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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アイホン

AIPHONE CO.,LTD6718 · Prime · 電気機器

インターホン・呼出システムの専業メーカー。戸建・集合住宅から医療・公共施設まで、国内外に製造販売拠点を展開。

概要

アイホンは、インターホンや集合住宅向けセキュリティシステムで国内トップシェアを誇る電気機器メーカーである。1959年に名古屋で創業し、戸建・集合住宅向けインターホン、病院・介護施設向けナースコールシステムなどを手掛ける。2026年3月期の連結売上高は630億円、従業員は約2,029名。独自の無線技術を活かし、国内だけでなく世界約70カ国に製品を輸出している。安定した収益基盤を持ち、名古屋証券取引所および東京証券取引所プライム市場に上場している。

四つの市場セグメントで構成される事業ポートフォリオ

アイホンの事業は、戸建住宅向け、集合住宅向け、医療・福祉施設向け、オフィス・公共施設向けの四つの市場セグメントで構成されている。戸建住宅向けでは、テレビドアホンを中心にワイヤレス・カメラ付きなど多様なラインアップを提供する。集合住宅向けでは、エントランスから各住戸を結ぶ通話・解錠システムや映像録画機能付きシステムを手掛け、国内で高いシェアを占める。医療・福祉施設向けでは、ナースコールシステムを中核に、ベッドサイド端末やスタッフ携帯端末との連携による見守り支援を強化する。オフィス・公共施設向けでは、構内呼出案内システムや非常時放送システムを提供し、セキュリティニーズに対応している。2026年3月期の連結売上高629億8千3百万円のうち、日本セグメントが538億6千1百万円と全体の85%以上を占めるが、北米・欧州・アジア・オセアニアにも販売拠点を持ち、国際展開を進めている。

国内集合住宅市場における高いシェアとリニューアル需要の取り込み

アイホンは、国内集合住宅向けインターホンシステムでトップシェアを維持している。新築住宅の着工戸数は減少傾向にあるものの、旺盛なセキュリティニーズを背景にリニューアル需要は拡大しており、主力製品に標準搭載する宅配ソリューションサービス「Pabbit」の提案が奏功している。2026年3月期の集合住宅市場売上高は312億4千4百万円と前期比2.3%増加し、リニューアルが牽引した。一方、戸建住宅市場では新築の減少影響を受けつつも、テレビドアホンのスタンダードモデル販売が好調で44億7千万円(前期比1.5%減)と底堅い。また、高齢者施設等が増加するケア市場では、ナースコールを核とした見守り支援ソリューションが補助金活用もあって伸び、86億8千2百万円(同13.9%増)と大幅増収を達成した。業務市場でも36億9千4百万円(同7.3%増)と堅調に推移し、国内全体ではリニューアル需要が業績を支えている。

グローバルな生産・販売体制と地域別の業績差

アイホンは、生産拠点をタイとベトナムに置き、国内ではアイホンコミュニケーションズ株式会社が生産と基板加工を担う。販売面では、北米をアイホンコーポレーション、欧州をアイホンS.A.S.とアイホンUK、オセアニアをアイホンPTY、東南アジアをアイホンPTE.が担当する。2026年3月期、北米セグメントの売上高は97億8千万円と前期比17.9%減少した。米国の関税政策不透明感から販売代理店が在庫調整を進めたためである。欧州セグメントも42億3千8百万円と同2.3%減、中国製品との価格競争が影響した。一方、東南アジア(その他セグメント)では香港と台湾での販売が好調で売上高16億8千5百万円と同4.7%増となった。生産拠点であるタイセグメントは110億1千4百万円(同1.8%減)、ベトナムセグメントは68億2千万円(同4.1%増)と、グループ内での生産量調整が収益に影響を与えている。

収益構造と経営指標:営業利益率の変動と研究開発投資

アイホンは経営指標として連結売上高営業利益率を重視している。2026年3月期の営業利益は28億2百万円、営業利益率は4.5%と前期の6.0%から低下した。要因として、売上高が前期比0.5%減の629億8千3百万円であったことに加え、研究開発コストの高止まりが挙げられる。同社は開発力強化のため、2021年以降にソフトウェア札幌、テシオテクノロジ、日本マイクロリンクを買収しており、複数の大規模研究開発案件が同時進行中である。また、部品価格の高止まりや人件費上昇も利益を圧迫した。一方、財務体質は健全で、自己資本比率は87.6%(純資産700億3千4百万円÷資産799億5千7百万円)と高水準。キャッシュ・フローは営業活動で21億6千9百万円を獲得したが、設備投資や配当金支払いにより現金同等物は228億1千7百万円と前期比15億9百万円減少した。

業界の中での役割は電気通信機器(インターホン・呼出システム)メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
630億円
営業利益
28億円
営業利益率
4.4%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01戸建住宅向け主力

