概要
ジェイテクトはトヨタグループに属する自動車部品・工作機械メーカーである。電動パワーステアリングやドライブシャフトなどの操舵・駆動部品、円すいころ軸受などの軸受、研削盤などの工作機械を主力とし、売上高は約1.9兆円、従業員数は4万3233人にのぼる。1949年に東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場し、本社を愛知県刈谷市に置く。
自動車・軸受・工作機械の三本柱
ジェイテクトの事業は、自動車、産機・軸受、工作機械の3セグメントで構成される。自動車部門では電動パワーステアリング(EPS)やステアバイワイヤシステム、電子制御4WD用カップリング(ITCC)などを供給する。産機・軸受部門ではローラーベアリングやボールベアリング、オイルシールを幅広い産業向けに製造する。工作機械部門では研削盤、マシニングセンタ、切削機、制御機器を手がける。3部門が相互に技術を連携させながら事業を展開している。
売上高1.9兆円、世界111社の連結グループ
2026年3月期の連結売上収益は1兆8844億円、事業利益は385億円、当期利益は137億円である。過去10年の売上高は1兆円台前半から増加傾向にあり、2024年3月期には過去最高の1兆8915億円を記録した。グループは連結子会社111社、関連会社14社で構成され、北米、欧州、アジアなど世界全域に生産・販売拠点を持つ。売上の約8割を自動車向けが占め、トヨタ自動車が筆頭株主である。
グローバル生産体制と買収による拡大
ジェイテクトは海外子会社を通じて世界各地に生産拠点を構えてきた。1973年に米国サウスカロライナ州で合弁会社を設立し、1988年には米国テネシー州でTRWとのパートナーシップによりステアリング生産を開始した。英国、フランス、ルーマニアなど欧州にも拠点を置く。2009年にはティムケン社からニードル軸受事業を取得し、2017年にはインドのSONA KOYO STEERING SYSTEMSを子会社化した。これらの買収により製品ラインと地域網を拡充してきた。
第二期中期経営計画とソリューションプロバイダーへの変革
ジェイテクトは2024年度から2026年度を第二期中期経営計画の期間と位置づけ、「既存事業の成長と新規事業の育成」を掲げる。重点施策としてソリューション創出力の強化、競争力の強化、グローバル体制の再構築を挙げる。2025年1月にはソリューション共創センターを設立し、同年7月には研究開発機能を統合したイノベーション本部を発足させた。2030年までに「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」となることを目指す。
業界の中での役割は自動車部品・軸受・工作機械のグローバルサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車 | 1.4兆円 | 71.0% | 467億円 | 3.4% |
| 産機・軸受 | 3,471億円 | 18.0% | 112億円 | 3.2% |
| 工作機械 | 2,109億円 | 11.0% | 174億円 | 8.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車主力
自動車メーカー向けに電動パワーステアリング、ステアバイワイヤシステム、電子制御4WD用カップリング(ITCC)、トルセン(LSD)、FCEV向け減圧弁などを供給。操舵・駆動系の高度化に貢献する。
- 電動パワーステアリング(EPS)世界シェア首位
- モーターで操舵力をアシストするステアリングシステム。燃費向上や運転支援システムとの親和性が高い。世界トップクラスのシェア。
- ステアバイワイヤシステム
- ステアリングホイールとタイヤの機械的連結をなくし、電気信号で操舵する次世代システム。軽量化・設計自由度向上に寄与する。
- 電子制御4WD用カップリング(ITCC)
- 前後輪の駆動力を電子制御で最適配分するカップリング。悪路走破性や安定性を向上する。
- トルセン
- 機械式の差動制限装置(LSD)。滑りやすい路面での駆動力を確保する。
- FCEV向け減圧弁
- 燃料電池車において、水素タンクからの高圧水素を適切な圧力に減圧するバルブ。
02産機・軸受主力
産業機械メーカーや自動車メーカーなど多岐にわたる顧客向けに、各種軸受(ローラーベアリング、ボールベアリング、ベアリングユニット)やオイルシールを供給。高い回転精度と耐久性が求められる分野で使用される。
- ローラーベアリング
- 円筒ころ、円すいころ、針状ころなどの軸受。高荷重・高速回転に適し、工作機械や鉄鋼設備などで使用される。
- ボールベアリング
- 深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受など。幅広い産業機械で一般的に使用される。
- ベアリングユニット
- 軸受をハウジングに組み込んだユニット品。取り付けが容易で、コンベアや農業機械などに多用される。
- オイルシール
- 回転軸からの潤滑油漏れや異物侵入を防ぐシール部品。
03工作機械準主力
自動車、航空機、金型などの部品加工メーカー向けに、研削盤、マシニングセンタ、切削機、制御機器(IoE関連製品含む)、工業用熱処理炉を供給。高精度な加工ソリューションを提供する。
- 研削盤
- 工作物の表面を高精度に仕上げる研削加工機。円筒研削盤、内面研削盤、センタレス研削盤などがある。
- マシニングセンタ
- 工具を自動交換しながらフライス加工、穴あけ、タップ加工などを複合的に行うNC工作機械。
- 切削機
- 旋盤やフライス盤など、切削加工を行う工作機械の総称。
- 制御機器(IoE関連製品含む)
- 工作機械や生産ラインを制御するコントローラや、IoT化を実現する通信・監視機器。
- 工業用熱処理炉
- 金属部品に焼入れ・焼戻しなどの熱処理を施すための工業炉。
製品と技術
電動パワーステアリングとステアバイワイヤ
