概要
住友ゴム工業は、「ダンロップ」ブランドで知られるタイヤ・ゴム製品大手である。1917年に英国ダンロップ社の子会社として設立され、1963年に住友グループの傘下に入った。乗用車・トラック用タイヤを主力に、スポーツ用品(ゴルフクラブ、テニスラケット)や産業用ゴム製品も展開する。連結売上収益は約1.2兆円(2025年12月期)、従業員数は約3.8万人。タイヤ事業が売上の約86%を占め、全世界に販売網を持つ。
3つの事業セグメントで構成される収益構造
当社グループは、タイヤ事業、スポーツ事業、産業品他事業の3セグメントで構成される。2025年12月期の連結売上収益1,207,061百万円のうち、タイヤ事業が1,043,683百万円(86.5%)を占める。スポーツ事業は125,574百万円(10.4%)、産業品他事業は37,804百万円(3.1%)である。事業利益はタイヤ事業が79,812百万円(全体の87.9%)を稼ぎ出し、スポーツ事業6,831百万円、産業品他事業4,159百万円と続く。タイヤ事業は乗用車用、トラック・バス用、建設車両用など幅広い車種をカバーし、オートモーティブ事業としてパンク応急修理剤なども扱う。
世界38の国と地域に広がる生産・販売ネットワーク
タイヤ事業の生産拠点はインドネシア、タイ、ブラジル、南アフリカ、トルコ、中国、アメリカなど9カ国に及ぶ。販売子会社は欧州、北米、中東、オセアニア、中国などに配置され、グループ全体で89社の子会社と9社の関連会社を持つ。2025年5月には欧州・北米・オセアニア地域の四輪タイヤのダンロップ商標権を取得し、グローバルで統一されたブランド展開を推進する。スポーツ事業もゴルフクラブの製造をタイやアメリカで、販売を欧州・韓国・カナダなどで行い、27社の子会社で構成される。
住友電気工業をその他の関係会社とするグループ体制
当社のその他の関係会社は住友電気工業(住友電工)1社である。歴史的に住友電工は1960年の増資時に資本提携し、その後も経営権取得や株式保有を通じて関与してきた。グループ内では、国内販売を担う株式会社ダンロップタイヤや、リトレッドサービスを行う株式会社ダンロップリトレッドサービスなどが存在する。スポーツ事業の子会社は2022年にダンロップスポーツ株式会社へ社名変更しており、産業品他事業では高機能ゴムや生活用品、インフラ関連の子会社を有する。
業界の中での役割は総合ゴム製品メーカー(タイヤ+スポーツ用品+産業用ゴム製品)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01自動車・車両用タイヤ主力
乗用車用、トラック・バス用、建設車両用、産業車両用、レース・ラリー用、モーターサイクル用タイヤをグローバルに製造・販売。ダンロップ・ファルケンブランドで展開。パンク応急修理剤や空気圧警報装置などのオートモーティブ事業も包含。
- 乗用車用タイヤ
- ダンロップ・ファルケンブランドの乗用車用タイヤ。安全性・快適性を追求。
- トラック・バス用タイヤ
- 大型商用車向けタイヤ。耐久性・燃費性能に優れる。
- 建設車両・産業車両用タイヤ
- ホイールローダー等の建設機械やフォークリフト等産業車両向けタイヤ。
- レース・ラリー用タイヤ
- モータースポーツ向け高性能タイヤ。
02スポーツ用品準主力
ゴルフクラブ、ゴルフボール、テニス用品等のスポーツ用品を製造・販売。ダンロップ・スリクソン・クリーブランドブランド。ゴルフトーナメント運営、ゴルフ・テニススクール運営も実施。
- ゴルフクラブ
- スリクソン・クリーブランドブランドのドライバー、アイアン等。
- ゴルフボール
- スリクソン・ダンロップブランドのゴルフボール。ディスタンスからツアー用まで。
- テニス用品
- ダンロップブランドのラケット、ボール、ストリング等。
03産業用ゴム製品副次
高機能ゴム事業(制振ダンパー、OA機器用ゴム、医療用ゴム)、生活用品事業(手袋、車椅子用スロープ)、インフラ事業(防舷材、床材)などを展開。
- 制振ダンパー
- 振動を吸収するゴム製品。自動車・産業機器向け。
- OA機器用ゴム
- プリンター・複合機等のOA機器に使用されるゴム部品。
- 防舷材
- 船舶の岸壁接岸時の衝撃を吸収するゴム製品。
製品と技術
ダンロップ・ファルケンブランドの乗用車用タイヤ
乗用車用タイヤは、安全性と快適性を重視した「ダンロップ」ブランドと、スポーティーな「ファルケン」ブランドで展開される。ダンロップブランドはプレミアム志向の製品群を揃え、ファルケンは欧州でオールシーズンタイヤの拡販を進めている。2025年6月からは北米でもダンロップブランドの販売を開始し、12月には自社生産品を投入した。国内市販用タイヤでは収益性重視のため廉価品を下市する一方、新車用タイヤは自動車メーカー向けに安定供給を続けている。
トラック・バス用から建設車両用までの商用タイヤ
トラック・バス用タイヤは耐久性と燃費性能を追求し、大型商用車向けに供給される。建設車両用タイヤはホイールローダーやブルドーザーなど過酷な現場で使用され、耐摩耗性と耐カット性が求められる。産業車両用としてはフォークリフト向けタイヤも製造する。さらにモーターサイクル用タイヤや、モータースポーツ向けのレース・ラリー用高性能タイヤもラインアップする。これらの製品は世界各地の工場で生産され、現地の需要に合わせて供給される。
スリクソン・クリーブランドブランドのゴルフ用品
スポーツ事業の中核はゴルフ用品である。スリクソンブランドのドライバーやアイアン、ゴルフボールはアマチュアからプロまで幅広く支持される。クリーブランドブランドはウエッジやパターに強みを持つ。2025年には日本で発売したXXIO14が好調で、韓国市場の減収を補った。ゴルフボールはディスタンス系からツアー用まで種類が豊富で、タイやアメリカの工場で生産される。また、ゴルフトーナメントの運営やゴルフスクール事業も手掛ける。
産業用ゴム製品:制振ダンパーから医療用ゴムまで
産業品他事業は高機能ゴム、生活用品、インフラの3分野からなる。高機能ゴムでは、自動車や産業機器の振動を吸収する制振ダンパー、OA機器(プリンターなど)用の精密ゴム部品、医療用ゴム製品を製造する。生活用品では炊事用手袋や車椅子用スロープを、インフラでは船舶の衝撃を和らげる防舷材やスポーツ施設の床材を展開する。2025年にはガス管事業から撤退したが、制振ダンパーと医療用ゴムは好調で、事業利益は前期比11.7%増となった。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
