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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

小糸製作所

KOITO MANUFACTURING CO.,LTD.7276 · Prime · 電気機器

自動車用照明のグローバルリーダー。LEDヘッドランプで世界トップクラス。

概要

小糸製作所は、世界有数の自動車用照明ランプメーカーであり、トヨタをはじめとする主要自動車メーカーにヘッドランプやテールランプを供給する。連結売上高は9,476億円(2026年3月期)、従業員数は21,507人。LED化やADB(適応型ヘッドライト)技術で競争力を強め、日本・米州・中国・アジア・欧州の5極体制でグローバルに事業を展開する。

自動車OEMを中核とするセグメント構成

当社グループの事業は、自動車OEM、航空機部品、鉄道車両、交通・社会インフラの4区分で構成される。最大の柱は自動車OEMであり、LEDヘッドランプ、前照灯、標識灯、ハイマウントストップランプ、ヘッドランプクリーナ、センサシステム(LiDAR)などを製造・販売する。2026年3月期の連結売上高9,476億円の大半をこのセグメントが占める。航空機部品では電子部品や構造部品、鉄道車両では制御機器やシート、交通・社会インフラでは道路交通信号やトンネル照明、施設照明などを手がける。

5極体制で支えるグローバルな生産・販売網

小糸製作所は日本、米州、中国、アジア、欧州の5極体制で世界最適生産を進める。日本には本社や静岡工場など主要拠点を置き、米州ではノースアメリカンライティングインク、メキシコ、ブラジルの子会社で生産。中国は広州小糸車灯、湖北小糸車灯、福州小糸車灯の3社、アジアはタイ、インドネシア、台湾、インド、マレーシアに子会社を持つ。欧州はチェコのコイトチェコが拠点。2025年11月には英国子会社を譲渡し、欧州体制を再編した。

売上高9,000億円超、収益は地域により濃淡

2026年3月期の連結売上高は9,476億円(前期比3.4%増)。地域別では日本3,678億円、米州3,286億円、アジア1,626億円、中国533億円、欧州351億円。営業利益は514億円(同14.6%増)だが、LiDAR事業や中国事業の減損損失により当期純利益は165億円(同64.2%減)。日本の営業利益率6.7%に対して米州は1.1%と低く、中国は5億円の黒字だが前期は損失だった。地域ごとの収益構造に差がある。

グループ会社を通じた裾野の広い事業展開

連結子会社は日本に小糸九州、コイト運輸、アオイテック、静岡電装、日星工業など10社以上。米州にノースアメリカンライティングインク、メキシコ、ブラジルの子会社、中国に3社、アジアにタイコイト、インドネシアコイト、大億交通工業、インドジャパンライティング、コイトマレーシア、欧州にコイトチェコ。さらに、関連会社やその他の関係会社も含め、自動車照明だけでなく輸送業務、保険業務も手がける。

業界の中での役割は自動車OEM向け灯具サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,476億円
営業利益
514億円
営業利益率
5.4%
純利益
165億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本3,678億円38.8%248億円6.7%
米州3,286億円34.7%35億円1.1%
アジア1,627億円17.2%189億円11.6%
中国533億円5.6%5億円0.9%
欧州351億円3.7%8億円2.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

当社グループの主力事業。LEDヘッドランプ、前照灯、標識灯などの自動車用灯具を、日本、米州、中国、アジア、欧州の各拠点で製造・販売。センサシステム(LiDAR)などの先進技術も提供。

主な製品・サービス7
LEDヘッドランプ
高輝度LEDを光源とする前照灯。省電力で長寿命、高いデザイン性が特徴。
前照灯並びに補助灯
ハロゲンやHIDを含む前照灯と、フォグランプなどの補助灯。
標識灯
テールランプ、ストップランプ、ウインカーなど、車両の存在や動作を周囲に知らせる灯具。
ハイマウントストップランプ
リアウィンドウ上部などに設置される補助的なストップランプ。
その他灯具
室内灯、ナンバー灯など、自動車用の各種灯具。
ヘッドランプクリーナ
ヘッドランプの汚れを洗浄する装置。視認性向上に寄与。
センサシステム(LiDAR)
レーザー光を用いて周囲を計測するセンサ。自動運転や先進運転支援システムに使用。

02航空機部品準主力

航空機向けの電子部品や構造部品を製造・販売。高い信頼性が要求される分野。

主な製品・サービス1
航空機部品・電子部品
航空機に搭載される電子機器、照明、コネクタなど。耐環境性と高信頼性が求められる。

03鉄道車両副次

鉄道車両向けの制御機器やシートなどを供給。安全で快適な車両づくりに貢献。

主な製品・サービス2
鉄道車両制御機器
鉄道車両の速度制御、ブレーキ制御などを行う電子機器。
鉄道車両シート
鉄道車両用の座席シート。乗り心地と耐久性を両立。

04交通・社会インフラ副次

道路交通信号、交通管制システム、道路・トンネル照明、施設照明など、社会インフラ向け製品を供給。住設機器、環境調節装置も含まれる。

主な製品・サービス6
道路交通信号
信号機や歩行者用信号など、道路交通を制御する信号システム。
交通管制システム
交通状況を監視・制御するシステム。渋滞緩和や安全運行に寄与。
道路・トンネル照明
道路やトンネル内の照明設備。安全性と視認性を確保。
施設照明
工場、オフィス、商業施設などの照明器具。
住設機器
住宅向けの設備機器。
環境調節装置
空調や換気など、室内環境を調節する機器。

製品と技術

LEDヘッドランプとADB技術による高機能化

小糸製作所の主力製品であるLEDヘッドランプは、高輝度LEDを光源とし、省電力・長寿命・高いデザイン性を実現する。特にADB(Adaptive Driving Beam:配光可変ヘッドランプ)技術は、対向車や先行車を検知して自動的に光の一部を遮り、ハイビームを維持しながら眩惑を防ぐ。2003年に世界初のスイブル式AFSを投入して以来、配光制御技術を進化させてきた。現在では多くの車種に搭載され、交通事故低減に貢献している。

テールランプ・標識灯のラインアップと先進コミュニケーションランプ

標識灯(テールランプ、ストップランプ、ウインカー)やハイマウントストップランプも同社の主要製品。近年はLED化が進み、デザイン性と視認性が向上している。さらに、次世代交通インフラシステムに対応した「コミュニケーションランプ」の開発を進めており、車外表示や周囲との情報伝達を担う灯具として普及を目指す。これらの製品は、安全性とともに自動運転時代における車両と歩行者・他車との協調に寄与する。

センサシステム(LiDAR)による自動運転支援

小糸製作所は、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けにLiDAR(Light Detection And Ranging)センサシステムを開発・提供している。レーザー光を用いて周囲の物体を高精度に計測し、障害物検知や走行制御に貢献する。ただし、LiDAR事業は固定費負担が大きく、2026年3月期には減損損失を計上した。同社は「光」の技術を活かしたセンシング事業を成長ドメインと位置づけつつ、収益化への道筋を模索している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

