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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

シチズン時計

Citizen Watch Co., Ltd.7762 · Prime · 精密機器

時計で世界的ブランド、工作機械・デバイスも手掛ける精密技術の複合メーカー

概要

世界有数の時計メーカーであるシチズン時計は、腕時計のムーブメントから完成品までを一貫生産する垂直統合体制を持つ。時計事業に加え、スイス型CNC自動旋盤を主力とする工作機械事業、水晶振動子や自動車部品などを手掛けるデバイス事業を展開。2026年3月期の連結売上高は3,468億円、営業利益は302億円。従業員数は12,147人。

時計事業:自社ブランドとスイス高級ブランドの両軸

時計事業は連結売上高の約57%を占める最大セグメントである。シチズンブランドの完成時計に加え、Frederique ConstantやLa Joux-Perretといったスイス高級時計ブランドを傘下に持ち、エコ・ドライブ(光発電)と機械式ムーブメントの両方を展開する。2026年3月期の売上高は1,970億円(前年比10.0%増)、営業利益は250億円(同38.1%増)と成長を牽引した。生産は日本(田無工場など)、中国、タイ、スイスで行われ、腕時計の生産規模は販売価格ベースで約1,951億円に達する。北米市場では『プロマスター』や『アテッサ』などのグローバルサブブランドが好調で、自社ECの販売も拡大している。ムーブメント外販では、アナログクオーツに加え機械式が世界各地で需要を伸ばしている。

工作機械事業:スイス型自動旋盤で世界市場を開拓

子会社シチズンマシナリーが手掛けるCNC自動旋盤(スイス型自動旋盤)は、自動車、医療、航空機、半導体関連の精密部品加工に不可欠な工作機械である。2026年3月期の売上高は862億円(前年比16.1%増)、営業利益は77億円(同36.4%増)。生産規模は販売価格ベースで約886億円に拡大した。国内市場は自動車関連の低迷が続いたが、米州・欧州・アジアで医療・半導体関連を中心に受注が回復。アジアでは中国の半導体需要が旺盛で販売を大きく伸ばした。世界に販売・サービス拠点を持ち、ドイツ、イギリス、イタリア、中国、タイ、フィリピン、ベトナムで生産または販売を行っている。中期経営計画では売上高1,000億円を目標に掲げる。

デバイス事業:多様な精密部品で産業を支える

デバイス事業は自動車部品、水晶デバイス、セラミックス、小型モーター、プリンター、健康機器、LEDなど幅広い製品群を扱う。主要子会社にシチズンファインデバイス、シチズン・システムズ、シチズン電子がある。2026年3月期の売上高は634億円(前年比0.2%増)、営業利益は37億円(同26.9%増)。自動車部品はEV関連や既存製品の拡販に注力し、セラミックスでは光通信向けサブマウント製品が好調。小型モーターは復調の兆しがあるものの減収。プリンターはフォトプリンター中心に安定需要があるが、大口受注の反動で微減。生産規模は販売価格ベースで約667億円。同事業は安定成長を目指しつつ、選択と集中を進めている。

業界の中での役割は時計・工作機械・電子デバイスの総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,468億円
営業利益
303億円
営業利益率
8.7%
純利益
311億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
時計事業1,971億円56.8%251億円12.7%
工作機械 事業863億円24.9%77億円8.9%
デバイス 事業635億円18.3%38億円6.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01時計(ウオッチ・ムーブメント)主力

シチズン及び子会社がウオッチムーブメント、完成時計の生産・販売をグローバルに展開。スイスの高級時計ブランドも傘下に持つ。

主な製品・サービス3
ウオッチムーブメント
機械式・クォーツ式の時計用ムーブメント。自社ブランドおよび他社へ供給。
完成時計(シチズンブランド)
シチズンブランドの腕時計。
高級時計(スイスブランド)
Frederique Constant、La Joux-Perret等のスイス高級時計。

02工作機械(CNC自動旋盤)主力

シチズンマシナリーがCNC自動旋盤(スイス型自動旋盤)の生産・販売をグローバルに展開。高精度な金属加工向けに自動車・電子部品等の製造業へ供給。

主な製品・サービス1
CNC自動旋盤
小型精密部品加工用のNC旋盤。スイス型とも呼ばれる高精度工作機械。

03デバイス(自動車部品・電子部品・健康機器等)主力

自動車部品、水晶デバイス、セラミックス、小型モーター、プリンター、健康機器、LED等の製造・販売。自動車・家電・情報機器等の産業向けに幅広く供給。

主な製品・サービス7
水晶デバイス
水晶振動子・発振器等の周波数制御部品。
セラミックス
電子部品用セラミック材料・部品。
小型モーター
精密機器用小型モーター。
プリンター
業務用プリンター。
自動車部品
自動車向け機能部品。
健康機器
血圧計等のヘルスケア機器。
LED
発光ダイオード関連製品。

製品と技術

エコ・ドライブ:光で動く環境配慮型ムーブメント

シチズンの象徴的技術がエコ・ドライブである。文字盤やソーラーパネルで取り込んだ光を電力に変換し、電池交換不要で駆動するクオーツムーブメント。現在では同社の腕時計の大半に搭載され、環境意識の高まりとともに訴求力を強めている。一方で機械式ムーブメントにも注力し、最上位ブランド『ザ・シチズン』向けの高級機械式新ムーブメントを開発。『シリーズエイト』や『プロマスター』にも機械式モデルを拡充している。ムーブメントの外販も行い、アナログクオーツと機械式の両方で他社ブランドへの供給を増やしている。生産の自動化・合理化を進め、収益性の向上を図っている。

CNC自動旋盤:スイス型精密加工の代名詞

シチズンマシナリーが製造するCNC自動旋盤は、スイス型自動旋盤とも呼ばれ、直径数ミリ以下の精密部品を高効率で加工できる。自動車の燃料噴射部品、医療用インプラント、航空機エンジン部品、半導体製造装置部品など、多岐にわたる産業で使用される。主力機種には「Cincom」シリーズがあり、複数の刃物台を搭載し複雑な形状を一度の工程で削り出す。工作機械事業の売上高は862億円に達し、世界市場で高いシェアを占める。生産は日本(本社工場)、タイ、フィリピン、ベトナム、中国で行われ、顧客の現地化需要に対応している。医療関連と半導体関連が特に好調で、今後の需要拡大に対応するため生産能力増強を進めている。

水晶デバイスとセラミックス:電子機器の中核部品

デバイス事業の中核製品の一つが水晶デバイスである。水晶振動子や発振器は、通信機器や車載電子機器のクロック信号源として不可欠。子会社シチズンファインデバイスが生産し、小型化・高精度化が求められる市場に対応する。セラミックス事業では、光通信向けのサブマウント製品(光素子を搭載する基板)が好調。データセンター向け需要の拡大を追い風に増収を続けている。また、小型モーターは精密機器や自動車向け、フォトプリンターは写真店やイベント向けに安定した需要がある。血圧計などの健康機器もラインアップに含まれ、多様な産業に部品と製品を供給している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