一戸建て住宅向けのドアホン、インターホンシステムを提供。ワイヤレス・カメラ付きなど多様なラインアップ。

主な製品・サービス1
テレビドアホン
来訪者をカメラで確認できる住宅用インターホン。タッチパネルタイプ等。

02集合住宅向け主力

マンション・アパート向けの集合玄関機、各住戸のインターホン、管理室親機等を提供。防犯機能も充実。

主な製品・サービス1
集合住宅用インターホンシステム
エントランスから各住戸までを結ぶ通話・解錠システム。映像・録画機能付き。

03医療・福祉施設向け準主力

病院・介護施設向けのナースコール、呼出システムを提供。ベッドサイド端末やスタッフの携帯端末との連携。

主な製品・サービス1
ナースコールシステム
患者・入居者が看護師を呼び出すシステム。通話・表示機能を備える。

04オフィス・公共施設向け副次

オフィスビルや学校・官公庁等向けの構内呼出・案内システム。セキュリティ機能も含む。

主な製品・サービス1
構内呼出システム
オフィス内での一斉呼出や個別呼出、非常時放送等に対応するシステム。

製品と技術

住宅市場を支える「テレビドアホン」と「集合住宅用インターホンシステム」

アイホンの中核製品は、戸建住宅向けの「テレビドアホン」と集合住宅向けの「集合住宅用インターホンシステム」である。テレビドアホンは来訪者をカメラで確認できる製品で、タッチパネルタイプやワイヤレスモデルなど多様なラインアップを持つ。スタンダードモデルの販売は新築市場で堅調に推移し、2026年3月期には価格改定に伴う駆け込み需要も寄与した。集合住宅向けシステムは、エントランスに設置する集合玄関機、各住戸のインターホン、管理室親機で構成され、通話・解錠・映像録画機能を備える。近年は主力商品に宅配ソリューション「Pabbit」を標準搭載し、再配達問題の解決と利便性向上を図っている。このシステムは国内マンション・アパートで高いシェアを持ち、リニューアル需要の取り込みに成功している。

医療・介護現場の見守りを支える「ナースコールシステム」

アイホンの「ナースコールシステム」は、病院や介護施設において患者や入居者が看護師・スタッフを呼び出すためのシステムである。ベッドサイド端末やスタッフの携帯端末と連携し、呼出位置の表示や通話が可能。同社はこのシステムを核に、見守り支援のソリューション提案を強化している。2026年3月期のケア市場売上高は86億8千2百万円と前期比13.9%増加し、特にリニューアル分野が大幅に伸びた。背景には、医療・介護従事者不足の解消に向けたDX導入支援や、自治体の補助金活用が追い風となっている。介護施設向けには、入居者の動きをセンサーで検知するなど、高度な見守り機能を組み合わせた提案も行われている。この分野は、高齢化社会の進展に伴い需要の拡大が続くと予想される。

IPネットワーク対応製品と海外市場向けセキュリティシステム

アイホンは、IPネットワークに対応したインターホンシステムやセキュリティシステムを海外市場向けに展開している。北米・欧州では、IPネットワーク対応商品の販売拡大が中長期的な成長ドライバーと位置づけられており、2026年3月期も現地でのセキュリティニーズは高水準を維持した。ただし、米国の関税政策や中国製品との競合により、北米セグメントの売上は同17.9%減、欧州セグメントも同2.3%減と苦戦した。一方、東南アジアでは業務市場向けIPシステムの需要が好調で、香港と台湾での売上が増加した。オセアニアではオーストラリアで大型プロジェクトの受注環境が厳しく、売上は減少した。同社はシンガポールを拠点にアジア市場のさらなる開拓を進め、ケア市場や業務市場でのIPネットワーク対応製品の販売拡大を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

インターカム国内首位、安定収益

アイホンは電気機器業界、特にインターカム(インターホン)システムで国内シェアトップ。売上高は600億円超で安定しており、2026年3月期の営業利益率4.44%と堅調。同業の日清紳HDやイビデンとは事業領域が異なるが、電気機器として比較される。建設市場に依存するが、リフォーム需要や防犯意識の高まりが追い風。海外展開は一部進んでいるが、収益への寄与は限定的。

強み

  • 国内インターカム市場でトップシェアを維持。ブランド力が強い。
  • 売上高600億円超、営業利益率4~6%と安定した収益力。
  • 新築だけでなくリフォーム市場での需要も大きく、安定成長が見込める。
  • IPネットワーク対応など先進的な製品開発で競争優位。

課題

  • 新築住宅着工数の変動に業績が影響されやすい。
  • 海外売上高比率が低く、グローバル展開が課題。
  • 安価な海外製品や新技術への対応が遅れるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がアイホン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16997日本ケミコン680億円40.1倍
26768タムラ製作所661億円
36809TOA617億円16.8倍
46779日本電波工業616億円29.7倍
57915NISSHA596億円58.8倍
66718アイホン503億円18.9倍
76785鈴木431億円11.5倍
86823リオン401億円14.0倍
96817スミダコーポレーション396億円18.1倍
106986双葉電子工業324億円12.9倍
116763帝国通信工業276億円20.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

創業から上場へ:インターホン専門メーカーの出発

アイホンは1959年3月、名古屋市熱田区に資本金130万円で設立された。当初からインターホンを中心とした通信機器の専門メーカーとして事業を展開し、1960年代に国内市場で基盤を築いた。1970年7月には米国にアイホンU.S.A.,INC.(現アイホンコーポレーション)を設立し、海外進出の第一歩を踏み出す。1981年11月には品質管理の excellence を示すデミング賞を受賞し、製品の信頼性を国際的に証明した。その後、愛知県豊田市に豊田工場を完成(1986年3月)させ生産能力を強化。1990年11月には名古屋証券取引所市場第二部に上場し、資金調達力の向上と知名度拡大を図った。この時期、一貫して自社ブランドで開発からアフターサービスまでを手掛ける体制を固め、国内インターホン市場でのリーダー的地位を確立していった。

品質国際認証の取得と欧州・アジアへの拠点拡充(1993〜2000年)

1993年10月、アイホンは品質マネジメントシステム「ISO 9001」の認証を取得し、国際標準に適合した品質管理体制を整えた。続いて1994年10月には香港に愛峰香港有限公司を設立、1995年10月にはベルギーにアイホンヨーロッパを設立し、欧州市場への直接販売を開始。1996年にはフランスとドイツの代理店を相次いで買収し、アイホンS.A.およびアイホンコミュニケーションを設立、欧州での販売網を強化した。1999年1月には東京証券取引所市場第二部に上場し、同年6月には環境マネジメントシステム「ISO 14001」も取得した。2000年3月には東京・名古屋両証券取引所の市場第一部銘柄に指定され、同年11月にはタイにアイホンコミュニケーションズ(タイランド)を設立し、アジアでの生産拠点づくりを始めた。この一連の動きにより、グローバル企業への足場が固まった。

