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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

TEIKOKU

TEIKOKU CORPORATION6333 · Prime · 機械

キャンドモータポンプで世界トップクラス。化学・半導体・冷凍空調など幅広い産業向けに無漏洩ポンプを供給。

概要

TEIKOKUは1939年に大阪で創業した産業機械メーカーである。主力は完全無漏洩構造のキャンドモータポンプで、化学プラントや半導体製造装置、冷凍空調、電力設備向けに供給する。定量ポンプや減揺装置用モータも手がける。2026年3月期の連結売上高は291億円、経常利益54億円、従業員1145人。兵庫県たつの市に本社を置き、米国、中国、欧州、アジアに生産・販売拠点を持つ。

キャンドモータポンプを核とする単一事業構成

当社グループはキャンドモータポンプ、定量ポンプ及びその他ポンプからなる「ポンプ事業」を単一の報告セグメントとしている。キャンドモータポンプはモーターとポンプが一体化し、軸封部をなくすことで完全無漏洩を実現する。化学薬品や高圧ガス、冷媒、半導体薬液など、漏洩が許されない流体の搬送に使われる。定量ポンプは高精度な送液が求められる化学や発泡装置向けである。減揺装置用モータなどのその他製品も扱うが、量的に重要性は乏しい。2024年12月には電子部品子会社の事業を停止し、ポンプ事業に集中する体制となった。

14の連結子会社で構築するグローバルな生産販売網

国内では兵庫県たつの市の本社工場および光都工場で生産を行い、株式会社協和電機製作所、株式会社帝伸製作所、上月電装株式会社の3社が外注加工先として機能する。海外では米国(TEIKOKU USA INC.)、中国(大連帝国キャンドモータポンプ有限公司など)、インド(HYDRODYNE TEIKOKU(INDIA)PVT.LTD.)に製造子会社を持つ。販売・サービス拠点は台湾(台湾帝国ポンプ股份有限公司)、シンガポール(TEIKOKU SOUTH ASIA PTE LTD.)、韓国(TEIKOKU KOREA CO.,LTD.)、欧州(TEIKOKU ELECTRIC GmbH)に配置される。その他の地域は当社が直接販売する。2003年には米国でケミポンプ事業部を買収し、現地生産能力を拡大した。

高収益体質とROE向上を目標とする経営指標

2026年3月期の連結売上高は291億円(前期比4.8%減)、営業利益50億円(同17.7%減)、経常利益54億円(同13.5%減)であった。純利益は投資有価証券売却益などにより43億円(同13.9%増)と増益。自己資本比率は78.0%と財務体質は強固である。中期経営計画では2027年3月期に売上高310億円、営業利益50億円、ROE11.8%を目指す。当初目標(ROE14.0%)からは下方修正されたが、キャンドモータポンプ市場での圧倒的No.1を掲げ、2035年までに売上高700億円を長期目標とする。収益性の高さは営業利益率17.1%に表れている。

脱炭素と半導体需要が牽引する市場環境

主要顧客は化学、石油・ガス、半導体、冷凍・空調、電力業界である。2025年3月期は米国の関税政策や中国経済の低迷でケミカル向け需要が減少したが、半導体市場は生成AI普及に伴うデータセンター投資で堅調に推移した。東南アジア、インド、欧州も好調であった。脱炭素関連設備ではキャンドモータポンプの需要拡大が期待され、CO₂回収や水素製造向けなど新たな用途が開拓されている。キャンドモータポンプは完全無漏洩の特性から安全性が最優先される現場で採用され、長期の実績と信頼が参入障壁となっている。競合は存在するが、リーディングカンパニーとしての技術蓄積とアフターサービス網が強みである。

業界の中での役割は化学・半導体・冷凍空調・電力など産業向け無漏洩ポンプ(キャンドモータポンプ)の世界的サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
291億円
営業利益
50億円
営業利益率
17.2%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ポンプ事業293億円95.8%
電子部品事業10億円3.3%
その他3億円1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化学・石油・ガス主力

ケミカル機器向けキャンドモータポンプ・定量ポンプ、高圧ガス機器向けキャンドモータポンプ・定量ポンプを供給。無漏洩構造が求められる流体搬送に使用。

キャンドモータポンプで世界トップクラスのシェア

主な製品・サービス4
ケミカル機器キャンドモータポンプ
化学工場などで薬液を漏れなく移送するモータ内蔵型ポンプ。
高圧ガス機器キャンドモータポンプ
高圧ガスを取り扱う設備向けの無漏洩ポンプ。
ケミカル機器定量ポンプ
化学薬品を正確に定量送液するポンプ。
高圧ガス機器定量ポンプ
高圧ガスを定量供給するポンプ。

02半導体準主力

半導体製造装置向けにキャンドモータポンプおよび定量ポンプを供給。薬液搬送や真空排気系などに使用され、無漏洩・高信頼性が要求される。

主な製品・サービス2
半導体機器キャンドモータポンプ
半導体製造装置の薬液搬送や冷却系に使用される無漏洩ポンプ。
半導体機器定量ポンプ
半導体プロセスで薬液を高精度に供給するポンプ。

03冷凍・空調副次

冷凍機・空調機器向けキャンドモータポンプを供給。冷媒やブラインの循環に使用。

主な製品・サービス1
冷凍機・空調機器キャンドモータポンプ
冷凍・空調システムで冷媒やブラインを循環させる無漏洩ポンプ。

04電力関連副次

火力・原子力発電所など電力関連設備向けにキャンドモータポンプおよびその他ポンプを供給。冷却水や補助系統に使用。

主な製品・サービス2
電力関連機器キャンドモータポンプ
発電所の冷却系や補助系に使用される無漏洩ポンプ。
電力関連機器ポンプ
発電所向けその他ポンプ。

05発泡装置その他

ウレタンフォームなどの発泡装置向けに定量ポンプを供給。原料の正確な混合比制御に貢献。

主な製品・サービス1
発泡装置用定量ポンプ
発泡原料を高精度に計量・供給するポンプ。

06その他(減揺装置用モータ等)その他

船舶の減揺装置用モータなどの製品を提供。

主な製品・サービス1
減揺装置用モータ
船舶の横揺れを低減する装置に組み込まれるモータ。

製品と技術

完全無漏洩を実現するキャンドモータポンプ

キャンドモータポンプは当社の主力製品であり、モーターの回転子とポンプの羽根車を同一軸で構成し、ステーターを薄いキャン(缶)で密閉することで、流体が外部に漏れるのを防ぐ。化学プラント向け「ケミカル機器キャンドモータポンプ」、高圧ガス設備向け、半導体製造装置向け、冷凍・空調向け、電力関連向けなど、用途に応じて材質や構造を最適化している。半導体機器向けは薬液搬送や真空排気系に使用され、無漏洩・高信頼性が要求される。冷凍・空調機器向けは冷媒やブラインの循環に用いられる。すべての製品がISO9001およびISO14001認証を取得した工場で製造される。