国内時計首位級、海外展開と技術で強み

シチズン時計は国内時計市場で主要プレーヤーであり、機械式・クオーツ両方の技術を持つ総合時計メーカーとして確固たる地位を築いている。同業他社と比較すると、ライバルとなるLiberawareやジーエルテクノロジーなどは規模が小さく、シチズンの売上高は3,000億円超と業界内で突出している。近年は売上高が増加傾向にあり、2026年3月期には3,468億円まで拡大する見込みで、営業利益率も6.5%から8.74%へ改善が見込まれる。時計事業に加えて、工作機械や電子部品などの多角化も進めており、安定した収益基盤を持つ。ただし、海外売上比率が低く、国内市場に依存している面があり、円安や国内需要の停滞に影響を受けやすい構造となっている。

強み

  • 機械式・クオーツ両対応で国内に強固な販売網を持つ。
  • 2026年3月期に3,468億円へ拡大し、成長を継続中。
  • 営業利益率は6.5%から8.74%へ向上見込みで収益性UP。
  • 時計以外に工作機械や電子部品で収益源を分散。

課題

  • 海外展開が進まず、内需依存で成長に限界あり。
  • 同業他社が小規模でも、技術競争で差別化要。
  • 円安で輸入コスト増、海外販売拡大が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がシチズン時計

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16845アズビル7,891億円19.3倍
26113アマダ7,789億円24.8倍
36481THK7,450億円28.7倍
46473ジェイテクト6,834億円57.0倍
56302住友重機械工業6,759億円16.2倍
67762シチズン時計6,711億円21.4倍
76134FUJI6,681億円38.3倍
85631日本製鋼所5,255億円27.0倍
96324ハーモニック・ドライブ・システムズ5,124億円315.0倍
106268ナブテスコ5,106億円25.6倍
116508明電舎4,862億円20.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

尚工舎時計研究所からシチズン時計の創立(1930年)

1930年5月、東京都新宿区高田馬場の尚工舎時計研究所(1918年設立)を母体にシチズン時計株式会社が創立され、腕時計の製造・販売を開始した。1932年12月にはスター商会を合併して側(ケース)の製作に参入。1935年6月に現在の東京都西東京市に敷地を購入し田無工場を新設した。1936年7月には貴石製作所を合併し、部品内製化を進めた。1938年12月、社名を大日本時計株式会社に改称。1941年9月に日東精機株式会社を合併し、工作機械の生産を開始した。この時期、軍需向け時計や精密機器の製造も行い、戦時体制下で生産基盤を固めた。

戦後復興と上場、販売網の分離(1948〜1960年代)

1948年2月、社名をシチズン時計株式会社に復した。1949年5月に東京証券取引所に上場し、翌月には営業部を独立させてシチズン商事株式会社を設立、販売網を切り離す分業体制を採った。同年10月、株式会社平和時計製作所を設立し生産能力を増強。1954年6月に本社を新宿区西新宿に移転した。1960年代に入ると、1959年に御代田精密株式会社(現シチズンファインデバイス)、1960年に河口湖精密株式会社を設立。1961年10月には大阪証券取引所に上場。1963年1月に合弁会社シメオ精密を設立。1964年8月に技術研究所を所沢に新設し、同年10月には事務用機器の生産を開始、多角化の兆しを見せた。

海外進出と事業多角化の加速(1970〜1980年代)

1970年2月、香港に合弁会社新星工業有限公司を設立し、アジアでの生産拠点を確保。同年6月にはブローバ・シチズン(現シチズン電子)を合弁で設立し、電子部品事業に参入した。1975年4月に米国販売子会社シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカを、1976年3月に香港販売子会社を設立。1979年6月にはドイツに欧州販売拠点を設け、グローバル販売網を整備した。1984年3月には米国にシチズン・アメリカ・コーポレーションを設立し、現地経営を強化。1989年8月には香港に冠潤実業有限公司(現西鉄城精電科技)を設立し、電子部品の生産・販売を拡大した。この20年間で時計事業だけでなく、電子部品や工作機械の海外展開が本格化した。

持株会社制への移行とグループ再編(2000年代)

2001年3月、本社を現在の東京都西東京市田無町に移転。2002年4月にシチズン商事とシービーエムを完全子会社化。2003年4月に平和時計製作所を完全子会社化。2004年10月にシチズン商事を合併した。2005年4月、会社分割によりシチズン・システムズとシチズン・ディスプレイズを設立。同年10月には、シチズン電子、ミヨタ(現ファインデバイス)、シメオ精密、狭山精密工業、河口湖精密を完全子会社化する株式交換を実施した。2007年4月、商号をシチズンホールディングス株式会社に変更し、同時にシチズン時計、シチズンマシナリー、シチズン・システムズ、シチズン・ディスプレイズを吸収分割で設立。これにより純粋持株会社体制へ移行し、各事業の独立性を高めた。

Bulova買収と高級時計ブランドの獲得(2008年)

2008年1月、シチズン時計株式会社が米国Bulova Corporationの株式を取得し、北米でのブランドポートフォリオを強化した。同年10月には公開買付けにより株式会社ミヤノ(現シチズンマシナリー)の株式を取得し、工作機械事業の拡大を図った。2008年4月にはシチズン・ディスプレイズをシチズン電子に吸収分割し、デバイス事業を再編。同年7月にはシチズンテクノロジーセンターを合併したほか、シチズンミヨタがシチズンファインテックを合併。2009年4月にはシチズン時計がシチズンシービーエムを合併。買収と統合を積極的に進め、スイスの高級時計ブランドFrederique ConstantやLa Joux-Perretも傘下に加え、機械式時計の製品力を高めた。

安定成長と中期経営計画への移行(2013年以降)

2013年3月期は為替や事業再編の影響で89億円の純損失を計上したが、2015年3月期には176億円の純利益に回復。2017年3月期以降は売上高3,000億円前後で推移した。2020年3月期は新型コロナウイルス感染症の影響で167億円の純損失、2021年3月期も252億円の純損失と苦境が続いた。しかし2022年3月期には221億円の純利益に転換し、2026年3月期には売上高3,468億円、営業利益302億円、純利益311億円と過去最高を更新。2025年度から2027年度を対象とする「中期経営計画2027」を策定し、時計事業と工作機械事業をコアに据え、デバイス事業の選択と集中を進める方針を示した。

年表41件を開く

1930年代

  • 1930年5月創業東京都新宿区高田馬場に尚工舎時計研究所(1918年設立)を母体としてシチズン時計株式会社創立、腕時計の製造、販売を開始
  • 1932年12月M&Aスター商会を合併、側の製作を開始
  • 1935年6月東京都西東京市に敷地を購入し田無工場を新設
  • 1936年7月M&A貴石製作所を合併
  • 1938年12月社名を大日本時計株式会社と改称

1940年代

  • 1941年9月M&A日東精機株式会社を合併、工作機械の生産を開始
  • 1948年2月社名をシチズン時計株式会社に復名
  • 1949年5月上場東京証券取引所に上場
  • 1949年6月創業営業部を独立してシチズン商事株式会社を設立
  • 1949年10月創業株式会社平和時計製作所を設立

1950年代

  • 1954年6月本社を東京都新宿区西新宿に移転
  • 1959年7月御代田精密株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)を設立

