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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ナブテスコ

Nabtesco Corporation6268 · Prime · 機械

産業用ロボット減速機で世界トップ。鉄道・自動車・建物用ドアなど、精密制御技術を核に幅広い移動・制御ソリューションを提供。

概要

ナブテスコは、産業用ロボット向け精密減速機で世界トップシェアを持つ機械メーカーである。鉄道車両用ブレーキ・自動扉、航空機部品、自動車用ブレーキ、船舶用制御装置、建築用自動ドア、福祉機器など、モーションコントロール技術を核に幅広い事業を展開する。2003年に帝人製機とナブコの統合で設立。従業員数は約8,472名(連結)、2025年12月期の売上高は3,079億円。

四つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

ナブテスコの事業は、コンポーネントソリューション、トランスポートソリューション、アクセシビリティソリューション、その他の4区分に分かれる。コンポーネントソリューションは産業用ロボット部品(精密減速機など)を扱い、2025年12月期のセグメント売上高は793億円(全体の26%)。トランスポートソリューションは鉄道・航空・自動車・舶用機器で1,005億円(33%)、アクセシビリティソリューションは自動扉・安全設備・福祉機器で1,107億円(36%)を占める。その他(包装機械・3Dプリンタ・繊維機械)は174億円(6%)である。各セグメントが異なる市場サイクルを持つことで、特定業種の需要変動リスクを分散している。

海外比率が高いグローバルな生産・販売網

同社は連結子会社66社、関連会社5社(2025年12月末時点)を擁し、うち海外子会社は54社に上る。北米、欧州、アジアに生産・販売拠点を配置し、特に中国には江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司や納博特斯克(中国)精密机器有限公司など複数の子会社を設立。スイスのGilgen Door Systems AG買収(2011年)により欧州の自動ドア事業を強化、インドのR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED(2023年買収)で舶用事業を拡大した。2025年12月期の連結売上高3,079億円のうち、海外売上高の比率は約6割と推測される(有価証券報告書内の地域別開示より)。

持株会社体制とグループ管理

ナブテスコは純粋持株会社としてグループ全体の戦略策定・資本政策を担い、事業会社は各セグメントにぶら下がる。国内主要子会社として、ナブテスコオートモーティブ(自動車部品)、ナブコドア(自動扉)、コムテスコ(油圧機器、2025年に事業移管)などがある。全社共通の管理子会社としてナブテスコリンク、海外統括会社としてNabtesco USA Inc.やNabtesco Europe GmbHを配置。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行し、ガバナンス強化を図っている。

業界の中での役割は精密機器・制御機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,079億円
営業利益
207億円
営業利益率
6.7%
純利益
157億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2016/12
事業売上構成比利益利益率
産業用 機器事業788億円32.2%45億円5.7%
輸送用 機器事業611億円25.0%103億円16.9%
精密 機器事業569億円23.3%86億円15.1%
航空・油圧 機器事業478億円19.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01コンポーネントソリューション(産業用ロボット部品)主力

産業用ロボット用の減速機等の精密部品を設計・製造・販売。世界的に高いシェアを持つ。

世界トップシェアの精密減速機

主な製品・サービス1
精密減速機(RV減速機)世界シェア首位
産業用ロボットの関節駆動に使用される高精度・高剛性の減速機。

02トランスポートソリューション(鉄道・航空機・自動車・舶用)主力

鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置・消火装置等の設計・製造・販売・保守。

主な製品・サービス6
鉄道車両用ブレーキ装置
鉄道車両の制動システム。
鉄道車両用自動扉装置
鉄道車両の自動ドアシステム。
航空機用部品
航空機の油圧・機械系統の部品。
自動車用ブレーキ装置
商用車向けエアブレーキシステムなど。
自動車用駆動制御装置
自動車の駆動制御システム。
舶用制御装置・消火装置
船舶の推進制御や消火システム。

03アクセシビリティソリューション(自動扉・福祉機器)準主力

建物・一般産業用自動扉装置、排煙設備、プラットホーム安全設備、福祉・介護用機器等の設計・製造・販売・据付・保守。

主な製品・サービス3
自動扉装置(建物用)
オフィスビル、商業施設等向けの自動ドア。
プラットホーム安全設備
鉄道駅のホームドア等の安全設備。
福祉・介護用機器
高齢者・障害者向けの歩行支援機器など。

04その他(包装機械・立体モデル作成装置・繊維機械)その他

子会社が包装機械、3Dプリンタ用立体モデル作成装置、繊維機械等の設計・製造・販売・保守を展開。

主な製品・サービス3
包装機械
食品・医薬品等の包装ライン向け機械。
立体モデル作成装置
光造形方式の3Dプリンタ。
繊維機械
繊維製造用の機械。

製品と技術

産業用ロボットの心臓部・精密減速機(RV減速機)

コンポーネントソリューション事業の中核製品が、RV減速機と呼ばれる精密減速機である。これは産業用ロボットの関節部分に使用され、モーターの回転を減速して高トルクを出力する機構。同社はこの分野で世界トップシェアを有し、特に自動車溶接ラインや物流ハンドリング用途で広く採用されている。RV減速機は高剛性・高精度・長寿命が特徴で、ロボットの繰り返し位置決め精度を支える重要部品。同社は長年にわたる製造技術と材料ノウハウを蓄積し、競合他社との差別化を図っている。

鉄道車両向けブレーキ・自動扉の安全技術

トランスポートソリューションの鉄道分野では、ブレーキ装置と自動扉装置が主力製品である。ブレーキ装置は空気圧や油圧を利用した制動システムで、高速鉄道から地下鉄まで幅広い車両に搭載される。自動扉装置は駅や車両のドア開閉を制御するもので、安全性と耐久性が求められる。同社はこれらの製品を国内市場に加え、中国や欧州の鉄道プロジェクトにも供給。2025年には江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司が中国市場向けに生産を拡大している。鉄道安全基準の厳格化を背景に、更新需要も堅調である。

自動車・航空・舶用の多様な駆動制御機器

自動車分野では、商用車向けエアブレーキシステムや駆動制御装置を手掛ける。ナブテスコオートモーティブが主力子会社で、ブレーキ用バルブやアクチュエーターを生産。航空機分野では、油圧系統や機械系統の部品(着陸装置用アクチュエーターなど)を供給し、Nabtesco Aerospace Inc.が米国市場を開拓している。舶用分野では、プロペラ制御装置や消火装置を提供。2023年に買収したR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDが舶用推進システムのラインナップを強化した。これらの製品は過酷な環境下での信頼性が求められる点で共通する。

社会インフラを支える自動扉と安全設備

アクセシビリティソリューションの中核は、建物用自動扉である。オフィスビル、商業施設、病院などで使われるスライドドアや回転ドアを設計・製造し、設置からメンテナンスまで一貫提供。グループ会社のナブコドアやGilgen Door Systems AG(スイス)がブランドを展開する。また、プラットホーム安全設備(ホームドア)は鉄道駅の転落防止に寄与し、日本国内の主要駅で導入が進んでいる。福祉・介護用機器としては歩行支援ロボット等も開発。これらの製品は「移動・生活空間の安全・安心・快適」という企業理念を具現化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位精密減速機(RV減速機)世界シェア約6割コンポーネントソリューション(産業用ロボット部品)
  • コンポーネントソリューション(産業用ロボット部品)世界トップシェアの精密減速機

