概要
島津製作所は、1917年に京都で創業した分析計測機器・産業機器の総合メーカーである。ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフなどの分析機器で世界トップクラスのシェアを持ち、医療機器、航空機部品、産業機器も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は5,607億円、営業利益率は13.1%。国内に加え、米国、欧州、中国、東南アジアなどに生産・販売拠点を広げ、従業員数は約14,600人。
四つの事業セグメントで構成される収益構造
島津製作所は、計測機器、医用機器、産業機器、航空機器の四つの事業セグメントを持つ。2026年3月期の売上高構成比は、計測機器が65%(3,649億円)と最大で、以下医用機器13%(738億円)、産業機器13%(715億円)、航空機器8%(434億円)と続く。営業利益では計測機器が525億円(全体の71%)を稼ぎ出す主力事業である。産業機器はターボ分子ポンプや油圧機器を、航空機器はフライトコントロールシステムなどを手掛け、いずれも高い技術力を要する。
38カ国・地域に広がるグローバル生産販売網
同社は創業間もない1968年にドイツに欧州法人を設立したのを皮切りに、1975年には米国に販売会社を設立。1989年には英国のクレイトスグループを買収し分析機器事業を強化した。1994年には中国・天津に油圧機器の生産会社を設立、1997年には香港に拠点を置きアジア全域をカバーする。現在、子会社81社、関連会社8社を擁し、北米、欧州、中国、東南アジア、中東、中南米まで販売網を拡大。地産地消の開発・生産体制を進めている。
連結業績は10年で売上高倍増の成長軌道
2013年3月期の連結売上高は2,640億円だったが、2026年3月期には5,607億円と約2.1倍に増加した。同期間の当期純利益は76億円から605億円へと約8倍に拡大。特に2020年以降は分析機器の需要拡大と医療・航空事業の回復が寄与し、年平均成長率(CAGR)は約6%で推移している。自己資本比率は76.6%(2026年3月期)と財務体質は強固で、研究開発費は売上高の約8%を投じ、技術革新を続けている。
業界の中での役割は分析計測機器、医用画像診断装置、産業用真空機器、航空機用フライトコントロールシステムの供給にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 医用機器 | 3,649億円 | 65.9% | 526億円 | 14.4% |
| 産業機器 | 738億円 | 13.3% | 49億円 | 6.6% |
| 航空機器 | 715億円 | 12.9% | 106億円 | 14.8% |
| その他(注)1 | 434億円 | 7.8% | 82億円 | 18.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01計測機器主力
研究開発・品質管理・環境計測向けに、クロマトグラフや質量分析、光分析、X線分析、電子顕微鏡等の分析計測システムを供給。大学・研究機関、製薬・化学企業、食品メーカー等を顧客とし、幅広いソリューションを提供。
- クロマト分析システム
- 液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ等、成分分離・定量分析装置。
- 質量分析システム
- 高精度な分子量・構造解析が可能な質量分析計。
- 光分析システム
- 紫外可視分光光度計、蛍光分光光度計等、光吸収・発光を利用した分析装置。
- 熱分析システム
- 示差走査熱量計、熱重量測定装置等、材料の熱特性評価装置。
- X線分析システム
- 蛍光X線分析装置、X線回折装置等、非破壊元素分析・構造解析装置。
- 電子線観察システム
- 走査電子顕微鏡、透過電子顕微鏡等、微細構造観察装置。
- 材料試験機
- 万能試験機、疲労試験機等、材料の機械的特性評価装置。
- 全自動PCR検査システム
- 遺伝子検査を自動化するPCR装置と試薬キット。
02医用機器主力
病院・診療所向けに、血管撮影システム、X線TVシステム、PETシステム等の画像診断装置や放射線治療関連機器、医療情報システムを供給。また、近赤外光カメラシステム等の手術支援技術も提供。
- 血管撮影システム
- X線を用いた血管造影装置。心臓血管や脳血管の診断・治療に使用。
- X線TVシステム
- リアルタイム透視撮影が可能なX線診断装置。消化管検査などに。
- PETシステム
- 陽電子放出断層撮影装置。がんや脳機能の診断に用いる。
- 近赤外光カメラシステム
- 近赤外光を用いた術中イメージングシステム。蛍光造影剤の可視化により血管やリンパ節を識別。
- 放射線治療関係
- 放射線治療計画装置、照射装置関連。がん治療を支援。
- 医療情報システム
- 電子カルテ、画像管理システム(PACS)など、病院情報システム。
03産業機器準主力
半導体製造、化学プラント、自動車、機械産業向けに、ターボ分子ポンプ、油圧機器、工業炉、液送ポンプ、動釣合試験機、ヘリウムリークディテクタ、高速スパッタリングシステム等を供給。真空技術、油圧制御技術を応用した産業用機器を幅広く手掛ける。
- ターボ分子ポンプ
- 高速回転翼で気体分子を排出する真空ポンプ。半導体製造や分析機器に不可欠。
- 油圧ギヤポンプ
- ギヤの噛み合いで油を圧送するポンプ。建設機械や工作機械の油圧源に。
- コントロールバルブ
- 流体の流量・圧力を制御する弁。化学プラントや発電所で使用。
- 工業炉
- 熱処理・焼成用の加熱炉。金属・セラミックス産業向け。
- 動釣合試験機(バランシングマシン)
- 回転体のアンバランスを測定・修正する試験機。モーターやタービンの品質管理に。
- 高速スパッタリングシステム
- 薄膜形成装置。半導体や光学部品のコーティングに用いる。
- 磁気探知機/磁力計
- 地磁気や磁性体を検出する装置。地質調査・セキュリティ用途。
04航空機器準主力
航空機メーカー向けに、フライトコントロールシステム、エアマネジメントシステム、コックピットディスプレイ、エンジン補機等を供給。航空機の安全性・機能性を支える高信頼性部品を提供。
- フライトコントロールシステム
- 飛行制御コンピュータやアクチュエータを含むシステム。機体の姿勢・航路を制御。