1960年代

  • 1960年7月創業河口湖精密株式会社を設立
  • 1961年10月上場大阪証券取引所に上場
  • 1963年1月合弁会社シメオ精密株式会社を設立
  • 1964年8月埼玉県所沢市に技術研究所を新設
  • 1964年10月事務用機器の生産を開始
  • 1964年12月創業シチズン事務機株式会社を設立

1970年代

  • 1970年2月香港に合弁会社新星工業有限公司(現連結子会社)を設立
  • 1970年6月合弁会社株式会社ブローバ・シチズン(現連結子会社・シチズン電子株式会社)を設立
  • 1975年4月米国にシチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(現連結子会社)を設立
  • 1976年3月香港に星辰表(香港)有限公司(現連結子会社)を設立
  • 1979年6月ドイツにシチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH(現連結子会社)を設立

1980年代

  • 1984年3月創業米国にシチズン・アメリカ・コーポレーションを設立
  • 1989年8月香港に冠潤実業有限公司(現連結子会社・西鉄城精電科技(香港)有限公司)を設立

2000年代

  • 2001年3月本社を現在地(東京都西東京市田無町)に移転
  • 2002年4月M&Aシチズン商事株式会社及びシービーエム株式会社を完全子会社とする簡易株式交換を実施
  • 2003年4月M&A株式会社平和時計製作所を完全子会社とする簡易株式交換を実施
  • 2004年10月M&Aシチズン商事株式会社を合併
  • 2005年4月会社分割によりシチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を設立
  • 2005年10月M&A株式会社シチズン電子(現連結子会社・シチズン電子株式会社)、ミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シメオ精密株式会社、狭山精密工業株式会社及び河口湖精密株式会社を完全子会社とする株式交換を実施
  • 2007年4月商号変更商号をシチズンホールディングス株式会社に変更
  • 2007年4月シチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シチズンマシナリー株式会社、シチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割承継会社とする会社分割を実施
  • 2007年4月創業会社分割によりシチズン時計株式会社、シチズンテクノロジーセンター株式会社及びシチズンビジネスエキスパート株式会社を設立
  • 2008年1月シチズン時計株式会社がBulova Corporationの株式を取得
  • 2008年4月シチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割会社、シチズン電子株式会社(現連結子会社)を吸収分割承継会社とする吸収分割を実施
  • 2008年7月M&Aシチズンテクノロジーセンター株式会社を合併
  • 2008年7月M&Aシチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)がシチズンファインテック株式会社(2005年10月1日をもってシメオ精密株式会社より商号変更)を合併
  • 2008年10月公開買付けにより株式会社ミヤノ(現連結子会社・シチズンマシナリー株式会社)の株式を取得
  • 2009年4月M&Aシチズン時計株式会社がシチズンシービーエム株式会社(2002年4月1日をもってシービーエム株式会社より商号変更)を合併
  • 2009年10月M&Aシチズン狭山株式会社(2008年4月1日をもって狭山精密工業株式会社より商号変更)がシチズン埼玉株式会社を合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 工作機械事業売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの戦略

    時計事業と工作機械事業をコア事業と位置づけ、経営資源を集中投資する。デバイス事業は選択と集中で安定成長を図り、新事業領域の探索も進める。

  2. 02

    時計事業:グローバルブランド価値向上

    「豊かな未来(とき)をつなぐ」をビジョンに、ブランド価値向上、北米市場強化、高付加価値ムーブメント開発の3重点戦略に取り組む。

  3. 03

    工作機械事業:売上高1,000億円達成

    「製販イノベーション」を推進し、アジアなど成長市場での営業・サービス体制強化による拡販と顧客開拓を図る。

  4. 04

    DX戦略の推進と人財育成

    DXビジョンのもと、業務プロセス変革による高収益化、製品・サービス変革による新たな価値創出、企業風土変革の3方針に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で12,147人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は789万円で、9期前と比べて+12.3%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は17.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月16,170
2018年3月16,015
2019年3月70342.917.114,909
2020年3月67643.217.115,024
2021年3月59443.817.713,530
2022年3月64444.118.612,549
2023年3月71443.418.812,256
2024年3月74644.318.511,935
2025年3月76744.018.112,373166
2026年3月78943.917.412,147249

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社44(国内 22 / 海外 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
時計 — シチズン時計マニュファクチャリング㈱(埼玉県所沢市等)148億円
工作機械 — シチズン マシナリー㈱(長野県北佐久郡御代田町等)128億円
時計 — シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc. (アメリカ・カリフォルニア)126億円
デバイス — シチズン ファインデバイス㈱(山梨県南都留郡富士河口湖町等)115億円
本社・東京事業所 — 東京都西東京市6,805百万円
時計、全社
工作機械 — 西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国・淄博)4,538百万円
所沢事業所 — 埼玉県所沢市4,115百万円
時計、全社
その他3,736百万円
時計、全社
時計 — ロイヤル・タイム・シティCo.,Ltd. (タイ・アユタヤ)3,145百万円
工作機械 — シチズン・マシナリー・アジアCO.,Ltd (タイ・アユタヤ)2,992百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    シチズン マシナリー㈱ ※1
    長野県北佐久郡 御代田町
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズン ファインデバイス㈱
    山梨県南都留郡 富士河口湖町
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズン・システムズ㈱
    東京都西東京市
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズン電子㈱
    山梨県富士吉田市
    議決権79.3%
  • 国内
    シチズン時計マニュファクチャリング㈱ ※1
    埼玉県所沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズンTIC㈱
    東京都小金井市
    議決権76.0%
  • 国内
    シチズン リテイルプラニング㈱
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京美術
    東京都豊島区
    議決権71.9%
  • 国内
    シチズン千葉精密㈱
    千葉県八千代市
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズンマイクロ㈱
    埼玉県日高市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フジミ
    山梨県南都留郡 富士河口湖町
    議決権100.0%
  • 国内
    シチズン電子タイメル㈱
    山梨県富士吉田市
    議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
  • シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc. ※1アメリカ カリフォルニア100%
  • 新星工業有限公司 ※1中国・香港100%
  • 広州務冠電子有限公司中国・広州100%
  • Civis Manufacturing Limited ※1中国・香港100%
  • シチズン・デ・メヒコ S.DE R.L.DE C.V.メキシコ メキシコシティ100%
  • ロイヤル・タイム・シティCo., Ltd. ※1タイ アユタヤ100%
  • 星辰表(香港)有限公司中国・香港100%
  • シチズン・ウオッチ・ユナイテッド・キングダムLtd.イギリス ウオーキンガム100%
  • シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbHドイツ ハンブルグ100%
  • シチズン・ウオッチ・イタリーSPAイタリア ミラノ100%
  • シチズン・ウオッチズ・オーストラリアPTY LTD.オーストラリア シドニー100%
  • 西鉄城(上海)貿易有限公司中国・上海100%
  • Manufacture La Joux-Perret S.A.スイス ラ・ショー・ド・フォン85%
  • Frederique Constant Holding SAスイス ジュネーブ100%
  • シチズン・マシナリー・アジアCo., Ltd.タイ アユタヤ100%
  • 西鉄城(中国)精密机械 有限公司中国・淄博100%
  • シチズン・マシナリー・ヨーロッパGmbHドイツ エスリンゲン100%
  • シチズン・マシナリー・ UK Ltd.イギリス ブッシー100%
  • シチズン・マシナリー・フィリピンInc.フィリピン バタンガス100%
  • シチズン・マシナリー・ベトナムCo., Ltd.ベトナム ハイフォン100%
  • CITIZEN MACCHINE ITALIA s.r.l.イタリア ベルガモ100%
  • 領冠電子(梧州)有限公司中国・梧州100%
  • シチズン・セイミツ(タイランド) CO., LTD.タイ アユタヤ100%
  • Citizen Finedevice Philippines Corp.フィリピン バタンガス100%
  • シチズン・システムズ・アメリカ・コーポレーションアメリカ カリフォルニア100%
  • 西鉄城精電科技(香港)有限公司中国・香港100%
  • シチズン・システムズ・ヨーロッパGmbHドイツ シュツットガルト100%
  • 首軒電子有限公司中国・香港100%
  • C-E(香港)Ltd.中国・香港100%
  • C-E(DEUTSHLAND)GmbHドイツ フランクフルト100%
  • 他 26社
  • Marubeni Citizen-Cincom Inc.アメリカ ニュージャージー45%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JPシチズンファインデバイス株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,468億円営業利益303億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+47.1%。