ジェイテクトの自動車部門の主力製品は電動パワーステアリング(EPS)で、世界トップクラスのシェアを持つ。モーターで操舵力をアシストし、燃費向上や運転支援システムとの親和性が高い。さらに、ステアリングホイールとタイヤの機械的連結をなくし電気信号で操舵するステアバイワイヤシステム「Syncusteer™」を開発し、2024年にトヨタ自動車のLEXUS RZに初搭載された。このシステムは軽量化と設計自由度の向上に寄与する。また、自動運転と人の操舵を滑らかにつなぐ「PairdriverⓇ」も量産車に採用された。
駆動系と電動化対応部品の品揃え
電子制御4WD用カップリング(ITCC)は前後輪の駆動力を電子制御で最適配分し、悪路走破性を高める。機械式の差動制限装置であるトルセン(LSD)は滑りやすい路面での駆動力確保に貢献する。電動化対応として、燃料電池車(FCEV)向け減圧弁も供給しており、水素タンクからの高圧水素を適切な圧力に減圧する。これらの製品はトヨタをはじめとする世界中の自動車メーカーに納入されている。
高精度加工を支える軸受と工作機械
産機・軸受部門では、円すいころ軸受や深溝玉軸受など多様なベアリングを提供する。第5世代低トルク円すいころ軸受「LFTⓇ-V」は、前世代比で損失トルクを最大15%低減し、2025年に超モノづくり部品大賞を受賞した。工作機械部門では、円筒研削盤や内面研削盤などの研削盤、マシニングセンタ、切削機を製造する。制御機器としてIoE関連製品も手がけ、工業用熱処理炉もグループ会社のジェイテクトサーモシステムが提供する。これらの設備は自動車や航空機の部品加工に用いられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位電動パワーステアリング(EPS)世界シェア約3割自動車
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
自動車部品大手、収益低迷で構造改革急ぐ
ジェイテクトはトヨタグループ系の自動車部品メーカーで、ステアリングや駆動部品などで世界有数のシェアを誇る。売上高は2024/3期の18915億円から2026/3期には19250億円と微増する一方、営業利益率は2025/3期の2.04%から2026/3期には1.29%まで低下する見通しで、収益性の悪化が深刻だ。同業の日本製鋼所や三浦工業は機械業界ではあるが、自動車部品以外の分野に強みを持ち、収益構造が異なる。同社は原材料高や為替変動、自動車生産の停滞などの影響を受けやすい。また、EVシフトによる部品需要の変化への対応が急務で、非自動車分野や新技術の開発が課題。コスト削減や事業ポートフォリオの見直しが急がれる。
強み
- ステアリングや駆動部品で世界有数のシェアを持ち、高い技術力で差別化。
- トヨタグループとの強固な関係により、安定した受注を確保。
- 世界中に生産・販売拠点を持ち、海外需要を取り込む。
- 自動車部品以外にも機械・産業機器を展開し、収益源を分散。
課題
- 営業利益率が1%台まで低下し、収益改善への抜本対策が必要。
- 鋼材や樹脂などの原材料価格上昇がコストを圧迫している。
- 電動化の進展で従来部品の需要が減り、新技術開発が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がジェイテクト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7259アイシン | 1.7兆円 | 16.2倍 |
| 2 | 7202いすゞ自動車 | 1.5兆円 | 11.5倍 |
| 3 | 7201日産自動車 | 1.2兆円 | — |
| 4 | 7276小糸製作所 | 8,304億円 | 44.9倍 |
| 5 | 7261マツダ | 7,692億円 | 21.9倍 |
| 6 | 6473ジェイテクト | 6,834億円 | 57.0倍 |
| 7 | 7282豊田合成 | 6,325億円 | 10.9倍 |
| 8 | 5110住友ゴム工業 | 5,682億円 | 9.2倍 |
| 9 | 6471日本精工 | 5,495億円 | 23.6倍 |
| 10 | 7211三菱自動車工業 | 5,465億円 | 50.0倍 |
| 11 | 6770アルプスアルパイン | 4,695億円 | 16.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
1921年、ベアリングメーカー光洋精工として創業
ジェイテクトの前身の一つである光洋精工社は1921年1月、大阪市生野区で創業され、ベアリングの生産を開始した。1935年1月には株式会社に改組し、光洋精工株式会社を設立した。この会社がのちにベアリング事業の中核となる。同時期、もう一つの前身である豊田工機は1941年5月、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)から分離独立し、金属工作機械の生産を目的として設立された。この二社が2006年に合併し、現在のジェイテクトが誕生する。
1949年の株式上場と戦後の事業拡大
光洋精工は1949年5月に大阪証券取引所と東京証券取引所に、同年7月に名古屋証券取引所に上場した。1960年4月には国分工場でステアリングの開発・試作を開始し、自動車部品分野に進出した。1961年8月にはミシン・工作機械部門を分離し、光洋機械工業(後のジェイテクトマシンシステム)を設立した。豊田工機は1968年9月に自動車用パワーステアリングの開発に成功し生産を開始し、操舵系事業の基盤を築いた。
1980年、トヨタ自動車が筆頭株主に
1980年8月、光洋精工は減資を実施し、資本の額を4分の3減少させた。続く1980年9月、第三者割当増資(7600万株、発行価格1株600円)により、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)が筆頭株主となった。この資本関係は現在も続き、ジェイテクトはトヨタグループの中核部品メーカーの一つとして位置づけられている。以降、トヨタ向けのステアリングや駆動部品の供給が事業の大きな柱となる。