ゴム製品のなかでの位置
タイヤ国内2位、収益改善途上で海外競争が激化
住友ゴム工業はタイヤ事業で国内2位、世界でも上位に位置するが、ブリヂストンや横浜ゴムと競合。売上高は1.2兆円規模で、2025年12月期の営業利益率は6.84%と前期の0.92%から大幅に回復したものの、ブリヂストンの利益率には及ばない。国内需要は横ばいで、海外展開が成長の鍵。ライバルであるTOYO TIREがSUV向けタイヤでシェアを伸ばす中、住友ゴムはスポーツ系タイヤでの差別化を図る。今後は原材料コストと為替動向が課題。
強み
- 国内タイヤ市場で2位、ブランド認知度が高い。
- 2025年12月期の営業利益率は0.92%から6.84%に改善。
- スポーツ・環境対応タイヤで技術優位性を持つ。
- 売上高1.2兆円で生産効率を追求。
課題
- ブリヂストンなど海外勢との競争でシェア確保が困難。
- ゴム・原油価格の高騰でコスト増。
- 円安進行は輸出にプラスだが、海外生産の負担も。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が住友ゴム工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7201日産自動車 | 1.2兆円 | — |
| 2 | 7276小糸製作所 | 8,304億円 | 44.9倍 |
| 3 | 7261マツダ | 7,692億円 | 21.9倍 |
| 4 | 6473ジェイテクト | 6,834億円 | 57.0倍 |
| 5 | 7282豊田合成 | 6,325億円 | 10.9倍 |
| 6 | 5110住友ゴム工業 | 5,682億円 | 9.2倍 |
| 7 | 6471日本精工 | 5,495億円 | 23.6倍 |
| 8 | 7211三菱自動車工業 | 5,465億円 | 50.0倍 |
| 9 | 6770アルプスアルパイン | 4,695億円 | 16.7倍 |
| 10 | 3116トヨタ紡織 | 4,267億円 | 17.4倍 |
| 11 | 7012川崎重工業 | 4,078億円 | 18.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 40件
英国ダンロップ社の子会社として1917年に発足
1917年3月、ダンロップ護謨(極東)株式会社として設立された。資本金は118万円で、全額を英国ダンロップ社が出資した。1937年2月に日本ダンロップ護謨株式会社と改称し、第二次世界大戦中の1943年1月には中央ゴム工業株式会社に一時改称したが、1949年8月に再び日本ダンロップ護謨に戻した。この間、英国ダンロップ社の支配下でタイヤ製造を担う企業として成長した。
住友グループとの資本提携と経営権取得(1960〜1963年)
1960年4月の増資で住友電気工業及び住友商事と資本提携し、日本側株主の持分比率は約30%に達した。1961年には愛知県豊田市に名古屋工場を新設し、生産能力を拡大した。1963年9月の増資で日本側株主と英国ダンロップ社の持分比率が56:44となり、日本側が経営権を掌握した。同年10月、社名を住友ゴム工業株式会社と改称すると同時に、日本ダンロップ護謨株式会社(後の株式会社日本ダンロップ)を設立した。
ダンロップ商標の完全取得と欧米市場への進出(1984〜1986年)
1983年12月、英国ダンロップ社が保有する当社株式全40%を日本側株主が取得し、資本関係が完全に切れた。翌1984年1月には、日本・台湾・韓国における「ダンロップ」商標権を英国社から譲り受けた。同年7月にはフランス現地法人が仏ダンロップ社の暖簾借りで経営を開始し、1985年には英国・西独の現地法人が現地タイヤ工場を買収した。1986年12月には米国の自動車タイヤメーカーを買収し、ヨーロッパと北米での生産拠点を獲得した。
阪神大震災で神戸工場を喪失し生産再編(1995年)
1995年1月の阪神大震災により、神戸市にあった神戸工場と技術研究センターの建屋が被災した。これを受け、神戸工場を閉鎖し、生産設備を名古屋工場や白河工場(福島県)などへ移管した。同年7月にはインドネシアにPT Sumi Rubber Indonesiaを設立し、海外生産へのシフトも進めた。1996年5月には兵庫県丹波市に市島工場を操業開始し、国内生産体制の再構築を図った。
グッドイヤーとの提携と大規模なグループ再編(1999〜2007年)
1999年6月、米国グッドイヤー社とタイヤ事業における世界的提携契約を締結し、日本・北米・欧州で合弁事業を開始した。2000年にはオーツタイヤを連結子会社化(持分51%)、2003年にはオーツタイヤが日本ダンロップを吸収合併し、スポーツ事業をSRIスポーツ株式会社として分割した。2006年にはSRIスポーツが東証一部上場を果たし、2007年には同社が米国のRoger Cleveland Golf Companyを買収した。この間、中国・タイ・ブラジルなど新興国への生産拠点展開も同時に進めた。
グッドイヤーとの提携解消とダンロップブランドの統合(2015〜2017年)
2015年10月、グッドイヤーとのアライアンス契約及び合弁事業を解消し、米国のGoodyear Dunlop Tires North Americaを100%子会社化(現Sumitomo Rubber USA)。同年にはスイスの医療用ゴムメーカーLonstroffを買収した。2017年2月には英国のタイヤ販売会社Micheldever Groupを買収し、同年4月には海外のダンロップ商標権とスポーツ用品事業及びライセンス事業を譲り受けた。これにより、ダンロップブランドのグローバル展開が一段と強化された。
長期戦略「R.I.S.E. 2035」策定と構造改革の推進(2025年)
