概要
株式会社アルファは、1984年1月に岡山県岡山市で設立された総合販売促進企業である。スーパーマーケットなどの流通小売業を主な顧客とし、店頭で消費者の購買行動を促すPOP広告(ポスター、のぼり、POP等)の企画・デザイン・製作・販売を一貫して手がける。2024年8月期の連結売上高は約64億円、従業員数は334名。岡山本社のほか東京・大阪・名古屋・福岡など全国に支店網を持ち、近年はデジタル領域へも事業を拡大している。
「買いたい」を引き出す総合販促業という事業領域
アルファは「買いたい」をつくり続けることをミッションに掲げ、小売店頭における販売促進活動を総合的に支援する。主力はPOP広告(Point of Purchase advertising)で、消費者が商品を購入する瞬間に訴求するポスター、のぼり、タペストリー、デコレーションなどの企画・製作を手がける。単なる物販ではなく、メーカーと小売業のタイアップキャンペーンの企画提案や、デジタル技術を活用した抽選システムの運営まで含む幅広いサービスを提供する。
ポップギャラリー、別注、役務の3つの収益源
売上は大きく3つの区分から構成される。2024年8月期の実績では、ポップギャラリー製商品(カタログ品やオンライン販売)が2,778百万円で構成比43.6%、別注製品(顧客ごとにデザイン・製作する特注品)が2,359百万円で37.1%、役務サービス(キャンペーン運営やデジタルサービス等)が1,227百万円で19.3%となった。役務サービスは前年比15.0%増と成長が顕著であり、従来のモノ売りからサービス・デザインへのシフトが進んでいる。
関東地区に集中する顧客と多業種への展開
販売実績を地域別に見ると、2024年8月期は関東地区が3,862百万円と全体の60.7%を占める最大の市場である。次いで近畿地区703百万円、東海地区610百万円と続く。業種別では製造業(2,120百万円)と小売業(2,201百万円)がほぼ同規模で主要顧客層を形成し、卸売業、サービス業がそれに続く。アルファは全国8か所の支店・営業所を通じて、食品・飲料メーカーから百貨店、コンビニエンスストアまで幅広い業種へ販促ツールを提供している。
2024年8月期に利益を回復した財務体質
直近の業績推移を見ると、2021年8月期以降、売上高は58億円→56億円→54億円と減少傾向にあったが、2024年8月期には61億円、2025年8月期には64億円と回復基調にある。営業利益は2024年8月期に1億円、2025年8月期に2億円と黒字転換した。総資産は2025年8月期末で45億円、自己資本比率は明示されていないが、負債の内訳には短期借入金や電子記録債務が含まれる。財務の健全性は引き続き注視が必要である。
業界の中での役割は小売流通業界の販売促進を支えるPOP・店頭装飾の専門企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01流通小売業(スーパーマーケット等)主力
スーパーマーケット等の流通小売業を中心に、店頭や店内に設置する販売促進広告(ポスター、のぼり、POP等)の企画・製作・販売を行う。さらに、POP作成アプリ「POPKIT」の提供も開始。
日本初のPOP作成アプリサービス
- ポスター
- 店頭や店内で販売促進のための情報を伝える印刷物。
- のぼり
- 店頭などに設置し、商品やキャンペーンを訴求する布製の広告。
- タペストリー
- 壁面などに飾る布製の装飾広告。
- POP広告
- 購買時点で消費者に商品情報を伝える小型広告。ポスターやデコレーションなどの形態がある。
- POPKIT(ポップキット)
- 日本初のPOP作成アプリサービス。ユーザーがスマートフォンやPCで簡単にPOPを作成できる。
製品と技術
標準化とカスタマイズの両軸を持つPOP製商品
アルファの主力製品は大きく「ポップギャラリー製商品」と「別注製品」に分かれる。ポップギャラリーは、常時取り揃えるカタログ品やオンラインショップで販売する標準品で、のぼり、ポスター、タペストリー、デコレーションなど多種多様。顧客はWeb上で簡単に注文でき、2024年8月期にはオンライン販売が伸長した。別注製品は、メーカーや小売業の個別ニーズに合わせて企画・デザインから一貫制作する特注品で、食品・飲料の販促キャンペーン向けが中心。両者を組み合わせることで、汎用性と独自性を両立している。
デジタルシフトを加速する新サービス群
アルファは1998年のFAXエクスプレスに続き、近年デジタル領域への投資を強化している。子会社POPKIT株式会社を設立し、日本初のPOP作成アプリ「POPKIT」を運営・提供。ユーザーがスマホやPCで簡単にPOPを作成・印刷できるサービスで、2025年5月にはAndroid版もリリースした。また、2024年7月にはWeb抽選システム「フェアマネ!」の事業譲渡を受け、クローズドキャンペーンのデジタル運営力を強化。これらのサービスは、従来の紙・リアル中心のビジネスモデルにデジタルの層を重ねる戦略の一環である。
店頭プロモーションを支えるクローズドキャンペーン運営
店頭プロモーション事業では、メーカーと小売業が共同で実施する消費者向けキャンペーンの企画・運営を手がける。特にクローズドキャンペーン(抽選式・応募式)が主力サービスとして定着しており、実店舗での紙媒体展開に加え、WebやSNSを活用したデジタル抽選システムへと進化している。キャンペーン事務局の運営業務も合わせて提供し、2024年8月期の役務サービス売上は1,227百万円と前年比15%増を達成した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 流通小売業(スーパーマーケット等)日本初のPOP作成アプリサービス
