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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

SREホールディングス

SRE Holdings Corporation2980 · Prime · 不動産業

「実業×AI」で不動産とヘルスケアを革新するライフテック企業。自社運営でデータを獲得しAIに還元。

概要

SREホールディングスは、ソニーグループを主要株主とするライフテックカンパニーである。AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業とライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の2軸で展開し、自ら不動産・ヘルスケアの実業を営みながら現場データをAIに還元する独自モデルを持つ。2026年3月期の連結売上高は329億円、営業利益42億円、従業員数533名。東京都港区に本社を置き、東証プライム市場に上場する(2014年4月にマザーズ上場、後に市場第一部へ変更)。

実業とAIを循環させる2軸の事業構成

当社グループは、AIクラウド&コンサルティング(AICC)とライフ&プロパティソリューション(L&P)の2セグメントで構成される。AICCは医療・介護・ヘルスケア施設向けの業務管理AIクラウドやBPaaS、不動産業者向けのAI査定クラウドを提供。L&Pは不動産の開発・仲介・アセットマネジメントを一気通貫で手掛け、マンション・オフィス・ホテル・シニアレジデンス等を対象とする。両セグメントは密接に連携し、L&Pの現場データをAICCのAI開発に活用する「実業の知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」循環を特徴とする。

1,552億円のAUMを抱えるアセットマネジメント

L&Pセグメントの中核であるアセットマネジメント事業は、2026年3月末時点の預かり資産額(AUM)が1,552億円に達する。子会社が運用する不動産ファンド(オフバランスビークル)を通じ、取得報酬・期中報酬・売却報酬等のアセットマネジメントフィーをストック収益として積み上げる。直近の年平均成長率は約55%と高成長を維持し、ヘルスケア施設等の景気変動耐性のあるアセットを含むことで安定収益の基盤を形成する。ソニーグループとのアライアンスを通じた優良物件の調達も強みである。

ソニーグループとの資本・業務アライアンス

ソニーグループ株式会社は当社の主要株主であり、持株比率23.1%を保有する。ソニー生命のライフプランナー(2,000名以上・加入者400万人以上)との情報連携により、優良物件の発掘・開発からアセットマネジメントによる継続収益化までを高効率で実現する。この関係は、当社が「実業×AI」モデルを展開する上で重要なネットワーク基盤となっており、シニアレジデンス等のヘルスケア施設開発においてもシナジーを発揮している。

業界の中での役割は不動産・ヘルスケア領域に特化したAI・BPaaSプラットフォーマー、かつ不動産デベロッパー兼アセットマネジャーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
329億円
営業利益
42億円
営業利益率
12.8%
純利益
18億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ライフ&プロパティソリューション263億円79.9%12億円4.6%
AIクラウド&コンサルティング65億円19.8%35億円53.8%
その他1億円0.3%-4億円-400.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01AIクラウド&コンサルティング (AICC)主力

医療・介護・ヘルスケア施設向けの業務管理AIクラウドやBPaaS、不動産業者向けのAI査定クラウドなどを提供。自社実業で得たデータを基に業界特化型AIを開発し、外部販売と自社業務の両方に活用。

業界特化型AIで模倣困難なBPaaSを実現

主な製品・サービス2
AI査定CLOUD
不動産の査定業務をAIで自動化するクラウドサービス。物件情報や過去データから適正価格を算出。
ヘルスケア業務管理AIクラウド
医療・介護施設の業務データ・請求データを活用したクラウドサービス。業務効率化と品質向上を支援。

02ライフ&プロパティソリューション (L&P)主力

不動産の開発・仲介・アセットマネジメントを一気通貫で展開。マンション、オフィス、ホテル、シニアレジデンス等を対象に、物件の価値向上後に関連ファンドへ売却し、アセットマネジメントフィーを獲得。ソニーグループとのアライアンスで優良物件を調達。AUMは1,552億円。

ソニーグループとの連携による高効率事業モデル

製品と技術

不動産査定を自動化するAI査定CLOUD

「AI査定CLOUD」は、不動産の査定業務をAIで自動化するクラウドサービスである。物件情報や過去の成約データ等を学習したAIが適正価格を算出し、従来は専門家の経験に依存していた査定作業の効率化を実現する。自社の不動産仲介業務で蓄積された一次データをAIモデルの学習に活用しており、利用が増えるほど精度が向上する構造を持つ。外部の不動産事業者向けにSaaSとして提供され、ストック収益の柱の一つとなっている。また、AI査定CLOUDはBPaaSオペレーションにも組み込まれ、業務全体の効率化に寄与している。

ヘルスケア施設向け業務管理AIクラウド

「ヘルスケア業務管理AIクラウド」は、医療・介護施設の業務データや請求データを活用したクラウドサービスである。現場オペレーションに基づくデータをAIが分析し、業務効率化と品質向上を支援する。2026年3月期時点で、このサービスはAICCセグメントの成長を牽引する主力製品の一つに位置づけられている。自社で運営するシニアレジデンス等のヘルスケア施設からのフィードバックを得て継続的に改善されており、同じ業界の外部顧客にも提供可能な高い汎用性を持つ。医療・介護領域の複雑な法規制や商習慣に対応する業界特化型AIである点が競争優位の源泉である。

BPaaSアーキテクチャと実務支援の5層構造

当社は単なるAIツール提供に留まらず、BPaaS(Business Process as a Service)として業務プロセス全体を受託するモデルを持つ。5層のアーキテクチャを採用し、Layer1ではヘルスケアBPOや不動産業務をAI+人力で実行、Layer2ではAIクラウド(AI査定CLOUD等)を内部活用・外部販売、Layer3ではAIエージェントによる業務自動化、Layer4では自社データでチューニングした業界特化AI(Gemini・ChatGPT・Claudeを活用)、Layer5ではクラウドインフラ(AWS/Azure/GCP)を外部調達する。この重層構造により、模倣困難な競争優位を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • AIクラウド&コンサルティング (AICC)業界特化型AIで模倣困難なBPaaSを実現
  • ライフ&プロパティソリューション (L&P)ソニーグループとの連携による高効率事業モデル

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

不動産テックで急成長、内需依存

SREホールディングスは、不動産テック領域で急成長する中堅企業。大東建託などの大手ハウスメーカーと異なり、自社開発のAI査定システムやクラウドサービスを強みに、主に事業用不動産の売買仲介・再生事業を展開。同業のrobot homeやファンタジスタと同様にテクノロジー活用が特徴だが、売上高267億円(FY2025)と規模はまだ小さい。業界内では差別化されたポジションを築きつつある。

強み

  • 自社開発のAIによる不動産査定システムで、迅速かつ正確な評価を実現。
  • 売上高がFY2024の242億円からFY2026には329億円へと高い成長率を維持。
  • 営業利益率は11.6%と業界平均を上回り、効率的な運営を実現。
  • 独自のクラウドプラットフォームにより、物件管理や顧客管理を効率化。