自動車ランプで世界首位級、技術力でシェア拡大

当社は自動車用ヘッドランプを中心に世界市場で高いシェアを持つ部品メーカーです。同業のパワーエックスなど新興もいますが、伝統的にトヨタなど国内OEMとの強い関係で安定した受注を確保しています。近年はLED化や先進運転支援システム(ADAS)対応製品の開発で技術優位性を発揮しています。売上高は約9,500億円で横ばいですが、営業利益率は5%前後と改善傾向で、高付加価値化を進めています。イビデンなどは電子部品で異なる領域ですが、同分野で協業の可能性もあります。

強み

  • 自動車用ランプで世界首位級のシェアを持ち、ブランド力が強い。
  • LEDやアダプティブヘッドライトなど、先進技術を搭載した製品を開発。
  • 国内大手自動車メーカーと長期取引で安定した収益基盤を確保。
  • 北米、欧州、アジアに生産拠点を持ち、世界市場で展開している。

課題

  • EV普及で部品点数の変化や新規参入が生じ、競争環境が変わる可能性。
  • 輸出比率が高く、円高が収益を圧迫するリスクがある。
  • 新興国のメーカーとのコスト競争が激化し、価格圧力が生じている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が小糸製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17272ヤマハ発動機1.9兆円8.5倍
27270SUBARU1.9兆円21.2倍
37259アイシン1.7兆円16.2倍
47202いすゞ自動車1.5兆円11.5倍
57201日産自動車1.2兆円
67276小糸製作所8,304億円44.9倍
77261マツダ7,692億円21.9倍
86473ジェイテクト6,834億円57.0倍
97282豊田合成6,325億円10.9倍
105110住友ゴム工業5,682億円9.2倍
116471日本精工5,495億円23.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

小糸源六郎商店による創業と信号灯レンズの販売(1915年)

1915年4月、小糸源六郎商店が東京・京橋で創業し、鉄道信号灯用フレネルレンズの販売を開始した。これが小糸製作所の原点である。その後、1935年2月に品川工場を開設し、製造拠点を整えた。1936年4月には株式会社小糸製作所を設立、資本金250万円で法人化した。創業当初から「光」を事業の核とし、信号用レンズから自動車用灯具へと領域を広げていく基盤がこの時期に築かれた。

戦後復興と上場、オールグラスシールドビームヘッドランプの投入(1949~1957年)

1949年5月、株式を東京・大阪両証券取引所に上場し、資本市場からの資金調達が可能になった。1957年8月には小糸電機株式会社を設立、同年10月にはオールグラス・シールドビームヘッドランプの生産・販売を開始。これは当時の自動車用前照灯の主流技術であり、これにより自動車OEM事業を本格化させた。同年12月には大阪支店を開設し、営業網を拡大した。

ハロゲン・異形ヘッドランプで技術革新を牽引(1978~1982年)

1978年7月、ハロゲンヘッドランプの生産・販売を開始。ハロゲン電球は従来の白熱灯に比べて明るさと寿命で優れ、急速に普及した。1979年6月には異形ヘッドランプ、1982年4月には自動車用ハロゲン電球の自社生産を開始し、灯具の光源から製品まで一貫体制を強化。これらの技術開発により、小糸製作所は自動車照明業界での地位を確固たるものにした。

海外生産拠点の拡充とグローバル化の加速(1983~1999年)

1983年4月、米国イリノイ州にノースアメリカンライティングインクを設立し、北米生産を開始。1986年にはタイにタイコイトカンパニーリミテッドを設立、アジア進出を果たす。1989年には中国に上海小糸車灯有限公司を設立。1996年には英国ブライタックスベガリミテッドへ資本参加、1998年には同社を子会社化し欧州に足場を築く。1999年には英国子会社をコイトヨーロッパリミテッドに社名変更。この間、台湾・大億交通工業や韓国・インヒライティングへの資本参加も行い、グローバル5極体制の基礎を形成した。

世界初の技術投入:AFS・水銀フリーディスチャージ(2003~2004年)

2003年2月、世界初となるスイブル式AFS(配光可変型ヘッドランプ)の生産・販売を開始。同月にはディスチャージバルブの生産も開始した。2004年7月には世界初の水銀フリーディスチャージヘッドランプを投入。これらの製品は、環境性能と安全性能を両立するもので、小糸製作所の技術力を象徴する。AFSはカーブなどで光軸を自動調整し、夜間視認性を向上させる高度なシステムであった。

中期経営計画と事業構造改革の現在(2024~2026年)

2024年3月、小糸製作所は2024~2026年度を対象とする「第1次中期経営計画」を策定。自動化投資や成長投資を掲げたが、日本での認証問題、米国関税、アジアの金利上昇などで環境が急変。2025年10月には計画目標を下方修正し、2026年度の売上高9,300億円、営業利益560億円の目標を掲げる。2025年11月には英国子会社コイトヨーロッパリミテッドの全株式を譲渡。また、LiDAR事業や中国事業で減損損失を計上し、当期純利益は165億円に留まった。

年表45件を開く

1910年代

  • 1915年4月創業小糸源六郎商店創業(東京・京橋)鉄道信号灯用フレネルレンズの販売開始

1930年代

  • 1935年2月品川工場開設
  • 1936年4月創業株式会社小糸製作所設立 資本金250万円

1940年代

  • 1943年4月静岡工場開設
  • 1949年5月上場株式を東京、大阪両証券取引所に上場

1950年代

  • 1957年8月創業小糸電機株式会社設立
  • 1957年10月オールグラス・シールドビームヘッドランプ生産・販売開始
  • 1957年12月大阪府に大阪支店開設

1960年代

  • 1962年1月M&A小糸電機株式会社を吸収合併
  • 1967年4月小糸工業株式会社へ営業の一部を譲渡
  • 1968年8月米国イリノイ州にシカゴ事務所開設

1970年代

  • 1970年3月東京・港区に本社屋開設
  • 1970年10月愛知県に豊田支店開設
  • 1972年7月静岡県に航空電装・電子工場開設
  • 1972年12月広島県に広島支店開設
  • 1977年8月静岡県に榛原工場開設
  • 1978年7月ハロゲンヘッドランプ生産・販売開始
  • 1979年6月異形ヘッドランプ生産・販売開始

1980年代

  • 1982年4月自動車用ハロゲン電球生産・販売開始
  • 1983年4月創業米国イリノイ州に「ノースアメリカンライティングインク」設立
  • 1986年8月創業タイ国バンコク市に「タイコイトカンパニーリミテッド」設立
  • 1986年9月静岡県に吉川工場開設
  • 1986年12月静岡県に相良工場開設
  • 1987年7月ノースアメリカンライティングインク セーラム工場開設
  • 1988年3月上場小糸工業株式会社 東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1988年4月台湾「大億交通工業製造股份有限公司」へ資本参加(現・連結子会社)
  • 1989年2月創業中国に「上海小糸車灯有限公司」設立

