概要
豊田合成は、トヨタグループに属する自動車部品メーカーである。1949年に名古屋ゴムとして分離独立し、1973年に現社名へ変更。エアバッグやステアリングホイールなどのセーフティシステム、内装・外装部品、機能部品、ウェザストリップを主力製品とする。2026年3月期の連結売上収益は1兆1468億円、営業利益796億円、従業員約4万1304人。愛知県清須市に本社を置き、日本、米州、欧州・アフリカ、中国、アジア、インドの6地域で事業を展開する。
四つの製品群で構成される自動車部品事業
豊田合成の自動車部品事業は、セーフティシステム製品、内外装部品、機能部品、ウェザストリップ製品の四つに大別される。セーフティシステム製品にはエアバッグ、ハンドル、シートベルト用部品が含まれる。内外装部品はインストルメントパネル、ラジエータグリル、ドアトリムなどをカバーする。機能部品として樹脂フューエルフィラーパイプや樹脂ターボダクトを生産し、ウェザストリップ製品ではドアガラスランやオープニングトリムウェザストリップを手がける。これらの製品はトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーに供給され、同社の売上収益の大半を占める。2026年3月期のセグメント別売上では日本が4886億円、米州が4283億円、中国が908億円と続く。
地域別に編成された6セグメントのグローバル体制
同社は連結子会社65社と関連会社7社からなるグループを構成し、事業セグメントを日本、米州、欧州・アフリカ、中国、アジア、インドの6地域で区分する。日本セグメントは春日工場や稲沢工場などの国内拠点が担い、売上収益4886億円のうち営業利益235億円を計上した。米州セグメントは米国TG、TGミズーリ、カナダの豊田合成ホールディングスなどで構成され、売上4283億円、営業利益349億円と最大の収益源である。中国は天津豊田合成や豊田合成星光などが担うが、顧客の生産台数減少により売上908億円、営業利益は非公表ながら減少傾向にある。インドには豊田合成サウスインディアを有し、成長地域として投資を継続する。
非中核事業として管路更生工法用資機材と消防ホース
自動車部品事業のほかに、同社はその他事業として管路更生工法用資機材と消防用・消火栓用ホースの製造販売を行っている。管路更生工法用資機材は、老朽化した下水道管などを非開削で更生するための材料・機器であり、公共インフラ関連の需要に対応する。消防用ホースは耐圧性に優れ、消防活動に用いられる。これらの事業は自動車部品と比較して規模は小さいが、多角化の一環として継続されている。有価証券報告書ではこれらの製品群が「その他事業」として区分されており、同社の事業ポートフォリオの一部を構成する。
トヨタグループ内での役割と独自の材料技術
豊田合成はトヨタグループの部品メーカーとして、ゴム・樹脂の材料技術に強みを持つ。創業以来、ゴム製品の加工技術を核に成長し、現在ではエアバッグのCAE(コンピュータシミュレーション)技術や、自動車用ゴム部品のリサイクル技術など、独自の技術を蓄積している。2026年3月期には、廃車から回収したプラスチックを50%配合したグラブボックスが「超モノづくり部品大賞」で日本力賞を受賞した。また、高圧水素タンクが大型トラックに採用されるなど、脱炭素分野への展開も進めている。同社はグループ内での依存度が高い一方、幅広い顧客への拡販をグローバルで加速させる方針を掲げている。
業界の中での役割は自動車部品(セーフティシステム、内外装、機能部品、ウェザストリップ)のサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車部品 事業 | 7,924億円 | 98.2% | 420億円 | 5.3% |
| オプトエレクトロニクス事業 | 145億円 | 1.8% | -8億円 | -5.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車部品事業主力
エアバッグ、ハンドルなどのセーフティシステム、インストルメントパネル・ラジエータグリルなどの内外装部品、フューエルフィラーパイプ・ターボダクトなどの機能部品、ドアガラスラン・ウェザストリップなどを製造販売。地域別に日本・米州・欧州アフリカ・中国・アジア・インドで展開。
- セーフティシステム製品
- エアバッグ、ハンドル、シートベルト用部品など。
- 内外装部品
- インストルメントパネル、ラジエータグリル、ドアトリムなど。
- 機能部品
- 樹脂フューエルフィラーパイプ、樹脂ターボダクトなど。
- ウェザストリップ製品
- ドアガラスラン、オープニングトリムウェザストリップなど。
02その他事業その他
主に管路更生工法用資機材、消防用・消火栓用ホースなどの製造販売を行う非中核事業。
- 管路更生工法用資機材
- 老朽化した下水道管などを非開削で更生するための材料・機器。
- 消防用・消火栓用ホース
- 消防活動用の耐圧ホース。
製品と技術
エアバッグとハンドルを軸とするセーフティシステム
同社のセーフティシステム製品は、エアバッグ、ハンドル、シートベルト用部品から構成される。エアバッグでは、前席用、側面用、カーテン式など多様なタイプを生産し、特にCAE技術を用いたコンピュータシミュレーションにより衝突時の乗員保護性能を最適化している。2025年には側面衝突時に乗員同士の衝突を防ぐ新構造の前席センターエアバッグを開発。ステアリングホイールは次世代の自動操舵システムに対応した先進的な意匠の新型ハンドルを市場投入した。シートベルト用部品は芦森工業の完全子会社化により、エアバッグとの連携開発が加速。自動二輪車用エアバッグの開発も進め、自動車以外の交通事故死傷者数低減にも取り組んでいる。
インストルメントパネルやラジエータグリルなどの内外装部品