精密送液を可能にする定量ポンプ

定量ポンプは、流体を正確に一定量ずつ送り出すポンプである。ラインナップにはケミカル機器向け、高圧ガス機器向け、半導体機器向け、発泡装置用がある。発泡装置用定量ポンプはウレタンフォームの原料を高精度で計量・供給し、混合比の制御に貢献する。半導体機器向けはプロセス中の薬液供給に使用され、微量かつ安定した吐出が求められる。これらのポンプはキャンドモータポンプと同様に無漏洩構造を採用するものもあり、顧客の安全性要求に応える。

船舶安定化に寄与する減揺装置用モータ

減揺装置用モータは、船舶の横揺れを低減する装置に組み込まれる電動機である。当社のポンプ事業とは異なる分野だが、長年の電気機械技術を応用して開発された。子会社である株式会社協和電機製作所や上月電装株式会社が製造し、当社が販売する。この製品は売上高に占める割合は小さいが、海運業界において船内の機器安定性や乗り心地向上に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 化学・石油・ガスキャンドモータポンプで世界トップクラスのシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業機械・設備、三浦工業や日本製鋼所と競合

TEIKOKUは産業用機械・設備を手掛ける中堅機械メーカー。売上高約305億円(2025/3期予想)で、競合の三浦工業(同約2000億円)や日本製鋼所(同約5000億円)に比べ規模は小さい。営業利益率20%と高収益だが、2026/3期には17.18%への低下が予想される。特定分野に強みを持つが、市場シェアは限定的。日本ドライケミカルなど同業と競合する一方、GMSグループなど新興企業も存在。

強み

  • 営業利益率20%と業界平均を上回り、堅固な収益構造を維持。
  • 特定産業機械分野で高度な技術力を有し、顧客から高い評価を得る。
  • アフターサービスや保守で長期関係を構築し、安定収益を確保。
  • 高い製品品質と納期遵守で、リピート受注を獲得している。

課題

  • 売上高300億円台で、大規模投資やグローバル展開に限界がある。
  • 営業利益率が17%台に低下予想で、コスト増や競合激化が懸念。
  • 三浦工業など大手との競争激化により、シェア拡大が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がTEIKOKU

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14658日本空調サービス554億円14.6倍
27245大同メタル工業554億円12.4倍
37989立川ブラインド工業549億円16.2倍
46745ホーチキ533億円16.1倍
57102日本車輌製造524億円4.4倍
66333TEIKOKU523億円12.5倍
76247日阪製作所500億円13.4倍
86310井関農機449億円17.1倍
95074テスホールディングス445億円21.0倍
107723愛知時計電機444億円
116272レオン自動機440億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

鉄道保安装置メーカーとして大阪で創業した1939年

1939年9月、大阪市北区に株式会社帝国電機製作所として設立された。事業目的は「鉄道保安装置の製作販売及び一般電気機械の製作販売」であった。戦時中である1944年2月には事業拡大と疎開のため、兵庫県揖保郡新宮町(現在のたつの市)に工場を移転した。この地が現在の本社所在地となる。創業当初はポンプとは無縁の電気機械メーカーであったが、戦後、流体機器分野へ進出する基盤がここで築かれた。

キャンドモータポンプ初号機完成から本格販売へ(1960〜1963年)

1960年4月、自社開発のキャンドモータポンプ初号機が完成した。これはモーターとポンプを一体化し、漏洩を完全に防ぐ画期的な製品であった。1961年4月に販売を開始し、同年7月には新宮工場を竣工して生産体制を整えた。1963年4月にはテイコクかくはん機が完成し、日本だけでなく米国、英国、フランス、西ドイツに特許を出願した。この時期に同社のコア技術が確立され、産業用ポンプメーカーとしての道を歩み始める。

国内子会社網の整備と高圧ガス認証取得(1962〜1987年)

1962年4月に株式会社協和電機製作所、1963年12月に株式会社平福電機製作所、1966年11月に上月電装株式会社、1968年12月に株式会社帝伸製作所を設立し、外注加工や部品製造の子会社体制を構築した。これにより生産能力を拡大した。1987年3月には新宮工場が「高圧ガス製造設備認定事業所」として認可を受け、高圧ガス向けポンプの供給が可能となった。同年、品質管理の国際規格ISO9001を1996年に取得し、信頼性を国際的に証明した。

海外進出の加速と米国・中国拠点の設立(1991〜2002年)

1991年11月、米国デラウェア州にTEIKOKU USA INC.を設立し、北米市場に進出した。1994年12月には中国大連市に合弁会社大連帝国キャンドモータポンプ有限公司を設立、2001年に完全子会社化した。1999年には台湾、シンガポールに販売子会社を設立。2002年8月にはドイツにTEIKOKU ELECTRIC GmbHを設立し欧州拠点とした。2003年2月にはTEIKOKU USA INC.がCRANE PUMPS & SYSTEMS INC.からケミポンプ事業部を買収し、米国での製造能力と顧客基盤を獲得した。

株式上場と市場第一部指定(1999〜2007年)

1999年5月、大阪証券取引所市場第二部に株式上場を果たした。2005年2月には東京証券取引所市場第二部にも上場。2006年9月に東京証券取引所市場第一部、2007年2月に大阪証券取引所市場第一部に指定された。上場により資金調達力を高め、海外事業拡大や設備投資を加速した。2022年4月の市場区分見直しにより、プライム市場に移行している。この間、2005年には韓国子会社、2009年には中国に修理サービス子会社を相次いで設立した。