2025年3月、2035年に向けた長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」を策定した。ゴム・解析技術力とブランド創造力を強みに、モビリティ・スポーツ・医療・暮らしの領域で新たな体験価値を提供する方針である。同年5月には欧州・北米・オセアニアの四輪タイヤのダンロップ商標権を取得し、12月にはマレーシアなどでも商標使用権を取得した。一方、2024年11月には米国工場(SRUSA)の生産終了と解散を決議し、低収益事業の整理も並行して進めた。2025年12月期の売上収益は1,207,061百万円、事業利益90,786百万円と増益を達成した。
年表40件を開く
1910年代
- 1917年3月創業ダンロップ護謨(極東)株式会社を設立(資本金118万円、全額英国ダンロップ社が出資)
1930年代
- 1937年2月社名を日本ダンロップ護謨株式会社と改称
1940年代
- 1943年1月社名を中央ゴム工業株式会社と改称
- 1949年8月社名を従来の日本ダンロップ護謨株式会社に復帰
1960年代
- 1960年4月増資に際し、住友電気工業㈱及び住友商事㈱と資本提携(日本側株主の持分比率約30%)
- 1961年6月愛知県豊田市にて名古屋工場操業開始
- 1961年10月増資に際し、㈱日本長期信用銀行(現 ㈱SBI新生銀行)と資本提携(日本側株主の持分比率約50%)
- 1963年9月増資により日本側株主と英国ダンロップ社の持分比率が56:44となり、日本側株主が経営権を取得
- 1963年10月社名を住友ゴム工業株式会社と改称するとともに、日本ダンロップ護謨株式会社(㈱日本ダンロップ)を設立
1970年代
- 1972年1月兵庫県加古川市にて加古川工場操業開始
- 1974年8月福島県白河市にて白河工場操業開始
- 1975年1月上場東京・大阪・名古屋の3証券取引所(市場第二部)に株式上場
1980年代
- 1981年5月オーツタイヤ㈱の発行済株式総数の48%の株式を取得し、同社と全面提携
- 1983年12月英国ダンロップ社が保有する当社の全株式(発行済株式総数の40%)を日本側株主が取得
- 1984年1月英国ダンロップ社より日本、台湾、韓国における「ダンロップ」商標権譲受
- 1984年7月M&Aフランスの当社現地法人が、仏ダンロップ社の暖簾借りによりフランスにおける経営を開始(同年12月31日付で資産を正式買収)
- 1985年1月M&A英国、西独の当社現地法人が英国ダンロップ社から現地のタイヤ工場を買収し経営を開始
- 1986年12月M&A米国の自動車タイヤメーカーを買収
- 1987年6月東京・大阪・名古屋の3証券取引所の第一部銘柄に指定
1990年代
- 1994年8月神戸市中央区に本社新社屋竣工
- 1995年1月阪神大震災により神戸工場・技術研究センターの建屋が被災、神戸工場を閉鎖し、生産設備を名古屋工場・白河工場等へ移管
- 1995年7月創業インドネシアにPT Sumi Rubber Indonesiaを設立
- 1996年5月兵庫県市島町(現 丹波市)にて市島工場操業開始
- 1999年6月米国グッドイヤー社(The Goodyear Tire & Rubber Company)とのタイヤ事業における世界的提携に関する諸契約を締結し、同年9月から日本・北米・欧州での合弁事業を開始
2000年代
- 2000年11月オーツタイヤ㈱の第三者割当増資による発行新株式の全額を引き受け(持分比率51.0%)
- 2002年7月創業中国江蘇省常熟市に住友橡膠(常熟)有限公司を設立
- 2003年7月M&Aオーツタイヤ㈱、㈱日本ダンロップを吸収合併 スポーツ事業を会社分割により分割し、SRIスポーツ㈱として再編
- 2004年2月上場名古屋証券取引所市場第一部における株式の上場を廃止
- 2005年5月創業タイにSumitomo Rubber(Thailand)Co., Ltd.を設立
- 2006年10月上場SRIスポーツ㈱が東京証券取引所市場第一部に株式上場
- 2007年12月M&ASRIスポーツ㈱がRoger Cleveland Golf Company, Inc.を買収
2010年代
- 2010年9月創業中国湖南省長沙市に住友橡膠(湖南)有限公司を設立
- 2011年6月創業ブラジルにSumitomo Rubber do Brasil Ltda.を設立
- 2012年5月SRIスポーツ㈱が社名をダンロップスポーツ㈱と改称
- 2013年2月創業トルコにSumitomo Rubber AKO Lastik Sanayi ve Ticaret A.Ş.を設立
- 2013年12月M&A南アフリカでApollo Tyres South Africa(Pty)Limited(現 Sumitomo Rubber South Africa(Pty)Limited)を買収し、レディスミス工場及びアフリカ地域におけるダンロップブランドタイヤの販売権・製造権を取得
- 2015年1月M&AスイスでLonstroff Holding AG(現 Lonstroff AG)を買収
- 2015年10月M&A米国グッドイヤー社とのアライアンス契約及び合弁事業を解消し、米国のGoodyear Dunlop Tires North America, Ltd.(現 Sumitomo Rubber USA, LLC)を100%子会社化
- 2017年2月M&A英国のMicheldever Group Ltd.を買収
- 2017年4月海外のダンロップ商標権とダンロップブランドのスポーツ用品事業及びライセンス事業を譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ブランド経営の強化
グローバルで統一された「DUNLOP」ブランドを軸に、プレミアムブランドとしての地位確立を目指す。欧州・北米・オセアニア・マレーシア・シンガポール・ブルネイでの商標権・使用権取得を完了し、2026年より本格展開する。
- 02
ゴム起点のイノベーション創出
独自技術「アクティブトレッド」搭載商品の拡販や、車輪回転速度からタイヤ状態を検知する「センシングコア」の事業化を推進。2025年に大型商用車向け車輪脱落予兆検知システムが採用され、AI技術を持つ米国Viaduct社を買収した。
- 03
変化に強い経営基盤の構築
