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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

三菱自動車工業

MITSUBISHI MOTORS CORPORATION7211 · Prime · 輸送用機器

EVやSUVに注力するニッチな自動車メーカー。東南アジアを主戦場に、日産とのアライアンスで競争力を強化。

概要

三菱自動車工業は、日本の自動車メーカーで、軽自動車(eKシリーズ)、SUV(アウトランダー、エクリプスクロス)、ピックアップトラック(トライトン)などを主力とする。特にプラグインハイブリッド車(PHEV)に強みを持ち、アウトランダーPHEVは世界的に販売されている。2026年3月期の連結売上高は2兆8,965億円、グローバル販売台数は79万7千台。従業員数は約2万7,695人。本社は東京都港区。日産・ルノーとのアライアンスに参加し、アジア・オセアニアを主要市場とする。

自動車と金融の二軸で構成される事業構造

三菱自動車グループは、自動車事業と金融事業の二本柱で構成される。自動車事業は売上高の大部分を占め、2026年3月期には2兆8,622億円(全社売上の約98.8%)を計上した。普通・小型乗用車、軽自動車、SUV、ピックアップトラックなどを開発・生産・販売する。国内では自社工場で生産し、東日本三菱自動車販売株式会社や西日本三菱自動車販売株式会社などの販売子会社が販売を担う。金融事業は、三菱自動車ファイナンス株式会社を通じたリース・販売金融であり、売上高は515億円と小規模ながら販売促進を支える。海外ではフィリピンなどで販売金融事業を行う。

アジア・オセアニアを中心とした海外生産拠点

三菱自動車の海外生産はタイとインドネシアが中核である。Mitsubishi Motors (Thailand) Co., Ltd.は生産・販売の両方を担い、PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesiaは生産専門である。これらの拠点からアセアン諸国や中東、中南米へ輸出する。2026年3月期のグローバル販売台数79万7千台のうち、アセアン地域が大きな割合を占める。日本国内では、軽自動車や乗用車の生産を自社で行い、海外向けにはOEM供給も行う。中国メーカーの進出や各国の環境規制変化に対応するため、生産拠点の効率化と現地化を進めている。

日産・ルノーとのアライアンスで共有化を推進

2016年5月、三菱自動車は日産自動車株式会社との戦略的アライアンスを締結した。以降、購買、車両プラットフォームの共用、新技術の開発分担、生産拠点の共用などで協力する。アライアンスにより、部品の共通化や開発コスト削減を進める。2026年時点では、日産・ルノー・三菱の3社連合の一員として、電動化技術やソフトウェア定義車両(SDV)の開発でも連携を模索する。また、新中期ビジョンではアライアンスを活用した商品ラインナップの補完も掲げる。

連結グループの企業構成と機能分担

2026年3月31日現在、三菱自動車グループは当社、連結子会社35社、持分法適用関連会社16社で構成される。国内では、販売会社(東日本三菱自動車販売、西日本三菱自動車販売)のほか、開発を担う三菱自動車エンジニアリング株式会社、純正部品販売・物流を行う三菱自動車ロジテクノ株式会社が主要子会社である。海外ではタイ、インドネシアの生産会社に加え、フィリピンの金融子会社Mitsubishi Motors Finance Philippines Inc.がある。この体制により、開発・生産・販売・アフターサービスを垂直統合し、地域ごとのニーズに応える。

業界の中での役割は自動車メーカー(完成車)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.9兆円
営業利益
755億円
営業利益率
2.6%
純利益
100億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
自動車1.4兆円97.8%-1,013億円-7.1%
金融326億円2.2%48億円14.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

普通・小型乗用車、軽自動車、SUV、ピックアップトラック等の開発、生産、販売。国内では自社生産と販売会社網、海外ではタイ、インドネシア等で生産・販売。日産自動車との戦略的アライアンスにより購買・プラットフォーム共用等を推進。

主な製品・サービス5
アウトランダー(PHEV)
プラグインハイブリッドSUV。電動走行と長距離走行を両立。
eKクロス EV
軽自動車サイズの電気自動車。手頃な価格と実用性が特徴。
トライトン
ピックアップトラック。悪路走破性と積載性に優れ、新興国で人気。
デリカD:5
ミニバン型SUV。多彩なシートアレンジと四輪駆動性能が特徴。
ミラージュ
小型ハッチバック。低燃費と扱いやすさが魅力。

02金融準主力

自動車販売を補完するためのリース・販売金融事業を国内・海外で展開。グループの販売促進を支援。

主な製品・サービス1
自動車リース・販売金融
顧客向けの車両リースや購入ローン。

製品と技術

プラグインハイブリッド(PHEV)技術とアウトランダー

三菱自動車の電動化戦略の中核はプラグインハイブリッド車(PHEV)である。2013年に発売したアウトランダーPHEVは、世界初のSUVタイプPHEVとして累計販売台数を伸ばし、同社の象徴的モデルとなった。2.4リッターガソリンエンジンとモーターによるシステムで、EV走行距離は約55km(WLTCモード)を実現。家庭用電源で充電でき、長距離走行時はエンジンで発電・駆動するため、電動走行の実用性と航続距離の不安を両立した。現在ではエクリプスクロスPHEVにも展開し、アセアン市場ではエクスフォースHEVなども投入。PHEVはCO2排出削減と燃費性能で競争力を持つ。

軽自動車シリーズ「eK」と電動化の拡大

三菱自動車は軽自動車分野でeKシリーズを展開する。eKクロス、eKワゴン、eKスペースに加え、2021年には電気自動車「eKクロス EV」を投入。eKクロス EVは軽自動車規格のEVで、一充電走行距離は約180km(WLTCモード)、価格は200万円台前半と手頃に設定され、日常使いの電動車として普及を狙う。商用軽EV「ミニキャブ EV」もラインアップ。これらの軽EVは日産とのアライアンスにより、日産サクラと共通のプラットフォームを採用する。軽自動車は国内市場で安定した需要があり、電動化を進めることで環境規制対応と顧客獲得を両立する。

SUV・ピックアップのグローバルラインアップ

三菱自動車はSUVとピックアップトラックに強みを持つ。SUVでは、中型のアウトランダー、コンパクトのエクリプスクロス、本格オフロードモデルとして新型パジェロ(2026年度投入予定)を用意。ピックアップトラックのトライトン(海外名L200)は悪路走破性と積載性で新興国で人気を博す。また、アセアン向けにエクスパンダー(7人乗りMPV風SUV)、エクスフォース(コンパクトSUV)を販売。これらの車種は、三菱の四輪駆動技術や耐久性を継承し、実用的な移動手段として評価される。グローバルでは、欧州向けに日産OEMのグランディスやASXも供給する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

世界展開する自動車大手、海外生産比率高め

三菱自動車工業は、乗用車、SUV、ピックアップトラックなどを製造・販売する世界的な自動車メーカーである。同社は東南アジアを中心に強い販売基盤を持ち、特にタイやインドネシアでの生産・販売が収益の柱となっている。競合となるのはトヨタ紡織やユニプレスなどの部品メーカーが同じ業種に分類されるが、完成車メーカーとしては他社との競合が激しい。近年は収益が低迷しており、2025年3月期の営業利益率は4.98%と、2026年3月期には2.61%に低下する見込み。