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

鉄道・建機向け駆動制御で国内有数、2024年に減収も挽回へ

ナブテスコは鉄道車両用ブレーキや建機向け油圧機器など、駆動制御機器を主力とするニッチトップ型メーカー。鉄道業界では国内首位級のシェアを誇り、新幹線や都市交通に部品を供給する。一方で建機向けはコマツやキャタピラーなど世界大手の需要に依存しており、2024年12月期は売上高が減少し営業利益率も4.6%に低下。同業他社の三浦工業はボイラー、三井E&Sは船舶エンジンと事業領域が異なるが、日本製鋼所は鍛鋼品で一部競合。2025年12月期には売上・利益とも回復見込みで、鉄道部門の安定需要と建機の市況回復が鍵を握る。グローバル展開では欧州・アジアでのシェア拡大を目指す。

強み

  • 鉄道車両用ブレーキシステムで国内首位級シェアを持ち、安全性と信頼性の高い製品を供給。
  • 駆動制御機器という特定分野に特化し、大手が参入しにくい技術的障壁を築く。
  • 海外鉄道プロジェクト向けに製品を納入し、欧州・アジアでの実績を積んでいる。
  • 環境対応や省エネ技術に強く、次世代型ブレーキシステムの開発を推進。

課題

  • 建設機械向けの売上比率が高く、世界景気や資源価格の変動で業績が不安定になる。
  • 2024年12月期に売上・利益が減少したため、早期の回復と成長軌道への復帰が課題。
  • 海外の部品メーカーとの価格競争が激化しており、コスト削減と差別化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がナブテスコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16302住友重機械工業6,759億円16.2倍
27762シチズン時計6,711億円21.4倍
36134FUJI6,681億円38.3倍
45631日本製鋼所5,255億円27.0倍
56324ハーモニック・ドライブ・システムズ5,124億円315.0倍
66268ナブテスコ5,106億円25.6倍
76508明電舎4,862億円20.5倍
87012川崎重工業4,078億円18.8倍
96141DMG森精機4,043億円58.1倍
106135牧野フライス製作所3,811億円17.1倍
116507シンフォニアテクノロジー3,512億円23.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

帝人製機とナブコの統合で発足した2003年

ナブテスコは2003年9月、株式移転によりティーエスコーポレーション(旧帝人製機)とナブコの共同持株会社として設立された。帝人製機は繊維機械・油圧機器に強みを持ち、ナブコは自動ドア・鉄道機器で知られていた。両社はそれ以前から取引関係があったわけではないが、モーションコントロール技術を共通の軸として統合し、相乗効果を狙った。持株会社設立後、2004年10月には2社を簡易合併し、ナブテスコが直接事業を営む体制に移行した。

海外拠点の設立とM&Aによる事業拡大(2008~2011年)

2008年2月、タイにNabtesco Power Control (Thailand)を設立し、油圧機器の生産拠点を東南アジアに確保。2011年には中国市場への本格進出を進め、江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司(鉄道機器)と江蘇納博特斯克液圧有限公司(油圧機器)を相次いで設立した。同年4月にはスイスのKABA社から自動ドア部門(現Gilgen Door Systems AG)を買収。これにより欧州での自動ドア事業の基盤を獲得し、アクセシビリティソリューション事業の国際展開が加速した。2011年8月には本社を現在の東京都千代田区平河町に移転している。

子会社化の推進とポートフォリオ再編(2016~2017年)

2016年4月、ナブコシステムの株式を追加取得し子会社化。同社は自動扉・防災設備の製造・販売を手掛け、グループ内での一貫体制を強化した。2017年3月にはドイツのOVALO GmbHの出資持分を取得。OVALOは自動車部品(特にディスクブレーキ用キャリパー)の製造会社であり、トランスポートソリューション事業の欧州生産能力拡充に貢献した。この時期、グループは既存事業の強化と新規領域への進出を同時に進め、バランスの取れた事業ポートフォリオを構築した。

市場区分変更とさらなる買収(2022~2023年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、ナブテスコは従来の市場第一部からプライム市場へ移行。これは時価総額や流通株式時価総額などの基準を満たした結果であり、企業としての信頼性向上につながった。2023年8月にはインドのR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDの株式を取得し子会社化。Deep Sea社は舶用プロペラや推進制御システムを手掛けており、ナブテスコの舶用事業(マリン事業)の拡充に貢献した。これにより、製品ラインナップと地理的プレゼンスが強化された。

油圧機器事業の切り離しと再編の完了(2025年)

2025年12月、ナブテスコは油圧機器事業を吸収分割によりコムテスコに移管。これにより油圧事業はグループ内で独立した子会社に集約され、その後同社株式の譲渡が進められた。この再編は、非継続事業として分類され、2025年12月期決算では油圧事業を除いた継続事業の業績が開示されている。売上高3,079億円、営業利益207億円は継続事業ベースの数字であり、油圧事業の切り離しにより経営資源をコア事業に集中させる戦略が明確になった。

年表13件を開く

2000年代

  • 2003年9月ティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコが、株式移転により当社を設立しました。
  • 2004年10月M&A完全子会社であるティーエスコーポレーション㈱(旧 帝人製機㈱)と㈱ナブコの2社を簡易合併の手続きにより、当社が吸収合併しました。
  • 2008年2月創業タイにNabtesco Power Control (Thailand)Co., Ltd.を設立しました。
  • 2009年12月ナブテスコオートモーティブ㈱を設立。自動車関連機器事業を同社に移管しました。

2010年代

  • 2011年1月創業中国に江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司を設立しました。
  • 2011年4月M&AスイスのKABA社より自動ドア部門(現 Gilgen Door Systems AG)を買収しました。
  • 2011年8月本社を現在地(東京都千代田区平河町二丁目7番9号)に移転しました。
  • 2011年10月創業中国に江蘇納博特斯克液圧有限公司(現 納博特斯克(中国)精密机器有限公司)を設立しました。
  • 2016年4月M&Aナブコシステム㈱の株式を追加取得し、子会社化しました。
  • 2017年3月M&AOVALO GmbHの出資持分を取得し、子会社化しました。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行しました。
  • 2023年8月M&AR.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDの株式を取得し、子会社化しました。
  • 2025年12月コムテスコ㈱に油圧機器事業を吸収分割により移管しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC10%以上
  • DOE3.5%を目安とした安定配当および機動的な自社株買い
  • CO₂排出量削減(Scope1+2)2027年まで△50%(2015年基準)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」

    2030年に向け、技術・グローバル化・社会貢献に注力し、市場の新価値を創造するイノベーションリーダーを目指す。

  2. 02

    中期経営計画の基本方針「再興」と「進化」

    「再興」ではProject 10による収益性改善、「進化」ではモーションコントロールをスマートモーションコントロール(電動化・統合化・データ活用)へ発展させ、社会ニーズに新たな価値を提供する。

  3. 03

    Project 10による稼ぐ力・収益性改善

    事業成長、原価低減、固定費抑制により利益を拡大し、収益性を改善する。

  4. 04

    スマートモーションコントロールへの進化

    当社の強みであるコンポーネント中心のモーションコントロールを、電動化、インテグレーション、データ活用によって進化させ、社会課題に対して新たな価値を創造する。

  5. 05

    レジリエントな企業基盤の構築

    スマートモーションコントロールと収益性(ROIC)を軸に、ポートフォリオバランスを最適化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,472人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は715万円で、9期前と比べて1.1%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月7,162
2017年12月7,591
2018年12月7,713
2019年12月72342.216.87,736
2020年12月69542.317.07,717
2021年12月71742.517.27,844
2022年12月73542.617.37,928
2023年12月69642.417.08,158
2024年12月68642.417.18,227157
2025年12月71542.616.98,472244

