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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

日本電波工業

NIHON DEMPA KOGYO CO., LTD.6779 · Prime · 電気機器

水晶振動子・発振器の総合メーカー。周波数制御デバイスで世界有数のシェアを持つ。

概要

日本電波工業は、東京都渋谷区に本社を置く水晶デバイス専業メーカーである。1954年の創業以来、水晶振動子や水晶発振器などの周波数制御デバイスを一貫生産し、通信・車載・産業機器向けに供給する。2025年3月期の連結売上高は531億円、営業利益46億円で、東証プライム市場に上場する。グループは国内外15社で構成され、世界の電子機器に不可欠な水晶部品を提供している。

通信・車載・産業の3市場を柱とする事業ポートフォリオ

日本電波工業の売上は、大きく3つの市場に分かれる。最大の市場は車載向けで、売上高の約5割を占める。エンジン制御やADAS向けに高信頼性の水晶振動子・発振器を供給する。次に通信・情報機器向けが約3割で、スマートフォン、基地局、データセンター向けが含まれる。特にAIデータセンター向け光トランシーバ用の低ジッタ発振器が成長分野である。産業機器向けは約2割で、FA機器や計測器、防衛・宇宙向けも含む。これら3市場に加え、光学市場向けに高純度人工水晶と光学部材も手掛ける。2025年3月期の総売上高531億円のうち、水晶振動子が395億円、水晶発振器が91億円、その他応用機器・人工水晶が60億円である。

地域別売上に見るグローバル展開

日本電波工業の売上は、アジア地域が最大で全体の約46%を占める。うち中国が最も多く186億円、韓国28億円、その他アジア35億円。欧州は116億円で約21%、北米は66億円で約12%、日本国内は91億円で約17%である。車載向けは欧州と日本が中心だが、中国でも現地生産子会社を通じて供給する。グループはマレーシア、中国蘇州、イギリス、アメリカなどに製造・販売子会社を有し、現地化を進めてきた。2024年には台湾にNDK TAIPEIを設立し、アジアでの販売網を強化している。

一貫製造体制とグループ構成

日本電波工業は、人工水晶の育成から水晶片の切断・研磨、振動子・発振器の組立までを一貫して手掛ける。国内では狭山事業所(埼玉)を中核とし、古川エヌ・デー・ケー(宮城)や函館エヌ・デー・ケー(北海道)に製造委託している。海外ではマレーシアのASIAN NDK CRYSTAL、中国蘇州の蘇州日電波電子工業が主要生産拠点である。販売は北米をNDK AMERICA、欧州をNDK EUROPE、中国をNDK-ELECTRONICS SHANGHAI、台湾をNDK TAIPEIが担う。グループ全体で15社(当社含む)からなり、2022年には東京証券取引所プライム市場に移行した。

成長戦略の柱「Five Pillars + One」構想

日本電波工業は2025年度を初年度とする中期経営計画で、「Five Pillars + One」構想を掲げる。5つの柱は車載市場、移動体市場、産機市場、光学市場、特機市場(防衛・宇宙)であり、これに新規領域(+One)を加える。車載では長年の取引実績を生かしたシェア維持、移動体では高精度品による差別化、産機ではAIデータセンター向け成長を取り込む。光学では高純度人工水晶の競争力を活かし、特機では高度なセキュリティ対応を強化する。+Oneでは大学・研究機関との連携やIPランドスケープ分析を通じて将来の事業を探索する。

業界の中での役割は電子部品メーカー(水晶デバイス)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
546億円
営業利益
34億円
営業利益率
6.2%
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
中国186億円34.1%
その他117億円21.4%
日本91億円16.7%
アメリカ63億円11.5%
ドイツ33億円6.0%
韓国28億円5.1%
メキシコ16億円2.9%
ルーマニア12億円2.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス(通信・情報機器)主力

スマートフォン、基地局、サーバー等の通信・情報機器向けに水晶振動子や水晶発振器を供給。高い周波数精度と安定性が求められる用途で採用されている。

主な製品・サービス2
水晶振動子
水晶の圧電効果を利用した共振子。電子回路のクロック源として使用され、周波数制御の基準となる。
水晶発振器(SPXO・TCXO・VCXO等)
水晶振動子と発振回路を一体化したモジュール。温度補償型(TCXO)など用途に応じたバリエーションがあり、通信機器の基準信号源として重要。

02自動車準主力

車載向け水晶デバイスを供給。カーナビ、エンジン制御、ADAS等の電子制御ユニットに使用され、高信頼性・高温対応が求められる。

主な製品・サービス1
車載用水晶振動子・発振器
自動車の厳しい環境条件下でも安定動作する水晶デバイス。AEC-Q200等の車載品質基準に対応。

03産業機器・その他副次

FA機器、計測器、医療機器等の産業向けに水晶デバイスを供給。また、人工水晶や水晶片などの原材料も製造・販売している。

主な製品・サービス2
人工水晶及び水晶片
水晶振動子の原材料。高純度の人工水晶を育成し、所定の角度に切断・研磨した水晶片を製造。
応用機器(発振器モジュール等)
水晶デバイスを応用した各種モジュール製品。カスタム仕様にも対応。

製品と技術

電子機器のクロック源を支える水晶振動子

日本電波工業の主力製品は水晶振動子である。水晶の圧電効果を利用した共振子で、電子回路に基準クロックを供給する。周波数は数kHzから数百MHzまで対応し、携帯電話やサーバー、自動車のECUなど幅広い用途に使われる。同社は狭山事業所を中心に、自社育成の人工水晶から一貫生産し、高精度・高安定性を実現。車載向けには高温動作や耐衝撃性を強化した製品をラインアップする。2025年3月期の水晶振動子売上高は395億円で、全体の約72%を占める。

