概要
SBIアルヒは、SBIグループ傘下の住宅ローン専門金融機関である。東京都千代田区に本社を置き、2026年3月期の売上高は251億円、純利益は18億円。ネットを活用した効率的な営業が強みで、「フラット35」を主力に住宅ローン借り換え需要などを取り込み、安定した収益基盤を有する。年間約20兆円の住宅ローン市場で16年連続シェアNo.1(融資実行件数ベース、当社調べ)を獲得している。
「フラット35」を中核とする住宅金融の事業構造
当社グループは住宅金融事業の単一セグメントで、個人向け住宅ローンを主軸とする。主力商品「フラット35」は全期間固定金利型で、独立行政法人住宅金融支援機構の証券化支援事業(買取型)を活用する。融資実行後、債権は住宅金融支援機構や信託銀行に譲渡され、住宅ローン担保証券として投資家へ販売される。これにより信用リスク・金利リスクを最小化し、フィービジネスとして運営する。加えて、変動金利商品「住宅ローン(SBI信用保証)」や銀行代理商品も取り扱う。
収益を3区分するストック型ビジネスモデル
収益は大きく3つに区分される。融資実行時の手数料や債権流動化収益からなる「オリジネーション関連収益」、債権譲渡後の管理回収業務(サービシング)や保険販売代理による「リカーリング収益」、貸付債権からの利息や不動産担保ローン、リースバック売上などの「アセット・その他収益」である。2026年3月期の構成比は、オリジネーション関連が9,496百万円(37.9%)、リカーリングが8,900百万円(35.5%)、アセット・その他が6,689百万円(26.7%)で、ストック収益(リカーリング)の割合が高い。
全国90拠点と非対面チャネルの融合営業体制
販売チャネルはリアルチャネルと非対面チャネルの2軸で構成される。リアルチャネルはFC店舗75、直営店舗・直販拠点14、他取扱拠点1の計90拠点(2026年3月末現在)を全国に展開。FC店舗は不動産事業者への営業と来店顧客対応を担い、直営店舗は変動金利商品や地域戦略を実行する。非対面チャネルはWeb申込やビデオチャットで来店不要の手続きを提供し、両チャネルを顧客が自由に行き来できる融合を進めている。
SBIグループ連携による保証事業と多角的収益
当社はSBIグループとの共同出資により保証事業を開始。当社の住宅ローンに加え、SBIグループのリソースを活用して全国の金融機関への住宅ローン保証業務を拡大している。これによりフロー収益依存から脱却し、ストック収益の割合を高める中期経営計画を推進中。グループ会社のSBIエステートファイナンスでは不動産担保ローンや仕入資金ローン、SBIスマイルではリースバックサービスを提供し、幅広い住宅関連ニーズに対応する。
業界の中での役割は住宅ローンオリジネーター兼サービサーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人向け住宅金融主力
個人の住宅購入・借り換え向けに住宅ローンを提供。主力の「フラット35」は証券化によりリスクを低減し、銀行代理商品や変動金利商品も扱う。全国90拠点と非対面チャネルで幅広く顧客に対応。
- フラット35国内シェア首位
- 全期間固定金利型住宅ローン。最長35年、融資比率10割以下。住宅金融支援機構の証券化支援事業(買取型)を活用し、債権を譲渡。
- フラット20
- 全期間固定金利型住宅ローン。最長20年。
- フラット50
- 全期間固定金利型住宅ローン。長期優良住宅等向けで最長50年。
- スーパーフラット
- 全9商品からなる全期間固定金利型住宅ローン。手持金に応じて金利が段階設定。証券化支援事業(保証型)を活用。
- 住宅ローン(SBI信用保証)
- SBI信用保証が付帯する変動・固定選択型住宅ローン。最大2億円、最長50年。
- 住宅ローン(MG保証)
- MG保証が付帯する変動・固定選択型住宅ローン。店舗併用コースあり。
- 銀行代理商品
- SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行の住宅ローンを代理販売。
- フラットつなぎ
- フラット関連商品のつなぎ融資。土地取得や建築過程の資金を対象。
02個人向け不動産担保・リースバック準主力
グループ会社SBIエステートファイナンスを通じて不動産担保ローン、売却つなぎローン、マイホーム売却サポートローンを提供。またSBIスマイルでリースバックサービスを展開。
- 不動産担保ローン
- 不動産を担保としたフリーローン。資金使途自由で生活・教育・事業資金等に対応。
- 売却つなぎローン
- 売却予定の不動産を担保としたつなぎ融資。
- マイホーム売却サポートローン
- 自宅を担保とした買替え関連資金向けローン。
- 長期リースバック「ずっと住まいる」
- 自宅を売却後も賃貸借契約で住み続けられるサービス。
03不動産事業者向け金融副次
SBIエステートファイナンスが不動産事業者向けに仕入資金ローンを提供。販売用不動産の購入やリフォーム資金に対応。
- 仕入資金ローン
- 購入予定の販売用不動産を担保とした事業者向けローン。建売用地・一棟物件の購入資金等に対応。
製品と技術
「フラット35」と証券化でリスク最小化する固定金利商品
主力商品「フラット35」は全期間固定金利型住宅ローンで、最長35年、融資比率は物件価格の10割以下。住宅金融支援機構の証券化支援事業(買取型)により、融資実行後に債権を機構へ譲渡し、リスクをオフバランス化する。同様に「フラット20」「フラット50」も買取型を活用。また「スーパーフラット」は手持金に応じて金利が段階設定される全9商品で、証券化支援事業(保証型)を利用する。2026年3月期の新規借入融資実行件数は10,924件。
