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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

竹内製作所

TAKEUCHI MFG.CO.,LTD.6432 · Prime · 機械

ミニショベル領域のパイオニア。北米・欧州を中心に建設機械を展開する独立系メーカー。

概要

竹内製作所は長野県坂城町に本社を置く建設機械専業メーカーである。ミニショベル(0.5~6トン未満)及び油圧ショベル(6トン以上)、クローラーローダーを開発・製造し、北米・欧州のレンタル会社向け販売を主力とする。OEM供給も手掛け、2026年2月期の連結売上高は2253億円、従業員数は1366名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

建機レンタル市場を主戦場とする販売戦略

同社の販売先は北米・欧州のレンタル会社とディーラーが中心である。2026年2月期のセグメント別売上高は米国1287億11百万円、英国179億76百万円、フランス107億76百万円で、これらで全体の約7割を占める。日本国内は主にOEM供給と特殊建機の直接販売で678億12百万円。中国子会社は部品生産を担当する。製品の多くはレンタル会社がエンドユーザーに貸し出すため、耐久性とメンテナンス性が重視される。

5社で構成されるグローバルグループ

連結子会社は米国(製造・販売)、英国(販売)、フランス(販売)、中国(製造)の4社。北米向けは親会社から米国子会社に完成品または仕掛品を供給し、現地で最終組立・販売する。欧州向けは英・仏子会社と直接取引のディストリビューターを通じる。中国子会社は部品を生産し親会社に供給する。2026年2月末時点のディーラー拠点は北米307拠点、欧州ではディストリビューター網を構築している。

連結売上高は10年で5倍に拡大

2013年2月期の売上高は412億円だったが、2026年2月期には2253億円に達した。同期間の純利益は33億円から283億円へ成長。2026年2月期の営業利益率は16.7%(営業利益377億円)。第四次中期経営計画では2028年2月期に連結売上高3000億円を目標とする。成長の原動力は北米のクローラーローダー需要と欧州のショベル販売である。

長期安定的な収益構造を支える財務体質

自己資本比率は2026年2月末時点で83.0%(純資産1869億円、総資産2251億円)。負債合計は381億円と低水準で、有利子負債はほとんどない。営業活動によるキャッシュフローは228億円と潤沢で、設備投資や配当に充てている。配当は2026年2月期に92億円支払った。過去10期連続で増収増益を達成し、安定した収益基盤を持つ。

業界の中での役割は建設機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,253億円
営業利益
377億円
営業利益率
16.7%
純利益
283億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
米国1,287億円57.1%67億円5.2%
日本678億円30.1%314億円46.3%
英国180億円8.0%12億円6.7%
フランス108億円4.8%6億円5.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・土木(レンタル・ディーラー向け)主力

ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーを開発・製造し、北米、欧州、日本等のレンタル会社やディーラーを通じて販売。ミニショベルで高い市場シェアを持つ。

主な製品・サービス3
ミニショベル
機械質量0.5トン以上6.0トン未満の小型ショベル系掘削機。狭所作業に適し、都市土木や農業等で広く使われる。
油圧ショベル
機械質量6.0トン以上のショベル系掘削機。土木工事のメイン機械。
クローラーローダー
不整地用の積込・運搬・掘削機。クローラ式で走行し、バケットで土砂等を積み込む。

02国内OEM供給副次

国内メーカー向けにOEM契約に基づき建設機械を供給。特殊建機をレンタル会社等に直接販売も行う。

主な製品・サービス1
OEM供給用建設機械
相手先ブランドで販売される建設機械。顧客の仕様に合わせて製造。

製品と技術

ミニショベル:狭所作業に特化した小型掘削機

ミニショベルは機械質量0.5トン以上6トン未満のショベル系掘削機。都市土木、農業、宅地造成など狭い現場で活躍する。1981年に1~5トンシリーズを完成させ、以後改良を重ねる。北米・欧州のレンタル市場で高いシェアを持つ。2022年にはリチウムイオン電池式「TB20e」を投入し、電動化に対応した。

油圧ショベルとクローラーローダー:中型機以上のラインアップ

油圧ショベルは6トン以上のショベル系掘削機で、一般土木工事の主役。クローラーローダーは不整地用の積込・運搬・掘削機で、1986年に開発。北米ではクローラーローダーの需要が強く、米国子会社で現地生産も行う。両製品とも高い耐久性とメンテナンス性を特徴とし、レンタル用途に適する。

OEM供給と電動化技術への取り組み

OEM供給は国内メーカー向けが中心。ヤンマーへのミニショベル供給は1975年から継続。かつてはコベルコ建機にも供給した。電動化ではTB20eに加え、今後のラインナップ拡充を計画。製品のGX(グリーントランスフォーメーション)対応を経営課題とし、自動運転や遠隔操作技術の開発も視野に入れる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

小型建設機械の専門、輸出比率高く収益安定

竹内製作所は機械業界で小型建設機械、特にミニショベルに特化したメーカーとして知られる。同社は世界市場でトップクラスのシェアを有し、特に欧米市場での販売が好調。ライバルである三浦工業や日本製鋼所は異なる分野が主力で、竹内は建設機械専業としての専門性が強み。売上高は2025年2月期に微増、2026年2月期は増収見込みで、営業利益率は17%前後と高水準を維持。輸出比率が高いため為替変動の影響を受けるが、高品質かつ環境対応製品の開発で競争力を強化。

強み

  • 小型建設機械に特化し、技術力とノウハウを蓄積。
  • 営業利益率17%超、効率的な生産体制。
  • 欧米中心に世界市場で強固な販売網。
  • ミニショベルだけでなく多用途な機種を揃える。

課題

  • 輸出比率が高いため円高が業績を圧迫する。
  • 建設投資や資源価格の変動に業績が左右される。
  • 新興国の安価な製品が市場シェアを脅かす。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が竹内製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16268ナブテスコ5,106億円25.6倍
27003三井E&S4,241億円10.8倍
37012川崎重工業4,078億円18.8倍
46005三浦工業3,944億円13.2倍
54208UBE3,740億円14.3倍
66432竹内製作所3,587億円12.0倍
7268Aリガク・ホールディングス3,497億円38.0倍
86728アルバック3,493億円20.4倍
96407CKD3,477億円25.2倍
106622ダイヘン3,038億円20.6倍
116436アマノ2,820億円13.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

自動車部品下請けから建機メーカーへ転身した1963年

1963年8月、長野県坂城町で資本金300万円の株式会社竹内製作所を設立。当初は自動車部品メーカーの下請けを営んだ。1971年9月に自社開発したミニショベルの生産を開始し、建設機械メーカーとしての道を歩み始める。1972年1月には村上工場(現本社工場)を新設し、生産体制を強化した。

海外市場への第一歩:輸出開始と米国子会社設立

1978年1月にミニショベルの輸出を開始。翌1979年2月には米国にTAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD.を設立し、現地販売拠点を確保した。1996年10月には英国子会社、2000年5月にはフランス子会社を設立し、欧州でも販売網を広げた。2005年4月には中国に竹内工程機械(青島)有限公司を設立し、部品生産を開始した。

製品ラインの拡充:クローラーローダーとOEM生産

1981年1月にミニショベルの1~5トンシリーズを完成。1986年9月にはクローラーローダーを開発・生産開始した。OEM供給では、1975年5月からヤンマーディーゼル(現ヤンマー)向けにミニショベルの生産を開始。1988年3月から1993年12月までは神戸製鋼所(現コベルコ建機)にも供給した。OEMは国内メーカーとの関係を強める重要なチャネルである。