内外装部品は、インストルメントパネル、ラジエータグリル、ドアトリム、コンソールなど、車内の意匠と機能を担う製品群である。同社は薄型インストルメントパネルを開発し、車内空間の自由度を高めるとともに、これに対応する新構造のエアバッグを組み合わせている。コンソールでは、蓋をトレイとしても使えるリバーシブルアームレストを製品化。意匠性の面では、光透過技術によるサイネージ機能や、オフロード車向けの塗装技術「メテオコート」、環境負荷を低減する「インモールドコート技術」を持つ。これらの高付加価値製品は、次世代モビリティにおける快適性向上に貢献する。
樹脂フューエルフィラーパイプやターボダクトなどの機能部品
機能部品は、樹脂フューエルフィラーパイプ、樹脂ターボダクト、燃料系部品など、自動車の性能や環境性能に直結する製品である。特に樹脂フューエルフィラーパイプは軽量化に寄与し、多くの車種に採用されている。樹脂ターボダクトは過給機の吸気経路に用いられ、耐熱性と耐圧性が求められる。同社はこれらの製品で培った材料技術と成形技術を活かし、BEV(電気自動車)の普及を見極めながら既存事業の効率化を進めている。また、カーボンニュートラルに向け、高圧水素タンクを大型トラック向けに供給するなど、商用車の次世代エネルギー分野にも展開している。
ウェザストリップ製品とゴムリサイクル技術
ウェザストリップ製品は、ドアガラスラン、オープニングトリムウェザストリップなど、車体の開口部に取り付けるゴム製シール部品である。これらは防水・防音・防塵性能を確保する重要部品であり、同社の基盤技術であるゴム成形加工を活かしている。2025年には、自動車用ゴム部品のリサイクル技術が「中日産業技術賞」の経済産業大臣賞を受賞。新材への配合割合を20%まで引き上げたリサイクル材をオープニングトリムに採用し、資源循環に貢献している。また、廃車から回収したプラスチックを50%配合したグラブボックスが「超モノづくり部品大賞」の日本力賞を受賞。リサイクルと環境負荷低減の両立を実現している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
自動車部品でトヨタ系強み、内燃機関向け依存で電動化対応課題
豊田合成はトヨタグループに属する自動車部品メーカーで、内装部品や安全システム、ゴム・樹脂製品を手がける。同業のトヨタ紡織と同様、トヨタ向け売上比率が高く、グループ内での安定した取引基盤を持つ。売上高は1兆円規模で、ライバルのユニプレスやジャパンエンジンコーポレーションよりも大きい。ただし、収益性はやや低く、営業利益率は6%前後と改善途上にある。電動化の進展で内燃機関向け部品の需要減が懸念され、得意先の多様化や新エネルギー車向け部品の開拓が成長の鍵となっている。
強み
- トヨタとの強固な関係により安定した受注を確保し、売上高は1兆円超。
- 内装部品や安全部品など多岐にわたり、技術開発力が高い。
- 2024年度から2026年度にかけて売上高が増加し、事業拡大が続く。
- 営業利益率は5.64%から6.94%へ上昇し、改善が見られる。
課題
- 特定顧客への依存が高く、取引条件の変化に弱い。
- ガソリン車向け部品需要の減少に備え、EV対応が必要。
- 同業他社と比べ営業利益率が低く、コスト削減が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が豊田合成
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7202いすゞ自動車 | 1.5兆円 | 11.6倍 |
| 2 | 7201日産自動車 | 1.2兆円 | — |
| 3 | 7276小糸製作所 | 8,385億円 | 45.3倍 |
| 4 | 7261マツダ | 7,616億円 | 21.7倍 |
| 5 | 6473ジェイテクト | 7,051億円 | 59.0倍 |
| 6 | 7282豊田合成 | 6,396億円 | 11.0倍 |
| 7 | 5110住友ゴム工業 | 5,703億円 | 9.2倍 |
| 8 | 6471日本精工 | 5,550億円 | 23.9倍 |
| 9 | 7211三菱自動車工業 | 5,545億円 | 50.8倍 |
| 10 | 6770アルプスアルパイン | 4,742億円 | 16.9倍 |
| 11 | 3116トヨタ紡織 | 4,325億円 | 17.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
国華工業から分離し名古屋ゴムとして創業した1949年
1949年6月、企業再建整備法に基づき、国華工業株式会社の第2会社として名古屋ゴム株式会社が設立された。名古屋工場と岡崎工場を引き継ぎ、自動車用ゴム部品の製造を開始する。設立時の社名は「名古屋ゴム」であり、トヨタグループの部品供給を担う基礎が築かれた。1952年3月には岡崎工場を閉鎖し、名古屋工場に生産を集約。その後、1957年5月に愛知県春日村(現・清須市)に春日工場を建設し、生産拠点を拡大した。1962年5月にはソフトコルク工業を吸収合併し、西町工場を取得。これらの設備投資により、自動車用ゴム・樹脂部品メーカーとしての体制を整えた。
社名を豊田合成に変更し上場を果たした1970年代
1973年8月、社名を豊田合成株式会社に変更した。これはトヨタグループ内での地位を明確にし、合成樹脂分野への本格進出を意図したものとみられる。その後、1976年9月に静岡県森町に森町工場を建設し、生産能力を高めた。1978年12月には名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。1980年1月には本社を現在の愛知県清須市(当時の春日村)に移転し、1983年10月には名古屋証券取引所市場第一部に指定された。この時期、西溝口工機工場(1980年)、尾西工場(1982年)など国内工場の新設が相次ぎ、自動車部品メーカーとしての基盤を固めた。
米国進出と海外生産拠点の拡大(1986年~1990年代)