変動金利商品と銀行代理で広げる借入選択肢
変動金利商品として、SBI信用保証が付帯する「住宅ローン(SBI信用保証)」やMG保証が付帯する「住宅ローン(MG保証)」を提供。いずれも最大2億円、最長50年の長期借入が可能で、金利タイプを変動・固定から選択できる。さらに銀行代理商品としてSBI新生銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行の住宅ローンを代理販売。これにより固定金利商品と変動金利商品の両方をラインアップし、顧客の多様なニーズに対応する。
グループ会社が担う不動産担保・リースバック・事業者向け金融
グループ会社SBIエステートファイナンスは、個人向けに不動産担保ローン(資金使途自由)、売却つなぎローン、マイホーム売却サポートローンを提供。不動産事業者向けには仕入資金ローン(販売用不動産購入資金等)を取り扱う。SBIスマイルは長期リースバック「ずっと住まいる」を展開し、自宅売却後も賃貸借契約で住み続けられるサービスを提供。これらの商品群は当社の住宅ローンと組み合わせることで、住まいのあらゆる資金ニーズをカバーする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他金融業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア首位フラット35融資実行件数ベースで16年連続シェアNo.1個人向け住宅金融
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
住宅ローンで国内大手、シェア拡大続く
住宅ローン事業に特化した金融機関で、売上高2000億円超と業界内有数の規模を誇る。同業のMFSやNEXYZ.Groupなどと比べ、圧倒的な資産規模と貸出残高を有する。営業利益率は非開示だが、収益基盤は堅牢。競合のウェッジホールディングスなどは中小規模であり、当社は国内トップクラスのポジション。ただし、金利変動や競争激化、貸出先の信用リスクなどに晒されており、収益の透明性が課題。
強み
- 住宅ローンで国内有数の規模を誇り、幅広い顧客基盤を持つ。
- 貸出残高の増加に伴い、収益が安定的に拡大している。
- SBIグループの一員として高い信用力とブランド認知度を有する。
- オンライン申込や審査の効率化で、競合に対して優位性を確保。
課題
- 金利上昇時は貸出需要減退や不良債権増加の懸念がある。
- ネット銀行や地銀との競合が激しく、金利競争に晒される。
- 営業利益率が非開示で、収益性の透明性に欠ける。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
住宅・不動産の時価総額近傍。太字がSBIアルヒ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9052山陽電気鉄道 | 452億円 | 11.1倍 |
| 2 | 3276JPMC | 398億円 | 20.2倍 |
| 3 | 8219青山商事 | 388億円 | 16.1倍 |
| 4 | 2980SREホールディングス | 386億円 | 20.9倍 |
| 5 | 6071IBJ | 382億円 | 15.5倍 |
| 6 | 7198SBIアルヒ | 370億円 | 20.4倍 |
| 7 | 7955クリナップ | 360億円 | 10.2倍 |
| 8 | 8881日神グループホールディングス | 314億円 | 7.4倍 |
| 9 | 1780ヤマウラ | 311億円 | 8.8倍 |
| 10 | 3486グローバル・リンク・マネジメント | 309億円 | 8.4倍 |
| 11 | 3496アズーム | 292億円 | 28.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
CSMホールディングス設立とSBIモーゲージの取得
2014年5月、CSMホールディングス株式会社(現SBIアルヒ)が設立された。同年8月には公開買付けによりSBIモーゲージ株式会社の株式及び韓国預託証券を取得し、筆頭株主となった。この買収により、住宅ローン事業への本格参入の足掛かりを掴み、SBIグループの金融ネットワークを活用する基盤が整った。設立初年度の2015年3月期は純損失25億円と赤字スタートだったが、以降の再建策が進められることになる。
アルヒグループへの商号変更と事業基盤の明確化
2015年5月、CSMホールディングスは商号をアルヒグループ株式会社へ変更した。これに伴い、住宅ローン事業を中核とする企業としてのアイデンティティが確立された。同年3月期には売上高169億円、純利益12億円と黒字転換を果たし、事業の軌道が上向き始める。商号変更はグループ全体の方向性を統一し、顧客やパートナーに対するブランド認知を高める役割を果たした。
子会社設立と吸収合併によるグループ再編
2017年4月、連結子会社としてアルヒマーケティング株式会社を設立。販売促進やマーケティング機能を強化する狙いがあった。同年7月にはアルヒグループ株式会社を存続会社とし、旧アルヒ株式会社(当時の事業子会社)を吸収合併する形で再編を実施。これにより経営資源を一元化し、効率的な事業運営体制を構築した。この時期、売上高は200億円超で推移し、2018年3月期には純利益48億円と過去最高益を記録している。
