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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

アズーム

3496 · Prime · 不動産業

月極駐車場に特化したポータルサイト運営とサブリース事業。遊休不動産活用をITで効率化。CG/VRによるビジュアライゼーション事業も展開

概要

アズームは2009年10月設立の不動産×IT企業である。月極駐車場に特化したポータルサイト「カーパーキング」を運営し、空き区画を一括借り上げして転貸するサブリースサービスと、物件紹介による手数料収入を主軸とする。2025年9月期の売上高は135億円、営業利益26億円、従業員455名。連結子会社5社を擁し、3DCG技術を使ったビジュアライゼーション事業も展開する。

遊休資産活用とビジュアライゼーションの二軸

アズームグループは遊休資産活用事業とビジュアライゼーション事業の2本柱で構成される。遊休資産活用事業は、月極駐車場の紹介とサブリースを中心に、レンタルスペース予約システムや人材紹介も手掛ける。ビジュアライゼーション事業は連結子会社CGworksが担い、3DCGグラフィックデータの制作・販売とVR空間デザインサービスを提供する。2025年9月期のセグメント別売上高は、遊休資産活用事業が132億円、ビジュアライゼーション事業が2.5億円で、利益面では後者は約2,000万円と小規模ながら黒字化した。

月極駐車場に特化したポータルとサブリースの収益モデル

中核サービスは月極駐車場ポータル「カーパーキング」である。同サイトは全国の物件情報を集約し、エリア・賃料・設備で検索できる。問い合わせ件数は2025年9月期に40.1万件に達した。サブリースサービスでは、駐車場オーナーから空き区画をマスターリース(一括借り上げ)し、ユーザーに転貸する。期末のマスターリース台数は35,381台、サブリース台数は32,883台、稼働率は93%と高い。これによりストック収入を得る。紹介サービスでは成約時に手数料を徴収するフロー型ビジネスも併せ持つ。

全国5拠点とベトナム子会社による体制

サブリースサービスは北海道、関東、東海、関西、九州の5地区を対象とし、横浜、福岡、大阪、名古屋、札幌に支店を設置している。紹介サービスは全都道府県に対応する。システム開発とグラフィックデータ制作の一端を担うため、ベトナムのハノイにAZOOM VIETNAM INC.とCGWORKS VIETNAM INC.を設立し、オフショア体制を構築した。グループ全体でITとオペレーションの効率化を進めている。

上場からプライム市場変更までの成長軌道

アズームは2018年5月に東京証券取引所マザーズに上場し、2022年4月の市場区分見直しでグロース市場に移行、2025年6月にはプライム市場へ変更した。財務数値は一貫して増収増益である。売上高は2014年9月期の約3億円から2025年9月期の135億円へ拡大。営業利益は開示が始まった2024年9月期に18億円、翌期に26億円と急成長している。親会社株主に帰属する当期純利益も同期間で13億円から18億円に増加した。

業界の中での役割は月極駐車場のマッチングプラットフォーム運営者兼サブリース事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
135億円
営業利益
26億円
営業利益率
19.3%
純利益
18億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
遊休資産活用事業132億円98.5%26億円19.7%
ビジュア ライゼーション事業2億円1.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01駐車場オーナー・駐車場ユーザー主力

月極駐車場に特化したポータルサイト「カーパーキング」を運営。駐車場オーナーから空き区画を一括借り上げ(マスターリース)し、ユーザーに転貸(サブリース)するサブリースサービスと、物件紹介による手数料収入を得る紹介サービスを提供。

主な製品・サービス3
月極駐車場紹介サービス(カーパーキング)
日本全国の月極駐車場情報を集約したポータルサイト。エリア・賃料・設備等で検索可能。ユーザーに最適な駐車場を提案し、成約時に対象者から手数料を得る
月極駐車場サブリースサービス
駐車場オーナーから空き区画を一括借り上げし、ユーザーに転貸。オーナーには安定賃料と管理代行を提供。自社保有空き区画をカーパーキングで満たすビジネスモデル
賃料保証サービス(株式会社鉄壁)
月極駐車場に特化した賃料保証。借主滞納時にオーナーへ代位弁済し、ユーザーへ請求。安心して貸し出せる仕組み

02ディスプレイ・建築・内装・不動産会社準主力

連結子会社CGworksが、3DCG技術を活用した建築パースや空間デザインのビジュアルデータを制作・販売。VRを用いた空間提案も行う。主な顧客はディスプレイ業界、建築・内装業界、不動産業界。

主な製品・サービス2
3DCGグラフィックデータ制作
建物・空間の完成イメージや利用方法を3DCGで可視化。大規模開発、商業施設、不動産リニューアル等の企画・提案に活用
VR空間デザインサービス
VR技術を用いて顧客の要望に応じた空間デザインを仮想体験可能にするサービス。対象業界は限定せず幅広く提供

03レンタルスペース運営事業者副次

貸会議室やジム、スタジオ等のレンタルスペース運営者向けに、WEB予約システム「スマート空間予約」を提供。予約管理とスマートロック連携により無人化・省人化運営を支援。

主な製品・サービス1
スマート空間予約
レンタルスペース向けWEB予約システム。予約管理、スマートロック連携、ポータルサイトアクセスにより運営効率化を実現

製品と技術

日本最大級の月極駐車場ポータル「カーパーキング」

カーパーキングは日本全国の月極駐車場情報を集約した検索サイトであり、掲載物件数は日本最大級とされる。ユーザーはエリア、賃料、設備(車庫付き、24時間利用可能など)で絞り込みが可能。問い合わせ件数は2025年9月期に401,110件に達した。当社の営業担当がユーザーのニーズをヒアリングし、最適な駐車場を提案する体制をとる。成約時に駐車場オーナーとユーザーの双方から手数料を得るフロー型収益を生む。

空き駐車区画を借り上げるサブリースサービス

マンションやオフィスの駐車場で空き区画がある場合、オーナーから当社がマスターリース(一括借り上げ)し、ユーザーにサブリース(転貸)する。オーナーには毎月一定の賃料が入り、募集・契約・督促・解約対応を当社が代行する。当社はカーパーキング経由のユーザーに貸し付けることで安定した賃料収入を得る。2025年9月期末のマスターリース台数は35,381台、サブリース台数は32,883台、年間平均稼働率は93%と高水準を維持する。

レンタルスペース運営を無人化する「スマート空間予約」

2019年に事業譲受したWEB予約システムで、当初は「スマート会議室」として貸会議室運営者向けに提供していた。2021年10月に「スマート空間予約」へ名称変更し、対象をジムやスタジオなどのレンタルスペース全般に拡大。予約管理、決済、入金管理、スマートロック連携により、無人運営を実現する。ポータルサイトからの流入を主な集客経路とし、導入実績を伸ばしている。

