事案の内容により、当該事案の担当部署として主管部が任命され、リスク予防対策の立案や実施を行う体制を整えております。リスク管理委員会はリスク管理に関する事項につき、取締役会に報告を行っております。 ■体制図 (2)リスクの特定、対応方法 ① リスクの洗い出し/評価 当社グループ各拠点におけるリスク管理体制を整備するため、各主管部署は、リスクを洗い出し、リスクの種類、想定されるシナリオ、発生頻度及び損害の程度を評価し、リスク管理委員会に報告します。 ■リスクの洗い出し/評価の例 ② リスクの特定/対応方針の決定 リスク管理委員会は、各主管部署より提出されたリスクの洗い出し、評価の報告を分析し、当社グループとしてのリスクへの対応の優先順位及び対応方針を定めます。 ③ リスク発生の予防/対応準備 リスク管理責任者等は、個別リスクごとに、所管するリスクが顕在化した場合の被害想定及び事業への影響度を分析し、対応要領を事前に作成します。また、リスク管理責任者等は、リスクに関わる情報収集を適切に行い、リスク発生の兆候を洞察します。 ④ リスク監査の実施 各部門長等は、リスクへの対応に関し、常時、自己点検を行います。リスク管理委員会は、必要に応じ、内部監査室と連携して監査を実施します。部門長等は、自己点検、自己評価及びリスク監査で明らかになった問題点等について、速やかに是正、改善の処置を講じます。 ⑤ 重要リスクの公表 毎年、当社の重要リスク及び取り組み状況を、事業報告、有価証券報告書、その他IR資料を通じて適切に公表します。 ⑥ 緊急事態への対応 緊急事態発生の場合、もしくは発生のおそれがある場合、リスク管理責任者及びリスク管理担当者は、迅速、的確に取締役社長執行役員及びリスク管理委員会に報告し、当社グループとして迅速的確な初期対応により、事態の拡大防止と早期の収束に努めることとしております。 (3)主要なリスクの内容と対応 上記のリスクの洗い出し、評価等を踏まえ、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクの内容と対応を外部環境及び内部環境の観点から記載をしております。なお、文中の将来に関する主要なリスクは、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく、現時点で予期できないリスクの影響を受ける可能性があります。 (外部環境) ① 自然災害等によるリスク 内容   対応 台風、地震、洪水、火山の噴火等の自然災害、火災等その他事故、及び新型感染症の発生等に起因し、当社グループ事業拠点及び取引先の被災や稼働率低下等が生じることにより、 当社グループの生産、販売活動に重大な影響を与える可能性があります。   これに対して、当社グループは平時から各拠点において自然災害等に関するハザードマップ、 リスクサーベイ等の結果によりリスクを把握し、BCPを拡充し、サプライチェーンの管理、防災訓練や緊急時対応、備蓄の充実等を実施しております。また本部(リスク管理委員会)、各拠点が緊密に連携して危機管理体制をさらに強化すべく努めております。 加えて、大規模な自然災害(新型感染症等を含む)が発生した場合、一時的に金融市場が混乱する可能性があります。   これに備えて、資金調達を長期化する、平時より取引金融機関との連携を密にする等の対応に努めております。 ② 海外進出に潜在するリスク 内容   対応 当社グループは世界28の国及び地域に133生産・研究開発拠点、103営業拠点を有しており、自然災害のみならず、予期しない法令等の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。   この対応として危機管理マニュアルを海外拠点において整備し、不測の事態への備えを強化するとともに、所在国、地域の関係当局とも緊密に連携をはかり、緊急事態発生時における拠点や従業員の安全確保に努めております。また、各地への社会貢献活動を積極的に実施していくこと等を通じて、関係当局のみならず、地元の住民からも地域社会に根差した歓迎される企業として認知されるように努めております。 不測の事態が起きた時でも、供給責任を果たせるよう、経済的合理性を加味しつつ分散した生産拠点網の維持・構築を推進しています。 ③ 為替変動によるリスク 内容   対応 当社グループは、海外の売上高比率及び生産高比率が高く、予期できない急激な為替変動により経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。   このため、将来の急激な為替リスク低減のための一定のルールに基づき為替予約等によるリスクヘッジを行っております。 ④ 急激な市場環境の変化と低価格競争によるリスク 内容   対応 PC及び周辺機器、情報通信機器、家電、自動車、航空機部品を中心とする当社グループ製品の主要市場は、国内外において競争が非常に激しく需要の大きな変動によるリスクや、地政学的要因に伴う原材料価格の変動及び関税等の影響によるリスクがあります。急激な需要の縮小や低価格製品との価格競争は、経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。   このため、当社グループでは、「コア事業の強化」、「多角化でニッチ(8本槍)」、「相合によるシナジー創出」の経営戦略の下、販売先の集中リスクをできるだけ回避し、信用面で懸念ある取引先には保全活動を交渉するなど、債権管理を強化するとともに、価格競争にとらわれないオンリーワンの付加価値の高い製品づくりに注力することで市場環境及び低価格競争へのリスク対応を行っております。 ⑤ 原材料の調達及び物流に関するリスク 内容   対応 当社グループは、パートナーからさまざまな原材料等を調達し、また製品の運送・保管を委託しており、紛争や関税政策・輸出入規制などの地政学上の有事、パンデミック、パートナー及び運送・保管委託先の被災や倒産、キャパシティの縮小、ストライキ、事故、不法行為等により供給が途絶え、当社グループの生産、販売活動に重大な影響を与える可能性があります。   