事業再編と電子部品事業の停止(2024年)

2024年12月31日をもって、電子部品事業を担ってきた連結子会社株式会社平福電機製作所の事業を停止した。これは1944年から続いた戦時疎開の流れを汲む子会社であり、同事業の終了はグループの構造改革の一環である。同社の清算は2026年3月期末時点で未了であるが、ポンプ事業への集中を明確にした。2026年4月には商号を株式会社TEIKOKUに変更し、ブランド統一を図る。

長期ビジョンと中期経計画の修正(2025年〜)

2025年4月、グループビジョンを策定し、「圧倒的No.1への挑戦」を掲げた。2035年までに連結売上高700億円、キャンドモータポンプ市場での世界シェアトップを目標とする。2024年策定の中期経営計画(2025〜2027年)では当初売上高320億円、営業利益57億円、ROE14.0%を掲げたが、中国市場の低迷や米国政策の不透明感、内部要因による遅れから、2026年5月に売上高310億円、営業利益50億円、ROE11.8%へ下方修正した。環境貢献を軸にした成長とサステナブル経営の両立を続ける。

年表39件を開く

1930年代

  • 1939年9月創業「鉄道保安装置の製作販売及び一般電気機械の製作販売」を事業目的として、大阪市北区に株式会社帝国電機製作所を設立

1940年代

  • 1944年2月事業拡大と戦時疎開のため、兵庫県揖保郡新宮町に工場を移転

1960年代

  • 1960年4月自社製品キャンドモータポンプの初号機が完成
  • 1961年4月キャンドモータポンプの発売を開始
  • 1961年7月兵庫県揖保郡新宮町(現在の本店所在地)に新たに新宮工場を竣工
  • 1962年4月兵庫県揖保郡新宮町に㈱協和電機製作所(連結子会社)を設立
  • 1963年4月テイコクかくはん機が完成、国内及び米、英、仏、西独に特許出願
  • 1963年12月兵庫県佐用郡佐用町に㈱平福電機製作所(連結子会社)を設立
  • 1966年11月兵庫県佐用郡上月町に上月電装㈱(連結子会社)を設立
  • 1968年12月兵庫県揖保郡新宮町に㈱帝伸製作所(連結子会社)を設立

1980年代

  • 1987年3月新宮工場が「高圧ガス製造設備認定事業所」として認可を受ける

1990年代

  • 1991年11月米国デラウェア州ドバー市にTEIKOKU USA INC.(連結子会社)を設立
  • 1994年12月中国遼寧省大連市に大連キャンドモータポンプ廠との合弁会社大連帝国キャンドモータポンプ有限公司(連結子会社)を設立
  • 1996年5月国際品質保証規格「ISO9001」の認証を取得
  • 1999年1月台湾台北市に台湾帝国ポンプ股份有限公司(連結子会社)を設立
  • 1999年3月シンガポールにTEIKOKU SOUTH ASIA PTE LTD.(連結子会社)を設立
  • 1999年5月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場

2000年代

  • 2001年3月国際環境管理規格「ISO14001」の認証を取得
  • 2001年11月M&A合弁会社であった大連帝国キャンドモータポンプ有限公司を完全子会社化
  • 2002年8月ドイツデュッセルドルフ市にTEIKOKU ELECTRIC GmbH(連結子会社)を設立
  • 2003年2月M&ATEIKOKU USA INC.が米国のCRANE PUMPS & SYSTEMS INC.からケミポンプ事業部を買収
  • 2005年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2005年10月韓国ソウル特別市にTEIKOKU KOREA CO.,LTD.(連結子会社)を設立
  • 2006年9月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2007年2月大阪証券取引所市場第一部に指定
  • 2009年2月中国江蘇省無錫市に無錫大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立
  • 2009年6月中国山東省済南市に済南大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年5月M&ATEIKOKU USA INC.が米国のTEXAS PROCESS EQUIPMENT COMPANY社のキャンドモータポンプ修理サービス事業部を買収
  • 2013年8月兵庫県たつの市に光都工場を竣工
  • 2013年12月中国四川省成都市に成都大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立
  • 2017年4月M&AインドのHYDRODYNE(INDIA)PVT.LTD.(現:HYDRODYNE TEIKOKU(INDIA)PVT.LTD.)の株式を取得し子会社化
  • 2017年4月兵庫県たつの市に本社新工場を竣工
  • 2019年9月中国遼寧省大連市に大連大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立

2020年代

  • 2020年3月済南大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算
  • 2020年7月成都大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算
  • 2020年12月無錫大帝キャンドモータポンプ修理有限公司を清算
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年12月電子部品事業を担う、㈱平福電機製作所(連結子会社)の事業を停止
  • 2026年4月商号変更商号を㈱TEIKOKUに変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで310億円
  • 営業利益2027年3月期まで50億円
  • ROE2027年3月期まで11.8%
  • 連結売上高(グループビジョン)2035年まで700億円
  • ROE(早期達成目標)14.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    脱炭素市場向け製品開発強化

    船舶市場やCCS/CCUS等の新市場向けに製品開発を進め、展示会等への積極出展で知名度向上を図る。米国ではASME B73.3準拠製品の現地ノックダウン生産を開始し競争力を高める。

  2. 02

    生産体制とサプライチェーンの強化

    LNG需要増に対応する極低温試験設備を本社工場に建設。インド子会社工場を増設し2026年7月本稼働予定。設計効率化による納期短縮や高難度案件対応力強化で差別化を図る。

  3. 03

    人事制度改革と人的資本投資

    経営戦略と連動した人事制度を全面改革。成長機会の創出や評価制度見直しでモチベーション向上を図る。女性活躍推進のための講座や研修も実施。

  4. 04

    働きやすい職場環境の整備

    タウンホールミーティングやオフサイトミーティングの開催、社内プロジェクト立ち上げ等で組織風土改革を推進。心理的安全性の高い職場づくりと従業員エンゲージメント向上を目指す。

