概要
日本精工株式会社(NSK)は1916年設立の総合精密機械メーカーであり、軸受(ベアリング)で世界トップクラスのシェアを有する。自動車、工作機械、産業機械向けにボールベアリング、リニアガイド、ステアリング部品を供給する。2026年3月期の連結売上高は9,116億円、従業員数は26,278人。売上高の約6割は海外であり、グローバルな生産販売網を展開する。
軸受を中核に産業機械・自動車・ステアリングの三事業
NSKは報告セグメントを産業機械事業、自動車事業、ステアリング事業に区分する。産業機械事業では一般産業向けの玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受、精密軸受に加え、ボールねじ、リニアガイド、メガトルクモータ、状態監視システムなどを手掛ける。自動車事業ではハブユニット軸受、ニードル軸受、自動変速機用部品を中心に、自動車・部品メーカーへ供給する。ステアリング事業は電動パワーステアリング(EPS)と機械式ステアリングを製造し、2025年9月にNSKステアリング&コントロール(NS&C)を連結子会社化したことで規模を拡大した。2026年3月期の事業別売上高は、産業機械が3,775億円、自動車が4,033億円、ステアリングが1,006億円であり、それぞれ全体の約41%、44%、11%を占める。
38の国と地域に展開するグローバル体制
NSKは1962年に米国NSKコーポレーションを皮切りに海外進出を開始し、現在は米州、欧州、中国、アセアン・オセアニアの4地域に統括会社を置く。連結子会社90社、関連会社18社を擁し、主要製造拠点は日本(藤沢、大津、石部など)、米国(クラリンダ)、ブラジル(スザノ)、英国(ピータリー)、ポーランド、中国(昆山、常熟)、インド、タイ、メキシコなど。現地生産・現地販売を基本とし、売上高の約6割は海外で発生する。地域別売上高の内訳は、日本が約4割、中国を含むアジアが約3割、米州・欧州がそれぞれ1割強である(2026年3月期)。
V字回復を遂げた2026年3月期の業績
連結売上高は2018年3月期に1兆203億円のピークを付けた後、2021年3月期には7,476億円まで落ち込んだ。2026年3月期は9,116億円(前期比+14.4%)へ回復し、営業利益388億円、親会社所有者帰属当期利益229億円を計上した。増収の主因は、ステアリング事業の再連結によるものである。セグメント別では、産業機械事業の営業利益は欧州構造改革費用の影響で前期比9.9%減の126億円となった一方、自動車事業は関税の売価転嫁などで同18.0%増の174億円、ステアリング事業は77億円の営業利益をあげた。資産合計は1兆2,398億円、自己資本比率は55.8%である。
業界の中での役割は軸受・自動車部品サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01産業機械事業主力
一般産業向け軸受(玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受、精密軸受)やボールねじ、リニアガイド、メガトルクモータ、XYテーブル、状態監視システムなどを製造販売。工作機械、産業機械などの幅広い分野に供給。
- 玉軸受
- 産業機械向けの基本的な転がり軸受。
- 円筒ころ軸受
- 重荷重対応の産業機械用軸受。
- 円すいころ軸受
- ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方に対応する産業用軸受。
- 自動調心ころ軸受
- 調心性を持つ産業機械用軸受。
- 精密軸受
- 高精度が要求される工作機械スピンドルなどに使用。
- ボールねじ
- 回転運動を直線運動に変換する精密位置決め部品。
- リニアガイド
- 直線運動を案内する精密部品。
- メガトルクモータ
- 高トルクのダイレクトドライブモータ。
02自動車事業主力
自動車・自動車部品メーカー向けにハブユニット軸受、ニードル軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、玉軸受、ボールねじ、自動変速機用部品などを製造販売。駆動系・シャシー向け軸受を中心に供給。
- ハブユニット軸受
- 車輪の回転を支えるユニット化された軸受。
- ニードル軸受
- 自動車トランスミッションなどに使用される細長いころの軸受。
- 自動変速機用部品
- ATやCVTに使用する部品。
03ステアリング事業主力
自動車メーカー向け電動パワーステアリング(EPS)及びステアリングシステムを製造販売。NS&C(旧JIS関連会社)を連結子会社化し、グローバルに展開。
- 電動パワーステアリング
- 電動モータで操舵をアシストするステアリングシステム。
- ステアリング(機械式)
- 機械式のステアリングシステム。
04その他事業副次
天辻鋼球製作所が鋼球を、NSKマシナリーが機械設備を製造販売。グループ内の部品供給や設備製作を担う。
- 鋼球
- 軸受用の鋼球。
- 機械設備
- 軸受製造設備など。
製品と技術
高い信頼性を誇る軸受製品群
NSKの中核製品は転がり軸受であり、玉軸受、円筒ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受、精密軸受など多様なラインナップを揃える。玉軸受は最も一般的な形式で、産業機械全般に使用される。円筒ころ軸受は重荷重対応、円すいころ軸受はラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を支え、自動調心ころ軸受は軸のたわみを吸収する。精密軸受は工作機械スピンドルなど高精度が要求される用途に採用される。自動車向けには、ハブユニット軸受(車輪回転支持)、ニードル軸受(トランスミッション用)を供給する。これらの軸受は、低摩擦、長寿命、静音性を追求し、NSKの転がり技術の基盤をなしている。
回転を直線運動に変換する精密直動製品