当社グループは、リスク対策の調達・物流部門規程を策定しパートナー及び運送・保管委託先の分散と集約化を適宜組み合わせ、原産国の多様化や輸送モードやルートの選択肢を広げることで安定的なサプライチェーンの確保、リスクの低減に努めております。またパートナーとの健全な関係を築くため「資材調達基本方針」を定め継続的な取引が可能であること、当社グループの製品含有化学物質に関する要領及び基準などを遵守できること、「ミネベアミツミグループCSR調達ガイドライン」に賛同できることなど当社グループの資材調達への考えに賛同し、継続的に安定した取引が可能であることを確認の上、新規に取引を行っております。 ⑥ 知的財産権に関する紛争、模倣品(コピー商品)の氾濫に関するリスク 内容   対応 当社グループは、当社グループの製品について第三者より知的財産権の侵害訴訟を提起されるリスクがあります。また、当社グループの製品の模倣品が流通することで、売上に影響が出る、当社のブランド又は信用が損なわれるリスクがあります。   これらのリスクに対し、次の対応を行っております。知的財産権侵害訴訟リスク低減のため、開発、設計時の他社知的財産権調査及び問題となる知的財産権の回避、排除を行っております。また当社商標を税関登録し模倣品の流通を監視するとともに、新規開発品について積極的に知的財産権を取得し技術を保護しております。なお、上記の対応にあたっては、特許等委員会にて適切な管理、運営をはかっております。 ⑦ 重大な訴訟等に関するリスク 内容   対応 当社グループが、国内及び海外で広範な事業活動を展開する中で、将来、顧客、消費者、パートナー、競合会社、政府などとの間で、契約違反、不法行為などに関する重大な紛争、訴訟が発生する可能性があります。その場合に、当社グループが敗訴し、又は和解に応じると、金銭的な損失を被る可能性があります。   そのため、重大な紛争、訴訟の発生の未然防止措置として、「法務部への連絡相談に係るガイドライン」を定め、法的な検討を要求される経営上の重要事項や契約書については、事前に国内及び海外の法務部門に連絡相談するよう義務付けております。また重大な紛争、訴訟が発生してしまった場合には、法務部門と顧問弁護士が中心となり、関係する社内各部署と連携し、紛争、訴訟の適正かつ迅速な解決を目指して活動を行っております。 ⑧ 環境関連法令等に関するリスク 内容   対応 当社グループは、世界各地域においてさまざまな環境関連法令の適用を受けております。当社グループはこれらの規制に細心の注意を払いながら事業を行っておりますが、万一環境汚染が発生し又は発生のおそれが判明した場合には、当社グループに損失が生じる可能性があります。   このため、「ミネベアミツミグループ環境方針」の下、環境マネジメント体制(環境マネジメント委員会)を設け、環境管理責任者を配し、厳格な環境汚染防止活動を平時より推進し、リスクへの対応を行っております。 また、脱炭素社会に向けた政策的措置により生産コストが上昇し、原材料の転換等が必要となる可能性があります。   このため、このような政策的動向を注視し、TCFD等への取り組みにより気候変動関連のリスクと機会への対応をはかり、脱炭素社会に相応しいビジネスモデルへの転換を先取りしてまいります。 ⑨ M&A、アライアンスに関するリスク 内容   対応 当社グループは、M&Aとアライアンスを最重要施策の一つと位置付け推進しておりますが、買収企業やアライアンス事業において、市場環境の変化等に起因し、想定以上の収益性の下振れや財務内容の悪化が発生した場合には、経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。さらにアライアンスにおいては相手先との戦略の不一致等が発現し、当初想定した効果を生まないリスクが存在します。   このようなリスクへの対応として当社グループは、M&Aにおいては人材と組織の融合、アライアンスにおいては知見の相互活用を重視し、シナジーの創出をはかっております。 (内部環境) ① コンプライアンスに関するリスク 内容   対応 当社グループは、世界各地域においてさまざまな事業活動を展開しており、各地域の多種多様な法令、規則の適用を受けているため、将来にわたって法令違反等が発生する可能性、また法規制や当局の法令解釈が変更になることにより法規制等の遵守が困難になり又は遵守のための費用が増加する可能性があります。   当社グループでは、労働、安全衛生、環境保全、倫理的経営について「ミネベアミツミグループ行動規範」を定め、さらに全ての役員、従業員が遵守すべき具体的な基準として「ミネベアミツミグループ役員・従業員行動指針」を定めております。また、その徹底をはかるため、コンプライアンス委員会を設置し、当社グループの法令遵守体制が適切に運営されているか検証を行う体制が構築されております。実務面では「ミネベアミツミグループ役員・従業員行動指針」に定められた主管部署が業務上の法令遵守を担当し、内部監査室が監査を行い、内部統制面では内部統制推進室が主に財務報告の信頼性を確保するなど、グループ全体としての法令遵守の有効性を高めております。 ② 品質問題によるリスク 内容   対応 当社グループの製品は、一般市場及び多くの産業分野で高精度を要する部分(自動車、航空機、医療機器等人命に関わる製品)に使用されており、その社会的責任を認識し高い品質保証体制を確立することが求められます。同時に原材料、部品、副資材の選定及び、使用用途を熟慮した設計、開発等を行うことで「環境、健康、安心、安全」を顧客に提供する使命(期待)を担っております。