概要
マツダは広島県に本拠を置く自動車メーカーである。1920年に東洋コルク工業として創業し、三輪トラックから乗用車へと事業を拡大。ロータリーエンジン搭載車コスモスポーツ(1967年)や軽量高効率なSKYACTIV技術で知られる。現在はマツダ3、CX-5、MX-5などを生産し、北米・欧州・中国など全球で販売。2026年3月期の売上高は4兆9182億円、連結従業員は4万7144人。トヨタ自動車との業務資本提携(2017年)や中国の長安汽車との合弁など、パートナーシップも展開している。
収益の3本柱と地域別依存度
マツダの事業は地域別売上高で見ると、北米が最大の市場であり、2026年3月期に2兆9534億円(全体の約60%)を占める。次いで日本が3兆3579億円、欧州が8889億円、その他地域が6611億円である。営業利益も北米が1675億円と黒字を支える一方、日本は1618億円の営業損失を計上しており、地域ごとの収益性にばらつきがある。グローバル販売台数は122万3000台で、うち北米が58万2000台と半数近くを占める。こうした地域依存度の高さから、為替変動や地域の規制・需要変化が業績に直結する構造にある。
国内生産と海外生産の分業体制
マツダの生産拠点は、日本国内の広島(本社工場・宇品工場)と防府工場に加え、メキシコのマツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコ(MMMdM)、タイのオートアライアンス(タイランド)(AAT)などが中心である。中国では長安マツダ汽車有限公司が現地生産を担う。さらに米国ではトヨタ自動車との合弁会社マツダトヨタマニュファクチャリングUSA(MTMUS)で2022年から生産を開始した。グループ全体として、日本から完成車・部品を輸出する一方、関税や為替リスクを回避するため主要市場での現地生産比率を高めている。MMMdMは住友商事との合弁から全株式取得に至った。
グループ構成と販売網
2026年3月末時点で、マツダは連結子会社71社、持分法適用会社21社からなるグループである。事業は自動車及び同部品の製造・販売が主体で、国内販売は関東マツダや東海マツダ販売などの地域販売会社が担う。海外では北米をマツダモーターオブアメリカ、欧州をマツダモータース(ドイツランド)、その他の地域をマツダオーストラリアなどが統括する。部品の一部は倉敷化工などグループ会社が製造する。持分法適用会社には中国の長安マツダ汽車有限公司やエンジン製造の長安マツダエンジン有限公司が含まれ、トヨタとの合弁MTMUSもその一つである。
業界の中での役割は完成車OEM(自動車メーカー)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 北米 | 2.6兆円 | 52.1% | 1,675億円 | 6.5% |
| 日本 | 9,002億円 | 18.3% | -1,618億円 | -18.0% |
| 欧州 | 8,596億円 | 17.5% | 180億円 | 2.1% |
| その他 の地域 | 5,967億円 | 12.1% | 327億円 | 5.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車・同部品主力
自動車および部品を自社で製造し、国内外の販売会社を通じて販売。国内では当社が車両を製造し、部品は当社及び倉敷化工などが製造。海外ではメキシコ、タイなどで生産。北米、欧州、その他地域ごとに販売子会社を配置。
- 自動車
- 乗用車(セダン、SUV、スポーツカーなど)の完成車。
- 自動車部品
- 自社生産用の部品および補修部品。
製品と技術
ロータリーエンジンとSKYACTIV技術
マツダの技術の芯は、1961年に始まるロータリーエンジン開発と、2010年代に導入したSKYACTIV技術である。ロータリーエンジンはコスモスポーツで実用化され、RX-7やRX-8に搭載。コンパクトで高出力が特徴だが、燃費と排出ガス規制への対応が課題となり、2012年に生産を終了した。一方、SKYACTIVはエンジン・トランスミッション・シャシ・ボディを総合的に高効率化する技術群で、高圧縮比ガソリンエンジンや軽量なスカイアクティブボディなどを含む。これらの技術はマツダ3やCX-5などに採用され、燃費性能と走行性能の両立を実現している。
主力モデル:CX-5を軸としたSUV群
CX-5は2012年発売以来、世界累計販売500万台を超えるマツダの最量販モデルである。2025年には約8年ぶりのフルモデルチェンジを受け、進化したデザインと拡大した荷室、大型ディスプレイを採用。北米市場ではCX-50も併売され、SUVラインアップの中心となっている。また、ラージ商品群としてCX-60(日本・欧州向け)やCX-90(北米向け)を展開。小型車ではマツダ3(アクセラの後継)やCX-30、スポーツカーではマツダロードスター(MX-5)が継続的に販売されている。これらのモデルはSKYACTIV技術をベースに、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドなど電動化にも対応している。
電動車ラインアップ:EZ-6と将来のBEV
マツダは電動化戦略として、地域ごとに適したソリューションを提供する「マルチソリューション」アプローチを採用。第2フェーズ(2025〜2027年)では新しいハイブリッドシステムとバッテリーEVの導入を計画する。中国市場では長安マツダ汽車が開発した電動クロスオーバーSUV「MAZDA EZ-60」(2025年9月発売)とセダンタイプの「MAZDA EZ-6」を投入。EZ-6を欧州向けに仕様変更した「MAZDA6e」も販売開始した。これらはBEV専用設計であり、マツダの電動化の先行モデルとなる。さらに、2028年以降の第3フェーズでは本格的なBEV専用車の投入を表明しており、電池生産への投資も視野に入れている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
国内自動車で中位、海外依存で成長を志向
