概要
SREホールディングスは、ソニーグループを主要株主とするライフテックカンパニーである。AIクラウド&コンサルティング(AICC)事業とライフ&プロパティソリューション(L&P)事業の2軸で展開し、自ら不動産・ヘルスケアの実業を営みながら現場データをAIに還元する独自モデルを持つ。2026年3月期の連結売上高は329億円、営業利益42億円、従業員数533名。東京都港区に本社を置き、東証プライム市場に上場する(2014年4月にマザーズ上場、後に市場第一部へ変更)。
実業とAIを循環させる2軸の事業構成
当社グループは、AIクラウド&コンサルティング(AICC)とライフ&プロパティソリューション(L&P)の2セグメントで構成される。AICCは医療・介護・ヘルスケア施設向けの業務管理AIクラウドやBPaaS、不動産業者向けのAI査定クラウドを提供。L&Pは不動産の開発・仲介・アセットマネジメントを一気通貫で手掛け、マンション・オフィス・ホテル・シニアレジデンス等を対象とする。両セグメントは密接に連携し、L&Pの現場データをAICCのAI開発に活用する「実業の知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す」循環を特徴とする。
1,552億円のAUMを抱えるアセットマネジメント
L&Pセグメントの中核であるアセットマネジメント事業は、2026年3月末時点の預かり資産額(AUM)が1,552億円に達する。子会社が運用する不動産ファンド(オフバランスビークル)を通じ、取得報酬・期中報酬・売却報酬等のアセットマネジメントフィーをストック収益として積み上げる。直近の年平均成長率は約55%と高成長を維持し、ヘルスケア施設等の景気変動耐性のあるアセットを含むことで安定収益の基盤を形成する。ソニーグループとのアライアンスを通じた優良物件の調達も強みである。
ソニーグループとの資本・業務アライアンス
ソニーグループ株式会社は当社の主要株主であり、持株比率23.1%を保有する。ソニー生命のライフプランナー(2,000名以上・加入者400万人以上)との情報連携により、優良物件の発掘・開発からアセットマネジメントによる継続収益化までを高効率で実現する。この関係は、当社が「実業×AI」モデルを展開する上で重要なネットワーク基盤となっており、シニアレジデンス等のヘルスケア施設開発においてもシナジーを発揮している。
業界の中での役割は不動産・ヘルスケア領域に特化したAI・BPaaSプラットフォーマー、かつ不動産デベロッパー兼アセットマネジャーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ライフ&プロパティソリューション | 263億円 | 79.9% | 12億円 | 4.6% |
| AIクラウド&コンサルティング | 65億円 | 19.8% | 35億円 | 53.8% |
| その他 | 1億円 | 0.3% | -4億円 | -400.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01AIクラウド&コンサルティング (AICC)主力
医療・介護・ヘルスケア施設向けの業務管理AIクラウドやBPaaS、不動産業者向けのAI査定クラウドなどを提供。自社実業で得たデータを基に業界特化型AIを開発し、外部販売と自社業務の両方に活用。
業界特化型AIで模倣困難なBPaaSを実現
- AI査定CLOUD
- 不動産の査定業務をAIで自動化するクラウドサービス。物件情報や過去データから適正価格を算出。
- ヘルスケア業務管理AIクラウド
- 医療・介護施設の業務データ・請求データを活用したクラウドサービス。業務効率化と品質向上を支援。
02ライフ&プロパティソリューション (L&P)主力
不動産の開発・仲介・アセットマネジメントを一気通貫で展開。マンション、オフィス、ホテル、シニアレジデンス等を対象に、物件の価値向上後に関連ファンドへ売却し、アセットマネジメントフィーを獲得。ソニーグループとのアライアンスで優良物件を調達。AUMは1,552億円。
ソニーグループとの連携による高効率事業モデル
製品と技術
不動産査定を自動化するAI査定CLOUD
「AI査定CLOUD」は、不動産の査定業務をAIで自動化するクラウドサービスである。物件情報や過去の成約データ等を学習したAIが適正価格を算出し、従来は専門家の経験に依存していた査定作業の効率化を実現する。自社の不動産仲介業務で蓄積された一次データをAIモデルの学習に活用しており、利用が増えるほど精度が向上する構造を持つ。外部の不動産事業者向けにSaaSとして提供され、ストック収益の柱の一つとなっている。また、AI査定CLOUDはBPaaSオペレーションにも組み込まれ、業務全体の効率化に寄与している。
ヘルスケア施設向け業務管理AIクラウド
「ヘルスケア業務管理AIクラウド」は、医療・介護施設の業務データや請求データを活用したクラウドサービスである。現場オペレーションに基づくデータをAIが分析し、業務効率化と品質向上を支援する。2026年3月期時点で、このサービスはAICCセグメントの成長を牽引する主力製品の一つに位置づけられている。自社で運営するシニアレジデンス等のヘルスケア施設からのフィードバックを得て継続的に改善されており、同じ業界の外部顧客にも提供可能な高い汎用性を持つ。医療・介護領域の複雑な法規制や商習慣に対応する業界特化型AIである点が競争優位の源泉である。
BPaaSアーキテクチャと実務支援の5層構造
当社は単なるAIツール提供に留まらず、BPaaS(Business Process as a Service)として業務プロセス全体を受託するモデルを持つ。5層のアーキテクチャを採用し、Layer1ではヘルスケアBPOや不動産業務をAI+人力で実行、Layer2ではAIクラウド(AI査定CLOUD等)を内部活用・外部販売、Layer3ではAIエージェントによる業務自動化、Layer4では自社データでチューニングした業界特化AI(Gemini・ChatGPT・Claudeを活用)、Layer5ではクラウドインフラ(AWS/Azure/GCP)を外部調達する。この重層構造により、模倣困難な競争優位を構築している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- AIクラウド&コンサルティング (AICC)業界特化型AIで模倣困難なBPaaSを実現