経営効率化と生産拠点の再編(2001〜2015年)

2000年代に入り、アイホンは経営効率化と海外子会社の整理を進めた。2001年3月にはイチカワ商事株式会社を吸収合併し、国内の販売体制を統合。2005年9月には共同電機株式会社を子会社化し、社名をアイホンコミュニケーションズ株式会社に変更、生産機能を集約した。一方、欧州では収益性の低い拠点を整理し、2006年6月にドイツのアイホンコミュニケーションを清算、2013年3月にはベルギーのアイホンヨーロッパを清算した。代わりにアジアの生産機能を強化し、2007年10月にはベトナムにアイホンコミュニケーションズ(ベトナム)を設立。2012年1月にはシンガポールに販売拠点を設け、東南アジア市場を開拓した。2014年にはオーストラリアとイギリスにも子会社を設立し、オセアニアと欧州の新たな販売チャネルを構築。2015年3月には本社を名古屋市中区の現在地に移転し、経営基盤を再構築した。

M&Aによるソフトウェア開発力の強化とプライム市場移行(2018〜2024年)

2018年10月、アイホンは再びデミング賞を受賞し、品質面での実績を改めて示した。この頃から同社は、インターホンシステムの高度化やIoT対応を見据え、ソフトウェア開発力の強化に乗り出す。2021年11月に株式会社ソフトウェア札幌、2023年1月に株式会社テシオテクノロジ、2024年12月に株式会社日本マイクロリンクを相次いで買収し、非連結子会社としてソフトウェア開発リソースを拡充した。これらの子会社は、グループの開発力強化に貢献する一方、研究開発コストの高止まり要因ともなっている。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行し、上場企業としてのガバナンスを一層強化した。また、2024年2月には、経営効率向上を目的にフランスのGEGA ELECTRONIQUEの解散手続きを開始し、グループの選択と集中を進めている。

年表33件を開く

1950年代

  • 1959年3月創業名古屋市熱田区に資本金130万円でアイホン株式会社設立。

1970年代

  • 1970年7月アメリカにアイホンU.S.A.,INC.設立。(現アイホンコーポレーション、現連結子会社)
  • 1978年2月M&A株式額面変更のため合併。

1980年代

  • 1981年11月デミング賞受賞。
  • 1986年3月愛知県豊田市に豊田工場完成。

1990年代

  • 1990年11月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場。
  • 1993年10月品質マネジメントシステム「ISO 9001」認証取得。
  • 1994年10月創業香港に愛峰香港有限公司設立。
  • 1995年10月創業ベルギーにアイホンヨーロッパ設立。
  • 1996年5月M&Aフランスの代理店を買収し、アイホンS.A.設立。(現アイホンS.A.S.、現連結子会社)
  • 1996年6月創業ドイツの代理店を買収し、アイホンコミュニケーション設立。
  • 1999年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1999年6月環境マネジメントシステム「ISO 14001」認証取得。

2000年代

  • 2000年3月東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第一部銘柄に指定。
  • 2000年11月タイにアイホンコミュニケーションズ(タイランド)設立。(現連結子会社)
  • 2001年3月M&Aイチカワ商事株式会社を吸収合併。
  • 2005年9月商号変更共同電機株式会社の社名をアイホンコミュニケーションズ株式会社に変更。(現連結子会社)
  • 2006年6月ドイツのアイホンコミュニケーションを清算。
  • 2007年10月ベトナムにアイホンコミュニケーションズ(ベトナム)設立。(現連結子会社)

2010年代

  • 2012年1月シンガポールにアイホンPTE.を設立。(現連結子会社)
  • 2013年3月ベルギーのアイホンヨーロッパを清算。
  • 2013年4月創業中国に愛峰(上海)貿易有限公司を設立。
  • 2014年9月オーストラリアにアイホンPTYを設立。(現連結子会社)
  • 2014年10月M&AフランスのGEGA ELECTRONIQUEを買収。(非連結子会社)
  • 2015年1月香港の愛峰香港有限公司を清算。
  • 2015年3月本社を名古屋市中区(現在地)に移転。
  • 2015年5月イギリスにアイホンUKを設立。(現連結子会社)
  • 2018年10月デミング賞受賞。
  • 2019年2月中国の愛峰(上海)貿易有限公司を清算。

2020年代

  • 2021年11月M&A株式会社ソフトウェア札幌を買収。(非連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年1月M&A株式会社テシオテクノロジを買収。(非連結子会社)
  • 2024年12月M&A株式会社日本マイクロリンクを買収。(非連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高営業利益率重要な指標として継続的に改善

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内市場におけるリニューアル需要の取込み

    戸建・集合住宅ともに新築着工減少が見込まれる中、旺盛なセキュリティニーズを背景にリニューアル需要の取り込みを強化。集合住宅では受注から施工までの体制を継続強化し、宅配ソリューション「Pabbit」の市場浸透を推進する。

  2. 02

    ケア市場でのソリューション提案強化

    病院や高齢者施設向けに高まる「見守り支援」ニーズを捉え、自治体補助金事例も活用しながらリニューアル売上の拡大を図る。介護従事者不足が課題となる中、省人化・効率化に資する商品を提案する。

  3. 03

    海外市場の拡大と販売体制強化

    北米・欧州に加え、アジア・オセアニア地域の更なる拡大に向け、シンガポールを中心とした販売体制を強化。IPネットワーク対応商品の販売を拡大し、ケア市場・業務市場での需要を取り込む。