  5. 05

    既存市場深耕と新市場開拓

    地域特性に応じた営業戦略で既存市場のシェア拡大を図るとともに、脱炭素関連設備など新市場を開拓し、従来市場に依存しない強靭な収益構造を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,145人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は744万円で、9期前と比べて+18.5%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,191
2018年3月1,277
2019年3月62838.714.71,291
2020年3月63738.715.31,296
2021年3月62338.515.11,267
2022年3月62538.915.71,273
2023年3月66139.816.51,269
2024年3月70440.316.71,249
2025年3月71240.417.01,107551
2026年3月74440.717.21,145437

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 3 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社及び新宮工場、光都工場 — 兵庫県たつの市3,852百万円
技術開発センター — 兵庫県たつの市351百万円
東京サービス工場 — 埼玉県草加市160百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱協和電機製作所
    兵庫県養父市
    議決権100.0%
  • 国内
    上月電装㈱
    兵庫県たつの市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱帝伸製作所
    兵庫県たつの市
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIKOKU USA INC.
    米国ペンシルバニア州ウォーミンスター郡区
    議決権100.0%
  • 海外
    大連帝国キャンドモータポンプ有限公司
    中国遼寧省大連市
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾帝国ポンプ股份有限公司
    台湾台北市
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIKOKU SOUTH ASIA PTE LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIKOKU ELECTRIC GmbH
    ドイツデュッセルドルフ市
    議決権100.0%
  • 海外
    TEIKOKU KOREA CO.,LTD.
    韓国ソウル特別市
    議決権100.0%
  • 海外
    HYDRODYNE TEIKOKU(INDIA) PVT.LTD.
    インドタネ市
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は291億円営業利益50億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.6%、利益が-18.0%。

売上高
-4.6%
291億円
営業利益
-18.0%
50億円
純利益
+13.2%
43億円
営業利益率
17.2%
前期比 -2.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高310億円291億円
営業利益50億円50億円
純利益38億円43億円
1株あたり配当¥132¥132

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は64億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−7.2%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q7911
2024年1Q691217.49
2024年2Q741418.912
2024年3Q721216.78
2024年4Q772
2025年2Q1442718.814
2025年4Q1613421.124
2026年2Q1362417.623
2026年4Q1552616.820
2027年1Q64812.56

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は199億円から291億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は17.2%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
兵庫県たつの市に光都工場を竣工
2013年3月1992718
2014年3月1982214
2015年3月2233019
2016年3月2072014
インドのHYDRODYNE(INDIA)PVT.LTD.(現:HYDRODYNE TEIKOKU(INDIA)PVT.LTD.)の株式を取得し子会社化
2017年3月1931712
2018年3月2082315
中国遼寧省大連市に大連大帝キャンドモータポンプ修理有限公司(連結子会社)を設立
2019年3月2232210
2020年3月2363832
2021年3月1992523
2022年3月2223020
2023年3月2855540
2024年3月2925431
2025年3月305616320.038
商号を㈱TEIKOKUに変更
2026年3月291505417.243

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高291億円のうち、営業利益として残るのは50億円17.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の14.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.4%167億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.4%74億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.2%50億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.6pt
17.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.8pt
14.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.8pt
13.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは35億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は98億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−7−31339
2014年3月29−9−42059
2015年3月22−1425896
2016年3月8−70195
2017年3月23−17−10691
2018年3月34−27−13785
2019年3月14−8−8682
2020年3月35−13−72296
2021年3月36−3−1133118
2022年3月38−15−1723130
2023年3月493−3752149
2024年3月24−30−41−6108
2025年3月3915−4754120
2026年3月278−593598

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は402億円。このうち返さなくてよい自己資本が322億円で、自己資本比率は78.0%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2251586770.0
2014年3月2531787570.5
2015年3月3102278373.2
2016年3月3102347675.3
2017年3月3302428873.4
2018年3月3302488274.9
2019年3月3432489572.0
2020年3月3482717777.4
2021年3月3562886880.5
2022年3月3903038777.0
2023年3月41631510174.7
2024年3月4203259575.8
2025年3月4243358977.2
2026年3月4023228078.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
117億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
224億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
80億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率209社中25位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中169位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
17.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.6%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,315で、1年前と比べて+4.6%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥3,315-2.5%1ヶ月-3.5%1年+4.6%時価総額523億円
過去52週の値幅
安値¥2,691高値¥3,540

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.5倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR1.63倍
配当利回り3.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に-6.97%と急落し、終値3270円。25日移動平均線3242円は辛うじて上回るが、75日線3028円からは上に乖離。RSIは58.9と中立よりやや強気。出来高は前日4.8万株から9.3万株へ倍増し、売り圧力が強まった。52週高値3540円からは7.6%下だが、年初来は+1.6%とほぼ横ばい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが12.2倍と業界平均22.8倍を大きく下回り、PBRも1.58倍で平均1.47倍とほぼ同水準。配当利回りは4.11%と業界平均2.80%を上回り、株主還元は手厚い。ROEは13.5%で収益性は安定。売上高は微増ながら営業利益率は20%と高い。割安だが、売上高がやや頭打ち傾向で、成長ストーリーは弱い。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.5倍22.7倍
PER (予想)13.6倍
PBR1.63倍1.50倍
ROE13.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した高収益体質で、2025年3月期は営業利益率20%と好調。2026年3月期は売上291億円(前期比5%減)、営業利益率17.2%と減益予想。船舶市況やメンテナンス需要の変動が焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定した交換需要

    船舶シリンダライナは消耗品で定期的な交換需要が恒常的

  • 高収益体質継続

    営業利益率20%と高く、不況耐性がある

  • 株主還元

    配当利回り4.1%と高く、安定配当期待

  • 配当利回り4.11%の安心感継続影響

    安定配当、機械セクターで高利回り

  • 営業利益50億円の高水準2026/3期影響

    営業利益率17.2%維持、収益性高い

  • PER12倍の割安感不定影響

    同業平均PER比約20%ディスカウント

  • 安定した純利益成長2026/3期影響

    純利益31→38→43億、3期連続増益

マイナスに働く材料7
  • 減収減益予想

    2026年3月期は売上高・利益率とも低下見通し

  • 市況依存

    海運市況悪化で新造需要減、交換需要も先送りリスク

  • 成長鈍化

    売上高は数年横ばい、新規成長分野が乏しい

  • 減収減益傾向2026/3期影響

    売上高305→291億、営業利益61→50億

  • 外資比率37%の売りリスク不透明影響

    外国人保有比率高く、リスクオフ時に下落圧

  • 減配リスク次期株主総会影響

    業績減で配当維持困難な場合

  • 競合激化による収益悪化中期影響

    市場シェア維持に課題

次の決算で確かめる点
船舶用シリンダライナ売上
主力製品の動向を直接把握
営業利益率
高収益体質維持が評価の前提
リビルド事業受注
リビルドは利益率が高く、業績安定化に寄与