- エアマネジメントシステム
- 客室与圧、空調、防氷システム等の環境制御システム。
- コックピットディスプレイシステム
- 計器表示やヘッドアップディスプレイ。パイロットに情報を提供。
- エンジン補機
- エンジン周辺の燃料制御、始動装置等の補機類。
製品と技術
液体クロマトグラフと質量分析計が支える分析機器
島津製作所の計測機器事業の中核は、液体クロマトグラフ(LC)とガスクロマトグラフ(GC)、そしてこれらを組み合わせた質量分析システム(LC-MS/MS、GC-MS)である。液体クロマトグラフは医薬品開発や食品検査で成分分離に使われ、質量分析計は分子量や構造を高精度で解析する。特に「LCMS-8060シリーズ」は高感度・高速分析を実現し、世界の研究機関や製薬企業で採用されている。2025年3月期の同事業売上高は約3,649億円で、グループ全体の65%を占める。
血管撮影システムとPETシステムで医療画像診断に貢献
医用機器事業では、X線を利用した血管造影システムとPET(陽電子放出断層撮影)システムが主力製品である。血管撮影システムは心臓や脳の血管の診断・治療に不可欠で、リアルタイムの高精細画像を提供する。PETシステムはがんの転移や脳機能の評価に用いられる。さらに近赤外光カメラシステムは術中に蛍光造影剤を可視化し、リンパ節や血流の確認を支援する。2026年3月期の同事業売上高は738億円で、営業利益は48.7億円と堅調に推移している。
ターボ分子ポンプに代表される産業機器の高真空技術
産業機器事業の顔は、ターボ分子ポンプである。高速回転する翼で気体分子を排出し、超高真空を実現するこのポンプは、半導体製造装置や分析機器に不可欠な部品である。同社は1950年代から真空技術を培い、現在は半導体露光装置やスパッタリング装置向けに供給している。その他、油圧ギヤポンプやコントロールバルブも手掛け、建設機械や化学プラント向けに販売。2026年3月期の同事業売上高は715億円で、営業利益率は14.8%と高い収益性を示す。
フライトコントロールシステムで航空機の安全性を支える
航空機器事業は、民間機・防衛機向けにフライトコントロールシステム(飛行制御コンピュータやアクチュエータ)を供給する。同社は1956年に同事業を開始し、以来、ボーイングやエアバスなどの航空機メーカーと取引を続けている。主力製品には、機体姿勢を制御するフライトコントロールシステム、客室の与圧・空調を管理するエアマネジメントシステム、パイロットに情報を表示するコックピットディスプレイシステムがある。2026年3月期の売上高は434億円、営業利益は82億円と前期比35.5%増加し、成長分野となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
分析計測機器で国内有数、研究開発へ強み
島津製作所は、分析計測機器や医用機器で国内有数のメーカーで、売上高5000億円超を誇る。同業ではリガク・ホールディングスがX線分析で特化する一方、当社はガスクロマトグラフや質量分析計で世界市場で存在感を持ち、ライフサイエンス分野にも強みを持つ。営業利益率は13%前後と高く、収益性も良好。近年は半導体関連や環境計測など成長分野に注力し、研究開発投資を積極的に行っている。一方、精密機器業界ではテラドローンなど新興企業の台頭もあり、技術革新のスピードが競争力を左右する。海外比率は高く、グローバルな需要を捉えて成長している。
強み
- 質量分析やクロマトグラフィーなど高度な分析技術で、世界的水準の製品を提供している。
- 営業利益率13%前後を維持し、高付加価値製品で安定した収益を確保している。
- 売上高の数%を研究開発に投じ、新製品や新技術の開発を継続している。
- 海外売上比率が高く、世界中に販売・サポート拠点を持っている。
課題
- 新興企業や海外メーカーとの技術競争が激しく、差別化が難しくなっている。
- 技術の進歩が速く、製品の陳腐化が早く、継続的な開発投資が必要だ。
- 高度な知識を持つ研究開発人材の確保が難しく、採用・育成が課題だ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医療機器・介護の時価総額近傍。太字が島津製作所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4543テルモ | 3.7兆円 | 26.8倍 |
| 2 | 7733オリンパス | 2.3兆円 | 34.1倍 |
| 3 | 5334日本特殊陶業 | 1.6兆円 | 14.0倍 |
| 4 | 6645オムロン | 1.3兆円 | 35.9倍 |
| 5 | 6869シスメックス | 1.2兆円 | 33.5倍 |
| 6 | 7701島津製作所 | 1.2兆円 | 18.8倍 |
| 7 | 3088マツキヨココカラ&カンパニー | 1.1兆円 | 18.4倍 |
| 8 | 7747朝日インテック | 9,782億円 | 29.8倍 |
| 9 | 6856堀場製作所 | 9,517億円 | 22.1倍 |
| 10 | 2331ALSOK | 6,194億円 | 17.7倍 |
| 11 | 4536参天製薬 | 6,019億円 | 16.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。
会社の歴史
沿革 46件
創業から上場まで:分析機器メーカーの出発
島津製作所は1917年9月、京都市に株式会社として設立された。もともとは1875年創業の島津製作所が前身だが、株式会社化により本格的な事業展開を開始。1919年に本店を河原町二条に移転し、三条工場で産業機器の製造を始める。1935年には名古屋・札幌に営業所を開設し販路を拡大。1938年4月には京都証券取引所に株式を上場した。この時期は主に理化学器械や産業用機器を手掛け、後の多角化の基盤を築いた。
戦後復興と事業基盤の拡充(1950~1960年代)
戦後、1949年に東京証券取引所に上場。1950年代には広島、京都、仙台、高松に営業所を開設し国内販売網を整備。1956年には航空機器部門を新設し、航空機部品事業に参入。1962年には瀬田工場を開設し、鋳物部門を分離して島津金属工業(現島津産機システムズ)を設立。1963年には京都計装(現島津システムソリューションズ)を設立し、計測機器の制御系を強化。1969年には理化器械部門を分離し島津理化器械(現島津理化)を設立。この時期にグループ体制の基礎ができた。
