概要
川崎重工業は、航空宇宙システム、車両、エネルギーソリューション&マリン、精密機械・ロボット、パワースポーツ&エンジンの5事業を柱とする総合重工業メーカーである。1878年に造船所として創業し、現在はボーイング787の部品製造、新幹線車両、LNG運搬船、Ninjaシリーズで知られる二輪車など、多様な製品を手がける。2026年3月期の連結売上収益は2兆3113億円、従業員数4万1652人。神戸市に本社を置く。
5つの事業セグメントで構成される収益構造
川崎重工業の連結売上収益は、2026年3月期に2兆3113億円である。セグメント別では、パワースポーツ&エンジン事業が6828億円(構成比29.5%)、航空宇宙システム事業が6136億円(26.5%)、エネルギーソリューション&マリン事業が4335億円(18.8%)、精密機械・ロボット事業が2591億円(11.2%)、車両事業が2362億円(10.2%)と続く。事業利益は全体で1451億円、事業利益率は6.3%である。セグメント間で収益規模と利益率にばらつきがあり、最大セグメントであるパワースポーツ&エンジン事業は利益率3.3%と低く、航空宇宙システム事業は10.2%と高い。エネルギーソリューション&マリン事業は12.7%で最も高い利益率を示す。
グローバルな生産・販売ネットワーク
同社は日本国内に加え、米国、中国、東南アジア、欧州などに生産・販売子会社を配置する。車両事業では、米国にKawasaki Rail Car, Inc.を持ち、ニューヨーク市交通局向け地下鉄電車を現地生産する。パワースポーツ&エンジン事業は、米国、メキシコ、タイに製造子会社を持ち、北米市場向けの二輪車やオフロード四輪車を供給する。精密機械・ロボット事業では中国に複数の製造・販売子会社を有し、油圧機器と産業用ロボットを現地生産する。船舶事業は中国の持分法適用関連会社がLNG運搬船などを建造する。連結子会社は136社、持分法適用関連会社は31社に及ぶ。
グループ再編と分社化の歴史
川崎重工業は2000年代以降、事業ごとの分社化を進めてきた。2002年に船舶事業を川崎造船(現・連結子会社)に、精密機械事業をカワサキプレシジョンマシナリに分離。2005年にはプラント事業と破砕機事業をそれぞれ子会社化。2009年には建設機械事業をKCMに分離し、2015年に全株式を日立建機に譲渡した。2021年には車両事業を川崎車両に、二輪車・エンジン事業をカワサキモータースにそれぞれ分離し、持株会社体制へ移行した。この分社化により、各事業の自律運営と経営責任の明確化を図っている。同時に、川重冷熱工業を2021年に完全子会社化するなど、グループ内の統合も進めている。
収益変動と構造改革の課題
各事業の収益は外部環境の影響を受けやすく、過去10年間の純利益は187億円から1082億円の間で変動している。2021年3月期には193億円の赤字を計上したが、2026年3月期には1082億円の過去最高益を達成した。2025年度は全事業セグメントで黒字を確保した。一方で、2024年に潜水艦修繕事業と舶用エンジン事業における不正事案が発覚し、特別調査委員会を設置。再発防止策として検査プロセスの自動化やコンプライアンス体制の強化を進めている。グループビジョン2030では事業利益率10%を目標に掲げ、水素事業や医療ロボットなどの新事業育成にも注力する。
業界の中での役割は輸送用機器・産業機械の総合メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01航空宇宙システム事業主力
航空機、航空機用エンジン、宇宙関連機器等の製造・販売。自社及び子会社で対応。
- 航空機
- 民間機・防衛機等の製造。
- 航空機用エンジン
- 民間・防衛用エンジンの製造・販売。
- 宇宙関連機器
- 人工衛星関連、ロケット部品等。
02車両事業主力
鉄道車両、除雪機械等の製造・販売。川崎車両㈱が国内生産、海外子会社が現地生産・販売。
- 鉄道車両
- 新幹線、通勤電車、地下鉄車両等。海外向けも生産。
- 除雪機械
- ロータリー除雪車等。
03エネルギーソリューション&マリン事業主力
エネルギー機器(ガスタービン、ボイラ等)、水素関連機器、舶用推進システム、船舶、破砕機等を製造・販売。
- ガスタービン
- 産業用ガスタービン。コージェネレーション等に利用。
- ボイラ
- 川重冷熱工業が製造・販売。
- 船舶
- 貨物船、タンカー等。持分法適用関連会社が建造。
- 破砕機
- ㈱アーステクニカが製造・販売。建設廃材等の処理用。
04精密機械・ロボット事業準主力
油圧機器、産業用ロボット、医療用ロボット等の製造・販売。
- 油圧機器
- 建設機械・産業機械向け油圧ポンプ、モータ等。
- 産業用ロボット
- 溶接、組立、塗装等の用途。川崎ブランドで世界展開。
05パワースポーツ&エンジン事業準主力
二輪車、オフロード四輪車(SxS、ATV)、パーソナルウォータークラフト「ジェットスキー」、汎用ガソリンエンジンの製造・販売。カワサキモータース㈱が統括。
- 二輪車
- スポーツ、ツーリング、オフロードモデル等。
- オフロード四輪車(SxS、ATV)
- サイド・バイ・サイド、全地形対応車。
- パーソナルウォータークラフト「ジェットスキー」
- 水上オートバイ。
- 汎用ガソリンエンジン
- 発電機、芝刈機等向け小型エンジン。
06その他事業副次
商業(販売・受注仲介)、福利施設管理等を行う。川重商事㈱等が担当。
製品と技術
ボーイング787の部材など航空宇宙システム
航空宇宙システム事業では、民間航空機の分担製造品としてボーイング787の主翼や胴体部品を手がける。防衛省向けには戦闘機や輸送機の部品、航空機用エンジンの製造も行う。宇宙関連では人工衛星の構造体やロケット部品を供給する。2026年3月期のセグメント売上収益は6136億円で、同事業の約6割を防衛関連が占める。民間航空機需要の回復と防衛力強化の流れを受けて、増収・増益を達成した。主要顧客はボーイング、防衛省、航空機エンジンメーカーである。
新幹線からNY地下鉄まで手がける車両事業