品質認証と研究開発体制の整備

1998年5月にISO9001認証を取得(ショベル、クローラーキャリア)。翌1999年5月には認証範囲をローダー、クローラーキャリアに拡大。1998年10月には本社工場内に開発センターを新設。2005年4月には本社・第三工場及び生産技術棟、試験棟を新設。2026年3月には開発・研修センター兼パーツセンターを新設するなど、研究開発とアフターサービス体制を強化した。

株式上場と市場区分の変遷

2002年12月に日本証券業協会(JASDAQ)に株式を登録。2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2005年4月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)を経て、同年中に市場第一部に指定された。2022年4月の市場区分見直しにより第一部からプライム市場に移行し、現在に至る。

電動化と生産能力増強への投資

2005年4月にはリチウムイオン電池式ミニショベル「TB20e」の出荷を開始。同年に米国子会社にクローラーローダー生産工場を新設。長野県青木村に青木工場を新設し、生産能力を増強した。2026年2月期の設備投資は28億53百万円。電動化と現地生産への投資により、環境規制対応と北米市場での供給力強化を進めている。

年表23件を開く

1960年代

  • 1963年8月創業長野県埴科郡坂城町大字坂城9347番地に、株式会社竹内製作所を資本金3百万円で設立し、自動車部品メーカーの下請を開始

1970年代

  • 1971年9月ミニショベルを開発し生産を開始
  • 1972年1月長野県埴科郡坂城町に村上工場(現・本社工場)を新設
  • 1975年5月ヤンマーディーゼル株式会社(現・ヤンマー株式会社)へのミニショベルのOEM生産(現在はクローラーキャリアのOEM生産)を開始
  • 1976年3月双信工業株式会社より営業譲渡を受け、撹拌機の製造及び販売を開始(2018年6月付で撹拌機事業をエムケー精工株式会社に譲渡)
  • 1977年9月長野県埴科郡坂城町に千曲工場を新設、撹拌機製造工場とする(2018年6月付で撹拌機事業をエムケー精工株式会社に譲渡)
  • 1978年1月ミニショベルの輸出を開始
  • 1979年2月米国にTAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD.(現・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1981年1月ミニショベルのシリーズ完成(1~5トン)
  • 1984年4月長野県埴科郡戸倉町(現・長野県千曲市)に戸倉工場を新設
  • 1986年9月クローラーローダーを開発し生産を開始
  • 1988年3月株式会社神戸製鋼所(現・コベルコ建機株式会社)へのミニショベルのOEM生産を開始(1993年12月まで)

1990年代

  • 1995年3月ドイツのHBM/NOBAS G.M.B.H(現GP GUNTER PAPENBURG AG)と油圧ショベル(ホイール式)の共同生産を開始(2013年12月をもって共同生産を終了)
  • 1996年10月英国にTAKEUCHI MFG.(U.K.)LTD.(現・連結子会社)を設立
  • 1998年5月ISO9001認証取得(ショベル、クローラーキャリアの設計及び製造)
  • 1998年10月本社工場内に開発センターを新設(2026年3月に本社工場内の開発・研修センター兼パーツセンターを新設)
  • 1999年5月ISO9001認証取得範囲の拡大(ショベル、ローダー、クローラーキャリアの設計及び製造)

2000年代

  • 2000年5月フランスにTAKEUCHI FRANCE S.A.S.(現・連結子会社)を設立
  • 2002年3月米国GEHL CompanyへのクローラーローダーのOEM生産を開始(2011年2月まで)
  • 2002年12月株式を日本証券業協会(JASDAQ)に登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年3月本社工場内に第二工場を新設
  • 2005年4月上場中国に竹内工程機械(青島)有限公司(現・連結子会社)を設立 豊田通商株式会社と資本業務提携(2014年4月まで)ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 東京証券取引所市場第一部に市場変更 本社工場内に本社・第三工場及び生産技術棟を新設 所在地(長野県埴科郡坂城町大字上平205番地)に登記上の本店所在地を移転 長野県埴科郡坂城町に試験棟を新設 TAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD.にトレーニングセンターを新設 オランダに欧州パーツセンター、ドイツに欧州駐在員事務所をそれぞれ開設 リチウムイオン電池式ミニショベル「TB20e」を出荷開始 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 TAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD.に工場を新設し、クローラーローダーを生産開始 長野県小県郡青木村に青木工場を新設 本社工場内に開発・研修センター兼パーツセンターを新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年2月期まで3,000億円
  • 営業利益2028年2月期まで520億円
  • 営業利益率2028年2月期まで17.3%
  • 1株当たり当期純利益2028年2月期まで800円
  • 自己資本利益率(ROE)2028年2月期まで17.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    販売網の拡充とアフターパーツ販売拡大

    北米のディーラー拠点を2028年2月末までに360拠点へ拡大し、クローラーローダー及びショベルの販売を強化。欧州でもクローラーローダーの拡販に着手。純正部品と第二純正部品を訴求し、アフターパーツ売上を拡大する。

  2. 02

    生産機種の再編成とローダー新工場建設

    本社工場と青木工場の生産機種を再編し、ショベルの生産能力をクローラーローダーに振り向ける。2029年2月期以降の事業拡大を見据え、青木工場隣接地にクローラーローダー新工場を建設し、生産能力を1.3倍に引き上げる。

  3. 03

    電池式ミニショベルのラインナップ拡充

    販売中の2トン級に続き、1.5トン級と3.5トン級の電池式ミニショベルを開発。脱炭素の流れを見据え、電動化製品の開発を継続する。

  4. 04

    人的資本への投資

    「人財こそが企業力の源泉」との方針のもと、従業員のウェルビーイング向上のための施策を推進。エンゲージメントサーベイの実施、健康経営、ワークライフバランス向上、DE&I推進等を行う。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    環境面ではGHG排出量削減(製品と工場)、社会面ではステークホルダーエンゲージメント強化、企業統治ではガバナンス・コンプライアンス・リスクマネジメントを強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,366人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は690万円で、9期前と比べて+26.1%平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は9.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月691
2018年2月715
2019年2月734
2020年2月54738.711.7833
2021年2月48938.211.4906
2022年2月53937.710.8917
2023年2月60137.510.31,053
2024年2月66037.310.51,198
2025年2月65336.69.71,2772,905
2026年2月69036.69.81,3662,760

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 0 / 海外 4、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
青木工場 — 長野県小県郡青木村8,769百万円
日本
本社(米国ジョージア州)工場 — 米国サウスカロライナ州7,430百万円
米国
本社・本社工場 — 長野県埴科郡坂城町7,062百万円
日本
本社 — 中国山東省青島市1,593百万円
中国
本社 — 英国ランカシャー州931百万円
英国
戸倉工場 — 長野県千曲市768百万円
日本
本社 — フランスバルドワーズ県519百万円
フランス
主な関係会社
  • 海外
    TAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD. (注)1、2
    米国 ジョージア州 ペンダーグラス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKEUCHI MFG.(U.K.)LTD.
    英国 ランカシャー州ロチデイル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKEUCHI FRANCE S.A.S.
    フランス バルドワーズ県 サントワン・ローモンヌ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    竹内工程機械(青島)有限公司(注)1
    中国 山東省青島市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は2,253億円営業利益377億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+1.6%。