- ライフ&プロパティソリューション (L&P)ソニーグループとの連携による高効率事業モデル
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
不動産テックで急成長、内需依存
SREホールディングスは、不動産テック領域で急成長する中堅企業。大東建託などの大手ハウスメーカーと異なり、自社開発のAI査定システムやクラウドサービスを強みに、主に事業用不動産の売買仲介・再生事業を展開。同業のrobot homeやファンタジスタと同様にテクノロジー活用が特徴だが、売上高267億円(FY2025)と規模はまだ小さい。業界内では差別化されたポジションを築きつつある。
強み
- 自社開発のAIによる不動産査定システムで、迅速かつ正確な評価を実現。
- 売上高がFY2024の242億円からFY2026には329億円へと高い成長率を維持。
- 営業利益率は11.6%と業界平均を上回り、効率的な運営を実現。
- 独自のクラウドプラットフォームにより、物件管理や顧客管理を効率化。
課題
- 大東建託などの大手に比べ売上高が小さく、スケールメリットが限定的。
- 海外展開はなく、国内の不動産市況変動の影響を直接受ける。
- robot homeなど同業もテクノロジー活用を進めており、差別化が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
住宅・不動産の時価総額近傍。太字がSREホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3245ディア・ライフ | 504億円 | 11.6倍 |
| 2 | 3475グッドコムアセット | 458億円 | 22.2倍 |
| 3 | 9052山陽電気鉄道 | 452億円 | 11.1倍 |
| 4 | 3276JPMC | 398億円 | 20.2倍 |
| 5 | 8219青山商事 | 388億円 | 16.1倍 |
| 6 | 2980SREホールディングス | 386億円 | 20.9倍 |
| 7 | 6071IBJ | 382億円 | 15.5倍 |
| 8 | 7198SBIアルヒ | 370億円 | 20.4倍 |
| 9 | 7955クリナップ | 360億円 | 10.2倍 |
| 10 | 8881日神グループホールディングス | 314億円 | 7.4倍 |
| 11 | 1780ヤマウラ | 311億円 | 8.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
ソニー不動産としての創業とAI査定エンジンの誕生
2014年4月、ソニーグループの一員としてソニー不動産株式会社が設立された。東京都中央区銀座で営業を開始し、同時にAI技術を利用した不動産売買推定価格を算出する「不動産価格推定エンジン」を開発。さらに独自の切り口でマンション価格情報を紹介する「マンションAIレポート」を公開し、不動産テックの先駆けとしての基盤を築いた。この時点から、自社で不動産実業を営みながらAIソリューションを開発するという後の事業モデルの原型が形作られた。
商号変更とホールディングス体制への移行
創業と同じ2014年4月、吸収分割によりAIソリューション事業をSRE AI Partners株式会社に承継し、商号を「ソニー不動産株式会社」から「SREホールディングス株式会社」へ変更した。これにより持株会社体制へ移行し、グループ各社を統括する経営基盤を確立。同時に本社を東京都港区北青山へ移転し、機械学習を用いた「AIによる将来予測ツール」の導入コンサルティング及びサポートサービスを開始するなど、事業の多角化を進めた。
マザーズ上場と不動産クラウドサービスの拡充
2014年4月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場と同時に、不動産売買契約書類の作成業務を効率化する「不動産売買契約書類作成クラウド」の提供を開始した。これにより、AIによる査定と実務支援クラウドの両軸を備えたサービスラインアップが整い、初期の顧客獲得と収益基盤の形成につながった。上場後まもなく、AIクラウド&コンサルティング事業の強化を目的として社長直轄のDX推進室を設置し、デジタル変革の体制を整えた。
市場第一部への変更と成長軌道への加速
マザーズ上場から間を置かず、当社株式の上場市場を東京証券取引所市場第一部へ変更した。この市場変更は、認知度向上と資金調達力強化に寄与し、その後数年間にわたる高成長の基盤となった。同時期に「不動産価格推定エンジン」を活用した不動産価格推定APIの提供を開始し、外部企業へのデータ連携を可能にした。このAPIは後のAICC事業拡大の芽となり、自社実業のデータを外部販売するビジネスの先駆けとなった。
年表1件を開く
2010年代
- 2014年4月創業ソニー不動産株式会社を設立 東京都中央区銀座において営業開始 AI技術を利用して不動産売買推定価格を算出する「不動産価格推定エンジン」を開発 AI技術を活用してマンション価格情報を独自の切り口で紹介する「マンションAIレポート」を公開 吸収分割の方法により、SRE AI Partners株式会社にAIソリューション事業を承継 本社を東京都港区北青山へ移転 商号を「ソニー不動産株式会社」から「SREホールディングス株式会社」へ変更 機械学習を用いた「AIによる将来予測ツール」の導入コンサルティング及びサポートサービスを開始 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 不動産売買契約書類の作成業務効率を大幅に向上させることが可能なサービスである「不動産売買契約書類作成クラウド」の提供を開始 当社株式の上場市場を、東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第一部へ変更 AIクラウド&コンサルティング事業の強化に向けて、社長直轄のDX推進室を設置「不動産価格推定エンジン」を活用した不動産価格推定APIの提供を開始 中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結び付く戦略的IT投資の促進に向けた取り