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 10 / 海外 7、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
浜松工場 — 浜松市浜名区402億円
コンポーネント
津工場 — 三重県津市220億円
コンポー ネント
アクセシ ビリティ — ナブコシステム㈱(東京都千代田区)他4社143億円
コンポーネント — コムテスコ㈱ 本社(岐阜県不破郡垂井町)他2事業所(注)48,167百万円
岐阜工場 — 岐阜県不破郡垂井町7,089百万円
トランス ポート
アクセシ ビリティ — Gilgen Door Systems AG (スイス ベルン州)他8社6,940百万円
神戸工場 — 神戸市西区5,972百万円
トランス ポート
アクセシ ビリティ — ナブコドア㈱ 本社(大阪市北区)他 24 事業所2,969百万円
トランス ポート — ナブテスコオートモーティブ㈱ 山形工場(山形県村山市)他2事業所2,938百万円
コンポー ネント — 納博特斯克(中国)精密机器有限公司 本社工場(中国 江蘇省)2,907百万円
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ナブコドア㈱
    大阪府 大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ナブテスコ オートモーティブ㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ナブテスコサービス㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ナブコシステム㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権85.9%
  • 国内
    PACRAFT㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コムテスコ㈱(注)5
    岐阜県 不破郡垂井町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    納博特斯克(中国)精密机器有限公司(注)3
    中国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 海外
    江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司(注)3、4
    中国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    上海納博特斯克液圧 有限公司(注)3、5
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 海外
    Nabtesco Aerospace, Inc.
    米国 ワシントン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NABCO Entrances, Inc.
    米国 ウィスコン シン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Gilgen Door Systems AG (注)6
    スイス ベルン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • Nabtesco Precision Europe GmbHドイツ デュッセル ドルフ市100%
  • Nabtesco Power Control (Thailand)Co., Ltd. (注)3、5タイ国 チョンブリ県70%
  • その他52社
  • TMTマシナリー㈱大阪府 大阪市中央区33%
  • その他4社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は3,079億円営業利益207億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.8%、利益が+60.5%。

売上高
+9.8%
3,079億円
営業利益
+60.5%
207億円
純利益
+55.4%
157億円
営業利益率
6.7%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,440億円3,079億円
営業利益326億円207億円
純利益241億円157億円
1株あたり配当¥82¥82

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,674億円、営業利益は158億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+1.1%、営業利益は+49.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q822587.167
2023年2Q808293.628
2023年3Q806425.238
2023年4Q90013
2024年1Q722405.526
2024年2Q803243.016
2024年4Q1,280655.159
2025年2Q1,6561066.465
2025年4Q1,4231017.192
2026年2Q1,6741589.4125

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,795億円から3,079億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,795179133
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年3月2,023242150
2015年3月2,197272177
2015年12月1,870164111
ナブコシステム㈱の株式を追加取得し、子会社化しました。
2016年12月2,450268186
OVALO GmbHの出資持分を取得し、子会社化しました。
2017年12月2,824349251
2018年12月2,946300210
2019年12月2,898280179
2020年12月2,794337205
2021年12月2,9981,020648
2022年12月3,08715895
R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITEDの株式を取得し、子会社化しました。
2023年12月3,336256146
2024年12月2,8051291384.6101
2025年12月3,0792072176.7157

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高3,079億円のうち、営業利益として残るのは207億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は157億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.5%2,141億円
  • その他の費用販管費とその他の損益23.7%731億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%207億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.9pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが328億円、投資CFが−157億円で、差し引きのフリーCFは171億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は733億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月130−137−101−7402
2014年3月276−81−82195531
2015年3月199−79−159120505
2015年12月87−49−19138347
2016年12月277−150−48127418
2017年12月231−202−929441
2018年12月242−2188424540
2019年12月384−201−134183587
2020年12月342−107−175235647
2021年12月363671−5801,0341,128
2022年12月77132−1352091,244
2023年12月112−463−135−351778
2024年12月267−287−41−20745
2025年12月328−157−136171733

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は4,640億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,719億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0311,20982256.2
2014年3月2,3401,39594556.0
2015年3月2,4601,58787360.9
2015年12月2,3341,48984560.9
2016年12月2,5701,4791,09157.6
2017年12月3,0161,6751,34155.6
2018年12月3,2861,7871,49954.4
2019年12月3,4461,8741,57254.4
2020年12月3,5171,9801,53756.3
2021年12月4,8172,3992,41849.8
2022年12月4,5932,4872,10654.1
2023年12月4,2212,6051,61661.7
2024年12月4,4552,7011,58360.6
2025年12月4,6402,7191,75258.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
733億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,179億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,752億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中50位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中151位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.6%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,325で、1年前と比べて+42.0%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥4,325-5.7%1ヶ月-8.9%1年+42.0%時価総額5,106億円
過去52週の値幅
安値¥3,076高値¥6,113

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.6倍
PER (会社予想)21.0倍
PBR1.78倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に4527円で、直近1ヶ月で-10.18%と下落しました。25日移動平均線(4790.68円)を約5.5%下回り、75日線(5128.36円)からは約12%下にあります。52週高値6113円からは約26%下落、52週安値3076円からは約47%上昇しており、高値圏からの調整が続いています。出来高は8月3日に256万株と急増後、徐々に減少し、8月21日は63万株と低調です。RSI43.72と中立圏手前で、下げ止まりの兆しは見えつつあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)

PER26.73倍は業界平均23.18倍を上回り、予想PER22倍とやや割高。PBR1.87倍は業界平均1.54倍を上回る。配当利回り1.81%は業界平均2.66%を下回り、配当性向80.7%と高めだが維持は可能。ROE5.8%は中程度で、売上高は減少傾向から回復基調。業績は改善しつつあるが、バリュエーションは相対的に高く、成長期待が織り込まれている。割高だが成長性を考慮すると許容範囲。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.6倍22.7倍
PER (予想)21.0倍
PBR1.78倍1.50倍
ROE5.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

景気敏感な機械業界で、需要の回復と多角化戦略の行方が焦点。強気派は、建設機械需要の回復(特にインドなど新興国)や、航空・医療など新分野への拡大が収益を押し上げると見る。また、ロボット関連技術への投資が中長期の成長につながると主張。弱気派は、中国経済の減速で建機需要が低迷し、既に売上が減少(2024年)していること、競争激化で受注単価が下落するリスクを指摘。また、自動車産業の構造転換や航空需要の変動も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • インフラ投資需要

    新興国での都市化やインフラ整備で油圧機器の需要が増加

  • 多角化の進展

    航空宇宙・医療分野への展開がリスク分散と成長の機会

  • 技術優位

    油圧制御技術は高く、EVや精密機器にも応用可能

  • 営業利益が207億円へ前期比60%増通年影響

    営業利益129億円→207億円、営業利益率4.60%→6.72%と改善

  • 売上高3,079億円と前期比274億円増通年影響

    売上高2,805億円→3,079億円と増収、回復基調を確認

  • 予想PER23.8倍と指標改善決算発表後影響

    現在PER27.93倍→予想23.8倍へ低下し、割高感がやや和らぐ

  • 株価1年で60.7%上昇継続影響

    株価上昇率60.68%と明確な上昇トレンドが続く

マイナスに働く材料7
  • 中国需要の不振

    中国の建機需要低迷が続き、2024年売上が減少

  • 受注変動

    景気変動の影響を受けやすく、業績が不安定

  • 競争激化

    新興メーカーとの価格競争で採算が悪化する恐れ

  • 前年に売上高531億円減の需要ショック不定影響

    売上高は3,336億円→2,805億円と約16%減、回復途上の反動リスク

  • 営業利益率6.72%は低採算継続影響

    営業利益率6.72%は前期より改善も低水準だ

  • PBR2.02倍・ROE5.8%の割高感継続影響

    ROE5.8%に対しPBR2.02倍は割高で、業績失速時は修正リスク

  • 配当利回り1.67%と低利回り継続影響

    配当利回り1.67%は相対的に低く、インカム需要からの支援が限定的

次の決算で確かめる点
建設機械向け売上高
主力の油圧機器需要の動向を反映
受注残高
将来業績の先行指標で、需要回復の兆しを確認
海外売上高比率
新興国市場への依存度と成長性を評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり82で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.90%。

