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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

グローバル・リンク・マネジメント

3486 · Prime · 不動産業

マンション開発・販売・賃貸に強みを持つ不動産ソリューション企業。PM・BM・AMまで一貫提供。

概要

グローバル・リンク・マネジメントは、東京都渋谷区に本社を置く不動産企業である。マンション開発・販売を主力に、土地企画販売、既存不動産の再生・販売、プロパティマネジメント(PM)・ビルマネジメント(BM)・アセットマネジメント(AM)まで手掛ける。2025年12月期の売上高は693億円、経常利益67億円。東京証券取引所プライム市場に上場し、従業員数は155名。グループにG&G Community(PM・BM)、AtPeak(DX)、SAGLアドバイザーズ(AM)を持つ。

開発・販売・管理の3本柱で構成する事業

当社グループの事業は大きく三つに分けられる。第一は不動産ソリューション事業(当社)で、マンションの仕入・開発・賃貸・法人向け販売、土地の企画・販売、既存オフィスビルやレジデンスの仕入・賃貸・販売を担う。第二は不動産管理事業で、連結子会社G&G Communityがマンション管理組合からのPM業務、不動産ファンド等からのBM業務を受託する。第三はDX・IT関連事業で、2023年設立のAtPeakがグループ内外のデジタル化を支援する。持分法適用会社SAGLアドバイザーズはAM業務(投資助言・代理業)を提供する。この3本柱で、不動産のバリューチェーン全体をカバーする体制を持つ。

機関投資家需要を捉えた開発事業が収益の軸

収益の中心は開発事業である。自社ブランド「アルテシモ」シリーズを中心に、東京23区内で環境配慮型の新築レジデンスを開発し、一棟単位でのバルク販売を機関投資家や事業会社に展開する。2025年12月期には1,147戸の引渡しを完了した。第二の柱は土地企画事業で、仕入れた土地を建築前に法人向けに企画販売し、資本効率を高める。2025年12月期には計画18件に対し22件の販売を達成した。第三の再生事業は、オフィスビルや中古レジデンスを買い取り、バリューアップした上で販売する。同事業では4棟のオフィスビルを販売し、売上総利益率が期初見込みを上回った。

首都圏集中戦略と共同出資で広げるネットワーク

事業エリアは首都圏、特に東京23区内に集中する。2005年の創業時から渋谷区を拠点とし、2025年時点でも本社は渋谷区道玄坂に置く。開発物件の多くは都心部で、環境認証の取得や駅近立地を強みとする。地域展開は自前主義にこだわらず、外部との連携も進める。2020年にはスターアジアグループとの共同出資でSAGLアドバイザーズを設立し、アセットマネジメント機能を獲得。2021年には合人社計画研究所との合弁でG&G Communityを設立し、PM・BM業務の拡大を図った。グループ全体で不動産に関わる多様なサービスをワンストップで提供できる体制を築いている。

DX子会社と人的資本投資で描く長期成長

2023年に設立したAtPeakは、不動産領域向けのAIツール「AP-AI」を開発し、グループ内の仕入・営業業務の効率化を進めている。2025年12月期は先行投資段階であり、2027年以降の黒字化を計画する。同時に、グループ方針「GLM1000」では2040年に経常利益1,000億円を掲げ、年平均成長率25%を目標とする。その実現のため、人的資本経営にも注力。公平な評価制度やインセンティブ拡充により、平均年間給与業界No.1を目指す。2025年中期経営計画「GLM100」では2027年12月期に売上高1,000億円、経常利益100億円をKPIに設定している。

業界の中での役割は不動産デベロッパー兼プロパティ/アセットマネジメント事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
693億円
営業利益
74億円
営業利益率
10.7%
純利益
46億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2022/12
事業売上構成比利益利益率
不動産ソリューション事業328億円91.9%35億円10.7%
プロパティマネジメント事業29億円8.1%2億円6.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産(マンション・土地)主力

マンションの仕入・開発・賃貸及び法人向け販売、土地の企画・法人向け販売、既存不動産(オフィスビル、レジデンス等)の仕入・賃貸及び法人向け販売を行っている。自社で開発した物件の他、既存物件の有効活用も手掛ける。

主な製品・サービス3
マンション開発・販売
自社で仕入・開発したマンションを法人向けに販売。賃貸物件として運用することもある。
土地企画・販売
土地の企画・開発を行い、法人向けに販売。
既存不動産の仕入・賃貸・販売
オフィスビルやレジデンス等の既存不動産を仕入れ、賃貸または法人向けに販売。

02不動産管理(PM・BM・AM)準主力

連結子会社の株式会社G&G Communityがマンション管理組合からの建物管理業務(PM)、不動産ファンド等からのビルマネジメント業務(BM)を受託。持分法適用会社のSAGLアドバイザーズ株式会社が不動産ファンド等からのアセットマネジメント業務(AM:投資助言・代理業)を提供。

主要顧客マンション管理組合、不動産ファンド

主な製品・サービス3
プロパティマネジメント(PM)
マンション管理組合から委託を受け、建物の維持管理・運営業務を遂行。株式会社G&G Communityが担当。
ビルマネジメント(BM)
不動産ファンド等から委託を受け、ビルの管理運営業務を実施。株式会社G&G Communityが担当。
アセットマネジメント(AM)
不動産ファンド等から委託を受け、投資助言・代理業等の資産運用管理業務を提供。SAGLアドバイザーズ株式会社が担当。

03DX・IT関連副次

連結子会社AtPeak株式会社がDX事業領域においてIT関連事業を行っている。詳細なサービス内容は明示されていないが、グループのデジタル化支援等を担うと推測される。

製品と技術

自社ブランド「アルテシモ」と環境配慮型レジデンス

主力製品は自社ブランド「アルテシモ」シリーズである。東京23区内で立地や環境性能にこだわった新築マンションを開発し、法人向け(主に機関投資家)に一棟バルク販売する。環境認証の取得を推進しており、2021年12月には(仮称)アルテシモ上十条でBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)5段階評価の最高位を取得。同月中野ではZEH-M Orientedを取得した。2022年2月には自社がZEHデベロッパーに登録され、以降全ての開発物件で環境認証取得を標準化している。2025年12月期には1,147戸を引き渡し、環境配慮型物件の市場での競争力を高めている。

再生事業:オフィスビルと中古レジデンスのバリューアップ

2023年に本格化した再生事業は、既存のオフィスビルや中古レジデンスを買い取り、リノベーションやテナント入替等のバリューアップを行った上で法人向けに販売する。2025年12月期には4棟のオフィスビルと1棟の中古レジデンスを仕入れ、4棟のオフィスビルを販売した。ポストコロナのオフィス需要回復を背景に、売上総利益率は期初見込みを上回った。同事業は土地企画事業と並んで成長ドライバーと位置づけられ、資本効率の高いモデルとして収益に貢献する。