ボールねじは回転運動を直線運動に変換する精密位置決め部品であり、工作機械や半導体製造装置の送り機構に不可欠である。リニアガイドは直線運動を案内するガイド部品で、高い剛性と位置決め精度を実現する。メガトルクモータはダイレクトドライブ方式の高トルクモータであり、工作機械の主軸や回転テーブルに用いられる。これらの直動製品は、ボールねじとリニアガイドを組み合わせることで、高精度なXYテーブルシステムとしても提供される。NSKはこれらの製品を自社開発・製造し、産業機械分野において「摩擦の制御」技術を活かしたソリューションを提供している。
自動車の電動化を支えるステアリングシステムと電動部品
ステアリング事業では、電動パワーステアリング(EPS)と機械式ステアリングを製造する。EPSはモータで操舵をアシストし、燃費向上と運転支援システムへの適合に貢献する。2025年9月にNSKステアリング&コントロール(NS&C)を連結子会社化し、グローバルなステアリング供給体制を強化した。また、自動車電動化の流れの中で、eアクスル用軸受や電動ブレーキ用ボールねじを開発・拡販している。電動ブレーキ用ボールねじは、ブレーキシステムに直動機構を組み込み、高い応答性と信頼性を要求される。これらの製品は、電動化・自動運転化が進むモビリティ市場において、NSKの成長ドライバーとして位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
ベアリング国内首位、グローバル展開中
日本精工はベアリング業界で国内首位であり、世界的にも主要メーカーの一角を占める。同業他社としては、日本製鋼所や三浦工業が挙げられるが、ベアリング専業としての規模では日本精工が圧倒的だ。売上高は7,889億円から7,967億円へほぼ横ばいだが、2026年3月期には9,116億円への大幅増収が見込まれ、自動車向けや産業機械向け需要の回復が追い風となる。営業利益率は3.58%から4.26%へ改善傾向にあり、コスト削減や高付加価値製品へのシフトが進む。一方、自動車産業の変革や新興国メーカーの台頭など競争激化が課題で、海外事業の収益性向上が鍵となる。
強み
- ベアリングで国内最大手、技術力と信頼性が強み。
- 2026年3月期に9,116億円へ大幅増収見通し。
- 営業利益率3.58%から4.26%へ改善し効率化進行。
- 自動車、産業機械など多様な需要に対応。
課題
- EVシフトでベアリング需要変化に適応必要。
- 新興国メーカーとの価格競争で収益圧迫。
- 鋼材価格上昇が利益率を圧迫するリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が日本精工
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7276小糸製作所 | 8,304億円 | 44.9倍 |
| 2 | 7261マツダ | 7,692億円 | 21.9倍 |
| 3 | 6473ジェイテクト | 6,834億円 | 57.0倍 |
| 4 | 7282豊田合成 | 6,325億円 | 10.9倍 |
| 5 | 5110住友ゴム工業 | 5,682億円 | 9.2倍 |
| 6 | 6471日本精工 | 5,495億円 | 23.6倍 |
| 7 | 7211三菱自動車工業 | 5,465億円 | 50.0倍 |
| 8 | 6770アルプスアルパイン | 4,695億円 | 16.7倍 |
| 9 | 3116トヨタ紡織 | 4,267億円 | 17.4倍 |
| 10 | 7012川崎重工業 | 4,078億円 | 18.8倍 |
| 11 | 7278エクセディ | 2,979億円 | 20.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 37件
日本初の軸受生産を開始した1916年の創業
1916年11月、東京都品川区に資本金350千円で日本精工株式会社を設立。日本で初めて軸受(ベアリング)の生産を開始した。当時、軸受はすべて輸入に依存していたが、国内工業化の進展に伴い需要が高まり、国産化を目指して設立された。創業から間もなく、1937年11月には神奈川県藤沢市に藤沢工場を設立し、生産能力を拡大した。戦前期の国内需要を背景に、軸受の国産化と品質向上に注力し、後の事業拡大の基盤を築いた。
戦後復興と国内生産体制の拡充
戦後、1953年11月に滋賀県大津市に大津工場、1959年11月に同県湖南市に石部工場を設立し、関西地域での生産拠点を強化した。1960年6月には群馬県前橋市に北日本精工株式会社(現NSKステアリングシステムズ)を設立し、ステアリング事業の原型となる会社を立ち上げた。1964年8月には米国の自動車部品メーカー、ボルグワーナー社との合弁でNSKワーナー株式会社を設立し、自動車変速機用部品の生産に参入した。これらの工場・子会社の設立により、国内生産能力は飛躍的に増大し、多品種の軸受と関連部品を供給する体制が整った。
1960年代に始まる海外販売拠点の展開
1962年12月、米国ニュージャージー州にNSKコーポレーション社を設立し、北米市場への販売チャネルを開拓した。続いて1963年10月にはドイツ・デュッセルドルフにNSKドイツ社を設立し、欧州市場への足がかりを得た。1975年11月にはシンガポールにNSKシンガポール社を設立し、アセアン地域の販売拠点とした。これらの海外販売子会社を通じて、日本製軸受のグローバル販売網を構築し、輸出比率を高めた。当時の海外進出は販売機能が中心であり、製造拠点は日本に集中していた。
1970年代~80年代の海外生産現地化
1970年12月、ブラジル・スザノ市にNSKブラジル社スザノ工場を設立し、初の海外製造拠点を稼働させた。1974年4月には英国ダーラム州にNSKベアリング・ヨーロッパ社ピータリー工場、1975年11月には米国アイオワ州にNSKコーポレーション社クラリンダ工場を設立した。1987年9月には韓国・昌原市にNSK韓国社を設立し、アジアでの製造を開始した。これらの現地生産拠点の設立により、為替リスクの低減と現地顧客への納期短縮を実現し、国際競争力を高めた。1990年には英国最大の軸受メーカーUPI社を買収し、欧州でのプレゼンスを一層強化した。
中国・ASEAN進出でアジア市場を開拓