  4. 04

    開発力強化と効率化

    ソフトウェア開発子会社を活用し開発力を強化する一方、複数同時進行の研究開発や子会社早期戦力化によるコスト高止まりに対応。開発リソースの効率的活用に努める。

  5. 05

    生産の自動化・省人化と在庫管理

    効率的な生産と安定供給・品質向上のため、自動化・省人化投資を継続。製品・部品の適正在庫水準維持に向けた生産管理を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,029人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は709万円で、9期前と比べて+16.6%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,883
2018年3月1,946
2019年3月60838.313.31,947
2020年3月61938.213.61,986
2021年3月69938.914.32,040
2022年3月67439.614.82,003
2023年3月67040.015.22,021
2024年3月67640.315.31,999
2025年3月69940.615.22,022188
2026年3月70940.915.32,029138

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 2 / 海外 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
豊田工場 — 愛知県豊田市1,505百万円
日本
タイ — タイ チョンブリー県1,235百万円
北米 — アメリカ ワシントン州815百万円
ベトナム — ベトナム ホーチミン市744百万円
開発センター — 名古屋市熱田区312百万円
日本
大阪支店 — 大阪市中央区272百万円
日本
欧州 — フランス エヴリー230百万円
本社 — 名古屋市中区56百万円
日本
東京支店 — 東京都文京区29百万円
日本
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アイホンコーポレーション(注)4
    アメリカ ワシントン州
    議決権100.0%
  • 海外
    アイホンS.A.S. (注)2
    フランス エヴリー
    議決権100.0%
  • 海外
    アイホンPTY
    オーストラリア シドニー
    議決権100.0%
  • 海外
    アイホンPTE.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 国内
    アイホンUK (注)2
    イギリス ロンドン
    議決権100.0%
  • 海外
    アイホンコミュニケーションズ(タイランド)(注)2
    タイ チョンブリー県
    議決権100.0%
  • 海外
    アイホンコミュニケーションズ(ベトナム)(注)2
    ベトナム ホーチミン市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は630億円営業利益28億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.5%、利益が-26.3%。

売上高
-0.5%
630億円
営業利益
-26.3%
28億円
純利益
-30.6%
25億円
営業利益率
4.4%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高658億円630億円
営業利益40億円28億円
純利益32億円25億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は136億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.9%、営業利益は−40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16311
2024年1Q1401510.715
2024年2Q162159.311
2024年3Q147106.87
2024年4Q16413
2025年2Q310216.817
2025年4Q323175.319
2026年2Q30293.09
2026年4Q328195.816
2027年1Q13696.68

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は369億円から630億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国に愛峰(上海)貿易有限公司を設立。
2013年3月3692414
フランスのGEGA ELECTRONIQUEを買収。(非連結子会社)
2014年3月4253621
イギリスにアイホンUKを設立。(現連結子会社)
2015年3月4163020
2016年3月4273433
2017年3月4392821
2018年3月4512915
2019年3月4632923
2020年3月4852924
株式会社ソフトウェア札幌を買収。(非連結子会社)
2021年3月4613730
2022年3月5205942
株式会社テシオテクノロジを買収。(非連結子会社)
2023年3月5284229
株式会社日本マイクロリンクを買収。(非連結子会社)
2024年3月6136146
2025年3月63338426.036
2026年3月63028324.425

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高630億円のうち、営業利益として残るのは28億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の4.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.9%365億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.6%237億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
4.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
3.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は228億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−21−6−11135
2014年3月32−14−918142
2015年3月1815−4633133
2016年3月37−7−530153
2017年3月30−18−1812147
2018年3月7−26−6−19123
2019年3月35−9−526144
2020年3月41−7−834169
2021年3月31−13−918180
2022年3月1937−1356226
2023年3月−48−25−18−73138
2024年3月91−1−1790216
2025年3月57−7−2450243
2026年3月22−23−23−1228

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は800億円。このうち返さなくてよい自己資本が700億円で、自己資本比率は87.6%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4884068281.1
2014年3月5124219180.3
2015年3月4944207482.5
2016年3月5224358781.0
2017年3月5414429981.7
2018年3月5464608684.3
2019年3月57547310282.3
2020年3月59048210881.6
2021年3月63852311581.9
2022年3月69555913680.5
2023年3月70658412282.7
2024年3月78464913582.8
2025年3月77066810386.7
2026年3月8007009987.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
236億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
499億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
99億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中12位あたり、逆に低いのはROE224社中175位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.6%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.6%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,852で、1年前と比べて+7.1%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥2,852-1.0%1ヶ月+4.2%1年+7.1%時価総額503億円
過去52週の値幅
安値¥2,620高値¥3,130

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.9倍
PER (会社予想)14.6倍
PBR0.66倍
配当利回り4.56%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.4%と上昇基調。25日線(2732円)を+2.7%上回り、75日線(2754円)もクリア。52週高値3130円に迫る勢い。出来高は2万株前後で安定。RSI76と買われ過ぎ水準だが、上昇トレンドは継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER18.63倍は同業界平均29.29倍を下回るが、PBR0.66倍と低い。配当利回り4.63%は平均1.97%を大きく上回るが、配当性向139%と過剰。ROE3.61%と低収益。割高感はないが、収益力低下懸念からやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.9倍30.8倍
PER (予想)14.6倍
PBR0.66倍2.58倍
ROE3.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、築古マンションのリフォーム需要と省エネ義務化による交換サイクル加速に着目。弱気派は、新設住宅着工の低迷と競争激化による採算悪化を懸念。両者は需給要因の持続性と利益率の長期トレンドで対立。

