概要
世界有数の時計メーカーであるシチズン時計は、腕時計のムーブメントから完成品までを一貫生産する垂直統合体制を持つ。時計事業に加え、スイス型CNC自動旋盤を主力とする工作機械事業、水晶振動子や自動車部品などを手掛けるデバイス事業を展開。2026年3月期の連結売上高は3,468億円、営業利益は302億円。従業員数は12,147人。
時計事業:自社ブランドとスイス高級ブランドの両軸
時計事業は連結売上高の約57%を占める最大セグメントである。シチズンブランドの完成時計に加え、Frederique ConstantやLa Joux-Perretといったスイス高級時計ブランドを傘下に持ち、エコ・ドライブ(光発電)と機械式ムーブメントの両方を展開する。2026年3月期の売上高は1,970億円(前年比10.0%増)、営業利益は250億円(同38.1%増)と成長を牽引した。生産は日本(田無工場など)、中国、タイ、スイスで行われ、腕時計の生産規模は販売価格ベースで約1,951億円に達する。北米市場では『プロマスター』や『アテッサ』などのグローバルサブブランドが好調で、自社ECの販売も拡大している。ムーブメント外販では、アナログクオーツに加え機械式が世界各地で需要を伸ばしている。
工作機械事業:スイス型自動旋盤で世界市場を開拓
子会社シチズンマシナリーが手掛けるCNC自動旋盤(スイス型自動旋盤)は、自動車、医療、航空機、半導体関連の精密部品加工に不可欠な工作機械である。2026年3月期の売上高は862億円(前年比16.1%増)、営業利益は77億円(同36.4%増)。生産規模は販売価格ベースで約886億円に拡大した。国内市場は自動車関連の低迷が続いたが、米州・欧州・アジアで医療・半導体関連を中心に受注が回復。アジアでは中国の半導体需要が旺盛で販売を大きく伸ばした。世界に販売・サービス拠点を持ち、ドイツ、イギリス、イタリア、中国、タイ、フィリピン、ベトナムで生産または販売を行っている。中期経営計画では売上高1,000億円を目標に掲げる。
デバイス事業:多様な精密部品で産業を支える
デバイス事業は自動車部品、水晶デバイス、セラミックス、小型モーター、プリンター、健康機器、LEDなど幅広い製品群を扱う。主要子会社にシチズンファインデバイス、シチズン・システムズ、シチズン電子がある。2026年3月期の売上高は634億円(前年比0.2%増)、営業利益は37億円(同26.9%増)。自動車部品はEV関連や既存製品の拡販に注力し、セラミックスでは光通信向けサブマウント製品が好調。小型モーターは復調の兆しがあるものの減収。プリンターはフォトプリンター中心に安定需要があるが、大口受注の反動で微減。生産規模は販売価格ベースで約667億円。同事業は安定成長を目指しつつ、選択と集中を進めている。
業界の中での役割は時計・工作機械・電子デバイスの総合メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 時計事業 | 1,971億円 | 56.8% | 251億円 | 12.7% |
| 工作機械 事業 | 863億円 | 24.9% | 77億円 | 8.9% |
| デバイス 事業 | 635億円 | 18.3% | 38億円 | 6.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01時計(ウオッチ・ムーブメント)主力
シチズン及び子会社がウオッチムーブメント、完成時計の生産・販売をグローバルに展開。スイスの高級時計ブランドも傘下に持つ。
- ウオッチムーブメント
- 機械式・クォーツ式の時計用ムーブメント。自社ブランドおよび他社へ供給。
- 完成時計(シチズンブランド)
- シチズンブランドの腕時計。
- 高級時計(スイスブランド)
- Frederique Constant、La Joux-Perret等のスイス高級時計。
02工作機械(CNC自動旋盤)主力
シチズンマシナリーがCNC自動旋盤(スイス型自動旋盤)の生産・販売をグローバルに展開。高精度な金属加工向けに自動車・電子部品等の製造業へ供給。
- CNC自動旋盤
- 小型精密部品加工用のNC旋盤。スイス型とも呼ばれる高精度工作機械。
03デバイス(自動車部品・電子部品・健康機器等)主力
自動車部品、水晶デバイス、セラミックス、小型モーター、プリンター、健康機器、LED等の製造・販売。自動車・家電・情報機器等の産業向けに幅広く供給。
- 水晶デバイス
- 水晶振動子・発振器等の周波数制御部品。
- セラミックス
- 電子部品用セラミック材料・部品。
- 小型モーター
- 精密機器用小型モーター。
- プリンター
- 業務用プリンター。
- 自動車部品
- 自動車向け機能部品。
- 健康機器
- 血圧計等のヘルスケア機器。
- LED
- 発光ダイオード関連製品。
製品と技術
エコ・ドライブ:光で動く環境配慮型ムーブメント
シチズンの象徴的技術がエコ・ドライブである。文字盤やソーラーパネルで取り込んだ光を電力に変換し、電池交換不要で駆動するクオーツムーブメント。現在では同社の腕時計の大半に搭載され、環境意識の高まりとともに訴求力を強めている。一方で機械式ムーブメントにも注力し、最上位ブランド『ザ・シチズン』向けの高級機械式新ムーブメントを開発。『シリーズエイト』や『プロマスター』にも機械式モデルを拡充している。ムーブメントの外販も行い、アナログクオーツと機械式の両方で他社ブランドへの供給を増やしている。生産の自動化・合理化を進め、収益性の向上を図っている。
CNC自動旋盤:スイス型精密加工の代名詞
シチズンマシナリーが製造するCNC自動旋盤は、スイス型自動旋盤とも呼ばれ、直径数ミリ以下の精密部品を高効率で加工できる。自動車の燃料噴射部品、医療用インプラント、航空機エンジン部品、半導体製造装置部品など、多岐にわたる産業で使用される。主力機種には「Cincom」シリーズがあり、複数の刃物台を搭載し複雑な形状を一度の工程で削り出す。工作機械事業の売上高は862億円に達し、世界市場で高いシェアを占める。生産は日本(本社工場)、タイ、フィリピン、ベトナム、中国で行われ、顧客の現地化需要に対応している。医療関連と半導体関連が特に好調で、今後の需要拡大に対応するため生産能力増強を進めている。