2006年、光洋精工と豊田工機が合併しジェイテクト誕生
2005年2月に光洋精工と豊田工機が合併に基本合意し、2006年1月に両社は合併して商号を株式会社ジェイテクトに変更した。この合併により、ベアリングと工作機械、ステアリングの技術が一つの企業に集約された。合併後も海外子会社の統合やブランド統一を進め、2022年4月には事業ブランドを「JTEKT」に統一した。本店所在地も2021年6月に愛知県刈谷市へ移転し、グループ経営の一体性を高めた。
2009年、ティムケン社からニードル軸受事業を取得
2009年7月、ジェイテクトはザ・ティムケン・カンパニーとニードル軸受事業の売買契約を締結し、同年12月に同事業を取得した。この買収により軸受製品ラインが拡充され、産業機械向けの供給力が強化された。また、2017年6月にはインドのSONA KOYO STEERING SYSTEMS LTD.の株式を追加取得し子会社化、同年12月には富士機工(後のジェイテクトコラムシステム)を完全子会社化するなど、グループ再編を継続的に進めた。
2020年代、構造改革と新技術の量産化
2020年以降、ジェイテクトは欧州事業の構造改革に着手し、2025年度には欧州ニードルローラーベアリング事業の譲渡を完了、自動車事業の譲渡に関する基本合意を発表した。同時に、新技術の量産化も進めた。2024年にはリンクレスのステアバイワイヤシステム「Syncusteer™」がトヨタのLEXUS RZに初搭載され、協調操舵技術「PairdriverⓇ」が新型RAV4に採用された。第5世代低トルク円すいころ軸受「LFTⓇ-V」も開発し、燃費向上に貢献している。
年表32件を開く
1920年代
- 1921年1月光洋精工社(当社前身)を大阪市生野区において創設し、ベアリングの生産を開始。
1930年代
- 1935年1月株式会社に改組し、光洋精工㈱を設立。
1940年代
- 1941年5月金属工作機械の生産を目的として、トヨタ自動車工業㈱(現 トヨタ自動車㈱)から分離独立し、豊田工機㈱を設立。
- 1949年5月上場大阪証券取引所(2013年7月に東京証券取引所と統合)、東京証券取引所に上場。
- 1949年7月上場名古屋証券取引所に上場。
1960年代
- 1960年4月国分工場においてステアリングの開発・試作を開始。
- 1961年8月ミシン、工作機械部門を分離し、光洋機械工業㈱(現 ㈱ジェイテクトマシンシステム(現 連結子会社))を設立。
- 1968年9月豊田工機㈱において、自動車用パワーステアリングの開発に成功し生産を開始。
1970年代
- 1973年11月米国サウスカロライナ州に当社とAMERICAN KOYO CORP.との合弁によりAMERICAN KOYO BEARING MANUFACTURING CORP.を設立。
- 1977年10月豊田工機㈱において、米国イリノイ州に工作機械の販売会社TOYODA MACHINERY USA CORPORATION(現 JTEKT MACHINERY AMERICAS CORPORATION(現 連結子会社))を設立。
1980年代
- 1980年8月減資(1980年7月末の資本の額を3/4減少)。
- 1980年9月第三者割当増資(7,600万株の発行、発行価格1株につき600円)により、トヨタ自動車工業㈱(現 トヨタ自動車㈱)が筆頭株主となる。
- 1981年11月M&AAMERICAN KOYO BEARING MANUFACTURING CORP.とAMERICAN KOYO CORP.が合併し、KOYO CORPORATION OF U.S.A.(現 JTEKT NORTH AMERICA CORPORATION(現 連結子会社))に商号変更。
- 1988年4月創業米国テネシー州に当社とTRW INC.によりパートナーシップTRW KOYO STEERING SYSTEMS CO.を設立。
- 1989年10月M&A豊田工機 ㈱において、ステアリングの製造のため、米国テネシー州にTOYODA TRW AUTOMOTIVE,INC.(後にJTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-MORRISTOWN,INC.に商号変更、2022年4月1日に当社子会社JTEKT AUTOMOTIVE NORTH AMERICA, INC.に吸収合併)を設立。
1990年代
- 1990年2月英国サウスヨークシャー州にKOYO BEARINGS (EUROPE) LTD.(現 JTEKT AUTOMOTIVE ENGLAND LTD.(現 連結子会社))を設立。
- 1993年3月フランス・イリニイ市のSOCIETE DE MECANIQUE D'IRIGNY S.A.(現 JTEKT EUROPE S.A.S.(現 連結子会社))の株式を追加取得し、子会社とする。
- 1998年5月商号変更ルーマニア・アレキサンドリア市のS.C.RULMENTI ALEXANDRIA S.A.の株式を取得し、KOYO ROMANIA S.A.(現 JTEKT BEARINGS ROMANIA S.A.(現 連結子会社))に商号変更。
2000年代
- 2000年3月M&Aフランス・ディジョン市のKOYO STEERING DIJON SAINT ETIENNE S.A.S.(後にJTEKT AUTOMOTIVE DIJON SAINT-ETIENNE S.A.S.に商号変更)の株式を、当社子会社KOYO STEERING EUROPE S.A.S.(現 JTEKT EUROPE S.A.S.)が取得し、子会社とする(2022年4月1日にJTEKT EUROPE S.A.S.に吸収合併)。
- 2002年11月電動パワーステアリングの開発・販売会社として、豊田工機㈱、トヨタ自動車㈱、㈱デンソーとの4社による合弁会社 ㈱ファーベスを設立。