プラスに働く材料7
  • リフォーム需要の安定成長

    既存ストック向け交換需要は住宅着工に非連続で、底堅い収益基盤。

  • 省エネ義務化が追い風

    2025年以降の省エネ基準適合義務で、旧型製品の買替促進へ。

  • 病院・介護需要の拡大

    高齢化でナースコールなど施設向けシステム需要が増加基調。

  • 4.63%配当利回りが下支え、安定株主還元継続影響

    配当利回り4.63%。株主還元姿勢が株価下支え

  • PBR0.66倍の解散価値割れ、自社株買い余地次回株主総会影響

    PBR0.66倍と1倍割れ。自己資本比率高く、自社株買いでPBR改善も

  • 安定収益基盤で下値抵抗力、防犯需要堅調通年影響

    FY26売上高630億円と前期並み。インターホン需要安定、大幅減収リスク低い

  • 外国人保有比率10.7%と一定水準、バリュー株見直し不定影響

    PER18.6倍とバリュー圏。市場全体のバリュー志向高まれば見直しも

マイナスに働く材料7
  • 新設住宅着工の減少

    国内住宅着工は長期減少トレンドで、新規需要の伸びは限定的。

  • 競争激化と値下がり圧力

    中国製代替品や参入増でシェア維持に値下げが必要な可能性。

  • 利益率の低下傾向

    25/3期の営業利益率6%がピークで、その後4.4%へ低下予想。

  • 営業利益減少トレンド、コスト増・競争激化2026年通年影響

    FY26営業利益28億円(前期比-26%)。営業利益率も6%→4.44%低下

  • 低ROE3.61%で資本効率悪く、株主価値向上課題継続影響

    ROE3.61%と自己資本利益率低い。改善策なければ成長期待乏しい

  • 売上高横ばい、成長市場不在で増収期待薄通年影響

    FY24→FY26売上高613→630→630億円と頭打ち。新規事業なし

  • 高配当が投資余力制限、成長鈍化の悪循環継続影響

    配当利回り4.63%と高いが、内部留保減で成長投資不足懸念

次の決算で確かめる点
リフォーム向け売上比率
既存ストック需要の強さを測る指標。60%超なら安定性確認。
営業利益率
競争環境とコスト管理の成果を反映。6%維持がカギ。
医・介施設向け売上
高齢化追い風を享受できているか確認する重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.56%。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
4.56%
いまの株価に対して
配当性向
139.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3231.5
2018年3月320.053.2
2019年3月4025.037.2
2020年3月5127.554.1
2021年3月50−2.046.5
2022年3月9182.042.2
2023年3月80−12.155.2
2024年3月13062.551.1
2025年3月1300.074.2
2026年3月1300.0139.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,530人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.639.339.238.040.143.0
金融機関32.230.230.329.729.928.4
事業法人23.319.119.219.218.916.5
外国法人8.310.310.111.49.410.7
自己株式10.310.310.310.210.27.2
証券会社0.71.11.31.71.71.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01市川 周作10.82
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.94
03アイホン従業員持株会4.63
04株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.98
05三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.87
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.78
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.66
08アイホン取引先持株会2.13
09住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.06
10光通信KK投資事業有限責任組合2.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+103%、1株純資産は14期で+102%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月742,1143.621.026.3
2014年3月1102,2205.115.625.3
2015年3月1162,4994.815.928.4
2016年3月2022,5908.09.321.2
2017年3月1272,7114.814.231.5
2018年3月942,8223.419.353.2
2019年3月1402,9014.912.437.2
2020年3月1452,9485.09.954.1
2021年3月1843,1996.010.146.5
2022年3月2593,4237.87.942.2
2023年3月1793,5755.111.455.2
2024年3月2843,9677.510.651.1
2025年3月2214,0795.511.874.2
2026年3月1514,2793.618.0139.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢
市川周作取締役会長(代表取締役)73
鈴木富雄取締役社長執行役員(代表取締役)54
入谷正章取締役76
繁治義信取締役70
吉野彩子取締役51
尾関誠監査役(常勤)61
神谷誠監査役62
小西ゆかり監査役67
穗積正彦監査役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)211861113668
社外取締役630305
監査役215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容791字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び子会社12社で構成され、戸建住宅向けシステム、集合住宅向けシステム、医療・福祉施設向けシステム、オフィス・公共施設向けシステム等の電気通信機器の製造・販売を主な内容とし、さらに各事業に関連する据付工事、請負、修理等の事業活動を展開しております。 当企業集団の各社の事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 当社が電気通信機器を製造・販売するほか、生産面ではタイのアイホンコミュニケーションズ(タイランド)とベトナムのアイホンコミュニケーションズ(ベトナム)が製品の生産を行っております。さらに、国内ではアイホンコミュニケーションズ株式会社が当社製品の生産と基板の加工を行っております。 また、販売面では北米につきましてはアイホンコーポレーションが、欧州につきましてはアイホンS.A.S.が、オセアニアにつきましてはアイホンPTYが、東南アジアにつきましてはアイホンPTE.が、イギリスにつきましてはアイホンUKがそれぞれ販売を行っております。 さらに、開発面では株式会社ソフトウェア札幌、株式会社テシオテクノロジ及び株式会社日本マイクロリンクがソフトウェア開発等を行っております。 なお、GEGA ELECTRONIQUEにつきましては、当社グループ全体の経営効率の向上を目的に2024年2月から解散手続きを開始しております。 