万が一製品に欠陥が存在し、市場における重大な事故や顧客の生産停止あるいはリコール等の事態が発生した場合、多大な費用の発生や社会的信用の失墜だけではなく、業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性が考えられます。   当社グループでは、「ミネベアミツミグループ品質方針」を基に「社会的責任」を十分に認識し下記対策を行っております。 ・品質問題から得られた教訓への対応(未然防止、再発防止等)を徹底 ・設計段階での調査と確認、サプライチェーンにおける管理体制強化 ・各種法規制、顧客要求事項の周知と遵守を徹底 ・全社横断の会議体や現場監査等を通して情報共有と施策の展開 ③ 情報セキュリティに関するリスク 内容   対応 当社グループは、事業活動の中で多くの重要情報や個人情報を入手することがあり、当社グループでは情報セキュリティの方針を定め、情報の外部への流失及び目的外の流用等が起こらないよう運用しておりますが、予期せぬ事態により流出する可能性があります。このような事態が生じた場合、その対応のために多額の費用が発生するとともに、社会的信用が低下するリスクがあります。   当社グループでは情報セキュリティ体制を強化する目的からサイバーセキュリティ対策に取り組むための専任組織としてセキュリティ推進室を設置しております。 セキュリティ推進室長は当社のCISO:Chief Information Security Officerとして、セキュリティ対策の改善、強化策の立案及びその推進、サイバーインシデントへの対応、そして、社内のセキュリティ教育を担います。さらに、情報セキュリティ規程の策定並びに情報セキュリティ委員会を設置し、情報セキュリティ体制が適切に運営されているか検証を行う体制を構築しております。また情報セキュリティ教育並びに理解度テストを励行し、機器の紛失、盗難、不注意等による情報流出の防止に努めております。 上記に加え、コンピュータウイルスやマルウェア等の侵入、不正アクセス等のサーバー攻撃やシステム侵害による運用停止や情報漏洩への対策として業務で使用するネットワーク機器、パソコン、サーバー等については、安定稼働の確認が取れた直近のバージョンを適用するとともに、アンチウイルス、マルウェア対策ソフトに加えて、24時間365日の脅威検知システムを導入し、適正に運用しております。 ④ 研究開発に関するリスク 内容   対応 当社グループは、新製品を継続的に市場投入し、将来の売上高、利益の目標達成に貢献できるよう基礎研究、要素技術開発、製品開発及び生産工程開発を含む研究開発活動を行っております。しかしながら、想定に反して研究開発の成果物が適時創出できない場合、AI技術等の急速な進展により競合他社が当社の研究開発の成果物を凌駕するもので対抗してきた場合、あるいは脱炭素社会への移行に伴う技術の進歩や市場要求が変化した場合、将来の売上高、利益の目標達成ができず、経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。   研究開発の成果創出には不確実性が伴いますが、これを想定の範囲内に収めるべく、研究開発プロジェクトの進捗、費用については、「研究開発管理規程」等に則り管理し、AIも駆使して効果的かつ効率的な研究開発を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,418字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国による相互関税の発動や地政学的リスクの高まりを背景に、先行きの不透明感が一段と増すなか、国・地域ごとにばらつきが見られる展開となりました。 わが国の経済は、賃上げを背景とした個人消費の堅調さに加え、省人化やDX化を目的とした設備投資も底堅く推移いたしました。米国経済は、関税引き上げに伴う価格転嫁が物価を押し上げ、個人消費が力強さを欠く局面も見られましたが、AI関連を中心とした設備投資の拡大により企業活動は活発に推移し、総じて景気は底堅さを維持しました。欧州経済は、米国による関税措置の影響から対米輸出の減少が見られたものの、良好な雇用環境を背景とした個人消費が下支えとなり、製造業にも持ち直しの兆しが見られました。中国経済は、世界的なAI需要を背景とした半導体・コンピュータ部品や関税措置の緩和による自動車の輸出が堅調に推移した一方、不動産市場低迷の長期化が重石となり、景気全体としては停滞感が続きました。東南アジア諸国の経済は、国ごとに差異が見られるなか、タイやフィリピンでは財輸出に持ち直しの動きが見られましたが、両国の政府支出の執行遅延等が響き、景気回復の足取りは緩やかなものに留まりました。 このような環境のもと、当社グループは持続的な成長と収益力の向上を実現するために、生産性の改善や徹底したコスト削減に取り組むとともに、高付加価値製品や新技術の開発及び拡販に注力してまいりました。 この結果、売上高は1,664,387百万円と前連結会計年度に比べ141,684百万円(9.3%)の増収となりました。営業利益は103,979百万円と前連結会計年度に比べ9,497百万円(10.1%)の増益、税引前利益は133,779百万円と前連結会計年度に比べ51,170百万円(61.9%)の増益、親会社の所有者に帰属する当期利益は99,034百万円と前連結会計年度に比べ39,577百万円(66.6%)の増益となりました。 上記には、2025年10月3日に取得したミネベアリニアモーション株式会社の損益、税引前利益には当社が保有する金融資産の公正価値評価による評価益が含まれております。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、会社組織変更を行った結果、「モーター・ライティング&センシング事業」及び「セミコンダクタ&エレクトロニクス事業」で一部区分を変更しております。