水晶デバイスとセラミックス:電子機器の中核部品
デバイス事業の中核製品の一つが水晶デバイスである。水晶振動子や発振器は、通信機器や車載電子機器のクロック信号源として不可欠。子会社シチズンファインデバイスが生産し、小型化・高精度化が求められる市場に対応する。セラミックス事業では、光通信向けのサブマウント製品(光素子を搭載する基板)が好調。データセンター向け需要の拡大を追い風に増収を続けている。また、小型モーターは精密機器や自動車向け、フォトプリンターは写真店やイベント向けに安定した需要がある。血圧計などの健康機器もラインアップに含まれ、多様な産業に部品と製品を供給している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
国内時計首位級、海外展開と技術で強み
シチズン時計は国内時計市場で主要プレーヤーであり、機械式・クオーツ両方の技術を持つ総合時計メーカーとして確固たる地位を築いている。同業他社と比較すると、ライバルとなるLiberawareやジーエルテクノロジーなどは規模が小さく、シチズンの売上高は3,000億円超と業界内で突出している。近年は売上高が増加傾向にあり、2026年3月期には3,468億円まで拡大する見込みで、営業利益率も6.5%から8.74%へ改善が見込まれる。時計事業に加えて、工作機械や電子部品などの多角化も進めており、安定した収益基盤を持つ。ただし、海外売上比率が低く、国内市場に依存している面があり、円安や国内需要の停滞に影響を受けやすい構造となっている。
強み
- 機械式・クオーツ両対応で国内に強固な販売網を持つ。
- 2026年3月期に3,468億円へ拡大し、成長を継続中。
- 営業利益率は6.5%から8.74%へ向上見込みで収益性UP。
- 時計以外に工作機械や電子部品で収益源を分散。
課題
- 海外展開が進まず、内需依存で成長に限界あり。
- 同業他社が小規模でも、技術競争で差別化要。
- 円安で輸入コスト増、海外販売拡大が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
工作機械・FAの時価総額近傍。太字がシチズン時計
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6845アズビル | 7,891億円 | 19.3倍 |
| 2 | 6113アマダ | 7,789億円 | 24.8倍 |
| 3 | 6481THK | 7,450億円 | 28.7倍 |
| 4 | 6473ジェイテクト | 6,834億円 | 57.0倍 |
| 5 | 6302住友重機械工業 | 6,759億円 | 16.2倍 |
| 6 | 7762シチズン時計 | 6,711億円 | 21.4倍 |
| 7 | 6134FUJI | 6,681億円 | 38.3倍 |
| 8 | 5631日本製鋼所 | 5,255億円 | 27.0倍 |
| 9 | 6324ハーモニック・ドライブ・システムズ | 5,124億円 | 315.0倍 |
| 10 | 6268ナブテスコ | 5,106億円 | 25.6倍 |
| 11 | 6508明電舎 | 4,862億円 | 20.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
尚工舎時計研究所からシチズン時計の創立(1930年)
1930年5月、東京都新宿区高田馬場の尚工舎時計研究所(1918年設立)を母体にシチズン時計株式会社が創立され、腕時計の製造・販売を開始した。1932年12月にはスター商会を合併して側(ケース)の製作に参入。1935年6月に現在の東京都西東京市に敷地を購入し田無工場を新設した。1936年7月には貴石製作所を合併し、部品内製化を進めた。1938年12月、社名を大日本時計株式会社に改称。1941年9月に日東精機株式会社を合併し、工作機械の生産を開始した。この時期、軍需向け時計や精密機器の製造も行い、戦時体制下で生産基盤を固めた。
戦後復興と上場、販売網の分離(1948〜1960年代)
1948年2月、社名をシチズン時計株式会社に復した。1949年5月に東京証券取引所に上場し、翌月には営業部を独立させてシチズン商事株式会社を設立、販売網を切り離す分業体制を採った。同年10月、株式会社平和時計製作所を設立し生産能力を増強。1954年6月に本社を新宿区西新宿に移転した。1960年代に入ると、1959年に御代田精密株式会社(現シチズンファインデバイス)、1960年に河口湖精密株式会社を設立。1961年10月には大阪証券取引所に上場。1963年1月に合弁会社シメオ精密を設立。1964年8月に技術研究所を所沢に新設し、同年10月には事務用機器の生産を開始、多角化の兆しを見せた。
海外進出と事業多角化の加速(1970〜1980年代)
1970年2月、香港に合弁会社新星工業有限公司を設立し、アジアでの生産拠点を確保。同年6月にはブローバ・シチズン(現シチズン電子)を合弁で設立し、電子部品事業に参入した。1975年4月に米国販売子会社シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカを、1976年3月に香港販売子会社を設立。1979年6月にはドイツに欧州販売拠点を設け、グローバル販売網を整備した。1984年3月には米国にシチズン・アメリカ・コーポレーションを設立し、現地経営を強化。1989年8月には香港に冠潤実業有限公司(現西鉄城精電科技)を設立し、電子部品の生産・販売を拡大した。この20年間で時計事業だけでなく、電子部品や工作機械の海外展開が本格化した。
持株会社制への移行とグループ再編(2000年代)