安定黒字定着から収益構造転換への歩み
2019年3月期以降、売上高は226億~268億円の範囲で推移し、純利益は15億~52億円と安定的な黒字を維持している。2021年3月期に純利益52億円のピークを迎えた後、2024年3月期には15億円まで減少するなど変動もあったが、2026年3月期は売上高251億円、純利益18億円と回復傾向にある。この間、2025年5月に中期経営計画2025を策定し、ストック収益50%超やROE10%超を目標に掲げ、収益構造の転換を図っている。
年表5件を開く
2010年代
- 2014年5月創業CSMホールディングス株式会社設立
- 2014年8月SBIモーゲージ株式会社の株式及び韓国預託証券を公開買付けにより取得し筆頭株主となる
- 2015年5月商号をアルヒグループ株式会社へ変更
- 2017年4月アルヒマーケティング株式会社(連結子会社)設立
- 2017年7月M&Aアルヒグループ株式会社を存続会社、アルヒ株式会社(旧アルヒ株式会社)を消滅会社とする吸収合併を実施
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業収益2030年3月期まで550億円
- 税引前利益2030年3月期まで100億円
- ROE2030年3月期まで10.0%超
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
「フラット35」シェア圧倒的No.1
営業ネットワークとオペレーションへの投資を拡大し、DX化を推進。金融環境変化に伴う金利固定化ニーズを取り込み、事業基盤を強化する。
- 02
成長領域への投資
シングル、シニア、外国籍の方々など新たな顧客層に対し、プロパーローンを中心とした商品開発を強化。リスク管理体制を強化しつつリスクオンを実施する。
- 03
ストック収益50%超の達成
SBIEFグループの成長に加え、SBIグループとの保証事業で住宅ローン保証業務を拡大。フロー偏重の収益構造からストック収益の割合を拡大する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で522人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、8期前と比べて−6.6%。平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は6.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | — | — | — | 298 |
| 2019年3月 | 595 | 38.6 | 4.0 | 327 |
| 2020年3月 | 638 | 38.2 | 4.5 | 395 |
| 2021年3月 | 608 | 38.5 | 4.4 | 425 |
| 2022年3月 | 639 | 38.9 | 5.2 | 472 |
| 2023年3月 | 594 | 39.9 | 5.5 | 485 |
| 2024年3月 | 599 | 40.8 | 6.4 | 484 |
| 2025年3月 | 641 | 41.9 | 7.2 | 466 |
| 2026年3月 | 556 | 42.9 | 6.4 | 522 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内SBIホールディングス株式会社東京都 港区
- 国内SBIノンバンクホールディングス株式会社東京都 港区議決権62.9%
- 国内SBIエステートファイナンス株式会社東京都 新宿区議決権100.0%
- 国内SBIスマイル株式会社東京都 新宿区
- 国内SBIギャランティ株式会社東京都 千代田区
- 国内SBIノースアセット株式会社北海道札幌市豊平区
- 国内SBI信用保証株式会社東京都 千代田区議決権80.0%
- 国内株式会社優良住宅ローン東京都 千代田区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は251億円、税引前利益は28億円。前期と比べると増収増益で、売上が+12.6%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 280億円 | 251億円 |
| 純利益 | 21億円 | 18億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、営業収益は59億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+28.3%。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 50 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 46 | — | — | 3 |
| 2024年2Q | 43 | — | — | 2 |
| 2024年3Q | 57 | — | — | 8 |
| 2024年4Q | 58 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 107 | — | — | 9 |
