概要
クリエートメディックは、シリコーンラバーを主原料とするディスポーザブルカテーテル・チューブ及び医療機器の製造販売を手掛ける企業である。1974年にナスク株式会社として創業し、1978年に国産初のオールシリコーンフォーリーカテーテルの製品化に成功。2025年12月期の連結売上高は約136億円、従業員数は1,010人。本社を神奈川県横浜市に置き、国内では北海道工場、九州商品センター、海外では中国・ベトナムに製造販売子会社を持つ。
シリコーン樹脂を核とする医療機器専業メーカー
当社グループは、シリコーンラバーを主な原材料としたディスポーザブルカテーテル・チューブ及び医療機器の製造・販売を主な事業内容とする。製品は泌尿器系、消化器系、外科系、血管系、看護・検査系に分類される。自社販売(ブランド製品)に加え、海外向け輸出、中国現地販売、そして他社ブランド向けOEM供給も行う。2025年12月期の販売形態別売上高は、自社販売が77億円、海外販売が46億円、OEM販売が13億円であった。
38の国と地域にまたがるグローバルな生産・販売網
国内生産拠点として北海道工場(岩見沢市)を有し、水戸事業所は機能統合後も物流拠点として活用。海外では、中国大連に製造子会社(大連クリエート医療製品有限公司)と販売子会社(クリエート国際貿易(大連)有限公司)を、ベトナム・ドンナイ省に製造子会社(ベトナムクリエートメディック有限会社)、ホーチミン市に販売子会社を持つ。さらに九州にクリエートメディック株式会社(旧・精工タカネ)を子会社化し、国内販売網を補完している。
売上高130億円超、営業利益率8%目標の中期経営計画
2025年12月期の連結売上高は136億円(前期比4.5%増)、営業利益10億円(同45.1%増)と増収増益。営業利益率は7.4%となり、中期経営計画で掲げる8%目標に接近した。株主資本利益率(ROE)は約4.4%と、目標の7%には及ばない。2034年には営業利益率15%、ROE8%を目指す。2025年7月には横浜キャピタル株式会社と事業提携契約を締結し、資金調達と経営支援を受けながら収益改善やM&Aを推進中。
連結子会社4社で構成されるグループ体制
当社グループは、クリエートメディック(本体)と4つの連結子会社で構成される。中国の大連クリエート医療製品有限公司(製造)、クリエート国際貿易(大連)有限公司(販売)、ベトナムクリエートメディック有限会社(製造)、そして九州クリエートメディック株式会社(旧・精工タカネ)である。子会社は地域ごとの生産・販売を分担し、グループ全体でシリコーン医療機器のサプライチェーンを完結させている。
業界の中での役割は医療機器(ディスポーザブル製品)メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01医療主力
シリコーンラバーを主原料とするディスポーザブルカテーテル・チューブ及び医療機器を製造・販売している。製品は主に医療現場で使用され、患者への負担軽減や医療行為の効率化に貢献する。
- ディスポーザブルカテーテル
- シリコーンラバー製で、体内に挿入して体液の排出や薬液の注入などに用いる使い捨ての医療用チューブ。
- ディスポーザブルチューブ
- シリコーンラバー製の使い捨てチューブで、医療機器の部品や各種医療用途に使用される。
- 医療機器
- カテーテルやチューブを含む、診断・治療に使用される医療用の機器類。
製品と技術
フォーリーカテーテルを祖とする泌尿器系製品
1978年に国産初のオールシリコーンフォーリーカテーテルを製品化したことが同社の原点。現在も泌尿器系製品は主力であり、2025年12月期の生産額は約38億円(全体の38%)、仕入額も約25億円に上る。自社販売では泌尿器系の新製品が好調で、海外では欧州向け輸出が競合他社の自主回収により増加した。一方、中国では集中購買制度の影響で販売が減少している。
消化器系・外科系・血管系・看護検査系の製品群
消化器系製品は中国市場で好調を維持し、生産額は約38億円。外科系は約12億円、血管系は約5億円、看護・検査系は約7億円の生産実績がある。OEM販売では内視鏡関連製品が好調で、血管系の一部終了による減少を補った。製品ラインナップはカテーテル、チューブ、ドレーンなど多岐にわたり、シリコーンを中心とした素材特性を活かした医療機器を提供する。
自社ブランドとOEMの二軸販売戦略
販売形態は大きく自社販売(自社ブランド品)、海外販売(輸出・中国現地販売)、OEM販売(他社ブランド向け受託生産)に分かれる。2025年12月期の構成比は自社販売57%、海外販売34%、OEM販売9%である。自社販売は価格改定と新製品投入により伸長し、OEMは内視鏡関連がけん引。海外販売は中国の集中購買制度の逆風を受けつつも、インド・東南アジアへの販路拡大を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
医療用精密機器で安定成長
精密機器業界の医療機器メーカー。売上高126〜136億円で、同業のLiberaware、ジーエルテクノホールディングス、リガクHD、Terra Drone、北里コーポレーションと比較して中規模。営業利益率は5〜7%とまずまずの水準で、安定した成長を見せる。医療用デバイスに特化し、ニッチ市場で存在感を発揮するが、新興企業のドローン技術など異分野からの参入による競争激化がリスク。
強み
- 医療用精密機器に特化し、高い技術力と規制対応力を保有。
- 売上高・利益率とも緩やかに上昇し、堅実な経営。