2001年3月、本社を現在の東京都西東京市田無町に移転。2002年4月にシチズン商事とシービーエムを完全子会社化。2003年4月に平和時計製作所を完全子会社化。2004年10月にシチズン商事を合併した。2005年4月、会社分割によりシチズン・システムズとシチズン・ディスプレイズを設立。同年10月には、シチズン電子、ミヨタ(現ファインデバイス)、シメオ精密、狭山精密工業、河口湖精密を完全子会社化する株式交換を実施した。2007年4月、商号をシチズンホールディングス株式会社に変更し、同時にシチズン時計、シチズンマシナリー、シチズン・システムズ、シチズン・ディスプレイズを吸収分割で設立。これにより純粋持株会社体制へ移行し、各事業の独立性を高めた。
Bulova買収と高級時計ブランドの獲得(2008年)
2008年1月、シチズン時計株式会社が米国Bulova Corporationの株式を取得し、北米でのブランドポートフォリオを強化した。同年10月には公開買付けにより株式会社ミヤノ(現シチズンマシナリー)の株式を取得し、工作機械事業の拡大を図った。2008年4月にはシチズン・ディスプレイズをシチズン電子に吸収分割し、デバイス事業を再編。同年7月にはシチズンテクノロジーセンターを合併したほか、シチズンミヨタがシチズンファインテックを合併。2009年4月にはシチズン時計がシチズンシービーエムを合併。買収と統合を積極的に進め、スイスの高級時計ブランドFrederique ConstantやLa Joux-Perretも傘下に加え、機械式時計の製品力を高めた。
安定成長と中期経営計画への移行(2013年以降)
2013年3月期は為替や事業再編の影響で89億円の純損失を計上したが、2015年3月期には176億円の純利益に回復。2017年3月期以降は売上高3,000億円前後で推移した。2020年3月期は新型コロナウイルス感染症の影響で167億円の純損失、2021年3月期も252億円の純損失と苦境が続いた。しかし2022年3月期には221億円の純利益に転換し、2026年3月期には売上高3,468億円、営業利益302億円、純利益311億円と過去最高を更新。2025年度から2027年度を対象とする「中期経営計画2027」を策定し、時計事業と工作機械事業をコアに据え、デバイス事業の選択と集中を進める方針を示した。
年表41件を開く
1930年代
- 1930年5月創業東京都新宿区高田馬場に尚工舎時計研究所(1918年設立)を母体としてシチズン時計株式会社創立、腕時計の製造、販売を開始
- 1932年12月M&Aスター商会を合併、側の製作を開始
- 1935年6月東京都西東京市に敷地を購入し田無工場を新設
- 1936年7月M&A貴石製作所を合併
- 1938年12月社名を大日本時計株式会社と改称
1940年代
- 1941年9月M&A日東精機株式会社を合併、工作機械の生産を開始
- 1948年2月社名をシチズン時計株式会社に復名
- 1949年5月上場東京証券取引所に上場
- 1949年6月創業営業部を独立してシチズン商事株式会社を設立
- 1949年10月創業株式会社平和時計製作所を設立
1950年代
- 1954年6月本社を東京都新宿区西新宿に移転
- 1959年7月御代田精密株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)を設立
1960年代
- 1960年7月創業河口湖精密株式会社を設立
- 1961年10月上場大阪証券取引所に上場
- 1963年1月合弁会社シメオ精密株式会社を設立
- 1964年8月埼玉県所沢市に技術研究所を新設
- 1964年10月事務用機器の生産を開始
- 1964年12月創業シチズン事務機株式会社を設立
1970年代
- 1970年2月香港に合弁会社新星工業有限公司(現連結子会社)を設立
- 1970年6月合弁会社株式会社ブローバ・シチズン(現連結子会社・シチズン電子株式会社)を設立
- 1975年4月米国にシチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.(現連結子会社)を設立
- 1976年3月香港に星辰表(香港)有限公司(現連結子会社)を設立
- 1979年6月ドイツにシチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH(現連結子会社)を設立
1980年代
- 1984年3月創業米国にシチズン・アメリカ・コーポレーションを設立
- 1989年8月香港に冠潤実業有限公司(現連結子会社・西鉄城精電科技(香港)有限公司)を設立
2000年代
- 2001年3月本社を現在地(東京都西東京市田無町)に移転
- 2002年4月M&Aシチズン商事株式会社及びシービーエム株式会社を完全子会社とする簡易株式交換を実施
- 2003年4月M&A株式会社平和時計製作所を完全子会社とする簡易株式交換を実施
- 2004年10月M&Aシチズン商事株式会社を合併
- 2005年4月会社分割によりシチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を設立
- 2005年10月M&A株式会社シチズン電子(現連結子会社・シチズン電子株式会社)、ミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シメオ精密株式会社、狭山精密工業株式会社及び河口湖精密株式会社を完全子会社とする株式交換を実施
- 2007年4月商号変更商号をシチズンホールディングス株式会社に変更
- 2007年4月シチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)、シチズンマシナリー株式会社、シチズン・システムズ株式会社(現連結子会社)及びシチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割承継会社とする会社分割を実施
- 2007年4月創業会社分割によりシチズン時計株式会社、シチズンテクノロジーセンター株式会社及びシチズンビジネスエキスパート株式会社を設立