年間配当
¥82
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
80.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月5046.1
2017年12月7244.055.3
2018年12月731.457.1
2019年12月730.0207.2
2020年12月752.777.2
2021年12月772.718.1
2022年12月781.324.8
2023年12月802.665.4
2024年12月800.0126.7
2025年12月800.080.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥82

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ24,229人。区分でいちばん多いのは外国法人41.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.9%を占め、残る58.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人47.243.045.542.840.441.4
金融機関25.924.924.027.429.730.7
個人・その他8.710.510.212.712.212.0
事業法人12.312.813.313.613.611.1
証券会社5.88.77.03.64.04.7
自己株式0.60.60.60.40.30.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.82
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.49
03東海旅客鉄道株式会社4.38
04ファナック株式会社3.18
05BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS-GLOBAL TECHNOLOGY POOL(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行3.01
06BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行2.97
07BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行2.38
08BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行2.18
09GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人)ゴールドマン・サックス証券株式会社1.74
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人)株式会社みずほ銀行1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-06-12
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    0.34%
    -4.79pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    3.92%
    -1.13pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.05%
  • 2026-06-09
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.19%
  • 2026-06-09
    エフアイエル インベストメンツ インターナショナル(FIL Investments International)
    新規の大量保有報告
    5.13%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+26%、1株純資産は14期で+159%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月10589512.518.552.0
2014年3月1181,03612.220.141.7
2015年3月1401,18412.624.833.0
2015年12月891,1507.627.947.4
2016年12月1511,19413.018.146.1
2017年12月2041,35615.921.255.3
2018年12月1701,43912.114.157.1
2019年12月1451,5099.822.6207.2
2020年12月1651,59410.627.477.2
2021年12月5351,99929.66.418.1
2022年12月792,0723.942.724.8
2023年12月1212,1705.723.765.4
2024年12月842,2483.833.3126.7
2025年12月1322,3205.828.580.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

35名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は35名。2025/12期の役員報酬は総額291百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木村和正代表取締役 最高経営責任者(CEO)658,763
高橋誠司代表取締役 総務、人事、法務・コンプライアンス管掌604,121
安藤清取締役 コムテスコ㈱ 代表取締役CEO628,430
碓井浩取締役 企画、経理、情報システム、コーポレート・コミュニケーション管掌612,608
飯塚まり取締役67594
水越尚子取締役58713
日髙直輝取締役731,779
髙畑俊哉取締役62831
白幡清一郎取締役65764
中野宏司常勤監査役6413,912
中川康仁常勤監査役638,023
平井鉄郎監査役70
残りの役員23名を開く
氏名役職年齢保有株数
人見昌利監査役681,383
田辺泰弘監査役65
鈴木通人取締役 鉄道カンパニー社長634,077
花房剛常務執行役員
井上中執行役員
水谷幸弘執行役員
宮口光一執行役員
栗田昌兆執行役員
白水友朗執行役員
榎本章仁執行役員
練馬洋執行役員
樋口裕樹執行役員
桐山朝浩執行役員
志水一正執行役員
森弘樹執行役員
大橋功執行役員
本田小貴子執行役員
佐々木将執行役員
坂本勝執行役員
髙畠敦執行役員
光野重彦執行役員
田中成人執行役員
松山科子取締役62

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6952015626
社外取締役8818110
監査役2545427