温度補償型発振器など高付加価値品の水晶発振器

水晶発振器は、水晶振動子と発振回路を一体化したモジュールである。日本電波工業はSPXO、TCXO、VCXOなど多様なタイプを製造する。特にTCXOは温度変化による周波数変動を補償し、基地局やGPS機器に不可欠。近年はAIデータセンター向け光トランシーバ用の低ジッタ発振器の需要が拡大。同社は英国のエンジニアリング体制を強化し、次世代製品の開発を進める。2025年3月期の水晶発振器売上高は91億円である。

人工水晶と光学部材—原材料から最終製品まで

日本電波工業は水晶振動子の原材料となる人工水晶を自社で育成する。高純度の人工水晶は光学部材としても価値が高く、プロ仕様カメラ用レンズや半導体製造装置用窓材に使用される。同社は水晶原石の世界最高水準の高純度を競争力とし、コーティング技術と組み合わせて供給する。また、QCM(水晶振動子マイクロバランス)センサーを半導体製造装置向けに展開し、膜厚測定などに活用されている。光学市場向け売上は他のカテゴリに含まれるが、独自の技術領域である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

水晶デバイスの有力メーカー、需要回復待ち

電気機器セクターに属し、水晶振動子や水晶発振器の専業メーカー。同業のイビデンはICパッケージ基板、キオクシアホールディングスはNANDフラッシュメモリーと異なり、日本電波工業は周波数制御デバイスに特化。自動車や通信機器向けで一定のシェアを有するが、スマートフォンなど民生用の需要変動に影響を受ける。営業利益率は低下傾向で、2026年3月期は6%台と予想。IoTや5G向け需要の本格化が期待されるが、当面は調整局面。

強み

  • 高精度な水晶振動子の製造技術で品質面で評価。
  • 産業用から民生用まで幅広い周波数デバイスを提供。
  • 自動車、通信機器メーカーなどとの長期取引実績。
  • 海外工場を活用したコスト競争力と供給力。

課題

  • 営業利益率が6%台まで低下しており、採算改善が必要。
  • スマートフォン依存度が高く、需要の影響を受けやすい。
  • MEMS発振器など新技術との競合がシェアを脅かす。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字が日本電波工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16794フォスター電機741億円13.4倍
26908イリソ電子工業683億円16.6倍
36997日本ケミコン680億円40.1倍
46768タムラ製作所661億円
56809TOA617億円16.8倍
66779日本電波工業616億円29.7倍
77915NISSHA596億円58.8倍
86718アイホン503億円18.9倍
96785鈴木431億円11.5倍
106823リオン401億円14.0倍
116817スミダコーポレーション396億円18.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

東京都渋谷区での創業と一貫生産の始まり(1954-1963)

日本電波工業は1954年1月、東京都渋谷区代々木新町に本社・工場を建設し、水晶振動子の製造を開始した。1959年には水晶フィルタ、1960年には水晶発振器の製造を始め、製品群を拡大。1962年に埼玉県狭山市に新工場を建設し、1963年には人工水晶工場と水晶切断工場を完成させ、原材料から製品までの一貫生産体制を整えた。同年、株式を店頭登録し、資金調達の基盤を築いた。

マレーシア・米国・欧州への海外拠点設立(1975-1989)

日本電波工業は1975年に米国出張所を開設し、1979年にはマレーシアに初の海外生産子会社ASIAN NDK CRYSTALを設立。同年、米国にNDK AMERICAを設立し、北米販売を開始した。1986年にはマレーシアに第2工場、1988年には英国にNDK EUROPEを設立、欧州販売網を構築。1989年には北海道函館に子会社を設立し、国内生産能力も強化した。この時期、海外売上高が拡大し、グローバル企業への第一歩を踏み出した。

東京証券取引所上場とアジア拠点の拡充(1990-2002)

1990年12月、東京証券取引所市場第二部に上場。1994年には中国江蘇省蘇州市に初の中国生産子会社を設立。1998年には東証第一部に指定替え。2002年には米国で持株会社を設立し、北米事業を再編。また、中国上海に販売子会社、シンガポールに地域統括会社を設立し、アジア全体での販売網を強化した。この間、1995年には香港子会社も設立。グループの売上は500億円規模に成長した。

中国事業の再編と研究開発拠点の強化(2004-2021)

2004年に北海道千歳に千歳テクニカルセンターを開設。2005年には子会社エヌ・アール・エス・テクノロジーと函館エヌ・デー・ケーが合併し解散。2009年には狭山事業所に新研究棟「ラボラトリーATOM」を竣工。中国では2019年に蘇州日電波電子工業有限公司を新設し、2021年には旧蘇州日本電波工業有限公司の事業を移管して解散。2020年にはSAWデバイス子会社を設立するが、同年に株式の51%を売却し関連会社化。この間、売上高は400億円台で推移した。

プライム市場移行と「Five Pillars + One」構想(2022-現在)

2022年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場へ移行。同年、新潟エヌ・デー・ケーを解散。2024年には蘇州の貿易子会社を解散し、台湾に新販売子会社NDK TAIPEIを設立。2025年3月期の売上高は531億円、営業利益46億円と増収増益を達成。中期経営計画で「Five Pillars + One」構想を掲げ、車載・移動体・産機・光学・特機の5市場に注力。先行投資として研究開発やDX、設備更新を進め、将来の成長基盤を構築している。

年表48件を開く

1950年代

  • 1954年1月東京都渋谷区代々木新町(現 渋谷区西原)に本社並びに工場を建設し、移転
  • 1959年4月水晶フィルタの製造開始

1960年代

  • 1960年4月水晶発振器の製造開始
  • 1962年3月埼玉県狭山市に新工場(現 狭山事業所)建設着手
  • 1963年3月狭山事業所内に人工水晶工場完成、人工水晶の製造開始
  • 1963年5月狭山事業所内に水晶切断工場完成
  • 1963年6月株式を㈳日本証券業協会に店頭登録
  • 1964年4月狭山事業所内に組立工場完成
  • 1964年7月大阪出張所を開設(現 関西事務所)