マツダは独自のエンジン技術とデザインで差別化を図る自動車メーカーだが、国内市場ではトヨタやホンダに次ぐ規模で、中位グループに位置する。同業他社にはトヨタ紡織やユニプレスなど部品メーカーが多いが、完成車メーカーとしては独自の路線を歩む。北米や欧州など海外販売比率が高く、為替変動の影響を受けやすい。一方、電動化や自動運転への投資が遅れており、競争激化が課題。また、低収益性に悩み、営業利益率は低水準で推移しており、コスト削減と高付加価値モデルの投入が求められる。
強み
- スカイアクティブ技術など燃費性能に優れたエンジンを自社開発している。
- 「魂動」デザインでブランドイメージを確立し、顧客の支持を得ている。
- 北米や欧州など海外依存度が高く、規模拡大の余地がある。
- 工場の集約や生産効率化でコスト削減を進めている。
課題
- EVやハイブリッドの投入が遅れ、世界的な電動化シフトに対応できていない。
- 営業利益率が低く、他社と比べて収益力が弱い。
- 為替変動や海外市況に業績が左右されやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がマツダ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7270SUBARU | 1.9兆円 | 21.2倍 |
| 2 | 7259アイシン | 1.7兆円 | 16.2倍 |
| 3 | 7202いすゞ自動車 | 1.5兆円 | 11.5倍 |
| 4 | 7201日産自動車 | 1.2兆円 | — |
| 5 | 7276小糸製作所 | 8,304億円 | 44.9倍 |
| 6 | 7261マツダ | 7,692億円 | 21.9倍 |
| 7 | 6473ジェイテクト | 6,834億円 | 57.0倍 |
| 8 | 7282豊田合成 | 6,325億円 | 10.9倍 |
| 9 | 5110住友ゴム工業 | 5,682億円 | 9.2倍 |
| 10 | 6471日本精工 | 5,495億円 | 23.6倍 |
| 11 | 7211三菱自動車工業 | 5,465億円 | 50.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 46件
コルク会社から三輪トラックへ:1920〜1931年
1920年1月、東洋コルク工業株式会社として広島で創業。社名の通りコルクの製造を目的としたが、1927年9月に東洋工業株式会社へ改称し、1929年4月には工作機械の生産を始める。本格的な自動車事業への第一歩は1931年10月、三輪トラックの生産開始である。これにより同社は輸送機器メーカーとしての基盤を築いた。なお、マツダの社名は後年(1984年)に変更されるが、ブランド名としては初期から用いられた。
ロータリーエンジンへの挑戦:1961〜1967年
1961年2月、ドイツのNSU社およびバンケル社とロータリーエンジンに関する技術提携を結ぶ。これはマツダの技術的な特徴を決定づける決断だった。1967年5月、世界初のロータリーエンジン搭載量産車「コスモスポーツ」を発売。これに先立ち1965年には三次自動車試験場を完成させ、エンジン開発を加速した。ロータリーエンジンはその後、RX-7などに搭載され、マツダのブランドイメージを確立する一方、燃費や排出ガス面での課題も残した。
フォードとの資本提携と経営再建:1979〜1996年
1979年11月、フォードモーターカンパニーと資本提携を結び、フォードの傘下に入る。1993年12月には提携関係を強化し、1996年5月にはフォードの保有比率が33.4%に達した。この間、1985年に米国に生産子会社(MMUC)を設立し、1988年には北米R&D拠点を設けた。しかし1990年代前半のバブル崩壊後の業績低迷を受け、フォードの主導でコスト削減やモデル整理が進められた。1992年には米国工場をフォードとの均等出資に変更(オートアライアンスインターナショナル)したが、後に全株式をフォードに売却している。
社名変更とグローバル展開:1984〜1990年代
1984年5月、東洋工業からマツダ株式会社へ社名を変更。これに先立ち1967年から海外販売子会社を設立してきた。1985年には米国生産会社、1987年に横浜研究所、1990年にタイの販売会社と、海外拠点を拡大した。1990年代には欧州R&D事務所を開設し、1995年にはタイにフォードとの合弁で生産会社を設立。1998年から量産を開始した。中国では2005年から長安汽車やフォードとの合弁でエンジン・車両生産に参入し、2007年に南京工場で生産開始。こうした積極的な海外展開が現在のグローバルネットワークの基礎となった。
フォード離脱とトヨタとの提携:2008〜2017年
2008年11月、フォードはマツダ株式の保有比率を13.8%に引き下げ、その後段階的に売却。2010年代半ばにはフォード資本から完全に離脱した。2017年8月、トヨタ自動車株式会社と業務資本提携に関する合意書を締結。これに基づき2018年3月、米国アラバマ州に合弁会社マツダトヨタマニュファクチャリングUSAを設立し、2022年1月から生産を開始した。この提携により電動化技術やコネクティッド分野での協業が進められている。
電動化と新型モデル投入:2022〜2026年
2022年4月、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。同年、米国合弁工場での生産を開始した。2025年7月には東京にR&Dセンターを開設し、8年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型CX-5を公表。中国市場では長安マツダ汽車が開発・製造する電動車「MAZDA EZ-6」「MAZDA EZ-60」を投入し、欧州では「MAZDA6e」として販売。EZ-6は2026年にワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。しかし、2026年3月期の営業利益は516億円(前期比72.3%減)と大幅減益となり、米国関税政策の影響が顕在化した。
年表46件を開く
1920年代
- 1920年1月創業東洋コルク工業株式会社として設立
- 1927年9月商号変更東洋工業株式会社に社名変更
- 1929年4月工作機械の生産開始
1930年代
- 1931年10月三輪トラックの生産開始
- 1935年10月さく岩機の生産開始
1940年代