PM・BM・AMの3層で構成する不動産管理サービス

グループ内で不動産管理サービスを3層で提供する。第一に、連結子会社G&G Communityがマンション管理組合から委託を受けるプロパティマネジメント(PM)業務。第二に、不動産ファンド等から委託されるビルマネジメント(BM)業務。第三に、持分法適用会社SAGLアドバイザーズが提供するアセットマネジメント(AM)業務で、投資助言・代理業を行う。これにより、開発物件の管理から運用まで一貫したサービスを可能とし、機関投資家や管理組合のニーズに応える体制を整えている。G&G Communityは2021年に合人社計画研究所との合弁で設立された。

DX子会社AtPeakと不動産AI「AP-AI」

2023年12月に設立されたAtPeakは、DX領域においてIT関連事業を展開する。同社が開発する「AP-AI」は、専門性が高く正確さが求められる不動産領域の業務(仕入評価や営業活動)を効率化するAIツールである。グループ内での活用により生産性向上を図るとともに、将来的には不動産以外の業界への横展開も視野に入れる。2025年12月期は先行投資期であり、2027年以降の黒字化を計画している。AP-AIはAIを用いた業務効率化ツールであり、グループの成長を支える基盤技術として位置づけられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産業、急成長と収益改善

当社は不動産業に属し、2024年12月期売上高645億円と前期比56%増と急成長。営業利益率も8.84%に改善。同業の大東建託やrobot homeと比較し規模は中程度だが、成長率は高い。2025年12月期も693億円、営業利益率10.68%と更なる改善見込み。不動産開発や販売、管理等を手掛けるが、事業内容の詳細は不明ながらも好調な業績。

強み

  • 売上高が前年比56%増と急成長し、今後も増収見込みで成長期待が大きい。
  • 営業利益率が8.84%から10.68%へ向上し、効率的な事業運営が進んでいる。
  • 売上高690億円規模となり、業界内での存在感が高まっている。
  • 開発から販売・管理まで一貫したサービス提供が可能と推測される。

課題

  • 金利上昇や景気後退で不動産市況が悪化した場合、業績に大きく影響する。
  • 急成長に伴う財務レバレッジ増加で、金利負担増や資金調達リスクがある。
  • 大東建託など大手との競争が激しく、差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がグローバル・リンク・マネジメント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16071IBJ382億円15.5倍
27198SBIアルヒ370億円20.4倍
37955クリナップ360億円10.2倍
48881日神グループホールディングス314億円7.4倍
51780ヤマウラ311億円8.8倍
63486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
73496アズーム292億円28.2倍
88860フジ住宅279億円5.7倍
92982ADワークスグループ218億円5.3倍
104809パラカ212億円10.4倍
115932三協立山206億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

渋谷区で創業した2005年、宅建業からスタート

2005年3月、東京都渋谷区円山町で株式会社グローバル・リンク・マネージメントを設立した。同年5月に宅地建物取引業者免許を取得し、商号を現在のグローバル・リンク・マネジメントに変更。不動産ソリューション事業を開始する。創業時の事業は首都圏を中心とする投資用不動産の販売であり、宅建業を基盤としてビジネスを拡大する足場を築いた。

自社ブランド「アルテシモ」とPM事業開始の2006年

2006年6月、自社ブランド「アルテシモ」の販売を開始し、同時にプロパティマネジメント(PM)事業に参入した。これにより、単なる不動産仲介・販売から、開発と管理運営を組み合わせたビジネスモデルへと転換。2007年4月には本店を渋谷区道玄坂に移転し、現在の拠点を定めた。同年11月にはPM事業拡大のため、100%子会社グローバル・リンク・パートナーズを設立。グループ体制の基礎が整う。

10年で東証一部へ、マザーズ上場と市場変更

2017年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場からわずか1年後の2018年12月には市場第一部へ変更され、成長性が評価された。この間、財務数値は順調に拡大し、2017年12月期の売上高は172億円、当期純利益7億円。上場を機に資金調達力を高め、開発事業を加速させた。

中期経営計画策定と外部連携で事業基盤を強化

2020年2月、最初の中期経営計画を策定。同年10月にはスターアジアグループとの共同出資でSAGLアドバイザーズを設立し、アセットマネジメント業務を開始した。2021年2月には合人社計画研究所との合弁でG&G Communityを設立し、PM・BM業務を拡充。同年1月には子会社グローバル・リンク・パートナーズを吸収合併し、組織をスリム化した。この時期、外部パートナーとの連携を通じて事業領域を広げ、グループ全体の機能強化を図った。

環境認証を推進しプライム市場へ移行した2022年

2021年12月、環境認証取得物件第1号として(仮称)アルテシモ上十条でBELS最高位(5段階評価)を取得。続いてアルテシモ中野でZEH-M Orientedを取得した。2022年2月にはZEHデベロッパーに登録され、環境配慮型物件の開発を本格化。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。同年12月までに環境認証取得物件は10棟に到達し、サステナビリティ経営を加速させた。

再生事業とDX子会社を新設した2023年

2023年1月、組織再編によりビルディング事業グループ(現・再生事業本部)と用地仕入事業グループ(後に開発事業本部に統合)を新設。オフィスビルや中古不動産の再生販売を本格化した。同年12月にはDX領域に進出するため、IT関連事業を行うAtPeak株式会社を設立した。従来の不動産事業に加え、再生事業とDXの2つの新たな成長軸を打ち出した年である。

長期ビジョン「GLM1000」と新中計「GLM100」を策定

2024年11月、グループ方針「GLM1000」と2025年中期経営計画「GLM100」を策定。GLM1000は2040年までに経常利益1,000億円を目指す長期ビジョンで、年平均成長率25%を掲げる。GLM100はその第一歩として、2027年12月期に売上高1,000億円、経常利益100億円をKGIに設定。2025年12月期の実績は経常利益67億円と順調な滑り出しを見せている。

年表21件を開く

2000年代

  • 2005年3月創業東京都渋谷区円山町において、株式会社グローバル・リンク・マネージメントを設立 首都圏を中心とする投資用不動産を販売する宅地建物取引業の準備開始
  • 2005年5月宅地建物取引業者免許を取得し、株式会社グローバル・リンク・マネジメントに商号を変更し、不動産ソリューション事業を開始
  • 2006年6月自社ブランド「アルテシモ」(注)の販売開始 プロパティマネジメント事業を開始
  • 2007年4月本店所在地を東京都渋谷区道玄坂に移転
  • 2007年11月プロパティマネジメント事業の拡大のため、プロパティマネジメント事業を行う100%子会社、株式会社グローバル・リンク・パートナーズを設立