- 2008年1月シチズン時計株式会社がBulova Corporationの株式を取得
- 2008年4月シチズン・ディスプレイズ株式会社を吸収分割会社、シチズン電子株式会社(現連結子会社)を吸収分割承継会社とする吸収分割を実施
- 2008年7月M&Aシチズンテクノロジーセンター株式会社を合併
- 2008年7月M&Aシチズンミヨタ株式会社(現連結子会社・シチズンファインデバイス株式会社)がシチズンファインテック株式会社(2005年10月1日をもってシメオ精密株式会社より商号変更)を合併
- 2008年10月公開買付けにより株式会社ミヤノ(現連結子会社・シチズンマシナリー株式会社)の株式を取得
- 2009年4月M&Aシチズン時計株式会社がシチズンシービーエム株式会社(2002年4月1日をもってシービーエム株式会社より商号変更)を合併
- 2009年10月M&Aシチズン狭山株式会社(2008年4月1日をもって狭山精密工業株式会社より商号変更)がシチズン埼玉株式会社を合併
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 工作機械事業売上高1,000億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの戦略
時計事業と工作機械事業をコア事業と位置づけ、経営資源を集中投資する。デバイス事業は選択と集中で安定成長を図り、新事業領域の探索も進める。
- 02
時計事業:グローバルブランド価値向上
「豊かな未来(とき)をつなぐ」をビジョンに、ブランド価値向上、北米市場強化、高付加価値ムーブメント開発の3重点戦略に取り組む。
- 03
工作機械事業:売上高1,000億円達成
「製販イノベーション」を推進し、アジアなど成長市場での営業・サービス体制強化による拡販と顧客開拓を図る。
- 04
DX戦略の推進と人財育成
DXビジョンのもと、業務プロセス変革による高収益化、製品・サービス変革による新たな価値創出、企業風土変革の3方針に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で12,147人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は789万円で、9期前と比べて+12.3%。平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は17.4年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 16,170 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 16,015 | — |
| 2019年3月 | 703 | 42.9 | 17.1 | 14,909 | — |
| 2020年3月 | 676 | 43.2 | 17.1 | 15,024 | — |
| 2021年3月 | 594 | 43.8 | 17.7 | 13,530 | — |
| 2022年3月 | 644 | 44.1 | 18.6 | 12,549 | — |
| 2023年3月 | 714 | 43.4 | 18.8 | 12,256 | — |
| 2024年3月 | 746 | 44.3 | 18.5 | 11,935 | — |
| 2025年3月 | 767 | 44.0 | 18.1 | 12,373 | 166 |
| 2026年3月 | 789 | 43.9 | 17.4 | 12,147 | 249 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社44社(国内 22 / 海外 22) を有報から抽出しています。
- 国内シチズン マシナリー㈱ ※1長野県北佐久郡 御代田町議決権100.0%
- 国内シチズン ファインデバイス㈱山梨県南都留郡 富士河口湖町議決権100.0%
- 国内シチズン・システムズ㈱東京都西東京市議決権100.0%
- 国内シチズン電子㈱山梨県富士吉田市議決権79.3%
- 国内シチズン時計マニュファクチャリング㈱ ※1埼玉県所沢市議決権100.0%
- 国内シチズンTIC㈱東京都小金井市議決権76.0%
- 国内シチズン リテイルプラニング㈱東京都新宿区議決権100.0%
- 国内㈱東京美術東京都豊島区議決権71.9%
- 国内シチズン千葉精密㈱千葉県八千代市議決権100.0%
- 国内シチズンマイクロ㈱埼玉県日高市議決権100.0%
- 国内㈱フジミ山梨県南都留郡 富士河口湖町議決権100.0%
- 国内シチズン電子タイメル㈱山梨県富士吉田市議決権100.0%
残りのグループ会社32社を開く
- シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc. ※1アメリカ カリフォルニア100%
- 新星工業有限公司 ※1中国・香港100%
- 広州務冠電子有限公司中国・広州100%
- Civis Manufacturing Limited ※1中国・香港100%
- シチズン・デ・メヒコ S.DE R.L.DE C.V.メキシコ メキシコシティ100%
- ロイヤル・タイム・シティCo., Ltd. ※1タイ アユタヤ100%
- 星辰表(香港)有限公司中国・香港100%
- シチズン・ウオッチ・ユナイテッド・キングダムLtd.イギリス ウオーキンガム100%
- シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbHドイツ ハンブルグ100%
- シチズン・ウオッチ・イタリーSPAイタリア ミラノ100%
- シチズン・ウオッチズ・オーストラリアPTY LTD.オーストラリア シドニー100%
- 西鉄城(上海)貿易有限公司中国・上海100%
- Manufacture La Joux-Perret S.A.スイス ラ・ショー・ド・フォン85%