売上高
+9.4%
3,468億円
営業利益
+47.1%
303億円
純利益
+30.1%
311億円
営業利益率
8.7%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,950億円3,468億円
営業利益405億円303億円
純利益320億円311億円
1株あたり配当¥53¥53

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は981億円、営業利益は99億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.9%、営業利益は+80.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71221
2024年1Q727557.663
2024年2Q8028010.071
2024年3Q8609911.573
2024年4Q73923
2025年2Q1,5651237.9123
2025年4Q1,604835.2116
2026年2Q1,5931308.2119
2026年4Q1,8751739.2192
2027年1Q9819910.189

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,721億円から3,468億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,721138−89
2014年3月3,100253
2015年3月3,285314176
2016年3月3,483306132
2017年3月3,126220166
2018年3月3,200267193
2019年3月3,217266134
2020年3月2,78575−167
2021年3月2,066−41−252
2022年3月2,814273221
2023年3月3,014291218
2024年3月3,128308230
2025年3月3,1692062306.5239
2026年3月3,4683033858.7311

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,468億円のうち、営業利益として残るのは303億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は311億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.9%1,973億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.4%1,193億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%303億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが388億円、投資CFが−155億円で、差し引きのフリーCFは233億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,040億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月188−2391−51675
2014年3月327−1102217927
2015年3月291−92−971991,053
2016年3月300−246−12254950
2017年3月328−279−20649779
2018年3月325−79−117246907
2019年3月199−199−590845
2020年3月173−155−7018780
2021年3月75−76183−1996
2022年3月347−95−2002521,112
2023年3月166−135−40131792
2024年3月346−127−270219803
2025年3月358−100−125258926
2026年3月388−155−1772331,040

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,683億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,021億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,5471,9241,62353.3
2014年3月3,8392,1741,66555.8
2015年3月4,2162,4801,73656.6
2016年3月4,0652,3751,69056.0
2017年3月3,9592,4921,46760.5
2018年3月4,0992,6371,46261.9
2019年3月4,1392,6751,46462.2
2020年3月3,6962,3081,38860.0
2021年3月3,6582,1291,52955.8
2022年3月3,9502,3871,56358.1
2023年3月3,9002,3281,57257.5
2024年3月4,1542,5611,59359.6
2025年3月4,1562,6411,51461.6
2026年3月4,6833,0211,66262.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,056億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,578億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
680億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,662億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率52社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率52社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.6%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,728で、1年前と比べて+177.4%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥2,728-4.0%1ヶ月+15.7%1年+177.4%時価総額6,711億円
過去52週の値幅
安値¥961高値¥2,920

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.4倍
PER (会社予想)20.8倍
PBR2.23倍
配当利回り1.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+12.6%上昇し、25日移動平均線(2379円)を約6.3%上回る水準です。52週高値2920円には約13.4%の距離で、年初来でも+160%と大きく上昇しています。RSIは67.5とやや過熱気味ですが、上昇トレンドは続いています。8月17日には出来高604万株超と急増し、その後も150万株前後の高水準が続いており、買い意欲が強いことが伺えます。ただし、8月18日に一時2600円まで下落するなど、高値圏では変動が激しく、短期的な調整リスクも考慮が必要です。中期的には200日線(1780円)を大きく上回り、上昇基調は維持されています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

予想PER19.3倍は業界平均31.5倍を大幅に下回り、PBR2.07倍も平均2.83倍より低い。ROE11.33%は高水準で、効率的な資本活用が窺える。配当利回り2.1%は平均2.0%をやや上回る。時計需要の回復と円安効果による収益拡大が見込まれるが、配当性向53.27%と適正で、増配余地もある。割安だが、業界内での成長性が過小評価されている可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.4倍30.1倍
PER (予想)20.8倍
PBR2.23倍2.49倍
ROE11.3%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、時計事業の収益性改善と成長戦略の実効性である。強気派は、主力の時計事業が高付加価値化に成功し、価格改定や円安効果で利益率が改善している点、さらに工作機械や電子部品などの事業が安定した収益源となっている点を評価する。特に、株価が1年で大幅に上昇しており、マーケットは今後の成長を織り込み始めている。一方、弱気派は、高級時計市場の需要変動や競争激化、中国経済の減速による販売減速リスクを指摘する。また、すでに株価が上昇した後のバリュエーションの高さが懸念される。

プラスに働く材料7
  • 時計事業の収益改善

    円安と価格改定で海外売上が伸び、営業利益率が改善傾向。

  • 垂直統合の技術力

    自社生産で品質とコスト競争力を確保、高付加価値製品を供給。

  • 多角化の安定性

    工作機械・電子部品が時計の不振を補い、収益を下支えする。

  • 営業利益303億円へ47%増益通年影響

    営業利益は206億円→303億円と47%増加。増益率が高い

  • 営業利益率8.74%へ改善継続影響

    営業利益率は6.50%→8.74%と上昇し、収益構造が改善

  • 売上高3,468億円で過去最高通年影響

    売上高は3,169億円→3,468億円と9.4%増加。成長軌道に乗る

  • PER18.8倍は成長率に対して割安決算発表後影響

    PER18.8倍、売上高成長9.4%を考慮すれば株価は割高ではない

マイナスに働く材料7
  • 高級時計の需要変動

    世界経済減速時には高額品需要が落ち込みやすい。

  • 中国市場の不透明感

    中国の景気減速で販売が伸び悩む可能性がある。

  • 株価上昇後の割高感

    1年で大きく上昇し、期待先行のリスクがある。

  • 前期の売上高は1.3%増にとどまる決算発表後影響

    前期の売上高は3,128億円→3,169億円と低成長。需要の波が大きい

  • 株価が1年で164%急伸した反動不定影響

    1年間で164.6%上昇。短期的な過熱感が強く調整リスク

  • 純利益の伸びは営業利益に下回る通年影響

    純利益は239億円→311億円、営業利益の増加率47%に対し30%

  • 配当利回り1.96%は増配期待が前提通年影響

    配当利回り1.96%と低位。増配がなければ投資家の魅力は限定的

次の決算で確かめる点
時計事業の営業利益率
収益改善の進捗と高付加価値化の成果を測る。
海外売上高比率
為替感応度と海外需要の取り込み状況を示す。
機械事業の受注動向
工作機械の需要は景気敏感で、業績の先行指標となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり53で、前期から+4.4%いまの株価に対する利回りは1.94%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥53
1株あたり
配当利回り
1.94%
いまの株価に対して
配当性向
53.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1718.8
2018年3月2229.471.9
2019年3月20−9.1130.6
2020年3月2420.0154.0
2021年3月5−79.2
2022年3月18260.098.4
2023年3月3488.937.5
2024年3月4017.634.3
2025年3月4512.546.9
2026年3月474.453.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥53