2010年代

  • 2017年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年12月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2019年1月創業都市開発のシンクタンクとして「グローバル都市不動産研究所」を設立

2020年代

  • 2020年2月2020年中期経営計画を策定
  • 2020年10月スターアジアグループとの共同出資によりアセットマネジメント合弁会社であるSAGLアドバイザーズ株式会社設立
  • 2021年1月M&A株式会社グローバル・リンク・パートナーズを吸収合併
  • 2021年2月株式会社合人社計画研究所との共同出資により合弁会社である株式会社G&G Community設立
  • 2021年12月環境認証取得物件1棟目として、(仮称)アルテシモ上十条において建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)による5段階評価の最高位を取得
  • 2021年12月環境認証取得物件2棟目として、(仮称)アルテシモ中野においてZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)を取得
  • 2022年2月2022年中期経営計画及び「GLM VISION 2030」を策定
  • 2022年2月当社が「ZEHデベロッパー」に登録認定
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年12月環境認証取得物件は10棟に到達。(仮称)アルテシモ豊町においてBELS最高位である5つ星を取得
  • 2023年1月M&Aオフィスビルを取り扱うビルディング事業グループ(現再生事業本部)、開発用地取得を専門とする用地仕入事業グループ(現在は開発事業本部に統合)を新設
  • 2023年12月創業DX領域の事業開始のため、IT関連事業を行うAtPeak株式会社を設立
  • 2024年11月2025年中期経営計画「GLM100」及びグループ方針「GLM1000」を策定

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年12月期まで1,000億円
  • 経常利益2027年12月期まで100億円
  • 自己資本比率2027年12月期まで30%以上
  • ROE2027年12月期まで25%以上
  • 配当性向2027年12月期まで30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    投資家ニーズ起点のビジネスモデル構築

    機関投資家へのヒアリングで判明した約3.3兆円の投資ニーズに対し、自社供給計画が約2,500億円と不足するため、共同プロジェクト等により供給量を拡大し、アセットタイプ拡充と事業規模拡大で強固なリレーションを築く。

  2. 02

    アセットタイプと収益モデルの拡充

    環境配慮型レジデンス開発をベースに、ホテルやロジスティクスなど開発・販売アセットタイプを拡充。再生事業(オフィスビル販売)や土地企画事業も成長ドライバーと位置付け、収益の安定性を高める。

  3. 03

    DXの活用拡大

    子会社AtPeakが開発する不動産ソリューション業務ツールとAP-AIを活用し、開発・再生・土地企画事業の仕入・営業業務を効率化。不動産領域に限らず他領域へのDX貢献も視野に、直接的・間接的な収益貢献を目指す。

  4. 04

    人的資本経営の体制構築と推進

    公平公正な人事評価制度の定期的見直しやインセンティブ制度拡充により従業員エンゲージメント・定着率を向上。従業員一人当たり売上高・利益を高め、平均年間給与業界No.1を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で155人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,322万円で、8期前と比べて+91.7%平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月69
2018年12月93
2019年12月68931.83.9114
2020年12月65133.34.8112
2021年12月61833.55.1119
2022年12月74633.75.2127
2023年12月81835.05.5129
2024年12月89136.75.61503,800
2025年12月1,32237.76.61554,774

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)38.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区1,375百万円
不動産ソリューション事業
主な関係会社
  • 国内
    AtPeak株式会社
    東京都渋谷区
    議決権80.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は693億円営業利益74億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+29.8%。

売上高
+7.4%
693億円
営業利益
+29.8%
74億円
純利益
+35.3%
46億円
営業利益率
10.7%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高750億円693億円
営業利益85億円74億円
純利益51億円46億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は284億円、営業利益は33億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−20.4%、営業利益は−26.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q7045.72
2023年2Q1672615.616
2023年3Q5347.53
2023年4Q1238
2024年1Q5523.60
2024年2Q125108.05
2024年4Q465459.729
2025年2Q3574512.628
2025年4Q336298.618
2026年2Q2843311.619

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は82億円から693億円へ8.5倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は11期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月8221
2014年12月7432
2015年12月8732
2016年12月11653
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017年12月172117
2018年12月226118
都市開発のシンクタンクとして「グローバル都市不動産研究所」を設立
2019年12月251149
スターアジアグループとの共同出資によりアセットマネジメント合弁会社であるSAGLアドバイザーズ株式会社設立
2020年12月268107
株式会社グローバル・リンク・パートナーズを吸収合併
2021年12月3071514
2022年12月3572315
DX領域の事業開始のため、IT関連事業を行うAtPeak株式会社を設立
2023年12月4134329
2024年12月64557518.834
2025年12月693746710.746

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高693億円のうち、営業利益として残るのは74億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.1%569億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.2%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%74億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+21.9pt
34.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが−32億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−36億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は145億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月70−579
2016年12月−10011−109
2017年12月11−111020
2018年12月−54054−5420
2019年12月−33−333−3618
2020年12月−4−612−1020
2021年12月−646−224
2022年12月−83093−8335
2023年12月104−20−338486
2024年12月716423113
2025年12月−32−468−36145

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は477億円。このうち返さなくてよい自己資本が150億円で、自己資本比率は31.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月1841422.9
2014年12月4163514.7
2015年12月4083219.5
2016年12月71116015.8
2017年12月81245729.5
2018年12月117318626.3
2019年12月1623912323.8
2020年12月1904514523.5
2021年12月2185216624.1
2022年12月3236425919.9
2023年12月3208923127.9
2024年12月36411624831.8
2025年12月47715032731.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
146億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
142億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
327億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中5位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中82位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
34.8%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,928で、1年前と比べて-19.0%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥1,928-2.5%1ヶ月+0.9%1年-19.0%時価総額309億円
過去52週の値幅
安値¥1,676高値¥3,030

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.4倍
PER (会社予想)6.0倍
PBR1.97倍
配当利回り5.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月10日の1739円から上昇基調で、7月22日には1932円。25日線(1858円)を上回って推移し、75日線(1864円)も突破。一時200日線(2130円)が遠いが、上昇トレンド。7月17日に1877円まで下落したが、翌日以降回復。出来高は概ね4~8万株と活況。RSIは68.2と上昇余地あり。52週高値(3030円)からは乖離があるが、戻り基調継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERが6.73倍と同業界平均の14.02倍を下回るが、PBRは2.06倍と平均1.72倍を上回っており、割高感がある。ROEは34.8%と非常に高く、収益性は良好。配当利回り4.15%は平均2.45%を大きく上回り、株主還元は手厚い。成長性を考慮すれば妥当な範囲。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.4倍14.9倍
PER (予想)6.0倍
PBR1.97倍1.84倍
ROE34.8%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高ROE・高成長が評価される一方、不動産市況の変動リスクが常につきまとう。強気派は、首都圏の賃貸需要堅調と低金利環境を追い風に、販売戸数増加と利益率向上が持続可能とみる。弱気派は、金利上昇による投資家需要の冷え込みや、在庫リスクの高まりを警戒。PER6.7倍と低く、配当利回り4.1%と高利回りだが、財務レバレッジの高さが懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 高ROE・高成長