1986年4月、米国に米国TG株式会社(後のTGミズーリ)を設立し、初の海外生産拠点を構築した。同年10月にはカナダに豊田合成ホールディングスを設立。1987年5月には台湾に豊裕株式会社を設立し、アジア展開を開始する。1991年5月には米国にTGテクニカルセンターを設け、現地での技術開発体制を整えた。1994年2月にはタイにTGポンパラ(後の豊田合成タイランド)を設立し、ASEAN地域での生産を開始。1995年12月には中国天津市に天津豊田合成汽車軟管(後の天津豊田合成)を設立し、中国市場に参入した。これらの海外投資により、同社のグローバル生産体制が本格化した。
東京証券取引所第一部上場と欧州・インドへの進出(1999年~2000年代)
1999年3月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、資本市場での評価を高めた。同年4月には英国に英国豊田合成を設立し、欧州での生産拠点を確保。同時に米国ではTGノースアメリカ(後の豊田合成ノースアメリカ)を設立した。2000年にはベルギーにTGヨーロッパ(後の豊田合成ヨーロッパ有限会社)を設立し、欧州統括機能を強化。同年9月にはカナダにTGミントを設立。インドには1998年9月にTGキルロスカオートモーティブ(後の豊田合成サウスインディア)を設立し、南アジア市場への足がかりを築いた。2000年代を通じて、同社は世界主要地域に生産・販売網を広げた。
国内再編と中国事業の構造改革(2000年代~2020年代)
2000年1月、名古屋工場を閉鎖し生産工程を移設。2008年1月には豊田合成九州を吸収合併するなど、国内拠点の合理化を進めた。一方、中国では2000年11月に天津星光橡塑に資本参加し、2018年8月に豊田合成星光(天津)汽車部品と改名。しかし2020年代に入り中国市場の競争激化を受け、2026年3月期には中国セグメントの売上が前期比4.3%減の908億円となるなど、構造改革を実行した。また2025年12月には大株主による株式の売出しを実施し、資本政策の転換を図った。同社は「2030事業計画」を掲げ、セーフティシステムと内外装部品を重点事業と位置づけ、北米・インド・ブラジルなどへの投資を継続している。
芦森工業の完全子会社化と安全技術の強化(2025年~2026年)
2025年3月期以降、同社は持分法適用会社であった芦森工業を完全子会社化した。芦森工業はシートベルト用部品に強みを持ち、同社のエアバッグ技術と組み合わせることで、乗員保護システムの開発を加速させた。具体的には、側面衝突時に乗員同士の衝突を防ぐ新構造の前席センターエアバッグや、次世代操舵システムに対応した新型ハンドルを市場投入。CAE技術を活用した高度なシミュレーションにより、欧州の自動車安全アセスメント(Euro NCAP)の動向を先取りした製品開発を進めている。この買収により、同社の安全関連製品の競争力が強化された。
年表34件を開く
1940年代
- 1949年6月創業企業再建整備法により、国華工業株式会社の第2会社として名古屋、岡崎両工場を名古屋ゴム 株式会社の名称で分離独立(会社創立)
1950年代
- 1952年3月岡崎工場を閉鎖し、名古屋工場に併合
- 1957年5月愛知県西春日井郡春日村(現・清須市)に春日工場を建設
1960年代
- 1962年5月M&Aソフトコルク工業株式会社を吸収合併し、西町工場を引き継ぐ
- 1967年12月愛知県稲沢市北島町に稲沢工場を建設
1970年代
- 1973年8月商号変更豊田合成株式会社に社名変更
- 1976年9月静岡県周智郡森町に森町工場を建設
- 1978年12月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
1980年代
- 1980年1月愛知県西春日井郡春日村(現・清須市)へ本社を移転
- 1980年11月愛知県稲沢市西溝口町に西溝口工機工場を建設
- 1982年8月愛知県尾西市(現・一宮市)明地に尾西工場を建設
- 1983年10月名古屋証券取引所市場第一部に指定
- 1986年3月愛知県稲沢市北島町に技術センターを建設
- 1986年4月商号変更米国に米国TG株式会社を設立(1999年7月TGミズーリ株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
- 1986年10月カナダに豊田合成ホールディングス株式会社(現・連結子会社)を設立
- 1987年4月生産工程を移設し、西町工場を閉鎖
- 1987年5月中華民国に豊裕株式会社(現・連結子会社)を設立
- 1989年3月愛知県中島郡(現・稲沢市)平和町に平和町工場を建設
1990年代
- 1991年5月創業米国にTGテクニカルセンター(U.S.A.)株式会社を設立(1999年4月TGテクニカルセンター株式会社に社名変更、2001年1月現・豊田合成ノースアメリカ 株式会社に合併)
- 1991年10月創業佐賀県武雄市に豊田合成九州株式会社を設立(2008年1月当社に吸収合併)
- 1994年2月商号変更タイにTGポンパラ株式会社を設立(1998年6月豊田合成タイランド株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
- 1995年12月商号変更中華人民共和国に天津豊田合成汽車軟管有限公司を設立(2001年5月天津豊田合成有限公司(現・連結子会社)に社名変更)
- 1996年11月創業オーストラリアにブリヂストンTGオーストラリア株式会社を設立(2010年9月豊田合成オーストラリア株式会社に社名変更)
- 1997年5月愛知県稲沢市北島町に北島技術センター(研究・試験棟)を建設
- 1997年11月商号変更米国にTGケンタッキー株式会社を設立(2001年12月会社形態を変更し、TGケンタッキー有限責任会社(現・連結子会社)に変更)