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ101,568人。区分でいちばん多いのは金融機関36.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.9%を占め、残る54.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関43.440.935.943.145.636.2
外国法人24.624.116.918.314.928.6
個人・その他16.219.329.722.224.222.2
事業法人13.913.315.912.513.09.7
証券会社1.92.51.63.82.33.3
自己株式0.45.011.80.70.70.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社13.70
02株式会社日本カストディ銀行9.10
03日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.86
04BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS -JAPAN ADVANTAGE POOL(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.21
05日亜化学工業株式会社4.07
06三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.86
07株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.75
08シチズングループ従業員持株会1.75
09清水建設株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.68
10STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-21
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    5.03%
  • 2026-06-04
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.28%
  • 2026-06-04
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.93%
    +1.65pt
  • 2026-06-04
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    8.41%
    +1.48pt
  • 2026-05-12
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    3.19%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で+566%、1株純資産は14期で+106%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−27583−4.7150.1
2014年3月6618.714.431.6
2015年3月547367.817.039.5
2016年3月417155.715.483.8
2017年3月527527.113.718.8
2018年3月617987.812.671.9
2019年3月428095.214.7130.6
2020年3月−53709154.0
2021年3月−81652
2022年3月7176910.27.398.4
2023年3月758679.610.337.5
2024年3月941,0169.710.634.3
2025年3月981,0499.59.146.9
2026年3月1271,20211.313.153.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額372百万円。