3DCGとVRで空間を可視化するCGworksのサービス

連結子会社CGworksは、3DCG技術を用いて建物や空間の完成イメージをグラフィックデータとして制作・販売する。主な顧客はディスプレイ業界、建築・内装業界、不動産業界で、大規模開発や商業施設の企画・提案に活用される。またVR技術を使った空間デザインサービスも提供し、顧客の要望に応じた仮想体験を可能にする。2024年3月には生成AIによるレンダリングサービス「MyRenderer(マイレンダラー)」をリリースし、契約件数増加を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がアズーム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17198SBIアルヒ370億円20.4倍
27955クリナップ360億円10.2倍
38881日神グループホールディングス314億円7.4倍
41780ヤマウラ311億円8.8倍
53486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
63496アズーム292億円28.2倍
78860フジ住宅279億円5.7倍
82982ADワークスグループ218億円5.3倍
94809パラカ212億円10.4倍
105932三協立山206億円
113457And Doホールディングス186億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 11件

月極駐車場の紹介とサブリースで創業した2009年

2009年10月、東京都渋谷区で株式会社アズームを資本金350万円で設立した。同時に月極駐車場紹介サービスとサブリースサービスを開始。創業当初から「不動産×IT」を標榜し、アナログな駐車場探しをインターネットで効率化するビジネスモデルを掲げた。2012年と2014年に渋谷区内で本社を移転し、事業拡大の基盤を整えた。

拠点拡大とサービスエリアの全国展開(2015〜2017年)

2015年3月、神奈川県横浜市に横浜支店を開設し、関東圏外への初進出を果たした。2016年8月には福岡支店を開設し九州地区へ展開。2017年6月には月極駐車場紹介サービスの対応地区を全都道府県に拡大した。同年8月には大阪支店を開設し、西日本での営業基盤を固めた。また2017年1月にプライバシーマークを取得、2月に宅地建物取引業免許を取得し、事業の信頼性を高めた。

上場とグループ企業の設立(2018年)

2018年はアズームにとって節目の年となった。5月に東京証券取引所マザーズに株式を上場。同時にシステム開発拠点を東京都中野区に開設した。10月には名古屋支店、札幌支店を相次いで開設し、東海・北海道地区へ進出。さらに、連結子会社として株式会社CGworks(3DCG事業)、AZOOM VIETNAM INC.(ベトナム)、株式会社鉄壁(賃料保証)、株式会社ダイバース(人材紹介)を設立し、事業の多角化と海外展開を一気に進めた。また、貸会議室予約システム「スマート会議室」の事業を譲り受け、翌月に「スマート空間予約」へ名称変更した。

グロース市場移行とプライム市場への昇格(2022〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。その後も増収増益を続け、2025年6月24日にはグロース市場からプライム市場へ市場区分を変更。これを記念し、2025年9月期の期末配当に1株当たり80円の記念配当を実施することを発表した。2025年9月期の売上高は135億円に達し、創業から一貫した成長を示している。

年表11件を開く

2000年代

  • 2009年10月創業東京都渋谷区において、株式会社アズームを設立(資本金3,500千円)東京本社において、月極駐車場紹介サービス及び月極駐車場サブリースサービスを開始

2010年代

  • 2012年5月本社を東京都渋谷区内で移転
  • 2014年1月本社を東京都渋谷区内で移転
  • 2015年3月神奈川地区の営業拠点として、神奈川県横浜市中区に横浜支店を開設
  • 2016年8月九州地区の営業拠点として、福岡県福岡市博多区に福岡支店を開設
  • 2017年1月プライバシーマーク認証取得
  • 2017年2月宅地建物取引業者免許取得
  • 2017年6月月極駐車場紹介サービスの対応地区を全都道府県へと拡大
  • 2017年8月関西地区の営業拠点として、大阪府大阪市中央区に大阪支店を開設
  • 2018年5月上場システム開発部門の活動拠点として、東京都中野区に事務所を開設 東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年10月商号変更東海地区の営業拠点として、愛知県名古屋市中区に名古屋支店を開設 本社を東京都渋谷区内で移転(現在の本社所在地)北海道地区の営業拠点として、北海道札幌市中央区に札幌支店を開設 株式会社CGworksを東京都渋谷区に設立(現連結子会社) AZOOM VIETNAM INC.をベトナム社会主義共和国ハノイ市に設立(現連結子会社)貸し会議室運営サポートを提供するWEB予約システム「スマート会議室」の事業を譲受 大阪支店を大阪府大阪市中央区内で移転(現在の大阪支店所在地)「スマート会議室」のサービス名称を「スマート空間予約」に変更 株式会社鉄壁を東京都渋谷区に設立(現連結子会社)株式会社ダイバースを東京都渋谷区に設立(現連結子会社)株式会社鉄壁において、宅地建物取引業者免許取得 東京都知事(1)第107224号 札幌支店を北海道札幌市中央区内で移転(現在の札幌支店所在地)横浜支店を神奈川県横浜市神奈川区内で移転(現在の横浜支店所在地)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 CGWORKS VIETNAM INC.をベトナム社会主義共和国ハノイ市に設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    駐車場サービスの強化・拡大

    月極駐車場検索ポータル「CarParking」のデータベース強化と集客力向上により、紹介サービスとサブリースサービスの取引件数を拡大。子会社の賃料保証サービスや管理システム「CarParking One」の導入促進、関東圏以外の営業拠点の強化や新拠点設置も検討し、事業規模を拡大する。

  2. 02

    駐車場以外の遊休資産活用への進出

    WEB予約システム「スマート空間予約」により、貸し会議室やジムなど遊休スペースの有効活用を推進。子会社による人材紹介事業など、月極駐車場以外の収益基盤を創出し、安定した企業成長を目指す。

  3. 03

    ビジュアライゼーション事業の拡大

    3DCG・VR技術を活用し、360°VR内覧やバーチャル店舗制作等の非対面営業ソリューションを提供。生成AIレンダリング「MyRenderer」の契約件数増加、ディスプレイ業界以外の新規顧客開拓、ベトナム子会社によるオフショア制作でのコスト削減に取り組む。

  4. 04

    組織体制・内部管理体制の強化

    優秀な営業人材の確保と育成のため、採用力向上と社内研修を充実。業務効率化とリスク管理のための内部管理体制を強化し、経営の公正性・透明性を確保する。

  5. 05

    システムの安定性・セキュリティ確保

    サービス提供に必要なサーバー環境や通信環境を安定維持し、サイバー攻撃対策を実施。エンジニア確保・育成、サーバー機器整備、負荷分散システム導入、セキュリティ診断等の設備投資を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で455人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は436万円で、7期前と比べて+6.6%平均年齢は27.9歳、平均勤続年数は2.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年9月75
2019年9月40927.01.6132
2020年9月42427.42.3176
2021年9月43927.52.3229
2022年9月45427.42.5268
2023年9月44527.52.8349
2024年9月43927.52.8384469
2025年9月43627.92.7455571