- 2003年9月M&ATRW KOYO STEERING SYSTEMS CO.のパートナーシップ持分を追加取得したことにより子会社とし、TENNESSEE KOYO STEERING SYSTEMS CO.(後にJTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-VONORE, LLCに商号変更、2022年4月1日に当社子会社JTEKT AUTOMOTIVE NORTH AMERICA, INC.に吸収合併)に商号変更。
- 2005年2月M&A豊田工機㈱との合併に基本合意。
- 2006年1月M&A豊田工機㈱と合併し、商号を㈱ジェイテクトとする。
- 2009年7月ザ・ティムケン・カンパニー(The Timken Company)のニードル軸受事業を取得するための売買契約を締結。
- 2009年12月ザ・ティムケン・カンパニー(The Timken Company)より、同社のニードル軸受事業を取得。
2010年代
- 2017年6月インド・ニューデリー市のSONA KOYO STEERING SYSTEMS LTD.(現 JTEKT INDIA LTD.(現 連結子会社))の株式を追加取得し、子会社とする。
- 2017年12月M&A富士機工㈱(現 ㈱ジェイテクトコラムシステム(現 連結子会社))の株式を追加取得し、完全子会社とする。
- 2019年1月M&Aダイベア㈱(現 ㈱ジェイテクトプレシジョンベアリング(現 連結子会社))の株式を追加取得し、完全子会社とする。
2020年代
- 2020年1月M&A豊精密工業㈱(現 ㈱ジェイテクトギヤシステム(現 連結子会社))の株式を取得し、完全子会社とする。
- 2021年6月本店の所在地を愛知県刈谷市に移転。
- 2022年4月事業ブランドを「JTEKT」へ統一。
- 2023年7月M&A㈱ジェイテクトフルードパワーシステム(現 連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社とする。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存事業の成長と新規事業の育成
第二期中期経営計画(2024~2026年度)のテーマ。既存製品の高付加価値化で成長原資を創出し、新領域へ挑戦する両輪で企業価値向上を目指す。
- 02
ソリューションの創出力強化
グループ全体の技術や社員一人ひとりの強みを掛け合わせた、ジェイテクトならではのソリューションを創出する仕組みづくりを進め、ソリューションプロバイダーへの変革を目指す。
- 03
競争力の強化
利益率・資本効率にこだわり、AIやデジタルを活用した現場レベルの改善、リードタイム短縮を全員参加で推進。データ経営と業務プロセス改革(J-REBORN)により収益最大化を図る。
- 04
グローバル体制の再構築
欧州構造改革の推進、北米の生産性改善など地域戦略を着実に実行し、グローバルでの経営資源の最適配分によりグループ全体の競争力強化に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で43,233人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は773万円で、9期前と比べて+8.6%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は17.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 44,528 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 49,589 | — |
| 2019年3月 | 712 | 39.4 | 15.5 | 49,693 | — |
| 2020年3月 | 697 | 39.6 | 15.6 | 49,933 | — |
| 2021年3月 | 644 | 39.9 | 16.0 | 48,332 | — |
| 2022年3月 | 681 | 40.5 | 16.6 | 47,167 | — |
| 2023年3月 | 708 | 40.9 | 17.2 | 46,053 | — |
| 2024年3月 | 724 | 41.2 | 17.4 | 45,717 | — |
| 2025年3月 | 753 | 41.3 | 17.3 | 45,018 | 86 |
| 2026年3月 | 773 | 41.4 | 17.2 | 43,233 | 57 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社35社(国内 22 / 海外 13、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ジェイテクトマシンシステム大阪府八尾市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトフルードパワーシステム愛知県岡崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトシーリングテクノ徳島県 板野郡藍住町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトコーティング愛知県刈谷市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトサーモシステム奈良県天理市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトエレクトロニクス東京都小平市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトプレシジョンベアリング大阪府和泉市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトファインテック栃木県宇都宮市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトグラインディングシステム愛知県 額田郡幸田町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトグラインディングツール愛知県岡崎市 · 連結子会社議決権66.0%