氏名役職年齢保有株数
大治良高代表取締役社長6220,796
古川敏之専務取締役 経営企画部・デジタル統括センター担当、デバイス事業担当6313,364
宮本佳明常務取締役 グループリスクマネジメント、人事部・総務部・CSR室担当6313,678
小林啓一取締役 広報IR室・サステナビリティ推進部・研究開発部・知的財産部担当586,222
窪木登志子取締役665,000
大澤善雄取締役74
吉田勝彦取締役7210,937
柳和徳取締役常勤監査等委員637,979
石田八重子取締役監査等委員56
山中典子取締役監査等委員53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)13991287
社外取締役6636311
取締役(社内)1181818
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,631字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、その子会社76社及び関連会社2社で構成され、主として時計事業、工作機械事業、デバイス事業の分野において生産及び販売活動を営んでおります。 事業区分ごとの生産及び販売を担当する主な会社は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 セグメント情報」に記載のとおりであります。 区分   主要な製品名   主な生産会社等   主な販売会社 時計事業   ウオッチムーブメント 他   シチズン時計㈱シチズン時計マニュファクチャリング㈱シチズンTIC㈱新星工業有限公司(中国・香港) Civis Manufacturing Limited. (中国・香港) 広州務冠電子有限公司(中国) ロイヤル・タイム・シティCo., Ltd.(タイ) Manufacture La Joux-Perret S.A.(スイス)Frederique Constant Holding SA(スイス)   シチズン時計㈱シチズンリテイルプラニング㈱ シチズンTIC㈱ ㈱東京美術星辰表(香港)有限公司(中国・香港) シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(米国)シチズン・ウオッチズ・オーストラリアPTY LTD.(オーストラリア)シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH (ドイツ)シチズン・ウオッチ・イタリーSPA (イタリア)シチズン・デ・メヒコS.DE R.L.DE C.V.(メキシコ)シチズン・ウオッチ・ユナイテッド・キングダム Ltd.(イギリス)西鉄城(上海)貿易有限公司(中国)Manufacture La Joux-Perret S.A.(スイス)Frederique Constant Holding SA(スイス) 工作機械事業   CNC自動旋盤 他   シチズンマシナリー㈱シチズン・マシナリー・アジアCo., Ltd.(タイ)シチズン・マシナリー・フィリピンInc.(フィリピン)シチズン・マシナリー・ベトナムCo., Ltd.(ベトナム)西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国)   シチズンマシナリー㈱シチズン・マシナリー ヨーロッパGmbH (ドイツ)シチズン・マシナリー・UK Ltd.(イギリス)西鉄城(中国)精密机械有限公司(中国)CITIZEN MACCHINE ITALIA s.r.l.(イタリア) デバイス事業   自動車部品水晶デバイスセラミックス小型モータープリンター健康機器LED他   シチズンファインデバイス㈱シチズン・システムズ㈱シチズン電子㈱シチズン千葉精密㈱ シチズンマイクロ㈱シチズン電子タイメル㈱領冠電子(悟州)有限公司(中国) シチズン・セイミツ (タイランド) CO., LTD.(タイ)Citizen Finedevice Philippines Corp.(フィリピン)西鉄城精電科技(香港)有限公司(中国・香港)首軒電子有限公司(中国・香港)   シチズンファインデバイス㈱シチズン・システムズ㈱シチズン電子㈱シチズン・システムズ・アメリカ・コーポレーション(米国)シチズン・システムズ・ヨーロッパGmbH (ドイツ)C-E(香港)Ltd.(中国・香港)C-E(Deutschland)GmbH(ドイツ)CECOL, Inc.(米国) 上記のように、時計事業は主にシチズン時計㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 工作機械事業は、主にシチズンマシナリー㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 デバイス事業は、主にシチズンファインデバイス㈱、シチズン・システムズ㈱、シチズン電子㈱及びその子会社で生産、販売を行っております。 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,222字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」を基盤とし、2030年を見据えて、サステナブル社会、デジタル社会に対応し成長できるシチズングループのありたい姿を描き、そこからバックキャストすることで5つのマテリアリティ「気候変動への対応と循環型社会への貢献」、「質の高い生活への貢献」、「産業分野におけるソリューションの提供」、「働きがいの向上と人財の育成」、「社会的責任の遂行」を設定しました。 長期ビジョンの実現に向けて、グループ中期経営ビジョン「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”を揚げ、「中期経営計画2024」に続き、2025 年度(2026年3月期)から 2027年度(2028年3月期)までの3か年の「中期経営計画2027」を策定し、新たな価値創造に挑戦し、世の中に安心と信頼、そして感動を届け、豊かなときをつなぐ存在になることを目指してまいります。 (2) 経営戦略等 グループ中期経営ビジョン実現に向けて、本中期経営計画における以下の重点戦略に取り組んでまいります。 ① 事業ポートフォリオの戦略 時計事業と工作機械事業を、グループ成長を牽引するコア事業と位置付け、経営資源を戦略的に投資していくことで更なる成長を目指してまいります。デバイス事業は、安定成長を目指しながら、事業や製品の選択と集中を進めてまいります。また、成長の可能性がある新事業領域の探索も進めてまいります。 本中期経営計画における事業別の戦略は、以下のとおりです。 時計事業 時計事業は、グループビジョンと同じく「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”をビジョンとして掲げ、「グローバル戦略によるブランド価値向上」、「北米市場での更なる取組み強化」、「高付加価値製品を実現するムーブメント開発」の3つの重点戦略に取り組んでまいります。 グループを牽引するコア事業として、経営資源を戦略的に配分するとともに、ブランド価値向上による事業成長と収益力強化に取り組んでまいります。 工作機械事業 工作機械事業は、売上高1,000億円の実現に向け、“製販イノベーション”の真価を発揮し、グローバル市場での拡販・顧客開拓を推進してまいります。アジア地域をはじめ、成長が見込まれるグローバル市場での営業、サービス体制の強化を図ることで、更なる成長を目指してまいります。 デバイス事業 デバイス事業は、市場変化に合わせた製品の選択と集中、収益力改善及び当社の強みを最大限に活かせる領域における事業拡大により、確固たる競争優位を確立してまいります。当社グループの強みである小型金属加工技術を活かした自動車部品事業では、EV関連の新製品やエンジン・ブレーキなど既存領域製品の売上拡大を進めます。また、セラミックス事業では光通信向けなどのサブマウント製品の更なる競争力強化を推進し、モーター事業では市場のニーズに対応した技術、品質により高い顧客満足を獲得してまいります。プリンター事業については、フォトプリンターを中心とした売上拡大を目指します。 ② DX戦略の推進及び人財の育成 「ユーザー視点での価値の創出・向上を継続的に行える企業グループへ」をDXビジョンとして掲げ、「業務プロセスの変革による高収益体質への転換」、「製品・サービスの変革による新たなユーザー価値の創出」、「企業風土の変革」の3つの方針に取り組んでまいります。 「業務プロセスの変革による高収益体質への転換」では、データ活用による意思決定の高度化、データ及びデジタル活用によるモノづくりの進化を、「製品・サービスの変革による新たなユーザー価値の創出」では、新たなユーザー体験の提供、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでまいります。 人財ビジョンとして「社員一人一人が長期ビジョンの実現に貢献しシチズンで働くことへ誇りを感じていること」を掲げ、デジタル施策を着実に進めると同時に、「企業風土の変革」をグループで連携して進めてまいります。 (3) 経営環境 当社を取り巻く経営環境として、主に以下の環境変化を認識しております。 ① 地政学的リスクによる世界経済への影響 ② 消費者行動様式、価値観の変容 ③ ファッションウオッチ市場の縮小等による、アナログクオーツムーブメント市場の縮小 当社は、以上のような経営環境変化の影響を受け業績下振れのリスクが高まっていることを認識し、中核事業である時計事業及び工作機械事業における以下の4つの課題について優先的に取り組んでまいります。 ① 機械式完成品の拡充及び機械式ムーブメント外販の拡大 ② 環境意識の高まりを捉えた、エコ・ドライブの特性や環境に配慮した素材の更なる訴求 ③ 情緒的価値を伴う高付加価値製品の提供 ④ 工作機械の市況の波にタイムリーに対応できる生産体制と販売体制の確立 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の時計事業、工作機械事業における経営環境変化を認識し、以下の4つの課題について優先的に取り組んでまいります。 ① 機械式完成品の拡充及び機械式ムーブメント外販の拡大 引き続き成長が見込まれる機械式時計市場において、シチズン機械式時計の成長に向け、機械式ムーブメントを搭載した最上位ブランド『ザ・シチズン』向けの高級機械式新ムーブメントの開発を進め、商品のラインナップをアップグレードすると共に、『シリーズエイト』に加えて、『プロマスター』も機械式商品に注力してまいります。ムーブメント事業については、更なる製造の自動化、合理化の推進と付加価値化を進めながら収益性の強化を図ってまいります。 ② 環境意識の高まりを捉えた、エコ・ドライブの特性や環境に配慮した素材の更なる訴求 環境に優しいエコ・ドライブを搭載したモデルを基軸に、更なるユーザーとのコミュニケーションの強化を図ってまいります。 また、リサイクル素材など、地球環境に配慮したサステナブルな素材の採用を今後も増やすと共に、環境や人に配慮した商品展開を進めてまいります。 ③ 情緒的価値を伴う高付加価値製品の提供 時計事業では完成品ブランド「シチズン」、「ブローバ」、「フレデリック・コンスタント」を展開するとともに、ムーブメントについては日本(ミヨタ)とスイス(ラ・ジュー・ペレ)の両国に製造拠点を有し、部品製造から完成品の組立、販売、アフターサービスに至るまで一貫した事業体制を構築しています。保有する各ブランドを通じて、人々の時に寄り添い、時計を身に着けることで、気持ちの高揚をもたらすことが出来るような価値を追求してまいります。 ④ 工作機械の市況の波にタイムリーに対応できる生産体制と販売体制の確立 工作機械事業は、売上高1,000億円の実現に向けて、“製販イノベーション”の真価を発揮することで、グローバル市場での拡販・顧客開拓を推進いたします。地域別の戦略をより一層明確にし、新市場の開拓を含めた販売拡大を目指します。また「ミヤノブランド(中・大型機)のグローバル販売戦略」を推進し、「LFV」や「FAフレンドリー」、「アルカプリソリューション」などを活用し、お客さまの「モノづくりワークフローの革新」に貢献するトータルソリューションを提案してまいります。その土台としてデジタル技術やデータを活用した、効率的かつ顧客中心の業務プロセスへの転換を目指すと同時に、データ・マネジメント体制の構築、デジタル人財の育成、デジタル活用による技術、技能継承などを推進してまいります。