海外進出と質量分析への本格参入(1970~1990年代)
1968年にドイツにシマヅ・オイローパを設立した後、1975年には米国にシマヅ・サイエンティフィック・インスツルメンツを設立。1979年には米国に精密機器会社も設立した。1989年には英国のクレイトスグループを買収し、質量分析分野での技術力を一気に高めた。同年、シンガポールにアジア太平洋地域統括会社を設立。1994年には中国・天津に油圧会社を設立し、中国市場への本格参入を果たす。この間、1985年には厚木工場(神奈川)を開設し国内生産能力も増強した。
田中耕一のノーベル賞と新たな研究拠点の開設(2000年代)
2003年1月、同社の質量分析技術を支える田中耕一記念質量分析研究所を開設。田中耕一は島津製作所のエンジニアとして、質量分析の革新的手法「ソフトレーザー脱離イオン化法」を開発し、2002年にノーベル化学賞を受賞した。これを機に質量分析事業への注力を強め、2011年には分析計測機器のサービス子会社を統合し島津アクセスを設立。2013年にはウルグアイにラテンアメリカ法人を設立し、グローバルなサービス網を完成させた。
ヘルスケア領域への拡大と未来志向の拠点整備(2019年以降)
2019年6月、京都市にヘルスケアR&Dセンターを開設し、医療・診断分野の研究開発を強化。2022年9月には日水製薬(現島津ダイアグノスティクス)を子会社化し、臨床検査試薬事業へ本格参入。同年、Shimadzuみらい共創ラボを開設し、オープンイノベーションを推進。2023年にはTokyo Innovation PlazaとLogistics Center Kyotoを開設。2024年4月の東京証券取引所市場区分変更でプライム市場に移行。これらの投資により、分析機器の枠を超えた事業領域への拡大を加速している。
年表46件を開く
1910年代
- 1917年9月創業株式会社島津製作所設立(本店 京都市木屋町二条)東京支店(現支社)、大阪支店(現関西支社)および福岡支店(現九州支店)設置
- 1919年8月京都市中京区河原町二条に本店移転
- 1919年10月三条工場開設、産業機器の製造開始
1930年代
- 1935年6月名古屋、札幌両営業所(現支店)開設
- 1938年4月上場京都証券取引所に株式上場
1940年代
- 1944年4月紫野工場開設
- 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場
1950年代
- 1953年5月広島営業所(現支店)開設
- 1955年7月京都営業所(現支店)開設
- 1956年10月航空機器部門新設
- 1959年4月仙台出張所(現東北支店)開設
1960年代
- 1961年9月高松事務所(現四国支店)開設
- 1962年1月創業当社材料工場銑鉄鋳物部門を分離し、島津金属工業株式会社(現島津産機システムズ株式会社)を設立 瀬田工場開設
- 1963年7月創業京都計装株式会社(現島津システムソリューションズ株式会社)を設立
- 1966年2月創業大阪丸十放射線サービス株式会社(現島津メディカルシステムズ株式会社)を設立
- 1966年10月神戸出張所(現支店)開設
- 1968年8月創業西独(現ドイツ)にシマヅ オイローパ ゲーエムベーハー(SHIMADZU EUROPA GmbH)を設立
- 1969年4月創業当社理化器械部を分離し、島津理化器械株式会社(現株式会社島津理化)を設立
1970年代
- 1972年4月創業株式会社京都科学研究所(現株式会社島津テクノリサーチ)を設立
- 1975年7月創業米国にシマヅ サイエンティフィック インスツルメンツ インク(SHIMADZU SCIENTIFIC INSTRUMENTS,INC.)を設立
- 1979年4月創業米国にシマヅ プレシジョン インスツルメンツ インク(SHIMADZU PRECISION INSTRUMENTS,INC.)を設立
- 1979年7月筑波営業所(現つくば支店)開設
1980年代
- 1980年5月神奈川事務所(現横浜支店)開設
- 1985年1月北関東営業所(現支店)開設
- 1985年10月厚木工場開設
- 1986年12月京都市中京区西ノ京桑原町に本店移転
- 1989年6月M&A英国のクレイトス グループ ピーエルシー(KRATOS GROUP PLC)を買収
- 1989年11月創業シンガポールにシマヅ(エイシア パシフィック)プライベイト リミテッド[SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE.LTD.]を設立
1990年代
- 1990年2月創業メトロン株式会社(現島津サイエンス株式会社)を設立
- 1990年4月静岡営業所(現支店)開設
- 1991年7月けいはんな研究所(現基盤技術研究所)開設
- 1991年9月秦野工場開設
- 1994年8月創業中国に天津島津液圧有限公司を設立
- 1997年10月創業中国に島津(香港)有限公司を設立
- 1999年6月創業中国に島津国際貿易(上海)有限公司(現島津企業管理(中国)有限公司)を設立
2000年代
- 2003年1月田中耕一記念質量分析研究所開設
- 2007年1月創業アラブ首長国連邦にシマヅ ミドル イースト アンド アフリカ エフゼットイー(SHIMADZU MIDDLE EAST AND AFRICA FZE)を設立
2010年代
- 2011年4月M&A分析計測機器のサービス関連子会社を株式会社島津アクセスとして統合・再編
- 2013年11月創業ウルグアイにシマヅ ラテン アメリカ エスエー(SHIMADZU LATIN AMERICA S.A.)を設立
- 2019年2月創業韓国にシマヅ サイエンティフィック コリア コーポレーション(SHIMADZU SCIENTIFIC KOREA CORPORATION)を設立
- 2019年6月ヘルスケアR&Dセンター開設
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年5月Shimadzuみらい共創ラボ開設
- 2022年9月M&A日水製薬株式会社(現島津ダイアグノスティクス株式会社)を子会社化
- 2023年1月Shimadzu Tokyo Innovation Plaza開設