    ROE34.8%、売上高5年で倍増、資本効率が極めて高い

  • 低金利下の需要

    借入コスト低く、投資家の不動産購入意欲が旺盛

  • 割安なバリュエーション

    PER6.7倍、配当利回り4.1%と割安感

  • 収益拡大トレンド加速2025年12月期決算発表後影響

    営業利益74億円、前年比+30%。2026年も成長継続期待

  • 割安バリュエーションの修正継続影響

    PER6.7倍、ROE34.8%割安。バリュエーション改善余地大

  • 増配による株主還元強化次回決算影響

    配当性向未公表、EPS成長で増配余地あり、現利回り4.15%

  • 不動産市況回復による売上加速2026年下期影響

    売上高693億円、前年比+7%。賃貸・分譲需要回復なら上振れ

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇リスク

    変動金利依存が高く、金利上昇で収益・需要が悪化

  • 在庫リスク

    販売が滞れば在庫保有コストと含み損のリスク

  • 高レバレッジ財務

    自己資本比率低く、不動産市況悪化時の下振れ耐性が弱い

  • 金利上昇による不動産市況悪化金融政策次第影響

    変動金利上昇で借入コスト増、収益圧迫のリスク

  • 負債比率高く財務リスク継続影響

    不動産会社は多額の借入、金利上昇で利払い増、営業利益数億円減少

  • 不動産規制強化の可能性不定影響

    政策変更で取引減少、売上高10%減も

  • 大口株主売却リスク不定影響

    外国人持分7.84%、流動性低く売り圧力で株価下落

次の決算で確かめる点
販売戸数
収益の直接的な牽引役、市場需要の強さを示す
営業利益率
開発物件の採算性や販売価格交渉力を反映
有利子負債/EBITDA倍率
過度なレバレッジと返済能力のバランスを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+23.8%いまの株価に対する利回りは5.19%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
5.19%
いまの株価に対して
配当性向
25.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月614.1
2019年12月60.012.5
2020年12月18180.047.7
2021年12月180.019.2
2022年12月2650.028.7
2023年12月5090.528.0
2024年12月6530.028.3
2025年12月8123.825.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ8,680人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他61.161.260.653.955.853.5
事業法人33.534.635.337.835.335.6
外国法人0.40.30.73.83.47.8
証券会社1.40.50.82.54.52.6
自己株式0.00.00.8
金融機関3.53.32.51.91.00.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社G2A33.68
02金 大仲13.99
03富永 康将4.22
04BBH BOSTON CUSTODIAN FOR JAPAN EQUITY PREMIUM FUND OF UBS UNIVERSAL 620373 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.74
05由岐 洋輔2.68
06株式会社谷口工務店1.51
07鈴木 東洋1.46
08富田 直樹1.38
09三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社1.25
10NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは34.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年12月130,328413,40437.4
2014年12月191,178604,58237.6
2015年12月2612223.8
2016年12月5117434.7
2017年12月10832439.915.411.1
2018年12月10240827.77.814.1
2019年12月11550925.05.812.5
2020年12月9057916.58.647.7
2021年12月9133030.74.919.2
2022年12月9240422.76.328.7
2023年12月18055837.56.128.0
2024年12月21372333.36.328.3
2025年12月28893634.87.425.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額181百万円。

氏名役職年齢保有株数
金大仲代表取締役社長527,647,300
笠原一郎取締役682,500
杉谷仁司取締役(監査等委員)68400
琴基浩取締役(監査等委員)60320
中西和幸取締役(監査等委員)59
板倉麻貴取締役(監査等委員)44
大山真未取締役62

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役5691810721
取締役(社内)437379
社外取締役437379