サステナビリティ経営を推進し、環境・社会・ガバナンスの各領域で取り組みを強化。DE&Iの推進や取締役会の実効性評価、内部通報制度の充実など、強靭な経営基盤を築く。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で37,671人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は668万円で、9期前と比べて+0.0%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は14.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 33,792 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 36,650 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 37,852 | — |
| 2019年12月 | 668 | 40.7 | 15.7 | 39,233 | — |
| 2020年12月 | 643 | 40.8 | 15.9 | 39,298 | — |
| 2021年12月 | 654 | 40.6 | 15.3 | 40,055 | — |
| 2022年12月 | 637 | 40.5 | 14.9 | 40,365 | — |
| 2023年12月 | 633 | 40.7 | 14.8 | 39,975 | — |
| 2024年12月 | 647 | 40.8 | 14.6 | 37,995 | 29 |
| 2025年12月 | 668 | 40.2 | 14.4 | 37,671 | 219 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社56社(国内 11 / 海外 45、うち連結子会社 29) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ダンロップタイヤ(注)3・9東京都江東区 · 連結子会社議決権96.7%
- 国内㈱ダンロップリトレッドサービス兵庫県小野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ダンロップスポーツ マーケティング東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ダンロップゴルフクラブ宮崎県都城市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱住ゴム産業大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ダンロップホームプロダクツ大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外PT Sumi Rubber Indonesia (注)3インドネシア ジャカルタ · 連結子会社議決権72.5%
- 海外PT Sumi Rubber Indonesia (注)3インドネシア ジャカルタ · 連結子会社議決権72.5%
- 海外住友橡膠(常熟)有限公司(注)3中国 江蘇省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外住友橡膠(常熟)有限公司(注)3中国 江蘇省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外住友橡膠(湖南)有限公司(注)3中国 湖南省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外住友橡膠(湖南)有限公司(注)3中国 湖南省 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社44社を開く
- 住友橡膠(中国)有限公司(注)3中国 江蘇省100%
- 住友橡膠(中国)有限公司(注)3中国 江蘇省100%
- Sumitomo Rubber (Thailand) Co., Ltd. (注)3タイ ラヨーン県100%
- Sumitomo Rubber (Thailand) Co., Ltd. (注)3タイ ラヨーン県100%
- Sumitomo Rubber do Brasil Ltda. (注)3ブラジル パラナ州100%
- Sumitomo Rubber do Brasil Ltda. (注)3ブラジル パラナ州100%
- Sumitomo Rubber South Africa (Pty) Limited南アフリカ クワズール・ナタール州100%
- Sumitomo Rubber South Africa (Pty) Limited南アフリカ クワズール・ナタール州100%
- Sumitomo Rubber AKO Lastik Sanayi ve Ticaret A.Ş. (注)3トルコ チャンクル県80%
- Sumitomo Rubber USA, LLC (注)7米国 ニューヨーク州100%
- Sumitomo Rubber USA, LLC (注)7米国 ニューヨーク州100%
- Sumitomo Rubber North America, Inc. (注)3・10米国 カリフォルニア州100%
- Sumitomo Rubber North America, Inc. (注)3・10米国 カリフォルニア州100%
- Falken Tyre Europe GmbH (注)3ドイツ オッフェンバッハ100%
- Falken Tyre Europe GmbH (注)3ドイツ オッフェンバッハ100%
- Sumitomo Rubber Middle East FZEアラブ首長国連邦 ドバイ100%
- Sumitomo Rubber Australia Pty Ltd.オーストラリア シドニー100%
- Micheldever Group Ltd.英国 ハンプシャー州100%
- Micheldever Group Ltd.英国 ハンプシャー州100%
- SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD. (注)3シンガポール ハーバーフロント100%