- 2023年4月Shimadzu Logistics Center Kyoto開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 2027年3月期 売上高2027年3月期まで575,000百万円
- 2027年3月期 営業利益2027年3月期まで76,000百万円
- 2027年3月期 経常利益2027年3月期まで75,000百万円
- 2027年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで55,000百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ヘルスケア領域の事業展開
ライフサイエンス分野ではLC、MSを重点機種に、AI・ロボティクスによる分析プロセス革新を提案し業務効率化・省力化に貢献。メドテック分野では臨床MSのトータルソリューション提供、感染症検査事業では同定システムと試薬・培地拡充により診断迅速化。医用機器ではAI画像解析とIoT融合製品で患者負担軽減と業務効率向上を図る。
- 02
グリーン領域の取り組み
カーボンニュートラル社会実現へ、PFAS規制対応や水素・アンモニア等新エネルギー開発、GHG低減に向け、LCMSやGCに前処理・自動化装置を組み合わせた用途別専用システムを開発投入し幅広いニーズに対応する。
- 03
マテリアル領域の強化
新素材・高機能材料開発とサーキュラーエコノミー向け計測機器を強化。特に電池・半導体・樹脂・金属分野で最先端計測の高機能・高性能化を進め、自動化装置やインフォマティクスを活用した複合計測・解析による高付加価値ソリューションを提供。表面観察事業を拡大。
- 04
リカーリングビジネスの拡大
アフターサービスと試薬・カラムなどの消耗品の両輪でリカーリングビジネスを拡大。自社開発・協業による商材拡充、マルチベンダーサービス拡大、AI・IoT活用の保守高度化、LabTotal事業により製品ライフタイム全体の提供価値を最大化する。
- 05
海外事業の拡大と経営基盤強化
北米でR&Dセンター核にバイオ医薬等事業展開、インドで新工場建設含むMake in India対応、中国で国産優遇対応機種拡充、欧州で臨床MSセンター活用。経営基盤ではAI活用による研究開発迅速化、ROIC指標の資本効率向上、CVC等による新事業創出、人財育成プログラム充実を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で14,649人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は924万円で、9期前と比べて+12.5%。平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は18.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 11,528 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 11,954 | — |
| 2019年3月 | 821 | 43.0 | 18.1 | 12,684 | — |
| 2020年3月 | 816 | 43.0 | 18.1 | 13,182 | — |
| 2021年3月 | 803 | 43.2 | 18.2 | 13,308 | — |
| 2022年3月 | 841 | 43.4 | 18.3 | 13,499 | — |
| 2023年3月 | 859 | 43.6 | 18.4 | 13,898 | — |
| 2024年3月 | 892 | 43.3 | 18.0 | 14,219 | — |
| 2025年3月 | 901 | 43.6 | 18.1 | 14,481 | 495 |
| 2026年3月 | 924 | 43.9 | 18.5 | 14,649 | 503 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社31社(国内 21 / 海外 10、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。
- 国内島津サイエンス(株)東京都台東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津ダイアグノスティクス(株)東京都台東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津システムソリューションズ(株)京都市中京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津メディカルシステムズ(株)大阪市淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津産機システムズ(株)滋賀県大津市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島根島津(株)島根県出雲市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津エイテック(株)京都市中京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津エアロテック(株)京都市中京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内太平工業(株)京都市右京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内島津プレシジョンテクノロジー(株) (注)1滋賀県大津市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内シマヅ アメリカ インク(注)1アメリカ デラウェア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内シマヅ サイエンティフィック インスツルメンツ インクアメリカ メリーランド州 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社19社を開く