- 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場
1950年代
- 1958年4月小型四輪トラックを発売
1960年代
- 1960年5月軽乗用車を発売
- 1961年2月ドイツNSU社、バンケル社とロータリーエンジンに関し技術提携
- 1964年4月小型乗用車を発売
- 1965年5月三次自動車試験場完成
- 1966年11月乗用車専門宇品工場完成(本社工場内)
- 1967年4月オーストラリアに子会社マツダモータースPty.Ltd.を設立(現、マツダオーストラリアPty.Ltd.)
- 1967年5月初のロータリーエンジン搭載車コスモスポーツを発売
- 1968年7月カナダに子会社マツダモータースオブカナダLtd.を設立(現、マツダカナダ, Inc.)
1970年代
- 1971年2月米国に子会社マツダモーターオブアメリカ, Inc.を設立
- 1972年11月ドイツに子会社マツダモータース(ドイツランド)GmbHを設立
- 1974年5月三次ディーゼルエンジン工場完成
- 1979年11月フォードモーターカンパニーと資本提携
1980年代
- 1981年12月防府中関変速機工場完成
- 1982年9月防府西浦乗用車工場完成
- 1984年5月商号変更マツダ株式会社に社名変更
- 1985年1月米国に子会社マツダモーターマニュファクチャリング(USA)コーポレーションを設立
- 1987年6月横浜研究所完成
- 1988年7月創業米国にマツダリサーチ&ディベロップメントオブノースアメリカ, Inc.を設立(その後、マツダモーターオブアメリカ, Inc.に吸収合併)
1990年代
- 1990年5月M&Aドイツに欧州R&D事務所を開設(その後、マツダモーターヨーロッパGmbHに統合)
- 1990年6月タイに子会社マツダセールス(タイランド)Co., Ltd.を設立
- 1992年2月防府第二工場完成
- 1992年6月商号変更マツダモーターマニュファクチャリング(USA)コーポレーションをフォードモーターカンパニーとの均等出資の会社とし、社名をオートアライアンスインターナショナル, Inc.に変更(その後、当社の全保有株式をフォードモーターカンパニーへ売却)
- 1993年12月フォードモーターカンパニーとの提携関係を強化
- 1995年11月タイにフォードモーターカンパニーとの合弁によりオートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.を設立
- 1996年5月フォードモーターカンパニーが当社株式保有比率を33.4%に引き上げ
- 1998年5月オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.で量産車の生産を開始
2000年代
- 2005年9月中国にフォードモーターカンパニー及び長安汽車集団との合弁により長安フォードマツダエンジン有限公司を設立(その後、フォードモーターカンパニー保有株式を当社が取得。現、長安マツダエンジン有限公司)
- 2006年3月商号変更中国においてフォードモーターカンパニーと長安汽車の合弁会社である長安フォード汽車有限公司へ出資し、社名を長安フォードマツダ汽車有限公司に変更(その後、存続分立。現、長安マツダ汽車有限公司)
- 2007年10月長安フォードマツダ汽車有限公司(南京工場)で量産車の生産を開始
- 2008年11月フォードモーターカンパニーが当社株式保有比率を13.8%に引き下げ(その後、同社は段階的に株式を売却し、2026年3月末時点における同社による当社株式の保有はありません。)
2010年代
- 2011年9月メキシコに住友商事株式会社との合弁により子会社マツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコS.A. de C.V.を設立(その後、住友商事株式会社が保有する全株式を当社が取得)
- 2013年2月タイに子会社マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド)Co., Ltd.を設立
- 2014年1月マツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコS.A. de C.V.で量産車の生産を開始
- 2015年1月マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド)Co., Ltd.でトランスミッションの量産を開始
- 2017年8月トヨタ自動車株式会社と業務資本提携に関する合意書を締結
- 2018年3月米国にトヨタ自動車株式会社との合弁によりマツダトヨタマニュファクチャリングUSA, Inc.を設立
2020年代
- 2022年1月マツダトヨタマニュファクチャリングUSA, Inc.で量産車の生産を開始
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2025年7月「マツダR&Dセンター東京」を開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- グローバル自社工場のカーボンニュートラル達成2035年までカーボンニュートラル(CN)
- 自社新車が原因となる死亡事故ゼロ2040年まで死亡事故ゼロ
- 国内販売台数早期実現(具体的年度の記載なし)まで20万台
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
マルチソリューション電動化戦略
地域の電源事情や規制に応じて、内燃機関、ハイブリッド、バッテリーEV、代替燃料など多彩なソリューションを適材適所で提供する。段階的に電動化を進め、第2フェーズ(2025-27年)では新ハイブリッドシステム導入、第3フェーズ(2028-30年)でバッテリーEVを本格導入する。
- 02
ライトアセット戦略による資本効率向上
自前主義から脱却し、協業・パートナーシップを積極活用して投資を最小化する。開発生産性3倍向上、電池投資半減、既存設備でのEV・エンジン車混流生産などにより、低投資で高い資産効率を実現し資本コストを上回るリターンを目指す。
- 03
サプライチェーン改革と原価低減