車両事業は川崎車両株式会社が担い、新幹線電車(N700S系など)、通勤電車、地下鉄車両を製造する。海外向けでは、ニューヨーク市交通局向け新型地下鉄電車(R211型)を連続受注しており、米国子会社Kawasaki Rail Car, Inc.が現地生産する。除雪機械も同事業の製品群に含まれる。2026年3月期の売上収益は2362億円。国内鉄道車両市場ではトップクラスのシェアを持ち、インバウンド需要や都市鉄道更新需要を追い風に受注が拡大している。
LNG運搬船と水素関連設備のエネルギーソリューション
エネルギーソリューション&マリン事業では、産業用ガスタービン、ボイラ、水素関連設備、舶用推進システム、LNG運搬船などを手がける。船舶は中国の持分法適用関連会社(南通中遠海運川崎船舶工程など)が建造し、LPG/アンモニア運搬船もラインアップに加わる。水素事業では液化水素サプライチェーンの商用化実証を進め、液化水素運搬船や基地の建設プロジェクトを推進中。破砕機は子会社アーステクニカが製造し、建設廃材処理などに使われる。同事業の事業利益率は12.7%とグループ内で最も高い。
建設機械向け油圧機器と産業用ロボット
精密機械・ロボット事業は、油圧機器と産業用ロボットが二本柱である。油圧機器では中国の建設機械市場向けに油圧ポンプやモータを供給し、好調な需要に支えられている。産業用ロボットは溶接、組立、塗装用途を中心にKawasakiブランドで世界展開し、半導体製造装置向けロボットの需要が拡大している。また、持分法適用関連会社のメディカロイドが医療用ロボット「hinotori」を製造・販売する。同事業の売上収益は2591億円で、中国市場の動向に大きく依存する。
Ninjaシリーズで知られるパワースポーツ&エンジン
パワースポーツ&エンジン事業はカワサキモータース株式会社が統括する。二輪車ではNinjaシリーズやZシリーズなどのスポーツモデルが主力で、北米・欧州・東南アジアで販売される。オフロード四輪車(SxS、ATV)やパーソナルウォータークラフト「ジェットスキー」も展開する。汎用ガソリンエンジンは発電機や芝刈機向けに供給される。2026年3月期の売上収益は6828億円とグループ最大だが、関税コスト上昇や競争激化で事業利益は227億円に減少した。生産は米国、メキシコ、タイの子会社で行われる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
重工の総合大手、防衛需要拡大で追い風
川崎重工業は、輸送用機器セクターに分類される重工業メーカーで、航空宇宙、鉄道車両、船舶、エネルギーなど幅広い事業を展開し、国内の大手重工3社の一角を担います。同業他社には鉄道車両メーカーのARCHIONやエンジンメーカーのジャパンエンジンコーポレーションが含まれますが、当社は総合的な技術力と規模で圧倒的な存在感です。売上高は2026年3月期に2兆3113億円と推定され、業績は拡大傾向にあります。
強み
- 航空宇宙や鉄道など多岐にわたり、リスク分散が可能。
- 長年培った技術で、航空機や新幹線など高付加価値製品を提供。
- 防衛装備の需要拡大で、収益に寄与。
- 売上高2兆円超と業界トップクラスの規模を誇る。
課題
- 営業利益率が開示されておらず、収益性が低い可能性。
- 原材料やエネルギー価格の高騰がコスト増に。
- 海外からの受注は競争が激しく、受注獲得が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が川崎重工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6302住友重機械工業 | 6,759億円 | 16.2倍 |
| 2 | 6368オルガノ | 5,790億円 | 20.2倍 |
| 3 | 5631日本製鋼所 | 5,255億円 | 27.0倍 |
| 4 | 6268ナブテスコ | 5,106億円 | 25.6倍 |
| 5 | 7003三井E&S | 4,241億円 | 10.8倍 |
| 6 | 7012川崎重工業 | 4,078億円 | 18.8倍 |
| 7 | 6005三浦工業 | 3,944億円 | 13.2倍 |
| 8 | 4208UBE | 3,740億円 | 14.3倍 |
| 9 | 6432竹内製作所 | 3,587億円 | 12.0倍 |
| 10 | 268Aリガク・ホールディングス | 3,497億円 | 38.0倍 |
| 11 | 6728アルバック | 3,493億円 | 20.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
1878年、川崎正蔵が東京築地に造船所を創業
1878年4月、川崎正蔵は東京築地南飯田町の官有地を借用し、川崎築地造船所を創業した。当初は官営工場の貸与を受けて事業を始めたが、1881年3月には兵庫東出町に川崎兵庫造船所を開設。1886年5月、官営兵庫造船所(東川崎町)を借り受け、川崎兵庫造船所を併合し、川崎造船所と商号変更した。この拠点が現在の本社所在地である神戸市中央区東川崎町に連なる。創業から10年足らずで、国内有数の造船所に成長した。
1896年、株式会社川崎造船所として法人化
1896年10月、川崎造船所は株式会社組織に改められ、松方幸次郎が初代社長に就任した。松方は川崎正蔵の女婿であり、経営の拡大を推進した。1906年には兵庫工場を開設し、1919年には川崎汽船株式会社を設立するなど、海運業への進出も図った。1922年には岐阜工場を開設し、鉄道車両や航空機など新たな分野への布石を打った。この時期、造船事業を核としながらも、多角的な事業展開の基盤が築かれた。
1928年・1937年、鉄道車両と航空機の分離独立
1928年5月、鉄道車両事業を分離し川崎車輌株式会社を設立。1937年11月には航空機事業を分離し川崎航空機工業株式会社を設立した。これにより、川崎造船所は造船に特化する一方、グループ全体で輸送機器の幅を広げた。1939年12月には社名を川崎重工業株式会社に変更し、重工コングロマリットとしての体裁を整えた。1940年には明石工場(川崎航空機工業)を開設し、戦時期の航空機生産体制を強化した。
戦後の再編:製鉄分離と3社合併