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都渋谷区619百万円
遊休資産 活用事業
横浜支店(横浜市神奈川区)ほか4拠点46百万円
遊休資産 活用事業
ビジュアライゼーション事業 — 株式会社CGworks (東京都渋谷区)15百万円
中野事務所 — 東京都中野区14百万円
遊休資産 活用事業
遊休資産 活用事業 — AZOOM VIETNAM INC. (ベトナム国 ハノイ市)11百万円
ビジュアライゼーション事業 — CGWORKS VIETNAM INC. (ベトナム国 ハノイ市)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社CGworks
    東京都渋谷区
    議決権80.0%
  • 海外
    AZOOM VIETNAM INC.
    ベトナム国 ハノイ市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社鉄壁(注2)
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ダイバース
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 海外
    CGWORKS VIETNAM INC.
    ベトナム国 ハノイ市
    議決権80.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は135億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+28.6%、利益が+44.4%。

売上高
+28.6%
135億円
営業利益
+44.4%
26億円
純利益
+38.5%
18億円
営業利益率
19.3%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高170億円135億円
営業利益32億円26億円
純利益22億円18億円
1株あたり配当¥126¥126

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は45億円、営業利益は8億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+114.3%、営業利益は+166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q21314.32
2023年3Q21314.32
2023年4Q233
2024年1Q24416.73
2024年2Q25416.03
2024年4Q561017.97
2025年2Q631219.08
2025年4Q721419.410
2026年2Q781417.910
2026年3Q45817.85

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年9月期からの12期で、売上は3億円から135億円へ45.0倍に増えた。直近期の営業利益率は19.3%。売上は11期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年9月300
神奈川地区の営業拠点として、神奈川県横浜市中区に横浜支店を開設
2015年9月500
九州地区の営業拠点として、福岡県福岡市博多区に福岡支店を開設
2016年9月800
関西地区の営業拠点として、大阪府大阪市中央区に大阪支店を開設
2017年9月1200
システム開発部門の活動拠点として、東京都中野区に事務所を開設 東京証券取引所マザーズに株式を上場
2018年9月1821
2019年9月2711
2020年9月3821
2021年9月5053
2022年9月6496
2023年9月83139
2024年9月105181817.113
2025年9月135262619.318

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高135億円のうち、営業利益として残るのは26億円19.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.8%78億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.0%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.7pt
19.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.2pt
13.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+21.8pt
34.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
56.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年9月期は営業CFが19億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は57億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年9月00000
2017年9月10112
2018年9月207210
2019年9月0−41−48
2020年9月4−10311
2021年9月5−10415
2022年9月6−1−2518
2023年9月6−2−1421
2024年9月13−3−11031
2025年9月19−5121457

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年9月期の総資産は89億円。このうち返さなくてよい自己資本が68億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年9月101
2015年9月1−12
2016年9月2−13
2017年9月4049.6
2018年9月138564.7
2019年9月159658.7
2020年9月1910950.3
2021年9月25131251.9
2022年9月30181257.6
2023年9月40261464.1
2024年9月56371867.1
2025年9月89682176.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
57億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
47億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中94位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
34.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
19.3%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
28.6%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,755で、1年前と比べて+6.5%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥4,755-1.3%1ヶ月+3.6%1年+6.5%時価総額292億円
過去52週の値幅
安値¥3,915高値¥6,230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.2倍
PER (会社予想)26.5倍
PBR7.78倍
配当利回り2.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.7%上昇し、25日線(4296円)を+4.4%上回る。52週高値6230円からは▲28%の水準だが、週足は上昇基調を維持。出来高は6月末に一時増加したが、直近はやや落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 26.6倍は同業平均13.9倍を大きく上回り、PBR 7.34倍も平均1.71倍を超過している。ROE 34.7%と高収益だが、無配当で株主還元が乏しい。割高感は強いが、成長性はROEに表れているためバランスを考慮した。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.2倍14.9倍
PER (予想)26.5倍
PBR7.78倍1.84倍
ROE34.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この会社の先行きについて、追い風になる材料と重しになる材料をそれぞれ並べている。

プラスに働く材料4
  • 営業利益急成長、前期比44%増の26億円2025年9月期影響

    2025年9月期営業利益26億円(前期18億円)で44.4%増、高成長

  • 高ROE34.7%、株主資本効率極めて高い継続影響

    ROE34.7%は市場平均大幅超過、バリュエーションを支持

  • PBR7.34倍だが成長プレミアム上昇余地決算発表後影響

    PER26倍も成長率考慮で割高でなく、業績上振れでPER低下

  • 外国人保有11.5%、成長期待で買い増し継続影響

    成長性が認められれば外国人買い増し、需給改善

マイナスに働く材料4
  • 高PER26.6倍、成長鈍化でバリュエーション調整次期決算影響

    成長鈍化や業績未達でPER割高に見直され株価下落

  • 不動産市場変調で売上伸び悩み金利上昇時影響

    不動産関連事業、市況悪化で売上成長率低下

  • 高いPBR7.34倍、下落時下げ幅大きいリスクオフ時影響

    PBR高く利益確定売りで急落リスク、下落幅拡大

  • 時価総額275億円で中型だが流動性注意継続影響

    大口売りで株価変動の可能性、出来高に注意

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり126で、前期から+748.0%いまの株価に対する利回りは2.65%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥126
1株あたり
配当利回り
2.65%
いまの株価に対して
配当性向
78.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年9月517.6
2022年9月850.015.7
2023年9月1033.315.3
2024年9月1325.012.6
2025年9月106748.078.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥126

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,484人。区分でいちばん多いのは事業法人34.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.3%を占め、残る47.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人24.835.535.634.836.534.1
個人・その他55.943.642.441.041.731.3
金融機関1.87.712.79.113.218.2
外国法人12.06.76.711.27.011.5
証券会社5.56.62.63.91.65.0
外国人個人0.00.00.0
自己株式1.51.52.02.02.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社パノラマ33.90
02菅田洋司14.08
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.90
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.70
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)3.08
06野村證券株式会社2.61
07鈴木雄也2.44
08野村信託銀行株式会社(投信口)2.41
09櫛田邦男1.81
10株式会社SBI証券1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-23
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    0.14%
  • 2026-06-22
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    0.14%
    -0.01pt
  • 2026-05-22
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    0.15%
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.49%
    -1.29pt
  • 2026-04-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.40%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+105%、1株純資産は9期で+3800%。直近期のROEは34.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年9月−3,374
2015年9月−4,725
2016年9月−26
2017年9月1614
2018年9月4528725.383.4
2019年9月101536.566.1
2020年9月2416515.266.8
2021年9月2811029.242.917.6
2022年9月5114939.539.715.7
2023年9月7521640.954.915.3
2024年9月10931541.029.112.6
2025年9月15455634.733.378.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額116百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
菅田洋司代表取締役 社長492,944,000
鈴木雄也取締役43150,000
高橋祐二取締役3758,000
馬場涼平取締役3827,000
小久保崇取締役52
露木輝治取締役(常勤監査等委員)71
島村和也取締役(監査等委員)53
吉川朋弥取締役(監査等委員)54
藤岡大祐45
國本知里取締役36