1990年代

  • 1992年5月静岡県に富士川工機工場開設
  • 1993年2月米国ミシガン州にノースアメリカンライティングインク 技術センター開設
  • 1996年5月英国「ブライタックスベガリミテッド」へ資本参加
  • 1996年7月ディスチャージヘッドランプ生産・販売開始
  • 1997年3月静岡工場に技術センター開設
  • 1997年4月インドに「インディアジャパンライティングプライベートリミテッド」設立(現・連結子会社)
  • 1997年7月韓国「株式会社インヒライティング」へ資本参加
  • 1997年10月上場大億交通工業製造股份有限公司 台湾証券交易所に上場
  • 1998年7月M&Aタイコイトカンパニーリミテッドを子会社化(現・連結子会社)
  • 1998年7月M&Aブライタックスベガリミテッドを子会社化
  • 1998年10月M&Aノースアメリカンライティングインクを子会社化(現・連結子会社)
  • 1999年4月商号変更ブライタックスベガリミテッドを「コイトヨーロッパリミテッド」に社名変更

2000年代

  • 2001年3月チェコに「コイトチェコs.r.o.」設立(現・連結子会社)
  • 2002年7月ノースアメリカンライティングインク パリス工場開設
  • 2003年2月世界初 スイブル式AFS(配光可変型ヘッドランプ)生産・販売開始 ディスチャージバルブ生産・販売開始
  • 2004年7月世界初 水銀フリーディスチャージヘッドランプ生産・販売開始
  • 2004年11月創業ベルギーに「コイトヨーロッパNV」設立
  • 2005年9月M&A中国「福州大億灯具工業有限公司」を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで9,300億円
  • 営業利益2026年度まで560億円
  • 営業利益率2026年度まで6.0%
  • CO2排出量削減率(2015年度比)2030年度まで△50%
  • カーボンニュートラル達成2050年度まで達成

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバル5極体制の強化

    日本・米州・欧州・中国・アジアの5極体制を充実させ、海外での開発・生産・販売部門を強化し、世界最適生産の拡大に対応する。

  2. 02

    先端技術の開発と迅速な商品化

    コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化などモビリティ変化への対応を進め、お客様・市場ニーズを先取りした先端技術の開発とタイムリーな商品化を図る。

  3. 03

    高品質・安全・環境・コンプライアンスの追求

    高品質と安全性を追求するとともに、環境保全活動とコンプライアンス強化を推進し、信頼される製品・サービスを提供する。

  4. 04

    収益構造と企業体質の強化

    経営資源の確保と有効活用により、収益基盤と財務体質を強化し、資本効率を重視した経営を進める。

  5. 05

    人材育成とものづくり革新

    グループ発展の原動力となる人材を育成し、「ものづくり・人づくり」の強化・革新を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で21,507人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は670万円で、9期前と比べて+0.3%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は20.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月23,568
2018年3月23,462
2019年3月66842.020.024,608
2020年3月65842.019.024,769
2021年3月61942.019.023,799
2022年3月62042.019.023,454
2023年3月63042.020.023,488
2024年3月63943.020.023,807
2025年3月65443.020.023,332192
2026年3月67043.020.021,507239

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 15 / 海外 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
静岡工場 — 静岡県静岡市清水区9,209百万円
日本
榛原工場 — 静岡県牧之原市8,123百万円
日本
相良工場 — 静岡県牧之原市4,629百万円
日本
富士川工機工場 — 静岡県富士市376百万円
日本
主な関係会社
  • 国内
    小糸九州㈱(注)1
    佐賀県佐賀市
    議決権100.0%
  • 国内
    コイト運輸㈱
    静岡県静岡市 清水区
    議決権100.0%
  • 国内
    アオイテック㈱(注)1
    静岡県浜松市 中央区
    議決権98.0%
  • 国内
    静岡電装㈱(注)1(注)3
    静岡県静岡市 清水区
    議決権100.0%
  • 国内
    日星工業㈱(注)3
    静岡県静岡市 清水区
    議決権62.0%
  • 国内
    藤枝オートライティング㈱(注)3
    静岡県藤枝市
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡ワイヤーハーネス㈱(注)3
    静岡県静岡市 清水区
    議決権100.0%
  • 国内
    榛原工機㈱(注)3
    静岡県牧之原市
    議決権100.0%
  • 国内
    静岡金型㈱(注)2
    静岡県藤枝市
    議決権40.0%
  • 国内
    コイト保険サービス㈱
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    コイト電工㈱
    静岡県駿東郡
    議決権100.0%
  • 国内
    ミナモト通信㈱
    神奈川県横浜市戸塚区
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • 丘山産業㈱群馬県邑楽郡51%
  • ノースアメリカンライティングインク(注)1(注)6米国 イリノイ州100%
  • セプトンテクノロジーズインク(注)1(注)3米国 カリフォルニア州97%
  • ノースアメリカンライティングメキシコエスエーデシーブイ(注)1(注)3メキシコ サンルイスポトシ州90%
  • 広州小糸車灯有限公司(注)1中国 広州市100%
  • 湖北小糸車灯有限公司(注)1中国 孝感市100%
  • 福州小糸車灯有限公司(注)1中国 福州市100%
  • タイコイトカンパニーリミテッド(注)1タイ サムットプラカン県62%
  • PT.インドネシアコイト(注)1インドネシア ウェストジャワ州90%
  • 大億交通工業製造股份有限公司(注)1(注)2(注)4台湾 台南市33%
  • インディアジャパンライティングプライベートリミテッド(注)1インド タミルナドゥ州100%
  • コイトマレーシアエスディエヌビィエッチディ(注)1マレーシア ネグリセンビラン州90%
  • コイトチェコs.r.o. (注)1チェコ ジャーテッツ市100%
  • エヌエーエルドブラジルインドゥストリアイコメルシオデコンポーネンテスジイルミナサンオリミターダ(注)1(注)3ブラジル サンパウロ州95%
  • 竹田サンテック㈱静岡県静岡市駿河区20%
  • トヨタ自動車㈱(注)5愛知県豊田市21%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,476億円営業利益514億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+14.5%。

売上高
+3.4%
9,476億円
営業利益
+14.5%
514億円
純利益
-64.3%
165億円
営業利益率
5.4%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,330億円9,476億円
営業利益600億円514億円
純利益395億円165億円
1株あたり配当¥58¥58

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,409億円、営業利益は166億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.6%、営業利益は+12.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,29280
2024年1Q2,2601476.5146
2024年2Q2,4221787.3109
2024年3Q2,4681606.5112
2024年4Q2,35342
2025年2Q4,4411814.1113
2025年4Q4,7262685.7349
2026年2Q4,4691994.5118
2026年4Q5,0073156.347
2027年1Q2,4091666.9147

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,728億円から9,476億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,728400166
2014年3月5,975519214
2015年3月7,065669361
2016年3月8,135843463
2017年3月8,415953567
2018年3月8,4891,079834
2019年3月8,2631,055729
2020年3月8,009853580
2021年3月7,064611376
2022年3月7,607606383
2023年3月8,647485297
2024年3月9,503633409
2025年3月9,1674494914.9462
2026年3月9,4765145885.4165