- Viaduct, Inc. (注)6米国 カリフォルニア州100%
- Srixon Sports Europe Ltd.英国 サリー州100%
- Srixon Sports Europe Ltd.英国 サリー州100%
- Cleveland Golf Canada Corp.カナダ ケベック州100%
- Cleveland Golf Canada Corp.カナダ ケベック州100%
- Roger Cleveland Golf Company, Inc.米国 カリフォルニア州100%
- Roger Cleveland Golf Company, Inc.米国 カリフォルニア州100%
- Dunlop Srixon Sports Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ プラチンブリ県100%
- Dunlop Srixon Sports Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.タイ プラチンブリ県100%
- Dunlop Sports Korea Co., Ltd. (注)4韓国 ソウル50%
- Dunlop Sports Korea Co., Ltd. (注)4韓国 ソウル50%
- 香港住膠有限公司香港100%
- 香港住膠有限公司香港100%
- Sumirubber Malaysia Sdn. Bhd.マレーシア ケダ州100%
- Sumirubber Malaysia Sdn. Bhd.マレーシア ケダ州100%
- 中山住膠精密橡膠有限公司中国 広東省100%
- 中山住膠精密橡膠有限公司中国 広東省100%
- Sumirubber Vietnam, Ltd.ベトナム ハイフォン市100%
- Sumirubber Vietnam, Ltd.ベトナム ハイフォン市100%
- 内外ゴム㈱兵庫県明石市35%
- 栃木住友電工㈱栃木県宇都宮市33%
- 住友電気工業㈱(注)5大阪市中央区
- 住友電気工業㈱(注)5大阪市中央区29%
- 住友電気工業㈱(注)5大阪市中央区0%
- GBDUNLOP GOLF EUROPE LTD
- GBMICHELDEVER TYRE SERVICES LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達8,146万円省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-04
- 調達1,155万円NEDO先導研究プログラム新産業・革新技術創出に向けた先導研究プログラム非平衡系MIスキームによる未来材料開発期間の劇的短縮国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-03
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1.2兆円、営業利益は826億円。前期と比べると減収増益で、売上が-0.4%、利益が+637.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.3兆円 | 1.2兆円 |
| 営業利益 | 890億円 | 826億円 |
| 純利益 | 550億円 | 504億円 |
| 1株あたり配当 | ¥84 | ¥84 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は6,198億円、営業利益は381億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は+41.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 2,768 | 78 | 2.8 | 40 |
| 2023年2Q | 2,844 | 90 | 3.2 | 42 |
| 2023年3Q | 2,895 | 246 | 8.5 | 190 |
| 2023年4Q | 3,267 | — | — | 98 |
| 2024年1Q | 2,914 | 207 | 7.1 | 248 |
| 2024年2Q | 2,956 | 213 | 7.2 | 139 |
| 2024年4Q | 6,249 | −308 | −4.9 | −288 |
| 2025年2Q | 5,722 | 270 | 4.7 | 144 |
| 2025年4Q | 6,349 | 556 | 8.8 | 360 |
| 2026年2Q | 6,198 | 381 | 6.1 | 259 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は7,102億円から1.2兆円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0.71 | — | 674 | — | 355 |
| トルコにSumitomo Rubber AKO Lastik Sanayi ve Ticaret A.Ş.を設立 | |||||
| 2013年12月 | 0.78 | — | 746 | — | 448 |
| 2014年12月 | 0.84 | — | 880 | — | 532 |
| スイスでLonstroff Holding AG(現 Lonstroff AG)を買収 | |||||
| 2015年12月 | 0.80 | — | 890 | — | 720 |
| 2016年12月 | 0.76 | — | 701 | — | 414 |
| 英国のMicheldever Group Ltd.を買収 | |||||
| 2017年12月 | 0.88 | — | 657 | — | 470 |
| 2018年12月 | 0.89 | — | 503 | — | 362 |
| 2019年12月 | 0.89 | — | 273 | — | 121 |
| 2020年12月 | 0.79 | — | 298 | — | 226 |
| 2021年12月 | 0.94 | — | 448 | — | 295 |