- 国内㈱ジェイテクトコラムシステム静岡県湖西市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジェイテクトギヤシステム愛知県瀬戸市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社23社を開く
- JTEKT NORTH AMERICA CORPORATIONアメリカ サウスカロライナ州100%
- JTEKT AUTOMOTIVE NORTH AMERICA, INC. ,4アメリカ サウスカロライナ州100%
- JTEKT BEARINGS NORTH AMERICA LLCアメリカ サウスカロライナ州100%
- JTEKT MACHINERY AMERICAS CORPORATIONアメリカ イリノイ州100%
- JTEKT AUTOMOTIVE MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ サン・ルイス・ポトシ州100%
- JTEKT EUROPE S.A.S.フランス イリニイ市100%
- JTEKT BEARINGS ROMANIA S.A.ルーマニア アレキサンドリア市99%
- JTEKT AUTOMOTIVE ENGLAND LTD.イギリス サウスヨークシャー州100%
- JTEKT TORSEN HOLDINGS S.A.ベルギー エノー州100%
- 捷太格特(中国)投資 有限公司中国 上海市100%
- 捷太格特汽車配件(無錫)有限公司中国 無錫市100%
- 捷太格特軸承(無錫)有限公司中国 無錫市100%
- 捷太格特科技研発中心(無錫)有限公司中国 無錫市100%
- JTEKT (THAILAND) CO., LTD.タイ バンパコン郡96%
- JTEKT INDIA LTD.インド ハリヤナ州70%
- JTEKT BEARINGS INDIA PRIVATE LTD.インド ハリヤナ州100%
- JTEKT PHILIPPINES CORPORATIONフィリピン バタンガス州100%
- JTEKT BRASIL LTDA.ブラジル パラナ州100%
- その他 81社-
- 三井精機工業㈱東京都豊島区30%
- 富奥捷太格特轉向系統(長春)有限公司中国 長春市34%
- その他 12社-
- トヨタ自動車㈱愛知県豊田市0%
- 調達2.1億円経済安全保障重要技術育成プログラム/長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証ハイブリッドVTOL機の技術開発と実証国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-06-27
- 調達10,000万円戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動走行システム/大規模実証実験次世代都市交通次世代都市交通システム正着制御に係るセンシング技術や制御技術の実用化国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-09-08
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.9兆円、営業利益は248億円。前期と比べると増収減益で、売上が+2.2%、利益が-35.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.9兆円 | 1.9兆円 |
| 営業利益 | 750億円 | 248億円 |
| 純利益 | 500億円 | 120億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4,920億円、営業利益は228億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.4%、営業利益は+20.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 4,532 | — | — | 160 |
| 2024年1Q | 4,457 | 189 | 4.2 | 150 |
| 2024年2Q | 4,765 | 157 | 3.3 | 81 |
| 2024年3Q | 4,896 | 228 | 4.7 | 133 |
| 2024年4Q | 4,797 | — | — | 39 |
| 2025年2Q | 9,185 | 255 | 2.8 | 62 |
| 2025年4Q | 9,659 | 130 | 1.3 | 75 |
| 2026年2Q | 9,302 | 261 | 2.8 | 122 |
| 2026年4Q | 9,948 | −13 | −0.1 | −2 |
| 2027年1Q | 4,920 | 228 | 4.6 | 138 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.1兆円から1.9兆円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は1.3%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.07 | — | 342 | — | 139 |
| 2014年3月 | 1.26 | — | 619 | — | 234 |