強み

  • 東南アジアでの生産・販売が強く、成長市場を取り込む。
  • SUVやピックアップトラックに強みを持ち、需要を取り込む。
  • 独自の環境技術により燃費性能の高い車を提供。
  • 海外生産比率が高く、為替変動の影響を受けにくい。

課題

  • 2026年3月期の営業利益率が2.61%と低下見込みで、構造改革が必要。
  • 自動車業界は競争が激化し、シェア維持が困難。
  • EV(電気自動車)への移行が遅れており、今後の競争力に不安。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が三菱自動車工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17261マツダ7,692億円21.9倍
26473ジェイテクト6,834億円57.0倍
37282豊田合成6,325億円10.9倍
45110住友ゴム工業5,682億円9.2倍
56471日本精工5,495億円23.6倍
67211三菱自動車工業5,465億円50.0倍
76770アルプスアルパイン4,695億円16.7倍
83116トヨタ紡織4,267億円17.4倍
97012川崎重工業4,078億円18.8倍
107278エクセディ2,979億円20.2倍
117242カヤバ2,405億円7.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

日産との戦略的アライアンスを締結した2016年

2016年5月、三菱自動車は日産自動車株式会社との戦略的アライアンスを発表した。それまで独立した経営を続けてきたが、燃費問題による経営悪化を受け、日産が筆頭株主となる形での資本提携に至った。アライアンスの目的は、購買の統合、車両プラットフォームの共用、新技術の開発分担、生産拠点の相互活用である。この提携により、三菱自動車は日産の規模を活用したコスト削減と、電動化技術へのアクセスを得た。一方で、ブランドと製品の独自性は維持する方針を掲げた。この年の連結純利益は1,076億円(2018年3月期)と回復した。

中期経営計画「Challenge 2025」を始動した2023年

2023年3月、三菱自動車は中期経営計画「Challenge 2025」を発表した。前年までの構造改革で強化した経営体質を基に、アセアン地域を軸とした成長と収益力強化を目指した。具体的には、新型車投入による販売台数拡大、販売価格の最適化、固定費削減などに取り組む。しかし、米国関税の引上げや中国メーカーの輸出拡大、インフレによるコスト上昇など外部環境が大きく変化し、計画の一部は進捗が遅れた。2025年度の販売台数は79万7千台と前年度比5%減に留まり、営業利益は755億円と減益となった。この結果を受け、次期計画の見直しを迫られることになる。

新中長期ビジョンを打ち出した2026年

2026年5月、三菱自動車は2030年代を見据えた新中長期ビジョンを公表した。「尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を方針に、パジェロの復活を含む13車種の投入を計画する。成長戦略ではアセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中し、構造転換ではコスト競争力強化と損益分岐点の最適化を掲げる。2029年度に営業利益1,600億円、営業利益率4.5%、ROE10%を目標とし、4年間で約1兆円の成長投資と1,000億円の株主還元を行う。このビジョンは、外部環境の不確実性が高まる中での方向性を示した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2029年度まで1,600億円
  • 営業利益率2029年度まで4.5%
  • ROE2029年度まで10%
  • 営業利益2030年度以降まで2,000~2,500億円
  • 営業利益率2030年度以降まで5.5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    尖った商品・ブランドの強化

    パジェロを2026年度に投入し、将来に向けたシリーズ展開を図る。強みを発揮できるアセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中し、2031年度までに13車種を投入する。

  2. 02

    成長市場への重点投資とバリューチェーン拡大

    フィリピン、ベトナム、日本を重点国に位置付け成長投資を配分。新車販売に加え、中古車販売、販売金融、アフターサービス等のバリューチェーン事業を強化し1台当たりの価値を最大化する。

  3. 03

    収益体質の強靭化

    部品・コンポーネントの共用最適化やグローバル調達戦略でコスト競争力を強化。生産能力や固定費構造の見直しで損益分岐点を最適化し、AI/DX活用による生産性向上を進める。

  4. 04

    アライアンス活用による成長加速

    既存および新規のアライアンスや協業を活用し、商品ラインナップを補完することで成長を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で27,695人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は790万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月29,604
2018年3月30,507
2019年3月74241.316.131,314
2020年3月73141.115.732,171
2021年3月65240.715.330,091
2022年3月66141.515.428,796
2023年3月74441.915.328,428
2024年3月78642.115.328,982
2025年3月81442.315.528,572486
2026年3月79042.416.027,695273