売上高
+5.7%
2,253億円
営業利益
+1.6%
377億円
純利益
+8.4%
283億円
営業利益率
16.7%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高2,440億円2,253億円
営業利益373億円377億円
純利益259億円283億円
1株あたり配当¥220¥220

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は568億円、営業利益は100億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+2.9%、営業利益は−9.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q5308516.061
2024年2Q5228516.366
2024年3Q5368616.062
2024年4Q53872
2025年1Q55211120.185
2025年2Q54413825.484
2025年4Q1,03612211.892
2026年2Q1,14123420.5171
2026年4Q1,11214312.9112
2027年1Q56810017.674

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は412億円から2,253億円へ5.5倍に増えた。直近期の営業利益率は16.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月4122933
2014年2月5366546
2015年2月69912277
2016年2月85215397
2017年2月83011778
2018年2月94314095
2019年2月1,102155114
2020年2月1,15912491
2021年2月1,12313398
2022年2月1,409181133
2023年2月1,790214160
2024年2月2,126355261
2025年2月2,13237135617.4261
2026年2月2,25337739216.7283

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高2,253億円のうち、営業利益として残るのは377億円16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は283億円、売上の12.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.1%1,691億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%185億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.7%377億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.1pt
16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.6pt
12.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.3pt
16.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが229億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは191億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は562億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月−23−3−11−2633
2014年2月82−4−157891
2015年2月57−10−647132
2016年2月123−40−583200
2017年2月68−14−3154236
2018年2月104−13−1391304
2019年2月84−23−1761345
2020年2月55−41−2214336
2021年2月104−20−2484396
2022年2月138−43−2595466
2023年2月85−89−33−4435
2024年2月246−78−47168547
2025年2月83−23−14660460
2026年2月229−38−93191562

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は2,251億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,869億円で、自己資本比率は83.0%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月51130620559.9
2014年2月52536915670.4
2015年2月66346120269.5
2016年2月76955021971.6
2017年2月82660122572.7
2018年2月91468123374.5
2019年2月1,03677226474.5
2020年2月1,09083725376.8
2021年2月1,15589925677.8
2022年2月1,3721,04133175.9
2023年2月1,5881,21837076.7
2024年2月1,9821,47650674.5
2025年2月2,1771,67050776.7
2026年2月2,2511,86938283.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
572億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,682億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
490億円
在庫として抱えている分
負債合計
382億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中19位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中95位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.7%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,320で、1年前と比べて+50.0%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥7,320-4.3%1ヶ月-2.4%1年+50.0%時価総額3,587億円
過去52週の値幅
安値¥5,000高値¥7,950

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR1.81倍
配当利回り3.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に7370円と、25日線を約1.8%下回り、短期的な調整局面にあります。75日線は上回っており、中期の上昇トレンドは維持しています。8月5日の高値7930円からは約7.1%下落しましたが、52週安値5000円からの上昇は約47.4%と堅調です。出来高は低調で、需給は薄くなっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは12.05倍と同業界平均の23.18倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRは1.83倍で同業界平均の1.54倍を上回るものの、ROEが16%と高く、収益性を考慮すれば許容範囲。配当利回りは2.99%と業界平均の2.66%を上回り、株主還元も良好。一方、配当性向は46.1%で、将来の増配余地は限定的かもしれない。総合的に見て、収益力と配当のバランスが取れた割安銘柄と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍22.7倍
PER (予想)13.1倍
PBR1.81倍1.50倍
ROE16.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建機レンタル需要の拡大を追い風に、OEM供給と自社ブランドの両輪で成長を目指す。強気派は、レンタル市場の成長とシェア拡大により、安定した増収増益が続くとみる。一方、弱気派は、建機需要の循環性や、競合他社との競争激化による価格圧力を懸念する。また、業績は北米・欧州のレンタル市場に依存するため、米国景気減速や金利上昇によるレンタル投資の抑制リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • レンタル需要の成長

    北米・欧州で建機レンタル化が進み、市場規模は拡大傾向にある。

  • 高収益体質

    2026/2期予想で営業利益率16.7%と高水準。OEM中心で販管費が抑制。

  • 株主還元

    配当利回り2.9%と安定配当。自己資本利益率16%と高い資本効率。

  • 純利益283億円、前期比8.4%増決算発表後影響

    売上高2253億円、営業利益377億円。増益額は22億円

  • 売上高2253億円、前期比5.7%増決算発表後影響

    2025/2期2132億円から121億円増。増収基調が続く

  • ROE16%と高水準、PBR1.91倍継続影響

    時価総額3,773億円、純利益283億円。資本効率は良好

  • 配当利回り2.86%と安定配当通年影響

    株主還元が安定。利回り相応の下支え期待

マイナスに働く材料7
  • 建機需要の循環性

    建設投資は景気に連動し、需要減退期には受注が急減するリスク。

  • 依存度の高い海外市場

    北米・欧州のレンタル大手への依存が高く、現地景気減速で業績が悪化。

  • 競争激化

    世界の建機大手もレンタル市場に参入し、価格競争が激化する可能性。

  • 予想PER13.7倍と実績12.58倍から上昇通年影響

    来期純利益減少を示唆。現在の純利益283億円が減る見込み

  • 営業利益率17.4%→16.73%へ低下通年影響

    売上高は増えたが利益率が悪化。コスト増が響く

  • 営業益増は+6億円とほぼ横ばい決算発表後影響

    2025/2期371億円→2026/2期377億円。成長が鈍化

  • 外国法人保有17.92%と低く需給細り継続影響

    海外投資家の参加が少なく、売買代金が細りやすい

次の決算で確かめる点
レンタル会社向け販売台数
主要顧客であるレンタル会社の設備投資動向を示す。
海外売上高比率
地域別の依存度と成長性の変化を確認するため。
部品・サービス売上
稼働台数の増加に伴う継続収益の拡大を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり220で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは3.01%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥220
1株あたり
配当利回り
3.01%
いまの株価に対して
配当性向
46.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月2617.2
2018年2月3638.518.7
2019年2月4525.028.5
2020年2月5011.140.4
2021年2月536.051.5
2022年2月6828.341.2
2023年2月9844.155.0
2024年2月15861.237.3
2025年2月20026.645.6
2026年2月2105.046.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥220