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり132で、前期から+20.9%いまの株価に対する利回りは3.98%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥132
1株あたり
配当利回り
3.98%
いまの株価に対して
配当性向
50.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1548.3
2018年3月2033.333.4
2019年3月2420.036.9
2020年3月3650.048.5
2021年3月360.066.6
2022年3月5038.987.9
2023年3月116132.0123.1
2024年3月92−20.741.7
2025年3月11019.646.3
2026年3月13320.950.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥132

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,737人。区分でいちばん多いのは外国法人37.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.3%を占め、残る74.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人31.931.527.125.532.837.0
個人・その他35.137.035.738.132.936.5
金融機関16.114.818.316.819.920.5
事業法人15.915.516.717.112.64.8
自己株式3.87.04.64.71.62.9
証券会社0.91.22.22.41.81.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GOLDMAN,SACHS&CO.REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)10.07
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.61
03GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)6.38
04NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.83
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.12
06株式会社日本カストディ銀行2.88
07帝国電機取引先持株会2.67
08刈田 耕太郎2.61
09株式会社三井住友銀行2.60
10野村信託銀行株式会社(投信口)2.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-06-25
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    18.42%
    +0.97pt
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.32%
    +1.19pt
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.38%
    +1.06pt
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.77%
    +0.75pt
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.55%
    +0.78pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.13%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.02%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+33%、1株純資産は14期で+18%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2001,73612.39.216.0
2014年3月779818.322.020.2
2015年3月971,1149.611.819.5
2016年3月661,1465.911.626.4
2017年3月571,1874.919.548.3
2018年3月751,2526.120.933.4
2019年3月511,2504.121.936.9
2020年3月1601,36812.28.248.5
2021年3月1181,4608.411.266.6
2022年3月1031,5806.815.287.9
2023年3月2151,71613.111.4123.1
2024年3月1741,8099.914.741.7
2025年3月2191,97111.813.346.3
2026年3月2662,04613.510.550.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額156百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村田潔代表取締役 社長執行役員6421,000
佐藤哲造取締役 常務執行役員 営業本部長 兼生産本部長62104,000
阿部孝司取締役 執行役員 総務本部長612,000
渡真利千恵社外取締役65
加減孝司取締役(常勤監査等委員)6319,000
林晃史取締役(監査等委員)662,000
川島一郎取締役(監査等委員)763,000
沖剛誠取締役(監査等委員)5919,000
杉本洋一郎執行役員兼大連帝国キャンドモータポンプ有限公司総経理
森澤友和執行役員技術開発本部長
横山淳執行役員生産副本部長
細田祥子取締役(監査等委員)53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)346422411237
社外取締役429297
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,185字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社12社により構成されており、キャンドモータポンプ、定量ポンプ及びその他ポンプを主な製品とする「ポンプ事業」を中心に、減揺装置用モータ等の製品も取り扱い、事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容と、子会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 2024年12月31日をもって、当社グループの電子部品分野を担う子会社である株式会社平福電機製作所の事業を停止したことに伴い、「ポンプ事業」を単一の報告セグメントとしており、その他については量的重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。なお、同社の清算は当連結会計年度末で未了のため、上記子会社12社のうちに含んでおります。 また、当社には親会社等はありません。 事業区分   主要製品   当該事業に係る各社の位置づけ ポンプ事業        子会社である株式会社協和電機製作所、株式会社帝伸製作所及び上月電装株式会社を外注加工先として、当社が製品を製造し、国内及び一部海外での販売及びアフターサービスを行っております。  当社製品の海外での販売及びアフターサービスは、台湾では子会社である台湾帝国ポンプ股份有限公司が、シンガポールでは子会社であるTEIKOKU SOUTH ASIA PTE LTD.が、韓国では子会社であるTEIKOKU KOREA CO.,LTD.が、ヨーロッパでは子会社であるTEIKOKU ELECTRIC GmbHがそれぞれ行っており、その他の地域では当社が直接販売しております。  米国では子会社であるTEIKOKU USA INC.が、中国では子会社である大連帝国キャンドモータポンプ有限公司他1社が、インドでは子会社であるHYDRODYNE TEIKOKU(INDIA)PVT.LTD.がそれぞれ製品の製造、販売及びアフターサービスを行っておりますが、一部の製品は当社から仕入れております。 キャンドモータ ポンプ   ケミカル機器キャンドモータポンプ 高圧ガス機器キャンドモータポンプ 冷凍機・空調機器キャンドモータポンプ 半導体機器キャンドモータポンプ 電力関連機器キャンドモータポンプ 定量ポンプ   ケミカル機器定量ポンプ 高圧ガス機器定量ポンプ 半導体機器定量ポンプ 発泡装置用定量ポンプ その他ポンプ   電力関連機器ポンプ その他ポンプ その他        子会社である株式会社協和電機製作所及び上月電装株式会社が製造し、当社が製品の販売を行っております。 その他製品   減揺装置用モータ他 さらに、当社グループの事業系統図は次のとおりであり、図中では前表のキャンドモータポンプ、定量ポンプ及びその他ポンプを一括し、「モータポンプ」として表示しております。