サプライチェーン・バリューチェーン全体を鳥瞰し、ムリ・ムラ・ムダを徹底排除。調達構造の変革(階層浅化・近場調達)、汎用材料・半導体活用拡大、共創活動(取引先と早期連携)により強靭化と原価低減を推進する。
- 04
ブランド価値経営のグローバル展開
北米で成果を上げたブランド価値経営をアジアなど他地域に展開。リテールオペレーション強化、新世代店舗への刷新、接客トレーニングを通じてブランド体験を向上させる。国内では都市圏戦略などで販売20万台早期実現を図る。
- 05
安全技術と人・IT共創
独自の安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY」のもと、人を中心としたものづくりにデジタル技術を融合。高度運転支援技術を開発し、2040年までに自社新車が原因となる死亡事故ゼロを目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で47,144人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は711万円で、9期前と比べて+5.1%。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は17.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 48,849 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 49,755 | — |
| 2019年3月 | 677 | 41.1 | 16.4 | 49,998 | — |
| 2020年3月 | 664 | 41.2 | 16.7 | 50,479 | — |
| 2021年3月 | 629 | 41.5 | 16.9 | 49,786 | — |
| 2022年3月 | 638 | 41.8 | 16.6 | 48,750 | — |
| 2023年3月 | 659 | 42.2 | 17.2 | 48,481 | — |
| 2024年3月 | 689 | 42.4 | 17.6 | 48,685 | — |
| 2025年3月 | 715 | 42.5 | 17.4 | 48,783 | 381 |
| 2026年3月 | 711 | 42.5 | 17.7 | 47,144 | 109 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社62社(国内 41 / 海外 21) を有報から抽出しています。
- 海外マツダモーターオブアメリカ, Inc. (注)1,2米国・カリフォルニア州アーバイン市議決権100.0%
- 海外マツダカナダ, Inc.カナダ・オンタリオ州リッチモンドヒル市議決権100.0%
- 海外マツダモトールデメヒコ S. de R.L. de C.V.メキシコ・メキシコ市議決権100.0%
- 海外マツダセルヴィシオスデメヒコ S. de R.L. de C.V.メキシコ・メキシコ市議決権100.0%
- 海外マツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコS.A. de C.V. (注)1メキシコ・グアナファト州サラマンカ市議決権100.0%
- 海外マツダモータース(ドイツランド)GmbHドイツ・ノルトラインウエストファーレン州レバークーゼン市議決権100.0%
- 海外マツダモーターロジスティクス ヨーロッパN.V. (注)1ベルギー・アントワープ州ウィルブローク市議決権100.0%
- 海外マツダモーターヨーロッパGmbHドイツ・ノルトラインウエストファーレン州レバークーゼン市議決権100.0%
- 海外マツダオトモビルフランスS.A.S.フランス・サンジェルマンアンレイ議決権100.0%
- 海外マツダモータースUK Ltd.英国・ケント州ダートフォード市議決権100.0%
- 国内マツダスイスS.A.スイス・プチランシー市議決権100.0%
- 国内マツダモトールデポルトガルLda.ポルトガル・リスボン市議決権100.0%
残りのグループ会社50社を開く
- マツダモーターイタリア, S.r.l.イタリア・ローマ市100%
- マツダオートモービルズ エスパーニャ, S.A.スペイン・マドリッド市100%
- マツダオーストリアGmbHオーストリア・クラーゲンフルト市100%
- マツダオーストラリアPty.Ltd.オーストラリア・ビクトリア州モルグレイブ100%
- マツダモータースオブ ニュージーランドLtd.ニュージーランド・オークランド市100%
- マツダセールス(タイランド) Co., Ltd.タイ・バンコク市96%
- マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド) Co., Ltd.タイ・チョンブリ県100%
- マツダマレーシアSdn.Bhd.マレーシア・スランゴール州70%
- マツダ(中国)企業管理有限公司中国・上海市100%
- 台湾マツダ汽車股份有限公司台湾・台北市100%
- マツダサザンアフリカ(Pty)Ltd南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ市70%
- マツダデコロンビアS.A.S.コロンビア・ボゴタ市100%
- マツダ中販㈱広島県広島市 南区100%
- マツダエース㈱広島県安芸郡 府中町100%
- マツダロジスティクス㈱広島県広島市 南区100%
- 倉敷化工㈱岡山県倉敷市75%
- ㈱マツダE&T広島県広島市 南区100%
- マツダパーツ㈱広島県広島市 東区100%
- マツダビジネスパートナー㈱東京都板橋区100%
- ㈱東北マツダ宮城県仙台市 宮城野区100%
- ㈱福島マツダ福島県郡山市100%
- ㈱北関東マツダ茨城県水戸市100%
- ㈱甲信マツダ長野県長野市100%
- ㈱関東マツダ東京都板橋区100%
- 静岡マツダ㈱静岡県静岡市 駿河区100%
- 東海マツダ販売㈱愛知県名古屋市 瑞穂区100%
- ㈱北陸マツダ石川県野々市市100%
- ㈱京滋マツダ京都府京都市 南区100%
- ㈱関西マツダ大阪府大阪市 浪速区100%