1994年4月、インドネシア・ベカシ県にNSKベアリング・インドネシア社を設立し、ASEANでの製造拠点を拡充。1995年7月には中国江蘇省昆山市にNSK昆山社を設立し、中国市場への本格参入を果たした。1997年6月にはインド・チェンナイにラネーNSKステアリングシステムズ社を設立し、インドでのステアリング生産を開始した。1998年1月にはポーランドの国有企業FLTイスクラ社の株式70%を取得し、東欧への生産拠点を確保した。これらの動きにより、成長著しいアジア市場での地歩を固めるとともに、低コスト生産体制を構築した。
ステアリング事業の再編と新領域への挑戦
2023年4月、ステアリング事業を株式会社ADTechに吸収分割し、NSKステアリング&コントロール株式会社(NS&C)に社名変更した。同年8月にはNS&Cを持分法適用関連会社へ移行したが、2025年9月に全株式を取得し再び連結子会社化した。2024年9月にはインドの合弁会社ラネーNSKステアリングシステムズ社の株式を譲渡し、事業ポートフォリオを整理した。2021年3月には英国スペクトリス社から状態監視システム事業(ブリュエル・ケアー・バイブロ)を取得し、製品ライフサイクルマネジメント(PLM)ビジネスを強化。2025年10月にはロボット関連の株式会社アールティの株式を取得し、ヒューマノイドロボット市場への参入を試みている。
年表37件を開く
1910年代
- 1916年11月創業東京都品川区に資本金350千円で日本精工株式会社を設立。日本で初めて軸受の生産を開始。
1930年代
- 1937年11月創業神奈川県藤沢市に藤沢工場を設立。
1950年代
- 1953年11月創業滋賀県大津市に大津工場を設立。
- 1959年11月創業滋賀県湖南市に石部工場を設立。
1960年代
- 1960年6月創業群馬県前橋市に北日本精工株式会社(現 NSKステアリングシステムズ株式会社)を設立。
- 1962年12月創業米国 ニュージャージー州ニューアーク市にNSKコーポレーション社を設立。以降、米州各地に販売拠点を設立。
- 1963年1月創業群馬県高崎市にエヌエスケー・トリントン株式会社を設立(2003年にNSKニードルベアリング株式会社に社名変更)。
- 1963年10月創業ドイツ デュッセルドルフ市にNSKドイツ社を設立。以降、欧州各地に販売拠点を設立。
- 1964年8月米国の自動車部品メーカー、ボルグワーナー社と合弁で、東京都品川区にNSKワーナー株式会社を設立。
1970年代
- 1970年12月創業ブラジル スザノ市にNSKブラジル社スザノ工場を設立。
- 1974年4月創業英国 ダーラム州にNSKベアリング・ヨーロッパ社ピータリー工場を設立。以降、欧州各地に製造拠点を設立。
- 1975年6月創業埼玉県羽生市に埼玉工場を設立。
- 1975年11月創業米国 アイオワ州クラリンダ市にNSKコーポレーション社クラリンダ工場を設立。以降、米国各地に製造拠点を設立。
- 1975年11月創業シンガポールにNSKシンガポール社(現 NSKインターナショナル(シンガポール)社)を設立。以降、アセアン地域各地に販売拠点を設立。
1980年代
- 1984年8月創業福島県東白川郡に福島工場を設立。
- 1987年9月創業韓国 昌原市にNSK韓国社を設立。以降、韓国に製造及び販売拠点を設立。
1990年代
- 1990年3月英国 ノッティンガム州の英国最大の軸受メーカー、UPI社の100%の株式を取得。
- 1990年6月創業福岡県うきは市に日本精工九州株式会社を設立。
- 1994年4月創業インドネシア ベカシ県にNSKベアリング・インドネシア社を設立。以降、アセアン地域各地に製造拠点を設立。
- 1995年7月創業中国 江蘇省昆山市にNSK昆山社を設立。以降、中国各地に製造及び販売拠点を設立。
- 1997年6月創業インド タミルナドゥ州チェンナイ市にラネーNSKステアリングシステムズ社を設立。以降、インド各地に製造及び販売拠点を設立。
- 1998年1月M&Aポーランド 国有企業FLTイスクラ社の70%の株式を取得し、子会社化(現 NSKベアリング・ポーランド社)。
2000年代
- 2004年4月委員会等設置会社(現 指名委員会等設置会社)へ移行。
- 2006年3月M&A大阪府門真市の株式会社天辻鋼球製作所の100%の株式を取得し、子会社化。
- 2008年2月神奈川県藤沢市に藤沢工場桐原棟を竣工。
2010年代
- 2010年9月創業東京都品川区に株式会社ADTechを設立。
- 2011年7月創業システム製品事業部を分社し、東京都品川区にNSKテクノロジー株式会社を設立。
- 2013年4月創業メキシコ グアナファト州シラオ市にNSKベアリング・マニュファクチュアリング・メキシコ社を設立。以降、メキシコの製造拠点を拡充。
- 2015年6月NSKテクノロジー株式会社の株式を神奈川県横浜市の株式会社ブイ・テクノロジーに譲渡。
- 2016年7月M&ANSKニードルベアリング株式会社を吸収合併。
- 2018年12月群馬県高崎市に榛名工場3号棟を竣工。
2020年代
- 2021年3月英国のスペクトリス社から状態監視システム事業(ブリュエル・ケアー・バイブロ)を取得。
- 2023年4月商号変更ステアリング事業を株式会社ADTechに吸収分割し、NSKステアリング&コントロール株式会社に社名変更。
- 2023年8月NSKステアリング&コントロール株式会社及びその子会社を持分法適用会社へ移行。
- 2024年9月ラネーNSKステアリングシステムズ社の株式をRane Holdings Limitedに譲渡。
- 2025年9月M&ANSKステアリング&コントロール株式会社及びその子会社を子会社化。
- 2025年10月株式会社アールティの株式の一部を取得し、持分法適用会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率8%以上
- ROE8%
- ROIC6%
- ネットD/Eレシオ0.4倍未満
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存事業の構造改革と収益性向上