- Frederique Constant Holding SAスイス ジュネーブ100%
- シチズン・マシナリー・アジアCo., Ltd.タイ アユタヤ100%
- 西鉄城(中国)精密机械 有限公司中国・淄博100%
- シチズン・マシナリー・ヨーロッパGmbHドイツ エスリンゲン100%
- シチズン・マシナリー・ UK Ltd.イギリス ブッシー100%
- シチズン・マシナリー・フィリピンInc.フィリピン バタンガス100%
- シチズン・マシナリー・ベトナムCo., Ltd.ベトナム ハイフォン100%
- CITIZEN MACCHINE ITALIA s.r.l.イタリア ベルガモ100%
- 領冠電子(梧州)有限公司中国・梧州100%
- シチズン・セイミツ(タイランド) CO., LTD.タイ アユタヤ100%
- Citizen Finedevice Philippines Corp.フィリピン バタンガス100%
- シチズン・システムズ・アメリカ・コーポレーションアメリカ カリフォルニア100%
- 西鉄城精電科技(香港)有限公司中国・香港100%
- シチズン・システムズ・ヨーロッパGmbHドイツ シュツットガルト100%
- 首軒電子有限公司中国・香港100%
- C-E(香港)Ltd.中国・香港100%
- C-E(DEUTSHLAND)GmbHドイツ フランクフルト100%
- 他 26社―
- Marubeni Citizen-Cincom Inc.アメリカ ニュージャージー45%
- JPシチズンファインデバイス株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,468億円、営業利益は303億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+47.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,950億円 | 3,468億円 |
| 営業利益 | 405億円 | 303億円 |
| 純利益 | 320億円 | 311億円 |
| 1株あたり配当 | ¥53 | ¥53 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は981億円、営業利益は99億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.9%、営業利益は+80.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 712 | — | — | 21 |
| 2024年1Q | 727 | 55 | 7.6 | 63 |
| 2024年2Q | 802 | 80 | 10.0 | 71 |
| 2024年3Q | 860 | 99 | 11.5 | 73 |
| 2024年4Q | 739 | — | — | 23 |
| 2025年2Q | 1,565 | 123 | 7.9 | 123 |
| 2025年4Q | 1,604 | 83 | 5.2 | 116 |
| 2026年2Q | 1,593 | 130 | 8.2 | 119 |
| 2026年4Q | 1,875 | 173 | 9.2 | 192 |
| 2027年1Q | 981 | 99 | 10.1 | 89 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,721億円から3,468億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,721 | — | 138 | — | −89 |
| 2014年3月 | 3,100 | — | 253 | — | — |
| 2015年3月 | 3,285 | — | 314 | — | 176 |
| 2016年3月 | 3,483 | — | 306 | — | 132 |
| 2017年3月 | 3,126 | — | 220 | — | 166 |
| 2018年3月 | 3,200 | — | 267 | — | 193 |
| 2019年3月 | 3,217 | — | 266 | — | 134 |
| 2020年3月 | 2,785 | — | 75 | — | −167 |
| 2021年3月 | 2,066 | — | −41 | — | −252 |
| 2022年3月 | 2,814 | — | 273 | — | 221 |
| 2023年3月 | 3,014 | — | 291 | — | 218 |
| 2024年3月 | 3,128 | — | 308 | — | 230 |
| 2025年3月 | 3,169 | 206 | 230 | 6.5 | 239 |
| 2026年3月 | 3,468 | 303 | 385 | 8.7 | 311 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,468億円のうち、営業利益として残るのは303億円で8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は311億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.9%1,973億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.4%1,193億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%303億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが388億円、投資CFが−155億円で、差し引きのフリーCFは233億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,040億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 188 | −239 | 1 | −51 | 675 |