- 医療機関との強固なリレーションシップを構築。
- 特定分野で高いシェアを有し、参入障壁が高い。
課題
- LiberawareやTerra Droneなど異業種からの参入が可能性。
- 医療機器規制の変更が事業に大きな影響を与える。
- ニッチ市場ゆえに市場規模が小さく、大幅な拡大は難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字がクリエートメディック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7713シグマ光機 | 177億円 | 20.0倍 |
| 2 | 7600日本エム・ディ・エム | 174億円 | 66.1倍 |
| 3 | 7727オーバル | 174億円 | 12.8倍 |
| 4 | 7775大研医器 | 136億円 | 13.3倍 |
| 5 | 7702JMS | 113億円 | — |
| 6 | 5187クリエートメディック | 111億円 | 18.8倍 |
| 7 | 7722国際計測器 | 110億円 | 7.0倍 |
| 8 | 7776セルシード | 78億円 | — |
| 9 | 7781平山ホールディングス | 73億円 | 10.9倍 |
| 10 | 7771日本精密 | 65億円 | 17.0倍 |
| 11 | 7707プレシジョン・システム・サイエンス | 59億円 | 14.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
シリコーン樹脂の医療応用を志した1974年の創業
1974年8月、ナスク株式会社として設立。シリコーン樹脂の医療分野における用途開発に着手した。1977年7月にはクリエートメディック株式会社と商号変更し、本社を横浜市緑区池辺町に移転。1978年7月、国産初のオールシリコーンフォーリーカテーテルの製品化に成功し、本格的な営業活動を開始した。この製品が同社の事業基盤を築く。
生産拠点の拡充と品質認証の取得(1985~2000年)
1985年に横浜市緑区佐江戸町に本社・工場を完成。1988年には北海道工場(岩見沢市)を新設し、同年本社内に技術研究所を設置。1990年に北海道工場第2期増設、1993年に第3期増設を完了。1997年には茨城工場(水戸市)を新設。1998年にはISO9001、CEマーキング、ISO9002などの品質認証を取得し、国際展開の基盤を固めた。2000年7月には東京証券取引所市場第二部に株式上場。
中国進出とベトナム展開で海外生産体制を構築
1996年2月、中国北京市に合弁会社・北京万東クリエート医用製品有限公司を設立。2001年3月には大連市に大連クリエート医療製品有限公司(現・連結子会社)を設立し、中国での製造・販売を本格化。2003年2月には販売子会社・クリエート国際貿易(大連)有限公司を設立。2010年6月、ベトナム・ドンナイ省に製造子会社を設立、2014年5月にはホーチミン市に販売子会社を設立し、東南アジアへの生産シフトを進めた。
上場市場の変遷と研究開発拠点の新設
1990年7月に日本証券業協会に店頭登録。2000年7月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2005年12月には市場第一部に指定。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2014年5月には川崎市に研究開発センターを新設し、2024年9月には殿町イノベーションオフィス・研究開発センターに改称。2024年9月、本社を横浜市港北区新横浜に移転した。
M&Aと事業再編によるグループ強化(2000年代)
2002年4月、株式会社精工タカネ(現・九州クリエートメディック株式会社)を子会社化。これにより国内販売網を強化。2007年3月には九州商品センター(北九州市)を新設。2014年5月には水戸工場の生産を北海道工場に統合し、水戸事業所は物流拠点に変更。生産効率化とコスト削減を進めた。
年表24件を開く
1970年代
- 1974年8月創業ナスク株式会社設立。シリコーン樹脂の医療分野における用途開発に着手。
- 1977年7月クリエートメディック株式会社と商号を変更し、本社を横浜市緑区池辺町に移転。
- 1978年7月国産初のオールシリコーンフォーリーカテーテルの製品化に成功し、本格的営業活動を開始。
1980年代
- 1985年7月横浜市緑区佐江戸町に新社屋(本社・工場)完成。
- 1988年5月北海道工場(北海道岩見沢市)が完成し、生産体制の強化を図る。
- 1988年11月基礎研究・開発に力を入れるため、本社内に技術研究所設置。
- 1989年8月横浜市港北区新横浜に本社移転。
1990年代
- 1990年4月北海道工場第2期増設工事完成。
- 1990年7月日本証券業協会に店頭売買銘柄新規登録。
- 1993年3月北海道工場第3期増設工事完成。
- 1993年8月初の外債(スイス・フラン建転換社債総額2千万スイス・フラン)発行。
- 1995年4月横浜市都筑区に新本社社屋(本社・開発部門・商品管理部門)が完成、移転。
- 1996年2月中国(北京市)に北京万東医療装備股分有限公司及び北京医薬集団有限責任公司と合弁で現地法人の医療機器製造・販売会社北京万東クリエート医用製品有限公司を設立。
- 1997年1月茨城工場(水戸市)新設。