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容622字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(株式会社G&G Community、AtPeak株式会社)及び持分法適用会社(SAGLアドバイザーズ株式会社)の4社で形成されており、不動産ソリューション事業を主たる業務としております。 当社グループの事業概要は、以下のとおりであります。 ・不動産ソリューション事業 マンションの仕入・開発・賃貸及び法人向け販売、マンションのプロパティマネジメント(PM)業務の受託、土地の企画・法人向け販売、既存不動産(オフィスビル、レジデンス等)の仕入・賃貸及び法人向け販売を行っております。 なお、上記事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント区分と同一であります。 ・株式会社G&G Community(連結子会社) マンション管理組合から受託する建物管理業務、不動産ファンド等から受託するビルマネジメント業務(BM業務)を行っております。 ・AtPeak株式会社(連結子会社) DX事業領域においてIT関連事業を行っております。 ・SAGLアドバイザーズ株式会社(持分法適用会社) 不動産ファンド等から受託するアセットマネジメント業務(AM業務:投資助言・代理業)等を行っております。 当社グループの事業内容を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。 (注)2025年12月31日時点の当社グループの事業系統図になります。
経営方針・対処すべき課題2,830字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ① グループ理念 当社グループは、グループ理念として「Mission」、「Vision」、「Value」、「Culture」を定めております。当社グループは、「Mission」として「投資により未来価値を創出する」を掲げ、人と事業に積極的な投資を行うことで、環境、社会において持続可能な価値を創出し豊かな未来を実現することを目指しております。 また、グループ企業各社においては、カンパニーMissionを掲げ経営を進めております。不動産領域事業を行う当社においては「不動産を通じて豊かな社会を実現する」、DX領域事業を行うAtPeak株式会社におきましては、「テクノロジーで全てのビジネスに革新を」を掲げております。 このグループ理念、各社のMissionのもとに、環境問題や社会課題に積極的に取組み、お客様や従業員、全てのステークホルダーの皆様の豊かさの実現に貢献し、世界をリードするサステナブルな企業グループを目指しております。 (2) グループ方針「GLM1000」及び2025年中期経営計画「GLM100」 当社グループは、長期展望のグループ方針「GLM1000」を策定しております。2040年まで経常利益の年平均成長率25%を目標として掲げ、経常利益1,000億円以上を実現し「世界をリードするサステナブルな企業グループ」を目指してまいります。 グループ方針「GLM1000」の実現に向け、当社グループを取り巻く経営環境や対処すべき課題等を踏まえ、「2025年中期経営計画・GLM100」(3ヶ年計画、以下「GLM100」)を策定しております。「GLM100」の初年度である2025年12月期においては、以下に掲げた戦略を推進した結果、KGIとして掲げていた経常利益60億円を超過達成いたしました。 ① 投資家のニーズ起点のビジネスモデル構築 当社が、前中期経営計画(2022年中期経営計画)期間において開発企画を行った環境配慮型レジデンスの販売先や取引先である機関投資家に対して、2025-2027年の3年間における日本の不動産への投資金額及び対象となるアセットタイプをヒアリングした結果、約3.3兆円のニーズがあることがわかりました。その一方で、当社の同期間における供給計画は約2,500億円であり、供給量が機関投資家のニーズに追いついていない状況にあります。今後は、機関投資家との共同プロジェクトの実施についても協議を進め、ニーズに一層応えられるよう、アセットタイプの拡充と事業規模の拡大を図ってまいります。また、機関投資家のニーズに応えることで、より強固なリレーションを築くことで投資家のニーズを起点としたビジネスモデルを構築し、盤石な販売体制も築いてまいります。 ② アセットタイプと収益モデルの拡充 開発事業については、底堅い需要がある環境配慮型レジデンス開発をベースとして、ホテルやロジスティクス等、開発及び販売するアセットタイプの拡充により、機関投資家のニーズに応えられるよう積極的に検討を進めてまいります。また、当社グループの事業ポートフォリオの中心は、開発事業における環境配慮型(ESG型)レジデンス開発販売となっておりますが、2025年12月期においては、再生事業におけるオフィスビル販売と土地企画事業における土地企画販売がいずれも計画を上回る実績となり、収益モデルの拡充が着実に進捗しております。2025年中期経営計画においては、市場環境や機関投資家からの需要と、当社が開発事業で培った知見とのシナジーにより、再生・土地企画事業は成長ドライバーとなる計画としております。アセットタイプと収益モデルの拡充により、業績成長の実現と収益の安定性を高めてまいります。 ③ DXの活用拡大 DX領域事業を行う中核子会社として2023年12月に設立したAtPeak株式会社におきまして開発を進める、不動産ソリューション業務ツールの活用により、生産性を大幅に向上させ加速的な事業成長を実現してまいります。AtPeak株式会社が開発する、専門性が高く、正確さが求められる領域に強いAP-AIの活用により、開発、再生、土地企画事業の仕入や営業業務を効率化させ、DXによる収益貢献を計画しております。 また、AP-AIは不動産領域だけではなく、他領域及び業界におけるDX化への貢献が可能であると考えております。DXの活用による、当社グループへの間接的な収益貢献だけではなく直接的な収益貢献を目指してまいります。 ④ 人的資本経営の体制構築と推進 当社グループは、グループミッションとして「投資により未来価値を創出する」を掲げ、「人と事業に積極的な投資を行うこと」を成長戦略に組込んでおります。具体的には、公平公正な人事評価制度を目指し定期的に評価制度を見直し、インセンティブ制度も拡充させております。様々な施策を積極的に実施することで、従業員のエンゲージメント、定着率を高め、従業員一人当たりの売上高及び利益を向上させてまいります。その結果として、平均年間給与業界No.1を実現してまいります。なお、人的資本経営の推進についての詳細は、「2.サステナビリティに関する考え方及び取組み」に記載しております。 <目標とする経営指標> 当社グループは、グループ方針「GLM1000」を掲げ、2040年まで経常利益年平均成長率25%を維持し、経常利益額1,000億円をKGIとしております。その実現に向けて、2025年中期経営計画「GLM100」においては、2027年12月期に達成すべき数値目標として売上高1,000億円、経常利益100億円を設定しております。その達成に向けて設定している各指標については以下のとおりです。 <KGI> 2024年12月期 (実績)   2025年12月期 (実績)   2026年12月期 (計画)   2027年12月期 (計画) 売上高 (億円)   644   692   750   1,000 売上総利益 (億円)   97   124   145   170 経常利益 (億円)   51   67   75   100 <財務目標> 2024年12月期 (実績)   2025年12月期 (実績)   2026年12月期 (計画)   2027年12月期 (計画) 自己資本比率   31.8%   31.3%   30%以上 ROE   33.3%   34.8%   25%以上 配当性向   30.5%   27.9%   30%