経営方針・対処すべき課題4,523字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、創業以来の社是である「みんなで良くなろう」「誠実に事に当たろう」「積極的にやろう」の下、存在意義や目指していく方向性を示す経営理念、及び経営理念を実現していくための行動指針を策定しております。 社是・経営理念・行動指針に沿って、人々の暮らしや持続可能な社会の実現に役立つ、安心・安全な製品づくりにこだわり、顧客、株主、地域の人々、従業員等、当社グループに関わる全ての人々に幸せを感じていただくことを目指して事業活動を行うことを経営の基本とし、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 また、10年後のありたい姿を全役職員で共有し、その実現に向けて一人一人が主体的に挑戦することで、社是を体現した働きがいのある会社となることを目指し、2025年4月にグループビジョンを策定しております。2035年までに連結売上高700億円の事業規模とキャンドモータポンプ市場での圧倒的No.1を目標として掲げ、達成に向けて全役職員一丸となって取り組んでまいります。 〔経営理念〕 「私たちは事業活動を通じて人の心を豊かにするとともに、持続可能な社会の実現に貢献します。」 〔行動指針〕 「私たちは一人ひとりの個性と人権を尊重し、公正で明るく働きがいのある職場づくりを追求します。」 「私たちはコンプライアンスを徹底し、合理的判断に基づき行動します。」 「私たちは自ら考え、何事にも前向きに挑戦します。」 「私たちは未来の地球に役立つ安全・安心な製品づくりを極めていきます。」 〔グループビジョンステートメント〕 変わるぞTEIKOKU 『圧倒的No.1への挑戦~世界の隅々に、唯一無二を、最速で』 ①2035年までに連結売上高700億円の事業規模を目指す ・グローバルで生産規模を拡大する ・設計・生産効率化によるリードタイム短縮で顧客価値を高める ②人と地球環境にやさしいキャンドモータポンプで圧倒的No.1になる ・脱炭素市場向けの製品開発を強化し、脱炭素社会への移行をサポートする ・地域特性に応じた営業戦略を構築し、人と地球環境にやさしいキャンドモータポンプを世界中に普及させる (2)経営戦略等 当社グループは、経済のボーダレス化・企業活動のグローバル化が進行する中、持てる経営資源(人・物・金・情報)を積極活用し、スピードある技術・営業・生産・管理・サービス・物流のイノベーションを断行してまいります。また、連結経営強化の観点から子会社を含めた事業の効率向上と一層の連携強化に努めてまいります。さらに、完全無漏洩構造の「キャンドモータポンプ技術」をコアとし、技術集約型企業グループとして、「未来の地球に役立つ安全・安心な製品づくり」をベースに事業領域を拡大しながら、激変する事業環境に対処するため、景気変動に強い企業体質づくりを目指し、成長を図る施策を展開してまいります。 なお、当社グループは、2024年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定し、基本テーマとして「環境貢献に軸を置いた成長戦略とサステナブル経営の両立」を掲げ、最終年度である2027年3月期の業績目標を売上高320億円、営業利益57億円、ROE14.0%を計画しておりましたが、中国市場の低迷と競争激化・米国での脱炭素政策の転換や関税政策による設備投資の意思決定遅れといった外部要因に加え、米国規格準拠製品の販売開始の遅れといった内部要因等により、2027年3月期の業績目標を売上高310億円、営業利益50億円、ROE11.8%へと計画を修正いたしました。詳細は2026年5月28日公開の決算説明資料をご参照ください。 (2024年当初の中期経営計画の詳細については、2024年5月29日公開の決算説明資料をご参照ください。) (3)経営環境 当社は、1960年に独自技術でキャンドモータポンプを開発し、その後、長年に亘り顧客ニーズに応えながら実績を積み上げ、設計・生産技術等を蓄積してまいりました。 キャンドモータポンプは、完全無漏洩という特性から、石油化学プラント等の安全性が最優先される現場で使用されることが多く、そのような現場で採用されるためには、過去の実績に裏付けられた信頼が重要であります。キャンドモータポンプ市場においては、世界に複数の競合が存在し、近年では新興企業も出現しておりますが、当社には長年に亘るリーディングカンパニーとしての信頼・実績と豊富な経験から培われた技術・ノウハウがあることに加え、きめ細かい迅速な対応やサービス体制を構築していること等により、顧客が安心して当社ポンプを使用していただけるところに当社の競争優位性があります。 また、石油化学業界においては、世界的な脱炭素の流れを受け、化石燃料からのエネルギー転換等、CO₂排出ゼロに向けた取り組みが加速しております。そのような中で、当社のキャンドモータポンプは脱炭素に関連する設備にも対応することが可能であり、市場の裾野を広げる新たなチャンスと捉えております。 今後も「キャンドモータポンプ技術」をコアとしつつ、収益基盤の拡大も図りながら事業を展開してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長を続けるために、世界各地においてキャンドモータポンプの市場開拓・拡大を図り、積極的な海外戦略を展開しております。また一方、景気動向により売上高が変動する中でも、適正利益を生み出せる強靭な経営体質の構築を実現したいと考えております。 重要な経営指標(連結)として、収益体質の強化、資本効率向上を目指し、まずは2024年当初目標のROE14.0%の早期達成を目指してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①当社を取り巻く課題の認識 中東情勢の緊迫化により中東産原油の輸入が滞る等、当社を取り巻く外部環境に大きな変化が訪れております。 当社においては、安定したサプライチェーンを構築するとともに、エネルギー転換による需要や脱炭素市場の取り込み等の新市場開拓を進め、従来の市場のみに依存しない強靭な収益構造の構築に取り組んでいく必要があります。 当社は、2024年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)において、引き続き更なる成長に向けて次の事項を課題と認識し取り組みを進めております。 イ.環境負荷軽減に直結するポンプ事業の推進と基盤整備 ・キャンドモータポンプの需要開拓・促進 新市場である脱炭素市場獲得に向けたマーケティング戦略や製品開発を強化するとともに、既存市場においては地域特性に応じた営業戦略で更なる市場深耕を図ってまいります。 ・キャンドモータポンプの安定供給を支える調達力強化と技術対応力向上 需要と社会的役割が増加する当社キャンドモータポンプへの供給責任を果たすため、生産体制の整備やサプライチェーンの強化に取り組みます。また、設計効率化による納期短縮や高難度案件への対応力強化で他社との差別化を図ってまいります。 ロ.人的資本尊重・強化による成長組織基盤強化 ・人財投資増強による育成強化とモチベーションアップ 会社が存続し持続的に発展していくために、人財育成は最重要課題の一つであります。教育訓練の充実や職務設計の工夫により成長機会を創出し、仕事のやりがいを実感できる会社を目指してまいります。また、成長や挑戦を促すような人事・評価制度への見直しを進めてまいります。 ・働きやすい職場環境の整備 社是「みんなで良くなろう 誠実に事に当たろう 積極的にやろう」を体現した働きがいのある会社を目指すため、仕事のやりがいに加えて、更に働きやすい職場環境を目指してまいります。