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社37(国内 18 / 海外 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
自動車 — Mitsubishi Motors (Thailand) Co., Ltd. (タイ)他1社1,165億円
自動車 — PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia (インドネシア)723億円
岡崎製作所 — 愛知県岡崎市561億円
自動車
技術センター・EV技術センター(愛知県岡崎市、京都市右京区 他)(注)4512億円
自動車
水島製作所 — 岡山県倉敷市430億円
自動車
自動車 — 東日本三菱自動車販売 株式会社 他 販売会社 1社(東京都目黒区 他)407億円
京都製作所 — 京都市右京区 他395億円
自動車
金融 — 三菱自動車ファイナンス 株式会社(東京都港区)255億円
モータープール — 名古屋市港区、岡山県倉敷市 他194億円
自動車
自動車 金融 — その他在外子会社15社161億円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東日本三菱自動車販売 株式会社
    東京都目黒区
    議決権100.0%
  • 国内
    西日本三菱自動車販売株式会社
    大阪市淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱自動車ロジテクノ株式会社
    川崎市高津区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱自動車エンジニアリング株式会社
    愛知県岡崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    水菱プラスチック株式会社
    岡山県倉敷市
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱自動車ファイナンス株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi Motors North America, Inc. (注)2(注)3
    米国、テネシー、フランクリン
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi Motors R&D of America, Inc.
    米国、ミシガン、アナーバー
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi Motor Sales of Canada, Inc.
    カナダ、オンタリオ、ミシソガ
    議決権100.0%
  • 国内
    Mitsubishi Motor Sales of Caribbean, Inc.
    プエルトリコ、トアバハ
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi Motors de Mexico, S.A. de C.V.
    メキシコ、メキシコシティ
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi Motors Europe B.V. (注)2
    オランダ、ボーン
    議決権100.0%
残りのグループ会社25社を開く
  • Mitsubishi Motor R&D Europe GmbHドイツ、トレヴァー100%
  • Mitsubishi Motor Sales Nederland B.V.オランダ、アムステルフェーン100%
  • Mitsubishi Motors Australia Ltd.(注)2オーストラリア、アデレードエア ポート100%
  • Mitsubishi Motors New Zealand Ltd.ニュージーランド、ポリルア100%
  • Mitsubishi Motors (Thailand) Co., Ltd. (注)2タイ、バンコク100%
  • MMTh Engine Co., Ltd.タイ、チョンブリー100%
  • Mitsubishi Motors Philippines Corporationフィリピン、サンタローザ100%
  • Asian Transmission Corporationフィリピン、カランバ100%
  • Mitsubishi Motors Middle East And Africa FZEU.A.E.、ドバイ100%
  • MMC Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd.マレーシア、ペカン60%
  • PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia (注)2インドネシア、ブカシ60%
  • Mitsubishi Motors Vietnam Co., Ltd.ベトナム、ホーチミン41%
  • Mitsubishi Motors Finance Philippines Inc.フィリピン、マカティ市51%
  • 十勝三菱自動車販売株式会社北海道帯広市47%
  • 長野三菱自動車販売株式会社長野県長野市50%
  • 三重三菱自動車販売株式会社三重県四日市市37%
  • 香川三菱自動車販売株式会社香川県高松市23%
  • 宮崎三菱自動車販売株式会社宮崎県宮崎市39%
  • 東関東MMC部品販売 株式会社千葉市美浜区33%
  • 株式会社NMKV神奈川県厚木市50%
  • MMD Automobile GmbHドイツ、フリードベルク25%
  • PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Sales Indonesiaインドネシア、ジャカルタ19%
  • FleetPartners Group Ltd.オーストラリア、ノースシドニー20%
  • 日産自動車株式会社(注)4横浜市 神奈川区27%
  • 三菱商事株式会社(注)4東京都 千代田区22%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    私服用高床バン型無線車(PHEV)
    警察庁 · 2022-06-17
    2億円
  • 調達
    無線警ら車(高床型4WD)
    警察庁 · 2022-06-07
    1.2億円
  • 調達
    災害活動用高床バン型車(2,000cc級,4WD)
    警察庁 · 2025-03-14
    1.2億円
  • 調達
    令和5年度乗用自動車中央調達  第3号物件:乗用自動車(661cc以上2,500cc以下ステーションワゴン又はSUVタイプ4WD) 34 台
    林野庁 · 2023-08-21
    1.1億円
  • 調達
    令和2年度乗用自動車中央調達 第1号物件:乗用自動車 661cc以上2,000cc以下ステーションワゴン又はSUVタイプ4WD)27台
    林野庁 · 2020-12-21
    4,905万円
  • 調達
    災害活動用高床バン型車(2,000cc級,4WD)
    警察庁 · 2026-03-17
    2,532万円
  • 調達
    私服用高床バン型無線車(PHEV)
    警察庁 · 2023-09-01
    1,355万円
  • 調達
    令和3年度乗用自動車の中央調達 第3号物件:乗用自動車(2,000cc以上2,700cc以下ワゴンタイプ4WD) 4台
    林野庁 · 2021-10-28
    1,168万円
  • 調達
    令和5年度乗用自動車中央調達  第4号物件:乗用自動車(2,000cc以上2,700cc以下ワゴンタイプ4WD) 1台
    林野庁 · 2023-08-21
    333万円
  • 調達
    普通乗用自動車(4WD)の購入
    宮内庁 · 2017-09-26
    209万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.9兆円営業利益755億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.9%、利益が-45.6%。

売上高
+3.9%
2.9兆円
営業利益
-45.6%
755億円
純利益
-75.6%
100億円
営業利益率
2.6%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3.3兆円2.9兆円
営業利益900億円755億円
純利益250億円100億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6,199億円、営業利益は101億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.5%、営業利益は−77.7%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.65379
2024年1Q0.644527.1479
2024年2Q0.695908.5196
2024年3Q0.735597.6353
2024年4Q0.73519
2025年2Q1.319076.9380
2025年4Q1.484813.230
2026年2Q1.261731.4−92
2026年4Q1.645823.6192
2027年1Q0.621011.614

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.8兆円から2.9兆円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.82939380
2014年3月2.091,2951,047
2015年3月2.181,5161,182
2016年3月2.271,410726
2017年3月1.9189−1,985
2018年3月2.191,1011,076
2019年3月2.511,1991,329
2020年3月2.27−38−258
2021年3月1.46−1,052−3,123
2022年3月2.041,010740
2023年3月2.461,8201,687
2024年3月2.792,0901,547
2025年3月2.791,3889865.0410
2026年3月2.907557892.6100

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.9兆円のうち、営業利益として残るのは755億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は100億円、売上の0.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.5%2.4兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.9%3,736億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%755億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.4pt
0.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.6pt
1.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが358億円、投資CFが−1,224億円で、差し引きのフリーCFは−866億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は4,389億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,722−1,143−835793,612
2014年3月2,104−814−8211,2904,117
2015年3月1,770−713−1,3151,0573,955
2016年3月1,977172−1,2292,1494,624
2017年3月−458−7312,104−1,1895,559
2018年3月1,196−971−2322255,590
2019年3月1,461−1,449−750124,895
2020年3月188−1,05796−8693,996
2021年3月−415−1,0131,683−1,4284,446
2022年3月1,181−691−1024905,115
2023年3月1,736−531−6191,2055,959
2024年3月1,408−1,389377196,742
2025年3月1,747−1,148−2,7485994,501
2026年3月358−1,224469−8664,389

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,633億円で、自己資本比率は38.0%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.450.351.1023.4
2014年3月1.540.550.9935.0
2015年3月1.580.670.9141.6
2016年3月1.430.690.7546.8
2017年3月1.480.700.7846.5
2018年3月1.650.800.8547.4
2019年3月2.010.881.1343.4
2020年3月1.940.791.1539.9
2021年3月1.860.531.3327.4
2022年3月1.930.631.3031.5
2023年3月2.200.831.3736.4
2024年3月2.451.041.4141.2
2025年3月2.250.971.2741.6
2026年3月2.420.961.4538.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4,389億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4,510億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2,852億円
在庫として抱えている分
負債合計
1.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率82社中34位あたり、逆に低いのはROE82社中73位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.1%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥374.2で、1年前と比べて-5.4%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥374.2-6.4%1ヶ月+7.5%1年-5.4%時価総額5,465億円
過去52週の値幅
安値¥300.7高値¥458

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)50.0倍
PER (会社予想)20.0倍
PBR0.55倍
配当利回り2.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は362円で、25日線(361円)を0.5%上回り、75日線(347円)を4%上回る。200日線(358円)も上回っており、中期的な下げ止まり感がある。7月10日に361.8円と急騰し、一時389円まで上昇するも、その後は調整。8月19日に338.7円まで下落するが、20日・21日と反発し、362円まで回復。出来高は7月10日に6304万株と急増し、現在は900万株前後と高水準が続く。RSIは46.7と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 28/100)

PERは48.51倍と同業平均16.66倍を大幅に上回り割高。予想PERは19.4倍と改善見込みだが、直近の業績低迷が続く。PBRは0.53倍と1倍を大きく下回り資産価値からは割安。ROEは1.08%と低く、収益性が課題。配当利回り2.76%は平均2.96%とほぼ同等。しかし配当性向は29.41%と健全。業績は減益傾向で2025/3期に純利益が大幅減、2026/3期もさらに減少見込み。現在のPERは過去の高収益に基づき割高に感じられる。PBRの低さが割安感を支えるが、収益悪化を考慮すると割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)50.0倍16.3倍
PER (予想)20.0倍
PBR0.55倍1.12倍
ROE1.1%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は2025年3月期に営業利益率5%程度まで回復したが、2026年3月期は2.6%へ低下する見通し。強気派は、PHEV需要の世界的な伸びとアライアンスによるコスト削減効果を評価する。一方、弱気派は、販売台数の伸び悩みや競争激化による値引き拡大、為替変動の影響で収益が不安定と指摘。北米や中国での販売戦略の成否が焦点。