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,160字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社66社、関連会社5社で構成され、主な事業はコンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業に分かれ、その事業内容と各事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。 (1)  事業内容 セグメントの名称   事業内容 コンポーネント ソリューション事業   産業用ロボット部品及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 トランスポート ソリューション事業   鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置・連結装置・安全設備、航空機用部品、自動車用ブレーキ装置・駆動制御装置・安全装置、舶用制御装置・消火装置等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 アクセシビリティ ソリューション事業   建物及び一般産業用自動扉装置、排煙設備機器、プラットホーム安全設備、福祉・介護用機器等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理 その他   包装機械、立体モデル作成装置、繊維機械等、及びこれらの部品の設計、製造、販売、保守、修理 (2) 当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連 2025年12月31日現在 セグメントの名称   国内   海外 コンポーネント ソリューション 事業   当社 ㈱テイ・エス・メカテック   ※1 コムテスコ㈱   ※1,3 納博特斯克(中国)精密机器有限公司   ※1 常州納博特斯克精密機械有限公司   ※1 Nabtesco Precision Europe GmbH   ※1 Nabtesco Motion Control Inc.   ※1 上海納博特斯克伝動設備有限公司   ※2 上海納博特斯克液圧有限公司   ※1,3 Nabtesco Power Control (Thailand) Co., Ltd.   ※1,3 Nabtesco Power Control Europe GmbH   ※1,3 トランスポート ソリューション 事業 当社 ナブテスコマリン四国㈱   ※1 ナブテスコオートモーティブ㈱   ※1 ナブテスコサービス㈱   ※1 ㈱ナブテック   ※1 旭光電機㈱   ※2 江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司   ※1 成都納博特斯克今創軌道設備有限公司   ※1 Nabtesco Oclap S.r.l.   ※1 上海納博特斯克船舶機械有限公司   ※1 Nabtesco Marine Europe B.V.   ※1 Nabtesco Marine Asia Pacific Pte. Ltd.   ※1 Nabtesco Marinetec Co., Ltd.   ※1 Deep Sea Technologies SMPC   ※1 R.K. DEEP SEA TECHNOLOGIES LIMITED   ※1 Nabtesco Aerospace, Inc.   ※1 Nabtesco Aerospace Europe GmbH   ※1 納博特斯克汽車系統(上海)有限公司   ※1 Nabtesco Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.   ※1 台湾納博特斯克科技股份有限公司   ※1 Nabtesco Service Southeast Asia Co., Ltd.   ※1 NS Autotech Co., Ltd.   ※2 OVALO GmbH   ※1 adcos GmbH   ※1 アクセシビリティ ソリューション 事業 当社 ナブコドア㈱   ※1 ナブコシステム㈱   ※1 ㈱新潟ナブコ   ※1 ナブコメタル㈱   ※1 ナブコトート㈱   ※1 ナブコアール㈱   ※1 納博克自動門(北京)有限公司   ※1 NABCO Entrances, Inc.   ※1 NABCO Canada Inc.   ※1 Royal Doors Ltd.   ※1 Gilgen Door Systems AG   ※1 Gilgen Nabtesco (Hong Kong) Limited   ※1 Gilgen Door Systems Germany GmbH   ※1 Gilgen Door Systems Austria GmbH   ※1 Gilgen Door Systems Italy srl   ※1 Wupper Glas und Tür Technik GmbH   ※1 Gilgen Door Systems Australia Pty Ltd.   ※1 Copas Systèmes SAS   ※1 Access Entry Pty Ltd.   ※1 GDS Vostok AG   ※2 その他 PACRAFT㈱   ※1 シーメット㈱   ※1 TMTマシナリー㈱   ※2 派克拉弗特(大連)包装科技有限公司   ※1 PACRAFT America Corporation   ※1 PACRAFT Europe GmbH   ※1 Engilico Engineering Solutions NV   ※1 Engilico BV   ※1 Engilico USA, LLC   ※1 Engilico Trading, LLC   ※1 全社共通 当社 ナブテスコリンク㈱   ※1 上海納博特斯克管理有限公司   ※1 Nabtesco India Private Ltd.   ※1 Nabtesco USA Inc.   ※1 Nabtesco Europe GmbH   ※1 Nabtesco Technology Ventures AG   ※1 Nabtesco Technology Ventures (Cayman) Ltd.   ※1 Nabtesco Technology Ventures L.P.   ※1 子会社及び 関連会社 計71社 国内17社 海外54社 ※1 連結子会社 ※2 持分法適用関連会社 ※3 非継続事業に分類しています。 (注) 連結子会社及び持分法適用関連会社の異動状況 (連結子会社) 増加:3社 Access Entry Pty Ltd.は、当社のグループ会社であるGilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。ナブコアール株式会社(旧社名:リンタツ工業株式会社)は、当社のグループ会社であるナブコシステム株式会社が株式の100%を取得したことにより、当社の連結子会社になりました。当社の持分100%のグループ会社であるコムテスコ株式会社を設立しました。 減少:1社 上海納博特斯克液圧設備商貿有限公司は、当該会社の資産を上海納博特斯克液圧有限公司に移管し、清算しました。 (持分法適用関連会社) 減少:1社 Access Entry Pty Ltd.は、Gilgen Door Systems AGが同社の株式を追加取得 (株式保有比率を33%から80%に引き上げ) したことにより、持分法適用関連会社より除外され、当社の連結子会社となりました。 (3) 事業系統図 (子会社)                           (関連会社) (注)非継続事業に分類しています。
経営方針・対処すべき課題2,574字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で、移動・生活空間に安全・安心・快適を提供」することを企業理念とし、その実現に向け、企業理念を体現する姿勢やマインドを「私たちが大切にすること」として明文化した「ナブテスコ ウェイ」を掲げています。2030年のありたい姿である「長期ビジョン」、長期目標実現に向けて取り組むべき特に重要な経営課題を示す「経営マテリアリティ」、その実行策である「中期経営計画」からなる長期的な価値創造ストーリーを推進しています。これにより、イノベーションを創出し、長期的に経済価値、環境価値・社会価値を向上させることで、社会と当社グループ双方の持続的成長を目指す経営を追求しています。 <ナブテスコの価値創造ストーリー> (1) ナブテスコ ウェイ 当社グループでは、2012年に企業理念及び行動指針を表す「ナブテスコ ウェイ」を策定し、グループ内での浸透活動を行いながら、企業理念の実践に取り組んできました。 2023年には、昨今のさまざまな外部・内部環境の変化を踏まえ、世界中の多様な人材が理解・共感し、さらに意欲的に行動していくことを意図して「ナブテスコ ウェイ」を改定しました。新しい『ナブテスコ ウェイ』は、「企業理念」はそのままに、「ナブテスコの約束」と「行動指針」について、次世代へ引き継ぎたい要素を整理し、挑戦する企業としての新たな視点を組み入れ、「私たちが大切にすること」を6項目に集約しています。“人と地球の視点”で顧客・社会のニーズと課題を捉え、“オープン・フェア・オネスト”の精神で、“好奇心と探求心”を大切に“挑戦を楽しみ”ながら、“多様性を共創力”とし、自律的な“個の成長”を促進することで、期待を超える満足を社会にお届けすることを目指していきます。 (2) 長期ビジョン 当社グループは、2030年に向けてグループの成長・発展の実現に向けた指針として長期ビジョン「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」を設定し、「2030年のありたい姿」を目指しています。 長期ビジョンの達成に向けて、2030年までの長期ビジョンのコンセプトを下図のとおり設定しています。これまで培ってきた「ナブテスコらしさ」を基盤とし、「技術」「グローバル化」「社会貢献」に注力しながら事業を推進することで、市場の新価値を創造し、顧客の一歩先を行くイノベーションリーダーとなることを目指していきます。 (3) 経営マテリアリティ 当社グループでは、「経営マテリアリティ」を長期目標実現に向けて特に重要な経営課題と位置づけ、取り組みを推進することで社会と当社グループ双方の持続的な成長を目指しています。その実現のため、経営マテリアリティを「財務パフォーマンス向上への取り組み」「経営基盤強化への取り組み」「長期目標実現への固有の取り組み」の3つの柱で構成し、財務・非財務両面での取り組みを通じて経済価値と環境価値・社会価値の両立を長期的な視点で追求します。 今後も事業環境、社会要請の変化を踏まえ、経営マテリアリティを迅速かつ適切に見直しながら経営基盤を一層強化し、ステークホルダーの皆さまへの価値を創造してまいります。 なお、経営マテリアリティの詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティ全般に対する対応」に記載しています。 (4) 中期経営計画 当社グループは、自社の企業理念を踏まえて、2021年2月に発表した2030年を最終年度とする長期ビジョンの実現に向け、2025年度から3ヵ年の中期経営計画を策定しています。 (中期経営計画基本方針)“再興”と“進化”再興:Project 10による収益性改善進化:当社の掲げる「モーションコントロール」を「スマートモーションコントロール」へ発展させ、社会ニーズに対して新たな価値を提供 ① 中期経営計画の目標 当社グループは2025年度から2027年度の中期経営計画の目標を、以下のとおり設定しました。 ROIC        : 10%以上株主還元       : DOE 3.5%を目安とした安定配当および機動的な自社株買い環境目標         : 2027年 CO₂排出量削減 △50%(2015年基準/SBT1.5℃目標達成) 2025年度の実績は以下のとおりです。 2025年度(実績) ROIC   4.4% DOE   3.5% CO₂排出削減量 (Scope1+2、2015年度比削減率)   △43.6% (注) 1 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。 2 CO₂排出削減量は提出日時点の集計値に基づいたものです。 ② 中長期的な会社の経営戦略 2030年をゴールとする長期ビジョンの目指す姿である「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」の実現に向け、中期経営計画では、Project 10により稼ぐ力を取り戻し(再興)、製品/サービスの価値を高めるためにスマートモーションコントロールを志向(進化)します。 1) Project 10による稼ぐ力・収益性改善 事業成長、原価低減、固定費抑制による利益拡大 2) スマートモーションコントロール 当社の強みであるコンポーネントを中心とする「モーションコントロール」を、「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることで、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造 3) レジリエントな企業基盤の構築 目指すべき方向性(スマートモーションコントロール)・収益性(ROIC)を軸に、ポートフォリオバランスを最適化 (注) 本有価証券報告書における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手している情報に基づき当社が判断したものであり、実際の業績等は、「3 事業等のリスク」に挙げた事項等により、異なる結果となる可能性があります。
事業等のリスク7,129字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) 当社グループのリスクマネジメント体制 当社グループは、業務執行に関し、損益、資産効率、品質、災害等の状況を適正かつタイムリーに取締役会に報告する体制を整備し、リスクの早期発見に努め、損失の極小化を図っています。 また、持続的な企業価値の向上に向けて、重要事項の審議等を行うCEOの直轄機関としてリスクマネジメント委員会を設置しており、その委員はCEOより任命されます。 リスクマネジメント委員会の委員長(常務執行役員)は、リスクマネジメントの取組状況をCEOが出席するマネジメント・コミッティや取締役会等の経営会議に定期的に報告しています。 (2) リスク管理 リスクマネジメント委員会は、全社横断的な組織として、毎年、コーポレート部門、社内カンパニー及びグループ会社が行ったリスクアセスメントの結果に基づいて、全社的重大リスクを特定し、それらの対策を審議することに加えて、対応策の実施状況を適切にフォローしています。事業活動に影響を与える各リスク項目について、その発生度及び影響度で評価し、さらに発生原因の分析も実施します。そして、リスク対応の優先順位付けとリスクに対する許容度を確認した上、リスクの対応方法を立案し、対策案の審議を経て実行します。 また、リスクマネジメント委員会に加えて、内部監査部門をはじめとする本社専門スタッフが業務上のリスク管理状況を監査し、専門的知見に基づき業務改善に向けた必要かつ適切な助言を提供し、取締役会に報告することでリスク対応状況を適切にモニタリングします。 なお、当社のリスク評価は、①リスク分析、②リスク評価、③リスク判定の順で実施します。リスク分析において、個々のリスクに対し、発生度5段階と影響度4段階により重要度を分析します。リスク分析から得られた結果に基づいて、スコアを特定し、リスクレベル及び対策レベルを4段階で判定します。 (3) 主要リスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりです。このようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。なお、将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 当社グループにおける主要リスク   発生度   影響度 ①   経済、市場、為替相場の変動に関するリスク   中   中 ②   地政学に関するリスク   中   中 ③   大規模災害・気候変動に関するリスク   低   大 ④   調達に関するリスク   中   中 ⑤   製品品質に関するリスク   低   大 ⑥   競合に関するリスク   中   中 ⑦   情報セキュリティに関するリスク   中   中~大 ⑧   知的財産に関するリスク   中   中 ⑨   企業買収等に関するリスク   低~中   中~大 ⑩   人財の確保に関するリスク   高   中 リスクマップ ① 経済、市場の動向、為替相場の変動に関するリスク 当社グループの事業は、国内外の自動車、鉄道、建築、産業機械等の各産業分野に直接的又は間接的に関わっています。これら産業の景気変動及び設備投資動向、為替相場の変動等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中 対応策   当社グループでは、景気サイクルの異なる様々な産業分野に関わる事業を展開することによって、景気変動によるリスクを分散させています。また、景気変動の影響を受けにくいMRO(Maintenance, Repair and Overhaul)事業を拡大することによって、業績に及ぼす影響を最小限化できるよう努めています。さらに、2025年から始まった中期経営計画における基本方針の一つとして、当社の強みである「モーションコントロール」を「スマートモーションコントロール」(電動化/インテグレーション/データ活用)へ進化させることを掲げており、当社の事業領域に関連する社会課題に対して、新たな価値を創造することに取り組んでいます。多様化・細分化する顧客ニーズに応え、新たな付加価値提案を行うことによって、事業拡大を図っていきます。また、為替相場の変動による影響については、為替予約等によるリスクヘッジを行っています。 ② 地政学に関するリスク 当社グループは、成長性・収益性の追求のため、アジア、北米、欧州を中心に積極的な事業展開を図っています。このため、各国の経済・市場の動向に関するリスクだけでなく、テロ、戦争その他の要因による社会的混乱の発生、政治的変動や予期できない法律、規制等の改正が行われる場合があり、各種製品の市場が影響を受け、その結果、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中 対応策   当社グループでは、各事業拠点の所在地及びその周辺における政治・社会情勢・治安状況などを定期的にモニタリングしており、必要な対策を適切に実施するよう努めています。また、国内外のグループ会社における実務責任者を対象としたコンプライアンス連絡会議及び安全保障貿易管理連絡会議を定期的に開催しており、各国における新たな法規制等の動向や、経済制裁措置、輸出管理状況などをグループ内で展開しています。なお、地政学的リスクに起因する調達不全等のリスクについては、後述する「調達に関するリスク」に掲げる複数購買などの取組を進めています。 ③ 大規模災害・気候変動に関するリスク 当社グループは、国内外の工場を始め、世界各地に事業拠点を置いています。近年、世界的な気候変動を背景とした風水害や、大規模地震、パンデミック等各種災害その他の要因による社会的混乱などのリスクが高まっていることに伴い、人的・物的被害の発生や資材調達の停滞及び物流網の寸断により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、これらによる損害が損害保険等で十分にカバーされるという保証はありません。 発生度   低   影響度   大 対応策   当社グループでは、ESH管理に関するCEO直轄の推進機関であるESH委員会において、気候変動に係るリスク、機会を含めた環境・安全・防災・衛生等に関する重要な情報を収集し、重要性の評価及び重要と評価された事案への対策について審議しています。 世界的な気候変動に対する取組としては、当社グループ全体における温室効果ガスの長期削減目標を設定し、国内外の各事業所においてCO₂排出量削減の目標達成に向けた活動を進めています。これらの活動を含め、気候変動に関わる社会的責任を果たすべく活動を推進しています。 近年において激甚化・頻発化する自然災害への対策としては、発災時における初動対応及び事業継続に関する一貫した対策、並びに平時の継続した教育訓練の実施に努めています。具体的には、①拠点単位の法定訓練以外の自主的な訓練実施によるマニュアル実効性の確認と改善、②e-learningによる国内全従業員の知識と判断力の向上、③BCAO(事業継続推進機構)資格認定者の配置の推進、④拠点単位の被災時の事業継続・再開のための体制構築支援などといった取組を計画的、組織的に実行しています。また、大規模地震などへの備えとして、既存建物の耐震補強、新たな工場・建屋を建設する際の耐震性確保、全事業所における棚・キャビネットなどの転倒防止工事を徹底するとともに、毎年のESH監査を始めとした各事業所での安全パトロールによって人災防止の取組を継続徹底しています。 ④ 調達に関するリスク 当社グループは、約1,600社の多様な規模のサプライヤーより、主に金属部品、電子電装部品等の調達を行っています。自然災害やサイバー攻撃による調達機能の停止などの外的要因や、調達先の倒産によって部品供給が滞り代替の調達先が確保できない場合には、製品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中 対応策   当社グループでは、大規模災害やリスク全般に対応するサプライチェーンBCP活動の推進体制を整備し、調達先に対してレジリエンス認証の取得を推進することで、サプライチェーン全体の強靭化を図っています。サイバー攻撃に対しては、調達先の情報セキュリティレベルを定期的に把握し、改善支援を継続しています。これらの支援に加え、アンケート調査などを通じ、調達先との定期的なコミュニケーションを実施しています。また、主要部品や原材料のリスク評価及び監視を定期的に実施し、複数購買化を推進することで、特定の供給源に依存しない体制を構築しています。 ⑤ 製品品質に関するリスク 当社グループは、各種製品について、欠陥が発生しないように万全な品質管理基準のもとに製造しています。しかしながら、万一リコールや製造物責任(PL)につながるような重大な欠陥が発生した場合には、訴訟・リコールなどにより多額のコストの発生につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   低   影響度   大 対応策   当社グループでは、品質保証の国際規格「ISO9001」に基づき、製品の開発・生産・販売活動を行っています。さらに、必要に応じて各業界専用の品質保証システム(QMS)として、IATF16949やJIS-Q9100などの認証も取得し、その業界の要求に応じた管理体制を整えています。