- シマヅ プレシジョン インスツルメンツ インクアメリカ カリフォルニア州100%
- シマヅ ユーエスエー マニュファクチュアリング インクアメリカ オレゴン州100%
- シマヅ オイローパ ゲーエムベーハードイツ デュイスブルグ市
- シマヅ ヨーロッパ リミテッドイギリス マンチェスター市
- シマヅ リサーチ ラボラトリー(ヨーロッパ)リミテッドイギリス マンチェスター市
- クレイトス グループ ピーエルシー(注)1イギリス マンチェスター市
- クレイトス アナリティカル リミテッド(注)1イギリス マンチェスター市
- 島津(香港)有限公司中国 香港
- 島津企業管理(中国)有限公司中国 上海市
- 天津島津液圧有限公司(注)1中国 天津市
- 島津儀器(蘇州)有限公司中国 江蘇省
- 北京島津医療器械有限公司中国 北京市
- シマヅ サイエンティフィック コリア コーポレーション韓国 ソウル市
- シマヅ(エイシア パシフィック)プライベイト リミテッドシンガポール
- シマヅ マニュファクチュアリング エイシア エスディーエヌ ビーエイチディーマレーシア ヌゲリスンビラン州
- シマヅ ミドル イースト アンド アフリカ エフゼットイーアラブ首長国連邦 ドバイ
- シマヅ ラテン アメリカ エスエーウルグアイ モンテビデオ市
- その他 44社-
- 4社-
- 調達19.1億円グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進有用微生物の開発を加速する微生物等改変プラットフォーム技術の高度化、CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良、CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証CO2からの微生物による直接ポリマー生産技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-12
- 調達1.7億円経済安全保障重要技術育成プログラム/高度な金属積層造形システム技術の開発・実証高付加価値設計・製造を実現する統合型レーザー金属積層造形技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2025-01-30
- 調達1.3億円規制の精緻化に向けたデジタル技術の開発高精度センサーを用いたエレベーターの定期検査に係る技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-06-18
- 調達1.1億円省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業省エネ製品開発の加速化に向けた複合計測分析システム研究開発事業国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-04
- 調達1.1億円ガスクロマトグラフ質量分析装置警察庁 · 2019-08-22
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は5,607億円、営業利益は737億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.0%、利益が+2.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6,200億円 | 5,607億円 |
| 営業利益 | 800億円 | 737億円 |
| 純利益 | 590億円 | 605億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,306億円、営業利益は143億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.6%、営業利益は+8.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,427 | — | — | 161 |
| 2024年1Q | 1,092 | 132 | 12.1 | 111 |
| 2024年2Q | 1,303 | 193 | 14.8 | 155 |
| 2024年3Q | 1,261 | 182 | 14.4 | 125 |
| 2024年4Q | 1,463 | — | — | 179 |
| 2025年2Q | 2,512 | 302 | 12.0 | 213 |
| 2025年4Q | 2,878 | 415 | 14.4 | 325 |
| 2026年2Q | 2,563 | 316 | 12.3 | 236 |
| 2026年4Q | 3,044 | 421 | 13.8 | 369 |
| 2027年1Q | 1,306 | 143 | 10.9 | 133 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,640億円から5,607億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は13.1%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウルグアイにシマヅ ラテン アメリカ エスエー(SHIMADZU LATIN AMERICA S.A.)を設立 | |||||
| 2013年3月 | 2,640 | — | 135 | — | 76 |
| 2014年3月 | 3,075 | — | 248 | — | 97 |
| 2015年3月 | 3,147 | — | 284 | — | 184 |
| 2016年3月 | 3,422 | — | 348 | — | 239 |
| 2017年3月 | 3,425 | — | 370 | — | 265 |
| 2018年3月 | 3,765 | — | 419 | — | 298 |
| 韓国にシマヅ サイエンティフィック コリア コーポレーション(SHIMADZU SCIENTIFIC KOREA CORPORATION)を設立 | |||||
| 2019年3月 | 3,912 | — | 455 | — | 325 |