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率(AICCセグメント)翌連結会計年度まで27.2%増
- 営業利益成長率(AICCセグメント)翌連結会計年度まで25.1%増
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
実業×AIの成長エコサイクルの深化
不動産・ヘルスケアの現場知見をAIに昇華し、強化されたAIを現場に戻す循環を加速。業界特化型AIとBPaaSソリューションの対象領域を拡大し、現場からマネジメントまでのコラボレーションを促進する。
- 02
BPaaSソリューションの事業化推進
不動産・ヘルスケア・金融領域で業務プロセス変革を支援するBPaaSソリューションを重点投資テーマに位置付け、高付加価値サービスを展開。一時的な営業利益率鈍化は意図的な投資期と捉え、非連続な成長を目指す。
- 03
優秀な人材の確保と組織体制強化
ミッションに共感し高い専門性を持つ人材の確保と育成を重視。経営トップ自ら採用活動にコミットし、執務環境や人事制度の整備により組織体制を強化する。
- 04
生成AIなど先進技術の探索と事業活用
急速に進化する生成AIなどの動向を常に把握し、事業活用する。自社固有のビッグデータと組み合わせて他社模倣困難なAIを開発し、ビジネス機会を獲得する。
- 05
情報管理体制の強化
顧客の機密情報や個人情報を保護するため、社内規程の厳格な運用、定期的な教育・監査、情報セキュリティシステムの強化・整備により情報管理体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で533人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は737万円で、6期前と比べて+7.1%。平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は2.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 688 | 40.3 | 2.8 | 114 | — |
| 2021年3月 | 697 | 39.4 | 3.0 | 136 | — |
| 2022年3月 | 712 | 39.4 | 3.4 | 177 | — |
| 2023年3月 | 720 | 37.8 | 3.6 | 287 | — |
| 2024年3月 | 690 | 37.3 | 3.5 | 296 | — |
| 2025年3月 | 714 | 36.6 | 2.4 | 487 | 637 |
| 2026年3月 | 737 | 35.6 | 2.6 | 533 | 788 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社メディックス東京都千代田区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は329億円、営業利益は42億円。前期と比べると増収増益で、売上が+23.2%、利益が+35.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 418億円 | 329億円 |
| 営業利益 | 52億円 | 42億円 |
| 純利益 | 28億円 | 18億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は85億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+97.7%、営業利益は+800.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 83 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 43 | 2 | 4.7 | 1 |
| 2024年2Q | 32 | 4 | 12.5 | 3 |
| 2024年3Q | 53 | 9 | 17.0 | 5 |
| 2024年4Q | 114 | — | — | 5 |
| 2025年2Q | 102 | 13 | 12.7 | 7 |
| 2025年4Q | 165 | 18 | 10.9 | 10 |
| 2026年2Q | 81 | 3 | 3.7 | 0 |
| 2026年4Q | 248 | 39 | 15.7 | 18 |
| 2027年1Q | 85 | 18 | 21.2 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は12億円から329億円へ27.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は10期、純利益は7期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 12 | — | −4 | — | −5 |
| 2017年3月 | 21 | — | −1 | — | −2 |
| 2018年3月 | 26 | — | 2 | — | 3 |
| 2019年3月 | 29 | — | 4 | — | 3 |
| 2020年3月 | 39 | — | 7 | — | 5 |
| 2021年3月 | 73 | — | 10 | — | 7 |
| 2022年3月 | 136 | — | 13 | — | 9 |
| 2023年3月 | 185 | — | 15 | — | 11 |
| 2024年3月 | 242 | — | 21 | — | 14 |
| 2025年3月 | 267 | 31 | 29 | 11.6 | 17 |