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4898922
社外取締役527275

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,464字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社5社により構成されており、遊休資産活用事業及びビジュアライゼーション事業を営んでおります。それぞれの事業の内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 (1) 遊休資産活用事業 当社は、不動産×ITを軸に「世界から「もったいない」をなくそう」を企業理念に掲げております。当該理念を達成するため、空き駐車スペースの活用を起点に、遊休不動産の活用を事業として進めております。 駐車場は「月極駐車場」と「時間貸駐車場」に区分されますが、当社のサービスは「月極駐車場」に特化しております。当社はインターネット上にて、月極駐車場のポータルサイト「CarParking」(以下、「カーパーキング」といいます)を運営しております。当社の主要サービスである駐車場サービスは、カーパーキングを経由して、駐車場の紹介を行う「月極駐車場紹介サービス」と、駐車場オーナーから空き駐車場を借り上げ、月極駐車場としてユーザーにサブリースを行う「月極駐車場サブリースサービス」を中心として事業を行っております。 また連結子会社株式会社鉄壁は、月極駐車場特化型の賃料保証サービスを提供しております。 「月極駐車場紹介サービス」は全都道府県を対象地区としており、「月極駐車場サブリースサービス」は現在、北海道地区、関東地区、東海地区、関西地区及び九州地区を対象地区としております。 「月極駐車場紹介サービス」 当社は月極駐車場のポータルサイト「カーパーキング」を運営しておりますが、カーパーキングはエリア・駅からの絞込みをはじめ駐車場賃料や設備等による検索機能を有しており、月極駐車場を探しているユーザーのニーズにあった駐車場を探すことができます。また、利用を希望する駐車場が具体的に決まっていないユーザーに対しても、当社はユーザーのニーズをヒアリングし、最適な月極駐車場を探索したうえで、ユーザーに提案を行っております。駐車場は、車種により利用可能な駐車場が限定される等の制約があるため、ユーザーのニーズをきめ細かく把握することが重要でありますが、当社はこれまでの紹介実績に基づき、より顧客ニーズに合った提案を行うことが可能な体制を構築しております。当社は、ユーザーが求める駐車場を紹介し、オーナーより申込書等を取り寄せ、ユーザーに案内することにより、駐車場オーナー及びユーザーから手数料収入を得ております。最近5事業年度における当社カーパーキングへの駐車場問い合わせ件数の推移につきましては、以下のとおりであります。 カーパーキングのメディア価値を向上させ、ユーザーの利便性を高めることが、問い合わせ件数の増加につながります。そして、問い合わせ件数が増加すれば、収益機会が増えることとなり、紹介サービスの売上増加につながることとなります。問い合わせを実際に対応するのは、当社の営業人員であることから、問い合わせが増えると同時に増員も必要となってきます。 2021年9月期   2022年9月期   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 年間カーパーキング 問い合わせ件数(件)   250,098   266,713   247,425   297,600   401,110 「月極駐車場サブリースサービス」 マンション及びオフィス等に設置されている駐車場において、借主が見つからず収益を生んでいない区画を、オーナーから当社がマスターリース(一括借り上げ)し、ユーザーに対してサブリース(貸し付け)を行うサービスであります。オーナーにとっては、毎月一定の賃料が入金されることに加え、手間のかかる利用者の募集、ユーザーとの契約業務、賃料の督促対応、解約の対応、トラブル対応などを当社が行うといったメリットがあります。当社にとっては、カーパーキングにて月極駐車場を探しているユーザーが当社に問い合わせをし、そのユーザーに対してサブリース(貸し付け)を行うことによって、毎月安定的な賃料収入を獲得することができます。 最近5事業年度末におけるオーナーからの空き区画の借上げ実績及びユーザーへのサブリース実績につきましては、以下のとおりであります。 2021年9月期   2022年9月期   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 マスターリース台数(台)   14,403   18,323   22,782   28,990   35,381 サブリース台数(台)   13,261   16,626   20,859   26,512   32,883 年間平均稼働率(%)   92   92   92   92   93 (注) 上記のうち、マスターリース台数及びサブリース台数は期末時点の数値であり、年間平均稼働率は期中平均の数値であります。 「その他サービス」 貸し会議室やジム、スタジオ等のレンタルスペースの運営サポートを行うWEB予約システム「スマート空間予約」の提供を行っております。スマート空間予約事業は2019年9月に事業譲受により取得した事業であり、当初は「スマート会議室」として貸し会議室の運営事業者を中心にサービス提供を行っておりましたが、予約管理システムとスマートロックの組合せにより、多様なレンタルスペースの運営を無人化・省人化により効率化できることから、2021年10月にサービス名称を「スマート空間予約」へと変更しております。WEB予約システムの導入にあたっては、スマート空間予約のポータルサイトへのアクセスを主たる流入経路としております。 また、時間貸し駐車場のポータルサイトである「コインパサーチ」、屋外広告スペースに関する検索サイト「AdWall」等をリリースしており、各種サービスを提供しております。 加えて、連結子会社株式会社ダイバースは、当社グループへの人材紹介を中心に事業を行っております。 (2) ビジュアライゼーション事業 ビジュアライゼーション事業は、連結子会社株式会社CGworksを主体として運営しており、不動産の可能性をより視覚的に伝えることを可能にするため、3DCG技術等の専門的なスキルを活用し、建物や空間の利用方法及び完成イメージをグラフィックデータとして制作し、販売するとともに、VR技術を用いて顧客の要望に応じた空間デザインのサービスを提供しております。 CGグラフィックデータの制作・販売における主な顧客は、ディスプレイ業界、建築・内装業界、不動産業界を中心に、大規模開発や商業施設、不動産開発(新築・リニューアル・リノベーション等)に係わる企業となります。また、VR技術を用いた空間デザインサービスにおいては、VR技術自体の拡張性が高いことから、特定の顧客層は存在せず、顧客の企画等に応じてVR技術の利用可能性を提案しております。 [事業系統図] (用語) ・カーパーキング 日本全国の月極駐車場情報を集めたポータルサイト「CarParking」の掲載物件情報数は日本最大級であります。利用者は賃料相場をもとに駐車場を検索することができます。 ・マスターリース契約 オーナーから一括して賃借する契約形態を指します。月極駐車場サブリースサービスにおいては、空き駐車場オーナーから駐車場を賃借することです。当該契約により、当社の支払賃料へ計上されます。 ・サブリース契約 マスターリース契約により賃借している駐車場を、駐車場ユーザーへ転貸する契約形態を指します。当該契約により、当社の賃料収入へ計上されます。 ・3DCG 3次元コンピュータグラフィックスを指します。3DCG技術とは、2次元の図面情報に対して高さや質感などの3次元上の情報を与え、コンピュータの演算によって奥行き感(立体感)のある画像をつくる手法のことです。また、これらをプログラミングすることで、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)など、さらに発展した多岐にわたるサービスを展開することが可能となります。 ・保証契約 借主が滞納した際、株式会社鉄壁が代わりに駐車場オーナーに弁済し、駐車場ユーザーに請求します。 ・保証委託契約 賃貸借契約締結時に駐車場ユーザーの保証人となり、滞納が発生した際は駐車場ユーザーに代わり一時的に債務を弁済します。