プラスに働く材料7
  • PHEV需要が拡大

    アウトランダーPHEVが世界的に好調で、環境規制強化の追い風を受ける。

  • アライアンス効果

    日産・ルノーとの共同開発で車台や部品共有が進み、開発費負担が軽減。

  • アセアン市場の成長

    主力の東南アジアで中間層が拡大し、実用的なSUVやピックアップの需要が増加。

  • 予想PER18.7倍へ収益回復期待決算発表後影響

    実績PER46.75倍から予想PER18.7倍、EPS大幅改善

  • 売上高が2兆8,965億円と回復継続影響

    2026/3期売上高2兆8,965億円、前期比1,083億円増

  • PBR0.51倍と割安継続影響

    PBR0.5102倍、時価総額5,100億円に対して割安

  • 配当利回り2.86%が下値を支え継続影響

    予想配当利回り2.86%、安定配当で株価サポート

マイナスに働く材料7
  • 収益性が悪化

    2026年3月期の予想は営業利益率2.6%と低下し、価格競争や販売奨励費の増加が懸念。

  • 規模の劣位

    大手に比べ販売台数が少なく、固定費吸収や調達コストで不利な面がある。

  • 中国市場の苦戦

    中国ではEVシフトが速く、現地メーカーとの競争が厳しく、シェアが伸び悩む。

  • 純利益が75.6%減の100億円決算発表後影響

    2025/3期410億円から2026/3期100億円へ大幅減

  • 営業利益が45.6%減の755億円決算発表後影響

    2025/3期1,388億円から2026/3期755億円へ半減

  • 営業利益率が2.61%と低水準通年影響

    2025/3期4.98%から2026/3期2.61%へ2.37ポイント低下

  • ROE1.08%と資本効率の低さ継続影響

    ROE1.08%、PBR0.51倍で資本効率の改善が急務

次の決算で確かめる点
PHEV販売台数
アウトランダーPHEVの販売動向は収益に直結し、成長の鍵を握るため。
アセアン地域の販売台数
主力市場の需要動向とシェアを把握するため。
為替レート(THB/USD等)
海外売上高が多く、為替変動が業績に大きく影響するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から33.3%いまの株価に対する利回りは2.67%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
2.67%
いまの株価に対して
配当性向
29.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10
2018年3月1770.057.2
2019年3月2017.654.4
2020年3月10−50.0
2023年3月5−50.03.9
2024年3月10100.09.0
2025年3月1550.0121.3
2026年3月10−33.329.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ209,365人。区分でいちばん多いのは事業法人47.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.1%を占め、残る42.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人57.357.556.957.347.647.6
個人・その他21.820.818.218.125.825.1
外国法人8.811.313.011.312.117.0
金融機関10.89.510.211.712.79.5
自己株式0.10.10.10.18.28.2
証券会社1.40.91.71.51.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日産自動車株式会社24.48
02三菱商事株式会社20.41
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.77
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)2.51
05三菱重工業株式会社1.48
06BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR ARCUS FUND SICAV - ARCUS JAPAN FUND (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行)1.29
07THE BANK OF NEW YORK, TREATY JASDEC ACCOUNT (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行)1.24
08株式会社三菱UFJ銀行1.02
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.87
10MAN INTERNATIONAL ICVC - MAN JAPAN COREALPHA FUND (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)0.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−89%、1株純資産は13期で+25%。直近期のROEは1.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6612.714.8
2014年3月15755023.86.917.8
2015年3月12067019.79.012.9
2016年3月7468210.911.437.2
2017年3月−164463−29.2
2018年3月7252414.610.557.2
2019年3月8958616.16.654.4
2020年3月−17519−3.1
2021年3月−210341−48.8
2022年3月5040813.36.7
2023年3月11353824.04.63.9
2024年3月10467917.14.99.0
2025年3月296984.214.3121.3
2026年3月76871.141.029.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額824百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
平工奉文取締役70
加藤隆雄取締役64
稲田仁士取締役69
宮永俊一取締役78
幸田真音取締役75
佐々江賢一郎取締役74
坂本秀行取締役70
中村嘉彦取締役69
田川丈二取締役66
垣内威彦取締役71
三毛兼承取締役69
大串淳子取締役66
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢
岸浦恵介代表執行役社長 兼 COO57
松岡健太郎代表執行役副社長 CFO62
山口武代表執行役副社長(開発・デザイン・TCS担当)60
五十嵐京矢代表執行役副社長(営業担当)58
山本康久上席執行役(生産担当)63
近藤恭哉上席執行役 副社長補佐(グローバルマーケティング&セールス 担当)59
横澤陽一執行役(経営戦略担当)兼 経営戦略本部長62
髙澤靖子執行役 CLO (法務・ガバナンス・管理担当)61
告野昌樹執行役(購買担当)62
野口晋執行役(コーポレート企画 担当)兼 コーポレート企画本部長57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役10415535258659
社外取締役1120420419
取締役(社内)1343434