事業等のリスク6,044字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) リスク管理方針 当社グループでは、中期経営計画の達成や「マテリアリティ」への対応をより確実なものとするため、戦略の遂行において克服すべきリスク領域(「戦略リスク」)や、事業の円滑な運営を阻害するリスク領域(「オペレーショナルリスク」)に、各種のリスク区分を設定し、機会への取組みやリスクへの対策を強化しております。 取締役会は、「グループを取り巻く各種リスクを可視化し、リスクコミュニケーションを深化させることを通じて、不測の損失を回避し健全性を確保する「守り」の姿勢と、適切にリスクテイクし成長する「攻め」の姿勢を追求する」というリスク管理方針を決議しております。 (2) リスク管理体制 上記方針の下、当社グループでは、ボトムアップ及びトップダウンの両面から、定期的にリスクを把握・評価し、リスクへの対策と機会への取組みを推進しております。 ボトムアップにおいては、「戦略リスク」「オペレーショナルリスク」の全てのリスク区分において、各々のリスク管理部署が、リスクアセスメントやリスク事象報告によるリスクの把握、評価を通じて、優先的に対策し取組むべきリスクを特定しております。 トップダウンにおいては、ボトムアップで洗い出された優先的に対策し取組むべきリスクを参考に、経営陣としての中長期の戦略的視点や環境認識も含め、新たにリスクの把握、評価を行っております。その後、リスク対策・コンプライアンス委員会や取締役会での審議を経て、当社グループとして重点的に対策し取組むべき「重要リスク」を決定しております。「重要リスク」にはKRI(キー・リスク・インジケーター:顕在化の兆候に係るモニタリング指標)を必要に応じて設定し、予兆の把握と未然防止対応の強化に努めております。 リスク対策・コンプライアンス委員会は、四半期毎に開催され、「重要リスク」の審議やKRIを活用したモニタリング等を行っております。 (3) 重要リスク 当社グループとして決定した「重要リスク」は下表のとおりです。影響度や将来の見通しの評価は、概ね前事業年度と同一であります。 これらのリスクの内容と対応策は「(4) 重要リスクの内容と対策・取組み」に記述しております。 (4) 重要リスクの内容と対策・取組み 1.気候変動・環境リスク   関連マテリアリティ   環境配慮型不動産の企画開発・運用 環境保全への貢献、安全・安心不動産の提供 影響度   <経済損失>中、<信用・評判>大   将来の見通し   ↑ 内容   気候変動に伴う異常気象による風水害などの物理的リスクに加え、脱炭素社会への転換や生物多様性・水資源保全に関する法規制や制度が強化される可能性があり、これに伴う移行リスクが顕在化する恐れもあります。これらのリスクへの対応が不十分である場合、事業機会の損失やコストの増加、さらにはステークホルダーからの信頼低下を通じて、経営成績や企業価値に悪影響を及ぼすリスクがあります。 対策・ 取組み   当社グループは、気候変動・環境保全への対応を重要な経営課題(マテリアリティ)と位置づけ、緩和策と適応策の両面から取組んでいます。緩和策では、事業活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の国際基準適合と削減を目指しています。適応策では、ZEHやZEBなどの環境認証取得や防災・防犯性の高い物件開発を推進し、気候変動リスクへのレジリエンス強化と持続可能な都市・地域づくりに努めています。さらに、生物多様性や水資源の保全も重要課題と位置づけ、関連リスクの特定や対応策の検討を行っています。 2.人材に関するリスク   関連マテリアリティ   人的資本経営の推進 影響度   <経済損失>中、<信用・評判>小 <事業継続>中   将来の見通し   ↑ 内容   当社グループは、事業領域のさらなる拡大を目指しており、人的資本経営の推進を重要なマテリアリティと位置付けています。新たな価値を継続的に創出し、競争優位性を維持するための原動力は人材であると考えています。当社が掲げるグループ理念(ミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー)に共感し、ともに成長できる社員の採用・育成が十分に行えない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   当社グループは、従業員エンゲージメントの向上が、採用活動や人材育成に寄与すると考え、エンゲージメント調査結果や従業員との対話を通じて、さまざまな施策を推進しています。具体的には、「従業員エンゲージメント向上施策プロジェクト」を展開し、挑戦と成長ができる環境の整備や、公正で納得感のある評価制度の構築、育成層を中心とした処遇向上等、に取組んでいます。これにより、全世代の従業員が高いモチベーションを維持し、活躍できる企業風土の実現を目指しています。 3.新規事業等に関するリスク   関連マテリアリティ   収益構造の最適化 DX推進による業務プロセスの革新 影響度   <経済損失>大、<信用・評判>小   将来の見通し   ↑ 内容   当社は収益構造のさらなる多様化を目指し、新規事業への参入を積極的に進めています。従来の開発事業に加え、再生事業も急速に成長しており、レジデンスに限らず、ホテルやロジスティクスなど新たなアセットタイプやブランドの展開が進んでいます。これに伴い、これまでにないAIの知見や経験の習得が求められる一方、2025年施行された「建築物省エネ法改正」など事業環境の変化にも対応する必要もあります。そのため、ノウハウや人材の不足による予期せぬリスクが懸念されており、財務や業績への影響が生じる可能性があります。 対策・ 取組み   当社グループでは、積極的なリスクテイクにあたり、グループミッション「投資により未来価値を創造する」と、グループバリューの「挑戦・共創」、グループカルチャーの「スピード・オープン」を社員のマインドセットとして意思決定の指針としています。具体的には、主な販売先である機関投資家や売主などのビジネスパートナーのニーズを的確に把握し、グループ内の研究所を活用して社会動向を注視するとともに、DX推進による業務プロセスの革新や社会的要請にも積極的に耳を傾けています。これらの有益な情報や分析結果を迅速に事業判断へ反映できる体制を整え、リスクの低減及び最小化に努めています。 4.建築コスト上昇・金利上昇等のリスク   関連マテリアリティ   収益構造の最適化 影響度   <経済損失>大   将来の見通し   ↑ 内容   建設資材価格の高騰や、関東地区における慢性的な建設労働力不足による建築コストの上昇、さらには金利上昇、世界的な景気後退、地政学的リスクの顕在化などを背景に、当社が開発・再生する物件への不動産投資家の投資意欲が海外機関投資家を中心に低下した場合、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   当社グループは、アセットタイプごとに環境認証の取得を継続的に推進するとともに、マーケットインの発想に基づく新ブランドの展開を通じて未来価値の創出に努め、主な販売先である機関投資家の多様なニーズに的確に応える努力をしております。また、建築コスト上昇の影響を比較的受けにくい再生事業の成長にも注力しております。さらに、中長期的には新規事業の拡大やストック型ビジネスの強化を継続し、景気変動などの外部環境の変化にも柔軟に対応できるビジネスモデルへの変革に取組んでまいります。 5.有利子負債への依存リスク   関連マテリアリティ   資本効率の最適化と財務健全性の両立 影響度   <経済損失>中、<信用・評判>大 <事業継続>大   将来の見通し   ↑ 内容   当社グループは、物件の仕入等において、必要資金の大部分を、金融機関からの有利子負債により賄っております。そのため財務の安全性指標の悪化等により、資金調達に支障をきたした場合、事業継続や信用・評判への影響が生じる可能性があります。また市場金利の上昇局面では、資金調達コストが増加する可能性があります。これらの顕在化により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   当社グループでは、ファンドを利用した取引の強化に加え、収益化までの期間が半年から1年である土地企画事業や再生事業の割合を増やすことで資金効率を高める施策を推進しております。また、中長期的な財務戦略のもと、一定の財務規律を設けたうえで、P/L、B/S、C/Sをトータルにマネジメントした運営により、財務健全性の確保に努めております。結果、取引金融機関構成等を含め、安定的な調達体制を確保しております。 6.重大な法令違反リスク   関連マテリアリティ   - 影響度   <経済損失>中、<信用・評判>大 <事業継続>大   将来の見通し   → 内容   当社は、宅地建物取引業法、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律等、不動産業に係る多数の法的規制を受けており、法令違反等が生じた場合、業務停止等の行政処分が下される可能性があります。また、金融商品取引法により、インサイダー取引規制を受けると同時に適時の情報開示等の義務が課されており、これらに違反した場合には罰金・刑事罰が課されるほか、当社の信用・評判を大きく毀損する可能性があります。上記の事由が生じた場合には、ステークホルダーの理解を得るために、法令違反等の行為に関する事実確認、原因分析、再発防止策の策定に関して相当の費用を負担するリスクもあります。その他、事前検証が困難な不芳属性先等との取引から信用・評判への影響が生じる可能性もあります。関係会社であるAtPeak株式会社には、システム開発・AI等の活用において知的財産権の侵害・被侵害等のリスクがあり、これらの顕在化により、当社グループの経営業績に影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   当社では、常時、法令等改正に係る情報収集に努めており、これらに迅速に対応する社内体制を整備しております。個別取引においては、法務部がリーガルチェックを実施し、リスクの極小化に努めております。また、リスク対策・コンプライアンス委員会の下部組織として全部門から選任されたコンプライアンス・オフィサーによるコンプライアンス検討会を設置し、コンプライアンス違反の発生防止や再発防止策の策定に取組んでいるほか、全社員に対するコンプライアンス研修、部署・階層別の勉強会を定期的に行う等、コンプライアンスの徹底に努めております。 7.