- 1998年9月商号変更インドにTGキルロスカオートモーティブ株式会社を設立(2015年8月豊田合成サウスインディア株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
- 1999年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場
- 1999年4月商号変更英国に英国豊田合成株式会社を設立 米国にTGノースアメリカ株式会社を設立(2004年8月豊田合成ノースアメリカ株式会社(現・連結子会社)に社名変更)
2000年代
- 2000年1月生産工程を移設し、名古屋工場を閉鎖
- 2000年2月米国にTGフルイドシステムズUSA株式会社(現・連結子会社)を設立
- 2000年4月タイに豊田合成ラバータイランド株式会社(現・連結子会社)を設立
- 2000年8月静岡県引佐郡にティージーオプシード株式会社(現・連結子会社)を設立(2001年9月静岡県浜松市に移転)
- 2000年9月カナダにTGミント株式会社(現・連結子会社)を設立
- 2000年11月商号変更ベルギーにTGヨーロッパ株式会社を設立(2026年4月ドイツ連邦共和国に移転し、豊田合成ヨーロッパ有限会社(現・連結子会社)に 社名変更)中華人民共和国の天津星光橡塑有限公司(現・連結子会社)に資本参加(2018年8月豊田合成星光(天津)汽車部品有限公司に社名変更)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE2030年まで10%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
重点事業へのリソース集中
セーフティシステムと内外装部品を重点事業と定め、北米・インド・ブラジルなど成長性の高い地域へ積極的に投資を継続する。
- 02
グローバル拡販によるポートフォリオ変革
強みを活かし幅広い顧客への拡販をグローバルで加速し、いかなる環境下でも自律成長できる強靭な事業ポートフォリオへ変革する。
- 03
人的資本経営の強化
従業員一人ひとりが輝ける居場所・舞台づくりを通じてウェルビーイングを向上し、イノベーションの源泉となる組織力を強化する。
- 04
資本効率の向上と株主還元
独自指標TG-ROICを活用し経営資源を有効活用して収益力を最大化。成長投資と株主還元を両立し、持続的な企業価値向上に取り組む。
- 05
IR活動の充実と資本市場との対話深化
海外投資家・個人投資家を含む多様な株主との対話を深めるためIR活動を充実させ、資本市場との関係を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で41,304人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は745万円で、9期前と比べて+12.1%。平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は20.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 36,679 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 38,234 | — |
| 2019年3月 | 665 | 42.3 | 18.4 | 39,429 | — |
| 2020年3月 | 641 | 42.1 | 18.3 | 39,403 | — |
| 2021年3月 | 643 | 41.9 | 18.0 | 38,823 | — |
| 2022年3月 | 638 | 42.0 | 18.1 | 39,511 | — |
| 2023年3月 | 659 | 42.8 | 19.2 | 38,942 | — |
| 2024年3月 | 687 | 43.3 | 19.5 | 38,951 | — |
| 2025年3月 | 731 | 43.7 | 19.9 | 39,192 | 153 |
| 2026年3月 | 745 | 44.1 | 20.2 | 41,304 | 193 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社37社(国内 8 / 海外 29) を有報から抽出しています。
- 海外豊田合成ノース アメリカ㈱米国 ミシガン州議決権100.0%
- 海外TGミズーリ㈱米国 ミズーリ州議決権80.0%
- 海外TGケンタッキー㈲米国 ケンタッキー州議決権100.0%
- 海外TGオートモーティブ シーリング ケンタッキー㈲米国 ケンタッキー州議決権100.0%
- 海外豊田合成テキサス㈲米国 テキサス州議決権100.0%
- 海外豊田合成ホール ディングス㈱カナダ ケベック州議決権100.0%
- 海外ウォータービルTG㈱カナダ ケベック州議決権100.0%
- 海外TGミント㈱カナダ オンタリオ州議決権100.0%
- 海外豊田合成オート モーティブシーリング メキシコ㈱メキシコ サンルイスポトシ市議決権100.0%
- 海外豊田合成イラプアト メキシコ㈱メキシコ グアナファト州議決権91.4%
- 海外アシモリ・メキシコ㈱メキシコ グアナファト州議決権100.0%
- 海外GDBR インダストリア コメルシオ㈲ブラジル サンパウロ州議決権94.8%
残りのグループ会社25社を開く
- ペクバル インダストリア㈲ブラジル サンパウロ州95%
- 豊田合成チェコ㈲チェコ クラシュ テレッツ市80%
- 豊田合成(中国)投資㈲中国 上海市100%
- 天津豊田合成㈲中国 天津市90%
- 豊田合成(張家港)科技㈲中国 江蘇省張家港市100%
- 豊田合成(佛山)橡塑㈲中国 広東省佛山市70%
- 豊田合成(佛山)汽車部品㈲中国 広東省佛山市95%
- 豊田合成星光(天津)汽車部品㈲ (注)4中国 天津市100%
- 豊田合成アジア㈱タイ チョンブリ県100%
- 豊田合成タイランド㈱タイ チョンブリ県79%