1950年8月、製鉄事業を分離し川崎製鐵株式会社(現・JFEスチール)を設立。川崎重工業は造船・機械・車両・航空機に専念した。1966年には加古川工場、坂出工場、西神戸工場を相次いで開設し、生産能力を拡大。1969年4月、川崎航空機工業と川崎車輌を吸収合併し、3社が再統合された。1972年には汽車製造株式会社を合併し、鉄道車両部門を強化した。この再編により、川崎重工業は航空、車両、船舶、機械を一貫して手がける体制に戻った。
1966年〜1989年、北米市場への本格進出
1966年3月、American Kawasaki Motorcycle Corp.(現Kawasaki Motors Corp., U.S.A.)を設立し、二輪車の北米販売を開始。1981年12月には米国にKawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.を設立し、現地生産に踏み切った。1989年2月にはKawasaki Rail Car, Inc.を設立し、鉄道車両の現地生産を開始。米国市場向けに二輪車、鉄道車両の供給体制を整えた。1990年には西神工場を開設し、国内でも精密機械の生産を強化した。
2000年代の事業分社化と選択と集中
2002年10月、船舶事業を川崎造船に、精密機械事業をカワサキプレシジョンマシナリに分離。2005年にはプラント事業をカワサキプラントシステムズに、破砕機事業をアーステクニカに承継した。2006年には環境プラント事業を分離し、翌年プラントシステムズに合併。2008年にはアーステクニカを連結子会社化。2009年には建設機械事業をKCMに分離し、2015年に日立建機へ売却した。2010年には川崎造船、カワサキプレシジョンマシナリ、カワサキプラントシステムズを再合併し、事業ポートフォリオの整理を進めた。
2021年、車両と二輪車の分社化とコンプライアンス対応
2021年8月、川重冷熱工業を完全子会社化。同年10月、車両事業を川崎車両株式会社に、モーターサイクル&エンジン事業(現パワースポーツ&エンジン事業)をカワサキモータース株式会社にそれぞれ分離した。これにより、残る事業は川崎重工業本体が直接運営する形となった。2024年には潜水艦修繕事業と舶用エンジン事業での不正事案が発覚。特別調査委員会を設置し、2025年に調査完了。以後、コンプライアンス特別推進委員会主導で再発防止策を実施している。2026年4月には監査総括部長を執行役員とするなど、ガバナンス強化を図っている。
年表36件を開く
1870年代
- 1878年4月創業川崎正蔵、東京築地南飯田町の官有地を借用し、川崎築地造船所を創業
1880年代
- 1881年3月川崎正蔵、兵庫東出町に川崎兵庫造船所を開設
- 1886年5月商号変更川崎正蔵、官営兵庫造船所(東川崎町)を借り受け、川崎兵庫造船所を併合、川崎造船所と商号変更
1890年代
- 1896年10月創業株式会社川崎造船所を設立、松方幸次郎が初代社長に就任
1900年代
- 1906年9月兵庫工場を開設
1910年代
- 1919年4月創業川崎汽船株式会社を設立
1920年代
- 1922年12月岐阜工場を開設
- 1928年5月創業鉄道車両事業を分離し、川崎車輌株式会社を設立
1930年代
- 1937年11月創業航空機事業を分離し、川崎航空機工業株式会社を設立
- 1939年12月商号変更社名を川崎重工業株式会社と商号変更
1940年代
- 1940年9月明石工場(川崎航空機工業株式会社)を開設
1950年代
- 1950年8月創業製鉄事業を分離し、川崎製鐵株式会社を設立
1960年代
- 1966年1月加古川工場を開設
- 1966年3月American Kawasaki Motorcycle Corp.(現・連結子会社 Kawasaki Motors Corp.,U.S.A.)を設立
- 1966年11月M&A横山工業株式会社を合併
- 1967年1月坂出工場を開設
- 1968年8月西神戸工場を開設
- 1969年4月M&A川崎航空機工業株式会社及び川崎車輌株式会社を合併
1970年代
- 1971年4月播磨工場を開設
- 1972年4月M&A汽車製造株式会社を合併
- 1979年12月飛島分工場を開設(現・名古屋第二工場)
1980年代
- 1981年12月Kawasaki Motors Manufacturing Corp.,U.S.A.(連結子会社)を設立
- 1984年6月空調・汎用ボイラ事業を分離し、川重冷熱工業株式会社(連結子会社)に承継
- 1989年2月Kawasaki Rail Car,Inc.(連結子会社)を設立
1990年代
- 1990年3月西神工場を開設
- 1992年12月名古屋第一工場を開設
2000年代
- 2002年10月船舶事業を分離し、株式会社川崎造船(連結子会社)を設立 精密機械事業を分離し、株式会社カワサキプレシジョンマシナリ(連結子会社)に承継
- 2005年4月プラント事業を分離し、カワサキプラントシステムズ株式会社(連結子会社)に承継 破砕機事業を分離し、株式会社アーステクニカ(持分法適用関連会社)に承継
- 2006年10月環境プラント事業を分離し、カワサキ環境エンジニアリング株式会社(連結子会社)に承継
- 2007年4月M&Aカワサキ環境エンジニアリング株式会社が、カワサキプラントシステムズ株式会社を合併し、カワサキプラントシステムズ株式会社(連結子会社)に商号変更
- 2008年4月M&A株式会社アーステクニカを連結子会社化
- 2009年4月建設機械事業を分離し、株式会社KCM(連結子会社)に承継
2010年代
- 2010年10月M&A株式会社川崎造船、株式会社カワサキプレシジョンマシナリ及びカワサキプラントシステムズ株式会社を合併
- 2015年10月株式会社KCMの全株式を日立建機株式会社に譲渡
2020年代
- 2021年8月M&A川重冷熱工業株式会社(連結子会社)を株式交換により完全子会社化
- 2021年10月車両事業を分離し、川崎車両株式会社(連結子会社)に承継 モーターサイクル&エンジン事業(現・パワースポーツ&エンジン事業)を分離し、カワサキモータース株式会社(連結子会社)に承継
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で41,652人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は910万円で、9期前と比べて+28.6%。平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は15.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 35,127 |