課題

  • 大東建託などの大手に比べ売上高が小さく、スケールメリットが限定的。
  • 海外展開はなく、国内の不動産市況変動の影響を直接受ける。
  • robot homeなど同業もテクノロジー活用を進めており、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がSREホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13245ディア・ライフ504億円11.6倍
23475グッドコムアセット458億円22.2倍
39052山陽電気鉄道452億円11.1倍
43276JPMC398億円20.2倍
58219青山商事388億円16.1倍
62980SREホールディングス386億円20.9倍
76071IBJ382億円15.5倍
87198SBIアルヒ370億円20.4倍
97955クリナップ360億円10.2倍
108881日神グループホールディングス314億円7.4倍
111780ヤマウラ311億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

ソニー不動産としての創業とAI査定エンジンの誕生

2014年4月、ソニーグループの一員としてソニー不動産株式会社が設立された。東京都中央区銀座で営業を開始し、同時にAI技術を利用した不動産売買推定価格を算出する「不動産価格推定エンジン」を開発。さらに独自の切り口でマンション価格情報を紹介する「マンションAIレポート」を公開し、不動産テックの先駆けとしての基盤を築いた。この時点から、自社で不動産実業を営みながらAIソリューションを開発するという後の事業モデルの原型が形作られた。

商号変更とホールディングス体制への移行

創業と同じ2014年4月、吸収分割によりAIソリューション事業をSRE AI Partners株式会社に承継し、商号を「ソニー不動産株式会社」から「SREホールディングス株式会社」へ変更した。これにより持株会社体制へ移行し、グループ各社を統括する経営基盤を確立。同時に本社を東京都港区北青山へ移転し、機械学習を用いた「AIによる将来予測ツール」の導入コンサルティング及びサポートサービスを開始するなど、事業の多角化を進めた。

マザーズ上場と不動産クラウドサービスの拡充

2014年4月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場と同時に、不動産売買契約書類の作成業務を効率化する「不動産売買契約書類作成クラウド」の提供を開始した。これにより、AIによる査定と実務支援クラウドの両軸を備えたサービスラインアップが整い、初期の顧客獲得と収益基盤の形成につながった。上場後まもなく、AIクラウド&コンサルティング事業の強化を目的として社長直轄のDX推進室を設置し、デジタル変革の体制を整えた。

市場第一部への変更と成長軌道への加速

マザーズ上場から間を置かず、当社株式の上場市場を東京証券取引所市場第一部へ変更した。この市場変更は、認知度向上と資金調達力強化に寄与し、その後数年間にわたる高成長の基盤となった。同時期に「不動産価格推定エンジン」を活用した不動産価格推定APIの提供を開始し、外部企業へのデータ連携を可能にした。このAPIは後のAICC事業拡大の芽となり、自社実業のデータを外部販売するビジネスの先駆けとなった。

年表1件を開く

2010年代

  • 2014年4月創業ソニー不動産株式会社を設立 東京都中央区銀座において営業開始 AI技術を利用して不動産売買推定価格を算出する「不動産価格推定エンジン」を開発 AI技術を活用してマンション価格情報を独自の切り口で紹介する「マンションAIレポート」を公開 吸収分割の方法により、SRE AI Partners株式会社にAIソリューション事業を承継 本社を東京都港区北青山へ移転 商号を「ソニー不動産株式会社」から「SREホールディングス株式会社」へ変更 機械学習を用いた「AIによる将来予測ツール」の導入コンサルティング及びサポートサービスを開始 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 不動産売買契約書類の作成業務効率を大幅に向上させることが可能なサービスである「不動産売買契約書類作成クラウド」の提供を開始 当社株式の上場市場を、東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第一部へ変更 AIクラウド&コンサルティング事業の強化に向けて、社長直轄のDX推進室を設置「不動産価格推定エンジン」を活用した不動産価格推定APIの提供を開始 中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結び付く戦略的IT投資の促進に向けた取り

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率(AICCセグメント)翌連結会計年度まで27.2%増
  • 営業利益成長率(AICCセグメント)翌連結会計年度まで25.1%増

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    実業×AIの成長エコサイクルの深化

    不動産・ヘルスケアの現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す循環を加速。業界特化型AIとBPaaSソリューションの対象領域を拡大し、現場からマネジメントまでのコラボレーションを促進する。

  2. 02

    BPaaSソリューションの事業化推進

    不動産・ヘルスケア・金融領域で業務プロセス変革を支援するBPaaSソリューションを重点投資テーマに位置付け、高付加価値サービスを展開。一時的な営業利益率鈍化は意図的な投資期と捉え、非連続な成長を目指す。

  3. 03

    優秀な人材の確保と組織体制強化

    ミッションに共感し高い専門性を持つ人材の確保と育成を重視。経営トップ自ら採用活動にコミットし、執務環境や人事制度の整備により組織体制を強化する。

  4. 04

    生成AIなど先進技術の探索と事業活用

    急速に進化する生成AIなどの動向を常に把握し、事業活用する。自社固有のビッグデータと組み合わせて他社模倣困難なAIを開発し、ビジネス機会を獲得する。

  5. 05

    情報管理体制の強化

    顧客の機密情報や個人情報を保護するため、社内規程の厳格な運用、定期的な教育・監査、情報セキュリティシステムの強化・整備により情報管理体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で533人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は737万円で、6期前と比べて+7.1%平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は2.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月68840.32.8114
2021年3月69739.43.0136
2022年3月71239.43.4177
2023年3月72037.83.6287
2024年3月69037.33.5296
2025年3月71436.62.4487637
2026年3月73735.62.6533788

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区332百万円
AIクラウド& コンサルティング ライフ&プロパティソリューション
本社 — 東京都港区321百万円
AIクラウド& コンサルティング
南青山オフィス(東京都港区)ほか5拠点168百万円
AIクラウド& コンサルティング ライフ&プロパティソリューション
主な関係会社
  • 国内
    株式会社メディックス
    東京都千代田区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は329億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.2%、利益が+35.5%。

売上高
+23.2%
329億円
営業利益
+35.5%
42億円
純利益
+5.9%
18億円
営業利益率
12.8%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高418億円329億円
営業利益52億円42億円
純利益28億円18億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は85億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+97.7%、営業利益は+800.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q833
2024年1Q4324.71
2024年2Q32412.53
2024年3Q53917.05
2024年4Q1145
2025年2Q1021312.77
2025年4Q1651810.910
2026年2Q8133.70
2026年4Q2483915.718
2027年1Q851821.211

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は12億円から329億円へ27.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は10期、純利益は7期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月12−4−5
2017年3月21−1−2
2018年3月2623
2019年3月2943
2020年3月3975
2021年3月73107
2022年3月136139
2023年3月1851511
2024年3月2422114
2025年3月267312911.617
2026年3月329423812.818

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高329億円のうち、営業利益として残るのは42億円12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.3%215億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.9%72億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
12.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.2pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが−85億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−91億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は83億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月3−30024
2019年3月3−20125
2020年3月−23−434−2732
2021年3月−36−333−3926
2022年3月−73−1693−8930
2023年3月44−4−314038
2024年3月5−4−6133
2025年3月4−1419−1043
2026年3月−85−6131−9183