- 1998年4月品質保証国際規格「ISO9001」、MDD適合証明「CEマーキング」ならびに「ISO9002」等認証取得。
2000年代
- 2000年7月上場水戸工場(茨城県水戸市)の新設により、茨城工場を併合。東京証券取引所市場第二部に株式上場。
- 2001年3月中国(大連市)に現地法人の医療機器製造・販売会社大連クリエート医療製品有限公司を設立(現・連結子会社)。
- 2002年4月M&A株式会社精工タカネ(現・九州クリエートメディック株式会社)を子会社化(現・連結子会社)。
- 2003年2月中国(大連市)に現地法人の医療機器販売会社クリエート国際貿易(大連)有限公司を設立(現・連結子会社)。
- 2005年12月東京証券取引所市場第一部銘柄の指定を受ける。
- 2007年3月九州商品センター(北九州市)を新設。
2010年代
- 2010年6月ベトナム国(ドンナイ省)に現地法人の医療機器製造会社ベトナムクリエートメディック有限会社を設立(現・連結子会社)。
- 2014年5月創業ベトナム国(ホーチミン市)に現地法人の医療機器販売会社ベトナムクリエートメディック国際貿易有限会社を設立。研究開発センター(川崎市)を新設。水戸工場を北海道工場に機能統合し、既存の建物は水戸事業所と改称。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
2020年代
- 2024年9月研究開発センターを殿町イノベーションオフィス・研究開発センターに改称。横浜市港北区新横浜に本社を移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,010人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は668万円で、9期前と比べて+13.7%。平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は20.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 1,121 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 1,112 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 1,189 | — |
| 2019年12月 | 587 | 44.2 | 19.1 | 1,183 | — |
| 2020年12月 | 591 | 44.7 | 19.6 | 1,216 | — |
| 2021年12月 | 605 | 45.6 | 20.6 | 1,170 | — |
| 2022年12月 | 611 | 46.3 | 21.3 | 1,117 | — |
| 2023年12月 | 627 | 45.9 | 21.0 | 962 | — |
| 2024年12月 | 641 | 46.6 | 21.6 | 1,002 | 70 |
| 2025年12月 | 668 | 45.9 | 20.9 | 1,010 | 99 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内クリエート国際貿易(大連)有限公司(注)1,2中華人民共和国 大連市議決権100.0%
- 国内九州クリエート メディック株式会社(注)1北九州市戸畑区議決権100.0%
- 海外ベトナムクリエート メディック有限会社(注)1ベトナム ドンナイ省議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は136億円、営業利益は10億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.6%、利益が+42.9%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 140億円 | 136億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 10億円 |
| 純利益 | 6億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥47 | ¥47 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は69億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.5%、営業利益は−40.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 29 | 1 | 3.4 | 1 |
| 2023年2Q | 31 | 2 | 6.5 | 2 |
| 2023年3Q | 32 | 3 | 9.4 | −3 |
| 2023年4Q | 34 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 30 | 1 | 3.3 | 1 |
| 2024年2Q | 33 | 2 | 6.1 | 5 |
| 2024年4Q | 67 | 4 | 6.0 | 2 |
| 2025年2Q | 66 | 5 | 7.6 | 4 |
| 2025年4Q | 70 | 5 | 7.1 | 3 |