経営方針・対処すべき課題3,282字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は不動産×ITを軸に、企業理念である「世界から「もったいない」をなくそう」にしていくことで、顧客と都市を豊かにしていきます。 この企業理念に基づき、不動産業界の既成概念にとらわれず、顧客が真に求めているものを追求し、ITを用いたソリューションを提供することで、企業としての持続的な成長を図ってまいります。 (2) 経営戦略等 (遊休資産活用事業) ① 駐車場サービスのさらなる強化・拡大 当社の月極駐車場検索ポータルサイト「CarParking」への問い合わせ件数増加を背景に、月極駐車場紹介サービス及び月極駐車場サブリースサービスの取引件数が拡大しております。 従来、ユーザーが月極駐車場を探す際には、不動産業者への訪問や現地で募集看板を見つけて電話等で問い合わせを行う方法が主たるものであり、月極駐車場の情報を集めることや満足できる駐車場を借りることには、時間と労力がかかっておりました。しかし、当社の有する「CarParking」を利用することによって、ユーザーは真に求めている駐車場をより効率的かつ効果的に見つけることができるようになっています。当社は、引き続きデータベースの強化を行い、「CarParking」をより魅力的なものにすることで、駐車場サービスをさらに強化・拡大してまいります。 また当社の子会社である株式会社鉄壁は、賃料保証に特化したサービスを提供しており、主に当社の主力事業である「月極駐車場サブリースサービス」におけるユーザーにサービス展開しております。引き続きサブリースユーザーの契約件数を増やしていきながら、駐車場オーナー向けの管理システム「CarParking One」を導入したオーナーの管理物件で成約されたユーザーの契約件数の増加に向けて取り組んでまいります。 月極駐車場サブリースサービスにおいては、現在関東圏を主たる営業エリアとしているほか、福岡、大阪、名古屋、札幌にも営業拠点を有しておりますので、これら拠点における営業活動の強化、さらには未開拓エリアへの拠点設置も検討し、事業規模の拡大を図ってまいります。 このように不動産(空き駐車場)×IT(ポータルサイト)を軸に、駐車場紹介に伴う手数料収入及びサブリースによる賃料収入を安定的に積み上げていくことにより、手数料収入(フロー)と賃料収入(ストック)を兼ね合わせた、盤石の収益基盤を確立してまいります。 ② 駐車場サービス以外への進出 予約、決済、入金管理、鍵の自動付与などの機能により、貸し会議室やジム、スタジオ等のレンタルスペースの運営サポートを提供するWEB予約システム「スマート空間予約」をはじめとして、従前の駐車場サービスのみならず、WEBシステムを利用した遊休スペースの有効活用も推進しております。また、株式会社ダイバースは、当社グループへの人材紹介を中心に事業を行っており、今後も月極駐車場以外の収益基盤を生み出していき、たとえ厳しい経済環境下においても永続して安定的に発展し続ける企業を目指しております。 (ビジュアライゼーション事業) 当社子会社の株式会社CGworksでは、3DCG技術・VR技術を活用し事業領域の拡大を図っております。360°VR内覧やバーチャル店舗の開発・制作を行うことにより、非対面型の営業ニーズに対するソリューションを提供しております。また、家具やプロダクト製品の精巧な動画を制作することにより、Webサイト掲載や製品プロモーションが可能となり、従来の主要販売先であったディスプレイ業界以外のVR技術を活用したい多種多様な業界の取引先の拡大に寄与いたします。また、生成AIによるレンダリングサービス「MyRenderer(マイレンダラー)」の契約件数の増加に取り組み、継続的な成長を目指してまいります。 また、ベトナム子会社でのCGグラフィックデータのオフショア制作を行うことでコストを削減し、利益の最大化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は持続的な成長に向けて、売上高、営業利益及び成長率を重視しております。また、月極駐車場紹介サービスに関してはポータルサイトにおける問い合わせ件数及び掲載物件情報数が事業の根幹であるため、その推移を重要な指標としており、月極駐車場サブリースサービスに関しては、マスターリース台数及びサブリース台数(稼働率)を重要な指標としております。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、遊休資産活用事業及びビジュアライゼーション事業を軸として経営を推進しております。海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっておりますが、市場動向をはじめとしたサービスに対する需要についてのモニタリングを強化する等、適切な対応を講じてまいります。 駐車場業界については、月極駐車場と時間貸駐車場に大別されます。テクノロジーの進化により、駐車場の管理・運営方法も変わってきており、駐車場業務(集客・契約・顧客管理)のデジタル化、駐車場の空き状況を提供するシステム等が普及しております。また、ビジュアライゼーション事業については、グラフィックデータ制作の発注元であるディスプレイ業界が、インバウンド需要の増加などの影響により、集客施設への設備投資に持ち直しの動きがみられることから、市場環境は堅調に推移しております。このような経営環境下において、以下の3点を今後のさらなる事業拡大・展開における特に重要な対処すべき課題と認識し、解決に向けて取り組んでまいります。 ① 継続的な成長について 当社グループは、上記の経営環境の変化をビジネスチャンスと捉え、遊休資産活用事業においては、これまで蓄積した駐車場オーナー・ユーザー情報等の駐車場運営ノウハウをもとに、自社運営サイトである「カーパーキング」のブランディング及び集客力アップを図り、駐車場紹介件数、受託台数、稼動台数の増加に取り組んでまいります。また、株式会社鉄壁による賃料保証サービス契約件数の増加に取り組み、継続的な成長を目指してまいります。 ビジュアライゼーション事業においては、グラフィックデータのクオリティ向上、VR技術を用いた開発・制作に取り組んでまいります。また、生成AIによるレンダリングサービス「MyRenderer(マイレンダラー)」の契約件数の増加に取り組み、継続的な成長を目指してまいります。 ② 組織体制及び内部管理体制の強化について 当社グループは、少人数で効率的な組織運営を行ってまいりましたが、事業のさらなる成長のためには、ノウハウの蓄積とともに、営業力や技術力など様々な能力を高めていく必要があります。そのため、優秀な営業人材の確保及び人材育成が重要な課題であると考えており、採用力向上と社内研修の充実等に取り組んでまいります。また、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。このため、経営の公正性・透明性を確保するため、より強固な内部管理体制の構築に取り組んでまいります。 ③ システムの向上 当社グループの提供するサービスにおきましては、インターネット上でサービスを提供している関係上、安定したサーバー環境や通信環境を維持し、サイバー攻撃に対するセキュリティー対策を行う必要があります。 そこで当社グループでは、エンジニアの確保及び育成、利用者数の増加に伴うアクセス数増加を考慮したサーバー機器の整備、負荷分散システムの導入、セキュリティー診断等が重要となります。今後も設備投資等を継続的に行い、システムの安定性確保に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,529字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。 (1) 法的規制や訴訟に関するリスク ① 法的規制について 遊休資産活用事業においては、駐車場の設置等に関する法令として定めた「駐車場法」をはじめ、都道府県公安委員会による交通規制等を定めた「道路交通法」並びに自動車保有者等に対して自動車の保管場所確保等を定めた「自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)」等があります。 また、宅地建物取引業法では、駐車場として利用することを目的とする土地の貸借の媒介は、原則として宅建業法の適用がありますが、車1台ごとの月極駐車場の貸借の媒介については、業法の趣旨及び規制の実益等を考慮して、業法上の問題としては取り扱わない運用がなされております。 