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は492億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は31.1%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月3328585.4
2017年3月3226680.8
2018年3月3629781.8
2019年3月4132977.2
2020年3月81711088.0
2021年3月123794463.5
2022年3月2309813242.3
2023年3月22011310750.1
2024年3月24012511550.6
2025年3月30514316144.8
2026年3月49216332931.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
84億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
74億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
253億円
在庫として抱えている分
負債合計
329億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中33位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中130位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.1%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.2%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,375で、1年前と比べて-25.9%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥2,375-3.4%1ヶ月-12.0%1年-25.9%時価総額386億円
過去52週の値幅
安値¥2,278高値¥4,150

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.9倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR2.33倍
配当利回り0.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に2379円と前日比5.52%下落し、52週安値2278円に接近しています。25日移動平均線2579円を約7.8%下回り、75日線2688円、200日線2907円も全て下回る軟調な展開です。週足では7月末の2729円から下落基調にあり、出来高は8月6日に99万5千株と急増する場面も見られましたが、戻り売り圧力が継続しています。52週高値4150円からは約42.7%の下落で、下落トレンドが続く可能性があります。RSIは39.2と中立圏を下回っており、短期的な反発はあっても上値は重いと見ます。基本的に需給悪化と業績懸念から売りが優勢で、底打ち確認には時間がかかるでしょう。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

マンションストックの増加と大規模修繕需要の堅調さが追い風。人手不足下で技術者の確保と単価向上が利益の鍵。強気派は受注拡大と生産性向上で増益基調が続くとみるが、弱気派は建築費高騰による採算悪化や、景気後退で修繕延期リスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定した修繕需要

    築年数経過マンション増加、修繕周期到来で受注基調は堅調

  • 生産性向上余地

    自社システム導入で施工管理効率化、人員増なくても売上拡大可能

  • 業界再編の恩恵

    中小企業の廃業が進み、大手のSREに受注集中の傾向

  • 営業利益35%増の堅調な利益成長2026/3期影響

    2026/3期営業利益42億円は前期比35%増。売上高329億円。

  • 不動産テック領域での新サービス展開2026年下期影響

    AI査定システム等の開発、市場浸透で収益多様化。

  • 外国人持ち株比率14.6%の高さ継続影響

    海外投資家の関心高く、株価サポート要因。

  • 配当利回り0.7%も増配余地次回決算影響

    配当性向17%と低く、増配余地ある。

マイナスに働く材料7
  • 人材不足と人件費上昇

    技術者不足で外注費増、利益率圧迫リスク

  • 材料費・工事費高騰

    資材高が続けば採算が悪化、価格転嫁が追いつかない可能性

  • 景気後退で延期リスク

    経済悪化で管理組合が修繕工事を先送りする懸念

  • PER22倍とバリュエーション高め継続影響

    業界平均PER15倍に対して割高。成長鈍化で調整リスク。

  • 不動産市場の調整リスク金融政策次第影響

    金利上昇で不動産取引減少、仲介手数料収入減。

  • 競合のテック企業参入による競争激化不定影響

    IT大手の不動産プラットフォーム参入でシェア低下懸念。

  • 自己資本利益率12.7%で改善余地継続影響

    ROE13%未満は資本効率改善不足、成長期待限定的。

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上の先行指標、需要動向と市場シェアの変化を示す
営業利益率
価格転嫁と原価管理の巧拙を測る重要指標
技術者数と稼働率
人手不足下でのキャパシティと生産性のバランスを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは0.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.84%
いまの株価に対して
配当性向
86.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月1549.0
2026年3月1820.086.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,842人。区分でいちばん多いのは金融機関27.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.6%を占め、残る47.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関13.918.828.932.334.227.9
個人・その他6.010.516.813.819.826.8
事業法人60.439.338.837.024.724.7
外国法人17.927.312.115.816.514.6
証券会社1.74.13.41.24.76.0
自己株式0.00.30.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ソニーグループ株式会社23.06
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)16.50
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.53
04木田 裕介2.36
05西山 和良2.17
06日本証券金融株式会社1.38
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.29
08NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)1.21
09MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.11
10三菱UFJeスマート証券株式会社1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-06
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.02%
    -0.60pt
  • 2026-06-22
    りそなアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.75%
    +1.04pt
  • 2026-06-05
    東京海上アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.87%
    -1.05pt
  • 2026-06-04
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.63%
    -0.87pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+101%、1株純資産は11期で−98%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月−13,02662,170
2017年3月−4,97257,199
2018年3月2221310.9
2019年3月192318.5
2020年3月344689.251.0
2021年3月445118.9104.9
2022年3月5761110.259.2
2023年3月7168011.147.4
2024年3月8675212.050.7
2025年3月10584813.229.149.0
2026年3月11495012.724.986.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西山和良代表取締役 社長 兼 CEO51353,820
久々湊暁夫取締役 コンプライアンス 内部監査担当6316,760
原田潤取締役(監査等委員)53
太田彩子取締役(監査等委員)50
琴坂将広取締役(監査等委員)44
吉村正直取締役(監査等委員)706,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)27836812261
社外取締役327279