| 2025年4Q | 116 | — | — | 10 |
| 2026年2Q | 118 | — | — | 8 |
| 2026年4Q | 133 | — | — | 10 |
| 2027年1Q | 59 | — | — | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 12期分
直近期の税引前利益率は11.2%。営業収益は2期連続で増加。
| 決算期 | 営業収益億円 | 税引前利益億円 | 税引前利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | — | −25 | — | −25 |
| 2016年3月 | 169 | 31 | 18.3 | 12 |
| アルヒグループ株式会社を存続会社、アルヒ株式会社(旧アルヒ株式会社)を消滅会社とする吸収合併を実施 | ||||
| 2017年3月 | 215 | 49 | 22.8 | 32 |
| 2018年3月 | 204 | 52 | 25.5 | 48 |
| 2019年3月 | 238 | 63 | 26.5 | 43 |
| 2020年3月 | 262 | 73 | 27.9 | 50 |
| 2021年3月 | 268 | 77 | 28.7 | 52 |
| 2022年3月 | 252 | 62 | 24.6 | 42 |
| 2023年3月 | 226 | 41 | 18.1 | 28 |
| 2024年3月 | 204 | 23 | 11.3 | 15 |
| 2025年3月 | 223 | 24 | 10.8 | 19 |
| 2026年3月 | 251 | 28 | 11.2 | 18 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
営業収益251億円のうち、税引前利益として残るのは28億円で11.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の7.2%にあたる。税引前利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金30.7%77億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金58.2%146億円
- 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.2%28億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが−148億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−161億円。期末の手元現金は239億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 150 | 10 | −128 | 120 |
| 2017年3月 | 83 | −4 | −66 | 133 |
| 2018年3月 | 24 | −4 | −46 | 107 |
| 2019年3月 | −35 | −10 | 72 | 135 |
| 2020年3月 | 74 | −20 | −41 | 148 |
| 2021年3月 | 48 | −8 | 186 | 374 |
| 2022年3月 | 37 | −7 | −182 | 222 |
| 2023年3月 | 15 | −7 | −58 | 172 |
| 2024年3月 | −34 | 5 | 61 | 204 |
| 2025年3月 | −54 | −52 | 103 | 201 |
| 2026年3月 | −148 | −13 | 198 | 239 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年3月期の総資産は2,294億円。このうち返さなくてよい自己資本が421億円で、自己資本比率は18.4%(業種中央値24.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | 446 | 215 | 231 | 48.2 |
| 2016年3月 | 900 | 174 | 726 | 19.4 |
| 2017年3月 | 872 | 207 | 665 | 23.7 |
| 2018年3月 | 843 | 213 | 630 | 25.3 |
| 2019年3月 | 994 | 239 | 755 | 24.0 |
| 2020年3月 | 1,326 | 266 | 1,060 | 20.1 |
| 2021年3月 | 1,648 | 301 | 1,347 | 18.3 |
| 2022年3月 | 1,507 | 319 | 1,188 | 21.2 |
| 2023年3月 | 1,486 | 328 | 1,158 | 22.0 |
| 2024年3月 | 1,914 | 420 | 1,494 | 22.0 |
| 2025年3月 | 2,057 | 420 | 1,635 | 20.4 |
| 2026年3月 | 2,294 | 421 | 1,872 | 18.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