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,476億円のうち、営業利益として残るのは514億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は165億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.2%8,361億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.3%600億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%514億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.2pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.3pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが999億円、投資CFが−108億円で、差し引きのフリーCFは891億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,253億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月421−419−282220
2014年3月356−36054−4278
2015年3月733−555−144178331
2016年3月738−628−101110319
2017年3月984−725−166259395
2018年3月948−673−176275411
2019年3月967−259−131708980
2020年3月850−447−3204031,042
2021年3月750−11−1837391,619
2022年3月657−522−851351,696
2023年3月598−715−133−1171,458
2024年3月964−502−5974621,346
2025年3月884−410−7834741,013
2026年3月999−108−7148911,253

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9,062億円。このうち返さなくてよい自己資本が6,761億円で、自己資本比率は68.1%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4,1812,1812,00045.4
2014年3月4,8312,5612,27045.5
2015年3月5,7533,1682,58546.8
2016年3月5,8873,2972,59048.6
2017年3月6,5833,8102,77351.0
2018年3月6,7214,4482,27361.0
2019年3月7,3825,0362,34662.5
2020年3月7,2975,1352,16265.8
2021年3月7,8225,6942,12868.7
2022年3月8,5526,2732,27969.1
2023年3月9,0596,7052,35469.4
2024年3月9,6567,1932,46369.6
2025年3月8,9006,7992,10170.5
2026年3月9,0626,7612,30168.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,649億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,545億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
967億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,301億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中86位あたり、逆に低いのはROE224社中188位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.1%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,697.5で、1年前と比べて+27.1%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥2,697.5-2.2%1ヶ月+2.6%1年+27.1%時価総額8,304億円
過去52週の値幅
安値¥2,136高値¥2,973

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)44.9倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR1.13倍
配当利回り2.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に2726円と52週高値圏に接近するも、8月19日には2620円まで調整。21日は2691.5円と25日線(2627円)を約2.4%上回り、上昇トレンドは維持。週足では7月末からの上げが続き、1カ月で7.62%上昇。52週高値2973円に対して約9.5%下に位置し、200日線(2523円)も上回る。出来高は8月14日に132万株と膨らんだが、その後は減少し、高値圏での売買は一巡。RSIは49.4と中立圏で、過熱感はない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

実績PER44.78倍は業界平均30.85倍を大きく上回り、PBR1.13倍は平均2.64倍を下回るが、ROE2.66%と収益性が低い。配当利回り2.15%は平均2.29%を下回り、配当性向170.7%と配当が利益を超過しており持続可能性に疑問。予想PER17.9倍と大幅改善が見込まれるが、直近利益が減少傾向で、現状の株価は割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)44.9倍30.8倍
PER (予想)17.9倍
PBR1.13倍2.58倍
ROE2.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、自動車生産の回復とLED・ADBなどの高付加価値製品の普及で収益が伸びるかどうか。強気派は、世界的な自動車生産回復や、安全規制強化によるADB需要の拡大で、同社の技術力が活かせると主張。一方弱気派は、自動車メーカーの生産変動や、EVシフトによる構造変化、価格競争の激化がリスクと指摘。また、原材料高や円高なども懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値製品の成長

    LEDやADBなど高単価品の需要が拡大している。

  • グローバル展開

    世界各地の自動車メーカーと取引があり、市場リスクを分散。

  • 研究開発力

    照明技術で業界をリードし、特許やノウハウを持つ。

  • 売上高9,476億円と3.4%増収通年影響

    売上高は前期9,167億円から9,476億円に回復。部品需要の持ち直しが寄与

  • 予想PER17.9倍と大幅な割安修正余地決算発表後影響

    実績PER44.84倍に対し予想PER17.9倍と約6割低下。収益回復が織り込まれる

  • 営業利益514億円と前期比14.5%増益通年影響

    営業利益は449億円から514億円へ増加。営業利益率5.42%へ改善

  • 外国人保有比率28.1%と高水準継続影響

    外国人保有比率28.1%と高く、海外投資家の物色が需給を支える

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産の変動

    歩留まりや部品不足で生産が落ち込みやすい。

  • EVシフトの影響

    EV化で部品点数が減り、照明の需要が減少する可能性。

  • 価格競争の激化

    新興メーカーとの競争が激しく、価格低下圧力がある。

  • 純利益165億円と前期比64%減通年影響

    純利益は462億円から165億円へ約64%減少。一時損失が収益を圧迫

  • ROE2.66%と資本効率の低さ継続影響

    ROEは2.66%で、PBR1.13倍を考慮しても資本効率の改善が不可欠

  • 営業利益率5.42%の伸び悩み通年影響

    営業利益率5.42%は前期4.9%から改善も、依然1桁台の低水準

  • 1年で36%上昇した過熱感不定影響

    過去1年で36.03%上昇しており、目先の利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
高付加価値製品の寄与と収益力の改善を確認するため。
ADB搭載率
先進技術の採用拡大が業績を押し上げるかを見るため。
自動車生産台数
需要の前提となる生産動向を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり58で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.15%。

年間配当
¥58
1株あたり
配当利回り
2.15%
いまの株価に対して
配当性向
170.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2727.9
2018年3月4877.824.8
2019年3月46−4.233.5
2020年3月36−21.727.8
2021年3月25−30.621.1
2022年3月278.037.3
2023年3月283.735.1
2024年3月5389.363.4
2025年3月565.743.0
2026年3月560.0170.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥58

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,051人。区分でいちばん多いのは外国法人28.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.7%を占め、残る49.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人32.033.532.533.026.528.1
金融機関38.436.637.732.830.727.3
事業法人25.525.525.326.226.323.4
個人・その他3.33.43.75.714.120.1
自己株式0.00.00.00.07.814.5
証券会社0.81.00.82.42.41.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トヨタ自動車㈱17.92
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)9.16
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行)4.34
04GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)3.74
05日本生命保険(相)3.15
06㈱日本カストディ銀行(信託口)2.90
07第一生命保険㈱2.60
08㈱三井住友銀行1.77
09住友生命保険(相)1.56
10日亜化学工業㈱1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−42%、1株純資産は14期で+98%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1031,1819.515.831.6
2014年3月1331,36910.413.131.3
2015年3月2241,67514.816.127.5
2016年3月2881,78116.717.726.5
2017年3月3532,09118.216.427.9
2018年3月5192,55122.414.224.8
2019年3月2271,43516.713.833.5
2020年3月1801,49512.310.127.8
2021年3月1171,6727.431.721.1
2022年3月1191,8386.820.937.3
2023年3月921,9554.927.135.1
2024年3月1312,1836.319.463.4
2025年3月1562,2107.111.743.0
2026年3月602,3432.740.5170.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額1,084百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大嶽昌宏取締役会長(代表取締役)79191,000
加藤充明取締役社長(代表取締役)6744,000
内山正巳取締役副社長(代表取締役)生産本部長、静岡工場長、航空機器事業部長、静岡総務部担当6725,000
小長谷秀治取締役副社長(代表取締役)調達本部長、総務部担当、内部監査室長6349,000
豊田淳取締役副社長(代表取締役)営業本部長6725,000
草川克之専務取締役 コンプライアンス推進室・人事部・原価管理部担当7038,000
柴田英祐専務取締役 国際本部長、営業本部副本部長4910,000
大嶽孝仁専務取締役 経理本部長、広報室担当4811,000
上原治也取締役80
櫻井欣吾取締役8320,000
五十嵐チカ取締役55
田中里沙取締役59
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢保有株数
川田善正取締役63
菊地光雄常勤監査役8149,000
榊原公一常勤監査役7452,000
木目田裕監査役58
山口秀巳監査役72