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
障害者雇用支援で存在感、低収益性課題
障害者雇用支援サービスを提供し、ジンジブやイシンなどと競合する。売上高61億円と一定規模だが、営業利益率1.64%と低く、収益性改善が急務。2025/8期は売上高64億円、営業利益率3.13%と改善見込みだが、依然低位。人材派遣・紹介事業が中心で、競合との価格競争や人材確保難が収益を圧迫している。
強み
- 障害者雇用に特化したノウハウと実績を有し、企業ニーズに応える。
- 法定雇用率の引き上げに伴い、障害者雇用需要は底堅く推移。
- 人材紹介、派遣、コンサルティングなど総合的に支援可能。
- 一定の大企業クライアントを抱え、信用力を活かした営業が可能。
課題
- 営業利益率が1~3%と低く、事業効率化や高付加価値化が必要。
- 障害者人材の獲得競争が激しく、紹介手数料が上昇し収益を圧迫。
- ジンジブなど競合も多く、サービス内容が似通い顧客獲得競争が激しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がアルファ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7090リグア | 15億円 | — |
| 2 | 4760アルファ | 14億円 | 8.9倍 |
| 3 | 6190フェニックスバイオ | 14億円 | 11.1倍 |
| 4 | 9250GRCS | 14億円 | — |
| 5 | 9610ウィルソン・ラーニング ワールドワイド | 14億円 | — |
| 6 | 143Aイシン | 14億円 | 286.9倍 |
| 7 | 9213セイファート | 14億円 | — |
| 8 | 9331キャスター | 14億円 | — |
| 9 | 9330揚羽 | 13億円 | — |
| 10 | 7093アディッシュ | 13億円 | 26.4倍 |
| 11 | 7362T.S.I | 13億円 | 9.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
1984年、岡山の小さな会社からスタート
株式会社アルファは1984年1月、資本金500万円で岡山県岡山市桑野に設立された。創業時の目的は「広告等販売促進用品の企画、製作、販売」。発足当初は地元岡山を拠点に、小売店向けのPOP広告を中心に事業を始めた。同年10月には本社社屋と倉庫を岡山市桑野709番地6に竣工・移転し、生産・物流の基盤を整えた。この早期の設備投資が後の全国展開の足がかりとなる。
1985〜1991年、四大都市への支店ネットワーク形成
創業後わずか1年で東京営業所を開設し、続いて大阪、名古屋、九州と主要都市に営業所を新設した。1987年には東京営業所を支店に昇格させ、以降、大阪(1989年)、名古屋(1990年)、福岡(1991年)も支店化。各支店は拡張移転を繰り返しながら、地域密着型の営業体制を構築した。この時期に全国主要商圏をカバーする販売網が整い、売上拡大の基盤が固まった。
1991年、コンピュータPOP事業への進出
1991年9月、アルファは新規事業としてコンピュータを使ったPOP作成の請負と、手描きPOP講師派遣の業務を開始した。これは従来の紙媒体主体のPOP制作にデジタル技術を取り入れる試みであり、後のデジタル領域への展開の先駆けとなる。手描きPOPの講師派遣は、小売現場の従業員教育にも貢献し、顧客との関係強化につながった。
1996年の合併と物流センター稼働
1996年3月、アルファは形式上の存続会社である旧社名日本興発株式会社に吸収合併され、商号を再び株式会社アルファに変更した。同年9月には岡山物流センターを新設し、物流管理の効率化を図った。さらに北関東支店(関東支店)を新設し、関東エリアのサービス力を強化。これらの投資は、増加する受注に対応するための組織・物流基盤の整備であった。
1998年、FAXエクスプレスでPOP配信の革新
1998年10月、FAXを使ったPOP配信システム「FAXエクスプレス」を事業化した。これは遠隔地の店舗に瞬時にPOPデータを送信・印刷できるサービスで、当時としては画期的な仕組みだった。このシステムにより、アルファは顧客の店舗展開スピードに合わせた迅速な納品を実現し、競合との差別化を図った。続く1999年には広島支店を新設し、中国地方の営業拠点も拡充した。
年表19件を開く
1980年代
- 1984年1月創業広告等販売促進用品の企画、製作、販売を目的として株式会社アルファを設立(資本金5百万円、本社所在地岡山県岡山市桑野516番地3)。
- 1985年1月東京営業所を東京都港区に新設。
- 1985年9月大阪営業所を大阪市淀川区に新設。
- 1986年1月名古屋営業所を名古屋市中区に新設。
- 1986年10月本社社屋及び倉庫を岡山県岡山市桑野709番地6に竣工し、移転。
- 1987年1月九州営業所を福岡市博多区に新設。
- 1987年10月東京営業所を東京都港区に東京支店として昇格移転。
- 1989年4月大阪営業所を大阪市淀川区に大阪支店として昇格移転。