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,520字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社 35社、持分法適用関連会社 16社(2026年3月31日現在)で構成されております。当社グループは自動車及びその部品の開発、生産、販売、金融事業を行っており、開発は当社が中心となって行っております。 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」のセグメント区分と同一であります。 自動車 国内においては、普通・小型乗用車、軽自動車を当社が生産し、東日本三菱自動車販売株式会社や西日本三菱自動車販売株式会社等の当社製品販売会社が販売を行っております。このほか三菱自動車エンジニアリング株式会社が当社製品の開発の一部を、三菱自動車ロジテクノ株式会社が当社純正部品等の販売、新車点検や整備及び部品などの物流業務等を行っております。 海外においては、Mitsubishi Motors (Thailand) Co., Ltd.(タイ)等が生産及び販売事業、PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia(インドネシア)等が生産事業を行っております。 また、2016年5月に日産自動車株式会社との戦略的アライアンスを締結し、購買、車両プラットフォームの共用、新技術の開発分担、生産拠点の共用等の面で協力しております。 金融 金融事業としては、国内において三菱自動車ファイナンス株式会社が自動車のリース事業、販売金融等の事業を、海外においては、Mitsubishi Motors Finance Philippines Inc.(フィリピン)が販売金融事業を行っております。 以上述べた内容の系統図は次のとおりとなります。(主な会社のみ記載) (主要な製品) 商品名   OEM受け 車種 国内向   海外向 電動車   アウトランダー(PHEV)   同左   - エクリプス クロス(PHEV)   同左   - -   エクスフォース (HEV)/ アウトランダースポーツ(HEV)   - -   エクスパンダー(HEV)   - -   エクスパンダー クロス(HEV)   - eKクロス EV   -   - ミニキャブ EV   L100 EV   - -   エクリプス クロス(EV)   ● -   グランディス(HEV)   ● -   ASX (HEV)   ● -   コルト(HEV)   ● SUV・ピックアップ   -   RVR/アウトランダースポーツ/ASX   - エクリプス クロス   同左   - -   アウトランダー   - トライトン   トライトン/L200   - -   パジェロスポーツ/モンテロスポーツ   - -   デスティネーター   - -   エクスフォース/ アウトランダースポーツ   - -   グランディス   ● -   ASX   ● 乗用車・ミニバン   -   ミラージュ/スペーススター   - -   アトラージュ/ミラージュG4   - デリカD:5   -   - -   エクスパンダー   - -   エクスパンダー クロス   - デリカD:2   -   ● -   コルト   ● 軽自動車   eKクロス   -   - eKワゴン   -   - eKスペース   -   - デリカミニ   -   - タウンボックス   -   ● ミニキャブ トラック   -   ● ミニキャブ バン   -   ● 商用車   -   L300   - -   ヴァーサ バン   ●
経営方針・対処すべき課題1,872字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 足許の環境変化を踏まえた経営課題の認識と、今後の経営戦略の考え方は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、将来生じうる実際の結果と異なる可能性がありますので、ご留意ください。 米国の関税率引き上げ、各国・地域での環境規制の見直し、SDV(ソフトウェア定義型車両)やAI活用による自動車の知能化の加速、中国メーカーのグローバル展開による販売競争の一層の激化等、自動車業界は、事業環境の構造的変化と不確実性の増大に直面しております。加えて、インフレによるコスト上昇、為替変動等により、足許の収益もマイナス影響を強く受けております。 当社グループは2023年3月に中期経営計画「Challenge 2025」を発表し、実施済の構造改革により強化された経営体質を基盤とし、当社グループの強みのあるアセアン地域を軸に成長と収益力の強化を図り、また、販売価格の最適化による収益性改善を推進することで、安定的な収益基盤を強化することに取り組みました。 しかしながら、外部環境が大きく変化した影響もあり、「Challenge 2025」の一部の施策は期待した進捗に達しておらず、経営戦略をアップデートし、成長力・収益力を強化していくことを重要な課題と考えております。 これらを踏まえ、当社グループは2026年5月に、2026年度から2030年代に向けた新中長期ビジョンを発表しました。 当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスクの拡大や環境規制対応の見直しなど、不確実性が継続的に高まっています。このような事業環境の中、従来の中期計画の延長線にとどまることなく、より中長期的な方向性として、「尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を掲げました。この方針のもと、ブランドを軸とした「成長戦略」と、収益体質強靭化を目的とした「構造転換」を同時に推進することで、不確実性の高い事業環境下においても本ビジョンの着実な実現を図ります。 成長戦略においては、当社グループのブランドを体現する商品および技術の強化に加え、ブランドの優位性のある市場への重点投資、当社グループの特長を活かしたバリューチェーン事業の拡大を通じて収益力の向上を図ります。また、構造転換では、コスト競争力の強化に加え、事業規模に応じた損益分岐点の最適化と、AI/DX活用による生産性向上を推し進め、より一層の柔軟性と強靭性を備えた収益体質の構築に取り組みます。 本ビジョンのもと、当社グループは以下の施策の実現を目指します。 ● 三菱自動車らしさを体現するパジェロを2026年度に投入するとともに、将来に向けたシリーズ展開を図る ● 商品戦略においては、当社グループの強みを最も発揮できるアセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中、2031年度までの6年間で13車種を投入 ● 価値訴求の更なる進化として「収益アップ戦略2.0」を推進 ● 地域戦略は、成長が著しいフィリピン、ベトナム、日本を重点国と位置付け、成長投資を重点的に配分するとともに、市場ポテンシャルの高い中東・中南米については、当社グループのブランド力を活かして育成を図る ● 新車販売に加え、中古車販売、販売金融、アフターサービス、用品等のバリューチェーン事業を強化し、クルマ1台当たりの価値を最大化 ● 部品・コンポーネントの共用最適化やグローバル調達戦略の推進によりコスト競争力を強化するとともに、生産能力や固定費構造の見直しを進め、損益分岐点を最適化 ● 既存および新規のアライアンスや協業を活用、商品ラインナップを補完し成長を加速 これらの取り組みにより、2029年度に営業利益1,600億円、営業利益率4.5%、ROE10%の達成を目標とします。また、2030年度以降に営業利益2,000~2,500億円、営業利益率5.5%以上、ROE12%以上を目指します。 そして、2029年度までの4年間で、約1兆円の成長投資を行うとともに、総額1,000億円規模の株主還元を行うことを予定しております。 今後も、「モビリティの可能性を追求し、活力ある社会をつくります」という当社グループビジョンのもと、お客様や株主様をはじめとしたすべてのステークホルダーの期待を超える価値創造を目指し、持続的な成長と企業価値向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク7,343字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況等(以下「経営成績等」という。)に重要な影響を与える可能性がある主要な事項には、以下のようなものがあります。ただし、以下はそのすべてを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。かかるリスクのいずれによっても、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、以下の記載において将来に関する事項は、本有価証券報告書の提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、将来生じうる実際の結果と異なる可能性がありますので、ご留意ください。 <事業等のリスクのうち現在特に影響が懸念されるリスク> 後述します事業等のリスクのうち、足許で顕在化しており、今後も影響が懸念されるリスクは以下のとおりです。 (1)市場環境変化の影響 当社グループは、中東地域において販売を行っておりますが、米国とイスラエルによるイラン攻撃以来の地政学的緊張の高まりにより、販売・コスト両面で影響を受けております。さらに、中東情勢の不安定化は、エネルギー価格の上昇や物流コストの増加を通じて、当社グループ全体の調達コストや中東地域の他、エネルギー輸入依存度の高いアセアン等における需要動向にも影響を及ぼしております。 