- 豊田合成ラバー タイランド㈱タイ サムット サコーン県70%
- 豊田合成ハイフォン社ベトナム ハイフォン市95%
- ㈱豊田合成 インドネシアインドネシア 西ジャワ州80%
- 豊田合成ウノミンダ インディア㈱インド ラジャスタン州50%
- 豊田合成サウス インディア㈱インド カルナタカ州95%
- アシモリ・インディア Pvt. Ltd.インド ラジャスタン州100%
- 芦森工業㈱大阪府 摂津市100%
- 一榮工業㈱愛知県 一宮市65%
- 豊信合成㈱長野県 上伊那郡 中川村100%
- ティージー オプシード㈱静岡県 浜松市中央区100%
- 豊田合成東日本㈱宮城県 栗原市100%
- 豊田合成九州㈱福岡県 宮若市100%
- ㈱FTS愛知県 豊田市25%
- 台裕ゴム工業㈱台湾 台北市45%
- トヨタ自動車㈱愛知県 豊田市22%
- CZToyoda Gosei Czech, s.r.o.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達8,109万円人工知能活用による革新的リモート技術開発高度なXRにより状態を提示するAIシステムの基盤技術開発Contact Realityの実現による遠隔触診システム開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-09-03
- 調達3,520万円燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業水素利用等高度化先端技術開発水素貯蔵効率向上に向けた水素タンクの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-05
- 補助金1.6億円革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業環境省 · 2022-04-01
- 補助金8,000万円革新的な省CO₂型環境衛生技術等の実用化加速のための実証事業環境省 · 2024-04-01
- 補助金6,100万円革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業環境省 · 2023-04-03
- 補助金4,799万円革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業環境省 · 2021-11-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.1兆円、営業利益は796億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+33.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.2兆円 | 1.1兆円 |
| 営業利益 | 800億円 | 796億円 |
| 純利益 | 570億円 | 620億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥138 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3,039億円、営業利益は232億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.2%、営業利益は+41.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 2,501 | — | — | 19 |
| 2024年1Q | 2,593 | 164 | 6.3 | 116 |
| 2024年2Q | 2,635 | 173 | 6.6 | 117 |
| 2024年3Q | 2,814 | 222 | 7.9 | 180 |
| 2024年4Q | 2,669 | — | — | 102 |
| 2025年2Q | 5,159 | 289 | 5.6 | 182 |
| 2025年4Q | 5,439 | 309 | 5.7 | 181 |
| 2026年2Q | 5,356 | 329 | 6.1 | 277 |
| 2026年4Q | 6,112 | 467 | 7.6 | 343 |
| 2027年1Q | 3,039 | 232 | 7.6 | 181 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は5,996億円から1.1兆円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.60 | — | 368 | — | 214 |
| 2014年3月 | 0.69 | — | 458 | — | 262 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2015年3月 | 0.73 | — | 438 | — | 212 |
| 2016年3月 | 0.78 | — | 415 | — | 203 |
| 2017年3月 | 0.76 | — | 390 | — | 162 |
| 2018年3月 | 0.81 | — | 355 | — | 214 |
| 2019年3月 | 0.84 | — | 374 | — | 233 |
| 2020年3月 | 0.81 | — | 161 | — | 112 |
| 2021年3月 | 0.72 | — | 373 | — | 352 |
| 2022年3月 | 0.83 | — | 377 | — | 234 |
| 2023年3月 | 0.95 | — | 353 | — | 160 |
| 2024年3月 | 1.07 | — | 718 | — | 515 |
| 2025年3月 | 1.06 | 598 | 592 | 5.6 | 363 |