欧州の構造改革完遂と日本の構造改革着手、グローバル生産再編を実行。開発から販売までの連携によるコストダウンやデジタル技術活用で業務効率化を進め、国際競争力を高める。
- 02
差別化製品の拡大による収益改善
アフターマーケット向け高収益製品や、小型軽量化・低摩擦化・特殊環境対応など技術強みを活かした差別化製品を拡大し、製品ポートフォリオを強化して収益性を向上させる。
- 03
成長領域へのリソースシフトと新事業育成
自動車電動化向け電動ブレーキ用ボールねじのシェア拡大やメカユニット製品開発、ロボット産業向け軸受・直動製品・アクチュエータ開発、状態監視ソリューションなどの技術サービス提供に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で26,278人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は788万円で、9期前と比べて+1.6%。平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は16.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — |
| 2018年3月 | — | — | — |
| 2019年3月 | 776 | 40.8 | 15.0 |
| 2020年3月 | 747 | 41.0 | 15.3 |
| 2021年3月 | 685 | 41.2 | 15.7 |
| 2022年3月 | 712 | 41.3 | 15.9 |
| 2023年3月 | 719 | 41.5 | 16.2 |
| 2024年3月 | 741 | 41.6 | 16.2 |
| 2025年3月 | 764 | 41.9 | 16.7 |
| 2026年3月 | 788 | 42.1 | 16.6 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社97社(国内 24 / 海外 73) を有報から抽出しています。
- 国内NSKステアリングシステムズ㈱東京都 品川区議決権100.0%
- 国内NSKステアリング&コントロール㈱東京都 品川区議決権100.0%
- 国内NSKマイクロ プレシジョン㈱東京都 千代田区議決権3.7%
- 国内NSKマイクロ プレシジョン㈱(長野県)長野県 下伊那郡議決権100.0%
- 国内㈱天辻鋼球製作所大阪府 門真市議決権100.0%
- 国内AKS東日本㈱神奈川県 藤沢市議決権60.0%
- 国内日本精工九州㈱福岡県 うきは市議決権100.0%
- 国内旭精機㈱愛知県 豊橋市議決権74.3%
- 国内信和精工㈱滋賀県 高島市議決権82.4%
- 国内NSK富山㈱富山県 高岡市議決権100.0%
- 国内NSKマシナリー㈱埼玉県 久喜市議決権100.0%
- 国内㈱栗林製作所長野県 埴科郡議決権73.5%
残りのグループ会社85社を開く
- NSK土地建物㈱東京都 品川区100%
- 日精ビル管理㈱東京都 品川区40%
- 中外商事㈱東京都 品川区65%
- NSKアメリカズ社Michigan, U.S.A.100%
- NSKコーポレーション社Michigan, U.S.A.100%
- NSKプレシジョン・アメリカ社Indiana, U.S.A.100%
- NSKラテンアメリカ社Florida, U.S.A.100%
- NSKステアリングシステムズ・アメリカ社Michigan, U.S.A.100%
- NSK-AKSプレシジョンボール社Iowa, U.S.A.40%
- BKVアメリカ社Nevada, U.S.A.100%
- NSKカナダ社Ontario, Canada100%
- NSKベアリング・メキシコ社Guanajuato, Mexico100%
- NSKベアリング・マニュファクチュアリング・メキシコ社Guanajuato, Mexico100%
- AKSプレシジョンボール・メキシコ社Guanajuato, Mexico100%
- NSKブラジル社Suzano, Brazil100%
- NSKアルゼンチン社Buenos Aires, Argentina100%
- NSKペルー社Lima, Peru100%
- NSKヨーロッパ社Berkshire, U.K.100%
- NSKベアリング・ヨーロッパ社Berkshire, U.K.100%
- NSKプレシジョン UK社Berkshire, U.K.100%
- NSK UK社Berkshire, U.K.100%
- NSKステアリングシステムズ・ヨーロッパ社Berkshire, U.K.100%
- NSKステアリングシステムズUK社Berkshire, U.K.100%
- AKSプレシジョンボール・ヨーロッパ社Durham, U.K.77%
- NSKヨーロッパ・ホールディング社Ratingen, Germany100%
- NSKドイツ社Ratingen, Germany100%
- BKVドイツ社Darmstadt, Germany100%
- NSKステアリングシステムズ・ドイツ社Ratingen, Germany100%
- NSKフランス社Guyancourt, France100%
- NSKステアリングシステムズ・フランス社Guyancourt, France100%
- NSKイタリア社Milano, Italy100%
- NSKスペイン社Barcelona, Spain100%
- NSKヨーロッパ・ディストリビューションセンター社Tilburg, Netherlands100%
- NSKベアリング・ポーランド社Kielce, Poland96%
- NSKポーランド社Kielce, Poland100%
- NSKステアリングシステムズ・ポーランド社Walbrzych, Poland100%
- NSKニードルベアリング・ポーランド社Kielce, Poland25%
- AKSプレシジョンボール・ポーランド社Zarow, Poland70%
- BKVデンマーク社Kongs Lyngby , Denmark100%
- NSKベアリング・ミドルイースト・トレーディング社Istanbul, Turkey100%