| 2022年12月 | 1.10 | — | 225 | — | 94 |
| 2023年12月 | 1.18 | — | 627 | — | 370 |
| 2024年12月 | 1.21 | 112 | 163 | 0.9 | 99 |
| 2025年12月 | 1.21 | 826 | 778 | 6.8 | 504 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは826億円で6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は504億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.5%8,387億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.0%2,776億円
- その他の費用持分法損益などの調整0.7%82億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%826億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが1,504億円、投資CFが−1,866億円で、差し引きのフリーCFは−362億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は986億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 766 | −622 | −158 | 144 | 329 |
| 2013年12月 | 770 | −683 | −58 | 87 | 420 |
| 2014年12月 | 1,089 | −716 | −325 | 373 | 537 |
| 2015年12月 | 869 | −307 | −527 | 562 | 536 |
| 2016年12月 | 1,282 | −421 | −711 | 861 | 665 |
| 2017年12月 | 761 | −1,007 | 217 | −246 | 645 |
| 2018年12月 | 828 | −655 | −21 | 173 | 745 |
| 2019年12月 | 915 | −634 | −410 | 281 | 606 |
| 2020年12月 | 1,235 | −456 | −619 | 779 | 742 |
| 2021年12月 | 631 | −540 | −133 | 91 | 751 |
| 2022年12月 | 279 | −787 | 416 | −508 | 738 |
| 2023年12月 | 1,698 | −622 | −956 | 1,076 | 903 |
| 2024年12月 | 1,043 | −647 | −356 | 396 | 1,004 |
| 2025年12月 | 1,504 | −1,866 | 309 | −362 | 986 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は1.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が7,161億円で、自己資本比率は49.0%(業種中央値60.6%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0.74 | 2,711 | 4,664 | 33.1 |
| 2013年12月 | 0.87 | 3,588 | 5,087 | 38.0 |
| 2014年12月 | 0.95 | 3,987 | 5,557 | 41.8 |
| 2015年12月 | 0.93 | 4,223 | 5,101 | 45.3 |
| 2016年12月 | 0.90 | 4,293 | 4,683 | 47.8 |
| 2017年12月 | 1.02 | 4,599 | 5,584 | 45.2 |
| 2018年12月 | 1.00 | 4,579 | 5,445 | 45.7 |
| 2019年12月 | 1.04 | 4,608 | 5,747 | 44.5 |
| 2020年12月 | 0.97 | 4,547 | 5,201 | 46.6 |
| 2021年12月 | 1.09 | 5,015 | 5,847 | 46.2 |
| 2022年12月 | 1.23 | 5,462 | 6,790 | 44.6 |
| 2023年12月 | 1.27 | 6,241 | 6,426 | 49.3 |
| 2024年12月 | 1.34 | 6,561 | 6,653 | 48.9 |
| 2025年12月 | 1.46 | 7,161 | 7,236 | 49.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
ゴム製品 17社との比較
同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで17社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率で17社中15位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,160で、1年前と比べて+26.5%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 0.75倍 |