1970年代

  • 1970年3月M&A新潟県新潟市に関連会社 ホーク電子㈱設立(1990年10月に子会社化、2005年4月に社名を新潟エヌ・デー・ケー㈱に変更)
  • 1975年12月アメリカ合衆国カリフォルニア州にアメリカ出張所を開設
  • 1976年3月宮城県古川市(現 大崎市)に子会社 古川エヌ・デー・ケー㈱設立
  • 1979年1月マレーシア クアラルンプールに子会社 ASIAN NDK CRYSTAL SDN. BHD.設立
  • 1979年12月アメリカ合衆国カリフォルニア州のアメリカ出張所を発展的に解消し、子会社 NDK AMERICA, INC.設立

1980年代

  • 1985年4月狭山事業所本館竣工
  • 1986年4月愛知県岡崎市に中部営業所を開設
  • 1986年9月商号変更マレーシア クアラルンプールに子会社 MALAYSIAN QUARTZ CRYSTAL SDN. BHD.設立(1992年4月に社名をNDK QUARTZ (M) SDN.BHD.に変更)
  • 1986年11月狭山事業所新館竣工
  • 1988年9月イギリス ロンドンに子会社 NDK EUROPE LTD.設立
  • 1989年3月北海道函館市に子会社 函館エヌ・デー・ケー㈱設立

1990年代

  • 1990年3月東京都新宿区西新宿に本社事務所を開設
  • 1990年12月上場東京証券取引所 市場第2部に上場
  • 1994年1月中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日本電波工業有限公司設立
  • 1994年11月イタリアに子会社 NDK EUROPE LTD.の子会社 NDK ITALY SRL設立
  • 1995年9月香港に子会社 NDK ELECTRONICS (HK) LIMITED設立
  • 1998年9月東京証券取引所 市場第1部に指定

2000年代

  • 2002年3月アメリカ合衆国イリノイ州に子会社 NDK CRYSTAL, INC.設立
  • 2002年4月アメリカ合衆国イリノイ州に、子会社 NDK AMERICA, INC.及びNDK CRYSTAL, INC.の全株式を保有する持株会社 NDK HOLDINGS USA, INC.設立
  • 2002年4月北海道函館市に日本電気㈱との合弁会社 エヌ・アール・エス・テクノロジー㈱設立
  • 2002年9月中国上海市に子会社 NDK-ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.設立
  • 2003年11月シンガポールに子会社 ASIAN NDK CRYSTAL SDN. BHD.の子会社 NDK CRYSTAL ASIA PTE. LTD.設立
  • 2004年4月北海道千歳市に千歳テクニカルセンターを開設
  • 2005年10月M&A子会社 エヌ・アール・エス・テクノロジー㈱は、子会社 函館エヌ・デー・ケー㈱と合併し解散
  • 2005年12月本社事務所を東京都新宿区西新宿から東京都渋谷区笹塚に移転
  • 2006年1月本店を東京都渋谷区西原から東京都渋谷区笹塚に移転
  • 2009年4月狭山事業所内に新研究棟「ラボラトリーATOM」竣工
  • 2009年6月中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日本電波工業有限公司の子会社 蘇州日電波工業貿易有限公司設立

2010年代

  • 2014年4月M&A子会社 NDK ITALY SRLは、子会社 NDK EUROPE LTD.と合併し解散
  • 2015年5月本社事務所・本店を東京都渋谷区笹塚(移転前と同一地域内)に移転
  • 2016年6月M&A子会社 NDK CRYSTAL, INC.は、子会社 NDK HOLDINGS USA, INC.と合併し解散
  • 2019年11月中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日電波電子工業有限公司設立

2020年代

  • 2020年5月北海道函館市に子会社 NDK SAW devices㈱設立
  • 2020年10月子会社 NDK SAW devices㈱の株式の51%を売却し、関連会社化
  • 2021年9月子会社 蘇州日本電波工業有限公司は、事業を子会社 蘇州日電波電子工業有限公司に移管し解散
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年9月子会社 新潟エヌ・デー・ケー㈱解散
  • 2024年3月蘇州日電波電子工業有限公司の子会社 蘇州日電波工業貿易有限公司解散
  • 2024年9月台湾に子会社 NDK TAIPEI CO.,LTD.設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    5市場と新規領域のポートフォリオ構想

    車載、移動体、産機、光学、特機(防衛・宇宙・QCM)の5つの柱に加え、将来の成長を担う新規領域(+One)を設定。市場調査や特許分析を通じて有望領域を絞り込み、段階的な評価と意思決定で事業化を進める。

  2. 02

    車載市場での競争力強化とコスト改善

    品質信頼性と安定供給力を基盤に、コスト改善を通じてグローバルシェアを維持。価格競争の激しい地域向けにはコスト削減策を実施し、競争力を強化する。

  3. 03

    移動体市場での高付加価値化と技術活用

    周波数安定性・信号品質の技術を活かし、高精度・高信頼性用途で差別化。顧客要求に応じた高付加価値商品を展開し、オープンイノベーションや外部連携で市場リーチを拡大。MEMS対抗品の開発も推進。

  4. 04

    産機市場での成長対応と開発基盤強化

    生成AI普及に伴うデータセンター関連需要に対応し、低ジッタのタイミングデバイスなど次世代製品を投入。供給体制を強化し、英国のエンジニアリング体制整備など開発基盤を強化して製品ポートフォリオを拡充する。