- NSK南アフリカ社Sandton, South Africa100%
- NSKステアリングシステムズ・モロッコ社Tanger, Morocco100%
- NSK中国社中国,昆山市100%
- NSK昆山社中国,昆山市22%
- NSKオートモーティブ・コンポーネンツ中国社中国,昆山市100%
- NSKステアリングシステムズ東莞社中国,東莞市100%
- NSKオートモーティブ・テクノロジー東莞社中国,東莞市100%
- NSK張家港社中国,張家港市81%
- NSK常熟社中国,常熟市20%
- AKSプレシジョンボール杭州社中国,杭州市100%
- NSK蘇州社中国,蘇州市13%
- NSKテクノロジーセンター中国社中国,昆山市100%
- NSKステアリングシステムズ杭州社中国,杭州市100%
- NSKステアリングシステムズ蕭山社中国,杭州市100%
- NSKプレシジョン瀋陽社中国,瀋陽市100%
- NSK瀋陽社中国,瀋陽市100%
- NSK合肥社中国, 合肥市100%
- NSK香港社Kowloon, Hong Kong70%
- NSK台湾社台湾,台北市70%
- NSKインターナショナル(シンガポール)社Singapore, Singapore100%
- NSKベアリング・インドネシア社Bekasi, Indonesia25%
- NSKインドネシア社Jakarta, Indonesia40%
- AKSプレシジョンボール・インドネシア社Bekasi, Indonesia83%
- NSKベアリング・マニュファクチュアリング(タイ)社Chonburi, Thailand75%
- サイアムNSKステアリングシステムズ社Chachoeng-sao, Thailand75%
- NSKアジアパシフィック・テクノロジーセンター社Chonburi, Thailand100%
- NSKベアリング(マレーシア)社Selangor Darul Ehsan, Malaysia51%
- NSKマイクロプレシジョン(M)社Selangor Darul Ehsan, Malaysia50%
- ISCマイクロプレシジョン社Selangor Darul Ehsan, Malaysia100%
- NSKベトナム社Hanoi, Vietnam100%
- NSKオーストラリア社Victoria, Australia100%
- NSKベアリング・インド社Chennai, India100%
- NSKステリング&コントロール・インディア社Chennai, India100%
- NSK韓国社Seoul, Korea100%
- NSKワーナー㈱東京都 品川区50%
- 井上軸受工業㈱大阪府 堺市40%
- 八木工業㈱群馬県 高崎市30%
- 湖国精工㈱滋賀県 大津市22%
- ㈱東京精密器具製作所神奈川県 川崎市20%
- ㈱コーメー神奈川県 高座郡15%
- 大崎再開発ビル㈱東京都 品川区17%
- SBS NSKロジスティクス㈱東京都 新宿区33%
- ㈱アールティ東京都 千代田区45%
- 東振NSK蘇州社中国, 蘇州市40%
- NSKベアリング(タイ)社Bangkok, Thailand49%
- INNSK BEARINGS INDIA PRIVATE LIMITED
- JPNSKマイクロプレシジョン株式会社
- INRANE STEERING SYSTEMS PRIVATE LIMITED
- PL"AKS PRECISION BALL POLSKA SPÓŁKA Z OGRANICZONĄ ODPOWIEDZIALNOŚCIĄ"
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達3,082万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム大型風洞設備による浮体式風車ウエイク現象の評価技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-26
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は9,116億円、営業利益は388億円。前期と比べると増収増益で、売上が+14.4%、利益が+36.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.0兆円 | 9,116億円 |
| 営業利益 | 500億円 | 388億円 |
| 純利益 | 290億円 | 229億円 |
| 1株あたり配当 | ¥34 | ¥34 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,556億円、営業利益は150億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+35.8%、営業利益は+265.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 766 | — | — | 75 |
| 2024年1Q | 1,882 | 41 | 2.2 | −9 |
| 2024年2Q | 1,985 | 70 | 3.5 | 16 |
| 2024年3Q | 2,014 | 82 | 4.1 | 40 |
| 2024年4Q | 2,008 | — | — | 38 |
| 2025年2Q | 3,976 | 97 | 2.4 | 20 |
| 2025年4Q | 3,991 | 188 | 4.7 | 86 |
| 2026年2Q | 4,123 | 165 | 4.0 | 93 |
| 2026年4Q | 4,993 | 223 | 4.5 | 136 |
| 2027年1Q | 2,556 | 150 | 5.9 | 97 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は7,328億円から9,116億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| メキシコ グアナファト州シラオ市にNSKベアリング・マニュファクチュアリング・メキシコ社を設立。以降、メキシコの製造拠点を拡充。 | |||||