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ19,296人。区分でいちばん多いのは個人・その他26.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.3%を占め、残る48.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他24.224.726.928.839.126.9
金融機関25.424.325.524.521.025.8
事業法人18.818.920.120.220.625.6
外国法人28.828.124.121.616.217.9
自己株式2.62.62.62.65.55.5
証券会社2.84.13.54.83.13.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社テイク18.33
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社10.05
03株式会社日本カストディ銀行8.11
04東京中小企業投資育成株式会社3.68
05株式会社八十二長野銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.67
06竹内 好敏3.06
07野村信託銀行株式会社1.59
08SMBC日興証券株式会社1.48
09岩崎 泰次1.38
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-07-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.69%
    -1.17pt
  • 2026-07-13
    株式会社テイク
    新規の大量保有報告
    18.33%
  • 2026-07-06
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    1.84%
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.68%
    -0.20pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.69%
    +0.01pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.61%
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.88%
    +1.27pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.96%
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.03%
    +0.07pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.85%
    -0.18pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.86%
    +0.01pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.61%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.96%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+802%、1株純資産は14期で+549%。直近期のROEは16.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月6862411.78.53.1
2014年2月9475413.710.06.4
2015年2月15794118.59.85.5
2016年2月1981,12319.26.910.5
2017年2月1621,26013.513.917.2
2018年2月2001,42814.912.918.7
2019年2月2391,61815.78.228.5
2020年2月1911,75511.38.740.4
2021年2月2051,88511.313.251.5
2022年2月2802,18313.89.241.2
2023年2月3352,55514.18.755.0
2024年2月5493,09719.49.637.3
2025年2月5523,61416.69.345.6
2026年2月6124,04716.012.346.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額455百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
竹内明雄代表取締役会長92
竹内敏也代表取締役社長 監査室、経営管理部、総務部、法務室、人事部、情報システム部、営業部、アフターセールスサポート部、購買部、生産管理部、品質部担当632,000
横山浩常務取締役 開発部、生産技術部、本社工場、青木工場、製造部担当6429,000
Clay Eubanks取締役 グローバルセールス担当614,000
草間稔取締役(常勤監査等委員)713,000
岩渕道男取締役(監査等委員)701,000
宮田裕子取締役(監査等委員)62
織英子取締役(監査等委員)54
安藤国威取締役(監査等委員)84
内山義隆61

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6342484839065
取締役(社内)1343434
社外取締役531316