前連結会計年度のセグメント情報は、会社組織変更後の区分に基づき作成したものを開示しております。 プレシジョンテクノロジーズ事業 プレシジョンテクノロジーズ事業は、当社グループの主力であるボールベアリングのほかに、航空機に使用されるロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び航空機用のねじが主な製品であります。主力製品であるボールベアリングは、データセンター向けのサーバー需要と航空機向け需要が堅調に推移したことにより、売上高は増加しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は281,151百万円と前連結会計年度に比べ25,449百万円(10.0%)の増収となり、営業利益は62,245百万円と前連結会計年度に比べ6,549百万円(11.8%)の増益となりました。 モーター・ライティング&センシング事業 モーター・ライティング&センシング事業は、電子デバイス(液晶用バックライト等のエレクトロデバイス、スマート製品等)、HDD用スピンドルモーター、センシングデバイス(計測機器)、ステッピングモーター、DCモーター、ファンモーター、車載モーター及び特殊機器が主な製品であります。主にファンモーターの需要増により、売上高は増加しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は456,517百万円と前連結会計年度に比べ29,573百万円(6.9%)の増収となり、営業利益は26,929百万円と前連結会計年度に比べ1,547百万円(6.1%)の増益となりました。 セミコンダクタ&エレクトロニクス事業 セミコンダクタ&エレクトロニクス事業は、半導体デバイス、光デバイス、機構部品及び電源部品が主な製品であります。主に機構部品の販売が増加したことにより、売上高は増加しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は590,263百万円と前連結会計年度に比べ81,818百万円(16.1%)の増収となり、営業利益は26,669百万円と前連結会計年度に比べ7,060百万円(36.0%)の増益となりました。 アクセスソリューションズ事業 アクセスソリューションズ事業は、キーセット、ドアラッチ、ドアハンドル等の自動車部品のほかに、産業機器用部品が主な製品であります。通信アンテナ、産業機器部品の需要増加により、売上高は増加しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は332,249百万円と前連結会計年度に比べ4,168百万円(1.3%)の増収となり、営業利益は17,087百万円と前連結会計年度に比べ1,163百万円(7.3%)の増益となりました。 その他の事業 その他の事業は、ソフトウエアの設計、開発及び自社製機械が主な製品であります。当連結会計年度の売上高は4,207百万円と前連結会計年度に比べ676百万円(19.2%)の増収、営業損失は2,657百万円と前連結会計年度に比べ1,463百万円の悪化となりました。 上記以外に、各セグメントに帰属しない全社費用等26,294百万円を調整額として表示しております。前連結会計年度の調整額は20,935百万円でした。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は227,522百万円となり、前連結会計年度末に比べ13,266百万円増加しました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、94,850百万円の収入(前連結会計年度は133,672百万円の収入)となりました。これは、主に税引前利益、減価償却費及び償却費、営業債権及びその他の債権の増減によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、82,775百万円の支出(前連結会計年度は125,772百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、16,133百万円の支出(前連結会計年度は63,996百万円の収入)となりました。これは、主に配当金の支払額によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (ⅰ) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) プレシジョンテクノロジーズ(百万円)   283,196   110.8 モーター・ライティング&センシング(百万円)   465,115   107.5 セミコンダクタ&エレクトロニクス(百万円)   594,239   116.3 アクセスソリューションズ(百万円)   333,430   101.4 その他(百万円)   4,215   120.4 合計(百万円)   1,680,195   109.7 (注)1.金額は、販売価格によっております。 2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の金額であります。 (ⅱ) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) プレシジョンテクノロジーズ   331,765   115.0   250,476   125.3 モーター・ライティング&センシング   482,127   104.1   142,386   121.9 セミコンダクタ&エレクトロニクス   603,865   111.3   132,348   111.5 アクセスソリューションズ   340,281   102.3   61,992   114.9 その他   4,698   136.1   1,542   146.7 合計   1,762,736   108.1   588,744   120.1 (注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の金額であります。 (ⅲ) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前年同期比(%) プレシジョンテクノロジーズ(百万円)   281,151   110.0 モーター・ライティング&センシング(百万円)   456,517   106.9 セミコンダクタ&エレクトロニクス(百万円)   590,263   116.1 アクセスソリューションズ(百万円)   332,249   101.3 その他(百万円)   4,207   119.2 合計(百万円)   1,664,387   109.3 (注)1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の金額であります。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Appleグループ   238,057   15.6   188,510   11.3 任天堂株式会社   -   -   207,978   12.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討事項 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準(IFRS会計基準)に準拠して作成されております。連結財務諸表を作成するにあたり重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債及び収益、費用の報告金額に影響を与える仮定、見積り及び判断を必要としております。特に大きな影響を及ぼすものとして、貸倒引当金、製品補償損失引当金、訴訟等の偶発事象などに関する引当金や退職給付に係る会計処理及び非上場株式の公正価値の測定については、過去の実績や当該事象の状況に照らして合理的と考えられる見積り及び判断を行い、また、のれん、固定資産の減損及び繰延税金資産の計上については、将来の回収可能性などを考慮しております。 上記の仮定、見積り及び判断については不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態、経営成績は次のとおりであります。 (財政状態の分析) 当社グループは、「財務体質の強化」を主要な経営方針とし、効率的な設備投資、資産運用及び有利子負債の削減等に取り組んでおります。高収益のコア事業への比重を高めるポートフォリオ改革や実効性の高いM&Aを実現し、適切かつ機動的な財務戦略を推進いたします。 当連結会計年度末における総資産は1,814,837百万円となり、前連結会計年度末に比べ230,023百万円の増加となりました。その主な要因は、営業債権及びその他の債権、有形固定資産の増加であります。 当連結会計年度末における負債は903,806百万円となり、前連結会計年度末に比べ73,617百万円の増加となりました。その主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加であります。 なお、資本は911,031百万円となり、親会社所有者帰属持分比率は49.5%と前連結会計年度末に比べ2.6ポイント増加しました。 (経営成績の分析) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ9.3%増収の1,664,387百万円となり、営業利益は10.1%増益の103,979百万円となりました。セグメント別の売上高及び営業利益については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 当連結会計年度における税引前利益は、61.9%増益の133,779百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は66.6%増益の99,034百万円となりました。 (キャッシュ・フローの分析) 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。運転資金の調達については、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。重要な資本の支出及びその資金の調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は517,088百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は227,522百万円となっております。 経営方針・戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、2029年3月期に「売上高2.5兆円、営業利益2,500億円」の達成を目指しております。2027年3月期の業績予想につきまして、現時点で予想可能な範囲で通期連結業績予想を以下のとおりとしました。 (百万円) 売上高   1,690,000 営業利益   120,000 親会社の所有者に帰属する当期利益   83,000 今後も他社にない幅広い製品ラインナップを持つ総合精密部品メーカーとして、当社が持つ技術及び製品を「相合」することで新たな価値を創出し、業績の向上に取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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