セグメントの区分は次のとおりであります。 セグメントの名称   会社名 日本   アイホン株式会社 北米   アイホンコーポレーション 欧州   アイホンS.A.S.、アイホンUK タイ   アイホンコミュニケーションズ(タイランド) ベトナム   アイホンコミュニケーションズ(ベトナム) その他   アイホンPTY、アイホンPTE. 事業の系統図は次のとおりであります。(2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題2,407字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は1948年の創業以来、インターホンを中心とした通信機器の専門メーカーとして事業を展開し今日に至っております。 基本方針は、経営理念「自分の仕事に責任を持て 他人に迷惑をかけるな」の下、自社ブランドを基本とし、開発から生産・販売・アフターサービスに至るまで一貫して行い、お客様に満足していただける商品づくりを進めております。 また、経営ビジョンである「コミュニケーションとセキュリティの技術で社会に貢献する」の下、「新しい安心をかたちに」をパーパスとして掲げ、新しい安心を実感できる商品やサービスを提供し、社会に貢献していきたいと考えております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、国内だけでなく広く世界約70カ国に輸出をしております。当社グループの発展のためには、国内の既存事業基盤の強化のみならず、新規事業分野の創造を図るとともに、海外における販売体制の強化、グローバルな生産体制のより一層の推進など海外展開の強化を進め、収益構造やコスト構造の改善を進めることが重要であると認識しております。具体的な経営指標につきましては、引き続き経営基盤の強化を図るため連結売上高営業利益率を重要な指標としております。また、より一層資本効率の向上を目指した経営を進めてまいります。 (3)経営環境、中長期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く市場環境といたしましては、為替変動や欧米を中心に各国の経済環境における事業への影響に加えて米国の関税政策の動向や地政学リスクにつきましても、引き続き注視が必要な状況となっております。 なお、中長期的な成長ドライバーとしては、国内の集合住宅市場を中心としたリニューアルと海外市場であると考えております。特に海外市場におきましては、引き続き北米、欧州が中心となることは間違いないものの、アジア・オセアニア地域の更なる拡大に向けてシンガポールを中心とした販売体制の強化を進めてまいります。また、当社グループのサステナビリティ基本方針に基づき、社会課題の解決に向けたサービスの販売についても積極的に取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 <サステナビリティ基本方針> アイホングループは、経営理念である「自分の仕事に責任を持て 他人に迷惑をかけるな」に基づき、全てのステークホルダーが安心・安全・快適を実感できる商品やサービスを提供することにより、持続可能な社会の実現に貢献します。 詳細は当社ウェブサイトをご参照ください。(https://www.aiphone.co.jp/sustainability/concept/) <国内市場> 住宅市場におきましては、戸建・集合ともに新築住宅の着工戸数は減少傾向で推移しているものの、旺盛なセキュリティニーズを背景に、引き続きリニューアル需要は拡大することが予測されます。また、ケア市場におきましては、病院の新設着工件数は引き続き減少傾向にあり、高齢者施設等においても高齢者の増加で需要自体は拡大するものの、介護従事者の人員不足等により市場環境といたしましては厳しい状況が予測されます。 ・住宅市場 戸建住宅につきましては、積極的な提案と安定した商品供給により売上の拡大につなげてまいります。集合住宅につきましては、需要が多いリニューアルの受注促進に向けて、受注から施工までの体制強化を継続し、確実な受注につなげてまいります。また、宅配ソリューションサービス「Pabbit」のさらなる市場浸透に向けて宅配事業者等との連携を強化し、社会課題である再配達問題の解決とサービス拡充を推進してまいります。 ・ケア市場 ケア市場におきましては、病院の新設着工件数は引き続き減少傾向にあるものの、病院や施設を中心に高まる「見守り支援」のニーズを追い風に、ソリューション提案の際に自治体等からの補助金事例も活用しながら、リニューアル売上の拡大につなげてまいります。 ・業務市場 業務市場におきましては、引き続き高まりをみせる公共施設等の無人化・省人化ニーズに即したネットワーク対応商品のソリューション提案を推進し、既存設備の統合やスマートフォン対応による他社連携も視野に提案を強化いたします。 <海外市場> 米国の政治動向や欧州の景気回復への不透明感、中国不動産不況に紐づく投資の停滞など現地事業活動への影響が顕在化してきております。しかしながら、欧米を中心にセキュリティニーズは高水準を維持しており、IPネットワーク対応商品の販売拡大を見込んでおります。また、アジア市場のさらなる開拓に向け、引き続きシンガポールを中心とする販売体制の強化を進め、需要の多いケア市場及び業務市場へのIPネットワーク対応商品の販売を拡大してまいります。 <商品開発> 開発力強化の一環として、ここ数年ではソフトウェア開発を担うソフトウェア札幌、テシオテクノロジ、日本マイクロリンクを子会社化いたしました。一方で現在大規模な研究開発が複数件同時に進行していることや、子会社の早期戦力化に向けた投資により研究開発コストが高止まりしております。開発リソースを効率的に活用しながら、引き続き開発力の強化に努めてまいります。 <生産活動> 効率的な生産と商品の安定供給及び品質向上に向け、引き続き自動化と省人化の促進に向けた投資を進めるとともに、製品及び部品の適正な在庫水準の維持に向けた生産管理を強化いたします。
事業等のリスク2,047字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、当社グループはこれらのリスクを認識したうえで、その影響を最小限にすべく事業活動を行ってまいります。 (1)新設住宅市場への依存 当社グループの売上において、海外の販売を強化するとともにリニューアル市場での売上拡大に注力いたしておりますが、国内の新設住宅着工戸数の減少が経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)競争激化 当社グループは、インターホンを中心とした通信機器の専門メーカーとして事業展開しておりますが、競合他社との競争に晒されております。また、付加価値の高い商品開発を強化しているものの、競合他社の動向、市場環境の悪化等により当社グループ商品への需要の変動や価格競争が激化した場合等には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)部品調達 当社グループは、多数の取引先から部品等を調達しておりますが、取引先の生産能力の事情や中東情勢等の各国の政治・経済の動向による部品の供給停止や遅延、価格の高騰等が生じた場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)品質問題の発生 当社グループでは、ねらいの市場品質情報を収集し、品質管理を徹底した新商品の開発、また既存商品の品質改善を適切に行い、必要とする期間お客様が安全で安心し満足してご使用できる状態をつくることを目的とした品質保証規程を定めております。 