| 2026年2Q | 69 | 3 | 4.3 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は93億円から136億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 93 | — | 9 | — | 5 |
| 2013年12月 | 99 | — | 10 | — | 5 |
| ベトナム国(ホーチミン市)に現地法人の医療機器販売会社ベトナムクリエートメディック国際貿易有限会社を設立。研究開発センター(川崎市)を新設。水戸工場を北海道工場に機能統合し、既存の建物は水戸事業所と改称。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。 | |||||
| 2014年12月 | 99 | — | 10 | — | 5 |
| 2015年12月 | 97 | — | 7 | — | 3 |
| 2016年12月 | 100 | — | 8 | — | 5 |
| 2017年12月 | 104 | — | 9 | — | 5 |
| 2018年12月 | 108 | — | 10 | — | 7 |
| 2019年12月 | 108 | — | 11 | — | 7 |
| 2020年12月 | 108 | — | 10 | — | 7 |
| 2021年12月 | 117 | — | 10 | — | 7 |
| 2022年12月 | 123 | — | 8 | — | 5 |
| 2023年12月 | 126 | — | 9 | — | 2 |
| 2024年12月 | 130 | 7 | 8 | 5.4 | 8 |
| 2025年12月 | 136 | 10 | 10 | 7.4 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高136億円のうち、営業利益として残るのは10億円で7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.9%76億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.8%50億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は51億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 3 | −15 | 4 | −12 | 29 |
| 2013年12月 | 10 | −6 | −4 | 4 | 30 |
| 2014年12月 | 12 | 6 | −7 | 18 | 41 |
| 2015年12月 | 7 | −5 | −6 | 2 | 37 |
| 2016年12月 | 14 | −3 | −3 | 11 | 44 |
| 2017年12月 | 5 | −2 | −7 | 3 | 41 |
| 2018年12月 | 8 | −6 | −6 | 2 | 36 |
| 2019年12月 | 9 | −5 | −5 | 4 | 34 |
| 2020年12月 | 12 | −7 | −8 | 5 | 31 |
| 2021年12月 | 12 | −6 | −4 | 6 | 34 |
| 2022年12月 | 5 | 0 | −4 | 5 | 37 |
| 2023年12月 | 7 | −4 | −4 | 3 | 38 |
| 2024年12月 | 22 | 3 | −9 | 25 | 57 |
| 2025年12月 | 5 | −6 | −6 | −1 | 51 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は201億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は81.1%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 165 | 115 | 50 | 69.5 |
| 2013年12月 | 174 | 124 | 50 | 70.9 |
| 2014年12月 | 179 | 129 | 50 | 72.0 |
| 2015年12月 | 172 | 131 | 41 | 76.5 |
| 2016年12月 | 176 | 126 | 50 | 71.6 |
| 2017年12月 | 173 | 129 | 44 | 74.6 |
| 2018年12月 | 172 | 129 | 43 | 74.8 |
| 2019年12月 | 172 | 132 | 40 | 76.8 |
| 2020年12月 | 171 | 132 | 39 | 77.4 |
| 2021年12月 | 181 | 142 | 39 | 78.7 |
| 2022年12月 | 189 | 147 | 42 | 78.0 |
| 2023年12月 | 193 | 149 | 44 | 77.6 |
| 2024年12月 | 200 | 158 | 43 | 78.6 |
| 2025年12月 | 201 | 163 | 38 | 81.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで52社中8位あたり、逆に低いのはROEで52社中45位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,144で、1年前と比べて+20.2%。過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 |