  5. 05

    防衛・宇宙・QCMと光学市場での展開

    防衛市場ではセキュリティ要件対応の開発体制を強化。宇宙・QCM事業は地上用途や半導体製造装置向けに展開し、データ活用で付加価値を創出。光学市場では高純度水晶原石と一貫技術を活かし、プロ仕様カメラや半導体向け部材を供給する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,313人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は701万円で、9期前と比べて+26.6%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,470
2018年3月3,514
2019年3月55442.816.73,298
2020年3月55542.016.12,994
2021年3月56142.416.42,463
2022年3月60443.017.12,378
2023年3月63043.016.92,417
2024年3月64742.916.42,366
2025年3月68043.116.52,334197
2026年3月70143.116.52,313147

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 6 / 海外 5、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
狭山事業所 — 埼玉県狭山市116億円
狭山事業所 — (注)2116億円
本社事務所 — 東京都渋谷区507百万円
千歳テクニカルセンター — 東京都品川区138百万円
千歳テクニカルセンター — 北海道千歳市57百万円
関西営業所 — 大阪府大阪市19百万円
千歳テクニカルセンター — 北海道恵庭市17百万円
中部営業所 — 愛知県岡崎市14百万円
主な関係会社
  • 国内
    古川 エヌ・デー・ケー㈱
    宮城県大崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ASIAN NDK CRYSTAL SDN. BHD.
    マレーシア・セランゴール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NDK QUARTZ (M) SDN. BHD.
    マレーシア・セランゴール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    函館 エヌ・デー・ケー㈱
    北海道函館市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    蘇州日電波電子工業 有限公司
    中国・江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NDK HOLDINGS USA, INC.
    アメリカ・デラウェア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NDK AMERICA, INC.
    アメリカ・イリノイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NDK EUROPE LTD.
    イギリス・ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NDK-ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.
    中国・上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NDK TAIPEI CO., LTD.
    台湾・台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NDK SAW devices㈱
    北海道函館市 · 持分法適用会社
    議決権42.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業先導研究(委託)極限時刻同期に基づく革新的通信デバイスと応用開拓
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-12-24
    5,225万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は546億円営業利益34億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.8%、利益が-26.1%。

売上高
+2.8%
546億円
営業利益
-26.1%
34億円
営業利益率
6.2%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高625億円546億円
営業利益52億円34億円
純利益32億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は153億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.9%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q125
2024年1Q11665.2
2024年2Q131139.9
2024年3Q1281410.9
2024年4Q128
2025年2Q263249.1
2025年4Q268228.2
2026年2Q267145.2
2026年4Q279207.2
2027年1Q153127.88

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は506億円から546億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5060
子会社 NDK ITALY SRLは、子会社 NDK EUROPE LTD.と合併し解散
2014年3月5082
2015年3月4774
子会社 NDK CRYSTAL, INC.は、子会社 NDK HOLDINGS USA, INC.と合併し解散
2016年3月4491
2017年3月4385
2018年3月440−96
中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日電波電子工業有限公司設立
2019年3月425−1
北海道函館市に子会社 NDK SAW devices㈱設立
2020年3月395−86
2021年3月39226
2022年3月45449
2023年3月52575
台湾に子会社 NDK TAIPEI CO.,LTD.設立
2024年3月50331
2025年3月53146308.7
2026年3月54634266.2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高546億円のうち、営業利益として残るのは34億円6.2%。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.2%389億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.1%99億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.4%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
6.2%
本業の利益として残る割合
ROE業種比1.2pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが42億円、投資CFが−74億円で、差し引きのフリーCFは−32億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は108億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月37−5138−14118
2014年3月32−26496177
2015年3月14−2−5212144
2016年3月57−12−1145172
2017年3月39−57−18−18134
2018年3月−9−7317−8269
2019年3月16−2321−782
2020年3月912021101
2021年3月13544167
2022年3月46−23−8923104
2023年3月66−32−3534103
2024年3月85−38−3047123
2025年3月61−451916159
2026年3月42−74−24−32108

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は763億円。このうち返さなくてよい自己資本が319億円で、自己資本比率は41.8%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月71426145336.6
2014年3月76226649634.9
2015年3月71727544238.4
2016年3月68025742337.8
2017年3月68825243636.7
2018年3月60815145724.8
2019年3月60814746124.2
2020年3月545534929.8
2021年3月63113649521.5
2022年3月61220041232.7
2023年3月64224040237.4
2024年3月66227438841.4
2025年3月71529242440.8
2026年3月76331944441.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
108億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
197億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
444億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中121位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中196位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.8%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,662で、1年前と比べて+202.1%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥2,662-3.4%1ヶ月-1.3%1年+202.1%時価総額616億円
過去52週の値幅
安値¥902高値¥5,010

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.7倍
PER (会社予想)19.1倍
PBR1.86倍
配当利回り1.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で約9.6%下落し2770円。25日線2835円を下回り、75日線3179円も割り込む。週足では8月13日3165円まで上昇後、下落基調。52週高値5010円からは大幅に下落(約45%)。ただし、200日線1917円は大きく上回り、長期トレンドは上昇。出来高は8月13日137万株と高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 30.3倍は業界平均28.3倍とほぼ同水準、PBR 1.95倍は業界平均2.12倍をやや下回る。ROE 6.8%は平均的だが、配当利回り0.99%は業界平均1.87%を下回り、配当性向145.7%と持続可能性に懸念。収益は増収基調だが、利益率に改善余地。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.7倍30.8倍
PER (予想)19.1倍
PBR1.86倍2.58倍
ROE6.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

1年間で株価が約2.6倍に上昇し、PER30倍とやや割高感が出ている。強気派は5Gや車載電子化の需要拡大で成長継続を見込むが、弱気派は2026/3期の営業利益率が6.23%と低下見通しである点や、スマホ向け需要の減速リスクを指摘する。増収基調は継続するかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 5G・車載需要の追い風