なお、品質に対する管理体制には万全を期しておりますが、予期せぬ不具合等の発生に伴い製造物賠償責任が発生し、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法令等の違反・変更 当社グループでは、コンプライアンス体制を確立するため、行動規範や規程等を整備するとともにリスク管理委員会等を設置し、法令及び企業倫理に反しない企業を目指し啓蒙活動等を推進しておりますが、法令等違反が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、国内及び海外各国の法令・規制等の変更により、当社グループの事業活動が影響を受け、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)知的財産権の紛争 当社グループが保有する知的財産権の保護に関しましては適切な管理体制を敷くとともに、第三者の知的財産権を侵害することのないよう十分な調査等を行っておりますが、図らずも第三者との間で知的財産権に係る紛争が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等の発生 当社グループは、国内及び海外の各地に事業を展開しており、各事業拠点における地震等の大規模な自然災害の発生により被る損害を最小限に抑えるため事業継続マネジメントシステム(BCMS)等を構築しリスクマネジメントを行っております。しかしながら、想定を超える地震等の大規模な自然災害の発生や新たな感染症の世界的な感染拡大(パンデミック)により、当社グループの事業拠点や供給元並びに販売先等のサプライチェーンに甚大な被害が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、先行きの不透明感による需要の落ち込みや販売活動に制限が生じた場合においても、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)国際情勢の不安 当社グループは、国内及び海外の各地に事業を展開しており、当社グループ子会社及び取引先から情報の収集等を行っておりますが、各国の政治・経済の動向あるいは予期せぬ戦争、テロ等が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、米国の関税政策の動向は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9)為替の変動 当社グループは、海外の各地に事業を展開しており、各国の経済情勢や環境の変化等による為替変動が、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報の漏洩及び滅失の発生 当社グループが保有する個人情報を含む機密情報に関しましては、情報の管理体制を確立するため情報セキュリティ規程等を整備するとともに、運用環境の整備を継続的に行っておりますが、予期せぬ事態の発生に伴い保有情報が漏洩もしくは滅失し、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (11)株価の変動 当社グループは、事業戦略、取引先との関係強化、地域社会との関係維持等を総合的に勘案し、中長期的な企業価値を向上させるため株式を保有しています。個別の銘柄ごとに経済合理性等を検証し、保有意義が薄いと判断した株式は売却しておりますが、株式価値が変動した場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,720字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における世界経済は、米国の関税政策による景気減速に加え、中東地域の緊迫化に伴う地政学リスクの高まりもあり、不透明な状況が続きました。 こうした中、わが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調を維持しております。一方で、米国の関税政策が経済に与える影響や、物価上昇の継続に伴う生活防衛意識の高まりによる個人消費の減速懸念等、先行きの不透明な状態が続いております。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (イ)財政状態 当連結会計年度末の財政状態は、資産799億5千7百万円(前連結会計年度末比29億1千9百万円増)、負債99億2千3百万円(同3億5千1百万円減)、純資産700億3千4百万円(同32億7千1百万円増)となりました。 (ロ)経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高629億8千3百万円(前連結会計年度比0.5%減)、営業利益28億2百万円(同26.5%減)、経常利益31億7千1百万円(同23.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益24億6千6百万円(同31.9%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 (日本セグメント) 売上高は538億6千1百万円(前期比4.2%減)となりました。営業利益は売上高の減少や開発費の増加、部品価格の高止まり等もあり15億9千万円(同37.8%減)となりました。 <戸建住宅市場> 売上高は44億7千万円(前期比1.5%減)となりました。 新築では、当社の納入時期にあたる住宅着工戸数は減少傾向が続くものの、主力商品の価格改定に伴う駆け込み需要に加え積極的な受注活動を推進したことにより、テレビドアホンのスタンダードモデルの販売が好調に推移し、売上は増加いたしました。 リニューアルでは、防犯意識の高まりを追い風に積極的な受注活動が奏功しましたが、一部商品の納入遅延があり、売上は大幅に減少いたしました。 <集合住宅市場> 売上高は、312億4千4百万円(前期比2.3%増)となりました。 新築では、当社の納入時期にあたる住宅着工戸数が減少し、分譲マンション向けの販売は減少したものの、賃貸マンション向け主力商品の販売が好調に推移し、売上は増加いたしました。 リニューアルでは、一部商品の納入遅延があったものの、セキュリティニーズが高水準を維持していることに加え、主力商品に標準搭載している宅配ソリューションサービス「Pabbit」の積極的な提案活動が奏功し、売上は増加いたしました。 <ケア市場> 売上高は、86億8千2百万円(前期比13.9%増)となりました。 新築では、医療・介護従事者不足の解消に向けた見守り支援ニーズはあるものの、新築着工数の減少が影響し、売上は減少いたしました。 リニューアルでは、需要の多い高齢者への医療・介護を中心に補助金活用によるDX導入支援の追い風が続く中、ナースコールをコアとする見守り支援等のソリューション提案を積極的に進め、売上は大幅に増加いたしました。 <業務市場> 売上高は、36億9千4百万円(前期比7.3%増)となりました。 セキュリティニーズが高水準を維持していることに加え、鉄道や工場等における連絡用設備の受注が拡大し、売上は増加いたしました。 (北米セグメント) 売上高は、97億8千万円(前期比17.9%減)となりました。営業利益は売上高が減少したもののグループ会社からの仕入れ価格見直しの影響等により1億4千7百万円(前期は営業損失1千3百万円)となりました。 関税を中心とした米国経済が不透明な中、最終顧客の実需に大きな減少は見られないものの、販売代理店の在庫調整により当社製品の購入が控えられ、現地通貨ベースの売上は大幅に減少いたしました。 (欧州セグメント) 売上高は、42億3千8百万円(前期比2.3%減)となりました。営業利益は3千5百万円(前期は営業損失6千5百万円)となりました。 欧州経済が停滞する中、中国製品との価格競争もあり、現地通貨ベースの売上は減少いたしました。 (タイセグメント) 生産拠点として、売上高は110億1千4百万円(前期比1.8%減)となりました。営業利益は、売上高減少の影響等もあり4億6千3百万円(同25.3%減)となりました。 下期からの注文減少に伴い生産量が前期を下回ったことから、売上は減少いたしました。 (ベトナムセグメント) 生産拠点として、売上高は68億2千万円(前期比4.1%増)となりました。営業利益は、グループ会社への販売価格減少の影響等もあり3億2千5百万円(同7.6%減)となりました。 一部製品の供給に遅延はあったものの年間では計画通りに生産できたことから、売上は増加いたしました。 (その他) 売上高は、16億8千5百万円(前期比4.7%増)となりました。