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,651字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社15社(SRE AI Partners株式会社、株式会社メディックス、その他13社)により構成されております。また、ソニーグループ株式会社はその他の関係会社であります。 当社グループは「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」を掲げ、ライフテックカンパニーとして、AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業およびライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の二つを軸に事業を展開しております。 当社グループの特徴は、「実業を内包した業界特化型ライフテックカンパニー」として、ソニーグループの知見とリアル実業を融合し、不動産・ヘルスケア・金融領域において「AI×実務支援(BPO・コンサル)」の一気通貫モデルを展開している点にあります。 1. 事業モデルの概要 当社グループの二つの事業セグメントは密接に関係しており、その繋がりこそが当社の特徴および強みとなっております。 まず、ライフ&プロパティソリューション(L&P)領域では、不動産の仲介・コンサルティング業務を通じて広範な物件データや人的ネットワーク、市場ノウハウを蓄積するとともに、ソニーグループなどの有力アライアンス先が有する顧客ネットワークと連携し、シニアレジデンスなどのヘルスケア施設を含めた様々な物件の企画・開発を行います。こうして取得・開発した物件は、マーケティングやアライアンスを活用し稼働率の最大化を図り物件価値を十分に向上させた上で、子会社が運用する不動産ファンド(オフバランスビークル)へ売却し、売却後も運用報酬によるリカーリング収益へと転換することで、安定的かつ持続的な収益の積み上げを実現しております。 次に、AIクラウド&コンサルティング(AICC)では、L&Pのヘルスケアや不動産の現場で日々蓄積されるデータやノウハウ・専門家の判断ロジックを体系化し、AIクラウドソリューションまたはBPaaSソリューションとして具現化していきます。当初は不動産領域で確立したこのモデルを、ヘルスケアなどの各専門領域へと派生・深化させ、幅広い業界特化型ツールを展開しております。こうして開発された業界特化型ソリューションは外販によって新たな収益源になるとともに、自社の実業にも還元されることで現場の生産性向上を促進します。 「実業の現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」という循環を通じて、二つの事業が互いの競争力を高め合う独自の事業モデルを構築しております。 2. 社会課題への対応 少子高齢化を背景に、労働力不足と医療・相続ニーズの拡大が進行しております。当社グループは、不動産で磨いた「リアル×テクノロジー」をヘルスケア・金融などの社会インフラ領域へ展開し、社会課題の解決を成長機会へと転換しております。具体的には以下の課題に取り組んでおります。 ・高齢層の増加(医療・介護・相続ニーズの拡大)への対応:ヘルスケア・介護現場のDXとオペレーション支援、健康寿命ニーズに応じた医療機関の運営支援 ・生産年齢人口の急減(深刻な人手不足)への対応:相続・承継・採用支援へのテクノロジー活用による業務効率化、ならびにAI+BPaaSによる業務自動化 3. BPaaSアーキテクチャと競争優位性 当社グループは、単なるITツールの提供にとどまらない「実業×AI」の自社一気通貫モデルにより、模倣困難なBPaaSを実現しております。ヘルスケア・金融・不動産といった当社の対象領域は、法規制や商慣習が複雑であり、汎用的な生成AIでは業務プロセスの抜本的な変革対応が難しい領域です。当社グループは実業を自ら運営することで現場の判断ロジックや業務フローを深く理解し、それらを直接AIに還元できる優位性を有しており、AIモデルが利用されるほど精度が高まる再現性の高い成長構造を構築しております。 当社のBPaaSアーキテクチャは以下の5層で構成されます。 レイヤー   内容   区分 Layer 1   BPaaSオペレーション(ヘルスケアBPO・不動産業務プロセスをAI+人力で受託、成果物を納品)   自社提供 Layer 2   AIクラウド(不動産AI査定・ヘルスケア業務管理ツールを内部活用&外部販売)   自社開発 Layer 3   AIエージェント/自動化エンジン(AIを業務ステップに組み込み業務フローを自動化)   共通基盤 Layer 4   業界特化AI(自社一次データでGemini・ChatGPT・Claudeを自社用にチューニング)   AI基盤 Layer 5   クラウドインフラ(AWS/Azure/GCP等を利用、当社は投資せずコスト管理のみ)   外部調達 4. セグメントの概要 (1)AIクラウド&コンサルティングセグメント AIクラウド&コンサルティングセグメント(AICC)は、業界特化型AIと実業オペレーションから得られるデータを循環させる当社独自のビジネスモデルを中核領域とし、当社グループの中期的な成長を牽引しております。同セグメントは以下の2つのサブセグメントで構成されます。 ① ライフ&ヘルスケアソリューション(LH) 医療・介護・ヘルスケア領域の事業会社・施設を対象に、現場オペレーションに基づく業務データや請求関連データを活用した業界特化型AIクラウドサービスおよびBPaaSソリューションを提供しております。ヘルスケア領域を中心に事業会社のグループ化や関連業務の取得を進めた結果、実務に根差したデータ基盤が一段と強化されており、AI学習に必要なデータの質と量が向上しております。ソニーフィナンシャルグループ株式会社とのシニアレジデンス等を対象とした取り組みを通じ、医療・介護双方の拠点における運営データを取得する体制も整備されております。 ② プロップテックソリューション(PT) 不動産業務に特化したAIクラウドサービスを提供しております。主要プロダクトであるAI査定CLOUDをはじめ、査定・各種手続きなど不動産業務特有の煩雑なプロセスに対し、現場での判断ロジックを学習したAIが有効に機能し、ストック収益が着実に積み上がっております。単一機能の提供にとどまらず、業務全体の再設計や運用高度化を支援するAX/DXパートナーとしての位置付けを一段と強化するとともに、BPaaSへの展開を進めております。 (2)ライフ&プロパティソリューションセグメント ライフ&プロパティソリューションセグメント(L&P)は、AIを活用した不動産仲介サービス、賃料および価値向上を狙う物件選定、ファンド運用を組み合わせた事業展開により、安定的かつ継続的な収益成長を実現しております。同セグメントは以下の2つのサブセグメントで構成されます。 ① 不動産開発(デベロップメント) 独自のソーシング・ネットワークを活用した不動産の企画・開発・売却を行っております。マンション・オフィス・ショッピングセンター・ホテル・シニアレジデンスなどのヘルスケア関連施設を含む多様なアセット種別を対象とし、戦略的リーシングおよび賃料向上施策によるアセットポテンシャルの最大化を進めております。開発・取得した物件はアセットマネジメント子会社が運用する不動産ファンドへ売却し、フロー収益からストック収益への転換を図っております。 ② アセットマネジメント 子会社を通じて不動産ファンドを運用し、取得報酬・期中報酬・売却報酬等のアセットマネジメントフィーをストック収益として積み上げております。2026年3月末時点のAUM(預かり資産額)は1,552億円に到達しており、直近の年平均成長率は約55%と高成長を維持しております。景気変動耐性のあるヘルスケア施設も含むAUMの増大が継続的な安定収益の積み上げにつながり、当社の株主還元(増配)の原資として機能しております。 5. ソニーグループとのアライアンス 当社の主要株主であるソニーグループ株式会社(持株比率23.1%)との連携は、事業成長の重要な基盤となっております。ソニー生命のライフプランナー(2,000名以上・加入者400万人以上)との情報連携をし、優良物件の発掘・開発から、アセットマネジメントによる継続収益化まで、アライアンスネットワークを活用した高効率な事業モデルを構築しております。 6. 事業系統図 当社グループの事業系統については以下の通りです。 当社グループは、当社(SREホールディングス株式会社)を持株会社とし、AIクラウド&コンサルティング事業およびライフ&プロパティソリューション事業を営む子会社・関連会社により構成されております。主要な関係会社の状況については、「第1 企業の概況 5 関係会社の状況」に記載のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,954字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」を掲げ、ライフテックカンパニーとして、AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業およびライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の二つを軸に事業を展開しております。 L&P領域では、不動産の仲介・コンサルティング業務を通じて広範な物件データや人的ネットワーク、市場ノウハウを蓄積するとともに、ソニーグループなどの有力アライアンス先が有する顧客ネットワークと連携し、シニアレジデンスなどのヘルスケア施設を含めた様々な物件の企画・開発を行います。