    5G基地局やADAS用センサーに水晶発振器が不可欠

  • 高シェアによる安定的受注

    車載向けは長期供給契約で競合参入が容易でない

  • 収益改善の余地

    2025/3期は営業利益率8.66%と改善傾向

  • 売上高546億と3期連続増収通年影響

    FY2026売上高546億、前期比+15億と安定成長。

  • 水晶デバイス需要拡大で受注増継続影響

    AI向け水晶発振器需要急増、受注高拡大。

  • 営業利益34億と過去水準に比べ低いが底打ち期待FY2026影響

    営業利益34億円は前期46億から減少したが、底入れ期待。

  • 高PERでも成長性考慮で割高感薄らぐ継続影響

    PER30.3倍だが新規需要で成長期待。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026/3期の営業利益率は6.23%と前期から低下予想

  • スマホ需要の不透明感

    スマホ向けは飽和気味で価格競争が激化

  • 株価のバリュエーション

    PER30倍は業界平均(想定15-20倍)対比割高

  • 営業利益46億→34億と大幅減益FY2026影響

    FY2026営業利益34億、前期比▲12億と悪化。

  • 営業利益率8.66%→6.23%と収益性低下通年影響

    営業利益率が8.66%から6.23%へ低下。

  • PER30.3倍と業績悪化で割高継続影響

    PER30.3倍は減益を考慮すると過大評価。

  • 配当利回り1%弱で魅力乏しい継続影響

    配当利回り0.99%と低く、株主還元不足。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性のトレンドを確認するため
車載向け売上高
今後の成長ドライバーの強弱を測るため
受注残高
先行きの需要動向を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.13%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.13%
いまの株価に対して
配当性向
145.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月20
2018年3月200.0
2022年3月5−75.02.0
2023年3月20300.019.6
2024年3月2525.028.6
2025年3月3020.077.6
2026年3月300.0145.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,907人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.9%を占め、残る66.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.548.846.935.139.545.0
金融機関24.226.631.442.731.531.2
外国法人7.112.312.516.922.417.0
証券会社7.99.86.33.23.83.9
事業法人2.22.42.82.02.62.8
外国人個人0.10.10.10.10.10.2
自己株式5.55.50.00.30.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.71
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.96
03SIX SIS LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.32
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.02
05株式会社りそな銀行2.88
06竹内敏晃2.75
07株式会社埼玉りそな銀行2.64
08竹内寛1.50
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.49
10株式会社三菱UFJ銀行1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-08-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.68%
    -0.61pt
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.29%
    -1.12pt
  • 2026-08-06
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.51%
    -0.58pt
  • 2026-07-22
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.13%
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.35%
    -0.07pt
  • 2026-06-22
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    3.62%
    -2.08pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.42%
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    5.70%
    -1.98pt
  • 2026-04-07
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    7.68%
    +0.69pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+708%、1株純資産は14期で+5%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−151,3321368.8
2014年3月91,3540.787.2
2015年3月−291,402
2016年3月161,3091.247.2550.7
2017年3月311,2862.426.2
2018年3月−520770
2019年3月−13750
2020年3月−444273
2021年3月10169120.97.2
2022年3月2781,02132.54.52.0
2023年3月2691,03928.04.819.6
2024年3月1011,1879.113.728.6
2025年3月781,2656.310.677.6
2026年3月901,3926.813.1145.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額51百万円。