| 2026年3月 | 1.15 | 796 | 902 | 6.9 | 620 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは796億円で6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は620億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.8%9,606億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.0%1,033億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%796億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,317億円、投資CFが−496億円で、差し引きのフリーCFは821億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,318億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 525 | −410 | −61 | 115 | 789 |
| 2014年3月 | 554 | −457 | −7 | 97 | 920 |
| 2015年3月 | 513 | −624 | −2 | −111 | 851 |
| 2016年3月 | 778 | −563 | −247 | 215 | 782 |
| 2017年3月 | 604 | −821 | 148 | −217 | 699 |
| 2018年3月 | 440 | −218 | 60 | 222 | 980 |
| 2019年3月 | 575 | −555 | 77 | 20 | 1,073 |
| 2020年3月 | 652 | −542 | 125 | 110 | 1,279 |
| 2021年3月 | 672 | −499 | −131 | 173 | 1,340 |
| 2022年3月 | 277 | −594 | 22 | −317 | 1,091 |
| 2023年3月 | 540 | −320 | −286 | 220 | 1,053 |
| 2024年3月 | 1,284 | −407 | −531 | 877 | 1,460 |
| 2025年3月 | 920 | −718 | −507 | 202 | 1,188 |
| 2026年3月 | 1,317 | −496 | −709 | 821 | 1,318 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は9,929億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,686億円で、自己資本比率は57.3%(業種中央値53.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,896 | 2,721 | 2,175 | 51.7 |
| 2014年3月 | 5,419 | 3,003 | 2,416 | 51.6 |
| 2015年3月 | 6,082 | 3,385 | 2,697 | 51.6 |
| 2016年3月 | 5,874 | 3,278 | 2,596 | 51.7 |
| 2017年3月 | 6,389 | 3,273 | 3,116 | 51.2 |
| 2018年3月 | 6,795 | 3,405 | 3,390 | 50.1 |
| 2019年3月 | 7,081 | 3,541 | 3,540 | 50.0 |
| 2020年3月 | 7,092 | 3,451 | 3,641 | 48.7 |
| 2021年3月 | 7,752 | 3,911 | 3,841 | 50.5 |
| 2022年3月 | 8,593 | 4,288 | 4,305 | 49.9 |
| 2023年3月 | 8,653 | 4,484 | 4,169 | 51.8 |
| 2024年3月 | 9,333 | 5,223 | 4,110 | 56.0 |
| 2025年3月 | 9,130 | 5,426 | 3,246 | 59.4 |
| 2026年3月 | 9,929 | 5,686 | 3,777 | 57.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で82社中15位あたり、逆に低いのは配当利回りで82社中70位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥5,438で、1年前と比べて+51.4%。過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.0倍 |
| PER (会社予想) | 55.9倍 |
| PBR | 1.10倍 |
| 配当利回り | 2.54% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で+4.73%と上昇。8月21日は5337円で、25日線5168円を上回る。52週高値5720円からは約6.7%下。7月31日に出来高190万株と急増。RSIは41.76とやや弱気。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER10.81倍、PBR1.08倍で、業界平均の16.75倍、1.15倍を下回り割安。ROE11.2%は平均的で、配当利回り2.58%は平均2.97%に近い。直近の営業利益率が改善しており、収益力の向上が見込まれる。一方、予想PERが54.9倍と高い点は将来の業績悪化懸念を示すが、現状の指標は割安と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.0倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 55.9倍 | — |