| 2018年3月 | — | — | — | 35,805 |
| 2019年3月 | 708 | 38.7 | 13.6 | 35,691 |
| 2020年3月 | 715 | 39.0 | 13.9 | 36,332 |
| 2021年3月 | 699 | 39.4 | 14.1 | 36,691 |
| 2022年3月 | 684 | 40.5 | 14.9 | 36,587 |
| 2023年3月 | 737 | 40.9 | 15.2 | 38,254 |
| 2024年3月 | 810 | 41.3 | 15.3 | 39,689 |
| 2025年3月 | 793 | 41.5 | 15.4 | 40,640 |
| 2026年3月 | 910 | 41.7 | 15.3 | 41,652 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社44社(国内 25 / 海外 19、うち連結子会社 28) を有報から抽出しています。
- 国内日本飛行機㈱横浜市金沢区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内川崎車両㈱神戸市兵庫区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kawasaki Rail Car Lincoln, Inc.(注)2Delaware, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kawasaki Rail Car, Inc. (注)2New York, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 国内川重冷熱工業㈱滋賀県草津市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カワサキマシンシステムズ大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アーステクニカ(注)6東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内武漢川崎船用機械有限公司湖北省武漢市 中華人民共和国 · 連結子会社議決権55.0%
- 国内川崎精密機械(蘇州)有限公司江蘇省蘇州市 中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kawasaki Precision Machinery (U.S.A.) Inc.Michigan, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 国内川崎精密機械商貿(上海)有限公司上海市 中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kawasaki Precision Machinery (UK) Ltd.Plymouth, United Kingdom · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
- Wipro Kawasaki Precision Machinery Private LimitedBangalore, India51%
- Flutek, Ltd.Kyungnam, Korea50%
- 川崎機器人(天津)有限公司天津経済技術開発区 中華人民共和国100%
- 川崎機器人(昆山)有限公司江蘇省昆山市 中華人民共和国100%
- Kawasaki Robotics (USA), Inc.Delaware, U.S.A.100%
- KAWASAKI ROBOTICS(THAILAND) CO.,LTD.Rayong, Thailand100%
- カワサキモータース㈱明石市80%
- ㈱カワサキモータースジャパン(注)2明石市100%
- India Kawasaki Motors Pvt. Ltd.(注)2Maharashtra, India100%
- Kawasaki Motors Corp., U.S.A.(注)2、3、4Delaware, U.S.A.100%
- PT. Kawasaki Motor Indonesia(注)2Bekasi, Indonesia90%
- Kawasaki Motores do Brasil Ltda.(注)2Sao Paulo, Brasil100%
- Kawasaki Motors Europe N.V.(注)2Hoofddorp, The Netherlands100%
- Kawasaki Motors (Phils.) Corporation(注)2Metro Manila, Philippines50%
- Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.(注)2、3Nebraska, U.S.A.100%
- Kawasaki Motors Enterprise (Thailand) Co.,Ltd.(注)2Rayong, Thailand100%
- Kawasaki Motores de Mexico S.A. de C.V.(注)2、3Nuevo Leon, Mexico100%
- 日本水素エネルギー㈱東京都港区67%
- 川重商事㈱神戸市中央区78%
- ㈱カワサキライフ コーポレーション神戸市中央区100%
- スチールプランテック㈱横浜市神奈川区33%
- 安徽海螺川崎工程有限公司安徽省蕪湖市 中華人民共和国49%
- 安徽海螺川崎節能設備製造 有限公司安徽省蕪湖市 中華人民共和国49%
- 安徽海螺川崎装備製造 有限公司安徽省蕪湖市 中華人民共和国50%
- 上海海螺川崎節能環保工程 有限公司(注)2上海市 中華人民共和国49%
- 南通中遠海運川崎船舶工程 有限公司江蘇省南通市 中華人民共和国50%