| PER (会社予想) | 16.6倍 |
| PBR | 0.56倍 |
| 配当利回り | 4.11% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+5.7%と上昇。7/17は1150円と25日線(1105円)を上回る。週足は上昇トレンド継続、52週高値1244円に接近。出来高は7/17に12600株とやや増加傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 14.2倍は業界平均29.1倍を下回り、PBR 0.59倍も平均3.60倍を大きく下回る。配当利回り3.88%は平均1.61%を上回り、ROE 4.4%と低いが、配当性向54.2%で安定配当を維持している。売上高は緩やかに増加し、営業利益率も改善傾向にあるが、ROEの低さがバリュエーションの重しとなっている。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 16.6倍 | — |
| PBR | 0.56倍 | 2.49倍 |
| ROE | 4.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2024年12月期は売上高130億円、営業利益5.4%と低収益。2025年12月期は売上高136億円、営業利益7.4%と改善見込みだが、成長率は緩やか。強気派は医療需要の安定性と利益改善を評価するが、弱気派は競争激化による低収益体質を懸念。PER14.2倍と割安感がある一方、成長性は乏しい。
- 業績改善傾向
営業利益率5.4%→7.4%と改善見込み
- 安定需要
医療機器は景気に左右されにくい
- PER割安
PER14.2倍は同業他社より低い
- 営業利益2期連続増益、利益率改善傾向通年影響強
FY2025/12期営業利益10億円、前期比43%増。FY2026も継続なら株価上昇
- PBR0.59倍、資産価値重視の見直し買い不定影響中
PBR0.589倍は解散価値割れ、株主還元強化期待で見直し
- 安定配当利回り3.88%が下支え継続影響弱
配当利回り3.88%は業界平均超、インカム需要で株価下支え
- 収益基盤強化による持続的成長2026年〜2027年影響中
コスト改善で営業利益率10%目標、売上高成長も緩やかに
- 低収益体質
営業利益率は一桁台、ROE4.4%と低い
- 成長鈍化
売上高成長率は年3%程度と低い
- 競争激化
海外メーカーとの競争で価格低下リスク
- 営業利益率10%未達なら株価調整リスク通年影響強
FY2025/12期営業利益率7.35%、10%目標未達は失望売り
- 売上高成長率の鈍化2026年Q2影響中
売上高前期比4.6%増、市場成熟で2%程度に減速の可能性
- ROE4.4%と低く、資本効率改善の遅れ継続影響中
ROE4.4%は資本コスト下回る可能性、改善なければバリュートラップ
- 大口顧客依存や特定製品への集中リスク不定影響弱
精密機器業界、特定顧客の受注変動で収益不安定
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を確認
- 売上高成長率
- 市場シェア拡大の有無を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり47円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは4.11%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 35 | — | 99.5 |
| 2017年12月 | 35 | 0.0 | 107.8 |
| 2018年12月 | 37 | 5.7 | 64.6 |
| 2019年12月 | 37 | 0.0 | 80.3 |
| 2020年12月 | 37 | 0.0 | 79.8 |
| 2021年12月 | 37 | 0.0 | 90.4 |
| 2022年12月 | 37 | 0.0 | 51.2 |
| 2023年12月 | 37 | 0.0 | — |
| 2024年12月 | 39 | 5.4 | 78.0 |
| 2025年12月 | 45 | 15.4 | 54.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥47
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ7,027人。区分でいちばん多いのは個人・その他で66.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.7%を占め、残る73.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 53.8 | 53.9 | 57.7 | 60.5 | 63.9 | 66.8 |
| 事業法人 | 20.4 | 20.3 | 20.6 | 20.6 | 21.1 | 19.8 |
| 自己株式 | 5.9 | 5.9 | 5.8 | 5.8 | 11.1 | 13.2 |
| 金融機関 | 19.5 | 18.8 | 15.6 | 13.2 | 8.5 | 6.9 |