| 2015年3月 | 1.36 | — | 794 | — | 425 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2016年3月 | 1.40 | — | 813 | — | 487 |
| 富士機工㈱(現 ㈱ジェイテクトコラムシステム(現 連結子会社))の株式を追加取得し、完全子会社とする。 | |||||
| 2017年3月 | 1.32 | — | 781 | — | 475 |
| 2018年3月 | 1.44 | — | 826 | — | 497 |
| ダイベア㈱(現 ㈱ジェイテクトプレシジョンベアリング(現 連結子会社))の株式を追加取得し、完全子会社とする。 | |||||
| 2019年3月 | 1.52 | — | 653 | — | 272 |
| 豊精密工業㈱(現 ㈱ジェイテクトギヤシステム(現 連結子会社))の株式を取得し、完全子会社とする。 | |||||
| 2020年3月 | 1.42 | — | 151 | — | −38 |
| 2021年3月 | 1.25 | — | 154 | — | 8 |
| 2022年3月 | 1.43 | — | 439 | — | 207 |
| ㈱ジェイテクトフルードパワーシステム(現 連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社とする。 | |||||
| 2023年3月 | 1.68 | — | 559 | — | 343 |
| 2024年3月 | 1.89 | — | 725 | — | 403 |
| 2025年3月 | 1.88 | 385 | 309 | 2.0 | 137 |
| 2026年3月 | 1.93 | 248 | 274 | 1.3 | 120 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.9兆円のうち、営業利益として残るのは248億円で1.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は120億円、売上の0.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.6%1.6兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.5%2,214億円
- その他の費用持分法損益などの調整2.6%508億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.3%248億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,085億円、投資CFが−527億円で、差し引きのフリーCFは558億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,376億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 499 | −1,010 | −58 | −511 | 939 |
| 2014年3月 | 892 | −871 | −354 | 21 | 619 |
| 2015年3月 | 1,034 | −621 | −365 | 413 | 654 |
| 2016年3月 | 1,101 | −599 | −493 | 502 | 617 |
| 2017年3月 | 993 | −681 | −221 | 312 | 702 |
| 2018年3月 | 1,000 | −990 | 603 | 10 | 1,326 |
| 2019年3月 | 1,041 | −752 | −274 | 289 | 1,325 |
| 2020年3月 | 623 | −918 | 342 | −295 | 1,349 |
| 2021年3月 | 918 | −525 | −580 | 393 | 1,186 |
| 2022年3月 | 670 | −253 | −435 | 417 | 1,243 |
| 2023年3月 | 783 | −521 | −287 | 262 | 1,239 |
| 2024年3月 | 1,545 | −714 | −472 | 831 | 1,670 |
| 2025年3月 | 802 | −759 | −521 | 43 | 1,191 |
| 2026年3月 | 1,085 | −527 | −470 | 558 | 1,376 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,902億円で、自己資本比率は50.1%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.03 | 3,842 | 6,427 | 35.4 |
| 2014年3月 | 1.07 | 4,189 | 6,476 | 37.1 |
| 2015年3月 | 1.13 | 4,998 | 6,264 | 42.0 |
| 2016年3月 | 1.08 | 4,801 | 5,957 | 42.3 |
| 2017年3月 | 1.12 | 5,129 | 6,050 | 43.6 |
| 2018年3月 | 1.29 | 5,471 | 7,479 | 42.3 |
| 2019年3月 | 1.30 | 5,508 | 7,473 | 42.4 |
| 2020年3月 | 1.24 | 4,993 | 7,449 | 40.1 |
| 2021年3月 | 1.29 | 5,509 | 7,404 | 42.7 |
| 2022年3月 | 1.39 | 6,240 | 7,625 | 45.0 |
| 2023年3月 | 1.44 | 6,672 | 7,742 | 46.3 |
| 2024年3月 | 1.63 | 7,890 | 8,395 | 48.5 |