今後も情勢が長期化・深刻化した場合には、更なるサプライチェーンの混乱、原材料価格の高騰、世界的な景気減速、生産面における供給リスク等が想定され、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 <事業等のリスク> (1)市場及び事業に係るリスク(オペレーショナルリスク) ① 部品・原材料調達の影響 当社グループは、製品の品質、コスト競争力向上の観点からグローバルに原材料、部品等を調達しており、部品・材料により集中発注、複数発注等、最適な発注形態を取ることとしておりますが、パラジウムやロジウム等、産出量が少ないだけでなく、産出が特定の国や地域に限られる希少金属も使用しております。 そのため、原材料、部品等の需給状況の急激な変動、調達先の国における政情の変化・経済安全保障に関わる輸出入規制の強化、自然災害の発生等の理由により、それらの調達先からの供給が停止した場合、又は適時に競争力のある価格で調達ができない場合には、当社製品の生産の遅延・停止やコストの増加が生じるおそれがあります。 また、各国において、企業に対して人権の取組みを求める法規の制定が進み、サプライチェーン上の人権リスク対応の必要性が急速に高まっており、これら法規に対して適時適切な対応ができない場合には、法令違反、輸入禁止や罰金などの罰則、社会的信用の低下によるブランド・イメージの毀損等により、生産・開発・購買・営業等の事業活動に影響し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクは、当社グループの中長期的な事業計画に与える影響も大きいため、事業活動・経営成績への影響を最小化すべく、サプライチェーン上のリスク対応の強化に努めていますが、将来顕在化する可能性はあります。 ② 製品の品質・安全性の影響 当社グループは、製品品質の改善のため、市場からの情報に基づき関連部門が連携して迅速に不具合原因の究明及び対策を実施すること、また、潜在リスクの検証を適切に行うことに努めております。 当社グループによる製品及びサービスの品質向上及び安全性の確保の努力にかかわらず、製品の欠陥又は不具合によるリコール又は改善対策等が大規模なものとなる場合、あるいは製品の欠陥又は不具合による大規模な賠償請求がお客様からある場合には、多額の費用負担、当社製品への評価、ブランド・イメージの毀損及び販売の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法規制等の影響 当社グループは、事業を展開する各国において自動車業界に関連する排出ガス、燃費、騒音、化学物質、リサイクル、水資源等の環境に係る様々な法律や政府による規制の適用を受けています。 また、消費者保護規制、事業及び投資に対する許認可、労働規制、外国為替規制、安全保障目的を含む輸出入貿易規制、各種税法(関税含む)、独占禁止法、贈収賄防止法、製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(取適法)等内外の広範な法令の適用を受けております。 これらの規制や法令に対応するため、当社グループは、規制や法令の遵守体制を整え、各担当部門が違反の未然防止の対策を講じ、コンプライアンスに係る案件を察知した場合には速やかに対応する体制を整備するよう努めております。しかしながら、将来にわたって法令違反が発生する可能性は皆無ではなく、法令違反が生じ、あるいは対応の内容、効果、迅速性等が不十分との指摘を受ける可能性があります。その場合、規制当局による行政調査の対象となったり、罰則を受けたり、あるいは関連する訴訟の当事者となるなどの可能性があります。これらの可能性が現実に生じた場合には、当社グループのコンプライアンス・レピュテーションや経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 訴訟その他の法的手続の影響 当社グループは、事業活動を行っていく中で、ユーザー、取引先、第三者などとの間で様々な訴訟その他の法的手続の当事者となる可能性があります。それらの法的手続において、あるいは現在進行中の法的手続において、当社に不利な判断がなされた場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、法的手続きのうち製造物責任に関する損害賠償請求訴訟については、敗訴等の場合の損害賠償金等をカバーすべく一定の限度額で製造物責任保険に加入していますが、必ずしもすべての損害賠償金等が保険でカバーされるとは限らず、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。個別の製造物責任訴訟の状況については「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項(連結貸借対照表関係)6 偶発債務」を参照ください。 ⑤ 知的財産権侵害の影響 当社グループは、技術・ノウハウ等の知的財産の保護の対策を講じるとともに、第三者の知的財産権の侵害防止の対策を講じております。しかしながら、当社グループの知的財産権が不法に侵害されて訴訟費用が発生した場合、又は、第三者から予期せぬ知的財産権侵害の指摘を受けることに伴い、当社グループの製品の製造販売の中止、想定外のライセンス料支払、賠償金支払、当社製品への評価及び需要の低下等が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 情報技術及び情報セキュリティの影響 当社グループの運営や製品・サービス等に利用する情報及びこれを保存するネットワーク、システム等の情報技術は、第三者によって管理されるものを含めて多岐にわたります。当社グループは、ハードウェア・ソフトウェアの安全管理対策を、個人情報保護対策を含めて実施するほか、当社グループ従業員への情報セキュリティ教育を実施しております。しかしながら、サイバー攻撃は攻撃手法の高度化・複雑化が進んでおり、当社グループ又は取引先へのハッカーによる不正アクセス・サイバー攻撃(コンピュータウイルス感染等)、当社グループ内部若しくは第三者での管理不備ないし人為的な過失、自然災害等の発生により、当社グループが保有する機密情報や個人情報等の漏えい、重要な業務システムやサービスの停止、当社製品の電子制御機能への悪影響、不適切な事務処理、又は重要データの破壊・改ざん等が発生することが考えられます。その結果、当社グループのブランド・イメージや社会的信用の低下による販売の減少、法的請求、訴訟、賠償責任若しくは制裁金や罰金の支払義務発生、又は生産停止等により運営に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業戦略や競争力維持に係るリスク(戦略リスク) ① 営業戦略、競合他社動向への対応の影響 自動車業界では、市場環境や競争構造、技術革新の変化が加速する中、事業戦略や営業戦略の前提条件そのものが短期間で変化する可能性があります。また、中国メーカーを含む競合他社のグローバル展開や販売競争の激化、顧客ニーズの変化等により、当社グループが想定する販売戦略、商品投入、販売地域等の前提が変化する可能性があります。これらを踏まえ、当社グループは2026年5月に「新中長期ビジョン」を公表しました。「新中長期ビジョン」では、ブランドベースの成長戦略と、収益体質の強靭化に向けた構造転換のハイブリッド戦略に取り組む方針としております。 しかしながら、今後、市場環境や競争構造の変化、競合他社の戦略転換、顧客ニーズの変化等により、当社グループの事業戦略や営業戦略が想定のとおりに進まず、商品投入、販売力の強化、販売構成の改善、台当たり収益の向上等の施策を適時かつ十分に実行できない場合、又は競合他社に対して優位な販売施策を講じることができない場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 製品・技術開発の影響 当社グループは『環境×安全・安心・快適』を実現する技術に裏付けられた信頼感により『冒険心』を呼び覚ます心豊かなモビリティライフを提供するために、地域ごとの多様な要請、カーボンニュートラル対応等、自動車メーカーに求められる技術や姿勢が急激に変化している中において、お客様の価値観とニーズに対応した有用かつ現実的で使いやすく、「三菱自動車らしさ」を具現化した新技術や新製品をタイムリーに投入することが重要と考え、開発に日々取り組んでおります。しかしながら、きめ細かな調査に基づく研究・開発であっても、お客様の価値観とニーズを十分に捉えることができない場合、又は内部・外部的な要因により、新技術や新製品を、タイムリーに開発しお客様に提供することができない場合には、販売シェアの減少、売上高及び収益力の低下を引き起こす可能性があります。 ③ 他社との提携等の影響 当社グループは、経営資源の効率化や相乗効果を期待し、研究開発、生産、販売等の分野において共同出資関係を含む他社と業務提携・合弁による事業運営を行っておりますが、市場環境・規制変化に伴う事業構造の変化、相手先の事業戦略の変更、当事者間の提携方針の不一致、出資比率の変更等により、提携・合弁関係を変更する又は維持できなくなる可能性や期待どおりの成果を生まない可能性があります。期待どおりの成果を生まない場合、提携・合弁先の財務状態が悪化した場合、又は出資関係の変更・大幅な提携の変更・提携の解消が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人事労政戦略の影響 当社グループは、高度な専門性を持つ人材の確保と、活躍機会の提供が極めて重要であると考えており、要員構成の是正による適切な人員配置、役割に基づいた処遇制度の整備、多様な働き方を支える風土の醸成と、個々の成長を促す仕組みづくりを推進しております。 