- ㈱西四国マツダ愛媛県松山市100%
- ㈱九州マツダ福岡県福岡市 博多区100%
- ㈱南九州マツダ鹿児島県鹿児島市100%
- 沖縄マツダ販売㈱沖縄県浦添市100%
- その他 26社─
- マツダトヨタマニュファクチャリングUSA, Inc.米国・アラバマ州ハンツビル市50%
- オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.タイ・ラヨーン県50%
- 長安マツダ汽車有限公司中国・南京市48%
- 長安マツダエンジン有限公司中国・南京市50%
- トーヨーエイテック㈱広島県広島市 南区50%
- ㈱日本クライメイトシステムズ広島県東広島市33%
- ヨシワ工業㈱広島県安芸郡 海田町33%
- ㈱サンフレッチェ広島(注)3広島県広島市 中区17%
- ㈱マツダプロセシング中国広島県広島市 安芸区29%
- マツダクレジット㈱大阪府大阪市 北区50%
- MCMエネルギーサービス㈱広島県広島市 南区40%
- マツダ部品広島販売㈱広島県安芸郡坂町33%
- MCF Electric Drive㈱広島県広島市 南区50%
- Mazda Imasen Electric Drive㈱広島県東広島市50%
- MHHO Electric Drive㈱(注)4広島県広島市 南区10%
- その他 6社―
- AUMAZDA AUSTRALIA PTY. LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達1,989万円規制の精緻化に向けたデジタル技術の開発AIを活用した自動車の完成検査の精緻化・合理化に係る調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-06-18
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は4.9兆円、営業利益は516億円。前期と比べると減収減益で、売上が-2.0%、利益が-72.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 5.5兆円 | 4.9兆円 |
| 営業利益 | 1,500億円 | 516億円 |
| 純利益 | 900億円 | 351億円 |
| 1株あたり配当 | ¥55 | ¥55 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1.3兆円、営業利益は328億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.8%、営業利益は+9.3%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1.13 | — | — | 392 |
| 2024年1Q | 1.09 | 300 | 2.7 | 372 |
| 2024年2Q | 1.23 | 996 | 8.1 | 709 |
| 2024年3Q | 1.25 | 706 | 5.7 | 574 |
| 2024年4Q | 1.26 | — | — | 422 |
| 2025年2Q | 2.39 | 1,030 | 4.3 | 353 |
| 2025年4Q | 2.63 | 831 | 3.2 | 788 |
| 2026年2Q | 2.24 | −539 | −2.4 | −453 |
| 2026年4Q | 2.68 | 1,055 | 3.9 | 804 |
| 2027年1Q | 1.29 | 328 | 2.6 | 296 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2.2兆円から4.9兆円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.0%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイに子会社マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド)Co., Ltd.を設立 | |||||
| 2013年3月 | 2.21 | — | 331 | — | 343 |
| 2014年3月 | 2.69 | — | 1,407 | — | 1,357 |
| 2015年3月 | 3.03 | — | 2,126 | — | 1,588 |
| 2016年3月 | 3.41 | — | 2,236 | — | 1,344 |
| 2017年3月 | 3.21 | — | 1,395 | — | 938 |
| 米国にトヨタ自動車株式会社との合弁によりマツダトヨタマニュファクチャリングUSA, Inc.を設立 | |||||
| 2018年3月 | 3.47 | — | 1,721 | — | 1,121 |
| 2019年3月 | 3.56 | — | 1,161 | — | 632 |
| 2020年3月 | 3.43 | — | 531 | — | 121 |
| 2021年3月 | 2.88 | — | 283 | — | −317 |
| 2022年3月 | 3.12 | — | 1,235 | — | 816 |
| 2023年3月 | 3.83 | — | 1,859 | — | 1,428 |
| 2024年3月 | 4.83 | — | 3,201 | — | 2,077 |
| 「マツダR&Dセンター東京」を開設 | |||||
| 2025年3月 | 5.02 | 1,861 | 1,890 | 3.7 | 1,141 |
| 2026年3月 | 4.92 | 516 | 1,318 | 1.0 | 351 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高4.9兆円のうち、営業利益として残るのは516億円で1.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は351億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.0%4.0兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%8,348億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.0%516億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は1.3兆円で、売上の3.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 490 | −403 | −572 | 87 | 0.44 |