| 配当利回り | 3.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+2.23%上昇し、年初来では+38.42%と堅調。25日線(2290.76円)と75日線(2146.87円)の上に位置し、中期トレンドは維持。52週高値2798.5円に対し現在2297円で、高値圏からは約18%の水準。8月6日に出来高546.75万股を伴って2341.5円へ急伸した後、高値圏で一服。週足の傾きは緩やかだが、200日線(2199.09円)も上回り、上昇基調は継続。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは9.76倍と業界平均の16.95倍を大きく下回り、予想PERでも11倍と低水準。PBR0.80倍は割安で、平均0.92倍を下回る。ROE7.3%はやや低いが、配当利回り3.66%は平均3.53%を上回り、配当性向31.2%と余裕がある。直近の業績は2024年に減益したが、2025年は大幅回復予想で収益改善が見込まれる。割安だが、ROE向上が課題で、配当は安定している。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 | 16.9倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 0.75倍 | 0.91倍 |
| ROE | 7.3% | 4.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
住友ゴムの投資論点は、構造改革による収益改善が継続するかどうか。2024年12月期の業績は大幅な減益(営業利益率0.92%)だったが、2025年12月期には営業利益率6.84%と急回復した。強気派はコスト削減と高付加価値タイヤへのシフトが実を結びつつあるとみる。一方、弱気派は原材料価格や為替の影響で業績が変動しやすく、回復は持続しないと警戒する。また、スポーツ用品部門の競争激化も懸念材料。
- 収益回復の兆し
2025年12月期の営業利益率が6.84%に改善した
- 構造改革の効果
コスト削減と高付加価値タイヤへの集中が奏功している
- 世界販売網の強み
グローバルな需要を取り込める販売基盤がある
- 営業利益826億円へ急回復、収益構造改善の継続通年影響強
2025年12月期の営業利益は826億円、前期112億円から714億円増加し営業利益率6.84%に改善
- PBR0.90倍と1倍割れ、資本政策見直し期待次回株主総会影響中
ROE7.3%、純利益504億円への回復で増配余地が拡大、PBR0.90倍の是正が課題
- 外国人持ち株26.27%で低PER修正への買い継続影響弱
過去1年で株価50.56%上昇もPER10.57倍と割安、外国人保有が下支え
- 減収増益で価格改定と原価低減効果が顕在化決算発表後影響中
売上高は1兆2,071億円と前期比48億円減も、営業利益は714億円増
- 原料高の影響
天然ゴムや石油化学製品の価格変動が利益を圧迫する
- 競争激化
海外メーカーの低価格攻勢でシェア維持が難しい
- 収益の不安定さ
過去に赤字を経験し、業績の振幅が大きい
- フォワードPER11.9倍、来期EPSは約209円へ減益2026年下期影響中
株価2,487.5円、予想PER11.9倍からEPS約209円と前期比約11%減益
- 2024年営業利益112億円の低水準が示す収益変動不定影響中
直近2期の営業利益は112億円→826億円と乱高下、収益の安定性に欠ける
- 売上高が前期比0.4%減、需要減少の兆し2027年〜2028年影響弱
2025年売上高1兆2,071億円は2024年1兆2,119億円から48億円減
- 営業利益率6.84%は依然低水準、改善余地は限定的通年影響弱
売上高1兆2,071億円に対する営業利益826億円、利益率6.84%は依然1桁台
- 営業利益率
- 収益改善の持続性を確認するため
- タイヤ販売本数
- 需要動向と市場シェアの変化を捉えるため
- 原材料価格
- コスト変動が利益に与える影響を注視するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり84円で、前期から+32.8%。いまの株価に対する利回りは3.89%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 55 | — | 27.1 |
| 2017年12月 | 55 | 0.0 | 56.6 |
| 2018年12月 | 55 | 0.0 | 45.2 |
| 2019年12月 | 55 | 0.0 | 74.5 |
| 2020年12月 | 25 | −54.5 | 35.2 |
| 2021年12月 | 55 | 120.0 | 46.4 |
| 2022年12月 | 35 | −36.4 | 46.3 |
| 2023年12月 | 58 | 65.7 | 24.5 |
| 2024年12月 | 58 | 0.0 | 34.4 |
| 2025年12月 | 77 | 32.8 | 31.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥84
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ40,224人。区分でいちばん多いのは事業法人で33.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.6%を占め、残る40.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 34.1 | 34.3 | 34.0 | 33.8 | 34.0 | 33.4 |
| 金融機関 | 27.0 | 25.6 | 23.4 | 23.7 | 23.4 | 26.2 |
| 外国法人 | 23.4 | 24.1 | 28.8 | 30.4 | 30.0 | 26.2 |
| 個人・その他 | 11.8 | 11.8 | 10.8 | 9.2 | 9.2 | 10.0 |
| 証券会社 | 3.6 | 4.2 | 2.9 | 2.8 | 3.3 | 4.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 住友電気工業株式会社 | 28.85 |
| 02 | 日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口) | 13.97 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.30 |
| 04 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 オペレーション本部) | 2.79 |