| 2013年3月 | 0.73 | — | 303 | — | 157 |
| 2014年3月 | — | — | — | — | — |
| 2015年3月 | 0.97 | — | 846 | — | 594 |
| NSKニードルベアリング株式会社を吸収合併。 | |||||
| 2016年3月 | 0.98 | — | 872 | — | 657 |
| 2017年3月 | 0.95 | — | 636 | — | 456 |
| 群馬県高崎市に榛名工場3号棟を竣工。 | |||||
| 2018年3月 | 1.02 | — | 972 | — | 693 |
| 2019年3月 | 0.99 | — | 792 | — | 558 |
| 2020年3月 | 0.83 | — | 241 | — | 174 |
| 2021年3月 | 0.75 | — | 59 | — | 4 |
| 2022年3月 | 0.87 | — | 295 | — | 166 |
| ステアリング事業を株式会社ADTechに吸収分割し、NSKステアリング&コントロール株式会社に社名変更。 | |||||
| 2023年3月 | 0.78 | — | 433 | — | 184 |
| 2024年3月 | 0.79 | — | 262 | — | 85 |
| NSKステアリング&コントロール株式会社及びその子会社を子会社化。 | |||||
| 2025年3月 | 0.80 | 285 | 251 | 3.6 | 106 |
| 2026年3月 | 0.91 | 388 | 380 | 4.3 | 229 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高9,116億円のうち、営業利益として残るのは388億円で4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は229億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.0%7,203億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.7%1,609億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%388億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが978億円、投資CFが−648億円で、差し引きのフリーCFは330億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,421億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 538 | −453 | −55 | 85 | 1,417 |
| 2015年3月 | 655 | −467 | −57 | 188 | 1,844 |
| 2016年3月 | 1,086 | −452 | −681 | 634 | 1,755 |
| 2017年3月 | 679 | −542 | −484 | 137 | 1,396 |
| 2018年3月 | 837 | −530 | −398 | 307 | 1,313 |
| 2019年3月 | 926 | −727 | −205 | 199 | 1,300 |
| 2020年3月 | 724 | −398 | −213 | 326 | 1,373 |
| 2021年3月 | 538 | −511 | 300 | 27 | 1,766 |
| 2022年3月 | 227 | −200 | −482 | 27 | 1,375 |
| 2023年3月 | 642 | −488 | 44 | 154 | 1,601 |
| 2024年3月 | 998 | −908 | −248 | 90 | 1,506 |
| 2025年3月 | 822 | −588 | −337 | 234 | 1,383 |
| 2026年3月 | 978 | −648 | −378 | 330 | 1,421 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,720億円で、自己資本比率は54.2%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.88 | 3,408 | 5,417 | 36.2 |
| 2014年3月 | 0.99 | 3,564 | 6,311 | 36.1 |
| 2015年3月 | 1.13 | 4,615 | 6,640 | 41.0 |
| 2016年3月 | 1.03 | 4,547 | 5,777 | 44.0 |
| 2017年3月 | 1.04 | 4,614 | 5,826 | 44.2 |
| 2018年3月 | 1.09 | 5,372 | 5,551 | 49.2 |
| 2019年3月 | 1.09 | 5,367 | 5,498 | 49.4 |
| 2020年3月 | 1.03 | 5,055 | 5,244 | 49.1 |
| 2021年3月 | 1.17 | 5,545 | 6,172 | 47.3 |
| 2022年3月 | 1.23 | 6,178 | 6,168 | 50.0 |
| 2023年3月 | 1.23 | 6,162 | 6,171 | 50.0 |
| 2024年3月 | 1.30 | 6,600 | 6,381 | 50.8 |
| 2025年3月 | 1.22 | 6,515 | 5,504 | 53.4 |
| 2026年3月 | 1.24 | 6,720 | 5,476 | 54.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中27位あたり、逆に低いのはROEで209社中170位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,099で、1年前と比べて+46.0%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 |