こうして取得・開発した物件は、マーケティングやアライアンスを活用して稼働率の最大化を図り物件価値を十分に向上させた上で、子会社が運用する不動産ファンド(オフバランスビークル)へ売却し、売却後も運用報酬によるリカーリング収益へと転換することで、安定的かつ持続的な収益の積み上げを実現しております。 AIクラウド&コンサルティング事業では、L&Pのヘルスケアや不動産の現場で日々蓄積されるデータやノウハウ・専門家の判断ロジックを体系化し、AIクラウドソリューションまたはBPaaSソリューションとして具現化しております。当初は不動産領域で確立したこのモデルを、ヘルスケアなどの各専門領域へと派生・深化させ、幅広い業界特化型ツールを展開しております。こうして開発された業界特化型ソリューションは外販によって新たな収益源となるとともに、自社の実業にも還元されることで現場の生産性向上を促進します。「実業の現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」という循環を通じて、二つの事業が互いの競争力を高め合う独自の事業モデルを構築しております。 (2)経営環境・経営戦略 <AIクラウド&コンサルティングセグメント> AIクラウド&コンサルティングセグメントにおいては、少子高齢化を背景とした高齢層の増加による医療・介護・相続ニーズの拡大、および生産年齢人口の急減による深刻な人手不足という、我が国が直面する社会課題を大きな事業機会と捉えております。具体的には、ヘルスケア・介護領域における現場DXとオペレーション支援、金融・相続・承継・採用支援領域における業務効率化、ならびにAI+BPaaSを活用した業務自動化をソリューションとして提供することで、リアル×テクノロジーによる社会課題の解決を成長機会へと転換してまいります。 当期においては、ヘルスケア・金融・不動産といった領域で業界特化型AIの導入が進展し、新規顧客の獲得や業務効率化を通じて収益性の改善が進みました。ヘルスケア・金融・不動産といった当社の対象領域は、法規制や商慣習が複雑であり、汎用的な生成AIでは業務プロセスの抜本的な変革対応が難しい領域です。当社グループは実業を自ら運営することで現場の判断ロジックや業務フローを深く理解し、それらを直接AIに還元できる優位性を有しており、AIモデルが利用されるほど精度が高まる再現性の高い成長構造を構築しております。この強みに支えられ当社サービスの解約率は低水準に抑えられており、LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を図っております。 翌連結会計年度のAIクラウド&コンサルティングセグメントを取り巻く市場環境については、生成AIの急速な進化を背景に業務プロセスを根本から見直すAX/DX需要が引き続き拡大しており、業界特有の法規制や商慣習への対応が求められる領域においては業界特化型ソリューションへのニーズが一段と高まっております。この環境のもと、当社グループは、業界特化型AIとBPaaSソリューションの展開を加速させ、翌期売上高27.2%増・営業利益25.1%増の成長を目指してまいります。加えて、実業を担う部門への有償ソリューション提供により厳格なフィードバックサイクルを維持することで、参入障壁の高さとスイッチングコストの上昇を同時に進め、成長モデルの再現性を強固なものとしてまいります。 <ライフ&プロパティソリューションセグメント> ライフ&プロパティソリューションセグメントにおいては、アセットマネジメント事業を通じた不動産私募ファンドの預かり資産拡大に注力し、財務リスクを抑えながら安定収益の拡大を進めております。また、マンション・オフィス・ショッピングセンター・ホテル・シニア関連施設等、アセット種別の多様化や暮らしを豊かにするライフスペースの価値創出に取り組んでおります。同セグメントに係るマーケットとして、不動産私募ファンド市場は2025年12月末時点で47.1兆円と2024年12月末時点から6.3兆円増加(15%増)となりました。 翌連結会計年度のライフ&プロパティソリューションセグメントを取り巻く市場環境については、国内外の金利動向や不動産市場の先行きに不透明感はあるものの、少子高齢化を背景としたヘルスケア関連アセットへの投資需要は引き続き高い水準で推移すると見込まれます。AIクラウド&コンサルティングセグメントと連携した新規モジュール創出および積極的な試験導入によりアセットのバリューアップと生産性の持続的向上に取り組むとともに、アセットマネジメント事業におけるAUM拡大を通じてストック収益の拡大を加速させてまいります。なお、中東情勢を起因とする資材調達コストの上昇や開発物件の竣工遅延リスクについては、引き続き注視しながら適切なリスク管理を行ってまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、ライフテックカンパニーとして持続的成長を目指しており、その中でもAIクラウド&コンサルティングセグメントにおけるストック収入の成長性および継続安定性を重視しております。当社グループは、連結の売上高および営業利益を基本的な経営指標としてモニタリングするとともに、当期よりARRの開示を終了し、課金契約社数・ARPU・AIクラウド&コンサルティングセグメント利益率を代替指標として採用しております。これは、事業がBPaaSへと拡張したことにより、SaaS指標であるARRのみでは当社事業全体の業績を適切に表せないと判断したためであり、今後はこれらの指標を通じて当社グループの成長性と収益性をご確認いただけます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記(2)の経営戦略等を実行するために、以下のような課題に対処してまいります。 ① 実業×AIの成長エコサイクルの深化と対象領域の拡大 当社グループがより多くの顧客企業やパートナー企業から提供価値を認められ、持続的に成長していくためには、実業(リアルビジネス)とAIクラウド&コンサルティング事業のシナジーを一層深化させ、業界特化型AIとBPaaSソリューションの対象領域を継続的に拡大することが重要であると認識しております。現場からマネジメントレベルまでアウトプット志向のコラボレーションを推進する仕組みを構築し、経営トップ自らがメッセージ発信等の啓蒙を行うことで、このサイクルの加速を図ってまいります。 ② BPaaSソリューションの事業化推進 当社グループは、不動産・ヘルスケア・金融領域における業務プロセスの抜本的変革を支援するBPaaSソリューションの事業化を、翌連結会計年度における重点投資テーマとして位置づけております。業界固有の業務フローと当社のAI技術・実業ノウハウを組み合わせた高付加価値サービスの展開により、来期以降の非連続な成長の実現を目指してまいります。なお、この先行投資により翌連結会計年度は一時的に営業利益率の伸びが鈍化する見込みですが、その後の成長軌道への回帰を確実なものとするための意図的な投資期と位置づけております。 ③ 優秀な人材の確保及び組織体制の強化 当社グループは、持続的成長の実現に向けて、当社グループのミッションに共感し、高い専門性や技術力を有する優秀な人材の確保及び育成が重要であると認識しております。経営トップ自らが積極的な採用活動にコミットするとともに、執務環境の整備やモチベーションを向上させる人事諸制度の導入を行うことで、組織体制を強化してまいります。 ④ 情報管理体制の強化 当社グループは、提供するサービスに関連して多くの顧客企業の機密情報や個人情報等を保有しており、その重要性について十分に認識しております。これらの情報資産を保護するため、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育・監査の実施のほか、情報セキュリティシステムの強化・整備に努めることで、引き続き情報管理体制の強化を図ってまいります ⑤ 生成AI等、先進的技術の探索と事業活用 当社グループは、顧客提供価値を維持・向上し持続的成長を実現するために、先進的なテクノロジーの動向を常に把握し適切に事業活用することが重要であると認識しております。足許で急速に進化する生成AI等の先進的技術について、経営トップはじめ経営陣が自ら情報収集するとともに、クラウドサービスの提供および実業を通じて収集・蓄積できる当社グループ固有のビッグデータを生成AIと組み合わせることで、専門的知識を有した他社模倣困難なAIの開発を加速させ、大きなビジネス機会の獲得を図ってまいります。