現在、当社グループが営む月極駐車場紹介サービス及び月極駐車場サブリースサービスの運営上、直接的な影響はありませんが、これらの法律が変更された場合、若しくは今後、都市部の自動車利用の制限につながるような法改正等がなされ、駐車場需要が減少した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ビジュアライゼーション事業においては、著作権や肖像権等の知的創造物についての権利に係る知的財産基本法に関する法律等がありますが、新技術の普及に合わせ、法整備の議論が活発的に行われているため法改正等がなされた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 訴訟リスクについて 遊休資産活用事業においては、駐車場を利用しているユーザーが機械式駐車場を破損した場合や事故等が生じた場合で、当社グループがユーザーへの使用説明を怠った場合等、当社グループの過失に起因する場合に、訴訟が発生する可能性があります。またビジュアライゼーション事業においては、著作権や肖像権などの知的財産権についての訴訟が発生する可能性があります。 なお、現在のところ訴訟等は生じておりませんが、今後、重大な訴訟事件等が提起された場合には、当社グループの信用力の失墜を招くとともに、損害賠償等によって当社グループの業績及び事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 これらの法的規制や訴訟に関するリスクに対し当社グループでは、法令やその運用に係る改正が事業に与える影響を適時に把握すべく、また潜在的な係争案件に早期に対応すべく法務担当を設けるとともに、顧問弁護士からも適時に専門的な助言を受けることで、リスクの低減に努めております。 (2) 自然災害・気候変動などのリスク 営業地域の限定について 当社グループが提供するサービスは現在、全国の主要都市を主体とした営業活動を行っております。主要都市を対象とする営業方針であることから、今後の事業拡大地域が限定される可能性があります。なお、各地区において、地震等の大災害やその他の不測の事態が発生し、当社グループが管理運営する物件が破損し、あるいは閉鎖となった場合等には事業活動に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループでは各主要都市において綿密な管理を実施できるように支店展開をし、人員を配置することで、事業活動が極度に一地区へ集中することを避け、リスクを分散させるよう努めております。 (3) 駐車場市場変化のリスク ① 駐車場需要の減少について ガソリン価格の急騰等により、国内の自動車保有台数が急激に減少する等の外的要因により駐車場需要が急激に減少することとなった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 月極駐車場紹介サービスにおいては、当社グループ以外の検索サイトや店舗型不動産業者等、複数の競合相手が存在していることから、今後もユーザー獲得に向け検索サイトの情報の充実や利便性の向上、信頼性の強化を図り、他社との差別化に努めてまいります。また、当社グループの月極駐車場サブリースサービスにおいては、ユーザー獲得が可能な自社サイトを有しているという月極駐車場紹介サービスにおける集客力の強みを活かし、マスターリース台数の増加を図る方針であります。 しかしながら、月極駐車場紹介サービス及び月極駐車場サブリースサービスそれぞれにおいて、資本力を有する企業が新規参入した場合や競合他社の増加によるユーザー獲得競争が激化した場合には、紹介手数料や貸出価格における価格競争及びユーザー獲得コストの増加等によって、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループでは、競合他社の動向を定期的にモニタリングする専属担当としてウェブマーケティング担当を設け、当社グループの競争力の向上につながるような適切なサービスが行えるよう努めております。 ③ 駐車場オーナーに対する収入保証について 月極駐車場サブリースサービスは、土地や施設を保有せず、駐車場オーナーよりそれらを賃貸借契約により借り受ける形でサービスを行っております。また、月極駐車場サブリースサービスにおける駐車場オーナーとの契約の大半は、契約時に設定した固定賃料の支払いが毎月発生する内容となっております。当社グループは駐車場オーナーからの信頼獲得のため、契約上の義務ではないものの、可能な限り当社グループから賃貸借契約を解約しない方針をとっております。したがって、月極駐車場利用者のサブリース台数が計画どおり進まなかった場合や、月極駐車場利用者との既存契約の解約が増加した場合等には、当社グループの収入が減少する一方、駐車場オーナーへの固定賃料の支払は継続しなければならないことから、損失が発生する可能性があります。 このため当社グループでは、マスターリース台数、サブリース台数並びに稼働率を業績管理指標として設定し、これらのバランスを適宜モニタリングすることにより、上記の損失発生リスクを管理しつつ、計画的にマスターリース台数を増加させております。 ④ 預り保証金の返還について サブリースしている駐車場を契約するユーザーから、契約締結時に1~2か月分賃料相当の保証金を受領しております。当該保証金については、保全措置の対象ではありませんが、一度に大量の解約等が発生した場合には、当社グループの資金繰り及び財政状態に影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)を管理しております。 ⑤ ポータルサイト「カーパーキング」について 月極駐車場紹介サービスは、ポータルサイトである「カーパーキング」を中心とした事業を展開しており、事業の基盤は、多くのユーザーが「カーパーキング」に訪問することであります。 月極駐車場情報の掲載数増加やユーザーインターフェースの改善等によりユーザー数拡大を推進していく方針でありますが、ユーザー数が想定を下回る又は減少することにより、駐車場紹介件数及びサブリース件数が低下した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 月極駐車場掲載件数について ポータルサイト「カーパーキング」において、駐車場オーナーのアクセス数の減少や認知度の低下、あるいは空き駐車場自体の減少により、月極駐車場情報の掲載件数が増加しない又は減少する場合、紹介件数減少に伴う駐車場紹介手数料売上の減少等が想定されます。このように月極駐車場掲載件数が増加しない又は減少する場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤及び⑥に記載のリスクに対し当社グループでは、ユーザー数や掲載件数といったポータルサイトに関連する指標を毎月の取締役会で報告し、事業戦略への迅速な反映が行えるように努めております。 (4) ITシステムのリスク ① 「カーパーキング」への集客における外部検索エンジンへの依存について 「カーパーキング」への集客は、グーグルなどの検索サイトを経由したものが多くを占めており、検索エンジンの表示結果に左右されるといえます。 今後、検索エンジン運営者における上位表示方針の変更等により、当社グループサイトが検索結果の上位に表示されない場合には、「カーパーキング」における集客効果が低下し当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループでは、外部検索エンジンにおける検索結果及びユーザー流入数を継続的にモニタリングし、検索エンジンの表示方針の変更に適時に対応できるよう努めております。 ② システムについて 月極駐車場紹介サービスは、サービスの基盤をインターネット通信網に依存しています。したがって、自然災害や事故によりインターネット通信網が切断された場合には、サービスの提供が困難となります。また、当社グループの運営するポータルサイトへの予想外の急激なアクセス増加等による一時的な過負荷やその他予期せぬ事象によるサーバーダウン等により、当社グループのサービスが停止する可能性があります。これまで当社グループにおいて、そのような事象は発生しておりませんが、今後このようなシステム障害等が発生し、サービスの安定的な提供が行えないような事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため当社グループでは、システムの安定性を確保すべく必要に応じてサーバーの増設を行うとともに、事業上重要なデータについては定期的にバックアップをとることにより、リスクの低減に努めております。 (5) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、各事業において個人情報をはじめとする多くの機密情報を取り扱っております。不測の事態により、これらの情報が外部に流出するような事態が生じた場合は、当社グループの信用低下を招くとともに損害賠償請求訴訟の提起等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 これらに対し当社グループでは、情報セキュリティ方針や個人情報保護規程を定めており、規制環境等の変化に応じてこれらを見直しております。