- 大連中遠海運川崎船舶工程 有限公司(注)2遼寧省大連市 中華人民共和国49%
- ㈱メディカロイド(注)5神戸市中央区50%
- 川崎春暉精密機械(浙江)有限公司浙江省上虞市 中華人民共和国49%
- 艾崎精密機械(蘇州)有限公司江蘇省蘇州市 中華人民共和国49%
- Motosikal Dan Enjin Nasional Sdn. Bhd.(注)2Selangor Darul Ehsan, Malaysia30%
- Kawasaki Motors Retail Finance, LLCCalifornia, U.S.A.50%
- JP川重商事株式会社
- INWIPRO KAWASAKI PRECISION MACHINERY PRIVATE LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達38.8億円グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発水素燃料船の開発舶用水素エンジン及びMHFSの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-04
- 調達35.6億円CCS研究開発・実証関連事業CO2分離回収技術の研究開発先進的二酸化炭素固体吸収材の石炭燃焼排ガス適用性研究国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-08-24
- 調達29.5億円小型ヘリコプター(Ⅵ型)警察庁 · 2023-03-17
- 調達28.5億円経済安全保障重要技術育成プログラム/高効率・高品質レーザー加工技術の開発高出力ファイバーレーザー国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-05-24
- 調達18.8億円グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発水素航空機向けコア技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-12-24
- 調達17億円経済安全保障重要技術育成プログラム/航空機の設計・製造・認証等のデジタル技術を用いた開発製造プロセス高度化技術の開発・実証航空機の設計、認証、生産プロセスの革新とプロセス統合国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-08-23
- 調達16.4億円次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業/カーボンリサイクルを志向した化成品選択合成技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-25
- 調達13.9億円小型ヘリコプター(Ⅷ型)警察庁 · 2024-03-28
- 調達4.7億円風洞制御装置の製作及び取付調整等(気象測器検定試験センター)気象庁 · 2026-03-18
- 調達3.7億円グリーンイノベーション基金事業/大規模水素サプライチェーンの構築革新的な液化、水素化、脱水素技術の開発水素液化機向け大型高効率機器の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-11-22
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2.3兆円、税引前利益は1,455億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+35.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2.6兆円 | 2.3兆円 |
| 純利益 | 1,150億円 | 1,082億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は5,436億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.1%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0.53 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 0.41 | — | — | 91 |
| 2024年2Q | 0.36 | — | — | −324 |
| 2024年3Q | 0.46 | — | — | 98 |
| 2024年4Q | 0.62 | — | — | 389 |
| 2025年2Q | 0.88 | — | — | 137 |
| 2025年4Q | 1.25 | — | — | 743 |
| 2026年2Q | 1.00 | — | — | 221 |
| 2026年4Q | 1.31 | — | — | 861 |
| 2027年1Q | 0.54 | — | — | 157 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.3兆円から2.3兆円へ1.8倍に増えた。税引前利益率は3.0%から6.3%になった。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 税引前利益億円 | 税引前利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.29 | 393 | 3.0 | 309 |
| 2014年3月 | 1.39 | 606 | 4.4 | 386 |
| 2015年3月 | 1.49 | 843 | 5.7 | 516 |
| 2016年3月 | 1.54 | 932 | 6.0 | 460 |
| 2017年3月 | 1.52 | 367 | 2.4 | 262 |
| 2018年3月 | 1.57 | 432 | 2.7 | 289 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | ||||