事業等のリスク3,635字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 当社グループの各事業のリスクについて 当社グループは、時計、工作機械、デバイスの製造販売を主な事業とし、全世界で事業展開を行っております。そして、ユーザーは一般個人のほか、多種多様な製造業にまで広範囲に渡っております。従って、当社グループの業績は、多岐に渡る変動要因の影響を受けます。その要因の主なものは以下のとおりです。 時計事業 時計事業においては、ウオッチでは国内競合メーカーのほか、スイス高級腕時計メーカー、中国製普及価格帯時計メーカー、スマートウオッチメーカー等との競争も激しく、また、スマートフォン等の時計機能代替製品との競争も内在しております。ムーブメント事業においては、ファッションウオッチ市場の縮小やスマートウオッチ市場拡大の影響により低価格帯を中心としたアナログクオーツ市場が減少傾向にあることや中国メーカーの台頭等に基因する競争環境の激化による単価下落の環境にあるため、数量減少及びシェア低下の危険性があります。 工作機械事業 工作機械事業は、景気変動に伴う設備投資需要の落ち込み、天然資源や原材料価格の大幅な高騰、事業を展開する国及び地域における規制又は法令の重要な変更が、今後の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 デバイス事業 デバイス事業は、技術革新のスピードが早く、顧客要求の変化や新製品・サービスの導入頻度が高いことから、既存製品・サービスの陳腐化による販売価格の下落等が業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。精密加工部品においては、販売先の自動車メーカーやスマートフォンメーカーの技術革新の動向による影響を受けます。オプトデバイスにおいては、一部製品で特許実施許諾の契約を結んでおりますが、何らかの事情により提携関係が解消され、特許の実施許諾が受けられない状態になった場合、当事業に影響を及ぼす可能性があります。 電子機器製品においては、景気変動による設備投資、顧客の事業活動、個人消費の低迷に伴う需要減の影響や、製品安全関連の法規制・規格等の厳格化は、今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、国内競合メーカーはもとより、中国等の電子機器メーカーとの競争が激しく、技術革新が早いことから、販売価格の下落や開発等の遅れが、業績に影響を与える可能性があります。 ② 海外売上依存度について 当社グループの製品の売上高における海外比率は高く、また、全世界に販売されております。このため、各地域における景気・消費動向は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当該地域の政治的・経済的な社会情勢が、同様に影響を及ぼす可能性があります。 (単位:百万円) (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   (自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 売上高   構成比(%)   売上高   構成比(%) 日本   80,475   25.4   79,843   23.0 アジア   74,454   23.5   82,713   23.8 アメリカ   91,887   29.0   105,962   30.6 欧州   66,781   21.1   75,431   21.8 その他   3,286   1.0   2,857   0.8 海外合計   236,409   74.6   266,964   77.0 合計   316,885   100.0   346,808   100.0 ③ 為替変動のリスクについて 上記②のとおり、当社グループの製品の売上高における海外比率は高いため、為替予約及び通貨オプション等によるリスクヘッジを行うとともに、海外生産の拡充・強化を推し進めておりますが、当社グループの業績は為替変動の影響を受けます。 ④ 地政学的リスク 中東情勢の緊迫化等により、エネルギー価格の高騰や原材料費の上昇、または物流・サプライチェーンに支障が生じた場合、また、レアアース輸出規制等が長期化した場合には、当社グループの生産活動や業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 中国生産依存度について 中国は当社グループの製品における主な生産拠点の一つであり、中国において何らかのトラブルによる生産支障及び、生産に支障をきたすような規制等が実施された場合、または人民元が大幅に切り上げられた場合等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 減損損失について 当社グループの資産の時価が著しく下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑦ 特許及びその他の知的財産について 当社グループが研究開発及び生産活動を行う中でさまざまな知的財産権にかかわる技術を使用しており、それらの知的財産権は当社グループが所有しているもの、あるいは適法に使用許諾を受けたものであると認識しておりますが、当社グループの認識の範囲外で第三者から知的財産権を侵害したと主張され、係争等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 特に一部製品において、特許実施許諾の契約を結んで製造を行っておりますが、何らかの事情により提携関係が解消され、特許の実施許諾が受けられない状態になった場合、当事業に影響を与える可能性があります。 ⑧ 地震等の自然災害によるリスクについて 当社グループの本社・工場等の設備安全について火災・地震などの自然災害の発生時に、人的被害・工場などの設備破損が生じないよう、防災シミュレーション活動などを通じて管理体制の確立を行っております。しかしながら、想定以上の地震等が発生した場合、生産活動や商品供給に支障をきたしたり、復旧などにかかる費用などで業績及び財務状況に大きな影響が出る可能性があります。 ⑨ M&A及び業務提携等に関するリスクについて 当社グループは、M&Aや業務提携等を通じた事業基盤の強化に取り組んでおります。これらを実行するにあたっては、対象企業の入念な調査、検討を行いますが、未認識債務の判明等や事業の展開等が計画どおりに進まない場合、当社グループの経営成績や財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 借入金のリスクについて 当社グループの借入金の一部は、取引先金融機関とシンジケート・ローン契約及びコミットメント・ライン契約を締結していますが、これらの契約の財務制限条項に抵触した場合には、借入金の繰上返済請求を受けることがあり、当社グループの財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑪ 情報セキュリティに関するリスク 不正なアクセスや外部からのサイバー攻撃が世界中で増え続けている中、当社グループは情報セキュリティ強化に取り組んでおりますが、外部からのサイバー攻撃やその他の原因によって情報システム機能に支障が生じた場合、またはサービスプロバイダーによるサービス停止等が発生した場合は、当社グループの事業活動、業績及び財務状況に大きな影響が出る可能性があります。 当社グループは、顧客等から入手した個人情報並びに当社グループ及び顧客の技術、研究開発、製造、販売に関する機密情報を様々な形態で保持及び管理しております。当社グループはこれらの機密情報を保護するための管理を行っておりますが、当初想定していない事態が発生した場合は有効に機能しなくなる可能性があります。そのため、これらの情報が権限なく開示された場合、当社グループが損害賠償請求、または訴訟を提起される可能性があり、当社グループの業績、財務状況、評判及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 法規制に関するリスク 当社グループの事業は、国内外の各種法令や規制等に関連しており、行政当局等との法令解釈の相違等によって、意図せざる理由により法令違反又は訴訟提起が生じた場合には、当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ その他のリスクについて 上記以外でも、当社グループの業績は、急激な技術革新等による社会インフラや市場競争状態の変化、当社グループの財務的・経営的状況の変動、国内外の主要市場における貿易規制等各種規制、移転価格税制・関税等の国際税務リスク、株式市場や債券市場の大幅な変動により多様な影響を受けます。