| 2025年3月 | 1.57 | 7,450 | 7,879 | 47.6 |
| 2026年3月 | 1.58 | 7,902 | 7,525 | 50.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで209社中84位あたり、逆に低いのは営業利益率で209社中189位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,145で、1年前と比べて+54.3%。過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 57.0倍 |
| PER (会社予想) | 13.7倍 |
| PBR | 0.84倍 |
| 配当利回り | 3.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
ジェイテクトは8月21日に2077.5円と前日比-0.55%と小幅安。直近1ヶ月では-0.07%とほぼ横ばい。25日移動平均線(2106円)を約1.4%下回り、75日線(2063円)は上回る。RSIは35.25と売られ過ぎ圏に近く、下値では買いも入りやすい。52週高値2264.5円からは約8.3%下、52週安値1391.5円からは約49%高と長期トレンドは上向き。出来高は8月19日に127万株と増加したが、その後は減少傾向。自動車関連需要の変動が影響。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
実績PER55.25倍は業界平均23.18倍を大きく上回り割高感が強いが、予想PER13.2倍と将来の収益回復を見込めば平均以下。PBR0.82倍は業界平均1.54倍を下回り割安だが、ROE1.56%は極めて低く、株主資本の有効活用が課題。配当利回り3.37%は平均2.66%を上回るが、営業利益率が2%前後と低く、競争力の弱さが懸念。低ROEと低利益率を考慮すると、PBRの低さは割安に見えても実質的には妥当よりやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 57.0倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 13.7倍 | — |
| PBR | 0.84倍 | 1.50倍 |
| ROE | 1.6% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、自動車生産の変動と電動化への対応が収益にどう影響するか。強気派は、トヨタの生産回復や電動化に伴う新製品(電動パワステなど)の需要増で業績が上向くと主張。弱気派は、原材料高や為替変動、自動車メーカーの減産、他部品メーカーとの競争などで利益率が低いまま推移するリスクを指摘。
- トヨタの生産回復
主要顧客の生産が回復し、部品需要が増加。
- 電動化対応
電動パワステなどEV向け製品の開発・供給が進む。
- グローバル展開
世界各地に生産拠点があり、需要を取り込む。
- 予想PER13.7倍と現在57.5倍から大幅改善継続影響中
予想PER13.7倍、現在PER57.47倍
- 配当利回り3.24%と高水準継続影響弱
配当利回り3.24%
- 売上高19250億円と前期比406億円増通年影響中
売上高は前期比406億円増の19250億円
- 利益率の低さ
売上規模の割に営業利益率が低く、改善が進まない。
- 原材料高
鋼材や樹脂など原材料価格の上昇がコストを押し上げる。
- 電動化による部品減少
エンジン部品が減り、駆動系の需要が変化する可能性。
- 2026年3月期営業益248億円、前期比36%減決算発表後影響中
営業利益は前期比137億円減の248億円
- 営業利益率2.04%→1.29%へ低下通年影響中
営業利益率は2.04%から1.29%へ0.75ポイント低下
- 純利益120億円と前期比17億円減通年影響弱
純利益は前期比17億円減の120億円
- 株価1年で62.2%上昇し過熱感不定影響弱
株価上昇率は62.23%
- 営業利益率
- コスト管理と収益性改善の進捗を確認するため。
- 電動化関連受注
- 将来の成長を左右するため。
- 自動車生産台数
- 需要の基調を把握するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは3.26%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 42 | — | 335.7 |
| 2018年3月 | 43 | 2.4 | 67.0 |
| 2019年3月 | 44 | 2.3 | 37.0 |
| 2020年3月 | 38 | −13.6 | — |
| 2021年3月 | 16 | −57.9 | 33.7 |
| 2022年3月 | 18 | 12.5 | 19.4 |
| 2023年3月 | 30 | 66.7 | 24.2 |
| 2024年3月 | 36 | 20.0 | 22.3 |
| 2025年3月 | 50 | 38.9 | 32.0 |
| 2026年3月 | 60 | 20.0 | 67.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ24,811人。区分でいちばん多いのは金融機関で34.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.3%を占め、残る37.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 35.3 | 36.9 | 36.4 | 36.1 | 34.6 | 34.6 |
| 事業法人 | 36.0 | 35.8 | 35.7 | 33.4 | 29.4 | 27.7 |