サイバーセキュリティリスク   関連マテリアリティ   - 影響度   <経済損失>大、<信用・評判>大 <事業継続>中   将来の見通し   → 内容   当社のコンピューター、ネットワーク、情報システムなどのデジタル資産が、内外部からの攻撃、不正アクセス、システム障害、情報漏洩及びマルウェア感染などの脅威にさらされることによって事業継続への影響や信用・評判への影響が生じ、売上高の減少およびシステム回復費用の支出等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   当社グループでは、DX領域の事業(AtPeak株式会社)に取組んでおり、情報セキュリティの重要性がこれまで以上に高まっています。特にサイバーセキュリティリスクの低減に向けては、ネットワークとクラウド間の多要素認証をはじめとする最新のセキュリティ対策を導入するとともに、システムやソフトウェアの適切な管理及び定期的なアップデート等の対応をしております。さらに、従業員への教育・啓発活動やアクセス権限の厳格な管理、四半期に1度のリスク評価など、多角的な取組みにより、ハード面・ソフト面の両面からセキュリティレベルの向上を図っています。 8.災害・パンデミックリスク   関連マテリアリティ   - 影響度   <経済損失>大、<事業継続>中 <生命・身体>中   将来の見通し   ↑ 内容   発生が想定されている首都圏直下型地震等の大地震や風水害等の自然災害、戦争やテロ等の人為的災害、並びに感染症の蔓延により、従業員の生命が脅かされ、事業継続が困難になる可能性があります。更には、当社グループが保有・管理する資産が被災した場合、経営成績に影響を及ぼすことが考えられます。 対策・ 取組み   当社グループでは、災害発生時の防災や減災を推進するため、関連規程等を整備し、それらに基づく各種の災害に対する事業継続計画(BCP)の策定や、緊急事態発生時の指揮命令系統等を定めております。また平時から定期的に訓練を実施し、対策本部の運営、組織間の連携等、確認を行っております。 9.安全・品質・工程管理に係るリスク   関連マテリアリティ   安全・安心な不動産の提供 影響度   <経済損失>大、<信用・評判>大、 <生命・身体>小   将来の見通し   → 内容   当社は、物件の企画・設計から施工、引渡し、運用までの全工程をワンストップで管理しております。しかし、安全管理・品質管理・工程管理が適切に実施されず不備が生じた場合には、信用の失墜や予期せぬ費用の発生、さらには各種計画の遅延などが発生し、当社グループの経営成績へ悪影響を及ぼす可能性があります。 対策・ 取組み   一定の信用力と技術力を備えた信頼できるビジネスパートナーを選定し、設計・施工における安全性、品質工期を確実に確保・遵守するため、発注者として定期的な現場実査を実施しています。さらに、危険予知(KY)活動の管理、品質検査、進捗管理を徹底することで、プロジェクトの円滑な遂行と高い安全性・品質の維持に努めています。 (5) 危機管理体制 当社グループでは、リスク事象が発生した場合に備え「リスク事象報告」制度を設け、リスク管理部署による適切な原因分析と再発防止策の実施を推進しております。 またリスク事象が当社の定める緊急事態に相当する場合には、事業継続管理体制(BCM)に基づく緊急対策本部が設置され、経営陣の指揮の下、トラブル対応、再発防止対応がなされる体制を整備しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,824字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ.財政状態 (資産) 流動資産は44,942,592千円(前連結会計年度末比10,899,480千円増)となりました。主な内訳は、仕掛販売用不動産24,021,954千円(同8,098,120千円増)、現金及び預金14,564,395千円(同3,272,871千円増)であります。 当連結会計年度末において、固定資産は2,708,178千円(同336,653千円増)となりました。主な内訳は、投資その他の資産1,362,958千円(同362,544千円増)であります。 (負債) 流動負債は13,838,433千円(同195,215千円減)となりました。主な内訳は、短期借入金7,944,229千円(同1,655,527千円増)、1年内返済予定の長期借入金2,956,148千円(同1,262,209千円減)、未払金740,089千円(同626,501千円減)であります。 当連結会計年度末において、固定負債は18,825,823千円(同8,062,830千円増)となりました。主な内訳は、長期借入金18,575,033千円(同8,049,174千円増)であります。 (純資産) 純資産合計は14,986,514千円(同3,368,519千円増)となりました。主な内訳は、利益剰余金14,177,543千円(同3,570,937千円増)であります。 ロ.経営成績 当連結会計年度の連結業績は、開発事業(当社グループの主力商品である新築レジデンスの開発販売)、土地企画事業(土地の企画販売)、再生事業(オフィスビル・中古レジデンスの再生販売)の3事業すべてが、利益計画を上回って進捗いたしました。 開発事業では、東京23区内を中心に環境に配慮した「レジデンス」を展開し、1棟バルク販売(まとめて販売)を主体として、機関投資家や事業会社等への販売活動を進め、当連結会計年度においては、1,147戸の引渡しが完了しました。また、仕入面においても、パイプラインを着実に積み上げ、開発アセット(不動産)の拡大を図り都心型ホテルの開発販売を開始するなど、2025年中期経営計画「GLM100」の達成に向けて順調に進捗しております。 土地企画事業では、当連結会計年度は期初に計画した販売KPI(18件)を上回る22件の土地企画販売を完了しました。当社が仕入れをした土地を物件建設前に企画販売することで、資本効率を高め、建築費高騰などに伴う原価上昇に対応する取組みを継続するとともに、新たに仕入れた土地の隣地等の所有者権利調整等によりバリューアップを実現する取組みも行い、同事業は順調に進捗いたしました。 再生事業では、当連結会計年度は4棟のオフィスビルを販売しました。ポストコロナ期における出社回帰や出社と在宅のハイブリッド勤務の標準化の動きが進展する中で、相対的に底堅く推移するオフィス需要を背景に、売上総利益率が期初見込みを上回りました。その結果、期初に計画した販売棟数(7棟)をすべて販売することなく、計画していた売上総利益を達成しました。当連結会計年度に販売を予定していた一部については、2026年12月期以降の販売とすることで、戦略的にバリューアップ期間を確保し、収益の最大化を目指しております。また、当連結会計年度において4棟のオフィスビルと1棟の中古レジデンスを仕入れました。 なお、DX事業領域においてIT関連事業を行う子会社であるAtPeak株式会社においては、前連結会計年度に引き続き当連結会計年度も先行投資を実施しており、2027年12月期以降の黒字化を目指しております。 このように各事業が順調に進捗した結果、当連結会計年度における具体的な経営成績は、売上高69,262,846千円(前連結会計年度比7.4%増)、営業利益7,436,860千円(同29.7%増)、経常利益6,739,151千円(同31.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,611,700千円(同35.1%増)となり、期初の業績予想及び2025年11月に公表した修正予想を上回り、過去最高の売上高と利益を更新しました。 当社グループ方針「GLM1000」及び2025年中期経営計画「GLM100」の達成に向け、成長戦略を着実に推進するとともに、各事業の着実な持続的成長と財務規律の両立を図り、ビジネスモデルの進化を継続的に追求してまいります。 なお、当連結会計年度における当社グループの報告セグメントは、不動産ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、14,549,395千円(前年同期比28.9%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、営業活動により支出した資金は3,201,947千円(前年同期は731,361千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益6,739,151千円を計上した一方で、棚卸資産の増加額7,690,108千円、前渡金の減少額12,064千円、法人税等の支払額2,222,717千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は353,498千円(前年同期は1,559,088千円の獲得)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出253,735千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、財務活動により得られた資金は6,819,317千円(前年同期は423,166千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入れによる収入23,684,499千円、長期借入れによる収入24,736,358千円があった一方で、短期借入金の返済による支出22,097,743千円、長期借入金の返済による支出18,053,805千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当社グループの生産実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 ロ.