| 2014年3月 | 327 | −110 | 2 | 217 | 927 |
| 2015年3月 | 291 | −92 | −97 | 199 | 1,053 |
| 2016年3月 | 300 | −246 | −122 | 54 | 950 |
| 2017年3月 | 328 | −279 | −206 | 49 | 779 |
| 2018年3月 | 325 | −79 | −117 | 246 | 907 |
| 2019年3月 | 199 | −199 | −59 | 0 | 845 |
| 2020年3月 | 173 | −155 | −70 | 18 | 780 |
| 2021年3月 | 75 | −76 | 183 | −1 | 996 |
| 2022年3月 | 347 | −95 | −200 | 252 | 1,112 |
| 2023年3月 | 166 | −135 | −401 | 31 | 792 |
| 2024年3月 | 346 | −127 | −270 | 219 | 803 |
| 2025年3月 | 358 | −100 | −125 | 258 | 926 |
| 2026年3月 | 388 | −155 | −177 | 233 | 1,040 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は4,683億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,021億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値66.2%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,547 | 1,924 | 1,623 | 53.3 |
| 2014年3月 | 3,839 | 2,174 | 1,665 | 55.8 |
| 2015年3月 | 4,216 | 2,480 | 1,736 | 56.6 |
| 2016年3月 | 4,065 | 2,375 | 1,690 | 56.0 |
| 2017年3月 | 3,959 | 2,492 | 1,467 | 60.5 |
| 2018年3月 | 4,099 | 2,637 | 1,462 | 61.9 |
| 2019年3月 | 4,139 | 2,675 | 1,464 | 62.2 |
| 2020年3月 | 3,696 | 2,308 | 1,388 | 60.0 |
| 2021年3月 | 3,658 | 2,129 | 1,529 | 55.8 |
| 2022年3月 | 3,950 | 2,387 | 1,563 | 58.1 |
| 2023年3月 | 3,900 | 2,328 | 1,572 | 57.5 |
| 2024年3月 | 4,154 | 2,561 | 1,593 | 59.6 |
| 2025年3月 | 4,156 | 2,641 | 1,514 | 61.6 |
| 2026年3月 | 4,683 | 3,021 | 1,662 | 62.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で52社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率で52社中31位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,728で、1年前と比べて+177.4%。過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.4倍 |
| PER (会社予想) | 20.8倍 |
| PBR | 2.23倍 |
| 配当利回り | 1.94% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+12.6%上昇し、25日移動平均線(2379円)を約6.3%上回る水準です。52週高値2920円には約13.4%の距離で、年初来でも+160%と大きく上昇しています。RSIは67.5とやや過熱気味ですが、上昇トレンドは続いています。8月17日には出来高604万株超と急増し、その後も150万株前後の高水準が続いており、買い意欲が強いことが伺えます。ただし、8月18日に一時2600円まで下落するなど、高値圏では変動が激しく、短期的な調整リスクも考慮が必要です。中期的には200日線(1780円)を大きく上回り、上昇基調は維持されています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
予想PER19.3倍は業界平均31.5倍を大幅に下回り、PBR2.07倍も平均2.83倍より低い。ROE11.33%は高水準で、効率的な資本活用が窺える。配当利回り2.1%は平均2.0%をやや上回る。時計需要の回復と円安効果による収益拡大が見込まれるが、配当性向53.27%と適正で、増配余地もある。割安だが、業界内での成長性が過小評価されている可能性がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.4倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 20.8倍 | — |
| PBR | 2.23倍 | 2.49倍 |
| ROE | 11.3% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、時計事業の収益性改善と成長戦略の実効性である。強気派は、主力の時計事業が高付加価値化に成功し、価格改定や円安効果で利益率が改善している点、さらに工作機械や電子部品などの事業が安定した収益源となっている点を評価する。特に、株価が1年で大幅に上昇しており、マーケットは今後の成長を織り込み始めている。一方、弱気派は、高級時計市場の需要変動や競争激化、中国経済の減速による販売減速リスクを指摘する。また、すでに株価が上昇した後のバリュエーションの高さが懸念される。