| 外国法人 | 5.5 | 5.9 | 5.2 | 4.2 | 4.5 | 4.6 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.2 | 0.8 | 1.5 | 1.9 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | つづき企画株式会社 | 11.94 |
| 02 | 中尾 廣政 | 6.66 |
| 03 | 公益財団法人中尾奨学財団 | 6.21 |
| 04 | 株式会社横浜銀行 | 4.36 |
| 05 | 中尾 政嗣 | 2.60 |
| 06 | 明治安田生命保険相互会社 | 2.18 |
| 07 | 光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合委員光通信株式会社 | 2.10 |
| 08 | 笠原 正孝 | 2.05 |
| 09 | クリエートメディック従業員持株会 | 1.44 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC(インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社 代表取締役 ケリガン ダニエル) | 1.21 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+58%、1株純資産は14期で+63%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 53 | 1,192 | 4.6 | 14.8 | 104.1 |
| 2013年12月 | 55 | 1,285 | 4.5 | 17.5 | 81.1 |
| 2014年12月 | 51 | 1,341 | 3.9 | 20.2 | 120.4 |
| 2015年12月 | 35 | 1,367 | 2.6 | 26.9 | 918.6 |
| 2016年12月 | 55 | 1,353 | 4.0 | 17.5 | 99.5 |
| 2017年12月 | 50 | 1,381 | 3.7 | 26.0 | 107.8 |
| 2018年12月 | 72 | 1,383 | 5.2 | 13.7 | 64.6 |
| 2019年12月 | 78 | 1,414 | 5.6 | 13.5 | 80.3 |
| 2020年12月 | 71 | 1,454 | 5.0 | 13.9 | 79.8 |
| 2021年12月 | 73 | 1,564 | 4.8 | 13.5 | 90.4 |
| 2022年12月 | 53 | 1,618 | 3.3 | 16.6 | 51.2 |
| 2023年12月 | 17 | 1,642 | 1.0 | 52.7 | — |
| 2024年12月 | 95 | 1,834 | 5.5 | 9.6 | 78.0 |
| 2025年12月 | 84 | 1,948 | 4.4 | 12.2 | 54.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 今澤修 | 代表取締役 社長 | 64 | 7,000 |
| 赤岡洋三 | 専務取締役(開発・薬事管掌)(連結グループ担当) | 64 | 20,000 |
| 秋元克也 | 取締役(国内営業担当)(輸出担当) | 63 | 15,000 |
| 橋井敦 | 取締役(監査等委員) | 71 | 15,000 |
| 磯貝和敏 | 取締役(監査等委員) | 70 | 3,000 |
| 日暮良一 | 取締役(監査等委員) | 73 | — |
| 工藤敦子 | 取締役(監査等委員) | 63 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 43 | 19 | 4 | 74 | 15 |
| 社外取締役 | 3 | 17 | — | — | 17 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容203字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,211字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,398字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,815字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第53期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第52期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第52期(2025/01/01-2025/06/30)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第51期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第51期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
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