また、市場に出荷する製品の品質・安全性を確保するため、製品の上市前には、開発・設計段階において厳格な品質及び製品安全性のレビュー(審査)を実施しています。さらに製造工程の安定性を継続的に管理し、出荷前には適切な検査を行うことで、お客様にご満足いただける製品を提供しています。なお、品質及びPL管理に関するCEO直轄の推進機関として「品質・PL委員会」を設置しており、グループ内の品質・安全性のレベル向上に努めています。 ⑥ 競合に関するリスク 当社グループは、国内外において高い市場占有率を誇る製品を多数保有しています。しかしながら、新製品開発の遅れ又は他社が画期的な新製品を開発する等により、各種製品の市場占有率が低下した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中 対応策   当社グループでは、顧客のニーズを捉えたコスト競争力のある差別化製品の開発に取り組んでいます。また、当社グループは、顧客ニーズに応え続けることで蓄積・進化させてきたメカ設計、電気・電子設計、品質保証などの基礎技術に加えて、CAE解析や熱解析などの各種解析技術、制御技術などの高度な要素技術を有し、独自のモーションコントロール技術を確立しています。さらに、オープンイノベーションを通じて強化した電子制御技術やモデルベース開発、デジタルツインなど最先端の要素技術・開発手法を活用することで、ニーズの多様化、開発速度向上に応えられる体制を整えています。今後は、さらに電動化、システム化、データ活用に取り組み、スマートモーションコントロールへの進化を加速し、予防保全を含めた製品・サービスの開発・提供を進めていきます。 ⑦ 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス感染等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、生産停止や信用低下により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中~大 対応策   当社グループでは、近年の情報セキュリティリスクの増大に対応するために、グループ全体の情報セキュリティレベル向上を目的とした「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティに関する基本方針の策定、セキュリティ対策のレベル向上及び重大なセキュリティ・インシデントへの迅速な対応を行っています。また、情報資産のセキュリティ対策を組織的かつ継続的に推進するための各種管理規程を整備し、全社員への周知を徹底するとともに、情報資産の適切な管理に関する定期的な教育・訓練を行っています。情報資産に対する不正な侵入、漏えい、改ざん、紛失、破壊、利用妨害等のリスクに対しては、そのリスク低減や業務復旧の早期化を企図したセキュリティシステムを導入するとともに、脆弱性に対する評価と対策を継続的に実施しています。さらに、ユーザーごとにデータへのアクセスを制限するなど、徹底したアクセス制御を施したシステム管理を実現していきます。そして、情報セキュリティに関する取組を定期的に内部及び外部監査することにより、情報セキュリティマネジメントの継続的改善を実施しています。 ⑧ 知的財産に関するリスク 当社グループは、特許を含む知的財産権や秘密情報管理により自社技術の保護を図り、これら自社技術に関する知財・無形資産を適切に管理するとともに、第三者の知的財産権等を侵害することのないよう細心の注意を払っています。しかしながら、第三者が当社グループの知的財産権を侵害した場合、秘密情報が漏洩した場合、又は当社グループが第三者から知的財産権の侵害等を主張された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   中   影響度   中 対応策   当社グループでは、事業競争力の源泉である知財・無形資産(コア価値)の持続的な競争優位を担保するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発段階から分析可能な技術は知的財産権で保護し、分析困難な設計ノウハウや量産段階で継続的に創出される製造ノウハウ等は秘密情報管理を徹底することで保護しています。特に秘密情報管理として、秘密情報の第三者開示前の秘密保持契約締結の徹底の他、当社が秘密情報の正当な保有者であることを国内外で証明できる秘密情報保全体制を構築することで、秘密情報の意図しない漏洩に対する対応も図っています。更に、模倣品の多い製品・国・地域では、定期的な模倣品調査と排除を現地の専門家も活用しながら行っています。特にブランド模倣については当社製品と信じて購入した顧客が被害を受けないように模倣品流通の防止に注力しています。一方、製品・サービスの企画・開発段階から訴訟その他の重大な事業リスク発生を未然に防止するため、知的財産部門と事業部門が連携し、製品・サービスの企画・開発時だけでなく、その後も第三者の知的財産権(特許だけでなく商標や著作権も含む。)の調査分析や社内外弁理士/弁護士による非侵害鑑定取得やライセンス取得を行う等の知的財産権に関する知財クリアランスを行う体制を構築しています。 ⑨ 企業買収等に関するリスク 当社グループは、企業買収を通じて、国内外における製品の生産、販売・サービス体制の拡充や技術基盤の強化を図っています。しかしながら、企業買収当初に期待した効果が買収後に得られない場合、認識しているのれん等の固定資産の減損損失等の発生により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   低~中   影響度   中~大 対応策   当社グループでは、グループM&A実施基準を制定し、企業買収プロセスを明確化しています。また、企業買収の検討段階においては、対象企業のデューデリジェンスを行い、買収後の対象企業の運営について検証を行っています。 ⑩ 人財の確保に関するリスク 当社グループは、製造・開発・販売、その他専門分野に携わる優秀な人財を幅広く採用・育成することで、グローバルな事業活動の推進と競争力の維持向上を図っています。しかしながら、人財の獲得競争の激化や社員の退職等によって十分な人財の確保及び育成ができなかった場合、競争力の低下につながり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 発生度   高   影響度   中 対応策   当社グループでは、多様な人財を確保することを目的として、アルムナイ採用(※1)、リファラル採用(※2)など多様な手法を取り入れ、高度専門人財獲得のためのプロフェッショナル制度を整備するなどといった取組を推進しています。また、健康経営の観点から、産業保健専門職の配置によるきめ細かな対応、健康保険組合と事業主が一丸となったコラボヘルス活動といった社員の健康維持に資する取組を行っています。そのほかにも、リテンションを目的とした社内公募制度の運用を行うなど、社員の「いきいき・ワクワク」の創造・活力ある組織の維持に取り組んでいます。 ※1 退職した元社員(アルムナイ)を再雇用する手法2 事業内容や企業文化をよく知る従業員から友人・知人の紹介・推薦を受け、選考・採用する手法
経営成績の分析 (MD&A)6,452字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績 当社は、2025年7月31日に「油圧機器事業の会社分割(簡易吸収分割)ならびにComer Industries S.p.A.との株式譲渡契約および株主間契約締結のお知らせ」にて公表のとおり、油圧機器事業の会社分割並びに同事業を継承する子会社の株式譲渡に関する決議がなされたことから、IFRS第5号に基づき第3四半期連結会計期間より、同事業を非継続事業に分類しています。これに伴い、売上高、営業利益、税引前利益について、期首より非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しています。なお、前期についても同様に組み替えて表示しています。 当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、売上高は307,912百万円となりました。 営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、20,726百万円となりました。また、税引前当期利益は21,656百万円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は15,695百万円となりました。 (単位:百万円) 売上高   営業利益   税引前当期利益   親会社の所有者に 帰属する当期利益 当連結会計年度 (2025年12月期)   307,912   20,726   21,656   15,695 前連結会計年度 (2024年12月期)   280,458   12,933   13,788   10,119 前期比(%)   9.8   60.3   57.1   55.1 当連結会計年度のセグメント別概況は次のとおりです。 [売上高] (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比(%) (2024年12月期)   (2025年12月期) コンポーネントソリューション事業   67,646   79,325   17.3 トランスポートソリューション事業   88,727   100,473   13.2 アクセシビリティソリューション事業   106,771   110,668   3.7 その他   17,315   17,445   0.8 合計   280,458   307,912   9.8 [営業利益] (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比(%) (2024年12月期)   (2025年12月期) コンポーネントソリューション事業   2,667   5,420   103.2 トランスポートソリューション事業   12,502   13,586   8.7 アクセシビリティソリューション事業   9,003   9,085   0.9 その他   1,043   2,194   110.3 全社又は消去   △12,282   △9,560   - 合計   12,933   20,726   60.3 ② 財政状態 (単位:百万円) 前連結会計年度末 (2024年12月31日)   当連結会計年度末 (2025年12月31日)   増減 資産   445,544   463,991   18,447 負債   158,267   175,157   16,890 資本   287,278   288,834   1,557 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は256,426百万円、非流動資産は207,566百万円であり、その結果、資産合計は463,991百万円と前連結会計年度末比18,447百万円の増加となりました。主な増加要因は、IFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産の増加43,665百万円です。主な減少要因は、営業債権の減少13,512百万円、及び有形固定資産の減少12,657百万円です。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は134,955百万円、非流動負債は40,202百万円であり、その結果、負債合計は175,157百万円と前連結会計年度末比16,890百万円の増加となりました。