- 時計事業の収益改善
円安と価格改定で海外売上が伸び、営業利益率が改善傾向。
- 垂直統合の技術力
自社生産で品質とコスト競争力を確保、高付加価値製品を供給。
- 多角化の安定性
工作機械・電子部品が時計の不振を補い、収益を下支えする。
- 営業利益303億円へ47%増益通年影響強
営業利益は206億円→303億円と47%増加。増益率が高い
- 営業利益率8.74%へ改善継続影響中
営業利益率は6.50%→8.74%と上昇し、収益構造が改善
- 売上高3,468億円で過去最高通年影響中
売上高は3,169億円→3,468億円と9.4%増加。成長軌道に乗る
- PER18.8倍は成長率に対して割安決算発表後影響弱
PER18.8倍、売上高成長9.4%を考慮すれば株価は割高ではない
- 高級時計の需要変動
世界経済減速時には高額品需要が落ち込みやすい。
- 中国市場の不透明感
中国の景気減速で販売が伸び悩む可能性がある。
- 株価上昇後の割高感
1年で大きく上昇し、期待先行のリスクがある。
- 前期の売上高は1.3%増にとどまる決算発表後影響中
前期の売上高は3,128億円→3,169億円と低成長。需要の波が大きい
- 株価が1年で164%急伸した反動不定影響強
1年間で164.6%上昇。短期的な過熱感が強く調整リスク
- 純利益の伸びは営業利益に下回る通年影響中
純利益は239億円→311億円、営業利益の増加率47%に対し30%
- 配当利回り1.96%は増配期待が前提通年影響弱
配当利回り1.96%と低位。増配がなければ投資家の魅力は限定的
- 時計事業の営業利益率
- 収益改善の進捗と高付加価値化の成果を測る。
- 海外売上高比率
- 為替感応度と海外需要の取り込み状況を示す。
- 機械事業の受注動向
- 工作機械の需要は景気敏感で、業績の先行指標となる。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり53円で、前期から+4.4%。いまの株価に対する利回りは1.94%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 17 | — | 18.8 |
| 2018年3月 | 22 | 29.4 | 71.9 |
| 2019年3月 | 20 | −9.1 | 130.6 |
| 2020年3月 | 24 | 20.0 | 154.0 |
| 2021年3月 | 5 | −79.2 | — |
| 2022年3月 | 18 | 260.0 | 98.4 |
| 2023年3月 | 34 | 88.9 | 37.5 |
| 2024年3月 | 40 | 17.6 | 34.3 |
| 2025年3月 | 45 | 12.5 | 46.9 |
| 2026年3月 | 47 | 4.4 | 53.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥53
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ101,568人。区分でいちばん多いのは金融機関で36.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.9%を占め、残る54.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 43.4 | 40.9 | 35.9 | 43.1 | 45.6 | 36.2 |
| 外国法人 | 24.6 | 24.1 | 16.9 | 18.3 | 14.9 | 28.6 |
| 個人・その他 | 16.2 | 19.3 | 29.7 | 22.2 | 24.2 | 22.2 |
| 事業法人 | 13.9 | 13.3 | 15.9 | 12.5 | 13.0 | 9.7 |
| 証券会社 | 1.9 | 2.5 | 1.6 | 3.8 | 2.3 | 3.3 |
| 自己株式 | 0.4 | 5.0 | 11.8 | 0.7 | 0.7 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 13.70 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行 | 9.10 |
| 03 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 4.86 |
| 04 | BBH (LUX) FOR FIDELITY FUNDS -JAPAN ADVANTAGE POOL(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 4.21 |
| 05 | 日亜化学工業株式会社 | 4.07 |
| 06 | 三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.86 |
| 07 | 株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.75 |
| 08 | シチズングループ従業員持株会 | 1.75 |
| 09 | 清水建設株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.68 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.32 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告5.03%