| 2026年3月 | 329 | 42 | 38 | 12.8 | 18 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高329億円のうち、営業利益として残るのは42億円で12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.3%215億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.9%72億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%42億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが−85億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−91億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は83億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 3 | −3 | 0 | 0 | 24 |
| 2019年3月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 25 |
| 2020年3月 | −23 | −4 | 34 | −27 | 32 |
| 2021年3月 | −36 | −3 | 33 | −39 | 26 |
| 2022年3月 | −73 | −16 | 93 | −89 | 30 |
| 2023年3月 | 44 | −4 | −31 | 40 | 38 |
| 2024年3月 | 5 | −4 | −6 | 1 | 33 |
| 2025年3月 | 4 | −14 | 19 | −10 | 43 |
| 2026年3月 | −85 | −6 | 131 | −91 | 83 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は492億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は31.1%(業種中央値32.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 33 | 28 | 5 | 85.4 |
| 2017年3月 | 32 | 26 | 6 | 80.8 |
| 2018年3月 | 36 | 29 | 7 | 81.8 |
| 2019年3月 | 41 | 32 | 9 | 77.2 |
| 2020年3月 | 81 | 71 | 10 | 88.0 |
| 2021年3月 | 123 | 79 | 44 | 63.5 |
| 2022年3月 | 230 | 98 | 132 | 42.3 |
| 2023年3月 | 220 | 113 | 107 | 50.1 |
| 2024年3月 | 240 | 125 | 115 | 50.6 |
| 2025年3月 | 305 | 143 | 161 | 44.8 |
| 2026年3月 | 492 | 163 | 329 | 31.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で131社中33位あたり、逆に低いのは配当利回りで131社中130位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,375で、1年前と比べて-25.9%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.9倍 |
| PER (会社予想) | 14.2倍 |
| PBR | 2.33倍 |
| 配当利回り | 0.84% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に2379円と前日比5.52%下落し、52週安値2278円に接近しています。25日移動平均線2579円を約7.8%下回り、75日線2688円、200日線2907円も全て下回る軟調な展開です。週足では7月末の2729円から下落基調にあり、出来高は8月6日に99万5千株と急増する場面も見られましたが、戻り売り圧力が継続しています。52週高値4150円からは約42.7%の下落で、下落トレンドが続く可能性があります。RSIは39.2と中立圏を下回っており、短期的な反発はあっても上値は重いと見ます。基本的に需給悪化と業績懸念から売りが優勢で、底打ち確認には時間がかかるでしょう。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
マンションストックの増加と大規模修繕需要の堅調さが追い風。人手不足下で技術者の確保と単価向上が利益の鍵。強気派は受注拡大と生産性向上で増益基調が続くとみるが、弱気派は建築費高騰による採算悪化や、景気後退で修繕延期リスクを懸念する。
- 安定した修繕需要
築年数経過マンション増加、修繕周期到来で受注基調は堅調
- 生産性向上余地
自社システム導入で施工管理効率化、人員増なくても売上拡大可能
- 業界再編の恩恵
中小企業の廃業が進み、大手のSREに受注集中の傾向
- 営業利益35%増の堅調な利益成長2026/3期影響強
2026/3期営業利益42億円は前期比35%増。売上高329億円。
- 不動産テック領域での新サービス展開2026年下期影響中
AI査定システム等の開発、市場浸透で収益多様化。
- 外国人持ち株比率14.6%の高さ継続影響中
海外投資家の関心高く、株価サポート要因。
- 配当利回り0.7%も増配余地次回決算影響弱
配当性向17%と低く、増配余地ある。
- 人材不足と人件費上昇
技術者不足で外注費増、利益率圧迫リスク
- 材料費・工事費高騰
資材高が続けば採算が悪化、価格転嫁が追いつかない可能性
- 景気後退で延期リスク
経済悪化で管理組合が修繕工事を先送りする懸念
- PER22倍とバリュエーション高め継続影響強
業界平均PER15倍に対して割高。成長鈍化で調整リスク。
- 不動産市場の調整リスク金融政策次第影響中
金利上昇で不動産取引減少、仲介手数料収入減。
- 競合のテック企業参入による競争激化不定影響中
IT大手の不動産プラットフォーム参入でシェア低下懸念。
- 自己資本利益率12.7%で改善余地継続影響弱
ROE13%未満は資本効率改善不足、成長期待限定的。
- 受注高
- 今後の売上の先行指標、需要動向と市場シェアの変化を示す
- 営業利益率
- 価格転嫁と原価管理の巧拙を測る重要指標
- 技術者数と稼働率
- 人手不足下でのキャパシティと生産性のバランスを評価