| 2014年3月 | 1,364 | −1,201 | 105 | 163 | 0.48 |
| 2015年3月 | 2,045 | −955 | −628 | 1,090 | 0.53 |
| 2016年3月 | 2,628 | −1,081 | −941 | 1,547 | 0.57 |
| 2017年3月 | 1,611 | −638 | −1,499 | 973 | 0.53 |
| 2018年3月 | 2,078 | −1,600 | 305 | 478 | 0.60 |
| 2019年3月 | 1,467 | −1,316 | 834 | 151 | 0.70 |
| 2020年3月 | 348 | −1,276 | −243 | −928 | 0.57 |
| 2021年3月 | 1,201 | −789 | 993 | 412 | 0.74 |
| 2022年3月 | 1,892 | −1,362 | −864 | 530 | 0.74 |
| 2023年3月 | 1,374 | −994 | −899 | 380 | 0.72 |
| 2024年3月 | 4,189 | −1,799 | −847 | 2,390 | 0.92 |
| 2025年3月 | 3,056 | −2,000 | 901 | 1,056 | 1.11 |
| 2026年3月 | 2 | −9 | 1,050 | −7 | 1.29 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は4.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.9兆円で、自己資本比率は42.5%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.98 | 0.51 | 1.47 | 25.1 |
| 2014年3月 | 2.25 | 0.68 | 1.57 | 29.4 |
| 2015年3月 | 2.47 | 0.89 | 1.58 | 35.2 |
| 2016年3月 | 2.55 | 0.98 | 1.57 | 37.4 |
| 2017年3月 | 2.52 | 1.06 | 1.46 | 41.2 |
| 2018年3月 | 2.72 | 1.22 | 1.50 | 43.8 |
| 2019年3月 | 2.88 | 1.23 | 1.64 | 41.8 |
| 2020年3月 | 2.79 | 1.21 | 1.58 | 42.1 |
| 2021年3月 | 2.92 | 1.20 | 1.72 | 40.5 |
| 2022年3月 | 2.97 | 1.32 | 1.65 | 43.8 |
| 2023年3月 | 3.26 | 1.46 | 1.80 | 44.2 |
| 2024年3月 | 3.79 | 1.76 | 2.03 | 45.8 |
| 2025年3月 | 4.09 | 1.81 | 2.28 | 43.8 |
| 2026年3月 | 4.48 | 1.93 | 2.55 | 42.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで82社中14位あたり、逆に低いのは営業利益率で82社中76位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,217.5で、1年前と比べて+23.0%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.9倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 0.40倍 |
| 配当利回り | 4.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に1207.5円と、25日線(1165.44円)を約3.6%上回り、75日線(1122.2円)の上に位置。52週高値1395円からは約13%下、52週安値978.5円からは約23%上。年初来では26.03%上昇。RSIは54.7と中立。出来高は8月5日に1757万株と急増したが、その後は減少傾向。上昇トレンドは継続中。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PERが21.71倍と業界平均の16.66倍を上回るが、予想PERは8.5倍と大幅に改善が見込まれる。PBRは0.3971倍と極めて低く、解散価値を下回る水準。配当利回りは4.55%と業界平均の2.96%を上回る。ROEは1.9%と低く収益性は弱いが、予想の改善を考慮すると、現状はやや割高ながら投資妙味はある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.9倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 0.40倍 | 1.12倍 |
| ROE | 1.9% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
マツダの投資論点は、EVシフトへの適応と収益性の改善ができるかどうか。2025年3月期は営業利益率3.71%だったが、2026年3月期は1.05%に悪化予想。強気派は独自技術による商品力と北米市場の好調、新型EV投入への期待から成長を見込む。一方、弱気派はEV競争の激化と中国市場の不振、日系メーカー間の競争で利益率が低下し続けると警戒する。
- 独自技術の強み
SKYACTIV技術で燃費性能や走行性能が優れている
- 北米市場の好調