| PER (会社予想) | 18.5倍 |
| PBR | 0.78倍 |
| 配当利回り | 3.09% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で-2.19%と下落、8月21日終値は1117.5円。25日移動平均線(1143.18円)を約2.2%下回り、75日線(1176.59円)も下回るなど、短中期で下落トレンド。52週高値1414.5円からは約21%下落。RSIは42.55とやや弱気圏。出来高は7月31日に759万株と急増したが、8月は減少傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PER24.02倍は業界平均23.18倍とほぼ同水準だが、予想PER18.9倍と改善見込み。PBR0.7974倍は業界平均1.54倍を大幅に下回り、解散価値に対しても割安。配当利回り3.04%は業界平均2.66%を上回り、配当性向148.3%と高いが、利益は回復基調。ROE3.5%は低いが、2026年3月期に純利益が229億円と大幅増益予想。割安だが収益性が低く、今後の改善が鍵。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 18.5倍 | — |
| PBR | 0.78倍 | 1.50倍 |
| ROE | 3.5% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
自動車産業の変革期にある中で、電動化の進展は軸受の需要構造を変える可能性がある。強気派は、電動車向けの高付加価値な軸受が伸びれば、販売単価と収益性の向上が期待できると見る。また、海外シェアの拡大が成長を牽引する。弱気派は、自動車生産の不確実性や、中国市場の減速が業績に影響を与えると懸念する。また、ROEが3.5%と低く、資本効率の改善が課題。
- 電動化での需要創出
電動車用の軸受需要が高まり、高単価品の拡大で収益性向上が見込まれる。
- 海外事業の拡大
売上高の約6割が海外で、新興国での需要増加が成長を支援。
- 業績回復の期待
2026年3月期は増収増益見込みで、収益ベースでの改善が見られる。
- 2026年3月期営業益388億円、前期比36%増決算発表後影響中
営業利益は前期比103億円増の388億円
- 売上高9116億円と前期比14.4%増通年影響中
売上高は前期比1149億円増の9116億円
- 予想PER19.8倍と現在25.19倍から改善継続影響弱
現在PER25.19倍、予想PER19.8倍
- 自動車市場の不確実性
世界的な自動車生産の変動や半導体不足の影響で、販売が不安定になるリスク。
- 低い資本効率
ROEが3.5%と低く、株主資本を効率的に活用できていない。
- 中国依存のリスク
中国市場の景気減速や地政学リスクが、売上と利益に影響を与える可能性。
- 営業利益率4.26%と低水準通年影響弱
売上高営業利益率4.26%
- 株価1年で60.3%上昇し過熱不定影響弱
株価上昇率は60.33%
- 外国人保有28.6%で需給が不安定継続影響弱
外国人保有比率28.6%
- 自動車向け売上高
- 主力市場である自動車産業の動向が業績に大きく影響するため。
- 海外売上高比率
- グローバルな事業展開の進捗と為替の影響を把握するために重要。
- 電動化関連製品の売上高
- 新成長分野である電動車向け需要の動向を監視するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり34円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.09%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 38 | — | 131.8 |
| 2018年3月 | 40 | 5.3 | 56.3 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 73.5 |
| 2020年3月 | 30 | −25.0 | 72.3 |
| 2021年3月 | 20 | −33.3 | 63.4 |
| 2022年3月 | 25 | 25.0 | 37.3 |
| 2023年3月 | 30 | 20.0 | 30.9 |
| 2024年3月 | 30 | 0.0 | 23.1 |
| 2025年3月 | 34 | 13.3 | 54.7 |
| 2026年3月 | 34 | 0.0 | 148.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥34
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ70,085人。区分でいちばん多いのは金融機関で44.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.6%を占め、残る52.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 48.6 | 48.7 | 47.4 | 49.6 | 48.0 | 44.1 |
| 外国法人 | 21.7 | 17.9 | 18.9 | 21.9 | 19.2 | 28.6 |
| 個人・その他 | 19.3 | 23.0 | 22.9 | 18.7 | 24.1 | 19.3 |
| 証券会社 | 3.3 | 3.6 | 4.6 | 4.9 | 4.0 | 4.6 |
| 事業法人 | 7.0 | 6.6 | 6.2 | 4.8 | 4.6 | 3.5 |
| 自己株式 | 6.0 | 6.0 | 5.4 | 0.7 | 0.7 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.82 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.73 |