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,146字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社の計5社により構成され、建設機械の開発・製造・販売を主たる業務とした事業を営んでおり、主要品目は、ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダー((注)1)であります。なお、報告セグメントは地域別としております。 セグメント   当社グループ 日本    当社 (開発・製造・販売会社) 米国    TAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD. (製造・販売会社) 英国    TAKEUCHI MFG.(U.K.)LTD. (販売会社) フランス    TAKEUCHI FRANCE S.A.S. (販売会社) 中国    竹内工程機械(青島)有限公司 (製造会社) 北米市場へは、当社が開発・製造した建設機械を米国の連結子会社に販売し、同子会社から現地のレンタル会社及びディーラー((注)2)等へ販売する形態のほか、クローラーローダーにつきましては、当社が開発し、自走できる状態にまで組み立てた仕掛品を、米国の連結子会社で完成させて、現地のレンタル会社及びディーラー等へ販売する形態があります。 欧州市場へは、当社が開発・製造した建設機械を英国及びフランスの連結子会社へ販売し、これら連結子会社から現地のレンタル会社及びディーラー等へ販売する形態、当社から現地ディストリビューター((注)3)へ直接販売する形態(主に英国及びフランスを除く欧州)があります。 欧米を除く海外市場へは、当社から商社を通じて現地ディーラーへ販売する形態、当社から現地ディーラーへ直接販売する形態があります。 日本国内においては、当社から国内メーカーを対象にOEM契約(相手先ブランドによる生産)に基づく製品供給を行っているほか、特殊建機をレンタル会社等に直接販売しております。 竹内工程機械(青島)有限公司では、当社が製造する建設機械の部品を生産しております。 当社グループの事業全体の系統図は、以下のとおりであります。 (注)1.ミニショベルとは機械質量0.5トン以上6.0トン未満のショベル系掘削機を指します。 油圧ショベルとは機械質量6.0トン以上のショベル系掘削機を指します。 クローラーローダーとは不整地用の積込・運搬・掘削機を指します。 2.ディーラーとはエンドユーザーへの小売業を主な商いとする業態を指します。 3.ディストリビューターとはディーラーへの卸売業を主な商いとする業態を指します。 4.当社からTAKEUCHI MFG.(U.S.),LTD.への流れは、当社製品及びアフターパーツの販売、並びに現地生産用の仕掛品及び部品の供給です。 5.竹内工程機械(青島)有限公司から当社への流れは、現地で生産した部品の供給です。
経営方針・対処すべき課題5,042字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであり、米国の関税政策による影響を見込んでおりません。 当社グループは、世界最高品質の小型建設機械の開発・製造・販売を強みとしており、事業を通して「全世界の人々の幸福で豊かな暮らしに貢献」していきたいと考えております。これからも、ユーザーエクスペリエンスの徹底追求、 ファン創出のため、次に掲げる内容に取り組み、持続的な成長を目指してまいります。 (1)経営方針 当社グループは、以下の「社是」及び「企業理念」を経営の基本方針としております。 社是 創造・・・豊かな感性をもって、ニーズに応えた商品開発をする。 挑戦・・・夢と若さをもって、より高い目標に向かって果敢に行動する。 協調・・・和と思いやりの心をもって、調和の取れた社会との共生を図る。 企業理念 世界初から世界の へ ・私たちは、創造、挑戦、協調の精神で切磋琢磨し のものづくりを追求します。 ・グローバルな視野と感覚をもって、お客さまに信頼される商品とサービスを提供します。 ・一人ひとりがもつ力を活かし、地球にやさしく、豊かな社会の実現に貢献します。 (2)経営環境 当社グループが提供する小型建設機械は、住宅建築の基礎工事、水道管、ガス管及び道路等の生活インフラ整備、工場、商業施設及び公共施設などの官民の建設投資をはじめ、衣食住の「住」に深く関わる製品で、人々の毎日の暮らしを支え続けております。 ① 企業構造、主要品目、販売形態 当社グループは、当社及び連結子会社4社の計5社により構成され、建設機械の開発・製造・販売を主たる業務とした事業を営んでおり、主要品目はミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーであります。主要品目及び販売形態に関する内容の詳細につきましては、「第一部 企業情報 第1 企業の概況 3事業の内容」に記載しております。 ② 事業を行う市場の状況 当社グループの主力販売市場は米国及び欧州であり、当連結会計年度の業績は、売上高、各段階利益ともに過去最高となりました。 欧米各国の水道管、ガス管及び道路等の生活インフラは老朽化が進んでおり、景気動向や社会情勢に関係なく、継続的に工事を行う必要があります。住宅ローン金利の様子見や住宅価格の高止まり等により、住宅関連工事は、引き続き調整局面にありますが、新築住宅の需要は底堅く継続すると見込んでおります。建設投資においては、全世界的に進んでいるデータセンターの建設工事にも小型建設機械が使用されており、当社の製品需要は引き続き堅調に推移すると考えております。 中長期的には、化石燃料に頼るこれまでの経済・社会構造を、太陽光や水素などのクリーンエネルギー中心の構造へと作り変えるグリーントランスフォーメーション(GX)を加速させることが社会課題となっており、その実現に向けた次世代エネルギーインフラの建設工事の需要拡大が期待されております。建設工事自体のGXも社会課題となっており、建設機械におきましても、電動機など温室効果ガスの排出量が少ない製品へと需要がシフトしていくと予想されております。しかしながら、今のところは経済面や運用面でディーゼル機の優位性が大きいことから、電動機などの建設機械のGXは進んでいないのが実情であります。また、各国の工事現場では人手不足が進んでおり、建設機械のオペレーター不足、技量不足が問題となっており、自動運転や遠隔操作等の技術革新がますます重要となっていくと考えられます。 ③ 競合他社との競争優位性 これまで当社は、世界の建設現場から寄せられるニーズに寄り添い、耐久性、操作性、快適性、メンテナンス性、そしてパワフルであることにこだわり抜いて製品を開発し、お客様の信認を得てまいりました。この強みを発展させつつ、今後は建設機械のGXや自動化といった環境面や性能面でのプラスアルファに磨きをかけ、お客様に選ばれ続ける製品開発を推し進め、事業のさらなる拡大を果たすことにより、当社グループの企業価値の向上につなげてまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは3年間(2026年2月期~2028年2月期)の第四次中期経営計画を策定し、以下の課題に取り組んでおります。 ① 販売網の拡充とアフターパーツの販売拡大 イ)北米 ディーラー網を2025年2月末時点の280拠点から2028年2月末時点には360拠点へ拡大し、主力製品であるクローラーローダー及びショベルの積極的な販売活動に取り組んでおります。当事業年度におきましては、27拠点増加し307拠点となりました。加えて、既存、新規ディーラー全てのエンゲージメントを高める施策として、販売トレーニングやサービストレーニングを実施しております。年に一度のディーラーサミットでは、その年の振り返りと優秀ディーラーの表彰、翌年度の目標と課題を共有しております。 ロ)欧州 イギリス、フランスにおいては販売子会社が、その他の欧州各国においてはディストリビューターが北米と同様の取り組み、すなわち販売トレーニング、サービストレーニング、ディーラーサミットを実施しております。また、これまでクローラーローダーは、販売のほとんどが北米でしたが、欧州においても段階的な拡販に向けた取り組みに着手いたしました。欧州各国の展示会にクローラーローダーを出展し、その存在と魅力をお客様に認知いただき、徐々にお引き合い件数と販売台数を増やしております。 ハ)オセアニア オーストラリアにディストリビューターを追加し、ショベルとクローラーローダーの販売拡大に取り組んでおります。また、地域別売上高の開示区分をこれまでの「アジア」から「アジア・オセアニア」に変更し、四半期ごとに実績を開示しております。 ニ)アフターパーツ Takeuchi Genuine Parts(純正部品)による高品質・安心、Takeuchi Value Parts(第二純正部品)によるメリット(競争力のある価格設定)を訴求するとともに、これら部品を使用することを条件としたメーカー保証期間の延長を顧客に提案すること等により、アフターパーツ売上を拡大いたします。また、既存の本社パーツセンターの隣に第二パーツセンター(同棟のフロアレイアウトは1階をパーツセンター、2階を研修センター、3階を開発センターとしております。)を新設し、より迅速かつ効率的な供給体制を構築いたしました。アフターパーツ売上の実績につきましては、四半期ごとに開示しております。 ※Takeuchi Genuine Parts :新車に装着している部品と同じもの Takeuchi Value Parts :新車に装着している部品とは異なるが、当社が品質保証するもの ② 生産機種の再編成とローダー新工場の建設 イ)本社工場と青木工場の生産機種を再編成し、ショベルの生産能力をクローラーローダーに振り向けるとともに、増員による生産台数の底上げ、トレーニングによる生産効率の向上等により、2028年2月期には、クローラーローダーの生産台数を2025年2月期と比べて2倍に引き上げます。 ロ)2029年2月期以降の事業拡大を見据え、青木工場の隣接地にクローラーローダー新工場を建設します。新工場がフル稼働に至ると、ショベルとクローラーローダーを合わせた生産能力は、1.3倍となる見込みです。 ③ 電池式ミニショベルのラインナップ拡充 パワフル、耐久性、操作性、快適性といった当社製品の強みを発展させつつ、販売中の2トン級に続き、1.5トン級と3.5トン級へと電池式ミニショベルのラインナップを拡充いたします。今のところ、経済面や運用面でディーゼル機の優位性が大きいことから、電動機の普及は想定を大きく下回るペースで推移しております。しかしながら、脱炭素は世界共通の目標であり、いつかは電動化の波がやってくるとの想定のもと、製品開発を継続してまいります。 ④ 人的資本への投資 「人財こそが企業力の源泉」「人への分配は未来への投資」との基本方針のもと、社員のウェルビーイング向上のための施策を強力に推し進めます。当社グループが目指す姿の共有、学ぶ機会の提供、健康経営の実践、ワークライフバランスの向上、DE&Iの推進等の取り組みを通じて、従業員がいきいきと働ける職場環境の実現を目指します。 ⑤ サステナビリティ経営の推進 イ)環境(GHG排出量の削減) 製品からのGHG 環境に優しい製品開発 工場からのGHG 省エネ活動の推進、太陽光パネルの設置、グリーン電力の使用 ロ)社会(ステークホルダーエンゲージメントの強化) 株主 社長・取締役との十分な対話機会の確保、ご意見・ご要望を経営に反映 従業員 ウェルビーイングの向上、エンゲージメントサーベイの実施 販売先 お客様の現場・現物・現実を確認、製品開発とサービス向上に活かす 調達先 CSR調達方針への賛同要請、パートナーシップ構築宣言への賛同 ハ)企業統治(ガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメントの強化) グローバル経営の基盤強化 企業法務の強化、管理部門の陣容強化、IT投資 リスクマネジメント サイバーセキュリティの強化 取締役の報酬制度改定 固定報酬と業績連動報酬の割合見直し 当事業年度におきましては、株主、従業員、取引先、顧客、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創こそが、企業経営における重要課題であるとの認識のもと、マルチステークホルダー方針を策定しました。中でも、企業の活力を生み出し、日々の業務を推進する従業員は、当社にとって最も重要な戦略的パートナーです。従業員が最大限のパフォーマンスを発揮し、より良い企業文化を共に築き上げるため、まずは現状を把握することを目的として、エンゲージメントサーベイを実施しました。また、取締役の報酬制度改定については、2026年5月28日開催の第64期定時株主総会において役員賞与制度の導入を決議いただきました。 なお、第四次中期経営計画の最終年度(2028年2月期)の数値目標を以下のとおり定めています。 *2028年2月期の数値目標は、米国の関税政策による影響を織り込んでおりません。 2026年2月期 実績   2028年2月期 数値目標 北米 売上高   1,284億円   1,784億円 └販売台数 増加率(2025年2月期比)   +1.5%   +60% 欧州 売上高   894億円   1,087億円 └販売台数 増加率(2025年2月期比)   +1.5%   +30% アジア・オセアニア 売上高   40億円   100億円 日本・その他地域 売上高   32億円   29億円 連結売上高   2,252億円   3,000億円 └このうちアフターパーツ売上   185億円   208億円 営業利益   376億円   520億円 └営業利益率   16.7%   17.3% 1株当たり当期純利益   611.92円   800円 自己資本利益率(ROE)   16.0%   ※2 17.0%以上 為替レート   米ドル 英ポンド ユーロ 人民元   ※1 149.97円 200.58円 169.63円 20.87円   140.00円 177.00円 147.00円  19.30円 ※1 2026年2月期の為替レートは、12ヶ月間の期中平均レートを表示しております。 ※2 当社は以下を参考に、株主資本コストを10%と認識しており、株主資本コストを上回るROEを堅持したいと考えております。 ■アンケート法 機関投資家の皆様へのヒアリングしたところ、10%程度とする方が多い。 ■CAPM法 リスクフリーレート(2.0%)+β値(1.5)×市場リスクプレミアム(6%)≒ 11% ■益利回り法(PERの逆数) 当社株式のPERは9倍から11倍で推移 → ゆえに1/9 = 11%、1/11 = 9%
事業等のリスク3,890字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)リスク管理 リスク管理については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組、1 サステナビリティ全体に関する考え方及び取組、(3)リスク管理」に記載しております。 (2)事業等のリスク ① 為替相場の変動 当社グループの連結売上高に占める海外売上高は95%を超え、そのほとんどが欧米の市場で占めており、米ドル・英ポンド・ユーロの為替影響を受けております。また、決算期末における債権債務の為替換算に係る為替差損益等が発生する場合もあります。その対応策として、為替予約及び外貨建仕入の増加策等によるリスクヘッジを行なっておりますが、当社グループの想定を超えた為替レートの変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 原材料価格、物流コスト、関税率の変動 当社グループが製造する製品の主要な原材料は、鉄板等の鋼材であり、鋼材価格は市況により変動します。鋼材価格が高騰し、製造原価が増加した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループは建設機械を海上輸送によって欧米をはじめとした海外に輸出しており、海上運賃等の物流コストが高騰した場合や関税率に変動があった場合に、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、生産ラインの合理化等のコスト削減策の推進及び販売価格の見直しなどを行っております。 ③ 部品調達 当社グループの製品は、エンジン、油圧機器、電子部品、製缶加工品、ゴム製品等の部品から構成されております。これら部品の調達にあたって、何らかの理由でサプライヤーからの調達が困難になり、当社グループの生産活動が制限された場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、購買部門と開発部門を中心とした部門横断的な取り組みにより、機動的に調達先を見直し、複数のサプライヤーから部品を確保するなどリスク分散を進めております。 ④ 自然災害等 大規模地震や自然災害、火災等の事故、感染症の流行、その他の要因による社会的混乱等により、当社グループやサプライヤー、販売先の事業活動が停止または事業継続に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、各種損害保険への加入、本社工場の耐震強化のほか、自然災害などの緊急事態が発生した際にいち早く事業を復旧させるため、BCP(事業継続計画)を策定しました。 ⑤ 経済、市場の状況 当社グループの製品は、居住区域での小規模な土木工事(都市型土木工事)で多く使用されております。具体的には、住宅建築の基礎工事、水道管やガス管、道路等の生活インフラ工事、工場や商業施設、公共施設などの官民の建設投資であり、これらの市場環境や市場ニーズの変化は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、在庫不足や過剰生産に陥ることのないように市場環境をモニタリングし、市場ニーズを見誤ることのないよう顧客密着度を高め、新製品開発に反映しております。 ⑥ 競合 建設機械業界は、競合他社の数が多く、世界各国での競争は大変厳しいものとなっております。品質、性能、価格面等で当社製品を凌ぐ製品を競合他社が開発・市場投入し、当社グループのマーケットシェアが低下した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、当社製品の品質、性能面等での優位性を訴求して競合他社との差別化を図るとともに、販売網の拡充によるマーケットシェア拡大に努めております。 ⑦ 債権管理 販売先の財政状態が悪化し不良債権等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、金融機関等を利用したリスクヘッジのほか、販売先の財務情報等を入手し、経営状況に応じた与信枠を設定し、与信管理を行っております。 ⑧ 人材の確保 当社グループのさらなる成長のためには、市場に新製品を継続的に投入していく必要があります。そのため、研究開発の充実、特に開発スキルの高い人材の確保が重要となっております。また、販売・管理体制の強化もこれと並んで重要であり、優秀な人材の確保が必要となります。しかし、このような人材を十分に確保できなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、「第2 事業の状況、2 サステナビリティに関する考え方及び取組、3.人的資本」に係る戦略に基づき、従業員が意欲的に活躍するための人事・給与制度の構築、教育研修の強化、健康経営の実践、ワークライフバランスの向上等に取り組むことにより、従業員のモチベーション向上、優秀な人材の確保につなげてまいります。 ⑨ 環境規制、気候関連規制及びその他公的規制等 当社グループは、様々な環境規制及びその他公的規制、税制の適用を受けております。また、温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが全世界的に強化されており、予期しない規制等が設けられ、対応が遅れた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、これら規制の情報収集を図るとともに、「第2 事業の状況、2 サステナビリティに関する考え方及び取組、2.気候変動」に係る戦略に基づき、地球温暖化が事業にもたらすリスクと機会を評価し、シナリオ分析を通じた長期的な経営戦略を策定・実行するとともに、TCFDが推奨する情報開示に取り組んでおります。 ⑩ 生産拠点の集中 当社グループは、主力となる生産拠点が長野県の北部に集積しております。地震等の自然災害あるいは火災などの事故によって、当社グループの生産設備が被害を受け、操業が中断し、生産及び出荷が遅延した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、国内外を含めた生産拠点の分散を中長期で検討しており、2022年9月に米国サウスカロライナ州で工場が稼働を開始しました。 ⑪ 製品の品質 当社グループは、品質と安全に十分留意して、製品を提供しておりますが、これら製品について品質上、安全上の不具合が発生した場合には、賠償責任のリスクが生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、さらなる品質向上を図るとともに、リスクヘッジとして製造物賠償責任保険に加入しております。 ⑫ 情報セキュリティ 外部からのサイバー攻撃のほか、機器の不具合や人為的な過失や内部不正、システム障害等の不測の事態により、当社グループの事業活動の停滞・遅延、機密情報の漏えい、重要データの喪失・破壊・改ざん等が発生する可能性があります。これにより、生産・販売の縮小を余儀なくされたり、損害賠償責任を負ったり、ブランド価値や社会的信用の低下を招いたりした場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、情報セキュリティ委員会を設置し、当社グループ全体の情報セキュリティに関するガバナンス体制の構築、予防措置及びトレーニングの実施、セキュリティ事案への対応を行っております。