1990年代
- 1990年7月名古屋営業所を名古屋市千種区に名古屋支店として昇格移転。
- 1990年9月本社新社屋完成。
- 1991年1月九州営業所を福岡市中央区に福岡支店として昇格移転。
- 1991年9月新規事業としてコンピュータPOP作成、請負、手描きPOP講師派遣の業務を開始。
- 1994年10月東京支店を東京都港区に拡張移転。
- 1995年6月大阪支店を大阪市淀川区に拡張移転。
- 1996年3月M&A株式の額面金額変更と単位株制度導入を目的として形式上の存続会社である旧社名日本興発株式会社に吸収合併され、株式会社アルファと商号変更する。
- 1996年9月名古屋支店を名古屋市中区に拡張移転。福岡支店を福岡市博多区に拡張移転。物流管理の効率化を目的に岡山物流センターを岡山県岡山市に新設。
- 1996年11月北関東支店(関東支店)を東京都港区に新設。
- 1998年10月FAXエクスプレス(FAXを使ったPOP配信システム)の事業開始。
- 1999年3月広島支店を広島市東区に新設。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
購買行動全段階への価値提供
従来の購買時点広告に加え、認知・興味・情報収集から継続購入・共有拡散までの各段階で顧客に価値を提供する新たな企画・サービスを創出する。
- 02
主要3事業のブラッシュアップ
POP GALLERY事業、店頭プロモーション事業、サービス・デザイン事業の付加価値を高め、現場主体の自由な発想で長期継続的な改善を行い競合との差別化を図る。
- 03
デジタル領域の新サービス開発
オンラインサイトへのシステム投資、WEB・SNSを活用したプロモーション、POP作成アプリ「POPKIT」のAndroid版リリースなどデジタル技術を駆使した事業を推進する。
- 04
新事業・提携・M&Aの模索
高付加価値な企画提案活動を強化するため、新サービスや事業提携・M&A等の機会を探る。
- 05
人的資本への投資継続
社員の人間力を原動力と位置づけ、教育投資・システム投資・人事制度構築に継続的に経営資源を投じる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で334人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は491万円で、9期前と比べて+0.5%。平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は14.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年8月 | — | — | — | 355 | — |
| 2017年8月 | — | — | — | 361 | — |
| 2018年8月 | — | — | — | 377 | — |
| 2019年8月 | 489 | 37.5 | 12.3 | 373 | — |
| 2020年8月 | 481 | 37.9 | 12.7 | 374 | — |
| 2021年8月 | 459 | 38.4 | 13.0 | 365 | — |
| 2022年8月 | 468 | 39.2 | 13.9 | 354 | — |
| 2023年8月 | 476 | 39.3 | 14.0 | 351 | — |
| 2024年8月 | 469 | 39.9 | 14.1 | 350 | 29 |
| 2025年8月 | 491 | 40.4 | 14.8 | 334 | 60 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内POPKIT(株)東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は64億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+100.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 66億円 | 64億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 14 | −1 | −7.1 | −1 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 17 | 1 | 5.9 | 1 |
| 2024年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 15 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 14 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年2Q | 32 | 1 | 3.1 | 1 |
| 2025年4Q | 32 | 1 | 3.1 | 0 |
| 2026年2Q | 33 | 2 | 6.1 | 1 |
| 2026年3Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年8月期からの14期で、売上は72億円から64億円へ89%に減った。直近期の営業利益率は3.1%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 72 | — | 2 | — | 1 |