氏名役職年齢保有株数
加藤啓美代表取締役 執行役員社長7433,000
上木健一取締役 常務執行役員 技術本部長6011,000
及川英之取締役 常務執行役員 営業サービス本部長5615,000
菅原賢一取締役 常務執行役員 生産本部長5810,000
竹内謙取締役 常務執行役員 管理本部長4573,000
安樂恒樹取締役692,000
筧悦子取締役691,000
相神一裕取締役68
坂入夏彦監査役 常勤684,000
吉田美菜子監査役591,000
森田功監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役733335
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容686字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、国内子会社2社、国内関連会社2社及び海外子会社10社の計15社で構成され、水晶振動子、水晶発振器、その他の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造とその販売を行っております。 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。 水晶振動子及び 水晶発振器   :   当社が製造販売する他、国内におきましては連結子会社であります古川エヌ・デー・ケー㈱、函館エヌ・デー・ケー㈱に製造を委託しております。海外におきましては連結子会社でありますASIAN NDK CRYSTAL SDN.BHD.及び蘇州日電波電子工業有限公司に製造を委託しております。 また、当社製品を連結子会社でありますNDK AMERICA,INC.が主に北米地域で、ASIAN NDK CRYSTAL SDN.BHD.が主に東南アジア地域で、NDK EUROPE LTD.が主に欧州地域で、NDK-ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.が主に華南地域を除く中国で、NDK TAIPEI CO.,LTD.が主に台湾で販売をしております。 その他応用機器、 結晶及び水晶片等   :   当社が製造販売する他、国内におきましては連結子会社であります古川エヌ・デー・ケー㈱及び持分法適用会社でありますNDK SAW devices㈱に製造を委託しております。 海外におきましては連結子会社でありますNDK QUARTZ (M) SDN.BHD.に製造を委託しております。 事業の主な系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,382字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業理念「お客様への奉仕を通じて、社会の繁栄、世界の平和に貢献する」ことをミッションとし、豊かで平和な社会を実現するために不可欠な周波数の制御と選択、検出に関連する製品の専業メーカーとして、業界をリードする高信頼性商品を開発、製造、販売することにより、お客様に喜んでいただくことを経営の基本としております。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、2025年度(2026年3月期)を初年度とする3か年の中期経営計画を策定し、以下の構想を重要施策として掲げております。 「Five Pillars + One」構想 事業ポートフォリオ構想として、「Five Pillars + One」を掲げ、車載市場、移動体市場、産機市場、光学市場、特機市場の5つの柱と将来の成長に向けた新規領域(+One)の検討を進めております。新規領域(+One)は、既存5市場の強化・補完を図りつつ、中長期的な事業ポートフォリオの持続的成長を支える取り組みとして位置づけております。 当連結会計年度においては、市場調査、技術動向調査、特許調査等を通じて有望領域の絞り込みと開発ロードマップの整理を進めました。 翌連結会計年度以降は、段階的な評価と意思決定を行いながら、事業化に向けた取り組みを推進してまいります。 Pillar1:車載市場 車載市場においては、当社は長年にわたりグローバル車載顧客との取引実績を有しており、品質信頼性と安定供給力を競争力の基盤として事業を展開しております。 また、競争が活発なマーケットであり、コスト改善を通じてグローバルシェアを維持します。特に価格競争の激しい地域向けについてはコスト削減策を実施しています。これにより、車載市場での競争力を強化し、持続的な成長を目指します。 Pillar2:移動体市場 移動体市場において、当社は水晶デバイス分野における周波数安定性・信号品質に関する技術的知見を活かし、高精度・高信頼性が求められる用途を中心に差別化を進めています。 顧客要求に対応した高付加価値商品を展開し、利益向上を目指します。NDKの技術力を活かし、オープンイノベーション戦略を想定し、外部連携等を活用しながら市場リーチを拡大します。さらに、顧客課題を解決する技術開発を推進し、新たな競争力強化を図るとともに、MEMS対抗品を開発することで競争優位を目指します。 Pillar3:産機市場 産機市場では、生成AIの普及等を背景にデータセンター関連需要が急速に拡大しています。光トランシーバにおいては、信号品質を左右する低ジッタのタイミングデバイスが重要な役割を担っております。 当社グループは、当該分野において次世代製品の投入を進めるとともに、顧客ニーズに対応した供給体制の強化を通じて、成長軸の拡大を図っております。 また、需要の大幅な拡大に対応するため、複数市場に共通する競争力の源泉として、回路設計・IC開発を含む開発基盤の強化を昨年より進めております。その一環として英国のエンジニアリング体制を整備し、開発テーマの多様化や製品ポートフォリオの拡充に対応可能な体制を構築しております。 これらの先行的な開発基盤への取り組みにより、当社グループは次世代製品を継続的に市場へ投入できる体制を整えております。 Pillar4:防衛市場&宇宙・QCM市場 防衛市場では、当社グループが培ってきた無線通信技術を活かし、高い信頼性が求められる分野において各種顧客から評価を受けております。 本事業の運営にあたっては高度なセキュリティ対応が不可欠であることから、昨年追加した新たな拠点において、セキュリティ要件に対応した開発体制の強化を進めています。 また、宇宙・QCM事業では、これまでに確立した技術を地上用途へ展開し、半導体製造装置向けのソリューションビジネスとして展開しております。 QCM事業においては、装置メーカーの顧客と連携しながらデータの蓄積・活用を進めており、装置・プロセスの高度化に資する新たな付加価値の創出や、将来的なビジネスモデルの拡張を見据えた取り組みを推進しております。 Pillar5:光学市場 光学市場では、原材料から加工・製品化までの一貫技術を有し、水晶原石の世界最高水準の高純度が競争優位の源泉となっております。プロ仕様カメラ市場において高いシェアを有しているほか、半導体製造装置や検査装置向けには、高品質な水晶原石およびコーティング技術を用いた光学部材を供給しており、関連分野における需要に対応しております。 上記、「Five Pillars + One」構想を実現するためには、技術戦略が重要となります。 長期的な技術開発戦略 当社グループは、長期的な市場ニーズの明確化と先行開発を推進するため、マーケティング部門を設置し、各部門との連携体制を構築しております。 当連結会計年度においては、営業部門による顧客ヒアリング、新事業推進チームによる大学・研究機関・ベンチャーとの連携、知財部門によるIPランドスケープ手法を活用した特許分析等を組み合わせ、仮説検証を繰り返しながら、解像度の高い市場ニーズを設定するための仕組みを整備しております。 これらの取り組みは、短期的な製品開発にとどまらず、中長期的な競争優位の確立および企業価値向上を目的とした経営基盤強化の一環として位置づけています。 今後も、市場環境の変化を的確に捉えながら、連続的かつ持続的に新たなソリューションを市場にご提案してまいります。