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは0.84%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 15 | — | 49.0 |
| 2026年3月 | 18 | 20.0 | 86.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,842人。区分でいちばん多いのは金融機関で27.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.6%を占め、残る47.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 13.9 | 18.8 | 28.9 | 32.3 | 34.2 | 27.9 |
| 個人・その他 | 6.0 | 10.5 | 16.8 | 13.8 | 19.8 | 26.8 |
| 事業法人 | 60.4 | 39.3 | 38.8 | 37.0 | 24.7 | 24.7 |
| 外国法人 | 17.9 | 27.3 | 12.1 | 15.8 | 16.5 | 14.6 |
| 証券会社 | 1.7 | 4.1 | 3.4 | 1.2 | 4.7 | 6.0 |
| 自己株式 | — | — | 0.0 | 0.3 | 0.8 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ソニーグループ株式会社 | 23.06 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 16.50 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.53 |
| 04 | 木田 裕介 | 2.36 |
| 05 | 西山 和良 | 2.17 |
| 06 | 日本証券金融株式会社 | 1.38 |
| 07 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.29 |
| 08 | NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社) | 1.21 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.11 |
| 10 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 1.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告6.02%-0.60pt
- 2026-06-22りそなアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告7.75%+1.04pt
- 2026-06-05東京海上アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告4.87%-1.05pt
- 2026-06-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告5.63%-0.87pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+101%、1株純資産は11期で−98%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | −13,026 | 62,170 | — | — | — |
| 2017年3月 | −4,972 | 57,199 | — | — | — |
| 2018年3月 | 22 | 213 | 10.9 | — | — |
| 2019年3月 | 19 | 231 | 8.5 | — | — |
| 2020年3月 | 34 | 468 | 9.2 | 51.0 | — |
| 2021年3月 | 44 | 511 | 8.9 | 104.9 | — |
| 2022年3月 | 57 | 611 | 10.2 | 59.2 | — |
| 2023年3月 | 71 | 680 | 11.1 | 47.4 | — |
| 2024年3月 | 86 | 752 | 12.0 | 50.7 | — |
| 2025年3月 | 105 | 848 | 13.2 | 29.1 | 49.0 |
| 2026年3月 | 114 | 950 | 12.7 | 24.9 | 86.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西山和良 | 代表取締役 社長 兼 CEO | 51 | 353,820 |
| 久々湊暁夫 | 取締役 コンプライアンス 内部監査担当 | 63 | 16,760 |
| 原田潤 | 取締役(監査等委員) | 53 | — |
| 太田彩子 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
| 琴坂将広 | 取締役(監査等委員) | 44 | — |
| 吉村正直 | 取締役(監査等委員) | 70 | 6,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 78 | 36 | 8 | 122 | 61 |
| 社外取締役 | 3 | 27 | — | — | 27 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,651字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,954字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,794字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,448字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-05
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