受注実績 当社グループの受注実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績は以下のとおりであります。なお、当社グループは、不動産ソリューション事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの開示上の重要性が乏しいため、単一の報告セグメントとして記載しております。 区分   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 戸数   金額(千円)   前年同期比(%) 不動産ソリューション事業   1,147   69,262,846   107.4 合計   1,147   69,262,846   107.4 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。 販売先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 合同会社Typhoon   6,557,000   10.2   -   - 株式会社TAPP   -   -   7,134,985   10.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、グループ方針「GLM1000」及び2025年中期経営計画「GLM100」におけるKGIの達成に向け、「収益構造の最適化」及び「資本効率の最適化と財務健全性の両立」をマテリアリティとして認識し、経営を行っております。 当連結会計年度においては、開発事業、土地企画事業及び再生事業の各事業が期初計画を上回って進捗したことにより、売上高及び各段階利益はいずれも過去最高となりました。また、各段階利益については、2025年中期経営計画「GLM100」で設定した目標値を上回る結果となっております。 財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は47,650,771千円と、前連結会計年度末に比べ11,236,133千円増加いたしました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益として4,611,700千円を計上したことを主要因として、自己資本は14,900,141千円と、前連結会計年度末に比べ3,329,306千円増加いたしました。 この結果、自己資本比率は31.3%となり、財務KPIとして設定している自己資本比率30%以上を上回りました。加えて、同じくKPIとしているROEは34.8%となり、事業規模の拡大と資本効率及び財務健全性の確保を同時に達成することができております。 当連結会計年度における財政状態及び経営成績の概要は以下のとおりです。 イ.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産については、前連結会計年度末に比べて11,236,133千円増加し、47,650,771千円となりました。これは主に前連結会計年度末に比べて現金及び預金が3,272,871千円、仕掛販売用不動産が8,098,120千円それぞれ増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債については、前連結会計年度末に比べて7,867,614千円増加し、32,664,256千円となりました。これは主に前連結会計年度末に比べて長期借入金が8,049,174千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産については、前連結会計年度末に比べて3,368,519千円増加し、14,986,514千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益4,611,700千円の計上により、利益剰余金が増加したことによるものであります。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は 69,262,846千円(前連結会計年度比 7.4%増)となりました。 開発事業、土地企画事業及び再生事業において、販売及び引渡しが順調に進捗したことにより、売上高は増加し、過去最高の水準となりました。一方で、収益性や販売環境を踏まえた検討の結果、一部物件について売却時期の見定めを行ったことから、売上高の達成率は計画をやや下回る結果となりましたが、これは中長期的な成長の確度を高めるための戦略的な判断によるものであります。土地企画事業及び再生事業においては、資産の回転を重視しつつも、案件ごとにバリューアップ期間を柔軟に確保することで収益性の向上を図っており、これにより 2025年中期経営計画「GLM100」におけるKGIの達成に寄与するものと考えております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は12,409,656千円(前連結会計年度比 26.7%増)、売上総利益率は17.9%と、前連結会計年度を上回る水準となりました。これは、開発事業において、ESG型レジデンス開発による高付加価値化や、機関投資家の需要に応じた提案を行うことで、利益の最大化に向けた取組みを進めてきたことに加え、物価上昇の影響による賃料水準の上昇も追い風となり、収益性の向上を図ることができたためであります。また、再生事業においても、オフィスビルの底堅いテナント需要を背景に、バリューアップ・販売が順調に推移し、土地企画事業においては、事業会社を中心とした法人から多くの引き合いを受け、販売件数が期初計画を上回りました。これらの結果、いずれの事業においても過去最高の売上総利益となり、相対的に利益率の高い再生事業及び土地企画事業の構成比が高まり、全体の売上総利益率が上昇しました。引き続き、各事業においてバリューアップ等の利益率上昇に向けた施策を戦略的に推進してまいります。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,972,795千円となりました。当連結会計年度の営業利益は7,436,860千円(前連結会計年度比 29.7%増)と、前連結会計年度を上回る水準となりましたが、これは主として 売上総利益率の上昇によるものであります。販売費及び一般管理費については、人的資本投資を推進しながらも、開発事業における1棟バルク販売をはじめとした販売単価の上昇、IT活用・DX推進による業務効率化を進めることで、効率的な販売活動が実現できております。その結果、売上高及び売上総利益の増加に対して販売費及び一般管理費の増加が抑制できております。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は受取配当金26,352千円、受取利息11,383千円の計上等により47,617千円となりました。当連結会計年度の営業外費用は支払利息592,686千円、支払手数料142,830千円の計上等により745,326千円となりました。その結果、当連結会計年度の経常利益は6,739,151千円となり、期初の計画値である6,000,000千円を739,151千円上回りました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は4,611,700千円となり、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、過去最高となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、下記のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは販売用不動産・仕掛販売用不動産取得に伴うものであり、その調達手段は主として金融機関等からの借入金によっております。販売用不動産・仕掛販売用不動産取得以外の運転資金につきましては、自己資金で対応することを原則としつつも一部借入を行っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表を作成するにあたって採用している会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、法的規制、不動産市況、事業体制等、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。このため、事業環境を注視するとともに、仕入ルートの拡充、優秀な人材の育成・採用、財務体質の強化、コーポレート・ガバナンスの強化等によりこれらのリスク要因に対応するよう努めてまいります。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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