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告5.28%
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告6.93%+1.65pt
- 2026-06-04フィデリティ投信株式会社変更報告8.41%+1.48pt
- 2026-05-12株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告3.19%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で+566%、1株純資産は14期で+106%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −27 | 583 | −4.7 | — | 150.1 |
| 2014年3月 | — | 661 | 8.7 | 14.4 | 31.6 |
| 2015年3月 | 54 | 736 | 7.8 | 17.0 | 39.5 |
| 2016年3月 | 41 | 715 | 5.7 | 15.4 | 83.8 |
| 2017年3月 | 52 | 752 | 7.1 | 13.7 | 18.8 |
| 2018年3月 | 61 | 798 | 7.8 | 12.6 | 71.9 |
| 2019年3月 | 42 | 809 | 5.2 | 14.7 | 130.6 |
| 2020年3月 | −53 | 709 | — | — | 154.0 |
| 2021年3月 | −81 | 652 | — | — | — |
| 2022年3月 | 71 | 769 | 10.2 | 7.3 | 98.4 |
| 2023年3月 | 75 | 867 | 9.6 | 10.3 | 37.5 |
| 2024年3月 | 94 | 1,016 | 9.7 | 10.6 | 34.3 |
| 2025年3月 | 98 | 1,049 | 9.5 | 9.1 | 46.9 |
| 2026年3月 | 127 | 1,202 | 11.3 | 13.1 | 53.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額372百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大治良高 | 代表取締役社長 | 62 | 20,796 |
| 古川敏之 | 専務取締役 経営企画部・デジタル統括センター担当、デバイス事業担当 | 63 | 13,364 |
| 宮本佳明 | 常務取締役 グループリスクマネジメント、人事部・総務部・CSR室担当 | 63 | 13,678 |
| 小林啓一 | 取締役 広報IR室・サステナビリティ推進部・研究開発部・知的財産部担当 | 58 | 6,222 |
| 窪木登志子 | 取締役 | 66 | 5,000 |
| 大澤善雄 | 取締役 | 74 | — |
| 吉田勝彦 | 取締役 | 72 | 10,937 |
| 柳和徳 | 取締役常勤監査等委員 | 63 | 7,979 |
| 石田八重子 | 取締役監査等委員 | 56 | — |
| 山中典子 | 取締役監査等委員 | 53 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | — | 139 | 91 | 287 | — |
| 社外取締役 | 6 | 63 | — | 63 | 11 |
| 取締役(社内) | 1 | 18 | — | 18 | 18 |
| 監査役 | 1 | 4 | — | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,631字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,222字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,635字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,815字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第141期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第141期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第140期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第140期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第139期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第139期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第139期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第139期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第138期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第138期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第138期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第138期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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