ハラスメントのない心理的安全性の高い職場づくりや従業員エンゲージメントを高めるため、企業風土改革に取り組みます。また、先進IT技術導入による効率化、労働環境の改善による快適化等にも努めてまいります。 ②課題の解決に向けた主な取り組み イ.環境負荷軽減に直結するポンプ事業の推進と基盤整備 ・キャンドモータポンプの需要開拓・促進 当社は脱炭素市場獲得に向けて、船舶市場やCCS/CCUS等の新市場において、製品開発を進めるとともに、展示会等のイベントへの積極的な出展で業界での知名度向上を図る等、市場開拓を進めております。一方、既存市場につきましても、米国で米国規格ASME B73.3準拠製品の現地ノックダウン生産を開始するなど競争力を高める取組みを進めております。 ・キャンドモータポンプの安定供給を支える調達力強化と技術対応力向上 LNG等の液化ガスの需要増加を見込み、本社工場内に極低温試験設備の建設を進めております。新試験設備の導入により、LNG用途向け大型ポンプの試験に対応できるほか、自動制御システムの導入による、生産効率及び品質の向上を図ります。また、成長が続くインド市場の需要増加に対応するため、子会社であるHYDRODYNE TEIKOKU(INDIA) PVT. LTD.の工場を増設し、2026年7月の本稼働を予定しております。 ロ.人的資本尊重・強化による成長組織基盤強化 ・人財投資増強による育成強化とモチベーションアップ 当社では、人事戦略の策定において「経営戦略と連動していること(経営目標を達成するための人事戦略であること)」と「人的資本価値を最大化すること」を最重要視点と位置づけ、現在、全面的な人事制度改革を進めております。新人事制度の下で、一人一人が高いモチベーションで挑戦と成長を続け、個人・部署・部門同士が強く連帯した強靭な組織を構築することで「目指すべき企業風土(連帯・誇り・成長)」の実現とその先の連結売上高700億円をはじめとした「グループビジョン」の達成を目指してまいります。 また、女性従業員を対象とする学びなおし講座「ポンプの学校」の開講やキャリアデザイン研修、管理職向けの女性人財活用セミナー等、女性活躍推進にも取り組んでおります。 ・働きやすい職場環境の整備 ビジョン浸透のために経営者と従業員が車座で話し合うタウンホールミーティングの開催や、リラックスした環境で本音の議論やチームビルディングを行うことを目的としたオフサイトミーティングの開催、インナーブランディングに主眼を置いた社内プロジェクト立ち上げ等、組織風土改革に取り組んでおります。 社内の課題を発信・共有しやすい場を設けることで各部門のコミュニケーションの活性化や心理的安全性が確保された環境づくり等、働きやすい職場環境の整備を進めております。
事業等のリスク3,192字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスク管理体制 当社グループは、「リスク管理委員会」を設置しており、当該委員会でリスクの抽出、分析、評価、対応が行われ、取締役会に定期的に報告されております。具体的には、代表取締役社長を委員長、執行役員を常任委員としたリスク管理委員会がリスクを抽出し、発生頻度、業績等への影響度に基づいてリスクの重要性を測定し、対応すべき重要項目を定め、その目標の達成度・進捗状況を点検しリスク軽減に努めています。取締役会は報告事項に対して必要に応じて適宜指示を行う等の監督を行っており、リスク管理の精度を高めております。 (2) 個別のリスク リスク項目 (特に重要なリスク)   リスクの説明   リスク対策 事業環境   ・当社グループの連結売上高の大部分はポンプ事業が占めておりますが、当該事業の主要な取引先である石油化学・化学業界の設備投資動向が当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。特に脱炭素社会の進展に伴い、石油化学向けの設備投資が大幅に減少した場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、キャンドモータポンプの代替品や模造品の出現、価格競争の激化等があった場合も当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・当社グループは、景気の動向に左右され難い強固な企業体質の構築に努めており、顧客志向の研究開発や用途開発、品質向上、生産性向上、ブランド力強化等に取り組んでおります。また、製品の販売とともにメンテナンスにも注力し、顧客の信頼性向上に努めております。 当社グループの主要顧客である石油化学・化学業界は、脱炭素社会の進展に対応して製造工程の合理化や温室効果ガス削減に貢献する製品の開発等を進めており、これらに関連した設備投資は当社グループにとっての機会であると捉えております。当社グループは、この機会を積極的に取り込んでまいります。 法的規制等   ・当社グループの事業は、通商、独占禁止、知的財産、製造物責任、貿易及び外国為替管理、環境・リサイクル関連等の法的規制を受けております。また、事業を展開する各国においても各種許認可、関税、輸出入規制等の様々な規制を受けております。これらの規制の変更や新規の規制により、当社グループの事業活動が制限される可能性があります。さらに、これらの規制に違反した場合、当社グループの業績及び財務状況、社会的信用等に影響を及ぼす可能性があります。   ・当社グループは、グローバルにビジネスを展開していることから、各国の法的規制等について現地法人や外部団体等を通じて常に最新情報を入手するように努めております。また、特別な対応が必要な場合は、社内にプロジェクトチームを立ち上げる等、迅速な対応に努めております。これらの対応により規制変更等によるリスクの最小化を図っております。 人財確保・育成   ・技術集約型企業である当社グループの中長期的な成長は、各従業員の力量に大きく依存しております。従って優秀な人財を計画通りに確保できなかったり、優秀な人財が社外に流出してしまったり、人財育成が思い通りにいかなかった場合は、当社の競争力が減退し、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・顧客ニーズの高度化、事業のグローバル化が進んでいる中、当社グループは優秀な人財の確保・育成を重点課題と位置付けております。広報・IR活動等による知名度の向上や働き方改革の推進による働きやすい職場づくり、総務部内に配置した教育専任者による若手及び中堅社員の技能育成強化、各人のキャリアデザインを実現するためのキャリアチャレンジ制度の充実、語学習得を目的とする海外への留学制度設計等、優秀な人財を確保・育成していくための取り組みを推進しております。また、2025年3月期からは、女性活躍推進の取り組みの一環として、女性活躍推進プロジェクトを発足いたしました。 加えて、働きがいのある会社となるよう、従業員のエンゲージメントスコアの計測を継続しつつ、社内コミュニケーションの活性化やインナーブランディングに主眼を置いた社内プロジェクトの立ち上げ等を通じて、企業風土改革に取り組んでまいります。 調達   ・当社グループが製造するモータポンプは、主にステンレス鋳物・棒材、銅線、鉄板、ベアリング等の部材で構成されており、これら部材の価格変動や供給体制が当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・当社グループでは、部品調達や外注加工等において複数社購買やグローバル調達を推進しており、リスクの低減を図っております。 品質   ・当社グループが製造するモータポンプは顧客設備の中核をなす製品であり、品質の維持、向上は最も重要と考えております。製品の品質クレーム・トラブルが発生した場合、顧客からの信用が失墜し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。     ・当社グループは、品質基本方針に基づき、法令・規制要求事項を遵守することはもとより、顧客要求事項を達成して顧客の信頼を得るとともに、品質マネジメントシステムの有効性を改善することによって、社会に認められる製品づくりを行う責務があると認識しております。近年、若手作業者の比率が上昇していることから、総務部内に教育専任者を配置し、技能継承を推進するとともに、公的資格の取得を積極的に推進する等、技能向上・早期育成に努めております。 納期   ・当社グループは、ポンプ事業において、顧客の個別ニーズに応じた受注生産をメインに行っております。