| 外国法人 | 16.4 | 14.8 | 14.6 | 16.8 | 21.4 | 24.3 |
| 個人・その他 | 10.0 | 10.3 | 10.3 | 10.2 | 11.6 | 10.2 |
| 証券会社 | 2.2 | 2.2 | 3.0 | 3.5 | 3.1 | 3.1 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | トヨタ自動車株式会社 | 24.24 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 15.73 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.68 |
| 04 | 日本生命保険相互会社 | 3.49 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.47 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.44 |
| 07 | ジェイテクト従業員持株会 | 1.95 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 1.68 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.25 |
| 10 | 株式会社豊田自動織機 | 1.23 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-04三井住友信託銀行株式会社新規の大量保有報告1.20%
- 2026-05-13トヨタ自動車株式会社新規の大量保有報告24.24%+1.60pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−7%、1株純資産は14期で+133%。直近期のROEは1.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 41 | 1,064 | 4.0 | 22.0 | 49.3 |
| 2014年3月 | 68 | 1,158 | 6.2 | 22.4 | 78.0 |
| 2015年3月 | 124 | 1,381 | 9.8 | 15.1 | 98.0 |
| 2016年3月 | 142 | 1,327 | 10.5 | 10.3 | 75.0 |
| 2017年3月 | 139 | 1,422 | 10.1 | 12.5 | 335.7 |
| 2018年3月 | 145 | 1,595 | 9.7 | 10.9 | 67.0 |
| 2019年3月 | 79 | 1,606 | 5.0 | 17.1 | 37.0 |
| 2020年3月 | −11 | 1,456 | −0.7 | — | — |
| 2021年3月 | 2 | 1,606 | 0.1 | 483.9 | 33.7 |
| 2022年3月 | 60 | 1,819 | 3.5 | 16.0 | 19.4 |
| 2023年3月 | 100 | 1,945 | 5.3 | 10.2 | 24.2 |
| 2024年3月 | 117 | 2,300 | 5.5 | 12.2 | 22.3 |
| 2025年3月 | 40 | 2,341 | 1.8 | 27.9 | 32.0 |
| 2026年3月 | 38 | 2,482 | 1.6 | 43.5 | 67.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額389百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 近藤禎人 | (代表取締役)取締役社長 | 63 |
| 山中浩一 | (代表取締役)取締役 | 62 |
| 新家俊明 | (代表取締役)取締役経営役員 生産本部長 | 61 |
| 池田育嗣 | 取締役 | 69 |
| 櫻井由美子 | 取締役 | 57 |
| 中西勇太 | 取締役 | 56 |
| 佐野眞琴 | 常勤監査役 | 69 |
| 辻田浩一 | 常勤監査役 | 58 |
| 松井靖 | 監査役 | 62 |
| 宮川明子 | 監査役 | 70 |
| 由布節子 | — | 74 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 178 | 54 | 26 | 258 | 52 |
| 監査役 | 2 | 77 | — | — | 77 | 39 |
| 社外取締役 | 5 | 48 | 5 | — | 54 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容499字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,842字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,739字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,670字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第126期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第126期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第125期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第124期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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