経営成績の分析 (MD&A)5,815字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における国内経済は、物価高などにより一部で足踏みが見られましたが、個人消費は緩やかに回復しました。北米経済は、雇用環境の悪化や関税コストによる物価上昇などが見られながらも、個人消費は底堅く推移しました。欧州経済は、堅調な所得環境に支えられている一方で、米国関税政策の影響による製造業の不調などで、個人消費の回復は弱いものに留まりました。また、アジア経済は、中国の補助金政策などによる消費の押上げ効果が減少しているほか、その他のアジア地域においても、内需を中心に低調な状況が続き、個人消費の回復は力強さを欠くものとなりました。 このような状況のもと、当連結会計年度の連結経営成績は、主に時計事業と工作機械事業が好調に推移し、売上高は3,468億円(前年同期比9.4%増)、営業利益は302億円(前年同期比46.9%増)と増収増益となりました。また、為替差益の増加などにより経常利益は384億円(前年同期比67.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、過年度関税等及び過年度関税等引当金繰入額を計上した一方、投資有価証券売却益の計上や繰延税金資産の回収可能性の見直しの影響などにより、311億円(前年同期比30.3%増)となりました。 なお、新たな中期経営計画の下、利益率と資本効率性の向上に注力していくことに伴い、事業ポートフォリオの最適化を図り、適切な経営管理を行うため、当連結会計年度より、報告セグメントを「時計事業」、「工作機械事業」、「デバイス事業」へ変更しております。この変更に伴い、従来の「電子機器他事業」のうち、主要な事業を「デバイス事業」に集約し、その他の事業は、「時計事業」へ含めることといたしました。前年同期比については、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えて算出しております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (時計事業) ウオッチ販売のうち、「シチズン」ブランドの国内市場は、レディスブランドの『クロスシー』に加え、『カンパノラ』や『ザ・シチズン』などのプレミアムブランドが堅調に推移したほか、当期後半から『アテッサ』の販売に回復がみられましたが、インバウンド向けの販売が想定を下回り、減収となりました。 海外市場のうち北米は、『プロマスター』や『シチズン エル』、『アテッサ』などのグローバルサブブランドの販売拡大などにより、主要流通である百貨店流通と宝飾チェーン、専門店に加え、トラベル流通も好調に推移したほか、自社ECも高価格帯モデルを中心に大きく伸長し、増収となりました。欧州は、機械式時計の新製品が堅調に推移したほか、グローバルサブブランドである『プロマスター』が販売を伸ばし、増収となりました。アジアは、タイやインドなど一部市場で機械式時計を中心に販売が好調に推移したほか、中国の販売が増加しましたが、その他アジア地域が低調となり、減収となりました。 「ブローバ」ブランドは、主力の北米において、ブランド創業150周年をフックとしたマーケティング施策が奏功し、主要流通である百貨店流通の好調が全体を牽引したほか、専門店と宝飾チェーンも堅調かつ、自社ECも大きく販売を伸ばし、増収となりました。 ムーブメント販売は、アナログクオーツムーブメントが堅調を維持したほか、機械式ムーブメントが需要の高まりを背景に各地域で好調に推移し、増収となりました。 なお、腕時計の生産規模は、前連結会計年度比16.0%増加し、約1,951億円(販売価格ベース)でありました。 以上の結果、時計事業全体では、先行きの不透明感から消費者マインドの回復が限定的となる中、ブランド提供価値の向上や高付加価値製品の強化に向けた取り組みを進めたことで、売上高は1,970億円(前年同期比10.0%増)と増収となりました。営業利益は、北米の売上高の増加に加え、自社EC比率の向上と販売単価上昇などにより、250億円(前年同期比38.1%増)と増益となりました。 (工作機械事業) 設備投資への慎重姿勢が長期化する中、国内市場は、当期後半から市況に底打ち感が見られ、緩やかな回復基調となったものの、主に自動車関連の低迷が継続したほか、建機関連なども伸び悩み、減収となりました。海外市場のうち米州は、医療関連の販売が堅調を維持したほか、設備投資への慎重姿勢が和らぎ、増収となりました。欧州は、医療関連とジョブショップ向けが堅調に推移したほか、航空機関連なども回復基調となり、増収となりました。アジアは、中国の半導体関連が旺盛な需要を背景に大きく販売を伸ばし、増収となりました。 なお、工作機械の生産規模は、前連結会計年度比18.5%増加し、約886億円(販売価格ベース)でありました。 以上の結果、工作機械事業全体では売上高は862億円(前年同期比16.1%増)と増収となりました。営業利益は売上高の増加により、77億円(前年同期比36.4%増)と増益となりました。 (デバイス事業) 自動車部品は、自動車メーカーの生産回復が限定的なものに留まり、微増収となりました。小型モーターは、当期後半から市況に緩やかな復調がみられたものの、減収となりました。セラミックスは、光通信向けなどのサブマウント製品の好調が継続し、増収となりました。プリンターは、フォトプリンターが安定した需要を背景に堅調に推移しましたが、前年同期に獲得した大口受注の反動を受け、微減収となりました なお、デバイスの生産規模は、前連結会計年度比7.7%増加し、約667億円(販売価格ベース)であります。 以上の結果、デバイス事業全体では売上高は634億円(前年同期比0.2%増)と増収、営業利益は、37億円(前年同期比26.9%増)と増益となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ527億円増加し、4,683億円となりました。資産の内、流動資産は、現金及び預金が118億円、受取手形及び売掛金が81億円、棚卸資産が107億円増加したこと等により、330億円の増加となりました。固定資産につきましては、有形固定資産が128億円増加したこと等により、196億円の増加となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べ147億円増加し、1,661億円となりました。これは、支払手形及び買掛金が57億円増加したこと等によるものです。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金が198億円、為替換算調整勘定が137億円増加したこと等により379億円増加し、3,021億円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度に比べ113億円増加し、1,039億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 前連結会計年度より30億円収入が増加し388億円のキャッシュを得ております。これは主に売上債権の増加21億円、棚卸資産の増加29億円、法人税の支払額76億円等がありました一方、税金等調整前当期純利益が361億円、減価償却費144億円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 前連結会計年度より54億円支出が増加し、154億円の支出となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入73億円等がありました一方、有形固定資産の取得による支出212億円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 前連結会計年度より51億円支出が増加し、176億円の支出となりました。これは主に長期借入による収入100億円等がありました一方、長期借入金の返済による支出150億円、配当金の支払額112億円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様でなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことをしておりません。 このため生産、受注及び販売の実績については、セグメント業績に関連付けて示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、経営者は見積り及び判断・評価につきまして、過去実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績等に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 経営戦略の現状と見通し 当社グループの経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報についての記載 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料及び部品等の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に生産設備投資であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。自己資金につきましてはグループ会社間の資金効率を上げるためキャッシュマネージメントシステムを導入しております。設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入と債券市場からの社債等による調達を基本としております。 当連結会計年度末における有利子負債(リース債務含む。)の残高は67,977百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は103,986百万円となっております。 不測の事態に備えて、金融機関との良好な関係の維持に努めるとともに、複数の金融機関との間で合計20,000百万円のコミットメント・ライン契約を締結しております。 なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ⑥ 目標とする経営指標の達成状況 当社グループは、2030年に向けた長期ビジョンとして「豊かな未来(とき)をつなぐ」、“Crafting a new tomorrow”を掲げています。長期的な視点から、当社グループのありたい姿を描き、そこからバックキャストすることで我々のマテリアリティを再設定し、「中期経営計画2024」に続き、「中期経営計画2027」を策定しました。 2025 年度(2026年3月期)から 2027年度(2028年3月期)の「中期経営計画2027」では、時計事業と工作機械事業を引き続き当社グループの成長を牽引するコア事業と位置づけ、「中期経営計画2024」の3年間で構築した成長基盤を活かし、各事業のさらなる成長と発展を図り、収益力のより一層の向上に取り組んでまいります。 2025年度連結業績は、時計事業が北米を中心に好調に推移したほか、工作機械事業も受注の緩やかな回復を受け、増収増益となりました。ROEは11.3%となり、中期経営計画の目標指標である9.0%以上を継続して達成することができました。時計事業においては、中期経営計画の2027年度目標指標である売上高1,900億円と営業利益率12.0%以上を2年前倒しで達成することができ、好調に推移しています。 引き続き、売上高水準を引き上げながら収益性の改善を進め、中長期的な視点で取り組みを進めてまいります。 中期経営計画2027 2028年3月期目標指標   2026年3月期実績 売上高   3,600億円   3,468億円 営業利益率   9.0%   8.7% ROE   9.0%以上   11.3%

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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