その他金融業 39社との比較
同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで39社中7位あたり、逆に低いのはROEで39社中36位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥828で、1年前と比べて+3.7%。過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 |
| PER (会社予想) | 17.7倍 |
| PBR | 1.01倍 |
| 配当利回り | 4.83% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
806円と25日線(794円)を上回るが、75日線(822円)を下回る。週足では昨年来高値950円から調整基調だが、直近1ヶ月は+2.4%と底堅い。出来高は10万株前後で安定、短期的な戻り期待も。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PER 19.9倍は業界平均17.4倍を上回り、PBR 1.05倍は業界平均1.75倍を下回るが、ROE 4.3%と低収益。配当利回り41.9%は異常に高く、配当性向263.3%から持続性に疑問。割安なPBRがあるものの、業績と配当の持続性を考慮すると割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.4倍 | 17.4倍 |
| PER (予想) | 17.7倍 | — |
| PBR | 1.01倍 | 1.81倍 |
| ROE | 4.3% | 12.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
住宅ローン専門という特化型ビジネスで、SBIグループのシナジーを享受。強気派は、低コスト体質とグループの顧客基盤による安定成長、高い配当利回りを評価する。弱気派は、住宅ローン市場の競争激化による金利低下、不動産市況悪化による貸倒リスク、異常に高い配当利回りの持続可能性に疑問を呈する。PERは19.9倍、PBR1.05倍とバリュエーションは割安感はない。
- SBIグループのシナジー
グループの顧客紹介や低利の資金調達が可能。
- 安定した収益基盤
2026年3月期売上251億円、純利益18億円と安定。
- 高配当利回り
配当利回り41.9%は投資家にとって魅力的。
- 住宅ローン需要の回復2026年下期影響強
2026/3期売上高251億円、前期比12.6%増
- 高配当利回りが支援材料継続影響中
配当利回り41.9%、安定配当継続なら魅力
- 自己資本比率改善による財務健全性継続影響中
PBR1.05倍、追加の自己株式買い可能性
- 金利上昇局面でのスプレッド拡大金融政策次第影響弱
変動金利ローン比率が高い場合、金利上昇で利益拡大
- 異常な高配当の持続性
配当性向が高く、自己資本を切り崩している可能性。
- 住宅ローン市場の競争
ネット銀行や他社との金利競争で利ざや縮小。
- 不動産市況悪化リスク
金利上昇や景気後退で貸倒れが増加する懸念。
- 金利上昇による借入需要減退金融政策次第影響強
政策金利引き上げで住宅ローン需要減少、売上高減
- 貸倒リスクの顕在化継続影響中
個人向けローン、景気後退で焦げ付き増加
- 業績停滞感通年影響中
2026/3期純利益18億円、前期比▲5%減
- 競合激化による金利競争継続影響弱
ネット銀行参入で手数料競争が激化
- 融資実行額
- 売上高の主要因。市場シェアの動向。
- 貸出金利回り
- 利ざやの変化が収益に直結。
- 延滞比率
- 貸倒リスクの指標。
- 配当性向
- 高配当の持続可能性を判断。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.83%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 44 | — | 48.4 |
| 2020年3月 | 51 | 15.9 | 45.5 |
| 2021年3月 | 55 | 7.8 | 45.1 |
| 2022年3月 | 60 | 9.1 | 68.9 |
| 2023年3月 | 55 | −8.3 | 427.4 |
| 2024年3月 | 40 | −27.3 | — |
| 2025年3月 | 40 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 40 | 0.0 | 263.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ22,668人。区分でいちばん多いのは事業法人で63.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.2%を占め、残る31.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 0.3 | 3.1 | 54.3 | 63.5 | 63.4 | 63.8 |
| 個人・その他 | 13.4 | 38.4 | 22.3 | 22.8 | 24.3 | 27.1 |
| 金融機関 | 41.1 | 16.8 | 11.0 | 8.1 | 7.0 | 4.5 |