| 2020年3月 | 3,854 | — | 427 | — | 318 |
| 2021年3月 | 3,935 | — | 484 | — | 361 |
| 日水製薬株式会社(現島津ダイアグノスティクス株式会社)を子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 4,282 | — | 656 | — | 473 |
| Shimadzu Tokyo Innovation Plaza開設 | |||||
| 2023年3月 | 4,822 | — | 709 | — | 520 |
| 2024年3月 | 5,119 | — | 769 | — | 570 |
| 2025年3月 | 5,390 | 717 | 720 | 13.3 | 538 |
| 2026年3月 | 5,607 | 737 | 828 | 13.1 | 605 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高5,607億円のうち、営業利益として残るのは737億円で13.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は605億円、売上の10.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.4%3,106億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.5%1,764億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.1%737億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが547億円、投資CFが−159億円で、差し引きのフリーCFは388億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,608億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 120 | −79 | −24 | 41 | 338 |
| 2014年3月 | −59 | 4 | 154 | −55 | 439 |
| 2015年3月 | 402 | −157 | −332 | 245 | 384 |
| 2016年3月 | 323 | −131 | −117 | 192 | 435 |
| 2017年3月 | 296 | −123 | −73 | 173 | 528 |
| 2018年3月 | 412 | −111 | −79 | 301 | 751 |
| 2019年3月 | 295 | −229 | −108 | 66 | 708 |
| 2020年3月 | 395 | −161 | −262 | 234 | 667 |
| 2021年3月 | 638 | −139 | −130 | 499 | 1,069 |
| 2022年3月 | 634 | −60 | −157 | 574 | 1,553 |
| 2023年3月 | 483 | −345 | −194 | 138 | 1,537 |
| 2024年3月 | 301 | −160 | −211 | 141 | 1,592 |
| 2025年3月 | 520 | −232 | −484 | 288 | 1,372 |
| 2026年3月 | 547 | −159 | −255 | 388 | 1,608 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は7,380億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,652億円で、自己資本比率は76.6%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,003 | 1,734 | 1,269 | 57.7 |
| 2014年3月 | 3,407 | 1,820 | 1,587 | 53.4 |
| 2015年3月 | 3,397 | 2,100 | 1,297 | 61.8 |
| 2016年3月 | 3,495 | 2,200 | 1,295 | 62.9 |
| 2017年3月 | 3,751 | 2,416 | 1,335 | 64.3 |
| 2018年3月 | 4,185 | 2,681 | 1,504 | 64.0 |
| 2019年3月 | 4,372 | 2,879 | 1,493 | 65.9 |
| 2020年3月 | 4,376 | 3,028 | 1,348 | 69.2 |
| 2021年3月 | 4,975 | 3,355 | 1,620 | 67.4 |
| 2022年3月 | 5,605 | 3,812 | 1,793 | 68.0 |
| 2023年3月 | 6,189 | 4,235 | 1,954 | 68.4 |
| 2024年3月 | 6,740 | 4,923 | 1,817 | 73.1 |
| 2025年3月 | 6,722 | 4,981 | 1,741 | 74.1 |
| 2026年3月 | 7,380 | 5,652 | 1,728 | 76.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で52社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率で52社中31位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,942で、1年前と比べて+10.5%。過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 |
| PER (会社予想) | 19.3倍 |
| PBR | 1.98倍 |