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9567243111921102
社外取締役7909013
監査役2737337

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,053字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社小糸製作所)及び子会社、関連会社、その他の関係会社で構成されており、自動車照明器、航空機部品、鉄道車両部品、各種電気機器などの製造・販売、並びにこれに関連した物流などを主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の5区分は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 2025年11月にコイトヨーロッパリミテッドの株式全てをShapers’Group Limitedに譲渡したことに伴い、連結の範囲から除外したため、下表及び事業の系統図からも除外しております。 区分   主要製品   主要会社 日本   LEDヘッドランプ、前照灯並びに補助灯、標識灯、ハイマウントストップランプ、ハロゲン電球、その他各種小型電球、その他灯具、鉄道車両制御機器、道路交通信号、交通管制システム、道路・トンネル照明、施設照明、住設機器、環境調節装置、航空機部品・電子部品、ヘッドランプクリーナ、センサシステム(LiDAR)、鉄道車両シート、輸送業務、保険業務等   当社、小糸九州㈱、コイト運輸㈱、アオイテック㈱、静岡電装㈱、日星工業㈱、藤枝オートライティング㈱、静岡ワイヤーハーネス㈱、榛原工機㈱、静岡金型㈱、コイト保険サービス㈱、コイト電工㈱、ミナモト通信㈱、丘山産業㈱ 米州     LEDヘッドランプ、前照灯並びに補助灯、標識灯、ハイマウントストップランプ、ハロゲン電球、その他各種小型電球、その他灯具、ヘッドランプクリーナ、センサシステム(LiDAR)等     ノースアメリカンライティングインク、ノースアメリカンライティングメキシコエスエーデシーブイ、エヌエーエルドブラジルインドゥストリアイコメルシオデコンポーネンテスジイルミナサンオリミターダ、セプトンテクノロジーズインク 中国   広州小糸車灯有限公司、湖北小糸車灯有限公司、福州小糸車灯有限公司 アジア   タイコイトカンパニーリミテッド、PT.インドネシアコイト、大億交通工業製造股份有限公司、インディアジャパンライティングプライベートリミテッド、コイトマレーシアエスディエヌビィエッチディ 欧州   コイトチェコs.r.o. (事業系統図) 主な事業の状況の概要図は次のとおりです。 (※)得意先にはその他の関係会社が含まれております。
経営方針・対処すべき課題2,769字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社グループは、「光」をテーマとしてお客様のニーズを創造し、社会の進歩発展に貢献するとともに、株主・お客様・従業員・取引先等 全てのステークホルダーとの共存共栄を図ることを経営の基本方針としております。また、CSR(企業の社会的責任)などから、「人と地球にやさしいものづくり」を全ての事業活動において展開、環境保全活動、社会貢献活動に取り組んでおります。 (2)経営戦略 企業メッセージ「安全を光に託して」のもと、自動車照明器、電気機器メーカーとしてお客様の求める新しい価値を創造、安全・安心、そして信頼できる製品・サービスの提供を通じて、自動車産業や社会の発展に貢献する企業であり続けたいと考えております。 当社グループの更なる発展・飛躍に向けた戦略は、次のとおりです。 -1. 自動車産業の世界最適生産の拡大に対応すべく、海外における開発・生産・販売部門を更に強化するなど、グローバル5極体制(日本・米州・欧州・中国・アジア)の充実を図る。 -2. コネクティッド・自動運転・シェアリング・電動化などモビリティ変化への対応をはじめ、お客様・市場ニーズを先取りした先端技術の開発と迅速な商品化を図り、タイムリーに魅力ある商品を提供する。 -3. 高品質・安全性を追求するとともに、環境保全及びコンプライアンス強化を推進する。 -4. 経営資源の確保と有効活用により、収益構造・企業体質の更なる強化を図る。 上記に関する具体的諸施策を講じ、株主・お客様・従業員・取引先の満足度向上、環境保全及び内部統制充実に向け努力していく所存であります。 (3)経営環境及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当期における経済情勢は、日本では物価上昇の影響による個人消費の伸び悩みが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外では米国の関税政策、中国における内需の低迷、アジア諸国での高金利の長期化に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が一段と強まっています。 世界の自動車生産台数は、中国における政府補助金を背景としたローカル車の生産増加などにより、全体では前期比で増加しましたが、当社主力市場である日本及び米州においては、一部自動車メーカーの販売不振や電子部品の供給混乱などにより減少しました。 こうした状況のなか、当社の連結売上高につきましては、各地域での新規受注や、米州でのハイブリッド車需要増、得意先販促キャンペーンに伴う当社受注車種販売増などもあり、前期比3.4%増の9,476億円となりました。 営業利益につきましては、米国関税やLiDAR事業の固定費負担増などの影響はあったものの、日本・米州を中心とした販売数量の増加や各地域での生産性改善をはじめとする合理化の推進により、前期比14.6%増の514億円となりました。経常利益につきましても、前期比19.6%増の587億円となりました。 一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、LiDAR事業や中国事業に係る特別損失(減損損失)を計上したことなどから、前期比64.2%減の165億円となりました。 収益性・健全性の高い経営を維持していくために、売上・利益に加え、資本効率を重視するとともに、財務基盤の強化を進めております。KOITO VISION達成に向けた第一歩として、2024年~2026年度までの3ヵ年を計画期間とする「第1次中期経営計画」を2024年3月に策定し、生産ラインの自動化投資をはじめ、成長投資・合理化の推進など、経営目標の達成に向けて取り組んでまいりました。 然しながら、計画の発表以降、日本での自動車メーカーの認証問題や、米国の関税政策の影響、アジアをはじめとする各国での金利上昇に伴う販売不振などにより、当社を取り巻く経営環境は大きく変化しており、世界自動車生産台数は想定を大きく下回って推移したことから、第1次中期経営計画の最終年度(2026年度)の経営目標を2025年10月に見直しました。 厳しい環境下ではありますが目標達成に向けて全社一丸となり努力してまいります。 第1次中期経営計画 2024年度 実績   2025年度 実績   2026年度 修正計画 (2025年10月公表)   業績予想 (2026年5月公表) 売上高   9,167億円   9,476億円   9,300億円   9,330億円 営業利益   448億円   514億円   560億円   600億円 (営業利益率)   (4.9%)   (5.4%)   (6.0%)   (6.4%) 小糸グループは、企業メッセージ「安全を光に託して」のもと、グローバルサプライヤーとして、交通社会の安全・安心に貢献してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 小糸グループは、次世代モビリティに向けた電動化・自動運転の進展など、急速な経営環境の変化に柔軟に対応、企業価値を向上させるとともに、持続可能な社会の実現に貢献することが課題であります。 これに対処すべく、「KOITO VISION~人と地球の未来を照らす~」を策定、「企業基盤の強化」「持続的な成長」「地球・社会との共生」に取り組んでいます。 「企業基盤の強化」として、グループ発展の原動力となる人材を育成、「ものづくり・人づくり」の強化・革新を目指しています。 また、製品の品質を保証、法令の遵守、内部統制・情報セキュリティの強化により、すべてのステークホルダーから信頼されるコーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいます。 「持続的な成長」として、交通事故低減に寄与するADB(Adaptive Driving Beam:配光可変ヘッドランプ)や次世代交通インフラシステムに対応したコミュニケーションランプなどの普及拡大・いち早い市場投入を図るとともに、新規アイテム探索を強化しこれまでにない価値を創造することで、世界中の人々に安全・安心をお届けし、お客様の満足と信頼を獲得してまいります。 「地球・社会との共生」として、2030年度のCO2排出量を2015年度比△50%削減、2050年度のカーボンニュートラル達成を目指し活動を強化しています。併せて、環境負荷物質の低減など、「人と地球にやさしいものづくり」を推進しています。また、人権尊重に向けた取り組みを推進するとともに一人ひとりが生き生きと働く企業を目指してまいります。 2022年11月に策定したKOITO VISION~人と地球の未来を照らす~は以下の通りであります。