| 2019年3月 | 1.59 | 379 | 2.4 | 275 |
| 2020年3月 | 1.64 | 404 | 2.5 | 187 |
| 川重冷熱工業株式会社(連結子会社)を株式交換により完全子会社化 | ||||
| 2021年3月 | 1.49 | −29 | −0.2 | −193 |
| 2022年3月 | 1.50 | 277 | 1.8 | 126 |
| 2023年3月 | 1.73 | 703 | 4.1 | 530 |
| 2024年3月 | 1.85 | 320 | 1.7 | 254 |
| 2025年3月 | 2.13 | 1,075 | 5.0 | 880 |
| 2026年3月 | 2.31 | 1,455 | 6.3 | 1,082 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
売上高2.3兆円のうち、税引前利益として残るのは1,455億円で6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,082億円、売上の4.7%にあたる。税引前利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.3%1.9兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.2%3,288億円
- 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%1,455億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,401億円、投資CFが−1,280億円で、差し引きのフリーCFは121億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,154億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 281 | −812 | 577 | −531 | 370 |
| 2014年3月 | 1,517 | −776 | −625 | 741 | 454 |
| 2015年3月 | 1,277 | −674 | −571 | 603 | 477 |
| 2016年3月 | 861 | −742 | −234 | 119 | 378 |
| 2017年3月 | 935 | −649 | −158 | 286 | 507 |
| 2018年3月 | 561 | −806 | 378 | −245 | 644 |
| 2019年3月 | 1,098 | −853 | −198 | 245 | 683 |
| 2020年3月 | −155 | −694 | 1,158 | −849 | 1,025 |
| 2021年3月 | 346 | −374 | 231 | −28 | 1,222 |
| 2022年3月 | 1,569 | −584 | −1,089 | 985 | 1,085 |
| 2023年3月 | 236 | −775 | 853 | −539 | 1,384 |
| 2024年3月 | 317 | −898 | 129 | −581 | 842 |
| 2025年3月 | 1,489 | −1,112 | 96 | 377 | 1,328 |
| 2026年3月 | 1,401 | −1,280 | −332 | 121 | 1,154 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,781億円で、自己資本比率は26.4%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.47 | 3,499 | 1.12 | 23.0 |
| 2014年3月 | 1.55 | 3,767 | 1.18 | 23.3 |
| 2015年3月 | 1.66 | 4,480 | 1.21 | 25.9 |
| 2016年3月 | 1.62 | 4,456 | 1.17 | 26.6 |
| 2017年3月 | 1.69 | 4,513 | 1.24 | 25.9 |
| 2018年3月 | 1.78 | 4,814 | 1.30 | 26.1 |
| 2019年3月 | 1.84 | 4,923 | 1.35 | 25.9 |
| 2020年3月 | 1.96 | 4,716 | 1.49 | 23.3 |
| 2021年3月 | 2.09 | 4,621 | 1.63 | 22.1 |
| 2022年3月 | 2.17 | 5,055 | 1.67 | 23.2 |
| 2023年3月 | 2.46 | 5,762 | 1.88 | 23.4 |
| 2024年3月 | 2.68 | 6,341 | 2.05 | 23.7 |
| 2025年3月 | 3.02 | 7,029 | 2.29 | 23.3 |
| 2026年3月 | 3.32 | 8,781 | 2.38 | 26.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで82社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率で82社中78位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,428.5で、1年前と比べて+39.4%。過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 |
| PER (会社予想) | 18.2倍 |
| PBR | 2.29倍 |
| 配当利回り | 1.65% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に2603円まで下落し、前日比2.58%安。25日移動平均線(2750円)を約5.3%下回り、75日線(2898円)に対しても乖離が拡大。一方、52週高値3766円からは約31%低い水準で、年初来の上昇幅は38.9%を維持。週足では7月中旬から8月初旬にかけて上昇した後、8月中旬に調整局面入りし、出来高は増加傾向。RSIは41.36で中立圏。短期的な下振れリスクに注意が必要。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)。