| 配当利回り | 1.78% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は4,109円で、25日線4,129.2円を0.5%下回る。7月中旬に4,261円まで上昇した後、7月下旬から4,000円前後で推移。8月7日には一時4,078円に下落したが、8月13日に4,266円まで回復。以降は4,000〜4,270円でモミ合い、8月19日に3,981円と直近安値を更新後、8月21日には4,109円と反発。52週高値4,540円には9.5%迫り、52週安値3,388円からは21.3%上昇。25日線は横ばい、75日線・200日線は上向きで、中期トレンドは維持。出来高は8月7日に235万株と急増したが、その後は減少し、8月21日は72万株と低調。RSIは50.85と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)。
PERは19.61倍で業界平均31.5倍を大きく下回り割安感がある一方、PBRは2.06倍と業界平均2.83倍を下回るが、ROEは11.4%とまずまず。配当利回りは1.7%と低めで、増配余地は限定的。業績は増収増益基調で、3月期の純利益は増加傾向にある。総合的に見て、株価は割安とは言い切れないが、大幅な割高でもなく、ほぼ妥当な水準と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 19.3倍 | — |
| PBR | 1.98倍 | 2.49倍 |
| ROE | 11.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
分析機器の需要は研究開発投資と環境規制に牽引される。強気派は、ライフサイエンスや環境分析の需要拡大で業績が成長すると見る。弱気派は、中国景気減速や競争激化による販売鈍化を懸念。利益率は高水準を維持するが、研究開発費の増加や為替変動が収益を圧迫する可能性も。
- 分析機器の世界的需要
環境・創薬・食品など幅広い分野で需要が拡大
- 高収益体質
営業利益率13%超と安定した収益力
- 業績成長
売上・利益とも着実に増加傾向
- 26/3期は売上高5,607億円・営業益737億円決算発表後影響強
売上高は前期比4.0%増、営業利益737億円は2.8%増
- 26/3期の純利益605億円と前期比12.5%増益決算発表後影響中
純利益538億円→605億円、増益率12.5%
- 外国人保有比率42.41%と投資家層の厚さ継続影響中
外国人保有比率42.41%と投資家層の厚さが需給を支える
- 配当利回り1.72%と安定配当を継続継続影響弱
配当利回り1.72%、安定的な株主還元が下支え
- 中国市場の減速
中国の景気減速で設備投資が抑制される恐れ
- 競争激化
海外メーカーや新興企業の追随で市場競争が厳しくなる
- 為替変動リスク
海外売上比率が高く、円高が収益を圧迫
- 予想PER20.0倍は実績19.49倍を上回る決算発表後影響強
予想PER20.0倍、実績19.49倍と成長プレミアムは限定
- 営業利益率13.30%→13.14%と低下決算発表後影響中
営業利益率は0.16pt低下の13.14%、原価上昇が利益率を圧迫
- 25/3期は増収にもかかわらず純利益が減少決算発表後影響中
25/3期の純利益538億円は前期570億円から5.6%減、収益変動リスク
- 株価1年で15.65%上昇し高値警戒不定影響弱
1年間の上昇率15.65%、調整時は利益確定売りも
- 分析機器の売上高
- 主力事業の需要動向を確認するため
- 海外売上比率
- 成長市場での競争力を測るため
- 受注残
- 今後の売上の先行指標となるため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+4.5%。いまの株価に対する利回りは1.78%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 28.2 |
| 2018年3月 | 24 | 20.0 | 32.8 |
| 2019年3月 | 28 | 16.7 | 34.0 |
| 2020年3月 | 30 | 7.1 | 36.0 |
| 2021年3月 | 28 | −6.7 | 37.2 |
| 2022年3月 | 48 | 71.4 | 39.2 |
| 2023年3月 | 54 | 12.5 | 39.2 |
| 2024年3月 | 60 | 11.1 | 41.6 |
| 2025年3月 | 66 | 10.0 | 47.2 |
| 2026年3月 | 69 | 4.5 | 39.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ38,712人。区分でいちばん多いのは外国法人で42.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.9%を占め、残る57.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 33.4 | 34.6 | 36.3 | 38.3 | 38.0 | 42.4 |
| 金融機関 | 49.2 | 48.2 | 46.5 | 45.3 | 44.4 | 39.7 |
| 個人・その他 | 12.0 | 11.9 | 12.0 | 11.6 | 13.1 | 13.1 |
| 事業法人 | 4.5 | 4.3 | 4.1 | 3.5 | 3.3 | 3.2 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 2.4 | 2.4 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.0 | 1.2 | 1.3 | 1.2 | 1.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 12.65 |
| 02 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 7.01 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.35 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 3.11 |
| 05 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.01 |
| 06 | 全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.62 |