CX-5などのSUVが北米で人気を集めている
- 新型EVへの期待
2025年投入予定の新型EVで市場に食い込む可能性がある
- 営業利益率3.71%への回復で営業利益1,800億円台復帰2027年〜2028年影響強
2026/3期の営業利益516億円に対し、2025/3期の1,861億円水準への回帰余地がある
- 予想PER8.2倍とPBR0.38倍の割安修正継続影響中
時価総額7,383億円で予想PER8.2倍、PBR0.38倍。ROE1.9%の改善が焦点
- 配当利回り4.71%の高水準が下値支え通年影響中
株価1,168.5円で配当利回りは4.71%。純利益351億円でも配当維持なら需要は厚い
- 外国人持ち株比率36.6%の高水準な需給継続影響弱
外国人持ち株比率は36.6%と高く、需給の下支えになる
- EV競争の激化
テスラや中国勢などとの競争で苦戦が予想される
- 中国市場の不振
中国での販売が落ち込み、成長のけん引役を失っている
- 利益率の低下
2026年3月期予想で営業利益率が1.05%と大幅減益が見込まれる
- 2026/3期の営業利益516億円まで落ち込んだ収益悪化通年影響強
営業利益は1,861億円(2025/3)から516億円(2026/3)へ72%減少
- 純利益351億円への減少で配当減額リスク次回決算発表後影響中
純利益は1,141億円から351億円へ69%減。配当利回り4.71%の維持が焦点
- 売上高4.9兆円と前期比2%減の停滞2026年下期影響中
2026/3期の売上高は49,182億円で前期比約2%減。増収がなければ収益改善は遅れる
- PBR0.38倍が示す資本効率の低さ継続影響弱
ROE1.9%と低く、PBR0.38倍のまま株価は純資産価値から大きく乖離
- 販売台数
- 市場での需要動向とシェアの変化を把握するため
- 営業利益率
- 収益性の改善・悪化を測るため
- EV販売比率
- 電動化戦略の進捗を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり55円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.52%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 35 | — | 37.0 |
| 2018年3月 | 35 | 0.0 | 27.0 |
| 2019年3月 | 35 | 0.0 | 56.0 |
| 2020年3月 | 35 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 20 | −42.9 | 14.9 |
| 2023年3月 | 45 | 125.0 | 31.6 |
| 2024年3月 | 60 | 33.3 | 27.4 |
| 2025年3月 | 55 | −8.3 | 57.6 |
| 2026年3月 | 55 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥55
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ156,461人。区分でいちばん多いのは外国法人で36.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 40.4 | 39.8 | 41.9 | 42.0 | 37.3 | 36.5 |
| 金融機関 | 28.1 | 28.1 | 27.9 | 29.0 | 28.4 | 32.5 |
| 個人・その他 | 17.7 | 16.6 | 14.2 | 12.1 | 17.9 | 16.5 |
| 事業法人 | 12.2 | 12.0 | 11.4 | 10.8 | 10.8 | 10.8 |
| 証券会社 | 1.6 | 3.4 | 4.5 | 6.1 | 5.6 | 3.7 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 17.64 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.73 |
| 03 | トヨタ自動車株式会社 | 5.05 |
| 04 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.27 |
| 05 | THE BANK OF NEW YORK, TREATYJASDEC ACCOUNT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.14 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505325(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.71 |
| 07 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.38 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.33 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.22 |
| 10 | MAN INTERNATIONAL ICVC - MAN JAPAN COREALPHA FUND(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.21 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+385%、1株純資産は14期で+1719%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 11 | 166 | 7.1 | 24.5 | — |
| 2014年3月 | 227 | 1,105 | 23.5 | 10.1 | 1.8 |
| 2015年3月 | 266 | 1,455 | 20.8 | 9.2 | 5.6 |
| 2016年3月 | 225 | 1,596 | 14.7 | 7.8 | 17.8 |