また、情報セキュリティ委員会を設置し、社内研修会を実施するなど情報セキュリティ等に対する社員の意識向上を図っております。また、2017年1月にプライバシーマークの認証、2023年12月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001:2022」及び本規格をもとにJIS化された「JIS Q 27001:2023」の認証を取得しております。 (6) コンプライアンス・組織体制のリスク ① コンプライアンス体制について 当社グループは、今後企業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後の当社グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 このためコンプライアンスに関する社内規程を策定するとともに、適宜研修を実施し、コンプライアンス意識の向上及び周知徹底を図っております。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループでは、事業の性質上、営業人員及びシステムの増強・開発を行うエンジニアの確保及び育成が重要であります。しかしながら、十分な人材の確保及び育成を行えず、深刻なリソース不足が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、WEB媒体等を活用し継続的に人材を募集するとともに、福利厚生面の充実や必要な教育研修等を実施することで人員の確保及び育成に努めております。 ③ 小規模組織であることについて 当社グループは、小規模な組織であり、現在の人員構成における最適と考えられる内部管理体制や業務執行体制を構築しております。これらの施策に対し十分な対応ができなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため当社グループは、今後の業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、人員の増強、内部管理体制及び業務執行体制のより一層の充実を図ってまいります。 (7) その他のリスク ① 新規サービスや新規事業について 当社グループは、今後の事業規模の拡大と収益の多様化を図るため、積極的に新規サービスや新規事業に取り組んでいく方針であります。これにより、人材やシステムへの追加投資による支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新規サービスや新規事業が計画どおりに進まない場合には、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループは、新規サービス及び新規事業を開始する際には、事前に入念な予備調査を行い、事業の収益性・成長性やその潜在的なリスクを評価し、当初想定していた計画から新規サービス及び新規事業の実績が乖離しないよう努めてまいります。 ② 販売用不動産の評価損について 当社グループは、販売用不動産の評価について、個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)によっており、収益性の低下した販売用不動産については、正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。なお、正味売却価額は、販売見込額から販売経費等見込額を控除して算出しております。 販売用不動産の正味売却価額の見積りの基礎となる販売見込額は、物件ごとの現況に応じて、公示価格、周辺の売買取引事例、外部業者による価格査定結果等を踏まえ、算出しております。なお、物件ごとに特性があり、景気動向、金利動向及び地価動向等の影響を受けて、その見積りは変動する可能性があります。その結果、販売用不動産の正味売却価額の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表における販売用不動産の金額に重要な影響を与える可能性があります。 これらに対し当社グループは、業績の定期的なモニタリング及び不動産売買市場の動向を注視し、早期にリスクを把握することで、懸念事項に対して適時に対応してまいります。 ③ 子会社株式の評価損について 当社が保有する子会社株式の評価基準は原価法によっておりますが、時価のない株式については財政状態の悪化等により実質価額が著しく下落した場合、子会社株式の減損処理が必要となり、個別財務諸表の業績に影響を与える可能性があります。 これらに対し当社グループでは該当する事業の業績を定期的にモニタリングし、早期にリスクを把握することで、懸念事項に対して適時に対応してまいります。 ④ 為替変動について 連結決算において、海外子会社の業績に外国為替変動の影響が生じます。また、外貨建ての仕入・販売・サービスの提供など個別の取引においても、仕入高・販売高に為替変動の影響が生じ当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し当社グループでは海外子会社の業績及び為替変動を定期的にモニタリングし、リスクの増大を適時に把握し、必要な対応を行ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,180字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあって、緩やかに景気が持ち直していくことが期待されております。ただし、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響や、アメリカの通商政策の影響などが当社グループに与える影響は不透明であり、今後も引き続き注視し、適切な対応を講じてまいります。 また、当社株式は2025年6月24日に東京証券取引所グロース市場から東京証券取引所プライム市場へ市場区分を変更いたしました。当社グループは、創業以来「不動産×IT」を掲げ、遊休不動産の問題をITの力で解決することで上場以来増収増益を実現してまいりました。今後も当社の企業理念『世界から「もったいない」をなくそう』の実現と企業価値の最大化に向け邁進いたします。なお、市場区分変更の記念として2025年9月期の通常の期末配当に加えて、期末配当時に1株当たり80円の記念配当を実施予定であります。 当社グループの経営環境としましては、遊休資産活用事業に主として関連する駐車場業界において、インターネットを活用した月極駐車場の紹介依頼需要は増加しており、オフィスビルや分譲マンション等における駐車場空き区画の収益化に対する需要も依然として拡大しております。さらに、従来は店舗型の不動産仲介業者にて月極駐車場を探していたユーザーが、当社が運営するポータルサイトを通じてインターネット経由で流入するケースがより増えてきております。また、テクノロジーの進化により、駐車場の管理・運営方法も変わってきており、駐車場業務のデジタル化が進んでおります ビジュアライゼーション事業においては、市場環境は堅調に推移しており、当社グループが提供する不動産画像に対する需要は回復してきております。さらに非対面での営業ツールとして、VR技術を用いたバーチャルショップの開発・制作を行い、事業規模を拡大しております。 このような経営環境のもと将来的な収益力の強化を目的として、引き続き既存社員の育成や新規の営業人員の獲得に努め、新規案件の獲得のための積極的なアプローチを行えるような営業体制の強化に注力するとともに、ベトナム子会社(AZOOM VIETNAM INC.及びCGWORKS VIETNAM INC.)でのシステム開発・グラフィックデータ制作の体制を強化するための投資やリモート環境等の制約に関わらず営業活動を継続できるようIT面での新たな技術の開発を引き続き行ってまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は13,479,945千円(前連結会計年度比27.9%増)、営業利益は2,613,460千円(前連結会計年度比43.0%増)、経常利益は2,607,735千円(前連結会計年度比42.