各部門長は、各部門における情報セキュリティ体制の構築に責任を負うとともに、情報セキュリティ委員会で策定された予防措置に関する行動計画を第一線で実行する役割を担います。また、情報セキュリティの維持管理に必要なシステム構築は情報システム部で行っております。 ⑬ 知的財産 当社グループが知的財産権を侵害されたり、当社グループが第三者により知的財産権の侵害を訴追されたりした場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、知的財産部門を設置し、外部の専門機関と連携を取りながら対応しております。 ⑭ 人権問題 当社グループは、事業活動において人権の尊重を重要な経営課題と認識しております。国内外のサプライチェーンを含む事業活動において、意図せず人権侵害(強制労働、児童労働、差別、不適切な労働環境等)に加担するリスクが存在します。これらのリスクが顕在化し、損害賠償責任を負ったり、ブランド価値や社会的信用の低下を招いたりした場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。その対応策として、当事業年度から人権デューデリジェンスに着手いたしました。これは、当社グループ及びサプライチェーンにおける人権への負の影響を特定、評価し、その予防・軽減措置を講じるとともに、その実効性を検証する継続的なプロセスです。この取り組みにおいては、全ての人権課題に一斉に対応することが困難であるため、優先順位を考慮して対象を絞り込んで実施してまいります。そして、今後も段階的に対象範囲の拡大を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)9,079字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループは第四次中期経営計画(2026年2月期から2028年2月期まで)において、「Building Excellence ハイクオリティ、ハイパフォーマンス、ハイエンゲージメントで連結売上高3,000億円にチャレンジする。」をスローガンに掲げ、①販売網の拡充とアフターパーツの販売拡大、②生産機種の再編成とクローラーローダー新工場の建設、③電池式ミニショベルのラインナップ拡充、④人的資本への投資、⑤サステナビリティ経営の推進を重点施策として取り組んでおります。当期においては、2025年7月にクローラーキャリアの新製品「TCR50-3」を市場投入し、積極的な販売活動を展開しております。 当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日まで)における当社グループの販売台数は、北米、欧州及びアジア・オセアニアでの販売が堅調に推移し、前連結会計年度を上回りました。 北米では、ショベルの販売が想定以上に低調だったものの、クローラーローダーの販売が好調に推移し販売台数は前連結会計年度を上回りました。欧州では、引き続き国ごとに差はありますが、低迷していた製品需要が底打ちしたことで英国の販売子会社、及び欧州ディストリビューターでのショベル販売が好調に推移し、販売台数は前連結会計年度を上回りました。新しく注力地域に位置付けているアジア・オセアニアでは、主にオーストラリアの新規ディストリビューターが販売台数の増加に貢献し、前連結会計年度を上回りました。 当連結会計年度の受注高は1,904億3千4百万円(前連結会計年度比17.0%増)となりました。欧州からの受注はショベルを中心に順調に推移しました。米国の販売子会社においては、現地在庫が充足したことを背景に、お客様のご注文サイクルに変化が見られ、第3四半期では受注が一時的に落ち込みましたが、第4四半期では回復に転じました。この結果、当連結会計年度末の受注残高は、前連結会計年度末に比べ348億4千9百万円減少して435億6千8百万円となりました。 以上により、当連結会計年度の販売台数が前連結会計年度を上回ったことや、製品価格の値上げ等により売上高は過去最高の2,252億8千4百万円(前連結会計年度比5.7%増)となりました。利益面におきましては、米国関税による31億6千7百万円の減益(関税コスト増51億3千8百万円のうち、19億7千1百万円を価格転嫁)や、為替影響による減益があったものの、売上高の増加や、前連結会計年度で発生した電池式ショベル関連部品の評価減による影響が当期は大きく縮小(前連結会計年度の26億5千9百万円に対して、当連結会計年度は1億1千7百万円)したこと等により営業利益は376億8千7百万円(同1.5%増)となり、経常利益は、為替差益を10億7千5百万円計上したこと等により391億8千7百万円(同10.1%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用を109億1千7百万円計上したことにより、282億7千万円(同8.3%増)となり、各段階利益も過去最高となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (日本) 売上高は678億1千2百万円(前連結会計年度比1.0%増)となり、セグメント利益は313億6千3百万円(同8.6%減)となりました。 (米国) 売上高は1,287億1千1百万円(前連結会計年度比7.2%増)となり、セグメント利益は67億3千5百万円(同38.3%減)となりました。 (英国) 売上高は179億7千6百万円(前連結会計年度比23.6%増)となり、セグメント利益は12億3千8百万円(同147.7%増)となりました。 (フランス) 売上高は107億7千6百万円(前連結会計年度比4.8%減)となり、セグメント利益は5億7千8百万円(同29.2%減)となりました。 (中国) 売上高は6百万円(前連結会計年度比94.4%減)となり、セグメント利益は2億5千4百万円(同14.4%減)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ74億1千4百万円増加し、2,251億3千3百万円となりました。負債合計は前連結会計年度末に比べ125億2千万円減少し、381億9千7百万円となりました。純資産合計は前連結会計年度末に比べ199億3千5百万円増加し、1,869億3千5百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ101億8千8百万円増加し、562億3千5百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は228億8千9百万円(前連結会計年度比146億6百万円の増加)となりました。 これは主に、仕入債務の減少額108億6千6百万円、法人税等の支払額126億2千5百万円等の支出がありましたが、売上債権の減少額16億7千8百万円、棚卸資産の減少額24億3千1百万円、税金等調整前当期純利益391億8千7百万円等の収入があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は37億5千8百万円(前連結会計年度比14億1千万円の増加)となりました。 これは主に、定期預金の増加額5億円、有形固定資産の取得による支出28億5千3百万円、無形固定資産の取得による支出4億1千6百万円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は93億2千6百万円(前連結会計年度比52億5千7百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額92億1千8百万円等の支出があったことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日)    前年同期比(%) 日本(百万円)   150,302   △9.8 米国(百万円)   5,026   △32.7 中国(百万円)   4,267   △12.2 合計(百万円)   159,596   △10.8 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引は相殺消去しております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   68,074   8.8   15,866   1.7 米国   90,202   6.4   20,262   △65.5 英国   20,990   26.4   5,573   117.7 フランス   11,160   -   1,865   25.9 中国   6   △94.4   -   - 合計   190,434   17.0   43,568   △44.4 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引は相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日)    前年同期比(%) 日本(百万円)   67,812   1.0 米国(百万円)   128,711   7.2 英国(百万円)   17,976   23.6 フランス(百万円)   10,776   △4.8 中国(百万円)   6   △94.4 合計(百万円)   225,284   5.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年3月1日  至 2025年2月28日)    当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) HUPPENKOTHEN GmbH & Co KG   27,694   13.0   24,945   11.1 United Rentals, Inc.   27,145   12.7   36,455   16.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 なお、資料中の将来に関する事項は、米国の関税政策による影響を見込んでおりません。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当社グループの主力市場は米国及び欧州であり、欧米各国における住宅関連工事、生活インフラ整備工事、官民の建設投資に当社製品は使用されております。 当連結会計年度の販売台数が前連結会計年度を上回ったことや、製品価格の値上げ等により売上高は過去最高の2,252億8千4百万円(前連結会計年度比5.7%増)となりました。利益面におきましては、米国関税による31億6千7百万円の減益(関税コスト増51億3千8百万円のうち、19億7千1百万円を価格転嫁)や、為替影響による減益があったものの、売上高の増加や、前連結会計年度で発生した電池式ショベル関連部品の評価減による影響が当期は大きく縮小(前連結会計年度の26億5千9百万円に対して、当連結会計年度は1億1千7百万円)したこと等により営業利益は376億8千7百万円(同1.5%増)となり、経常利益は、為替差益を10億7千5百万円計上したこと等により391億8千7百万円(同10.1%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用を109億1千7百万円計上したことにより、282億7千万円(同8.3%増)となり、各段階利益も過去最高となりました。 