PERは20.13倍で業界平均16.66倍を上回り、PBRは2.46倍と業界平均1.13倍を大きく上回る。ROEは13.7%と高水準だが、配当利回り1.54%は業界平均2.96%を下回る。業績は改善傾向にあり成長が期待されるが、株価は既にその期待を織り込み過剰評価の感がある。割高だが成長性を考慮すると完全な割高ではない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 18.2倍 | — |
| PBR | 2.29倍 | 1.12倍 |
| ROE | 13.7% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
航空機需要の回復や防衛予算増加が追い風となる一方、構造改革とコスト管理が焦点。強気派は航空宇宙部門の成長と防衛関連の受注拡大を評価し、弱気派はボーイング生産トラブルや高止まる研究開発費を懸念する。
- 航空宇宙の成長
ボーイング787向け部品供給が回復
- 防衛需要拡大
政府の防衛予算増で今後受注増が見込まれる
- 収益改善
2026/3期は純利益1082億円と拡大見通し
- 売上高2.31兆円へ8.5%増収通年影響中
売上高は前期比1,820億円増の2.31兆円、増収基調が継続
- 純利益1,082億円、23%増益通年影響強
純利益は前期比202億円増の1,082億円、増益率23%と高い
- 予想PER20.9倍と増益で割安決算発表後影響中
実績PER21.46倍に対し予想PER20.9倍、増益で評価が抑制
- ROE13.7%と収益性改善継続影響中
ROEは13.7%と2桁を維持、資本効率の高さが株価を支える
- ボーイング問題
ボーイングの生産遅延が部品需要に悪影響
- 収益変動の大きさ
事業ごとの景気変動で利益が不安定
- 財務リスク
大型投資が負担となり負債が膨らむ可能性
- 実績PER21.46倍と割高警戒決算発表後影響中
実績PERは21.46倍、増益率から見て割高なら調整
- 売上高増収率8.5%へ減速通年影響中
前期の15.1%増から今期は8.5%増と伸びが鈍化
- 配当利回り1.44%と中位継続影響弱
配当利回り1.44%と高くない、株主還元の増加期待は限定的
- 株価29.9%上昇の反動不定影響弱
1年間で29.9%上昇した反動で、短期的な利益確定売り
- 航空宇宙部門売上
- 航空機需要の回復度合いを測る
- 受注残高
- 将来の売上を先取りする指標
- 防衛関連受注高
- 安全保障関連の成長性を確認
- 部品調達効率
- コスト管理の進捗を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+14.0%。いまの株価に対する利回りは1.65%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 12 | — | 57.3 |
| 2018年3月 | 12 | 0.0 | 40.6 |
| 2019年3月 | 14 | 16.7 | 77.5 |
| 2020年3月 | 7 | −50.0 | 54.0 |
| 2022年3月 | 8 | 14.3 | 31.5 |
| 2023年3月 | 18 | 125.0 | 125.6 |
| 2024年3月 | 10 | −44.4 | — |
| 2025年3月 | 30 | 200.0 | 52.2 |
| 2026年3月 | 34 | 14.0 | 20.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ117,586人。区分でいちばん多いのは外国法人で33.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.4%を占め、残る62.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 23.0 | 20.2 | 25.7 | 29.9 | 30.9 | 33.3 |
| 金融機関 | 37.8 | 36.5 | 32.3 | 34.3 | 33.1 | 31.5 |
| 個人・その他 | 30.6 | 34.5 | 34.0 | 28.3 | 25.3 | 26.5 |
| 事業法人 | 7.5 | 6.4 | 6.2 | 5.5 | 5.8 | 5.9 |
| 証券会社 | 1.0 | 2.3 | 1.6 | 2.0 | 4.9 | 2.6 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.57 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.00 |
| 03 | 日本生命保険相互会社 | 3.42 |
| 04 | 川崎重工業従業員持株会 | 2.67 |
| 05 | 川崎重工共栄会 | 2.13 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.09 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.34 |
| 08 | 株式会社みずほ銀行 | 1.33 |
| 09 | HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 1.25 |
| 10 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 1.21 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告5.61%-0.85pt
- 2026-07-23フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告4.26%-1.15pt
- 2026-07-23野村證券株式会社新規の大量保有報告0.00%-0.13pt