主な増加要因は、流動負債における借入金の増加13,129百万円、及びIFRS第5号に基づき油圧機器事業を非継続事業に分類したことに伴う売却目的で保有する資産に直接関連する負債の増加12,256百万円です。主な減少要因は、その他の債務の減少9,181百万円です。 (資本) 当連結会計年度末の資本合計は288,834百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は271,932百万円と前連結会計年度末比1,840百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益15,695百万円、及び在外営業活動体の換算差額等によるその他の資本の構成要素の増加4,754百万円です。主な減少要因は、配当及び自己株式の消却による利益剰余金の減少20,089百万円です。 以上の結果、親会社の所有者に帰属する持分比率は58.6%となり、1株当たり親会社所有者帰属持分は2,320.45円となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2024年12月期)   当連結会計年度 (2025年12月期) 営業活動によるキャッシュ・フロー   26,650   32,824 投資活動によるキャッシュ・フロー   △28,733   △15,725 フリーキャッシュ・フロー   △2,083   17,098 財務活動によるキャッシュ・フロー   △4,137   △13,559 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動及び短期借入れにより獲得した資金を、主に設備投資、自己株式の取得及び配当金の支払に充てた結果、73,340百万円と前連結会計年度末比1,136百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは32,824百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、当期利益、減価償却費及び償却費によるものです。一方、主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び営業債務の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは15,725百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは13,559百万円の資金の減少となりました。主な増加要因は、短期借入れによる収入です。主な減少要因は、自己株式の取得による支出、及び配当金の支払いです。 (3) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) コンポーネントソリューション事業   81,841   20.4 トランスポートソリューション事業   101,796   11.2 アクセシビリティソリューション事業   112,394   4.2 その他   19,504   16.3 合計   315,535   11.0 (注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) コンポーネントソリューション事業   82,428   16.2   19,666   18.7 トランスポートソリューション事業   109,354   8.4   100,199   9.7 アクセシビリティソリューション事業   111,145   8.7   47,803   1.0 その他   20,326   14.5   12,387   30.3 合計   323,254   10.8   180,055   9.3 (注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと以下のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) コンポーネントソリューション事業   79,325   17.3 トランスポートソリューション事業   100,473   13.2 アクセシビリティソリューション事業   110,668   3.7 その他   17,445   0.8 合計   307,912   9.8 (注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値です。 2 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。 (4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要性のある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 注記3.重要性のある会計方針 及び 注記5.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1) 売上高(非継続事業を除く) 当社グループの当連結会計年度の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業及びアクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより、前期比9.8%増加し307,912百万円となりました。 2) 営業利益(非継続事業を除く) 営業利益は増収による増益に加え、Project 10による収益性改善活動の効果があったものの、当第4四半期では鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失やDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失もあり、前期比60.3%増加し20,726百万円となりました。売上高営業利益率は6.7%となりました。 3) 税引前当期利益(非継続事業を除く) 金融収益は、為替差益等を計上したことにより992百万円となりました。金融費用は、支払利息等を計上したことにより1,105百万円となりました。持分法による投資利益は1,043百万円となりました。 その結果、税引前当期利益は21,656百万円と前期比57.1%増加となりました。 4) 親会社の所有者に帰属する当期利益(非継続事業を含む) 以上の結果、法人所得税費用5,933百万円及び非支配持分に帰属する当期利益1,930百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する当期利益は、15,695百万円と前期比55.1%増加となりました。 また、基本的1株当たり当期利益は前期比47.31円増加し、131.56円となりました。 当連結会計年度のセグメントの業績の状況は次のとおりです。 (コンポーネントソリューション事業) コンポーネントソリューション事業の受注高は、前期比16.2%増加し82,428百万円となりました。売上高は、同17.3%増加し79,325百万円、営業利益は、同103.2%増加し5,420百万円となりました。 精密減速機は、長期化していた産業用ロボット在庫が適正水準となったことに加え、需要が堅調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。 (トランスポートソリューション事業) トランスポートソリューション事業の受注高は、前期比8.4%増加し109,354百万円となりました。売上高は、同13.2%増加し100,473百万円、営業利益は、同8.7%増加し13,586百万円となりました。 鉄道車両用機器は、国内外での新車向け需要及びMRO (Maintenance, Repair and Overhaul)需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。 航空機器は、防衛費の増額による需要拡大と民間航空機向けでも増収となり、売上高は前期比で増加となりました。 舶用機器は、新造船向け需要及びMRO需要が好調に推移したことにより、売上高は前期比で増加となりました。 商用車用機器は、東南アジア市場で需要の低迷が継続しているものの、国内市場の需要は底堅く推移したことから、売上高は前期並みとなりました。 なお、当期は鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失1,324百万円及びDeep Sea社に配分されたのれんの減損損失989百万円を計上しました。 (アクセシビリティソリューション事業) アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前期比8.7%増加し111,145百万円となりました。売上高は、同3.7%増加し110,668百万円、営業利益は、同0.9%増加し9,085百万円となりました。 自動ドア事業は、国内での建物用ドア及びプラットホームドア需要が堅調に推移したことに加え、為替効果により、売上高は前期比で増加となりました。 (その他) その他の受注高は、前期比14.5%増加し20,326百万円となりました。売上高は、同0.8%増加し17,445百万円、営業利益は、同110.3%増加し2,194百万円となりました。 包装機は、国内での設備更新需要が堅調だったものの、海外での設備投資の見合わせが継続したことにより、売上高は前期並みとなりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける主な資金需要は、営業活動においては、生産活動に必要な運転資本(原材料、人件費等)、受注獲得のための販売費、既存事業の競争力強化や新商品や新事業の創出のための研究開発費等があります。投資活動においては、コンポーネントソリューションセグメントにおける精密減速機における生産能力増強等を中心に、製品の増産対応や更新等の設備投資を実施しました。財務活動においては、短期借入12,900百万円を実施しました。 また、当社グループは2026年12月期において、12,500百万円の設備投資を予定しています。 当社グループの事業活動に必要な資金は、主として自己資金、及び金融機関からの借入等により調達しており、親会社所有者帰属持分比率やROE等の指標を注視しながら、最適な資金調達方法を選択しています。当連結会計年度末の借入金の残高は44,985百万円と前期比13,101百万円の増加となりました。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画における経営目標として、ROIC 10%以上という財務目標を設定していました。当期の各指標の実績は以下のとおりです。 第23期(2025年度) ROIC(%)   4.4 DOE(%)   3.5 (注) 2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「剰余金の処分の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、DOE数値が以上のとおりとなる予定です。

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開示資料

出典

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