| 07 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.59 |
| 08 | GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.95 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.82 |
| 10 | 株式会社京都銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-18株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告7.57%-0.50pt
- 2026-07-06株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告2.59%
- 2026-06-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.04%
- 2026-06-15株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告2.59%
- 2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告1.47%-0.37pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+715%、1株純資産は14期で+233%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 26 | 588 | 4.5 | 26.1 | 93.7 |
| 2014年3月 | 33 | 617 | 5.5 | 27.8 | 26.6 |
| 2015年3月 | 63 | 711 | 9.4 | 21.4 | 35.9 |
| 2016年3月 | 81 | 745 | 11.1 | 21.8 | 38.1 |
| 2017年3月 | 90 | 819 | 11.5 | 19.7 | 28.2 |
| 2018年3月 | 101 | 909 | 11.7 | 29.5 | 32.8 |
| 2019年3月 | 110 | 977 | 11.7 | 29.0 | 34.0 |
| 2020年3月 | 108 | 1,028 | 10.8 | 26.4 | 36.0 |
| 2021年3月 | 123 | 1,139 | 11.3 | 32.7 | 37.2 |
| 2022年3月 | 160 | 1,294 | 13.2 | 26.4 | 39.2 |
| 2023年3月 | 177 | 1,437 | 12.9 | 23.4 | 39.2 |
| 2024年3月 | 194 | 1,670 | 12.5 | 21.9 | 41.6 |
| 2025年3月 | 184 | 1,724 | 10.9 | 20.3 | 47.2 |
| 2026年3月 | 209 | 1,956 | 11.4 | 17.6 | 39.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額442百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 上田輝久 | 代表取締役 会長 取締役会議長 | 69 | 34,000 |
| 山本靖則 | 代表取締役 社長 CEO | 67 | 17,000 |
| 渡邊明 | 取締役 専務執行役員 CRO、環境経営(GX)担当、コーポレート・トランス フォーメーション(CX)担当 | 63 | 6,000 |
| 花井陳雄 | 取締役(非常勤) | 73 | 3,000 |
| 中西義之 | 取締役(非常勤) | 71 | 1,000 |
| 濱田奈巳 | 取締役(非常勤) | 62 | 1,000 |
| 北野美英 | 取締役(非常勤) | 57 | 1,000 |
| 小谷崎眞 | 監査役(常勤) | 64 | 2,000 |
| 山田洋一 | 監査役(常勤) | 60 | 1,000 |
| 西本強 | 監査役(非常勤) | 52 | — |
| 林由佳 | 監査役(非常勤) | 65 | — |
| 岩本文男 | — | 47 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 163 | 118 | 307 | 77 |
| 社外取締役 | 4 | 59 | — | 59 | 15 |
| 監査役 | 3 | 52 | — | 52 | 17 |
| 社外監査役 | 2 | 24 | — | 24 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,835字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,875字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,694字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,152字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第163期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第163期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第162期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第162期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第161期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第161期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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