なお、当連結会計年度の販売状況は、ショベルは主力の欧州市場で需要が回復し、アジア・オセアニアでも販売台数を伸ばしたものの、北米が想定以上に低調で、販売台数はやや減少しました。クローラーローダーは欧州で前連結会計年度を下回ったものの、主力の北米市場で大きく増加し、アジア・オセアニアでも着実に伸ばしており、販売台数が大きく増加しました。前連結会計年度と比較した販売台数の伸長率は、上期は5.8%の増加、下期は1.2%の減少となり、通期では2.4%の増加となりました。 当連結会計年度の受注高は1,904億3千4百万円(前連結会計年度比17.0%増)となりました。欧州からの受注はショベルを中心に順調に推移しました。米国の販売子会社においては、現地在庫が充足したことを背景に、お客様のご注文サイクルに変化が見られ、第3四半期では受注が一時的に落ち込みましたが、第4四半期では回復に転じました。この結果、当連結会計年度末の受注残高は、前連結会計年度末に比べ348億4千9百万円減少して435億6千8百万円となりました。 このような状況下、当社グループでは販売網の拡充とアフターパーツの販売拡大に取り組んでおり、北米のディーラー拠点数は計画通り拡大しております。既存の本社パーツセンターの隣に第二パーツセンター(同棟のフロアレイアウトは1階をパーツセンター、2階を研修センター、3階を開発センターとしております。)を新設し、より迅速かつ効率的にアフターパーツを供給できる体制を構築しました。生産面では、クローラーローダーの好調な需要に応えるため工場間の生産機種を再編成し、生産台数を伸ばすとともに、青木工場の隣接地に建設予定のクローラーローダー専用工場の計画も着実に推し進めております。 米国政府の関税・通商政策や、中東情勢の悪化等、厳しい事業環境が継続しておりますが、社会インフラを支える企業として、当社グループがなすべきことを着実に推し進め、持続的な成長発展を果たしてまいります。 b. 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ74億1千4百万円増加し、2,251億3千3百万円となりました。これは主に、棚卸資産が25億3千万円、その他流動資産が7億1千4百万円減少しましたが、現金及び預金が106億8千8百万円、無形固定資産が2億6百万円増加したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ125億2千万円減少し、381億9千7百万円となりました。これは主に、買掛金が107億1千8百万円、未払法人税等が19億8千8百万円減少したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ199億3千5百万円増加し、1,869億3千5百万円となりました。これは主に、配当金の支払により92億5千7百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益により282億7千万円、為替換算調整勘定が8億5千4百万円増加したこと等によるものです。 c. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要の主なものは、製品製造のための材料の購入、人件費、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用です。また、投資資金需要の主なものは、製品の生産能力拡大、製造拠点の生産性及び品質向上、販売拠点の倉庫等の拡充のための設備投資です。 当社グループの運転資金及び設備投資資金は、自己資金を充当し、必要に応じて金融機関からの借入による資金調達を実施することとしております。 なお、当連結会計年度は全て自己資金を充当しました。また、当連結会計年度末の借入金残高はございません。 d. 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、3年間(2026年2月期~2028年2月期)の第四次中期経営計画を策定しました。売上高、営業利益、1株当たり当期純利益、自己資本利益率(ROE)を主要な経営指標とし、主に以下の施策に取り組んでおります。 ○販売網の拡充とアフターパーツの販売拡大 ○生産機種の再編成とクローラーローラー新工場の建設 ○電池式ミニショベルのラインナップ拡充 ○人的資本への投資 ○サステナビリティ経営の推進 なお、2025年4月に公表した第四次中期経営計画の最終年度(2028年2月期)の数値目標を以下のとおり定めています。 *2028年2月期の数値目標は、米国の関税政策による影響を織り込んでおりません。 2026年2月期 実績   2028年2月期 数値目標 北米 売上高   1,284   億円   1,784   億円 └販売台数増加率(2025年2月期比)   +1.5   %   +60   % 欧州 売上高   894   億円   1,087   億円 └販売台数増加率(2025年2月期比)   +1.5   %   +30   % アジア・オセアニア 売上高   40   億円   100   億円 日本・その他地域 売上高   32   億円   29   億円 連結売上高   2,252   億円   3,000   億円 └このうちアフターパーツ売上高   185   億円   208   億円 営業利益   376   億円   520   億円 └営業利益率   16.7   %   17.3   % 1株当たり当期純利益   611.92   円   800   円 自己資本利益率(ROE)   16.0   %   ※2 17%以上 為替レート   米ドル   ※1 149.97   円   140.00   円 英ポンド   200.58   円   177.00   円 ユーロ   169.63   円   147.00   円 人民元   20.87   円   19.30   円 ※1 2026年2月期の為替レートは、12ヶ月間の期中平均レートを表示しております。 ※2 当社は以下を参考に、株主資本コストを10%と認識しており、株主資本コストを上回るROEを堅持したいと考えております。 ■アンケート法 機関投資家の皆様へのヒアリングしたところ、10%程度とする方が多い。 ■CAPM法 リスクフリーレート(2.0%)+β値(1.5)×市場リスクプレミアム(6%)≒ 11% ■益利回り法(PERの逆数) 当社株式のPERは9倍から11倍で推移 → ゆえに1/9 = 11%、1/11 = 9% e. セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (日本) 日本セグメントは、売上高のほとんどが欧州ディストリビューター向けの販売で占められております。欧州では、低調な経済環境が継続しているものの、低迷していた製品需要は底打ちし、ゆるやかに回復しました。このような環境下、販売台数は前連結会計年度を上回り、売上高は678億1千2百万円(前連結会計年度比1.0%増)となりました。セグメント利益は、生産調整により主に米国子会社向けの売上高が減少したこと等により、313億6千3百万円(同8.6%減)となりました。セグメント資産は、売掛金が増加したこと等により、前連結会計年度末から30億6千5百万円増加の1,025億8千4百万円となりました。 (米国) 米国セグメントでは、政策金利の引き下げにより住宅ローン金利は低下傾向にありますが、住宅価格の高止まりが続いております。そのため、新築住宅への根強い需要はあるものの、住宅購入は停滞気味です。このような状況下、住宅関連工事に需要が連動しやすいミニショベルの販売は想定よりも低調に推移しました。一方、インフラや建設投資を中心とした非住宅関連工事の需要は堅調であり、これに後押しされる形でクローラーローダーの販売は好調を維持し、米国全体の販売台数は前連結会計年度を上回りました。この結果、売上高は1,287億1千1百万円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。利益面では、米国関税による31億6千7百万円の減益(関税コスト増51億3千8百万円のうち、19億7千1百万円を価格転嫁)のほか、前期の第1四半期に行った本社からの仕切り価格の値上げ、低調だった販売を底上げするために当上期に実施した値引き、及びボリュームディスカウントの対象となる大手レンタル会社への販売比率の増加等の減益要因により、セグメント利益は67億3千5百万円(同38.3%減)となりました。セグメント資産は、現金預金が増加したこと等により、前連結会計年度末から79億9千8百万円増加の1,085億7百万円となりました。 (英国) 英国セグメントでは、低調な経済環境が継続しておりましたが、低迷していた製品需要は底打ちし、建設機械市場が回復しました。このような環境下、前年に抑制されていた当社製品の入れ替え投資があり、前連結会計年度比で販売台数が増加したこと等により、売上高は179億7千6百万円(前連結会計年度比23.6%増)となり、前期の第1四半期に行った本社からの仕切り価格の値下げ等により、セグメント利益は12億3千8百万円(同147.7%増)となりました。セグメント資産は、現金預金、売掛金、及び棚卸資産が増加したこと等により、前連結会計年度末から25億6百万円増加の141億3千2百万円となりました。 (フランス) フランスセグメントでは、不安定な政治状況や低調な経済環境の継続が建設機械のみならず全般において投資意欲を減退させております。この結果、前連結会計年度比で製品の販売台数が減少したこと等により、売上高は107億7千6百万円(前連結会計年度比4.8%減)となり、前期の第1四半期に行った本社からの仕切り価格の値上げや、値引き等の減益要因もあり、セグメント利益は5億7千8百万円(同29.2%減)となりました。セグメント資産は、棚卸資産が減少したこと等により、前連結会計年度末から26億2百万円減少の82億9千2百万円となりました。 (中国) 中国セグメントは、日本セグメントに向けた建設機械の部品の製造・販売が事業の大半であり、外部顧客への売上高は6百万円(前連結会計年度比94.4%減)となり、セグメント利益は2億5千4百万円(同14.4%減)となりました。セグメント資産は、現金預金が増加したこと等により、前連結会計年度末から3億1千6百万円増加の38億8千5百万円となりました。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要となる事項の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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