| 2013年8月 | 70 | — | 1 | — | 0 |
| 2014年8月 | 67 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年8月 | 64 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年8月 | 75 | — | 2 | — | 0 |
| 2017年8月 | 76 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年8月 | 75 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年8月 | 70 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年8月 | 61 | — | −4 | — | −6 |
| 2021年8月 | 58 | — | 0 | — | −7 |
| 2022年8月 | 56 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年8月 | 54 | — | −3 | — | −4 |
| 2024年8月 | 61 | 1 | 1 | 1.6 | 1 |
| 2025年8月 | 64 | 2 | 2 | 3.1 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高64億円のうち、営業利益として残るのは2億円で3.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.9%39億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.9%23億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.1%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年8月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は5億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 1 | 0 | −2 | 1 | 4 |
| 2013年8月 | −2 | −2 | 3 | −4 | 3 |
| 2014年8月 | 3 | 1 | −1 | 4 | 5 |
| 2015年8月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 5 |
| 2016年8月 | 3 | 0 | −3 | 3 | 5 |
| 2017年8月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 4 |
| 2018年8月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 4 |
| 2019年8月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| 2020年8月 | −4 | 2 | 2 | −2 | 6 |
| 2021年8月 | 1 | −1 | 1 | 0 | 7 |
| 2022年8月 | −2 | −1 | 1 | −3 | 6 |
| 2023年8月 | −3 | −1 | 2 | −4 | 4 |
| 2024年8月 | 2 | 3 | −2 | 5 | 6 |
| 2025年8月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 5 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年8月期の総資産は45億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は33.6%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 43 | 23 | 20 | 51.8 |
| 2013年8月 | 47 | 23 | 24 | 48.6 |
| 2014年8月 | 47 | 23 | 24 | 48.5 |
| 2015年8月 | 47 | 25 | 22 | 53.1 |
| 2016年8月 | 52 | 24 | 28 | 45.4 |
| 2017年8月 | 53 | 26 | 27 | 48.4 |
| 2018年8月 | 51 | 26 | 25 | 51.0 |
| 2019年8月 | 52 | 23 | 29 | 45.6 |
| 2020年8月 | 43 | 19 | 24 | 45.2 |
| 2021年8月 | 38 | 14 | 24 | 36.2 |
| 2022年8月 | 35 | 11 | 24 | 32.2 |
| 2023年8月 | 38 | 10 | 28 | 25.8 |
| 2024年8月 | 43 | 14 | 29 | 32.4 |