事業等のリスク2,889字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、重要施策を実現するために、リスク管理委員会において、これを阻害するリスクについて適切に対応する体制を整備しています。 当事業年度においては、デカップリングリスク、製品軍事利用風評リスク、気候変動対応リスク、関係会社管理リスク、情報セキュリティリスク、業界再編リスクの6つのリスクを重点管理リスクとして識別し、それぞれ対応を指揮を明確にし、リスク管理計画を策定し、実施しています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識し、それぞれの部署において、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努め、より良い事業展開に向かい邁進する所存であります。 なお、下記のリスクの中には将来に関する事項も含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが開示する必要があると判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1) 当社グループ事業の拡大 当社グループは収益性・成長性の高い市場への対応を目指し積極的な研究開発、設備投資を行い、柱となる事業の早期構築並びに定着に取り組み、業績の向上を目指しております。 主なお客様といたしましては、車載市場、移動体市場、産機市場、光学市場、特機市場となりますが、これらの業界の市況並びに需要動向の変化により、また世界の景気動向の変化、金利・為替・株価の変動により、売上高及び損益は影響を受けます。 (2) 競争激化のリスク 水晶業界は大変競争が厳しく、想定以上の価格下落のリスク、最大限の経営努力をしても競争優位を維持できないリスクがあります。また、競争力を維持するために多額の研究開発、設備投資が必要であり、投資計画の前提条件に変動があった場合には、投資を回収できないリスクや機会損失を被るリスクがあります。 (3) 各国の公的規制 当社グループはグローバルな事業展開を行っており、国内外の進出先において事業・投資の許可、国家安全保障又はその他の理由による輸出入規制等、様々な政府規制の適用を受けております。また、通商、独占禁止、特許、租税、為替管理、環境関連の適用も受けており、これらの規制や法令の変更により、事業停止等による業績への影響が出る他、規制等の強化に伴い対応コストが増加することがあります。 (4) 仕入先等に関するリスク 当社グループは製品の製造にあたり、多岐にわたる原材料等の購入を行っておりますが、安定調達が維持できない場合には、想定利益を確保できないリスク、工程の遅延、機会損失、お客様等への賠償責任が発生するリスクがあります。 (5) 人材に関するリスク 人材の育成、採用を積極的に進めておりますが、計画どおりにできない場合には、当社グループの成長や利益に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 環境汚染に関するリスク 当社グループでは、「NDKグループ 環境基本理念・基本方針」のもと、環境負荷の低減に努めておりますが、事業活動を通じて一切の環境汚染が発生しないという保証はありません。環境汚染が発生又は判明した場合、浄化処理等の対策費用が発生し、当社グループの損益に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報管理に関するリスク お客様等の個人情報や機密情報の保護については、社内規程の制定、従業員への教育など対策を徹底しておりますが、情報漏洩を完全に防ぐことはできません。情報漏洩が起きた場合には、競争力の低下、信用の低下、あるいはお客様等に対する賠償責任が発生する可能性があります。 (8) 自然災害や突発的事象発生のリスク 当社グループは生産並びに販売ともにグローバルな展開を行うことにより、取引集中によるリスクの回避に努めております。しかし、地政学的リスクの高まりや地震をはじめとする自然現象の大きな変化、感染症の蔓延等、突発的な不測事態の発生は、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、一定の収束を迎えているものの、世界的再流行による景気後退、各国の規制等による当社グループの操業停止や顧客企業における生産活動の停止・縮小等により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 (9) 為替変動のリスク 当社グループの在外子会社等の外貨建の財務諸表項目は、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。また、当社グループは世界各国に製品を販売しており、為替変動に対するヘッジ等を通じて、短期的な為替の変動による影響を最小限に止める措置を講じていますが、予測を超えた為替変動が当社グループの業績及び財務状況に影響を与える場合があります。 (10) 知的財産・製品の欠陥等のリスク 当社グループの事業運営上において、知的財産に係わる紛争が将来生じ、当社グループに不利な判断がなされたり、製品の欠陥に起因して製品回収、お客様への補償、機会損失等が生じる可能性があります。これらのリスクが顕在化する場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 (11) 貸倒れリスク 当社グループ取引先の信用不安により予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、追加的な損失や引当の計上が必要となる場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 (12) 財務経理上のリスク 事業の動向により、財務・経理上、以下のようなリスクが生じる可能性があります。 ①  棚卸資産に係るリスク 需要の急変、販売見込みの相違等による滞留在庫の発生や、販売価格の大幅な下落により、棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。 ②  固定資産に係るリスク 有形固定資産は見積耐用年数に基づき減価償却を実施しておりますが、将来の陳腐化や事業撤退等により臨時の損失が発生するリスクがあります。また、業績見込み悪化により将来キャッシュ・フロー見込額が減少し、回収可能価額が低下した場合には、減損損失が発生する可能性があります。 ③  投資有価証券に係るリスク 投資有価証券は、将来その時価又は実質価額が著しく下落した場合には、減損する可能性があります。 ④  繰延税金資産に係るリスク 繰延税金資産は、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対して将来の業績予想を基に適正額を計上しておりますが、将来の業績の変動、税制改正等により計上額が増減する可能性があります。 ⑤  確定給付負債に係るリスク 確定給付負債は、割引率、退職率、死亡率等の前提条件に基づき算出しております。実績の前提条件との相違、前提条件の変更、会計基準の改訂等により、負債額に影響する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,514字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。これらの将来に関する記載事項につきましては、「第2  事業の状況  3  事業等のリスク」に記載した内容等を含む様々な要因により、実際の結果と異なる場合があります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月から2026年3月まで)の世界経済は、年度当初には米国による高関税政策の導入を背景に通商環境の不透明感が見られたものの、年度後半にかけて欧米を中心とする主要国において金融引締めが概ね一段落し、インフレ率の落ち着きも相まって、底堅く推移しました。ただし、2026年2月末以降の中東情勢の悪化により、先行きの不確実性は増しました。 当社の用途別販売状況につきましては、売上高の約半分を占める車載向けは、主要な販売先である欧州向けの販売が伸び悩んだ一方、日本向けの販売が増加しました。加えて、年度後半には、メモリ価格上昇を背景とした安全在庫確保の動きなどが寄与し、売上高は前年同期比で増加しました。また、当社は、AIデータセンターで使用される光トランシーバやサーバ向け製品を展開しており、関連需要が堅調に推移したことから、産業機器向けの売上高も増加いたしました。防衛向けを中心とする特機向けにおいても、同様に売上高は前年同期比で伸長いたしました。これに対し、スマートフォン向けを含む移動体通信向けおよび光学製品の売上高は前年同期比で減少いたしました。これらの結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比2.9%増の54,629百万円となりました。 利益面では、営業利益が前年同期比27.4%減の3,355百万円、税引前当期利益が同13.6%減の2,552百万円、当期利益が同15.2%増の2,065百万円となりました。 