| PBR | 1.10倍 | 1.12倍 |
| ROE | 11.2% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
トヨタの生産台数に大きく依存する業績構造で、EVシフトの進展が事業環境を変える可能性。強気派は、トヨタの堅調な販売と、EV・軽量化部品の受注拡大による成長を期待。特に、2026/3期の増収増益予想や、株価の大幅上昇(年間+55.79%)を背景に勢いを評価。弱気派は、トヨタ依存度の高さがリスクで、EV化の加速により既存の安全部品市場が縮小する可能性や、原材料高がコストを圧迫する点を懸念。投資論点は、トヨタの生産動向と新技術への適応力。
- 増収増益の見通し
2026/3期は売上高・営業利益ともに増加予想で、営業利益率も改善へ。
- 安全部品の需要堅調
安全規制の強化により、エアバッグなどの搭載率が向上し需要が拡大。
- EV軽量化の技術
EV向け部品や樹脂材料の軽量化技術が評価され、新規受注につながる可能性。
- 営業利益796億円と前期比33%増益通年影響強
営業利益は598億円から796億円へ増加。営業利益率5.64%→6.94%に改善
- 売上高11,468億円と8.2%増収通年影響中
売上高は前期10,598億円から11,468億円へ拡大し過去最高水準
- 純利益620億円と前期比71%増益通年影響強
純利益は363億円から620億円へ71%増加。収益力が大幅に回復
- 外国人保有比率32.57%と高い継続影響弱
外国人保有比率32.57%と高く、海外投資家の選好が需給を支える
- トヨタ依存のリスク
売上高の多くをトヨタに依存しており、トヨタの減産は業績に直結。
- EVシフトの影響
EV化が進むとエンジン部品など既存製品の需要が減少する恐れ。
- 原材料価格の高騰
ゴム・樹脂など原材料費の上昇が利益率を圧迫する要因。
- 予想PER53.1倍と収益悪化見通し決算発表後影響強
実績PER10.46倍に対し予想PER53.1倍。市場は今後の純利益急減を織り込む
- PBR1.04倍と1倍割れ寸前継続影響中
PBRは1.04倍と1倍に接近。業績悪化時は1倍割れで下げが加速しやすい
- 営業利益率6.94%と7%未満通年影響中
売上高11,468億円に対し営業利益796億円。利益率6.94%にとどまる
- 1年で55.8%上昇の過熱感不定影響弱
過去1年で55.79%上昇。高値警戒感から短期調整の可能性がある
- トヨタ向け売上高比率
- 依存度の変化を把握し、リスクの集中度を測る。
- EV関連部品の売上高
- EVシフトへの対応状況と、新分野での成長性を評価する。
- 営業利益率
- 原材料高などのコスト増に対する収益性の改善度を確認する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり138円で、前期から+31.4%。いまの株価に対する利回りは2.54%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 53 | — | 385.2 |
| 2018年3月 | 56 | 5.7 | 63.9 |
| 2019年3月 | 60 | 7.1 | 54.7 |
| 2020年3月 | 60 | 0.0 | 66.5 |
| 2021年3月 | 60 | 0.0 | 46.8 |
| 2022年3月 | 60 | 0.0 | 37.5 |
| 2023年3月 | 60 | 0.0 | 31.9 |
| 2024年3月 | 95 | 58.3 | 36.1 |
| 2025年3月 | 105 | 10.5 | 56.9 |
| 2026年3月 | 138 | 31.4 | 28.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥138
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ14,839人。区分でいちばん多いのは外国法人で32.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.9%を占め、残る49.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 17.9 | 13.3 | 14.8 | 16.1 | 17.0 | 32.6 |
| 事業法人 | 49.1 | 49.0 | 49.0 | 48.6 | 48.3 | 27.4 |
| 金融機関 | 25.8 | 28.2 | 27.4 | 25.9 | 23.6 | 23.5 |
| 個人・その他 | 6.2 | 7.9 | 8.0 | 7.4 | 8.4 | 9.7 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.5 | 0.9 | 2.1 | 2.6 | 6.8 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | トヨタ自動車株式会社 | 21.65 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託 銀行株式会社(信託口) | 9.73 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7.08 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社 みずほ銀行) | 2.61 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社 みずほ銀行) | 2.30 |