事業等のリスク6,528字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)基本的な考え方 当社グループでは、企業を取り巻く事業環境が大きく変化し、リスクが多様化・複雑化する中、リスクマネジメントを、事業活動を支える重要な経営基盤の一つと位置付けています。従来、自然災害、地政学リスク、サイバー攻撃、サプライチェーン問題、人材確保等のリスク事象は、個別部門ごとに対応してきましたが、近年は複数部門にまたがり、経営全体へ影響を及ぼすケースが増加しています。 当社グループでは、こうしたリスクを全社的な観点から把握・共有し、未然防止及び影響最小化の両面から対応力を強化することが、安定的な事業継続及び企業価値向上につながるものと考えています。 また、リスクマネジメントは特定部門のみで完結するものではなく、各機能部署による自律的な管理を基本としつつ、経営として全社横断的な視点からリスクを把握・共有し、必要な対応を進めていくことを基本的な考え方としています。 (2)推進体制 当社グループでは、従前より各機能部署が担当役員の管理監督の下、個別リスクへの対応を実施しておりましたが、経営として全社横断的にリスクを把握・共有する体制の強化が必要と考え、今年度より本格的にリスクマネジメント体制の整備・強化に取り組んでいます。 リスクマネジメント推進体制として、社長を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置し、当社グループ経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクについて、経営層による共有・確認を行いました。 重要リスクの選定にあたっては、役員ヒアリング、部長層を対象としたリスクサーベイ、並びに他社開示事例や先行企業へのヒアリング等を踏まえ、当社グループとして重要性が高いと考えられるリスクを整理しています。また、経営層で共有した重要リスクについては、リスク別に担当役員と機能部署を設定、対応活動を推進するとともに、経営の重要会議体である常務会及び取締役会へ定期的に報告しています。 今後、リスクマネジメント委員会においては、各リスクの対応状況や課題について継続的に確認を行い、必要に応じて見直し・改善を進めてまいります。 <リスクマネジメント体制> (3)重要リスクについて 当社グループの経営成績・株価及び財務状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。当社グループでは、これらのリスクが発生する可能性を十分認識し、リスク管理を行うとともに、発生した場合には迅速かつ適切な対応に努めてまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①災害リスク <リスク概要> 当社グループは国内外に生産・物流拠点を有しており、地震、台風・豪雨、富士山噴火等の自然災害、並びに火災、設備事故、停電等の工場インフラ停止の影響を受ける可能性があります。特に国内生産拠点が静岡県内に集中していることから、南海トラフ巨大地震等が発生した場合には、社員・家族の生命・安全を脅かし、生産停止、物流網寸断、得意先への供給支障等を通じ、当社グループの事業継続や業績へ重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、風水害や工場火災、設備故障に加え、取引先・物流事業者を含むサプライチェーン全体が被災した場合には、影響が長期化する可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、社員・家族の安全確保を最優先事項と位置付け、防災訓練、安否確認訓練、防災ハンドブック配布等を継続的に実施しています。また、建屋・設備の耐震診断・補強、設備固定化、防災備蓄、非常用設備整備、止水板設置、データセンター移管・クラウド化等を進めるとともに、防火管理、設備点検、予備品管理、コンプレッサー供給余力確保等を通じ、事業継続性向上に取り組んでいます。 一方で、想定を超える大規模災害や複合災害を完全に回避することは困難であり、今後も初動対応の高度化、防災体制強化、データバックアップ強化等を継続してまいります。 ②品質不良に関するリスク <リスク概要> 当社グループは、日本国内及び事業展開する各国において認められている品質管理基準に従って製品を製造しております。しかしながら、製品開発・量産の各段階において、不整合、検証不足、工程ばらつき等が発生した場合、市場不良、リコール、製造物責任(PL)問題等につながる可能性があります。近年は自動車の電子化・高機能化に伴い、自動車照明器における制御系・電子部品比率が高まっており、不具合発生時の影響範囲や対応費用も拡大しています。また、品質問題は取引先や海外拠点を含むサプライチェーン全体へ波及する可能性があり、得意先評価低下、発注制限、企業イメージ毀損等を通じ、当社グループの業績や事業継続へ重大な影響を及ぼす可能性があります。 <対策状況> 当社グループでは、「品質保証規程」の下、品質を経営の最重要課題の一つと位置付け、営業、設計、調達、生産、品質保証部門が連携した全社的な品質活動を推進しています。未然防止の観点から、設計FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)を活用した設計段階から生産工程までの品質確認や、新製品立上り時の監査強化を進めています。また、不具合発生時には、SIBR(Serial Incident Breaking Report:重要品質速報)による迅速な情報共有や真因分析を通じ、再発防止活動を実施しています。加えて、取引先品質管理やGQAM(Global Quality Assurance Meeting)による海外拠点品質体制強化にも取り組んでいます。 一方で、製品の複雑化や管理範囲拡大に伴い品質リスクは高まっており、今後も、設計から生産まで一貫した品質保証体制の構築、再発防止の徹底、取引先管理の強化等を継続してまいります。 ③情報セキュリティリスク 当社グループは、情報セキュリティリスクを「外部脅威」と「内部脅威」に区分して認識するとともに、「情報セキュリティ規程」の下、情報システム部を中心として、外部脅威・内部脅威双方を念頭に置いた対応を推進しています。 (ⅰ)外部脅威 <リスク概要> 標的型サイバー攻撃、ランサムウェア感染、不正アクセス等により、機密情報漏洩、情報資産毀損、システム停止等が発生する可能性があります。近年は、社内データ暗号化や金銭要求を伴う攻撃が増加しており、自動車業界においてもサプライチェーン全体を狙った攻撃や部品供給停止事例が発生しています。 <対応状況> 一般社団法人日本自動車工業会・一般社団法人日本自動車部品工業会の「自動車産業サイバーセキュリティガイドライン」や得意先要求事項への対応を進めるとともに、国内外関係会社や重要取引先を含めた情報セキュリティレベル向上に取り組んでいます。 また、ISO27001認証取得部署では、リスクアセスメントや内部監査を継続実施しています。技術的対策として、EDR(Endpoint Detection and Response:端末に対するサイバー攻撃の検知・対応システム)導入、ペネトレーションテスト、多要素認証(MFA)、バックアップ端末整備等を進めています。加えて、当社グループのすべての海外生産拠点をカバーするグローバル包括型サイバー保険を導入し、インシデント発生時の専門会社・弁護士支援体制を整備しています。 (ⅱ)内部脅威 <リスク概要> 従業員による内部不正、情報持出し、操作ミス、不適切なクラウドサービス利用等により、機密情報や個人情報が漏洩する可能性があります。特に近年は、クラウドサービス利用拡大やリモート環境利用増加に伴い、内部起因による情報漏洩リスクも高まっています。 これらの事象が発生した場合には、生産・出荷停止、復旧費用発生、得意先対応、法的責任、社会的信用低下等を通じ、業績や事業継続へ重大な影響を及ぼす可能性があります。 <対応状況> 標的型攻撃メール訓練や情報セキュリティ教育を継続的に実施し、従業員のセキュリティ意識向上に努めています。また、従業員パソコン操作監視、社外持出ルール運用、退職時の機器回収・データ確認や守秘義務契約締結等を実施しています。 一方で、サイバー攻撃は高度化・巧妙化しており、今後もサプライチェーン全体でのセキュリティ強化やインシデント対応力向上を継続してまいります。 ④サプライチェーンリスク <リスク概要> 当社グループは、製品の製造に必要な原材料や部品を、多数の国内外取引先から調達しています。自然災害・火災、地政学リスク、各国通商政策、物流停滞、サイバー攻撃や半導体不足等により、取引先の1社でも、原材料・部品を供給できなくなった場合には、当社グループの生産活動に深刻な影響を及ぼす可能性があります。加えて、自動車産業のサプライチェーンでは、各々の取引先が多種多様なリスクを抱える点やTier2以下に取引先が複層的に存在する点に特徴があり、このリスクへの対応を困難なものとしています。また、原材料・エネルギー価格等の上昇が得意先への価格転嫁や合理化により吸収できない場合には、収益性低下につながる可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、調達本部を中心に、重要取引先のBCP、防災・情報セキュリティ・品質管理体制等を確認し、安定調達体制の構築を進めています。また、取引先の被災状況を即座に把握するためにサプライチェーン情報管理システムを導入するとともに、代替調達、在庫積み増し、複数購買ルートの構築などを実施しています。価格高騰への対応としては、VA・VE(Value Analysis・Value Engineering)活動、新材料・新工法開発、価格転嫁交渉等を通じ、原価低減と収益性維持に取り組んでいます。 一方で、サプライチェーン全体のリスクを当社グループ単独でコントロールすることは困難であり、今後も重要取引先管理の高度化やサプライチェーンの可視化等を進めてまいります。 ⑤法規制やコンプライアンスに係るリスク <リスク概要> 当社グループは、独占禁止法、中小受託取引適正化法(旧・下請法)、各国自動車安全基準、輸出関連法令、金融商品取引法、労働・環境関連法令等、多岐にわたる法令・規制の適用を受けています。近年は、自動車業界において認証・品質不正、不適切取引等が発生しており、コンプライアンスの重要性が一層高まっています。法令違反、不適切取引、不適切会計処理、輸出管理不備、ハラスメント等が発生した場合には、行政処分、課徴金、損害賠償、信用低下等を通じ、当社グループの業績や社会的信用へ重大な影響を及ぼす可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、「小糸グループ行動憲章」の下、コンプライアンス推進室を中心に教育・啓蒙活動を継続しています。独占禁止法対応、J-SOX対応、内部統制監査、ハラスメント防止研修、企業倫理相談窓口運営等を実施するとともに、2024年度には「小糸グループ人権方針」を策定し、人権デューデリジェンス(DD)を開始しています。 今後も、法規制の情報収集、人権対応、内部通報制度の運営等を通じ、全社的なコンプライアンス体制強化を進めてまいります。 ⑥人材リスク <リスク概要> 当社グループでは、「ものづくりは人づくり」との考えの下、人材確保・育成を重要経営課題と認識しています。一方で、少子高齢化やCASE、ソフトウェア化等の進展により、理系人材やソフトウェア・AI人材の獲得競争が激化しています。コア人材の流出、採用難、人材育成不足等が発生した場合には、技術開発力、品質管理力等の低下につながり、中長期的な競争力や事業継続へ影響を及ぼす可能性があります。また、海外駐在員の不足や育成不十分は、当社グループの海外拠点管理やガバナンスへ影響を及ぼす可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、社員一人一人が生き生きと働くことができる環境を実現するため、処遇改善、人事諸制度改定、採用活動強化、人材育成充実等を進めています。また、海外関係会社との連携強化や現地マネジメント人材育成にも取り組んでいます。 一方で、今後も人材獲得競争の激化が見込まれることから、採用力強化、人材育成高度化、海外人材育成等を継続してまいります。 ⑦競争力リスク <リスク概要> 当社グループは、自動車照明器を中心に事業を展開しており、自動車メーカーの販売動向、市場環境、技術革新、価格競争等の影響を受けます。近年は、中国市場における日系自動車メーカー販売減少、新興国メーカー台頭、ECUの統合化等により、技術競争や価格競争が激化しています。 このような環境下で、新製品・新技術開発の遅れやコスト競争力低下が生じた場合には、当社グループの受注減少や収益性悪化につながる可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、重点車種での受注拡大、ADB(Adaptive Driving Beam)、ECU、LDM(LED Driver Module)等の拡販、日系メーカーに加え非日系メーカー向け営業強化を進めています。また、展示会(CES等)での情報収集、大学との共同研究、ベンチマーク活動等を通じ、技術トレンド把握や新製品・新技術開発を進めています。さらに、開発プロセス高度化、設計品質向上、グローバル最適開発体制構築、低コストアイテム創出等に取り組んでいます。 今後も、市場・顧客環境変化への迅速な対応、新技術開発力強化、コスト競争力向上を継続してまいります。 ⑧海外展開リスク <リスク概要> 当社グループは、世界11か国に生産拠点を設け、海外売上高比率も高い水準にあることから、海外事業に内在する様々なリスクの影響を受ける可能性があります。これらの事象が発生した場合には、生産停止、供給遅延、コスト増加、収益性低下等を通じ、当社グループの業績や事業継続へ重大な影響を及ぼす可能性があります。 (i)予期しない法律または規則の変更 各国における税制、環境規制、労働法制、安全保障輸出管理、通商政策等の変更に加え、保護主義政策、 追加関税、輸出入規制等により、生産活動や収益性へ影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)不利な政治または経済要因 インフレ、景気後退、資源・エネルギー価格高騰、中国市場における日系自動車メーカー販売減少、中国 メーカー台頭等、市場環境変化により事業運営や収益性へ影響を及ぼす可能性があります。 (ⅲ)テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱 米中対立、ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学リスクに加え、テロ、感染症、自然災害、物流停滞、 サイバー攻撃等により、生産停止や供給遅延が発生する可能性があります。 (ⅳ)為替相場の変動 海外関係会社の現地通貨建て項目は、為替変動により円換算後の業績及び財政状態へ影響を受ける可能性が あります。一般に、円高は当社グループ業績へ悪影響を及ぼす可能性があります。 <対応状況> 当社グループでは、国際本部を中心に、各地域の政治・経済・法規制・市場動向等に関する情報収集とリスク把握を進めています。海外拠点では、法令遵守、安全管理、労務管理、情報セキュリティ対応、在庫管理、複数購買等を実施するとともに、物流停滞や自然災害等への対応を進めています。また、本社から派遣される駐在員を中心に、各地域の事業運営及びガバナンス強化を進めるとともに、現地生産・現地調達推進により為替影響低減に努めています。 一方で、海外リスクは政治、経済、法規制、地政学、物流等、多岐にわたり、変化速度も速いことから、全てのリスクを事前に予見・回避することは困難です。今後も、海外関係会社との連携強化、地域リスク把握、現地人材育成等を継続してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)3,999字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。 (1)経営成績分析等 当期における経済情勢は、日本では物価上昇の影響による個人消費の伸び悩みが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外では米国の関税政策、中国における内需の低迷、アジア諸国での高金利の長期化に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が一段と強まっています。 世界の自動車生産台数は、中国における政府補助金を背景としたローカル車の生産増加などにより、全体では前期比で増加しましたが、当社主力市場である日本及び米州においては、一部自動車メーカーの販売不振や電子部品の供給混乱などにより減少しました。 こうした状況のなか、当社の連結売上高につきましては、各地域での新規受注や、米州でのハイブリッド車需要増、得意先販促キャンペーンに伴う当社受注車種販売増などもあり、前期比3.4%増の9,476億円となりました。 営業利益につきましては、米国関税やLiDAR事業の固定費負担増などの影響はあったものの、日本・米州を中心とした販売数量の増加や各地域での生産性改善をはじめとする合理化の推進により、前期比14.6%増の514億円となりました。経常利益につきましても、前期比19.6%増の587億円となりました。 一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、LiDAR事業や中国事業に係る特別損失(減損損失)を計上したことなどから、前期比64.2%減の165億円となりました。 地域別セグメントにおいて、売上高は、為替換算の影響もあり、中国・欧州を除き前期比増収を確保しました。営業利益につきましては、合理化が寄与し、全地域で黒字を確保しました。 〔日 本〕 自動車生産台数は一部自動車メーカーの販売不振や輸出向け生産の減少などにより、微減となりましたが、売上高は新規受注、並びに当社受注車種の販売増により、前期比4.6%増の3,678億円となりました。 営業利益は販売数量の増加や改善合理化が寄与し、前期比9.6%増の248億円となりました。 〔米 州〕 自動車生産台数は電子部品の供給混乱、一部自動車メーカーの販売不振の影響などにより減少しましたが、売上高はハイブリッド車の需要増に加え、得意先販促キャンペーンに伴う当社受注車種の販売増加などにより、前期比4.3%増の3,286億円となりました。 営業利益は自動化推進等に伴う改善効果はあるものの、関税影響等により、前期比33.1%減の35億円となりました。 〔中 国〕 自動車生産台数はローカル車の生産が堅調に推移したことから増加したものの、売上高は当社売上比率の高い日本車の販売不振が継続したことなどから、前期比8.5%減の533億円となりました。 営業利益は販売数量の減少はあるものの、域内での生産体制見直しに伴う固定費負担の減少などにより、5億円の営業黒字(前期は11億円の営業損失)となりました。 〔アジア〕 自動車生産台数は東南アジアでは高金利の長期化により内需の低迷が続きましたが、インドでは経済成長に伴う需要増加が見られ、アジア全体では増加しました。売上高はインドを中心とした新規受注、当社受注車種の販売増により、前期比4.6%増の1,626億円となりました。 営業利益は販売数量の増加が寄与し、前期比12.1%増の189億円となりました。 〔欧 州〕 自動車生産台数は域内の景気低迷を背景に微減、売上高は2025年11月の英国子会社譲渡の影響もあり、前期比2.9%減の351億円となりました。 営業利益は英国子会社譲渡に伴う固定費負担の減少などにより、8億円の営業黒字(前期は7億円の営業損失)となりました。 (2)財政状態分析等 当期末の資産の残高は、建物及び構築物等の有形固定資産が増加したこと等から、前期末に比べ162億円増加の9,062億円となりました。 負債の残高は、契約負債が増加したこと等から、前期末に比べ200億円増加の2,301億円となりました。 純資産の残高は、自己株式の取得等により、前期末に比べ37億円減少の6,760億円となりました。 (3)キャッシュ・フロー分析等 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ240億円増加し、1,252億円(前連結会計年度末比23.7%増)となりました。なお、投資等に係る所要資金につきましては、自己資金及び借入金をもって充当いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益362億円、減価償却費456億円を主体に1,091億円となり、法人税等を支払った結果、999億円(前期は883億円)の資金を確保いたしました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入・払戻による純収入391億円、投資有価証券の売却及び償還による収入100億円に対し、有形固定資産の取得545億円等を実施した結果、108億円の支出(前期は409億円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得477億円、配当金等の支払い192億円等を実施した結果、714億円の支出(前期は783億円の支出)となりました。 なお、当社グループの資金需要のうち主なものは、材料費、人件費、研究開発費及び設備投資資金です。これらの資金需要につきましては、自己資金及び銀行借入金を充当しており、銀行借入については必要資金を精査し、不測の事態に備え、必要な借入枠増枠やその検討等を進めております。 (4)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結会計年度末における資産、負債の金額及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (5)生産、受注及び販売実績 ①生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   549,765   103.1 米州(百万円)   327,983   106.2 中国(百万円)   60,666   90.8 アジア(百万円)   168,428   107.3 欧州(百万円)   35,025   97.5 合計(百万円)   1,141,868   103.6 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ②受注実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても構造・形式等は必ずしも一様ではありません。また自動車照明器は自動車メーカーの組付用が大部分で、各納入先より2~3ヶ月前より指定車種の生産計画の内示を受け生産予想をたてますが、実際の納入は、メーカーの翌日または旬日に合わせた指示により、ライン納入している状況であります。従って内示と実際とは異なる場合もあり、受注高及び受注残高を算出することは困難であります。また補修品については、販売計画に基づき見込み生産を行っております。 なお、連結子会社コイト電工㈱は、受注による営業活動が主体となっており、その受注高及び受注残高は次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   52,679   162.2   29,431   185.0 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   367,826   104.6 米州(百万円)   328,641   104.3 中国(百万円)   53,332   91.5 アジア(百万円)   162,683   104.6 欧州(百万円)   35,125   97.1 合計(百万円)   947,610   103.4 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) トヨタ自動車㈱   119,571   13.0   128,481   13.6

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開示資料

出典

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