当社は、Vision2030の達成に向け、中期経営計画で掲げるポートフォリオ変革(「Five Pillars + One」)を推進しています。あわせて、生産性の飛躍的向上を目的に、最先端製造ラインへの更新やDXの導入にも取り組んでいます。これらは将来の成長基盤を強化するための取り組みであり、その実現に向けて研究開発、DXおよび最先端設備への先行投資を実施していることから、当期の利益を一時的に押し下げる要因となりました。なお、当連結期間における対米ドル平均為替レートは151.01円(前連結会計年度は152.48円)でした。 事業の品目別の業績を示すと、次のとおりであります。 ①  水晶振動子 水晶振動子の販売は、車載向けで前期比増加しました。一方、スマートフォン向け含む移動体通信向けで前期比減少しました。その結果、売上高は39,513百万円(前期比1.4%増)となりました。 ②  水晶発振器 水晶発振器の販売は、AIデータセンター向けで前期比増加しました。その結果、売上高は9,094百万円(前期比4.9%増)となりました。 ③  その他 防衛向けを中心とする特機向けの販売が前期比増加しました。一方、光学製品の販売は前期比減少しました。その結果、売上高は6,021百万円(前期比11.3%増)となりました。 主要な販売先別の業績を示すと、次のとおりであります。 ① 日本 車載向け水晶振動子の販売が前期比で増加しました。また防衛向けを中心とする特機向けの販売が前期比増加しました。その結果、売上高は9,104百万円(前期比11.5%増)となりました。 ②  アジア 中国圏では、AIデータセンター向けの販売が前期比で増加した一方で、移動体通信向け水晶振動子の販売は前期比で減少しました。その他のアジア地域では、光学製品の販売が前期比減少しました。その結果、売上高は中国18,569百万円(前期比0.89%減)、韓国2,819百万円(前期比0.7%増)、その他3,543百万円(前期比15.0%減)となりました。 ③  欧州 第4四半期におけるメモリ価格上昇を背景とした安全在庫確保の動きにより、車載向けの販売が前期比増加しました。またヘルスケア向けの販売が前期比増加しました。その結果、売上高は11,556百万円(前期比4.1%増)となりました。 ④  北米 車載向けの販売が前期比で増加しました。その結果、売上高は6,633百万円(前期比10.9%増)となりました。 受注及び販売の実績を品目別に示すと、次のとおりであります。なお、当社は売上予測に基づく見込み生産を行っているため、販売価格による生産額の集計は行っておりません。 ①  受注実績 品目別の名称   受注高(百万円)   前期比(%) 水晶振動子   42,401   2.5 水晶発振器   12,569   47.6 その他   7,870   29.2 合計   62,840   12.3 ②  販売実績 品目別の名称   販売高(百万円)   前期比(%) 水晶振動子   39,513   1.4 水晶発振器   9,094   4.9 その他   6,021   11.3 合計   54,629   2.9 (注)  総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、主な相手先別の販売実績の記載を省略しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における資産、負債及び資本の、前連結会計年度末に対する主な増減は以下のとおりであります。 前連結会計年度末に比べ、総資産は、有形固定資産の増加3,456百万円、棚卸資産の増加1,962百万円、営業債権の増加1,092百万円、無形資産の増加961百万円、流動資産その他に含まれる未収入金の増加955百万円、定期預金の増加800百万円、現金及び現金同等物の減少5,076百万円等により4,802百万円増加し76,325百万円となりました。負債は、政府補助金繰延収益の増加1,024百万円、営業債務その他の未払勘定の増加859百万円等により2,055百万円増加し44,407百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分は、当期包括利益3,583百万円、剰余金の配当693百万円等により、2,746百万円増加して31,917百万円となりました。 これらの結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の40.8%から1.0ポイント増加して41.8%となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比較し5,076百万円減少の10,805百万円となりました。活動毎のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 フリー・キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,201百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローが7,379百万円のマイナスとなったことにより、3,178百万円のマイナス(前連結会計年度比4,834百万円のマイナス)となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、マイナス要因として棚卸資産の増加1,490百万円、法人所得税の支払額736百万円、営業債権の増加526百万円等があったものの、プラス要因として減価償却費及び償却額3,911百万円、税引前当期利益2,552百万円、営業債務の増加1,220百万円があったこと等により、4,201百万円のプラス(前連結会計年度比1,908百万円のマイナス)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、マイナス要因として有形固定資産の取得による支出5,701百万円、無形資産の取得による支出1,036百万円、定期預金の預入による支出800百万円があったこと等により、7,379百万円のマイナス(前連結会計年度比2,925百万円のマイナス)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、マイナス要因としてリース負債の返済による支出906百万円、長期借入金の返済による支出803百万円、配当金の支払694百万円等があったこと等により、2,443百万円のマイナス(前連結会計年度比4,355百万円のマイナス)となりました。 これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ5,076百万円減少し、10,805百万円となりました。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 親会社所有者帰属持分比率   32.7   %   37.4   %   41.4   %   40.8   %   41.8   % 時価ベースの 親会社所有者帰属持分比率   40.4   %   46.4   %   48.4   %   26.6   %   35.2   % キャッシュ・フロー対 有利子負債比率   5.9       4.2       3.1       4.8       7.0 インタレスト・ カバレッジ・レシオ   10.5       22.6       21.4       15.2       9.6 [算式]親会社所有者帰属持分比率:親会社所有者帰属持分/総資産 時価ベースの親会社所有者帰属持分比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注) 1. IFRSに基づく連結ベースの財務数値により計算しております。 2. 株式時価総額は自己株式を除く発行済普通株式数をベースに計算しております。 3. キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4. 有利子負債は連結財政状態計算書に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5  経理の状況  1.  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  連結財務諸表注記  2.作成の基礎  (4) 見積り及び判断の利用」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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