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,831,836千円(前連結会計年度比42.2%増)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 ① 遊休資産活用事業 遊休資産活用事業セグメントは、当社がインターネット上で運営する月極駐車場のポータルサイト「CarParking」(以下、「カーパーキング」といいます)を経由して、駐車場の紹介を行う「月極駐車場紹介サービス」と、駐車場オーナーから空き駐車場を当社がマスターリース(一括借り上げ)し、月極駐車場としてユーザーにサブリース(貸し付け)を行う「月極駐車場サブリースサービス」を中心として事業を行っております。当連結会計年度においては、カーパーキングを通じたインターネット経由でのユーザーの流入増加を背景に、引き続き既存社員の営業力強化やITを活用した業務効率化の推進に努め、マスターリース台数及びサブリース台数のいずれも堅調に推移し、当連結会計年度における駐車場問い合わせ件数は401,110件となり、当連結会計年度末におけるマスターリース台数(受託台数)は35,381台、サブリース台数(稼働台数)は32,883台となりました。あわせて、株式会社鉄壁が提供する月極駐車場特化型の賃料保証サービスの契約件数も堅調に推移しております。また、顧客による貸し会議室やジム、スタジオ等のレンタルスペースの運営をサポートするWEB予約システム「スマート空間予約」においては、システムの新規導入室数が増加しており、カスタマイズ対応案件については、様々な業種の企業へ導入しております。加えて、株式会社ダイバースは人材紹介の事業を行っております。 その結果、当連結会計年度の売上高は13,236,027千円(前連結会計年度比28.0%増)、セグメント利益は2,594,407千円(前連結会計年度比41.5%増)となりました。 ② ビジュアライゼーション事業 ビジュアライゼーション事業セグメントは、不動産の可能性をより視覚的に伝えることを可能にするため、3DCG技術等の専門的なスキルを活用し、建物や空間の利用方法及び完成イメージをグラフィックデータとして制作し、販売するとともに、VR技術を用いて顧客の要望に応じた空間デザインのサービスを提供しております。当連結会計年度においては、グラフィックデータ作成の発注元であるディスプレイ業者が、インバウンド需要の増加などの影響により、集客施設への設備投資に持ち直しの動きがみられることから、市場環境は堅調に推移しておりますが、VR案件の受注は減少いたしました。また、2024年3月にリリースした生成AIによるレンダリングサービス「MyRenderer(マイレンダラー)」の契約件数増加に向けたプロモーション活動に注力しました。 その結果、当連結会計年度の売上高は247,840千円(前連結会計年度比16.0%増)、セグメント利益は20,465千円(前連結会計年度はセグメント損失261千円)となりました。 当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。 a.生産実績 当社グループが営む遊休資産活用事業及びビジュアライゼーション事業は、提供するサービスの関係上、生産実績の記載になじまないため、記載しておりません。 b.受注実績 当社グループが営む遊休資産活用事業は、提供するサービスの関係上、受注実績の記載になじまないため、また、ビジュアライゼーション事業は受注から売上高計上までの期間が短いため、記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) 遊休資産活用事業(千円)   13,232,105   128.1 ビジュアライゼーション事業(千円)   247,840   116.0 合計(千円)   13,479,945   127.9 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先についても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2)財政状態に関する説明 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は7,365,787千円となり前連結会計年度末に比べて2,997,772千円増加しております。その主な要因は、業績が堅調に推移したこと、新株式発行及び自己株式の処分に伴い現金及び預金が2,665,574千円増加したこと、月極駐車場の受託台数の増加に伴い前払費用が290,902千円増加したことによるものであります。固定資産は1,503,763千円となり、前連結会計年度末に比べて317,733千円増加しております。以上の結果、総資産は前連結会計年度末に比べて3,340,269千円増加し、8,894,313千円となっております。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,640,151千円となり、前連結会計年度末に比べて237,929千円増加しております。その主な要因は、稼働台数の増加に伴い月極駐車場サブリースユーザーからの前受収益が54,391千円及び契約負債が33,955千円増加したこと、未払法人税等が103,008千円増加したものによるものであります。固定負債は422,936千円となり、前連結会計年度末に比べて20,409千円増加しております。以上の結果、負債合計は前連結会計年度末と比べて258,338千円増加し、2,063,087千円となっております。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は6,831,225千円となり、前連結会計年度末に比べて3,081,930千円増加しております。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,831,836千円計上したことにより利益剰余金が同額増加したこと、新株式発行及び自己株式の処分等に伴い自己株式が180,343千円減少し、資本金が233,689千円、資本剰余金が996,494千円増加したことによるものであり、自己資本比率は76.7%(前連結会計年度末は67.1%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は5,737,103千円となり、前連結会計年度末から2,665,574千円増加しました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は1,948,529千円(前連結会計年度は1,337,975千円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,558,803千円を計上したこと、月極駐車場の受託台数の増加に伴う前払費用の増加290,902千円、法人税等の支払による支出683,553千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は459,818千円(前連結会計年度は253,871千円の支出)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出304,833千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は1,178,867千円(前連結会計年度は106,260千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払による支出147,697千円があったものの、市場区分変更に伴う株式の発行により446,382千円増加、自己株式処分により924,086千円増加によるものであります。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、安定した収益と成長性を確保するために必要な運転資金について、自己資金及び金融機関からの借入金を充当しております。また、余剰資金については、安全性の高い預金等に限定して運用を行っております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第一部 企業情報 第5 経理の状況 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。連結財務諸表の作成にあたっては、報告期間の期末日における資産・負債の計上、期中の収益・費用の計上を行うため、必要に応じて会計上の見積りを用いております。会計上の見積りには、その性質上不確実性があり、実際の結果と異なる可能性があります。重要な会計上の見積りの詳細については「第一部 企業情報 第5 経理の状況 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2026年9月期第3四半期 決算説明資料2026-07-30

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