- 2026-06-05エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)変更報告6.94%
- 2026-06-05フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告4.82%
- 2026-06-05フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)新規の大量保有報告5.41%+0.59pt
- 2026-04-22エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)新規の大量保有報告6.94%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+601%、1株純資産は14期で+419%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | 202 | 9.5 | 15.9 | 48.7 |
| 2014年3月 | 231 | 2,172 | 11.0 | 16.4 | 31.2 |
| 2015年3月 | 309 | 2,586 | 12.9 | 19.6 | 45.8 |
| 2016年3月 | 276 | 2,582 | 10.7 | 11.8 | 65.1 |
| 2017年3月 | 157 | 2,617 | 6.0 | 21.5 | 57.3 |
| 2018年3月 | 173 | 2,790 | 6.4 | 19.9 | 40.6 |
| 2019年3月 | 164 | 2,852 | 5.8 | 16.6 | 77.5 |
| 2020年3月 | 112 | 2,728 | 4.0 | 14.0 | 54.0 |
| 2021年3月 | −116 | 2,767 | — | — | — |
| 2022年3月 | 15 | 604 | 2.6 | 29.5 | 31.5 |
| 2023年3月 | 63 | 688 | 9.8 | 9.1 | 125.6 |
| 2024年3月 | 30 | 757 | 4.2 | 33.6 | — |
| 2025年3月 | 105 | 841 | 13.2 | 17.0 | 52.2 |
| 2026年3月 | 129 | 1,051 | 13.7 | 22.4 | 20.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額747百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 金花芳則 | 取締役会長 | 72 | 155,800,203,500 |
| 橋本康彦 | 取締役 社長執行役員(代表取締役)最高経営責任者 | 69 | 113,200,259,000 |
| 山本克也 | 取締役 副社長執行役員(代表取締役)社長補佐、最高財務責任者・企画・法務・マーケティング・渉外担当 | 68 | 75,600,157,500 |
| 中谷浩 | 取締役 副社長執行役員(代表取締役)社長補佐、技術・生産・品質保証・調達・DX戦略担当 | 66 | 40,600,143,000 |
| ジェニファー・ロジャーズ | 取締役 | 63 | 19,900 |
| 辻村英雄 | 取締役 | 72 | 5,500 |
| 吉田勝彦 | 取締役 | 72 | 20,200 |
| メラニー・ブロック | 取締役 | 62 | 2,500 |
| 柿原アツ子 | 取締役(監査等委員) | 64 | 1,690,017,500 |
| 津久井進 | 取締役(監査等委員) | 57 | 5,400 |
| 天谷知子 | 取締役(監査等委員) | 63 | 1,300 |
| 板垣利明 | 取締役(監査等委員) | 65 | 800 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 羽田由可 | — | 57 | 1,500 |
| 井野勢津子 | 取締役 | 62 | — |
| 今井一朗 | 取締役(監査等委員) | 63 | 720,036,500 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 183 | 190 | 175 | 548 | 137 |
| 社外取締役 | 8 | 130 | — | — | 130 | 16 |
| 取締役(社内) | 2 | 68 | — | — | 69 | 35 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で川崎重工業を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,926字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,794字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,529字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,693字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第203期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第203期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第202期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第202期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第201期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第201期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
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