| 2017年3月 | 157 | 1,739 | 9.4 | 10.2 | 37.0 |
| 2018年3月 | 183 | 1,894 | 10.0 | 7.7 | 27.0 |
| 2019年3月 | 100 | 1,911 | 5.3 | 12.4 | 56.0 |
| 2020年3月 | 19 | 1,866 | 1.0 | 29.7 | — |
| 2021年3月 | −50 | 1,876 | −2.7 | — | — |
| 2022年3月 | 129 | 2,066 | 6.6 | 7.0 | 14.9 |
| 2023年3月 | 227 | 2,285 | 10.4 | 5.4 | 31.6 |
| 2024年3月 | 330 | 2,758 | 13.1 | 5.3 | 27.4 |
| 2025年3月 | 181 | 2,843 | 6.5 | 5.2 | 57.6 |
| 2026年3月 | 56 | 3,021 | 1.9 | 18.7 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
36名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は36名。2026/3期の役員報酬は総額1,287百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約20倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 菖蒲田清孝 | 代表取締役 会長 | 67 | 37,200 |
| 毛籠勝弘 | 代表取締役 社長兼CEO (最高経営責任者)〔コミュニケーション・サステナビリティ統括〕 | 65 | 47,800 |
| ジェフリー・エイチ・ガイトン | 代表取締役 副社長兼経営役員CFO (最高財務責任者)〔社長補佐、経営企画・北米事業・欧州事業・中南米事業統括〕 | 59 | 97,322 |
| 向井武司 | 取締役 副社長兼経営役員〔社長補佐、ものづくり・品質統括〕 | 64 | 32,700 |
| 青山裕大 | 取締役 経営役員CCO (最高コスト責任者)〔コスト革新統括、ものづくり統括補佐〕 | 60 | 35,000 |
| 小島岳二 | 取締役 経営役員CSO (最高戦略責任者)〔戦略領域統括〕 | 61 | 27,063 |
| 梅下隆一 | 取締役 経営役員CTO (最高技術責任者)〔研究開発統括、ものづくり統括補佐〕 | 61 | 33,600 |
| 佐藤潔 | 取締役 | 70 | 2,300 |
| 小川理子 | 取締役 | 63 | 6,300 |
| 及川美紀 | 取締役 | 57 | 700 |
| 田中浩憲 | 取締役監査等委員(常勤) | 62 | 9,100 |
| 北村明良 | 取締役監査等委員 | 75 | 4,200 |
残りの役員24名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 柴崎博子 | 取締役監査等委員 | 73 | 3,200 |
| 杉森正人 | 取締役監査等委員 | 69 | 2,400 |
| 井上宏 | 取締役監査等委員 | 69 | 6,500 |
| 藤本哲也 | 経営役員CTAO (最高資金管理・会計責任者) | — | — |
| 吉原誠 | 経営役員 CRO (最高リスク責任者) | — | — |
| 鷲見和彦 | 経営役員 CSCO (最高サプライチェーン責任者) | — | — |
| 木谷昭博 | 経営役員CIO (最高情報責任者) | — | — |
| 竹内都美子 | 経営役員 CHRO (最高人事責任者) | — | — |
| 大塚正志 | 経営役員 CVCO (最高バリューチェーン責任者) | — | — |
| 川村修 | 上席執行役員 | — | — |
| トム・ドネリー | 上席執行役員 | — | — |
| 中島徹 | 上席執行役員 | — | — |
| 弘中武都 | 上席執行役員 | — | — |
| 石村隆和 | 上席執行役員 | — | — |
| 岩下卓二 | 上席執行役員 | — | — |
| 佐賀尚人 | 上席執行役員 | — | — |
| 中井英二 | 上席執行役員 | — | — |
| 宮脇克典 | 上席執行役員 | — | — |
| マータイン・テンブリンク | 上席執行役員 | — | — |
| 滝村典之 | 執行役員 | — | — |
| 東堂一義 | 執行役員 | — | — |
| 向田光伸 | 執行役員 | — | — |
| 今田道宏 | 執行役員 | — | — |
| 石橋剛 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 497 | 288 | 117 | 1,141 | 143 |
| 社外取締役 | 7 | 107 | — | — | 107 | 15 |
| 取締役(社内) | 2 | 39 | — | — | 39 | 20 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容525字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,358字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,978字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,954字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第158期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第158期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第157期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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