| 03 | 明治安田生命保険相互会社 | 5.53 |
| 04 | 富国生命保険相互会社 | 4.48 |
| 05 | 日本生命保険相互会社 | 4.41 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 2.73 |
| 07 | 日本精工取引先持株会 | 2.27 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.26 |
| 09 | 日本精工社員持株会 | 1.77 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 1.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-07野村證券株式会社新規の大量保有報告5.29%-1.09pt
- 2026-08-07株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告6.88%-0.13pt
- 2026-04-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.26%-0.24pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で+60%、1株純資産は14期で+132%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 29 | 591 | 5.2 | 24.5 | 180.9 |
| 2014年3月 | — | 659 | — | — | 287.3 |
| 2015年3月 | 110 | 853 | 14.5 | 16.0 | 46.6 |
| 2016年3月 | 121 | 840 | 14.3 | 8.5 | 80.8 |
| 2017年3月 | 86 | 873 | 9.9 | 18.5 | 131.8 |
| 2018年3月 | 131 | 1,016 | 13.9 | 10.9 | 56.3 |
| 2019年3月 | 107 | 1,048 | 10.4 | 9.7 | 73.5 |
| 2020年3月 | 34 | 987 | 3.3 | 20.4 | 72.3 |
| 2021年3月 | 1 | 1,082 | 0.1 | 1644.9 | 63.4 |
| 2022年3月 | 32 | 1,205 | 2.8 | 22.8 | 37.3 |
| 2023年3月 | 36 | 1,201 | 3.0 | 21.1 | 30.9 |
| 2024年3月 | 17 | 1,351 | 1.3 | 51.2 | 23.1 |
| 2025年3月 | 22 | 1,333 | 1.6 | 29.3 | 54.7 |
| 2026年3月 | 47 | 1,373 | 3.5 | 23.3 | 148.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額890百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 市井明俊 | 取締役 | 63 | 916 |
| 鈴木啓太 | 取締役 | 61 | 376 |
| 山名賢一 | 取締役 | 64 | 239 |
| 吉田ルリ子 | 取締役 | 57 | 468 |
| 津田純嗣 | 取締役 | 75 | 84 |
| 泉本小夜子 | 取締役 | 73 | — |
| 藤塚主夫 | 取締役 | 71 | — |
| 林信秀 | 取締役 | 69 | 27 |
| 鹿島章 | 取締役 | 62 | — |
| 清田徳明 | 取締役 | 64 | — |
| 御地合英季 | 執行役専務 自動車事業本部長 自動車事業本部自動車営業本部長 | 62 | 451 |
| 近江勇人 | 執行役専務 技術開発本部長 品質保証本部担当 | 61 | 200 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 早田龍史 | 執行役専務 産業機械事業本部長 | 58 | 295 |
| 後藤直樹 | 執行役専務 生産本部長 | 60 | 402 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | — | 215 | 145 | 334 | 696 | — |
| 取締役(社内) | — | 89 | — | 14 | 104 | — |
| 社外取締役 | — | 69 | — | 20 | 90 | — |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,722字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,198字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,177字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,356字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第165期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第165期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第164期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第164期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
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