営業利益は、3千3百万円(同52.7%減)となりました。 <オセアニア> 売上高は、8億9千万円(前期比2.5%減)となりました。 主要国オーストラリアでは、IPネットワーク対応インターホンシステムの大型プロジェクトの受注環境が厳しく納入金額が減少したことなどが影響し、現地通貨ベースの売上は減少いたしました。 <東南アジア> 売上高は、7億9千4百万円(前期比14.1%増)となりました。 業務市場の販売が好調に推移したことによる香港での売上増加や、住宅市場の販売が好調に推移したことによる台湾での売上増加により、現地通貨ベースの売上は大幅に増加いたしました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ15億9百万円減少し、228億1千7百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は21億6千9百万円(前連結会計年度比62.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益33億8千5百万円、売上債権の増加額10億5百万円などがあったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は22億7千7百万円(前連結会計年度は7億2千9百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出34億1千6百万円、投資有価証券の売却による収入8億8千3百万円などがあったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は23億4千4百万円(前連結会計年度は24億1千4百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額21億2千7百万円などがあったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (イ)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 日本   37,179   107.8 タイ   11,173   99.7 ベトナム   6,853   104.3 合計   55,205   105.6 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しておりません。 (ロ)受注実績 当社グループは、主として需要見込による生産方式をとっておりますので記載を省略しております。 (ハ)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   47,558   104.3 北米   9,504   80.7 欧州   4,235   97.7 その他   1,685   104.7 合計   62,983   99.5 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (イ)財政状態 当連結会計年度末における資産は799億5千7百万円(前連結会計年度末770億3千7百万円)となり29億1千9百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が16億3千万円減少、売上債権が14億3千9百万円増加、建設仮勘定が25億4千4百万円増加、投資有価証券が6億6千5百万円増加したこと等によるものであります。負債は99億2千3百万円(前連結会計年度末102億7千4百万円)となり3億5千1百万円減少いたしました。これは主に、仕入債務が3億3千7百万円減少、リース債務が8千9百万円減少、未払法人税等が6千7百万円減少、退職給付に係る負債が1億3千9百万円増加したこと等によるものであります。純資産は700億3千4百万円(前連結会計年度末667億6千3百万円)となり32億7千1百万円増加いたしました。これは主に、為替換算調整勘定により20億3千4百万円増加、その他有価証券評価差額金により9億1百万円増加したこと等によるものであります。 (ロ)経営成績 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、629億8千3百万円(前連結会計年度比0.5%減)となりました。売上高の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 (ロ)経営成績」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、265億1千1百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。主な減少要因としましては、為替の影響や部品コストの増加によるものであります。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、237億8百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。主な増加要因としましては、人件費の増加によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、28億2百万円(前連結会計年度比26.5%減)となりました。主な減少要因としましては、売上総利益が減少したことによるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、31億7千1百万円(前連結会計年度比23.8%減)となりました。主な減少要因としましては、営業利益が減少したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、24億6千6百万円(前連結会計年度比31.9%減)となりました。主な減少要因としましては、経常利益が減少したことによるものであります。 なお、当社グループが経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標としている連結売上高営業利益率は、人件費や研究開発費など販売費及び一般管理費が増加したことに伴い、4.4%(前連結会計年度比1.6ポイント減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、持続的な成長のための積極的投資と株主への利益還元に必要な資金の確保、並びに強固な財務基盤の維持を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出に努めております。運転資金需要の主なものは、製品を生産するための材料仕入、外注費等の製造費用や新商品開発のための新商品開発費及び販売費であります。また、設備資金需要の主なものは、製品を生産するための機械装置等の固定資産購入であります。なお、当社グループはこれらの資金を全額自己資金で充当しております。 また、株主還元につきましては、長期的な視点に立った安定的な配当を実施するとともに、経営基盤の強化と収益見通しを勘案しつつ積極的な配当を検討しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が経営成績等に重要な影響を及ぼすと考えております。 (製品保証引当金) 製品保証引当金は、将来発生する修理費用の見積額を計上しております。修理費用の見積額は、過去の発生実績率や特定案件の合理的な見積りに基づいて計上しておりますが、実際の発生実績率または修理費用が見積りと異なる場合、製品保証引当金に影響を及ぼす可能性があります。 (退職給付債務及び退職給付費用) 退職給付債務及び退職給付費用は、割引率や年金資産の期待運用収益率等の数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、退職給付債務及び退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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