しかしながら、採用難や労働市場の流動性の高まりにより、計画通りの採用や定着化が進まなかった場合には、長期的に当社グループの競争力が低下する可能性があります。 また、当社グループではグローバルに事業を展開し、持続的に成長するためには、人権尊重の取り組みが社会的責任を果たしていく上で不可欠な要素であると認識しており、「人権方針」で制定した差別の禁止や不当な労働慣行の排除等に取り組んでいます。しかしながら、当社グループ及び関係者が人権上問題のある行動を取った場合には、お客様の信用・信頼を失う、又は社会的信用の低下等によるブランド・イメージの毀損等が事業基盤に影響を与える可能性があります。 ⑤ 気候変動の影響 当社グループは、燃費/CO2排出規制やZEV規制の強化、カーボンプライシング等の導入拡大を想定し、当社グループの環境への取り組み方針と目標を定めた「環境計画パッケージ」に基づき、電動化の推進や各拠点での省エネルギー活動と再生可能エネルギーの導入等を進めております。しかしながら、想定を超えて気候変動政策が強化され、燃費/CO2排出規制やその他規制の更なる強化への対応により原価が高騰する場合、又はカーボンプライシングなどの導入拡大によって生産や調達の原価が高騰する場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、グローバルでのCO2の削減が進まず、気温が上昇し続け、現在よりも広域で台風、豪雨等の自然災害が頻発・激甚化することに備えて、事業継続計画の策定などの適応策の推進にも努めております。しかしながら、当社グループや取引先の生産拠点等が所在する国・地域において、想定以上の洪水等の自然災害の頻発や激甚化により、部品調達、製品の生産や販売、物流等が遅延又は停止する場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)金融・経済に係るリスク(財務リスク) ① 為替変動の影響 海外売上高比率が約8割を占める当社グループでは米ドル、ユーロ、豪ドル等の外貨建債権を有しており、また、タイ子会社にてグローバルでの輸出生産を行っていることから、タイバーツを中心に外貨建債務も有しております。 円と外国通貨の為替相場が変動すると、外貨建資産(売掛金等)や外貨建負債(買掛金等)の価値が増減するため、当社グループの円ベースの損益に影響を及ぼします。 現在、インドネシア生産車の輸出、タイ生産車の現地販売拡大等、為替影響低減のために必要な措置を適宜進め、為替相場変動の影響削減に中長期的に取り組んでおりますが、大幅な為替変動が発生した場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 市場環境変化の影響 当社グループは、世界各国で事業を展開しており、様々な国、地域で生産活動を行い、製品を販売しております。これらの事業活動は、それぞれの国、地域の経済低迷、金融危機、紛争などにより影響を受ける可能性があり、また、地政学リスクによって、輸送費の上昇や、船腹が確保できない、又は輸送に遅れが生じることにより生産・販売活動に影響を及ぼした場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 取引先等の信用リスク 当社グループは、事業活動を行っていく中で、販売業者や、販売金融事業による顧客・リース先等の取引先の信用リスクを伴っております。 販売業者等の取引先に対する信用リスクについては、カントリーリスクや取引先の財務状況に対する継続的な評価を行いながら適切な債権保全を図ることで、その抑制に努めております。また、販売金融事業から生じるリスクに対しては、厳格な審査・回収管理を行い、破綻の発生及び回収不能額の抑制に努めております。しかしながら、外部環境等の悪化等を要因とし、これらのリスクに基づく損失が当社グループの想定を上回る場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 資金の流動性の影響 当社グループは、金融機関からの借入に加え、コマーシャル・ペーパーの発行等により資金調達を行っております。当社は事業環境の悪化による資金需要の増加に備えるべく、コミットメントライン2,720億円に加えて、海外子会社においても資金調達枠を設定することで十分な流動性を確保するとともに、メインバンクをはじめ取引金融機関との良好な関係性の維持に努めております。しかしながら、経済・金融危機等の発生、又は当社グループの信用格付けの引き下げ等により、金融市場から適切な条件で必要とする金額の資金調達ができなくなった場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)事業の継続に係るリスク(ハザードリスク) ① 戦争・テロ・政治不安・治安の悪化の影響 当社グループは、日本及び世界各地に開発、製造、販売等の拠点の施設を有しているため、各国・地域でテロ、戦争、内戦、政治不安、治安の乱れ等が発生することにより、当社グループ又はその取引先の操業の中断等の重大な支障をきたす可能性があります。 かかる状況を想定し、経済安全保障クロスファンクショナルチームで想定される支障の軽減策を準備・実行するとともに、仮にこうした事象が発生した場合には、関係部門が参画した対策会議を立ち上げ、全社横断的な観点で対応を行っております。 しかしながら、想定を超える規模でテロ、戦争、内戦、政治不安、治安の乱れ等が発生し、部品調達、製品の生産や販売、物流等が遅延若しくは停止することにより、収益の減少やコストの増加をもたらした場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害や事故、感染症等の影響 当社グループは、日本及び世界各地に開発、製造、販売等の拠点の施設を有しているため、各国・地域での大規模な地震・台風・豪雨・洪水等の自然災害や火災等の事故、感染症の発生により、当社グループ又はその取引先の操業の中断等の重大な支障をきたす場合があります。 これらに備え、当社グループ事業へ影響が大きいと想定されるシナリオに基づき、BCM*委員会において事業継続計画を策定するとともに、定期的な訓練による有効性検証を行い、今後の新たな脅威に備えております。 しかしながら、想定を超える規模で自然災害、事故、感染症等が発生し、開発、製造、販売等の拠点の施設の損壊、又は部品調達、製品の生産や販売、物流等が遅延若しくは停止する場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 *:Business Continuity Managementの略
経営成績の分析 (MD&A)5,356字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、本項において含まれる将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 ① 経営成績 当連結会計年度は、米国関税の影響、中国メーカーの輸出拡大、各国での環境規制の変更等、大きな変化が立て続けに発生し、当社グループを取り巻く経営環境は難しい舵取りが求められる状況が続きました。特に2026年に入ってからは、中東情勢の悪化等により地政学リスクが顕在化し、不確実性は一段と高まりました。 このような環境下において、当社グループは、前年度比では減益となったものの、新型デスティネーターをはじめとする新型車の販売が着実に立ち上がり、下期において営業利益の増益を確保することができました。 結果、通期販売台数はグローバルで前年度比5%減の79万7千台、通期売上高は前年度比4%増の2兆8,965億円となりました。通期営業利益は755億円(前年度比△633億円)、経常利益は789億円(前年度比△197億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(前年度比△310億円)となりました。 今後の経営環境につきましては、地政学リスクの動向をはじめ、原材料・物流コストの上昇やインフレの長期化等、引き続き多くの不確実性を内包した状況が想定されます。外部環境の変化は大きく、事業運営においては一層の柔軟かつ的確な対応が求められるものと認識しております。 このような環境下において、当社グループは、量的拡大に過度に依存しない収益基盤への転換を図り、新型車や上位モデルを中心とした販売構成へのシフトを進めるとともに、台当たりの収益水準の向上に取り組んでまいります。そのうえで、2025年度下期に連続投入した新型車の通年での業績寄与を確実に取り込むとともに、仕向け地の拡大により台数の積み上げを進めます。加えて、今後の成長に向けて重要な位置付けとなる新型クロスカントリーSUVの投入を予定しており、商品力の一層の強化を通じて、競争力の向上を図ります。また、継続的なコスト削減や収益構造の改善を進め、外部環境の変動に耐え得る事業体質の構築に取り組んでまいります。これらの取り組みを基盤として、2026年度に向けては、好調な領域は更なる伸長を図り、課題については改善を着実に進めるという基本を徹底してまいります。引き続き厳しい経営環境が見込まれますが、変化への対応力を高めながら、安定的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 事業別セグメントの状況は以下のとおりです。 (ⅰ)自動車 当連結会計年度における自動車事業に係る売上高は2兆8,622億円(前年度比+1,044億円)となり、営業利益は725億円(前年度比△616億円)となりました。 (ⅱ)金融 当連結会計年度における金融事業に係る売上高は515億円(前年度比+49億円)となり、営業利益は28億円(前年度比△14億円)となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末の総資産は2兆4,181億円(前期末比+1,722億円)となりました。