| 05 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 2.54 |
| 06 | JPモルガン証券株式会社 | 2.24 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.97 |
| 08 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 1.57 |
| 09 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ部) | 1.20 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.03 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.57%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+42%、1株純資産は14期で+193%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 135 | 931 | 16.0 | 7.7 | 210.5 |
| 2013年12月 | 171 | 1,257 | 15.6 | 8.7 | 26.6 |
| 2014年12月 | 203 | 1,520 | 14.3 | 8.9 | 41.0 |
| 2015年12月 | 274 | 1,610 | 17.5 | 5.8 | 32.3 |
| 2016年12月 | 158 | 1,637 | 9.7 | 11.8 | 27.1 |
| 2017年12月 | 180 | 1,811 | 10.6 | 11.6 | 56.6 |
| 2018年12月 | 138 | 1,741 | 7.9 | 9.4 | 45.2 |
| 2019年12月 | 46 | 1,752 | 2.6 | 29.1 | 74.5 |
| 2020年12月 | 86 | 1,729 | 4.9 | 10.3 | 35.2 |
| 2021年12月 | 112 | 1,907 | 6.2 | 10.5 | 46.4 |
| 2022年12月 | 36 | 2,077 | 1.8 | 32.2 | 46.3 |
| 2023年12月 | 141 | 2,373 | 6.3 | 10.9 | 24.5 |
| 2024年12月 | 38 | 2,495 | 1.5 | 47.6 | 34.4 |
| 2025年12月 | 192 | 2,724 | 7.3 | 12.6 | 31.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2025/12期の役員報酬は総額533百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 山本悟 | 代表取締役社長(社長) | 68 |
| 西口豪一 | 代表取締役(専務執行役員) | 65 |
| 大川直記 | 取締役(常務執行役員) | 65 |
| 國安恭彰 | 取締役(常務執行役員) | 56 |
| 川松英明 | 取締役(常務執行役員) | 62 |
| 其田真理 | 取締役 | 67 |
| 谷所敬 | 取締役 | 77 |
| 札場操 | 取締役 | 70 |
| 本島なおみ | 取締役 | 63 |
| 上田善久 | 取締役 | 75 |
| 木滑和生 | 常勤監査役 | 70 |
| 石田宏樹 | 常勤監査役 | 68 |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| アスリ・チョルパン | 監査役 | 48 |
| 安原裕文 | 監査役 | 70 |
| 田川利一 | 監査役 | 73 |
| 日野仁 | 取締役(常務執行役員) | 59 |
| 津崎正浩 | 取締役(常務執行役員) | 53 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 240 | 122 | 20 | 382 | 55 |
| 社外取締役 | 9 | 96 | — | — | 96 | 11 |
| 監査役 | 2 | 55 | — | — | 55 | 28 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,737字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,988字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,678字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,421字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第135期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第134期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-24
- 半期報告書半期報告書-第134期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第133期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第133期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第133期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第132期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第132期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
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