| 2025年8月 | 45 | 15 | 30 | 33.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中96位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中433位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,569で、1年前と比べて-19.2%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 0.92倍 |
| 配当利回り | 4.46% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で-5.5%下落し、年初来安値(1510円)に接近。25日線(1619.84円)を約-3%下回り、上値抵抗が強まっている。週足では下降トレンドが続き、52週高値(2513円)からは-37%の水準。出来高は直近で2000〜3000株と低調で、売買が細っている。RSIは35.5と過熱感はないが、反発の兆しは限定的。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは8.94倍と業界平均22.50倍を大幅に下回り、PBRも0.92倍で割安圏。ROEは8.8%と同業界平均が不明だが、サービス業としては平均的。配当利回り4.46%は業界平均2.73%を上回り、配当性向37.1%と余裕がある。直近の純利益は1億円と小幅だが、黒字化しており改善傾向。割安なバリュエーションに加えて配当利回りの高さが魅力だが、収益規模の小ささがリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 9.7倍 | — |
| PBR | 0.92倍 | 3.51倍 |
| ROE | 8.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は増加傾向にあるものの、利益率は低く、株価は1年で約34%下落と低迷している。強気派は、売上拡大と利益率改善への期待から、業績の回復を予想する。一方、弱気派は、人材サービス業界の競争激化や法規制の強化、収益性の低さを指摘し、将来の成長に疑問を投げかける。2025年8月期の営業利益率は3%強と低く、競争力や付加価値の低さが懸念される。
- 売上高の増加
2024年8月期から増収傾向。事業拡大の余地がある。
- 収益改善の兆し
営業利益率が改善傾向にあり、構造改革の効果が出始めている。
- 割安な株価水準
PBRは0.9倍と1倍割れで、株価が純資産を下回っている。
- 営業利益倍増、利益率3.13%へ改善通年影響中
売上高64億円で営業利益2億円(前期1億円から倍増)。営業利益率は3.13%と前期比1.49pt改善
- 配当利回り4.46%の高水準通年影響弱
配当利回り4.46%は預金金利を大幅に上回る。時価総額14億円と小さいが安定配当が株価を下支え
- PBR0.92倍の解散価値割れ継続影響弱
PBR0.92倍で1株純資産を8%下回る。ROE8.8%が継続すれば改善余地があるとの見方
- 売上高3期連続増収継続影響弱
売上高は54→61→64億円と増加。黒字化も達成し経営基盤が強化されている
- 低い収益性
営業利益率は3%前後と低く、価格競争に晒されている。
- 法的規制のリスク
派遣法の規制強化で事業展開が制限される可能性がある。
- 業績の不安定さ
過去に赤字を経験し、安定した収益力の構築が課題。
- 市場はEPS約8%減を予想2026/8期影響中
実績PER8.9倍に対し予想PER9.7倍、EPSは約8%減少の見込み。減益が株価の重し
- 時価総額14億円と超小型継続影響弱
時価総額14億円は東証上場でも極めて小型。流動性が低く需給で株価が大きく変動
- 営業利益2億円と利益幅が薄い通年影響中
売上高64億円に対し営業利益2億円(率3.1%)。固定費増加で赤字転落のリスクがある
- 外国人保有0.96%と低い継続影響弱
外国人保有比率0.96%と低く、海外マネーの流入が限定的。需給が細く上値が重い
- 営業利益率
- 収益性改善の鍵を握り、事業の競争力を示す。
- 派遣稼働率
- 人材供給の需給動向を反映し、売上高に直結する。
- 単価上昇率
- 価格競争からの脱却と付加価値向上の度合いを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは4.46%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年8月 | 60 | — | — |
| 2017年8月 | 70 | 16.7 | 34.2 |
| 2018年8月 | 60 | −14.3 | 44.4 |
| 2019年8月 | 60 | 0.0 | 114.2 |
| 2020年8月 | 60 | 0.0 | — |
| 2021年8月 | 40 | −33.3 | — |
| 2022年8月 | 30 | −25.0 | — |
| 2024年8月 | 50 | 66.7 | 30.1 |
| 2025年8月 | 60 | 20.0 | 37.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ563人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.5%を占め、残る57.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 53.8 | 52.8 | 51.5 | 53.5 | 50.5 | 51.6 |