そのうち現金及び預金は4,389億円(前期末比△136億円)となりました。負債合計は1兆4,548億円(前期末比+1,824億円)となり、そのうち有利子負債残高は3,954億円(前期末比+806億円)となりました。純資産は9,633億円(前期末比△103億円)となりました。この結果、自己資本比率は38.0%(前期末は41.6%)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 ① キャッシュ・フローの基本的な考え方 当社は、財務規律を維持しつつ健全で持続可能な成長を図り、企業価値を高めることで、株主の皆様への成果配分を安定的に維持することを基本としており、フリー・キャッシュ・フローをそのための経営管理指標の一つとして設定しております。 この考え方に基づき、当社グループにおける自動車の開発・生産・販売等の事業活動における運転資金需要(材料費、人件費、各種経費、金融事業に係る貸付資金等)や、次世代新技術や環境規制対応、生産効率向上に資する設備の維持・更新などの設備投資需要を、毎年当社が新たに生み出すキャッシュ・フローにより賄うことを基本としつつ、必要に応じ過年度までに蓄積した内部資金や金融機関借入等の外部資金を活用しております。 (注)フリー・キャッシュ・フローの算出においては、以下の計算式を使っております。 営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計です。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により358億円の収入超(前年度比1,389億円の収入減少)、投資活動により1,224億円の支出超(前年度比76億円の支出増加)、財務活動により469億円の収入超(前年度比3,217億円の収入増加)となりました。加えて、現金及び現金同等物に係る為替換算差額等による285億円の増加もありましたが、全体では投資活動による支出が上回り、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末残高に対し112億円減少し、4,389億円となりました。 なお、当連結会計年度のフリー・キャッシュ・フローは、866億円の支出超(前年度比1,465億円の支出増加)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動は358億円の収入超となりました。この収入超は主として、税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであります。また、前年度比では、1,389億円の収入減少となりました。この収入減少は主として、税金等調整前当期純利益の減少、売上債権の増加及び販売金融債権の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動は1,224億円の支出超となりました。この支出超は主として、有形固定資産の取得による支出であります。また、前年度比では、76億円の支出増加となりました。この支出増加は主として、有形固定資産の取得による支出の増加によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動は469億円の収入超となりました。この収入超は主として、販売金融事業での借入金の増加によるものであります。また、前年度比では、3,217億円の収入増加となりました。この収入増加は主として、長期借入金の返済による支出の減少によるものであります。 ③ 資金の流動性及び資金調達 当連結会計年度末の連結現預金残高は4,389億円、連結有利子負債残高は3,954億円となりました。また、当社において国内金融機関から2,720億円のコミットメントラインを設定しており、現預金残高にコミットメントラインを加えた流動性は約7,100億円となっております。 また、事業環境の悪化による資金需要の増加に備えて、上記の流動性に加え、海外子会社においても資金調達枠を設定し、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な資金の確保に努めております。 なお、当社グループは、格付機関である格付投資情報センター及びS&Pから格付を取得しており、本報告書提出時点において、格付投資情報センター:「BBB+」、S&P:「BB+」となっております。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 当連結会計年度 数量(千台)   前連結会計年度比(%) 国 内   489   102.2 海 外   424   98.4 アジア   409   97.4 その他   16   131.1 合計   913   100.4 (注)生産実績は当社及び連結子会社の完成車(国内はKDを含む)の生産台数を示し、他社へのOEM供給及び共同 開発車の当社生産分を含んでおります。 ② 受注実績 当社は、大口需要等特別の場合を除き、見込生産を行っております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 当連結会計年度   前連結会計年度比(%) 数量(千台)   金額(百万円)   数量   金額 国 内   265   659,400   102.4   104.4 海 外   694   2,237,136   99.0   103.7 北米   165   661,715   85.9   90.1 欧州   43   211,992   138.4   166.8 アジア   259   624,545   103.2   109.6 オセアニア   74   286,035   87.8   89.1 その他   153   452,846   107.0   112.0 合計   960   2,896,536   99.9   103.9 (注)1.販売実績は、外部顧客の所在地別の当社及び連結子会社の完成車及びKDパックの卸売り台数を示しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績の10%以上を占め る相手先がないため、記載を省略しております。 (4)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末日における資産・負債の計上及び偶発資産・負債の開示、並びに報告期間における収益・費用の計上に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積りは、過去の実績や合理的と考えられる方法に基づき行われておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が当社グループの連結財務諸表における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。なお、市場措置に関する負債、偶発債務(訴訟損失引当金)及び繰延税金資産の回収可能性については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等」の「重要な会計上の見積り」に記載しております。 ① 貸倒引当金 当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。経済状況の変化等により顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合には、追加引当が必要となる可能性があります。 ② 製品保証引当金 当社グループは、製品のアフターサービスに対する費用の支出に備えるため、保証書の約款に従い過去の実績を基礎に将来の保証見込みを加味して計上しております。実際の製品不良率又は修理コストが見積りと異なる場合、アフターサービス費用の見積額の修正が必要となる可能性があります。 ③ 退職給付費用及び債務 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率及び年金資産の長期収益率などが含まれております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ④ 投資有価証券の評価 当社グループは、価格変動性が高い公開会社の株式と、市場価格のない非公開会社の株式を保有しております。当社グループは、投資有価証券の評価を一定期間ごとに見直し、その評価が取得原価又は減損後の帳簿価額を一定率以上下回った場合、減損処理を実施しております。将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の帳簿価額に反映されていない損失又は帳簿価額の回収不能が発生した場合、減損処理の実施が必要となる可能性があります。 ⑤ 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損会計の適用に際し、生産用資産は主として事業会社単位、販売関連資産は主として事業拠点単位、賃貸用資産及び遊休資産は個々の資産グループとしてそれぞれグルーピングし、各グループの単位で将来キャッシュ・フローを見積もっております。将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合、回収可能価額まで帳簿価額を減額しております。将来この回収可能価額が減少した場合、減損損失が発生し、損益に影響を与えることがあります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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