| 06 | モルガン・スタンレーMUFG 証券株式会社 | 2.00 |
| 07 | 豊田合成従業員持株会 | 1.89 |
| 08 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.86 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 1.67 |
| 10 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.35 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-20トヨタ自動車株式会社変更報告21.65%+1.70pt
- 2026-05-13トヨタ自動車株式会社新規の大量保有報告21.65%+1.70pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+198%、1株純資産は14期で+148%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 166 | 1,955 | 9.0 | 13.2 | 34.1 |
| 2014年3月 | 203 | 2,162 | 9.8 | 9.8 | 31.4 |
| 2015年3月 | 163 | 2,425 | 7.1 | 16.4 | 36.6 |
| 2016年3月 | 156 | 2,348 | 6.6 | 13.9 | 106.1 |
| 2017年3月 | 125 | 2,529 | 5.2 | 22.6 | 385.2 |
| 2018年3月 | 165 | 2,631 | 6.4 | 15.0 | 63.9 |
| 2019年3月 | 180 | 2,736 | 6.7 | 13.0 | 54.7 |
| 2020年3月 | 87 | 2,666 | 3.2 | 21.4 | 66.5 |
| 2021年3月 | 272 | 3,021 | 9.6 | 10.7 | 46.8 |
| 2022年3月 | 180 | 3,312 | 5.7 | 11.2 | 37.5 |
| 2023年3月 | 124 | 3,463 | 3.6 | 18.4 | 31.9 |
| 2024年3月 | 400 | 4,112 | 10.6 | 8.1 | 36.1 |
| 2025年3月 | 286 | 4,271 | 6.8 | 9.4 | 56.9 |
| 2026年3月 | 494 | 4,854 | 11.2 | 8.1 | 28.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額563百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮﨑直樹 | 取締役会長 | 69 | 29,000 |
| 齋藤克巳 | 取締役社長(代表取締役) CEO | 61 | 16,000 |
| 安田洋 | 取締役副社長(代表取締役) COO CMO 総合戦略本部長 カーボンニュートラル・環境推進部担当本部長 内外次世代育成室担当 | 66 | 18,000 |
| 苗代光博 | 取締役 CTO 営業本部管掌 開発本部管掌 新価値事業本部管掌 | 59 | 8,000 |
| 蜂須賀正義 | 取締役 CFO 総合戦略本部副本部長 | 59 | 2,000 |
| 和田節 | 取締役 | 72 | — |
| 古川雅典 | 取締役 | 74 | — |
| 前田茂樹 | 取締役 | 68 | — |
| 粟生万琴 | 取締役 | 52 | — |
| 大磯健二 | 常勤監査役 | 68 | — |
| 藤田佳幸 | 常勤監査役 | 65 | 7,000 |
| 加古慈 | 監査役 | 59 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 桑山斉 | 監査役 | 61 |
| 横井正彦 | 監査役 | 71 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 210 | 153 | 31 | 395 | 66 |
| 社外取締役 | 8 | 90 | — | — | 90 | 11 |
| 監査役 | 3 | 78 | — | — | 78 | 26 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容376字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,598字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,895字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,559字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第103期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第103期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-17
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第101期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-16
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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