事業等のリスク5,794字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)AI及びIT業界の動向について AI及びIT業界においては、ITの高度なテクノロジー及びAI技術を応用することで、従来では解決困難であった課題に対するソリューションを提供する企業が増えてきております。当社グループでは、利用者にとって有益なサービスを提供するべく顧客へのヒアリングやサポートを行うことにより新規サービスの開発、既存サービスの利用者拡大等に努めておりますが、これら競合他社との競争が激化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)技術革新やAI倫理への対応について AIクラウド&コンサルティング事業においては、技術革新のスピードが速く、既存の技術及び知識の陳腐化が生じやすくなっております。加えて、AIの分野においては、大量の個人情報や機密情報を収集・分析・利用する過程でのプライバシーの侵害、個人情報の流出や悪用、偏見や差別を反映・増幅する等倫理上の問題発生の可能性が高まっております。当社グループでは最先端技術を有する企業とのアライアンス等により絶えず技術及び知識のアップデートを行うよう努めるとともに、サービスの開発提供においてAIを活用する場合、社内で定めたAI倫理規程に則った適正な運用に努めておりますが、技術動向の大幅な変更や代替技術の登場による当社技術及び知識の陳腐化、倫理上の検証の不足で当社サービスの競争力が失われることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)人材の確保について AIクラウド&コンサルティング事業においては、高度なテクノロジーやAI技術に関する知識を有する人材の確保が最優先事項であると考えております。 当社グループでは、この認識のもと、人材の採用・育成を継続して行っておりますが、人材が十分に確保できない場合や、高い専門性を有する当社グループの役職員が社外に流失した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)システム障害について クラウドソリューションにおいては、インターネット上でサービスを安定的に提供するために、サーバリソース等の冗長構成や脆弱性への対応等の対策を行っております。また、当社グループでは、サービスが継続的に稼働しているか常時監視しており、障害の発生時には早急に復旧するための体制を整えております。しかし、インフラの障害やシステムエラー、その他インターネットのシステム障害等によりサービスの安定的な提供が行えなくなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)大手不動産ポータルサイトとの競合について 大手不動産ポータルサイトのビジネスモデルは、不動産を購入することを検討しているユーザー向けに、不動産の広告情報を掲載する広告ビジネスであり、不動産取引のプロセス全般に対してサービスを提供しておりません。当社グループは、当社グループのユニークな立ち位置に安住することなく、様々な新規サービスを提供していく予定ですが、今後、大手不動産ポータルサイトが、当社グループのクラウドソリューションのように、不動産取引のプロセス全般に対してサービスの提供を開始した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)委託先への依存について 当社グループは、少数精鋭による効率的な事業運営を行うため、AIクラウド&コンサルティング事業の開発及び保守業務の一部について外部への委託を行っております。委託先については細心の注意を払って選定し、業務を委託した業者とは良好な関係を保つよう努めておりますが、委託先を十分確保できない、委託先の倒産、委託先からの個人情報の漏洩等不測の事態が起きた場合には、円滑な事業運営が困難となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)不動産に係る税制の変更や市場金利の上昇について 当社グループがサービスを提供している不動産市場においては、税制面では住宅ローン減税や住宅取得における贈与税の非課税枠等優遇措置が実施されていることに加え、金融緩和政策により住宅ローン金利が低位に抑えられておりますが、それら税制の変更、金融政策の変更による市場金利の上昇等により不動産市況が落ち込んだ場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)業法について 当社グループが行っている事業においては、宅地建物取引業法や金融商品取引法等の不動産取引や金融商品取引に関する各種法令を遵守する義務を負っております。 当社グループは、これら法令を遵守して業務を行っており、現在まで行政処分や指導を受けたことはなく、また事業継続に支障を来たす要因は発生しておりません。しかし、今後偶発的な事象等により、これら業法違反を犯したとして許認可の取消・更新拒絶や営業停止の処分を受け、社会的信用の低下等により当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後、関連する法令が新たに制定又は既存の法令が改廃された場合には、当社グループの事業の一部が制約を受け、対応のために追加的な費用がかかるなど、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。なお、現在当社グループが取得している許認可等は以下のとおりであります。 許認可等の名称   免許証番号   有効期限   主な許認可取消事由 宅地建物取引業者免許   国土交通大臣(2)第9297号   2028年1月11日   ・不正な手段により当該登録を受けた場合や役員等の欠格条項違反等に該当した場合は免許の取消(宅地建物取引業法第66条)。 ・不正又は著しく不当な行為があった場合は業務停止(宅地建物取引業法第65条) 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣(01)第004007号   2027年2月28日   ・賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律上の監督処分事由に該当した場合の業務停止処分及び業務改善命令等 金融商品取引業登録   関東財務局長(金商)第3179号   -   ・登録拒否要件に該当するとき(金融犯罪の罰金刑執行後5年を経過しない、役員等が制限能力者や破産者等になった、金商業を適格に遂行するに足りる人的構成を有しない等)(金商法第52条第1項第1号) ・不正手段で登録を受けたとき(金商法第52条第1項第6号) ・金融商品取引業に関し、不正又は著しく不当な行為をした場合で、情状が特に重いとき(金商法第52条第1項第10号) 銀行代理業許可   関東財務局長(銀代)第418号   -   ・銀行法上の許可取消事由への該当 電気通信事業届出   A-06-21725   -   ・電気通信事業法上の処分事由に該当した場合の業務改善命令等 (9)不動産の表示に関する公正競争規約等について 当社グループが提供しているサービスにおいては、「不動産の表示に関する公正競争規約」及び「不当景品類及び不当表示防止法」により、広告宣伝活動の制約を受けております。当社グループは、効率的な集客のためインターネット上の広告等を積極的に行っており、広告等については事業部門及び法務部門で法令適合性を確認しておりますが、これらの広告が上記制約に違反した場合には、許認可の取消・更新拒絶や営業停止の処分を受け、社会的信用の低下等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)スマートプロパティにおける土地の仕入れについて 当社グループが提供しているスマートプロパティにおいては、資産価値、利用価値の高い不動産物件の仕入れが不可欠であります。当社グループは、このような仕入れを持続的に行うために、資金調達先の十分な確保、当社グループ会社組成のファンドを活用した不動産の証券化、不動産業界におけるネットワークの確保等に努めておりますが、こうした不動産物件の仕入れが十分に行えない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)スマートプロパティにおける在庫について 当社グループが提供しているスマートプロパティにおいては、不動産市場が悪化した場合には、在庫の不動産を販売できずに滞留在庫になり原価割れで販売する、あるいは評価減を計上しなければならないというリスクがあります。当社グループではこのような事態に備え、複数の出口オプションを検討して物件を選定する等リスクの低減を図っておりますが、それでも吸収できないダウンサイドが発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)スマートプロパティにおける契約不適合責任について 当社グループが提供しているスマートプロパティにおいては、当社グループが購入した不動産に権利、構造、環境等に関する欠陥・契約不適合があった場合、原則として売主に契約不適合責任を追及できますが、必ずしも金銭的な補償を完全に得られるとは限りません。その結果、取得した不動産の修復などの追加費用等が発生する場合があります。 また、当社グループにおいては建物建設時に厳格な施工管理を実施しておりますが、当社グループが販売した不動産に契約不適合があった場合には、買主より契約解除、損害賠償請求及び追完請求等を受け、修復などの追加費用が発生する場合があり、これらの追加費用等が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)不動産開発について 当社グループが不動産開発等を行う場合、地価や開発コストの高騰、工事の不備等の外的要因により計画の遅延や計画変更を余儀なくされる可能性があります。この場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)個人情報等の情報管理について 当社グループの事業遂行過程で、顧客の重要な個人情報や重要な秘密情報を取得する場合があります。