| 事業法人 | 38.5 | 38.3 | 38.9 | 38.9 | 38.5 | 37.1 |
| 自己株式 | 12.1 | 12.1 | 12.2 | 12.2 | 12.2 | 12.2 |
| 金融機関 | 5.8 | 5.9 | 5.5 | 5.4 | 5.7 | 5.4 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.5 | 2.5 | 1.3 | 4.3 | 4.9 |
| 外国法人 | 1.1 | 1.4 | 1.5 | 0.9 | 0.8 | 0.7 |
| 外国人個人 | — | — | — | 0.0 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社タカオコーポレイション | 24.99 |
| 02 | 株式会社シタナ | 5.46 |
| 03 | アルファ社員持株会 | 4.63 |
| 04 | 株式会社トマト銀行 | 4.26 |
| 05 | 浅野 薫 | 2.96 |
| 06 | 浜崎 正行 | 2.82 |
| 07 | 藤井 昌博 | 2.50 |
| 08 | 髙尾 宏和 | 2.18 |
| 09 | 白石 康信 | 2.06 |
| 10 | 株式会社ビザビ | 1.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1501%、1株純資産は14期で+577%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 10 | 280 | 3.5 | 13.0 | 50.3 |
| 2013年8月 | 4 | 281 | 1.3 | 44.6 | 137.1 |
| 2014年8月 | 86 | 2,855 | 3.0 | 21.7 | 57.8 |
| 2015年8月 | 109 | 3,131 | 3.6 | 17.3 | 45.8 |
| 2016年8月 | −55 | 2,923 | — | — | — |
| 2017年8月 | 212 | 3,202 | 6.9 | 10.4 | 34.2 |
| 2018年8月 | 135 | 3,261 | 4.2 | 15.0 | 44.4 |
| 2019年8月 | 9 | 2,922 | 0.3 | 182.8 | 114.2 |
| 2020年8月 | −759 | 2,390 | — | — | — |
| 2021年8月 | −858 | 1,723 | — | — | — |
| 2022年8月 | −166 | 1,411 | — | — | — |
| 2023年8月 | −489 | 1,218 | — | — | — |
| 2024年8月 | 166 | 1,721 | 11.3 | 10.3 | 30.1 |
| 2025年8月 | 159 | 1,894 | 8.8 | 12.9 | 37.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/8期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 浅野薫 | 代表取締役会長 | 80 | 27,067 |
| 岡本悟征 | 代表取締役社長 東日本企画営業部、西日本企画営業部、営業推進部、Can-a事業部担当 | 55 | 565 |
| 髙尾宏和 | 取締役 執行役員 総務部、情報システム室、経営企画室担当兼経営企画室長 | 51 | 20,000 |
| 難波和彦 | 取締役 執行役員 財務部、内部監査室担当兼内部監査室長 | 65 | 400 |
| 枝光恭宏 | 取締役 執行役員 マーケティング部、ビジネスサポート部、WEB事業部、POPGALLERY事業部、メディア・デザイン部、業務部、業務管理部、物流部担当兼子会社統括部長 | 56 | 1,200 |
| 橋本義明 | 取締役 | 67 | — |
| 安福勤 | 監査役(常勤) | 67 | — |
| 有澤和久 | 監査役 | 64 | — |
| 青山智紀 | 監査役 | 52 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 86 | 86 | 17 |
| 社外監査役 | 3 | 15 | 15 | 5 |
| 社外取締役 | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容610字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,703字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,942字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,308字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-28
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