| 外国法人 | 44.1 | 36.3 | 10.6 | 4.1 | 4.1 | 3.7 |
| 証券会社 | 1.1 | 5.2 | 1.8 | 1.3 | 1.1 | 0.8 |
| 自己株式 | 1.6 | 2.1 | 1.4 | 1.0 | 0.8 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | SBIノンバンクホールディングス株式会社 | 62.47 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.48 |
| 03 | PERSHING SECURITIES LTD CLIENT SAFE CUSTODY ASSET ACCOUNT | 1.58 |
| 04 | 瀧口 浩平 | 1.05 |
| 05 | INTERACTIVE BROKERS LLC | 0.70 |
| 06 | 早川 直希 | 0.45 |
| 07 | 浜田 宏 | 0.38 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 | 0.37 |
| 09 | MORGAN STANLEY & CO. LLC | 0.37 |
| 10 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM | 0.35 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は12期で+101%、1株純資産は12期で−98%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | −7,659 | 43,385 | — | — | — |
| 2016年3月 | 34 | 496 | 6.9 | — | — |
| 2017年3月 | 92 | 588 | 17.0 | — | — |
| 2018年3月 | 134 | 599 | 22.7 | 10.7 | 65.3 |
| 2019年3月 | 121 | 675 | 19.1 | 18.3 | 48.4 |
| 2020年3月 | 141 | 757 | 19.7 | 8.7 | 45.5 |
| 2021年3月 | 147 | 848 | 18.3 | 12.3 | 45.1 |
| 2022年3月 | 120 | 903 | 13.7 | 8.3 | 68.9 |
| 2023年3月 | 80 | 921 | 8.7 | 13.4 | 427.4 |
| 2024年3月 | 39 | 949 | 4.1 | 24.3 | — |
| 2025年3月 | 43 | 947 | 4.5 | 19.7 | — |
| 2026年3月 | 41 | 947 | 4.3 | 20.4 | 263.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額176百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 吉村猛 | 代表取締役会長 | 66 | 30,000 |
| 伊久間努 | 代表取締役社長CEO兼COO | 59 | 70,100 |
| 高橋和彦 | 取締役 | 56 | 7,500 |
| 馬場康弘 | 取締役(常勤監査等委員) | 65 | — |
| 柳澤美佳 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 角野里奈 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 土門智康 | 常務執行役員 | — | — |
| 渡部伸一 | 執行役員 | — | — |
| 西田哲 | 執行役員 | — | — |
| 若松智彦 | 執行役員 | — | — |
| 廣瀬大作 | 執行役員 | — | — |
| 伊藤恵司 | 執行役員 | — | — |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 猪股紀文 | 執行役員 | — |
| 宮脇訓晴 | 執行役員 | — |
| 町田朋美 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 71 | 42 | 19 | 134 | 45 |
| 取締役(社内) | 3 | 29 | — | — | 29 | 10 |
| 社外監査役 | 3 | 9 | — | — | 9 | 3 |
| 社外監査役 | 2 | 4 | — | — | 4 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,467字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,718字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク14,764字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,447字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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