重要情報の取扱いについては、紙ベースの情報は施錠できるキャビネットでの保管を、また、データ情報についてはパスワードを付したうえでアクセス制限のかかったフォルダへ保管することを義務付けており、情報漏えいには細心の注意を払っておりますが、不測の事態によりこれらの情報が外部に漏えいした場合には、当社グループの信用低下や損害賠償等の発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)訴訟の可能性について 当社グループが提供する各種クラウドソリューションやアナリティクス&トランスフォームの利用状況やクオリティ、当社グループが管理する物件における管理状況や入退去時の状況、当社グループが販売した物件における契約不適合の発生等を原因とするクレーム又は訴訟その他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (16)M&A及び業務提携について 当社グループは、同業他社等に対するM&A及び業務提携を実施することにより、当社グループの事業を補完・強化するのみならず、非連続的かつ飛躍的な成長が可能であると考えており、M&A及び業務提携を積極的に検討しております。その際、対象企業や事業の財務、税務、法務及びビジネス等について詳細なデューデリジェンスを行う等、意思決定のために必要かつ十分な情報収集、精査、検討をすることにより、可能な限りリスク回避に努めておりますが、M&A及び業務提携後において、当社グループが認識していない問題が明らかとなった場合や、市場環境や競合状況の変化及び何らかの事由により事業展開が計画どおりに進まない場合、対象企業の株式価値や譲り受けた事業資産の減損処理を行う必要を及ぼす等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループでは、株主価値の向上を意識した経営の推進を図るとともに、役員及び従業員の業績向上に対する意欲や士気を一層高めることを目的として、役員及び従業員に対して新株予約権を付与しております。当連結会計年度末現在における新株予約権による潜在株式数は989,600株であり、発行済株式総数16,251,235株の6.08%に相当いたします。権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、将来的に当社株式の株式価値の希薄化や株式売買需給への影響をもたらし、当社の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 (18)ソニーグループ各社との関係について 当社グループは、不動産、金融、IT、ヘルスケアの各領域をリアルビジネス(実業)として内包することで、実務有用性の高いDX支援を顧客に提供できるAI SaaSプロバイダーであり、ソニーグループ各社との事業における競合は生じておりません。ただし、将来的にソニーグループ各社の経営方針に変更が生じた場合等には、ソニーグループ各社との事業の競合により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (19)重要な契約等 当社グループの重要な契約等は、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載のとおりであります。これらの契約が、事業環境の変化、契約の相手方の方針の変更その他、不測の理由で終了したり、契約の履行に支障が生じたりした場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,448字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 資産、負債及び純資産の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ18,742,306千円増加し、49,212,611千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末より17,434,296千円増加し、41,926,713千円となりました。これは主に、棚卸資産が11,496,010千円、現金及び預金が3,969,851千円増加したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末より1,308,009千円増加し、7,285,898千円となりました。これは主に繰延税金資産が760,172千円、のれんが256,354千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ16,807,003千円増加し、32,931,060千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末より16,347,569千円増加し、23,276,123千円となりました。これは主に、短期借入金が14,709,908千円増加したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末より459,433千円増加し、9,654,937千円となりました。これは主に、リース債務が707,500千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,935,302千円増加し、16,281,551千円となりました。これは主に、利益剰余金が1,599,121千円増加したことによるものであります。 なお、自己資本比率は31.1%となっております。 ② 経営成績の状況 当社グループは「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」を掲げ、ライフテックカンパニーとして、AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業およびライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の二つを軸に事業を展開してまいりました。 これらの二つの事業領域は密接に関係しており、その繋がりこそが当社の特徴および強みとなっております。まずL&P領域では、不動産の仲介・コンサルティング業務を通じて広範な物件データや人的ネットワーク、市場ノウハウを蓄積するとともに、ソニーグループなどの有力アライアンス先が有する顧客ネットワークと連携し、シニアレジデンスなどのヘルスケア施設を含めた様々な物件の企画・開発を行います。こうして取得・開発した物件は、マーケティングやアライアンスを活用し稼働率の最大化を図り物件価値を十分向上させた上で、子会社が運用をしている不動産ファンド(オフバランスビークル)へ売却し、売却後も運用報酬によるリカーリング収益へと転換することで、安定的かつ持続的な収益の積み上げを実現しております。 また、AIクラウド&コンサルティングでは、上述のL&Pのヘルスケアや不動産の現場で日々蓄積されるデータやノウハウ・専門家の判断ロジックを体系化し、AIクラウドソリューションまたはBPaaSソリューションとして具現化していきます。当初は不動産領域で確立したこのモデルを、ヘルスケアなどの各専門領域へと派生・深化させ、幅広い業界特化型ツールを展開しております。こうして開発された業界特化型ソリューションは外販によって新たな収益源になるとともに、自社の実業にも還元されることで現場の生産性向上を促進します。「実業の現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」という循環を通じて、二つの事業が互いの競争力を高め合う独自の事業モデルを構築しております。 当期における事業環境としては、雇用・所得環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調で推移した一方、物価上昇や金利動向に加え、中東情勢の緊迫化を背景とした地政学的リスクの高まりにより、先行き不透明な状況が継続しました。特に中東情勢を起因とする原油価格・エネルギー価格の変動は、世界経済全体に不透明感をもたらしており、企業活動を取り巻く事業環境に影響を及ぼす可能性があります。一方で、生成AIの急速な進化を背景に、業務プロセスを根本から見直すAX/DX需要は引き続き拡大しており、業界特有の法規制や商慣習への対応が求められる領域においては、汎用AIでは代替できない業界特化型ソリューションへのニーズが一段と高まっております。 このような環境のもと、当社グループは、実業を自ら運営することで得られる現場データや業務理解をAIに還元し、それによって成長させたAIソリューションを実業でも有償で使用することで改善し続けています。このようなサイクルを循環させることで、実務有用性の高いプロダクト・サービスの提供を推進してまいりました。AIクラウド&コンサルティングセグメントにおいては、ヘルスケア・金融・不動産といった領域で業界特化型AIの導入が進展し、新規顧客の獲得や業務効率化を通じて収益性の改善が進みました。また、ライフ&プロパティソリューションセグメントにおいては、不動産市場の底堅い需要やヘルスケア関連アセットへの投資ニーズの高まりを背景に、開発・売却およびアセットマネジメントが順調に進捗しました。 また、中東情勢を起因とする原材料価格やエネルギーコストの上昇などについては、当社グループの事業構造上、当期の業績に与える直接的な影響は限定的でありましたが、今後の事業環境への影響については引き続き注視してまいります。 なお、中長期的なROE向上に向けた事業ポートフォリオ再編の一環として、子会社および関連資産の減損損失579,464千円を計上いたしました。