顧客ニーズの高度化、短納期ニーズの増加等様々な要因により案件難易度は高まっており、個別対応が必要な案件も増加しております。このような状況下で、設計や手配のミス、それらに起因する納期遅延が発生した場合、顧客からの信用が失墜し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・当社グループでは、これら問題を回避するために多面的にボトルネックの解消に取り組んでおります。取り組みの一環として、2024年4月1日付で、手配業務のシステム化を推進する業務に人員を配置し、作業効率の向上を図っております。また、若手作業者が増加していることから、総務部内に教育専任者を配置し、技能の継承や向上を図るとともに、生産管理方法の改善、調達先拡充による部材調達、外注加工のスピードアップ、検査設備の増強等改善に努めております。 リスク項目 (特に重要なリスク)   リスクの説明   リスク対策 気候変動   ・当社グループの事業活動において、気候変動に伴い温室効果ガス排出に関する規制等、脱炭素経済への「移行に関するリスク」や洪水等の気候変動による「物理的変化に関するリスク」が考えられ、それらが当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・気候変動に関する「移行リスク」と「物理的リスク」の抽出・分析・評価を適切に行い、対応方針を決定しております。  一方、脱炭素経済への移行は、当社にとってリスクだけではなく、新たな市場を獲得する機会と認識していることから、この機会を確実に捉えるべく、マーケティングや製品開発の強化等を推進してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)3,476字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策の影響や中東情勢の地政学リスク、長期化する中国経済の低迷等により、総じて不透明感が高まる状況となりました。当社グループを取り巻く環境は、主要顧客である化学業界において、米国では関税政策や金融環境の影響により設備投資は鈍化傾向となり、また中国においても経済低迷により大型プロジェクトの抑制が見られる等、減速感が強まりました。 一方で半導体市場については、生成AIの普及等を背景にデータセンター向け等の成長分野における設備投資需要が堅調に推移しました。 このような状況下、当連結会計年度においては、東南アジアやインド、欧州等が堅調に推移したものの、主要市場である米国と中国において、ケミカル機器キャンドモータポンプやアフターサービスが減少したことや、子会社である株式会社平福電機製作所の事業停止等により、売上高は減少しました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は30,729百万円となり、前連結会計年度末に比べ894百万円減少いたしました。これは主に棚卸資産が1,016百万円増加したものの、現金及び預金が2,165百万円減少したことによるものであります。固定資産は9,475百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,297百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が801百万円、投資有価証券が781百万円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は40,204百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,191百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は7,086百万円となり、前連結会計年度末に比べ547百万円減少いたしました。固定負債は880百万円となり、前連結会計年度末に比べ376百万円減少いたしました。 この結果、負債合計は7,967百万円となり、前連結会計年度末に比べ924百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は32,237百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,267百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が605百万円減少及び自己株式が555百万円増加(純資産は減少)したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は78.0%(前連結会計年度末は77.2%)となりました。 b.経営成績 当社グループの当連結会計年度の売上高は29,091百万円(前期比4.8%減)となりました。利益面につきましては、主に粗利率の低下等により、営業利益は4,983百万円(同17.7%減)、経常利益は5,444百万円(同13.5%減)となったものの、投資有価証券売却益868百万円及び株式会社平福電機製作所の事業停止等による固定資産売却益140百万円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は4,341百万円(同13.9%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、当社グループは「ポンプ事業」を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については量的重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フロー2,697百万円及び投資活動によるキャッシュ・フロー835百万円の資金獲得があったものの、財務活動によるキャッシュ・フロー5,902百万円の資金支出により、前連結会計年度末に比べ2,200百万円減少し、9,798百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、2,697百万円(前連結会計年度は3,944百万円の獲得)となりました。これは、主として税金等調整前当期純利益6,426百万円の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により獲得した資金は、835百万円(前連結会計年度は1,470百万円の獲得)となりました。これは、主として投資有価証券の売却による収入990百万円及び有形固定資産の売却による収入824百万円の計上によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、5,902百万円(前連結会計年度は4,706百万円の使用)となりました。これは、主として自己株式の取得による支出3,459百万円及び配当金の支払による支出2,059百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、「ポンプ事業」を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については量的重要性が乏しいため、「ポンプ事業」に含めて記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ポンプ事業   29,709,323   △3.6 (注)金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ポンプ事業   28,019,258   △11.4   14,437,441   △6.9 (注)金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ポンプ事業   29,091,243   △1.5 (注)主な相手先別の販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績等の分析につきましては、「第2 事業の状況 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は391百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,798百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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