同社については、外部顧客への販売活動を中心とする役割から、グループ内の営業リソースを強化するための専属組織へと役割を見直したことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高32,858,624千円(対前期比6,167,764千円増(23.1%増))、営業利益4,180,577千円(対前期比1,072,595千円増(34.5%増))、経常利益3,841,252千円(対前期比937,471千円増(32.3%増))、親会社株主に帰属する当期純利益1,840,651千円(対前期比143,598千円増(8.5%増))、と増収増益となりました。 当連結会計年度のセグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 <AIクラウド&コンサルティングセグメント> AIクラウド&コンサルティングセグメント(AICC)は、当社グループの中期的な成長を牽引する中核領域として、業界特化型AIと実業オペレーションから得られるデータを循環させる当社独自のビジネスモデルが、当期においても着実に成果を上げております。 当期においては、ヘルスケア領域を中心に事業会社のグループ化や関連業務の取得を進めた結果、現場オペレーションに基づく業務データや請求関連データなど、実務に根差したデータ基盤が一段と強化されました。これにより、AI学習に必要なデータの質と量が向上し、業界特化型AIの精度向上や対応領域の拡張に寄与しております。 ヘルスケア・金融・不動産といった当社の対象領域は、法規制や商慣習が複雑であり、汎用的な生成AIでは業務プロセスの抜本的な変革対応が難しい領域であります。当社グループは、実業を自ら運営することで現場の判断ロジックや業務フローを深く理解し、それらを直接AIに還元できる優位性を有しており、AIモデルが利用されるほど精度が高まる再現性の高い成長構造を構築しております。 当期を通じて、ライフ&ヘルスケア(LH)領域における契約社数は堅調に増加し、サポート運営の効率化により営業利益率が改善するなど、収益の質が着実に向上しました。また、ソニーフィナンシャルグループ株式会社とのシニアレジデンスなどを対象とした取り組みを通じ、医療・介護双方の拠点における運営データを取得する体制が整備され、特化型AIの学習データ拡充が進展しております。 プロップテック(PT)領域においては、主要プロダクトの価格改定効果が通期を通じて収益に寄与するとともに、査定や各種手続きなど不動産業務特有の煩雑なプロセスに対し、現場での判断ロジックを学習したAIが有効に機能し、ストック収益が着実に積み上がりました。単一機能の提供にとどまらず、業務全体の再設計や運用高度化を支援するAX/DXパートナーとしての位置付けも一段と強化されております。 AIクラウド&コンサルティングセグメント全体としては、実業が生み出す安定収益を原資としてAI開発・機能強化への投資を継続し、磨かれたAIを再び実業に適用するという実業×AIの成長エコサイクルが当期を通じて加速しました。なお、このサイクルにおいて、実業を担う部門には有償でソリューションを提供することで、ユーザーとしてより厳しい目線でフィードバックを得ることが可能となっています。この循環の深化により、参入障壁の高さとスイッチングコストの上昇が同時に進み、当社の成長モデルの再現性を支える基盤が一層強固なものとなっております。 以上の結果、当連結会計年度におけるAIクラウド&コンサルティングセグメントの売上高は8,689,622千円(対前期比1,163,678千円増(15.5%増))、営業利益は3,474,962千円(対前期比1,010,219千円増(41.0%増))となっております。 <ライフ&プロパティソリューションセグメント> ライフ&プロパティソリューションセグメント(L&P)は、不動産市場の底堅い需要やインフレ環境を背景とした物件価格の上昇傾向を追い風として、AIを活用した不動産仲介サービス、賃料および価値向上を狙う物件選定、ファンド運用を組み合わせた事業展開により、安定的かつ継続的な収益成長を実現しております。 当期においては、開発物件の売却およびファンド組成を計画的に推進するとともに、アセットマネジメント事業における預かり資産の積み上げが進展しました。特に、当社が継続的に取り組んできた賃料向上施策が奏功し、保有・運用物件の価値向上が収益成長に直接寄与しております。 また、少子高齢化を背景としたシニアレジデンスなどのヘルスケア関連アセットへの投資需要は引き続き高い水準で推移しており、当社が開発・運営に関与する物件への引き合いも増加しております。これらのヘルスケア関連施設においては、AIクラウド&コンサルティングセグメントで開発・運用している業界特化型AIをオペレーションに組み入れることで、稼働率の高精度予測や運営効率の継続的な改善を図る体制構築を進めております。このように、ライフ&プロパティソリューションセグメントは単なる収益基盤にとどまらず、実業とテクノロジーが相互に価値を高め合うフィールドとして機能しており、運営から得られるデータを再びAIに学習させることで、物件価値の質と量を押し上げ、キャッシュ創出力と収益の予見性を高める構造を形成しております。 以上の結果、当連結会計年度におけるライフ&プロパティソリューションセグメントの売上高は26,272,422千円(対前期比5,739,691千円増(28.0%増))、営業利益は1,196,733千円(対前期比156,915千円増(15.1%増))となっております。 <その他セグメント> その他セグメントは、中長期的なサステナブルグロースを見据え、リアルビジネスに関するパイロットプロジェクトを展開しながら、新規プロダクトやサービスの開発を推進しております。当期においても、将来の成長領域を見据えた先行投資を継続しました。 その結果、当連結会計年度におけるその他セグメントの売上高は、リアルビジネス運営により78,962千円(対前期比146,092千円減(64.9%減))、セグメント損失は新規プロダクト開発投資により418,039千円(前期はセグメント損失289,167千円)となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、3,969,851千円増加し、8,304,412千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は8,540,755千円(前期は435,297千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,336,173千円等の資金増加要因が、棚卸資産の増加額10,952,248千円等の資金減少要因を下回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は604,882千円(前期は1,366,219千円の使用)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入419,836千円等の資金増加要因が、無形固定資産の取得による支出452,565千円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出337,829千円等の資金減少要因を下回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は13,115,489千円(前期は1,935,934千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入れによる収入14,385,301千円等の資金増加要因が、長期借入金の返済による支出7,894,499千円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) AIクラウド&コンサルティング(千円)   6,507,239   104.0 ライフ&プロパティソリューション (千円)   26,272,422   130.0 その他(千円)   78,962   35.1 合計(千円)   32,858,624   123.1 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、最近2連結会計年度の主要な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 赤坂インベストメント・フォー合同会社   2,678,272   10.0   -   - AI6合同会社   8,026,683   30.1   -   - AI9合同会社   -   -   5,300,133   16.1 AI8合同会社   -   -   4,603,707   14.0 RELAインベストメント1号合同会社   -   -   3,299,444   10.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。また、経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の資金需要は、継続的な事業成長実現に向けた人件費、採用費、業務委託費、広告宣伝費、AIクラウド&コンサルティング事業の開発費、及びIoTスマートホーム物件取得に係る借入金の返済や営業用不動産の取得費用となります。財政状態等を勘案しながら、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。 流動資産と流動負債のバランスを注視し、財政状態の健全性を評価しており、当連結会計年度末時点で健全な財務体制であると判断しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-05

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